逃亡者 カミーラ [珍しいアーノルドの真剣な弁舌に、肩幅ほどに足を開き、腕を組んで立つ。] ──我々は、女神の駒と言うより…。 女神の源とした生命サイクルを担う部品ではないのか。 [片手を持ち上げ、顎をなぞり] 以前に酒を一緒に飲んだ死神が、酔って奇妙な事を言っていたが。血の寺院の地下にある墓所には、封印された血の騎士たちの横たわっており、また魂の木につながる巨大な柱がある。その柱は、封印された騎士たちから彼らが蓄えた生命の力を吸い上げ、柱の中のものに供給している──と。 血の騎士も女神を中心としたサイクルの一部なのだと。 確か、男の名前はノーマンだったか、やけにリリムの話を聞きたがる男だったが。 酔っぱらいの話の真相はさておき、生命サイクルの乱れを正す為に、リリム・チャームンダーは夜の騎士団を運営しているはずだ。天使戦の困難さもあるが、改革に賛同する故、そして私自身が正しく在る為にここに居る。 | |
(164)2006/09/22 20:36:17 |
見習い看護婦 ニーナ 気持ちの整理がついた、のか。 [リックの申し出に頷き、交代するも、コーネリアスが門前で警戒態勢を取っているのを見て、門の近くに残る。 幾つかの視線を、青い目で見回しさいごにカミーラのところで視線を留める。] 詳細…。 気付いたのは、シャーロットが封印されてからです。 あの時に、確実に異質な封印のちからが働いていました。もっと…酷く直接的な、リリムのちからが。 シャーロットの時、一体何処から封印の力が飛んで来たのか分からなかった、とカミーラどのは言った。 それは私にも同じなのだが…。 私が、シャーロットのちからを写したときに、そこに何の曇りも不思議も違和感も無かった。あればもっと早く気付いていただろう。…裏切り者が私たちを封印しようとしているということに。 | |
(173)2006/09/22 21:31:33 |
逃亡者 カミーラ ──白い霧は避けようが無いとして。 グレンに機雷を置いて貰ってから、爆破しながら進む…か。 [手首から、1枚の2M弱の大きさ──大柄な男性の等身大よりは少し大きい長方形の黒い板を作りだす。] 本来、棺の様に生者を閉じ込める物なので、この大きさが限界なのと、味方を囲い込む様にしか使えない──囲まれた時、人間出身者は不快感や恐怖を多少味わう可能性もある──が、爆風をこの板で防ぐ事が出来る。白い霧が漏れて来る速度も多少は…遅くする事が。 グレンにはスペシャルな機雷を出してもらうとして。 ニーナには私かグレンの能力をコピーしてもらう事は出来ないだろうか? | |
(190)2006/09/22 21:56:22 |