人狼審問

私が来たことで開始してしまったので、設定関係だけ、書かせてね。

ヒューバート・・・（ぽん）
キャロルのパトロンかｗ

【設定】
村に数ヶ月に１度やってくる商人。扱っているものは、美術品に限らず幅広い。

【関係】（>>0:218の区分採用）
村にずっと住んでいる人とは顔なじみ。

キャロル･･･酒場の華と思っている。過去にいい仲だったとの噂あり。現在でもお金を渡しているとの噂。

ソフィー･･･以前、取り扱いの商品についてクレームを言ってきた記者。なんとなく苦手な存在として認識している。

クインジー･･･盗賊稼業で手に入れたものを捌く仕事をやっていたことがある。ということで、顔見知り。裏の一面が出る相手。

ええと・・・
【今日の21時くらいまではプロローグの延長って事で】
皆の準備が出来しだい始めていいんじゃないかしら

【口調】
知っている相手の名前は呼び捨て。ソフィーのみ「さん」付け。
クインジー以外とはプロローグ参加時の口調で。
クインジーとは、
「おい、例のブツ、高く売れたぜ。その資金はまた例の金庫に入れておくからな。ただし、今度は遠くまで行ってきたんだ。4:6にしてくれ。これ以上は譲れん。」
みたいな感じで。

まだ足りないところがあったら追加するけど、とりあえずはこれでいいかな？

―――みんなが来るまで酒場の酒を煽っていることにした。グビグビ･･･。かなりおいしそうだ。―――

私だけさんづけなの？
ふふふ・・・私何かしたかしら？

おっと、役者が揃ったのか。一度楽屋に引っ込んで打ち合わせに入るとするか。

あ♪
役者が揃ったわ〜
開幕までもう少しね。
みんなが揃うと開幕ね
設定はもう少し確認しないといけないわね

【関係】
→ヒュー；キャロルの過去の男だかなんだか知らねえがいけすかねえ。

【関係】
ヒューバート→
叩けば埃が沢山でそうな人。ま、ヒゲに悪い人はいないでしょう

４８時間更新なので間にあるリア夜をどう表現するかよね・・・シエスタだっけ？お昼寝の習慣にする？
それとも、用事で舞台を離れる？劇の時間進行とリアの兼ね合いも、考えようね

【関係】
ヒューバート　たまに来るお得意様、ソフィーが来るまでは都会の話を待ち焦がれていた

うーん。お仕事タイムって事で？
1日目＝朝からお昼間
2日目＝夜
てな感じかな？夜中はお掃除中という事で

設定が酒場なので、夜が長い方が良い気がするぜ。
ま、単に俺が飲みたいだけってのはあるが。

てか夕方どこ消えたのかしらね（笑
1日目が夜明けから夕方まで
2日目が夜
って事でいいんじゃないかな？
昼間っからいるのは仕事どころじゃないのよ皆

【設定】
のにをフレディにぃさんと家族経営。のには昼は喫茶店でB&B程度の宿泊施設。
村から出たことがなく都会に憧れている。
兄にひねり殺されない恋人を募集中
【システム】
人狼は店に来る人たちの噂話で知っている程度。
恋占いをしてもらいに占い師の所に出入りしているので、占い師を知っている

お、始まりましたね。よろしくお願いします。
といってもちょっと用事で、２１時には居られ無そうなんです、ごめんなさい。

【関係】
ヒューバート：時折見かける商人、来れば酒を勧める事もある。
今度来た時は何か女性ものの装飾品を買いたいと思っていた。

あら、始まってたのね。

残りはヒューバートさんね。
設定もあわせて投下〜

【システム】
大地に根付く存在、精霊や妖精などは居るかもと思っている。
仕入先などから、近辺の村が怪しげなものに襲われた…くらいの噂を耳にした事がある。
でも実際に見てみないと信じられないな、と思っている。

間の夜について、
この村での人狼は２日に一回人を襲う、とか。

おっとローズ。占い師が「誰か知っている」訳じゃねえよな。その辺もう少し詳しく書いた方が良いんじゃねえか？

それにしても、グレンがマスターにひねり殺されねえ事を祈るぜ。ローズの事となると見境がねえからな。

>>17

鳩(T_T)
開幕までには間に合う予定
各設定了解です

すいませんがちょっと離れます。
開幕には多分間に合わないと思います。
おそらく２３時前後になるかと。

時々鳩で覗きます、すいませんが失礼します。

参加時間帯でも書いておこうかな
【夕方から夜】が出没時間
夜中はいない事が多いと思う。

おや。
ウェンディ、ヒューバートが来てるのか。
設定その他はヒューバートは客の一人としてでＯＫなのかな？この村に来る前のクインジーを知ってるって感じでもいいですか？ｗ

ウェンディは･･･妖精？…高く売れそうだが、キャロルの持ち物じゃ仕方ない。って感じでｗ

>>21
恋占いをしてもらいに占い師の所に出入りしているので、占い師を知っている　を
【恋占いをしてもらいに占い師の所に出入りしているので、占い師という職業があることを知っている】
に変更ね。これなら問題ないかしら？

ウェンディは、妖精でみんなが知ってるって事？
それとも伸縮自在で子供のフリしてるのかな？
どちらにしても、私は妹分みたいに思ってるって事でお願いね

【設定】
体長は10cm、もしくは130cm（妖精⇔人間の変換。このどちらかで間はなし）
森の中で傷つき瀕死だったところをキャロルに助けられる。

妖精の存在は信じられているが、実際に人前に現すことはほとんどない。

よって、普段は人間の子どものフリをしている。
そのため、キャロル以外にはまだ妖精とばれていない。
（と、本人は思ってる。ばれてるかどうかは任せます。全員にばれてるはやだかも（苦笑））

【関係】
キャロル
　┗命の恩人。当然大好き。
ハーヴェイ
　┗キャロルを意識しているのに気づいている。ちょっと嫌い。
ローズ
　┗でも女性の色恋沙汰は大好き。かげながら応援中。お姉ちゃんのような存在。
フレディ
　┗ローズをもうちょっと自由にさせてあげたらいいのに。でもお酒くれるから好き。
ソフィー
　┗都会の面白い話を知ってる人だから大好き。
ユージーン
　┗実はあまり話したことないから今後に期待中
クインジー
　┗私を面白半分で捕まえてみようと思った人を追い払ってくれる良い人。大好き。
グレン
　┗土の匂いがするから安心する人。たまに帽子の上でうたたねを。
ヒューバート
　┗妖精だろうが子どもだろうが「れでぃ」だから宝石大好き！

あ〜、クインジーさん欄修正忘れた・・・

クインジー（ばれてる設定でいいのかな？）
　┗なぜか知らないけどジロジロみる人。頼りになるけどちょっと怖い。

ウェンディに対しては、「酒場でガキがチョロチョロしてるのが目障りではあるが、キャロルが気に入っている様なので多めに見ている。妖精だとは思っていないが、妖精自体は以前あった事があるので存在は信じている」というところで良いですかね。

>>32
はい、お願いします。

ぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜

開幕直後はいられないかも・・・
少々席をはずします。


お化粧直しお化粧直し！！

【関係】
グレン
　にぃさんの友人、お店の常連でもあり、食材の仕入先でもある。嫌われていると思っている
ハーベィ
　お店の常連。キャロルに気があるのを知っていて応援している。ツケを早く払わせたい
フレディ
　兄。過保護の兄を煩く思っているが実はブラコン。何かあると兄を頼る
ウェンディ
　夜酒場に子供がいるのはイメージ的にまずいと思っているが、妹分的な存在なので叱れないでいる。妖精とは気が付いておらず不思議な子と思っている
ソフィー
　憧れの都会から来た話題が豊富なお客。
キャロル
　何でも相談している友達。外の世界を話してもらっている
クインジー
　訳ありで酒場の用心棒をしていると思っている。兄にひねり殺されないだろうと考えている
ヒューバート
　たまに来るお得意様で、いろいろと買っている
ユージーン
　お店の常連。健康状態が悪そうなので内緒で一皿サービスしている

グレン→店の客、ローズへの思いは知ってる
ハーヴェイ→店の客、後ろに有る陰に惹かれてるのかも？
フレディ→雇い主、兄貴っぽく頼りにしてる
ローズマリー→友達、お互いの悩みを話したり色々
ウェンディ→可愛い妹ｗ、実体は知っているが気にしていない
ソフィー→都会の女性、昔居た町に関係あるの…かも？
クインジー→店の用心棒、酔客に絡まれた時には頼りにしてます
ヒューバート→どうやら、過去に何かあったのかも？（この辺のRPはちょっと懲りたいかも）
ユージーン→無口な客、存在を気にしつつも偶に話しかける程度

これの投下がやっとかもTT
開幕直後は居られるようにするわ

後、コミットアンカーは「グレン」で大丈夫？
次回更新日時をメモに貼ってくれると助かります。

鳩から。
コミットアンカー了解しました。
更新時間は１０日２３時でよろしいですか？

４８時間なんでOKだと思います＜１０日２３時
鳩で不便なら、今だけそれメモにあたいが上げましょうか？

ありがとうございます。
すいませんがキャロルさん、お願いします。

――鏡の前で衣装を直しながら――
間もなく開幕か。23時更新なら、23時開幕でも良い気はするんだが、まぁ、21時でもそんなに問題はねえぜ。

始まりましたね。舞台が成功するようにがんばりましょう。
【設定】
自警団の一員で墓守担当。自警団の中では下っ端。
影が薄いので団長にいまだに名前を覚えられていない。同僚との繋がりも薄い。
寂しがりなのでにぎやかな酒場「のに」に居るのが好き。
静かな墓場も割りと好き。
出世しようとは思っていない、が今の給金では正直生活が厳しい。
【知識】
自警団内の情報には詳しくない。
団長がいつも言っているので能力者が存在することは知ってる。
埋葬作業もこなすので人狼の死体を見たことがある。

もうすぐ開幕ね
とりあえずアーヴァインの台詞をコピペで出して開幕としましょうか？

そうだな。何人も同じ事を言っても見苦しいし、ローズがやってくれるなら、それを開幕とするのがいいんじゃねえか？

店の一番奥の席はクインジー専用に開けてもらってる事にしてもらいたいな。
仕事の商談兼俺の指定席。
用心棒は揉め事の時に奥からひっそりと、ってのが格好良いし。

いいわよ。
ただ、２１時開幕でいいの？
３名しか居ないんじゃない？私は２２時でもいいと思うけど・・・
開幕は賑やかに＾＾

ローズの兄貴が来てないのも気になるしな…。
俺ももう少し待った方が良いんじゃないかと心配。

ところで２１時って時間はどこからでたの？？

>>48
いや何となく
23時だと私がいないから（ぁ

それなら、もう少し待ってもいいわよね？
ソフィーはどれくらいまで居られる？

21時ってのは、ブン屋の姉ちゃんが言ってた事だな。
ゆったり進むんだし、開幕は21時でかまわない気はするんだが。

>>50
今日はそんなにいられないわね。
ま、48時間だから皆と時間が合わなくても大丈夫だと思うけど

――楽屋からけたたましい声が聞こえる――

あたいのベールどこ？ウェンの代わりの肩に乗ってる妖精人形がどこに有るか解らない（涙）

メモで話し合いは出来るしね

半分居れば良いんじゃないかぁ→↑？
始めても。

システムは人狼の人数は手紙
役職は、お任せでいいかしら？

自警団長 アーヴァイン
　あー、諸君、聞いてくれ。もう噂になっているようだが、まずいことになった。
　この間の旅人が殺された件、やはり人狼の仕業のようだ。

　当日、現場に出入り出来たのは今ここにいる者で全部だ。
　とにかく十分に注意してくれ。

じ　ん　ろ　う？
アーヴァイン待ってよ、何それ？
旅人が殺されたって……聞いてないわよそんな話

――アーヴァインを訝しげに眺めながら――
人狼？　エリオットの集団失踪・・・・歴史に名高いミスカトニック・バレイの大虐殺・・・あるいはアーカム幼女連続殺人も俺は人狼が一枚噛んでると思っているが、どれもそこそこ大きな村か町、人が多く集まるところで起こった事件だぜ。こんな辺鄙な村に人狼が出るとは思えないがね。

え？人狼って酔ったお客の噂話じゃないの？

―――心なしかソフィーのコップが震えている―――
じん・・・ろ・・・う・・？
まさか・・・
だって人狼はたい・・いえ噂のはずよ
あり得ない。あり得ないわ。何かの間違いでしょうアーヴァインさん？！

団長・・。
こないだの仏さんのことか。
確かにアレはひどかったな、異常な殺され方だった。

慣れてる俺もアレでしばらく砂糖水しか喉を通らなくなったからな。

旅人の事件は小耳に挟んでたが、あれが人狼の仕業？
ユージーン、てめえも自警団員なら何か聞いてないのかよ？

おいおい、アーヴァイン…
冗談は止めて欲しいぜ…自警団で処理出来んのか？

――ハーヴェイをまじまじと見て――

前々から物知りだとは思ってたけど…
ねぇ、あたいがジプシーのおばあちゃんに聞いた
あの物語の人狼の事かしら？
人の姿に化けて、夜な夜な人を食うって言う…

―――ソフィーは自分に言い聞かせている―――
いない・・・いない・・・人狼は存在しない・・

アーヴァインさん・・・？
他の村人達はどこへ行ったのかしら・・・。
他にも人はいたはずなのに

―――カウンターの中で小刻みに震えながら―――

ここに居る十名が疑われているの？現場に出入りできた者って・・・

ちょ・・・ちょっと待ってよアーヴァイン
それだけ？
他に説明は無いの？

――出ていくアーヴァインにすがりつくが振り払われる――

当日、現場に出入り出来たのは今ここにいる者で全部、か。要するに俺たちを疑ってるって事か。
――いまいましく舌打ちした――

―――きょろきょろと周りを見渡しながら―――

・・・あれ？おかしいな。昨日はもっと人がいたはず・・・
！
まさか！

――慌てて宿屋へ入り他の部屋を確かめる――

・・・・ない。なんにも・・・
逃げ・・・られた・・？

――酒場にいる人々を一度見回してから、団長と対峙して――

団長、アレは確かに異常だったけど人狼だと決め付けるってことは何か理由があるんでしょう？
普通なら熊とか狼とか大型の獣だと考えると思う。

私たち、ここに集められてどうなるの？
疑われてるんでしょ？
ここから出れないのかしら・・・

―――村の入り口まで戻って何かを確かめている―――

・・・・ッ！
閉じられてる・・・逃げ出せないように・・・
私達は生贄？囮？
どちらでもいい・・か
多数が生き延びる為の少数を切り捨てたって訳か・・
はは・・ははは・・・
自警団がいてもいなくても変わりはしないよ姉さん・・

――キャロルの方に向き直って――
人に化ける、ってのは正確じゃねえな、キャロル。人そのものと言って良いぜ。少なくとも外観はな。遺伝的に出てくる病気みたいなもんじゃねえかと俺は思うぜ。攻撃的に人を襲う事が多いんで、昔は戦争に利用された事もあるぜ。ミスカトニック・バレイの大虐殺はそうじゃないと説明できねえ。

―――暗い顔をして「のに」に戻ってきた―――

・・・・皆やられたわ
私達は囮よ
多数が生き延びる為の・・・ね。
人狼が生き残っても良い様に閉じ込められている
もちろんアーヴァインさんも出れないでしょうね
ここから出られる人は・・・いるのかしら？

――ハーヴェイをきょとんとした表情で見て――
そのものって・・・この中に居るって言うこと？
みんな顔見知りよ？知らない人なんて居ない
なのに、この１０人の中にその「人狼」が隠れてるって、アーヴァインはそう言ってるの？

この中に人狼が居るって事？
まさか、嘘よね・・・・

――チッ、と激しく舌打ちしてから――
ブン屋の姉ちゃん、外にゃ誰もいなかったろう。ま、いたところで鍵を閉め切って家に閉じこもってると思うがね。後は俺たちが食い殺された頃に戻ってきて、残った奴を始末してめでたしめでたし、って訳だ。ったく、自警団の奴らもひでえ事を考えやがるな。

―――団長が頑なに口を閉ざしているのであきらめて椅子に腰掛けた―――

隔離････。
俺もここに居る皆も怪しいってことなのか。
団長、どうするつもりなんだ？
一人づつ尋問でもしようってのか？

―――ハーヴェイを見て首を振った―――

村の中には私達とアーヴァインさん以外誰もいないわ
逃げられたのよ
やられたわ・・・

私達が生き延びる為には人狼を倒して
なおかつこの村から脱出しないといけないようね
・・・いやな話
生き延びる為に他人を切り捨てるなんて

（でも・・私も生き残れるなら誰かを犠牲にしたかも・・・）

仕方ないわねぇ・・・
その、人狼とやら、どこに潜んでるのか知らないけど
見つけだす手段ってのがきっと有るはずよ。
病気のような物なら、治す事も可能なんでしょ？

ほんとに誰も居ないの？
ソフィー、みまちがいじゃないの？
ねぇ・・・嘘だと言ってよ・・・

―――床に座り込むローズ―――

クインジー……
あなたなら、人狼を生け捕りに出来る？
ねぇ、出来るなら捕まえて治療しちゃってよ
そうしたら、きっと自営団の人も解ってくれる。

―――ソフィーは少し震えている―――
（人狼は・・・確かに・・・）

情報・・・資料・・・そうだ。資料取ってこなきゃ
一応一通りの事は書いてあったはず
何しに宿屋へ行ったんだろう・・・私

―――ハーヴェイを振り返って言った―――

自警団は住人を強制的に隔離できる程の強い権限を持っていない。
冷静になって考えてみると団長もここに隔離されているんだからな。

この隔離はもっと権力のある場所からの指示だ。

アーヴァインは色々調べてたらしいが、人狼を見分けるなんてのは眉唾だと思うね、俺は。この10人を隔離して調べる、ってのが精一杯の妥協案だったのかも知れねえな。ったく、ユージーンは自警団の方針を聞いてねえのか？

。ｏＯ（ウェンディはどこに行ったのかしら？あの子ならもしかしたら人狼の事をよく知ってるかもしれない、見つけだす手段も知ってる可能性は有るわ
だって、あの子は妖精・・・）

上からの、か。アーヴァインも含めて疑われてるって事か。俺達の手で見つけ出せればそれに越した事はねえんだろうが、そう上手くいかねえだろうな。

――ローズマリーの方を見て――
すまねえが、バーボンを一杯もらえねえか。飲まねえとやってられねえ。正直、訳がわからねえぜ。

―――やれやれと言いたそうな表情でキャロルを見ながら―――

…アーヴァインの言う事が本当なら、俺一人でどうにかなる相手じゃねぇな。
依頼だって言っても断るぜ…生け捕りもなにも、あんなバケモン相手するのは人間じゃ無理だ。

あら？でもいつも腕自慢だって言ってたじゃない
人と寸分変わらないなら、人狼だって倒せるんじゃないの？

誰か……
もっと詳しい情報を持ってないのかしら？
この中に居るかもしれないって
それだけじゃ解らないじゃないっ！
あたい達には、戦う手段も無いの？！

―――腕組みをしてクインジーを覗き込みながら―――

そういえばお前、この前自慢げに話してたよな。人狼と死闘を繰り広げたって･･･。

あら？ヒューも来てたのね……
あんたもここで足止めなのか

――妙に複雑な表情でヒューバートを見つめている――

人に化けて人を襲う、月夜と共に狼に変身する、様々な伝承はあるがな。そっから共通点を紡いでいくと、夜になると狼の姿になる病気という結論になるな。自分の意志で狼の姿になるという伝承が多いこったし、生け捕りはあまりお勧めできねえぜ。

まったくだ。今回ばかりはタイミングが悪かったようだな。
とりあえずはキャロル、お土産だ。この前、ブレスレットを欲しがってたよな。

―――キャロルにブレスレットを手渡した―――

力で人狼に対抗するのは無理だと思う。

病死した人狼（旅人だ。この村の住人ではない。）の埋葬を一度だけ手伝ったことがあるんだ。
かなり体格のいい俺の同僚が子供に見える程、人狼は巨大だった。
キングサイズの棺に入らなかったからな。
仕方がないので布で包んで埋葬した。

―――ソフィーは資料を持って帰ってきた―――

この資料によると昔も人狼が出た村はあったようよ
70年程前の「山奥の村」
40年程前の「川辺の村」
10年程前の「極北の村」
がそうみたい・・・

しかし、今回は本当に面倒なことになってしまったな。
村に入るときにチェックが厳しいと思ってたんだ。それがなぜか訝しむべきだったよ。

―――ヒューバートはうつむいている―――

――ヒューバートを見上げて――
あぁ、アンタも疑われたクチか。人狼症がアンタの都会土産じゃねえ事を祈るぜ。

―――二階から首をふりながら現れる―――

　んー、ずいぶんひどい夢見だった。
　すまんな、ローズ。任せっきりで。

　……どうした、皆、何やら剣呑な雰囲気だが？

ソフィ！！
何か解った？見つけだす方法とかってそう言うの
退治出来るの？
――矢継ぎ早に質問――

―――苦笑しながら―――

まったくだ。人狼なんて伝承の上だけだと思ってたんだがな。なんでアーヴァインはこのことを伝えてくれなかったんだ？
水臭い奴だな。

あぁ、にぃさん！
私たち、大変なことになってるのよ！！

―――フレディに駆け寄るローズマリー―――

―――資料をめくりながら―――

「山奥の村」は人狼が出る前は40人ほど村人がいたらしいわ
生存者は・・・0

「川辺の村」は占いが出来る人がいたらしくて33人中2人が生き残っているわ

「極北の村」は霊が見える人も占いが出来る人もいなかった
58人中生存者は・・・1人よ

―――酒場の隅から唐突に現れる―――

こんばんは！
今日もお店手伝うの！

・・・あれ、みんなどうしたの？

それって絶望ってやつじゃないのか？
･･･なんてこった･･･

この村はある程度まで人が絞れたけど資料に載っている村はそうもいかなかったみたい
どっちが不幸だったのかしら・・・

それと真実を見極められる人と死と通じている人が
村によってはいたらしいわ
この村は・・・どうなのかしら

ねぇソフィー、いま占いって言った？
それなら、心当たりがあるのよ

―――グラスの砂糖水をチビチビ飲みながら、ソフィーの話を聞いていた。
が、絶望的な話に目を瞑った―――

―――ローズの方を向き―――

本当に？この村は占いが出来る人がいるの？

（なら・・・もしかしたら）

――決心したように――
調べる方法なら多分あるわ・・・
昨日ジプシーの占い師に「私の王子様はどこに居るの」って言ったら「お前に必要な物はこれだよ」って「真実の鏡」をもらったのよ・・・
多分これで人狼がわかると思う、知りたい者の真実の姿が写し出されるって事だから。
こんなに綺麗な鏡をくれたのに「すまないね〜すまないね・・・」って何度も謝るから変だなって思ったのよね。

―――口をはさめなさそうなのでみんなの話をおとなしく聞いている―――

（絶望・・・？　いったいどうしたんだろう・・・）

ウェン、どこに行ってたの
大変な事になってるのよ

――ウェンディに事の詳細を説明した――

―――キャロルから詳細を聞き、そして目を見開いた―――

そんな・・・人狼が・・・この村に・・・

（でも・・・本当に占いで分かるのかしら？）

ねえローズ
あなたには悪いけど・・・私占いで人狼が分かるとは思わないわ
占いは所詮吉兆を占う・・・言わば演技担ぎのようなものでしょう？

占い？　ずいぶんと眉唾な話だな。伝承にねえ事はねえが、記述がどれも曖昧じゃねえか？

マスター、ようやく起きたのか。ったくよく寝てられるな、こんな時に。とりあえず、バーボンのお替りをくれねえか？

ローズ、あんた占いが出来るって事？
その鏡で人狼が誰か解るって事なの？

　占い、ねぇ。
　ローズ、辻占の婆様の事言ってるんなら、ありゃ当てにならんぞ。
「今年こそいい嫁さんが来る」と言われ続けて早五年。

　えーと、ソフィーさんだったかな。気のまわしすぎじゃないかね？
　アーヴィの言うその旅人だって、可哀想だが普通の野犬や狼に襲われたのかもしれないだろう？
　人狼なんて話よりは、そっちの方がありそうだと思うがね、俺は。

私も、占いって半分お遊びで、通ってたわ。
でも、昨日のジプシーのおばぁさんは、いつもと違ったわ。この鏡には、真実の姿がうつるのよ。説明されてた時はピンと来なかったけど、真実の姿って人狼って事だと思うの

―――フレディの言葉にはっとする―――

そう……よね
人狼がいるなんて決まったわけじゃないのよね
何にびくついているのかしら私ったら・・・

マスター何か軽めのお酒もらえるかしら？

―――ローズの方を怪訝そうに眺めながら―――

私自身、占いには覚えがあるんだ。以前友が教えてくれたものだがな。彼はもう年老いて耄碌してしまったよ。あれは非常に精神力を食うものらしいな。
そのときは役に立つものだという認識もなかったから放っておいたんだが、今の状況でその占いが役に立つものなら、この知識をすべてみんなのために捧げようと思う。

（違うの、みんな違うの・・・人狼は本当にいる。
　これは、あの時の再来・・・）

―――真っ青になりがら独り言を呟いている―――

友の名前はモーガンといったな･･･。

―――遠い目で昔を思い出している―――

私、今朝自分をうつして見たけど、自分がうつってたわ・・・。
でも、真夜中の日付が変わる一瞬に知りたい者を思うと真実の姿がうつるんですって。
試していないから、おばぁさんに騙されてないって言えないけど・・・

マスター、実際に我々は隔離されているんだ。
団長は冗談は言わない人だし、この状況は冗談ではありえない。

ローズ、君のその鏡で人狼が誰か分かるのかもしれない。
でも、人狼を見つけてどうするんだ？
もし誰かが人狼だったとしら、ソフィーの話では30人も居たにもかかわらず、壊滅させられている。
我々の力じゃとても対処できないだろう。

真実の鏡に人から教わった占い、ね。世の中、こんなに迷信深い奴らが多いとは思わなかったぜ。

大体、ローズ、その話が本当ならさっさと人狼を見つけちまえば良いんじゃねえか？

―――ウェンディは酒場の隅に行き、妖精の姿へ。
　　　そのままキャロルの耳元へ飛んでいった―――

ハーヴェイ、だから日付の変わる一瞬だけなんですってば！私だって、まだ試してないんだから、普段は普通の鏡よ

―――ソフィーのグラスがカタカタと揺れる―――

あなた達は占いが出来るの…？
……ッ
あの時は…あの時はいなかったくせに！
何でよ！何でなのよ！
どちらかでもいれば全員とは言わなくても誰かは助かったかもしれないのに！

もし仮に人狼が見つかったなら、我々の手で息の根を止めねばなるまい。
あくまで人狼は伝承の中では夜の間に姿が変わるもの。夜が明けてしまえば、対処くらいならできるだろうな。

――ヒューバートの方を向き直り――

え？ヒュー、あんたにもそんな力が有るって言うの？
占い師ってそんなに大勢居るものなの？

キャロルおねえちゃん、人狼は本当にいるの。そして多分、この中にも・・・


人狼がその力を発揮できるのは、深夜。
それまでは普通の人と変わらない。
だからそのときなら武器を持てば・・・人狼は殺せるの。

ただ・・・ううん、何でもない。
人狼さえ見つけられれば生き延びられる。

（村人かも知れない可能性を考慮してなんていえない・・・！
　あの二人が占い師なら何とかなるんでしょうけど・・・）

ううん、お前だけっておばぁさんに言われたよ？
この村で真実を見れるのはお前だけだって

――キャロルを見つめて――

―――キャロルのほうを向き直り―――

ローズの鏡が本物なのかどうかは私にはわからない。だが、本当に占いができるというのなら、彼女と協力してでも人狼を駆逐できないものかな･･･。

――手元のグラスのバーボンを一気に呷ってから――
まぁ見分けられるって言うならそれで良い。どっちにしろ、俺達にゃ手がねえんだしな。このまま人狼に襲われるよりは、おとぎ話でも信じる方が幾分かマシだとは思うぜ。

――肩の上のウェンディにうなずいて――
解った・・・あたいも、ジプシーのおばあちゃんにこの話は聞いてたから、でも実際に見るまでは信じたくなかった……
この中に、いるのね？
で、倒すことも可能なのね？
………それがたとえ愛しい人でも、人狼ならこの手で倒すしか無いって事なのね

――っと、淋しそうに笑った――

―――荒い息を整えながら―――

…あなたたちに当たっても過去は戻らない…
でも……私はあなた達を信じられないわ
例え本当に占いが出来ようとも……私は絶対に

　んー？
　ローズ、占いに凝ってたなんて知らなかったな。
　んで、ヒューバートも占い師だって？　昨今美術商ってのも儲からないらしいな。
　今度俺にもやり方教えてくれよ。まぁ、狼がいるってんなら、二人できっちり探し出せばいいんじゃないか？

ソフィ、落ち着いて
人か狼か見分けられる人が二人……

ねぇ、ソフィあなたもしかすると何かのトラウマが有るのかもしれない
でも、お願い教えて、この二人のどっちが本物の占い師なのか、見分ける方法は無いの？

私もこの鏡が本物かどうかは、試さないとわからないわ。でもね、ひとつだけわかった事がある。
ヒューバート、あなた嘘つきね。それとも、病気なのかしら？

……分からないわ
人狼と人間の区別がつかないように2人の真偽もつかないと思う
ただ……

―――ウェンディは酒場の隅へ行き、人間の姿へ―――

ローズおねえちゃん、その手鏡綺麗・・・ちょっと見せてもらっていいかなぁ・・・？

ただ？

　ソフィーさん、落ち着きなよ。

―――ソフィーのグラスに酒を注ぐ―――

　ここはリラックスする場所だ。ゆっくり飲んで、楽にしてくれ。

　人を取って食う化け物だって？　そうだなぁ、明日あたり見回りのアーヴァインが食い殺されたってんなら信じてもいいけどさ。
　何があったか知らないが、ここは大丈夫だよ。
　……どっかの旅人は不運だったけどな。

―――ソフィーは深呼吸をし―――

ただ人狼になると矛盾が生じるらしいの
人狼は先天的なものではなく後天的なものだから…
だからいつも一緒にいる人は分かる…はず
家族とか…かな

いいよ、壊すといけないから、見るだけね＾＾
―――ウェンディが見えるように鏡を傾けた―――

にぃさんが人の恋路を邪魔するから、占いに行ってたよ。昨日行かなければ、こんな鏡託されなかったのに・・・

―――ローズの方を見て―――

嘘つきと言われるのは心外だな。人狼を見つけるのに協力して欲しい、と言ったはずだがな。拒否されたと受け取っていいのかな？
１人よりも２人のほうが早く見つけられると思うんだがな。

うーん、ヒューが「狼」だってのは知ってるけど
きっと、意味が違うわね……
見分ける事が出来るのは家族？
それとも、人狼同士は仲間が解る？

―――鏡を覗き込み、魔力があるかどうかチェックした―――


（・・・今の所はただの手鏡ね。　月の光の力を受けて発動するタイプのアーティファクト・・・？
　さすがに私じゃ判別できない・・・）

お姉ちゃん、ありがとう。
本当に綺麗・・・いいなぁ、私もほしい・・・

―――片眉をぴくりと上げた―――

　恋路？
　ローズマリー、その辺ちょっと詳しく聞かせてもらおうか。相手とか。思い人とか。気になる人とか。

―――ヒューバートをまっすぐ見て―――

だって、占える者は一人って言われたわ。真実を見ないなら、邪魔よ
一日に一人しか見れないけど、嘘を言われるよりはいいと思うわ

……私は…人狼じゃないから詳しい事は
人狼は…どうしてなるのかな…

見分けることができるのは家族だけじゃあない。
別に誰でも見分けることができるんだが、１回に見分けられるのは１人だけ、しかも１日あけないと次が見分けられないんだ。

　ローズ、店の中で客を相手に喧嘩はするな。
　引っ掻いていいのは尻を触ろうとした奴だけだ。

　どうしてそんなに信じ込んでいるかはわからないが、お前が「ただ一人の占い師だ」ということは、お前だけの言い分だよな？
　落ち着けよ。……ローズも飲むか？　どうも皆気が立っていけないな。

済まねえがちょっと外の風にあたってくる。
どうせ外には誰もいない上に村は封鎖されてるってんだろ。ちょっと酔っちまった様だ。

――ハーヴェイはふらつく足取りで酒場を後にした――

――ヒューバートにもらった腕輪を見つめて――
これが有れば、あたいにもなんか力が備わるのかしら？
きれいな細工……裏に刻まれたギリシャ文字…読めないけど

人狼は確実に存在する
これは確かよ

でも…私は占いは信じないわ
私なりに人狼を探してみる

　ヒュー、あんたの占いも、このあいだの「ルイ１３世御年１２歳のシャレコウベ」みたいなオチじゃないだろうな。

　……気を悪くしないでくれよ？

（さすがに子どもがこの話についてきたら怪しいよね・・・時間も遅いし、一度寝よう）

―――ウェンディは目をごしごしと擦り、キャロルのほうへ歩いていった―――


お姉ちゃん・・・眠い・・・
先にお姉ちゃんのお部屋に戻っていい・・・？

そうね・・・少し落ち着いてくる
お店お願いね、にぃさん

>>160
もし生きてたら、一段落した後で占いを教えてやるよ。
確実に次に引き継いでいったほうがいいものみたいだからな。

ん？
――ウェンにささやく――
あたいの髪の中に潜んでなさい、そうすればお話を聞いておけるわ

そうね、ウェンディはもう寝なさい、ベッドは半分あけておいてね

うん・・・おやすみなさい・・・

―――ウェンディはみんなから見えない所まで歩くと、妖精の姿に戻り、キャロルの髪の毛へ潜り込んだ―――

　どうしたい、グレン？
　畑でもあらされてたかい？

――珍しく足音を荒げてテーブルの間を抜け、いつもの席に座り込む――

何なんだ一体？！
人狼？人を喰らう？おとぎばなしか何かか？
アーヴァインの奴まで巻き込んで、自警団は何を考えてる？

（久しぶりの酒で酔ったらしい･･･。
視界がふらつくし、人の数が減っている様に見えるし。）
―――ユージーンは長机に突っ伏した―――

ヒュー、あんたって本当にいかさま師なのか頼りになる奴なのか解らない人ね

――と、ヒューバートにもたれかかって持ってるグラスを取って飲み始めた――

そろそろ帰るわ…
今日は疲れた……
また…明日…

―――そういい残し「のに」を出ていった―――

　ごきげんよう、お嬢さん。
　何かずいぶん辛いことがあったらしいが、せめてよい夢を。

風呂入ってゆっくりしてたら、いきなり自警団の奴らが家に来てよ。
「お前たちの中に人狼が居る。
『のに』に皆を集合させているからお前も来い」
ってんで、いきなり連れ出されたってわけだ。

自警団の奴ら、口元を布で覆って、松明まで煌々と焚いて。
俺らは伝染病患者か何かか？
奴らは俺をここまで連れてくると、振り返りもしないで走って行ったよ。

本当にいかさまで構わないのなら、どんなに気が楽なことか･･･。
嘘をついても仕方のないことでは嘘はつかないよ。

　穏やかじゃないな。
　まぁ、一杯飲めよ。奢りにしとくよ。

ちっ…。
酒飲んでる間に勝手に話はややこしくなってるな…。
眉唾モンの鏡に眉唾モンの占いねぇ…正直どっちも信用にならねぇな…。

俺は狼がいない事を願うしか無いと思うがな…。

ヒュー、嘘は嫌よ？
あたいに嘘はつかないでよ？
嘘を吐いても、いずれ解っちゃうんだから

――若干酔っている――

何だか妙な雰囲気だな、何があったんだ？
まぁ、遠慮なく一杯もらうよ。
――フレディからグラスを受け取り、事のあらましを聞いた――

占いで人と人狼とやらを見分けるって？
それで済むなら話が早いんだけどな。

でも、まだ居るなんて決まったわけじゃないだろ？
単なる噂、でまかせかも知れないじゃないか。

―――ゴソッと起き上がった。―――
（酔いが醒めた。）

マスター、塩水をくれ。塩加減はお任せする。

　あるいは、解ったときにはもう遅いか、だな。

　キャロル、その辺にしとけよ？

　塩水って……初めての注文かもな。

　ほいよ。

―――ユージーンにコップを差し出す―――

アーヴァインも「人狼の仕業らしい」って言ってるだけだぜ。
確証は無いんだ、そんな大げさに考える必要は無いと思うぜ。

　どうだろうね、グレン。
　女子供の手前、しらばっくれてはみたけどな。

　実際いるかどうかはともかく、自警団の連中が「いると思ってる」ことのほうが厄介かもしれないな。
　それとも、本当にいるのか。……はてさて。

しかしローズが占いに凝ってたなんてなぁ。

…おうじさま、か…。

――グラスに口を付け、一口含むとテーブルに置いた――

いるかどうかさえ分からん物の話を無闇に続けたって意味はネェ…。
俺はさっさと眠らせてもらうぜ。

フレディ、床をちょいと借りるぜ。

アーヴァインの奴まで、団長まで疑われてるってのか。
人狼とやらが居なかったら、自警団の奴らはどうするつもりなんだろうな。

…まさか、俺たち全員を狼とみなして処理しよう。
なんて事考えてないよな？

　クインジー、あんたもあまり目をつけられる様な事はするなってとこじゃないか？
　言いがかりなんてなんとでもつけられるしな。
　部屋は好きに使ってくれ。

　グレン、俺はちゃんと税金も払ってる善良な村民だよ。
　そんなことにはならないと信じたいね。

――裏口からローズマリーが戻ってきた――

ごめんなさい・・・にぃさん
お客とお店でもめちゃって・・・
私、自分に託された事の責任で、潰れそうなの

そうだ、ヒューバート。あんたに一つ頼みたい物があるんだけど。

――そっとヒューバートの卓へと移り、潜めた声をかける――

―――優しくローズマリーの髪に指を通した―――

　次にやらなきゃいいさ。気にするな。
　お前が何を背負ってるのかは俺には正直よくわからないが、俺はお前の味方だよ。気を楽にな。

　……で、誰が気になって恋占いなんだ？

ありがとう　マスター。
生きるために塩分は必要だ。
―――コップの液体をチビチビ呑んでいる―――

グレン　災難だったな。
しかし、引っかかるよな。
団長へのこの仕打ち。。。
団員の奴らは全員が団長を慕っていたはずだ。
俺はそれ程でもなかったが･･･。

だから、私の王子様はどこに居るのって聞きに行ったのよ、にぃさん・・・・

下手すりゃ、団長が狼って風に考えてるって事だよな、これ。
そうでなけりゃ、誰かが団長を落としいれようとしてるって風に考えちまう。
こうして騒ぎを起こして、アーヴァインの評判を下げようって奴が、さ。
ユージーン、心当たり無いか？
こんな風に、妙な騒ぎを起こしそうな団員に。

なんだい、グレン？
―――声を落として聞きかえした―――

　んあ。
　すまんローズ、どうもさっきまでの頭痛が残ってるらしいな。
　そう言えば聞いたような気が。……鏡の話のほうに気を取られてたんでね。

そういう考え方もあったな。
だから、団長も口を閉ざしてしまっているのかもしれない。

しかし、残念だけど俺には心当たりはないよ、グレン。
組織内では縦横のつながりが薄かったからな。

あー…、あのさ。
あんたの商品の中に、女の子が好きそうな装飾品。
そうだな…髪飾りとかはある？
予算は…これくらいで。
――そっと指を３本立てる――

（む。やはりそう簡単に口車には乗らないか。王子様、ねぇ……。立候補する奴はそれなりの覚悟をしておけよ？）

―――グレンの頼みなら断れないよな、という感じで―――

その予算だったら、貝殻を削ったものと銀のメッキがあるけど、どっちがいい？

―――グレンの目の前に２つを差し出した―――

昨日おばぁさんに鏡を託された時、こんなことだと思わなかったのよ・・・・
もっとよく、聞いて置けばよかったわ。
鏡が真実をうつすのは日付の変わる一瞬だけ、これだと一人しか見えないわ。
あと、狼が２匹混じってるとかなんとか・・・
あの時は、何の事かわからなかったけど、この中に人狼が２匹いるって事よね？
あぁ、人狼なんて噂話だと思ってたのに・・・
明日、アーヴァインが間違いだよって、来ないかしら