学生 ラッセル 【波打ち際にて】 [生存者が漂流していないか確認しに来たラッセルは、目的とは逆にうち捨てられた何人かの水死体を発見する。黒髪の男性だったモノが1つ、船員とおもわれるモノが2つ、ブロンドの上流階級と思しき女性であったモノが1つ、そして紫色の髪をした少女であったモノが1つ。 彼らが生きていないことを確かめると、その所持品を調べにかかる。しかし役に立ちそうなものは1つも無かった。] 使えんな。 ではこの粗大ゴミをどうするか・・・放置しておいても邪魔なだけだしな。腐ってでもきたら目もあてられん。 [ラッセルは死体を足蹴にして砂浜の奥に転がすと、それらを太陽のもと乾かした。彼はその場からいったん立ち去り、しばらくして大量の木の葉や枝、そして火を手にして戻ってきた。無造作に並んだ5つのモノの上にそれらをばら撒いて火をつけた。徐々に、やがて激しく火の手があがる。さらに燃料を足しながらその炎を眺めていると、人間の、肌や肉の焼け焦げる臭いがしてきた。] これで問題ないな。朝から無駄な作業をさせられたものだ・・・。 [そう洩らすと、ラッセルは森の中の*水場へと向かっていった*] | |
(358)2005/07/05 12:37:26 |
学生 メイ [忘れもしないあの男――助けてくれたと思いきや、海へ突き落とした――名はラッセル。メイはラッセルに気がつかなかったように視線を逸らした。しかし、この生活を楽しもうとしているギルバートは笑いながら彼に声をかけた。メイは2人から離れた場所でその様子を伺っていた。] ――紫の髪をした少女の死体 [メイは不敵な笑みを浮かべながらラッセルの放った言葉に、彼の許へ歩み寄る。そしてその言葉の意味を知ったメイは彼に対して怒りを露にし、ラッセルの頬を平手打ちした。ラッセルは何事もなかったかのように、ギルバートに話し掛ける。メイは居た堪れなくなり、2人の前から姿を消した。] | |
(371)2005/07/05 20:22:50 |
流れ者 ギルバート 。oO(ふーん…あの洋上でちらっと見かけた若いのか。 紫の髪をした少女…セシリアのことかな。 他にも言い方があるだろうに…とは思うが。 ま、プライドも高そうな御仁だ。 言ってやる義理もないし、俺の言葉に耳を傾けるとも思えんな。 最低限度の事を伝えるだけにするかね。 [などとギルバートは勝手な事を思いつつ、ラッセルに次の事を伝えた。] あっちに洞窟があって雨露くらいなら凌げるし、少しだが水も湧いている。 既に何人か集まっている。 あんたは他にこの島で会ったか? もし会ったのならそっちの連中にも来るように伝えてやってくれ。 [それだけ言うとギルバートは速やかにその場を離れた。] | |
(375)2005/07/05 20:40:40 |