![]() | 文学少女 セシリア [キャロルの寝室で目を覚ました] ――私、どうして――此処は? [頭を軽く振り、眠る前の出来事を思い返した。エッタのこと、そして無我夢中で走っていてキャロルに助けられ此処で眠っていたのだということを思い出す] そうか。――キャロルさん? [返事は無い。テーブルの上に、キャロルからの置手紙を見つけ、それを読むと立ち尽くしたまま迷った] どうしよう。 気が付いたら、夜明けまであと2時間を切っている。 今から集会所へ向かうのも――。 [エッタの倒れた姿を見た瞬間を思い出し] ――いや、夜明け直前に集会所にいて、またあんな思いをするのは嫌だ。ここにこのままいさせてもらおう。 |
(633)2005/12/25 04:28:27 |