人狼審問

[グレンの微笑む様子を見て嬉しそうににっと笑い]

グレンはん、ものごっつ"ホット"なやつ、頼んますわ。

では、私は最後尾に回ろう。

[ハーヴェイに満面の笑みで]

おー！ホット過ぎてクレイジーなの見せてあげるよー！

珍しーくグレン君がやる気出してるんだからね。
ガツンと行きましょ。

[周囲の言葉を聴きそっとオカリナを撫でる。]

グレンさんとニーナさんが二人で爆破するならば、纏まって駆け抜けるくらいは出来そうですね。
…追撃がどの辺りまで来るかは判りませんが。

[ギラギラと不気味な眼光の数は一層に増えていて、
僅かに目を細め見据える。
カミーラに向き直りぱちりと瞬く。]

お気をつけて。

気を張りすぎて、ドジを踏まないように。

[腕を抱くように組むと、グレンに向かいほぅと溜息]

［煌めく銀の障壁を身に纏い、
舞うように両手で弧を描けば、双手に優美な赤き月。］

…行きますか。

［静かに双刀を構える。］

[最後尾を買って出たカミーラに]

なんかあったら言うてや。
わいのチェーンで連れてくぐらいは出来るさかい。

……。
走らなきゃいけないのよね。

［疲れるの、厭、といつもの調子でするりと髪を纏めるリボンを解き。
羽根扇子の形状を変える］

準備はいいかな？

[銃を構えれば、背後にうっすらとしなやかな腕が幾つも浮かび上がり。
その手に種々の武器を握り締め、実体化する。]

[ニーナに]

こんくらいで大丈夫ー？触れて爆発しても、
ちょっとびっくりするくらいのだから安心しなよ。

…「皆で」、出ないとな。

[俯き気味に低いトーンで小さく言うと、顔を上げカメラとチェーンに手を掛ける。]

隊長も、張り切りすぎて腰を痛めないように。

[以前の出来事を思い出しながら、水の球を操る]

[グレンに頷く。
　赤い石でグレンに軽く触れると、ニーナの黒い鎌がするすると解けて体の中に入っていく。]

やってみよう。
行ってくれ。

消えてっけど、みんなしっかりやってくれよ！

[サイケデリックな色彩に変わると、その姿を消す。]

ボス……どうする？

みんなで…

[ハーヴェイの言葉を小さく繰り返しこくりと頷いて、
オカリナを手に取れば尖りを伸ばし大鎌へと変貌する。
子鬼の群れを見据えたまま両手で構えてぱちりと瞬く。]

ローズはんも、張り切りすぎて皆溺れさせんよーに。

[以前の出来事を思い出す振りをして、適当な事を言う。]


…行くか？タイチョ。

行って。タイミングは君に任せる。

[唇を笑いの形に歪めつつも、真剣な色を眸に宿し、門柱の外を見据える。]

[軽く睨むように]


何時何処で誰が溺れさせたか言ってみなさい。

[ハーヴェイへの声は冷水のように。
視線で、アーノルドにタイミングを伺いながら]

よっしゃ！Too hotでToo coolに行こうぜぇ！

[姿を消したまま外へ出る。機雷を繰り出しながら進んでいく。
それは罠と言うより、機雷を直接ぶつけているような。]

しっかりついてきてねー！

[耳がおかしくなりそうな爆音が轟き続ける。]

妙なの…。
LOVE＆PEACEとやらが既に妙だ…。

[グレンがそうしていたように、ニーナの体からポップな形の機雷が幾つか出て、グレンの作る爆発に巻き込まれていく。]

[爆音が耳を聾する程に鳴り響いて、炎が渦を巻き、霧が吹き飛ばされていく。
グレンの姿は見えないものの、真っ二つに割れた霧のその先を目掛けて走っていく。

その間も、背中の腕は爆炎の切れ目から飛び掛っていく小鬼達を射抜き、或いは串刺しにする。]

[グレンの声の後に聞こえてきた大音量に一度耳を塞ぎ]

にゃはは、こりゃ"ホット"も"ホット"やな。
こっちまで火傷しそうや。

[そう言うとグレンの後を、小鬼と霧の無い場所をひょいひょいと跳ぶようにして追う。]

[個々の威力は小さいものの、複数重ね当てることで威力は増す。
グレンが通ったと思しき後には、グロテスクな打ち上げ花火。]

［機雷の爆風と閃光に目を細め、群の薄くなったあたりへ飛び込む。
両の刃を大きく振るい、残党を蹴散らすように突き進む。］

[水の銛は、疾く早く小鬼を貫いていく。
2匹、3匹と纏めて貫き終えると、ただの水へと戻り、雫となって]


せっ！

[その雫がまた、散弾の如く小鬼に穴を開けていく]

遅れるな！霧に巻かれる！！

[斜め上から跳躍してきた小鬼の腹を剣で貫き。
同時に銃を撃ち続けながら、振り返る。]

[轟音と共に一角で吹き飛ぶ子鬼の群れ。
開いた穴を埋めんと雪崩れ込むのに更に轟音。

駆ける先へと舞い上がった子鬼の片鱗が降れば、
大鎌を振るい花弁が舞う。

霧の吹き飛ばされる爆発の中心を追いかける様に駆ける。]

にゃはは。上手いでニーナ。
色々と。

[時々跳んで来る小鬼をチェーンで跳ね返しつつ、前に居るニーナに。]

Purple Haze all around...
Don't know if I'm comin' up or down...

[小声で何やら口ずさみながら、休む間なく機雷を出す。
恐らく、連続使用回数過去最高のLOVE&PEACEだろう。]

［悠々と皆と併走しながら撓る刃を振るい。
子鬼たちを四散させていく。］

……次から次へと……！

[群がる子鬼を一閃に切り払い、
縦横に伸びる蔦は其の腕を、頭を、刺し、
絡まり締め上げては切り裂く。]

はいっ！

[顔をあげアーノルドの声に返事をして、
後方の面々を気にしつつも、
ステップを踏むように大鎌を振りながら駆け。]

[爆風の角度と隊員達の振るう力によって、時折流れ込む白い霧と、自分達の間を隔てる様に、最後尾から黒い板面を何枚も突き立てる。]

確かに切りがないね、っと･･･！！

[棍棒を小鬼の群れに振り下ろし]

[どれほど長い間戦っていたのだろうか、それでも徐々に追いすがる小鬼の数は減り始め──]

…。

[横目でハーヴェイに視線を返して、グレンに遅れじと機雷をつくる。時折、風向きの所為で流れ込む霧を避けながら。]

[グレンとニーナが作り出す機雷の衝撃で弾け飛ぶ、小鬼と霧。
爆発し損ねた地雷をチェーンで叩きつつ、地雷に軽く掘られた地面を伝って跳ぶ。
衝撃を避けて跳んでくる小鬼にはチェーンを振るい、遠くへと弾く。
時々後ろを振り返り、あまり先行し過ぎないよう気を配りつつ先を急ぐ。]

[後方からなだれ込む小鬼達を黒い板面で防御、そして始末しながら、前に進む事だけを──]

［迫る群れを斬り伏せ、爆風で霧の切れた先に…］

…花？

［垣間見えるは、花の園。
尤も、彼のその目には鮮やかな色は認識出来ぬが。］

はな…？

[コーネリアスの声に、爆炎を透かし見る。

　意識が逸れたためか、連続使用の疲労のためか、作られた機雷は爆発することなく歪んで消え]

[霧の切れ目より見えるは、陰鬱な迷夢の森に相応しからぬ艶やかな色彩。
そこへと近付くにつれ霧が次第に薄れ──]