人狼審問

- The Neighbour Wolves -

インデックス プロローグ 第1日目 第2日目 第3日目 第4日目 第5日目 第6日目 第7日目 エピローグ 
(897)Red snow white : 3日目 (1)
村人は集会場に集まり誰を処刑すべきか話し合った……

村長の娘 シャーロット は、流れ者 ギルバートに投票した
鍛冶屋 ゴードン は、冒険家 ナサニエルに投票した
書生 ハーヴェイ は、学生 ラッセルに投票した
見習いメイド ネリー は、流れ者 ギルバートに投票した
酒場の看板娘 ローズマリー は、流れ者 ギルバートに投票した
双子 リック は、学生 ラッセルに投票した
双子 ウェンディ は、学生 ラッセルに投票した
新米記者 ソフィー は、学生 ラッセルに投票した
学生 ラッセル は、流れ者 ギルバートに投票した
文学少女 セシリア は、学生 ラッセルに投票した
流れ者 ギルバート は、学生 ラッセルに投票した
冒険家 ナサニエル は、学生 ラッセルに投票した
美術商 ヒューバート は、学生 ラッセルに投票した

学生 ラッセル は、村人の手により処刑された……
次の日の朝、美術商 ヒューバートが無惨な姿で発見された。
現在の生存者は、村長の娘 シャーロット、鍛冶屋 ゴードン、書生 ハーヴェイ、見習いメイド ネリー、酒場の看板娘 ローズマリー、双子 リック、双子 ウェンディ、新米記者 ソフィー、文学少女 セシリア、流れ者 ギルバート、冒険家 ナサニエル、の11名。
双子 ウェンディは、書生 ハーヴェイとナサニエルに頷いた。
2005/10/07 02:00:25
双子 リック
[リックは大人の人に止められそうになったが、ウェンディがヒューバートの部屋へ向かいそうになったことからウェンディが心配になったこと、ヒューバートも心配なことから大人達と並んでついていくことにした。]
(0)2005/10/07 02:01:42
村長の娘 シャーロットは、双子 ウェンディの隣で、ヒューバートさんを捜索する皆についていった。
2005/10/07 02:01:58
冒険家 ナサニエルは、最後尾を歩いている。
2005/10/07 02:04:47
双子 リックは、村長の娘 シャーロットやウェンディのすぐ後ろを歩いている。
2005/10/07 02:05:28
書生 ハーヴェイ
【201号室前】

[ ヒューバートの部屋に辿り着く。
 ノックをする……だが、返事は無い。
 もう一度ノックをしてみたが、やはり返事は無かった。
 ハーヴェイはドアノブに手を掛けゆっくりと回す。鍵は掛かっておらず、扉は開いた。
 部屋には明りは無く、真っ暗な空間が広がるばかりだった。]

チャールズさん、明りは?
(1)2005/10/07 02:08:41
鍛冶屋 ゴードン
他のお部屋と同じ位置に電灯のスイッチがあります。
(2)2005/10/07 02:11:00
書生 ハーヴェイ
[ ゴードンの言葉にハーヴェイはスイッチを入れ――息を飲んだ。]
(3)2005/10/07 02:12:50
新米記者 ソフィー
【ラウンジ/2:00】

[小さく震えるセシリアを抱きしめていたソフィーは、エントランスから「2:00」を示す時計の音を聞いた。]

もう、こんな時間。
早く…戻ってきて……
(4)2005/10/07 02:15:01
書生 ハーヴェイ
[ 窓の開いた部屋には雪が吹き込んでいた。
 そして、そのベッドの上には……胸の辺りを夥しい血に染めたヒューバートが横たわっていた……]
(5)2005/10/07 02:16:20
書生 ハーヴェイは、そう言った後……絶句した。
2005/10/07 02:16:41
書生 ハーヴェイ
……なんて……事だ……
(6)2005/10/07 02:16:46
文学少女 セシリア
『ボーン… ボーン…』

[2時を示す鐘が聞こえる…。セシリアには、柱時計がいつにも増して虚ろな鐘の音を発しているように感じられた。]

『早く…戻ってきて…』

[ソフィーの声が心なく震えているようだった。]
(7)2005/10/07 02:18:55
鍛冶屋 ゴードン
……二人目ですか。
(8)2005/10/07 02:19:12
流れ者 ギルバートは、新米記者 ソフィーの傍に寄っていった。
2005/10/07 02:20:06
書生 ハーヴェイ
[ ハーヴェイはシーツに血で記された文字を見つけ、目を凝らした。]

まだ足りない……だって?
一体……なんだって言うんだ!?
(9)2005/10/07 02:20:15
書生 ハーヴェイ
[ シーツには血で『まだ足りない』その文字がはっきりと記されていた。]
(10)2005/10/07 02:21:48
双子 リックは、前方にいる人達の衝撃に、何かが起こったと肌で感じた。
2005/10/07 02:22:29
冒険家 ナサニエル
[ハーヴェイが部屋のスイッチを入れると、そこには血に染まったシーツとそこに横たわるヒューバートの姿があった…]

なんでだ…………。
(11)2005/10/07 02:22:31
流れ者 ギルバート
【ラウンジ/2:00】
遅いな…。ソフィー、大丈夫だ。
俺がついている。

[ギルバートは3人分の紅茶をカップに注いだ。ティーカップからはほんのりと良い香りがこぼれ、湯気が立ち上っていた。]

これでも飲んで…身体を温めて落ち着こう。
(12)2005/10/07 02:23:04
冒険家 ナサニエル
[シーツには血文字で「まだ足りない」と書かれている…]

二人も殺しておいて、まだ何が足りないって言うんだよ…………。
(13)2005/10/07 02:25:28
文学少女 セシリア
………

[ギルバートが紅茶を注いでくれたが、セシリアはどうしても飲む気にはなれなかった。胸が不安でいっぱいだった。]

『……大丈夫よ、ノーラ…』

[ローズマリーが震える声でネリーを励ましていた。二人は不安そうな顔で、肩を寄せ合っていた。]
(14)2005/10/07 02:27:15
書生 ハーヴェイ
一先ず……ラウンジに戻ろう。
皆、いるね?

[ そう言ってハーヴェイは振り向き、皆の姿を見やる。だが……]

ラッセル君……ラッセル君は何処へ!?

[ 一番後ろをついて来ていたラッセルの姿がなくなっていた。その時、遠くから、叫び声のようなものが聞こえる。]

下からか?

[ ハーヴェイは、急ぎ階段へ向うとそのまま駆け下りエントランスへと向った。]
(15)2005/10/07 02:27:22
冒険家 ナサニエルは、周りを見回した。
2005/10/07 02:28:09
鍛冶屋 ゴードン
皆さんが見るべき物ではありません…

下へ降りましょう。
(16)2005/10/07 02:28:40
鍛冶屋 ゴードンは、そうヒューバートの部屋へついてきた者へ促した。
2005/10/07 02:29:03
書生 ハーヴェイ
【エントランス】

[ 玄関の扉は開け放たれ、雪が勢い良く吹き込んでいた。
 何処か遠くから声が聞こえたような気もしたが、風の音に掻き消されはっきりとは解らなかった。]
 
 ラッセル君……まさか?
(17)2005/10/07 02:31:26
双子 ウェンディ
[大人達の後から、階段を登り201号室につく。ノックの応いはなくハーヴェイが扉に入るのを不安な気持ちでみていた。続き、ゴードンが部屋に入り部屋の明かりがつく]

『……なんて……事だ……』
『……二人目ですか。』

[ふたりの言葉を聞き、中で何が起きているかわかってしまった。みてはいけないと頭の中で何かが点滅していたが溜まらず部屋を覗き込んだ。窓が大きく開かれ、外から部屋の中へと雪が吹き込んでいた。ハーヴェイの口から漏れた言葉を聞き、愕然とした]

まだ、足りないって… 一体どういうことなの…?
アーヴァイン卿を殺した犯人がヒューバートさんも…?
(18)2005/10/07 02:32:50
双子 ウェンディは、鍛冶屋 ゴードンの言葉に蒼ざめた顔で頷いた。
2005/10/07 02:33:50
双子 リック
[201号室にただならぬ出来事が起こったことが分かることはたとえ少し離れていてもリックは明白だった。 ゴードン達が立つ隙間からヒューバートの横たわった姿を発見した。 リックは死体を見るのが初めてだった。思わず腹筋が動いてしまう。]

嘘だ…こんなのってないよ…
(19)2005/10/07 02:36:32
冒険家 ナサニエル
「下へ降りましょう」

ああ、そうだな…。

[ゴードンの言葉に同意し周りにも促す]
(20)2005/10/07 02:37:00
書生 ハーヴェイ
[ ハーヴェイはラッセルの様子を思い出す。
 ラウンジの隅で一人何も言わず座っていた。
 そして、ヒューバートの死を目の当たりにし……

 ハーヴェイは、玄関を出て辺りを見回した。]
(21)2005/10/07 02:37:39
双子 リックは、鍛冶屋 ゴードンやナサニエルの言葉に頷き、下へ降りることにした。
2005/10/07 02:38:06
書生 ハーヴェイは、両手で顔を覆った……
2005/10/07 02:38:43
双子 ウェンディ
[そのまま無言でラウンジに戻ると、ネリーが気遣わしげに紅茶を勧めてくれた]

………。

[無意識にカップを受け取ったが、震えがとまらず紅茶を口につけることが*できなかった*]
(22)2005/10/07 02:39:02
新米記者 ソフィー
【ラウンジ】

[話かけてくるギルバートに、ソフィーは振り向きもしなかった。入れてきた紅茶を手で払いのけると、その手を再びセシリアの背へと回した。
―――その時。
開けっ放しになっているラウンジの扉の向こうに、ラッセルが走り去る姿を見つけた。それを追うハーヴェイ。何が起きたのか分からずそこへ向かおうするが、ソフィーもまたセシリア同様震えており、立ち上がる事が*できなかった。*]
(23)2005/10/07 02:40:48
書生 ハーヴェイ
[ 玄関を出て右手の方には……背中をつららに貫かれたラッセルが横たわっていた……]
(24)2005/10/07 02:41:00
文学少女 セシリア
【ラウンジ/2時過ぎ】

『あああああぁぁぁぁあああああぁぁぁぁぁぁぁ! ガチャっドタッ』

[激しい叫び声にふと気付くとラウンジの開いた扉の向こうを、ラッセルがものすごい勢いで駆け抜けてゆくのが見えた。]

『ヒョオオオオオオ(ドサッ)オオオオオオオォォォ』

[ものすごい音とともに、風が吹き込んできた。]
(25)2005/10/07 02:42:58
鍛冶屋 ゴードン
[
私は、全員が降りていったのを見送った後、部屋の窓を閉めてから、部屋の電気を消し、*階下へ降りていった。*
]
(26)2005/10/07 02:43:12
書生 ハーヴェイは、余りの出来事に、身を打つ吹雪も忘れ呆然と立ち尽くしていた……
2005/10/07 02:43:24
流れ者 ギルバート
【ラウンジ】
『うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ』

ん、何だ?

[ギルバートは、エントランスの方から聞こえる絶叫を聞き、ラウンジから外を見た。すると階段から転げ落ちるような勢いで人影が…そのまま玄関から飛び出ていった。]

今のは…ラッセル!?

[そしてそれを追うようにハーヴェイが階段を下りて玄関に向かったようだ。]

くっ、何が起こっているんだ。
(俺はここを離れる訳にはいかない。)
(27)2005/10/07 02:43:30
書生 ハーヴェイは、暫し*立ち尽くすばかりだった。*
2005/10/07 02:44:58
双子 リック
oO(そんな……人が、あんなにも簡単に殺されてしまうなんて…)

[リックは死体を見るのが初めてだった。あまりのショックに頭と上半身と下半身がバラバラになったような感覚を受けた。 倒れ込むようにラウンジのソファーに座り、あの光景を必死に忘れようと努力していた。]
(28)2005/10/07 02:47:03
文学少女 セシリア
【ラウンジ/直後】

[吹き込む風の中を、ハーヴェイがラッセルを追って走っていくのが見えた。セシリアは恐ろしくて、もう扉の外を見ることができなかった。]

……っ…

[声にならない声でうめくと、セシリアは顔をソフィーの胸に押し付けるようにして目を背けた。]
(29)2005/10/07 02:47:34
双子 リックは、目を閉じ、自分を落ち着かせるように静かに*深呼吸をした*
2005/10/07 02:50:22
村長の娘 シャーロット
[
どうしてもヒューバートさんに一言お詫びを言いたくて、あとから行列についていく。
ハーヴェイさんとナサニエルさんが部屋に入り、ゴードンさんが後続を制止する。しばらくすると、部屋から声が漏れてきた。

『まだ足りない……だって?
一体……なんだって言うんだ!?』
『二人も殺しておいて、まだ何が足りないって言うんだよ…………。』
ハーヴェイさんの、怒りのこもった声が聞こえて…
ナサニエルさんの、途方に暮れた嘆きが聞こえて…

心の中に巣くっていた不安が、かたちを伴ってしまう。部屋の中がどんな状況なのか、想像がついてしまった。

リックやウェンディと一緒に、呆然と様子をみていると、ハーヴェイさんが突然部屋を飛び出し、階段を駆け下りた。

ゴードンさんの穏やかな、だけど疲れた声に促され、ラウンジに戻ると…。
セシリアが、扉を避けるようにソフィーさんに縋っていた。
その向こうには走っていくハーヴェイさんと、その行く先に倒れている、赤い姿。

わたしは、ただぼうっと、ラウンジの一角に*立ちつくしていた*
]
(30)2005/10/07 02:59:28
文学少女 セシリアは、ただただ*震えるばかりだった*。
2005/10/07 03:05:37
冒険家 ナサニエル
『うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ』

[階段を下りた辺りでエントランスの方からラッセルの悲鳴が聞こえた、ナサニエルはそれを聞き声のした方へと*走り出した*]
(31)2005/10/07 03:08:22
流れ者 ギルバート
【ラウンジ/2:30】
外の様子はどうなっているんだ…。誰も戻ってこないな。
しかし、もう夜も遅い。二人とも寝た方が良いな。
部屋まで送っていくよ。

[しかし、震えてなかなか動こうとしない二人をギルバートは半ば強引に立たせて二階へ連れて行った。そしてセシリアを部屋まで連れて行った。]

セシリア、おやすみ。

[それにはセシリアは何も応えず無言でドアを閉めた。]
(32)2005/10/07 03:39:49
流れ者 ギルバート
【205前】
[セシリアを部屋に帰した後、ソフィーを部屋の前まで連れていった。]

ソフィー、明日…起きたら時間をくれないかな。
話があるんだ。

ソフィーは俯いて何も答えなかったが、しばらくすると
『えぇ…分かったわ。』
と小さく呟いた。ギルバートは、

―――ソフィー、おやすみ。

と口付けようとしたところソフィーに押し返され、そのままドアを閉められてしまった。]

―――ガチャガチャ。

鍵を掛けるのは当然だが、何か…。

[ギルバートはやれやれとばかりに溜め息をつくと、自室に戻り*ベッドに横になった。*]
(33)2005/10/07 03:41:37
流れ者 ギルバート
【自室/朝】
[ギルバートは胸にモヤモヤとしたつかえがあったせいかあまり眠れなかった。ソフィーはもう起きているだろうか…。そう思い、着替えるとソフィーの部屋のドアをノックする。]

―――トントン。

[反応が無い。一瞬不安に駆られドアノブを回すが鍵は掛かったままだった。鍵が掛かったままなら安心か…と思い一先ずその場を立ち去り食堂へ向かった。]
(34)2005/10/07 12:33:28
流れ者 ギルバート
【食堂/朝】
[そこには憔悴しきったハーヴェイがいた。トーストとパンを受け取ると、ハーヴェイの前の席に座り話しかけた。]

寝てないのか?

『いや、少しは寝たさ。』

それより、昨晩はどうなったんだ?ラッセルが叫んで出て行ったり…何があったんだ?

『それがな…』

[そこでハーヴェイより昨晩の顛末を聞いた。
ヒューバートが殺害された事、その状況。
そしてそこにまたもや残された血文字。
そしてラッセルの死…。
死体は既に地下室へと運んだとの事だった。]
(35)2005/10/07 12:34:12
流れ者 ギルバートは、書生 ハーヴェイに話の続きを促した。
2005/10/07 12:40:35
流れ者 ギルバート
確か…ラッセルは、君と共にヒューバートの部屋に行ったのだよな?
ヒューバートは既に死んでいた。。。
その殺害現場を見て後悔に駆られ…自暴自棄になって飛び出して行った…。

いや、これは楽観過ぎるか。
まず血文字の内容に反するからな。

[そこでギルバートはトーストを齧りコーヒーを飲んだ。そして思いついたようにハーヴェイに話しかけた。]

それとラッセルの部屋とかは調べたか?

『いや、まだだ。そんな余裕はとても無かった。それに…なぜだ?』

もしかしたらラッセルが犯人であったり、殺害の片棒を担っていたり…
その関連するものとかが出てきたらと思ったんだがな。
たとえそれはなくとも遺留品を親御さんのところへ送ってやらねばならないだろう。
身元を調べておくのも悪くは無い。
(36)2005/10/07 12:53:14
流れ者 ギルバート
俺はラッセルの部屋に行ってみようかと思うがどうする?

『ああ、俺も行くよ。』

[2人は朝食をかたずけ、ゴードンに事情を話して鍵を受け取ると*ラッセルの部屋に向かった。*]
(37)2005/10/07 12:53:58
文学少女 セシリア
【回想/ラウンジ/2:30】

『しかし、もう夜も遅い。二人とも寝た方が良いな。』

[ギルバートがソフィーに声をかける。ソフィーは恐怖からか、動かなかった。]

『ほらっ………さ、セシリアも…』

[ギルバートがソフィーの右腕を引っ張り、ソフィーを立ち上がらせた。続いて、セシリアも立ち上がらされた。]

[ギルバートがソフィーの右手を握りながら前へ進んだ。ソフィーはそのまま引かれるようにギルバートに続いた。セシリアははぐれないように、ソフィーの上着の背中の裾を掴みながら、後ろに付いていった。]

『セシリア、おやすみ。』

[208号室のドアを開け、ギルバートが声をかけた。セシリアはそれには答えなかった。セシリアはちらりと吹き抜けの向こうの201号室の方に目を向けた。]

(………あの部屋で一体何が…)

[ドアを閉めると、部屋の中は暗く静かだった。]
(38)2005/10/07 17:33:54
文学少女 セシリア
【208号室/朝10:30】

[セシリアは不安で眠れなかった。叔父の死、ラッセルの異変、そしてヒューバート…。ヒューバートは無事なのだろうか…いや、無事であればきっと何事もなかっただろう……ラッセルの異変が、ヒューバートの身に起きた何かを暗示しているように思えた。暗闇そして風音。恐ろしくてたまらないので、セシリアは部屋の灯りをともすと、ベッドの中で耳を塞いで震え続けた。]

………

[気がつくと、朝になっていた。少し朦朧とする意識の中で、セシリアはベッドを這い出すと身支度を整えた。フエルトの袋を手に、部屋を出た。]
(39)2005/10/07 17:55:31
文学少女 セシリア
【208号室の入り口/朝11:00ごろ】

……?

[ドアを出ると、向かいの部屋の扉が少し開いていた。ラッセルは無事戻ってきたのだろうか。部屋の中から物音がする。セシリアはそっとドアを半分だけ開くと、部屋の中を覗き込んでみた。]

………ラッセル…さん?
(40)2005/10/07 17:58:20
文学少女 セシリア
【ラッセルの部屋/朝11:00過ぎ】

………えっ?

[部屋の中を覗くと、ラッセルのそれとは違う別の人影が灯りの中を動いていた。]

(……あれは…ギルバート…?)

バサッ

[思わずカードの入った袋を落としてしまった。あわてて拾うと、手の離れたドアが中へと開いていった。]

ギーッ……
(41)2005/10/07 18:02:12
文学少女 セシリア
……あっ

[しまった、と思った瞬間、ギルバートに気づかれてしまった。]

『セシリア…!』

……えっあっ……

『どうしたんだ?そうか、向かいの部屋だったな。』
『ん、セシリア?』

[もう一人の声が聞こえた。この声は確かハーヴェイのものだった。部屋の通路の向こうから、ハーヴェイが顔を覗かせた。とっさに観念したセシリアは、勇気を出して二人に尋ねた。]

何をしてらっしゃるのですか…?
(42)2005/10/07 18:06:10
文学少女 セシリア
『ラッセルの身元を調べているんだ。』

[ギルバートはそう答えると、ハーヴェイと顔を見合わせた。そして同時に頷くと、ハーヴェイがセシリアを招き入れた。]

『実はセシリア…』

[ハーヴェイが静かに、ゆっくりと語り始めた。ギルバートが神妙な面持ちでそれを見守った。セシリアは、ハーヴェイの口からラッセルの不幸な死を告げられ、次いでヒューバートが殺されたことを聞かされた。死の様子、血文字……。]

『そう、それで俺達はラッセルが君の叔父上とヒューバートの殺害に関与しているのではないかとも考えている。』

[ギルバートが付け加えるように言った。]

そんな…、ラッセルさんが叔父様を……叔父の命を奪う理由はないはずです…

[そんな人間が恐怖に怯え逃げ出すようなことがあるだろうか……。頭に残るラッセルの記憶を思い出しながら、セシリアはそう思った。]
(43)2005/10/07 18:15:41
文学少女 セシリア
『ああ、ラッセルが手を下したのであれば、2つの血文字に合点が行かない。ラッセルではないか、或いは…』

[ハーヴェイがそう語る。或いはなんなのだろう、とセシリアは考え始めたが、ふとあることに気がついた。]

……ねえ、2つの血文字ってどういうことですか…?

『えっ、血文字が2回も残されていたってことさ。「宴ははじまったばかりだ」「まだ足りない」……』

[始まったばかり、という言葉がセシリアの胸に思いをかき立てた。……そう、それは終わりで見た始まり…叔父の死の時、ハーヴェイに見せられたあの文字に違いなかった。]
(44)2005/10/07 18:24:38
流れ者 ギルバート
【ラッセルの部屋】
[鍵を開けラッセルの部屋に入ると、そこにはカバンがと着替えがあった。カバンを漁るも特に怪しいものは無かった。カバンの中には旅券があり名前と住所が記載されていた。]

―――ラッセル・ヴァッサーシュタイン

ドイツの学生か。
荷物にも部屋にも別段怪しい点は何も無い。

ハーヴェイ。ラッセルはただの旅行者のようだ。
不幸にも巻き込まれる形になったんだな…。

[ギルバートは広げたラッセルの荷物を見ながら溜息をついた。]

もう…何も無いだろう。
出ようか。

[ギルバートは荷物を元通りに片付け、ハーヴェイと共に部屋を出た。]
(45)2005/10/07 18:35:31
酒場の看板娘 ローズマリー
【ラウンジ/直後】
[室内へ吹き込む強風と雪に、髪がバラバラに乱れた。駆けていった赤いスキーウェア、それにあの声は……おそらくラッセルのものだった。]

ラッセル君?

[二階からラウンジに戻って来たシャーロットが、呆然とそばに佇んでいる。ハーヴェイを追いかけて、ラッセルの無事を確かめたい衝動に駆られたが、傍らのシャーロット、ラウンジの中で震えているセシリア達を振り返ると、離れるのが怖いような*気持ちがした。*]
(46)2005/10/07 18:36:54
酒場の看板娘 ローズマリーは、ラウンジの時計の音がひどく大きく響くような気がした。
2005/10/07 18:40:33
流れ者 ギルバート
【2階廊下】
―――ギィーッ。

ん?

[2人がラッセルの部屋を出たところ、ちょうどセシリアの部屋のドアが開いた。セシリアは驚いていたようだが、ラッセルの部屋を調べていた理由及び調べる顛末になった昨晩の出来事を話して聞かせた。]

ああ、もしかしたらラッセルが犯人でこの事件が終わったら…と思ったんだが、そうではないらしいな。犯行に繋がるような物は何一つ無かったよ。それに残された血文字からもラッセルが…ということは考え難い。

さて…ここで考えていても埒があかないな。
俺はゴードンに鍵を返した後、一度部屋に戻る事にする。
2人ともまた後でな。

[ギルバートはセシリアとハーヴェイと別れると、ゴードンに鍵を返して旅券を渡し後の事を任せた。そして自室へ戻った。]
(47)2005/10/07 18:45:40
文学少女 セシリア
[ハーヴェイの口から知った2つのキーワード、宴の始まり…まだ足りない…。この言葉は、人の死がまだ続くであろうことを予感させた。]

……。

[セシリアは、占いのカード――彼女にとっては人の運命――の入った袋を、ぎゅっと握り締めた。]

『2人ともまた後でな。』

[ギルバートが会話を打ち切ったので、セシリアは*ラウンジへ向かった。*]
(48)2005/10/07 18:56:41
双子 リック
【208号室/昼過ぎ】
[リックは眠れないでいた。恐るべき殺人犯がこの山荘の中で息をひそめていること。 たとえほんの僅かとはいえ人間の死体を垣間見てしまったこと。 直後、ラッセルが吹雪の中で絶命してしまったこと。
つい直前に単独行動は避けようと皆で相談した直後だったのにその直後に命に関わることになってしまったこと。
リックの頭の中は水に油を加えて掻き混ぜたようにごちゃごちゃになっていた。]

やっぱり……ひとり離れるのは危険、ということなんだろうな… 僕でさえこうなのに、ディやシャーロットさんやセシリアさん達って見ていてどうなんだろう、やっぱり耐えられなくなっちゃうよね…


【食堂】

[遅いランチを食べることにする。ノーラさんからすすめられたクリームティーにポテトを詰めたパイ、コーニッシュパスティを味わいながら考える。]

じゃあ、誰があんなまねを、しかも2回もすることができるんだろう。
(49)2005/10/07 20:56:44
双子 リック
[リックは食堂でひとり考えている。]

そもそもスチュアートさんって、どんな人だったんだろう。いくつくらいの人なのか。 アーヴァインさんとの直接の関係はどんなのだろうか。
ヒューバートさんはどうして殺されたのか。ヒューバートさんは僕のことを知っていた。 僕はヒューバートさんのことは知らなかったけど、ヒューバートさんは僕の父さんを通じて知っていた。 でもそれ以上のことは分からない…

そうだ、ゴードンさん…ゴードンさんはもう元気なんだろうか。
ゴードンさんはアーヴァインさんの姿を発見したときは、血を吐いて気を失うほど動転していた。 でも、ヒューバートさんの時はつとめて冷静な行動だった。管理人としてどんな時にも動じない姿というのは素晴らしいことなんだけど、少し驚いちゃった。
この2人への反応の差は……やっぱりそれだけアーヴァインさんに忠誠を誓っていた、ということなんだろう。
(50)2005/10/07 21:06:18
双子 リック
ううん、それよりも知りたい事があるよ。 ギルバートさんやナサニエルさん、ハーヴェイさんだ。
これは僕の間違いかもしれない。 でもローズマリーさんやシャーロットさんよりはスチュアートさんの秘密を知っているのかもしれない。
いや…みんなある程度は知ってると思うんだ。 この中にもっと知ってる人がいて、その人がこの殺人に関係している…でもその接点が見つからない…ああっ分からないことだらけだよ。

[リックは疲れた頭を冷やすために、ふうっと息を吐いて自室へ戻った。]
(51)2005/10/07 21:12:55
文学少女 セシリア
【ラウンジ/昼過ぎ】

[いったんラウンジで時間を過ごしたあと、食堂に向かい昼食をとった。ネリーは普段通りに振舞っているように見えたが、時折暗い表情で何かを考えているようだった。]

………ごちそうさま…

[食べ終わると、ラウンジへ向かった。食堂の入り口で、リックと無言ですれ違った。]
(52)2005/10/07 21:20:14
双子 リック
[リックはセシリアとすれちがった。会釈をするように軽く微笑んだが、その時瞳の強さに重みを増したのを感じた。]
(53)2005/10/07 21:25:57
文学少女 セシリア
【ラウンジ/昼過ぎ】

[ラウンジに戻ってくると、不思議と誰もいなかった。奥のソファーに座ると、セシリアはカードを取り出し、それを眺めながら考え込んでいた。]

(……恐ろしい事が起こっている…。叔父様だけでなくヒューバートさんも殺された…。おそらく無関係だったラッセルさんは……死に巻き込まれることを恐れて逃げ出そうとしたのかしら…。

叔父様とヒューバートさん…そう…調査の出資者だわ…。ギルバートさんとハーヴェイさんは、なぜかラッセルさんを疑っていた…。ナサニエルさん……は?それともこの人たち以外に叔父様を殺した人がいるのかしら……でも…一体なぜ…?)

[暖炉の炎が赤々と燃え上がっていた。]

……ローズマリーさん…シャーロットさん……どうしてるのかしら…?
(54)2005/10/07 21:30:47
双子 リック
【自室】

oO(そういえば、ディはどうしてるんだろうな、あいつ…)

[リックは右手で左の肩、胸あたりをさすりながら天井を見た。

リックとウェンディ。どうしてこのような鬱屈とした関係になってしまったのだろうか。 周囲の目に反して、ウェンディとの関係は対等なものではなかった。それは圧倒的にリックが主導権を握るものであった。
リックの左肩から胸にかけて切り刻まれた一筋の長く深い傷痕――この痕が妹との関係のきっかけ、方向性がなされた、あるいは関係を象徴しているものであった。]
(55)2005/10/07 21:36:11
書生 ハーヴェイ
【回想/エントランス〜/02:15】

[ アーヴァインの死に続き、昨日はヒューバート、ラッセルが帰らぬ人となった。ナサニエルと共にラッセルを地下に運び、そして、疲れ切った――肉体的と言うよりは精神的に――2人は二階へ上がり、ぽつぽつと幾つかの遣り取りをし、それぞれの自室に戻った。]
(56)2005/10/07 21:39:07
冒険家 ナサニエル
【回想/203号室/朝】
[ナサニエルはヒューバートとラッセルと立て続けに死者が出た事にショックを受けていた]

アーヴァインさん、ヒューバート…、共通点はそれなりに資産があるという事か…。

そしてラッセル…、何でこんな事確かに俺もあいつを疑ってはいた…、昨日はどこにいるかほぼ不明だったわけだしな…。
でもそれがあいつを追い詰めたんだ…、その結果あんな事故がおきてしまった…、俺達のせいだ…。

あいつの親族になんて説明すればいいんだよ。

「たまたま怪我していたところを拾って開放していたら殺人事件がおきて、事故で死んでしまいました」

そんな風にいって納得できる親族なんている分けがない…。
何でこんな事になっちまったんだよ…。
(57)2005/10/07 21:42:56
双子 リック
[どうしてこんな傷を背負ったのか。10年前だったことは覚えている。
妹とおままごとをしていて……気がつけば切られていたのだ。気がつけば肩口から血を出して泣いていた。
どうしてそうなったのかは覚えていない。 ただ、痛かった。 両親がお医者さまを急遽馬車で呼び寄せて、一晩中泣き続けた。辛くて、悔しかった。
傷口が塞がっても傷あとまでは到底癒えず、激しい痕を友人に見られる度にからかわれた。 説明するのもいちいち億劫になってきたから決まって『兄妹げんか』と四角四面に答えてきた。

それ以来、ウェンディとの関係はこの傷痕同様に引き攣ったものになった。
ついウェンディには手酷い言葉を浴びせる。 好きでよかれとやっている訳ではなかった。 ただ彼女が目の前にいると、思考する以前に口や体が動いてしまっている自分がいた。
リックは小指側の拳で、ごくごく軽く横の壁を殴った。]

く…っ。
(58)2005/10/07 21:54:54
書生 ハーヴェイ
【回想/食堂/朝】

[ 余り眠る事もできず、目が覚めると食堂でパンを齧りながらコーヒーを啜っていたハーヴェイの元にギルバートが訪れた。
 幾つかの遣り取りをし、食事を終えると二人でラッセルの部屋を調べた。だが、特に不審な点もなく、これと言って犯人の手掛かりとなるようなものは見つからなかった。
 ラッセルの部屋を調べている時、セシリアと出会い、セシリアの幾つかの問いに答える。

 そして3人は別れるとそれぞれの行動をとった。]
(59)2005/10/07 22:12:45
書生 ハーヴェイ
【回想/自室/昼頃】

[ ラッセルの部屋を調べた後、ハーヴェイは自室に戻り一息吐く。
 ラッセルが犯人であった可能性を考えてみる……いや、やはりそれはあるまい。動機も繋がりもなければ、残された血文字の説明もつかない。
 ギルバートは初め、ラッセルが犯人の可能性をそれなりに考えていたようだが、しかし、どちらかといえばそれは希望的観測だったのだろう。
 ラッセルの部屋を捜索して身元を確認し、めぼしいものもないと分かるとその考えを横に置いたようだった。

 「宴ははじまったばかりだ」「まだ足りない」
 
 二つの血文字。
 犯人は……この中に居る。
 そして、殺害を繰り返そうとしている。
 目的があるのか、それとも、殺す事のみが目的なのか。
 釈然としないものがあった。
 何か見落としているような。何かを忘れているような。
 ――溜息を吐く。
 そして、空腹感を感じたハーヴェイは重い動作で食堂へと向った。]
(60)2005/10/07 22:34:51
流れ者 ギルバート
【自室/204】
[ラッセルの部屋を調査した後、ギルバートは今回の2件の殺人について考えていた。


―――なぜアーヴァイン殿が殺されたのか、
    なぜヒューバート殿が殺されたのか。


このメンバーの中にアーヴァイン殿に恨みを持つものなどいるのだろうか。
ラッセルは違った。
だとすると何に…。
もしや…いや、あれは無いはずだ。

ギルバートは考えた。しかし答えは出ない。
…いつしかギルバートは眠りについていた。]
(61)2005/10/07 23:22:00
書生 ハーヴェイ
【食堂/昼過ぎ】

[ ハーヴェイが食堂に訪れると、擦れ違いにリックが出て行った。挨拶を交わし、リックは階段へと向って行く。
 その顔にはありありと、憔悴と苦悩が見て取れた。
 疲れているのだろう。無理もない事だった。

 食堂に居たネリーに食事の準備を頼む。
 ネリーが用意を終えて戻ってくると、ハーヴェイは礼を言い受け取った。

 そこに、ソフィーが訪れた。
 足取りは重く、顔にはやはり疲れが見える。]

 やあ、ソフィー。

[ そう言った自分の声もやはりいつもの調子ではないな、などといやに客観的な思いが浮ぶ。]

『こんにちは、ハーヴェイさん。
 あの、昨日は……ヒューバートさんとラッセルの様子はどうでした?』
(62)2005/10/07 23:22:07
書生 ハーヴェイ
ああ……君はまだ聞いてなかったんだね。
ヒューバートさんは殺されていたよ。
ラッセル君は、玄関から面に出たところで……

[ ハーヴェイはソフィーに晩の事を話して聞かせた。 話を聞かせるうち、ソフィーは顔を伏せ小さく肩を震わせた。ハーヴェイは無言でソフィーの背に手をやる。ソフィーは一瞬ぴくりと身を震わせた。]

 大丈夫……こんな事は何時までも続きはしないよ。 気を強く持って。

[ 小さく頷くソフィーの背を、ハーヴェイはそっと撫でていた。]
(63)2005/10/07 23:22:17
新米記者 ソフィー
【回想/205号室/夜→朝】

[セシリア、ギルバートと共に部屋に戻ったソフィーは、冷たい部屋の中でベッドに腰を下ろし両手を見つめていた。そして、視線を隣の部屋の方の壁に向ける。]

(ギルバートの話……
 調査隊のメンバーである事を隠していた……
 一体、何故……?)

そういえば、ヒューバートさんの様子はどうだったんだろう。
ラッセルの様子も気になる…。

ハーヴェイさんに聞きに行きたいけど……

[ソフィーの体は激しく震えていた。以前はセシリアを護ろうと自分を強く保つようにしていたが、今のソフィーはそれができなくなっていた。気づいたら、窓の外の闇は微かに明るくなっていた。

―――コンコン。
扉を叩く音と同時に、ドアノブが回される。]

(だ、誰……?)
(64)2005/10/07 23:37:44
新米記者 ソフィーは、声を出す事もできず、ひたすら震え続けていた。
2005/10/07 23:38:05
新米記者 ソフィー
【回想/食堂/昼過ぎ】

[外が明るくなったせいか、震えは次第に弱まり、ソフィーは食堂へと向かった。]

(いつまでも部屋に閉じこもっていても何も始まらない。
ギルバートの話も聞かないといけないし…昨晩の事を気になる。)

『やあ、ソフィー。』

[食堂に入ると、そこにはハーヴェイが居た。ハーヴェイから昨晩の事を聞く。]

ヒューバートさんが殺されていた…?
そしてラッセルが……?

なんて事……
2日連続で人が亡くなるなんて…
(65)2005/10/07 23:42:00
新米記者 ソフィーは、書生 ハーヴェイの前で体を震わせていた。――時は現在へ――
2005/10/07 23:42:51
酒場の看板娘 ローズマリー
【ラウンジ/昼過ぎ】
[すでに食事を済ませたローズマリーが、ラウンジに現れた。セシリアを見つけて、小さく口元に控えめな笑みを浮かべる。]

ここに居たのね……。
昨日は、なんとか眠れた?
私は、あんまり眠れなかったな……。

[悲しそうに眉根を寄せて、]

ヒューバートさんが、殺されていた事はシャーロットから聞いたわ。
横に血文字が書かれていたことも。
………なんて言っていいのかわからないけど。
これは、なにか意図がある連続殺人……なのかしら。
(66)2005/10/07 23:48:20
酒場の看板娘 ローズマリー
[眉根を寄せたまま、首を横に振る。ふと、セシリアの手元のタロットカードに気が付いた。]

……それは、タロットカードよね。
セシリアはいつもカードを持ち歩いてるの?
お守りみたいなものなのかな?

最初に、カードを持っているのをみて、なんだか当たりそう……って思ったんだけど。昨日や今日も何かを占ってみたり…した?

[ローズマリーは、今、自分たちがおかれてる状況に対して、占いでもなんでも聞いてみたいような不安と、悲しみと恐怖……を、自分が感じているのだと気が付いて、自分で自分の肩を抱き寄せた。]
(67)2005/10/07 23:49:41
酒場の看板娘 ローズマリーは、文学少女 セシリアの向かいに座り、その瞳をじっと真摯な眼差しで*見つめた。*
2005/10/07 23:50:16
新米記者 ソフィー
【食堂/23:00】

[ソフィーは食堂で考えを廻らせていた。]

『宴は、始まったばかりだ』…終わりが何なのかは分からないけど、どんな終わりであったとして、その終わりに向かうように新たな殺人が起きた。と、いう事は……

『まだ足りない』…まだ殺人は続くという事…?
何が足りないんだろう……
(68)2005/10/07 23:51:05
新米記者 ソフィー
ラッセルの死は突発的なものだったとしても…
アーヴァインさんとヒューバートさんの死って何か共通するものがあるのかしら。
2人の遺体は、血文字と一緒に見つかった。同一犯って事よね……。

ここに集まった人は多くが調査隊の関係者。全くの無関係者はラッセルだけ。私はリックやウェンディ同様、調査隊には関わってないけど、貰った招待状自体は調査隊に関わっている。

[ソフィーの脳裏に、やはりはっきりとさせるべき事が浮かぶ。]

(確認しなければ…
 それに、嘘をついた理由も……)
(69)2005/10/08 00:01:08
書生 ハーヴェイ
【食堂/昼過ぎ〜現在23:00へ。】

[ 食堂でゆっくりと時を過ごす。
 本来であれば、次の調査に向けての話し合いと、新たなメンバーの選定、そして、思い出話や様々な談義、歓談に興じていたのであろうが……アーヴァインは最早無く、更に二人の命が失われていた。
 
 食堂にいたセシリアは、食事を終えるとラウンジへと向って行った。
 
 訪れた者達と幾つかの言葉を交わし、時にコーヒーを啜りながら、ハーヴェイは思案し、時を過ごして行った。]

――現在時刻へ――
(70)2005/10/08 00:07:19
文学少女 セシリア
【ラウンジ/昼過ぎ】

『……それは、タロットカードよね。…………昨日や今日も何かを占ってみたり…した?』

[ローズマリーの問いかけに、セシリアは口を開いた。]

これは…タロットカードではないの……
それとは別の…占いのカード…
………これは人の運命を占いカードなの…

カードを引いたものの運命を占いので……ここに着てからは、私と…もう一人しか占っていないの…

そして、私の結果は……悪いものだった…

[セシリアの答えに、不安げにしていたローズマリーが恐る恐る言葉を口にした。]

『………ねえ……私も占ってもらえないかしら…』
(71)2005/10/08 00:08:50
双子 ウェンディ
【回想/ラウンジ】
[正面の入り口が開いたのだろうか、風の音に混じって恐ろしい悲鳴がかすかに聞こえてきた。私は怯えたようにカップを指が白くなるほど握り締めていた。ぼんやりと顔をあげ、周囲を見回す――足りない顔を捜すように――しばらくして何人かの顔が見えないのを訝しく思いながら、部屋に戻るリックに続き自室へと戻った]
(72)2005/10/08 00:10:36
流れ者 ギルバート
【自室/204】
[ギルバートは目を覚まし腕時計に目をやるともう夜だった。]

ん、寝てしまったか。

…ソフィーと一度話さないとな。
少し俺を見る目が変わってしまったようだしな…。

ソフィーは、この身を挺してでも護ってやらねば…。
彼女は巻き込まれただけなのだから…。

[ギルバートはしばらく考え事をしていたが、意を決したように膝をぽんと打つと立ち上がり部屋を出た。]
(73)2005/10/08 00:13:26
流れ者 ギルバート
【205前】
―――トントン

―――トントン

ソフィー、ソフィー。いないのか?

鍵は…閉まっているな。
他の場所…下にでもいるのか。

[ギルバートは1階に降りていった。]
(74)2005/10/08 00:15:39
文学少女 セシリア
【続・ラウンジ/昼過ぎ】

[ローズマリーの言葉にそっと頷くと、セシリアはカードを並べ始めた。青のカードを円く並べ、中央に赤いカードの山を置くと、ローズマリーが山の3分の1あたりのところで山をカットした。]

『青いカードを2枚めくって下さい』

[セシリアの声に、ローズマリーは恐る恐るカードを選び始めた。ゆっくりとした手つきで、人差し指が1枚のカードを指し、そしてそのカードをそっとめくった。続いて、もう1枚のカードを同じようにゆっくりと表にう向けた。セシリアが、赤いカードをめくることを促すと、ローズマリーはうなづき、そして赤い山の一番上を震える手つきで開いた。]

1枚目…、狩人のカード…。忍従、そして人を支える力…。
2枚目…、森の妖精…。美しさ、優しさ…。
2枚をつなぐカードは…、折れし王の剣…。
(75)2005/10/08 00:18:54
冒険家 ナサニエル
【現時刻/203号室】
[ナサニエルは机の上で目を覚ます]

どうやら、また寝てしまったようだな…。
ここへ着てからまともな睡眠を取ってないな…、まぁともかく食事でも採りに行くか…。


[ナサニエルは部屋を後にした]
(76)2005/10/08 00:21:19
文学少女 セシリア
【続・ラウンジ/昼過ぎ】

狩人と森の妖精は…、森深くの谷で愛を紡ぐ…。王の剣は、妖精の魔力のこもった業物…。折れた剣は妖精の力で鍛えなおされるでしょう…。そしてその導くものは戦い。

ローズマリーさん、あなたは危難に見舞われる…しかし愛を支えにすれば、乗り越えられるのかもしれない…。もし、この赤のカードが…夕闇に光る明星のような首飾りであれば…、あなたは無事に愛を成就できる運命だったでしょうに…。

[そういうとセシリアは、赤いカードの山の次のカードをめくった。そこには夕星のようなネックレスの絵が描かれていた。]

『……まさか…』

[*しばしの沈黙が続いた*。]
(77)2005/10/08 00:21:43
流れ者 ギルバート
【食堂/23時】
[外から食堂を見回すとそこにはソフィーが思案を巡らせている様子だった。近付くと後ろから声を掛けた。]

ソフィー、探したよ。
話があるんだ。部屋まで来てくれないか?
(78)2005/10/08 00:26:09
新米記者 ソフィー
【食堂】

[ギルバートの声に、ソフィーは俯いていたソフィーは顔を上げた。]

待ってたわ、ギルバート。
(79)2005/10/08 00:30:33
書生 ハーヴェイ
【食堂/23:00】

『「まだ足りない」…まだ殺人は続くという事…?
何が足りないんだろう……』

[ ソフィーの呟いた言葉がハーヴェイの脳裏に引っ掛かる。
 ハーヴェイは暫し思案しその後に口を開いた。]

……宴というのが殺人の暗喩であったなら……「まだ足らない」その言葉は、流した血が足りない……そういう事なのであないかと思えるね。

アーヴァインさんとヒューバートさん……面識があった事は確かだと思う。二人に共通するのは……推測通り、ヒューバートさんが資金面での協力者だったのなら、アーヴァインさんは資産家であり、どちらも自由にできる金が多いというくらいかな?

ヒューバートさんがどのような人だったのか余り分からないのが悩ましいな……

『ソフィー、探したよ。
話があるんだ。部屋まで来てくれないか?』

[ ハーヴェイが思索に耽っていると、ギルバートの声が響いた。]
(80)2005/10/08 00:30:40
新米記者 ソフィーは、流れ者 ギルバートに頷くと、共に彼の部屋へと向かった。
2005/10/08 00:30:52
新米記者 ソフィーは、流れ者 ギルバートに話の続きを促した。
2005/10/08 00:35:34
鍛冶屋 ゴードンは、食堂にティーセットを運んできた。
2005/10/08 00:44:36
書生 ハーヴェイは、鍛冶屋 ゴードン「やあ、チャールズさん。」と声を掛けた。
2005/10/08 00:48:21
鍛冶屋 ゴードンは、黙ったまま議論の様子を見守っている。
2005/10/08 00:48:36
酒場の看板娘 ローズマリー
【続・ラウンジ/昼過ぎ】

[セシリアに促され、赤いカードの山から引いたカードにはネックレスの絵が描かれていた。]

…まさか…。

(自分を占って欲しいと言葉にしてしたものの、不吉な意味だったら?)

[ローズマリーはカードを持った自分の指がさらに震えるのを感じた。]

(セシリアの占いが本当に当たるなら……、叔父が殺されたというだけではなくて、自分の占い結果が悪かったという彼女は、重いものを背負っているのかもしれない。)
(81)2005/10/08 00:49:59
酒場の看板娘 ローズマリーは、文学少女 セシリアに話の続きを促した。
2005/10/08 00:50:01
冒険家 ナサニエル
【食堂前】
[食堂に入ろうとすると丁度ギルバートとソフィーが食堂から出てくるところだった]

ん?ギルバートにソフィーじゃないか?
食事はもう済んだのか?
(82)2005/10/08 00:50:52
流れ者 ギルバート
【自室/204】
[ギルバートはソフィーと共に食堂を出ると2階に向かった。その間、両者は無言だった。そのままギルバートはソフィーを伴って部屋に入った。部屋に入っても動こうとしないソフィーを見てギルバートは言った。]

まぁ…突っ立ってないでかけろよ。

それと…昨日から俺と目も合わせないし、何かあったのか?

[ギルバートはソフィーと共にベッドに座る…それを見たソフィーは少しギルから離れた。ギルバートは舌打ちしたそうな表情を堪えるとソフィーに向き直り返答を待った。]
(83)2005/10/08 00:51:11
冒険家 ナサニエル
【食堂前】
[二人に声を掛けるも返事は返って来ない所かそのままナサニエルの横を通り過ぎていってしまった。

何があったか知らんが二人してご機嫌斜めのようだ…


ナサニエルは呆れた顔をして食堂の中へと入っていった]
(84)2005/10/08 00:56:34
新米記者 ソフィー
あまり食べる気になれなくて…
ナサニエルさんはこれからですか…?

[ソフィーはすれ違い様に会ったナサニエルにそう返答した。
その後、ギルバートの部屋へと向かう。ソフィーはギルバートと一言も言葉を交わさなかった。]

【204号室】

『昨日から俺と目も合わせないし、何かあったのか?』

[部屋に入り、ベッドに座るなり口を開くギルバート。]

ギルバート…
私に、隠してることない…?
(85)2005/10/08 00:57:14
文学少女 セシリア
【続・ラウンジ/昼過ぎ】

[もしローズマリーが、一番上のカード(王の剣)ではなく次のカード(夕星の首飾り)をめくっていれば、平穏な運命が示されていた…。この偶然に、ローズマリーは不安げな表情を隠せなかった。]

……ローズマリーさん…運命はあなたの危難を示していますが、その先は示してはいません……。伝承によれば、狩人はやがて危難を乗り越え、王の剣を誇示しながら再び現れるとか…。あなたが勇気を出して事に当たるならば、伝承の狩人が王の座に就くように、あなたもこの危機を乗り越え、あなたの愛を成就できるのではないでしょうか…。

[そういうとセシリアはカードを片付けた。それではまた後で…、そう告げるとセシリアは部屋に戻っていった。]
(86)2005/10/08 01:00:26
冒険家 ナサニエル
「あまり食べる気になれなくて…
ナサニエルさんはこれからですか…?」

[食堂に入る直前にようやくソフィーから返事があった]

ああ、俺はこれから食事だよ。
ソフィーもこんな時だからこそきちんと食事はとらないと駄目だぞ…。

[ナサニエルは肩越しにそれだけ告げると今度こそ食堂へと向かっていった]
(87)2005/10/08 01:02:05
書生 ハーヴェイ
【食堂】

[ ハーヴェイはゴードンに礼を言うと、紅茶の注がれたカップを受け取った。そして、ナサニエルが入ってきたのを見ると、声を掛けた。]

やあ、ナサニエル。
どうしたんだい? 浮かない顔してるけど。 
(88)2005/10/08 01:02:41
冒険家 ナサニエル
【食堂】
「やあ、ナサニエル。
 どうしたんだい? 浮かない顔してるけど」

いや、今日もまた考え事をしながら寝てしまってな…、いまいち疲れが取れてないんだ。

ゴードンさん、俺にも一杯コーヒーをいただけるかな?

[ハーヴェイに返事をしながらゴードンにコーヒーをオーダーする]
(89)2005/10/08 01:05:56
双子 ウェンディ
【回想/212号室】
[ウェンディはひとりベットの上で毛布を頭から被って爪を噛んでいる]

アーヴァイン卿の死… 『宴ははじまったばかりだ』
ヒューバートさんの死… 『まだ足りない』

一体何が起きているというの?
残された2つのメッセージを見る限りでは、アーヴァイン卿とヒューバーとさんは同じ犯人によって殺されたの…?
ヒューバートさんはアーヴァイン卿に招待されて米国からここにきていたと昨日誰かが言っていたような気がする。
昨日は、アーヴァイン卿のことがあったからみんななるべく一緒に行動しようとしていたし、一人で行動しているように見えた人は誰もいなかった…ヒューバートさん以外には…
(90)2005/10/08 01:06:07
流れ者 ギルバート
ソフィー?隠してる…とは?

…。

探検隊…の事か?

[ギルバートはソフィーの反応を窺うように言葉を発した。]
(91)2005/10/08 01:06:08
双子 ウェンディ
[ウェンディは、毛布にしっかりと包まりながら一生懸命考えている]

まだ…誰かが殺されるようなこと、あるの…かな。
『まだ足りない』って………。
怖い… 昨日相談していたように誰か疑わしい人を、閉じ込めないといけないんだろうか。
昨晩、招待を受けていないのにここにいるということでギルバートさんはラッセルさんを疑っていたけど…怪我をして偶然ここに来たというラッセルさんがアーヴァイン卿やヒューバートさんを殺したなんてこと本当にあるのかな?
もしそうだとすると怪我をしてここに来たこと自体が計画的だったということ?
ラッセルさんは言葉が少なくて何を考えているのか話してくれなかったかったから、全くわからないなあ…
ラッセルさんが犯人でないとすれば、ラッセルさんを疑ったギルバートさんが怪しい… なあんてね。そんな単純なことはないよね?
(92)2005/10/08 01:06:21
双子 ウェンディ
でも、ギルバートさんはちょっと気になる…
昨日リックがスチュアートさんのことを話題にしたときとか。何か隠しているようにも見えたな。ん
そういえば、シャーロットさんがギルバートさんと話していたみたいだけど、一体何を話していたんだろう。
万一、だけど…シャーロットさんが次に犯人に狙われたら…

[そこまで考えるとシャーロットのことが急に心配になってきた]

シャーロットさんにお話してくれるように頼んでみよう。
この殺人が続くとして、次に誰が狙われるのか犯人以外にはわからない。
隠し事はやめてみんなで話したほうが絶対いいよね?
(93)2005/10/08 01:06:34
新米記者 ソフィーは、流れ者 ギルバートに無言で頷いた。
2005/10/08 01:07:09
書生 ハーヴェイ
なあ、ナサニエル。
今回の事……君はどう思う?

[ ハーヴェイはカップを傾け……ナサニエルにそう聞いた。]
(94)2005/10/08 01:13:41
書生 ハーヴェイは、冒険家 ナサニエル問うて……息を吐き*目を瞑った。*
2005/10/08 01:19:05
冒険家 ナサニエル
どう思うか、ね…
血文字を見る限りまだ犯人に止める意思はないって感じかね…。
(95)2005/10/08 01:19:57
見習いメイド ネリー
【回想/第二第三の殺人前後のラウンジから朝まで】

[『ノーラ、大丈夫か?気をしっかり持つんだ。
確かにチャールズさんの言った可能性は否定できない。
あの血文字……それはそういう意味かも知れない。
だが、そうと決まった訳じゃない。
勿論、気をつけなければいけないと思うけどね。』

ハーヴェイの声がどこか遠くから聞こえるような気がして、
促されるままにネリーは椅子に腰を降ろしていた。
セシリアの手が触れている部分から伝わってくる僅かな温かさだけが
現実のもののように感じられる。
その後に起きたことも、どこか非現実じみた
幕の向うでの出来事のようにネリーには感じられた]

『旦那さまに続いて、ヒューバートさん…
そしてラッセルさんまで……』

[ネリーはそれでも身づくろいを整え、眠り…
そして客人に対しての対応をすることは忘れなかった]
(96)2005/10/08 01:21:00
流れ者 ギルバート
探検隊…まぁこのパーティーが既に探検隊の活動の一環だろう。
そういう意味ではここに招待された人間は皆、探検隊に関わったともいえる。

でも…それだけじゃそんな態度にはならんよな。
ソフィーが聞きたいのはそんな事じゃないんだろ?

[しばらくの無言の後、ギルバートは口を開いた。]

俺はこの活動に参加したのはソフィーと違い今回が初めてではない。
そうだな、以前から関わっていた。
文献を解読したりする役割は、ハーヴェイやナサニエルの方で、俺は探検に必要な環境を整える実行部隊…そんな感じだ。

これで…納得してくれたか?
(97)2005/10/08 01:21:23
双子 ウェンディ
【回想/昼頃/212号室→ラウンジ】

とりとめないことを考えていたら、もうこんな時間なのね。
そろそろ何か食べないと。

[昼食に誘うためリックの部屋をノックするとリックが中から現れた。少し眠そうで疲れた顔をしている]

『ああ、ディ、ずいぶん遅かったね。食事すませてしまったよ』

そうだったのですか、ごめんなさい。
すっかり考え込んでしまって…

『へえ… 何か気がついたことでもあったの?』

[リックは意地悪そうに私を見たが、興味を引かれたようだ。一緒にラウンジに行き、お互い考えたことを話し合った]
(98)2005/10/08 01:23:33
双子 ウェンディ
お兄様は、ゴードンさんの冷静さが気になるというのですね。
私はギルバートさんのことと、昨日のシャーロットさんの様子が気になるのです。
隠し事をしているように見えた、ということではハーヴェイさん、ナサニエルさんもでしょうか。
あと、ラッセルさん… 昨夜は一体どうしたんだろう…?

[私の問いかけにポツリとラッセルが死んだとリックが告げ、続いて死の状況を語ってくれた。]

…とすると、昨日亡くなったのはヒューバートさんとラッセルさん…
ギルバートさんが行っていたように、もしラッセルさんが犯人ならば今日は安心して時を過ごせるのかな?
(99)2005/10/08 01:23:58
双子 ウェンディ
[リックが呆れたように『ディは、単純だなあ』といった]

『犯人は1人とは限らないだろ?』

その言葉に目の前が暗くなる。
頑強に見えたアーヴァインさんの死。
みなで行動をともにしてにもかかわらず起きたヒューバートさんの死。
(ひょっとするとラッセルさんの死も?)
犯人が複数いるとすれば、難しく思えた犯行は多少行いやすくなるように思えた。

[私は考えをまとめるため、リックと別れ、再び自室に篭った]
――回想終わり――
(100)2005/10/08 01:24:07
双子 リック
【自室】
[リックは昨日から浅い眠りにしかつけなかった。 寝返りをうってみたり、ベッドの上で膝を抱えてみたりしたがどれも自分の心を落ち着かせるものではなかった。]

セシリアさんやノーラさんは何も知らないだろうな・・・
とすると知ってそうなのはハーヴェイさん、ギルバートさん、ナサニエルさん、ソフィーさん、シャーロットさん、ローズマリーさんになるのかな。 ゴードンさんはアーヴァインさんには詳しいから、少しは知ってるかもしれない。
で、スチュアートさんについてどのくらい知ってるのか。 昨日お話した感じ、知ってる量がばらばらみたいだったな。

誰かに直接聞いてみたほうがいいのかな。とすると、誰がいいのだろう。
(101)2005/10/08 01:31:40
新米記者 ソフィー
調査隊のメンバーだったんだ。
それなら、そうと言ってくれればよかったのに…

…何で隠してたの……?

[ソフィーは悲しい表情で、ギルバートにそう言った。]
(102)2005/10/08 01:32:16
双子 ウェンディは、ベットに座り、思案に*暮れている*
2005/10/08 01:37:06
双子 リック
【ラウンジ】
[リックは熱いお茶をすすりながら今後のことを考えた。]
あの血文字の意味・・・混乱させるためのものなのか、本当にメッセージが隠されているかどっちだろう。あんなのはもう終わらせないといけないから・・・
(103)2005/10/08 01:38:53
流れ者 ギルバート
ソフィー、別に隠してた訳じゃないさ。
聞かれはしなかったし、それに…まだ目的の物が見つかった訳でもないからな。

ほら、発見する前に大騒ぎするなんてカッコ悪いだろ?

[ギルバートは大袈裟に手振りを加えてソフィーに説明した。]
(104)2005/10/08 01:40:52
新米記者 ソフィーは、流れ者 ギルバートの言葉に、声を大にした。
2005/10/08 01:42:11
新米記者 ソフィー
違うわ。
私は貴方に…ここに来た理由を聞いたわ。
その時、貴方は調査隊の事を口にしなかった。

目的の物って、一体何…?
昨日、シャーロットと何を話してたの…?
(105)2005/10/08 01:48:47
双子 リックは、ラウンジでひとり物思いに*耽っている*
2005/10/08 02:03:12
流れ者 ギルバート
ソフィー、落ち着けよ。
ここに来た時は…今回はただのパーティーが主目的だったからな。
ソフィーも探検隊に参加するためにここに来た訳ではなかっただろ?
目的の物はそれは手紙にもあった通りハプスブルグの隠し財産だよ。

ん、シャーロット???
ああ、昨日の事か。あれは俺にもよく分からん。
アーヴァイン殿と俺が喋ってた内容を盗み聞きして、それについて聞かれただけだ。
(106)2005/10/08 02:04:55
見習いメイド ネリーは、厨房で食事の用意をしながらぼんやりとしていた【回想中】
2005/10/08 02:12:56
見習いメイド ネリー
【回想/早朝】
[ネリーは自室で目を覚ました。
鉛のように重い身体を起こし、厨房へと向かい、朝食の用意をする。
パンを切り、スープを作り、そしてお茶のために湯を沸かす…
一連の動作は澱みなく進んだ…
そして、自分がそういう日常の作業で
心の安定を保とうとしていることに彼女は気がついた。
…それだけ、この館に漂っている空気の重さは
昨日よりも更に増しているのだ。

昨日はヒューバートが殺され『まだ足りない』の血文字が発見された。
無関係に思えたラッセルはそのショックか、外に走り出たところで、
背中に落ちてきた氷柱が刺さり、絶命したという。
そのことをラウンジで耳にしてからというもの、
ネリーの心は昏く沈みがちになっていた。

…しかし、彼女は努めてそれを表に出さないように振舞っていた。
客に対して不安や失礼を与えてはいけない…
…それは、前に彼女が仕えていた主人の口癖であったから]
(107)2005/10/08 02:15:15
見習いメイド ネリー
…私はどうしたら良いのでしょう。
『まだ足りない』…犯人はこの上、
まだ人を殺し続けるというのでしょうか…

しかし、ゴードンさんは冷静ですね。
使用人の鑑だと思います…
私は、まだまだ…

[ネリーはスープを温めながらため息をついた]
(108)2005/10/08 02:24:45
見習いメイド ネリー
[セシリアやハーヴェイ、そしてギルバートや他の宿泊客に食事の用意をし、
ネリーは窓から外を眺めて思いを巡らせていた。

昨日、一旦止んだ吹雪によって、
辺りは足を踏み入れると埋まってしまうくらいの雪に覆われている。
…これでは足跡が残るどころか、不慣れな者は
雪をこぐ(本来の道の上の雪を踏み固めて歩ける道を作る)
ことすらできないだろう。
…依然、犯人はこの館の中にいるのだ…]
(109)2005/10/08 02:36:43
見習いメイド ネリー
【回想/昼頃/厨房からラウンジ】

さて…昼食の用意はできました。
皆様、召し上がってくださると良いのですが…

[ネリーはワゴンの上に
かぼちゃのポタージュとチーズとハムのホットサンドイッチ、
揚げたジャガイモとにんじんのグラッセ、
そしてお茶とコーヒーの用意を載せて食堂へと向かった。

そして、客人にそれらをサーブしながらも、
心はいつしか事件のことへと飛んでいた…]
(110)2005/10/08 02:45:50
見習いメイド ネリーは、窓から外を眺めながら、ぼんやりと考え事をしている…
2005/10/08 02:58:29
見習いメイド ネリー
oO(…現段階でギルバートさんは、確かに怪しいです。
  ラッセルさんを怪しんだギルバートさん…
  しかし、その対象のラッセルさんが亡くなったことで
  更に目立つ立場になってしまったのだと思います。
  出入りのないこの館で、犯人は目立つ行動を取るでしょうか…)
(111)2005/10/08 03:00:41
見習いメイド ネリーは、更に考えを巡らせた。
2005/10/08 03:01:46
見習いメイド ネリー
oO(…昨日はヒューバートさんも殺されてしまいましたし…)

[ネリーはそこまで考え、薄ら寒いものを感じた]

oO(もしや…旦那さまと関係の浅い方から…
 …殺されてしまうのでしょうか…?)
(112)2005/10/08 03:07:06
見習いメイド ネリーは、眩暈を感じて、手近の椅子に腰をかけた。
2005/10/08 03:07:36
見習いメイド ネリー
oO(あるいは……)

[ネリーは考え事をしながら、窓の外を*眺めていた。*]
(113)2005/10/08 03:08:19
鍛冶屋 ゴードン
【リアルタイム】

[
私は食堂で寝てしまった人に毛布を掛けて、部屋の暖房を絶やさぬよう火の番を続けていた。
]
(114)2005/10/08 03:11:56
文学少女 セシリア
【208号室/23:00】

[ローズマリーと別れたあと、部屋に戻ってしばらく考え込んだ。ギルバートとハーヴェイのこと……ローズマリーのこと……。]

[ローズマリーの占い結果は、ローズマリーの帰りを待つものの存在を示していた。森の妖精が狩人の帰りを待つように、ローズを愛し心配している者がいる…。そして、ローズマリーに与えられた王の剣のカードは、闇に立ち向かいし光の象徴…。そのような運命を背負うローズマリーが、闇のように叔父の命を奪いつくすとは考えられなかった。]

[途中食事に出向くと、ハーヴェイが思案に明け暮れていた。疑心暗鬼からか、人がまばらに出入りして食事をして行った。そのため、ネリーは幾度も給仕をしなければならなかった。セシリアは食事を終えると、地下室の叔父らに祈りを捧げ、部屋に戻った。]

[そして思案に暮れるうち、時間が過ぎた。]
(115)2005/10/08 03:33:27
文学少女 セシリア
【浴殿/1:00】

[考えが止まらず、落ち着かないので眠れない…。セシリアは気持ちを落ち着かせようと、浴殿へとやってきた。]

(……ぽちゃん……)

[雫の垂れる音がこだまする。ライオンの頭の形をした注ぎ口から、お湯の流れ出る音が響いていた。セシリアはひざを抱えながら、湯船に浸かった。]

………はぁ…

[心が安らぐ。叔父の死は、セシリアの心に悲しみと恐怖と混乱を与えたが、ソフィーやネリーの優しさは、セシリアに安らぎと落ち着きを取り戻してくれた。そしてなにより死んだ叔父が、セシリアの心が壊れ、殻に閉じこもってしまうことを……望んでいるはずはない。その気持ちが、セシリアの中に勇気を生み出すのだった。]

……犯人を必ず見つけ出すわ…

[しばしのささやかな幸福の後、セシリアは現実へと戻った。体をよく拭き取り服を着ると、セシリアは食堂へ向けて歩き出した。]
(116)2005/10/08 03:52:34
文学少女 セシリア
【食堂/3:00過ぎて】

さすがに誰もいないわよね…?

[そう思いながらセシリアは食堂の入り口をくぐった。湯上りの体には、水分が必要だった。何か飲むものはないかしら…そう思ったとき、煌々と燃え上がる暖炉の灯りに気がついた。傍に、悲しげに座る人影があった。]

………ゴードン…さん…?
(117)2005/10/08 03:55:45
鍛冶屋 ゴードン
お嬢様?
(118)2005/10/08 03:56:52
文学少女 セシリア
[セシリアはゴードンに歩み寄った。]

ゴードンさん…こんな夜中に何を…?

[薪を放り込むゴードンの姿…。セシリアは彼が火の晩をしているのだと分かった。灯りの消された食堂の中で…。]
(119)2005/10/08 03:59:59
鍛冶屋 ゴードンは、文学少女 セシリアに向かって、口に人差し指をあてて声を小さくと促した。
2005/10/08 04:02:03
鍛冶屋 ゴードン
みなさまお疲れのようですので、もう少し声を落としてくださいませお嬢様。

[
ゴードンが灯りをつけると、食堂のテーブルには突っ伏して寝ている数人が姿を現した。
]
(120)2005/10/08 04:03:39
鍛冶屋 ゴードン
お待ちください、今お茶を淹れて参ります。
(121)2005/10/08 04:06:38
鍛冶屋 ゴードンは、ティーセットを持って厨房から出てきた。
2005/10/08 04:12:42
鍛冶屋 ゴードンは、文学少女 セシリアに手際よくいれた紅茶を差し出した。
2005/10/08 04:13:29
文学少女 セシリア
ありがとう…、ゴードンさん…
(122)2005/10/08 04:14:27
文学少女 セシリアは、紅茶を飲み干した。
2005/10/08 04:20:40
鍛冶屋 ゴードン
それにしてもお嬢様、こんな時間まで起きておられるとは。

おやすみなされた方がよろしいのではないですか?
(123)2005/10/08 04:21:04
文学少女 セシリア
ごちそうさま、ゴードンさん…
(124)2005/10/08 04:21:10
文学少女 セシリア
眠れなくて……お風呂に入ってきたの…
…心配掛けて……ごめんなさい……
でももう寝るから…

……おやすみなさい。
(125)2005/10/08 04:22:30
文学少女 セシリアは、鍛冶屋 ゴードンに別れを告げると、自分の部屋へと*戻っていった*。
2005/10/08 04:23:23
鍛冶屋 ゴードン
部屋までお送りしましょう。
(126)2005/10/08 04:23:41
鍛冶屋 ゴードンは、文学少女 セシリアを部屋まで*送り届けた。*
2005/10/08 04:24:12
村長の娘 シャーロット
[【回想/ヒューバートさんの命日(同日)/ラウンジ/深夜】
その夜、また2人が命を落とした。
ヒューバートさん、そしてラッセルくん。

ローズマリーに、今夜の凶行についておざなりな説明をして、唇を噛んで黙り込んだ。
]

電話線が切れていたこと、それに恐ろしい血文字の文面。ヒューバートさんの命を奪ったのも、きっと同じ者の仕業なのだろう。

ただ一言、ごめんなさいと言うこともできなかった…
そんな思いが心の中を暴れ回って、張り裂けそうだった。

ハーヴェイさんとナサニエルさんが、エントランスを渡ってラッセルくんの遺体を運んでいる姿が目に留まった。
氷柱が背中を貫き、彼の命を奪ったのだ、とハーヴェイさんが説明していた。

それすらも、「宴」とやらのひと幕なのかもしれない。
(127)2005/10/08 04:36:32
村長の娘 シャーロット
[【回想/ヒューバートさんの命日(同日)/ラウンジ/夜明け前】
懺悔室でギルバートさんは、なぜあれほど強い怒りを示したのだろう。やはり、触れられたくない話をしていたのか。
ヒューバートさんは自動車を商っていると、パーティーのときに聞いた覚えがある。とすると…

『…全体にとっては不利益に働く…』
ギルバートさんの声が思い起こされる。

金銭。財宝。
そんな言葉がふと浮かんだけれど、ばかばかしくて頭を振った。
財宝を探し、精力的に活動した資本家を殺害して、お近づきになった会社の重役を殺める。一連の凶行が同一犯だったとして、この行動は、それこそ「不利益に働く」ように思えた。
]
(128)2005/10/08 04:38:54
村長の娘 シャーロット
[【回想/ラウンジ/朝】
ひらめきは唐突だった。
金銭。財宝…。ウィティアの資本。

犯人が、資本家階級のひとを狙っているとしたら?
ハプスブルグの隠し財産を求める集まりで、財産のあるひとが殺害されていく。
それは、何者かにとって意味があることなのかもしれない。

リックくんの微笑みと、ウェンディちゃんのはにかんだ笑みを思い起こす。
犯人の残した「まだ足りない」というメッセージが拡がって、ふたりのイメージを塗りつぶしていった。
]

アーヴァインさん。
ヒューバートさん。

…まさか、リックくん?ウェンディちゃん?

まさか!…まさか。
(129)2005/10/08 05:41:02
村長の娘 シャーロット
[【209号室/昼頃】
広間の飾り棚に、鹿の剥製に挟まれて陳列されている猟銃を手に取り、自室にこもる。昼食をとっている最中で、ローズマリーがいないことにほっとした。

父さんに教わって鹿を撃ってから、もう…、10年経っていた。あれ以来、銃に触れたこともなかったけれど、今でも扱えるだろうか?

ベッドに腰掛け、銃を眺める。
銃身を折り、薬底側から中を覗き込むが、弾ははいっていない。
折り開いた銃身をまっすぐにすると、かちり、と音がした。
撃鉄はすぐに解った。ぐっと起こすと、かちり、と音がした。
扉に狙いをつけ、引き金を引く。

がちん。

もういちど、銃身を折り、戻し、かちり。撃鉄を引き、かちり。

がちん。

静かな部屋に作動音だけが響く。銃も手際も、拙いところはないようで、ひと安心した。あとは弾丸。きっと施錠されたところにあるはずだけれど。
]
(130)2005/10/08 05:42:34
村長の娘 シャーロット
[【ラウンジ/昼下がり】
猟銃を広間の飾り棚に戻して、リックとウェンディを探す。リックはラウンジでお茶をすすって、真剣な表情を浮かべて考え込んでいた。かすかに呟きが漏れている。
『あんなのはもう終わらせないといけないから・・・』

同感だった。アーヴァインさんの部屋で見た、夥しい血。無念げな表情。…部屋から聞こえた、セシリアの嘆き。あんなのは。もう。
]

よかった…、此処にいたのね。こんにちは、リック。

[根拠もない話を聞かせても、恐怖を助長するだけ…と躊躇ったけれど、やはり、話さなくては始まらない気がした。]

あの…ね、アーヴァインさんがあんなことになってしまって、さらにヒューバートさんまで。
次にだれかが狙われるとしたら、あなたや、ウェンディが危ないわ。アーヴァインさんも、ヒューバートさんも、資本を持ってらしたわ。だから、今度はウィティア家のひと…だと思う。

ねえ、ウェンディはどこ?
昼食のときはいたのかしら?
(131)2005/10/08 05:45:09
新米記者 ソフィー
【204号室/夜】

私は落ち着いてるわっ。

[ソフィーの口調は、言葉の内容とは逆にどんどん強くなる。ギルバートはこんなソフィーを初めて見たのか、驚いた表情でソフィーを見つめていた。そんなギルバートを見て、ソフィーは我に返った。]

ごめん……
私、貴方に隠し事されてるみたいで嫌だったの。

ハプスブルグの隠し財産…?
どうしてギルバートはそれを探してるの…?
私には、何の魅力も感じないけど。

[ソフィーは口調を落ち着け、ギルバートにそう言った。]
(132)2005/10/08 08:35:43
流れ者 ギルバート
[語気を荒げていたソフィーが少し落ち着いたかゆっくりと話しを続ける。そして…窓に叩きつける雪の音しかせぬ部屋でソフィーの言葉が部屋に凛と響く。]


ハプスブルグ家の隠し財産を探す理由?そんなのそのままだろう。
歴史の表舞台から消え去った価値の高い失われた芸術品・美術品を探すという奴もいるみたいだが俺は違う。

金が欲しい。
俺が今の仕事をしていく上で、のし上がるためには金がいる。
だから探している。
(133)2005/10/08 09:33:27
流れ者 ギルバート
ソフィー、俺は別に隠してるつもりは無かった。
ただ…ソフィーは隠し事してると感じたんだよな。
そうか…。


…悪かった。

[自尊心の強いギルバートは、やっとの事でそれだけ言うとソフィーに手を伸ばし強い力で抱き締めた。]

ソフィー、俺を信じてくれ。
俺がお前を愛する心に嘘偽りはなく、一点の曇りも無い。
(134)2005/10/08 09:52:32
新米記者 ソフィー
[ソフィーはギルバートの腕の中で、何度も首を横に振った。]

ううん…
私の方こそ、ごめんね。

[そう言うと、ソフィーはギルバートから身を離し、更に言葉を続けた。]
(135)2005/10/08 10:00:35
新米記者 ソフィー
ねぇ、ギルバート。
貴方が調査隊のメンバーなら、一年前の出来事について何か知ってる…?昨晩、リックが……スチュアートさんの名を言った時の皆の様子、少し気になったの。

もし、知ってるなら…教えてくれない…?
(136)2005/10/08 10:15:58
流れ者 ギルバート
[ギルバートはピクリと身体を揺すると、サイドテーブルに手を伸ばし煙草に火をつけた。]

一年前の事件か。

俺もどうしてそんな事になったのかはよく分からんがスチュアートは、ある日雪山で遭難した。
俺も皆も手を尽くして探した…捜索隊も出た。
ところがとうとう見つからなかった。

一人の命が失われた…それで皆、過敏になっているんだろうな。

[そこまで話すと煙を大きく吐き出した。]

.。oO(…こればかりは本当の事を言う訳にもいくまい…。)
(137)2005/10/08 10:25:10
新米記者 ソフィー
[ソフィーは暫しの沈黙の後、ゆっくりと口を開いた。]

雪山で遭難……

かわいそうに。
きっと寒かったでしょうね。

(そういえば、ローズもそんな事言ってたかしら。)
(138)2005/10/08 10:30:52
新米記者 ソフィー
[ソフィーはギルバートが吐く紫煙を無心で見つめていた。]

教えてくれてありがとう。

アーヴァインさんが送ってきた招待状。
スチュアートさんの死を弔う為、そしてハプスブルグの隠し財産の再調査の為。
この集まりの中で起きた2つの殺人とラッセルの死。

私は代理出席で、皆の事…殆ど知らないわ。
明日の昼にでも話してみようかしら。

だいぶ夜も更けてきたわね。
部屋に戻るわ。

ギルバート、私も貴方を愛してるわ。
だからもう…隠し事はしないでね。
……おやすみなさい。
(139)2005/10/08 10:47:21
新米記者 ソフィーは、流れ者 ギルバートの頬に唇を寄せると、自室へと戻っていった。
2005/10/08 10:48:48
流れ者 ギルバート
ああ、ソフィーおやすみ。

[ギルバートはソフィーが去ったドアをしばらく見ていたが、ベッドに横になると天井を見つめながら先ほどの会話を反芻していた。
そして中でも冷たく響いたソフィーの言葉が繰り返される。]

『私には、何の魅力も感じないけど。』


[ギルバートは胸にしこりを残したまま*眠りについた。*]
(140)2005/10/08 10:51:50
新米記者 ソフィー
【205号室/現在】

[ギルバートの部屋から戻ったソフィーは、疲れたのかそのままベッドへと倒れこんだ。
―――そして、目を覚ますと夜が明けていた。
ソフィーはシャワーを浴びると、珍しくお腹が空いてる事に気づき、食堂へと向かった。]
(141)2005/10/08 10:58:05
新米記者 ソフィー
【食堂】

[食堂には、ネリーが用意してくれた朝食が並んでいる。奥の席では、ローズマリーとシャーロットが食事を交わしていた。]

…おはよう。

私もご一緒させて貰っていいかな…?

[自分に向かって微笑む2人を見て、ソフィーはローズマリーの隣に*座った。*]
(142)2005/10/08 11:04:43
文学少女 セシリア
【208号室/現時刻】

[昨夜遅くに寝たためか、これまでの精神的な疲れのためか、セシリアが目覚めたときにはすでに昼だった。]

…お腹……すいた…

[セシリアは身支度を整えると、カードの袋を手に*食堂へと向かった*。]
(143)2005/10/08 13:49:02
双子 ウェンディ
【回想/昼頃/212号室→209号室】
[シャーロットの身を案じ、彼女と話がしたいと思い扉をノックするが返事はない]

ふう… シャーロットさんとお話したかったな…

[次いでリックの部屋をノックするが返事はない]

うー… リックもいない…
どうしちゃったんだろう。

[なんとなく出鼻を挫かれたような気持ちになりながらラウンジへと降りていった]
(144)2005/10/08 18:30:40
双子 ウェンディ
【ラウンジ/現在】
[ラウンジへ足を踏み入れようとすると、少し前をセシリアが歩いているのが見えた。少し足元がおぼつかないのは、殺人犯と一緒に閉じ込められている、という状況に加え、肉親を失ったショックも大きいだろう、と思った]

セシリアさん… きっと私達以上に疲れているよね。
そういえば、セシリアさんって…アーヴァイン卿の姪にあたるんだよね?
そうすると、犯人に狙われちゃったりするかも…

[セシリアのことが心配になり、声をかけると一緒にラウンジに向かった]
(145)2005/10/08 19:01:20
双子 ウェンディ
【ラウンジ】
[ラウンジに足を踏み入れると、探していたシャーロットとリックが同じテーブルに座り話をしていた。手を軽く振って合図をすると、同じテーブルにセシリアと座る]

シャーロットさん、お兄様、こちらにいたんですね。
心配して探していたのです…

[ウェンディは安堵したように微笑むと、考えたことををみなに話した]
(146)2005/10/08 19:30:41
双子 ウェンディ
…それで、シャーロットさんが気がついたこととか、ギルバートさんとどんなお話をしていたのか聞かせていただきたいと思ったんです。


[そう言うと、シャーロットの*返事を待った*]
(147)2005/10/08 19:32:25
流れ者 ギルバート
【204/自室】
[ギルバートは目覚めるとしばらく考え事をしていた。]

残された血文字「まだ足りない」…か。
何か手を打つべきなのか。

しかし、もしこの凶行が本当にあの一件に関わっているとするのならば…あまり前面には出たくはない。
ソフィーには知られたくない一面もあるからな。

[ギルバートは、考える程に閉塞感と焦燥感そして空腹感を憶えたために下のフロアーに行く事にした。]
(148)2005/10/08 19:39:20
流れ者 ギルバート
【ラウンジ】
[1Fに降りるとラウンジにシャーロットとリックとウェンディがいた。それを見たギルバートは、サンドイッチと紅茶をネリーから受け取るとウェンディの前に座り話しかけた。]

よぉ、お嬢ちゃん。
サンドイッチでも食べるかい?
ここに来てから…奇奇怪怪な事件ばかり起きてるからな…。辛くはないか?
(149)2005/10/08 20:23:27
書生 ハーヴェイ
【回想/食堂/0:00頃から】

なあ、ナサニエル。
今回の事……君はどう思う?

『どう思うか、ね…
血文字を見る限りまだ犯人に止める意思はないって感じかね…。』

[ ハーヴェイとナサニエルは思うところを話し合っていた。]

思うんだが……アーヴァインさんを知る者でアーヴァインさんに殺意を抱く者がいるんだろうか?
ギルバートがラッセル君を疑っていたのも、こう考えるからだろう。
ギルバート、ナサニエル、シャーロット、ローズマリー……調査に関わっていた事のある面子はそれなりに気心も知れてる。アーヴァインさんを殺す動機があった者がいるとは思えない。感謝や尊敬、そして慕っている事はあってもね。
セシリア、チャールズさん、ノーラ……この三人もやはり考えづらい。

僕らが全く知らなかった面子……ソフィー、リック、ウェンディ……
この3人は、僕が知り限りではアーヴァインさんとの接点が無い。ただ、接点が無さ過ぎて、アーヴァインさんを殺さなければならない動機があるとも思えない。ましてや、ヒューバートさんまで……
(150)2005/10/08 20:52:10
書生 ハーヴェイ

表面上、ここで殺人を犯さなければならない者は思いつかない……僕らの知らない理由か……何らかの繋がりがあるのかも知れないな……一昔前にロンドンで騒ぎになった、「切り裂きジャック」じみた犯人でもなければね。

出来れば、みんな集まって、落ち着いて思うところを話すのが良いかも知れないね。

[ 二人は話にを続けるうちに、何時の間にか眠りに落ちていた。]
(151)2005/10/08 20:52:35
双子 ウェンディ
[シャーロットの返事を待っていると、ギルバートがやってきて目の前に座った。サンドイッチを勧められるまま一口食べ、ネリーからサーブされたミルクティを飲んだ]

色々なことが起きたから… 食事が不規則になっていました。
ギルバートさん、サンドイッチありがとうございます。

辛くない…といったら嘘になります。
正直、何が起きようとしているのか私にはわからないことが多くて…。

[ウェンディはここまで言うと、悲しそうに瞳を伏せた]
(152)2005/10/08 20:54:58
双子 ウェンディ
ギルバートさん、お伺いしていいですか…?
ギルバートさんは調査隊に加わっていたこともあり、私より事情を把握しているように思えるんです。
お兄様がスチュワートさんの名を口にしたときの反応や、…シャーロットさんと何か話していたこととか…。
(153)2005/10/08 20:55:54
双子 ウェンディ
アーヴァイン卿の死からはじまった一連のことを考えると犯人はまだこの場にいて、被害がもっとでるんじゃないかって…思ってます。

そして、お互い知っていることがあるなら、隠さず話した方がいいのではないかと思うんです。だって、ギルバートさんが犯人でないとしたら今夜、犯人に襲われてしまうかもしれない。そうしたら、ギルバートさんが知っていることは永久に闇の中になってしまうんですよ?

こんな子供に聞かせてもって思うかもしれないけど…
もし、何か知っていることがあるならお話してください。

[ウェンディは、ギルバートの目を見ながら静かに言った]
(154)2005/10/08 20:57:06
新米記者 ソフィー
【回想/食堂/昼】

[ソフィーは食堂で、シャーロットとローズマリーと食事を交わしていた。
久しぶりに口にしたサンドイッチはとても美味しく、ソフィーの空腹感を満たしていった。]

そういえば、シャーロットとローズって調査隊だったのよね。調査一時中止になったって言ってたけど、今回招待状を貰うまでに連絡とったりしてたの…?ハーヴェイさんや、ナサニエルさん、ギルバートとはどうだったのかな。

アーヴァインさんとも調査隊で一緒だったのよね。使用人のゴードンさんやネリーさんの事も知ってたのかな…?

[ソフィーは食事を終えると、2人にそう質問した。]
(155)2005/10/08 20:58:21
書生 ハーヴェイ
【回想/食堂/5:00】

[ ハーヴェイは、暖炉の炎だけが照らす食堂で目を覚ました。自分の体に毛布が掛けられている事に気付く。
 身を起こし辺りを見回す。
 暖炉の傍で火を見守るゴードンの姿があった。ハーヴェイは知らぬ事ではあるが、セシリアを送った後、ゴードンは再び火の番をしていたのだ。]

チャールズさん、ありがとう。お気遣い感謝するよ。

[ ハーヴェイの言葉に、ゴードンは無骨な顔に微笑を浮かべ頷いた。]

ナサニエル……起きろ。部屋に戻ろう。
チャールズさん、ありがとう。あなたも休んでください。

[ 向かいでやはり眠り込んでいたナサニエルを揺り起こし、ゴードンに礼を言うと、ハーヴェイとナサニエルはそれぞれの部屋へと戻って行った。]
(156)2005/10/08 21:11:19
鍛冶屋 ゴードン
【回想】

[
吹雪が晴れた一瞬をついて、ネリーにお客様の事を託して麓まで降りようと装備を調えたが、山道は雪崩で埋まっていた。
1,2時間も歩くとまたふぶいて来たので私は下山を断念して別荘へと引き返してきた。
]
(157)2005/10/08 21:12:44
鍛冶屋 ゴードン
【ラウンジ/リアルタイム】

[
私はネリーといれかわりにティーセットを持ってやってきた。
]
(158)2005/10/08 21:24:09
新米記者 ソフィー
2人は今回の事件…って言っていいのかな…?どう思ってる…?
私はまだ被害者が出ると思ってるわ。

第一の殺人の時、『宴は、始まったばかりだ』って書いてあったわ。始まったばかり…つまり、次があるという事よね。そして、第二の殺人が起きた…。今度は『まだ足りない』…。何が足りないのか。

何が足りないと思う…?
犠牲…血……?根拠はないけど、私はそんな気がしてるわ。
金銭絡みとは思い難いのよね。だって、金銭目当てなら…殺人を犯さなくたって盗ればいいだけだもん。

それに、あの血文字…犯人からのメッセージよね。
何で、犯人は私達にメッセージを残したんだろう…。

[ソフィーは2人の顔を交互に見ながら、そう呟いた。]

ふぅ、考えれば考えるほど分からなくなるわ。
部屋に戻って、少し休んでくるわね。
(159)2005/10/08 21:24:29
新米記者 ソフィーは、酒場の看板娘 ローズマリーとシャーロットに「またね」と言うと、自室へと*戻っていった。*
2005/10/08 21:25:04
書生 ハーヴェイ
【【回想/214号室/12:00】

[ ハーヴェイは目を覚ました。
 ……起き上がろうとすると気だるさが襲う。気が付けば、夜着はぐっしょりと汗に濡れていた。
 ――悪い夢でも見たのだろうか。
 ハーヴェイはふとそんな事を思う。
 夢を見た覚えは無い。だが、心の奥に何やら冷たいものが残っているかのようであった。
 ハーヴェイは起き上がり着替えると、暖炉に火を入れ暫し物思いに耽っていた。]
(160)2005/10/08 21:34:33
書生 ハーヴェイ
【回想/別荘を散策/昼過ぎ〜】

[ ハーヴェイはそれぞれの部屋や、食堂、ラウンジを訪れ、各々に提案をして行った。]

 このままでは……確かな事は何も解らない。
 みんな集まって、落ち着いて思うところを話すのが良いんじゃないかと思うんだが、どうだろう?
 夜、ラウンジに集まって皆で思うところ、気付いた所を話してみないか?

[ 一通り話して回ると、ハーヴェイは自室に戻り時を過ごした。]
(161)2005/10/08 21:48:38
双子 リック
【回想/ラウンジ/昼さがり】
[死体を目の当たりにした時とはうってかわって朝は少し食がすすんだ。 食べ物をとる行為は身体が受けつけないだろうと勘くぐっていたが何故かすんなり喉を通る。背に腹はかえられないとはこのことだろうか。
お昼を少しまわった頃にシャーロットと出会う。シャーロットはかなりの危機感をもってリックに話しかけてきた。]

『次にだれかが狙われるとしたら、あなたや、ウェンディが危ないわ。』

うん……そうだね、シャーロットさん…もし復讐者がハプスブルグ家の秘宝を守るべく動いているのなら、僕とディは…危ないかもしれない。 けれど、僕もディもたとえお金を持っていても、お金の使い道は決めていない、発掘に使うとは限らないと思うから…いや、そこまで計算して狙ってきてるのかな…
ディは…何があっても僕が守らないと…

[しばらくの後ギルバートウェンディも会話に加わり、リックはにっこりとウェンディに微笑んだ。]
(162)2005/10/08 22:02:05
書生 ハーヴェイ
【食堂/リアルタイム】

[ ハーヴェイが食堂に訪れると、ギルバート、シャーロット、リック、ウェンディ、そして、ティーセットを用意したゴードンの姿があった。
 ハーヴェイは皆に「やあ」と挨拶を――曇りがちな声を務めて明るく――すると、ゴードンにコーヒーを頼み、席に着いた。]
(163)2005/10/08 22:03:22
流れ者 ギルバート
ウェンディ、俺は何も知らない。

…何も知らない。


[いささか歯切れ悪く、ウェンディに答えた。そして誰にも聞こえぬくらい小さな声で呟いた。]

そして俺が犯した罪が誰の目にも…いや、ソフィーの目に曝されぬまま志半ばで斃れるのならばそれはまたそれでいい。
(164)2005/10/08 22:03:57
冒険家 ナサニエル
【リアルタイム/203号室】
[ナサニエルが目を覚ます、久々にきちんとした睡眠を取れたおかげか気分は悪くないようだった、だがすぐにその表情は暗い物へと変わっていった
事件の事を考えたからだ。
しばらくしてナサニエルはハーヴェイが夜にまた話し合いをしようと行っていたのを思い出し、部屋を出て食堂へと向かって行った]
(165)2005/10/08 22:06:09
書生 ハーヴェイ
『こんな子供に聞かせてもって思うかもしれないけど…
もし、何か知っていることがあるならお話してください。』

『ウェンディ、俺は何も知らない。

…何も知らない。』

[ ゴードンから受け取ったカップを傾けながら、その遣り取りをハーヴェイは無言で見守っていた。]
(166)2005/10/08 22:08:27
書生 ハーヴェイは、(>>163訂正×【食堂】 ○【ラウンジ】
2005/10/08 22:08:51
双子 ウェンディ
『ウェンディ、俺は何も知らない。 …何も知らない。』

[帰ってきたギルバートの答えは明らかに歯切れの悪いもので、私は失望の色を隠せなかった。更に質問を重ねようとするが、ギルバートは目を逸らしたままで目をあわせてはくれない]

私が子供だから…?
だから隠すのですか…?

[やっとの思いでそれだけ口にすると瞳から涙が溢れてきた]
(167)2005/10/08 22:14:22
冒険家 ナサニエル
【食堂】
ん?誰もいないじゃないか…。
さてはハーヴェイの奴ラウンジといい間違えたな…。

[ナサニエルは自分が聞き間違えたのにもかかわらずハーヴェイのせいにして食堂からラウンジへと向かった]
(168)2005/10/08 22:16:29
双子 リック
【ラウンジ】
[リックはギルバートやハーヴェイ、ウェンディ達とともにラウンジにいた。 ゴードンから暖かいティーをいただく。体の芯に熱いものが通っていく。]

『ウェンディ、俺は何も知らない。

…何も知らない。』

[ウェンディとギルバートのやりとりの中に現れたギルバートの言葉にウェンディの顔が曇り、目を伏せる。]
(169)2005/10/08 22:34:45
書生 ハーヴェイ
……ウェンディ、君はスチュワートの事を知りたいのかい?

[ ギルバートとウェンディの遣り取りを見守っていたハーヴェイは、暫し流れた沈黙の後、静かにそう言った。]
(170)2005/10/08 22:35:15
鍛冶屋 ゴードン
その話は私も是非お伺いしたいですね。
(171)2005/10/08 22:41:30
鍛冶屋 ゴードンは、口を挟んだ。
2005/10/08 22:42:00
書生 ハーヴェイは、ゴードンに頷き、ウェンディの反応を待った。
2005/10/08 22:43:18
双子 ウェンディは、書生 ハーヴェイの言葉に驚いて顔をあげた。
2005/10/08 22:43:19
双子 リック
スチュアートさん…どんな人だったのだろう。僕も聞いてみてもいいですか?

oO(スチュアートさんをどのくらい知っているのか、ひとりひとり知識の差が凄く激しいのは感じた。 きっとスチュアートさんの周りでなにかあったんだ。)
(172)2005/10/08 22:43:33
双子 リックは、双子 ウェンディの隣で、彼女の代弁をするかのように言った。
2005/10/08 22:43:50
双子 ウェンディ
はい、知りたいです。
ハーヴェイさんがいつからお話を聞いていたのかわからないですが、お互い知っていることは話したほうがいいように思えるのです。

[ウェンディは、ハーヴェイに向き直っていった]
(173)2005/10/08 22:46:04
双子 ウェンディは、双子 リックに感謝の気持ちを込めて微笑んだ。
2005/10/08 22:49:48
双子 リックは、双子 ウェンディのほうを向き、そっと微笑み返した。
2005/10/08 22:51:05
書生 ハーヴェイ
[ ハーヴェイはリックに、そしてウェンディに頷く。]

僕が聞いていたのは、部屋に入ってから、君がギルバートに調査隊に加わっていたから事情を把握してるんじゃないか、って聞いたところからだよ。

聞きたいんだね……ならば、話そう。

[ ハーヴェイは目を瞑り……そしてひとつ息を吐き瞼を開くと、ゆっくりと語り始めた。]
(174)2005/10/08 22:52:41
双子 ウェンディは、書生 ハーヴェイに話の続きを促した。
2005/10/08 22:54:57
書生 ハーヴェイ
スチュワートは……早くからアーヴァインさんに呼ばれ、ハプスブルグの隠し財産の調査に取り組んでいたんだ。
僕は、スチュワートに声を掛けられて参加する事になった。
スチュワートは、才能に溢れ……そして、情熱的に調査に取り組んでいた。
(175)2005/10/08 22:56:01
双子 リックは、書生 ハーヴェイの紡ぎだす言葉を静かに待つことにした。
2005/10/08 22:56:57
書生 ハーヴェイ
……正直に言って、スチュワートがいなければ調査隊が結成される段階にすらならなかったのじゃないかと思う。
その発想や、着眼点は……僕とナサニエルを合わせてもまるで及ばないくらいだった。
そして……調査隊が結成されてからも、進展に大きく貢献したのはやはりスチュワートだったよ。
(176)2005/10/08 23:00:32
書生 ハーヴェイ
……あいつは……本当に才能に溢れる男だったんだ。
(177)2005/10/08 23:01:59
書生 ハーヴェイは、ゆっくりと……大きく溜息を吐いた……
2005/10/08 23:02:11
書生 ハーヴェイ
……最後になった調査の時。
あの時は……そう、今みたいな、吹雪の時だった。
(178)2005/10/08 23:04:31
書生 ハーヴェイ
ナサニエル、ギルバート、そして僕と、ルーサーさん……スチュワート。

……吹雪の中を僕らは進んでいたんだ。
(179)2005/10/08 23:06:50
書生 ハーヴェイ
テントを張るにも……風が強すぎた。
僕達は、幾らかでも風を凌げる所を探して進んでいた……遠くに岩場があるようなのが見て取れた。
……雪を被って真っ白な小山にしか見えなかったけども……ともかく、そこを目指した。
(180)2005/10/08 23:11:26
書生 ハーヴェイ
けれど……吹雪の中、行軍は遅々としてまるで進まなかった。
その内、陽も落ちて辺りは一気に暗くなって行った。
(181)2005/10/08 23:12:41
書生 ハーヴェイ
……それでも、何とかそこに辿り着いたんだ。
そして……そこで皆の無事を確かめようとした時……
(182)2005/10/08 23:14:45
書生 ハーヴェイ
……スチュワートの姿は……見当たらなかった。
(183)2005/10/08 23:15:14
書生 ハーヴェイ
……僕達は、声を上げてスチュワートの名を呼んだ。
だが、返事は無かった……
(184)2005/10/08 23:16:35
双子 ウェンディ
見当たらなかった…?
(185)2005/10/08 23:16:45
書生 ハーヴェイ
皆……体力も限界に来ていた。
その時は……近場を少し探すのが精一杯だった。
(186)2005/10/08 23:17:34
書生 ハーヴェイは、双子 ウェンディにゆっくりと頷いた。
2005/10/08 23:18:00
双子 ウェンディ
吹雪ではぐれてしまったのでしょうか。
(187)2005/10/08 23:18:21
新米記者 ソフィー
【ラウンジ】

[自室で体を休めた後、ソフィーはラウンジへと向かった。ラウンジに入ると、そこに居る人に挨拶をしてリックの隣に座った。
―――ラウンジでは。
ハーヴェイがスチュアートについて語っていた。ソフィーはハーヴェイをまっすぐ見つめながら、その話を聞いていた。]
(188)2005/10/08 23:18:40
書生 ハーヴェイ
……僕達は、岩山に見つけた洞穴で吹雪が過ぎるのを待った。
(189)2005/10/08 23:19:27
双子 リック
スチュアートさんは……遭難…
(190)2005/10/08 23:19:37
書生 ハーヴェイ
そして……吹雪が収まった後、食糧と体力が許す限りでスチュワートの姿を探した。
……けれど……
(191)2005/10/08 23:21:52
冒険家 ナサニエル
【ラウンジ前】
[ハーヴェイがスチュアートの事を話しているのを聞き中に入るのを止め近くの壁に寄りかかって話を聞いている]
(192)2005/10/08 23:22:26
書生 ハーヴェイ
スチュワートの姿を見つけ出す事は……出来なかったんだ。
(193)2005/10/08 23:22:34
書生 ハーヴェイ
……山を降りた僕達は、直ぐに捜索隊に救助を依頼した。僕らも共に探しに戻った。
でも、やはり……
(194)2005/10/08 23:24:13
書生 ハーヴェイは、目を瞑り……暫しの後、瞼を開けた。
2005/10/08 23:24:29
双子 リック
け…けれど?
(195)2005/10/08 23:25:05
双子 リックは、書生 ハーヴェイの言葉に、息をのんだ。
2005/10/08 23:25:56
書生 ハーヴェイ
その後は……スチュワートを失い、調査は立ち行かなくなった。
あの時の……アーヴァインさんの悲嘆に暮れた姿は今でも思い出せる……調査が立ち行かなくなった事ではなく……スチュワートを失った事が相当に堪えていたようだった。
……歳は離れていたけど、二人は親友のように語り合っていたからね。
(196)2005/10/08 23:28:19
書生 ハーヴェイ
そして……アーヴァインさんは、調査を中断する事を皆に伝えたんだ。
アーヴァインさんは……スチュワートの為に喪に伏そうとしていたように思えた。
(197)2005/10/08 23:31:08
書生 ハーヴェイ
スチュワートは……僕らにとっても柱だった。
(198)2005/10/08 23:32:40
書生 ハーヴェイ
それが……あの時に……
(199)2005/10/08 23:33:07
書生 ハーヴェイは、顔を伏せ……肩を震わせた。
2005/10/08 23:33:51
双子 ウェンディは、書生 ハーヴェイの様子をみて困惑している。
2005/10/08 23:34:17
双子 リックは、書生 ハーヴェイを、まばたきすることなく見つめていた。
2005/10/08 23:36:12
書生 ハーヴェイ
すまない……今は……これ以上話せそうにない……
(200)2005/10/08 23:36:56
書生 ハーヴェイは、震える声でそう言った……
2005/10/08 23:37:12
冒険家 ナサニエル
[ラウンジに入ってきながらリックに声を掛ける]

もういいだろ、その辺にしてくれ…。

それとなハーヴェイ自分を責めるなよ、俺も同罪だお前だけが悪いわけじゃないんだよ…。
(201)2005/10/08 23:37:34
書生 ハーヴェイ
……少し部屋に戻っているよ。落ち着いたらまた顔を出す。
他に聞きたいことがあったら……その時に聞いてくれ。
(202)2005/10/08 23:39:15
インデックス プロローグ 第1日目 第2日目 第3日目 第4日目 第5日目 第6日目 第7日目 エピローグ 
Tool
Statistical Summary
発言数
9
16
59
10
9
23
23
25
0
37
30
19
0