人狼審問

- The Neighbour Wolves -

インデックス プロローグ 第1日目 第2日目 第3日目 第4日目 第5日目 第6日目 エピローグ 
(1890)BT2 NIGHT KNIGHTS : エピローグ
双子 リック
そう言うのはあっち片付けてからにしろっての!
あぁもう、これだから…

[足を止め大鎌を構えたまま盛大に溜息を吐いた。]
(198)2006/09/29 04:44:50
双子 リックは、墓守 ユージーンの紡ぐ名に「もてる女は辛いってか…」うんざり呟く
2006/09/29 04:46:21
墓守 ユージーン


          【雨垂れ − あまだれ】


[刃の背後で。
 blackboxへ向けて箱を破壊せんとて。
 先程、カミーラを横殴りで襲ったと同様の勢いで、刃達が箱の中央ではなく辺の部分へと雪崩落ちた。]

..........。

〔blackboxの周辺部が破壊されていく音を聞きながら。
 何かを思い出そうとするかのように、眉根を顰め。〕
(199)2006/09/29 04:48:07
逃亡者 カミーラ
[首を傾けたのは、耳元へ落ちた囁きに対してで。]

……グレン?

[──気絶したグレンを抱きとめる。
 その言葉の意味を理解したのかしないのか、戸惑う様に眉を顰め。ヴァンパイアのまま戻らぬ姿にどうしたものかと。]
(200)2006/09/29 04:48:35
逃亡者 カミーラは、農夫 グレンの気絶して少しあどけない口唇に、試みに口唇を重ねようと──。
2006/09/29 04:54:59
逃亡者 カミーラ
[その時、棺を雨垂れと言うには激しすぎる音が穿つ。
 blackboxを破壊した刃達がなだれ込み──、周囲に淀む粘液質の闇の中を滑る様に真紅の血が広がり始める。

 咄嗟にグレンを背で庇う。
 まだ破壊されていない底面の板にグレンだけを乗せ、安全…と思われる方向へ飛ばす。]
(201)2006/09/29 04:55:57
逃亡者 カミーラ
[血塗れのまま振り返り、ユージーンの居る方角を見上げる。]
(202)2006/09/29 04:57:10
墓守 ユージーンは、血塗れの破けた仮面の間から、カミーラを見下ろす。
2006/09/29 04:57:54
墓守 ユージーン
〔ひゅると体の周囲に斜めに血塗れた刃達は戻り、〕

........。
カミーラ…の方........。いや......。

〔刀身を振るい、近づく。〕
(203)2006/09/29 05:08:25
逃亡者 カミーラ
…刃。

[名を呟き。一部残存するboxの縁に手を掛け、破壊の後に黒い破片を撒き散らしながら、ユージーンの方へ飛ぶ。
 手の伸ばし、破れかけた仮面を引き剥がす。]
(204)2006/09/29 05:09:36
墓守 ユージーンは、仮面を引き剥がされ。
2006/09/29 05:11:25
逃亡者 カミーラは、墓守 ユージーン振るわれた刀を、起き上がりに足元から放った円月輪で弾かんと。
2006/09/29 05:11:38
双子 リック
[壊されるboxから零れだす血液に、
辺りは咽返る血の香りが立ち込める。
眉根を寄せぱちぱちと瞬くも、
真紅の双眸からは次第に光が*失われて行く*――]
(205)2006/09/29 05:13:45
墓守 ユージーン
〔円月輪と刀身はぶつかり合い、
 故に振るわれた刀身はカミーラに触れる事はなく。

 ギラギラと光る眼をカミーラにぶつけ。〕
(206)2006/09/29 05:14:00
見習い看護婦 ニーナ
私は…。

[手を取られて立ち]

女神のために成せ、と…

[コーネリアスの向こうには、アーノルドの”女神像”]
 脳裏を過ぎるのは冷酷に振り下ろされる”女神像”の剣]

成し遂げなければ… なんとしても ここから

[混濁した意志の中でいつしか、女神と置換された”女神像”を、剣を向けられたときと同じく恐怖に見開いた目で暫し、見つめ

 振り払うように、震える紅い人型と同調した慟哭。
 コーネリアスの手を払い除け
 黒い破片の余波が飛来するなか、コーネリアスへ斬りかかり、飛び退いてシャーロットの刃を落とし、ハーヴェイのチェーンを*かわす。*]
(207)2006/09/29 05:18:23
農夫 グレン
[気絶したまま、棺状の板に*横たわる*ヴァンパイア。]
(208)2006/09/29 05:23:22
逃亡者 カミーラ
『MACABRE。   ──餓えた様な。』

[ユージーンのギラギラと光る眼を見つめ返し。]

……………。
面の無い顔は久しぶりだ。
(209)2006/09/29 05:23:56
墓守 ユージーン
............。

〔唇を少し開き、言葉を捜すように。〕

そうかも、しれやせン。

〔ふと眼差しが緩まる。〕
(210)2006/09/29 05:26:03
墓守 ユージーン
..........。

〔カミーラへ向けて、振るう。〕
(211)2006/09/29 05:27:10
逃亡者 カミーラ
[小気味良い金属音を響かせて刀を弾き、手元の戻った円月輪を再び手首で回転させ、振るわれた刀を受け止めようと──]

…どうやら、私は。
あの面が気に入らなかった様だ。

今、そう思ったが、理由は分からない。
(212)2006/09/29 05:35:29
墓守 ユージーン
〔カミーラの手首で再び金属音が鳴り響く。
 ふるっと頭を振るい、ギリギリと力が込められ始める。〕

........面か。
お前は、嫌いか…?
(213)2006/09/29 05:39:22
逃亡者 カミーラ
[円月輪ごとカミーラの手首が後方へ回転して飛ぶ──。
 横へ身体を移動させながら、反対側の腕から出された別の円月輪を、ユージーンの肩目掛けて振り下ろす。]

…いや、面自体では無いな。
面をかぶる事が、嫌い…らしい。
何故、覆わねばならん?
(214)2006/09/29 05:44:49
墓守 ユージーン
........。お前が嫌なら.......... ....

〔過去と現在が錯綜する。〕

ネヴァン。
あの方に一目会った時から、忠誠の証に。
........。

〔眉を顰め、何か口に出す事が出来ないような表情をした後、
 口元を愉快そうに吊り上げる。〕

パっと火花を散らせるような勝負を、お前と!

〔カミーラの体が横に移動する、その動きに合わせて。
 体をヒュっと一回転させ、
 柄の龍の輪の部分で円月輪を受け止め。
 パクァと細長い鋏と化した両刃の口を開けると、
 カミーラの胴体へと。〕
(215)2006/09/29 05:57:01
逃亡者 カミーラ
リリム・ネヴァンへの忠誠が自然に存在するなら。
…敢えて形にする必要は無いだろう。
不自然だ。

ただ、それがお前が離反者で無いと思えた理由でもあったが。

[返答に眉を顰め返す。
 ユージーンの肩口へ降ろされた円月輪は三つ。
 一つ目は柄の龍の輪に受け止められ、時間差を置いて二つ目と、三つ目が突き刺さんと落ちて来る。

 カミーラの胴が鋏が飛来する寸前で上下に割れる。
 断面は真紅。変わりにカミーラのウエスト程度の直径の円月輪が回転しながら、逆にユージーンの胴を狙う様に平行回転しながら飛ぶ。]
(216)2006/09/29 06:07:08
逃亡者 カミーラは、円月輪ごと、回転しながら戻って来た手首を腕の先で受け止め。
2006/09/29 06:08:37
墓守 ユージーン
…には何もねェ.....それを形にしたかった...。

〔最後の言葉までは聞いておらず。

 鋏は、胴が上下に割れた瞬間に方向転換。
 ウエストから放たれる円月輪を直角に銜えるように。
 それを片手で行うと、
 肩口に降りてきた二つ目の円月輪の内側に手首をいれ、三つ目の円月輪を弾こうと試みる。

 柄を持つ手首を捻るように。挟んだ円月輪が上下に割れた胴と垂直になるように動かそうと。〕
(217)2006/09/29 06:18:15
墓守 ユージーン
刃しか....何もねェンだ!!!

〔黒眼を見開くと、咆える。〕
(218)2006/09/29 06:20:24
墓守 ユージーン
だから.....その為なら何でもやってやりやス。
それだけが、生き甲斐だ。
(219)2006/09/29 06:21:51
墓守 ユージーンは、愉しげに哂うと、何かが定まったかのようにカミーラを見る。
2006/09/29 06:22:14
逃亡者 カミーラ
[三つ目の輪が弾かれる前に喉元を反らし、四つ目の輪を投げる。
 弾かれた三つ目をユージーンの肘あたりへ弾き返し。]

…不器用で居て熱い。
リリム・ネヴァンもそうなのか?

[微笑。
 言葉を発した所為で、対応が一瞬遅れ。
 分かれた胴部が元に戻った瞬間、自らの刃で身を半ば抉る事に。
 焼け付く様な痛みにこみ上げる笑い。
 円月輪を元の血液に戻し、体内に収納する。]
(220)2006/09/29 06:33:16
逃亡者 カミーラは、墓守 ユージーンを見つめる。──生き甲斐か。悪く無い。
2006/09/29 06:34:21
逃亡者 カミーラ
[腹部に走る出来たばかりの傷口から黒い板を取り出し、ユージーンの足元を狙って投げる。]
(221)2006/09/29 06:36:44
墓守 ユージーン
〔返す腕で四つ目の輪を弾いたまではよかったが、
 ザックリと三つ目の輪が肘近くを薙いでゆく。〕

あの方は苛烈。
我らが触ってよい方ではない。
───不器用とは程遠い。

〔胴体に傷を与えた円月輪はぱちゃりと血液に戻り、
 鋏と化した両刃の刀身を引き抜くように。黒い板が見えれば後方へと跳躍する。〕
(222)2006/09/29 06:39:56
逃亡者 カミーラ
[──瞬き。
 脳裏にカルロの姿が浮かんでいるが、眼を開けば聞ける。]

では、お前だけが…。
…………ぁあ。

[気に入らないと口にしながら。笑っている。
 後方へ飛んだユージーンを追い囲い込み、退路を絶つ様に、立て続けに黒板を何枚も地面に突き立て。]
(223)2006/09/29 06:46:49
墓守 ユージーン
〔追い込むように立て続けに突き立てられる黒板を見ながら。
 長細い刃…鋏を一度閉じる。〕

お前だけが…?
気に入られようなんて、思っちゃあいない。

〔哂う。
 すぅと背に黒板の圧迫感を感じながらカミーラを見て。
 ギラギラする黒い眼はそのままに。〕
(224)2006/09/29 06:52:35
逃亡者 カミーラ
[闇の中に、漆黒の──板が次々に突き刺さり重い音を立てる。背後の次は両側面に。さらに板面を強化する様に、二重三重に重ねて突き立てられ、ユージーンを囲い込む様に。]

お前も気に入らないが、それだけじゃない。
……困った事に。
リリムが気に入らない様だ。

[腹部を押さえてよろめき、片膝を付きそうになりながら。]
(225)2006/09/29 07:03:17
逃亡者 カミーラは、墓守 ユージーンの方へ、それでもジリと近付く。
2006/09/29 07:04:25
墓守 ユージーン
........。

〔カミーラを見つめて。
 両側面へと幾らか突き立てられるを見れば。
 左腕に嵌めていたカミーラの円月輪を落とす。

 左半身は火傷が見え。〕

さァ..........そろそろ真面目に苛烈に踊りやしょうや。

〔柄と刀身の間の丸みを帯びた部分が、
 幾つかの音を立てて二つに分かたれる。〕

会いに来てくれて嬉しいとも。お前さん。

────ミラーボックスでも何でも。  さぁ。

〔恍惚とした表情を浮かべる。〕
(226)2006/09/29 07:11:43
逃亡者 カミーラは、墓守 ユージーンに向けて、何かを否定する様に首を振る。
2006/09/29 07:15:41
逃亡者 カミーラ
[天井と底面となる位置へ向けて、更に黒板を投げ。]

…お前と戦うのは確かに楽しい。
もしかすると、寝るよりも。
だが、今此処で私が果てる事も、お前が果てる事も赦されない。
…帰還する必要が有る。

[と口にしてから、──否、只閉じ込めたくなっただけかもしれないが、と口の中で溶ける様な囁き。
 血が流れるのも構わず、腹部に添えた手を振り上げ──。
 背を反らせ、両手から円月輪を二つクロスさせながら放つ。
 そして再び片手を腹部の傷口に這わせ。
 口元の微笑を消す事はなく。じっとユージーンを見つめる。]
(227)2006/09/29 07:24:11
墓守 ユージーン
何故.................。

何故だ?何故、戦おうとしない。

〔信じられないものを見るかのように。〕

また…またなのか。
また、おれは。
機会を、うしなうのか。

それとも、此処にいるものを全て殺せば戦ってくれるか?

〔息を止めた唇から肺の空気が抜けてゆく。
 眼は恍惚の色をなくし、ジリとした光を。

 クロスした円月輪を、
 此方もクロスし振り下ろした両刃の刀二つが打ち砕いた。〕
(228)2006/09/29 07:31:36
逃亡者 カミーラ
[カミーラは腹部に添えられた手はそのままに身を低く保ち、そしてユージーンに向けて跳躍する。ユージーンの両刃に打ち砕かれた輪は血液に戻り、一瞬両者の視界を覆う真っ赤な影となるが。

…刃。
お前を閉じ込めよう。

[──既に、ユージーンの目前に居る。
 腹部から取り出したred sphereをユージーンの喉元に押しつけ。同時に、既にユージーンを囲んでいた板面を軋ませ、狭苦しい箱を形成させる。三重になった側面の1枚でred sphereの上から蓋をする様に。]
(229)2006/09/29 07:43:01
墓守 ユージーン
戦って....くれないのか?
やっと…やっと…見つけたというのに…
お前とまた、戦えないのか。

〔red sphereを押し付けられ、それを破ろうと右手が捻られ刀身が50cm程の球体に触れようと。左の刀が側面へ振るわれ、壊そうと… 〕
(230)2006/09/29 07:51:11
墓守 ユージーンは、逃亡者 カミーラの名前を呼ばない。
2006/09/29 07:51:25
墓守 ユージーン
蟲におれはくわれるのだな。
生きながらくわれるのだな。
(231)2006/09/29 07:53:40
逃亡者 カミーラ
[red sphereから突き出した白い手が近い方の片刃をそのままを掴む。切れた手のひらから血が流れ、ユージーンの上に流れる。千切れた指と刻まれた手の残骸がバラバラバラ。
 その間にもred sphereは圧迫する様に肥大してユージーンを包み込んで行く。その感触は生あたたかく、心地良く。抵抗を奪う様に膚に纏い付き、武器ごとのみ込む。]

………刃。

[──黒い棺の蓋が完全に閉じ、カミーラはその棺を両脚で蹴り倒し。そのまま馬乗りになれば。再び、*ユージーンの名を呼んだ*。]
(232)2006/09/29 08:00:34
墓守 ユージーン
カミーラ…。

〔包まれる瞬間、カミーラを光る黒い眼で見て。

 コポ… 
 泡が上へ立ち昇り、blackboxの中に*閉じ込められた。*〕
(233)2006/09/29 08:03:50
村長 アーノルド
全くこんな時に!

[リックから投げ渡されたキャロルを自分の腕に抱えたまま、自分を覆い守護する殺戮の女神像をジリジリと前に進ませる。
女神像の内部にいる限り赤い霧に影響はされないようだが、その分女神の攻撃力と移動力が劣るらしい。

大盾で飛来する針を防ぎ、紅い蛇どもを握った武器で薙ぎ払い、断ち切る。
リックを援護するために時折紅い夢魔に向かって矢を放つのが精一杯で、とても悪夢に侵された三人をどうこうする余力などない。]
(234)2006/09/29 09:22:42
村長 アーノルド
[ローズマリーの清浄な水が血色の霧を洗い流し、
シャーロットの炎が紅い蛇どもを焼き払うなか、
ハーヴェイの鎖が空中に飛びたたんと翅を拡げた悪魔の肢を捉え、引き止める。
そこへ、空中に舞う花弁を踏みしめて迫る、
リックの鎌が鮮やかに決まり、
翅を失った血色の悪魔が落下していく。]
(235)2006/09/29 09:34:29
村長 アーノルド
[血飛沫なのか紅い霧と欠片を盛大に振り撒き、血色の悪魔が堕ちる。
それでもなお、ゆぅらりと起き上がらんとする人型に向かい、女神像は投槍と大弓を構え、]

リック君、飛びたまえ!

[次々に矢を槍を撃ち込んでいく。]
(236)2006/09/29 09:41:16
村長 アーノルド
「んじゃ、後は任せたぜ、おっさん。」

[身を翻しカミーラの救援に向かった少年には目を留めず、真っ直ぐに正面の人型のみを注視。]

ここは一応隊長の威信てのを見せなきゃならない場面なのかねえ・・・。

[額から汗を流しつつも、ニィと笑いの形に唇を歪める。]
(237)2006/09/29 09:49:20
村長 アーノルド
[血色の悪魔はもがきながら翅を震わせるが、リックの攻撃で大半を失ったために音の波は生まれず。
ただかさかさと乾いた音がするのみ。
三度起き上がらんとのた打ち回るその隙に、女神像が走り出す。防御をギリギリまで下げ、攻撃力と速度を強化。

「隊長!!」

ローズマリーとシャーロットが、吹き付けてくる紅い霧を抑えてくれる合間を縫って、女神は軽やかに疾駆。
衣の裾から形の良い脚を閃かせ、敵に迫る。]
(238)2006/09/29 10:02:35
村長 アーノルドは、「段々コツが飲み込めてきた・・・」と舌で唇を湿し。
2006/09/29 10:03:35
吟遊詩人 コーネリアス
[ニーナを追い、肩へと左手を伸ばす。
耳に吐息がかかるほど引き寄せ、]

…我らが争い、殺し合う事を、女神はお望みではない。

[耳元で囁く。
ニーナの視界には、彼の肩ごしに
悪魔へと飛びかかる女神の姿。]
(239)2006/09/29 10:11:02
村長 アーノルド
[繊手が優美な舞いを踊るようにその手の武器を、一気に悪魔に向かって叩き付ける。
驟雨のごとく。瀑布のごとく。
歓喜の笑みを麗しい唇に浮かべ恍惚と。
刻む、叩く、打ちのめす。]
(240)2006/09/29 10:25:23
村長 アーノルド
[ハーヴェイが何事か叫び、反撃しようとした悪魔の腕を絡め取ったのが意識に上ったかどうか。
意識の戻らないキャロルを抱き締めたまま、アーノルドは女神の制御に一心不乱に集中している。]
(241)2006/09/29 10:27:57
村長 アーノルド
[女神の猛攻に、徐々に人型が失われていく。
断ち切られ、へしゃげ、こそげとられ。
出現した時と同じ血の泡へと戻るかのように、その形を崩し・・・
不定形のヘドロ状のものへと変わり果て・・・






───ドクン。


不気味な波動が。
その血溜まりから。
この、暗闇の空間全てを揺るがすように。]
(242)2006/09/29 10:34:47
村長 アーノルドは、ハッとして女神像が後方へと飛びずさった。
2006/09/29 10:36:01
村長 アーノルド
[───ドクン。



ビリビリと膚を震わせる、不吉な感触。
至近で波動を食らったせいか、頭の芯が痺れる。悪寒がする。

女神は血溜りから放たれる波動から彼を守らんとするかのように、制御を外れて固い防御姿勢を取る。
油断なく大盾を構え、血溜りへと向ける。]
(243)2006/09/29 10:41:45
吟遊詩人 コーネリアス
[その気配に、ゆっくりと振り向く。

血だまりの中からごぽりと何かが膨れ上がるような音。]
(244)2006/09/29 10:45:46
村長 アーノルド
[女神の内部にしっかり包まれると、不快感は幾らか和らいだのを感じる。]

一体何が・・・・?!

[キャロルを揺すって抱え直し、不気味な波動を放つ血溜りを脅威の眼差しで*見つめる。*]
(245)2006/09/29 10:46:29
吟遊詩人 コーネリアス
[血の池が膨れ上がり、流れる血潮を滴らせつつ現れるのは、女の胴ほどの太さの或る黒い毛の生えた前足。

池のほとりにずしりと前足をかけ、血だまりからゆっくりとその身を引き上げようとする。]
(246)2006/09/29 11:03:14
吟遊詩人 コーネリアス
[小山のようなその巨大な獣は、半身をその血の池より引き上げ、
地を揺るがすような唸り声を上げる。

毛の奥の瞳は、獲物を探して視線を彷徨わせる。]
(247)2006/09/29 11:06:18
吟遊詩人 コーネリアス
[声高くあげる遠吠え。
ぞくりと身が竦む。

刀を向けて睨み付けたまま*動けず。*]
(248)2006/09/29 11:16:50
見習い看護婦 ニーナ
[獣は、今まさに羊膜を破って産まれ出たかのように黒い毛をぬらぬらと血で光らせながら、産声と呼ぶにはあまりにおぞましい轟きを響かせる。
その響きに粘着質の闇は震え、居並ぶ歯は鉄のよう

見ると、かつて紅き人型がみせたように獣の頭部が泡立つ。
胎内で胚がわかれ育つように、泡が分裂結合し、獣の首が四つに分かれた。
ふとい四肢が闇を踏み鳴らし、四つの首がそれぞれに吠える。人型が崩れたとき一度弱ったと見えたニーナの、胸腔からあがる獣のこえを*それに加えて*]
(249)2006/09/29 13:01:48
村長 アーノルド
[四つ首より放たれた咆哮が暗黒の空間に轟く。

ビリビリと全身を揺さぶる細かい振動。
皮膚が粟立つ強烈な不快感。
女神像の胎に包まれていてさえ、背筋に寒気が走る。

立ち竦む隊員達を尻目に、黒い獣の尾が粘性の糸を引きながら二つ三つと分かたれ。
剃刀の如き鋭き牙を持つ単眼の蛇と。
毒液と思しき黄緑の液体を滴らせる蠍の尾と。
鞭の如き蜥蜴属の尾。
ずるずると立ち伸び、威嚇音を発し始める・・・・・・]
(250)2006/09/29 14:49:34
村長 アーノルドはメモを貼った。
2006/09/29 14:50:50
見習い看護婦 ニーナはメモを貼った。
2006/09/29 15:07:23
農夫 グレンはメモを貼った。
2006/09/29 15:20:16
墓守 ユージーン
〔blackbox内に反響する赤ん坊の泣き声。
 纏いつく血の中で、ゆると遅さを伴って黒板に両手を叩きつける。狭いblackbox内では鋭さをもって刀は振るえない。叩いたその反動で、背の底板へとつき。

 コポ…


 喰われる
 空われる
 くわれる

 そんな幻覚に襲われているのに、辺りを包む血はまるで羊水。食まれる痛みを感じるのに、ゆるゆるとした気だるい安堵に包まれる。まるで生の終わり。最初の死では味わえなかった…ただのたうつばかりの苦痛と、このままでは死ねないと思った。勝負のうちで死ぬものとばかり思い、惨たらしく何十日もくわれながら生き死ぬとは思ってもいなかった。生の終わりに安堵は決してなく。
 ……何も聞こえない。赤ん坊の泣き声と自分の体の中で響く音だけは。 聞こえない。聞こえない。聞こえない。

 コポリ…

 眠気のようなものすら感じる。

 コポリ…

 掌大の、幾十の三角形が反り返ったような形の無骨な刃達がゆるゆると血の羊水の中へと現れる。それらの切っ先が上へと向けば。〕
(251)2006/09/29 18:32:41
墓守 ユージーン

しび…とばな…

〔*呟く。*〕
(252)2006/09/29 18:32:49
踊り子 キャロル
[――揺すられるのに意識が戻り。
気がつけば、息子の姿は無く。
そこには漆黒の毛並みの獣。

アーノルドの手から離れ、ゆら、と刃を持つ。]

……あの子を、返して……

[ひゅん、と撓った刃が、血溜まりを跳ね上げ、赤い飛沫を散らした。]
(253)2006/09/29 20:31:00
村長 アーノルド
[いつ眼を覚ましたのか、キャロルが身を捩って腕の中から抜け出し、黒い獣に向かって刃を振るう。]

キャロル君!
(254)2006/09/29 20:49:47
双子 リック
[周囲を満たし始める圧迫感と厭な気配。]

Gurururururu...

[本能を刺激され地を這う唸り声を上げ、
其の耳は尖りふわりと毛を生やし始めるか。]

Wooooooooooo...

[服の隙間より尻尾らしきものの毛が零れ、
其の口の両端からは鋭利な牙が覗き、
真紅の双眸に映る光は獣の其れへと変貌を遂げ、
黒い塊の咆哮に呼応するのに地を裂かんばかりの雄叫びを上げ、
4つ頭の化け物へ向かって地を蹴り――]

Gaaaa!!!

[闘争本能のみと化した獣は瞬きの間に黒い獣へと迫り、
大鎌を其の胴へと振り上げながら、
交差させる様に鋭い爪を頭の一つへと振り下ろす。]
(255)2006/09/29 20:50:28
農夫 グレン
[黒い獣は、リックやアーノルドの攻撃を避けようと
せず、敢えてその方向に毒々しい色の吐瀉物を吐きかける。
その中には、普通の人間のものほどの目玉が混じっており、
棺の底面に横たわるグレンの方へ飛んでいく。]
(256)2006/09/29 20:56:49
踊り子 キャロル
[吐瀉物の中の目玉を視線で追い]

お前が食べてしまったの?
あの子を……
どこにやったの?

[ひゅ、とまた空気を裂く音がして。
刃はリックが向かったのとはまた別の頭へと吸い込まれる。]
(257)2006/09/29 20:59:40
双子 リック
[胴体も頭部も避けられずざっくりと切り裂けば、
吐き出される吐瀉物と似た液体が噴出し、
翻る大鎌は真紅の薔薇の花弁を撒き散らし、
吐きかけられる吐瀉物をいくらか防ぐも、
其の花弁は黒く、黒く、漆黒に染まり枯れ、
防ぎ切れず浴びた粘性の高い液体は、
ジュワ、と音を立てて服を、皮膚を、溶かす。]

Wooooooo...Gau!!!

[飛び退けば振るう大鎌は大人の指よりも太い茨を無数に伸ばし、
其の鋭利な先端で黒い獣を貫かんと一斉に伸ばされる。]
(258)2006/09/29 21:10:10
農夫 グレン
[グレンの方へ向かった目玉は、彼の上空を飛び回る。
そして、棺の底面の上にゆっくりと起き上がる。]

貴様ラハ、アノ娘ノ手ノ者カ?

[その声は、グレンのものではない。
目玉から吹き付ける赤黒い霧が、グレンの体に当たる。
体の周囲に目玉を漂わせ、ゆっくりとヴァンパイアが近付いてくる。]
(259)2006/09/29 21:20:51
村長 アーノルド
[黒獣の吐瀉物を女神が大盾を掲げて何とか防ぐ。
盾より白煙が上がり、飛び散った飛沫が衣に掛かりジュワと嫌な音を立てるが、鉄壁の固き防御を崩すことは出来ない。
が、その分動くこともままならず、近接武器は元より投擲武器や射撃武器でさえ黒き獣に向けるのが精一杯と言う有様。]
(260)2006/09/29 21:24:00
逃亡者 カミーラ
刃…お前は。
戦うことも叶わず、蟲にくわれて死んだのか
おぞましくも、生きながらくわれたのか
…それがお前の悪夢なのか。

[見えず聞こえず、外から無音のblackboxの内側へ向かって、低い声で]

敵ばかりを求める──。
飢えてギラついた酷い目だ。
以前から時折、見かけたが──。
(261)2006/09/29 21:34:46
逃亡者 カミーラ
…ぁあ、そうだ。
お前が死神の掟に反し、血の騎士に命を狙われたと知った時。お前を殺してやれればと心から思った。

お前の様な者を内側に完全に閉じ込めてしまえれば。
お前を殺し、安らかなる死を与える事が私に出来るならば。
私は満ちたる事が出来るだろう。

[箱の表面をなぞり、口唇の端を笑みの形に歪める。]

しかし、その様な力を私は持ち得ない。
死神が死神を完全に屠る事は出来ない。
出来るのは肉体の一時的な破壊のみ。

──そして、お前の肉体の破壊を望む事すら、眷属には本来あってはならぬ事。

[幾十の切っ先が、上方を向いている事を知ってか知らずか。あらわになった両太腿の付け根より、二本の円月輪を取り出す。]
(262)2006/09/29 21:35:48
逃亡者 カミーラ
[囁く声は低く低く小さく。]

…私も何処かが壊れている。
故に口を噤み、刃──天使軍時代のお前からも遠ざかった。
再会した時は、既にお前はネヴァンの騎士だったな。

[片手で二本を8の字の形に持ち、振り上げれば二つの輪は、切っ先が花の様にギザギザと尖った一本の大きな円月輪に変化し。それを黒箱の上から叩き落とさんと──。]
(263)2006/09/29 21:36:15
農夫 グレン
[リックの伸ばした茨が、獣の体を貫く。
その血は、赤黒い霧のように舞い上がる。
異様な呻きとともに、毒液と思しき液体を滴らす
蠍の尾を振り回す。]
(264)2006/09/29 21:38:29
村長 アーノルド
く・・・

[それでも、最も防御力が高く、唯一黒獣に無傷で接近できるであろうことは疑いなく。

そこへ動けぬと見た黒獣が地響きを立てて突進してくる。
黒き巨体が女神に迫る。]
(265)2006/09/29 21:38:36
墓守 ユージーンは、blackboxの蓋に手を触れ────
2006/09/29 21:38:44
村長 アーノルドはメモを貼った。
2006/09/29 21:39:44
逃亡者 カミーラ
[黒獣が鉄の様な牙を剥き出し、キャロルを嘲笑う様に大口を開ける。臭気を発するその口内には、見覚えのある少年──リュシアンの悲しげな生首。
 獣が舌を突き出せば、少年の生首は喉の奥で苦しそうなうめき声をあげる。]
(266)2006/09/29 21:40:41
踊り子 キャロル
[刃が弾き飛ばした酸性の飛沫が白い肌を少しずつ侵食していく。]

返しなさい……返して……!!

[翻した手首の動きに合わせて刃が踊る。
空間を縦に、横に、出鱈目な残像を残し]

私から3度もあの子を奪わないで!!

[アーノルドへと突進していく獣の後ろから、伸ばした刃で首を薙ごうと]
(267)2006/09/29 21:41:14
踊り子 キャロル
――……っ!!

[首を掻き切ろうとした刃は口の中の顔に、ひゅるりと手元に戻る。]

やめて……やめて!!

[獣へと走りより、その口の中へ手を差し伸べた]
(268)2006/09/29 21:42:53
墓守 ユージーン
〔blackboxを貫く幾十もの指の太さ程の針が、長々と。
 呟くと同時に纏いつく血を渦巻かせながら伸びる。〕
(269)2006/09/29 21:43:50
農夫 グレンはメモを貼った。
2006/09/29 21:44:05
双子 リック
[シャーロットの炎が、ローズマリーの清浄な水が、
立ちのぼる赤黒い霧を焼き払い洗い流すか。
刺し貫いた茨は其の身を締め付け切り裂かんと、
意思を持った蛇の如く蠢きのたうちながら、
アーノルドへと向かう黒い獣を覆いう。

空を裂き迫る蠍の尻尾に大鎌を振るい断ち切れば、
びちびちと跳ね回る切れた尻尾。]

Garururu...Gaugau!!!!!

[ひらりひらりと大鎌を翻し其の尻尾を切り刻む。]
(270)2006/09/29 21:46:32
村長 アーノルド
[不意に自分の前に駆け込んできたキャロルが、獣の口の中に自ら飛び込もうとするのを見、]

キャロル君!!

[防御力を下げ、速度を全開に。
女神は疾駆し、開かれた口のぞろりと生えた牙が今にもキャロルを捉えんとするその前に]
(271)2006/09/29 21:46:44
農夫 グレン
[目玉から浴びせられる霧が、体に当たるたび、
牙を光らせて言葉を紡ぐ。それは、グレンの体を
通しての夢魔の言葉なのだろうか。]

我ヲ封ジシ、アノ娘ヲ許スコト能ワズ。
願ワクバ、汝ラ我ガ血肉トナリテ、栄華ノ糧トナレ!

[目玉から強く霧が吹きつけられると、それらの目玉を
漂わせたままヴァンパイアが飛翔し、黒き獣を取り巻く騎士へ向かう。]
(272)2006/09/29 21:46:55
村長 アーノルドは、踊り子 キャロルを女神の内部に取り込み、
2006/09/29 21:47:27
村長 アーノルド
[タン、と手前の地面を蹴れば、黒い獣を高く飛び越し、空中で身を捻り。

なおも食いつかんとする躍りかかる獣の首を宙で舞うように交わす、
が、

不意に思わぬ角度より衝撃。]
(273)2006/09/29 21:50:50
酒場の看板娘 ローズマリー

隊長……!

[手を伸ばすも、威力を和らげる術は無く]
(274)2006/09/29 21:52:18
逃亡者 カミーラ
[黒箱のちょうどユージーンの胸部付近に円形の斧の様な刃を振り下ろした瞬間──、内側から箱を破り針が勢い良くせり上がって来る。]

──ぁあああ!

[針に半ば貫かれかけた脚を跳馬の様に、素早く蹴飛ばし回す。ユージーンに向けた円月輪を支点にして、倒立しようとする様な姿勢。]
(275)2006/09/29 21:54:00
村長 アーノルド
[太き蜥蜴の尾に強打され、吹き飛ぶ。

防御力を落としたために打撃は内部にも伝わり、みしり、と嫌な音が身体の何処かから聞こえる。
更に地面に叩き付けられ、足元に蟠る闇を散らしてバウンドする。]
(276)2006/09/29 21:56:34
農夫 グレン
キェェェェェェェェェェ!!

[動きをなす前に、必ず目玉から赤黒い霧。]

楽シイ、楽シイ夢ノ庭ヘヨウコソ!!

[そう叫びながら、鋭利な牙を剥き出してリックへと向かっていく。]
(277)2006/09/29 21:57:53
見習い看護婦 ニーナ
[汝ラ我ガ血肉トナリテ、栄華ノ糧トナレ――

 グレンの、ヴァンパイアの口から奔った言葉に
 がばと顔を上げる
 その視線の先、最もちかくにあったもの]

[伸びたローズマリーの腕に向けられたのは
 それを切り落とそうとするニーナの鎌]
(278)2006/09/29 21:58:31
墓守 ユージーン
〔針が黒板を突き破り、パパパパパパと黒板の全面に微細な皹が入る。刀を持ち、その脆くなった黒板を柄で砕くようにして立ち上がろうとし───


 ────倒立する様な格好で向けられたギザギザの円月輪。〕
(279)2006/09/29 21:58:44
村長 アーノルド
ガハッ・・・!

[息が止まるほどの衝撃。
腕に抱えたキャロルを落下の時に庇ったためにしたたか背を打ち、痛撃に震える。]
(280)2006/09/29 22:01:27
双子 リック
...Wau?

[背後よりの慣れ親しんだ気配に一瞬だけ、
きょとんとあどけない少年の表情が戻り、
襲い来るグレンを見つめるも、
其の牙に、赤黒い霧に、大鎌を振るい、
紅い紅い花弁が舞えば漂う香気は薔薇か血か。]

Woooooooooo...Gau!!!!!
(281)2006/09/29 22:02:25
酒場の看板娘 ローズマリー

!?

[斬撃に気付き、白き棍で受け止めるも、体制は崩れて]
(282)2006/09/29 22:02:52
村長 アーノルドは、踊り子 キャロルを放し、脂汗を流しながら身体を丸める。
2006/09/29 22:03:49
農夫 グレン
[リックの振るう大鎌が漂う2つの目玉の1つを掠めれば、
ヴァンパイアの動きが心なしか鈍る。]

血ヲヨコセ!キィィィィィィ!!

[紫色の巨大蝙蝠の如く、マントを翻してリックに掴みかかろうと、]
(283)2006/09/29 22:05:43
踊り子 キャロル
リュシアン……!!

[伸ばした手は獣の口に入る前に誰かに引かれ、遠ざかり。
衝撃が体を揺さぶり、背中から落ちるのに衝撃を覚悟する。

――が、思ったよりも小さく。]

た、隊長……?!

[体を丸めるアーノルドと獣の間で視線を彷徨わせ]
(284)2006/09/29 22:06:45
逃亡者 カミーラ
[円月輪が肉に減り込む感触。続いて、ギザギザとした切っ先が重力に負けて肉の中で折れる。
 切っ先の折れた円月輪は支点として不安定だ。
 針がカミーラの太腿や脇腹に突き刺さっている。その痛みも有って、バランスを崩し、背を折る様にしてユージーンの上に落下する。

 棺の中の血が爆ぜる様な音を立て、王冠型を描いて四散する。]
(285)2006/09/29 22:07:24
村長 アーノルドは、踊り子 キャロルに蒼白な顔でニィと笑いかける。
2006/09/29 22:08:09
見習い看護婦 ニーナ
[体勢を崩したローズマリーへ飛びかかる。
 足から全身を使う獣のような跳躍

 ニーナの手の中で、二本の鎌がそれぞれ
 切り裂こうとする、剃刀の如き鋭き牙を持つ単眼の蛇と
 打ち据えようとする太き蜥蜴属の尾に姿を変え
 ローズマリーへと、襲いかかる。]
(286)2006/09/29 22:11:17
墓守 ユージーン
ううっ…   !

〔ギラりと見開いた眼が一瞬現れ、再び血液の中に落ち込む。

 黒板を右の刀の柄で砕き、
 左腕からは、カミーラの胸元へ放たれようとした一刀。
 その左の付根から脇腹へかけてギザギザの切っ先が減り込んだ。骨を絶ち折りながら円月輪が砕ける。

 無数の針だけが血の湖面の上に顔を出している。〕
(287)2006/09/29 22:13:19
村長 アーノルド
[緩慢な動作で、起き上がろうと手をつき上体を起こす。
苦痛に震えつつも、歯を剥き出して笑いの表情を形作る。
アーノルドが転がっていた間輪郭が揺らいでいた女神が、再び武器を構えなおし、立ち上がる。]
(288)2006/09/29 22:13:34
踊り子 キャロル
わ、笑ってる場合じゃ……!!

[アーノルドの前で庇うように立ち、獣と対峙する]

……どうしろというのよ……
あの子……

[獣の口の中の苦痛に満ちた顔を思い出せばきつく目を閉じ。]
(289)2006/09/29 22:14:28
酒場の看板娘 ローズマリー
[水の飛礫を打ち出しながら、先程から降らせている雨で、水の足場を作り出し]


つぅ……、何を……!

[跳ねるように、水場から水場へと移動する。
左上腕からは血が流れる。ニーナの刃はローズマリーの身を数センチ、切り裂いていた]
(290)2006/09/29 22:19:24
村長 アーノルド
[よろめき立てば、殺戮の女神は美しき憤怒の様相で盾と剣を打ち鳴らし、戦の舞いを舞う。]

さぁてねえ・・・どうしますかねえ・・・

[だらりと垂れた左腕の付け根辺りを押さえながら、黒い獣を見据える。]
(291)2006/09/29 22:22:11
逃亡者 カミーラ
[残った輪の部分を持ち上げ、針を薙ぎ倒しながら。
 それでも針山の上に無防備に──落ちる。
 倒れたカミーラの右肩を突き出た刀が串刺しにする。
 そのまま、溺れる様に──。]
(292)2006/09/29 22:22:44
墓守 ユージーン
......。

〔目の前に幻影が映る。
 あの影。

 赤ん坊の泣き声が聞こえる。視界が、赤い。〕
(293)2006/09/29 22:22:59
双子 リック
[襲い来る紫の巨大蝙蝠の如きグレンの翻るマントを、
振り下ろした大鎌をひらりと翻し終端の刃が掠め、
舞い散る花弁は濃厚な血の香りにも似て――]

Garururu...

[掴みかかられれば其の腕を切り裂かんと、
鋭い爪が振り下ろされる。]
(294)2006/09/29 22:23:05
墓守 ユージーンは、泡を吐き出し、
2006/09/29 22:24:01
逃亡者 カミーラは、肩を貫かれる苦痛に、呻き声を上げ──。
2006/09/29 22:24:03
農夫 グレン
[リックの爪を、腕に受ける。夢魔にとって、
グレンはただの駒でしかないようだ。防御をとらない。]

コノ者ハ、汝ラノ仲間カ?ククク…血肉沸キ立ツ同士討チノ園。
嗚呼、楽シキ夢、幻カナ…。

[ヴァンパイアの周囲を旋回する目玉が、強く霧を吹きつける。
すると、その牙をリックの首筋につきたてんと、]
(295)2006/09/29 22:27:08
墓守 ユージーン
〔ぬらぬら濡れた針達はカミーラの体の一部を串刺しにしたまま。
 左腕が殆ど動かない。
 落ちてきたカミーラを抱きとめるようにしながら、右腕を振るう。三重の側面の一枚が破壊される。〕
(296)2006/09/29 22:27:34
見習い看護婦 ニーナ
[ばしゃばしゃと
 蜥蜴の尾のような鞭を振るっては水場を散らし、壊しながらローズマリーへ追いすがる。
 水を打つ高い音、散らされた水があたりに落ちる音

 飛び散った水玉に、盾と剣を打ち鳴らす、美しき戦の舞いが映り込む。]
(297)2006/09/29 22:29:42
逃亡者 カミーラ
[──赤児の泣声。針に貫かれる痛みの中、自ら作りだした血の海の中に見えるモノは、花畑の黒花によって見えた──幻影に似て。
 溺れながら首を振る。円月輪は血に還り、掴む物を失った指先は、目の前にある男の身体を握りしめる。縋らなければ、全身がバラバラになりそうな感覚がある──。

 黒い板が破壊される音。
 ハッとして箱を分解して、*5枚の板に戻す*。]
(298)2006/09/29 22:32:50
踊り子 キャロル
[ゆっくりと目を開けると、獣の首に向かって、微笑む]

……ごめんなさいね。

[ゆっくりと歩み寄る。
翻した手首から跳ねる刃が獣の首の一つを捉えて、くるりと巻きつく。]

……私も、後から逝くから……

[腕を、引く。
ひゅっ、と細い音と同時に、獣の首に深い切れ込み]
(299)2006/09/29 22:33:26
村長 アーノルド
[再び抱き取るように女神像がその内部にアーノルドを取り込む。
獣の残った首が背筋の凍る咆哮を上げるのに、ステップを踏むように優雅に駆け寄っていく。]
(300)2006/09/29 22:33:54
双子 リック
[最早言葉を理解するだけの思考回路は残っていないのか、
目の前より迫る「敵」に対して獣は本能のみで動く。]

Wooooooo...

[腕を切り裂いて舞う紅い血飛沫。
迫り来るグレンの牙に地面を蹴り、
其の胴へと足を置いて蹴り上げれば、
牙の掠めた首筋からは紅い血が吹き上げる。]

Garuru...

[中空で身を翻しながら大鎌を振るい、
其の先端は容赦無くグレンの首を落とさんと――]
(301)2006/09/29 22:39:36
村長 アーノルド
[首の傷から血を噴出しながらのたうつ獣のその顎に、がっきと大斧を食い込ませ。
握った手に噛み付こうと、無傷な頭が首を伸ばせば斧の柄から手は離れ。
するりと身を翻し、間合いを開ける。
斧槍の鋭き穂先が、すかさず稲妻のごとく獣の脚を縫い止める。]
(302)2006/09/29 22:43:16
農夫 グレン
アーハッハッハッハッハッハ……殺ラレルナア。

[目玉がその旋回速度を増し、霧を急激に吹き付ける。]

キェェェェェェェェェェェェ!!

[絶叫とともに、その鎌へと向かっていく。
首を落とされそうであるが、何の対処もしない。
刃にそうされたときのように、首が蝙蝠化する気配もない。]
(303)2006/09/29 22:45:21
墓守 ユージーン
〔5枚の黒板。
 尚も振るい。
 一部を壊し、血液が外へ流れ出してゆく。〕

げほっ…げほっ…っっ  ふぅはぁ…

〔血塗れになった男女の体。血が辺りへと流れてゆく。音が次第に戻ってきた。剣戟、唸り声、苦痛の声。
 暗闇を眺める黒い眼は光っているものの。

 ずるりとカミーラの体から針が縮まり抜かれる。
 カミーラの手に握り締められながら。

 カミーラを抱き止めたまま。
 右腕が動き、右上から左側へと刀身が…カミーラの首の根元へと、冷たい刀身がピタリと触れる。眼はまだ虚空を見上げたままだ。〕
(304)2006/09/29 22:45:25
酒場の看板娘 ローズマリー
[水の銛を打ち出しながらも、どんどんと間を詰められて]


どうしたというのだ、これは……!

[辛うじて攻撃をかわしながらも]
(305)2006/09/29 22:45:57
農夫 グレン
[斧槍が、黒き獣の脚に。血飛沫は、霧のように舞う。
いや、霧のようにではなく、それは霧だ。]
(306)2006/09/29 22:49:53
踊り子 キャロル
[大斧を食い込ませられた首目掛けてもう一度。
刃を絡め、強く、強く腕を引く。

ごとり、と首が一つ、血溜まりに落ちて。

開いた口の中、牙の隙間から見える、白い顔。

目を逸らし、他の首を狙う。]
(307)2006/09/29 22:51:37
村長 アーノルド
[シャーロットの炎が飛び散る血を、霧を燃やし、拡散を防ぐ。
竦んでいたのかタイミングを計っていたのか、遅れてハーヴェイの鎖が獣の後肢に絡みつき、一纏めにくくる。
獣は動きを封じられ、どうと横倒しになった。]
(308)2006/09/29 22:53:36
墓守 ユージーン

ああ....冥いなぁ…

〔カミーラがそこにいるのに気づいているのかどうか。
 ぽつりと呟いた。〕
(309)2006/09/29 22:54:36
村長 アーノルド
[首を落とされ、倒れたままもがく獣。
太い爬虫類の尾が苦痛を示すかのようにうねる。
吐瀉物を出して拘束を解こうと残った唯一の首を振り上げるが]
(310)2006/09/29 22:57:16
見習い看護婦 ニーナ
[ローズマリーに答えることなく
 打ち出される水の銛を
 獣の尾に酷似した鞭が意志を持ったかのように動いて落とす。

 獣が攻撃を受けるたびに、鞭の動きが緩慢になり
 肩口を銛が掠めて、血がしぶいた。血は霧に変わる]
(311)2006/09/29 22:58:51
農夫 グレン
[獣が絡めとられ、横倒しになる。しばしの呻きの後、
残った首から呪詛のような響きを持つ声が漏れる。
まるで、最愛の人からの呼び声のような。]
(312)2006/09/29 22:59:32
双子 リックはメモを貼った。
2006/09/29 23:00:12
村長 アーノルド
[暗黒の地面を強く蹴りつけて跳躍した女神が。
高く高く舞い上がり、確りと矛槍を脇に抱え込んで。]
(313)2006/09/29 23:01:31
農夫 グレンはメモを貼った。
2006/09/29 23:02:09
踊り子 キャロル
[うねり、暴れ、もがく獣の首に刃を絡め、引く。
切断までは至らないが、その動きを封じ、暴れる度に刃が食いこんでいく。]

……いい子だから、もうおやすみなさい……?

[片手で刃を掴み、下に引き、その首を押さえつけ]
(314)2006/09/29 23:02:51
村長 アーノルド
[ゆるやかに旋回し、頭を下に。
大盾を胸の前、アーノルドを抱いた場所に据えると。

錐揉みしながら落下。]
(315)2006/09/29 23:08:38
双子 リック
[舞い散る紅い花弁と立ち込める紅い霧の中、
尚も掴まれ追い縋られながら、
振り下ろした大鎌は向かい来るグレンの首を切り落とし、
寸でのところで其の首は地へと転がり落ちる。]

Gaw!Baw!!!

[周辺を忙しなく飛びまわる目玉へ大鎌を振り上げ、
太い茨と紅い刃と化した花弁が目玉を切り裂かんと中空を走る。]
(316)2006/09/29 23:08:55
吟遊詩人 コーネリアスはメモを貼った。
2006/09/29 23:10:18
農夫 グレン
[リックの大鎌が首を切り落とさんとする刹那、
グレンの体から赤黒い霧が抜けていく。
そして、黒き獣の方へと戻っていく。目玉とともに。]

カミ………。

[最期の呟きは、間違いなくグレンのものであった。
死ぬことはないにしても、元通りになるまでどれくらい時間がかかるか。
切り落とされた首の眼は見開き、偶然にもカミーラが
いるであろう方向を向いていた。]
(317)2006/09/29 23:12:41
逃亡者 カミーラ
[血液が流れれば潮が引く様に幻影から解放される。
 ──何時の間にか首筋に刃物の冷たい感触がある。
 ユージーンの呟きにゆっくりと瞬き。]

…見えるか?

[切っ先が首に食い込む事を気にした様子もなく、首を落としたければそのままに、と言わんばかりに額に額を触れさせ。]

このまま、私の首を落とすなら。
すでに己の身体が、掟に縛さえる死神のモノである今──、お前の「刃」はただ火花を散らすだけのものに過ぎないと言う事だ。
(318)2006/09/29 23:13:35
村長 アーノルド
[女神の力をスピード重視より防御力最大にシフト。

だが、穿つ威力は質量と落下速度によるもの───

もがく獣の巨体へと自ら一本の槍と化した女神が───]
(319)2006/09/29 23:14:01
逃亡者 カミーラは、農夫 グレンの首が落ちる音を、遠くでそれとは知らずに──音だけを聞く。
2006/09/29 23:14:54
村長 アーノルド
ぉおおおおおおおおおぉおおぉオオオオオオオオ───!!
(320)2006/09/29 23:15:09
農夫 グレンは、まるで死んだように動かない。
2006/09/29 23:15:48
墓守 ユージーン
.............。

〔額に額がくっつき、カミーラが見える。〕
(321)2006/09/29 23:19:06
双子 リック
whine...?

[グレンの声に落ちた首を見つめ、
小首を傾げぱちりと瞬く。]
(322)2006/09/29 23:22:09
逃亡者 カミーラ
お前はリリム・ネヴァンに何を誓った?
──何も無いのか。
(323)2006/09/29 23:22:26
逃亡者 カミーラはメモを貼った。
2006/09/29 23:23:18
村長 アーノルド
[ドォンと衝撃音が響く中。

突き立った槍が。
獣の肉を砕き抉り巻き上げて粉砕し。
血飛沫でさえ円錐形に割れて。]
(324)2006/09/29 23:24:26
墓守 ユージーン
〔僅か唇をあけ。暫くして、〕

全てを。
 
(325)2006/09/29 23:24:42
墓守 ユージーン
〔幾度か、瞬かせ。〕
(326)2006/09/29 23:27:38
墓守 ユージーンは、────刀身を振るう。
2006/09/29 23:27:48
墓守 ユージーン
〔カミーラの後方にある虚空の幻影を斬った。
 易々と。それは切り裂かれ。

 身が震えた。〕
(327)2006/09/29 23:28:13
農夫 グレン
[槍が、獣の肉を粉砕する。まるで破裂したかのように。
霧状の血飛沫が、円錐状に割れ散逸する。
砕け散った肉は、黒い固形と液状の中間のように融解していく。]
(328)2006/09/29 23:28:27
逃亡者 カミーラは、農夫 グレンの首が落ちる音の直前に、自分の名を呼ぶ声が聞こえた様な──。
2006/09/29 23:28:54
農夫 グレンはメモを貼った。
2006/09/29 23:29:04
村長 アーノルド
[と。
矛槍が。
ぱきり、と、

攻撃の負荷に耐え切れず砕け、柄も刃も霧散し、女神もあらぬ方へと吹き飛んでいく。]
(329)2006/09/29 23:29:43
踊り子 キャロル
[衝撃音と共に、刃に掛かる負荷が消え。
手元へと刃を戻す。
転がった首を抱き上げ、虚ろに開いた口腔の中を見つめ]

……Je te demande pardon.

[そっと口付ければ、まるでそれをきっかけにしたように、どろりと融解していき]
(330)2006/09/29 23:30:38
見習い看護婦 ニーナ
[アーノルドのさけびと
 低く低く響く衝撃

 ニーナは一瞬、打たれたように動きを止め
 獣の尾に酷似した鞭は、貫かれたように硬直し
 砕け散って黒い固形と液状の中間のように融解していく。

 入れ替わるように、もとの鎌が手中に現れた。

 獣の慟哭を写すように
 悲鳴を張り上げながら、刃を振り下ろす。ローズマリーへ]
(331)2006/09/29 23:31:00
逃亡者 カミーラ
[首筋に当てられた刃物がカミーラの後方へ振るわれる。
 何を斬り付けたのか振り返り──。
 またユージーンに視線を戻す。]
(332)2006/09/29 23:32:00
墓守 ユージーン
…ああ。

〔涙が零れた。〕

これも、悪夢なのだな。
(333)2006/09/29 23:32:49
逃亡者 カミーラはメモを貼った。
2006/09/29 23:33:28
墓守 ユージーンはメモを貼った。
2006/09/29 23:34:38
逃亡者 カミーラ
[肩口から刃物を無理矢理抜いて、半身を起こす。
 ユージーンを掴んでいた手を離し、その手で目の前の男の涙を拭う。]

「刃」に、他に使い道は無いのか。
(334)2006/09/29 23:36:21
村長 アーノルドはメモを貼った。
2006/09/29 23:36:58
酒場の看板娘 ローズマリー
[遠巻きに見えるグレンの姿に、一瞬気を奪われ]


……ッ!?、しまっ――

[ギリギリでの回避行動。
相手の動きはスローモーションに感じられたが、自身は僅かにしか動けず――]
(335)2006/09/29 23:37:20
双子 リック
[大鎌を片手に持ったままグレンの首の傍にしゃがみ込み、
ぱちぱちと瞬いて其の首を見つめている。]
(336)2006/09/29 23:38:06
農夫 グレンはメモを貼った。
2006/09/29 23:39:04
墓守 ユージーン
ネヴァンは、護れる力があると。
そう仰たが…

〔涙か否か、光る黒い眼を細めて。〕
(337)2006/09/29 23:39:45
吟遊詩人 コーネリアス
ニーナ!!

[止めようと、とっさに鎌持つ手首へ向かって描いた刃は、鋭いままで。]
(338)2006/09/29 23:40:00
見習い看護婦 ニーナ
[片腕の手首から先が舞う
 残った刃も狙いが逸れて
 首もとを狙ったものがローズマリーの肩口へ]
(339)2006/09/29 23:45:05
村長 アーノルド
[ドロドロと拡がった黒いゲル状の物質は、その表面を波打たせ蠢く。
ふつ、ふつ、と断続的に泡立ったかと思うと、ひゅるっ!と擬足のようなものが伸びて、周囲の隊員達へと掴みかかる手となる。]
(340)2006/09/29 23:45:27
見習い看護婦 ニーナはメモを貼った。
2006/09/29 23:46:14
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/29 23:48:54
吟遊詩人 コーネリアスはメモを貼った。
2006/09/29 23:49:13
逃亡者 カミーラ
ならばお前は──、
護れる「刃」なのだろう。
…お前なら出来るだろう。

[無理矢理に身体を起こした所為で、刺し傷で出来た穴が広がり、カミーラの腕がもげて落ちる。立ち上がりユージーンの上から退こうとするも、穴だらけの脚はままならず。]

しかし、私は──、

[言いかけて目眩に目を閉じれば、酩酊感。
 カミーラの四肢が間接ごとに千切れ、人形の様にバラバラに崩れ落ち、胴、胸、首が転がり──。周囲に突然、円を描く様に血の海が広がる。]
(341)2006/09/29 23:53:03
酒場の看板娘 ローズマリー
[ずしゅっと肩口を切り裂けば、鮮血がニーナの刃を濡らして]


つぁ……っく……!

[傷口を押さえながら、掌を正面に。
水の柱を生み出して、ニーナに向かって思い切りぶつけた]
(342)2006/09/29 23:55:27
墓守 ユージーン
さァ、あるとは思えやせんが。

[軽く笑う。カミーラが動くのを見て、身を起こそうとするも、左腕の付根から脇腹辺りまで、ザックリと肉が抉られ、骨も折られている。苦痛に顔を歪めていると、バラリ。
 体の上にカミーラの体の部品が落ちてくる。血だまり。]

カミーラ!
(343)2006/09/29 23:57:54
墓守 ユージーンは、右腕で、カミーラの体を受け止めようと伸ばすも──
2006/09/29 23:58:39
農夫 グレンは、死したように動かず、迫り来る手に反応すらしない。
2006/09/30 00:01:49
墓守 ユージーンは、ゲル状のものを見、一つがグレンに向かっているのを視認した。
2006/09/30 00:05:34
書生 ハーヴェイ
やったんか…!?

[後ろ足を縛るチェーンを握ったまま、獣が槍で貫かれる様を見て声を出す。

と、緩むチェーンに違和感。
黒き触手が迫り来るを見、慌てて後方へ一歩飛び退く。]
(344)2006/09/30 00:05:38
逃亡者 カミーラ
[血溜まりは何処から沸き出すのか、ユージーンの手をすり抜ける様に、バラバラになったカミーラの身体を勢い良く多方向に押し流す。他の隊員達の居る方へも血の海は広がり、血海の深さは、膝下を覆う程の高さになり、波を被らせる。
 カミーラの首は海に沈み、姿を隠す──。]
(345)2006/09/30 00:05:57
吟遊詩人 コーネリアス
[振り抜いた刀をそのままに、
一瞬茫然と斬り飛ばしてしまった細い手首を目で追う。

足元を掴む黒き手に我に帰り、刀を振るって斬り飛ばす。

…同じように飛ぶ手首に眉を顰め。]
(346)2006/09/30 00:08:47
踊り子 キャロル
[足元に一度拡散したゲル状のものは不気味に蠢きながら集合しようとし。
大きな塊へとくっついた瞬間、触手のようなものが伸びる]

何……?!

[足に絡みつくそれを刃で切り離そうとして。
グレンの首が落ち、それがゲル状のものに飲まれようと――]

何を遊んでいるのよ、グレン!!

[足を絡め取られるままにグレンの方へと刃を伸ばし、ゲル状の物を刃で絡めとって跳ね上げる。]
(347)2006/09/30 00:10:21
双子 リック
Gawbaw!!!

[グレンに迫り来る触手に気付き、
威嚇するように吼えながら跳ね上がり、
大鎌を振るえば茨が其方へと伸びる。]
(348)2006/09/30 00:10:43
吟遊詩人 コーネリアス
[踏み出した足元が、ざぶりと音を立てる。]

カミーラ…!?

[血の海に浮く、優美な文様の刻まれたその腕。]
(349)2006/09/30 00:11:20
墓守 ユージーン
[何時の間にか、血の海の中にいる。
 痛みを堪えつつ、ザバザバと、血の海を掻き分け、カミーラの首を探す。左腕が使えない。]

シッ...

[苛立たしげに。グレンの方を見ると、刃達をその触手を切り裂かんとて向かわせる。一瞬、蓮の匂いがした。]
(350)2006/09/30 00:12:13
村長 アーノルド
[漆黒の「それ」は、ふるふると震えつつ、ぬれて艶を帯びた「腕」を伸ばす。
攻撃を加えられれば、更に何本もの「腕」を表面より沸き立たせてうねる。]
(351)2006/09/30 00:12:41
見習い看護婦 ニーナ
[ローズマリーの肩口へ突き立てた刃に
 更に力をかけて引き下げたところで
 水の柱に弾かれて、歯の隙間から息を漏らし、吹き飛んだ。

 空中でにわかに体勢を直し、触手の何本かを斬る]
(352)2006/09/30 00:15:17
農夫 グレン
[一度は、裏切り者という立場に回ったグレン。
その自分をキャロルのみならず、複数が助けようと動いてくれた。
その首、体は死したように動かないが、眼の辺りが濡れている。]
(353)2006/09/30 00:17:00
逃亡者 カミーラ
[コーネリアスの傍に浮かんだカミーラの腕。
 カミーラの指先がしなるように動き──腕が飛ぶ。
 向かうは空中に居るニーナの細い首筋。
 指先がニーナの気管を締め付け、血の海へ引きずり込まんと。]
(354)2006/09/30 00:17:21
吟遊詩人 コーネリアス
[ 腕。
 手。
 指。

ぞくりと甦る感触に、頭を振って奥歯を噛む。
意識を自ら貫いた足の傷へとやり、その感触を散らす。]
(355)2006/09/30 00:20:33
書生 ハーヴェイ
[飛び退いた先の地面には流れる液体。
足を取られ背を打つようにして転ぶと、追って来た触手は体の真上を掠める。]

[動きを封じんと通り過ぎた触手にチェーンを絡ませ、立ち上がる。
その間にもどんどんと嵩を増す液体に、浸ったシャツは赤黒く染まる。]
(356)2006/09/30 00:21:22
墓守 ユージーン
......これは一体。

[悪夢に囚われていた間の事がよく分かっていない。
 漆黒のゲル状のたゆたう海のような体。
 変幻自在に迫り来る黒い波を見つめながら。]

誰か…説明しちゃあくれやせんか。

[二つの刀を一つに戻すと、その柄を右手で握りながら。]
(357)2006/09/30 00:22:37
双子 リック
[伸ばされる幾本もの腕を茨が絡め取る。]

Garururururu...

[眇めた真紅の双眸はゆらりと揺れ]

Bawgaw!!!

[黒い液状のゲルへと大鎌を振るい、
舞う花弁は血の香りを漂わせながら、
鋭い刃となり更に向かい来る触手を切り裂く。]
(358)2006/09/30 00:24:25
墓守 ユージーン
[リックが触手を切り裂けば、
 その身を内に封じんとて黒い波がその上から襲いくる。
 まるで、死神の力をむしゃぶり尽くすように。]
(359)2006/09/30 00:26:02
逃亡者 カミーラ
[水嵩を増して行く血の海は、液化した黒い夢魔の身体とは混じり合う事は無く。黒い液状のソレから伸びた触手と腕が同時に、立ちすくむコーネリアスに向かう。
 コーネリアスの背後の血の海から現れたのはカミーラの裸足の脚。脚の入れ墨から、円月輪が飛び、コーネリアスの首筋に伸びた黒い腕を切り裂く。]
(360)2006/09/30 00:28:03
逃亡者 カミーラ
[カミーラの脚は、何かに掴まれたかの様にすぐに血の海の中へ消える。ニーナの首筋を掴んだのとは別の──手首が脚を回収した様だ。]
(361)2006/09/30 00:29:45
見習い看護婦 ニーナ
[ニーナの斬り飛ばした触手はしかし、ハーヴェイへ飛びかかる。それが目的だったかのように。

 触手の影から飛来した白いモノ
 ―――カミーラの腕に、首を掴まれ、指で気管を締められる。驚愕に目を開き、血の海へ。いきおい血液がはねた。口から泡を吐き、カミーラの腕を引き剥がそうと、つかみもがく。]
(362)2006/09/30 00:30:35
吟遊詩人 コーネリアス
[刃の声に目を向け、その目の光と仮面の無い素顔を認識する。

あれはいつか見た姿。
血宴の名を持つ、苛烈なる男。]

あれが恐らく中枢!
悪夢の主たる夢魔の化身!

[叫び、己も月の刀を振るいて飛びかかる。]
(363)2006/09/30 00:30:58
踊り子 キャロル
[跳ね上げたゲル状のものは空中でぼたりぼたりと落下して行き。
刃が戻る頃にはまた一つに集合する。

足に絡みついた触手を断ち切ろうと手首を返し――]

……なっ!!

[刃があたるよりも先に、ゲル状のものの表面から無数の触手が*伸びた。*]
(364)2006/09/30 00:32:15
墓守 ユージーン
迂闊に近づくと...何でスかい。
食われそうな勢いで。

[グレンの触手を幾らか斬った刃達を、
 リックの方へと向かわせながら。

 長々と伸びてきた触手を一刀両断に。血の海へと落ちる。]

へっ、なるほど。
じゃあ行きやすか、三日月の旦那!

[コーネリアスの声にかけ声を。]
(365)2006/09/30 00:33:22
踊り子 キャロルはメモを貼った。
2006/09/30 00:33:29
逃亡者 カミーラ
[血の海に落ちた触手は、薬液に溶ける様にして消える。]
(366)2006/09/30 00:35:11
双子 リック
[襲い来る黒い波に飛び退こうとして、
背後にグレンの首のあるのに躊躇えば、
其の侭飲み込まれもがき鋭い爪が波を切り裂かんと――]

Wooooooooooo...

[振り下ろした大鎌より放たれる茨は、
波を分け入り華奢な獣の肢体を包み込む。]
(367)2006/09/30 00:36:26
書生 ハーヴェイ
[チェーンで絡め取られた触手は一瞬動きを阻まれたものの、その性質上捉えられる事は無く。
再び追って来る触手に絡ませたチェーンを解き、先端を叩き落としつつさらに後退。

と、ニーナの斬り飛ばした触手が襲ってくる。
反応に遅れ、慌ててそちらをチェーンで弾くも先ほどの触手が足を掬おうと。
飛んで避けた所を小片に捕まる。]

しまっ…!

[首に張り付いた小片を引き剥がそうと]
(368)2006/09/30 00:38:52
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/30 00:41:20
逃亡者 カミーラ
[ニーナを掴んだ腕はギリギリと喉元を締め上げ──。
 ニーナのすぐ傍にカミーラの首がある。カミーラの目は血の中でも見開かれ、血塗れのその貌は──一見カミーラである事が分かるものの、カミーラとは異なっており、普遍的な女の貌──どこか女神やリリムを思わせる様な──かと言って神では無い。
 …口唇が開かれる。]

…ニーナ。
眷属として己が成すべき事をせよ。
お前は夢魔では無い──。

[首はニーナを真正面から見つめたまま。
 カミーラの腕はさらにニーナの腕をギリギリと締め上げ、正気に戻らなければこのまま絞ると言わんばかりに。]

(369)2006/09/30 00:41:45
逃亡者 カミーラはメモを貼った。
2006/09/30 00:42:53
墓守 ユージーン
[黒い波にリックの姿が呑まれる。
 ゲル状のそれは、じくじくとリックの茨と身を侵食しようとする。力を吸い取ってゆくかのように、茨が枯れていく。]

シッ.

[ハーヴェイの首元に張り付いた小片を、首のギリギリを掠る場所へ刀身を突き刺すように。先程、カミーラと戦っていた事を鑑みても、一瞬ハーヴェイを襲うように見えただろうか。]
(370)2006/09/30 00:43:07
吟遊詩人 コーネリアス
[刃の言葉に頷き、バシャリと水底を蹴り跳躍。
両の人差し指から流れる朱赤の光を両肩へ。

其れは朱く輝く一対の翼となり。

羽ばたき振るえば、無数の触手を斬り飛ばし。]
(371)2006/09/30 00:43:10
酒場の看板娘 ローズマリー
[手元には、咄嗟に撃てる水分が無かった。
水を集めるのに数秒。猶予は無く、ローズマリーは覚悟を決め。

自らの中にある、一番多い水分――血を、飛礫にし]


ハーヴェイ、動くなよ……ッ!

[弾丸とし、小片へと打ち出した]
(372)2006/09/30 00:43:55
見習い看護婦 ニーナ
[ハーヴェイの首もとにへばりついた触手のかけらは、重力に従うように下へ伸び、足元から立ち上る他の触手と合流し、ハーヴェイを引き倒し飲み込もうとする]
(373)2006/09/30 00:44:51
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/30 00:45:20
村長 アーノルド
[──吹き飛ばされてしばし後。
すっくと女神は立ち上がる。
虚空に手を伸ばせば、その掌に光の粒子が集い、矛槍の形を形作る。
出来たばかりの柄を握り、風切りながら振り回す。]
(374)2006/09/30 00:48:46
双子 リック
Gaaaaaaaaaaaa!!!!

[もがきながら更に大鎌を振るえば、
紅い紅い花弁が舞い、
枯れかけた茨はざわりと蠢き鋭利な棘を伸ばし、
獣の肢体をも貫きながら黒い波を切り裂く。]
(375)2006/09/30 00:49:38
村長 アーノルドは、ニヤリと笑う。
2006/09/30 00:50:22
墓守 ユージーン
[一方、リックの元へ向かった無骨な刃達は黒い触手の波へと突き刺さり…切り裂く。蓮の花の匂いが漂い、仄かに金色に輝く。
 突き刺さった部分から、花弁のように黒い波を抉りながら薄く刃を延ばし始め… リックの元へ到達する。仄かな金色の輝きは薄れ。]
(376)2006/09/30 00:51:26
逃亡者 カミーラ
[カミーラの脚を拾い上げた腕は、バラバラのパーツを回収している様だ。腕に抱えられたウエストで切れた下半身は、片足の膝から下のみが無く、壊れたマネキンの様な姿で──。
 壊れたマネキンの様な「ソレ」がキャロルの黒い液体に足首を掴まれ、覆われそうになっているキャロルの傍に現れる。]
(377)2006/09/30 00:52:38
書生 ハーヴェイ
が…!

[ぎりぎりと首を絞められ、首ごと小片を掻き毟る。
その間に小片は伸び、合体。
首と手先に意識が行っており、踏ん張りもさして効かず身体を引っ張られる。
ユージーンとローズマリーの放った攻撃は触手を切り裂いたものの、首元の小片には届かず。

じりじりと黒の中心へ引き寄せられる。]
(378)2006/09/30 00:53:53
村長 アーノルド
[赫い血溜りを蹴立てて、黒き波へと疾駆。
旋回する刃が殺到する触手群を切り飛ばし、黒い飛沫へと返す。]
(379)2006/09/30 00:54:59
吟遊詩人 コーネリアス
[触手の茂みを刈り取るように、朱く輝く翼が風に舞う。

どろりと溶けた澱みの奥の、核を目指すように低く飛翔。]
(380)2006/09/30 00:56:12
墓守 ユージーン
[そして、開花した。
 リックを包むようにしながら、金の蓮の花。
 それらがゆるゆると開き、回転し、
 黒い波を掻き乱し、上へと脱出口をつくる。]
(381)2006/09/30 00:57:04
見習い看護婦 ニーナ

………ッ…ガ

[首を締め上げられ、気泡が逃れてゆく
 女の声が水中にいやに響いて、血の海が波立つたびに音が揺れて、何処かで赤児のなきごえがするような、そんな気がする。
 白い外套も、すっかり紅く染まっている。
 夢魔の霧の、暗いとは違う色に。

 薄く目を開いて、女の顔を見る
 締められた喉から声を]

…私は
(382)2006/09/30 00:57:24
逃亡者 カミーラ
[血飛沫を跳ね上げて逆さまに突き出たカミーラの下半身。肌の入れ墨は仄かに輝き、曲げられた完全な方の膝、足首から円月輪を飛ばす。一瞬、キャロルに絡み付いた触手を円月輪が切り飛ばし、その間にカミーラの腕がキャロルを黒い触手の群れから引き離す。

 変わりにキャロルは血の海に溺れるが──、血の海に落ちた触手の破片は、薬液に溶ける様に消える。

 カミーラの下半身と腕も海に沈み何処かへ消える。]
(383)2006/09/30 00:57:53
双子 リック
[金色の光に包まれ花開けば其の中より躍り出て、
振るう大鎌は薄れ行く金色に紅い花弁を添える。]

GawBaw!!!!

[大鎌は追い縋る波を切り裂く。]
(384)2006/09/30 01:01:46
墓守 ユージーン
ハーヴェイの坊ちゃん。
泣くンじゃないゼ?
────これ以上、役立たずになりやスな。

[ハーヴェイの足元を掴む触手、手首を掴む触手、首元の触手を、触手がへばりつくハーヴェイの身を幾らか掠り刻みながらも次々と血の海へと落としてゆく。]
(385)2006/09/30 01:03:02
逃亡者 カミーラ
[ニーナの喉を締め上げる指先の力が緩み──腕はニーナの頬に伸ばされる。女の首がニーナに優しく頬笑めば、腕はニーナの傍を離れ、何処かへ消える。
 ──揺かごの様な波に攫われ、カミーラの首も何処か分からぬ場所へ流れて行く。]
(386)2006/09/30 01:03:40
見習い看護婦 ニーナ
このような心地だろうか。
──揺り籠の中とは

[こぷ、と泡が浮いた
 カミーラの指先が緩みこぼれた呟きは聞こえたろうか。
 血の海で微睡む]
(387)2006/09/30 01:07:22
逃亡者 カミーラ
[首が何処かへ流される前に、低い囁きがニーナの耳元をくすぐって行く。]

…ニーナ。
お前は確かに憶えているだろう。
(388)2006/09/30 01:09:45
吟遊詩人 コーネリアス
[黒き澱みは震えると、無数の腕を空へと伸ばす。
或るものは子供のように小さく、
或るものは女のように細く。

まるで何かを求めるように、
その手を伸ばし、掴み、引き擦り込む。

血の海に触れた黒い腕は、一瞬震え、いとおしげに海面を撫でるとその中へと溶けてゆく。]
(389)2006/09/30 01:09:50
墓守 ユージーン
[リックを護るように花弁は舞いながら、黒い波を切り裂く。]

───カミーラ!?

[流れていき、血の海の中へ見えなくなるのを。
 ふわりと蓮の匂いがして、見上げれば金波羅華。

 ゆるりゆるりと舞えばこそ。]

カミーラ…カミーラの方。

[呟けば、一挙に飛来する触手の波に一人立ち向かおうとするコーネリアスの姿が映る。]
(390)2006/09/30 01:11:14
村長 アーノルド
[旋回する刃は寄せ来る黒い波を散らし、黒い飛沫へと変え、飛沫は黒い雨となって、赫い海に降り注ぐ。
赫い海はたゆたい、滴る黒い滴は一粒残らず解けていく。]
(391)2006/09/30 01:13:37
墓守 ユージーン
三界の…
(392)2006/09/30 01:14:17
村長 アーノルドは、「コーネリアス君!」と叫ぶ。
2006/09/30 01:14:31
吟遊詩人 コーネリアスは、黒き雨と黒き波の間を飛翔。
2006/09/30 01:15:06
逃亡者 カミーラ
[黒き波へと疾駆するアーノルドの背後の血の海に、カミーラの胸部が浮かび、また海へ消える。胸部と片腕が海の中で繋がり──何処かへ流れて行く。
 流れて行く途中で、胴の部分を拾い繋ぎ合わせる。]
(393)2006/09/30 01:15:25
吟遊詩人 コーネリアス
[襲い来る触手の波を、その翼を振るって斬り進む。]


…っ!!

[刈り残した触手がその足首を捕らえ。]
(394)2006/09/30 01:16:28
酒場の看板娘 ローズマリー
[水場を作り。膝を立てて、肩で息をする。
ユージーンがハーヴェイを荒事ながら助け出すと]


――清廉なる水よ、我等に加護を……!

[いのちを乗せた雫を、辺りへと振りまいた。
幾つかの飛礫は、コーネリアスを襲う*触手へと*]
(395)2006/09/30 01:17:08
墓守 ユージーン
            三界の狂人は狂せることを知らず、

[無骨な刃達が薄い金色に仄かに輝く。]
  
            四生の盲者は盲なることを識らず、  

[それらは薄く薄くなりて花弁のように。]

            生れ生れ生れ生れて生の始めに暗く、 

[一枚一枚はゆるりと捻られながら一直線に、]

            死に死に死に死んで死の終わりに冥し。

[蓮の花の匂いを漂わせながら、コーネリアスを護るかのように。]
(396)2006/09/30 01:17:42
村長 アーノルドはメモを貼った。
2006/09/30 01:17:53
酒場の看板娘 ローズマリーはメモを貼った。
2006/09/30 01:18:11
逃亡者 カミーラ
[血の海を溺れながら流れるキャロルの身体は、ローズマリーの元へ流れ着く。]
(397)2006/09/30 01:18:33
墓守 ユージーン


        拈華微笑 − ねんげびしょう


[コーネリアスに近づく全ての触手を切り裂き、
 黒い波から護りながら、核への道を。
 金波羅華、蓮の花の匂いを漂わせ、
 金色の花弁がコーネリアスを守護する。]
(398)2006/09/30 01:20:59
酒場の看板娘 ローズマリー
[キャロルの身体を抱え上げると]


……全く。

[それだけ呟き、キャロルの顔を水で洗い流した。
何時でも援護出来るよう、だが、邪魔をしないよう、戦の踊りを其の眼で*見詰めながら*]
(399)2006/09/30 01:22:06
見習い看護婦 ニーナ
[躊躇いがちにか、水中ゆえか、ひどく緩慢に首を横に振って目を閉じた。黒い雨が水面を打ち、そとの闇を垣間見せる]

────森だ。私が記憶しているのは

[低い囁きも遠ざかり、聴くものも無いであろう血の海の中で、思い出すように呟いて、膝を抱えた。
 波間からさすこんじきの光]
(400)2006/09/30 01:23:01
吟遊詩人 コーネリアス
[黒き海へと呑まれかけた身体を、金色の花弁が包み込む。
殺到する黒き腕を、その花弁が斬り散らす。
舞い落ちるは金の雫と黒の雫。


更に羽ばたきて先へと、

その中心を目指して飛翔。]
(401)2006/09/30 01:23:33
逃亡者 カミーラ
[カミーラの上半身がグレンの元へ辿り着く。
 グレンの首を片方のみの腕で拾い上げて、これは自分の首で無い──と言う様に。けれども血の海の中に沈んでいるグレンの身体を拾い上げ、胸に抱き上げ。
 グレンの首をグレンの身体に繋ぎ合わせようと。]
(402)2006/09/30 01:23:54
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