踊り子 キャロル [紫水晶が煌けば、うっすらと笑みをたたえ、着衣の乱れを直して首筋をこすり。] ……下衆なことを。 [そう小さく呟けばスルリと扉を抜ける。] | |
2006/09/23 01:17:50 |
学生 ラッセル [声をかける先にはジルベールの姿。] ご無事で何よりです。 先ほどお見かけした限りネリーさんはご自身の事で手一杯でしょう。 ナサニエルさんに届く言葉をお持ちなのは貴方だけなのです。 …貴方の声すらナサニエルさんには届きませんか? | |
2006/09/23 01:25:44 |
学生 ラッセル [届く筈の無い声をかけ苦笑めいたものを浮かべる。] 生前は言葉を交わした事もありませんでしたね。 届かなくなってからどう伝えると言うのか。 [其の人の声へと視線を移しゆっくりと瞬く。] | |
2006/09/23 01:31:22 |
冒険家 ナサニエル ――ジルベール、様 [ひっそりと目を伏せれば 少しだけ……息を吐いて] | |
2006/09/23 01:32:33 |
踊り子 キャロル [廊下に出れば死した者達の魂がお互いを慰めあい、 もれる水音と嬌声がいやに耳につく。 何人かがまた彼女めがけて来るけれど、冷たい瞳で 殺気を込めれば怯えて。されどまた、別の者と慰めあい。] こうして狂ってしまえば、案外幸せなのかしら? [ふぅ、と息を吐いて少し歩けばネリーとローズマリーを見つけ。] 随分と、ご無沙汰ですね。 [と、届かぬ声をかけて。] | |
2006/09/23 01:33:34 |
学生 ラッセル [彼等の会話を聴く間にも、 周囲の嬌声は止む事が無く、 自身へと向かってくる者に身を翻し、 すいと十字を切れば額に触れる。] 興味深い話が聴けるかも知れないのです。 生憎と今は少し取り込んでおります。 [額で十字が解ければ、 其処に浮かぶ表情は度を越した快楽か。 苦痛と似た表情を浮かべて其の場に蹲る。] | |
2006/09/23 01:46:27 |
踊り子 キャロル [長椅子にしなだれたネリーを気にした様子もなく、 けれどただ髪を梳くような動作をして。] 随分と、お辛そうね。 ――其の原因はわかりかねるけれど。 | |
2006/09/23 01:59:02 |
学生 ラッセル [腕を組み首を傾げてナサニエルを見つめる。] 銃より先にそうして下されば良かったのに… [呟く声はただ静かに。] | |
2006/09/23 01:59:54 |
書生 ハーヴェイ 面影が、気に食わないとはさすがに言えませんから。 | |
2006/09/23 02:19:01 |
踊り子 キャロル [暫くそうして、艶やかな笑みを浮かべれば悠然とした態度で 生前自分が座って薔薇園を眺めていた席に座る。 今ここから見える景色は、割れたガラスと館を覆う荊。 あの日に見えた赤い薔薇も、今は荊に邪魔されてか見えず。 少しの間その席で園を眺めていたけれど、複数の人影が見えればなんとはなしに立ち上がり、瘴気に満ちた屋敷内を*ゆったりと移動して*] | |
2006/09/23 02:20:09 |
冒険家 ナサニエル [ハーヴェイの様子に 少しだけ視線を送る] | |
2006/09/23 02:47:49 |
学生 ラッセル [客間へ向かう面々の後をゆったりと追う道すがら、 泣き叫ぶ死者の魂を蹂躙し下品に罵る声に、 僅かに眉根を寄せ其処に在る姿に切れ長の眸を見開く。] …ルーサー牧師。 [呟く声は嫌悪が色濃く滲み、 声に振り返った男は慇懃に一礼して、 にっこりと下卑た笑みを浮かべた。] | |
2006/09/23 02:51:01 |
冒険家 ナサニエル [紅茶を注げばテーブルへと置いて ジャムやビスケットも一緒に パウンドケーキも取分ければそれぞれへ 自分は一歩下がり、邪魔にならぬよう佇んで ジルベールの視線に気付けば 柔らかい視線を返し] | |
(2006/09/23 02:52:02、冒険家 ナサニエルにより削除) |
学生 ラッセル 「こんな所で会うとは思わなかったよ、ラッセル。」 [男の言葉に何か返す事も無く、 徐に十字を切れば、 柔らかな光は不可視の速度で男の頬を掠める。] 「随分な挨拶だな。」 [風に煽られた髪が戻れば、 口元を釣り上げて男は嗤った。] 貴方と言葉を交わす気は無い。 其の者を放して此処から去りなさい。 [冷然と紡がれる言葉にも、 男は気に留めた様子も無く、 泣きじゃくるまだ幼さの残る少女を辱め、 其の白い尻を思い切り振るい下ろした手で叩く。] | |
2006/09/23 02:57:04 |
学生 ラッセル [散々に少女の尻を叩いてから顔を上げ、男は嗤う。] 「厭だ、と言ったら?」 [答えるは言葉ではなく宙に切られる十字。 黒鍵で其れを弾き返す男に切れ長の眸を眇めれば、 ひらり、ひらり、碧の眸は紅く煌く。] 死して尚も其の手には武器を持つのですね。 「怖い、怖い。」 [男は少女を床に叩きつける様に引き剥がせば、 くつくつと肩を揺らして下卑た笑みを浮かべる。] 「丁度良い、ラッセルに相手をして貰おうか。 俺はいつもラッセルを呼んでたのに、教皇のお気に入りだか知らないが、あの女ときたらいつも邪魔をしやがって。」 | |
2006/09/23 03:06:05 |
学生 ラッセル 生憎と私は幼児趣味のサディストと「する」趣味はありませんので。 [妖艶な笑みを浮かべ言葉を返し、 立て続けに十字を切れば、 不可視の速度で飛ぶ十字架は、 幾つか黒鍵に弾かれ、 一つは男の肩口を切り裂く。] 「相変わらず良い腕だ、なっ。」 [間合いを詰め様と男が地を蹴る様に跳ねるのと同時、 ふわりと跳び退き更に十字を切る。 十字架を弾いたまま切りおろされる黒鍵に、 上半身を捻り身を翻してリズミカルに後退する。] | |
2006/09/23 03:21:49 |
学生 ラッセル [其の男が聖職者である事も、 一欠片の慈悲も持ち合わせていない事も、 大切な彼女を穢した事も、 全て判って居たけれど――] 名ばかりとは言え聖職者ならば、貴方に浄化の光は通用しない。 大人しく武器を引きなさい。 さもなくば――斬ります。 [引いた十字はいびつに長く、 其の光を握れば剣となるか。] | |
2006/09/23 03:27:09 |
学生 メイ メイ・ウォルター 【狂気レベル:1→2】 みたいな。 | |
2006/09/23 03:33:14 |
学生 メイ 【ヒューバート:おとうさんどいてそいつころせ(ry】 | |
2006/09/23 03:33:38 |
学生 ラッセル 「相変わらずお優しい事でっ。」 [更に食い下がる男の双眸にはギラギラと欲望が漲り、 既に冷静な判断が出来ているのかは判らない。 けれど男がそうなるのは恐らくは闇の瘴気では無く。 本来の性質故なのも古い付き合いなので知っていた。] 愚かな… [眉根を寄せ振り下ろされる黒鍵をひゅうと一閃して弾き返し、 更に切り返されるのに鍔迫り合いしたまま睨み合う。] 「なんだもう堕ちてるのか。」 [切れ長の紅い双眸を覗き男は愉しそうに嗤った。] | |
2006/09/23 03:36:01 |
学生 ラッセル 貴方は堕ちるまでも無いですからね。 [細腕では力勝負となればジリジリ押され始め、 自身から倒れ込む様に背後へと身を倒しながら、 華奢な足はしなやかに弧を描き、 十字架の掠めた肩口を強かに蹴り、 其の侭背後へと手をついてふわりと地に降り立つ。] 諦めなさい、貴方では私には勝てない。 「…るな。」 …なんですか? 「巫山戯るな!巫山戯るな! 俺は牧師だ、お前の様な穢れた奴に負ける筈があるか!」 [激昂した男は更に黒鍵を振りかざすのに、 小さく息を吐き静かに剣を突き―― とすり、と容易く其の胸部を刺し貫く。] | |
2006/09/23 03:45:17 |
学生 ラッセル [――けれど男の黒鍵は止まらない。 酷くスローモーションで黒鍵が振り下ろされるのが見え、 ゆっくりと瞬けば空いた手で男の頬をそうっと撫ぜる。] Eli, Eli, lema sabachtani... [唱える言の葉に男の眸は見開かれ、 柔らかな光は男の胸より解けて―― 男の額に浮かび上がる十字架。] 此処では魂の消滅も望めません。 出来ればこう言った事はしたくなかったのですけれど。 [床へ黒鍵が転がるのと、 其の男が血の涙を流し始めるのは、 どちらが早かっただろうか。] | |
2006/09/23 03:53:11 |
学生 ラッセル 「ラッ…」 [名を紡ごうと開いた男の口からは、 ぼたぼたと血が零れ落ち空中で溶け、 恐らくは直ぐに其の魂へと循環されている様で、 男を見つめて切れ長の双眸を眇め小首を傾げる。] 此の侭この煉獄に囚われ永久に苦しみ続けるとして… 血を流し続けるのと、細切れになるのと、どちらが楽なのでしょうね? [憂いを帯びた笑みは底無しに艶かしく、 長い睫が瞬けば其処には碧の双眸が柔らかな光を宿す。] | |
2006/09/23 03:58:30 |
学生 メイ (中) ……。 何だこの狂いっぷり。 悪夢でもここまで狂ってなかったぞ。 【狂気レベル:3】 誰か癒してwwwwwwwwwwwwwwww | |
2006/09/23 04:06:15 |
学生 メイ (中) 蒼星石メインなんですが。 BAROQUE入ってしまった。 まぁいいか。 好きなんだもん上級天使 | |
2006/09/23 04:07:30 |
学生 ラッセル 「……ころ…せ…」 [最早十字架に縛られ動けぬ男の言葉は命令口調なれど、 其れは終る事のない苦痛からの解放を懇願する表情で、 けれどゆるりと首を振り艶やかに微笑む。] 言った通りこの煉獄では其れは叶いません。 せめて痛みを感じる機能ごと破壊しておきましょう。 [白く細い指でそうっと額の十字をなぞれば、 血の涙を流す男の面には恍惚の表情が浮かぶと同時、 其の肢体は胸より十字に裂けて、 続いてあかいあかい十字の傷は身体中に走り、 其の頬も、其の腕も、其の足も、其の局部も、 恐らくは臓器や内側の器官すら十字の亀裂が入り、 小さな小さな肉片になるまで十字架に切り刻まれ、 目の前には血溜りと肉片が残るのみ。] | |
2006/09/23 04:19:35 |
学生 ラッセル [眇めた双眸はひらりと紅く煌くか。 憂いを帯びた艶かしい微笑を浮かべ、 小首を傾げたまま足元を見下ろす。] 微塵に成って尚も苦しむのならどうしましょうね? [甘く囁く様にもう答えの返らぬ問いを残し、 ぴちゃりと血溜りを踏んでまたしなやかに歩き始める。] | |
2006/09/23 04:39:19 |
酒場の看板娘 ローズマリー [ナサニエルから受け取った軽食をお盆に乗せ手にオードリーの元へと向かう。 近づいていくと部屋のドアがあいたままになっており、 そのドアの様子は…朽ちて…ナサニエルとの会話が脳裏に浮かびかけて中に入ると] オードリー様っ! [手にしたお盆を投げ捨てナイフの突き立ったままのオードリーの元へと駆け寄る] オードリー様っ!オードリー様っ! [抱き寄せ…直ぐにそれが手遅れなことは見て取れて、 顔を胸に雫がオードリーを濡らしていく] なぜ…なぜ……私は…オードリー様の傍に……。 オードリー様…今私が暖めます……。 [長い時を再びベッドの上で過ごした。 冷たくなったオードリーの身体を*抱き締めたままで…。*] | |
(43)2006/09/23 13:32:24 |
踊り子 キャロル [館の散策をある程度終え、廊下で見つけた血溜まり。生者がそれを踏んでも何も起こらないのに首を傾げる。ゆったりと歩めば、己が足の下でピチャと音を立てるのにくすりと笑って。] 本当に、安全とは言えない状況ね。 お可哀想に。 [艶やかな笑みを浮かべ、呟く言葉。されど特に気にした風でもなく、血溜まりを踏みつけて*さまよい歩いて*] | |
2006/09/23 14:24:03 |
お嬢様 ヘンリエッタ [気付くと、そこには複数のヘンリエッタ「らしきもの」がいた。 どれも見た目はヘンリエッタ。しかし、その表情は、その仕草や立ち居振舞いは、一人一人大きく違う。 一番活発そうな一人が、舌をぺろりと出しながら、怪しげな表情で隣のヘンリエッタ(らしきモノ)に向かって言った] あ〜ああっ・・・もうちょっと遊んでいたかったなぁ。こんな場所で、こんなに早くやられちゃうなんて・・・もうちょっと、いろいろ、したかったなぁ?ねぇ?ミィナ? [言われたほう(=ミィナ)が答える] エリィ・・・またそんなこと言ってぇ。 いつもそれで苦労するのは私なんだからね。ほんと、今までどれだけ私がそれで苦労してきたと・・・ [遮るように、更に別の人格が話し出す] やめろ二人とも。 それを言い出したら、俺とてお前ら二人のおかげで、どれだけ苦労してきたかわからん。 今は・・・そうだな・・・とりあえずこの、わけのわからない現状の確認を急ぐとしよう。・・・良いな、ミィナ、リーバ、エリィ、リカ、ドルフェ。 [ぴしゃりと言い切り、一つ、ため息をついた] | |
2006/09/23 15:39:27 |
冒険家 ナサニエル 世界の終わり―――… この偽りの永遠の、終わりだろうか | |
2006/09/23 15:55:03 |
学生 ラッセル [ゆったりと獣を想わせるしなやかな足取り。 飛び掛ってくる者も、 縋って来る者も、 虚空を見つめる者も、 高らかな嗤い声をあげ続ける者も、 十字を切り通り過ぎる頃には呆けた恍惚の表情を浮かべ、 淫らで明け透けな嬌声と水音だけが着いて来る。] 嗚呼… [随分と遅れて客間へと足を踏み入れ、 其処に其の人の姿を見て取れば、 切れ長の双眸を眇める。] | |
2006/09/23 16:01:13 |
学生 ラッセル [熱を孕んだネリーの様子に首を傾げ、 ゆったりと歩み寄れば顔を寄せすいと頬を撫ぜるふり。] 随分とお辛そうですね。 [憂いを帯びた艶かしい微笑みは、 其の眸には映らないだろうけれど。] | |
2006/09/23 16:04:03 |
お嬢様 ヘンリエッタ [まずは3つのグループに分かれ、探索を開始する。 3つとは、ミィナとエッタ、リーバとエリィ、リカとドルフェだ] ―自室―(リーバとエリィ) [エリィの身体全体に手の指を這わせながら、うっとりとした表情でリーバは言った] ・・・こんなかたちで夢が適うとは思わなかったね、エリィ。こんなかたちで、エリィと触れ合うことが出来るようになるなんて・・・まるで、まるで夢のようだ・・・ [エリィは答える] うん・・・リーとこうしていられるの、私も、私も夢のよう。 もっと・・・もっと強く、永遠に忘れられないくらい強く・・・・・・ね? | |
2006/09/23 16:06:34 |
学生 ラッセル [声に顔を上げ、 其の人の視線を追う様に、 荊の世界へと視線を流す。] …世界の終わり? 終焉は望めるのでしょうか? [壁へと歩み寄れば身をもたせるふりをして、 腕を組み彼等の会話を、様子を、見守る。] | |
2006/09/23 16:07:11 |
学生 ラッセル 衰退と再生を繰り返す世界。 永続的に衰退し続ける世界。 其処に終焉はあるのかしら? 箱庭の創造主に訊いてみたいものです。 [華奢な手を伸ばし十字を切り、 部屋の片隅で蹲る使用人へと柔らかな光を送れば、 彼等の言葉を震えながら聞いていた使用人は、 ただ幸福に満ちた蕩ける表情で、 人の気配も気にせずに自身を慰め始める。] | |
2006/09/23 16:26:40 |
お嬢様 ヘンリエッタ ―客間―(ミィナとエッタ) [もう見えはしないハーヴェイの方に視線を合わせながら、エッタはミィナに向かって言った] なにか、まずい状況な気がするな・・・ ここは・・・・・・朽ちる・・・のか? [視線を合わせず、ミィナは答える] 終焉、でしょうか? それも、適わないことだと考えていましたが・・・ もし、安らかな最後が望めるのなら、最後は、どうか、どうか幸せな記憶を―― [エッタは、ミィナの手をぎゅっと握りながら] そうだな・・・。願わくば、私もミィナと一緒に―― | |
2006/09/23 16:36:05 |
学生 ラッセル [彼等には届かない水音と喘ぎ声は、 次第に室内を満たすかの如く大きくなり始め、 歪む使用人の表情は矢張り苦痛と酷似していて、 ともすれば其れにかき消されそうな呟きに、 ネリーへと視線を移して切れ長の双眸を眇める。] 茨の君はこうなる事をご存知だったのではないのですか? 其れとも、怖いのは「別のもの」かしら。 | |
2006/09/23 16:37:04 |
学生 ラッセル [気配に視線を移せば見知った其処にある顔に、 僅かに切れ長の双眸を眇めゆっくりと瞬く。] 御機嫌よう、ヘンリエッタさん。 内なるご自身を統括するよりは分けてしまわれましたか。 彼等が知っているのかいないのかは別として、私の見立てが正しければ、人が死に魂を捕える度に、この煉獄は少しずつ朽ちていきます。 其れと共に魂を蝕み心を狂わせて行く。 どうぞ、お気をつけて。 [憂いを帯びた艶やかな笑みを浮かべた。] | |
2006/09/23 16:42:43 |
お嬢様 ヘンリエッタ ―2階廊下―(リカとドルフェ) [朽ちてゆく館を見つめながら、苦虫を噛み潰したような表情で、ドルフェは呟く] 災いの波がさざ波のうちに、危惧が脅威へと変わる前に、 どうして処置出来なかったのか、悔やまれるな・・・ [ドルフェの背中に手を添え、潤んだ目で彼女(彼?)を見つめながら、その呟きに返事を返した] ええ・・・そうですね・・・・・・ でも、私たちがここに来たときにはもう・・・もう、手遅れでした。 そして、そして今も・・・ [瘴気に蝕まれていく身体を、お互いの身体を支え合いながら、長い廊下を歩いて行った] | |
2006/09/23 16:49:43 |
お嬢様 ヘンリエッタ [ミィナとエッタは、同時に挨拶を交わす] 御機嫌よう、ラッセルさん。 御機嫌よう、ラッセルさん。 [一人がラッセルのほうを向いて続ける] ええ、どうやらこの館は、今のところ全体をカオス側にシフトさせた後、元ある安定な滅びへと誘う仕組みのようです。 私の意思で分かれたわけではないのですが・・・リーバとエリィなどは、喜んでいるのかもしれませんね。 でも・・・はい。私もその考えで合っている、というか少なくとも大きく外していることは無いと思います。 ラッセルさんも、どうかお気をつけて。 [神妙な面持ちで、呟いた] | |
2006/09/23 17:06:00 |
学生 ラッセル [同時に挨拶を返されるのを静かに見つめる。] 混沌ですか。 滅びに安定があるのか、この煉獄に終焉があるのか。 あるとして果たして其の先に安定や安息はあるのか。 [気をつけて、と声をかけられれば長い睫は瞬き、 其の面に浮かぶ穏やかで儚げな微笑みは艶かしく。] ありがとうございます。 とは言え此処で過ごすうちに随分と失いつつあるようですけれど。 まだなんとかなっていますのでご心配なく。 私が完全に崩壊したらどうか近寄らず逃げて下さい。 | |
2006/09/23 17:11:55 |
お嬢様 ヘンリエッタ [ラッセルと目が合うと、今度はもう一人が囁く] 魂を捕える度に少しずつ朽ちていく煉獄・・・そして其れと共に魂を蝕み心を狂わせて行く人間・・・・・・ どうやらラッセル殿も蝕まれつつあるようだな・・・ そして・・・崩壊したら近寄らず逃げろと。 しかし残念だな・・・私は・・・私とミィナは、残念ながらラッセル殿、あなたを好いているのだ。 最後も・・・あなたに与えられる最後も、悪くはないと、そう・・・思っている。 [微笑を浮かべ、逃げるように*その場を去った*] | |
2006/09/23 17:22:19 |
見習いメイド ネリー [自分はどんな表情をしていたのだろうか。 焦れ、羨望、欲情。それとも恐怖だったのか。 様々な色みを孕んだ其れは知っていたか? 彼の手、唇が触れればぴくりと身体を跳ねさせて、 甘さを含んだ吐息が漏れれば身体の熱は燻っていく。 途端、身体が軽くなる感触を覚えればその身は彼の腕の中で。 視線はナサニエルらへ向けたまま、 長椅子が、客間は闇に解ける如く遠のいていく。 簡単に一言二言説明し、使っていた自室へたどり着けば、 腕の温もりを身に宿したまま、皺になったシーツに預けられて。 それはまるでさながら溺れる前の人魚だったか。 衣擦れの音。 視線をそちらに向ければ揺らぐは情欲の炎。 彼の体温が自らの胸に伝わる時、切なげに声を漏らしていく。 刻まれた罰のような…その刻印は桃色に深く、突き刺さるように形を彩っていて。 未だ残る軋むような痛みと、ほんの僅かな甘さを遺して―――] | |
(57)2006/09/23 17:32:27 |
学生 ラッセル [其の言葉に憂いを帯びた碧の双眸は微かに揺らぐか。] …ありがとうございます。 出来る事は限られていますが私が自身を保てる間は可能な限りお力になりましょう。 [去って行く二人の後姿にすいと二度十字を切る。] 終わりが有り其れを望まれるならば或いは… けれどこの煉獄に終焉は無い。 ルーサー牧師の様に終わりの無い苦痛に苛まれるか、多くの者の様に享楽に溺れるか、終わりの無い奈落へと堕ち続けるか、果たしてどれが良いのでしょうね。 [呟きネリーを抱き上げ部屋を出る其の人を視線が追い、 部屋に残るナサニエルとジルベールと、 片隅で涙を溢しながら自身を慰め続ける使用人を一瞥し、 其の人の後をゆったりとした歩調で追い、 開いた扉から一緒に其の部屋へと入り二人の様子を静かに見守る。] | |
2006/09/23 17:40:37 |
学生 ラッセル [しなやかな獣を想わせる足取りでゆったりと歩み寄り、 身を屈め覗き込む其の人の虚ろな黒い双眸は闇を想わせ、 切れ長の碧の眸を眇めればひらりと柔らかな紅い煌き。] …黒羊。 [憂いを帯びた艶やかな微笑みは其の人の視界には映らない。 向き直り潤んだネリーの眸を覗き、 すいと其の茨に刻まれたバツをなぞるふり。 傍らの壁に身を寄せる真似事をして腕を組み、 首を傾げてもつれる二人の様子を*見守っている*] | |
2006/09/23 18:10:42 |
未亡人 オードリー [豪奢な天蓋のレースの薄布。 享楽の時を終え、暫しのまどろみに身を委ね。 突然の侵入者に、訝しげに問うた] …ローズ? [問いに答える言葉は無く。 冷たい刃が煌き、血の花を咲かせていく。 一輪…二輪…真紅の花はやがて黒き華となり、 時の流れを止め、終る事なき深淵へと引き込まれていく] | |
2006/09/23 18:14:36 |
お嬢様 ヘンリエッタ [エッタ他、意識を共有している6人(?)が、こちらの去り際、 背後に聞こえたラッセルの言葉を随所で反芻する] 終焉のない煉獄―― 終わりの無い苦痛―― 溺れる―― 堕ち続ける―― どこまでも・・・どこまでも・・・ [再び意識は分裂し、それぞれの個体へと返還された] | |
2006/09/23 21:19:34 |
冒険家 ナサニエル 私は―――、最初から。 | |
2006/09/23 21:35:46 |
書生 ハーヴェイ 『…して。もっと、壊して―――』 [声は、耳にいつまでも残る。 甘い香を孕んだ艶やかな声。吐息。] 痛みを欲して、その先には何があるのでしょう。 壊れた世界には何が残りますか。 ねぇ、私が本当に欲しいものは何だったのでしょうね。 | |
2006/09/23 22:41:34 |
書生 ハーヴェイ [同胞ならば、何かわかるのだろうか。 同胞ならば…… あの同胞は何を見て、何を欲して――] 『僕はマスター以外は不要だもの』 『……ここなら、還れるかもしれないと思ったのさ。』 『私は先に【征く】よ―――― 何れ冥府で会おう。私は其処に居る。』 [還る日など、還る時など、還る先など。 どこにもないから、望みようがないというのに] | |
2006/09/23 22:49:23 |
学生 ラッセル [ただ其の行為を見守り長い睫がゆっくりと瞬けば、 矢張り温かい雫が頬を伝うのを自身すら気付かずに。] …何故―― [桃色の唇がだけが其の先の言葉を紡ぐか。] | |
2006/09/23 22:51:38 |
学生 ラッセル [其の行為すら痛ましいと感じたのは、 果たして自身の願望だけだったのだろうか。 バスルームへ向かう其の人の後姿にただ十字を切り、 其れ以上は言葉も無く――] | |
2006/09/23 23:12:24 |
冒険家 ナサニエル 救われたい 裏切れない 資格がない 愛したい 愛されたい―― 資格が、ない | |
2006/09/24 00:03:28 |
冒険家 ナサニエル 感じる苦痛は誰のものだろうか 嗚呼――― 痛い 痛みを感じる 救われる事など、許されるはずが―――ない | |
2006/09/24 00:12:46 |
学生 ラッセル [気配にゆらりと顔をあげ、 ネリーへと視線を移す。] | |
2006/09/24 00:22:57 |
学生 ラッセル …痛みが、自分を保つ? [小首を傾げネリーを見つめる切れ長の瞳を眇める。] | |
2006/09/24 00:29:17 |
お嬢様 ヘンリエッタ [リカとドルフェがギルバートを、そして去っていくナサニエルを見つめる] ・・・・・・・・。 | |
2006/09/24 00:34:23 |
お嬢様 ヘンリエッタ [リーバとエリィはローズマリーの傍らで] この人も、壊れてしまったの? [もう一人が答える] ああ、この館はそういうところだ。 人を、人の正常な精神を、喰らう。 [悲しそうに呟きながらも、自身の口元に笑みが浮かんでいることに気付くことはなく] | |
2006/09/24 00:38:42 |
学生 ラッセル [其の人の問いに長い睫はおろされる。] 何が…あるのでしょうね。 若しかしたら何も無いのかも知れません。 其れでも私は堕ちて尚もこうして此処に居ります。 尤も、私に痛みはありませんけれど。 | |
2006/09/24 00:40:59 |
お嬢様 ヘンリエッタ [エッタとミィナが、ナサニエルの近くに] ふむ。ナサニエル殿はまだ、正気のようだな。 それにしても…この笑い声はいったい・・・ | |
2006/09/24 00:47:41 |
書生 ハーヴェイ ――――…。 | |
2006/09/24 00:52:18 |
学生 ラッセル 死して尚も痛みはあるようでしたけれどね。 [――特に心は。] | |
2006/09/24 01:01:09 |
学生 ラッセル 嗚呼… [桃色の薄い唇から零れる溜息はどんな想いが篭っていたのか、 ゆるりと首を振りただ一度だけゆっくりと瞬き、 深い深い憂いを帯びた微笑を浮かべる。] | |
2006/09/24 01:10:40 |
学生 ラッセル 其れが――貴方の望むものなのですね。 [声はただ静かに、 誰にも届かないまま。] | |
2006/09/24 01:41:08 |
学生 ラッセル ……。 [何を想ったのだろう、 ただ長い睫は震える。] …気付かなければ良かった。 [桃色の唇が言葉を紡ぐのすら自身は気付かぬまま、 切れ長の双眸はひらりひらりと紅く煌く。] | |
2006/09/24 01:46:00 |
学生 ラッセル 此処に居れば、また―― [焦点を結ばぬ眸はゆらゆらと揺れる。] | |
2006/09/24 01:47:33 |
書生 ハーヴェイ [痛みを求めるそれは、 同じものだから――。 果たされかった約束はせめて私が果たそうか。 せめて、せめて。 叶わぬ望みはこの手から零して、 代わりに私が望むものなどもう――] | |
2006/09/24 01:52:37 |
学生 ラッセル [零れる吐息は熱を孕み空気すら染め上げそうで。] 殺戮を、破壊を、終焉の無い―― [ゆらりと扉へ向ける其の表情は、 狂喜。 釣り上がった桃色の薄い唇も、 何者をも映さない切れ長の双眸も、 最早其の心の欠片さえ見て取れない。] | |
2006/09/24 01:52:40 |
学生 ラッセル [其れ以上は二人の会話を聴くことも無く、 ゆったりとした足取りで部屋を出て、 視界の端で交わる魂を見つめ首を傾げる。] …何故、動いているのですか? [宙に浮かぶは逆十字。] | |
2006/09/24 01:59:15 |
学生 ラッセル [最早誰の声も、 交わる相手の顔も判らぬ彼等は、 紅い紅い其の光にすら気付かないか。] 始めましょう。 [微笑みは壮絶なまでに艶かしく、 けれど切れ長の双眸は深い憂いを帯びた侭に。] ――殺戮の、宴を。 | |
2006/09/24 02:03:20 |
学生 ラッセル EIi,EIi,Lema Sabachthani... [紡がれる言の葉。 揺らぐ紅い逆十字は、 交わる男女を切り裂いて、 内臓の飛び散る間もなく、 肉片へと変える。 びちゃり、と不快な水音に、 浮かぶは深い憂いを帯びた微笑み。] | |
2006/09/24 02:09:59 |
学生 ラッセル [交じり合う二人の、あか。] 嗚呼… [咽返る薔薇の香気は血が混じり、 益々色濃く闇の気配を漂わせる。] | |
2006/09/24 02:12:24 |
書生 ハーヴェイ [叶えた願いは、 叶わない願いは、 涙と共に零れてそれっきり。] | |
2006/09/24 02:12:30 |
学生 ラッセル [廊下で見かけるは血に塗れたローズマリーか。] 壊れて、狂って―― [くすくすと嗤う。] [嗤う。] [嗤う。] | |
2006/09/24 02:20:34 |
書生 ハーヴェイ [きっと、 二度と、 一度たりとも、 もう私が満たされる事などないのだと。 彼女の姿を見下ろし何故だかそう確信して。 悲しくて、悲しくて。 だから、もう何も要らない。 還る時など要らない ただ、望むものがもう無い世界ならば 私の手に入らないというのならば 焦がれて焦がれて、身を焼き尽くすよりも先に ――壊してしまいましょうか] | |
2006/09/24 02:20:41 |
学生 ラッセル [嗤う。] | |
2006/09/24 02:22:46 |
学生 ラッセル [肩を震わせ嗤う。] | |
2006/09/24 02:23:29 |
書生 ハーヴェイ 同じ痛みなら、 其処に在って手に入らないものよりも 何処にも無くて焦がれるものの方が良い。 誰も彼もいなくなれば、 もう、 恋しいと思う必要もないでしょう? | |
2006/09/24 02:24:05 |
酒場の看板娘 ローズマリー >>106 オードリー様が……、 殺されました。 闇の者の手に違いありません。 この手で殺さなければいけません。 殺して見つけ出して…殺して…見つけ出して…殺して…… [呪文のように呟き始めて手にしたナイフを見つめてナサニエルの方を見て] 殺さなければいけません。 うふふふ…。 [血と狂気に彩られた廊下の中、 血にまみれた体、狂気に彩られた笑みを浮かべて] ナサニエル様は闇の者ですか? | |
(108)2006/09/24 02:31:07 |
学生 ラッセル [ローズマリーの言葉に顔を上げ、 向けるは焦点の定まらぬ笑みか。] ナサニエルさんも、ネリーさんも、貴方がお茶をしていた者達はジルベールさんを除いて全員が闇の眷属ですよ。 そしてムッシュのお嬢様、メイさんも。 けれど大切な人を失った今、闇の眷属を祓って何になるのでしょうね? 其の魂を解放してさしあげますか? もう二度と――貴女の名を呼ぶ事も無いと言うのに。 | |
2006/09/24 02:34:11 |
学生 ラッセル 誰も傷付かなければ良いのに―― ずっとそう思って居ました。 我々は崇拝する神一つで争いを起こすと言うのに。 望む事すらおこがましくて、理想論であるのは明白で。 [切れ長の碧の双眸は焦点を結ばぬままに、 深く深く憂いばかりが浮かぶ。] | |
2006/09/24 02:39:38 |
学生 ラッセル でも… [其れは、 穏やかな、 儚い、 聖母の――] 誰も傷つけ合わぬ様に全てを壊してしまえば、そんな事も無くなりますね。 | |
2006/09/24 02:41:30 |
学生 ラッセル 誰も、誰も、傷付かぬ様に。 全てを―― [切られる逆十字は、 廊下の隅に蹲り、 自身の髪を毟り続ける者へ向かい、 其の首を落とす。] | |
2006/09/24 02:52:55 |
学生 ラッセル 自傷はおやめなさい。 [新たな逆十字は其の両腕を肩から切り落とす。] | |
2006/09/24 02:59:26 |
学生 ラッセル [床に転がる首が悲鳴をあげる。] 痛いですか? もう其の身体から切り離してあると言うのに。 本当に、この煉獄は難儀ですね。 | |
2006/09/24 03:01:16 |
学生 ラッセル [転がる首は苦痛に歪み、 其の表情は矢張り快楽の其れと酷似して居るのか。] 最初から、こうしていれば良かったんでしょうか? [最早答える声さえ紡げない首を見つめ、 逆十字を切ればそうっと額に触れて、 桃色の薄い唇は言の葉を紡ぐ。 見開かれた眸、 一拍の間を置いて、 ぐちゃりと壊れる首。] これで痛みはありませんか? [首を傾げ答えの無い問いを投げかける。] | |
2006/09/24 03:12:15 |
学生 ラッセル [床に崩れる首の無い胴体と、 脇に転がる両腕は、 びくびくと痙攣していて、 其の様子を見つめゆっくりと瞬く。] まだ、痛みを感じるのでしょうか? | |
2006/09/24 03:13:47 |
踊り子 キャロル [あれから随分さ迷っていたけれど、自室に戻り、朽ちて行く部屋と朽ちない自分をうっとりと眺める。亡骸の頬をすいとなぜる真似事をすれば、軽く息をもらして。] 朽ちてしまう君なんて見たくないよ。 時が止まったままで良かった。 [館をさ迷いながら、言い寄る魂は容赦なくはねのけ、記憶にすぎなかった白に咲く赤い斑点は現実味を帯びて。腕を飛ばした者や足を切り落とした者、瞳から光りを奪った者……中途半端に壊して――] 僕が壊してあげる。 ――君を傷付けるもの全て。 [妖しく煌めく紫水晶は、*狂っているのだろうか*] | |
2006/09/24 03:21:37 |
学生 ラッセル [声が、 聴こえる。] | |
2006/09/24 03:22:18 |
学生 ラッセル [其の人の、 笑う、 嗤う、 わらう、 声が――] | |
2006/09/24 03:22:26 |
学生 ラッセル 嗚呼… [零れる吐息。] [其の表情は――] | |
2006/09/24 03:23:39 |
学生 ラッセル [終らぬ苦痛に跳ね続ける胴体と両腕。 見下ろす切れ長の双眸は焦点を結ばず、 静かに其の様子を見つめて、 其の面に乗せるは聖母の微妙。 躊躇い無く切られた逆十字は、 ただ其処に血溜りを作る。] | |
2006/09/24 03:28:19 |
学生 ラッセル [若し浴びたとしても直ぐに消え失せるだろうけれど、 一滴の返り血すら浴びる事も無く、 其の姿は相変わらず頼りない程に華奢で、 しなやかな獣を想わせる足取りも変わらず、 けれど浮かぶ聖母の微笑みは、 いつかナサニエルに話した穏やかさなのか。] 享楽と、破壊と、後は何でしょうね? [愉しげに呟き歩いていれば、 エントランスへと辿り着く。] | |
2006/09/24 03:36:58 |
学生 ラッセル [茨の絡まる柱時計の前に、 柔らかな光を湛える十字架。] | |
2006/09/24 03:38:21 |
学生 ラッセル [灯りに集まる羽虫の如く、 迷える魂は其処で、 水音と、 嬌声と、 息遣いと、 肌の触れ合う音と、 咽返る薔薇の香りに混じる特有の淫猥な香りと――] | |
2006/09/24 03:41:03 |
学生 ラッセル [柔らかな十字の光を見つめる眸は虚ろ。] | |
2006/09/24 03:44:46 |
学生 ラッセル [周囲の何も視界にも耳にも入らない様子で、 ただ其の十字架を見つめる長い睫が震える。] | |
2006/09/24 03:49:26 |
学生 ラッセル [柔らかな光を放つ十字架以外の何も、 其の眸に入らず、 其の耳に届かず、 なのに何故判るのだろう。 ゆるりと、振り返る。] | |
2006/09/24 03:54:47 |
学生 ラッセル [わらう其の人を見つめどんな表情を浮かべたのか、 交わりに夢中なエントランスに集まる者達も、 此方へ向かい歩いてくる其の人も、 そして恐らくは自身すらも、 気付かないままに―― 桃色の薄い唇だけが其の人の名を音も無く紡ぐ。] | |
2006/09/24 03:58:54 |
学生 ラッセル 貴方は―― [言の葉は紡がれぬまま、 ただ其の人を見つめる。 切れ長の碧の双眸が揺れる前に、 長い睫がおろされ瞑目。] | |
2006/09/24 04:19:31 |
学生 ラッセル …っ?! [銃声に目蓋を持ち上げ眸は見開かれるか。] | |
2006/09/24 04:20:29 |
学生 ラッセル やめて… [弱々しく震える声は、 誰にも届く筈が無く。] | |
2006/09/24 04:22:24 |
学生 ラッセル やめて、下さい。 [懇願は誰に向けてか。 願いは何に対してか。] | |
2006/09/24 04:24:21 |
学生 ラッセル 嗚呼… [怯える者が其の人の手にかかるのをただ見守り、 辺りに新しい血の香りが漂い始めるのに、 切れ長の碧の双眸を眇めゆるりと首を振る。] | |
2006/09/24 04:27:29 |
学生 ラッセル [トクン] | |
2006/09/24 04:29:16 |
書生 ハーヴェイ ”壊し、捧げよ――。” | |
2006/09/24 04:29:47 |
学生 ラッセル [新たな死者に、 其の近さ故か強く、 魂はまた蝕まれる。 ひらり、双眸は紅く煌くか。 ゆらりと持ち上がる華奢な腕は逆十字を切り、 今しがた殺されたばかりの其の者の魂を、 言葉も無くただ切り刻み血溜りへと変える。] | |
2006/09/24 04:33:31 |
学生 ラッセル [其の人の呟きに、 嗤い声に、 ゆったりと其の後を追うも、 手摺りにあかく残る血の痕を見遣り、 束の間足を止めて、 また歩き出す。] | |
2006/09/24 04:36:12 |
学生 ラッセル 其れは―― [ゆるりと首を振り其の人を追う。] | |
2006/09/24 04:43:45 |
学生 ラッセル …どう…して? [問いかけは何に対してなのか、 深い深い憂いを孕んだ双眸は、 ゆらゆらと揺れて、 其の人の背中を見つめ焦点を結ぶ。] | |
2006/09/24 04:52:26 |
書生 ハーヴェイ ―自室― [真紅より預かりし使用人は、テーブルにうつ伏せて眠っているようだった。 血に濡れた上着のポケットに忍ばせたスカーフの中身を思い出し。 汚してしまった事に笑みを漏らし、赤に染まったまま歩み寄れば―― 彼女は銀のナイフを握り締めて、 口元から流れるのは一筋の赤。] あぁ…――。 [まだ幼さの残る少女は、 ためらう程度の正気を持ち合わせながらも その舌を噛み切っていた。] | |
2006/09/24 04:53:18 |
学生 ラッセル [扉の前で一瞬躊躇い、 けれど其の侭擦り抜ければ、 其処に其の使用人の魂を見止め小さく息を溢す。 其の人の声にゆるりと首を振って、 憂いを帯びた切れ長の双眸が静かに瞬けば、 ゆったりといつもの歩調で使用人へと歩み寄る。] 「ぁ…あ…」 [此方に気付けども怯えて身を縮ませ、 蹲り言葉を喋る正気も無い様子に、 目の前にしゃがみ込み其の眸を覗き込む。] 私が、判りますか? | |
2006/09/24 04:58:06 |
書生 ハーヴェイ [ずるりと壁に持たせた背は滑り落ちる。 壁に赤い赤い跡を残して。 震える肩、俯く口元から漏れるすのは、笑いの混じる――嗚咽。] [白いエプロンの下、 彼女のネームプレートに”Wendy”と綴られていた事など知りもしない。 知ることも――ない。] | |
2006/09/24 04:59:50 |
学生 ラッセル [いつかと同じ様に細い指を眸の前で振り、 ネームプレートの名前を見つけ少女の名を呼べば、 ウェンディの双眸には微かに光が宿るか。] 「どうして? もう死んだのに? どうしてこんなに――」 [ゆるゆると首を振れば物音に顔をあげて、 其の声に切れ長の双眸は揺らぎ、 浮かぶ表情は苦痛か悦楽か―― 桃色の薄い唇だけが其の人の名を紡ぐ。] …もう… [すらりと立ち上がり其の人へと歩み寄り、 ただふわりと其の人を抱き締めるふりを――] | |
2006/09/24 05:08:19 |
学生 ラッセル [感触の無いまま所々は擦り抜けて居るだろか。 耳元で其の人の名を紡ぐ声は僅かに震えて、 間近の顔を覗けばそうっと其の頬を撫ぜるふり。] 貴方の―― | |
2006/09/24 05:13:23 |
学生 ラッセル …もう… ――やめて下さい… [其の人を見つめる切れ長の双眸は、 其の面に浮かぶ表情は、 深い深い憂いだけを浮かべる。] | |
2006/09/24 05:19:33 |
学生 ラッセル 何故、私は―― [声は哀しみに震えて、 長い睫をおろし瞑目。] | |
2006/09/24 05:24:17 |
学生 ラッセル 黒羊、黒羊、黒羊―― [俯き何度其の名を紡いでも届かない。 最早背後のウェンディすら忘却の彼方か。] | |
2006/09/24 05:26:51 |
学生 ラッセル [擦り抜けた華奢な腕は壁にすら阻まれる事無く、 倒れ込む様に其の人を擦り抜けて、 其の人と重なる様に倒れ込む。] | |
2006/09/24 05:30:00 |
書生 ハーヴェイ [どれくらいそうしていたのだろう。 服は乾き、赤からは程遠い色で白いシャツを染めていく。 ふらりと立ち上がりテーブルへと歩み寄れば彼女の固く閉ざされた指を一本ずつ銀のナイフからはがしていった。 懐に収めた銀のナイフ。 片腕に抱える少女の体。 部屋の花瓶からむしりとる赤い薔薇。 薔薇、薔薇、薔薇――] | |
2006/09/24 05:31:30 |
学生 ラッセル [ゆらりと身を起こし、 其の人と折り重なったまま、 くすくすと嗤う。] [嗤う。] [嗤う。] [其の頬を温かい透明な雫が止め処なく伝い、 顎から伝い落ちては空気に溶ける。] | |
2006/09/24 05:32:03 |
学生 ラッセル [涙を溢しながら、 もう一度、 其の人の顔を覗いて、 そうっと其の頬を両手で包み、 細く白い指が頬を撫ぜ、 ゆっくりと桃色の薄い唇を、 其の人の唇へと寄せる。] | |
2006/09/24 05:36:22 |
書生 ハーヴェイ ―空き部屋― [扉を開けば篭った空気の動く気配。 変わらずベッドに眠る彼女へと歩み寄り、 隣に少女を寝かせれば、二つ並ぶ白く青ざめた顔を見下ろした。 手の中の薔薇は零れて、 白いシーツの上へと落ちる。 はらはらと はらはらと。 あかい あかい 薔薇の花弁] | |
2006/09/24 05:36:58 |
学生 ラッセル [触れ合う感触の無い其れは果たして接吻か。] | |
2006/09/24 05:37:45 |
学生 ラッセル [其の人が立ち上がり擦り抜けるのに、 すらりと立ち上がり、 其の様子を見守って、 ただ後を追って其の部屋へ。 ひらり、ひらり。 舞うあかい、あかい、花弁。] | |
2006/09/24 05:44:44 |
学生 ラッセル [はらはら、 はらはら、 あかい、 あかい、 薔薇の花弁。] | |
2006/09/24 05:49:03 |
書生 ハーヴェイ [ただ、眠る彼女を埋めるように] ――おやすみなさい。 | |
2006/09/24 05:51:07 |
学生 ラッセル [其の言葉に濡れた長い睫がおろされる。] 其れが、貴方の―― [震える桃色の薄い唇は其れ以上を紡げず、 俯きゆるりと首を振って、 顔をあげれば憂いを帯びた儚い微笑を浮かべるか。] 厭です。 ――約束、したではないですか? [小首を傾げ其の人へと届かぬ声をかける。] | |
2006/09/24 05:54:17 |
学生 ラッセル [其れは恐らくただ一つの――] | |
2006/09/24 05:56:15 |
学生 ラッセル ――黒羊… [名を紡ぐ声も、届かない。] | |
2006/09/24 05:57:48 |
学生 ラッセル …もう… [憂いを帯びた切れ長の双眸は揺れる。] | |
2006/09/24 06:03:45 |
学生 ラッセル ありがとう、ございました。 [長い睫が一度だけゆっくりと瞬き、 其処に浮かぶはいつも通り、 憂いを帯びた微笑か。] | |
2006/09/24 06:07:43 |
学生 ラッセル [其の人が、部屋を出て行く。 俯き扉の閉まる音を聴いて、 零れる雫ははらはらと空気に溶ける。] ――ごめんなさい。 [其れは何に対する言葉だったのだろうか。] | |
2006/09/24 06:11:17 |
学生 ラッセル [遠退く足音に顔をあげる。] 黒羊っ! | |
2006/09/24 06:13:34 |
学生 ラッセル [握り締めた手は、 立ち尽くす足は、 其の肩は、 小刻みに震えて――] | |
2006/09/24 06:14:47 |
学生 ラッセル [噛み締めた奥歯はギリと音をたてる。] | |
2006/09/24 06:21:47 |
学生 ラッセル [足音が聴こえなくなるなるまで、 そうして立ち尽くしたままに。] | |
2006/09/24 06:25:16 |
学生 ラッセル [嗤う] [嗤う] [嗤う] | |
2006/09/24 06:29:21 |
学生 ラッセル [止め処なく雫は零れる。] | |
2006/09/24 06:35:56 |
学生 ラッセル 誰か… ――黒羊を… [華奢な両の手で顔を覆い、 俯いたまま、 縋るは悪魔か神か――] | |
2006/09/24 06:40:48 |
学生 ラッセル 誰か… [応える声は無く。] | |
2006/09/24 06:41:42 |
学生 ラッセル [力無く泣き崩れて――] | |
2006/09/24 06:43:26 |
学生 ラッセル ――誰か… [項垂れたまま呟く声は掠れ。] | |
2006/09/24 06:50:35 |
学生 ラッセル 約束等、どうでも良いのです。 貴方が満たされるならば其れで… こんな―― [両の手で顔を覆ったままゆるゆる首を振る。] …あんまりです。 | |
2006/09/24 06:55:12 |
学生 ラッセル [顔を上げ見つめるは虚空か。] 神よ!父なる神よ! どれだけ貴方を否定しても見ているのでしょう? この身に宿る力が其の愛だと言うならば、この身に受ける全てが試練だと言うならば、貴方の慈悲とは何ですか? 貴方の他者に対する其れのなんと傲慢な事か。 けれど叶うならば今からでも貴方に傅きましょう。 平伏して悔い改めましょう。 だから…どうか彼を… 黒羊を―― [祈りに応える声は矢張り無く、 声は薔薇の香気と闇の瘴気に溶けるか。] | |
2006/09/24 07:10:32 |
学生 ラッセル ――黒羊… [其の人の名を呼んでも届く筈も無く。] | |
2006/09/24 07:13:52 |
学生 ラッセル [俯き見開いた切れ長の双眸からは、 枯れる事も無く温かな雫が*零れ続け*] | |
2006/09/24 07:20:07 |
学生 ラッセル [どれくらいそうして居たのか。] 闇は、光と共に。 光は、闇と共に。 [囁かれる言の葉は、 零れる雫と共に、 空気へと溶けるか。] 仮令届かずとも、貴方を独りにはしません。 [ゆらりとあげられる面は――] | |
2006/09/24 18:51:33 |
学生 ラッセル [濡れた長い睫。 泣き腫らした為か、 内に孕む熱の為か、 染まる目尻。 桃色の薄い唇は微かに開き、 切れ長の双眸はあかい花弁に埋もれる亡骸を見つめる。] 約束も反故にされてしまいましたし。 もう何も―― [浮かぶ微笑みは――] | |
2006/09/24 19:02:45 |
学生 ラッセル 其れでも、私は―― [ゆっくりと濡れた*長い睫が瞬く*] | |
2006/09/24 19:08:06 |
冒険家 ナサニエル まやかしの永遠―― 逆らおうとする時計―― 荒廃した薔薇園―― 全てを覆いつくす荊―― 血塗られた館―― 主人のかけた呪い―― | |
2006/09/24 20:21:55 |
学生 ラッセル [すらりと身を起こし立ち上がれば姿勢良く、 ゆるりと首を捻り其の人の向かった先へと視線を流す。] 願わくば、其の心が―― [桃色の薄い唇だけが続きを紡ぐか。] | |
2006/09/24 20:31:47 |
学生 ラッセル いいえ、仮令あかく染まっても。 ――貴方は貴方ですね。 [呟く声音は穏やかに。] | |
2006/09/24 21:14:35 |
冒険家 ナサニエル ― アーヴァインの私室 ― [其の棺にそうっと触れる 嗚呼―― 涙が滲みそうになる] 私は――――――――― | |
2006/09/24 21:21:08 |
お嬢様 ヘンリエッタ [ミィナ、エッタ、リーバ、エリィ、リカそしてドルフェが、ナサニエルの前に、ギルバートの付近に、ハーヴェイの傍に、ネリーの後ろに、メイの横に、ヒューバートに向き合って、それぞれ存在している] 次に狂うのは…誰? | |
2006/09/24 21:26:20 |
学生 ラッセル [しなやかな獣を想わせる足取りで、 閉ざされ固められた扉を擦り抜けて廊下へ。] | |
2006/09/24 21:32:43 |
流れ者 ギルバート ───私はあの方に仕えております。 あの方の意向のままに―――。 此の館と…、 アーヴァイン様と、運命を共にする覚悟で。 ───勿論、 アーヴァイン様の願いを、叶える事―――。 [記憶をそろりと辿って小さく溜息を一つ] | |
2006/09/24 21:32:57 |
流れ者 ギルバート きっと彼の言葉は間違いなく本物なのだろう。 ────それでも…それでも、俺は…。 [呻くように微かに息と共に呟く] | |
2006/09/24 21:35:42 |
学生 ラッセル [――向かう足を止める。 振り返る。 其の人の消えた先を見つめ、 切れ長の双眸が揺れる。] | |
2006/09/24 21:41:53 |
冒険家 ナサニエル アーヴァイン様、私は――― いいえ、裏切る事など、ありません。 ありませんとも。 この銀時計に誓って――――――――。 | |
2006/09/24 21:58:12 |
冒険家 ナサニエル ―――。 [ふと別の名前を呼ぼうとして 小さく、首を振った] | |
2006/09/24 22:00:04 |
冒険家 ナサニエル [銀時計と棺 薔薇の刻印の銃にそれぞれ口付けを落として] | |
2006/09/24 22:05:59 |
書生 ハーヴェイ ―自室― [部屋に戻ればいつものようにシャワーを浴びた。 シャワールームに置きっぱなしだった 血に濡れた上着はその位置が動いていて、 あの少女はこの上着のポケットからナイフを見つけたのだろうと察しがついた。 もちろん、血まみれのこの服も見たのだろう] ……。 [漏れるのは深い深いため息。] ……疲れ…ましたね。 [いっそ…そんな風に思わなくもない。 それでも、まだ――] | |
2006/09/24 22:29:37 |
学生 ラッセル 仮令、死に別たれようとも。 仮令、貴方があかく染まろうとも。 仮令、私が自分を見失っても。 この心は、この魂は―― 黒羊、貴方と共に。 [言い残して廊下へと出て、 ゆったりと歩み始める。] | |
2006/09/24 22:45:48 |
学生 ラッセル [其処此処で享楽に溺れる者達も視界に入らないのか、 姿勢良くゆったりとした歩調で廊下を進む。] | |
2006/09/24 22:50:42 |
学生 ラッセル [歩き回り、其の気配を探す。] | |
2006/09/24 23:02:00 |
学生 ラッセル [咽返る薔薇の香気と闇の瘴気の中で、 其の気配は確かに感じられて長い睫がゆっくりと瞬く。] …アーヴァインさん。 先ずは貴方から―― [気配を探りつつ囁く。] | |
2006/09/24 23:11:09 |
学生 ラッセル ―アーヴァイン自室前― [其の扉の向こうに狂気と闇を感じ、 切れ長の双眸を眇めればひらりと紅く煌く。] 見つけた。 [桃色の薄い唇を釣り上げ、嗤う。] | |
2006/09/24 23:14:37 |
学生 ラッセル [擦り抜けた扉の奥。 其の部屋で館の主は―― 嗤っていた。] 御機嫌よう、アーヴァインさん。 [声をかければ血走った視線は此方を向くも、 返事も無くただただ嗤い続ける様子に、 微かに眉根を寄せる。] ご自身まで其の様な状態になられて、一体何を為されたかったのでしょうね。 | |
2006/09/24 23:22:04 |
学生 ラッセル 貴方の望みは果たされたのでしょうか? [嗤い続ける主を前に首を傾げれば、 落ちる前髪がさらりと頬を撫ぜる。] | |
2006/09/24 23:28:39 |
学生 ラッセル [ゆるりと首を振り、 くすくす嗤う。] [嗤う。] [嗤う。] | |
2006/09/24 23:49:09 |
学生 ラッセル [無言のまま切られる十字。] | |
2006/09/24 23:51:46 |
学生 ラッセル Eli, Eli, lema sabachtani... [静かに紡がれる言の葉。] | |
2006/09/24 23:54:48 |
学生 ラッセル [十字架はこの館の主を、 この煉獄の主を、 磔にして柔らかな光を放つ。] | |
2006/09/24 23:59:18 |
学生 ラッセル [血の涙を流しながらも、 嗤い続けるアーヴァインを見つめ、 ひらり、ひらり、 切れ長の双眸は紅く煌く。] | |
2006/09/25 00:03:35 |
学生 ラッセル [言の葉を一度紡いだきり、 其れ以上は何も言葉をかけずに、 ゆったりとアーヴァインへ歩み寄り、 嗤い続ける其の顔の前で十字を切り、 そうっと額へ触れる。] | |
2006/09/25 00:16:29 |
学生 ラッセル [額に浮かぶ十字架は、 あかく、あかく、 裂けて少しずつ太り、 流れるあかは、 血の涙を溢す眸へと流れ、 ぱたぱたと顎から零れるあかい雫は、 きらきら空気に溶ける。] | |
2006/09/25 00:21:57 |
学生 ラッセル [既に心は壊れているのだろうか、 アーヴァインは嗤い続け、 其の声は室内に木霊する。] | |
2006/09/25 00:22:56 |
学生 ラッセル [やがて其の胸に浮かぶ十字架。] | |
2006/09/25 00:28:24 |
学生 ラッセル [十字に裂けた胸から、 零れては空気に溶ける血と、 ぼとぼとと床に落ちる内臓。] | |
2006/09/25 00:32:14 |
冒険家 ナサニエル 私は―――― | |
2006/09/25 00:36:07 |
学生 ラッセル [其の様子を見つめるは――絶対零度の双眸。] | |
2006/09/25 00:40:22 |
学生 ラッセル [宙に浮き磔のまま、 内臓と血を溢し、 額を裂かれ血の涙を流し、 其れでもアーヴァインは嗤う。 何の感情も篭らない切れ長の双眸が見据え、 無感動に機械の具合でも確かめる様に小首を傾げる。] | |
2006/09/25 00:42:23 |
学生 ラッセル [口からも血を溢し、 最早其処に嗤い声は無く、 ただ狂笑の張り付いた面。] | |
2006/09/25 00:43:23 |
踊り子 キャロル [ほんのりと。暗くて明るい部屋。 小さく息を吐けばすいと立ち上がり、窓へと歩む。] 窓ガラスがないのに先に進めないというのも……不思議。 本当に檻なんだね。 [そのまま振り返り、扉の外へと。] | |
2006/09/25 00:46:47 |
学生 ラッセル [無表情の侭に、 ひらり、ひらり、 切れ長の双眸だけが、 紅く、あかく、煌く。] | |
2006/09/25 00:52:19 |
学生 ラッセル [そうっと伸ばした華奢な白い手は、 嗤い続ける煉獄の主の頬をなぞる。] | |
2006/09/25 00:53:14 |
学生 ラッセル [内側より無数の十字にひび割れ、 其の肉は、 其の骨は、 其の全ては、 裂けて砕けて零れ落ちる。 どろどろと足元に零れ落ちる血溜り。] | |
2006/09/25 00:54:46 |
書生 ハーヴェイ 為す? させるわけが無いでしょう。 此処から戻ることも、還る事も許しはしませんよ。 もっとも、可能性に思いを馳せる事くらいは自由ですけれど。 | |
2006/09/25 00:55:13 |
学生 ラッセル [長い睫がゆっくりと瞬く。] | |
2006/09/25 00:57:07 |
学生 ラッセル [桃色の唇は音も無く何事かを呟くか。] | |
2006/09/25 00:57:47 |
踊り子 キャロル [人の気配に何となくエントランスへ足を運べば、見知った顔がチラホラとあるのを見て、ただボンヤリと会話を聞く。] 何処も変わりはない、か。 確かに、そうね。 生者の世界も、死者の世界も、 ――狂ってる。 [それは周りを見てのものなのか、自らを含むものなのか。] | |
2006/09/25 00:58:46 |