- The Neighbour Wolves -
(655)Pacific lagoon : 1日目 (1)
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自警団長 アーヴァイン
あー、諸君、聞いてくれ。もう噂になっているようだが、まずいことになった。 この間の旅人が殺された件、やはり人狼の仕業のようだ。
当日、現場に出入り出来たのは今ここにいる者で全部だ。 とにかく十分に注意してくれ。
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どうやらこの中には、守護者が1人、狂信者が1人、霊能者が1人、占い師が1人、人狼が2人、含まれているようだ。
現在の生存者は、書生 ハーヴェイ、医師 ヴィンセント、見習いメイド ネリー、双子 ウェンディ、新米記者 ソフィー、逃亡者 カミーラ、学生 ラッセル、学生 メイ、お嬢様 ヘンリエッタ、流れ者 ギルバート、冒険家 ナサニエル、美術商 ヒューバート、資産家 ジェーン、の13名。
医師 ヴィンセントは、「書生 ハーヴェイ」「双子 ウェンディ」から人狼の気配を感じた……
| 新米記者 ソフィー oO(【脱RP】村人ですか…(笑) 余り他の方とは絡めませんでしたが、精一杯頑張りますよ…) |
2005/07/04 00:28:41 |
| お嬢様 ヘンリエッタ [水はあたたかく、抱えていたバッグのおかげで溺れることはなかった。 高波が頭上から降り注ぎ、わたしは(*海中に沈んでいった*)] |
(0)2005/07/04 00:29:31 |
お嬢様 ヘンリエッタが「時間を進める」を選択しました
| 新米記者 ソフィー [握り返してくる手の感触に、彼女はけして離すまいと腕に力を入れた。 そして落下するような感覚の後、ボートは荒れ狂う海面に叩きつけられる]
『…ありがとう。』
[その言葉を耳にして彼女が瞳を開けると、 自分をボートに乗せてくれたその男性の姿があった]
……ああ、あなたもご無事で……
[ソフィーは僅かに微笑むと、手を握ったまま 揺れる救命ボートの上で*気を失ったようだ*] |
(1)2005/07/04 00:34:33 |
| 新米記者 ソフィー ヒューバートさん、と仰いましたか… あなたが無事で本当に良かった…
こんなときに知っている方だけの幸運を願うなんて… 私は了見の狭い女ですね…… |
2005/07/04 00:36:45 |
| 医師 ヴィンセント 僕は…死ぬわけにはいかない。
この聖書にかけて。
この聖書は…ただの聖書じゃない。大事なのは聖書に羅列されている文字ではない。後から刻み込んだものだ。 |
2005/07/04 00:37:55 |
| 美術商 ヒューバート [雨と大波でもうボートはくるぶしのあたりまで水が溜まっていた。横殴りに吹き付ける大雨の中沈む客船の巨体を見ながら、私の手を引いた女性が寂しそうにしている事に気がついた。]
ご家族とはぐれられてしまったのですか? ・・・私もです。 |
(2)2005/07/04 00:38:35 |
新米記者 ソフィーが「時間を進める」を選択しました
美術商 ヒューバートが「時間を進める」を選択しました
| 美術商 ヒューバート oO(気を失われてしまったか・・・無理もない・・・)
[私は娘の安否を想い遠ざかってゆくついさっきまでいた船だった物を*いつまで見つめていた。*] |
(3)2005/07/04 00:41:47 |
| 新米記者 ソフィー [ソフィーは薄れ行く意識の中で男性の声を聞いた
ラウンジで聞こえていた呪術師の御伽噺…それとその男性の声が脳裏をぐるぐると回りだす…]
『このまま気を失ってはいけない…』
[彼女は意識を逃がすまいと必死に抵抗を繰り返した] |
(4)2005/07/04 00:41:52 |
| 新米記者 ソフィー 『ご家族とはぐれられてしまったのですか? ・・・私もです。』
oO(何か…何か言わなくちゃ…)
[その言葉に、ソフィーは反射的に頷いていた。 そして2、3度首を振って意識を表層に追いやろうとするも、 その抵抗は*むなしいものだった*] |
(5)2005/07/04 00:44:52 |
| 書生 ハーヴェイ [嵐に、そして船の沈没の余波に波は荒れ狂った。その中ではハーヴェイの手にした板切れなど木の葉のようなもので、気休めにしか過ぎなかった。 幾度かの大波を耐え……しかし、休み事無く襲い来る波に、とうとうハーヴェイは飲み込まれた。天地すら定かならぬ暗い海中において、板切れは勿論、離すまいとしていた小説家を掴んだ手さえいとも容易く引き離された。 彼は暗い海の中を必死でもがき……*海面と思しき方向を目指した*] |
(6)2005/07/04 00:48:45 |
| 学生 メイ [メイは冷たく暗い海の中で、徐々に薄れていく意識を感じていた。永い眠りに落ちる寸前、メイは愛する友の声を聞いたような気がした―――私の分まで生きて、と。メイは最後の力を振り絞って目の前に在った大きな木片を掴むと、それに身を委ねた。
辿り着く先―――それは分からない。荒れ狂っていた海は静を取り戻しつつあり、厚い雲の隙間から満ちる月の光が海面を*照らし続けていた。*] |
(7)2005/07/04 00:49:48 |
| 美術商 ヒューバート [足下にはもうふくらはぎ近くまで水が溜まっていた。]
「このままじゃこいつも沈むぞ!みんな水を掻き出せ!」
[船長の悲鳴に近い怒号がボートを駆けめぐった。 何で掻き出せと言うんだ。 気を失った彼女はうわごとのように何かを言っていたが聞き取れる声の大きさではなかった。 私は上着を気を失った彼女にかけ少しでも雨を避けられるようにして、彼女を抱きしめた。] |
(8)2005/07/04 00:56:41 |
| 美術商 ヒューバート 「だめだぁこのボートも沈んでしまう!俺たちはみんな死ぬんだ!!」
[乗客の1人が悲鳴を上げた。 無理もない。だがいくら叫んでも無駄だ。 そう思った次の瞬間彼は思いも寄らない行動に出た。 懐から拳銃を取り出した彼は近くにいた者に銃弾を撃ち込んだ。]
「なにをしているんだ!」
[船長も彼の行動に面食らって水を掻き出す手を止めた。 そいつは悲観の表情をうかべながら次々に発砲を繰り返した。]
「キャー!!!」 「ひぃぃぃぃ!!」
[乗り合わせていた御婦人達は悲鳴を上げ彼から遠ざかろうとするが狭いボートではどうすることも出来ない。 弾を撃ち尽くした彼に船長がつかみかかり、彼は海へ投げ込まれた。 バカな奴だ。 事が収拾し終わった後には、血の海になった沈みかけのボートと突然の出来事に唖然とする者達だけが残った。] |
(9)2005/07/04 01:13:19 |
| 資産家 ジェーン [ジェーンは何も考えることができず、ただ浮いていた。 重みを増す服が少し虚しい。広がって邪魔なペチコートを外す。]
大変なことになった…のかしら。
もう、どうとでもなれ。
[ふと横を見ると、黒髪の女性がバッグに掴まって浮いている。横に居る緑の長髪の女性とともに、気を失っているようだ] |
(10)2005/07/04 01:17:55 |
| 資産家 ジェーン [服装からして下流の者に見えた。濡れていてよく解らないが、メイドかもしれない。]
こんな状況でも気にするものが服なんて… 私バカね。
[ふぅっとため息をつき、二人の女性を引き寄せ、自分のトランクに掴まらせた。 1人で居るよりも、3人で居たほうが体温の消耗にならないだろう。] |
(11)2005/07/04 01:27:49 |
| 資産家 ジェーン [danse de lune号はもはや跡形もない。 辺りを見回したが、オードリーの姿も見られなかった。 人々の断末魔のような叫び声を遠くに聞きながら、二人の体温を側に感じる。 少しだけ生きる希望を見た気がした。]
どうにもならない気がするけど寝ちゃダメだな。 寝たら…そのときが私の最後ね。 |
(12)2005/07/04 01:35:02 |
| 学生 ラッセル 静かだな・・・
[ラッセルはそう一人ごちた。すでにこのボートには彼以外の人間は乗っていない。波にさらわれた者、恐怖に耐え切れず争いあって海に転落した者、そして彼に殺された者。 運がいい、と彼は思う。ボート自体は度重なるダメージでいつ沈んでもおかしくはない。そもそもボートに乗っていたところであてがあるわけでもない。それでも、海に浸かりつづけているよりははるかに体力の消耗は少ないからだ。] |
(13)2005/07/04 01:42:29 |
| 資産家 ジェーン [個人的な目標をこんな時でも設定するなんて、 なんて馬鹿な女なんだろう。
仕事と母であることを両立させてきた女にとって、 それはあくまでいつもと変わらぬ、困難の対処法であった。
こんな状況にあってもそれをやる自分が馬鹿らしくて、そして少し好きになった。] |
(14)2005/07/04 01:44:55 |
| 美術商 ヒューバート [不幸にも心臓の弱い老婆が1人あいつの奇行を目の当たりにして発作を起こし亡くなられてしまったのは心が痛んだ。 老婆とあいつに撃たれた者の遺体を海に流し終えた頃には雨は幾分おさまりかけていたが、波にさらわれて更に何人かの乗客がボートからいなくなっていた。 こう言っては死者に対して申し訳ないのだが、軽くなったおかげでボートは沈まずに済みそうだ。]
「漂流者だ!3人いるぞ!」
[乗客の1人が声を上げた。] |
(15)2005/07/04 01:46:18 |
資産家 ジェーンは、声に顔を上げた。
2005/07/04 01:54:01
| 美術商 ヒューバート 「ボートを寄せるぞ!こぎ手がいる、6人ほど手を貸せ!」
[船長の指示に私は志願した。 ボートが近づき、引き上げられた3人のうちの1人には見覚えがあった。 つくづく運の強い方だ。]
フォールディング夫人ではないですか。お怪我はありませんか? |
(16)2005/07/04 02:03:12 |
資産家 ジェーンは、美術商 ヒューバートの顔を見て目を丸くした。
2005/07/04 02:04:11
| 資産家 ジェーン チェスターフィールドさん!
[ボートに近づけた喜びよりも、ヒューバートに出遭った驚きのほうが強く、ジェーンは思わず叫んでいた。]
貴方もこの船に…お久しぶりです。 ご無事で何よりだわ。 |
(17)2005/07/04 02:07:43 |
資産家 ジェーンは、他の二人にかけるものをトランクから探した。
2005/07/04 02:09:22
| 美術商 ヒューバート 2ヶ月も同じ船にいてお見かけしなかったとは・・・広い船というのも考え物ですな。 娘に話は伺いました。娘がお世話になりましたそうで、ありがとうございました。 |
(18)2005/07/04 02:12:01 |
| 学生 ラッセル [操舵も不能、言わば海面に浮かんでいるだけの箱。それでも先ほどよりは落ち着き、小康状態となっている海の上ではそれなりに心強いものだ。 ふと、空から海面へと視線を落とす。そこには木片にしがみついている青緑色の髪の少女の姿があった。 おそらくは気を失っているのだろう。 しばしの後、彼はいつもの気まぐれを起こすと、その少女をボートへと引き上げた。 そして、何事もなかったかのように座り込むと、空へと視線を戻す。雨はだいぶ弱くなっていた。] |
(19)2005/07/04 02:12:35 |
資産家 ジェーンは、美術商 ヒューバートに驚いた。
2005/07/04 02:15:11
| 資産家 ジェーン あぁ…! ヘンリエッタ・チェスターフィールドさん…!
なるほど、お嬢様でしたのね。可愛らしい方だわ。 お嬢様は…?ご無事で? |
(20)2005/07/04 02:15:14 |
| 資産家 ジェーン [ジェーンの目に夫人モノの毛皮の外套が映った。 どうやらオードリーのもののようだ。ジェーンはオードリーの姿を探した。]
チェスターフィールドさん…この血は一体?
[血まみれのボートに眉を潜め、オードリーの姿が見えないことに一抹の不安を感じ、ジェーンはヒューバートに問いかける。] |
(21)2005/07/04 02:15:58 |
資産家 ジェーンは、毛皮の外套を緑の髪の女性にかけた。
2005/07/04 02:18:52
| 美術商 ヒューバート 娘は別のボートで先に避難させました。 ですがなにぶんこの有様ですので・・・無事でいてくれると良いのですが・・・
[私は先ほどの銃を乱射したバカのような奴が娘のボートに乗っていたらと考えると背筋がゾッとした。] |
(22)2005/07/04 02:18:54 |
| 美術商 ヒューバート さきほどちょっと一悶着ありまして・・・今はもう大丈夫です。 |
(23)2005/07/04 02:19:30 |
| 資産家 ジェーン [ヒューバートの言葉に安心した様子で、ジェーンは頷いた]
そうですか。それは何よりだわ。 しかし…随分大変なことになりましたね。
ここはどこなのかしら。 海図に詳しくないので…私にはさっぱりです。 |
(24)2005/07/04 02:34:08 |
| 美術商 ヒューバート 心配なさらなくても大丈夫ですよ。 すぐ助けの船が来ることでしょう。
[とは言ったものの大丈夫な訳がない。ボートに積んであった非常食も飲料水も波に流されてしまっていた。 まだ目的地まで何日もある所、船が到着しないのがわかってから救助の船が出るとしても何日このボートで漂えば良いのだろうか。] |
(25)2005/07/04 02:36:13 |
資産家 ジェーンは、美術商 ヒューバートの表情を見て察したように微笑んだ。
2005/07/04 02:39:34
| 学生 メイ [ふと瞳を開けるとそこは船の上だった。その船にはもう1人――キャロルの部屋の前で見かけた同年代と思われる冷たい雰囲気の男――が乗っていた。]
あれ…?何でここに居るの…?
貴方が助けてくれたの…? |
(26)2005/07/04 02:39:38 |
学生 メイは、目の前で空を仰いでいる男に、震える声で話しかけた。
2005/07/04 02:40:11
| 資産家 ジェーン [疲れた様子で笑顔を見せながら] どうなるか解らないですが…そのうち、なんとかなる… そう信じていたほうが、幸せですよ。 |
(27)2005/07/04 02:43:54 |
| 美術商 ヒューバート [いつのまにか雨は上がっていたが、まだ強い風が黒い海面を大きく波立たせていた。]
はは、あなたはいつも前向きでいらっしゃる。 だから強運がついて回るのでしょうね。 あなたがいれば私たちにもその強運の分け前がもらえると信じていますよ。
[私は軽く笑いながら私に手を差し伸べてくれた彼女の隣に腰を下ろした。 彼女は疲れ切った顔で寝息を立てていた。] |
(28)2005/07/04 02:51:06 |
| 学生 ラッセル [隣で少女が動きだし、床と体がこすれる音がする。まもなく少女は目を覚まし言葉を発した。ラッセルはそれに応じて口を開いた。穏やかな笑みを浮かべながら。]
良かった、目を覚まされたのですね。 貴女は海を漂っていたのですよ。それを見かけたので助けあげさせていただきました。 それと、体の具合は大丈夫ですか?見たところ怪我などは無いようですが。
[そういうと少女の額に手を当てる]
特に熱も無さそうですね。今がこの季節だったのも幸運のうちでしょう。ですが濡れたままだとさすがに身体は冷え切ります。衣服の水分くらいは絞ってきたほうがいいと思いますよ。 |
(29)2005/07/04 02:53:26 |
| 資産家 ジェーン [おそらくオードリーは生きていない。そう確信したジェーンは、とりあえず話を続けることを選んだ。 そうしないと、自分が参ってしまいそうだったから。]
ご存知でしたか。[微笑む] ティークリッパー時代も、同じような体験をしかけたこと… |
(30)2005/07/04 02:55:57 |
学生 メイは、黙って頷くと、ボートの隅で濡れた衣服を絞った。
2005/07/04 02:59:20
| 学生 メイ 貴方が助けてくれたんだね。
有難う…。 |
(31)2005/07/04 03:00:13 |
| 資産家 ジェーン 幸い船は沈まずに航行を続け、その年のレースの1位を獲得した。 若かった私は、船の護り神・ナニーの名で呼ばれたものです。
[女性二人の様子を気遣いながら、ジェーンは気丈に世間話を続け、ボートの雰囲気を*明るくしようと努めた*] |
(32)2005/07/04 03:00:29 |
学生 メイは、隣に在るべき姿がない事に気付き、表情を強張らせた。
2005/07/04 03:00:32
| 美術商 ヒューバート ほう・・・その話は初耳です。 あなた程の強運の持ち主が二度もこのような目にあわれるとは意外ですな。 |
(33)2005/07/04 03:00:59 |
| 学生 メイ ねぇ、セシリアは…?
紫の髪で眼鏡掛けてる私と同年代の女の子、知らない…? |
(34)2005/07/04 03:02:14 |
| 学生 ラッセル [少し困ったような表情を浮かべ、質問に答える]
申し訳ないのですが・・・私が見かけたのは貴女一人だけでした。 |
(35)2005/07/04 03:05:34 |
| 美術商 ヒューバート 「あら、そのレースのゴールは私も見に行ったのですよ。」
[フィールディング夫人の話に乗客の1人が声を挟んだ。それにつられ彼女の周りには人が集まりはじめた。乗客達は疲れ切った顔に笑顔を取り戻し、ボートに明るい空気が立ちこめた。] |
(36)2005/07/04 03:06:40 |
| 学生 メイ [メイは分かっていた。船室を出た廊下で、彼女の手が離れていた事を…そして、それは本調子でない彼女にとって死を表す事も…。ただ、メイは嘘でもいい…慰めでもいいから「生きてる」ととれる言葉が聞きたかった。]
そう……
[メイは彼に背を向けると、一面に広がる海を呆然と眺めた。暫しの沈黙の後、メイは再び口を開く。]
名前は……? |
(37)2005/07/04 03:11:39 |
| 美術商 ヒューバート [私は隣に目を向けた。まだ名前も聞いていない彼女の体は冷えきって唇は紫色になっていた。 私は彼女を抱きよせると、冷えた体を抱きしめた。]
oO(そういえば、なぜ私の名前を知っていたのだろう・・・)
[目の前にある現実は、そんな事を考える余裕など与えてくれなかった。 私は船長の持つランタンの明かりを見つめながら、*娘の安否ばかり考えていた。*] |
(38)2005/07/04 03:13:54 |
| 学生 ラッセル アシュフォード伯ラッセルと申します、お嬢さん。
[背中から聞こえてくる声に、あえて振り向かずに彼は答え、そして言葉を続ける。]
助かったのは我々だけということもないでしょう・・・ 違う場所で命を永らえていることもありますよ。 ですから、まずは自分が生き残ることです。でなければどんな幸せな結末があっても、それを見る権利を失ってしまいますからね。 |
(39)2005/07/04 03:22:56 |
| 学生 メイ (伯爵か…。私とは住む世界が違う人だな…。) ラッセルでいい…?そんな長い名前覚えられないよ。
[メイはラッセルの顔を見ずに言葉を続けた。]
私はメイ。たぶん…歳も近そうだよ。 だから…そんな綺麗な言葉使わないでいいよ。
そうだね…セシリアも誰かに助けて貰えてるかもしれないね。 生き残る…?こんな広い海の真ん中でどうやって助かるの…?このボートだって潮に従うしかないよ。ここがどこだか分からないけど…無理なんじゃないかな。 |
(40)2005/07/04 03:32:15 |
| 双子 ウェンディ 【回想】 [デッキに足を踏み入れると飾られた色彩鮮やかな花に目を奪われた]
うわぁ… 綺麗… ロンドンではこんな花見たことない…!!
[クロッキーブックを開き、描きとめようとすると緑色の髪の少年が現れ、器用な手つきでミニブーケにしてくれた]
貰っていいの? ありがとう。 |
(41)2005/07/04 03:38:22 |
| 双子 ウェンディ [機嫌よく花を受け取ると、そばにあったデッキチェアに腰掛けた] [風にのって周りの会話が聞こえてくる――その中でも船長だという恰幅のよい男性と青い髪の女性の会話に興味をひかれた]
………怖い話…。 怨念で人が獣になるなんて………。
んん…っ、そんなことあるわけないよ。 お爺様だったら、「そんな迷信」って笑うに違いないわ。 |
(42)2005/07/04 03:38:41 |
| 双子 ウェンディ [眉を顰めていると風が強くなり、先ほど貰ったブーケが飛ばされて行った] [しだいに空が暗くなり、大粒の雨が落ちてきた]
あんな話のあとに嵐なんて… なんだかいやだな お爺様とお婆様が戻ってるかもしれない、お部屋に帰ろう… |
(43)2005/07/04 03:39:04 |
| 双子 ウェンディ [船室に戻ろうとすると、遠くから悲鳴が聞こえてきたような気がした]
今の… 何…? 人の声だったみたいだけれど… それに… 酷いゆれ…
[そのとき雷光が俄かに暗くなっていた廊下を明るくする。急に室温が下がったようにも感じられ、ウェンディは身を震わせた] |
(44)2005/07/04 03:39:25 |
| 双子 ウェンディ [揺れが激しくなるに従い、船内のいたる所から悲鳴や怒号が聞こえてくる。ウェンディは乗務員に掴みかかる人達をかき分けながら尚も船室へと向かう]
お爺様… お婆様… ソフィーお姉様…っ |
(45)2005/07/04 03:39:44 |
| 双子 ウェンディ [尋常ではなくなっている船内と突き上げるような揺れに身体ばかりでなく心まで不安定になっている。愛する人達の名前を呪文のように唱えながら前に進もうとするが、思うように歩を進めることができない。激しい不安に苛まれ、瞳からは大粒の涙が毀れだし、名前を呼ぶ声は悲鳴のようになっていった [揺れの間隔が短くなり、既に立ち上がることも叶わない。ウェンディは這うようにして尚も前に進もうとする。どこからか「水がでたぞ」という叫び声が聞こえてきた]
水…………? こ、この船、沈んでしまう…の…?
いやあああああああああぁぁ…!! 誰かっ お爺様っ お婆様っ!!! ソフィーお姉様っ!!!
リック…!!!
いやああああぁぁ… |
(46)2005/07/04 03:40:03 |
| 双子 ウェンディ [船室に戻ることもできず、人波に押されるように嵐の船外へと押し出される。いやいやをするように抵抗をするが、髭を生やした初老の男性に抱え上げられるように救命ボートに押し込まれる。突然の出来事に何も考えられず、いつか話しかけようと思っていた巻き毛の少女にもたれかかり、鞄を抱えながら意識が*遠のいていった*] |
(47)2005/07/04 03:40:16 |
| 学生 ラッセル 大丈夫ですよ。私は悪運が強いのでね。 ここまで生きてたどり着いた貴女もおそらく運が強いのでしょう。ですから助かるように出来ているのですよ、きっと。
まあ、諦めると言うなら私は止めませんが。海に飛び込めばいつでも終わりに出来ますし、楽に死にたいというなら私がお手伝い致しますが・・・
もっとも、貴女に諦められるのは、助けた私としては非常に癪なのですがね。 絶望は愚か者の結論、意志と運の強いものが生き残るのですよ。 |
(48)2005/07/04 03:43:47 |
| 見習いメイド ネリー ──── [エレノラ・マグダレナことネリーは事件の後、ぼ〜っと船の廊下を先生の部屋に向かって歩いていた。]
あれじゃ、まるで先生の書いてる小説みたいです…現実にあんな事が起こるなんて…。
[ネリーは、突然目眩を感じその場にへたり込んだ]
疲れてるのかな…。 あれ…違います…ね。船が傾いてる?
大変です、先生とハーヴェイ様に…。
[先生の部屋にくると、寝ていた筈の先生の姿はなく…]
え〜っと、既に避難してるのかな?
[ネリーは旅行前に先生が買ってくれたスーツケース─物売り曰く、海で遭難した際にはそれ自体が浮きになり、中に非常品を入れておけば万全とか─に、何を思ったか机の上に在った先生の書きかけの原稿を放り込むと、それだけを持って甲板へと、先生とハーヴェイ様の名を呼びならが上っていった]
ふぇ〜ん、重いです〜。 ──── |
(49)2005/07/04 03:47:50 |
見習いメイド ネリーが「時間を進める」を選択しました
| 流れ者 ギルバート 【海上】 [荒れ狂う海の中、ギルバートは波間に消える人々に一瞬目をやりつつも、助ける余裕など微塵も無いため自分の救命具と袋をしっかりと掴み船からできるだけ離れようとした。救命具も何も無く海に飛び込んだ者も多いし、自分の意志と関係なくボートからの離脱を余儀なくされた者も多かったから。そこらの人間にギルバートが腕っぷしで負けるとは思えないが、荒れる海でもある事だし、余計な体力を使いたくは無かった。]
フッ…俺はこんなところで何をしてるんだろうな。
何かこの船には運命的なものを感じてたが…こんなのが待ってたとはな。
[船から一定距離を離れある程度の喧騒から離れると、ギルバートは自分を顧みて自嘲気味に笑った。] |
(50)2005/07/04 03:52:01 |
| 学生 メイ 自分から死のうなんて…そんな事しないよ。せっかく助けて貰ったし…それに…セシリアと約束したから…。
[メイはセシリアの言葉を思い出していた。]
死ぬのを手助けするって…ラッセル、怖い人だね。でも、なんでそんなに悲しい瞳をしてるの…? |
(51)2005/07/04 03:52:30 |
学生 メイは、学生 ラッセルの方に振り返ると、その瞳を見据えた。
2005/07/04 03:52:47
| 流れ者 ギルバート さて…いくつかのボートは離脱したみたいだな。 派手な銃声も響いてたな。目前の生に群がるか…あさましい事だ。そういうのに関しちゃ、上流階級も何も無いな。
少し距離を置いて様子を窺うとするかね。 殺し合って空いたボートとかあるといいんだがな。フフッ。
ま、俺も大差は無いか。。。 |
(52)2005/07/04 03:53:50 |
| 見習いメイド ネリー ──── [デッキに上がると、人が…先生とハーヴェイ様の姿を探すものの見付からず、途方に暮れていると…親切にも声を掛け、救命具を渡して下さった方が…]
えっと、あの…。
[どうして良いか分からないうちに、その人に手を引かれ海に…。その後は必死に浮きにして居たスーツケースと先導してくれた女の人を掴んでいました…] ──── |
(53)2005/07/04 04:00:36 |
| 学生 ラッセル 悲しい瞳? 面白いことを仰る方ですね、貴女も。 おそらく、貴女の気持ちが沈んでいるから他人もそのように見えてしまうのですよ。 生きると決めたなら気持ちを強く持つことです。
・・・これは経験者からの忠告ですよ。
[そういうと、メイに向けて微笑みかけた。] |
(54)2005/07/04 04:01:27 |
流れ者 ギルバートが「時間を進める」を選択しました
| 学生 メイ 私が沈んでる…? そんな事ないよ…。 ラッセル、貴方も面白い事言うね。
[メイは負けじとラッセルに言葉を返した。そして彼から海へ視線を移すと、そこにギルバートの姿があった。]
ギルーー!ギルーーッ!! |
(55)2005/07/04 04:09:37 |
学生 メイは、流れ者 ギルバートが伸ばす腕を引っ張り、必死でボートの引き揚げた。
2005/07/04 04:10:37
見習いメイド ネリーは、逃亡者 カミーラと海上でスーツケースにしがみついている。
2005/07/04 04:16:02
| 見習いメイド ネリー 先生、ハーヴェイ様…大丈夫かな。 |
(56)2005/07/04 04:16:35 |
| 学生 ラッセル (二人目はさすがに邪魔だな・・・)
[ギルと呼んでいた男を引き上げようとするメイの背中を、ラッセルはトンッと突き飛ばした。引き上げかけたギルバートごと、メイは再び海中へと沈んでいった。おそらくは聞こえていないであろうメイに、ラッセルは言葉をかけた。]
・・・ごきげんよう、お嬢さん。諦めずによい旅を。 |
(57)2005/07/04 04:16:59 |
| 見習いメイド ネリー 私が無事じゃないですね。 |
(58)2005/07/04 04:17:19 |
| 流れ者 ギルバート [船周辺の喧騒が止むまでじっくりと待つことにしたギルバートをどこからか呼ぶ声がする。]
―――ん、俺…の名前だよな?誰だ?
[遠くから近づいてくるボートが1隻。]
―――メイか。
[ギルバートはボートに近寄るとメイと赤髪の青年がいた。]
―――若いな…。
[そう思っているとメイはボートから突き落とされたようだ。そのままボートは行ってしまった。] |
(59)2005/07/04 04:21:44 |
| 流れ者 ギルバート [海中に落ちたメイをとりあえず捕まえて自分の救命具を掴まさせた。]
ふふっ、何をしているんだ? あのボートに乗ってるかと思って見てたんだがな。 |
(60)2005/07/04 04:26:35 |
学生 メイは、学生 ラッセルに突き落とされた後、ギルに支えられ、海面に顔を出していた。
2005/07/04 04:28:31
| 学生 ラッセル [しばらくの間、二人が沈んでいった海面を眺めていたが、そのまま何の変化も見て取れず、興味をなくしたかのようにボートの中へと戻っていった。]
なかなか面白い余興だったが、あのメイという娘も友達の待つところにいければ満足だろう。 さて、波も幸い穏やかになってきた、少し休むとしよう。
[ラッセルは腰を下ろすと、*木片を抱えて目を閉じた*] |
(61)2005/07/04 04:29:46 |
| 学生 メイ ギル…何、楽しそうに見てるの…? 笑ってる場合じゃないよ…?
[メイはギルバートのそう言うと、小さく笑みを浮かべた。] |
(62)2005/07/04 04:29:46 |
| 流れ者 ギルバート あはははは、俺はいつでも状況を楽しむのが好きなんでね。
[ギルバートはそう笑いかけると、周囲を見回した。] |
(63)2005/07/04 04:33:58 |
| 学生 メイ でも、よかった…無事だったんだね。 セシリアとは…逸れちゃったんだ。恐らくもう……
[メイの言葉は最後まで続かなかった。それは、冷たい海の中に戻された事で身が凍り声が震えているからなのか、それとも彼女への深い悲しみからなのか――]
ギル、このままだと二人とも助からないよ。私はいいから…ギルはしっかり掴まってて…。助けてくれて嬉しかったよ。また会えるとは思ってなかったから…会えて嬉しかった。 |
(64)2005/07/04 04:35:14 |
| 学生 メイ [メイはギルバートに救命具を掴ませると、自分はそれから手を離し、海の闇へと*消えていった。*]
さよなら、ギルバート…… |
(65)2005/07/04 04:36:54 |
学生 メイは、沈み行く中、心の中でセシリアに「ごめん」と*呟いていた。*
2005/07/04 04:37:34
| 流れ者 ギルバート ―――ちいっ、何をバカな事を!
[急ぎメイを掴もうとしたが、その時突如大波がギルバートを襲った。その波に翻弄されギルバートもまた*どことも知れず流されていった*] |
(66)2005/07/04 04:41:28 |
| 見習いメイド ネリー この辺りって鮫とか居ないよね?
oO(居たら…やだな) |
(67)2005/07/04 04:41:52 |
| 書生 ハーヴェイ [――気が付けば、木片にもたれてハーヴェイは波間を漂っていた。 波は、激しさの名残を幾分か残したように時折彼を揺らした。だが、昨晩の嵐と比べればそよ風に吹かれる程度のものであろう。 曇天の空には重く雲が立ち込めている。だが、雲の流れは速い。上空では今だ風は強いのだろう。風と共に雲が抜ければ、嵐の後の晴れ間となるのかもしれないな、と思えた。
空を見上げていたハーヴェイはふと視線を落とし――そして気が付いた。木片――いや、それは何処かの船室のドアだったのだろう。その上に、何者かが横たわっている事に気付いた。 曇りと言えどその空に光に、濡れた短い髪は青緑の光を弾いていた。 濡れて張り付いたような衣服の胸はゆっくりと上下しており、その娘が無事――少なくとも命は――である事を知らせていた。 船で見た顔。確か、アーヴァインが例の話を披露していた娘だった。 (名は、何と言ったか……)] |
(68)2005/07/04 08:13:32 |
| 書生 ハーヴェイ [しかし、記憶を探っても名は出て来ない。もっとも、それも当然で、この娘と大した話をした記憶も無かった。彼は、目上の者への礼儀として自ら名乗る事はあっても、そうでなければ己から名を尋ねたり、相手の名を尋ねたりする事も無かったのだ。それは、大部分の人間とは接する事に煩わしさを感じる故であったが、それを表に出さず振舞えるために、人から見れば物静かな男くらいに思われているだけのようであった。もっとも、彼をよく知る人物であれば、彼に対するその評が的を得ていないものだと言う事を知っていた。
――彼をよく知る人物。 はたと気が付いて、ハーヴェイは回りを見回す。しかし、見渡せる範囲には、所々に船の残骸と思しきものが見えるだけであった。彼の師たる、小説家をなのる奔放な男も、いつも、どこか危なっかしげなメイドの姿も見当たりはしない。
呆然と海を眺めながら……*彼は意識が薄まるのを感じた*] |
(69)2005/07/04 08:14:10 |
| 資産家 ジェーン 【殺戮のあったボート】 [濡れた服が夜の空気に冷めきっている。 その重みでジェーンは目を覚ました。少し眠ってしまったようだ。]
…本当に、災難だこと。
[一人ごちる。向かいにはチェスターフィールド氏と彼が連れているローズブロンドの女性、そして横には自分と一緒に浮いていた女性二人。] |
(70)2005/07/04 08:19:43 |
| 資産家 ジェーン [しばらくぼんやりしていた。 その後、おもむろに自分のトランクを開けて内容物を確かめる。 流される前に一度開けてしまったそれは殆んど空であった。ポケットにバンドで止めてあったものと、底に革製のケースに入れて隠しておいたものを確認する。 ふと、故郷のことを思う。] |
(71)2005/07/04 08:29:50 |
| 資産家 ジェーン [ジェーンが思い出したのは母の故郷・ドイツだった。 ドイツの爵位家の次女として生まれた母は、生来の凛とした気質をどんな時でも保つ人だった。 まだ娘だった頃、母の母国であるドイツに何度か赴いている。 堅実で、陽気で、しかし融通の利かない人々。] |
2005/07/04 08:34:33 |
| 資産家 ジェーン [母に大変厳しく育てられた彼女は、母の祖国の人々を見て、妙に納得したのだった。 とっさの陽気さと頑固な気質が、時に煩わしく時に気持ちいい。極めて人間らしい、と。
あれから数十年。既に母は亡いが、自分の中に母の血が流れていることをありありと感じる。]
強運…も、掴みとっているのよね。 |
2005/07/04 08:42:47 |
資産家 ジェーンは、昇る陽を目の端で認識しながら、*瞼を閉じた*
2005/07/04 08:44:20
| 学生 ラッセル [照りつける太陽の眩しさでラッセルは目を覚ました。さすがに昨日からの脱出行は彼といえども消耗したらしく、深い眠りに就いていたようだ。]
(危ないことだ・・・)
[そう彼は思う。自分以外に自分の身を護ってくれるものはいないというのに。だが、そんな彼の思いとは別に、睡眠をとった身体はある程度の体力の回復を果たしていた。] |
(72)2005/07/04 13:00:07 |
| 学生 ラッセル さて・・・
[まだ残る眠気を吐き出すかのように声を出すと彼は思索にふけった。昨日の少女−メイの言っていた通り、このままでは何の展望も開けない。食料と、何より水の問題がある。嵐がやんだことは安全ではあるが、この強い陽射しは容赦なく体から水分を奪っていくだろう。救助が来るとしてもまだ何日もかかるだろうし・・・ そこまで考えると、先へ思考を進めるのをやめた。つまり今自分に出来ることは体力を温存するだけなのだ。余計な動きをせず、余計な言葉を発さず。 ボートの縁、ほんの少しではあるが日陰の出来ている場所に身体を横たえ、持っていた板切れを顔にかぶせ、彼は状況の変化を待つことにした。]
(後は持久戦。運と体力の勝負だ。そして・・・私は諦めない。例え何があったとしても。)
[ふと、眠る前に助けあげた(最も後にまた海に突き落としたのも自分自身なのだが)少女の姿を思い出す。が、それも一瞬のこと。ラッセルはボートの上で*流れに身を任せた*] |
(73)2005/07/04 13:13:08 |
| 美術商 ヒューバート [何時の間に眠ってしまっていたのだろうか。 目を覚ました時には空はすっかり晴れて陽は高く昇っていた。 私はパイプを取り出そうと尻のポケットをまさぐったが、ポケットには水に濡れてしわくちゃになったストランドマガジンとしめったマッチ箱しかなかった。]
ふぅ・・・
[彼女は私の横でまだ寝息を立てている。私は上着を掛け直すと、水平線の彼方を見渡した。] |
(74)2005/07/04 13:31:25 |
美術商 ヒューバートは、あたりを見回した。
2005/07/04 13:32:20
| 美術商 ヒューバート [いくら見渡してもそこにあるのは海、空、太陽。 そして彼方に見える笠型の雲・・・]
島だ!島があるぞ! |
(75)2005/07/04 13:36:24 |
| 美術商 ヒューバート [あの特徴のある雲は見覚えがある。 ある船乗りあがりの無名の画家の絵に描かれていた雲にそっくりだ。 彼は絵を見せてこう言っていた。「海では雲一つ無い中にぽつんと雲が出来る事があるんだ。島に生えた木々から立ち上る水蒸気が上昇気流に乗ってそれがあ雲になるのさ。」 彼の解説が正しいかどうかはともかく、彼の経験が正しいとするとあの雲の真下には島があるはずだ。]
「どこに島があった?!」
[私の声に驚いた乗客を押しのけて船長が私の元へと近寄った。*私は雲のある方向を指さした。*] |
(76)2005/07/04 13:45:12 |
見習いメイド ネリーは、ボートの上でトランクにもたれ掛かって眠っていた。
2005/07/04 13:46:32
| 見習いメイド ネリー シマですか…タヒチにシマウマは居ませんです…むにゃむにゃ…。 |
(77)2005/07/04 13:47:53 |
見習いメイド ネリーは、再び深い眠りに*落ちました*。
2005/07/04 14:02:29
| 書生 ハーヴェイ [――ハーヴェイは目を覚ます。 眩しい陽光に、思わず顔をしかめ手を翳した。 そして身を起こし、波の打ち寄せる浜辺に手をついた。 ――はたと気付く。 (――砂浜?) 目の前に広がるのは見渡す限りの水平線であった。そして、振り向けば……砂浜と、その先には草原が広がっていた。
此処が何処とも知れぬ。 だが、それでも此処は陸地だった。ともかく、一先ずは助かったのだ。 ハーヴェイは思わず大きく息を吐き、安堵に胸を撫で下ろす思いだった。] |
(78)2005/07/04 14:05:33 |
| 書生 ハーヴェイ [だが、その安堵は長くは続かなかった。彼が知る者の身の安否に思い至ったからであった。 師である小説家、おっちょこちょいで愛嬌のあるメイド。船長であるアーヴァイン。そして、洋上で最後に見た名を知らぬ娘。 辺りを見回す。 ――遠い洋上に見える影。ハーヴェイはそれに目を凝らす。 それはボートのように見えた。そう、「danse de lune」に積まれていた救命ボートであろう。定かではないが幾人かの人影が見えるとも思えた。 そして、彼のいる場所から少し離れたところに。 まぶしい陽光を青緑に弾く髪――あの娘が横たわっていた。 近付いて頬を叩くと、娘は僅かに顔をしかめる。触れたその額は熱を持っているように思えた。呼吸は心なしか浅く速い。海に濡れ体温を奪われ失調をきたしたのであろうと思えた。 ハーヴェイは娘を抱き上げると、岩陰にまで運び陽光を避けさせた。そして、救命ボートと見えたものに向って、*大声で叫び手を振った。*] |
(79)2005/07/04 14:10:31 |
見習いメイド ネリーは、書生 ハーヴェイ様の声を、夢の中で聞いた気がした*。
2005/07/04 14:15:33
| 学生 ラッセル (やはり私は運がいい)
[これを何度感じ、何度自分に言い聞かせたことだろう。しかし、今度のそれは間違いなく本物だった。陸地、おそらくは島にたどり着いたのだ。ボートを何とか操り、森を左手に見ながら砂浜へ寄せ、上陸を果たした。周りを見回したが人影は全く見えなかった。]
(とはいえ、ほとんど流されていただけだ。となればあの船の他の生存者がこの島に流れ着く可能性もあるな。まあ、そのときはそのときだ。)
[ラッセルはボートを砂浜に引き上げると、*森の中へ探索に向かっていった*] |
(80)2005/07/04 14:37:32 |
| 流れ者 ギルバート 【東の砂浜(F)】 ―――ザ、ザザーッ。
ん…。ん?
[寄せては返す波の音でギルバートは目を醒まし、起き上がって辺りを見回した]
こ…ここは、どこだ? とりあえずあの世じゃなさそうだな。 見た感じ島っぽいが…ふーん。
アイタタタタ、頭がズキズキするぜ。 んーっと…これからどうするか。
腹が減ったな…って、おっ! |
(81)2005/07/04 17:20:42 |
| 流れ者 ギルバート ナンダヨ、上着のポケットに魚が入ってやがるじゃねえか。 俺ってばすげえツイてるぜ。 これ…食えんのかな。まぁいいや、食ってみるか。
[ギルバートは、ぴちぴちいってる魚をそのままガブリ。]
…。
まぁいい、とりあえず食っておこう。
―――!!! |
(82)2005/07/04 17:21:17 |
| 流れ者 ギルバート ああああああああああーっ!
無い、無い、無いーっ! 俺の…荷物袋が…。がっくり。
[ギルバートは彼の荷物袋―つるはしと火薬と導火線の入った袋―が無くなっている事に気がついた] |
(83)2005/07/04 17:24:09 |
| 流れ者 ギルバート 海に飛び込む時はしっかり掴んでたんだが… つるはし…まぁ流されてるのにあんな重いもの意識失ったまま持ってる訳も無いな。
つるはしが錘になって今頃海底か、当然の結果だな。 あっはっはっは…はぁ…俺ツイてない。
[ギルバートは砂浜でしょげている] |
(84)2005/07/04 17:24:25 |
| 流れ者 ギルバート ん…まぁ、何だ。 あっても火薬も導火線も濡れて使い物にならん。 そうだ、そうに決まってる。
[ギルバートは手を一つ打って、立ち直った。]
ま、悩むのは俺の性に合わない。 とりあえずここにずっと留まってても仕方が無い。 いろいろ見て回るかな。
[ギルバートは足取りも軽やかに、丘陵地帯に*入っていった*] |
(85)2005/07/04 17:28:52 |
冒険家 ナサニエルが「時間を進める」を選択しました
| 冒険家 ナサニエル [砂浜にてよろめきながら] ううう、どうやら助かったようだ、俺の悪運はいつまで続くんだかな…
だが、しばらくまともに動けそうに無いな…、このままここで少し休むしかなそうか…
[ナサニエルは砂浜に横になったままこれからの事を考え手いるうちに*眠りについていった*] |
(86)2005/07/04 20:03:26 |
| お嬢様 ヘンリエッタ [夢を見ている。大波に襲われて、海に沈んでしまう夢。海の底には人狼がおおきな口を開けていて、その口の中は…、真っ赤だった。] |
(87)2005/07/04 20:36:32 |
| お嬢様 ヘンリエッタ 【岩場(D)】 [枕が固くて、ほっぺたがちくちくします。すごくひどい夢。 こんな枕で眠るから、悪い夢にうなされるんです。あたたかいお日様を浴びながら、心の中で悪態をつくと、眠い目を擦ってあたりを見回します。]
…アレ。 ここどこ? お父様?お母様?ドリー? |
(88)2005/07/04 20:44:50 |
| お嬢様 ヘンリエッタ [ごつごつした石がころがっている岩場に、わたしは寝そべっていました。ペチコートがひしゃげたドレスのスカートに、海水がぴちゃぴちゃ跳ねかかってきます。 身を起こすと、腕に日傘と巾着袋がまとわりついていました。持ち物はそれだけ。かわいたところに非難して、途方に暮れてしまいます。] |
(89)2005/07/04 20:58:19 |
| お嬢様 ヘンリエッタ [ゆうべの大嵐が嘘みたいに、晴れ渡った空。静かで穏やかな波が、岩礁にぶつかってさらさらはじけます。背をふりかえると、おおきな山になっていました。]
そうだ、見晴らしのいい山から見下ろせば、街があるかもしれない!
[だれもいない岩場で夜を迎えるなんて、考えるだけでぞっとします。わたしは、さっそく尾根を上りはじめました。] |
(90)2005/07/04 21:04:31 |
| お嬢様 ヘンリエッタ [登りはじめてすぐに、窮屈なドレスでおなかが苦しくなってきます。こっそり物陰で、巾着袋から取り出した探検服に着替えると、さっきよりずっと楽に歩けました。黙って歩くのはさみしいので、唄いながらの行進です。]
♪〜♪〜 Take the keys and lock her up,Lock her up, lock her up, Take the keys and lock her up,My fair lady. |
(91)2005/07/04 21:33:34 |
| 学生 ラッセル 【森(B)と砂浜(E)の狭間】
[ラッセルは満足の行く結果と疲労に表情を和らげて座り込んでいた。森の中では食料になりそうなものこそ見つからなかったものの、最大の問題である飲料に耐えうる水源の発見に成功した。 そして、もう一つ、今、彼の目の前にある「火」である。救命ボートを横倒しにして風除けとし、万が一片方が消えても良いように2つに分けてある。 話に聞くほど簡単な作業ではなく、ナイフで削った木を使い、火を起こすのに多くの時間を費やした。手のひらは皮が破れ、腕はいまだに痺れている。それでも目の前で燃え盛るものは、その代償として十分なものと言えた。] |
(92)2005/07/04 21:37:21 |
お嬢様 ヘンリエッタは、山頂めざして(*まっしぐら*)です。
2005/07/04 21:37:59
学生 ラッセルは、周りに人がいないことを確かめると、*海を調べに出た*
2005/07/04 21:41:41
見習いメイド ネリーは、らが漕ぐボートで、ハーヴェイ様が叫ぶ砂浜まで辿り着いた。
2005/07/04 22:18:55
| 美術商 ヒューバート [既に陽は西へと傾き空をオレンジ色に染めている。 私はへとへとになりながらまるで中世の奴隷のように日がな一日オールを漕いでいたおかげでようやく島へとたどり着く事ができた。] |
(93)2005/07/04 22:20:19 |
見習いメイド ネリーは、美術商 ヒューバートらが漕ぐボートで、ハーヴェイ様が叫ぶ砂浜まで辿り着いた。
2005/07/04 22:24:50
見習いメイド ネリーは、小舟が砂浜に乗上げる小さな衝撃で体勢を崩し頭を打った。
2005/07/04 22:26:45
| 見習いメイド ネリー 痛いです〜。
あれ…ここは? |
(94)2005/07/04 22:27:38 |
| 見習いメイド ネリー あ…えっと…助けて頂いたんですね、私。 |
(95)2005/07/04 22:28:56 |
美術商 ヒューバートは、一日中オールを漕いでいた疲れでぐったりしている。
2005/07/04 22:29:25
| 見習いメイド ネリー 有り難う御座いました…あ、えっと…あの…、そう言えば名前を…。 |
(96)2005/07/04 22:29:33 |
| 見習いメイド ネリー わ、私は、エレノラ・マグダレナと言います。ネリーと呼んで下さい。
船には、御主人様とハーヴェイ様の…そう言えばハーヴェイ様の声が聞こえたような…。 |
(97)2005/07/04 22:31:07 |
見習いメイド ネリーは、書生 ハーヴェイ様を捜して、周囲をキョロキョロ。
2005/07/04 22:31:14
| 見習いメイド ネリー あぁ、大丈夫ですか…。
えっと、えっと…何か出来ることは…。 |
(98)2005/07/04 22:32:02 |
| 学生 メイ 【砂浜(F)】
[岩陰から差し込む眩しいほどの月光に照らされ、メイは静かに瞳を開けた。彼女の体は揺れ動く水面の上でなく、サラサラとした綺麗な砂浜の上に在った。]
ここは…?タヒチ島に着いたの…?
私は確か……
[メイは記憶を辿る――海の中から救ってくれたラッセル。そしてギルバートを助けようとした瞬間、ラッセルに突き落とされた事、ギルバートの助けを拒み…自らの命を捨てようとした事。]
死のうとしたのに…死ななかったの…? |
(99)2005/07/04 22:32:15 |
見習いメイド ネリーは、美術商 ヒューバート達に、トランクから出したタオルを海水で濡らし、手渡した。
2005/07/04 22:32:32
| 美術商 ヒューバート 水・・・水を・・・ |
(100)2005/07/04 22:33:38 |
| 見習いメイド ネリー 塩水ですけど…無いよりは良いですよね?
oO(あれ…塩水だと余計に悪いのかな…どうなんでしょう?) |
(101)2005/07/04 22:33:42 |
| 書生 ハーヴェイ [何時の間にか岩陰で眠っていたハーヴェイは、物音と声に気付き、目を覚まし身を起こした。 既に日は落ち、夜の帳には星が瞬いていた。] |
(102)2005/07/04 22:34:51 |
| 学生 メイ [メイは激しい頭痛に顔を顰めながら、ゆっくりと立ち上がった。その時、ポケットから煙草とマッチが落ちた。]
これ…セシリアから奪ったやつだ。 濡れてない……
一体、海に落ちてからどれくらい時間が経ったんだろう。
[その答えは月に在った。月は前に見た時のものと殆ど変わりがなかったから…] |
(103)2005/07/04 22:35:16 |
| 見習いメイド ネリー み、水ってやっぱり…飲み水ですよ…ね。
えっと、どうしましょう…雨はもう止んでしまってますし…。 嵐の間に、何か水を貯める容器か何かを探しておけば良かったです…。 |
(104)2005/07/04 22:35:41 |
書生 ハーヴェイは、何かが落ちる物音に、振り返った。]
2005/07/04 22:37:16
| 書生 ハーヴェイ [振り返った先には、暗い夜に光を注ぐ月を見上げる少女の姿が在った。 声をかけようとして――しかし、声にならず、ハーヴェイは何となく、その少女を見詰ていた。] |
(105)2005/07/04 22:40:31 |
| 学生 メイ セシリア…死ねなかったよ。セシリアが助けてくれたの…? 私に…まだ生きろって言ってるの…?
タヒチに辿り着いても、セシリアが居なかったら…意味ないよ。
[メイは満天の星空を仰ぎながら、一人呟いていた。] |
(106)2005/07/04 22:41:11 |
| お嬢様 ヘンリエッタ [じりじり照りつける日差しが、平気になってきたことに気付いたのは、もうじき山頂、というあたりでした。山を越えれば、街がある。そう思って登りきったわたしは、砂浜と草原、それに森を見下ろすことができました。 建物ひとつ見あたらない、小さな島。それが、わたしに見渡せたすべて。あまりのことにぼうっとしていると、いつのまにか、まんまるの月にてらされていました。] |
(107)2005/07/04 22:41:50 |
学生 メイは、暫し夜空を眺めた後、周囲を見渡した。
2005/07/04 22:42:15
見習いメイド ネリーは、砂浜の奥、岩陰の方に何かが動くのは見付け目を凝らした。
2005/07/04 22:43:13
学生 メイは、視界に入った一人の男の許にゆっくりと歩を進める…
2005/07/04 22:43:58
| 書生 ハーヴェイ [ハーヴェイは近付く娘の姿を言葉もなく見詰ていた。そして、目の前で彼女が立ち止まった時、ようやくその口を開いた。]
――目が覚めたようだな。 気分はどうだ? |
(108)2005/07/04 22:50:04 |
| 学生 メイ [メイはその男の顔を間近で見ると、『danse de lune号』に乗船していた人だと気づいた。その男は一度だけ…メイドと共にカジノから出てくるところを見かけた事があった。]
貴方も助かったんだね。
ここはタヒチ島なのかな…? |
(109)2005/07/04 22:50:16 |
| 書生 ハーヴェイ 俺にも判らない。
[言って、微かに苦笑のようなものを浮かべながらハーヴェイは頭を振る。] |
(110)2005/07/04 22:54:56 |
見習いメイド ネリーは、書生 ハーヴェイ様を見付けて駆け寄ろうとした…。
2005/07/04 22:55:39
| 見習いメイド ネリー ハーヴェ…イさ…。
[ネリーは、ハーヴェイ様と船で何度か見かけた少女が暗い岩場で二人きりで居るのを見て…つい声を掛けそびれてしまった] |
(111)2005/07/04 22:56:16 |
書生 ハーヴェイは、足音に気付き、そちらに目を向けた。
2005/07/04 22:56:39
| 学生 メイ え…?もしかして、貴方が助けてくれたの?ありがとう。 私を助けてくれたって事は…ギルも助けてくれたのかな?
ギルは…どこに居るの…?
[メイは自らの命を捨ててまで生かそうとしたギルバートの姿がなかった事が心配だった。]
気分…少し頭痛がするけど平気だよ。 |
(112)2005/07/04 22:56:47 |
| 見習いメイド ネリー oO(えっと…どうしたら…) |
(113)2005/07/04 22:57:28 |
見習いメイド ネリーは、書生 ハーヴェイ様の方へ行こうか、ボートの方へ戻ろうか迷っている。
2005/07/04 22:57:43
学生 メイは、自分と彼の許に近寄ってくるメイドの姿に気がついた。
2005/07/04 22:57:46
| 冒険家 ナサニエル 【砂浜(E)】 [冷えた体の寒さで目を覚ます]
やれやれ、体も冷えてしまったな…、そろそろだいぶ休んだしここが何処だか探索でもしてみるか… |
(114)2005/07/04 22:59:03 |
学生 メイは、彼の「分からない」という言葉に、不安な表情を浮かべた。
2005/07/04 22:59:11
冒険家 ナサニエルは、歩き始めた。
2005/07/04 23:01:10
| 美術商 ヒューバート [船長と何人かの乗客達は島へと上陸したようだった。 私は乗客の1人から手渡された濡れタオルを額にあてていたが、何かをする体力は残っていなかった。] |
(115)2005/07/04 23:01:39 |
| お嬢様 ヘンリエッタ 【山頂付近(Dまま)】
[ねそべって月を見上げ、疲れたからだを休めていると、潮風が吹き抜けていった。昼には心地よかった風も、夜はきびしく体温を奪う。くらい火口にはいって風を避ける勇気はなかったので、山を下って岩陰を探す。乾ききっていない服が、凍えそうに冷たかった。 ぎゅっと自分を抱きしめて、逃げていく体温をつかまえる。]
どうしよう…、ここには、だれも住んでいない。わたし、ひとりぼっちだよ。 おなかへった… のど…かわいた。 あしがいたいよ… おとうさま… |
(116)2005/07/04 23:03:16 |
見習いメイド ネリーは、学生 メイと目が合い…遠慮がちに近づいていった。
2005/07/04 23:03:18
| 書生 ハーヴェイ [ハーヴェイは、少女に向き直り口を開いた。]
助けた、と言う程の事はしていない。 ――俺も、途切れ途切れにしか覚えが無いから、良く判らないと言うのが本音だな。
ギルという者の事は判らない。俺が見つけたのは君一人だ。 |
(117)2005/07/04 23:04:17 |
| 見習いメイド ネリー 貴方も、無事だったんですね…。 この分だと他にも無事な方…いるかな?
えっと、向こうにボートで辿り着きまして…何人かが…。 |
(118)2005/07/04 23:04:45 |
書生 ハーヴェイは、歩いてくるネリーに顔を向け、目を凝らした。
2005/07/04 23:04:53
| 見習いメイド ネリー ハーヴェイ様、無事で良かったです〜。 あの…それで…先生は…? |
(119)2005/07/04 23:05:37 |
| 書生 ハーヴェイ ――エレノラ、君か? |
(120)2005/07/04 23:05:55 |
| 冒険家 ナサニエル 【森(B)と砂浜(E)の狭間】
む、なんだあの明かりは?
[明かりが見えた方向へ歩き出す]
[救命ボートが風除けになっているたき火を発見する。]
こんなところにたき火があるとはな…、風除けに救命ボートがあるって事は俺と同じような漂流者ってことか…。
たき火をつけた奴には勝手に使ってしまって悪いが体が冷えてかなわん、しばらくたき火にあたらせてもらうとしよう。 |
(121)2005/07/04 23:07:59 |
冒険家 ナサニエルは、たき火に当たっている。
2005/07/04 23:08:18
| 学生 メイ ギルを知らない…?じゃぁ、ギルは……
[メイは瞳の奥から込み上げてくる感情を否定するようにぐっと堪えていた。] |
(122)2005/07/04 23:09:10 |
| 見習いメイド ネリー はい、正真正銘、私ですよ。 ちゃんと足も在ります、お見せしましょうか? |
(123)2005/07/04 23:10:02 |
| 書生 ハーヴェイ [間違いない。何処か調子はずれな、だが良く通る声。小説家とともに船に乗り込んだメイドのネリーであった。 ネリーの言葉に、ハーヴェイの顔には重い表情が浮かんだ。]
海に飛び込むまでは一緒に居た。 ……だが、嵐の中で…… |
(124)2005/07/04 23:10:34 |
| 見習いメイド ネリー ギルバートさんですか…えっと、どんな方でしょうか? |
(125)2005/07/04 23:11:30 |
| 見習いメイド ネリー ボートの方には、髭を生やした痩身の方と…。 後は、女性の方が三人いますけど…。 |
(126)2005/07/04 23:12:12 |
| 書生 ハーヴェイ [この状況での、「ちゃんと足も在ります」などと言う言葉に、ハーヴェイは思わず小さく噴出した。] |
(127)2005/07/04 23:12:18 |
| 学生 メイ [メイは男が発した名がメイドの名だと悟った。そして彼の名を聞いた後自分の名を伝え、感情を殺して口を開いた。]
ネリー、ハーヴェイ…
私、ギルを探してくる! |
(128)2005/07/04 23:12:55 |
学生 メイは、二人にそう伝えると、混ざり合う色々な感情を抱えて走り去った。
2005/07/04 23:13:50
| 見習いメイド ネリー そうなんですか…えっと、でも、ほら…、あの先生の事ですから、きっとタヒチに付いたら先にバカンスを楽しんでたとか言って待ってたりするかも知れませんよ、ね、ね。 |
(129)2005/07/04 23:14:03 |
| 双子 ウェンディ 【海上/ボート】 [鉛のように重い瞼をあけると、ボートの上に他の人影はなくなっていた。髪から僅かに汐の香りがする。周囲を見回すがdanse de lune号の船影はなく洋上には残骸めいたものがいくつか浮かんでいるのみだった]
一体、どうなって… みんなは… ? ……………
[無人のボートのなか疑問を口にするが、誰からも応えはない。唐突に絶望感と虚脱感が思考を遮る。ウェンディはそのまま目を閉じた] |
(130)2005/07/04 23:15:15 |
| 書生 ハーヴェイ こうして、助かった者が結構いる。 先生も何処かに流れ着いてるかも知れない。
その――ギルという方も無事であってくれるといいな。 |
(131)2005/07/04 23:15:19 |
| 見習いメイド ネリー あ、待って下さい、メイさん! 一人で行くのは危険です〜。
えっと、あの、みんなと一緒に行動された方が…。 |
(132)2005/07/04 23:15:40 |
| 学生 メイ (ところで…何でこの島、人が殆ど居ないの…?)
[メイは違和感を感じていた。目の前に広がる海は透き通っており、島に生える自然は正にタヒチ島とも思えるものだった。しかしメイは丘陵地帯に入ると、一本の大木に視線を止める。
その木には無数の大きな爪痕が残っており、あの記憶を甦らせる――アーヴァインの御伽噺とキャロルの死体を。] |
(133)2005/07/04 23:17:54 |
| 書生 ハーヴェイ [駆け出したメイの背を、ハーヴェイは追おうとした。 だが……急激な眩暈に襲われ、思わず膝を付いた。] |
(134)2005/07/04 23:24:03 |
| 学生 ラッセル (思ったよりも日の落ちるのが速かったな・・・)
[辺りを闇が支配し始めた中、魚を2匹ほど捕まえて、火を起こすときに一緒に作った木の銛もどきは実用に耐えたらしい、ラッセルは焚き火の元に戻ってきた。 そして、そこに座り込む人影を発見する。 魚をその場に置くと、隙を見せないようゆっくりと近づいて声をかけた]
・・・・・・どなたですか、貴方は? |
(135)2005/07/04 23:24:43 |
| 見習いメイド ネリー ハーヴェイ様!? |
(136)2005/07/04 23:25:58 |
見習いメイド ネリーは、書生 ハーヴェイ慌ててハーヴェイ様に寄り添い、崩れる体を支えた。
2005/07/04 23:26:40
| 学生 メイ これって…獣の爪痕だよね。 タヒチ島に、こんな爪痕を残す獣って居ないよね…?
ここは…タヒチ島じゃない…
[メイは自分の体が酷く震えているのに気付いた。そしてそれを押さえようと両手を交差して肩を掴んだ。]
あの船の…あの船の部屋の壁と同じ… キャロルの部屋の壁も、こんな風に引き裂かれてた…
―――ここは、船長さんが言ってた島…?
呪術師の怨が人に憑依し、人狼に姿を変える…そして人を喰らい…無人化させた…だから、人が居ないの…?私がここで会った人は、みんなあの船に乗ってた人ばかり… |
(137)2005/07/04 23:29:53 |
| 見習いメイド ネリー あの…お腹空きました?
救命ボートに…非常食とか…詰んでないかな。 聞いてみますね。 |
(138)2005/07/04 23:30:09 |
見習いメイド ネリーは、書生 ハーヴェイ様を、メイさんが気にしつつも、ボートへと連れて行った。
2005/07/04 23:31:32
| 冒険家 ナサニエル [声のした方に振り向きながら]
おっと、たき火の主が帰ってきたか…
俺はナサニエル、danse de lune号から遭難してこの島に偶然たどり着いた。
たき火に関しては悪いとは思っているが体が冷えてどうしようもなかったので勝手に遣わさせてもらっちまったよ。 |
(139)2005/07/04 23:32:15 |
| 双子 ウェンディ 波が打ちつける――― まどろむ意識の中、danse de lune号の中で聞いた『御伽話』を思い出していた。 島を襲うハリケーン―――そしてそれに続く厄災。 無人島に放逐された呪術師は、全てを呪い、孤独の中死んでいったのだろうか―――
孤独。そう… 今の自分のように―――。 |
(*0)2005/07/04 23:34:25 |
| 見習いメイド ネリー あの…(そう言えばまだ名前聞いてませんでした…聞かないと…)…えっと…(なんて説明したらいいのの〜)。
[ネリーは、ヒューバート様の元までハーヴェイ様を支えて連れてくると、メイさんとハーヴェイ様との事を簡単…な筈が、分かり難く回りくどい説明で…につたえた] |
(140)2005/07/04 23:35:20 |
| 書生 ハーヴェイ [ハーヴェイは調子はずれなネリーの言葉に苦笑を覚えながら、*意識が遠のくのを感じていた*] |
(141)2005/07/04 23:35:32 |
| 見習いメイド ネリー えっ…ハーヴェイ様? |
(142)2005/07/04 23:36:31 |
見習いメイド ネリーは、書生 ハーヴェイ様が意識を失うと、支えきれず一緒に倒れ込んだ。
2005/07/04 23:36:44
| 見習いメイド ネリー きゃっ!
す、すみません…ハーヴェイ様…。 |
(143)2005/07/04 23:37:54 |
| 見習いメイド ネリー あ…あれ…寝てます…ね。 |
(144)2005/07/04 23:38:10 |
| 学生 ラッセル [焚き火の明かりに照らされた顔に見覚えを感じ、ラッセルは記憶をたどる。すぐさま、あの死体のあった部屋に飛び込んできた男だということを思い出す。]
ええ、それは構いませんよ。貴方もあの船から遭難したのですね。というよりも、一度お会いしているのですがね・・・死体の前で。 まあ、それはいいでしょう。私はアシュフォード伯ラッセル。日の沈み具合や星の位置から見てここは目的地からそう遠くは無いようです。上手くすればそのうち助けが来る可能性もあります。 ナサニエル、貴方がよければそれまでは協力して暮らしていくとしませんか? |
(145)2005/07/04 23:39:08 |
| 学生 メイ セシリア、あの話…本当かもしれない……
[メイは目の前に在る爪痕を見ながら呟いた。その時、何かが動く音を耳にした。]
(やだ…怖いよ。)
[メイはセシリアから取り上げたマッチに望みを託しながら一本擦り、音の主へと向けた。] |
(146)2005/07/04 23:43:03 |
| 双子 ウェンディ ナゼ、私ガコンナ目ニアウ?
タヒチ島にバカンスに来ただけ、なのに。 (島ノタメ、身ヲ捧ゲテ来タノニ―――)
みんな無事だろうか…。 お爺様、お婆様、ソフィーお姉様…
皆、死んじゃった…? そんな……… (ミンナ、イナクナレバイイ―――。 全テ滅ベバイイ―――)
私はこのまま、死んでしまうのだろうか… リック… 逢いたい… 助けて… (否、全テヲ呪イ、滅ボスノダ―――!)
死にたくない… いや… (―――ソノ日マデ、決シテ、死ナヌ―――) |
(*1)2005/07/04 23:44:07 |
| 学生 メイ ギルッ!!無事だったんだね。
逢いたかった…怖かったよ…… |
(147)2005/07/04 23:45:47 |
学生 メイは、流れ者 ギルバートに抱きつくと、倒れこむように*意識を失った。*
2005/07/04 23:47:06
| 見習いメイド ネリー みんな…疲れ切っちゃってますね。 |
(148)2005/07/04 23:47:13 |
見習いメイド ネリーは、救命ボートに在ると思われる非常食を探し始めた。
2005/07/04 23:47:57
見習いメイド ネリーは、自分の持っていた調理道具も引っ張り出してきて…。
2005/07/04 23:48:21
| 双子 ウェンディ リック… 怖い… 助けて… 応えて… お願い…
誰か……… リック… |
(*2)2005/07/04 23:48:28 |
見習いメイド ネリーは、フライパンを手にして、はっと気が付いた。
2005/07/04 23:49:49
| 見習いメイド ネリー みんなが起きるまでに、簡単な食事でも…。
非常食ですけど、火を通すだけでも、ちょっとは美味しく頂けますよね。 |
(149)2005/07/04 23:49:56 |
| 見習いメイド ネリー 火がありません…。 |
(150)2005/07/04 23:50:26 |
見習いメイド ネリーは、する事が無いのでハーヴェイ様の膝枕に…皆が起きるの待ちです*
2005/07/04 23:51:38
| 冒険家 ナサニエル おっと、そいつは失礼した、確かに一度会っているな。
[ラッセルにいわれて死体の現場で会っていたことをようやく思い出す…。]
協力はこちらからお願いしたいぐらいだ、よろしく頼むよ。 |
(151)2005/07/04 23:54:05 |
| 書生 ハーヴェイ [意識を失ったハーヴェイの脳裏に、何処か遠いところから聞こえるような声が木霊する。 彼の師がうわ言のように言っていた言葉。それが思い起こされる。 そして、その意味が脳裏に浮かぶ。 聞き知らぬ、馴染みの無い言葉だったというのに。
――自らの内に居る。 何者かが、居る。 心の中をざらつく舌で嘗め回されるような不快な感覚。 軋み立てるかの如くの頭痛がハーヴェイを苛む。
彼の中で、何者かが首をもたげていた。] |
(*3)2005/07/04 23:54:41 |
| お嬢様 ヘンリエッタ 【山麓、森の側(D)】 [岩に隠れても、冷たく吹き抜ける風は避けられなかった。 痛む足をひきずって、やみくもに坂を下る。暗い中で足をとられてなんども転倒して…、またしりもちをついた。]
痛っ…。 あれ…、あったかい。
[ついた手とおしりに、岩のぬくもりがつたわってくる。火山の熱によるものとはわからなかったけれど、涙が出るくらい嬉しかった。 わたしは、固くて温かい岩に疲れたからだを横たえて、(*深い眠りに落ちていった*)] |
(152)2005/07/04 23:55:16 |
| 冒険家 ナサニエル ラッセルか、確か殺人事件の時も異常なほど落ち着いていたよな、彼と協力というのは非常に心強いな… |
2005/07/04 23:55:16 |
| 双子 ウェンディ [頭の中にいくつかのイメージ―――その断片が流れ込んでくる]
大掛かりな何かの儀式。 見た事のない化粧を施し踊り続ける人々。 不思議な旋律をもつ、まじない。詠唱。
小舟に乗せられ、生まれた島を虚ろに眺める、私。
―――私? そんな莫迦な。 ロンドンで生まれ、育った私が何故、そんなことを思うのだろう。
でも、確かにアレは私…?
―――私は、狂って、しまったのだろうか。 ここで人知れず、朽ちていくのだろうか。
リック… 逢いたい…。 |
(*4)2005/07/04 23:56:59 |
| 書生 ハーヴェイ ……リック?
俺は……違う。俺は……俺だ。
俺は…………誰だ?
[何処からか届くような声。だが、ハーヴェイはそれが何であるのか解らぬまま、意識は混濁に飲まれて行った。] |
(*5)2005/07/05 00:00:47 |
| 学生 ラッセル こちらこそ、よろしくお願いしますよ。
[そういうと、さっき置いた魚を取って戻ってくる。それを木枝を使って火の側に突き立てる。]
2つありますからね。良ければ貴方も召し上がるといい。 それと・・・私も貴方もこの島にたどりついた。おそらく潮の流れがそう向いていたのでしょう。となれば、まだ人が流れ着いている可能性も十分にありますよ。生きているか死んでいるかは別として、ね。
もっとも、あまり人数が多くても逆に争いの種になりますから、それは難しいところですが。 明日はもう少しこの島を広く探索してみるのもいいかもしれませんね。 |
(153)2005/07/05 00:01:21 |
医師 ヴィンセントが「時間を進める」を選択しました
| 医師 ヴィンセント 【島の北側の浅瀬】
[ヴィンセントはゆっくりと目が覚めた。しばらく気を失っていたようだ。腕っぷしはまるで能がなくても水練の心得は少しあった。]
僕は…まだ生きているようだな。 |
(154)2005/07/05 00:08:34 |
| 医師 ヴィンセント どうやら僕はここで死ぬわけにはいかないらしいな。ふ… 体はまだ動く。できれば体の動くうちにやれることはやらないとな。
天命を待つのは、人事をつくしてからだ。 |
(155)2005/07/05 00:13:47 |
| 双子 ウェンディ [また別のイメージが流れ込んでくる]
danse de lune号―――華やかな船内の中で「そこ」は至って簡素で薄暗い。 いくつか並ぶ扉のうち気紛れに1つを選び、「もうひとりの私」と目配せをする。 これから起きることを考えると自然と笑みが毀れる。
微笑んだまま、扉を叩くとまだ若い金髪の女性が中から現れる。 驚いたように私と「もうひとりの私」を見るが、尤もらしいことを言い室内に招きいれてもらう。 |
(*6)2005/07/05 00:13:50 |
| 双子 ウェンディ 彼女はまだ何が起きるかわかっていない。 私の笑顔に何の疑念も持たず、室内を指し示しながら何か話している。 話の内容(それは私が聞いた質問に対する答えであったのだが)には全く興味はない。 ただ、彼女の美しい金色の髪と柔らかな肢体に目が吸い寄せられる。 少し日に焼けているが、美しくしなやかな身体からは微かに甘い香りが漂って来ている。
彼女が備え付けられた机の下を示そうと身体を沈めた刹那、「もうひとりの私」が彼女に覆いかぶさる。 喉を大きな手を塞いでいるので、彼女の悲鳴は小さく、近づいてきた嵐の音に紛れて気付くものはないだろう。 彼女の頸部に爪を這わせ、微笑んで見上げると恐怖に引き攣った瞳があった。 なんだか酷く全てがつまらなく、くだらないことに思えた。
爪を使い、牙を立て、無造作に彼女を引き裂いた。 |
(*7)2005/07/05 00:14:26 |
| 医師 ヴィンセント [ヴィンセントは体は動かさず、必死に頭を動かす。空を見上げ、少しでも状況をつかもうと自分の中の知識をかきまぜる。]
嵐は過ぎたみたいだな…けれど、あの「danse de lune」にあったものは、なにもかも散り散りか。 人も物も、家畜もなにもかも…
南十字星は…あそこか。なら方角だけははっきりわかる。が、どっちに向かってどれだけ泳げばいいものか。 アルゴ船座が南天にあんなにも輝いているのは、皮肉だろうか。 |
(156)2005/07/05 00:27:47 |
| 医師 ヴィンセント [ふと、ヴィンセントの体に何かが触れた。ヴィンセントはゆっくりと拾い上げてみた]
これは…熱帯植物の葉? なるほど、陸(おか)は近いようだな。それなら何がなんでも進まねばなるまい。 |
(157)2005/07/05 00:29:30 |
| 冒険家 ナサニエル [魚を受け取りながら] ありがとう、船でサンドイッチを食べていらい何も食べていなかったものだから助かる。
確かに君と俺がこの島にたどり着いている以上他の人間がたどり着いている可能性は十分にあるな。
他の人間とも合流できればこの状況を打破するいい考えが浮かぶかも知れんしな。
探索はするべきだな、他の人間を探すだけではなくこの島に元々人間が住んでいる可能性だって0ではないのだからな。 |
(158)2005/07/05 00:29:31 |
| 双子 ウェンディ 頭の中に直接、響く、声…
リック!! リックでしょ!!? リック、違うって… どういうこと…? 私のことわからないの?
あなたのディーを忘れてしまったの…? あなたがリックでないというなら、私は、誰…?
[懐かしさを感じる声にリックを想い、涙を流した] |
(*8)2005/07/05 00:30:12 |
| 双子 ウェンディ 【海岸E】 [どのくらい時間が経ったのだろう。ふと気がつくと私を乗せたボートは海岸に打ち上げられていた]
あ… ここ… どこ… キレイなところだけど… 天国、じゃないよね………
私、生きてる。 神様…! |
(159)2005/07/05 00:34:00 |
| 医師 ヴィンセント [ヴィンセントは一心不乱に泳ぎ始めた。大きな葉が流れ始めた、南の方角へ。] |
(160)2005/07/05 00:35:09 |
| 双子 ウェンディ 舟の中… 何も残ってない… ディが持ってた鞄だけ。 |
(161)2005/07/05 00:37:28 |
| 医師 ヴィンセント 【海岸E】 [ヴィンセントは泳いだ。遠泳の心得はあったがこれほど過酷な状況で遠泳を強要されたことはあっただろうか? しかしこの状況ではそんな悠長な思考さえ許されない。わずかな気の緩みは全てを海の藻屑へと変えてしまうからに他ならないからだ。 そしてとうとう南十字星の方角へ泳ぎ続け、砂をたたえた陸が彼を迎え入れることとなった。] |
(162)2005/07/05 00:40:55 |
| 双子 ウェンディ ここ、タヒチだったりするのかな? だったらいいんだけど。
[なんとなくピントのずれたことを呟きながら周囲を見回した] |
(163)2005/07/05 00:41:17 |
| 学生 ラッセル [ナサニエルと一緒に魚をかじりながら海のほうを眺めている。そこに一瞬ではあったが違和感のようなものを見て取った。あたらめて違和感のあった場所を注視する。海面で何かが動いているように見えた。やおら立ち上がるとナサニエルに告げる。]
海に何か見えた気がします。人かもしれません。私は見に行ってきますが貴方はどうします?どちらでも構いませんが・・・。来るのであればついてきてください。
[そういうと、返事を待たずにさっさと波の打ち寄せる海岸へと移動を始めた。] |
(164)2005/07/05 00:42:44 |
| 医師 ヴィンセント [ヴィンセントは足を引きずりながら大地に何日ぶりに足をおろした]
ふ…く…ざ、ざまあみやがれ…!
[と言いながら鞄を握りしめ、転がるように仰向けになり、大き息を繰り返した。] |
(165)2005/07/05 00:43:36 |
| 新米記者 ソフィー [荒れ狂う海、danse de lune号はその姿を海から半分だけ突き出して海底への帰らぬ旅を始めようとしている…
小さな木の葉の用に揺れる狭いボートの上は人、人、人… 中に船長を始めクルーが幾人か、そして彼女の隣には、彼女をボートへと導いてくれた男性がいる…] |
(166)2005/07/05 00:45:24 |
| 新米記者 ソフィー [ソフィーは、ボートの中で身を横たえたまま、いつしか夢を見ていた── 船内で聞いた御伽噺と、沈む間際の事件の噂… 呪術師…災難…島流し……そして──呪い。 人ならざるものに切り裂かれたというクルーの噂…
『人狼』というピースに導かれた禍々しいイメージがいくつも浮かび上がり、 脳裏に次々と影を落とし、そして意識の暗がりへと身を隠す。 その薄暗がりの中で、彼女は必死になって彼女の肉親を探していた。
『大叔父様…大叔母様……ウェンディ……どこ…どこなの……』] |
(167)2005/07/05 00:46:00 |
| 新米記者 ソフィー [辺りは徐々に明るさを増し、永劫に続くかと思えた影たちの乱舞は 光に飲まれるようにして一つ、また一つと消えていった
『ウェンディ…どこなの………ウェンディ──────!!』
辺りが次第に明るさと温度を増す中で、彼女の意識は覚醒へと向かっていた] |
(168)2005/07/05 00:46:15 |
| 双子 ウェンディ [満天の星空の下、周囲を見回すがよく見えない。様々な残骸のようなものがウェンディののっていたボートと同様に打ち上げられている。ボートを降り、ビーチに足を踏み出した。]
街頭がないと、不便だなぁ。 これからどうしよう… |
(169)2005/07/05 00:46:21 |
| 新米記者 ソフィー 【砂浜F】
[いつの間にか、ボートは砂浜へと着いていたようだ。夕日の残照はすでに消え、嘘のように晴れた満天の空には大きな満月が浮かんでいた。
その月明かりに照らされた白い砂浜… 遠くに見える熱帯性の傾いた椰子の木…辺りは夜の帳に包まれていた] |
(170)2005/07/05 00:46:45 |
新米記者 ソフィーは、僅かに瞳を開いて、自分の周りだけ少し暗いことに気がついた。
2005/07/05 00:47:18
| 新米記者 ソフィー [隣には、恐らく彼女を守ろうとしていたのだろう… ソフィーをボートに乗せてくれた痩身の男の姿があった] |
(171)2005/07/05 00:49:25 |
新米記者 ソフィーは、慌ててその男性の身体に触れてみた。
2005/07/05 00:49:45
| 新米記者 ソフィー ……あたたかい…… 生きて、いらっしゃるのね……
…本当に良かった…… |
(172)2005/07/05 00:50:30 |
| 双子 ウェンディ [大きな残骸を避けながら、歩きにくい砂浜を歩きはじめる] [今はそばに居ない愛する者達のことを思い出し、身震いをした]
お爺様… お婆様… ソフィーお姉様… みんなどこにいるんだろう… 早く逢いたい…
………まさか、ね。 |
(173)2005/07/05 00:51:07 |
| 学生 ラッセル [海岸にたどり着くと、砂浜に倒れこんでいる黒服の男を発見した。彼はこちらには気づかず、何事か言葉を発していた。仰向けに倒れている男の頭上から近づくと覗き込むように声をかける。・・・どうやら少し脅かしてみようと思ったらしい。]
こんばんは、ご機嫌いかがですか? |
(174)2005/07/05 00:52:33 |
| 冒険家 ナサニエル [ラッセルから声をかけられ、慌てて彼を追いかける]
おいおい、待ってくれ、協力するといった以上、俺ももちろんいくさ。
人がいるなら助けるべきだろうしな。 |
(175)2005/07/05 00:52:48 |
| 新米記者 ソフィー [彼女が身を起こすと、その上から上着が滑り落ちた。
隣で眠るようにして意識を失っているその男性の影に自分は横になっていたことに気づく。 鈍く痛む頭を振って意識を覚醒させると、上半身を起こしてボートの中を見回した。
ボートに残っていたのは彼女とその男性──そしてもう一人、大柄な女性の姿だった。] |
(2005/07/05 00:54:58、新米記者 ソフィーにより削除) |
双子 ウェンディは、微かに人の話し声が聞こえたような気がしてそちらをじっとみた。
2005/07/05 00:56:21
| 双子 ウェンディ 誰かいる!! |
(176)2005/07/05 00:59:12 |
| 冒険家 ナサニエル [ラッセルに追い付く、彼は見つけた人を驚かせようとしているようだ…。]
おいおい、ラッセル、倒れてる人を脅かすもんじゃないぜ…
気の弱い人ならショック死しちまうかもしれないじゃないか、まぁ意識があるとも、生きてるとも分からんがな…。 |
(177)2005/07/05 01:01:16 |
医師 ヴィンセントは、何か人の声が耳に入ってくるのを感じ取った。
2005/07/05 01:01:23
双子 ウェンディは、転がるように人影のほうに走って行った。
2005/07/05 01:01:31
| 医師 ヴィンセント [息も絶え絶えのヴィンセントに、何か言葉が降り注いだ。誰の言葉を確認するでもなく、彼は反射的につぶやいた。]
機嫌…最悪でもあり、最高でも…あるさね! |
(178)2005/07/05 01:02:01 |
学生 ラッセルは、しゃがみこむと、倒れている男の頬を軽く叩いた。
2005/07/05 01:02:29
| 医師 ヴィンセント そして…僕はまだ人狼の秘密までを解き明かすまでは、死んではならない。ということだ。 |
2005/07/05 01:04:08 |
医師 ヴィンセントは、意識ははっきりしている。
2005/07/05 01:05:28
| 新米記者 ソフィー [彼女が身を起こすと、その上から上着が滑り落ちた。
隣で眠るようにして意識を失っているその男性の陰に 自分は横になっていたことに気づく。 鈍く痛む頭を振って意識を覚醒させると、 上半身を起こしてボートの中を見回した。
救命ボートの中には彼女とその男性── そしてもう一人、大柄な女性の姿があった。
そして砂浜には数人分の人の足跡が続いている] |
(179)2005/07/05 01:05:33 |
医師 ヴィンセントは、しかしそれでも顔を叩かれても強く反応する知力は皆無だ。
2005/07/05 01:05:54
| 学生 ラッセル [ラッセルはじっと男の顔を観察している。この男もまた先日死体の部屋で鉢合わせた男だ。そして・・・]
(ああ、思い出しましたよ。なるほど、だから死体の前に・・・)
解りました。機嫌がいいなら結構なことです。ナサニエル、手伝っていただけますか?彼を助け起こしますよ。
[そういうとナサニエルと二人で両脇から男を担ぎ上げるように助け起こした。] |
(180)2005/07/05 01:07:01 |
| 流れ者 ギルバート [ギルバートは、丘陵…所々に木や潅木等もあるところを用心深く進んでいた。]
んー…何か異様な雰囲気の島だな。 やはり例の島なのか。
フッ、まぁすぐに結論は出ない。 疲労もあることだ。ちょっと休むかな。
[ギルバートは、立ったままちょっとうたた寝していた。すると…] |
(181)2005/07/05 01:08:52 |
| 医師 ヴィンセント [ヴィンセントは気づかれないように、周囲に気を配った。]
ここは…本当にあのお伽話の舞台となった島なのかもしれないな。 |
2005/07/05 01:09:14 |
| 冒険家 ナサニエル ああ、もちろん手伝うさ、さぁそこの人捕まれ。
[ラッセルと二人で男を助け起こした。] |
(182)2005/07/05 01:09:18 |
| 流れ者 ギルバート ―――ガサッガサッ
うわわっ!?
―――ギルッ!
[ギルバートは無用心にも睡眠のせいか全く無警戒だった。しかし、背後から彼の背中に抱きついた人影は彼を襲うことなく意識を失った。彼は青緑の髪を視界の端に見た。]
.。oO(メイ…か?無事だったのか?良かったな。 この心臓がドキドキしてるのは…まさか…な。 俺が女に心を奪われる訳が無い。 急に背後から来られたからだな。 フッ、俺らしくもない。 |
(183)2005/07/05 01:10:51 |
| 冒険家 ナサニエル [男を助け上げている最中になにかが聞こえた気がした…。]
ラッセル、何か聞こえないか?
かすかだが声のようなものが聞こえた気がしたんだ…。 |
(184)2005/07/05 01:11:04 |
| 医師 ヴィンセント ああ、す、すまない…
[ヴィンセントは二人の好意に深く感謝した。どこか安全な場所があるのかもしれない。という根拠のない直感もあった。] |
(185)2005/07/05 01:11:37 |
| 流れ者 ギルバート それにしても…メイ、お前無用心過ぎだぜ? 周りに誰もいないし、お前は女で俺は男だ。
って言っても聞こえちゃいねーな。
とりあえずこのまんまって言う訳にもいかねえしな…よっと。
[ギルバートはメイを背負った。そしてギルの左肩にはメイの顔があった。] |
(186)2005/07/05 01:12:00 |
| 流れ者 ギルバート ―――…結構どきどきするな。って何考えてるんだ、俺。
…。
―――でも…な。
[ギルバートは首をゆっくり左に向けると、息を止め左肩で寝息を立てているメイの顔に近づき…]
―――!
[ギルバートは自分の唇をメイの唇に重ねた。]
―――はぁっ、はぁっ。俺…何してるんだ。
[ギルバートは何も無かったかのように慌てて前を向いて歩き出した。その顔は、明らかに熱をもっていたが。] |
(187)2005/07/05 01:12:27 |
| 双子 ウェンディ [人影が近づいてくる。3人の男性──知っている顔はいない。急に恐怖心が頭を擡げた] [しかし、他に頼る者もなく思い切って声を掛けてみた]
あ… あのっ… 島のかた、でしょうか…? |
(188)2005/07/05 01:13:08 |
| 双子 ウェンディ [さらに近づいて姿がよくみえると、島の民というよりは、自分と近いような服装をしていることに気がついた] [自分の間抜けさに気がつき、羞恥心で顔を赤らめた] |
(189)2005/07/05 01:15:38 |
| 新米記者 ソフィー 助かった方が、他にもいらっしゃるのね…
[その婦人に、ソフィーは見覚えがあった。 danse de lune号の中のラウンジで、燃えるような赤毛の女性と侍女を連れてゆっくりとしていた姿を、ウェンディと共に何度か見かけていたからだ]
…フィールディング夫人…
[そしてそれ以前に、彼女が覚えていたのはロンドンでの彼女の姿だった。 祖父との買い物の際、ソフィーは必ず紅茶店にも足を運んでいた。
店の中で常に明るい雰囲気を醸し出す彼女から、幾度も茶葉の袋を受け取ったものだ…]
…良かった…本当に良かった… 生きていれば、望みはありますもの…
|
(190)2005/07/05 01:17:24 |
新米記者 ソフィーは、資産家 ジェーンの身体を拾った服でしっかり包み込むと、思わず嬉し涙を零した。
2005/07/05 01:18:21
| 冒険家 ナサニエル [やはり、声が聞こえたのは気のせいではなかった、少女が恐る恐るだが俺たちに声をかけてきた。]
お嬢さん、残念ながら俺達はこの島の住民じゃないんだ、恐らく君もだろうがdanse de lune号から遭難しちまったんだよ。 |
(191)2005/07/05 01:18:41 |
| 双子 ウェンディ どうやら島の人ではないようです。 ディの莫迦…
でもこの方達は何者? ひょっとして、ディと同じようにこの島に来たのかな。 とするとdanse de lune号に乗っていた人達…? |
2005/07/05 01:18:50 |
| 新米記者 ソフィー ここにいるのなら、これ以上身体を冷やしては命取りになってしまうわ…
[ソフィーはそう考えて、使えるものがないかと辺りを見回した。 ボートの中には、かつての乗客だったものの残した衣服が幾枚か残っている。
それらを拾い集め、未だ気を失っている二人の身体を包み込むように、 更にしっかりと覆った。] |
(192)2005/07/05 01:19:41 |
| 逃亡者 カミーラ う…
[カミーラは暗闇の中にいた。辺りには光が無く、ただ地面から、ごうんごうんという不気味な音が響き渡っていた。]
寒い…ここはどこ…?
[暗い静寂の中で、カミーラは膝を落としただ震えていた。] |
(193)2005/07/05 01:20:00 |
| 逃亡者 カミーラ [その時、暗闇の中に何かが見えた。 紅い光芒。 その鈍い輝きは蜃気楼のようにゆらゆらと揺れ、カミーラの周りをゆっくりと旋回した。]
な、何…何なの一体?
[やがてその光が2つある事に気付く。 ―――これは眼だ。闇の中に輝く紅い瞳だ。 |
(194)2005/07/05 01:20:18 |
| 逃亡者 カミーラ やがて、その双眸の下に血に紅く染まった口が開かれた。紅い血を滴らせた鋭利な牙が露わになる。彼女の脳裏を昨日メイから聞いた言葉がよぎった。]
人狼…!
[刹那、2つの紅い光芒が光の筋を描いてカミーラに襲い掛かった。 凶暴な牙が彼女の四肢を、まるで人形のように他愛無く引き裂いて行く…] |
(195)2005/07/05 01:20:35 |
| 逃亡者 カミーラ 〜〜〜〜!!
[カミーラは声にならない叫びを上げ覚醒した。 嵐は過ぎ、天空には星々が煌々と煌いていた]
あ…夢…? |
(196)2005/07/05 01:20:51 |
| 逃亡者 カミーラ [ぐっしょりと汗を掻いている自分に気付き、袖口で額の汗を拭う。]
あたし…助かったの?
[辺りを見ると、恰幅の良さそうな女性が横で眠っていた。カミーラはよろめきながら身を起こすと砂浜に向かってゆっくりと歩き出したが、すぐに力尽き砂浜に*倒れこんだ* |
(197)2005/07/05 01:21:05 |
| 新米記者 ソフィー …あ…… カミーラさんもいらっしゃったのですね(汗)
書いておかなくては… |
2005/07/05 01:22:06 |
学生 ラッセルは、双子 ウェンディをじっと見つめた。
2005/07/05 01:23:05
学生 ラッセルは、双子 ウェンディの相手はナサニエルに任せているようだ。
2005/07/05 01:23:37
| 冒険家 ナサニエル これでなんだかんだで生存者は4人か…
お嬢さんには見覚えが無いが、黒髪の男には見覚えがあるな…、確か初めてラッセルに会った時、奴もその場にいたはずだ。 |
2005/07/05 01:23:41 |
| 双子 ウェンディ [恥ずかしさのあまり顔を伏せていたが、温かみを感じる声とdanse de lune号という名に顔をあげた]
…………! 私もその船に乗っていたんです…
[糸が切れるように感情が溢れ出し、思わず声を掛けてきた男にしがみつくと大声でしゃくりあげた] |
(198)2005/07/05 01:24:20 |
| 新米記者 ソフィー [ソフィーは、夫人の側から立ち上がった人影に驚いた]
…だ、誰っ…?
[しかしその人影は砂浜に数歩踏み出したところで倒れれ込んでしまった―― …恐らく気を失ったのだろう] |
(199)2005/07/05 01:24:47 |
新米記者 ソフィーは、逃亡者 カミーラに走り寄り、倒れこんだ身体を抱き上げて軽く揺すった。
2005/07/05 01:25:25
| 医師 ヴィンセント ど、どうやら裸一貫ながらも救われた命は少なからずあるようだね…
[か細い声でヴィンセントは呟いた] |
(200)2005/07/05 01:25:44 |
新米記者 ソフィーは、逃亡者 カミーラの服が、danse de lune号のクルーの服であることに気がついた。
2005/07/05 01:26:44
| 新米記者 ソフィー …これは… もうお一方いらっしゃったのですね…
しっかり、しっかりなさってください!! |
(201)2005/07/05 01:27:36 |
見習いメイド ネリーは、ボートの方を振り向いた。
2005/07/05 01:28:54
| 流れ者 ギルバート [ギルバートは、焦りの余り方角も考えず歩いた。すると…]
―――おっ、あれは洞窟か?
まぁちょっと中に入ってみるか。 おっ、水が湧いてるな。これはいい。
落ち着ける場所も見つかったし服でも乾かすか。 そういえばメイがマッチ持ってたな…。
[燃えそうな木を集めて火を熾した。] |
(202)2005/07/05 01:29:07 |