流れ者 ギルバート 〔さやさやと流れる竹やぶの風に 斬鳩は目を閉じた。 時間だけがただ流れ それはやがて瞑想へと変わる。 彼は、自らを押さえ込もうとする鬼に小さく歯噛みをし 鬼に憑かれてしまった陰陽師と 復讐に心囚われてしまった少女のことを想う。 止めることは愚か、このまま自らの心は阻まれ 自我は亡くなり 思い出さねばならない事さえ失う。 彼はその事に大きく舌打ちをし ただ時が過ぎることだけを待った。 少女のために復讐に手を貸す気も、鬼に従い快楽に生きる気も斬鳩にはない。 ただ 彼は「なさなければならない筈の事」を思い出したいだけなのだ。 それが、鬼を倒すべく自らの身に刃を通すという方法を拒ませる唯一の理由 それだけが 他の命よりも自分の命を尊び、記憶を失い何も持たずに10年という時を生きた男の全てであった〕 | |
2005/06/20 21:55:43 |
異国人 マンジロー [険しい表情を緩め、片李と音麗に微笑んだ] 姫、お小さい身体に無理をかけましたな。巫女殿も、概ね事情は承知致した。かたじけない。 [一同に向き直り大きめの声で話し出した] では皆には私の話を聞いてもらおう。 大まかな事情は吾馬殷殿によって高札が立てられたゆえ、それ見た者は存じておろう。 高札の通り、都にてこの里でのただならぬ怪異を察知し、私は帝の御勅命を受け、その怪異を滅するためここへ参った。 そして、現在私の部下によってこの里一帯を囲んである。 理由はただ一つ、鬼と思しき者を村の外へ逃がさぬためだ。 ゆえに今後鬼を滅するまで、里の外へ出ることを禁ずる。 不便を強いる事になるが、命に代えても守ってもらいたい。 …これはすべて、帝の御意思である。 | |
(219)2005/06/20 22:07:45 |
異国人 マンジロー タイミングが難しいなー 漢字が多いからタイプに時間がかかる… | |
2005/06/20 22:09:58 |
冒険家 ナサニエル うーん。弦琉丸が飲んだくれっぽくないなぁ。 頭ぐりぐりしたい。 口調に違和感あるんも笑えてえぇなぁ。 って、人のこと言えへんね。 | |
2005/06/20 22:40:16 |
見習いメイド ネリー (念念念) 何をしているのです!そこでぎゅっと抱きしめなさい、斬鳩殿! もーーー!! …はっ、いけない、私とした事が…! | |
2005/06/20 22:54:59 |
お嬢様 ヘンリエッタ 人を・・・罪亡き人を呪う・・・。 呪ったのが鬼であればよいけれど・・・。 それでも、親しくした方を呪うなど・・・わたくしには・・・。 | |
2005/06/20 22:56:58 |
書生 ハーヴェイ 私の名が陰陽寮に知られたか…気をつけなくてはな。宮が表向きに陰陽寮に任せられない仕事を私に依頼していることを知られれば…不穏な動きも起こりかねん。 | |
2005/06/20 23:01:01 |
異国人 マンジロー 紗都が告鬼COか。何故今日なのだ。いささか信じがたいな。 加えて九韻示も退鬼COしてた気がする… 神子はいつ出れば良かろうな…伽羅よ、如何致そうな… | |
2005/06/20 23:03:49 |
学生 メイ そういえば、今日調べ物をしていて、「朱の巻物」という呪具についての記載があったんだけど…(>>148) 音麗が知っていることがあったら教えて欲しいな。 | |
(284)2005/06/20 23:05:17 |
異国人 マンジロー 喉枯れしそうな頃合の名乗り出という時点で余り信用は置けぬ感があるのだがな…双方同等に疑わしいよ。 | |
2005/06/20 23:36:07 |
お嬢様 ヘンリエッタ わたくしは・・・いつ名乗りを上げれば・・・。 いつまで襲われずに生きていられるでしょう。 呪われることもなく・・・。 紗都さまか音麗さま・・・退鬼の方がどちらかを守られるのでしたら わたくしがそれを揺らがせるわけにまいりません。 鬼を見つけるまでは・・・隠れていることにしましょう。 | |
2005/06/20 23:47:37 |
吟遊詩人 コーネリアス …微笑んだが、かぶった…(笑) 日本語変になってますね | |
2005/06/20 23:48:31 |
見習いメイド ネリー 胸が痛うございます。 おばあさま、宮司様…音麗は、何故この力を受け継いだのですか…? 音麗は、ずっとひとりなのですか…? | |
2005/06/20 23:58:59 |
流れ者 ギルバート 〔斬鳩は明かり点る部屋で一人 巻物を前にしている 目は虚。心は無に侵されていくが その表情に変化は無い 彼はその巻物に目を通すことなく おそらく ここに自分の求める記憶はないであろうことを悟った。 読むべきか否か 鬼に心を奪われつつあるなかで 探しているわけでない自分をしることに何の意味があるのか。 しかし、それこそが自分の思い出したいことにつながるのではないか。 彼は葛藤し その巻物を 再び懐にしまいこんだ 鬼にくれてやる心に 自らを刻むのはあまりにも切ない。 ならば やらねばならないはずの事だけを思い出し 実行することに全てを注ごう。 彼は目を閉じ 何年もにわたり胸に残る 意味のわからない罪悪感をぬぐう為の方法を思い出そうと 意識を 澄ませていった…〕 | |
2005/06/21 00:09:22 |
吟遊詩人 コーネリアス [清暗の言葉>>355を耳にし、ふと鈴也は視線を彷徨わせた] 清暗殿、そなたも人の業をつぶさに眺めて来た身であろう… それは私とて同じだが、洛内よりこちらに居を移し、 人との交わりを絶ったこの身に、そなたを甘いとは…申せぬだろうよ。 [そう呟く鈴也は、ふ、と唇に自嘲的な笑みを昇らせた] | |
(365)2005/06/21 00:19:38 |
見習いメイド ネリー …伽羅様を見極めるつもりで気を同調させていたのですが…これはどう判断するべきなのでしょうね。 | |
2005/06/21 00:24:54 |
見習いメイド ネリー …泣いてはなりませぬ。 弱さを見せてはなりませぬ…。 | |
2005/06/21 00:37:57 |
吟遊詩人 コーネリアス [鈴也は巻物を手にしたまま、顔を上げ唇を開いた] …告鬼の魂魄の定まりし者は一人しかおらぬ。 紗都殿がそうであるのか、また、音麗殿がそうであるのか… ここまでの様子では私にも真贋は解らぬ。 どちらかが鬼であるのか…あるいは鬼隻であるのかと云うことは、これからの両人の綴る言の葉と、行い次第。 それは、ここに会した皆にも同様のこと。 しかしここで私は一つ音麗殿に問いたい。 紗都殿が告鬼であると名乗り出た後、 何ゆえにそなたも名乗り出たのであろうか。 告鬼の見極めは夜明けが過ぎねば解らぬ。 偽者であれ、真に告鬼の魂魄の宿りし者であれ、 先に申したように、鬼にとっても両人の真贋はつくまい。 鬼の魂魄もその依代(よりしろ)に落ち着かず、皆の揃っている今宵であれば、少なくとも紗都殿の身は護られよう。 人にとって大切であるというのであれば…音麗殿は何故に今宵のうちに名乗りを上げられたのか… それが私にはどうしても解せぬ。 そなたの喉に余裕があるのなら、答えてはくれまいか。 | |
(376)2005/06/21 00:38:40 |
吟遊詩人 コーネリアス …照洞さん、渋いですね…… 良いキャラクターをしていらっしゃる… | |
2005/06/21 00:42:50 |
吟遊詩人 コーネリアス …今日は襲撃はないのですよね? ならば確実に告鬼の両人も生存することができる… 勿論退鬼も… …ええと…私の頭が回っていないのでしょうか?(涙) | |
2005/06/21 00:52:56 |
見習いメイド ネリー …鈴也殿を疑っている私がいる…。 あんなに、世話になっているのに…私は…。 な、泣くな!泣くでない! | |
2005/06/21 00:56:46 |
見習いメイド ネリー そしてねもいです…どうしましょうか。 うとうとしております…。 | |
2005/06/21 00:59:14 |
吟遊詩人 コーネリアス [思い出したように万次郎の言葉>>375に頷き、鈴也は思索を巡らせた] …ふむ、そのようだな。 私の時は既にこの手を離れておる。 丑三つまで僅か…そろそろ私は庵に戻らねばならぬ。 今いちど申すが… ここにおる誰ぞ、今宵の時を預かってはくれまいか? [鈴也は一同を見回し、再び尋ねた] | |
(397)2005/06/21 01:14:59 |