人狼審問

- The Neighbour Wolves -

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(897)Red snow white : 1日目 (1)
 集会場は不信と不安がない交ぜになった奇妙な空気に満たされていた。

 人狼なんて本当にいるのだろうか。
 もしいるとすれば、あの旅のよそ者か。まさか、以前からの住人であるあいつが……
自警団長 アーヴァイン
 あー、諸君、聞いてくれ。もう噂になっているようだが、まずいことになった。
 この間の旅人が殺された件、やはり人狼の仕業のようだ。

 当日、現場に出入り出来たのは今ここにいる者で全部だ。
 とにかく十分に注意してくれ。
どうやらこの中には、守護者が1人、狂信者が1人、霊能者が1人、占い師が1人、人狼が2人、含まれているようだ。
現在の生存者は、村長の娘 シャーロット、鍛冶屋 ゴードン、書生 ハーヴェイ、見習いメイド ネリー、酒場の看板娘 ローズマリー、双子 リック、双子 ウェンディ、新米記者 ソフィー、学生 ラッセル、文学少女 セシリア、流れ者 ギルバート、冒険家 ナサニエル、美術商 ヒューバート、の13名。
書生 ハーヴェイは、「双子 リック」「新米記者 ソフィー」から人狼の気配を感じた……
見習いメイド ネリー
頑張りますよっ。
2005/10/03 02:07:29
双子 リック
初めまして、ソフィーさん。じゃあお言葉に甘えて、ソフィーと呼びますね。 僕のこともリックと呼んでください。
ウェンディの荷物、わざわざありがとうございます。

[リックはウェンディの荷物を部屋の一角に集めた。]

ふう。 もう、ディ。久しぶりのバカンスだからはしゃいじゃってるだろ。僕、恥かいたじゃないか…
(0)2005/10/03 02:11:01
書生 ハーヴェイ
『わたしたち、学術的にとても貴重な遺跡の、発掘調査をしてるの。その仲間達が、今日久しぶりに集まって──』

[その言葉にハーヴェイはシャーロットに向き直ると、きざな仕種で人差し指を立てて振って見せた。]

それは――内輪の話だからね。

ああ、ラッセル君。僕達は同じ趣味を持つ者同士で集まって、発掘調査をしてるのさ。もっとも、成果らしい成果はまだないと言って良いんだけどね。
調査が進めば、学術的にも貴重な話になると思うんだが、中々、ね。

[ その時、馬車が止まった。別荘の威風ある玄関が窓から覗く。]


さあ、着いたようだ。
女性をエスコートして差し上げたいところではあるけど……ラッセル君を連れて行かなきゃな。
さあ、入ろうか。

[御者の開けてくれた扉を潜り、ハーヴェイ、ローズマリー、シャーロット、ナサニエル、そしてラッセルは別荘へと入って行った。]
(1)2005/10/03 02:13:30
村長の娘 シャーロット
[【ペンション正面】
到着した馬車を降り、荷物やけが人を下ろすと、御者さんにお礼を言って別れた。
日も暮れかかって、寒さが身に染みる…

すっかり冷えて、かじかんだ手を吐息で温めて、冷たいノッカーを叩いた。
]

もしもーし、お邪魔しまーす!
(2)2005/10/03 02:13:44
流れ者 ギルバート
【食堂】
[食堂にソフィーを伴い、入ると既に一部が配膳されていた。
ギルバートはソフィーに椅子を引いてやると、悪戯っぽく笑って手で指し示した。]

どうぞ、マドモアゼル・ソフィー。
(3)2005/10/03 02:14:37
村長の娘 シャーロットが「時間を進める」を選択しました
見習いメイド ネリー
[別荘の厨房から、人数分のカップ、紅茶と湯のポット、ワインとワイングラス…
そしてサンドイッチやチョコレートなどの軽食を載せたワゴンと共に
ネリーは食堂へと姿を現した。

磁器でできた華奢なティーカップや皿は、
彼女がイギリスにいた頃のお屋敷で目にしたものを思い出すような、
華奢な細工が施されていた]

皆様、ようこそいらっしゃいました。
今宵より皆様のお世話をさせていただきます、ネリーと申します。

軽食と温かいものをご用意いたしました。
お夕食の準備が整うまで、こちらでごゆっくりとお寛ぎください。

[そう口にすると、彼女はゆっくりとお辞儀をした]
(4)2005/10/03 02:17:36
見習いメイド ネリーは、玄関ホールからの人の声に気がついた。
2005/10/03 02:18:04
双子 リックが「時間を進める」を選択しました
文学少女 セシリア
【食堂】

[セシリアは足音を静かに食堂へと入っていった。]

おじさま…?ゴードンさん…?
あっ…!?

[セシリアは見知らぬ1組の男女がいることに気がついた。そしてうつむき、頬を赤らめた。]

(……あの男の人、どこかで見かけたことがあるような…)

『もしもーし、お邪魔しまーす!』

[屋敷のドアの開く音…、そしてセシリアの背後から聞こえる喧騒…]

えっ、えっ!?

[あまりに急に押し寄せる多くの人の存在にセシリアは混乱した。]
(5)2005/10/03 02:18:50
見習いメイド ネリー
到着したお客様がいらっしゃるようです。
それでは私は一旦失礼いたします。

それでは、どうぞごゆっくりお寛ぎを…

[ネリーは食堂の入り口でもう一度軽くスカートを摘んでお辞儀をすると、
優雅な動作で踵を返し、玄関ホールへと向かった。]
(6)2005/10/03 02:19:45
双子 ウェンディ
【212号室】
[手入れの行き届いた室内は建物同様趣味のよい調度品が使われている。荷物を部屋の片隅に置くと何気なしに窓の外を覗く。先刻までは温かい日差しに溢れていたが、にわかに雪が降り始めひゅうひゅうと風が音を立てて渦巻いていた]
[振り返ると、猫足の椅子に腰掛けたリックが私をみている。私が視線に気づいたのがわかると口端が僅かにああった]

『ふう。 もう、ディ。
久しぶりのバカンスだからはしゃいじゃってるだろ。僕、恥かいたじゃないか…』

[リックの口調は優しかったがほんの少しだけ私を詰る色が含まれていた]

お兄様… ごめんなさい。
私がのんびりしていたから… 
今後は気をつけるからどうか怒らないで…?
(7)2005/10/03 02:23:48
見習いメイド ネリーが「時間を進める」を選択しました
見習いメイド ネリー
【玄関ホール】
[ノッカーの音、そして女性の声に、
ネリーはゆっくりと重い扉を開いた。]

…ご到着のお客様でいらっしゃいますね。

外はあいにくと吹雪いてくるようですが、
館の中を暖めてお待ちしておりました。

…お荷物は私が中にお運びしますので、
皆様、食堂へお越しください。
温かいもの、軽いものをご用意してございます。
夕食のご用意が整うまで、そちらでお寛ぎください。

[ネリーはお辞儀をし、吹き込んでくる雪と共に訪問客を招き入れると、
御者に手伝ってもらい、馬車の荷物を館に運び入れた]
(8)2005/10/03 02:24:43
新米記者 ソフィー
[1階に下りると、エントランスから5人の男女が中に入ってきたところだった。開いた扉から強く冷たい風と荒れ狂ったような雪が入り込んできた。]

うわー、凄い吹雪いてるね。
これだと、明日は滑りに行けないかな…?

[そんな事を言いながら、ギルバートをソフィーは食堂へと入っていった。5人には後ほど挨拶しよう、そう心の中で呟きながら…。]

【食堂】

『どうぞ、マドモアゼル・ソフィー。』

ありがとう、ギルバート。

[ソフィーはギルバートと小さく噴き出し、彼が引いた椅子に腰かけた。そこにネリーが軽食と紅茶を持って来た。]

ありがとう、ネリー。

[その後、ソフィーはギルバートとの会話を弾ませ、他の人たちが食堂に向かうのを待った。]
(9)2005/10/03 02:24:59
双子 リック
まあ…いいさ。昨日の今日、始まったことじゃないしね。

[リックはウェンディに対して優しくともぼやきとも受け取れる言葉をかけた。]

さ、食堂の方に行こうか。みんな集まってるみたいだし。 僕たちの知らない人ばっかりだから、やっぱりごあいさつしておかないとね。
(10)2005/10/03 02:29:35
見習いメイド ネリー
お屋敷では、こなすことがたくさんです。
お食事の用意までは、私一人では手が回りません。

今日はアーヴァインさま、ゴードンさん、そして私を入れて
16名分のご用意をしなくてはなりません。
使用人の食事は賄いと同じですが、アーヴァインさまは同じでも良いと
仰ってくださいましたから、ちょっと安心しています。
2005/10/03 02:32:42
村長の娘 シャーロット
[
厚い扉が重たげに開き、新緑色の髪を三つ編みにした女性が、わたしたちを招き入れてくれた。温かい空気に、ほっとする。
彼女は食堂への道を教えてくれると、荷物の運び入れにいってしまった。
]

大階段の右手側の奥ね…あれか。
ありがとう、メイドさん。
(11)2005/10/03 02:34:18
見習いメイド ネリーは、馬車から降りてきた人の中に、怪我人の姿を認めてそちらを見た。
2005/10/03 02:34:47
文学少女 セシリア
【食堂】

[セシリアの脇をネリーが会釈をしながら通り抜けていった。セシリアは横目でその後姿を見送ると、半ば観念とあきらめの気持ちで、テーブルの隅っこの椅子に腰を下ろした。]

(……ぐぅ…)

[ふと立ち上がりワゴンに近づくと、サンドイッチを手に取り、席に戻って細々と齧りはじめた。]
(12)2005/10/03 02:35:03
新米記者 ソフィー
これで役者は揃ったのかしらね…。

この中に、スチュアートを殺した人が居る。
一体、誰…?

[ソフィーはエントランスから入ってくる5人を、そんな気持ちで見つめていたのだった。]
2005/10/03 02:35:05
見習いメイド ネリーは、村長の娘 シャーロットの声に微笑みお辞儀を返した。どうぞごゆっくり御逗留ください。
2005/10/03 02:36:10
双子 ウェンディ
『まあ…いいさ。昨日の今日、始まったことじゃないしね。』

[息をつめて待ったリックの答えは予想外に優しいものだった。ひょっとするとバカンスで浮かれているのは私だけではないのかもしれない、と思った]

はい、お兄様。
o○(知らない方ばかり… お兄様に怒られないように頑張らないと…)

[リックの言葉に頷くと階下に降りていった]
(13)2005/10/03 02:36:13
双子 リックは、双子 ウェンディとともに、食堂へ向かった。
2005/10/03 02:38:56
見習いメイド ネリー
[荷物を運び入れ、ラウンジにあった毛布を持ってネリーは姿を現した]

…お怪我をされた方がいらっしゃるのですね。
見れば、スキーで足を挫かれたご様子。
お身体を冷やされてはいけません。
この毛布で包んでさし上げてください。

[ネリーは赤毛の青年の身体を毛布で包んだ
(14)2005/10/03 02:40:09
書生 ハーヴェイ
やあ、ノーラ! 元気だったかい?
おっと、そうだ。来る途中、怪我人に出くわしてね。ちょっと面倒を見てやってもらえないかな?
とりあえず、そうだな。部屋を用意してやってくれないかな。そうしたら、僕とナサニエルで運ぶよ。

[ハーヴェイは姿を現したネリーに笑みを浮かべながら挨拶し、ラッセルに目をやると事情を話した。]
(15)2005/10/03 02:41:29
新米記者 ソフィー
ねぇ、ギルバート。
あそこに1人で座ってる子、声掛けてきてもいいかな。
1人で食べるより、大勢と食べた方が美味しいでしょ…?

[そういうと、ソフィーはテーブルの端の椅子に座る紫の髪の少女の許へと歩み寄った。]

ねぇ…あっちで一緒に食べない…?
あっ、私ったら名乗る前に…ごめんね。

私はソフィー・アングラード。よろしくね。

[ソフィーは紫の髪の少女に微笑むと、ギルバートが座っている方を手で示し、そこへと*誘導した。*]
(16)2005/10/03 02:44:19
新米記者 ソフィーが「時間を進める」を選択しました
見習いメイド ネリー
[ネリーは己の名前を呼ぶ声に耳を疑った]

ハーヴェイ様!
1年ぶりにお逢いしましたね。
…そして…こちらの方は……?

[ネリーはハーヴェイから赤毛の青年の詳細を聞いた]

…なるほど、そういうことだったのですね。
かしこまりました。

[青年を支えている彼とナサニエルにお辞儀をすると、
部屋を用意するためにリネン室へと向かった]
(17)2005/10/03 02:46:33
流れ者 ギルバート
[ソフィーが連れて来た紫の髪の少女を見るとギルバートは席を立って挨拶をした。]

ソフィー、こちらの女性は…ん…
以前、お会いした事があるね?
ええと…うぅーん。

そう、セシリア嬢だったね。
またお会いできた事を嬉しく思うよ。

[ギルバートはセシリアに向かって軽やかに微笑みかけると手を差し延べた。]
(18)2005/10/03 02:49:42
見習いメイド ネリー
ええと、どのお部屋をご用意したら良いでしょう?
お二階の空き部屋でよろしいでしょうか…
2005/10/03 02:50:36
双子 リックは、食堂に誰がいるのだろうかと辺りを見回した。
2005/10/03 02:52:07
村長の娘 シャーロット
[
けが人を抱えて、ゆっくりホールを離れる2人への呼びかけは、だんだん大声になっていった。
]
ハーヴェイさん、ナサニエルさん、ラッセルくんのことお願いします。
わたしたち、先に食堂で待ってるね。

御飯とっておいてあげる!
(19)2005/10/03 02:53:54
村長の娘 シャーロットは、酒場の看板娘 ローズマリーと食堂にはいった。
2005/10/03 02:54:31
文学少女 セシリア
『ねぇ…あっちで一緒に食べない…?』

……えっ、あっ…

『私はソフィー・アングラード。よろしくね。』

(……この方がソフィーさん…綺麗な方…)

…あ、あの…おねえさ…わ、わたし、セ、セシ……

[セシリアはソフィーに誘導されるがままに向こうの席へと歩いていった。]
(20)2005/10/03 02:56:44
双子 ウェンディ
[リックとともに食堂に降りていくと、先ほどはいなかった紫の髪の女性がソフィーとギルバートとともに席に座っていた。手を上げて合図をし、3人の隣のテーブルについた]

いつのまにかずいぶん天気が悪くなったのですね。
でもここは温かい…。

ええと、私、ウェンディ・ウィティアと申します。
兄のリックとともにロンドンから先ほど到着しました。

[紫の髪の女性に微笑みかけながら自己紹介をした]
(21)2005/10/03 02:59:12
書生 ハーヴェイ
[ ハーヴェイはナサニエルと共にネリーの用意してくれた部屋にラッセルを運び込みベッドに横たえさせると、ネリーに礼を言い後を任せ、シャーロットとローズマリーの待つ食堂へと*向った*]
(22)2005/10/03 03:00:00
村長の娘 シャーロット
[【食堂】
食堂に入ると、小柄な男性の背中に危うく、ぶつかりそうになった。
]

ひゃっ
ご、ごめんなさい。

[
肩越しに見えた先には、女性2人と男性1人が談笑している。
仕立てのよさそうな服に身を包んだ男性は、食堂を見回しているようだ。
あたりを見回す横顔がちらと見えた。結構若い…、年下かもしれない人だった。
]
(23)2005/10/03 03:00:54
見習いメイド ネリー
[ホールで呼びかける女性の声を背に、
ネリーとハーヴェイ、そしてナサニエルは、
怪我をした青年を部屋へと運び込んで、ベッドに寝かせた]

それでは後はお任せください、ハーヴェイ様。
ナサニエル様とハーヴェイ様は、お先に食堂へどうぞ。

[彼はネリーに礼をいい、その場を離れた。
ネリーは挫いたと思われる足に添え木を当て、
固定するために包帯を巻きつける。
そして身体が冷えないように、彼の上に毛布を数枚かけると、
ベッドサイドのランプの下にメモを挟み込み、
水入れを置いて部屋を後にした]
(24)2005/10/03 03:04:49
村長の娘 シャーロット
[
金髪の男性と軽く挨拶を交わして、手近な席に座る。
ハーヴェイさんとナサニエルさんが戻ったら、みんなであっちの賑やかな席に移ろうかな…
そんなことを考えながら、女性3人と男性1人、楽しく談笑している卓を*眺めた*。
]
(25)2005/10/03 03:11:20
見習いメイド ネリーは、厨房に戻ると、夕食の用意の仕上げに*取り掛かった。*
2005/10/03 03:13:35
文学少女 セシリア
[ソフィーの隣に座り、ソフィーとギルバートになんとか名を名乗っていると、見知らぬ二人がこちらに近づいてきた。セシリアはそれに気がつくと急に緊張しはじめた。]

『…私、ウェンディ・ウィティアと申します。兄のリックとともに…』

…あ、は、はい…、あの、わ、私、セシリアよ…

[セシリアは緊張で精一杯な自分をなんとか抑えながら、話を聞き取ることができるように*努め続けた*。]
(26)2005/10/03 03:14:12
双子 ウェンディ
セシリアさん、ですか。どうぞよろしくお願いします。

[緊張した面持ちのセシリアを不思議そうに見ていると目の前に食事が運ばれてきた。私達はしばし歓談をしながら*食事を取った*]
(27)2005/10/03 03:18:38
双子 リック
oO(ギルバートさんやソフィーさん、そしてセシリアさん。やっぱり、ここに集まってきた人達は古くからの知り合い同士なんだ。そして僕の親も… 僕は初めてだしなあ、緊張するよ)

[リックはこの地で初めて接する人達としばらく談笑をし、食事をいただくことにした。ダージリンのお茶が温かく*体を温める*]
(28)2005/10/03 03:33:34
鍛冶屋 ゴードン
[
厨房はさながら戦場の様な忙しさだった。
14人分の食事を用意するのに2人しか人手がいないのだ。
下ごしらえから調理、給仕、後片付けとそれだけで半日は潰れてしまう。
その上お客様のお部屋の掃除、洗濯、スキー用具の手入れ、薪の補給、風呂の等やることは山のようにある。

しかし文句は言えた身ではない。ここまで忙しいとわかっていたら新聞広告でも出して臨時雇いの2、3人も手配していたところだが、こちらに厄介になってから接客をしたのは初めてで発生する作業量など見当が付かなかったからだ。
]
(29)2005/10/03 04:52:22
鍛冶屋 ゴードンが「時間を進める」を選択しました
鍛冶屋 ゴードン
来たかネリー!オードブルは人数分上がっているぞ!
皿の用意が出来たら盛りつけてパントリーへ運んでおいてくれ!

[
鴨肉を焼くオーブンの火を強めながら、入ってきたばかりのネリーへ指示を飛ばす。
接客をしながら厨房の用事もこなさないといけないのは大変だが時間がない。
]

スープは出来ているからもうお客様をお呼びしてもいいぞ。
(30)2005/10/03 05:06:14
鍛冶屋 ゴードン
【回想】

『その事については私から特に話すことはない。ネリーにでも聞くんだな。』
…左様でございますか。

[
私の私室に来た旦那様は、アールデコのモダンな椅子に深く腰掛けていたが、心地悪そうに座る位置を何度も変えていた。
あの事を話そうとしない旦那様の表情に、僅かに変化が有ったことをくみ取ったが、私はそれ以上の詮索はしなかった。
]

『君の趣味は悪くないとは思っているが、もう少し座り心地の良い椅子を…それよりもセシリアの事なんだがな…』
お嬢様に何か?
『ここに来たのもその事についてなんだが…実はな―――』

【回想ここまで】

[
オードブルを盛りつけ終えたネリーがお客様をお呼びに行ったのを見送った後、
デザートに出すタルトレットの下準備をしながら、*私は鴨肉の火加減が気になってしかたがなかった。*
]
(31)2005/10/03 05:23:47
鍛冶屋 ゴードンは、【PM 7:00】
2005/10/03 05:24:54
新米記者 ソフィー
―回想/馬車が着いた後の食堂―

セシリア、っていうのね。
素敵な名前…セシリアって呼んでもいい…?
私はソフィーでいいわよ。
(セシリア…緊張してるのかしら…?)

[セシリアと共に元居たテーブルに戻ると、ギルバートとセシリアは挨拶を交わした。2人の挨拶の様子から顔見知りである事が分ると、ソフィーはギルバートの顔を不思議そうな表情で見つめた。]

知り合いだったの…?
だったら言ってくれればいいのに…。

[3人で食事を待ちつつ会話をしていると、双子の姿が視界に入ってきた。]

ウェンディ、リック、ここよ。

[2人に手を振って合図すると、2人も手を振りながらソフィーたちのテーブルに歩み寄り、5人で食事を囲みながら談笑した。]
(32)2005/10/03 07:31:15
新米記者 ソフィー
私はパリで記者をしてるの。
もう毎日忙しくってギルバートとは全然連絡もとれなかったのよ。
あっ、ギルバートは私の彼でね。半年程前から付き合ってるの。
偶々ここで会ってびっくりしちゃったわ。

3人はこの地に来た事があるの…?
素敵なところね。昨日ロートホルンの方で軽く滑ったけど、凄い景色だったわよ。
天候が回復したら、皆で滑りたいね。

[ソフィーは自らをそう語り、ギルバートを始めとする4人の話を聞いていた。]

リックとウェンディはまだ寝ないで大丈夫…?
私は1日早くここに着いてたし休めたからいいけど、2人はさっき着いたばかりだったみたいから、あまり無理しないでね。確かパーティーは明日だったよね。明日の為に今日は休んでおいた方がいいわよ。

[デザートを食べ終え満足そうにしていた双子は、ソフィーの言葉に顔を見合わせながら頷き、先に部屋へと戻っていった。]
(33)2005/10/03 07:32:13
新米記者 ソフィー
ギルバートとセシリアはどうする…?
私はそろそろ部屋に戻ろうかと思うんだけど。

[2人もソフィーの言葉に頷くと、食堂に居た人達にすれ違いざまに軽く会釈し、3人で2階の部屋へと向かった。]

じゃぁ、また明日ね。
今夜は冷えそうだから気をつけてね。
おやすみなさい。

[ソフィーは階段を上がったところでセシリアと別れ、ギルバートと共に逆側の突き当たりの部屋へと向かった。]

ギルバート、顔が疲れてるわよ。
今日はもう、休んだ方がいいわね。
おやすみ、ギルバート。

[ソフィーは204号室の前でギルバートにそう言うと、ギルバートのキスを受けてから自室へと入っていった。]

*―回想終了―*
(34)2005/10/03 07:38:44
文学少女 セシリア
【208号室/0日目夜(回想)】

[セシリアは真っ暗な外の景色をうつろに眺めながら、食堂での会話を思い出していた。]

『そう、セシリア嬢だったね。またお会いできた事を嬉しく思うよ。』
「…えっ、あ。以前お会いしたこと……あるような気がします。去年の…パーティーだったかしら……。……こちらこそ…お会いできてうれしくおもいます。」
『知り合いだったの…?だったら言ってくれればいいのに…。』

そう、私にとってはソフィーとギルバートが恋仲だったことが意外だった…。世間は狭いのかしら…。

[セシリアの目には、ソフィーは明るくて太陽を感じさせる女性だった。どことなくぎこちなさを感じるリックとウェンディの兄妹も、食事の時にはとても笑顔にあふれていた気がした。]

ほかに何を話したっけ…。なんだかあまり覚えていないわ…。

[うつろなセシリアの目に、窓の外を舞う雪の白い姿が映りこんでいた。]
(35)2005/10/03 09:05:19
文学少女 セシリア
【208号室/0日目夜(回想)】

[別荘に来て初めて食事…、ゴードンが腕を振るったその食事は、優雅さにかけるものの、非常に豪勢なものだった。]

でも、鴨肉のロースト……、どこか粗野な感じだったわね……。忙しかったのかしら。

[セシリアはふと、新しく雇われたゴードンと、おそらく1度顔を合わせたことがあるであろうネリーのことを、少し、ほんの少しだけ気にかけた。]
(36)2005/10/03 09:13:15
文学少女 セシリア
【208号室/0日目夜(回想)】

[デザートのタルトレットは、繊細さには欠けるものの、適度に甘く、セシリアを満足させるには十分な代物だった。タルトの形と味はゴードンの人柄を偲ばせるにふさわしい物だった。]

『今夜は冷えそうだから気をつけてね。おやすみなさい。』

[ふと、別れ際のソフィーの声が頭をよぎる。]

……優しい人たちが多いのかな……。

[セシリアは、一人になれたときのそれとは違う、別の安堵感を感じながら*眠りへとついた*。]
(37)2005/10/03 09:25:19
書生 ハーヴェイ
【――回想/ラッセルを部屋へと運び、そして食堂へと――】

『それでは後はお任せください、ハーヴェイ様。
ナサニエル様とハーヴェイ様は、お先に食堂へどうぞ。』

ああ、すまないね。よろしく頼むよ。
ところで、アーヴァインさんはどちらに? ご挨拶しておきたいと思ってね。

『旦那様はお部屋にいらっしゃいます。ですが、調べ物をなさるとの事でして、しばらくは手が離せないとおっしゃられておりました。なので、落ち着かれてから皆様にご挨拶をさせて頂くとの事です。』
(38)2005/10/03 19:23:37
書生 ハーヴェイ
なるほど。なら今窺ってもお邪魔になるかな。
そうそう、今日はパーティーだったよね? その時に挨拶をって事かな。でも、この感じだとちょっと始めるのがおそくなるんじゃないのかい?

『いえ、パーティーは明日の予定になっております。』

あれ? 僕の勘違いか。うん、ありがとう。
さて行こうか、ナサニエル。ここはノーラに任せておこう。運んだところで僕らの仕事は終わりさ。後は僕らがいてもノーラの邪魔になるだけだろうしね。
じゃあ、ノーラ、ラッセル君をよろしく。

[ ネリーの手際の良さを知っているハーヴェイは、自分のお手伝いなど猫の手程度の助けにしかならぬ事を分かっていたので素直にネリーに後を任せナサニエルと共に食堂へと向った。]
(39)2005/10/03 19:23:51
書生 ハーヴェイ
『あ! ハーヴェイさん、ナサニエルさん! 待ってましたよ! あちらの方々と御一緒しませんか?』

[ 食堂には、先に赴いていたシャーロットとローズマリーの他に談笑する数人の人影が見受けられた。いかにも気になるといった風な様子でそちらを眺めていたシャーロットは、ナサニエルとハーヴェイが姿を現すなり、ぱっと表情を輝かせてそう言った。]

やあ、お待たせ、シャーロット。
ん? ああ、良いよ。食事は人数が多いほうが楽しいものだからね。

[そう言ってハーヴェイは少し離れたテーブルに居る者たちへと歩み寄る。]
(40)2005/10/03 19:24:52
書生 ハーヴェイ
やあ。僕らも御一緒させてもらっていかな? 僕はハーヴェイ。ハーヴェイ・マクロードだ。
あちらに居るのが、シャーロット・フォックス嬢、ローズマリー・テナント嬢、そしてナサニエル・プレサスだよ。

セシリア、久しぶりだね。趣味の占いの腕は上達したかい?
おっと、ギルバート。君には自己紹介の必要はなかったね。久しぶり――と言っても、君とはひと月ぶりくらいかな。この頃はどうだい?

[ ハーヴェイの挨拶に、それぞれが挨拶を返す。ギルバートは笑いながら、ソフィーは礼儀正しく、セシリアはおぞおずと。リックははっきりと、ウェンディはどこか節目がちに。
 そして、ナサニエル、シャーロット、ローズマリーを交え挨拶を交わし、前回の調査で面識のあった者達は再開を喜び合った。
 そして、後から食堂に現れた者も交え、談笑に花を咲かせたり、食事に励んだり、大人しく皆の話をきいたりと、それぞれが、それぞれなりの時間を過ごして行った。]

――回想終了――
(41)2005/10/03 19:25:56
流れ者 ギルバート
【食堂/回想】
5人でとる食事はとても楽しいものだった。
そして目の前にはソフィーがいる。
例えどんな事情があったとしても最愛の人ととる食事がまずかろう筈が無かった。

食事が終わっても5人で歓談していたが、リックとウェンが疲労のせいか眠そうに見えたので2人は先に部屋に戻っていった。

その後3人でしばらく話していたが今日のところは部屋に戻って休む事にした。
(42)2005/10/03 19:41:07
流れ者 ギルバート
【回想/2階廊下】
[階段でを上がったところでセシリアと分かれると、ソフィーと2人の部屋がある方向へゆっくりと歩いた。]

ソフィー、本当に会えて嬉しいよ。
再会を祝してワインでも開けたいところだが…今日はお預けかな。

また明日な。おやすみ。

[ギルバートはソフィーの肩に手をやると、頬に軽く口付けた。そしてギルバートはソフィーが部屋に入るのを見送ってから自室へ入った。]
(43)2005/10/03 19:42:38
学生 ラッセル
【216とプレートされた部屋にて】

[怪我や疲労、そして目の前の急な展開から落ち着くためにしばらく眠りの底に落ちていたが、しばらくして目を覚ました。
ベッドサイドのランプをつけ、もう一度ゆっくりと自分と、部屋の中を確認する]

夢じゃない、のか。・・・なんかすごいところに入り込んじゃったみたいだなぁ。

[馬車の中での会話、そしてこのペンションのつくりなどから、この集まりが、よほど大きなパトロンのついた調査隊であろうことは、一介の学生に過ぎないラッセルにも容易に想像がついた。]

[ランプの下にメモを見つけ、それに目を走らせる。]

さっきの緑色の髪のメイドの子が書いてくれたのか?どれどれ・・・
ふぅ・・・食堂でパーティーか。なんかすごそうな人たちだし、僕なんかが入り込んでも居場所があるのかなぁ。
でもハーヴェイさんたちにお礼も言わないといけないし、今後のこともあるから行ってみるか。
で、ご丁寧に着替えまで用意してくれてある、と。
(44)2005/10/03 20:05:59
学生 ラッセル
[あまりの用意と手際のよさ、世界が少し違う感覚に軽く苦笑を浮かべながら、用意された物の良さそうな服に袖を通していった。
怪我の具合も足がまだ多少痛むことを除いてはもう問題は無いようだ。
簡単に準備を済ませ、部屋を出ると食堂へと*向かっていった*]
(45)2005/10/03 20:06:08
学生 ラッセルが「時間を進める」を選択しました
書生 ハーヴェイが「時間を進める」を選択しました
書生 ハーヴェイ
【回想/食堂】

おや、ギルバート。どうもつれないと思ったら、そちらのご令嬢は君が剣を捧げたお姫様というところかな?

[ ハーヴェイの言葉にギルバートは、「ああ、そうさ」と幾分か照れを浮かべたような笑いを見せた。
 ハーヴェイはなるほど、と頷く。
 久しぶりに出会ったようである二人の邪魔にならぬよう、リックとウェンディが部屋に戻った後は、ナサニエル、シャーロット、ローズマリー。そして、陽気な挨拶と共に現れたヒューバート、目を覚まし後から訪れたラッセルを交えて幾分か遅くまで話に興じていた。
 ラッセルは丁寧に礼を述べた。皆から「気にすることはないよ」「大きな怪我じゃなくて良かった」などとの言葉を掛けられて、ラッセルはいくらか恐縮したような様子で食事をとっていた。
 ヒューバートは、大いに笑い、大いに食べた。まさしく、陽気なアメリカ人そのものといった男だった。
やがて夜も更けてくると、挨拶を交わし彼らはそれぞれに用意された部屋へと戻り、眠りにつ就いた。]

――回想補足ーー
(46)2005/10/03 21:32:25
新米記者 ソフィー
[ガタガタと窓が震え、その音にソフィーは目を覚ました。窓を見てみると、視界を白く覆い尽くすような吹雪が目に入った。その様子を見ながら、ソフィーは三年前の事を思い出していた。]

【パリ郊外の邸宅】

『ソフィー。
大学を卒業したらどうするつもりなんだい…?』
 
[長いテーブルを囲んでディナーをとっていたソフィーに、父親が声をかける。]
 
これ、といったものは考えてはいませんが、私は自分の力で生活したいと思っています。
お父様やお母様にずっと甘えるわけには…
それに、この世の中に私が知らない事が多すぎると思うのです。

ある友人は、大学まで電車で通っています。
私は電車に乗った事がありません。

また、ある友人は、大学の帰りにカフェに寄ってるそうです。
私はカフェに寄った事がありません。

私は、もっと外の世界の事が知りたいのです。
(*0)2005/10/03 21:58:29
新米記者 ソフィー
『ソフィー。
お前は、今の暮らしに不満なのか…?
何不自由なく暮らせているのは、誰のおかげだと思っているんだ…?
大学に通えるのは、誰のおかげだと思っているんだ…?』

勿論、お父様とお母様には感謝していますわ。
でも……

『お前は私の言うことを素直に聞いていればいいんだ。
今までだって、私の言うことを聞いていたから、お前の今があるんだろう…?
大学を卒業したら、結婚するといい。
お前に相応しい…この家に相応しい相手をみつけてやるから…。』

(違う…違うのよ…。
私は裕福な暮らしがしたいじゃない。生きてる実感が欲しいの。
お父様とお母様の言いなりになるのは…もうごめんだわ。)

[そんな会話が繰り返される中、ある日ソフィーは運命的な出会いをする事となる。]
(*1)2005/10/03 21:59:02
新米記者 ソフィー
[――ノートルダム大聖堂。
ある日、ソフィーは休日を利用して、そこに訪れていた。
バロック建築のこの巨大な建物の中には広大な礼拝堂があった。側面は沢山のステンドグラスで覆われ、その木漏れ日から照らされる2対のルーベンスの絵が置かれていた。
ソフィーはその美しい絵に心を奪われ、時が過ぎるのを忘れ見入っていた。]

『美しい絵だね。』

[背後から男の声が聞こえた。振り返ると、そこには真っ直ぐな茶髪を持つ、背の高い男がソフィーと同じように絵を見つめていた。]

…そうですね。
今は陽の光を受けていますが、月の光を受けた時…この絵はどのように映るのでしょう。

『月の光か…確かに興味深いね。
…なら、夜まで待って、月の光を受けるこの絵を見てみないか…?』

…それは、無理ですわ。
私はそろそろと帰らなければなりません。

『まだ陽は高いのに、もう帰るのかい…?』
(*2)2005/10/03 21:59:43
新米記者 ソフィー
[男のこの言葉に、ソフィーは絵から視線を背け俯いた。]

私…陽が暮れる前には帰らなければならないのです。
お父様に…そう言われていますから。

[ソフィーの言葉に驚きの表情を見せるその男は、ソフィーに向かってこう言った。]

『君が本当に月の光を受けるこの絵を見たいのなら、そうすべきだよ…。』

[この言葉が、ソフィーの中の何かを変えた。
男の言葉に小さく頷くと、ソフィーはその男と夜を待った。]

『そういえば、まだ名乗っていなかったね。
私はスチュアート・ハリントン。学者の卵さ。』

スチュアートさんですか。
私はソフィー・アングラード。
パリの大学に通っていますわ。

[ソフィーとスチュアートは挨拶を終えると、次第に暗くなる聖堂の中で来たる時を待った。
(*3)2005/10/03 22:00:03
新米記者 ソフィー
――そして。
黄金の月が昇り、その光がステンドグラスに差し込む…。
二人は、ただ一つの言葉も交わす事なく、その絵を見つめていた。]

私は今日、二つの絵に心を奪われたよ。
一つは、今のこの絵。
そしてもう一つは……

[静寂を破るかのように言葉を発したスチュアートは、ソフィーの瞳を真っ直ぐと見つめていた。]

ソフィー、君だよ。
陽の光の中でも、月の光の中でも…
君は本当に美しい。

[そういうと、スチュアートはソフィーの身を優しく抱き寄せた。初めて感じる男の温もりに、ソフィーは抵抗を忘れ、彼に身を任せていたのだった。いや、自分の中の何かを変えた彼にだからこそ、心を許したのかもしれなかった。その後、二人は朝まで共に時を過ごし、夢のような世界から現実へと戻っていった。
(*4)2005/10/03 22:00:33
新米記者 ソフィー
その後のソフィーに降りかかる両親の圧は言うまでもないだろう。
以前より増して、ソフィーの前に何者であっても壊せないレールを敷いた。

ソフィーのただ一つの心の安らぎ。
それはスチュアートと会っている時間だった。
その時間さえも容易に得る事はできなかったが、それでもソフィーは倖せだった。
(*5)2005/10/03 22:01:13
新米記者 ソフィー
――そして、時は過ぎ。
ある日、スチュアートはソフィーにこんな話をしたのだった。]

『ハプスブルグの隠し財産って知ってるか…?
アルプスの山峰の中に、それが眠っているかもしれないんだ。

俺、それの手掛かりを探しに行こうかと思ってるよ。
それを見つけて、世間に公表するんだ。』

[子供のような無垢な笑みを浮かべながら、スチュアートは自分の夢について語った。そんなスチュアートを見て、ソフィーは頷く事しかできなかった。]
(*6)2005/10/03 22:02:06
新米記者 ソフィー
『ソフィー、淋しい想いをさせる事になっちまうな。
でも、待ってろよ。戻ってきたら…お前をあの家から奪ってやるから。』

えっ…?
それって…?

『今は最後まで言わないよ。
じゃ、行ってくる。すぐ戻るよ。』

[スチュアートはソフィーの唇に優しく口づけすると、ソフィーに背を向けセーヌ川に掛かる橋を渡っていった。

――この時、ソフィーは考えてもなかった。
これが、スチュアートの姿を見る…スチュアートの温かい口づけを受ける最後になる事など…。]
(*7)2005/10/03 22:02:23
新米記者 ソフィー
[スチュアートがアルプスに向かってからどれくらいの時が経っただろう。
ソフィーはそれが、一生にも値するほど長く感じていた。
「すぐ戻る」と言った割りに、一向に帰ってこないスチュアートを想うソフィーの心は、いつしか不安という名の色に染められていたのだった。
ソフィーは我慢しきれず荷物を纏めると、スチュアートが残した言葉を頼りに、アルプスへと向かった。アルプスの山は、どこか春を感じさせる風が吹いてはいたが、まだその一面には白い雪の姿が残っていた。

幾つもの山に登り、そして下る。こんな事を何回も繰り返し、ソフィーはアイガーの山峰に辿り着いた。登っていくにつれ、雪はありのままの姿を残しており、「また空振り…」などと思いながら、それでも尚、スチュアートの姿を求めて山を登り続けた。]
(*8)2005/10/03 22:03:41
新米記者 ソフィー
――前方に。
雪が解け、元の姿を露にする大きな岩を見つけた。
そして、その奥に雪に埋もれる何かを見つけた。]

……これはっ!!

[不安とは違う何かがソフィーの心の中を暴れまわる。
ソフィーは岩に駆け寄り、何かを覆う雪を払いのけた。]

これ、スチュアートの荷物じゃないっ!

スチュアート―――!!
どこにいるのっ?!

[幾ら叫んでも返事はない。勿論、姿もない…。そして、目の前にある鞄…忘れもしない、あの橋の上で消え行くまで見つめていた背に掛かったナップサックだった。ソフィーは冷たい地に膝をつき、必死にその中に入っている物を取り出した。鞄の中には、何枚かの着替えと、数冊の本、そして…一枚のメモが入っていた。]
(*9)2005/10/03 22:04:00
新米記者 ソフィー
『あいつらめ。
 よくも俺を……

 ここは一体どこなんだ。
 殴られて意識を失った後、どれくらいの時間が経ったんだ。

 あいつらに財産を渡してはいけない。
 あの財産に関する情報は、世間に公表するべきなんだ。
 それを、なぜあいつらは分からないんだ。

 あぁ、俺はここで死ぬのだろうか。
 見渡す限りの雪の中で、俺は……

 ソフィー、愛してる。
 もう一度、この腕でお前を抱きたかった…。

                       スチュアート・ハリントン』
(*10)2005/10/03 22:05:21
新米記者 ソフィー
いや…っ。
嘘でしょ…?

スチュアートは…死んだの…?
そんな事、あるわけない…っ!

いやぁぁぁぁぁぁぁああっ!

[ナップサックを強く抱きしめながら、ソフィーは大声で泣き喚いた。皮肉にも、その声は山壁に跳ね返り、木霊となって響き渡った。]
(*11)2005/10/03 22:09:42
書生 ハーヴェイ
【214号室】

『ハーヴェイ様、よろしいでしょうか?』

[ トントン、と小気味良くドアをノックする音が響き、次いで落ち着いた声が問いかけて来た。]

ああ、大丈夫だよ。

[ ハーヴェイの言葉にネリーはドアを開け「失礼します」とお辞儀をした。]

どうしたんだい? ノーラ。

『はい。パーティーですが、午後6時からの開始とさせて頂きますので、それ迄に食堂へとお出でください。』

ああ、分ったよ。ありがとう。
ところで、パーティーはゴードンさんとノーラで切り盛りするんだよね? 少し大変だろう。薪割りくらい手伝おうか?

『いえ、お客様であるハーヴェイ様の手を煩わせる訳にはまいりません。』

良いんだよ。僕がやりたいんだ。この頃運動不足で体が鈍っててね。それに、ゴードンさんには料理に専念してもらえる方が、美味い料理にありつけそうだからね。
(47)2005/10/03 22:23:10
書生 ハーヴェイ
[ そう言って軽快に笑い声を立てるハーヴェイに、ネリーは目を瞑りほんの小さな溜息を吐く。]

『分りました。でも、まだ薪の割り置きはありますので、必要な時があればお願いします。』

ああ、じゃあ、その時は遠慮なく言ってくれ。

『はい。それでは失礼します。』

[そう言ってネリーはドアを閉める。]

さて、夕方までどう時間を潰そうかな。

[ハーヴェイは身支度を整えると、部屋を出た。そして、数人の部屋を訪れると、話でもしないかと声を掛け、一人先にラウンジへと向った。]
(48)2005/10/03 22:23:26
新米記者 ソフィー
【205号室】

スチュアート…。
私、あの家を出たの…。今は一人で暮らしているわ。
本当なら、今頃貴方と結婚して、倖せな生活を送っていたのかもしれない。そう思うと、悲しくて…悔しくて堪らない…。

私は、許さない…。
スチュアートを死に追いやった人を、同じ目に合わせる。
この冷たい地で、スチュアートと同じ目に…

[ソフィーは唇を噛み締めながら、時を忘れ吹雪の様子を眺めていた。]
(*12)2005/10/03 22:34:14
流れ者 ギルバート
【自室】
―――トントン

ん…?
[ギルバートは午睡のまどろみの中にいた。ドアをノックする音に現実の世界に引き戻された。]

―――トントン、ギルバート様?

ん、何だ。今行く、ちょっと待て。
[ギルバートは着衣を整えるとドアに向かった。そしてドアを開けるとそこにはネリーがいた。]
(49)2005/10/03 22:48:27
流れ者 ギルバート
なんかあったか?

『はい。今夜、皆様を歓迎するささやかなパーティーが、午後6時からございます。それ迄に食堂へとお出でください。』

ふむ…了解した。ソフィーにはもう話したか?

『いえ…まだですが。。。』

なら、ソフィーには俺から伝えておく。ネリーは他の奴等に伝えておいてくれ。

『かしこまりました。それではソフィー様の件はお願いいたします。失礼しますね。』


―――バタンッ。
(50)2005/10/03 22:48:39
見習いメイド ネリー
…皆様、私に喋らせることがお好きなのですね。
確かに私はメイドですが…(苦笑)

【脱RP】
確かにそういう伝達事項はするかと思いますが…
なんというか複雑な気分です(苦笑)
2005/10/03 22:51:07
文学少女 セシリアが「時間を進める」を選択しました
流れ者 ギルバートは、新米記者 ソフィーの部屋のドアをノックした。
2005/10/03 22:54:17
流れ者 ギルバート
[ギルバートは腕時計を覗き込むと5時を指し示していた。]

ふむ。少し早いが、ソフィーと話でもして過ごすのもいいな。

[ギルバートは、着替えると部屋を出てソフィーの部屋の前に移動した
(51)2005/10/03 22:54:18
村長の娘 シャーロット
【209号室】

ふぁ…
おはよう、ローズマリー。昨夜は楽しかったねぇ…。

[
気がついたのはベッドの上だった。随分夜更かしして、部屋に入るなりばったり倒れ込んだ覚えがあるのだけれど…。少しぼんやり気味の頭は、あんまり働いてくれなかった。なぜかパジャマに着替えていた自分に乾杯したくなる。
]
(52)2005/10/03 23:38:08
酒場の看板娘 ローズマリー
【─回想─/食堂】

『ご、ごめんなさい。』
[食堂に入ったシャーロットが、勢いでリックにぶつかりそうになる。ローズマリーは、シャーロットが慌てて謝る様子を後ろから見つめて、頬笑んだ。]

ロッテったら、着いたばっかりなのに張り切り過ぎよ…。
でも、そうね。
私は、あなたのそういう素直なところが好き…。

[シャーロットに続いて静かに椅子を引いて席につく。
まずは2人分の温められたカップに紅茶を注いでから、シャーロットが気にしている、ソフィ、ギルバート、セシリア、ウェンディの居るテーブルに視線を泳がせた。]
(53)2005/10/03 23:45:19
酒場の看板娘 ローズマリー
向こうの席もにぎやかそうね…。
明日のパーティーでご一緒する方達でしょうし、ハーヴェイさんたちが戻ったら席を移ってお話してみるのもいいかも。

……あら。あちらの方はギルバートさんじゃない?
色々と懐かしい顔が増えてきたわね……。
懐かしいといっても、ほんの一年前の出来事なのだけど。

[少し旅の疲れを感じたローズマリーは、まずは温かく香りのよい紅茶で喉をうるおす事にした。]
(54)2005/10/03 23:45:28
酒場の看板娘 ローズマリー
[ハーヴェイとナサニエルが戻った後4人はテーブルを移った。後から現れた者も加わり、山荘でのはじめての食事はリラックスして楽しいものになった。ひとしきり話に花を咲かせ、さんざん笑い合った後で、ローズマリーは親しいシャーロットと同じ209号室を選ぶ事にした。]
(55)2005/10/03 23:49:56
酒場の看板娘 ローズマリーは、村長の娘 シャーロットに頬笑んでベットサイドにある時計を見やった。
2005/10/03 23:50:11
酒場の看板娘 ローズマリーが「時間を進める」を選択しました
新米記者 ソフィー
[ソフィーは暖炉に薪をくべ部屋を温めていた頃、部屋の扉をノックする音がした。「誰…?今開けるわね」と言いながら扉を開けると、扉の向こうにギルバートの姿があった。]

ギルバート、どうしたの…?
6時からパーティー…?

待ってて、準備するから…。
(56)2005/10/03 23:51:19
酒場の看板娘 ローズマリー
【209号室】

おはよう…シャーロット。
どうやってベットに入ったんだろうって顔をしてるわね?
おぼえてないかもしれないけど、あなたはちゃんと行動してたわよ。……うふふ、大丈夫。

[ローズマリーは、シャーロットにいたずらっぽい笑みを向けた。]

昨日はお食事も美味しかったし、旅の疲れも気にせずにはしゃいでしまったわね…。
今日は、夕方からパーティーがあるんだったかしら?
(57)2005/10/03 23:55:04
村長の娘 シャーロット
【食堂のひととき/回想】

わたし、シャーロット・フォックスです。名前、好きに縮めて呼んじゃってくださいね!
よろしくおねがいします!

[
志を同じくするひとが集まったことに嬉しくなって、ずいぶんお喋りした。ブロンドが綺麗なリックくんと、お人形みたいに繊細なウェンディちゃんは、やっぱり随分と年下らしい。
楽しい会話と、美味しい食事と、…いくらかのワインと。
セシリアさんが趣味にしてる占いは、なかなか堂に入った、立派なものだったし、リックくんの選ぶ話題はコカ・コーラのおいしい冷やし方から、鉄鋼相場の話まで、多岐にわたっていて飽きがこなかった。
あっというまに時が過ぎて…、気がついたら部屋で布団をかぶっていた。あれ?
新聞記者のソフィーさん、綺麗な声だったなあ。記者さんが来ているってことは、新聞で公表すると決めたのかもしれない。ハリントン先生、最後までそれを求めていたから…
]
(58)2005/10/03 23:56:25
村長の娘 シャーロット
[【209号室】
昨夜のことを思い返しながら、ねぼけた身体をひきずって、ベッドから出る。
]

うん…、そうみたいね。ひょっとして、迷惑かけちゃった?

[
着替えていると、こんこん、とノックの音が響いた。あわてて服を着込むと、髪をリボンで後ろにまとめる。出迎えると、ノーラさんからの御招待だった。
]

はーい、はいはい、…あ、ノーラさん。どうしたんですか?

『おはようございます。皆様を歓迎するささやかなパーティーが、午後6時からございます。もうじきですので、食堂へお越しください。』

わあ、ありがとうございます。今、ちょうどその話をしていたんですよ。
(59)2005/10/03 23:59:51
村長の娘 シャーロットは、酒場の看板娘 ローズマリーに今何時だっけ?と質問した。
2005/10/04 00:00:54
新米記者 ソフィー
【205号室】

[一旦扉を閉めると、ソフィーは髪を梳かし、薄く化粧した。]

うーん、何着ていけばいいんだろう。
パーティーがあるって分かってれば、ドレス持って来たのに…。

[ソフィーは仕方なく黒いワンピースに着替え、肩に白いストールを掛けると再び扉を開けた。]

お待たせ。行こうか…。
(60)2005/10/04 00:09:23
酒場の看板娘 ローズマリー
[シャーロットに向かって、]

もう5時過ぎね…。
簡単に支度をして向かえば、ちょうどいい時刻になるかしら。

今日は、当然、アーヴァインさんもパーティーに参加されるわよね。発掘調査の再開について……どんな挨拶をなさるんでしょうね。昨日、食堂で顔を合わせた方々が、少し若い方が多い事が気になっていたの。

ああ、シャーロット。
あなたが今回は是非に参加したいと思って、やって来た事は分かってるわよ。元々、どれだけ参加意欲が高かったかも知っているし、馬車の中で、お母様に向けて手紙を書こうとしては、紙をまるめてるあなたを隣で見ていたんだから。

まずは、今夜が素敵なパーティーになると良いわね。
(61)2005/10/04 00:10:03
流れ者 ギルバート
『待ってて、準備するから…。』

[ギルバートはしばらくドアの前で待っていた。そして着替えたソフィーを見ると軽く目を剥き、しばし眺めた。]

『…どうしたの?』

いや…キレイだと思って、ちょっと見とれていたんだよ。

[ギルバートは恥ずかしそうにそっぽを向いて答えた。]
(62)2005/10/04 00:20:56
村長の娘 シャーロット
[
問いに返った答えが、けっこう逼迫していたのに吃驚して、大慌てで身支度を調える。
]

新聞記者さん来てたよね…やっぱり、発見を公にするのかな?そしたら大ニュースよね!
ああ、どうなるんだろう…

[ローズマリーの呼びかけに、びくっとした。]
あ…、見てたんだ。
うん。わたしなりにがんばったから…ね。やっぱり、この目で見たいなあって。そういう気持ちが、すごくあるの。
勿論、冬山は危ないし、昨日拾ったラッセルくんや、…ハリントン先生みたいなことも、あるって解ってるんだけどね。
(63)2005/10/04 00:23:27
村長の娘 シャーロットは、酒場の看板娘 ローズマリーに大きく肯いた。素敵なパーティにしたいね。
2005/10/04 00:24:23
美術商 ヒューバート
[ほう…このパーティのアクターは彼らというわけか]

やあ皆さん!初めまして!
私はこの計画に出資させて頂いている会社に籍を置いているんだ。

こんな夜の為にスコットランドに寄ってカティ・サークを仕入れて来たよ。
(64)2005/10/04 00:29:31
流れ者 ギルバート
[ギルバートはソフィーの手を取った。エスコートをするかと思わせたが強めにソフィーの手を引っ張り、ソフィーが体勢を崩したところを抱き締めて唇を重ねた。]

―――………。

さて、行こうか。

[今度は優しくソフィーの手を引くと階下へ誘った。]
(65)2005/10/04 00:30:32
酒場の看板娘 ローズマリー
私も記者のソフィさんが気になってた。
うんうん、同じね。
とうとう、この話がオープンになるんだなあって……。
後、アメリカの美術商の方が来るって事は、お金の面でももう心配がないってことなのかなあって思ったり。面と向かっては聞きにくかったから、想像だけど……。

[光沢のある上品なシャンパンベージュのワンピースに着替え、手早く髪をまとめる。鏡を見つめ、後れ毛をピンで持ち上げながら、シャーロットの言葉に優しい表情を浮かべる。]

……手紙は隣の席だったから、少し見えちゃったの。
ごめんね。

あなたが雪山に備えて、体まできちんと鍛えてるって話は、ルーサーさんからも最近聞いていたわ。お母様が心配なさる気持ちもわかるけど、あなたの事は止められないんじゃないかなあって。
今回、参加出来ることになってよかったわね。

[シャーロットが、ビクっと肩を震わせた事に驚いて、]

……あら?
お母様に許可を貰っての参加……ではなかったの?
(66)2005/10/04 00:43:41
酒場の看板娘 ローズマリーは、瞳を見開いて、二三度瞬きを繰り返した。もう一度頬笑んで、
2005/10/04 00:44:21
酒場の看板娘 ローズマリー
……いいわ。
それだけの強い意志があるんですもの。
私は口を出したりしない。
あなたはあなたで頑張ってね……。
ただ、言いにくくても、お母様には連絡はしなきゃだめよ?

[支度を終えたローズマリーは「私ったら、なんだか偉そうね」と言いながら、シャーロットを振り返った。]

……あなたの準備がオーケなら、そろそろ行きましょうか?
(67)2005/10/04 00:44:56
新米記者 ソフィー
【1階/食堂】

うわぁー。凄い綺麗……
どこに座る…?

[薄暗い食堂をライトアップする数々のキャンドル。テーブルの上には小さなブーケが飾られていた。]

ねぇ、あそこに座らない…?

[ソフィーは壁側のテーブルを指差し、ギルバートと共に腰を下ろした。]
(2005/10/04 00:49:32、新米記者 ソフィーにより削除)
文学少女 セシリア
【回想/早朝の208号室】

[久しぶりに夢を見たかもしれない…、そんなことを思いながらセシリアは目を覚ました。昨夜の、これまであまり感じたことのない安堵感からか、いつもよりぐっすりと寝られた気がする。]

……、お腹が空いた…かな…

[セシリアは軽く身支度をすると、食堂へ行ってみた。日の昇ったこの時間でも屋敷の中は空虚に静まり返っていた。みな、旅の疲れで眠っているのだろうか。]
(68)2005/10/04 00:51:09
文学少女 セシリア
【回想/早朝の食堂】

……誰もいないわよね。何か食べるものを探さなくっちゃ…

[昨夜のサンドイッチの残りでもないかしら、とセシリアはあたりを見回したが、食堂の中はすっかり片付いていた。きっとパントリーにはまだ置いてあるわよね…、と思いながら食堂の奥へと歩みを進めた。すると…]

「あら、おはようございます、セシリアお嬢さま。」

えっ、あ…

[突然の背後からの呼びかけにセシリアは言葉が出ない。]

「お腹がすきましたの?なにかお作りしましょうか?」

……あっ、あの…おはようございます…その、はい、何かあれば…

「座ってお待ちくださいね。」

[ネリーはにこやかにそう言うと、パントリーの中へと入っていった。セシリアはその姿を見送ると、思い出したように食堂の一席に腰をおろした。]
(69)2005/10/04 00:51:25
村長の娘 シャーロット
うん…そうだよね。連絡、しないとね。

[
ルージュを引きおえて、立ち上がった。
]
ごめんね、お待たせ。行きましょ?
(70)2005/10/04 00:51:40
文学少女 セシリア
【回想/続・早朝の食堂】

[しばらくすると、ネリーが朝食を運んできた。]

「さあどうぞ、召し上がれ。」

…あ、ありがとう、いただきます…

[セシリアはか細い声でお礼を言い、食事に手をつけ始めた。ネリーは、その傍らで佇んでいる。ネリーは食べないのかしら…、とセシリアは思った。自分の世話をしてくれた、おそらく同い年のこの少女に、セシリアは、恥ずかしさと羨ましさを感じていた。そして、少女のうちに働き始めているネリーの身の上を勝手に想像し始めていた。]

……あ、あの…私にも…

「あっ、お嬢さま、申し訳ありません、私、しばらく席を外します。仕事がありますもので。食べ終わったあとはそのままでかまいません。それでは失礼します。」

[(何か手伝うことはないかしら…?)と声をかけようとしたが、ネリーの言葉にさえぎられてしまった。早足ながらも物静かに食堂を出て行くネリーの後姿を見送ると、もくもくと食事を終え、そして静かに部屋へと戻った。]
(71)2005/10/04 00:51:41
新米記者 ソフィー
な、何するのよっ。
もーう……

[ソフィーは一瞬、表情を曇らせた。しかしすぐにいつもの笑顔を取り戻すと、ギルバートの腕に自分の腕を絡ませながら彼の誘導に任せた。]

【1階/食堂】

うわぁー。凄い綺麗……
どこに座る…?

[薄暗い食堂をライトアップする数々のキャンドル。テーブルの上には小さなブーケが飾られていた。]

ねぇ、あそこに座らない…?

[ソフィーは壁側のテーブルを指差し、ギルバートと共に腰を下ろした。]
(72)2005/10/04 00:52:29
書生 ハーヴェイ
【食堂/パーティー開始の頃】

[ 午後6時を待たずに、ゴードンとネリーの手によってすっかりパーティーの準備は整っていた。皆がテーブルに着き談笑に興じていると、やがて、アーヴァインが姿を現し、軽く手を上げにこやかな笑みを浮かべながら「ご機嫌よう」と挨拶した。いかめしいと言える顔立ちではあったが、しかし、そこに浮ぶ表情は柔和で人懐こそうな笑みであり、そのアンバランスさが奇妙な魅力を持っていた。
 上流階級の者でありながらそれを鼻に掛けるようなところははなく、誰にでも分け隔てなく接するその人柄は誰からも好かれている。
 好奇心旺盛な人であり、興味を持ったものにはとことんのめり込み惜しみなく労力を注いだ。探検などを好み、その際に発見した文献を元にハプスブルグの隠し財産を探すべく、有志を募り調査に取り組んだ。
 そして、調査が進み、或いはハプスブルグの隠し財産への道行きが見えたかという矢先……調査の中心を担っていたスチュワートの遭難により、活動を休止していたのであった。
 アーヴァインは落ち着いた所作で椅子に腰を掛け、そして、ゆっくりと口を開いた。]
(73)2005/10/04 00:54:53
書生 ハーヴェイ
 皆、この度は私の招待に応じてくれてありがとう。育んできた縁を再び温められる事を、また、新たな出会いを嬉しく思うよ。外は生憎の吹雪だが、今宵は大いに楽しんでくれ給え。
 怪我をして運ばれた方もいるのだったね。災難だったが、体調と天候が落ち着くまではゆっくりしていってくれ。なに、困った時はお互い様というやつだ。気にする事はないぞ。

[そこまで言って、アーヴァインは表情を引き締めた。]
(74)2005/10/04 00:55:51
書生 ハーヴェイ

 そして……何人かには前回も参加してもらった調査だが、招待状に記した通り……再び挑みたいと思う。 再び参加、協力してくれる者、そして、新たに協力してくれる者を募りたい。
 今は亡き……スチュワート君の努力に報いる為にも、今回こそは必ずや発見したいと思う。

[アーヴァインは目を閉じた。その様は、皆の目に黙祷をしているかのように見えた。前回の調査に協力していた者達は、それぞれの思いを胸に思い出していた。]

 それについては……詳しい話は明日する事にしよう。明日、広間に席を用意しよう。調査への参加を希望してくれる者はそこに集まってくれ。
 さあ、今日は楽しんでくれ。
 では皆、グラスを手に取ってくれ給え。

[ アーヴァインは吹っ切るように笑顔に戻ると、そう言ってグラスを手にする。そして各々がグラスを手にした事を見て取ると、手にしたグラスを差し上げ、乾杯の音頭を取った。」
(75)2005/10/04 00:56:24
村長の娘 シャーロット
[
パーティーに遅れそうで、廊下をちょっと急ぎ気味に歩く。
道すがら、また道がわからなくなっていたらしいプレサス教授を見つけて、腕を抱えて食堂に連行する。開いたままにされた食堂の入り口から、男性の朗々たる演説が聞こえてきた。
]

ナサニエル先生、会場はこっちですよ?

『やあ皆さん!初めまして!私は…』

あ、始まっちゃう始まっちゃう。さあ、急ぎましょう!
(76)2005/10/04 00:56:57
双子 リック
【213号室/自室】

[リックの部屋のドアをノックする音がした。ノックの音から穏やかそうな性格の持ち主だろうか。 リックが顔を出すと、ネリーというこの山荘の切り盛りをする若い女性が現れた。]

ネリーさん、ありがとう。 じゃあ僕は仕度をしたらウェンディ……妹と一緒にみんなの所に行くことにするね。

oO(ひとりでこれだけ大人の人と話すのは初めてなんだよな。どうしたらいいんだろう。子供らしく受け答えをすべきか、父さんから教えられた教養のある答えをするべきなのか。
ディはいつだってそう。 あいつは大人受けのする受け答えばっかり。やっぱり僕があわせなければいけないんだろうな。)
(77)2005/10/04 00:57:27
見習いメイド ネリーは、鍛冶屋 ゴードンと共に、厨房でパーティーの準備を整えていた。
2005/10/04 00:58:06
酒場の看板娘 ローズマリーは、村長の娘 シャーロットと共に、パーティーの準備が整えてあるであろう食堂へ向かった。
2005/10/04 00:58:23
見習いメイド ネリー
【厨房】
[ネリーとゴードンは厨房にて今宵のパーティーの準備を進めていた。
昨日はゴードンと相談し、メインに鴨のローストを選んでみたが、
それなりに好評だったようで、彼女はほっと胸をなで降ろしていた。

今日のメインは、彼女の故郷イギリスの名物料理であるローストビーフ、
そして湖の鱒を使った、鱒のグリエを選ぶことにしてあり、
既に仕上げを待つばかりとなっていた。

料理の仕込みの間に彼女はセラーに降りて、
ゴードンの選んだシャンパンを受け取り、
肉と鱒にあうようなワインを選んで白は冷やし、赤は樽からデキャンタに移して、
室温よりも僅かに低い温度を保たせておいた]

ゴードンさん、ありがとう。
ワインを選ぶのは少し難しいけれど、
おかげでお料理にあったものをお出しできそうです。
…デザートの仕上げは私がしますから、
ゴードンさんはメインのローストビーフに添える
グレービーとマデラ酒のソースの仕上げをお願いしますね。
(78)2005/10/04 01:01:53
冒険家 ナサニエル
【回想】
[ハーヴェイと共にラッセルをネリーの指示した空き部屋に運び込む]

「それでは後はお任せください、ハーヴェイ様。
ナサニエル様とハーヴェイ様は、お先に食堂へどう ぞ。」


[ナサニエルはネリーの邪魔をしないようにハーヴェイと共に部屋から出て行った]
(79)2005/10/04 01:02:26
双子 リック
[リックはウェンディを連れてパーティが催される食堂へ向かうことにした。少しだけ身支度を整える。
緑のポーラータイは父から借りたものだ。]

コンコン。ディ、まだいるのか? やっぱりまだもたついてたのか…早くしなよ。 これ以上のんびりしていたらパーティーに遅れちゃうぞ?

[リックはウェンディの手を引き、食堂へ向かった。]
(80)2005/10/04 01:04:35
新米記者 ソフィーは、書生 ハーヴェイに話の続きを促した。
2005/10/04 01:05:55
冒険家 ナサニエル
『あ! ハーヴェイさん、ナサニエルさん! 待ってましたよ! あちらの方々と御一緒しませんか?』

[食堂に向かうとすでに何人かの姿があり、その中の一人であったシャーロットがナサニエルとハーヴェイに声をかけてきた]

「やあ、お待たせ、シャーロット。
ん? ああ、良いよ。食事は人数が多いほうが楽しいものだからね。」


[ハーヴェイが返事を返す、ナサニエルも特に異論がなあるわけでもないのでその輪の中に加わり自己紹介をする]

何人かは知ってると思うが、ナサニエル・プレサスだ、一応まだまだ未熟だが考古学者なんて物をやっている。

[その後、周りに加わり楽しいひと時を過ごした

【回想終了】]
(81)2005/10/04 01:09:35
見習いメイド ネリーは、食堂に人々が集まってくる気配を感じて、用意を急いだ。
2005/10/04 01:12:20
文学少女 セシリア
【208号室/17:30】

パーティーは……たしか6:00からだったわね…

[きっと楽しいパーティーになるだろう、とセシリアは思った。人の前に出る不安は、いつもより少ない気がする…。]

でも一応占っておこうかしら…。

[そう思い、セシリアはカードを机に並べ始めた。半年前アーヴァインからもらった書物に書かれた運命を占う占い。円形に並べられた裏向きのカードの中から、セシリアは2枚を選ぶとそのカードを表に向けた。そして、中央に置かれたもう一つのカードの山の一番上のカードをめくった。]

1枚目は、小さき人。楽しさの象徴…。
2枚目は、森の妖精。優しさの象徴…。
そして、笛のカード。小さき人は森の妖精の笛の音に守られて安堵するだろう…。

……いいことがありそうね…。

[セシリアは身支度を整えると、やや軽い足取りで食堂へと向かった。]
(82)2005/10/04 01:12:40
見習いメイド ネリー
[彼女とゴードンが前日から腕を振るったメインの二品と
添え物の温野菜とバターライスは既にほかほかと柔らかい湯気を上げており、
前菜用のサラダと、鮮やかな色彩のオードブル、
そしてそれに添えられた絶妙な柔らかさに固められたコンソメのジュレは
器ごと冷やされて、出番を今か今かと待っていた]

さて、そろそろスープも……
……ああ良かった、良くできています。
さて、そろそろお客様がいらっしゃる頃ですね。
ゴードンさん、私は先に前菜とシャンパンをお出しします。
ローストビーフの仕上げとサーブは、お任せします。

[昨日からゆっくりと炒めた玉葱と、幾度もアクを掬って、
味を丸く調えたコンソメをあわせ丹念に仕上げられたものに
バゲットとチーズを載せ、オーブンで焼いたオニオングラタンスープを
一人一人にセットして、すぐに出せるように用意を整えた。

そして前菜と冷やされたシャンパン、
たっぷりのパンをワゴンに乗せ、ネリーは食堂の扉をゆっくりと開いた]
(83)2005/10/04 01:16:02
流れ者 ギルバート
うん、キレイだね。
アーヴァイン殿の細やかな心遣いが身にしみるよ。

ところでソフィー、まだ二人の偶然の再会に乾杯してないだろ?
ちょっと早いけど、二人だけで乾杯しないか?

[ギルバートはどこから持ってきたのか赤ワインを開けると2つのグラスに注いだ。]

二人の運命の出会いと運命を感じる偶然の再会に乾杯♪

[二人はグラスを軽く合わせると、室内に透き通った音色が響いた。]
(84)2005/10/04 01:17:05
冒険家 ナサニエル
[ネリーから連絡のあったパーティ会場へと向かう途中、建物のすばらしさに見とれている所をシャーロットに見つかり、腕をとられ引っ張っていかれる]

いや、ちょっとまてシャーロット、そんな勢いよく引っ張っていかなくても平気だ…。

それとな俺は迷っていたわけじゃないぞ…?
建物がすばらしかったからな、見とれていただけだ…。

「ナサニエル先生、会場はこっちですよ?」

[シャーロットにナサニエルの言葉は届いていなかったようだ、彼女の興味はパーティにいっておりそれ以外は頭から抜け落ちているようだった、ナサニエルは頭を抑えながらもシャーロットの後に続いていった]
(85)2005/10/04 01:17:06
双子 リックは、双子 ウェンディを連れて、食堂に姿を現した。
2005/10/04 01:17:25
流れ者 ギルバートは、新米記者 ソフィーに話の続きを促した。
2005/10/04 01:17:25
見習いメイド ネリー
前菜とシャンパン、そしてパンをお出ししました…
さて、メインのお魚料理の仕上げをしてこなくては…
2005/10/04 01:18:10
冒険家 ナサニエル
おいおい、俺は方向音痴じゃないぞ?

まったく、ハーヴェイといい、シャーロットといいしょうがない奴等だ…。
2005/10/04 01:18:35
酒場の看板娘 ローズマリーは、冒険家 ナサニエルが、シャーロットに腕をとられ慌てる様子にくすくすと頬笑んだ。
2005/10/04 01:19:09
村長の娘 シャーロット
[【食堂】
幾人かの背中が、食堂に入って行くのが見えた。
後を追って飛び込むと、黒髪を後ろで束ねた男性の演説が、丁度終わったところらしく。
アーヴァインさんが壇上に上がるところだった。
]
(86)2005/10/04 01:22:05
見習いメイド ネリーは、一同のフルートグラスにシャンパンを注いで回った。
2005/10/04 01:22:57
村長の娘 シャーロットは、見習いメイド ネリーに微笑んで、お礼を言った。
2005/10/04 01:24:07
村長の娘 シャーロット
[【食堂】
『乾杯!』
オペラ歌手みたいに深みのあるかけ声にあわせて、手近なひとたちと杯を打ち合わせた。
ガラスとガラスのぶつかる、澄んだ音が心地良い。
]

かんぱーい♪
(87)2005/10/04 01:29:31
見習いメイド ネリー
皆様、お待たせいたしました。
まずはこちらの前菜でごゆっくりとお楽しみください。

[シャンパンと前菜をサーブし終わってネリーはそう言うと
優雅にお辞儀をし、厨房に戻った。]
(88)2005/10/04 01:30:31
文学少女 セシリア
【食堂】

[食堂の扉は閉まってはいなかった。部屋の中から薄明かりが漏れ、ざわめきが聞こえた。そっと部屋に飛び込むと、アーヴァインが用意された小さな壇上でいままさに何か話をするところだった。]

……私がたぶん最後ね…。

[そうつぶやきながら、セシリアはソフィーの姿を探し始めた。そして、ソフィーとギルバートの2人の姿を見つけると、そちらの方に向かってそっと近づいていった。]

『乾杯!』
『かんぱーい!』

[セシリアは自分がグラスを持っていないことに気がついたが、特に気には留めなかった。]
(89)2005/10/04 01:34:42
双子 リック
[リックはウェンディとともに席についた。 標高のいい雪山のふもとの山荘であるにもかかわらず、趣味のいいタペストリーや上品なキャンドルスティックに目を奪われる。]

ネリーさん…と呼んだらよかったのかな。ごめんなさい、僕と妹には酔わない飲み物……シャンメリーにしてもいいですか?
(90)2005/10/04 01:35:35
村長の娘 シャーロットは、文学少女 セシリアに話の続きを促した。
2005/10/04 01:35:52
双子 リック
[リックはネリーからシャンメリーを受け取ると、満面の笑顔で右手でグラスを掲げ、乾杯の声をあげた。
グラスとグラスの音が緊張感をほぐしてくれる。]
(91)2005/10/04 01:38:41
文学少女 セシリア
……あの…、こんばんは…

[ギルバートとソフィーに、セシリアは小さな声で会釈をすると、ソフィーの隣の空席に座った。空席にもかかわらず、ここにはすでにネリーの手によって料理が用意されていた。]

……準備しておいてくれたのね…

[誰に向かって言うともなく、セシリアはつぶやいた。そして、グラスの到来をじっと待ち始めた。]

……。

[しばらくすると、ネリーがグラスを運んできた。そしてシャンパンを注ぐと、会釈とともに去っていった。]
(92)2005/10/04 01:41:49
文学少女 セシリアは、村長の娘 シャーロットに話の続きを促した。
2005/10/04 01:41:51
酒場の看板娘 ローズマリーは、書生 ハーヴェイに話の続きを促した。
2005/10/04 01:47:23
酒場の看板娘 ローズマリー
[ローズマリーは、ちょうどハーヴェイの隣あたりで、壇上で熱弁するアーヴァインを見上げて、グラスを高く掲げた。ガラスが重なり合う音と、キラキラとアルコールが照明に反射する様が美しい。]

乾杯!!
(93)2005/10/04 01:47:28
流れ者 ギルバート
[ギルバートは、ソフィーの隣に座ったセシリアにグラスを掲げるとワインを飲み干した。]

セシリアも結構イケる口なのかな?
(94)2005/10/04 01:49:10
新米記者 ソフィー
いいわよ。
二人の再会に乾杯。

[ソフィーが自分のグラスとギルバートのグラスを重ねた時、アーヴァインが食堂へと入ってきた。そして、ワインを飲みながら彼の話に耳を傾けていた。
ふと、食堂の入り口で中の様子を伺っているセシリアの姿があった。]

『……あの…、こんばんは…』

こんばんは、セシリア。
凄いご馳走よ。私、お腹空いちゃった。

そういえば、セシリアは幾つなの…?
お酒、飲めるのかな…?

[ソフィーは自分の隣に座るセシリアに向けてシャンパンの瓶を掲げた。]
(95)2005/10/04 01:50:46
見習いメイド ネリー
[ドアの向うから乾杯の声に続く万雷のような拍手を耳にして、
ネリーはほっと息をついた]

…さて、先にお出しする鱒をお一人づつにサーブして…

[溶かしバターに香ばしいスライスアーモンドを加え、
レモンを絞って味を調えたソースを、
表面がぱりっとなるまでに丁寧にグリルされた鱒の下に敷き、
メインの料理を仕上げに入った。
添え物のホウレンソウはバターで軽くソテーされ、
スライスしたジャガイモは軽く揚げられている]

…ふう、これでメインの一つはできあがりですね。
後は、デザートのタルトレットにカスタードを詰めてベリーを飾って…
それに添えるバニラアイスクリーム……
お皿も良く冷えていますね。
(96)2005/10/04 01:51:02
見習いメイド ネリー
お魚とお肉の間にお出しするレモンシャーベットも冷えていますし…
お湯もたっぷり沸いています。

…ゴードンさん、私はスープとお魚料理をお出ししますね。
レモンシャーベットとミントの用意をお願いします。
(97)2005/10/04 01:53:01
双子 リック
ふうん……あの人がミスター・アーヴァイン……
(*13)2005/10/04 01:54:48
見習いメイド ネリーは、次に出すスープとメインの魚料理を載せたワゴンを運び始めた。
2005/10/04 01:54:58
流れ者 ギルバート
ソフィー…イイ飲みっぷりだな。
初めて逢った時も…。

―――コホン。

いや、何でもない。

[ギルバートはネリーからシャンパンを2つ受け取ると1つソフィーに手渡した。]

乾杯♪
(98)2005/10/04 01:55:12
文学少女 セシリア
『そういえば、セシリアは幾つなの…?お酒、飲めるのかな…?』

…あ…えと、19です……お酒は大丈夫です……

[ソフィーの問いかけにセシリアは答えた。]

『セシリアも結構イケる口なのかな?』

……えと…あまり…
(あまり言いたくはないわね…)
(99)2005/10/04 01:56:05
文学少女 セシリア
……料理もなかなかおいしいわね…

[豪華な料理に、楽しい雰囲気。周りに圧倒されてセシリアは、やや自分の酒の進みが早いのを感じ取っていた。]
(100)2005/10/04 01:59:55
双子 リック
[リックはシャンメリーを一口つけ、そしてそのまま早いペースでグラス一杯分を胃の中におさめた。大人達の飲み物に比べて、少し物足りなさも覚えた。 リックは誰にも悟られないように、皆のワインの色などを順番に目で追っていった。]
(101)2005/10/04 02:03:59
新米記者 ソフィー
19歳なの…?もっと上に見えるわ。
落ち着いてるからかしら…。

お酒、いけるんだ…。
じゃ、今度私の部屋で飲まない…?

[ソフィーはセシリアの持つ空になったグラスにシャンパンを注いた。]
(102)2005/10/04 02:04:40
見習いメイド ネリー
[旧知の仲と思わしき人々やアーヴァインの談笑の中、
ネリーはそれぞれの前にスープと、メインの一品である
『鱒のグリエ・アーモンドソース添え』をサーブした]

本日のメイン…
まず、お魚は湖で上がった鱒を使った鱒のグリエ、アーモンドソース添え。
香ばしく焼き上げた鱒の味わいをお楽しみ戴けるように、
バターとレモンで仕上げたソースの味は控えめにしてございます。

間のお口直しにレモンシャーベットとコーヒーをを挟みまして、
後にお持ちしますもう一品…
お肉料理はローストビーフのマッシュポテト添え、
マデラソースでございます。

ローストの際に煮詰められました肉汁と滋味溢れる野菜のエキスと
マデラ酒を使用した濃厚なソース、
そしてローストされたジューシーなビーフとの調和をお楽しみください。
(103)2005/10/04 02:06:38
見習いメイド ネリーは、そこまで口上を述べて、一度喉を整えた。
2005/10/04 02:06:54
新米記者 ソフィー
[ソフィーはギルバートが言いかけた言葉にキッと強い視線を送ると、今度は優しく微笑んだ。]

ギルバート、余計な事は言わないでね。
ちょっと、私…向こうにいる人達に挨拶してくるわ。

二人も行かない…?
(104)2005/10/04 02:06:57
書生 ハーヴェイ
 アーヴァインさん、お久しぶりです。

『ああ、久しぶりだな、ハーヴェイ君。良く来てくれた。またよろしく頼むよ。』

[ 乾杯の後、ハーヴェイはアーヴァインの側に行き挨拶とグラスを交わした。そして、幾つかの言葉を交わす。]

では、また後ほど。

『ああ』

[ アーヴァインと話を終えたハーヴェイの目に、整えられた髭を蓄えた男の姿がつく。昨日、食堂で話をしていたヒューバートであった。]

やあ、ヒューバートさん。お見事な飲みっぷりですね。
カティ・サーク、堪能させてもらいますよ。

[そして、ヒューバートと言葉を交わすと、ナサニエル、シャーロット、ローズマリー、ラッセルらの許へと行き、話に興じた。]
(105)2005/10/04 02:10:11
文学少女 セシリア
…あっ……

[空いたグラスにシャンパンを注がれてしまったので、セシリアは少し驚いた。]

『じゃ、今度私の部屋で飲まない…?』

あ……は、はい……お、おねえさ……ソフィーさん…。

………。

『……挨拶してくるわ。二人も行かない…?』

……、はい…いきます…。
(106)2005/10/04 02:11:15
見習いメイド ネリー
そして仕上げのデザートには…

幾種類ものベリーをたっぷり使った赤いタルトレットに、
名産のミルクと卵、甘く芳しい南方のバニラをたっぷり使って仕上げました
バニラアイスクリームを添えてお出しいたします。
お飲み物のコーヒーや紅茶は、私にお申しつけください。

…それではごゆっくりとお楽しみください。

[ネリーはそう言うとゆっくりとお辞儀をし、グラスを下げ、
白ワイン用のグラスに、辛口で軽めの白ワインを注いで回った。
アルコールが苦手だと言った人々には
度数が低めで口当たりの良い、
林檎の醗酵酒であるシードルをグラスに注いで回った]
(107)2005/10/04 02:12:19
流れ者 ギルバート
うん、行こうか。

[ギルバートはワインの入ったグラスを持つと席を立った。]
(108)2005/10/04 02:12:57
双子 リック
[シードル……林檎酒かあ。少し飲んでみようかな。父さんも母さんもいないし、誰も怒らないよね。]

ネリーさん、僕にもシードルを分けてもらってもいいですか。
(109)2005/10/04 02:16:54
書生 ハーヴェイ
[ 宴の中、甲斐甲斐しく働くネリーにアーヴァインが声を掛けている姿が目に入る。]

『ネリー、一段落着いたら君も少しくつろぎたまえ。キッチンのチャールズ(ゴードン)にもそう伝えておいてくれ。』

[ 相変わらず細かい気配りをする人だな、とハーヴェイは思う。身分を気に掛けぬその振舞いは好感が持てた。アーヴァインが皆に好かれる理由であろう。
 ネリーと言葉を交わした後、アーヴァインは各々の席へ赴き、一人一人に話し掛けていた。]
(110)2005/10/04 02:17:05
村長の娘 シャーロット
[
乾杯したグラスを呑み干すと、なんだかぼーっとなってしまっていた。旅の疲れかな…。
目をしばしばさせていると、リックくんがきょろきょろしてる。赤ワインのグラスに持ち替えて、呼びかけてみた。
]

ハーイ、リック、ウェンディ。昨夜は楽しかったよね。
(111)2005/10/04 02:17:28
新米記者 ソフィー
[ソフィーはギルバートとセシリアと共に、少し離れた席に座っている男三人と女二人組の許へと歩み寄った。]

こんばんは、初めまして。
昨晩は、しっかりと挨拶できないでごめんなさいね。

私はソフィー・アングラード。パリから来たわ。
よろしければ、お名前伺っていいかしら…。
(112)2005/10/04 02:17:47
見習いメイド ネリーは、双子 リックににこやかに微笑んでグラスにシードルを注いだ。まず少しだけ…
2005/10/04 02:18:04
見習いメイド ネリー
はい、リックさま。
…シードルはそんなにきついお酒ではありませんが、
まずは少しだけお試しになってくださいね。

大丈夫なようでしたら、もう少しお注ぎします。
(113)2005/10/04 02:20:03
冒険家 ナサニエル
[乾杯の声と共にシャーロットとグラスを打ち合わせる
そのごナサニエルはアルコールが飲めないのでグラスをテーブルに置き、違うグラスを手に取る]

25になっても酒が飲めないっていうのも問題かね…

[自嘲気味に呟きながら食事に手をつけ始める]
(114)2005/10/04 02:22:15
双子 リック
[リックは自分に話しかけてくれる人が現れて少し安堵した。自分が場違いな所にいるかもしれないとやや不安げになっていたからだ。]

シャーロットさん昨日はありがとう。初めて来た場所、初めて見る人達ばっかりだったから、僕ちょっと緊張しちゃったんだ。でももう大丈夫かな。 みんな素敵な人達ばかりだもの。
(115)2005/10/04 02:22:38
村長の娘 シャーロット
こんばんわ。そういえば、わたしも騒いでばっかりで…、きちんと自己紹介もしていませんでしたね。

私はシャーロット・フォックス。合衆国の出身ですけど、いまはスイスで暮らしています。
こちらはお友達のローズマリー。遺跡のこととか、わたしよりずっと詳しいんですよ。

[隣のローズマリーを紹介して、ソフィーさんに微笑んだ。]
(116)2005/10/04 02:23:31
流れ者 ギルバート
やぁ、ナサニエルにハーヴェイ。
息災だったかな?

[ギルバートは旧知の人物との再会を喜び握手をした。]

それとシャーロット嬢だったかな。
何度か逢った事があるよね。
よろしくな。
(117)2005/10/04 02:24:13
双子 リック
[リックはネリーの深慮に感謝しつつ、スプーンですくって味見をするくらいのほんの僅かな量のシードルを口に運んだ]

oO(うっなんだこれ。1杯くらいなら飲めるけど…酸味ばっかりだ、苦いや。)

じゃあ、グラスのハーフ分量だけもらってもいいですか?
(118)2005/10/04 02:25:06
見習いメイド ネリー
[動き回るうちに、ネリーはアーヴァインの側まで来ていた]

…旦那さま、お料理のお味は如何でしょうか。
昨日は私が至らず、ゴードンさんにご用意をお願いしてしまいましたが…

『いや、チャールズも君も良くやってくれている。
全く素晴らしいパーティーにすることができた…ありがとう』

…勿体無いお言葉でございます。
それでは私はローストビーフをお持ちします。

『ネリー、一段落着いたら君も少しくつろぎたまえ。
キッチンのチャールズにもそう伝えておいてくれ。』

…かしこまりました。
ありがとうございます、旦那さま。

[ネリーはスカートを摘んでお辞儀をすると、厨房へと下がった]
(119)2005/10/04 02:26:26
文学少女 セシリア
……。(シャーロットさんにローズマリーさん…二人は仲がよさそう…。)

……あの……私セシリアです…。

(男性の方はどこかでお会いしたかしら…。)
(120)2005/10/04 02:26:37
冒険家 ナサニエル
ああ、ギルバート、お前も元気そうだな…、今回は恋人まで連れてきてご機嫌そうだな。

[ギルバートに返事をする、口は悪いが別に悪意があるわけでもなく、その証拠に顔は微妙に笑っている]
(121)2005/10/04 02:27:07
見習いメイド ネリー
かしこまりました。
それではこちらをどうぞ…

[リックの素直な表情に微笑みながら、
ネリーは半分よりも僅かに少ないくらいのシードルを
リックの前のグラスに注いだ]

今回はお魚料理でしたのでドライをお持ちしましたが…
本当はもう少し、果物の味の残っているものもございますよ。
そちらもお試しになれば、気に入っていただけるかと…

[そう言ってリックに微笑み、会釈をすると
ネリーは優雅に踵を返して厨房への扉へと消えた]
(122)2005/10/04 02:30:30
新米記者 ソフィー
あら、リックとウェンディもいるじゃない。
こんばんは。

シャーロットとローズマリーね。
…あれ?ギルバートの事、知ってるの…?

[ソフィーはギルバートとそこに居る人たちが顔馴染みである事を不思議に思っていた。]
(123)2005/10/04 02:30:38
酒場の看板娘 ローズマリー
[ソフィを振り返って、]

改めまして、ローズマリー・テナントです。
イギリス出身だけど、今はルーサーさんの元で教会のお仕事とともに、遺跡関係の資料整理、下準備などには色々関わらせていただいています。

[シャーロットに頷いて、]
遺跡の事に詳しいのは、昔家族が発掘関係の仕事をしていた事があったからで、教授連のように専門というわけでもないので……。

[言葉を切って、控えめに頬笑んだ。]
(124)2005/10/04 02:31:09
酒場の看板娘 ローズマリー
ソフィさんは、やはり今回は取材がメインでいらしたのですか?
(125)2005/10/04 02:31:17
村長の娘 シャーロット
[
ソフィーさんに自己紹介をして、リックくんとお話しして…、たくさんの素敵な人達と触れ合っていると、ギルバートさんとお話しする機会があった。
]

アーヴァインさんと親しくされていましたよね。以前いただいた鉱山の資料は、隠し財宝の位置を探る重要な手がかりだったんですよ。…今後とも、よろしくお願いします。
(126)2005/10/04 02:32:39
流れ者 ギルバート
ん…ああ、まぁな。

[ギルバートはソフィーにそう答えるとシェリーを一息に飲み干した。]
(127)2005/10/04 02:35:30
書生 ハーヴェイ
[ シャーロットらのいる席に戻ったハーヴェイは、酒を飲めぬ事を気にするナサニエルに「まあ、体質っていうのがあるからね。人それぞれさ。」と声を掛け、グラスを傾けた。
 その時、ハーヴェイらに金髪の女性が話し掛けて来た。]

『 こんばんは、初めまして。
昨晩は、しっかりと挨拶できないでごめんなさいね。

私はソフィー・アングラード。パリから来たわ。
よろしければ、お名前伺っていいかしら…。』

やあ、こんばんは。
ソフィー、か、柔らかな響きの良い名だね。
僕はハーヴェイ。ハーヴェイ・マクロードだ。
ああ、昨日の事は気にしないで良いよ。僕は野暮な男じゃないんでね。

[そう言って、ハーヴェイは笑い声を立てる。]

ところで、ちらりと聞いたけど、新聞記者をしてるって事だね。今回取材か何かかい?
(128)2005/10/04 02:36:04
双子 リック
[リックはネリーの的確なアドバイスに感謝した]
oO(なるほど…お酒って、ただ飲むより、なにかと組み合わせて飲むと味がより一層引き出るんだ。一口ずつ試してみよっと)

ソフィーさんこんばんは。ソフィーさんってギルバートさんと仲がいいんですね。恋人がいるなんて、僕ちょっとうらやましいな。
(129)2005/10/04 02:37:23
酒場の看板娘 ローズマリー

[メイン料理をナイフで切り、ソースをつけて口に運ぶ。]

ん……美味しい。
お料理はあの有能そうなネリーさんと、奥にいらっしゃるゴードンさんの力作なのね。これから滞在する間、これだけのお料理が堪能出来るかと思うと、とても嬉しいわね。
いつもはルーサーさんの分も含めて、私が作るのだけど、教会だけに贅沢なお料理は作らないから……。

[ソフィの疑問にこたえるように]
ギルバートさんは、前回の発掘調査以前に何度か…お会いしてますわ。
(130)2005/10/04 02:40:48
書生 ハーヴェイ
『やぁ、ナサニエルにハーヴェイ。
息災だったかな?』

[ そう言って手を差し伸べた友人の手をハーヴェイはしっかりと握る。]

やあ、ギルバート。
昨日はつれなかったな? やはり、君も友情より愛情を取る男だったかと思うと、嘆かわしい限りだよ。

[ハーヴェイは、にやりと笑みを浮かべる。]

はははっ! 冗談さ!
ギルバート、君もまた参加するんだろう? また、よろしく頼むよ。

[ハーヴェイは、そう言ってギルバートの肩を叩いた。]
(131)2005/10/04 02:41:15
新米記者 ソフィー
取材…?
せっかくのバカンスに来てるのに、取材なんてするわけないわ。
それに…詳しい話知らないし…。

[ソフィーはローズに微笑みながらそう応えた。]

ハーヴェイさんにナサニエル、ラッセルね。
こちらこそ、よろしく。
(132)2005/10/04 02:47:03
書生 ハーヴェイ
『……あの……私セシリアです…。』

[おずおずとそう言った、少女らしさを残す、何処か引っ込み思案な女性の姿を目に留める。]

ああ、セシリア。
昨日はあまり話が出来なかったけど……覚えてないかな? 前にここでパーティーがあった時、会った事があるよね。あの時はお父上と御一緒だったと思ったけど、今回は一人かい?
(133)2005/10/04 02:47:49
流れ者 ギルバート
ああ、シャーロット。よろしくな。
アーヴァイン殿から聞いているよ。
非常に優秀な女性で、君が今回成功するかどうかの鍵を握っているってね。

ナサニエル…お前にもちょっとだけ期待してるぜ。

[ナサニエルを目の端で捉えにやりと笑いながらシャーロットに話し掛けた]
(134)2005/10/04 02:49:39
流れ者 ギルバート
ハーヴェイ、随分な言い方だな。
だが許せ。
ソフィーしか目に入らなかったんでな。

[ギルバートはハーヴェイにそう話し掛けると豪快に笑った]
(135)2005/10/04 02:52:12
新米記者 ソフィーは、その後、幾つか言葉を交わしながら料理を*口へと運んだ。*
2005/10/04 02:55:38
村長の娘 シャーロット
[
ソフィーさんとギルバートさんが並んでいる姿はすごく自然で、なんだか眩しかった。
]
『非常に優秀な女性で、キミが今回成功するかどうかの鍵を握っているってね。』
えっ、そんなことありませんよぉ。わたしなんて、雑用くらいしかできなくって…
ソフィーさんとギルバートさんって、恋人…ですよね。素敵な出会いとか、あったんですか?
(136)2005/10/04 02:55:44
双子 リック
[リックは少しずつメインディッシュのグリエを切り分けながら、この場にいる皆の顔を覚えることにした。 ここにいるメンバーの大半はリックとウェンディの両親、特に母親のメアリ…メアリ・サックヴィル=ウィティアとは旧知の仲であり、リックも両親からそう教えられていたからだ。
両親の代理として、リックは親の恥をかかせるまいと再度心に思った。]
(2005/10/04 02:56:53、双子 リックにより削除)
双子 リック
[リックは少しずつメインディッシュのグリエを切り分けながら、この場にいる皆の顔を覚えることにした。 ここにいるメンバーの大半はリックとウェンディの両親とは旧知の仲であり、リックも両親からそう教えられていたからだ。
両親の代理として、リックは親の恥をかかせるまいと再度心に思った。]
(137)2005/10/04 02:57:53
見習いメイド ネリー
[賓客のグラスに注いで回っているうちに、
ネリーはセシリアの隣を過ぎたことに気がついていた。

全くの見知らぬ人々の多い中、ハーヴェイと同じく、
彼女とも昨年この別荘で逢ったことがあるのだ。
人見知りをする彼女ではあるが、歳が同じということもあるのだろうか、
時々姿を見かけて少しづつ話をするうちに次第に二人の距離は縮まっていた。
普段、おとなしく見える彼女ではあったが、アルコールを口にして
上気している顔に浮かぶ表情がいつもよりも楽しげなものであったことを、
ネリーは少しだけ嬉しく思った]

セシリアさんも楽しまれているようで良かった…
さて、レモンシャーベットの後に、
メインのローストビーフをお出ししなくちゃ。
…ゴードンさん、ソースとお料理、仕上げてくださったのですね…
ありがとうございます。
では私はシャーベットに添えるミントを…

[ネリーは用意を続ける手を一時も止めることなく、
厨房の中でくるくると*動き回っていた*]
(138)2005/10/04 02:59:33
見習いメイド ネリーは、場所は【厨房の中】です〜
2005/10/04 02:59:51
書生 ハーヴェイ
『…あれ?ギルバートの事、知ってるの…?』

『ん…ああ、まぁな。』

『ギルバートさんは、前回の発掘調査以前に何度か…お会いしてますわ。』

[そんな会話がグラスを傾けていたハーヴェイの耳に入ってきた。]

ああ、そうなんだよ。
僕もギルバートとは以前の調査で知り合ってね、それ以来の腐れ縁さ。

ともかく、よろしく。

[ハーヴェイは、笑みを浮べながらそう言ってソフィーに右手を差し出した。ソフィーは「ええ、こちらこそよろしくお願いします。」とその右手を取った。]
(139)2005/10/04 03:00:07
書生 ハーヴェイ
ふっ。
臆面もなく言ってのける所が君らしいよ。

[ハーヴェイはそう言って笑みを浮べ、ギルバートの胸を拳の裏で叩いた。]

ともかく、再会を祝して乾杯!
(140)2005/10/04 03:02:57
流れ者 ギルバート
ん…あぁ、まぁな。
運命的とも言える出会いだな。
まぁ…その話はそのうちな。

[ギルバートは多少恥ずかしそうに頭を掻くと、シャーロットのグラスにシャンパンを注いだ。]
(141)2005/10/04 03:05:26
村長の娘 シャーロット
[
リックくんの側には、ウェンディがずっと寄り添っていた。
双子の兄妹だと言っていたとおり、仲のいい2人だった。
ふたりは寄り添って、会場を見回していた。
]

くす…
リックとウェンディって、仲良しだよね。いいなあ、そういうの。わたし一人っ子でさ…。
家でも、賑やかで楽しいのかな?
(142)2005/10/04 03:07:07
見習いメイド ネリー
お料理お出ししました〜
お肉料理とデザートは、ゴードンさんお願いいたしますね。

では、ゆっくりさせていただきます。
ありがとうございます、旦那さま〜
2005/10/04 03:10:25
書生 ハーヴェイ
[ハーヴェイは、興味深々にギルバートとソフィーに話を向けるシャーロットを横目に微笑みを浮かべながらグラスを傾けた。
そして、どこか所在なさげなリックとウェンディに話し掛ける。]

やあ、君たちとも昨日は余り話が出来なかったね。
改めて――僕はハーヴェイ・マクロードだ。

『くす…』

[ハーヴェイがそう言った時、隣で抑えた笑い声がする。シャーロットの漏らした笑いのようだった。シャーロットはリックとウェンディに問いかけ、ハーヴェイはその様子を笑みを浮かべながら*見ていた*。]
(143)2005/10/04 03:10:48
村長の娘 シャーロット
『まあ…その話はそのうちな。』

運命的、ですか。
素敵な出会いなんでしょうね…

きっとそのうち、話を聴かせてくださいね♪

[注がれたシャンパンを一口啜る。]
(144)2005/10/04 03:11:56
村長の娘 シャーロットは、きょうだいのいる家庭の話を、(*楽しく聞かせて貰っていた*)。
2005/10/04 03:18:20
文学少女 セシリア
『ああ、セシリア……覚えてないかな? 前にここで……あの時はお父上と御一緒だったと思ったけど……』

……あ、はい…お会いしたような気が…します…。たしかもう一人の学者の方と…仲良くしておられました……よね?
父は…仕事がありますので……今回は…。

(そっか…お姉さま(ソフィー)は、調査のことはあまりご存知ないのね…)
(145)2005/10/04 03:19:30
流れ者 ギルバートは、シャンパンをネリーから受け取ると*即座に飲み干した。*
2005/10/04 03:20:39
文学少女 セシリアは、酒が回ったのか、意識がやや朦朧と*し始めていた*。
2005/10/04 03:21:26
双子 リック
[リックはシャーロットの言葉を聞いて、横で静かに食をすすめるウェンディと目があった。リックは思わず笑ってしまいそうになりながらシャーロットに答えた。]

うん、仲良しというか、いつも通りというか…気がついた時からずうっと一緒だもんね、ウェンディとは。
家では毎晩夕食を一緒にしてるし。でもここだけの話、ウェンディは好き嫌いがけっこうあったりするんだ。
(146)2005/10/04 03:28:10
酒場の看板娘 ローズマリー
そっか、ソフィさんは、取材目的じゃないんだ……。
スキーを楽しむには絶好の場所だし、バカンスを楽しむのも素敵よね。

[そう言いながら、シャンパンのグラスにゆっくりと*口をつけた*。]
(147)2005/10/04 03:32:49
双子 ウェンディ
【回想/レストラン】
[管理人でもありシェフでもあるゴードンの料理は素材を生かしたものであった。年代を感じさせる美しい器に盛られた料理をみて、私は歓声をあげた。スープ、鴨のロースト、デザートへと続くうちに、遅れて到着した一団がやってきた。その中に私の知る顔はなく、同年代の人が少ないことに気がつき少しだけ緊張した]
[ソフィーは外見の通り、明るい外交的な女性のようだった。驚いたことにギルバートとは恋人同士でありながら、別々に招待をうけてここにやってきたらしい。セシリアはどことなく上の空のように私達の話に加わっていた]
(148)2005/10/04 03:35:58
双子 ウェンディ
『リックとウェンディはまだ寝ないで大丈夫…?』

[その言葉がきっかけになったように、急速に私の瞼が重くなっていくのを感じた]

そうですか、明日パーティがあるんですよね。
今日はちょっと疲れたみたいです。

[ソフィー、ギルバート、セシリアに挨拶をすると自室に戻り眠りについた]
(149)2005/10/04 03:36:13
双子 ウェンディ
212号室/回想】
[私が目覚めると既に昼に近い時間であった。窓の外では昨夜から降り続いていたと思しき雪が勢いを増しているように思えた。楽しみにしていたスキーができないことを残念に思いながらリックを誘い昼食をとることにした]

雪って、少しだと綺麗だけど…
こんなに降ってたらスキーができないね。残念だなあ。
今日はのんびりしようかな。

お兄様…ディです。お昼がまだでしたら一緒にいかがですか?

[リックも同じ頃起きだしたようで、ドアをノックするとすぐに出てきてくれた。一緒に階下に降り、焼きたてのパンや新鮮な乳製品で作った素朴なスイス料理を食べた。食事を終えると、リックは部屋に戻っていった。私は暖炉の傍でのんびりと本を読んで過ごした]
(150)2005/10/04 03:36:28
双子 ウェンディ
【212号室/回想】
[部屋に一度戻りのんびりしていると、ネリーと名乗るメイドがパーティの案内にやってきた]

わざわざありがとうございます。6時ですね。
…って、もうすぐですね。急がないとっ

[クロゼットから母から譲りうけたクラシカルな赤いワンピースを取り出し、慌てて着替えると、髪を整える。絶妙のタイミングでリックがやってきた。]

『コンコン。ディ、まだいるのか? やっぱりまだもたついてたのか…早くしなよ。 これ以上のんびりしていたらパーティーに遅れちゃうぞ?』

ご、ごめんなさい、お兄様…
今、ちょうど支度ができたところです。

[少し不満げな顔のリックに手を引かれ、階下へと*降りていった*]
(151)2005/10/04 03:36:45
双子 ウェンディ
[パーティには宿泊客、山荘で働く人達をはじめ、昨夜は見かけなかった顔が並んでいた。私は急に緊張して、リックの傍から離れないようにしよう、と心の中で思った。]

うわ… 人がいっぱい。
この山荘、意外とたくさん人が泊まっていたのね。
(152)2005/10/04 03:52:57
双子 ウェンディ
『僕と妹にはシャンメリーを…』

[しばらくして前菜とシャンメリーがテーブルに運ばれてくる。リックはもう1杯飲み終え大人たちのグラスをじっと見詰めていた。続きシードルをサーブされ勢いよく飲む姿をみて少し怖くなった。]

お兄様… あまり飲まないほうが…

[言葉をかけようとしたが、リックの機嫌を損ねることが怖く、私は沈黙した。ネリーが気を利かせて私のグラスにもサーブしてくれたのに気がつき軽く会釈をした]
(153)2005/10/04 03:53:09
双子 ウェンディ
[恐る恐るシードルに口をつけ、一口だけ飲むと急に頬が火照るのを感じた。慌ててもとのグラスに取り替える。ふと顔を上げると青い髪の美しい女性が私達2人へと近づいてきた。]

『リックとウェンディって、仲良しだよね。いいなあ、そういうの。わたし一人っ子でさ…。
家でも、賑やかで楽しいのかな?』

[彼女の問いかけに少なからず動揺する]

え…ええ…
(154)2005/10/04 04:04:49
双子 ウェンディ
『うん、仲良しというか…
家では毎晩夕食を一緒にしてるし。でもここだけの話、ウェンディは好き嫌いがけっこうあったりするんだ。』

[横目で私を観察しながらリックが如才なくシャーロットと話う言葉を聞き、付け加えた]

お兄様は今は冬休みですから。
兄は、父の仕事を学ぶために、普段は父とふたりでロンドン市内にすんでいるのです。毎週末、私と母が暮すロンドン郊外の家に戻って来ますの。
古い屋敷ですが、私は街中よりも今ののんびりとした生活のほうが性にあうようです。

[シャーロットには兄弟がなく、私達2人の話が気に入ったようだ。のんびりと歓談しながら*時が過ぎていった*]
(155)2005/10/04 04:05:59
双子 リック
『お兄様… あまり飲まないほうが…』

[ごくごくほんの僅か、誰にも悟られないであろうの時間、誰にも悟られないようにリックはウェンディを一瞥した。 いや、一瞥というよりも首をわずかに下げ、顔を横を向けずに目だけでウェンディを咎めた。
ウェンディはリックの僅かな表情の変化を感じ取ると、これ以上のリックの意志をこの場で受けることはできないと悟り、そのままネリーが手配してくれたグラスを手にした。]
(156)2005/10/04 04:45:48
双子 リック
[ウェンディは自分の体にそぐわなかったシードルを慌ててテーブルに置き、もとの飲み物に戻した。
リックはウェンディがやや慌てている姿をたとえ見ずとも素振りから知りえていたが、敢えてウェンディを見ることもなく、初めて飲むアルコールの味に意識を集中していた。

いや、もしかすると、初めて飲むシードルの味を確かめる振りをしながら、ウェンディの慌てる様子を楽しんでいたのかもしれない。]
(157)2005/10/04 04:47:13
双子 リック
[リックはウェンディとともにシャーロットと談笑した。初めての地で初めての人ばかりであったが、そのようなことを全く気にせず語りかけてくれるシャーロットに感謝した。
そしてそのままリックは食堂でウェンディとともに、この食堂に会している人達と歓談した。皆、気さくな人達ばかりだったのでそれが*嬉しかった*]
(158)2005/10/04 04:57:37
鍛冶屋 ゴードン
「さて、そろそろお客様がいらっしゃる頃ですね。
ゴードンさん、私は先に前菜とシャンパンをお出しします。
ローストビーフの仕上げとサーブは、お任せします。」


給仕は全部君に任せるよ。そこまで手が回らない。

[
厨房からネリーを送り出すと私は時間を見計らってデザートの盛りつけにかかった。
ネリーもいたことと事前に準備する時間がたっぷりあったため、昨日ほどの殺人的な忙しさではないにせよ厨房での作業量の多さに私の老体には流石に堪えていた。
テーブルに置く銀の燭台と花、燭台に据え付ける数十本のキャンドル、新品のテーブルクロス、パーティ用の銀製や繊細で豪華な図柄の磁器の食器、二人だけで準備するのは午後いっぱいかかったがお客様にも旦那様にも満足いただける物になったはずだ。
]
(159)2005/10/04 05:33:53
鍛冶屋 ゴードン
【AM 0:00】

[
長いパーティが終わり、食堂が静まりかえった頃には既にカレンダーの日付は次の日に変わっていた。
別荘の外はそれまでしんしんと降っていた雪が吹雪に変わり、轟音を立てながら屋敷の回りを外界から遮断するかのように包み込む。
抱えるほど飲まれた酒の空き瓶を屋敷の裏手に置きに行った私は、その風の強さに思わず身をすくめた。
]
(160)2005/10/04 05:45:37
鍛冶屋 ゴードンは、手早く空き瓶を置くと、急いで別荘の中へと駆け込んだ。
2005/10/04 05:46:54
鍛冶屋 ゴードン
こいつぁ2、3日吹雪いたままだろうな…
(161)2005/10/04 05:48:05
鍛冶屋 ゴードンは、身体に付いた雪をパンパンと払い落とした。
2005/10/04 05:49:08
鍛冶屋 ゴードン
[
厨房の凍り付いた窓越しに外を眺めながら、私は1つ心配になっていた。

備蓄している食糧はこの人数でも2,3週間は大丈夫な量だが、新鮮な食材を調達にいけないため、あまり吹雪が長引くと食事に不満を言い出す者が出るかもしれない。
贅沢な暮らしをしている者ほどそういうものだ。
]
(162)2005/10/04 05:57:27
鍛冶屋 ゴードンは、懐中時計を取り出し時間を確認した。
2005/10/04 06:00:09
鍛冶屋 ゴードン
oO(もうこんな時間か。一通り見回ってから寝るとしよう…)
(163)2005/10/04 06:01:31
鍛冶屋 ゴードンは、厨房の電灯を消し、ランタンを手にして*厨房を後にした。*
2005/10/04 06:02:33
文学少女 セシリア
【208号室/深夜】

「カタカタカタ……ガタガタッ……」

[窓の震える音でセシリアは目を覚ました。]

……少し頭が痛い…。

[ソフィーの誘いでシャーロット達に挨拶を交わしたあたりからがあまり記憶になかった。]

……私が叔父様の姪であること…叔父様が歴史に興味があること…
父や母のこと…

[そこまで思い出して、セシリアは、自分のことをあまり話していなかったことに気づいた。アーヴァインは、宴の間の多くの時間をヒューバートとの会話に費やしていた気がする。ヒューバートは酒に酔った陽気で大きな声で、アメリカでの出来事や別荘に着くまでの思い出話について語っていた。特にベースボールというスポーツの話には熱が篭っており、それをアーヴァインが満足げに聞いていた様子が記憶にある。]
(164)2005/10/04 13:41:51
文学少女 セシリア
【208号室/続・深夜】

……叔父様とはあまりお話しなかった…

[ソフィー達はいろんな話題に興じており、セシリアはそれを聞き、また聞き惚れていた。調査に関係する話、ハプスブルグの歴史に関係する話、また、前回のパーティー以後の身の上話や、個人的な趣味に関することなど、多岐にわたっていた。酒の入ったシャーロットは、とても楽しげに、とても可愛げに、他の人と語り合っていた。]

ギルバートとソフィーの運命的な出会いについては話があったのかしら……

[饗宴も半ばをすぎたころには、セシリアはすっかり酒が回り、酔って陽気になるよりもむしろ、意識が半ば朦朧として椅子に座り込んでしまっていた。大人達は、アーヴァインを交えて何やら楽しげな話題に興じていたのだが、セシリアにはもはや会話に入る気力はなかった。]

……もう少し寝ようかしら…

[セシリアは、楽しかった宴の様子を思い出しながら、*再びまぶたを閉じた*。]
(165)2005/10/04 13:42:40
学生 ラッセル
【216号室にて】

いつまで吹雪いてるのかな・・・。

[そのように声に出してつぶやいてみる。昨夜、パーティーの最中に天候が急変したと知れた際に、怪我と天候が回復するまで、ゆっくり滞在してくれてかまわないという話は聞いていた。しかし、どうにもいやな予感がしてやまない自分がいる。
パーティー自体は料理も雰囲気もすばらしいもであったし、参加者の面々も気さくな人間が多く、居心地が悪いと感じることは無かった。
それでも、なにか隠された冷たさ、というか硬さが彼らの空気の中に存在している気がしたのだ。
それが彼らの溢れんばかりの知性から来るもの、というようにはどうしても感じられなかったのだ。だから余計に気になってしまう。]

それに・・・今日はどうしたものかなぁ。外にも出られないし、友達がいるわけでもないし。暇なんだよなぁ・・・考古学、なんて良くわからないしね。

[結局、時間の経過に身を任せることにして、*彼はベッドの上に仰向けに倒れ込んだ*]
(166)2005/10/04 13:55:32
双子 リック
【自室/213号室】
[リックはひとり、ベッドに身体を預け、仰向けで天井を仰いでいた。 僕が探しているものの真実は一体なんなのか。ひとり彷徨していた。
おそらくは、僕が考えているより遙か遙か先に真実はあるのではないか――そしてその答えも。

リックの思考は、数年前にさかのぼる。]

【1年前/ロンドン】

[リックは商業的手腕を発揮し富を築いた父と、家名が傾きつつある母の間にウェンディと共に生まれた。 父は自らの社会的評価を高めることに傾倒し、此度の結婚もその色が強く現れていた。 母は比較的穏やかな性格であり、ハプスブルグの血をごく僅かながら引いているいわゆる分家分家の末裔であった。]
(*14)2005/10/04 17:06:07
双子 リック
リック。私はハプスブルグの真実をつきとめてみたいんだ。私はハプスブルグの遺した忘れ物を――つきとめてみたい。

[リックが尊敬する兄。その名こそスチュアート・ハリントンそのものであった。]

[リックの父は、僕やウェンディの母――つまり僕の母さんと結婚する前に子供を遺していたのだ。10年も前に。 父が自分の保身のためや、今の家族を守るために隠し続けていたのだ。妻にも娘ウェンディにも。

父は、娘にはそれほどの愛情を注がなかった。同じ星のもとに生まれたにもかかわらず、息子と娘には偏った教育を施した。 父はリックにのみ、愛情を注いだのだ。]

『リック、世界を知りなさい。私ほど小さな人間はいないと私は思っている。それをお前に伝えたい。 先に歩み始めた人間として。』

父さん……
(*15)2005/10/04 17:07:08
双子 リック
[結果、リックのみが兄を知ることができ、また兄と言葉を交わすようになった。週末以外はロンドンで暮らし、兄スチュアートと度々あった。
リックは次第に兄を尊敬の眼差しで見つめるようになっていった。]
(*16)2005/10/04 17:07:37
双子 リック
【大英博物館】

兄さん、今度は何を調べようとしているの? 僕、なんとなくわかるよ。 兄さんが未知の領域へ踏み込もうとしていることを。なんだか目の色が違うもの。

『ふふっ、かなわないなリック。 そう、私はあるひとつの真実を見極め、世間にそれを公表したいんだ。リックのお母さまの実家のことに関わることだよ。』

兄さん、まさかそれって――
(*17)2005/10/04 17:08:39
双子 リック
『ハプスブルグ家の隠し財産だ。むろん、私は財産そのものにはそれほど興味はない。財産がいかに学術的価値を秘めているのか。そしてその価値を私のものにできるかどうか。
私は今、財産の知識を得るため、証拠を固めるためにヨーロッパ中を飛び回ってるのは知ってるよね。 各文献はもちろん、各所に埋蔵されている美術品なども史料的価値がある。』

[リックは兄と話しながら喫茶店に入り、アップルシナモンティーを飲みながら話を続けた。]

『パリやウィーンなどには特にその史料が多いんだ。もう地盤はほぼ固まりつつある。 あとは…実行に移すだけだ。幸い、僕の考えに同意同調してくれる人も多いしね。 父さんもそれを望んでいるよ。 そう……
まだ、きみの母上と、ウェンディには少しまだ黙っていてくれないかな。そのほうがこっちとしてもありがたいしやりやすい。』

[リックはロンドンで度々兄と会い、夢を語り合った。]
(*18)2005/10/04 17:10:47
双子 リック
[しかし、冬のある時、兄は消息を絶った――
リックは動揺した。ある日を境目に忽然と姿を消す兄に衝撃を受けたのだ。 父も兄を心配したが自らの仕事に忙殺され、具体的な処置をとれずにいた。]

スチュアート兄さん…どこへ行ったんだ。誰にも断りなく姿を消すなんて。
いいや、違う。 兄さんは街へ、ロンドンへ戻らないんじゃないんだ。 戻れないんだ。そうだ、きっとそうにちがいない。
ああ、でも僕はどうすればいいんだ。父さんも秘密裡に捜索を続けてくれてるそうだけど、それには限界もある…むろん、ディや母さんに伝えるのはもってのほか。
兄さん…いったいどこへ……

[リックは明確な行動を示せぬまま、次の冬を迎えることになるのである。]
(*19)2005/10/04 17:11:39
双子 リック
oO(寒いな……この屋敷は完全に外の世界と遮断されたのか…)

[リックは再び立ち上がり、鏡台の前に立った。そして上半身にまとっているものをはずした。 するとリックの左肩から胸にかけて、引き攣ったような、それでいて刃物で裂かれたような見るに耐えない傷痕が姿を現す。 リックは思わず右手で傷痕を押さえた。

この傷は10年前、5歳の時に人の手によってつけられたものだ。
そう、他ならぬ実の妹の手によってである。]
(*20)2005/10/04 17:17:38
双子 リック
[リックは何故そうなったのかは覚えていない。 ただ、ウェンディとおままごとをしていたという記憶は朧気ながら断片的に残っている。 そしてウェンディがキッチンナイフを握りしめて佇んでいた姿を。

リックはただひたすら泣き続けた。両親がすぐに飛び込んできてウェンディを取り押さえる場面があっただろうか。
ともかくもリックは、ただ痛みに耐えることだけが鮮明に覚えている唯一の記憶であった。]
(*21)2005/10/04 17:21:44
双子 リック
くそ……ディめ…いつまで僕はこの傷を背負っていかなければいけないんだ…
2005/10/04 17:22:23
双子 リック
[思えばあの頃から、ウェンディとリックの関係の方向づけがなされたような気がする。 何もかも、あらゆる意志を妹に押しつける兄と、目を伏せてそれを受け入れる妹の関係が。 その姿が、世間体から見れば少し誤ったものであることもリックは自覚している。しかしリックはそれを認められないでいた。
妹をなじることは、自分の本当の心をたったひとりの妹に見抜かれたくないからゆえの反動なのだろうか。]
(*22)2005/10/04 17:26:18
双子 リック
[リックはこの肩口に広がる傷痕を再度見てひとり呟く。]

僕にまとわりつくこの鎧が重すぎる。
僕をつなぐこの鎖が重すぎる。
僕が背負っていかなければならないこの肩の傷が重すぎる――
(*23)2005/10/04 17:28:55
双子 リック
[リックはウェンディへの二律背反、アンビバレントともいうべきこの感情をしまうかのように服を着た。]
(*24)2005/10/04 17:31:05
双子 リック
ともかく、兄さんを探さないと。いや、兄さんの本当の行方を知る人を探すか、何か手がかりを見つけないと。 これはディに頼るわけにはいかない。では誰から……

確実なのはもちろん、ミスター・アーヴァインだ。でもそれは危険すぎる。いきなり本丸へ切りかかることは僕の首を締めるだけだ。
(*25)2005/10/04 17:35:55
流れ者 ギルバート
【パーティーPM10:00】
アーヴァイン「では、私はそろそろ退席しますが皆さんはまだまだ楽しんでください。」

ふむ…アーヴァイン殿が退席するか。
俺も少し飲み過ぎたようだ。今日はこれにて休むとするかな。
ソフィー、おやすみ。

[ギルバートは、ソフィーの額に唇を触れさせるとナサニエルとハーヴェイに目配せをしてパーティー会場を後にした。]
(167)2005/10/04 17:38:02
流れ者 ギルバート
【アーヴァインの部屋】
―――トントン、ギルバートです。

アーヴァイン「ふむ、開いておるよ。入りたまえ。」

失礼します。

アーヴァイン「そこへかけたまえ。これでも飲むかね」

[アーヴァインは、秘蔵のウィスキーを取り出すと机にグラスを並べ注いだ。]

はっ。ですが、もう十分お酒は頂いておりますし、これ以上は話に差し支えるかと…。
おいおい、彼らも来ると思います。

[ギルバートは指し示されたクッションのよく効いたソファーに腰掛け、しばし*思索の海に沈んだ。*]
(168)2005/10/04 17:39:05
双子 リック
とすると、有力なのは兄さんの友人でありなおかつ、学術的知識としても共有したであろうミスター・マクロードか。あるいはミスター・プレサスか。もしくは……

[リックは誰にも感づかれないように、考えをはりめぐらせながら、山荘の中を静かに歩いていた。]
(*26)2005/10/04 17:39:49
双子 リック
[そのなかで、リックは真実を握る女性を知るのである。]
(*27)2005/10/04 17:41:16
書生 ハーヴェイ
【回想/パーティPM10:00】

ああ、リック、ウェンディ、君達はウィティア家の! お父上は御息災かい?
前回の調査の時には、僕もお世話になったんだ。帰ったらよろしく伝えてもらえると嬉しいよ。

[ シャーロット、ローズマリ―、ナサニエルらと共にリック、ウェンディと話すうち、双子は、前回の調査に参加したウィティア家の当主の子である事を知ると、ハーヴェイはそう言って笑みを浮かべた。
 その時、アーヴァインの声が聞こえる。]

『では、私はそろそろ退席しますが皆さんはまだまだ楽しんでください。』

[ ソフィーの額に口付けたギルバートがちらりとハーヴェイを見遣った。ハーヴェイは小さく頷くと、ナサニエルを軽く肘で突付き注意を促す。
 その後、しばらくの間ハーヴェイは談笑に興じた。]

 そろそろ酔いが回って来たようだ。
 僕はそろそろ休ませてもらうよ。
 今日は楽しかった、ありがとう。
 
 ああ、ノーラ、素晴らしいご馳走をありがとう。堪能させてもらったよ。チャールズさんにもよろしく。

[ 残る皆に挨拶を送ると、ハーヴェイは食堂を後にした。]
(169)2005/10/04 18:31:19
書生 ハーヴェイ
【回想/アーヴァインの部屋】

[ ドアをノックする。
 深みのある声に促されドアを開けると、そこにはアーヴァインとギルバートの姿が在った。
 アーヴァインの顔にも、ギルバートの顔にも、普段の柔和さや陽気さではなく、重々しい表情が浮んでいた。]

『来てくれたか。ナサニエル君は?』

そろそろ来ると思います。折をみて抜けてくるように言ってありますので。

『そうか。まあ、掛けたまえ。君は飲るかね?』

はい、ご相伴させてもらいますよ。

[ ハーヴェイはソファに腰を掛けると、グラスを手にし口へ運んだ。
 そして静かにナサニエルの*訪れを待った。*]
(170)2005/10/04 18:47:20
新米記者 ソフィー
【回想/パーティー】

取材…?
せっかくのバカンスに来てるのに、取材なんてするわけないわ。

『そっか、ソフィーさんは取材目的じゃないんだ……。』

[そう言うローズマリーの表情は、どこか安堵しているように感じた。]

そうよ。
ハプスブルグの隠し財産を調査してる話は編集長から招待状を貰った時に少しだけ聞いたわ。
さっきアーヴァインさんが言ってたスチュアートさんの事も…ね。

今回の招待の目的は、調査隊の親睦を深める事と、新たな調査隊の結成…って感じみたいね。
残念ながら、私は隠し財産に興味はないの。

…財産なんて…何の価値もないわ。

[ソフィーの最後の言葉は、誰にも聞こえないほど小さな声だった。]
(171)2005/10/04 18:56:37
新米記者 ソフィー
『素敵な出会いとか、あったんですか?』

[自分とギルバートの関係に興味を持ったのか、シャーロットはソフィーに再び声をかけてきた。]

…ギルバートは私を救ってくれたの。
彼に出逢ってなければ、私はもう……

っと、ごめんごめん。
何だかしんみりしちゃったわね。
そういうシャーロットはどうなの…?
ハーヴェイさんやナサニエルさんと親しいみたいだけど…

[ソフィーは悪戯っぽい笑みを浮かべながら、シャーロットに言葉を返した。]
(172)2005/10/04 18:57:04
新米記者 ソフィー
『俺も少し飲み過ぎたようだ。今日はこれにて休むとするかな。
ソフィー、おやすみ。』

私もそろそろ休むわ。
今日は楽しかった。暫くはここに居る予定だから、みんなよろしくね。

[ソフィーは皆に「おやすみ」と挨拶をすると、自分の額に優しくキスをするギルバートに微笑み、彼と一緒に食堂を出た。]

『何だ、ソフィーも寝るのか。なら、部屋まで送って行くよ。』

大丈夫よ、一人で戻れるわ。
ギルバート、また明日ね。

[ソフィーは食堂を出たところでギルバートと別れると、一人階段を上がり部屋へと戻った。]
(173)2005/10/04 18:57:26
新米記者 ソフィー
【回想/205号室】

ふう……

[ソフィーはベッドに横たわると、大きな溜息をついた。]

何が調査隊の親睦よ。
何が新たな調査隊の結成よ。

スチュアートのため…?
そんな事をしたって、スチュアートが悦ぶわけないわ。

[ソフィーはシーツをぎゅっと掴み、そのまま眠りへと落ちていった。]

【回想/了】
(*28)2005/10/04 19:02:17
冒険家 ナサニエルが「時間を進める」を選択しました
冒険家 ナサニエル
【回想-パーティ】
「うん、仲良しというか、いつも通りというか…気がついた時からずうっと一緒だもんね、ウェンディとは。」

「ああ、リック、ウェンディ、君達はウィティア家の! お父上は御息災かい?
前回の調査の時には、僕もお世話になったんだ。帰ったらよろしく伝えてもらえると嬉しいよ。」

[久しぶりに友と再会できたりや新たな友人ができたりとパーティはかなり盛り上がっていた、ナサニエルも口数こそ少ないものの、その雰囲気を楽しんでいた]

「では、私はそろそろ退席しますが皆さんはまだまだ楽しんでください」

「俺も少し飲み過ぎたようだ。今日はこれにて休むとするかな」

[そういうとアーヴァインとギルバートが席を立つ、と同時にハーヴェイから注意を促される、どうやらギルバートがこちらに合図を送っていたようだった]

「そろそろ酔いが回って来たようだ。
 僕はそろそろ休ませてもらうよ。
 今日は楽しかった、ありがとう。」

[しばらくしてハーヴェイも席をたっていった、ナサニエルは同時に席を立つのも不自然な気がしてしばらくした後、周りに挨拶をして食堂を後にした]
(174)2005/10/04 19:04:55
新米記者 ソフィー
[強い風が吹く音と窓が揺れる音…ふと目を覚ますと、部屋の暗闇は明け、朝を迎えていた。どうやら、パーティーから戻った後、すぐに眠りについていたらしい。]

うーん…飲みすぎちゃったかしら。

今日も吹雪いてるわね。
一体、いつになったら止むのかな。

[窓の外の雪を眺めながら、ソフィーは一人呟いていた。]

この雪じゃ、外に出るのは危険ね。
よしっ、今日は別荘の中を色々見て回ろうかな。
エントランスの壁に飾られてた絵、まだゆっくり見てないし…。

[ソフィーは部屋を出て、別荘の中を*散歩する事にした。*]

【回想/了】
(175)2005/10/04 19:11:52
冒険家 ナサニエル
【回想-アーヴァインの私室】

[ノックをして部屋に入る]

遅くなってすいません、さすがにハーヴェイと二人で同時に席を立つというのは少し不自然かと重いましてね…。

「ああ、気にしないでいい、そんなことは、それより君も一杯どうだい?」

いやだな、俺が酒が飲めないのをお忘れですか?
それより俺、ギルバート、ハーヴェイを呼んだからにはもっとするべき話があるんでしょう?

「まぁそんなところに立っていないでとりあえず座りたまえ、話はそれからだ」

分かりました、失礼します。

[ナサニエルは着席してアーヴァインの*言葉を待った*]
(176)2005/10/04 19:12:27
美術商 ヒューバートが「時間を進める」を選択しました
美術商 ヒューバート
【モノローグ-自室】

まだ…動きはない、か。
あの一件の関係者が集められるというから
わざわざこんな黴臭い田舎まで来たというのに。
(177)2005/10/04 19:34:25
流れ者 ギルバート
【アーヴァインの部屋23:00】
[アーヴァインは3人が揃うと口を開いた。]
アーヴァイン「いやいや、遠路遥々ごくろうだったな。とりあえず寛いでくれたまえ。」

アーヴァイン殿。今回、いろいろと見慣れぬ人材が増えたようですが彼等は信頼がおけるのですか?子供までいるのは正直目を疑いましたよ。
前回のような事が再発して足を引っ張られるのはもう勘弁願いたい。

アーヴァイン「まぁ、そう焦るな。此度は、ただの顔見せじゃ。お主等も話して信が置けるかどうかを判断するよい機会だと思うがな。」

そうですか…。ところでナサニエル。
先年の最後の資料をお主に預けていたが進行状況はどんな感じだ?
さっきパーティーで話した感じだとシャーロットもお前の下で調査していたのかな。
(178)2005/10/04 19:42:01
冒険家 ナサニエル
[アーヴァインとギルバートの会話を静かに聴いている]

「ところでナサニエル。
先年の最後の資料をお主に預けていたが進行状況はどんな感じだ?さっきパーティーで話した感じだとシャーロットもお前の下で調査していたのかな?」

[急に自分に話を振られたので驚きながらも返事をする]

ああ、悪いのだがあまり進展はないな…。
シャーロットは俺がたまたまチューリヒ大にいった時に再会してな…、それ以来手伝ってもらっているよ。
彼女は優秀だよ、時々どっちが手伝いをしているかわからなくなる時があるぐらいだからな…。
(179)2005/10/04 20:16:16
新米記者 ソフィー
【2階/廊下】

[自室を出ると、長い廊下を突き進み階段まで向かう。そこは一階から吹き抜けになっており、陽は出てなくとも多少の光が通っていた。
ソフィーは二階の階段の手摺りに身を預け、一階を見下ろしていると扉が開く音が聞こえた。ふと、その音の許へ目を遣ると、自室とは逆の突き当たりの方からリックが出てくるのが見えた。リックはソフィーに気づいたのか、階段の方へと歩み寄ってきた。]

こんにちは、リック。
(*29)2005/10/04 20:22:36
双子 リック
[リックは自室の扉を開け、何か手がかりになるものはないかと思い、部屋を出た。 手始めにどの場所から手をつけてみようかと足を進めようとするとその視線の先に、髪の長いブロンドの女性の姿があった。
リックは自らの意図を悟られまいとつとめようと思っていると、彼女の側からリックに語りかけてきた。]

こんにちは、ソフィーさん。少し吹雪きそうですね。もしかしたら何日かこの山荘に缶詰になるかもしれないかなあ。
(*30)2005/10/04 20:23:08
流れ者 ギルバート
ふむ…そうか。彼女は信用が置けそうか?
優秀なのは大変結構だが…時としてそれが我ら全体にとっては不利益に働く可能性があるからな。
しっかり見ていてくれよ。

ハーヴェイはどうだ?
特に報告するような事はあるか?
(180)2005/10/04 20:36:09
新米記者 ソフィー
[「何日かここに缶詰になるかもしれない」という言葉に、ソフィーの心は小さく昂ぶった。]

(その方が好都合だわ。やっと逢えたんだもん…スチュアートを死に追いやった人たちに…。)

そうね…。
ここに来てからずっと降り続けてるけど、一向に止みそうにないわ。
せっかく貰った休日なのに、ずっと屋内に閉じこもるっていうのも淋しいわね。

[ソフィーは昂ぶる心を落ち着かせると、リックに言葉を返した。]

ずっと部屋にいるのもつまらないでしょ。
だから、少しこの中を散歩しようと思ってね。

リックは…?
今日はウェンディと一緒じゃないの…?
(*31)2005/10/04 20:45:49
双子 リック
[ソフィーと天候の話題をするリックだがソフィーの表情にどことなくぎこちなさを感じる。 いや、むしろ取り繕った顔をしているのはむしろリックだろうか。]

ソフィーさん、雪はやみますよきっと。だって、いつまでも閉ざされたことがある事件や事故は聞いたことはないもん。

[無意識にに事件、事故という言葉を持ち出してしまい、リックは失言した、と思い話題を逸らそうとする。]

oO(いけない、感づかれる)

ディ…ウェンディ、僕の妹は疲れて寝ちゃったみたいです。 彼女、いつもこんな調子といいましょうか、慣れない所ではどうしても僕を頼ってしまうというか…僕がそのぶん、しっかりしないといけないのですけれどね。
(*32)2005/10/04 20:47:04
書生 ハーヴェイ
【回想/アーヴァインの部屋23:00】

『ああ、悪いのだがあまり進展はないな…。』

[ ナサニエルの言葉をアーヴァインはじっと聞いていた。ギルバートはナサニエルの言葉に頷くと、ハーヴェイへと向き直り口を開く。]

『ハーヴェイはどうだ?
特に報告するような事はあるか?』

いや……残念ながら、芳しいものはなかったよ。幾つかのポイントに目を付けたが、それも実際に調べてみなければ何とも言えないね。

[ ハーヴェイの言葉に、アーヴァインは目を閉じ、再び溜息を吐いた。]

『スチュワート君が生きておったなら……そう思わずにはいられんな。彼を事故で失ってしまおうとは……本当に惜しい男を亡くしたものだ……』
(181)2005/10/04 20:54:02
書生 ハーヴェイ
[ アーヴァインは目を瞑ったまま、暫し追憶の中にあった。
 
 ――スチュアート・ハリントン。
 前回の調査隊の中心的役割をになっていた30になって幾つも過ぎていない若き学者。
 アーヴァインと馬が合い、調査以外の事でも様々な事柄について良く話をしていたものだった。
 金銭欲には乏しい男で、ハプスブルグの隠し財産を発見できたなら、世間に公表するべきだと主張していたものだった。そして、アーヴァインも好評する事を前向きに検討していた。
 だが……それが調査隊の者達に亀裂を作って行ったのだった……]
(182)2005/10/04 20:54:09
流れ者 ギルバートは、3人の会話を聞きつつ今回の列席者について*考えていた。*
2005/10/04 20:54:45
書生 ハーヴェイ
[ ハーヴェイも暫し目を瞑る。
 スチュワートは、彼の昔からの友人であった。そして、先に調査隊に参加していたスチュワートに誘われ、そこに名を連ねる事となったのだった。]
(183)2005/10/04 20:57:55
書生 ハーヴェイ
[アーヴァインは柱時計をちらりと見遣る。]

『さて、もう夜もだいぶ更けて来た。今日はここまでにしよう。明日、皆を集めて広間で調査についての話を軽くするつもりだ。、新たに参加希望してくれる者がいたなら、その者についてのどう思うかを君たちにも聞かせて欲しい。』

[ 3人は席を立ち、アーヴァインに挨拶をすると、それぞれに思いを抱えながら自室へと戻って行った。]

――「パーティーの晩」回想終了――
(184)2005/10/04 21:05:42
新米記者 ソフィー
え…っ?

[事件、事故という言葉を発するリックを、ソフィーは驚いたじっと様子でみつめた。]

事故は分からないけど、この吹雪ならうっかり外に出て迷っちゃうと遭難しても不思議ではないよね。吹雪が止むまでは、あまり外に出ない方がいいわ。せっかく素敵なところに来たのに、風邪なんか引いたら笑い話にもならないわよ。

ウェンディは寝ちゃってるのか。
リックはウェンディに頼られてるんだね。

じゃぁ、しっかりしないとね、お兄ちゃん。

[ソフィーはリックをからかうように言葉を続けた。]

でもなぁ…リックとウェンディを見てると、私も兄弟が欲しかったな。
私、一人っ子だからさ…。
(*33)2005/10/04 21:17:19
双子 リック
[リックは見えない手で、自分の左胸、傷の残る場所を押さえた]

ソフィーさんは一人っ子なんだ。ええ、僕は妹に恵まれて、とっても嬉しいです。 だって、僕に足りないものを満たしてくれるのだから。
それに、ディは僕に頼りっぱなしだから、何かあったら僕が彼女を支えてあげないといけないと思ってます。何ができるか分からないけれど…
(*34)2005/10/04 21:18:32
双子 リック
[ふと、リックの目線がソフィーの小指に届き、無意識に吸い込まれるように神経を集中させた。 金色の装飾ということもあったが、何故かそれがどことなく重そうに見えた。]

oO(ピンキーリング……)
(*35)2005/10/04 21:18:50
新米記者 ソフィー
[ソフィーはリックの視線に気づくと、髪をかき上げる手を止めた。]

……ん?
どうしたの、リック…。
(*36)2005/10/04 21:31:15
双子 リック
[もしこれが、ただのリングであれば、リックはその単純な価値に目を細めるだけで終わったかも知れない。 がしかし、リックの頭に残る記憶がそれを許さなかった。]

oO(あ……あれはっ。ロンドンで見たことがある……僕の兄さんの小指に…!)

ス……スチュアート兄さん!

[リックはソフィーの気持ちをものともせず、リックはソフィーの小指に収まっている指輪を凝視するために無意識にソフィーの手をつかみ、指輪を覗き込んだ。]
(*37)2005/10/04 21:32:27
双子 リック
そ、そんなっ!

兄さんの指輪がなぜここに!
2005/10/04 21:34:45
文学少女 セシリア
【208号室/パーティーの翌日昼前ごろ】

………。もうお昼…?

[セシリアは疲れと酒のせいで朝に起きることができなかった。のそのそとベッドから這い出すと、顔を洗い、口を漱ぎ、窓の外を確認した。天候は悪い。]

……コーヒーが飲みたいわね…

[セシリアは着替えを終えると、1冊の本とカードが入ったフエルトの小袋を持ってラウンジへ向かった。]
(185)2005/10/04 21:45:17
文学少女 セシリア
【ラウンジ】

[礼拝堂の向かいのラウンジに入って見たが、誰もいなかった。しかし、暖炉に火が入っていて部屋の中は暖かい。セシリアは部屋の奥のソファーへと近づいた。]

…あれ、誰かいたのかな…

[ソファー近くのテーブルの上には、すでに飲み物を楽しんだ形跡があった。とりあえず、それらを後ろのテーブルへと移すと、テーブルの上に自分の荷物を置き、ソファーへと腰掛けた。]

あ、コーヒーもらってこなくっちゃ。

[セシリアはすぐに席を立つと、ネリーを探して食堂へと向かった。]
(186)2005/10/04 21:52:19
文学少女 セシリア
【食堂】

ネリーさん…?

[食堂へ来てはみたものの、誰もいないようだ。周りを見回すと、テーブルの上にポットといくつかのカップが置かれているのを発見した。ポットに軽く触れると、まだ暖かい。セシリアはポットの中身をカップに注いでみた。]

……あ、コーヒーだわ…

[セシリアはカップをそっと運びながら、ラウンジへと戻った。]
(187)2005/10/04 21:54:24
文学少女 セシリア
【ラウンジ】

[カップをテーブルに置き、ソファーに腰掛けると、セシリアは1冊の本を読み始めた。アーヴァインにもらった、占いに関する本。セシリアはこの本がとても大好きだった。]

………。

[セシリアはコーヒーをすすりながら、本を*読み耽った*。]
(188)2005/10/04 21:56:26
新米記者 ソフィー
[ソフィーの左小指に嵌められたリングには『S&S』と刻まれていた。それは愛を誓い合った印とし、お互いの為に贈り合った、今となってはソフィーにとって形見となるものでもあった。ソフィーは何があっても、これだけは一度たりとも外した事がなかった。
そのリングを凝視するリックが突如口にした名―スチュアート―を聞くと、ソフィーもまたその名を声を大にして発した。]

スチュアート兄さん…っ?

[そしてソフィーは、自分の手を掴むリックの手を右手で掴み返すと、その手を引いて自室(205号室)へと走った。]

【205号室】

リック、説明して…っ。
兄さんってどういう事…?
スチュアートは貴方のお兄さんなの…?

[ソフィーは部屋に入っていきなり、リックを問い詰めた。]
(*38)2005/10/04 21:56:35
双子 リック
[廊下とはいわなくとも、リックの間近にもしいればその声を聞かれたであろう、リックの兄の名前。もっと間近で調べたいと思ったが、思わず口にしてしまったことにより、ソフィーに逆に右腕を掴まれ、有無をいわさずソフィーの部屋(205室)へ引き込まれた。

廊下を引っ張られる間、リックは一瞬だけ見えたあの3文字、リングに掘られていた『S&S』の意味を推理していた。いや、言うまでもなく間違いなく当てはまる。それはリックの兄、スチュアートのファミリーネームであり、ソフィーのそれであった。

扉を閉めたのを確認するとソフィーはリックの目の前に立ってまくしたてた。リックは改めて言おうか言うまいか一瞬ためらったが、ここにきて誤魔化すのはかえってこじれると思い、ソフィーの様子をみながら自分のことについて語ることにした。]

兄さん…僕の兄さん……僕には兄さんがいるんです…その名前が……スチュアート・ハリントン……

どうしてっどうして僕の兄さんの指輪を……っ!
どうしてソフィーさんが…ソフィーさんは僕の兄さんを知ってるの!?
(*39)2005/10/04 21:57:46
書生 ハーヴェイ
【回想/パーティの晩214号室】

[ ハーヴェイは何となく体のだるさを感じ、アーヴァインの部屋から戻るなりベッドに身を横たえた。
 暖炉には火が灯り、部屋は適度に温められている。ネリーの仕事だろう。ハーヴェイは心の中でネリーに感謝の言葉を思い浮かべた。

 暖炉の火が照らす部屋の中、ハーヴェイは物思いに耽った。
 ……スチュワート。
 その名が浮ぶ。
 共に学業に励み、同じ道を志した男。
 スチュワートは良き友だった。情熱的で、真っ当で。
 そして、才能に溢れ、常にハーヴェイの前を歩いていた男だった。
 追憶に浸るハーヴェイの胸に、様々な思いが渦を巻く。]

 馬鹿な男だ……。
 少し……ほんの少しだけ妥協していれば……あんな……

[ 絞り出すような呟きがハーヴェイの口から漏れる。重々しい思いの篭った呟きであった。
 そして、重い追憶の中、ハーヴェイは何時しか眠りに落ちて行った。]
(189)2005/10/04 22:14:24
新米記者 ソフィー
スチュアート・ハリントン……

[ソフィーはそれを聞くと、全身が震えるのが分かった。抑えようにも抑えられないその震えは、リックにも分かっていただろう。]

私には、嘗て深く愛した男性がいたわ。

いえ…。
今でも深く愛してる。

その人の名は…スチュアート・ハリントン。

[ソフィーはふらふらとベッドの下に置いてある鞄を持ってくると、その中から手帳を取り出し、それに挟んである写真をリックに手渡した。]

スチュアートと私は愛し合う仲だったのよ。
このリングは、二人で贈り合ったのよ。お互いの名のイニシャルを刻んでね。

…まさか、スチュアートが貴方のお兄さんだったなんて…。
(*40)2005/10/04 22:16:01
双子 リック
[リックはソフィーから兄のフルネームを正確に紡ぎだしたことに動揺と高揚感が広がった。 兄さんに近しい人に間違いないのだ。彼女は兄さんのことを知っている。
そしてソフィーが見せてくれた写真。 そこにはセーヌ川を背景に微笑むスチュアートとソフィーの姿があった。]

oO(兄さん…兄さんはこんな綺麗な女性と愛し合っていたんだ…心も美しそうな人だものね。 ううん、それもそうだけど兄さんは…)

兄さん…兄さんはどこにいるの!?無事なの?
(*41)2005/10/04 22:16:51
鍛冶屋 ゴードン
【翌日10時頃】
(190)2005/10/04 22:19:15
鍛冶屋 ゴードンは、201号室のドアをノックした。
2005/10/04 22:19:32
鍛冶屋 ゴードン
ラインバック様。
ご所望のお食事をお持ちいたしました。
(191)2005/10/04 22:20:41
鍛冶屋 ゴードン
[
私は分厚いステーキが盛りつけられた皿をワゴンに載せてヒューバート氏の宿泊する部屋、201号室のドアの前に立っていた。
]
(192)2005/10/04 22:23:03
書生 ハーヴェイ
[ まどろみに落ちようとする中で、ハーヴェイはソフィーの顔を思い浮かべていた。
 何処かで見たような、そんな気がしていたのだ。だが、それが何処で何時なのか、それは全く思い出せなかった。
 いや、もしかしたら、ただの勘違いなのかも知れない。

 そして、リック。リック・ウィティア。
 その名にもどこか引っ掛かるところがあった。ウィティア家の子息ならば、名に覚えがあるのも不思議ではない。前回の調査でウィティア卿から名を聞いたのかも知れない。
 
うつらうつらと、まどろみの中で思いに耽っていたハーヴェイは、何時しか眠りに落ちて行った。]
2005/10/04 22:25:01
鍛冶屋 ゴードン
まだお休みでございましょうかラインバック様。
お食事をご用意致しましたので、冷めるまえにお召し上がりくださいませ。
(193)2005/10/04 22:25:07
新米記者 ソフィー
[今度は、手帳から一枚のメモを取り出し、リックにそれを見せた。そこには、スチュアートが死の前に最後の力を振り絞って書いたであろう言葉が書き記されていた。]

スチュアートは…死んだわ。
いえ、殺されたわ。

このメモを残してね…。
(*42)2005/10/04 22:27:07
双子 リック
[リックはソフィーから一枚のメモを受け取った。今度のメモ、紙そのものにはやや乱雑な印象を受けた。 リックは手に取り、目を走らせた。 そこにはあの衝撃的な内容が記されていた。そこにはあまりにもリックの予想とはかけ離れていたものだった。
メモの内容と僕の兄スチュアートの筆跡。 リックはメモの内容を信じたくはなかったが、兄の筆跡がそれは嘘や冗談でないことを示していた。]

う……うそだ……兄さんが死んだなんて…
じゃ、じゃあみんなは? ここへ集まったみんなはそれを知っているの!?
(*43)2005/10/04 22:27:46
鍛冶屋 ゴードン
[
私はワゴンをドアの脇に停め、静かに階下へと降りていった。
]
(194)2005/10/04 22:27:57
鍛冶屋 ゴードンは、文学少女 セシリアの姿を見かけた。
2005/10/04 22:28:36
鍛冶屋 ゴードン
おはようございます、お嬢様。

コーヒーのおかわりをお持ちいたしましょうか?
(195)2005/10/04 22:29:48
鍛冶屋 ゴードン
[
セシリア嬢は私の言葉など聞こえていないように、食い入るように読んでいる本から目を外さなかった。

私はお辞儀をして、*自室に戻る事にした。*
]
(196)2005/10/04 22:31:53
冒険家 ナサニエル
【回想】
「ふむ…そうか。彼女は信用が置けそうか?」

さぁな、だが俺は信頼はしている。

この間のようなことは俺だってごめんだ、仲間を失う悲しみなんてもう二度といらないさ…。

だが、スチュアートの為にも今回の調査は再会しなければならない。

それが志半ばで死んでしまった奴に対する手向けになるだろうからな…。
(197)2005/10/04 22:41:34
新米記者 ソフィー
分からない…。
でも、アーヴァインさんが送ってきた招待状…あれからはこの真相は読み取れないわ。
恐らく、手を下したのは一人…若しくは数人で、残りの人は知らないのかもしれない。

[ソフィーはリックに、スチュアートを探しにこの地に来た事がある事、今回の招待への参加の本当の理由を話した。]

スチュアートを死に追いやった人は、この中にいる筈よ。

……私は許さない。
絶対に許さないから…。

[ソフィーの表情は、今までリックに見せてきたそれとはあまりにもかけ離れていた。]
(*44)2005/10/04 22:41:45
双子 リック
嘘だ…兄さんが死んだなんて……ましてや…こんな激しい雪山の中で誰かに裏切られて…

[リックは窓の外へ目を見やった。白い吹雪が吹き抜けていく。]

oO(この景色が…兄さんの最後に見た景色なんだ……兄さん…っ!)
そんな……そんなっ!

[悲しみによって重い濃度をつけた涙の粒が、頬をつたってくちびるの端に流れていくのを感じた。]
(*45)2005/10/04 22:42:48
冒険家 ナサニエル
「さて、もう夜もだいぶ更けて来た。今日はここまでにしよう。明日、皆を集めて広間で調査についての話を軽くするつもりだ。、新たに参加希望してくれる者がいたなら、その者についてのどう思うかを君たちにも聞かせて欲しい」

分かりましたよ、それじゃ今日はこれで失礼します。

[ナサニエルはアーヴァインの言葉を受け部屋を去った]
【回想終了】
(198)2005/10/04 22:43:15
文学少女 セシリア
【ラウンジ】

………。

[セシリアは本にすっかり夢中で、すでに空になったコーヒーカップを時折すすりながら、本を読み続けていた。]

『…………うか?』

………。

[しばらくして…。]

……あれっ、チャールズさんの声がしたような…

[カップを手に、ふとラウンジの外をのぞいて見たが、すでに誰もいなかった。セシリアはそのまま食堂に行き、だいぶ冷めてきたコーヒーをカップに注ぐと、ラウンジに戻って本の続きを読み始めた。]
(199)2005/10/04 22:46:16
流れ者 ギルバート
【アーヴァインの部屋/パーティーの晩】
[ギルバートは今回の列席者について思案していた。]

アーヴァイン「さて、もう夜もだいぶ更けて来た。今日はここまでにしよう。明日、皆を集めて広間で調査についての話を軽くするつもりだ。、新たに参加希望してくれる者がいたなら、その者についてのどう思うかを君たちにも聞かせて欲しい。」

ん…もうこんな時間か。焦る事もないな。
では、アーヴァイン殿。下がらせてもらうよ。

[ギルバートはアーヴァインの部屋を出ると自分の部屋に戻った。]
(200)2005/10/04 22:53:11
新米記者 ソフィー
[ソフィーは涙を流すリックを真っ直ぐ見つめながら、言葉を続けた。]

誰がスチュアートを死に追いやったのか分からないのなら……

みんな、殺してしまえばいいんだわ。

[ソフィーが発した言葉は、小さく…しかし何よりも重く、部屋の中を走っていった。]
(*46)2005/10/04 22:53:40
双子 リック
oO(兄さんはただ、真実が知りたかっただけなのに…!ハプスブルグ家の財産なんて関係ない、自分たちのためだけに、ただ兄さんと意見が食い違っただけなのに…!)

[リックは河が決壊したように涙を流した。少しののち、彼の涙は枯れたのだろうか。 リックの蒼い瞳の色は炎のような色をたたえるように感じられた。]

この山荘の中に…兄さんに手を下した奴がいるんだ。そしてソフィーの愛する僕の兄さん…

そうだ、許さない、許せない。そんな奴…死んでしまえばいいんだっ!!
(*47)2005/10/04 22:55:48
書生 ハーヴェイ
【回想/朝】

[ ハーヴェイは目を覚ました。
 風の音が強い。どうやら天候は生憎のままのようであった。窓を僅かに開ける。勢い良く吹き込んでくる雪にハーヴェイは肩をすくめながら窓を閉めた。
 寒気を覚える。昨日感じた体のだるさと言い、風邪でも引いたのではななかろうかと思えた。
 暖炉に薪をくべ火をかける。そして部屋が暖まると着替えて、身なりを整えた。
 そんな事をしていると、ドアをノックする音が軽快に響いた。]

『ハーヴェイ様。よろしいでしょうか?』

[ ネリーの声だった。
 ハーヴェイが「ああ、良いよ」と返事をすると、ゆっくりとドアが開けられた。]

『お食事の用意が出来ております。食堂へどうぞ。』

[ ネリーの言葉にハーヴェイは肩を竦めた。]

ああ、折角なんだが、ちょっと調子が良くなくてね。部屋で大人しくしてようかと思ったんだ。

『まあ、それは……そうですね、では、こちらにお持ち致しましょうか?』
(201)2005/10/04 22:58:53
書生 ハーヴェイ
ああ、お願いできるかな。軽くで良いよ。

『かしこまりました。では、お待ちください。』

[ そう言ってネリーがお辞儀をして退出すると、ハーヴェイは荷物から一冊の本を取り出し、読み始める。
 暫らくすると、食事を用意したネリーが再び部屋を訪れた。]

『お待たせいたしました。』
(202)2005/10/04 22:59:54
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