人狼審問

- The Neighbour Wolves -

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(897)Red snow white : 7日目 (1)
村人は集会場に集まり誰を処刑すべきか話し合った……

鍛冶屋 ゴードン は、新米記者 ソフィーに投票した
書生 ハーヴェイ は、鍛冶屋 ゴードンに投票した
新米記者 ソフィー は、鍛冶屋 ゴードンに投票した
文学少女 セシリア は、新米記者 ソフィーに投票した
流れ者 ギルバート は、鍛冶屋 ゴードンに投票した

鍛冶屋 ゴードン は、村人の手により処刑された……
次の日の朝、書生 ハーヴェイが無惨な姿で発見された。
現在の生存者は、新米記者 ソフィー、文学少女 セシリア、流れ者 ギルバート、の3名。
新米記者 ソフィー
【214号室】

[ソフィーはハーヴェイの腕の中で命の鼓動を感じていた。
その鼓動は次第に間隔が空き、やがて…ぴたり、と止んだ。]

終わったわ…
全てが終わった…

[ソフィーはハーヴェイから身を離すと、両手を穢す血で床にこう記した。]

―――『宴は、終わった』と。
(0)2005/10/13 02:11:52
流れ者 ギルバート
[ギルバートはゴードンに飛び掛ると、両者は階段の手すりを越えて落下した。]

………っ。

[ギルバートは衝撃で息が止まるかと思えた。

そして彼の下敷きになる形になったゴードンは、頭から落ちたのだろうか頭部から夥しい量の出血をしていた。]

『You bastard …』

[ゴードンはそれだけ呟くとそれっきり動かなくなった。]
(1)2005/10/13 02:16:20
新米記者 ソフィーは、214号室から出ると、静かに自室へと向かった。
2005/10/13 02:16:53
流れ者 ギルバート
はぁはぁ…。

[ギルバートは肩で息をつくと、
身体を仰向けにして天井を見つめた。]
(2)2005/10/13 02:18:59
文学少女 セシリア
【208号室】

………。

[ゴードンのくれた薪の火が、いままさに尽きようとしていた…。]
(3)2005/10/13 02:25:49
流れ者 ギルバート
しばらく、ギルバートは天井の一角を見つめていた。
その胸はまだ激しく上下していた。


玄関を侵食した雪から出る冷気がギルバートの身体を包む…。

ギルバートは起き上がるとゆっくりと階段を上がった。
(4)2005/10/13 02:37:55
流れ者 ギルバート
そういえば、ハーヴェイは…無事だっただろうか?

ゴードンにやられてはいないか…?

[ギルバートはハーヴェイの部屋へ向かった。]
(5)2005/10/13 02:47:27
新米記者 ソフィー
【205号室】

[ソフィーは自室の窓を大きく開け、外で降り狂う雪を招き入れた。]

…後は、雪が止むのを待つだけね。

[そう呟くと、ソフィーは部屋に入り込んだ雪で両手の穢れを落し、窓に寄りかかるように座り込むと、*そっと瞳を閉じた。*]
(6)2005/10/13 03:02:10
文学少女 セシリアは、薪の火が消えるのを*見た*。
2005/10/13 03:06:05
流れ者 ギルバート
【214号室】
―――トントン

[返事が無い。再びノックをするが返事は無い。]

―――ハーヴェイいるか。入るぞ?

[ギルバートはドアノブを廻す…手応えが無い。鍵は掛かっていないようだ。不安がよぎる…ドアを開ける。するとそこには…]

ハーヴェイ!!!

[そこにはベッドにもたれかかるようにして座るハーヴェイがあった。…左胸から夥しい量の血を流して。]
(7)2005/10/13 03:08:54
流れ者 ギルバート
ハーヴェイ!

[ハーヴェイに近寄り身体を揺するが最早生命活動を感じさせる物は何も無かった。]

なぜだ…俺は遅かったのか?

[そこで床に書かれた血文字に気付いた。]

―――『宴は、終わった』

終わった…か。
確かにな。ゴードンの意図する所とは違うだろうが。

[ギルバートはそれだけ呟くとハーヴェイをベッドの上に横たえた。]
(8)2005/10/13 03:10:15
流れ者 ギルバートは、214号室を出ると204号室へ向かった。
2005/10/13 03:10:54
流れ者 ギルバート
【204/自室前】
[自室の扉に手を掛けた時、ギルバートはソフィーを想った。]

ソフィーどうしてるかな…。

[ギルバートはソフィーの部屋に向かい、ドアをノックした。。]

―――トントン

ソフィー入るぞ?

―――ガチャリ

[部屋に鍵が掛かっている感触は無かった。一瞬ドキリとしてドアを開ける。ドアを開けた瞬間に寒気が吹き込む。焦って室内を見渡す。ソフィー…ベッドの上にいる。胸が上下している。生きているようだ。ホッとして部屋に入るとドアを閉め鍵を掛けた。]
(9)2005/10/13 03:20:49
流れ者 ギルバート
やれやれ、びっくりさせる。
こんな日に窓なんて開けてたら凍え死ぬぞ。

…せっかく生き残ったんだからな。

[ソフィーは寝ているようだった。かわいい寝息を立てていた。
ギルバートは窓を閉めた後、毛布をかけてやりしばらくその寝顔を見ていたが、ギルバートは同じ布団の中に潜り込みソフィーを抱き締めて*眠りについた。*]
(10)2005/10/13 03:33:37
流れ者 ギルバート
[ギルバートは目を醒ますと、目の前にはソフィーがいた。
いまだ眠りの国に滞在するソフィーにキスをすると、部屋を出た。
部屋を出ると階下に向かう。そこには冷たくなったゴードンがいた。
ゴードンを抱え105に運び、ローズの隣に寝かせた。
その瞬間ギルバートは得もいわれぬ違和感を感じた。]

―――?何だ?何かが…おかしい?

[ギルバートはある事に気付くとゴードンの身体を探す。]

無い…何も…無い。

[ギルバートはゴードンの衣服から何も犯人である兆候を見つけ出す事が出来なかった。
そして死の直前にゴードンが喋った言葉が思い出される。]

『You bastarded…』

―――!

[ギルバートは立ち上がるとゴードンの部屋に急いだ。]
(11)2005/10/13 17:47:36
流れ者 ギルバート
【206号室】
[ゴードンの部屋に入ると部屋を荒らす。]

最近移動した部屋とはいえ…何も無い…、無さ過ぎる。

ゴードンがハーヴェイの部屋をノックしていた時には既に死んでいた?
ゴードンは…犯人では…ない?

[ギルバートはしばらく呆然と*立ち尽くしていた。*]
(12)2005/10/13 18:40:14
新米記者 ソフィー
【205号室/11:00】

[目覚めると、そこは自室のベッドの上だった。ソフィーは自分の隣にできているスペースに、誰かが隣で寝ていた事を感じた。]

…ギルバートね。

ギルバートには感謝しているわ。
あの人が居なければ、私は復讐を果たせなかった…。

ありがとう、ギルバート。

[ソフィーはまだ温かいシーツをぎゅっと掴み、ギルバートの優しい笑顔を思い浮かべた。]
(13)2005/10/13 21:41:23
新米記者 ソフィー
【205号室/17:00】

[その後、ソフィーは窓の外を眺め続けていた。降り続く雪が、別荘にきた日の事を思い出させる。
ソフィーを慕い、そしてソフィーによって孤独にさせられたセシリア。ソフィーはセシリアの涙を思い出していた。]

セシリア、ごめんね…。
私は、貴女の涙を見たい為にアーヴァインを殺したんじゃないの。
ただ…スチュアートを死に追いやった元凶のアーヴァインを…
許せなかった……。

アーヴァインがスチュアートを調査隊に誘いさえしなければ…
スチュアートが死ぬ事はなかったのだから…
(14)2005/10/13 21:48:48
新米記者 ソフィーは、自室を出ると、105号室に向かった。
2005/10/13 22:00:47
新米記者 ソフィー
【105号室】

[105号室にはリックとウェンディが一つのベッドの上で眠っていた。]

リック……
スチュアートを…貴方のお兄さんを殺したのはハーヴェイだった。

終わったわ、私たちの復讐は……

[ソフィーはリックとウェンディの身体を寄り添わせ、毛布を掛け直した。
―――そして。
ローズマリーが眠っているベッドに視線を移す。
そこには、ローズマリーの隣に…ゴードンが眠っていた。]
(15)2005/10/13 22:21:25
文学少女 セシリア
【208号室/昼ごろ】

………ー!

[なぜだか、よく眠れた。気持ちが安らかだった。暖炉の火はとうに消えうせたというのに、ぬくもりがあった。]

………っ!

[ベッドを出ると、寒い。急ごしらえの薪はまだあるのだろうか。ゴードンにもらってこよう、そう思った。]
(16)2005/10/13 22:33:15
新米記者 ソフィー
ゴードン……?

[ゴードンの身体はローズマリーと同じ色を呈していた。誰がゴードンを殺したのか分かるのに、長い時間は必要ではなかった。]

ギルバートね…。
ギルバートは、ゴードンが犯人だと思っていたのかしら。

[ソフィーはギルバートにある感情を抱くも、まるでそれを否定するかのように首を振り、105号室を後にした。]
(17)2005/10/13 22:35:17
文学少女 セシリア
【階段/昼過ぎ】

[階段を降りると…。いや、降りようとすると…]

………?

[階段半ばの踊り場に、血の跡があった。]

なぜ…?なぜなの…?

[誰の亡骸もそこにはなかった。]
(18)2005/10/13 22:35:21
文学少女 セシリア
【礼拝堂/昼過ぎ】

[礼拝堂は、無残に荒れ果てていた。ゴードンの姿はそこにはない。椅子だった残骸が束ねられて置いてあった。セシリアはそれを一束手にすると、像に祈りを捧げた。その後、ゴードンを探してラウンジと彼の部屋に行ってみたが、ゴードンはいなかった。]

【105号室/昼過ぎ】

[死者を弔っているのかもしれない、そう思い死体の安置されている105号室に向かった。部屋に入ると、空気が冷たく重く、かすかに死臭が漂っていた。]

[ベッドの上には、死体が……1、2、…]

ゴードンさん……っ!?
(19)2005/10/13 22:44:44
文学少女 セシリア
バサッ……

[薪の束が落ちた。]
(20)2005/10/13 22:47:58
文学少女 セシリア
[不思議と涙は出なかった。ただ寂しいだけ。ただ悲しいだけ。しばらくゴードンの死体を見つめていたが、どれくらい時間が過ぎただろうか、ふと思い出したように…

大事な薪を…

拾い始めた。]
(21)2005/10/13 22:50:53
文学少女 セシリア
【208号室/夕方】

[暖炉でパチパチと薪が音を立てる。大事な薪を少しずつ、少しずつくべながら、暖炉の前で毛布に包まっていた。]

………ゴードンさんはどうして…

[あの人が殺すとは、考えられなかった…。]
(22)2005/10/13 22:54:39
文学少女 セシリア
【205号室前/夕方過ぎ】

………。

[セシリアはソフィーの部屋のドアをノックした。]
(23)2005/10/13 23:15:26
新米記者 ソフィー
【205号室/夕方過ぎ】

[105号室を去ったソフィーは自室に戻っていた。
―――誰かが、扉を叩く音。]

ギルバート…?セシリア…?
(24)2005/10/13 23:18:49
新米記者 ソフィーは、扉に向かうと、ゆっくりとそれを開けた。
2005/10/13 23:19:10
文学少女 セシリア
トントン…

お姉さま……?
(25)2005/10/13 23:19:34
文学少女 セシリアは、新米記者 ソフィーに話があると言った。
2005/10/13 23:19:50
新米記者 ソフィー
セシリア…。

何かしら、話って…
(26)2005/10/13 23:21:32
新米記者 ソフィーは、扉の前に立っていたセシリアを部屋の中へと誘導した。
2005/10/13 23:22:02
文学少女 セシリア
ゴードンさんが……死にました…
(27)2005/10/13 23:22:11
文学少女 セシリア
誰が殺したかは……もう私にはわかります…
(28)2005/10/13 23:23:09
新米記者 ソフィーは、文学少女 セシリアに「知ってるわ…」と答えた。
2005/10/13 23:23:34
文学少女 セシリア
お姉さまではない、もう一人の生存者……
彼がゴードンさんを殺したのでしょう…
(29)2005/10/13 23:23:53
文学少女 セシリア
お姉さま…

私はあなたに占いの結果を告げました…
でもすべてを教えたわけではなかったの…

あなたの占い結果…
小さき人、賢者、そして金無垢の指輪…

この3枚が揃うとき…
あなたに告げた意味とは異なる意味を持つのです。

小さき人は…破滅の指輪を捨てる目的を帯びる…
そして、その運命を告げるのは賢者…

あなたは、運命に導かれ…秘めた目的を持ってここに来た。
(30)2005/10/13 23:27:32
新米記者 ソフィーは、文学少女 セシリアの言葉を、無言で聞いている。
2005/10/13 23:29:37
文学少女 セシリア
雪崩の夜、私はあなたの寝言を聞きました…

……スチュアートの名を呼ぶ寝言を…

指輪は…スチュアートさんから贈られたものなのでしょう…
そしてあなたはそれを大事にしていた…

1年前のちょうど今頃、スチュアートさんの命が亡くなりました。
調査隊の中の一人だけの死……
おそらく…殺されたのではないでしょうか…?

そしてあなたは…その復讐を遂げるため……運命に導かれここにやってきた…
(31)2005/10/13 23:29:51
文学少女 セシリア
そして、大事な人を殺した者を探しながら…

調査にかかわったものを殺していったのではないですか?

そして、昨夜は……きっとハーヴェイさんを殺したのでしょう…
(32)2005/10/13 23:31:08
文学少女 セシリア
違いますか……?

[そういうと、セシリアはソフィーの目を見つめた。]
(33)2005/10/13 23:31:58
新米記者 ソフィー
そうよ…。

[長い沈黙の後、ソフィーは静かにそう言った。]
(34)2005/10/13 23:42:54
新米記者 ソフィー
セシリア…

私を恨む…?
アーヴァインをリックと共に殺した私を憎む…?

[ソフィーは表情を変えず、静かに言葉を続けた。]
(35)2005/10/13 23:52:41
文学少女 セシリア
『そうよ…。』

……ありがとう、お姉さま…

『私を恨む…?アーヴァインをリックと共に殺した私を憎む…?』

いいえ…私はあなたを憎むことはありません…
ただ…哀れみを感じるだけです…
寂しさを…悲しさを感じるだけなのです…

あなたは私の大事な叔父の命を奪いました。
あなたは大事な人の命を奪われました。
大事な者を奪われた辛さ、悲しみ…
今の私にはよくわかる…
(36)2005/10/13 23:55:56
文学少女 セシリア
ふふ……っ

あなたは哀れだわ…
悲しみを憎しみへと変えてしまった…

そしてその結果、その手を……血で汚してしまったのよ…

大事な人を抱きしめていた…その手を…

血で汚れたあなたは、この先どこへ帰ってゆくのでしょう…

私はあなたを憎みません…でもあなたの大事な人は、わからない…
私はあなたに哀れみを感じるのです…
(37)2005/10/13 23:57:42
文学少女 セシリア
私が悲しみに負けそうになったとき、救ってくれたのはあなたの優しさでした…
あなたがいなければ、私は……今ここへはいなかったでしょう…

そんなあなたが、人の命を…叔父の命を奪うような人だったなんて…

残念です……



私は帰ります……みんなの元へ…
(38)2005/10/14 00:04:37
文学少女 セシリア
[セシリアの頬を、涙が伝った。]
(39)2005/10/14 00:05:11
新米記者 ソフィー
『その手を……血で汚してしまったのよ…
大事な人を抱きしめていた…その手を…』

[…その通りだった。
ソフィーの手は次第に震えた。ソフィーはその震える手で……

―――目の前で涙を流すセシリアを強く抱きしめた。]
(40)2005/10/14 00:12:47
新米記者 ソフィー
[ソフィーはセシリアの身を離すと、彼女の涙を見つめた。
拭いたい…と思うソフィーであったが、穢れた手で透き通る光を触れる事は許されないような気がした。
ソフィーはセシリアを扉まで誘導すると、最後に優しく微笑んだ。]

セシリア。
貴女とは、違う形で出逢いたかったわ。

私は、貴女を……

[ソフィーの言葉は最後まで続かなかった。]
(41)2005/10/14 00:30:15
文学少女 セシリア
…………。

[セシリアはこくりと1回だけ頷いた。

別れの刻…

セシリアはかすかに微笑むと……ソフィーに背を向け、部屋を後にした。]
(42)2005/10/14 00:37:21
流れ者 ギルバート
[ギルバートはシャーロットが使っていた猟銃を探し出すと、銃把を掴み2階へ上がった。]

ソフィー…お前は俺が守る。
そして志半ばで倒れた同志のためにも生きてここを出て探し出して見せる。
(43)2005/10/14 00:37:52
流れ者 ギルバートは、文学少女 セシリアがソフィーの部屋から出てくるのを見た。
2005/10/14 00:41:23
新米記者 ソフィー
[ソフィーは扉が完全に閉まりきるまで、去っていくセシリアの背を見つめていた。
―――扉が閉まりきる時。
ソフィーの視界は完全に遮られた。]

もしも………
(44)2005/10/14 00:45:12
新米記者 ソフィーは、心の中で、そう*呟いた。*
2005/10/14 00:50:06
文学少女 セシリア
【208号室】

[ソフィーと別れたセシリアは、自室に戻ってきた。暖炉の火はなく、わずかに暖かさが残っているだけだった。]

……。

[ベッドの縁に座ると、ようやく涙を拭った。]
(45)2005/10/14 00:50:42
流れ者 ギルバート
【208号室】
[ギルバートはソフィーの部屋から出たセシリアを呼び止めた。しかし、セシリアはギルバートには答えずそのまま自室に入って行った。ギルバートは追いかけセシリアの部屋のドアを開けた。
視界の先にはベッドに座るセシリアがいた。]

俺が来た理由…分かってるよな?

[ギルバートはセシリアに話し掛けた。]
(46)2005/10/14 00:56:41
文学少女 セシリア
【208号室】

[突如の乱入。闖入者は、猟銃を手にセシリアをにらみつけた。その目の奥に映る像が歪んで見えた。]

『俺が来た理由…分かってるよな?』

……ふふ…分かっています…

あなたは馬鹿ね。
まだ気が付いていないのかしら。

操られていたとは知らずに、2人も人を殺しちゃったのね。
哀れな人。

ぷ…っ

あなたは所詮、道具でしかなかったのよ。
気に入ってる間は大事に使われるけど、いらなくなったら捨てられる、哀れな運命ね。

天国のスチュアートが、あなたのことを笑っているんじゃないかしら。あはははは。
(47)2005/10/14 01:06:20
流れ者 ギルバート
[ギルバートは猟銃を持ち帰るとゆっくりと構え、狙点をセシリアに固定した。銃把を握る手から汗がじっとりとでる。]

セシリア、何を言っている?
俺には聞こえない、お前の言葉など聞こえない!

ウェンディも違った…。
ゴードンも違った…。
お前しかいないんだっ!

[ギルバートはそう告げると引き金を引いた。

―――ぱーんっ!

銃口が火を噴くとセシリアの左胸から鮮血が迸りもんどりうって倒れる。]
(48)2005/10/14 01:10:47
文学少女 セシリアは、セシリアだった物体は……、*動かなくなった*。
2005/10/14 01:14:26
流れ者 ギルバート
―――ガタンッ

[猟銃を掴む手を緩めると猟銃は床に落ちた。]

これで終わったか…。

[ギルバートはセシリアが動かなくなったのを確認すると部屋を出た。]
(49)2005/10/14 01:18:45
流れ者 ギルバートは、ふらふらと歩き、階段を下りると懺悔室に入った。
2005/10/14 01:22:18
新米記者 ソフィー
今のは……っ?!
(50)2005/10/14 01:22:54
新米記者 ソフィーは、自室を飛び出し、銃声の聞こえた部屋と急いだ。
2005/10/14 01:23:11
新米記者 ソフィー
【208号室】

……!!
セシリア…っ!!

どうして……

[セシリアの左胸はリックの時…そしてシャーロットの時と同様に、黒く焦げ、中からは朱い血が溢れていた。]

ギルバート……
どうして、セシリアを……

復讐は終わったのよ。
もう…貴方は誰も殺す必要はないのよ…
(51)2005/10/14 01:27:00
流れ者 ギルバート
【懺悔室】
[ギルバートは懺悔室に入ると、立膝をつき瞑目して一頻り祈りを捧げた。そして…]

主よ、懺悔する。
俺は、忠実なる神の僕ウェンディ…そしてゴードンをもこの手に掛けた。

それとこの一連の殺人事件の元凶とも言えるあの事件。
一年前…スチュアートをこの手に掛けた事も懺悔する。

一年前…彼は己の功を誇り、世間への公表を頑なに主張した。
確かに彼がいなければハプスブルグ家の遺産には辿りつかなかったやもしれぬ。
だが、俺とて膨大な時間を費やしていた。夢があった。
目の前に掴みかけた宝を失うわけにはいかなかった。
(52)2005/10/14 01:27:59
流れ者 ギルバート
ある日スチュワートを誘い、4人で雪山に入った。
新しい情報が入ったからそれを確かめるとしてスチュワートを連れ出したのだ。
そして予定通り途中の山小屋で暖を取った。

スチュアートはその山小屋からのルートを検討するため机に向かっていた。
彼は喜び興奮しているようだった。
しかし反対に俺の心は冷えていくばかりだった。

この先奴がこのまま財宝を発見するのは時間の問題のように思えた。
そして公表する。
我らの手元に残る財宝などたかが知れている。
いや、もしかすると全て没収及び本来の持ち主の元に戻され全く残らないかも知れぬ。

俺には耐えられぬ。
思い直すように何度も俺はスチュアートを説得した。
しかしつまらぬ正義感を振りかざし、一向に説得に耳を傾けようとはしない。
俺は…奴がいなくなればいいという考えをもち始めていた。
(53)2005/10/14 01:28:37
流れ者 ギルバート
そんな時だった。
そしてスチュワートと口論になったハーヴェイが奴の頭をスコップで殴った。
止めようと思えば止められたかもしれぬ。だが俺は止めに入らなかった。

スチュワートは意識を失った。
必要な物資は持ち去り防寒着も持ち去り雪山に放置した。

そして捜索隊が奴を…死体さえも見つけることは無かった。
だが…本当はそれだけではない。
そのままにしていても死んだかもしれない。
俺は…3人で下山する途中、用事を思い出したと言って戻った。

…スチュワートに止めを刺すために。
俺は…スチュワートの息の根を止めると崖から投げ捨てた。
(54)2005/10/14 01:28:58
新米記者 ソフィー
[ソフィーのギルバートへの魔の囁きが、セシリアを死に追い遣ったのだった。
ソフィーはセシリアを強く抱きしめ、頬にそっと口づけをした。]

ごめんね…

ごめんね、セシリア……
(55)2005/10/14 01:29:24
流れ者 ギルバート
そして今、そのツケが廻って来たかのように…人が死んでいく。

アーヴァイン殿も死んだ。ナサニエルも死んだ。ハーヴェイも死んだ。

数多くの人が死んでしまった!
(56)2005/10/14 01:29:43
流れ者 ギルバート
『ガタンッ』

―――!?
(57)2005/10/14 01:30:05
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