人狼審問

　なんでクインジーが？

　一番なさそうなところだと思ったが。
　ユージーン、取り合えず手伝ってくれ。埋葬しないとな、二人とも。

･････！！？
クインジーか･･･？

――ローズマリーは床に崩れ落ちた――

そんなぁ・・・

クインジーが喰われたのか。
埋葬…しないとな。ヒューバートも。

狼は加護を狙ったのか？

―――フレディーの手を借りて2人の遺体を裏庭の棺まで運んだ―――

男手がなくなると大変だな。。。

――ウェンディは変わり果てたクインジーの姿を見て呆然としている――

――大粒の涙をぽろぽろ流しながら――

信じていいって、言ったのに・・・
にぃさんは・・・にぃさんは・・・
人　じゃないの・・・

　……それはつまり、俺が狼だと言いたいのか？

――ローズにそっと手を貸し、椅子に座らせた――

フレディが…狼だって？！

。
マスターが人狼だということか？

――ローズマリーの言葉に絶句している――

――涙をぬぐおうともせず――

信じていいって、言ったじゃない・・・
見てにぃさんを証明したかったのに・・・

　人じゃない、なんてあいまいな言葉はよせ。
　お前は昨日、躊躇うのをやめたんじゃなかったか？

にぃさんは、人狼だった・・・
人狼だったのよ・・・

　もちろん俺は俺自身を信じているからな。　他に答える言葉はないさ。
　お前の口から意外な答えが聞けるとも思ってなかったんだが。

・・・どうにも納得できないの・・・

もしローズお姉ちゃんが占い師でマスターが人狼なら、ローズお姉ちゃん襲うはずなの。

加護覚悟・・・でね。
人狼が3匹紛れてるならともかく、もともと2匹だとしたら、もうそこで終わるから。


それをしない。加護怖さにクインジーさんから襲ったとしたら・・・
どうしてもローズお姉ちゃんが偽者としか思えない。

　つまり、こうか。少なくとも俺とお前は、敵か。

　ヒューバートが本物だった、と。
　ハーヴェイ人狼ではなかった。
　逆にソフィは人狼か。

　心情的には実に納得いかないがね。

ウェンディ・・・信じられないのは私もよ・・・
にぃさんが、狼だなんて・・・
でもね、真実なのよ、信じたくないけどね・・・

――ぐっと唇を噛み、フレディへと向き直る――

フレディ…俺は、ローズを信じている。
だが、あんたが狼だなんて思っても居なかった。

今日クインジーを襲ったのは、加護を恐れての事だろう。
フレディが狼なら、何故ローズを狙わない？


…そして、一番考えたくないのが。
ローズが…教徒だった場合。
これで俺たちと狼の数が揃ったことになる。

ウェンデイ・・・あなたの疑問がそのまま答えになるわ。私は加護の者に守られていた。それなら、私の信用を落とせばいいのよ。
私の信用を落とせば占いは意味をなくすのよ

　ふむ。信じたくない？
　その口で今、「俺を殺す」と言ったに等しいんだが。

　俺はだんだんこの状況を信じていい気がしてきたね。

ウェンディの言うとおりあまりにも不自然だ。


ローズが本物なら人狼は完全に追い詰められている。

ローズが偽者なら村の半分が敵。


状況が極端すぎる。

しかし、ローズが偽者だとしたらどう転んでも我々の負けだろう。
もうマスターを吊るしかないと思う。

決め打ちすべき時かな。これこそ。


――すっとローズから遠ざかる――

ローズお姉ちゃん、ごめんなさい。
狼の行動からお姉ちゃんを信じることができない。

今日はソフィーお姉ちゃん処刑を希望するの。
理由は、狼の可能性を高く見てるから。

ローズは狼を全て見つけたわけだ。
あとは俺たちが何を信じて、誰を信じて進むかだけ。

いっそこうなれば、守護天使に名乗り出てもらうというのはどうだろう。

？
なんで負けになるの？

連続して人狼吊ればいいだけのこと。
片割れはソフィーお姉ちゃんで確定だし。

ローズお姉ちゃんは誰が人狼かわからない状態・・
つまり、人狼が誰を処刑したいかわからない。

だから、まだチャンスはあるはず。

　あまり想定していなかった状況なんで、難しいな。

　ヒューが本物、するとソフィは狼。ローズマリーと、未判定の誰かが狼と狂人、か。

グレン？
その提案の意図が良く分からないのだが･･･。

うん、確かにそれはあるんだよね・・・
信用を落とすためにあえてローズお姉ちゃんを狙わなかったってパターン。

狼の狙いは私の信用を落とすこと。
私より、にぃさんのほうが信用あるものね
でも、私は真実をみんなに伝えてるだけ

もしもローズが教徒だった場合。
俺たちは未鑑定の中から選ばなくてはならない。

一人でも村人と確信できる人を知りたいんだ。
そうすれば選択肢が狭まる。

　そうだな、グレン。
　今日俺を吊ってしまうと、狼が勝つ。情報が増えるなら守護者に名乗り出てもらうのもいいだろう。
　ただ、その場合でも当人の意思で名乗り出ないことを認めるべきだと思うね。

逆にウェンディに聞きたいの、私が偽者で加護の者を食べるメリットってあるの？

ほぼ狼の勝ちとはいえ、GJは嫌だから、まず護られてなさそうな人を食べたんじゃないの？

ローズお姉ちゃんには「マスターは人間だった」って言ってくれるって想定の上でね。

でもそれを踏まえると、ローズお姉ちゃんが偽者だったらここでは誰を占っても「人間だった」っていうのが余計な疑惑ももたれないんだよね。

この考え方になると今度は狼の作戦で、ローズお姉ちゃんは本当の占い師だったっていうのも出てくるの・・・

ソフィー処刑に入った3票。

ヒュー　ウェンディ　？？？　かな。

これはどうとでもでも取れるな。

私が見たのは人狼・・・
人間だったと言うわけはないのは、狼が一番知ってる
だから、信用を落としたの

キャロルが加護の可能性があるのに襲われた事。
私が襲われない事。この二つには意味があると私は思うの。どちらとも取れると思うけど・・・

俺が狂人でローズの立場に居たら

今回は誰を占っても人狼だと言っただろう。

ソフィーを疑っている者も居るんだ、それで村側の票は統一されにくくなった。

――頭を押さえながら――

う〜ん・・・もうちょっと考えるの・・・
今日は・・・一回・・・寝るの・・・


――ローズに向かって「ごめんなさい」と呟き、キャロルの部屋へ戻った――

　やれやれ、昨日のソフィの気分がちょっとわかってきたよ。
　俺の意見としては、今日はソフィ処刑以外は推せないな。
　ローズマリーがどちらか、はまだ判別つかないが。
　もうちょっと思い返してみる。

――フレディを見つめると穏やかに――

私はにぃさん以外誰も殺すつもりはないわ。
真実を見た者の役目として、にぃさんを殺す

みんなの意見を聞きたいけどこれだけは、譲れない

…逃げになるかもしれないがな。
ローズから見て、狼はあと一匹、狂人も居ない。
俺たちに余裕はあるわけだ。

ならば俺は、今日はフレディを吊らない事を提案する。
むしろソフィーを吊り、加護の名乗り出を期待する。
うまくすれば一気に未鑑定が減る。

グレン・・・私がいくら占っても狼はもういないわよ？
なにを判断基準にして吊るの？
私を信じないでソフィーを吊り、次ににぃさん吊るの？

私から見れば、にぃさんを吊るしか終わりは来ないの

不思議ね・・・にぃさんが狼かも知れないと思ってた時は辛かったわ。今は辛くない・・・
何で辛くないんだろう？

――視線を伏せたまま呟く――

俺にはもうわかんないんだよ。
ハーヴェイが狼で、そしてフレディまで狼だって。

だったら…鏡が歪んでるんじゃないかって。
そう思ったほうが気が楽なんだ。

…頼むから俺を喰ってくれよ、人狼。
もう、疑うのは嫌なんだよ。

――うなだれて頭を抱える――

決心が付いたわ。
私はにぃさん以外誰も吊らない
みんなに納得される代案なんか考えない！
ソフィーは人間よ。そしてウェンディ、グレン、ユージーンも人間。
人間が人間を殺してはいけないのよ・・・
信じて欲しい・・・信じて

　思わず俺まで説得されそうないい手だが、それは聞けないな。
　昨日と同じじゃないか？　勝負を焦らせ、決め打ちさせて、今日のこの有様だ。
　今、昨日と同じ選択をすれば、誰も生き残れないぞ。

　俺を信じろ、とは敢えて言うまい。一日伸ばせ。俺にとっては唯一絶対の選択肢だが、ソフィ（とローズマリー）以外の誰にとっても妥協は可能なはずだ。
　その一日で、狼はボロを出すかもしれん。

私は今まで自分の考えは言ってきたつもりよ
思い出して、私の言葉を・・・
疑問に思うことがあれば、訊ねて欲しいの。
私は自分が何を考えていたか説明するわ。私が疑わしいなら、遠巻きに見ていないで、質問して！
私は、すべてに答えるから・・・

――フレディを見つめながら――

妥協案は私は提案できない。
人間だって分かっている者を殺すことは出来ないの。

　もちろんだ。
　俺にとってはソフィ処刑以外にない。これは妥協案じゃない。言ったよな、「唯一絶対」だって。
　ただ、君とソフィ自身以外にとっては、君が本物であった場合でも妥協可能な案でもある、と言っているだけだ。

　あと、自分の手がまだ綺麗であるかのように言うのはよせ。
　君の占いが全部正しかったとしても、昨日死んだヒューバートは人間だったろう。
　同じ穴の狢、この場合は狼か？

　自分で言ってて泣けてくるがね。

――自分の手を見て――

綺麗ねぇ・・・綺麗だったらいいわね。
鏡を託され村人がモルモットとして扱われる一端を担いだ私は、汚れてるのよ。
たとえ汚れていても、狼が分かったのに人を殺させるなんて事は私は認めない。

――ふっと笑みをこぼすと――

にぃさんの言うとうり、私強くなったわね。
でもね、私は、にぃさんと争いたいんじゃないわ。
みんなの疑問に答えるの。
それが今、私がしなければならないこと。

人狼でも、にぃさんが好きよ・・・

お休み、おにぃちゃん・・・

　少なくとも一つは意見があったと言うわけだ。ここで言い争いをしてもしょうがないな。

――酒場に戻り、熟睡しているフレディを見て――

(人狼だって言われたもんね。
疲れて眠っちゃってもしょうがないね…)


――目を閉じて、記憶の汲み取りを開始した――

――妖精の姿になり、蹴とばされたグレンの帽子の上に着地――

(…やっぱり土の香りは心が落ち着くの…)

――指先を光らせ、くるくると回す――

(私がローズお姉ちゃんの立場で狂ったものだとしたら、占い対象には「人間だった！」っていうのよね…

ソフィーお姉ちゃんはまず処刑されないし。この状況)

――指先に集めた光を中空に放つ――

(そうなると確かにローズお姉ちゃんの行動は狂ったものには見えない。

でも人狼の行動がどうにも…


最初に加護の可能性が高いキャロルお姉ちゃんを襲った。
そこまでハーベイお兄ちゃんの判定してもらいたくなかった…？)

――卓に伏せたままふっと目を開け、一言呟いた――
ローズの鏡が歪んでいるとしたら、フレディを狼だと言う利点は何だ？
狼を知っているのは狼だけ、彼女は知らない筈なんだ。
下手すれば本当の狼を引き当ててしまいかねない。

……どうすりゃいいんだよ俺は…。

――帽子の上の気配に気づかない――

何だか頭が暖かいな…。

さて、畑に行かなきゃな。今日も嫌になるほどいい天気だ。

――光を４つ、正三角錐の頂点になるような位置に固定し、それらを光の線で結ぶ――

(ハーベイお兄ちゃん、マスター人狼ならヒューバートおじちゃんは狂ったもの。
今日ソフィーお姉ちゃん処刑してもまだ余裕はあるんだよね)

―――酒場の扉を蹴るように開けて入ってくる―――

………

――グレンが起きたので慌てて天井へ――

(び、びっくりした…)

ごめんなさい…
今日も守れなかった
私が出来る事は守る事だけなのに…

―――グラスを１つ取って―――

……ふう
昨日言えなかった事がある
今日言っても意味がないかもしれないけれど…
私は加護を持つ者

本当は昨日言うべきだと思ったわ
でも…昨日言ってしまえばローズが使える占いは1回切りになってしまうから
死ぬ事は今更…
でも…ローズには生きて欲しかったから
昨日言えなかった…

――慌てた為、消えてしまった三角錐を残念に思いながら――

(もし明日誰かに加護がつけば人数は五人。
そうなるともう一日マスターは残しても大丈夫。
狂ったものはいないしね。

加護がつかなかったらそこで初めて決め打ち――

まだ時間的に余裕がある分焦って勝負を急がなくても良い気がする……)

――ソフィーの言葉を聞いて慌てて人間の姿へ――

……お姉ちゃんが加護……？

昨日言えばヒューバートの偽は確定したかもしれない
でもヒューバートの偽は確定しても
もう1人の人狼が昨日の占いで占えるとは限らなかったから…
だから言えなかった
私の判断は間違っていたかしら…

――目に涙を溜め、ソフィーの前に立つ――

お姉ちゃんが加護なら……なんでキャロルお姉ちゃんは…

なんでキャロルお姉ちゃんは……！？

キャロルが襲われた日
私はローズを守っていた
死後の情報よりも死の前の情報の方が大切だと思ったから

ヒューバートおじちゃんじゃなくてローズお姉ちゃんを守ったのはなんで？

ローズが真占い師だと思ったから
ヒューバートはやる気が見られなかったから

――下を向き、唇をおもいっきり噛む――

じゃあ、お姉ちゃんは今日マスターがクインジーさんを襲ったのはなんでだと思う？

後、キャロルだけしか通ずる者が出なかったのもローズが真だと思った理由ね
通ずる者も2人いた方が真偽が分からないし村は混乱するはず
でも出なかった
何故？
もう1人…1匹見つかっていたから
そう考えたの

…ウェンディ
それじゃあクインジーさんを襲ったのはマスターって決め付けているような言い方よ
私にも人狼の可能性はあるんじゃなかったの？

さあね…狼なりの悪足掻きか、理由かがあったんじゃないかしら

あ、ソフィーお姉ちゃん視点だとそうなるからね。

――そういうとまた考え込み始めた――

まずユージーンさん、そしてグレンお兄ちゃんにも加護かどうか聞いてみたいの。

ああそれと
守る事は出来てないから
信用しろって言っても無理でしょうね
まあ言いたい事は言ったから

――小さく付け加える――

あ、マスターも加護かどうかだね

ちょっと考えてくるの…


――ウェンディはキャロルのいた森へ行った――

　やれやれ、こうなるのを恐れてたんだがね。
　俺が守護者だよ。天使なんて柄じゃないな、ある種の香と罠とで、むしろ虫除けに近い方法で狼を寄せ付けないんだ。

　守っていたのは昨日まで全部ローズマリーだ。不明を恥じるばかりだね。

　グレンが名乗り出るよう言ったとき、俺は「自分の意思で名乗り出ないことを認めるべきだ」って答えたよな？
　俺は名乗り出たくなかったんだ。この状況だと、狼は守護者を騙る余裕があるからな。今日明日どちらでも俺含む人間を吊れば狼が勝つ。二回の処刑で二人の守護者を順に始末、では俺たちは負けてしまう。

　それよりは、ソフィ処刑を説得して明日の襲撃に備えたかった。大分的が絞り込めるからな、上手く守れる可能性もあるだろう。

――お花をキャロルの棺の上におき、酒場へ戻ってきた――

・・・（ぅ〜ん、最悪なパターンがきたね・・・）

マスター、ホットミルクください。

お話しよ？

――ウェンディはフレディの顔の前で手をひらひらさせている――

　キャロルが死んだことについては、俺が責めを負うべきなんだろうな。
　ヒューバートには悪いが、俺もローズが本物だろうと思った。そして、狼にはどちらが本物かわかる以上、キャロルよりは占い師を守るべきだと思った。

　判定が割れ、占い師に守護者が行くと読めばキャロルは襲える。そう狼が判断すると、キャロルの宣言に誰からも文句がつかなかったのも理屈は通るな。
　結構な博打だが、その博打は今最大限の効果を発揮してるね。

　ああ、すまん、考えを纏めていたんでな。
　なんだい？

――ミルクを両手で持ちながら――

ん〜、まずマスターから見てローズお姉ちゃんはどう見えるか？
そして、もう一人の人狼はどこにいると思うか？を。

　ローズマリー人狼の場合、狂人がキャロルに口出ししない理由がない。
　ローズマリー狂人の場合、ハーヴェイに濡れ衣を着せて狼に自分が偽だと知らせ、残った狼がさっき言った様な考えで騙りに出ない可能性はあるな。

　ローズマリーは狂ったんじゃないかと思ってるよ。
　その場合でも、今日占った相手を「人狼だ」と言うのは賭けだがね、ローズ自身が本物らしく（狂人らしくなく）振舞えば、ソフィが処刑されない可能性は上がる。
　最初に人狼判定を出す度胸があるなら、やってくるかもしれないな。

　ローズマリーを除外すると、狼は、ユージーン、グレン、ウェンディの中から一人、とソフィだな。

　昨日、ソフィと口論していたウェンディ、君が怪しいと思わなくもない。ソフィが君の処刑を主張したのは突飛な感じがしたしな。
　ユージーンは、微妙だな。鋭い事を言ってくれるが、目立ちすぎるのを嫌っている気もする。
　グレンは、話を纏めようとしてくれているし、人柄も信じたいところだが。狼も口先ではなんとでも言える。一番信じたい相手に裏切られたところだしな。

　今、名前を挙げた順に疑っているよ。答えになったかな。

――コトリとカップを置き――

うん、ありがとう。

――空になったカップをくるくる回しながら――

ディとしては今日はディ、ユージーンさん、グレンお兄ちゃんの中の誰かを処刑したいんだよね。
人狼がこの状況で誰を襲おうとするかとても興味あるし。


もしソフィーお姉ちゃん人狼で、今日処刑する人間違えたらお終い。

もしマスターが人狼だと、今日他の人処刑してもまだ時間はあるんだよね。
狂うものはいないはずだし。


ただ、ローズおねえちゃんが狂うものでマスター人狼って可能性も。

――全く意見がまとまってない事に気がつく――

うーん。

――ビー玉をコロコロと転がす――

――転がす数は一つから二つ、二つから三つへ――

・・・まだまとまってないけど、占われてない三人の中から処刑を選ぶのもありかも知れない。

　ウェンディ、どうもその意見は妙な気がするぞ？
　俺の言ってることを信じるならあまりに分の悪い賭け、ソフィやローズマリーの言ってる事を信じる場合でも、その三人から処刑するってことはないだろう？

　俺とソフィが狼でローズマリー狂人なら、守護者がクインジーでない限りもう一人名乗り出てくるだろう。
　最後の可能性は捨てていいと思うがね。

――ビー玉をポケットの中に入れて――

決めうちするなら、マスターには申し訳ないけどローズおねえちゃんを信じる。

――折り紙を取り出し、鶴を折りながら――

ん、これでもう一人加護出てきたらソフィーお姉ちゃんは処刑決定なんだけどね。


――少し折り目がずれて顔をしかめる――

うー、考えを伝えるのって難しいの。
もうちょっとまってね・・・

グレンお兄ちゃんやユージーンさんがきてからまた言うの。

　オーケイ、ウェンディ。また夜にな。

　ウェンディ。その折り紙が、もしも、今日処刑される俺のためなら要らないぜ。わかってくれると思うがな。

うん。

またお姉ちゃんの所行ってくるね。


――「ごちそうさま」と、カウンターへカップを置くと森へ向かった――

――フレディの言葉に振り返り、軽く目を瞑って…酒場の外へ出た――

今日私を吊ろうと
マスターを吊ろうと
他の誰かを吊ろうと
意味なんてないわ

だってローズが偽だったら今日の吊りは最高でも運で決まるもの
だから今日の選択肢はマスター吊り以外ないの
ローズ偽説は今更無理なのよ
なのに何故私を吊りたがるのかしらウェンディ

――静かに入ってくると野菜籠を置き、フレディから話を聞いた――

ソフィーさん。
俺にはあんたの言葉、加護を持つ者とも村人とも思えない。

ローズとソフィーさん、二人から見ればフレディが最後の一匹であり、教徒もいない事になる。
だからこそまだ、時間はあるはずじゃないのか？
何故今日の選択肢は一つしか無いと言える？

そして誰を吊ろうと意味が無いとはどういうことだ？
たとえ運で決まるとしても、希望する人数が同じならばまだ可能性はある。

俺にはさっきの言葉、自分が狼だと告白したようにしか思えないよ。

――フレディとグレンから話を聞く――

・・・あれ、マスター、ソフィーお姉ちゃんに伝え間違えたのかな？
ディがお姉ちゃんを処刑したいと思う場合は「三人目の加護」が現れた場合なんだけど・・・

あら…
今日ローズ偽は考えてもしょうがないわよ
だってローズ偽でも村が勝てるのは昨日がタイムリミットだもの
だから今日はマスターを吊るしかないの
別に良いわよ？
この圧倒的に有利な状況
疑って村人が負けても

――す〜っと深呼吸をすると――

一応、ディの考えまとめたの。
「占われてない人から誰かを処刑」の意図も伝えられるだけ伝えようと思うの。

ディにわかってる情報はこれ。


――人差し指を立てる――

ケース１
ローズお姉ちゃんが占い師だった場合
残り人狼はマスター。狂ったものはいない。
今日マスター以外処刑しても明日は4人。
まだ余裕あり

――中指も立て、数字の２を表す――

ケース２
ローズお姉ちゃんが偽者だった場合。
人狼はソフィーお姉ちゃんと誰か。
今日処刑ミスすると負け。
幸い、ローズお姉ちゃんは誰が人狼かわかってないから、処刑したい人を人狼と合わせることは無理。

そして、ちょっと特殊な場合

――中指をしまい、人差し指だけ出した状態に――

特殊ケース１
ローズお姉ちゃんが偽者でソフィーお姉ちゃん、マスター共に人狼の場合。
今日決めうちでマスター処刑したとする。
それでも人狼の脅威は消え去らない。
つまり、ヒューバートおじちゃん本物だったということに。
当然そのあとはソフィーお姉ちゃん処刑の流れ。
偽者を本物と決め打ちしても勝てるパターン

――しまった中指を立て、再び２の数字を表す――

特殊ケース2
三人目の加護が出た場合。
そうなると占い師、加護に２人、偽者がいることになる。
それはつまり人狼が２匹生き残っているということ。
よって、ソフィーお姉ちゃん人狼、マスターともう１人のどちらかも偽者。

――目と閉じ、ゆっくりと言葉を紡ぎだす――

今日ユージーン、グレン、私の中から処刑をした場合
ケース１の場合だとまだ平気。
ケース２の場合だと人狼を引けば一応生き延びられる。
人狼ひけなかった場合負け確定。

この場合のメリット。
決め打ちの場合より、生き延びる可能性が高いと見るから。
ケース１でもケース２でもここで最終決め打ちができる。
現状決め打ち＝決着がつく状態だから、慌てるよりは可能性にかけたほうがいいと判断。

ところで私の他に誰が加護の者なのかしら

そして、この場合で何より期待してるのが・・・加護の恩恵が受けられた時。

加護が起きた場合、明日の人数は5人。
そうするともう一日マスターを生かしても大丈夫。
ここで「ローズお姉ちゃんを護ってもらう」という制約をしてもらう。
この場合処刑対象はソフィーお姉ちゃん。
そうするとその翌日残るのは・・・
ローズお姉ちゃんと他二人。

――両手を胸の前で合わせ、一気に続ける――

ここでローズさんが占い師だった場合。
マスターは生き残ってるはずだから、マスターを処刑しておしまい。
ローズさん襲われた場合、制約違反ということでマスターは人狼ということに。処刑しておしまい。

ローズさんが狂ったものだった場合。
ソフィーお姉ちゃん吊って終われば勝ちだけど、終わらなかったら、人狼が本性を現して、最期の村人が殺され村は滅びる。

どうせ決め打ちするなら、少しでも勝つパターンが増えるこっちにしたい。

いいや、ローズが教徒だとしてもまだ喰い尽くされるわけじゃない。
俺たちが狼を２匹続いて処刑すればいい。
昨日がリミットだなんて言えない。

――目を開き、最期の言葉を口にする――

デメリットは特殊ケース１だった場合のみ。
村が滅びる。


ちなみに加護を受けることが前提だから、制約はなし。
加護を持つものの働きに期待。
だいぶ絞れるはずだから、そこまで可能性は低くないと見るの。

――ふぅっと一息はく――

加護できるという人を両方残すことで、加護の恩恵の確率をアップさせる作戦なの。
どうせローズお姉ちゃん占い師と決め打ちするなら、明日でも問題はないはず。
今日の狙いは「加護が起きるかどうか？」
これさえ起きればどの状況でも村人が生き残る可能性が高くなると思うの。
起きなかったら、当初の予定通り決め打ちしてマスター処刑でもいいし。

そして、この場合になったとしたら・・ディは誰を処刑したいかというと・・・


――酒場の扉を見て、まだ来てない人の顔を思い浮かべながら――

ユージーンさん。

理由は昨日やけに決め打ちにこだわっていたように感じたから。

――頭を押さえながら――

少し・・・休憩するの。
マスター、グレンおにいちゃん、ソフィーお姉ちゃん、おやすみなさい。


――キャロルの部屋に入っていった――

――ゆっくりとウェンディの話を考え、深く頷いた――

ウェンディは今二人居る加護の者。どちらを信じる？

ありがとうウェンディ。俺の頭じゃ考え付かなかったよこんな方法。
ゆっくりお休み。

まだ仕事の片づけが残ってるんでね。
ちゃっちゃと片付けてくるよ。

ああそうだマスター
何故マスターは今日一番に加護の者だっていう事を言わなかったのかしら
加護の者は普通誰にも告げず潜伏するもの
なぜ私に対抗して出てきたのかしら
私に対抗しておきながら
黒を出された時にCOしなかったのは何故？

>>111
　ウェンディ、その特殊ケース２の場合。ソフィとローズ、どっちが狂人でも相手が狼だとわかる。
　投票権を委任すれば、いくらでも票はそろえられるんじゃないか？

>>125
　名乗り出たくなかったからだな。お前さんか、お前さんの仲間が騙れるからだ。ウェンディに話の詳細を聞いてみてくれ。>>83

　ちょっと訂正。特殊ケース２じゃなくて、ケース２のほうな。意図はわかってもらえると思うが。

　ユージーン、グレン、ウェンディの中から処刑するのは。
　ローズマリー、ソフィを信じる場合は無駄だな。

　俺を信じる場合は、吊った奴が狼だった場合と村人を吊っても守護が成功しない場合以外は、負ける。もし万が一、ローズマリーとソフィが狼なら、狼を吊れる可能性すらない。

　同意しがたいな。

ふう。

加護を持つものが2人か･･･。
全く笑い話だ。


人狼からはどちらが本物なのか丸分かりだ。
これからは、襲撃による犠牲者は絶対に出てしまうだろう。

俺の吊り先の希望は　ソフィーだ。
ローズが偽だったら村の半分が敵だ。
確立勝負以前に吊り先を人狼に命中させねばならない。

俺は今でもローズ真だと思っているが、その真偽は明日確認しても遅くないと思う。

――泣きはらした顔で静に酒場に入ってくる――

私を信じられないなら、私に質問して・・・
私が偽者でも村が滅びない方法？
今まで私を信じてくれていると思っていた人にまで言われるのは辛いわね・・・
私は初めから信用のない占い師なら居なくても同じ、私が一匹見つけた事を曖昧にしないで欲しいと訴えてたわ。私はハーヴェイが狼だと分かったからそこから考えることが出来たわ。みんなにも、真実を伝えられれば、残りの狼は何とかなると思ってた。

みんなはどちらの占い師が真実を言っていたと思うの？
みんなが私を信じようとした時、ソフィーを疑う。これは信頼されている者を疑うより、簡単に疑問を与えられるわ。現に今、私の信用より、ソフィーの信用で話は進んでる・・・
お願い、私を信じられないなら、私に質問して・・・
せっかく、見つけられたのに、無駄にしないで。

　ローズマリー、キャロルは死んでしまった。
　確信を持ってが本物の占い師が誰か語れるのは、君自身と君に占われたものだけだ。占われた人間の話す内容で、君の占いの信頼に影響があるのは仕方がないだろう。

　ウェンディも言っているが、ハーヴェイが処刑されたのはそれでどちらかの占い師がわかるかもしれなかったから、じゃないのか？
　……いや、くそ、確かに俺はあの時ハーヴェイが狼だと考えてた。今にして思えば……

―――ローズに体を向けながら―――

もう一度言っておくが俺はローズが本物だと思っている。
そして、今までのソフィーの行動は守護者としてならそれ程おかしくはないと思う。
しかし、現在の皆の心理としてはあまりに事が簡単に進みすぎて逆に不安なんだろうと思う。

俺は、皆が今のように迷っていないならばすぐにでもマスターを吊りたい。

加護を持つ者は偽者が出たからって表に出るものじゃないわ
ローズが偽と分かった時に表に出るか
そのままずっと誰にも告げないか

これだけだと思うけど？
対抗で出るのは加護を持つ者の判断としてはおかしくないかしら
（マスター視点でローズが偽ならば）尚更出ない方がベターなはず

加護の者は偽者が出ても放置するのが1番だと思っている
大体皆を説得するのに自分が何者か告げなければ説得出来ないの？
そんな人は誰も説得出来ないわよ

皆に告げれば人狼にどうぞ襲ってくださいと言っているようなもの
（マスター視点で）今とても危うい状況ならば誰かを守りきれれば状況は一変するかもしれない
なのに偽者が出たからって皆に告げるの？

悪いけど…笑っていいかしら？

　そうかな？
　何度も言うが、俺を含む村人を誤って処刑すれば村は滅ぶ。
　ソフィの守護者宣言を俺が看過してしまえば、それで終りだ。逆に、ここで名乗り出ないとどうするんだ、という状況だと思うが？

　何がおかしいかしらんがね、好きなだけ笑ってくれたまえ。

ハーヴェイが死ぬことで村にとって確実なことが一つでも出来る事を私は願ったわ。それは自分の死を意味していたわね・・・だから、私は死ぬつもりでその後の行動をしていたわ・・・。
ヒューバート、彼はなにをしていた？みんなから見て彼は信用できたのかしら？

何故ギリギリまで見極めなかったのかしら
今日私吊りになる可能性も十分にあったわ
それを確かめてから皆に告げても遅くはなかったはずよ
でもあなたは特に見極めようとは思っていなかったようね

あなたが（もし）襲われれば状況を変えようがないのにね

あなたの行動は
加護の者としたら迂闊すぎる
それが笑えるのよ

私は、自分が見たことをみんなに信じてもらうしかないわ。でも、人狼が見つかっているのに、人は殺せないわ！
信じてもらえないから、代案をだし村が滅びないようにするのが本当なのかもしれない・・・でも、見つけているのに、それを信じてもらう事をしないでいる事は、私には出来ないのよ・・・

確率の問題ではないの・・・
信じてもらえない占い師の結果なら、ないものと同じ、ううん、それ以上に悪いわね。真実が曲がって伝わってしまう・・・。
私は狼より、酔うものである可能性が高いと思われてるのかしら？私が人の犠牲を出さないために自分を殺してと訴えれば、酔うものだからと決め付けられるわね・・・
でも、信じてもらえない占い師なら、居なくても同じよ。明日からの占いの結果は誰を見ても同じだわ。私が生きている意味があるとすれば、生きているという事だけでしょうね・・・
――自嘲的な笑いを浮かべている――

　あまり同じ事を何度も蒸し返したくはないんだが。
　皆から信頼されている占い師から、人間だといわれたものが守護者を名乗る。
　皆が「ああ、やっぱりそうだったんだ。じゃ狼判定されたフレディ処刑だな」と決定する前、でなければ名乗り出る意味がないと思うがね？
　私の行動が迂闊だと笑うのはいいが、自分がグレンになんと言われたか思い出してみることだ。

人狼を2匹を見つけているんだ。
君は占い師としての役目は十分に果たしている。
だから、今度は村人としての役目を果たさなければいけないと思う。
占い結果以外に、マスターが人狼であるという根拠を示して皆を導くべきではないだろうか？

君視点では、全ての人が何者であるのかわかっているのだろう？

どちらが守護者でも我々村人からは関係ない。

これが俺が考える最善だ。

今日ソフィーを処刑して、明日マスターが襲われずに生きていたらマスターを人狼と判断して吊る。

少し墓場に行って来る。
―――酒場を出て行った―――

水を指すようですまないね。

ソフィーさん、あんたの言ってることは全てあんた自身にも当てはまらないかい？
端から見れば、フレディとソフィーさんはどちらも同じ。
狼か、加護を持つ者かの二つでしかない。

『大体皆を説得するのに自分が何者か告げなければ説得出来ないの？』
ってこれは、あんた自身が今朝ウェンディに告げたね。
自分から「加護を持つ者」だと。
そしてフレディ吊りを皆に説得している。

『占い師が偽と分かった時に表に出るか
そのままずっと誰にも告げないか』
それがベストだと自分で思っているのなら。
なら何故、今日になって名乗り出た？
夜明けすぐの時点ではアンタを処刑するという声が多かったように思う。
そして自分で言うように、たとえ処刑されたとしても。
名乗り出る必要は無かったんじゃないのか？

私がなぜにぃさんを疑い占ったかを順序だてて話すわね。ハーヴェィが人狼って分かった時、私は占い先の希望である程度疑わしい人が絞れると考えた。あの状況で仲間の名前は挙げないだろと考えたのよ。名前を出す事で呼び水となる危険が高かったと判断したの。
そこでにぃさんとグレンがでたわ。希望を早く出すことで流れも作れるってメリットつきの発言タイミングだったしね。それからクインジー彼も占い先って言う意味で疑ったわ。

今日最後の人狼が見つかっていたなんて知らなかったもの
対抗は出ないと思って皆に言ったの

―――ドアから顔だけ覗かせて―――

グレン
ソフィー視点から考えればもう誰も守る必要はなかったからだろう。
彼女は夜明け前にはここに居なかったようだしな。

そしてその後の行動ね。私とヒューバート信用度は私に軍配が上がってたと思うの。そこで私を疑っても自分の立場が悪くなるだけよね？にぃさんが口火を切ってるのよ・・・ソフィーは怪しくないかって。信用を落とすのは私の行動を判断する事だけではないわ。にぃさんは、みんなに占われたいと思われてるソフィーに目を向けさせてる・・・。私を信じるって言いながらね。

グレンとクインジーはどちらも私を信じてみるか？って程度の信用と疑いだった。それはこの状況では当たり前だと思ったの。にぃさんが私がハーヴェイ狼から、観察していた中で一番私の信用を落とす動きをしたのよ。だから、私はにぃさんを占ったわ。

それから、私を信用できないって事はヒューバートを信じるって事よ？
彼の行動が信じられるの？後で言うと言ったきり何も言わない。これは村のため？

　ユージーン、あんたがそう考えるのはある種正論かもしれないが、それを言っちゃったら、下手すると俺残されないか？
　あんたは俺を信じてないんだろうから、どっちでも一緒なのかもしれないが。

ちょっと待てよユージーン。
ソフィーさん、あんたさっき最後の人狼が見つかったことを知らなかったと言った。

それならなおさら、最後まで加護だと明かす必要は無かったんじゃないのか？
狼の襲撃を防げれば、それだけ占いが出来る。
未だ判定されていない人間を増やせる。
何故今日名乗り出た？
フレディにあんたが言った言葉そのまま返すぜ。
『占い師が偽と分かった時に表に出るか
そのままずっと誰にも告げないか
これだけだと思うけど？』

グレン・・・なら、あなたはヒューバートを信じられるのね？
どちらの占い師を信じるかそれだけではっきりするわ。
ヒューバートの行動を思い出して！

…ローズ。
占い師として、村の為に動いていたのは確かに君だ。
しかし、能力と行動は別だと思う。
ヒューバートの行動は確かに協力的ではなかったかもしれない。
でも彼はソフィーを狼と判定し、君は人間と見た。

君を信じてる。
だが、ソフィーさんが加護だとはとても信じられないんだ。
俺は君のその鏡、それが歪んで君を魅了しているんだと思っている。

―――墓場から戻ってきて、酒場に居る人に自分が居ない間の話を聞いた―――

マスター視点から見ると、食われないのは喜ぶべきことだと思うが･･･？

ソフィー吊りならば、人狼はローズは襲わないだろう。
襲うのはマスターか残りの3人だ。

犠牲者を出さずに済むかもしれないだろう？

グレン？

占いはもう効果を成さないよ。

　……ユージーン、ごもっとも。

　だいぶ熱くなってるのは間違いないな。ちょっと頭を冷やしてこよう。　

能力と行動が別・・・
信じてもらえない占い師は村の役に立つの？
自分が村のためになると思うからがんばるのよ
行動が伴わないって事はないわ。
両方の占い師が村のために行動していて、判断に迷う。ってなると思うわ。その時、行動と能力が別って話になるのよ

信用を得なくてもいい、占い師はいないわ！
今の私みたいに、占いの意味がまったくないものにしかならないもの。逆に私が死んでいたら、彼は信じてもらえるの？

信じられていなかったから彼は処刑されたんだ。

でも、俺は彼以上にソフィーを信じられないんだよ。

――目をごしごしとしながら、酒場に戻ってくる――

こんばんは。
マスター、ミルクちょうだい〜

――フレディから話を聞いて――

う〜ん・・・

――ウェンディはミルクを見ながら、考え事を始めた――

――ユージーンの方を向き――

昨日は迷わず決め打ちした方がいいと思う。
っていってたのに急に「ソフィーお姉ちゃんを処刑したい」っていうのはなぜ・・・？
ソフィーお姉ちゃんを処刑するべきとしたら、昨日の時点だったはず。

そして、ローズお姉ちゃんを占い師と思っているけど、その真偽は明日確認でも遅くないと思う。
これもおかしいの。

ユージーンさん昨日私に言ったよね？
「ソフィーお姉ちゃんを処刑しても占い師の真偽はわかるのか？」って。
これ、そのままユージーンさんに聞きたい。
今日ソフィーお姉ちゃんを処刑しても真偽確認なんて出来ないと思う。

――フレディの方へ向きなおして――

えっと・・・じゃあ今日もし「狂ったものと人狼が処刑先をそろえた」とするよ？
それはつまり、人狼も狂ったものも今日の時点では生きていた。の証明になるの。
ランダム勝負になるけど、勝てば確実にマスターは人狼じゃなくなるって証明になる。


で、ディは・・・どちらかといえばこっちを信じる！って感じだけど。
「確実にこっちを信じる！！決め打ち！！！」なんて考えはない。
だから「どっちでも今後の流れによっては対応できる」方法を考えたの。
それが「三人の中から処刑を選ぶ」方法ね。

もともとローズお姉ちゃんを信じる方という決め打ちって流れだと思ってた。
だから、決め打ちでも「まだ余裕があるから」という理由で、一回チャンスを増やせる方法を考えたの。

同意しがたいって言われても・・・じゃあソフィーお姉ちゃん処刑してメリットが大きそうなプラン考えてほしい。
それにはまず「決め打ちでヒューバートおじちゃんを処刑してしまった」という昨日の出来事をどう挽回するか？から考えなくちゃいけない。

――ローズマリーの目を見て――

ごめんね、でもまだローズお姉ちゃんは信じてる方。

ソフィーお姉ちゃんの行動も、昨日の時点では納得できていなかったけど・・・
加護だったという前提があればディも同じような行動してたと思うし。

ただ、確信はもてないだけ。
だから決め打ち前提の流れなら・・・どっちにしても決めうちと同じような効果を持つ作戦を提示したの。

ローズお姉ちゃん、ソフィーおねえちゃんが村人なら、勝てる可能性がかなり大きい方法のつもり。

占いは、もう意味はないわ。
でも、誰を処刑するのかは決めないといけないわね・・

俺がソフィー吊りを推奨しているのは、君とグレンが迷っているように見えたからだ。

俺はすぐにでもマスターを吊りたい。

真偽？
分かる。と言っておこう。

迷っているじゃなくて、決め打ちは嫌いなだけ。
明日にも回せるのにここで決め打ちする理由はないもの。

ところで・・・真偽が分かる？
それは村が滅びるか、残るか。
それで判断？

決め打ちって考えでいいの？？

　ウェンディ、やっぱり同意しづらいぞ？

　本物の占い師ヒューバートが死んだのを挽回、というならソフィ処刑しかないだろう。
　ローズ＆ソフィを信じているのに未判定者を狭めて一日延ばすってことか？

ソフィー吊りは妥協案。
俺は最初からローズ本物に決め打ちしている。

で　結局、君は今日誰を吊りたいんだ？

ソフィー、マスター、ローズ以外から確実に人狼を選ぶ気のように見えるのだが、その自信はどこから来るんだ？

　俺の意見はこの先変わらんよ。ソフィ処刑だ。
　はらを決める頃合かね？

うん。

ヒューバートおじちゃんを処刑しちゃった時点で、ソフィーお姉ちゃん処刑はそうそう納得できないもん。

ディは現状ローズお姉ちゃん、ソフィーお姉ちゃんを信じてる。
でも今決め打ちはできないから、マスターが加護するものでもチャンスがある方法を考えた。

マスターからすれば、今日ソフィーお姉ちゃん処刑以外はありえないっていうのはわかるんだけどね・・・

私の意見も変わらないわ
にぃさんを処刑して・・・

――ユージーンを見て――

・・・ディの案は気に入らないかな。
基本的にローズお姉ちゃん信じる方針の作戦。
ただ、今日決め打ちしなくても、三人の中から吊りの案で、マスターが本物だったとしても持ち直せる”かも”知れない案を出したの。

もし今日加護の恩恵が出なかったら、明日マスター処刑で終了じゃないかな。

今日マスター処刑と同じ結果になると思うんだけど。

ディの考えの案で行った場合の流れ。

加護がおきなかった場合。
明日マスター処刑で終了（今日ローズお姉ちゃん占い師決め打ちと同じ結果）

加護が起きた場合。
これはローズお姉ちゃん占い師の場合だと勝ちは確定。（説明はしたつもりだから、マスターから詳しく聞いてみて）


ローズお姉ちゃん占い師と決め打ちするなら、時間はかかるけどこの方法のほうが「ローズお姉ちゃんが偽者だった場合」にも対処できると考えるの。

・・・いい忘れてたの。

今日つりたいのはユージーンさん。
理由は述べたよ。
村人有利のつもりで考えた作戦も蹴られて、いきなり決め打ちで終わらせようとするのも判断材料の一つに入れるの。

――ローズのほうを見て――

お姉ちゃん、加護が起きなければ明日マスターを処刑したいと思ってるの。
だから、今だけはこっちの方針に同意して・・・

信じてもらえなくて悔しいのは・・・ごめんなさい。謝るしかできないの。

でも、ディは・・・少しでも可能性が高い方法でキャロルおねえちゃんの敵をとりたいの・・・！

ねぇ・・・一つ聞きたいことがあるの。
狼が今日の吊られた死体を食べた時、どうなるかしら・・・

それは・・・処刑された人が人間って教えるようなものだからやらないと思うの・・・

たぶん、我慢するんじゃないかな・・・


でもディ達には判断つかないよね。
加護の恩恵が出たかどうか。

気に入らない。
というか何故そんな賭けをする必要があるのかを聞きたい。

ローズ偽ならば、今日は確実に人狼を吊らないと負けなんだろう？
ローズ偽ならソフィーは人狼。
それ以外から吊るということは、君視点から　俺、グレン、マスター　の3人。
人狼を吊れる確立は1/3だぞ。
ただでさえ、分の悪いランダム戦をさらに厳しくしてどうする気だ？

前提がローズお姉ちゃん占い師決め打ちだから。
ただ、決め打ちするなら多少保険が利いてるこの方法でいいんじゃないの？

マスターを信じる方向でいくならソフィーお姉ちゃん処刑の流れにするよ。

　くそ、自分を吊りたいと言ってる奴と意見があうのはなんか微妙な気分だが。

　ウェンディの意見は、ローズマリー偽の場合に対応していないと思う。三人の中から一匹ほぼ勘で狼吊れないだろう？　

決め打ちならディの案がいいと思う。
ローズお姉ちゃん占い師なら確実に勝てるし、違った場合も保険がかかる。

ローズお姉ちゃんとマスターの天秤の揺れが五分五分ならソフィーお姉ちゃん処刑。
ただ、ヒューバートおじちゃん処刑しちゃった現状、効果薄いと思う。
その後の勝ちパターン考え付かないもん。

　平行線だよ。ソフィとローズは意見を変えないだろうし、俺も同様だ。
　妥協が可能だと思うならソフィ処刑にのって欲しいと思うが、というかそうならないと皆殺しだが、俺の言いたいことはもう言った。

　ユージーン処刑はありえないと思う。ソフィか、俺か、のみの自由投票を提案する。

保険？
いったい何の事を言っているんだ。
人狼は守護者を襲うだろうから、加護は起きないぞ。

さらに、たとえ加護があってもローズ偽なら村の半分以上が敵になって負けは確実だぞ。

私は、変わらないわ・・・
変えられないものね。

真夜中が来るのね・・・

俺はウェンディの案に賛成する。
正直ウェンディは狼に思えない。ここまできっちり先を考えてパターンを出す。

ユージーンが狼かと思ったのは俺もだ。
昨日俺はヒューバートを処刑すると提案した。
それに即座に乗ってきたのがソフィーとユージーンだった。

そして、ソフィーを処刑したとしてもローズ偽なら。
残り３人から狼を探さなければいけないのは同じ。
だったらいっそ賭けてみようじゃないか、って思うんだが。
ローズ本物なら、明日フレディを処刑すればいい。

　ウェンディ、俺はその話に同意しない。ローズマリーも意見を変えないと言った。ユージーンはそもそも自分処刑を選択しないだろう。その案は現実的に通らないよ。
　まぁ、言いたいこともあるだろうが、ソフィ処刑にのってくれると嬉しいね。

　……おや。意外なところから。

　1/3でしかまわってこないのを、チャンスとは呼べないと思うがな。

　ウェンディ。ソフィとローズ、ついでにユージーンも、ユージーン処刑となったら俺に投票するだろう。
　ここで俺と君とグレンがユージーンに投票したところで５０％、ユージーンが村人の可能性６６％、更に襲撃を防げるかどうか……。一割り切るような話には、乗れないぜ。

おい？
猛烈に意味が分からない。

俺の話を聞いていたのか？
ランダムな上に1/3に賭けて、さらにハズレを引く。

吊りソフィーで普通にランダムにした方が勝てる確立が高いとは考えないのか？

ソフィーを処刑して、それでも狼は一匹残っているわけだろ。フレディから見ると。
どうせ明日には３人から絞らなきゃならない。
だったら、いっそ賭けようじゃないか。

俺がヒューバート処刑を言い出したのがまずかったんだ。
それに対する責めは存分に受ける。

だが、こうしていても平行線だ。
おまけに意見が分かれていて、下手すれば仲間割れで狼に主導権を与えてしまう。
フレディ、あんたからみると既に狼側と人間は同数だろう？

　ああ、最初の投票の壁を突破した後でユージーン狼、の可能性も一割五分ほどあるが。

私は、にぃさんが人狼だって分かってる
それなのに、ほかの人を殺すって事には、賛成できない。

　前提が決めうちなら、そうしてくれ。
　ソフィ処刑の時点で五分五分なのに、更に割りの低い「可能性」をもってこられても俺は同意しないよ。

　俺が本当のことを言ってるかもしれないと妥協が可能なら、ソフィ処刑に投票してくれ。

なんでこんなに村が揺れてると思っているんだ！！

何度も言うが俺は最初からローズ決め打ち。

グレン　ウェンディ
2人が今日になってローズ偽を唱え始めたからだ。
だから、俺はソフィー吊りの妥協案を出した。

明日、それでランダムにならなければマスター吊りで終わりだろう？ちがうか？

　ウェンディ、詳しい計算はわからないがね。
　俺が、「ローズマリー＆ソフィが正しい」事が前提の、「俺から見ての狼を倒す可能性が５０％以下」の案に賛成しない、というのはわかってもらいたいね。

私を信じてくれるなら、にぃさんを吊り
私が信じられないなら、ソフィーを吊る。
って、事ではないの？
ただそれだけの事だとおもうわ。にぃさんは、そう言ってるんだと思ったわ。