冒険家 ナサニエル スチュアートの亡霊はウェンディじゃないソフィなんだよ! なぜそれが分からん! | |
2005/10/12 02:00:39 |
双子 ウェンディ 私、死んだのね…。 | |
2005/10/12 02:01:34 |
双子 リック ディ…ディ…どうしてここへ来たんだ…っ 馬鹿…馬鹿っ! | |
2005/10/12 02:03:00 |
双子 リック いや……馬鹿は僕なんだろうな… ごめん…ごめんディ… [リックは立ちつくして静かに涙をこぼしはじめた。] | |
2005/10/12 02:03:42 |
見習いメイド ネリー ウェンディさま…そしてシャーロットさま… お二方とも、さぞお辛く、苦しかったでしょう… …本当にお疲れさまでした。 [ネリーはウェンディとシャーロットに対して涙を零しながら、深くお辞儀をした。] | |
2005/10/12 02:05:25 |
見習いメイド ネリー [ネリーはリックとウェンディの肩をそっと抱きながら、あちら側の様子をじっと眺めていた。 両方の瞳を透明な雫で*濡らしたまま…*] | |
2005/10/12 02:09:29 |
冒険家 ナサニエル 糞、ギルバートの奴、完全にソフィーの手のひらで踊らされてる…。 | |
2005/10/12 02:11:38 |
双子 ウェンディ 懐かしい声を感じるわ。 そこにいるのね… リック………。 どうして泣いているの? | |
2005/10/12 02:13:37 |
酒場の看板娘 ローズマリー ギルバートさん……何故? 私には、あなたのソフィさんに対する気持ちが不可解に思える……。それは本当に愛なの? 分からないから、私はあなたのことを疑った。 [ローズマリーの近くに小さく華奢な少女の姿がぼんやりと現れた。] ウェンディさん……。 ……私もネリーさんもあなたを抱きしめてあげたい気持ちはきっと同じ。 そう、リック君もここに居るのね……。 生きていた時、私の目にリック君は聡明な少年にみえたわ。そして、ウェンディさんの事をとても大事にしていると……。 | |
2005/10/12 02:16:03 |
村長の娘 シャーロット 【エントランス】 背中が、冷たい… 胸が痛い… [失われていく血液と、冬の寒さに冷え切った大理石が、体温を奪っていく。 撃たれて、倒れる寸前。ブロンドを纏める赤いリボンが目にとまった。 手足に力が入らなくて… ポケットの弾丸を、猟銃に籠めなおすことができなかった。 息が苦しい。のどの奥から熱いものがこみ上げてきて、口から溢れた。 ] | |
2005/10/12 02:18:40 |
村長の娘 シャーロット 【エントランス】 そっか… 撃たれるって、こんなに痛いんだ。 こんなに苦しいんだ。 こんなに…恐いんだ。 あたりがどんどん暗く、静かになっていく。そのむこうには誰もいない。誰も… | |
2005/10/12 02:22:27 |
双子 ウェンディ [暗闇の中、徐々に視界と意識がしっかりしてきた。すぐそばに温かい光を感じ手を伸ばすと悲しそうな微笑を浮かべた女性の姿へと変わった。] ローズさん………。 せっかく私を信じてくれたのに、ごめんね。 私、たどり着いたと思うんだけど、時間が足りなかったみたいなの。 リックのこと少しでもわかりたかったから… リックに近づきたかったから…頑張ったんだけど… | |
2005/10/12 02:23:45 |
双子 リック やっぱり、ディはもうここに… 僕は…僕はみすみすディを…っ [ウェンディに涙を見られるのは10年は時が経ているかもしれない。それでもリックはただ泣き続けた。] | |
2005/10/12 02:27:50 |
村長の娘 シャーロット 【エントランスを見下ろすどこか】 わたし…? 倒れてる。ひどい傷…死んで、しまったのかな。 胸が動いていない。 寒い…。そっか。ひとを殺めたから、天国には行けないんだね。 かみさま、懺悔もせず、申し訳ありません。 [エントランスから見える礼拝堂に正対し、十字を切る。] | |
2005/10/12 02:32:20 |
双子 リック シャーロットさん…ごめんなさい。 僕はみんなを… 僕は撃たれたことは後悔してないよ。だから…落ち込まないで。 | |
2005/10/12 02:40:11 |
村長の娘 シャーロット [瞑目をやめて、声のするほうを見た。] その声… リック?リックなの? | |
2005/10/12 02:41:39 |
村長の娘 シャーロット ごめんなさい、わたし、あなたを… | |
2005/10/12 02:42:37 |
双子 リック [リックは胸のほうを抑えながら、シャーロットのいる方へ身体を向けた。] ううん、こうなることはわかっていたもの…ただ、僕に手を下したのがあなただっただけ… | |
2005/10/12 02:43:35 |
酒場の看板娘 ローズマリー ウェンディさん、謝らないでね……。 [ローズマリーは、生きている者達の中にシャーロットの姿がないことに気が付いた。不安が沁みのように広がり、またローズマリーの視界を血が流れて遮る。] シャーロット……? ……どこへ行ってしまったの。 今、皆の居るところを離れてはあぶないわ。 ……あなたを探しに行かなくちゃ。 [ローズマリーは痛みを感じながら、シャーロットを探して闇の中を不安そうに、*さまよいはじめた。*] | |
2005/10/12 02:44:52 |
村長の娘 シャーロット 許してくれるの? 優しいひと… ありがとう。 [すりぬける両手を、リックの頭を抱き締めるかたちに、組み合わせる。] | |
2005/10/12 02:46:56 |
双子 リック [数多くの人を殺めたリックに、数多くの人がリックに優しい言葉を投げかけてくれる。リックにはただそれが嬉しく、辛かった。] 僕には…ディを信じてくれたこと。 何ものにも代え難いうれしさを覚えたんだ。シャーロットさん… | |
2005/10/12 02:50:52 |
村長の娘 シャーロット ウェンディは、迷ってるわたしを救ってくれた。 生きて、帰れるといいな… [呟きながら、この冷たく暗い世界にウェンディがいないことに、*ほっとした*] | |
2005/10/12 02:54:36 |
双子 リック [シャーロットの、ウェンディという言葉にリックははっとした。 ウェンディは自分のわがままでここまで来てしまったようなものだった。リックは自分の行いに深い喪失感を*覚えつつあった*] | |
2005/10/12 03:05:41 |
書生 ハーヴェイ 【回想/ラウンジ/9:00過ぎ】 [ 階段下の血の痕。 リックの死んだその場所。 しかし、その事はハーヴェイの感情を揺り動かさなくなっていた。 それを通り過ぎ、ラウンジへと入る。 ラウンジにはゴードンがおり、壊した家具を薪代わりに暖炉に火を入れていた。 ――やあ、チャールズさん。と、声を掛ける。抑揚のないその声は、己の声ではないかのようであった。 ゴードンは重々しく一礼する。 その面に浮ぶ憔悴の色は濃い。] 『……おはようございます。マクロード様。 ……フォックス様が……殺されておりました。』 [ ゴードンの言葉に、ハーヴェイは目を瞑り……嘆息を吐く。ゴードンはそのまま、シャーロットの死に様をハーヴェイに伝えた。 それを聞き終えたハーヴェイは、ゴードンに頷き「ああ」と言い……椅子に座り込んだ。] | |
(21)2005/10/12 21:24:16 |
双子 リック ……っ! [リックも思わず身を乗り出そうとする。] | |
2005/10/13 00:15:54 |
冒険家 ナサニエル ………………。 | |
2005/10/13 00:16:44 |
見習いメイド ネリー [ネリーはナサニエルとリックの側に現れ、 ハーヴェイとソフィーの様子を眺めている] ………… ソフィーさま…… あなたさまは…… | |
2005/10/13 00:21:41 |
冒険家 ナサニエル 何故だ、何故だよハーヴェイ! ローズマリー、シャーロットが殺されるべき人間じゃないのはお前が一番知っているはずだろう! 知っていて何故止めなかった、何とか言えよ!! [ナサニエルは自分の声が届かないのも忘れて叫び続けた] | |
2005/10/13 00:31:08 |
双子 リック ソフィーさんの言うあの人…あの人…あの人… まさか…!! | |
2005/10/13 00:31:28 |
見習いメイド ネリー …ソフィーさま…ハーヴェイさま… …そして……… [一度言葉を切って、ゆっくりと後を繋げる] …スチュアート…さま…… | |
2005/10/13 00:34:31 |
双子 リック ハーヴェイ……なぜ彼のことをここまで…!? | |
2005/10/13 00:39:05 |
見習いメイド ネリー ハーヴェイさまは、スチュアートさまと懇意でいらっしゃった…… [ハーヴェイの言葉を聞きながら、ネリーは考えを巡らせている] | |
2005/10/13 00:51:30 |
文学少女 セシリア 【208号室/17:00ごろ】 [そのころ、セシリアは自室で今日の出来事を思い出しながら、考え事をしていた。] [礼拝堂でのやりとりの後、セシリアはしばらくゴードンと一緒に過ごした。ゴードンは一通り椅子を壊し終えると、一束の木片をセシリアに渡した。そしてその後、死体の置かれた部屋へとセシリアを連れて行った。] [シャーロットの亡骸は、胸を朱に染めていた。昨日、まどろみの中聞いた破裂音は、きっとあの人が撃ったものに違いなかった。悲しげにシャーロットの顔を見つめる。ふと、シャーロットの顔が微笑みかけたような気がしたが、それは過ぎ去った。] [そしてセシリアは自室に戻った。ゴードンのこしらえた薪は、ほのかに血の臭いをあげながら鈍く燃えていった。] ……あの人に… [あの人に問いただしてみるべきか…。セシリアの心は揺れていた。] | |
(56)2005/10/13 00:55:36 |
双子 リック 『リック。 貴方もハーヴェイから、何か感じていたのかしら。』 [リックは思わず呟く。] いや…確信というものはなかったよね… 強いて挙げるなら、腕づかいかな… | |
2005/10/13 00:56:22 |
双子 リック ハーヴェイ…あなたはまさか… | |
2005/10/13 01:08:32 |
見習いメイド ネリー ………… [ネリーはハーヴェイの言葉に耳を疑い、驚きに瞳を見開いた] | |
2005/10/13 01:10:03 |
双子 リック ハーヴェイが殺した… ハーヴェイが彼を殺した… ハーヴェイがスチュアートを殺した…… に…にいさああん!! [リックは思わずハーヴェイへ向かって飛びかかろうとした。] | |
2005/10/13 01:10:13 |
見習いメイド ネリー ! | |
2005/10/13 01:10:49 |
新米記者 ソフィー 『僕は手にスコップを持ち…… あいつは地面に倒れていた……』 [この言葉は、ソフィーの頭を叩き割った。 まるで一年前、ハーヴェイがスチュアートを殴ったという言葉のように。] …ハーヴェイ…… 貴方だったのね…… 貴方があの人を殺したのね……っ! [ソフィーは、込み上げてくる憎しみを最早抑える事はできず、ハーヴェイに向かって声を揚げた。] | |
(2005/10/13 01:12:00、新米記者 ソフィーにより削除) |
見習いメイド ネリー …いけません、リックさま…!! [ネリーは飛び掛ろうとしたリックの身体を 後ろから抱きとめるようにして押しとどめた] | |
2005/10/13 01:13:16 |
双子 リック 離して、離してくださいネリーさん…っ! 僕は…あいつが…あいつがっ…!! [リックはネリーに抱き留められて動けなくなってしまった。 無理に振り解こうとすればできるかもしれないが、ネリーの身体を考えるとそれを押しとどめたからだ。] | |
2005/10/13 01:16:14 |
見習いメイド ネリー リックさま……いけません… …ハーヴェイさまをどうなさるか…… それは、ソフィーさまが決められることです。 [ネリーは尚も腕の中でもがくリックの身体を 渾身の力で引き留めようとする] まだ、まだ真実は…… 本当にそうなのかは…解りませんから…… | |
2005/10/13 01:16:41 |
双子 リック う…ううっ。 [リックは憎悪の念が込み上げてくるのが止まらなかったが、ネリーの両腕の力と悟らせるような言葉から、思わず力を失い、歯を食いしばってうなだれた。] | |
2005/10/13 01:18:23 |
見習いメイド ネリー 確かに、ハーヴェイさまが今仰っていることを繋ぎ合わせれば、 スチュアートさまがハーヴェイさまに殺害された… そう思えてしまいます。 ただ、ハーヴェイさまは、スコップを持ったと… そしてスチュアートさまが地面に倒れているのをご覧になられた… その間に、何があったのかは、まだ語られてはいません。 そして、倒れた後はどうなさったのか。 …ハーヴェイさまのお言葉を、待ちましょう。 | |
2005/10/13 01:20:03 |
双子 リック [耳元で語りかけるネリーの深慮さにリックは思わず自分の行為を恥じた。] そ…そうだね…ネリーさん。ごめんなさい… [リックは振り返らずに頷いてネリーに謝りの言葉を投げかけた。] | |
2005/10/13 01:22:30 |
酒場の看板娘 ローズマリー [ローズマリーは血を流しながらぼんやりと佇んでいる。] シャーロットが見つからないの……。 ……もしかして、ウェンディの横に寝かされているのが……シャーロット? シャーロットが殺されてしまった? ………そんな。 あなたには、あなただけには死んで欲しくなったのに。 [ローズマリーははらはらと涙をこぼした。] | |
2005/10/13 01:33:00 |
冒険家 ナサニエル ハーヴェイ、お前馬鹿だよ…。 スチュアートを失って一番苦しんだのはお前だろうが…、その悲しみが分かるお前はソフィーを止めるべきだったんだよ…。 そして俺達だけでソフィーに償いをするべきだったんだ、回りを巻き込む必要はなかったんだ。 | |
2005/10/13 01:34:06 |
見習いメイド ネリー [リックの身体から力が抜けるのを感じて、 ネリーは彼が倒れないように、その身体を受け止めた。 そして精神的に酷い衝撃を受けた彼の髪を優しく撫で続ける] …憎しみは…確かに力を生みますが… 憎しみによって生まれた力によって行われたこと… それからは更なる憎しみが生まれるだけです。 …私は確かに地上での生を失いましたが… もう、どなたも憎んではおりません。 ただ、この場から…… …セシリアさまのご無事を……祈るばかりでございます。 [不意に思い出したように、ネリーはゆっくりと話し始めた] 『力の指輪にまつわる物語』でも… 憎しみは更なる憎しみを生み… それに伴う悲しみや苦しみは、最大の敵である 冥王に、更なる力を与えるだけでございます。 [瞳を閉じて、リックの髪を優しく撫で続ける] | |
2005/10/13 01:34:10 |
双子 リック [リックは側にローズマリーが立っていることに気がついた。 ローズマリーの悲しみは自分が引き起こしたことも同然なのだ。リックはいたたまれなくなって思わず身を背けたくなった。] | |
2005/10/13 01:34:34 |
酒場の看板娘 ローズマリー [ハーヴェイの声が聞こえ、ソフィと話し合う光景が見える。] ……ハーヴェイさん。 あなたが、スチュアートさんを……。 [ローズマリーは消えそうな声で*呟いた*。] | |
2005/10/13 01:34:49 |
双子 リック [リックは自分は呼吸をしているのだろうかそうではないのか、確認することはできなかったが自分の息を整えることによって自らを落ち着けるような動作をし、ネリーのいたわりを甘んじて受け続けた。] | |
2005/10/13 01:36:29 |
酒場の看板娘 ローズマリー ……ここでは、色々な声が聞こえるわ。 ナサニエルさん、ネリーさん。 それに……今、背を向けたのはリック君? ……呻いても、私たちは生者に対して何もする事が出来ない。 | |
2005/10/13 01:37:49 |
双子 リック ローズさん…僕は…真実に辿り着けぬまま、ただみんなを… [リックはがっくりとうなだれた。] | |
2005/10/13 01:39:14 |
見習いメイド ネリー [ネリーは、ローズマリーが生気をなくしたまま 静かに呟くのを見て、一筋の涙を零した] | |
2005/10/13 01:40:13 |
酒場の看板娘 ローズマリー [ハーヴェイに向かって] あなたが抱えていたのは、親友を殺した……罪だったのね。だから、あんなに……。 私は、あなたの抱えているものを認めたり、分かち合ったりすることが出来なかったのだわ。ごめんなさい……。 [ローズマリーはハーヴェイの体に触れようとして、手が届かない事にまた悲しそうな*笑みを浮かべた*。] | |
2005/10/13 01:41:50 |
酒場の看板娘 ローズマリー [ローズマリーは、リックに*寄り添うように立った*。] | |
2005/10/13 01:42:56 |
双子 リック [リックは側に立つローズマリーの心を読みとり切れず、ただ謝りの言葉を口に出した。] ごめんなさい、ローズさん… | |
2005/10/13 01:46:56 |
冒険家 ナサニエル ハーヴェイ、それじゃ駄目だよ、誰も救われていない…。 お前が殺されたってソフィーの心は救われないんだ…。 | |
2005/10/13 01:54:27 |
文学少女 セシリア 【208号室】 [セシリアの心は揺れていた。占いの示した運命。指輪。名前の断片。リックへの嘆き。シャーロットの死。すべてが一つにつながった。] ………ート……。スチュアート…… [運命の指輪はおそらく、スチュアートがソフィーに贈ったものだろう…。一年間の冬、スチュアートが死に、指輪が呪縛となった…。そしてその魂の嘆きに報いるため…ソフィーは運命に導かれ、この屋敷にやってきたのかもしれない。いや、そうとしか考えられなかった。調査にかかわった者――叔父、ヒューバート、ローズマリー、シャーロット。そして残るはハーヴェイとギルバート。復讐が目的であるならば、終わりは近い。] ……… [そしてその目的を遂げたあと、何が残っているのだろう…。指輪の呪縛に憑かれた者は、一体どこへ帰ってゆくのだろう…。そんなことを考えていた。] | |
(77)2005/10/13 01:56:31 |
双子 ウェンディ [暗がりの中、小さな少女の姿が浮かび上がり、悲しそうに生きている者たちを見詰めている] まだ… 殺しあうの…? | |
2005/10/13 01:57:18 |
見習いメイド ネリー ………… ハーヴェイ、さま…… ソフィー…さま… [ネリーは透明な雫でいっぱいになった瞳を静かに閉じた] | |
2005/10/13 01:58:51 |
見習いメイド ネリー ………ああ…… 指輪の、力が……… | |
2005/10/13 02:00:02 |