人狼審問

- The Neighbour Wolves -

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(1879)【 EROTIC&HERETIC 】 : 2日目 (2)
学生 ラッセル
そうやって簡単に引き金を引く。
だからこそ愚かな人に武器等持たせるべきではないのに。
的確な判断を現状で誰が行えると言うのだろう。
2006/09/18 04:39:55
学生 ラッセル
[ナサニエルの言葉に其の表情は嫌悪を露わにするか。]

強い?本当に強い者は力等ふるいますまい。
自分を生かし他者をも生かす者こそが強いのです。
失礼ながら私の見立てでは貴方は弱い。
そして多くの人間は貴方と同様の行動を取るでしょう。
だからこそ武器等持つべきではないのです。

[其れ以上は話をする気も失せたと言った様子で、
ハーヴェイに向き直れば壊れた扉を一瞥して、
恐らくは硝煙の香るであろう其の手を恭しく取り、
周囲の喧騒を気にした様子も無く其の侭自室へと向かう。]
(198)2006/09/18 04:47:07
流れ者 ギルバート
[全てを見たところでやはりそれ程の表情の変化はなく。
ナサニエルが必要なことすませてしまうまで待てば
問題ないことを示すように首を横に振った]

…いや、大丈夫だ。

[微かに瞳を細めて歩き出す。
そしてそれほどな学もない廊下を辿り部屋へ着けば
扉を開いて寝台に溜息と共に腰掛け
ナサニエルが入ってくるのを待って]
(199)2006/09/18 04:49:00
書生 ハーヴェイ
[青年が執事に向けた言葉を聞けど何を言うわけでもなく。
いざなわれるままに階段を上がり青年の部屋へと通された。

開かれた扉に会釈をして中へと入る]
(200)2006/09/18 04:58:05
学生 ラッセル
[ハーヴェイと共に部屋に戻れば扉を閉めて其のテーブルの上、
散らばる血に塗れた白い花弁と、
布を巻かれた枯れかけの真紅の薔薇と、
棘を持つ純白の薔薇と、
崩れた羽をパズルのピースの様に元通りにされた焦げた蛾の傍らへ、
受け取ったナイフと銃を無造作に置いて息を吐く。]
(201)2006/09/18 05:02:37
冒険家 ナサニエル
[出てゆく前にラッセルの言葉が聞えれば、
 ああ、と小さく微笑んだ]

ではあの状況でどうやって彼女を護ると?
自らが犠牲になり庇えば良かったでしょうか。
其れは其れで良いとは思いますけれど。

私が弱いのは、仕方のないことです。
解っておりましたが、
不快にさせているのならば申し訳御座いません。

[そう言うと、礼をして
 ジルベールと共に彼の部屋へと案内をする

 促されれば礼をして部屋へと入る]

失礼致します。
それで、お話とは?
(202)2006/09/18 05:03:51
書生 ハーヴェイ
結局持ってきたのですか。

[置かれたナイフと銃を見遣り、
続いてテーブルに置かれたままのそれらを認めて]

………。

[すっかりと変色した血のついた白い花弁から目を離さずに]

犬が…昔飼っていた犬がそんな風に靴を溜め込んでいたんですよ。
(203)2006/09/18 05:06:46
書生 ハーヴェイ
[昔とはいつの事だったろうかと。
記憶を辿れど長く遠のいていた世界はひどくあやふやで]

犬の名前…なんでしたっけ。
2006/09/18 05:07:44
学生 ラッセル
誰かが人を傷つけるよりは此処で捨て置く方がマシですから。

[呟きながらナイフの柄を細い指がなぞり、
視線を動かせばハーヴェイの言葉に微かに口元を緩める。]

犬ほど従順では無いかも知れませんが、育ちの悪さを露呈してしまいましたね。
(204)2006/09/18 05:15:39
書生 ハーヴェイ
別に、育ちの良し悪しが関係するとは思いませんよ。
……犬と一緒くたにするような事を言ってしまって申し訳ありませんでした。
懐かしかったので…つい。

[花びらの一枚を手に取り、鼻梁にそっと当てて目を閉じる]
(205)2006/09/18 05:23:51
書生 ハーヴェイ
……懐かしい?

………。

懐かしむものなど…欲しいものはもう此処にあるでしょうに、私は何を言っているのですかね。
2006/09/18 05:24:54
見習いメイド ネリーは、学生 ラッセルに話の続きを促した。
2006/09/18 05:27:27
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/18 05:28:56
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/18 05:29:06
学生 ラッセル
いいえ、お気に為さらずとも私は犬以下ですから。
…大切な想い出をお持ちなんですね。

[そうっと手を伸ばせば二輪の薔薇を両手に、
顔を向ければハーヴェイの様子に切れ長の双眸を眇める。]

ハーヴェイさんは染まらずとも紅い真紅の薔薇?
何者にも染まらぬ純白の薔薇?

其れとも、血に穢されたあかい薔薇?

[小首を傾げ浮かぶ笑みは褥に誘う様に妖艶で、
囁く様に問う声は薔薇の香りよりも甘いか。]
(206)2006/09/18 05:38:35
書生 ハーヴェイ
何も犬以下とまでおっしゃらなくても。
……いえ、いいです。
貴方がそうおっしゃるのならばそうなのでしょう。

大切な思い出ですか?
そんな大層なものではありませんよ、…ただそういう事もあったな浮かんだだけです。

[鼻梁に当てていた花弁を解いて、瞼を開ければ間直に見えるは、2つの薔薇を手に此方を覗き見る子供のような無邪気さで。
囁きの甘さはアンバランス過ぎるから]

さぁ…赤に焦がれるのは何薔薇だったんでしょうかね。

[薄い笑みで返す]
(207)2006/09/18 05:53:00
学生 ラッセル
人扱い等された事も殆ど無い。
別にどんな扱いをされ様とも気にする事もありませんよ。
2006/09/18 05:54:09
学生 ラッセル
…ご自分の意見を通すのはお嫌いですか?

脳裏を過ぎり口に出来る想い出のあるのは素敵な事に思えます。

[純白の薔薇に桃色の薄い唇を寄せテーブルに戻せば、
其の棘は矢張り細い指を傷つけ紅い点は少しずつ太る。
真紅の薔薇を持ったままハーヴェイの微笑みから指先へ、
視線を移せば血の滲む指先でハーヴェイの唇をなぞる。]

己が身を護る筈の棘のせいで血に穢される純白の薔薇は、果たして赤に焦がれているんですかね。
(208)2006/09/18 06:02:25
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/18 06:08:48
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/18 06:09:13
学生 ラッセルはメモを貼った。
2006/09/18 06:20:29
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/18 06:22:24
学生 ラッセル
[脳裏を過ぎる想い出は碌でもなくて――

『どうして?』

「見つからないように隠れるの」

悪戯を思いついた子供みたいに無邪気に言うから、
真っ直ぐに見つめ返す事も出来ずに俯いた。

『でも、私が隠れたら…』

「そんな顔しなくても、私は大丈夫よ」

慈愛に満ちた微笑み。
次いで伸ばされた腕に絡め取られ、
柔らかな胸に抱き締められれば、
其れ以上は何も言えなくて――

毛布を被って耳を塞いでも嬌声が鼓膜に届いて、
震える膝を抱えて息を殺す事しか出来なかった。]
2006/09/18 06:23:59
学生 ラッセル
[ハーヴェイを見つめる視線も表情も変わらぬまま、
何事も無かったかの様に静かに記憶を飲み下す。]

この身に受けたを神の恩恵と言うならば、神の加護の名の元に受けた扱いは一体何だと言うのだろう?
いっそ自身が悪魔ならば納得の行くのかしら。
2006/09/18 06:34:10
冒険家 ナサニエル
[ジルベールとの会話が終われば礼をして部屋を出る

 既に客人が退いたエントランスへと戻れば、
 アーヴァインの傍へと近づいた]

……アーヴァイン、様…。

[彼の姿を前にし頭を垂れれば改めて黙祷を捧ぐ
 彼を呼ぶ声は普段にはない悲痛さが漂い
 其の声は他の使用人に聞えていたかは解らない

 血の海に落ちるアーヴァインの手を見つければ、
 其れを拾い其の手の甲に口付けを落とし其れを身体の傍へと置いて

 そして、また瞳に何時もの色を戻せば
 彼の身体を別の場所へ移そうと

 しかし少し思い当たり、
 取敢えずはキッチンメイドの遺体を片付けて置くよう指示をだし、
 薔薇園の方へと向かった]
(209)2006/09/18 07:01:20
冒険家 ナサニエル
―薔薇園―
[其処へと足を踏み入れると空を仰ぐ
 しかし、視線をあげても空は見えない

 薔薇園全体までもが茨――荊に囲まれていて
 此処も含めての閉鎖空間になっている

 其の様子に小さく息を吐くと
 この荒廃した薔薇園に佇む目当ての人物に声を掛けた]

ネリー。

[声を掛ければ彼女は振り向いて
 そして彼女を伴いエントランスへと戻ってくる]
(210)2006/09/18 07:15:06
冒険家 ナサニエル
―エントランス―
[戻ればメイドは既に片付けられており、
 其の傍らにあった包丁がなくなっていた事に気づいたけれど
 別に特に気に留める事も無く

 主人を、
 主人だったものを、
 ネリーと共に掻き集める
 集めた主人は用意された棺へと

 他の使用人が血の海を拭取ってゆく

 シャンデリアは其の侭にしておいて]
(211)2006/09/18 07:41:12
冒険家 ナサニエル
[棺を担げばエントランスをあとにする
 向かうのはアーヴァインの、私室

 部屋へと入ると、
 其の部屋も薔薇園と同じように荒廃が進んでいて

 アーヴァインのベッドに棺を横たえると其の棺を、
 一度だけ撫でる]
(212)2006/09/18 07:43:55
冒険家 ナサニエル
…アーヴァイン様……。

[ひとりだったら泣いていたかもしれない
 けれどそれをぐっと、こらえて]

[[あなたが目を
 閉じたあとも
 そばにいるわ
 いつまでも

 もうわたしが
 帰る場所は
 あなたしか
 ないのだから]]
2006/09/18 08:02:59
冒険家 ナサニエル
[アーヴァインの部屋を出る前に、
 部屋の時計に視線を送る

 其の時計はぐるぐると、
 まるで早回しをするように動いている

 それを確認すれば息を吐いて
 今度こそアーヴァインの私室を*あとにした*]
(213)2006/09/18 08:10:51
冒険家 ナサニエル
―エントランス―

[血の海の掃除も終わり、
 残るは壊れたシャンデリアのみ

 しかし、
 血の跡の全ては拭えずに
 まだ薄らと残っていて
 其れを必死に、
 必死に拭取ろうとするメイドの姿もある

 其処には未だ他にも使用人が残っているかも知れない
 正気を保っているのか、
 狂気を保っているのか解らないけれど]
(214)2006/09/18 08:21:05
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/18 08:35:38
酒場の看板娘 ローズマリーはメモを貼った。
2006/09/18 09:17:36
お嬢様 ヘンリエッタはメモを貼った。
2006/09/18 12:11:34
お嬢様 ヘンリエッタ
[自室に戻り、今日の出来事を振り返る。

時計が一斉に止まり、禍禍しい瘴気に覆われているのは何故か?
外に出れないのは、荊が立ち込めているのは何故か?
何故このようなことになってしまったのか?


そしてこれは・・・・・・誰の意思か?


今はディスクタイプのオルゴールの旋律だけが、
唯一の正しいモノとして、自身の正気の支えとして、
確かにそこに*存在していた*]
(215)2006/09/18 12:30:38
踊り子 キャロル
[明け方の銃声。
しかし状況が状況、特に驚くでもなく部屋で紅茶を飲んで。
ナイフと銃に施された薔薇模様を見て、ベッドに放り出す。

それから暫くは一部割れたガラスの処理と、怪我の手当てをして、シャワーを浴びる。処理が終わればソファにもたれかかり、一度息を吐けばそのまま*眠っていたようで*]
(216)2006/09/18 13:52:59
踊り子 キャロルは、冒険家 ナサニエルに話の続きを促した。
2006/09/18 13:53:16
踊り子 キャロルはメモを貼った。
2006/09/18 13:53:48
未亡人 オードリー
[荊に侵食された部屋。
芳しい薔薇の香りと、禍々しい瘴気。
天蓋付きベットは無傷でそれが荊との対比で淫靡さを感じさせ。
気だるげに眠り、時の中に身を置く。]
(217)2006/09/18 14:08:05
学生 ラッセルはメモを貼った。
2006/09/18 14:18:18
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/18 15:04:40
書生 ハーヴェイ
…ええ、煩わしいですから。

素敵な事ですか…そうですかね。そうかもしれませんね。

[唇をなぞる指先は潤いを残して。
やんわりとその手首を掴み、退けさせた]

何が、言いたいのですか?
(218)2006/09/18 15:05:33
書生 ハーヴェイ
甘い…血の香りが。

[――押し寄せてくるものをやり過ごして。
やり過ごし耐える事すら、喜びだと言うように]
2006/09/18 15:17:07
学生 ラッセル
煩わしい、ですか。

生憎と口にしたい想い出を持ち合わせて居ないので、実際に素敵かどうかは判りません。

[掴まれた腕は何の抵抗も無く唇から離れ、
紅く染まったハーヴェイの唇を見つめ切れ長の双眸を眇める。]

ただ、ままならぬ、と言う話です。
(219)2006/09/18 15:21:31
書生 ハーヴェイ
……ずいぶんと正直なんですね。

[うっすらとした笑みをたたえて唇を舐める]

私がままならないと?

[顎を引いて、青年の顔を下から覗き込むようにした黒い瞳は愉しげに細められていて]
(220)2006/09/18 15:35:07
学生 ラッセル
嘘を吐くのは、煩わしいですから。

[其の舌があかを舐め取るのを見つめる。]

…違いますか?

[首を傾げ紅い薔薇を桃色の薄い唇に寄せ、
上目遣いに目を細めるのに憂いを帯びた笑みを浮かべた。]
(221)2006/09/18 15:45:42
書生 ハーヴェイ
…そうだったのかもしれませんね。
でも、私からすれば貴方の方がよほどままならないように見えますよ。

[青年が唇を寄せる薔薇へとそっと顔を寄せて。
赤い花弁を唇で挟み、軽く引けば萎れかけたその赤は抵抗なく口元に収まる]

内に孕んだ赤に焦がされないよう。お気をつけ下さい。

[すでにかさつき始めている赤い花弁はふっと息を掛けるだけで唇から離れ宙を漂いはらりと舞う]
(222)2006/09/18 16:03:08
学生 ラッセル
過去形ですか?
…そうなのかも知れませんね。

[寄せられる顔を見守って、
食まれる薔薇が揺れ唇に触れる。]

ご忠告をありがとうございます。

[舞う花弁に空いた手を伸ばせば、
真紅の花弁を捕えた指先のあかと混じり、
手に持った薔薇と共にテーブルに戻し、
広がるあかを舐め取ろうと細い指を唇に寄せる。]
(223)2006/09/18 16:13:52
書生 ハーヴェイ
ええ…どういたしまして。

[掴んでいたままだった手首を離して
自分の胸元に手を当てて軽く会釈をした。
青年の桃色の唇が赤を舐め取る様をぼんやりと眺めて]

私に伺いたい事はそれだけですか?

[訝しげに眉間に皺が寄る]
(224)2006/09/18 16:21:50
書生 ハーヴェイ
指先から毀れる赤い血を

食べようか、食べないか。
まだ待ちましょうか。
もう少しだけ我慢をしましょうか。

彼と一緒にいるのは見られてしまいましたし。
まだ、焦れるようなこの感覚に身をおいておきたいですし。
2006/09/18 16:24:07
学生 ラッセル
[指先にゆっくりと舌を這わせながら、
嗚呼、と溜息にも似た声を溢す。]

お訊きしたい事はあれど言葉では判らぬ事もあります。
其の身に伺っても?

[小首を傾げ艶やかに笑んだ。]
(225)2006/09/18 16:34:58
学生 ラッセル
現状は恐らく闇の力の仕業。
神は見た事も無いのに何故、悪魔には出会うのだろう。

[舌の上に広がる血の味。]

貴方は何色の薔薇でしょうね?
2006/09/18 16:42:11
書生 ハーヴェイ
[艶やかな笑みを浮かべる青年。
小首を傾げる彼の頬を手の甲で撫でて。
一度離れれば、テーブルの脇の椅子に腰を下ろし深く背を持たせる]

なるほど。
それではあなたがそう願うならばどうぞ。
――私はここにいますので。

[薄く笑んでクロスタイに手をかける。
しゅるりと衣擦れの音。
綺麗にたたまれたタイはテーブルの上へ置かれ、ただ青年出方を見るように視線を投げた]
(226)2006/09/18 16:43:14
踊り子 キャロル
[ベッドに横たわったまま、天井を見つめて昨夜を思い返す。
シャンデリアの下の死体。その陰惨さは実父の死に様を思い出させて。少し寂しげな顔をしてもそれは一瞬で掻き消えて、口元に浮かぶは笑み。]

私はキャロル・L・ラピリエール。
それが今の私。過去に縛られたりなんかしない。

[部屋の中で一人、くすくすと妖しく笑う。
目元を押さえて愉しそうに。
―――枕のあたり少しずつシミを*作りながら*]
(227)2006/09/18 16:50:39
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/18 17:01:25
踊り子 キャロル
――リオネル・マールブランシェ変死事件――

確かそんな見出しだったっけ。
顔を、身体を、内側から、外側から、
あらゆる角度から刻まれて死んでいた父。

使用人達には暇を出しており、屋敷には家族しかいなかった。
父と、母と―――――8歳の私。

誰がどう見ても他殺にしか見えなかった事件なのに
変死事件として報じられたのは――−−…
2006/09/18 17:02:10
学生 ラッセル
[頬を撫ぜられるのに猫の様に目を細め、
ハーヴェイが猫足の椅子に落ち着いてクロスタイを解くのに、
注がれる視線を受け止め憂いを帯びた碧の双眸が瞬く。]

私の名はラッセル・S・クロートシャーレン。

[タイに手をかけるとアレキサンドライトキャッツアイは紅く揺れ、
ハーヴェイを見つめたまま解いたタイを離せば床に音も無く落ちて、
一つ、一つ、ボタンを外しつつ言葉は続く。]

けれど私にはもう一つの名があります。

[身に纏う全てを脱ぎ捨ててしまえば、
華奢な白い肢体を隠す様子も無くハーヴェイに歩み寄り、
其の顔の前に血の滲む細い指で十字を切る。]

――真紅、と。

[されたのと同じ様に手の甲でハーヴェイの頬を撫ぜた。]
(228)2006/09/18 17:05:55
学生 ラッセル
闇を祓う者の名が付き纏う。
2006/09/18 17:08:50
学生 ラッセル
神など居ない筈なのに。
まるで其の存在を誇示するかのようにこの身には力が宿っている。

だからなのか嫉妬で男は殺せても神の加護を受けた私を殺しはしなかった。
其の分は死んだ方がマシな扱いを受けてきたけど。
2006/09/18 17:29:52
書生 ハーヴェイ
真紅――。

[頬を撫でる手の甲はさらりと滑り。
静かにその名を呼んで瞳を覗き込む。
相対する瞳にうつるは薄い笑みをたたえた自分の顔]

――黒羊。

[短く紡がれた言葉。
目の前の相手は名乗ったのだと気がつくのだろうか。

細い腕を取り引き寄せて。
テーブルに置かれた銀のナイフで真紅の白い肢体に傷を付ける。
そっとあてがい、体の中心線をなぞり長く下ろされた線は
薄皮を切り逆十字を刻んだ。

細い痕は赤みを帯びて。
破線の様に所々膨らむ赤い血に唇を寄せて舌を這わす]
(229)2006/09/18 17:32:20
学生 ラッセル
[覗き込まれた切れ長の双眸を眇めれば、
タイピンと同じ様に色を変えひらりと紅く煌く。]

黒羊…

[其の手に銀のナイフが握られても憂いを帯びた表情は変わらず、
薄皮を切り裂いて刻まれる逆十字を見守ってゆっくりと瞬く。]

…嗚呼…

[桃色の薄い唇から零れる溜息は熱を帯びて、
肢体へ這わされる濡れた感触に黒羊の頭へと細い腕を伸ばし、
其の髪をさらりと梳いて顔を覗く様に俯き首を傾げる。]

美味しいですか?

[問う声は部屋を満たす薔薇の香気よりも甘く瘴気よりも妖しい。]
(230)2006/09/18 17:46:54
学生 ラッセル
黒羊…

貴方は何を想うのかしら?
此処で何を望むのかしら?
2006/09/18 17:48:15
書生 ハーヴェイ
[色めく紅は薔薇より赤く。
名を呼ばれれば体の底が震える感覚に、黒い瞳はやおら潤む。
髪を梳く指先、漏れる吐息の熱が伝わり、血の味を問われればその白い肌に顔を埋めたまま呟く声は掠れて]


血の味が……します。

[傷痕に鼻梁を当てて、薔薇の香を吸い込むが如く。
くらりと目眩を覚えれば、漏れる吐息は熱く濡れ。
銀のナイフは元の場所へ戻し、代わりに触れるは華奢な肢体。
這う指先は、熱を漏らせと快楽に誘う]
(231)2006/09/18 18:09:25
書生 ハーヴェイ
[やわらかな肌、
濡れた吐息、
名前を呼ぶ声、

血の香と
人の香に
薔薇の香が混じるようで。

赤く刻まれた逆十字に目を細めて私は笑う。

この上なく甘美な香りは私を揺さぶって。
今まで何一つ感じる事がなかったのがまるで嘘のよう]
2006/09/18 18:13:01
学生 ラッセル
[潤む黒い双眸を真っ直ぐに見つめて長い睫が震える。
薄い腹部に埋められ呟かれれば其の息遣いに呼応してかまた吐息を溢し、
其の頭をそうっとそうっと撫ぜて髪を梳く。]

血の味は、お嫌いですか?

[テーブルに金属の置かれる音は何処か遠くて、
白い肌を滑る指に抗う事も無く、
所々で溢れる血が指の軌跡の尾を引くか。]

嗚呼…

[黒羊の首筋を細い指がなぞる間も、
開きかけた桃色の薄い唇からは甘い溜息が漏れ、
ふるりと身を震わせ黒羊の肩に両手をついて身を支える。]
(232)2006/09/18 18:27:41
学生 ラッセル
[慣れすぎた肉体は僅かな刺激にすら直ぐに熱を帯びる。]

名ばかりの聖職者達に抱かれるより余程心地良い。

[くらくらと眩暈にも似た感覚。]
2006/09/18 18:35:48
書生 ハーヴェイ
[血の味はと問われれば、
這わせていた指先を引き抜き眼前で眺め]

いいえ。

[灯りにぬらりと光るは指先を濡らす。
血の混じるそれを舐め上げて。
手を伸ばせば真紅の柔らかな唇もなぞり汚した。

シャツのボタンをはずして抱くは白い体。
熱に侵されるように忍び笑いが微かに漏れる]
(233)2006/09/18 18:44:29
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/18 18:48:35
学生 ラッセル
[濡れ光る指を舐め上げる様を見つめたまま、
僅かに開いた細い脚の間、
粘性の高い雫が糸を引き零れ落ちて絨毯を汚す。]

其れは良かった。

[唇をなぞる其の指にゆっくりと舌を這わせながら、
抱き寄せられるのにはだけたシャツに手をかけ脱がせながら寄り添い、
肌の触れ合う温かさにかまた甘い溜息を溢し、
目尻に熱を孕む切れ長の碧の双眸潤んで忍び笑いを覗く。]
(234)2006/09/18 19:01:38
学生 ラッセルはメモを貼った。
2006/09/18 19:03:29
学生 ラッセル
娼婦から最愛の宝を奪う為に、彼等は穢す事で私から神の加護を奪おうとした。
けれど幾らこの身を汚されても力の消える事は無かった。

どれだけ快楽に溺れても神は私を手放してはくれない。
2006/09/18 19:18:43
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/18 19:47:59
学生 ラッセルはメモを貼った。
2006/09/18 19:53:10
書生 ハーヴェイ
[うっすらとした笑みを浮かべれていれば、
覗き見る様を窘めるように手を伸ばし覆うは双眸]

駄目ですよ。……見せません。

[寄り添う身体を軽く押しのけ椅子から立ち上がり、
その背後に回れば手を解いて。
真紅の背中を押せば、よろめいた身体は椅子に手をつき、あられもなく此方へ尻を突き出す形になる。

くすりと漏らした声は聞こえただろうか。
脱いだシャツを拾い上げて、肩口から裂けばその布で再び真紅の瞳を覆った]

闇はお嫌いですか?

[耳元で囁けば、白い背中を見下ろして。
衣擦れの音。
微かな水音に紛れて吐息が漏れた――]
(235)2006/09/18 20:19:42
学生 ラッセル
[目元を覆う布に記憶が蘇る。]

手足の自由がある分は幾らかマシかしら。

[肉体は与えられる快楽に溺れながらも何処か心は冷静で、
闇の中で響く水音と肌の合わさる音に、
体内を巡る熱を吐き出す桃色の薄い唇は微かに笑みを浮かべる。]
2006/09/18 20:25:20
学生 ラッセル
[目蓋をおろされるのに抵抗もせず、
椅子に手をついたまま布を裂く音に、
眸を閉じたまま肩越しに黒羊を振り返り、
目元を覆われて尚も桃色の薄い唇に艶やかな笑みを浮かべる。]

闇も模造品で無ければ或いは…

[其れ以上は言葉にならず甘い吐息を溢すばかりか――

床に座り込む様に先ほどまで手をついていた椅子に頬を乗せ、
乱れた息を整える其の背中は肩甲骨が艶かしく上下する。]

…黒羊。

[顔をあげるでも無くただ其の名を紡ぐ。]
(236)2006/09/18 20:34:47
書生 ハーヴェイ
[事が終わればそっと身体を離して。
片袖のないシャツを拾い上げ羽織り、窓辺に寄れば茨の隙間から見下ろすは荒廃した薔薇の園。
名を呼ばれればゆるりと振り向き]

はい。

[浮かぶのは静かにも艶やか笑み]
(237)2006/09/18 20:44:52
書生 ハーヴェイは、学生 ラッセルに話の続きを促した。
2006/09/18 20:45:19
学生 ラッセル
[返事に視線だけを動かして未だ幾らか潤んだ碧の双眸が、
艶やかな笑みを見つめ憂いを帯びた笑みを浮かべる。]

ご自身のお力をどう想われますか?
これから…何を為されるのが望みなんでしょう?
(238)2006/09/18 20:53:59
学生 ラッセルは、書生 ハーヴェイに話の続きを促した。
2006/09/18 20:56:36
学生 ラッセル
彼等は私に闇を祓わせた。
闇を祓えば教会の威光が示せ、殉職してしまえば娼婦から私を奪える。

私は淡々と闇を祓い続けた。
闇の眷属と言葉を交わすのも肌を合わすのも初めてだけれど貴方は何を想う?
2006/09/18 21:00:14
学生 ラッセル
娼婦に直接の招待状が来た時点で此方の主の目的は闇祓いでは無い。
ならば贄として召喚されたのかしら?

幸か不幸か私が来てしまった。
今頃は娼婦はお叱りを受けてはいるだろうけれど、其の身を危険に晒さず済んで良かった。
2006/09/18 21:05:08
書生 ハーヴェイ
[その問いに、
僅かに眉を顰めてから、碧の双眸を覗く]

さあ、薔薇に自身の棘をどう思うか聞いた所でなんと返事が返ってくる事でしょうか。
……何を為す?
私の望みなどとうに叶っていますよ。

[視線を外して窓の外を見遣り]

私にそれを聞くあなたの望みはなんでしょう?
(239)2006/09/18 21:07:02
学生 ラッセル
今は任務中では無い。
ただ闇の眷属たる者の言葉を聴いてみたい。
私が祓ってきた者達は一体何を想い何を望む?

黒羊、貴方は何を想い何を望む?
2006/09/18 21:07:19
書生 ハーヴェイ
[窓を覆う茨は。

不可解で、不愉快で。
叶った望み。
取り戻した輪郭のある世界でなお、縛られる事が煩わしい]
2006/09/18 21:08:00
学生 ラッセル
[眉を顰める様子に切れ長の双眸を眇める。]

不躾な質問をしましたね。
純白の薔薇が其の棘故に血で穢されるならば。
真紅の薔薇が神の血に依って染め上げられたならば。
或いは其の棘に思う所があるかと思っただけです。

…叶った望みとはこの荊の時でしょうか?

[身を起こしすらりと立ち上がれば、
首を傾げ黒羊の後姿を見つめる。]

もし私が望めば、其れを下さいますか?
(240)2006/09/18 21:15:19
書生 ハーヴェイ
……違いますよ。

[茨を映す瞳は微かに歪む。
その表情もガラスのない窓には映らず、後からは見えないだろう]

与えられるものであるならば、享楽の返礼として。

[振り向けば形作るは薄い笑み]
(241)2006/09/18 21:23:30
学生 ラッセル
残念、外れてしまいましたか。
…教えては頂けませんか?

[俯き加減にテーブルへと視線を移せばさらりと落ちる前髪に表情は隠れ、
桃色の薄い唇には微かに笑みが浮かんだまま、
白く細い指はあかに彩られた白い花弁の中に一枚だけ落ちる、
紅い花弁をそうっとなぞる。]

では…

[顔をあげれば憂いを帯びた笑み。]

…今暫くの貴方との時を。
(242)2006/09/18 21:32:38
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/09/18 21:44:09
書生 ハーヴェイ
[ゆるりと首を振るのは拒絶の意思。
望みを聞けば暫し逡巡をしてから、テーブルに歩み寄る。
憂いを帯びた真紅の笑みに指を伸ばし細い首に手を掛ける]

…良いでしょう。
けれども今宵はここまで、またいずれの時に。

[首筋を撫でるように手を離せば、扉の方へと歩み去る]
(243)2006/09/18 21:46:00
書生 ハーヴェイ
――もっとも、
”もう一人”があなたをどうするかはまでは知りませんが。
(*10)2006/09/18 21:46:58
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/18 21:47:28
学生 メイ
[ふわふわと踊るターコイズの髪。
ヘテロクロミアの瞳は茨を捕らえて哂う]

……貴方が望むなら、如何様にも?
僕はマスター以外は不要だもの。
(*11)2006/09/18 21:51:19
書生 ハーヴェイ
サマーセット伯ですね。
わかりました――残りはお好きな様に。


………。
所でアーヴァイン公からは何かお聞きになられていますか?
(*12)2006/09/18 21:55:35
学生 メイ
僕は何も聞いていない。
彼は先に逝ってしまったようだけれど。

[ちらりと天井を見上げる。]
(*13)2006/09/18 21:58:12
学生 ラッセル
[首を振る様子も恐らくは予想通りだったのか其の表情は変わらず、
伸ばされる手に切れ長の眸を眇め静かに黒羊を見つめる。]

では、また何れ。
ひと時をありがとうございました。
願わくば其の手が、其の刃が、其の身が、あかく染まりません事を。

[後姿に十字を切り姿勢良く立つ其の肢体には逆十字が浮かび、
扉の閉まる音と共に長い睫がゆっくりと瞬き、
其の侭浴室へ向かい熱いシャワーを浴びて、
荊に覆われた部屋の天蓋つきのベットでひと時の休眠を――]
(244)2006/09/18 21:58:58
書生 ハーヴェイ
なるほど。
仕方の無いお人ですね。

私はこの後彼が残した地下室へと行きます。
そこで何かわかればよいのですがね。
……この茨はあまり好きになれませんから。


//中
この場で失礼。
儀式に関して何か希望はありますか?
(*14)2006/09/18 22:02:10
美術商 ヒューバート
[荊に覆われた窓からは、美しい薔薇の園も見えなくなり。
...はブランデーに口をつけながら、執事により配られた銃とナイフを眺めている]

…アーヴァイン公が身罷られ、屋敷には瘴気。
荊に覆われ、出る事も叶わず…

[懐中時計を取り出すと、ため息を一つついて、胸に仕舞い]

刻すらも、正気を失ったと…
(245)2006/09/18 22:03:25
流れ者 ギルバート
−昨晩・客室−

[寝台に腰掛け深く息を一つ。
それから天井を見上げて
微かに何かを堪えるように瞳を閉じた後姿勢を戻して
ナサニエルが扉を閉めるのをまってから
ゆるりと唇を開く。
紡がれるのは独特の低音。
鳶色の瞳でじっと執事の様子を眺めながら]

…今回の件、どう思う。

[夜の空気を震わす声はあくまで静かで]
(246)2006/09/18 22:06:34
学生 メイ
確かにこの茨は厭だね。
僕もいってみようか、その地下室。
面白いものが見られるかもしれない。

//中
特には。
襲撃に関しては自由に?
(*15)2006/09/18 22:08:19
学生 メイ
……マスター?

[懐中時計を見ては溜息を吐く様子に歩み寄り]

きっと出られる方法があるよ。
何があっても、僕がマスターを守るから。

[銃とナイフに細い指先を滑らせて。
物騒な凶器を不釣合いな小さな手が握る]

……そう、絶対に。
(247)2006/09/18 22:13:05
書生 ハーヴェイ
ええ。それでは後ほど地下室で。

//中
そうですね、襲撃はお互い自由に行きましょうか。
あわせる必要がある時は声をかけて頂ければ。
儀式については、万能な物にしておいて残った方が好きに使えば良いというのはどうでしょう。
賢者の石とかベタすぎでよければ…。
(*16)2006/09/18 22:15:42
書生 ハーヴェイ
[部屋を後にすれば、陰惨な目をした使用人の横を通りすぎて自室へ戻る]

弱き者は狂いはじめていますか。
……煩わしい。

[片袖のないシャツを脱ぎ捨て、クロゼットから新しいシャツへと着替えれば、クロスタイをあの部屋に置いてきた事に思い当たるも取りに戻るでもなく、別のタイを結び直す。

窓辺の椅子に凭れて、
一息つけばぼんやりと自分の手を眺めて呟いた。]

あかく染まりません事を…ですか。
(248)2006/09/18 22:17:15
冒険家 ナサニエル
―昨晩・客室―

今回の件、で御座いますか?

[ジルベールの言葉を復唱するように
 柔らかな色を籠めた瞳で見つめ返す]

…そうですね。私からは、何とも。
ただ、先程も皆様仰られていたように、
人間の仕業では……ないのではないかと思っております。
(249)2006/09/18 22:18:11
学生 ラッセル
[――長い睫が震えながら持ち上がりゆるりと身を起こし、
荊で覆われた部屋を再度眺めて夢では無いかと、
判りきっていたけれど矢張り小さく息を吐いて、
身支度を整えいつも通り仕立ての良い細身のスーツに身を包み、
アレキサンドライトキャッツアイのカフスを止めれば、
テーブルの上に置かれた銃とナイフを一瞥して切れ長の眸を眇める。]

……。

[華奢な手を伸ばし触れるは残されたクロスタイ。
ただそうっとなぞり指先に伝わる感触に瞑目。]
(250)2006/09/18 22:21:10
学生 メイ
楽しみだね……楽しみだ。
"還る日"も近いかもしれない。

[ねぇマスター、と傍らの男を見つめて]

>>*16
儀式に関してはとりあえずボカしてどちらが残っても都合がいいように。
襲撃に関しては了解。
(*17)2006/09/18 22:23:51
流れ者 ギルバート
……人ではないもの…ね。
この御時世に随分と幻想文学的な発想だな。

[微かに首を傾げて男は呟く。
けれど言葉の端に浮かぶ微かな逡巡は
今の心境ゆえに零れる空気に満たされ]

…俺自身は…今回の件を偶然の重なった自殺だと思ってる。
だが…それだけの言葉では説明できない不思議を伴って
封鎖されたのも事実だ。

[ローズから翌日もらう予定だった答えを待たず
自分の中で一つの答えを出した男は
鳶色の瞳を青年のほうへとむけて]

…どうしたものかな。
(251)2006/09/18 22:26:54
冒険家 ナサニエル

[ぴく、と目元が揺れる]
2006/09/18 22:28:09
学生 ラッセル
…何を想い何を望む?
2006/09/18 22:28:23
美術商 ヒューバート
[メイの頭に手を置いて微笑む]

おやおや…お前に守られるほど、私は頼りないかね?

[そう云うと、窓の外に視線を動かし]

しかし…これでよかったと思っている私もいるのだよ。
…永遠というのは…とても蠱惑的な言葉だ。

永久に朽ちることなく、永遠に美しいままで、永劫に在り続ける…そう、まるで人形のように。
ふふ…夢のような話だが。
(252)2006/09/18 22:29:14
書生 ハーヴェイ
それではお先に。
主との時間をごゆるりとどうぞ。

[ベストの内ポケットを探り、
真鍮の鍵を取り出して私は椅子を立つ]

>>*17
了解。
(*18)2006/09/18 22:29:31
美術商 ヒューバート
おっさん自分で何言ってるかよく解ってません。
大丈夫かいなこの人。
2006/09/18 22:39:01
見習いメイド ネリー
[目覚めは薔薇園の片隅で。
本来ならば許される事ではなかったけれど。

ただ此処にいれば誰も来ないと信じ、
眼を擦れば薄暗い荊の天井をただ見つめて。

立ち上がればエプロンドレスを払い、
ゆるりと紅い薔薇の花弁から荊にかけて撫でれば――

其れを掴み弾くように滑らせれば手のひらは血に染まって。
紅い薔薇の花弁に落とせば赤黒く染まりゆくも、
空気に触れた赤は何時しかどす黒いものへと変わる様子を眺めながら。]
(253)2006/09/18 22:40:12
冒険家 ナサニエル
此の状況だと、そうも思いたくなってしまいます。
時を刻む事を止めた時計に、
全てを包み込む荊、外に出る事も叶いません。

――、自殺、でございますか?

[其の言葉を聞けば、
 ただジルベールの瞳を見つめる]

アーヴァイン様の、声?

[思い当たる事を漏らせば、
 確かにそう考えても可笑しくは無いだろう
 此方を見つめる其の視線を、
 ただ柔らかな色で受け止めながら]

そうですね…。
取敢えずは、私共が早急に原因を究明しようと思っておりますので、
ジルベール様達はどうかお部屋で、お待ち下さいませ。
(254)2006/09/18 22:40:53
書生 ハーヴェイ
[家具の裏に隠された鍵穴を見つけて鍵を差込み回した。
掛け金の外れる手ごたえに部屋を見回すと、
一見して分からないような死角に出来た隙間。
身を滑らせればそこは薄暗い階段。

内側から扉を閉じて長い階段を降りると突き当たりに扉が在った。

――薔薇の刻印の扉。

手を当てて押せば抵抗もなく開く]
(*19)2006/09/18 22:41:06
見習いメイド ネリー


―――最後には黒い薔薇になってしまうのですよ。
(255)2006/09/18 22:44:27
学生 ラッセル
[暫くはそうして居たけれど、
咽返る薔薇の香りと瘴気とに、
預けられた武器も持たず部屋を出れば、
廊下の向こうより来る使用人の手には光る刃。]

「死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない…
ああ、そうか。
全員殺せば良いんだ!」

[眉根を寄せ声をかけようとするよりも早く、
使用人は廊下を蹴り此方へと向かって跳躍する。]
(256)2006/09/18 22:49:22
学生 ラッセルはメモを貼った。
2006/09/18 22:49:38
学生 メイ
ううん、違う。
僕がマスターを守りたいだけ。

[つられて窓の外へと視線を移す。]

……永遠に、美しいまま……?
マスター、僕は大きくならないほうが?
……歳はどうしても取ってしまうもの。
マスターが望むなら、ずっとこの姿でいたいけれど。
(257)2006/09/18 22:49:58
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/18 22:52:49
流れ者 ギルバート
…まぁ…確かに。

そう…出来すぎた自殺だ。
……シャンデリアが偶然か故意かわからないが
落ちてきていたせいで遠目にはわからなかったが…
胸に刺さったナイフの刃は胸から背を貫いていた。
誰かが襲い殺したのだとしたら
普通は背から胸を貫くものではないか?
自分の姿を見られたくなかったり余計な抵抗を
受けないためには…という憶測の話だけどな。

[首を捻りながら男は静かに紡ぐ。
声と紡ぐ執事の姿を軽くじっと見ながら]

…部屋で待つのは好きじゃない。
それに…仮にも被害者の血縁者としては
黙ってみているわけにはいかないね。
(258)2006/09/18 22:54:16
学生 ラッセル
[狂気を孕み爛爛と輝く使用人の血走った双眸を、
ただ冷たく見据える切れ長の碧の眸は矢張り憂いを帯び、
直線的に振るわれる包丁の刃を半歩引いて身を捻りかわして、
勢いのまま背中を見せる相手の背中を見つめ呟く。]

…愚かな。

[振り返る使用人の耳に果たして声は届いているのか。]
(259)2006/09/18 22:56:47
書生 ハーヴェイ
―地下室―

[そこには地下特有の淀んだ空気。
満ちる瘴気は甘く甘く。
踏み入ればそれを合図に灯りが灯り部屋の様子を照らし出す]

………良い趣味をしていらっしゃる。

[部屋に置かれた物々しい儀式道具を見回して、
私は隅に置かれた椅子へと腰を下ろす。
テーブルの上で揺れるランプの炎を見ながら、
そこに在る物に暫く*思考を働かせた*]
(*20)2006/09/18 22:57:58
書生 ハーヴェイは、椅子に凭れたまま、ゆるく頭を振ると*目を閉じた*
2006/09/18 22:59:43
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/18 23:01:28
冒険家 ナサニエル
其れは確かに、で御座いますね。
けれど、
正面からしか襲えない理由が在った、とも考えられます。

……しかし……出来すぎた、自殺…。

[小さくもう一度、呟く
 何かを考えるように、柔らかな色が僅か揺らぐ
 そしてゆるりと首を振り、
 何も無かったかのようにまた色が戻る

 血縁者と聴けば密やかに、悲しげに眉を寄せた]

…ジルベール様…。
其れでも、貴方様にまで何か在りましたら、
アーヴァイン様に何と言ってお詫びをすれば良いか。
(260)2006/09/18 23:04:20
冒険家 ナサニエル
[自殺なんだろうか
 自殺なんだろうか

 いや、違う
 あれは、私が

 私達が――

 軽く拳を握り締める]
2006/09/18 23:04:41
流れ者 ギルバート
正面からしか襲えない理由…ね。
まぁ…それもありうるか。
全ては憶測でしかなく今となっては知る手立てもない…か。

[きしりと微かに寝台を軋ませ立ち上がり
水差しからグラスに水を少しうつして一口飲めば
薔薇水の風変わりな香気が微かに唇を彩り]

…お前が伯父上に詫びる必要などないだろう?
俺が俺の勝手で動きお前は少なからず説得をした。
どう見ても何かあったなら俺の自己責任だ。
……だから心配しなくていい。

[微かに苦笑を浮かべたなら
ナサニエルの表情に肩を竦めて]
(261)2006/09/18 23:13:29
学生 ラッセル
「死んじゃえ、死んじゃえ、死んじゃえ、死んじゃえぇぇぇ!」

[遮二無二振るわれる刃に跳び退き形の良い眉根を寄せる。
追い縋る使用人に小さく息を吐き、
紙一重に突き出された腕を交わしつつ一歩を踏み込み、
刃物を持った腕を掴んで締め上げる。]

「厭あぁぁぁあああぁあああ!
放して!殺さないで!死にたくない!」

残念ながら殺そうとしているのは私ではなくご自身ではありませんか?

[捻りあげた其の手から包丁が床へと転がる。]

「あ…あぁ…」

[武器を失った使用人の視線は脅えて宙を彷徨う。]
(262)2006/09/18 23:14:51
酒場の看板娘 ローズマリー
[目を覚ますと無傷で残った天蓋付きのベッドの中で眠っており、
眠る前のことがゆっくりと脳裏に蘇り頬を赤らめた。
傍らに眠るオードリーを見ると自然と記憶が鮮明に思い出されて体が火照るのを感じる。
深呼吸をして高鳴る鼓動と心を抑えて、
軽くオードリーの身体をゆすり]

オードリー様、起きてください。
お話したいことがあります。
(263)2006/09/18 23:16:51
冒険家 ナサニエル
全ては…憶測ですから。
何かはっきりと、解ることが在ればいいのですが。

[立ち上がるジルベールを視線で追いながら
 薔薇水の水差しへとふと視線を止める]

しかしそれでも、
アーヴァイン様の大事なお客様で御座いますから。
どんな状況で在っても危険な目には合わせられません。

[それに、と胸中で呟くけれど、
 それは表には出さず]
(264)2006/09/18 23:22:34
冒険家 ナサニエル
それに、

アーヴァイン様の、

血縁の、



方。
2006/09/18 23:22:57
未亡人 オードリー
[咽返る薔薇の香りのなかでゆるりと漆黒の睫を揺らし、
ゆする手の感覚に眠りの深淵より戻り来る]

…ローズ?
何かしら、あなたからのお話なんて珍しいわね。

[半身を起こすと気だるげな視線をローズに向けた]
(265)2006/09/18 23:25:09
学生 ラッセル
全く、少し落ち着きなさい。

[捻りあげた腕を脇に挟み拘束したまま其の眸をじっと覗き込み、
定まらない焦点に空いた手の指を目の前でひらひらと振って見せ、
双眸に色が戻って来たのを見て十字を切る。]

この指が見えますか?

「あぁ…あ…
は……い。」

[こくりと頷く使用人の様子に小さく息を吐き身を放す。]

異常な事態に取り乱しては其れこそ死に急ぐ様なものですよ。
(266)2006/09/18 23:26:46
流れ者 ギルバート
はっきりわかることなんて…今は何もないんだろうな。
伯父上だけが知っていらっしゃる。

[白い花びらの持つ柔らかな香気に微かに瞳を細め
空になったグラスを静かにテーブルの上に置いて]

…とにかく…どれだけお前に止められても
俺は部屋でじっとしているなんて嫌だからな。

……長く引きとめたな。
すまなかった…忙しいだろうに。

[微かな沈黙の後に告げた言葉は
話の一先ずの終わりを告げて
ナサニエルを見る鳶色の瞳は微かに
穏やかな光を帯びて]
(267)2006/09/18 23:31:13
酒場の看板娘 ローズマリー
>>265
[真剣な表情でオードリーを見つめ]

今私達の置かれている状況に関することです。
ただならぬ状態なのはオードリー様も感じていると思いますが……、

単刀直入に言いましょう。
私達は……荊の檻に囚われた生贄です……。
詳しくは省きますが私達の魂を欲する者達がいます……。
(268)2006/09/18 23:34:09
学生 ラッセル
「もう厭なんです…帰りたい…」

[泣き崩れる使用人を愁いを帯びた双眸が見守る。]

闇雲に人を殺しても混乱が広がるばかりですよ。
…残念ながら直ぐに出る事は叶わぬでしょうけれど。

「そんな…」

[泣き出しそうな使用人にゆっくりと瞬く。]

死にたくなければ見つからない様に隠れていなさい。
そんな刃物一本では私一人殺せやしません。
(269)2006/09/18 23:41:01
未亡人 オードリー
[真剣な様子に、緩やかな笑みで]

そうね、この瘴気…ただならないわ。
でも、ローズなぜあなたがそれを?

[妖艶な笑みはそのままにローズの瞳を見つめた]
(270)2006/09/18 23:45:07
冒険家 ナサニエル
ええ、…アーヴァイン様だけが。

[静かに頷いて其れを肯定する
 視線は矢張り白薔薇へと注がれて]

…畏まりました。
けれど、十分に注意はしてくださいますよう。

いえ、ジルベール様のお話も大切ですから。

[そう微笑むと、一礼をする
 主人に貰った片眼鏡を正すように触れ、
 其の奥に在るのは矢張り柔らかな眼差しで]
(271)2006/09/18 23:49:03
流れ者 ギルバート
…過ぎにし薔薇はただ…名前のみ
虚しきその名が…今に…残れり……か。

[ぽつりと微かに紡いで微かに瞳を伏せ]

…わかってるさ。
だけどお前も…十分注意してくれ。

[静かに告げればあたたかな瞳のまま
一礼してこちらを見やる姿をゆるりと眺めて。
そのままナサニエルが部屋を出るまでを見送り]
(272)2006/09/18 23:55:04
酒場の看板娘 ローズマリー
>>370
私が………、
その者達を追う側だからです…。

[オードリーに頭を下げて]

黙っていて申し訳ありませんでした…。
オードリー様に初めて近づいたのもはじめの目的は…、

アーヴァイン公です。
彼は闇の側の者の疑いがありました。私の追うべき存在…、
昨日確認もし…、疑いは確信に変わりました。

[オードリーの目を見つめて今にも泣き出しそうに瞳がゆれ]

これだけは信じてください…、
私の全てがオードリー様のために…、この心に偽りも変わることもなきことを…。
(273)2006/09/18 23:58:00
書生 ハーヴェイ
[瞼を上げれば、テーブルランプの灯りは変わらず揺れて。
私は頬杖をついたまま部屋を再び見回した]
(*21)2006/09/18 23:59:12
美術商 ヒューバート
[メイには何も答えず、その代わりに額に軽く口付けて]

お前はお前であればそれで良いのだよ。
今はもう、抜け殻ではないのだからね。

[すっと立ち上がり]

しかし…ここでこうしていても、埒が開かないのも事実だな。
少し様子を見てくることにしよう。
お前はここで待っていなさい。

[さりげなく腰に銃を差し込むと、扉を開け、廊下へ出た]
(274)2006/09/19 00:01:19
冒険家 ナサニエル
[ジルベールの言葉を静かに聞いて
 ただ思うは薔薇の館の主人の事か

 注意しろと言われれば、
 僅かに笑みを浮かべながら礼を送り]

もったいないお言葉、有難う御座います。

其れでは、失礼致します。お休みなさいませ。

[恭しく一礼をして、部屋を出た
 部屋を出て向かうのは――――]
(275)2006/09/19 00:01:34
踊り子 キャロル
[部屋で待つこと数時間。特に事件解決へと向かっている気がしなくて――基、解決など待っていても起こらないのを知ってか、ふらりと部屋を出る。]

さて、どうしたものかしら。

[とりあえずエントランスに向かおうと向きを変えれば使用人らしき人間とラッセルがいるのを偶然見つけ、ただ見つめて。]

安全な場所なんてなさそうね……

[と一言呟く。現在武器は所持していない。]
(276)2006/09/19 00:05:13
学生 ラッセル
「ご主人様にお言葉をかけているのを見ました。
貴方は神の僕なのでしょう?
どうか、どうかお憐れみを!」

[這うように足元に縋る使用人に微かに眉根を寄せ、
ゆるりと首を振る。]

神なんて縋るだけ無駄ですよ。
さあ、立てますか?

「では、ではせめて貴方のお傍に。」

[足に縋ったまま離れない使用人にまた息を溢す。]

私と居ても何が改善するか判りませんけれど。
其れに…私はこれからまだ為さねばならぬ事があります。

[廊下に現れた気配へと視線をあげ、
ヒューバートに気付き憂いを帯びた表情のまま一礼したけれど、
使用人に縋られたままの其の姿は些か滑稽に映るか。]
(277)2006/09/19 00:06:38
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/09/19 00:09:03
学生 ラッセル
客人達の前で余り醜態を晒すものでも無いでしょう?

[使用人を立ち上がらせて顔をあげれば、
其処には新たにキャロルの姿も見止めて、
変わらぬ物憂げな表情のままに切れ長の双眸が瞬く。]

自室に篭っていれば或いは他の場所よりは安全かも知れませんよ。
(278)2006/09/19 00:10:02
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/19 00:10:07
酒場の看板娘 ローズマリーはメモを貼った。
2006/09/19 00:11:39
学生 ラッセルはメモを貼った。
2006/09/19 00:12:32
踊り子 キャロル
何もしないでじっとしてるのはキライなの。
自分から動かなきゃ、何一つ掴めないでしょう?

[浮かぶ笑みは悪戯っぽい子供のようで。
なれど、深海のような瞳の奥には微かな憂いが見えて。]

武器ぐらいは持った方がいいのかしら。
それも煩わしいのだけど―――あら?

[奥に見えた紳士に瞬きをし、他の皆にも最初そうしたような儀礼的な、けれど美しくお辞儀をして。]

初めまして、かしら。
キャロル・L・ラピリエールと申します。
(279)2006/09/19 00:17:10
未亡人 オードリー
[ローズを目を細めるように見つめ]

そう…秘めたものがあると思っていたけど・・・
使命を持っていたのね。

私のかわいい仔猫・・・残念だわ。
そんな思惑…知らないで居られたら、よかったのに。

[ベットに身を投げ出しため息をついた]
(280)2006/09/19 00:20:16
学生 ラッセル
…そうかも知れませんね。
けれどいきなり使用人に襲われたりする状況ですからお気をつけて。

[さらと言ってのければ傍らの使用人は恥じ入って俯く。]

武器等持って他者を傷つけるくらいなら鍵でもかけて部屋に閉じ篭って居られる方が安全かとは思います。
相手も武器を持ち其れにより狂気は増幅する。
他者を傷つけると言う事は同時に他者に傷つけられる可能性を孕みます。

誰も武器を持たなければこんな事にはならなかったのに。

[昨夜の様子を思い起こして僅かに苛立たしげに呟き、
キャロルに視線を戻せば憂いを帯びた眸が真っ直ぐに見つめる。]

武器を持たずに出歩かれるならば危なくなったら逃げる事です。
(281)2006/09/19 00:26:08
酒場の看板娘 ローズマリー
>>280
すみません……、結局は黙っている事もできずに……。
オードリー様……。

[オードリーの様子に俯いたままで]

その上でも…私は…オードリー様のために尽くしたいと思います……。
オードリー様のためならばこの命すらも惜しくはありません。
(282)2006/09/19 00:26:11
流れ者 ギルバート
[昨晩ナサニエルを見送ってから転がった寝台の上
一晩たってもろくに眠れず
漸く眠れたのは朝日が高く上り始めたころ。
そのまま夕暮れすぎまで睡眠をとれば
起きて時計をぼんやりと眺めシャワーを浴びて。
軽装に着替えて部屋を出る。

道に迷うのはもちろんお約束の話で]
(283)2006/09/19 00:27:31
美術商 ヒューバート
[ラッセルに気付くが、その様子に目を細め]

…おや、これは…

[そのまま視線を動かすとキャロルの姿。軽く微笑むと]

これはご丁寧に。
私はヒューバート・E・ウォルター。
本当は手をとってキスを差し上げるべきかもしれないのだが、生憎と落ち着いていられる状況ではないようだね。
(284)2006/09/19 00:27:49
学生 メイ
……抜け殻……

[出て行く主を見送り、ぼんやりと触れられた額を押さえ]

ケイト……

[小さく名を呟き。]

マスターが僕に心を戻したその日から。
マスターは、僕のものだ。
何人たりとも触れさせない。

[華奢な手にナイフを握ると、*じっと刃を見つめた。*]
(285)2006/09/19 00:27:54
美術商 ヒューバートはメモを貼った。
2006/09/19 00:28:14
美術商 ヒューバートは、学生 ラッセルに話の続きを促した。
2006/09/19 00:28:30
学生 メイ
[ナイフを持ったまま、部屋の隅、大きな時計を少しずらす。
小柄なこの体ならすんなり通り抜けられる隙間は、下へと続く階段の入り口。
ふわりふわりと漂うような軽い足取りは地下室へと。
澱んだ空気の臭いに哂い、扉に触れ、開ける。]

……嗚呼、懐かしい空気だね。

[部屋を見渡して、呟いた]
(*22)2006/09/19 00:30:25
学生 ラッセルはメモを貼った。
2006/09/19 00:31:17
書生 ハーヴェイ
いっそ香に当てられて酔ってしまいそうですね。
ごきげんよう、同朋。

[私は椅子から立ち上がり彼女へと深く礼をした]
(*23)2006/09/19 00:32:25
学生 ラッセル
御機嫌よう、と悠長に挨拶を交わす時でも無いのでしょうね。
ムッシュ・ウォルター、お嬢様の様子は如何ですか?
病弱な方ならばこんな状況はさぞ精神的にもお辛いでしょうに。

[物憂げに首を傾げればさらりと髪が頬を撫ぜる。]
(286)2006/09/19 00:34:24
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/19 00:35:12
踊り子 キャロル
どれほどの人間が狂い、
どれほどの人間が正気を保っているのでしょうね。

[正気に戻ったのか、一時的なものなのか、使用人をチラと見て。]

どんな道具も使う人次第――そうは言っても、
傷つける道具であることに変わりはありませんけど。
だからこそ武器は部屋に置いてきた……。

自分が武器を持っていれば、相手を説得なんて出来ないでしょ?

[それからヒューバートに薄く微笑めば、ゆるりと首を振って]

状況が状況ですもの。
社交界どうこう言ってなんていられませんわ。
(287)2006/09/19 00:36:18
学生 メイ
やぁ。こうして逢うのは二度目かな?

[くすりと微笑んで胸に手を当てて一礼]

……本当に酔いそうだ。
だが、それがいい。
(*24)2006/09/19 00:38:51
学生 ラッセル
「…申し訳ありません。」

[俯いたままに消え入りそうな声で使用人が謝罪の言葉を紡ぎ、
益々深く頭を垂れるのを横目にまた一つ息を吐く。
キャロルの言葉に物憂げな笑みは微かに和らぐか。]

そうでしたか。
…説得?
現状を創り出した人物に心当たりでもおありですか?

[切れ長の双眸を僅かに眇めてキャロルを見つめた。]
(288)2006/09/19 00:41:10
未亡人 オードリー
ローズ…でもあなたはやる事があるわ。使命を全うしなさいね・・・

[寂しげにベットに横たわった]
(289)2006/09/19 00:41:18
美術商 ヒューバート
アーヴァイン公があのようなことになるとはな…
娘は心細がったが、今は部屋に居る様言い含めてある。
流石に連れ歩く方が不安なのでね。

君の方こそ、顔色が悪いな。
…元々の色白さもあるのかもしれないが…

[ちら、とラッセルの流れる紅い髪を見てから、キャロルに向き直り]

はは、頼もしい方だな。

[とだけ言うと、ラッセルからキャロルへの問いへ答えを促すように]

…何かご存知なのかな?
(290)2006/09/19 00:43:47
冒険家 ナサニエル
―エントランス―
[柱時計の片隅に佇む
 其の時計の針をただ見つめながら

 後ろではメイドが床を拭いている
 ただただ床を拭いている]

「綺麗にしないと
 綺麗にしないと

 また怒られるわ
 また怒られるの

 怒られるのは嫌
 怒られるのは嫌」
(291)2006/09/19 00:44:13
書生 ハーヴェイ
ええ、そうでしたね。
サロンの時と今と、2度目です。
……酔いすぎて足元がおぼつかなくなっても知りませんよ。

[窘めるように彼女へと笑んでから、
私はゆるりと部屋を見渡した]

アーヴァイン公の密やかな趣味のご感想は?
(*25)2006/09/19 00:47:46
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/19 00:49:42
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/19 00:49:52
学生 メイ
……足元が覚束なくなったら部屋に送ってくれるんじゃないのかい?
ミスター。
ジェントルならそのくらいしてくれないと。

[くすりと笑って、部屋の中央へと]

……そうだね。
とてもいい趣味だよ。
ここなら……
(*26)2006/09/19 00:50:00
学生 ラッセル
そうでしたか。
確かに現状の屋敷内を歩くよりはまだ部屋に居る方が精神的にも良い気がしますね。

[続く言葉にゆるりと首を振り、
物憂げな笑みを浮かべる。]

ご心配ありがとうございます。
薔薇の香気と混じって漂う…瘴気とでも言いましょうか。
この淀んだ空気は余り気分の良いものではありませんね。

お恥ずかしい所をお見せしてしまいますが、事態が事態ですのでご了承下さい。
(292)2006/09/19 00:51:35
踊り子 キャロル
[二人の問いには薄く笑み、小首を傾げて。]

さぁ、どうかしら。

[口元は笑んだまま、少し挑戦的な瞳で]

武器を構えて正気を失った人に武器を見せては
声をかけることもままならない、という意味よ。

館の主を一番知っているのは、血縁者よりもむしろ
近くで見てきた使用人達じゃないかしら?

[ごまかしてる素振りも特になく、嘘はついていなそうで。
けれど、果たしてそれは真実か。]
(293)2006/09/19 00:52:55
書生 ハーヴェイ
可愛い娘を送り届けた男にはお父様の鉄槌が下るのが世の理のようですよ?
それでもレディ、もしもの時は穏便に密やかに私がお送り致しましょう。

[恭しく礼をしてから顔を上げれば肩を竦め、部屋の中央へと進む彼女を見遣る]

ここならば……?
(*27)2006/09/19 00:53:24
酒場の看板娘 ローズマリー
[オードリーの方を見つめて]

私にとっての一番の最優先事項はオードリー様のためであることです…。

私は…オードリー様のためならば他の全てを裏切ろうとも、
捨てようとも怖くはありません…。

[ドアをあけて一礼をして]

オードリー様、おそらくは私の事は向こうに勘ずかれていることでしょう。
いつこの身がどうなるかはわかりません…。
もしもの時は…昨日お持ちした武器を……。
私は……もう少し手がかりを探しにいってまいります。

[合鍵を見せて]

決して私以外の人がきたときには開けないでくださいね…、
オードリー様の身が……、

[それ以上は言葉は続けられずドアを閉め鍵をかけてその場を後にした]
(294)2006/09/19 00:54:27
酒場の看板娘 ローズマリーはメモを貼った。
2006/09/19 00:55:25
学生 メイ
……ああ、そうだったね。
父は厳しそうだ。
隠密にしてもらったほうがお互いのためだね。

[ハーヴェイを振り返る。
色違いの紅い瞳が彼を捉えて。]

……ここなら、還れるかもしれないと思ったのさ。
(*28)2006/09/19 00:56:36
美術商 ヒューバート
[顎鬚をすっと撫で]

ふむ…やはりバトラーに聞かねばならんか。
あのような簡素な説明で、納得できるわけがない。
あのアーヴァイン公が御自ら命を絶つなど考えにくいものだ。
誰かの手に掛かられたのだとしても、彼なら…何か見知ったかもしれないな…
(295)2006/09/19 00:57:53
学生 ラッセル
[キャロルの言葉に切れ長の眸を眇め静かに見据える。]

そうですか。
何かご存知ならば教えて頂けると助かるのですけれど。

使用人…

[脳裏を過ぎるは昨夜の執事の様子か。]

知っているとしても現状を創り出した者達がそう簡単に口を割るかも謎ですね。
(296)2006/09/19 00:59:10
冒険家 ナサニエル
[ただ一心に床を拭く
 正気を保っているのか
 狂気を保っているのか

 ゆっくりと近づく]

怒られたくありませんか?

「怒られるのは嫌」

誰に怒られるんですか?

「また怒られるの」

どうして怒られるんですか?

「綺麗にしないと」

…そうですか。
(297)2006/09/19 00:59:49
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