美術商 ヒューバート エエエー なんでラッセル死亡wwwwwwww しゃべる人死んだら面白くないべ | |
2006/09/19 01:03:32 |
美術商 ヒューバート ちなみに 投票先エッタは、発言数低い中からその場に居ない人を選んでみましたwww | |
2006/09/19 01:24:17 |
学生 ラッセル [銃声に使用人は身を竦ませ背中辺りを掴む。 視線の先の捜し求めていた人物を見据え切れ長の双眸を眇める。] 御機嫌よう、ナサニエルさん。 [エントランスに響く声は静かで。] | |
2006/09/19 01:37:31 |
冒険家 ナサニエル [静かな声が響く、 振り返れば其処には客人の一人] ああ、此れはラッセル様。 お見苦しい所をお見せいたしまして。 [隠す素振りも無く一礼をする] | |
2006/09/19 01:39:09 |
学生 ラッセル [嫌悪を露わにした表情。] 貴方が其の様だからこの者も私に刃を向けたりするのです。 …お話がありますので部屋までいらして頂けますか? | |
2006/09/19 01:48:06 |
冒険家 ナサニエル [その表情は気にもせず、 ただ穏やかな色を浮かべて首を傾げ] …刃を? 其の者がラッセル様に失礼を行いましたか? それは、申し訳在りません。 [言うと、 使用人に静かに銃口を向けようと] 少しだけ避けてもらえると、嬉しいのですが。 お部屋へは、終われば直ぐに。 ラッセル様のご希望を断るはずが御座いません。 | |
2006/09/19 01:53:46 |
学生 ラッセル 「ひっ!」 [脅えた使用人が背後で身を縮めるのに、 ただ静かにナサニエルを見据え桃色の薄い唇を開く。] 現状を見るだに私に銃口を向ける無礼は貴方の所業。 彼女には今後の私の身の回りの世話を頼んでおります。 混乱の中で中々に使用人をつかまえるのも手間ですからね。 [背後の手より小刻みに震えるのを感じ取り息を吐く。] 無駄な殺生をされるよりは早急にお話を。 | |
2006/09/19 01:58:08 |
冒険家 ナサニエル 確かに、此の現状ではそうで御座いますね。 申し訳ありません。 [そう微笑んで礼をすれば銃を懐へと収め、 ラッセルの言葉に頷いた] 畏まりました。 其れではお部屋に伺わせて頂きます。 其れほどまでに早急なお話と言うのも、 気になりますので。 [そう言えば、 ラッセル達と共にエントランスを出て 向かう先はその客室] | |
2006/09/19 02:02:22 |
踊り子 キャロル [バトラーの様子を見に行ったヒューバートを見送り、 銃声に反応し、エントランスへ向かうラッセルを追うこともなく、部屋に戻り鍵をかける。ベッドに放り出されたままの銃とナイフを眺めながら、寂しげな瞳でため息を。] ――――マールブランシェの名を捨てた時から。 父をこの手で殺した時から。 逃げることなんて出来ない運命なのよ、キャロル。 ラピリエールの名をもらっても、結局私は…… [武器に施された薔薇模様を眺め、先日の赤い薔薇を思い出す。] 私は、神の血ではなく、人の返り血で汚れてしまった 赤い薔薇…… | |
2006/09/19 02:05:43 |
学生 ラッセル [部屋に戻れば扉の前で使用人に向き直る。] 大事な話ですので、少し外していて下さい。 …もし何かあったらお逃げなさい。 良いですね? [不安気に頷く使用人の顔の前で十字を切り、 浮かべる物憂げな笑みは微かに優しく映るか。 こそりと何かを囁いて背中を押してやる。 扉を閉めれば執事に向き直りゆったりと歩み寄る。] 先ずは現状について把握している限りの報告をお願いできますか? | |
2006/09/19 02:14:29 |
踊り子 キャロル [そのまま目を伏せて、ナイフと銃を抱きしめるように立ち尽くす。 ――ふと左胸に生暖かいものを感じて、その色に目を見開く。] 赤……赤い……これは、薔薇……? これが、私の……罪の行方…… [次いで襲う激しい痛み。それもつかの間、そのまま床にうつぶせに倒れれば、響く乾いた金属音。 ――すでに彼女は事切れていた。 深海のように深く透き通ったブルーの瞳を見開いたまま、掴みえぬ薔薇へと手を伸ばしたまま。 左胸に咲く薔薇は、空気に触れて徐々に黒い薔薇へと――] | |
2006/09/19 02:14:43 |
冒険家 ナサニエル [使用人とのやり取りを静かに眺め 歩み寄られれば一礼をする] 現状について、ですか。 昨日お話した事も含まれておりますけれど。 まずアーヴァイン様の事については不明ですが、 アーヴァイン様の私室は、荒廃が進んでおりました。 そして薔薇園も同様。荊で覆われていて空も見えません。 このようになった理由は依然不明ですが、 何か関係あるものだと思われます。 そして使用人達の混乱ですね。 狂気に取り込まれたものが、矢張り大勢。 何時誰に刃を向けるか解らない者達です。 先程の使用人も、同じ事ですが。 館は今非常に危険な状況になっております。 矢張り皆様には部屋に居て貰うのが一番かと。 | |
2006/09/19 02:38:37 |
学生 ラッセル そうですか。 [長い睫が瞬き一拍の間を置く。] 一つ、情報を差し上げましょう。 現状は闇の力が働いて居ます。 誰の仕業かはまだ判りませんけれど。 …人は悪魔等と彼等を呼称する様です。 恐らくは其の者達を駆逐すれば或いは状況は回復するやも知れません。 | |
2006/09/19 02:42:00 |
冒険家 ナサニエル [その言葉に一度瞬く] 闇の力――、ですか? それは、……また。 [様子を伺うような、穏やかな瞳 片眼鏡を正すように主人から贈られた其れに手を添える] どうしてそのような事を、お知りで? | |
2006/09/19 02:48:44 |
学生 ラッセル [一歩、しなやかに歩み寄れば其の身は寄り添うように、 執事の頬に手を添えて浮かぶ笑みは妖婦の其れか。] 私にはもう一つの名があります。 以降は其の名で呼んでください。 ――真紅、と。 [復唱を促すように小首を傾げ、 緑の双眸が穏やかな眸を覗く。] | |
2006/09/19 02:53:15 |
冒険家 ナサニエル [頬に手を添えられ 小さく首を傾げながらただ見詰めて] ――真紅、様、でいらっしゃいますか? 畏まりました。 [そう名を呼んで、 ただ穏やかな色で緑を包み込むように] | |
2006/09/19 03:02:29 |
学生 ラッセル [覗き込まれた眸を眇めればひらりと紅く煌くか。] …気が変わりました。 矢張りラッセルと。 [身を離しテーブルの白い薔薇を手に取り、 執事を見据える視線は絶対零度。] 先ほどの質問にお答えしましょうか。 私は闇を祓う力を持つ者。 闇の力をお持ちの貴方に再度お聞きしましょう。 現在の状況を。 [桃色の薄い唇に其の花弁を寄せ一枚を食み、 空いた手で穢れ無き純白の花弁を摘み首を傾げた。] | |
2006/09/19 03:06:57 |
冒険家 ナサニエル 畏まりました、ラッセル様。 [小さく首を傾げ、 意味は解らぬままに頷く 白薔薇とラッセルを見据え、 絶対零度の視線にも怯む事ない穏やかさで] 成程。闇を祓う力…ですか。 其れは素晴らしい事ですね。 貴方が居て下されば、 此の様な事は直ぐに解決が可能でしょうし。 [否定はしないまま、 ゆるやかに目を細め微笑んだ] 先程と昨日、申しましたとおりで御座います。 解っている事以外の事は、私も知りません。 | |
2006/09/19 03:14:45 |
学生 ラッセル [純白の花弁を紅い花弁に添えて、 白い薔薇をテーブルに戻す。 テーブルに顔を向けたまま視線だけ執事を見据え、 其の言葉に形の良い眉を寄せる。] ご自身の狂気にお気づきでは無いのですか? 他者は、弱者は、護りこそすれ傷つけるものではありません。 [しなやかな獣を思わせる足取りでテーブルから離れ、 執事に背を向ければ猫足の椅子へと深々と腰掛ける。 肘掛に肘をついて身をもたせかけ、 執事を見つめる視線にはもう怒りも侮蔑も無く、 ただ物憂げな碧の双眸が静かな光を放つ。] 亡くなられた方の事を悪く言うつもりはありませんが、私の見立てでは恐らくアーヴァイン氏も闇の力をお持ちだったのではないかと考えて居ます。 貴方が現状の打開策を本当にご存知無いなら、貴方を含め何名かの闇の力の持ち主を払わなければ此処から出る事は叶いません。 | |
2006/09/19 03:29:40 |
書生 ハーヴェイ 真紅の部屋で限界までやり過ごしていた甘い香への誘惑は 地下室の甘き瘴気にあてられたのだろうか、留まる事を知らず。 されど捧げられたその肢体に手をつける事は憚られて。 | |
2006/09/19 03:42:54 |
書生 ハーヴェイ 『願わくば――あかく染まりません事を』 [何故だろう。 真紅の声が耳に蘇り。 それでも、私は、抗い難いこの渇きに。 手に入れた世界に] | |
2006/09/19 03:45:59 |
冒険家 ナサニエル [白薔薇の行方を追った後に、 ラッセルの表情に少しだけ目を細める] 私の狂気、ですか?さぁ。其れはどうでしょうか。 どちらだと思いますか? [――くすり、と 僅か笑い声が口元から零れたかもしれず 相手の動きに視線を送りながら、 其の物憂げな瞳にただ首を傾げる 矢張り微笑みは浮かべたままで] …悪く、ですか。 もし、私が打開策を知っていたとしたら如何致します? | |
2006/09/19 03:48:00 |
書生 ハーヴェイ 嗚呼―― | |
2006/09/19 03:49:50 |
書生 ハーヴェイ 嗚呼、でもそれだけ。 血の甘さは上等な酒のように私の中にありありと届き、 毛穴の一つ一つから歓喜が粟立つ。 それでも。 望んだものは――? 今ここにあるものは、 こんなにも私に歓喜を与えてくれるというのに、 何処かが寒寒としたままで。 何も、変わらない。 赤く血を浴びても 血の通わない――つくりものめいた。 | |
2006/09/19 03:51:44 |
学生 ラッセル 私の知っている狂気を孕んだ信者達は貴方と同じ笑みを浮かべて居ました。 彼等は自身の狂気に気付きながら気付かない。 そして人は、否、全ては、自己を完全に把握等仕切れません。 貴方がご自分の狂気をどう解釈されて居るのかは私の与り知らぬところです。 [物憂げな眼差しが揺れる前に長い睫が瞬く。] 人によっては闇の力と聴くだけで悪と決め付ける。 別段に私はそう言うつもりはありませんけれど。 ただの一般論です。 …此方へ。 [すらりと片手を挙げ執事を呼ぶ。] | |
2006/09/19 03:55:02 |
冒険家 ナサニエル と言う事は、今までにも見た事がおありに? ラッセル様も、大変で御座いますね。 [知らぬ所と言われれば頷いて 闇の力の事を聞けば、穏やかに微笑む] 闇を祓う力がおありなのに、 闇が悪いとは思わないのですね。 [呼ばれれば、 そっと傍へと近寄って首を傾げ] 何で御座いましょう? | |
2006/09/19 04:03:26 |
書生 ハーヴェイ そうして、部屋に血と死の香が満ちるまで。 浴びた血が黒くくすむまで、 私は自分の染まった両手を見て――ただ、悲しい。と。 | |
2006/09/19 04:07:28 |
学生 ラッセル …教会は迷える子羊達の寄る辺ですから。 本当に辛いのは私では無く其処から抜け出せぬ者達です。 [続く言葉にゆるりと首を振る。] 宵闇は人に休息を与えます。 闇を恐れるのは其処に人が恐怖を創り出すからに他なりません。 …望んでこの力を得た訳でも闇を祓って来た訳でもありませんから。 [傍らで首を傾げる執事を見上げ十字を切る。] 神は居ませんが私はこれ以外の方法を知らない。 願わくば、貴方の心に安息を。 ご存知ならば現状を打開する方法をお聞きしたいのですけれど、教えてくださる気はありますか? | |
2006/09/19 04:10:26 |
書生 ハーヴェイ [何故悲しいのかと――。 どこまでもどこまでも空虚な。 望んだものは手に入れたはずなのに何故……。 望んだものは、赤き血潮の流れる世界だったでしょうに] どうして……。 | |
2006/09/19 04:14:11 |
冒険家 ナサニエル 抜け出せぬ者達…ですか。 望んで祓った訳ではない、と。 では望まれもせず祓われた者は一体何だったのでしょう。 私の心は常に安息と共に。 私の心は常にあの方と共に。 [目を伏せ囁いて、 開けばまた穏やかに見据え] 打開する方法が、私の死を持ってだとすれば、 貴方は私に手をかけるのでしょうか。 | |
2006/09/19 04:19:04 |
学生 ラッセル …判りません。 私は此方に伺うまで闇の力を持つ者達と関わりは持ちませんでしたから。 誰一人顔も覚えてなければ名前も知りません。 ただ、祓ってきただけです。 [静かな声は淡々と事実を紡ぎ、 憂いを帯びた切れ長の双眸は何処か哀しそうでもある。] 貴方を祓っても恐らく現状の打開は見込めないでしょう。 他にも闇の力を持った方が居るからです。 消滅以外の手段をご存知無いのであれば、最終的には或いは。 けれど今はまだその時では無いと考えて居ます。 私はまだ此方の状況を把握し切れていない。 貴方がご存知無いのであれば独自に調べます。 ですから悪戯に人を傷つけるのは控えて頂きたいのです。 | |
2006/09/19 04:32:35 |
冒険家 ナサニエル そうですか。 その同胞達の事を思い胸が痛くなる自分は、 矢張り狂っていると貴方は思うのでしょうか。 [穏やかさの中に別の色が混じる 懐からゆるやかな動作で薔薇模様のそれを取り出すと、 ラッセルの方へと、ただ其の口を向けて] 私を祓えば解放へ一歩近づくのは本当の事で御座います。 けれど、例え貴方が望まれても簡単にさせるわけには参りません。 そして、其の手段を調べられるのは辞めて下さいませんでしょうか? 私以外にも、危害が及んでしまいますので。 ――悪戯になどは、しておりません。 ただ、必要だと思って居るだけでございます。 | |
2006/09/19 04:53:29 |
学生 ラッセル いいえ、其れこそは正常なる心でしょう。 私は闇の眷属が何であるかを知らずに祓ってきました。 [銃口を向けられても気に留めた様子も無く、 憂いを帯びた眸はただ別の色を交えた双眸を見据える。] 其れは知っています。 全てを祓えば解放は可能でしょう。 けれど私は其れをしたくは無い。 [桃色の薄い唇からは小さく息が零れる。] では矢張り最終的な予測も当たっていると考えた方が良いのでしょうね。 招かれた人々は贄であると、そう言う事でしょうか? | |
2006/09/19 04:58:30 |
冒険家 ナサニエル [正常なると言われ、苦笑する 思う所があるのか何とも言えない笑みで] 其れをせずに解放をする事は不可能で御座います。 闇の眷属が誰で、 幾人いらしているのかは、私には……解りません。 [何か、 言葉を飲み込むように] さあ、其処までは、教える義理は御座いません。 | |
2006/09/19 05:21:47 |
学生 ラッセル [ただ其の苦笑に物憂げに切れ長の眸を眇める。] 闇の眷属と同じく人も痛みを知る。 ただ、其れだけです。 [紡がれる言葉にゆっくりと長い睫が下ろされ瞑目。] …そうですか。 お話を、ありがとうございました。 [目蓋を持ち上げれば執事に向けられた憂いを帯びた笑みは、 恐らくは聖母の持つ慈愛に等しいのか穏やかに微かに儚げで。] | |
2006/09/19 05:31:01 |
学生 ラッセル 其れを知っているからこそ全ては尊いのです。 [一度だけ、長い睫がゆっくりと瞬く。] そんな顔をさせてしまった事、貴方を祓わない私の身勝手を、許して下さい。 [引き金を引かれる瞬間すらも執事の双眸を見つめたままに、 胸元へ感じる衝撃に肢体は僅かに跳ね柳眉を寄せて、 切れ長の眸を眇め震える手を伸ばし執事を呼ぶか。] …生憎と…私の心臓は此方です。 其の弾が無くなったらもう…およしなさい… [切れ切れに言葉を紡ぐ。] 囚われた仔。 ナサニエルさん…どうか、心安らかに… [銃を持つ執事の手を取り右胸へと導き、 ナサニエルの顔の前で十字を切り長い睫を下ろした。] | |
2006/09/19 06:05:43 |
学生 ラッセル [霞みかかった視界に泣き出しそうなナサニエルの表情、 桃色の薄い唇からは嗚呼、と息が零れるか。] ええ…だから… …其れが尽きたらもう…還ってらして下さい。 …其の心に安息を… [目蓋をおろし最後まで同じ言葉を繰り返し、 其の面には薄っすらと微笑みすら浮かべて、 己が心臓が壊れるのに肢体は跳ね、 猫脚のソファに身を沈めたまままるで眠るように――] | |
2006/09/19 06:31:44 |
学生 ラッセル [意識を手放す寸前で脳裏を過ぎる人。 折角約束をしたのに。 まだお話したい事が沢山あったのに。 少しだけ残念だけど仕方ない。 願わくば―― 桃色の薄い唇が微かに其の名を紡ぐも*音も無く*] | |
2006/09/19 06:35:51 |
学生 ラッセル [遠く響く銃声にキッチンの隅で膝を抱えて震えて居たけれど、 静まり返った屋敷内にいてもたっても居られず其の人の部屋へと戻れば、 ノックに返事も無く恐る恐る扉を開けて、 ソファに身を沈める其の人を見てほっと胸を撫で下ろして歩み寄ろうとして、 室内の様子に、立ち込める血の香りに、眸を見開き其の人の亡骸を前に立ち尽くす。 眠る様にやすらかに微笑みすら湛えたままに、 けれど其の人の胸元には二輪の大輪の紅い紅い―― 身じろぐ事も呼吸すらも忘れて其の人の最後に聴いた言葉がぐるぐると頭を巡る。] 「若し私の身に何かあったら、ハーヴェイさんと言う客人を尋ね『真紅よりの約束を受け継いだ』と告げなさい。」 [耳元で囁かれそうっと背中を押してくれたのは少し前で、 けれど目の前で猫足の椅子に身を沈める其の人は眠る様に死んでいて、 どうすれば良いのかも判らなくてただ其の人に言われた通りに、 ふらふらと部屋を出てハーヴェイと言う客人の部屋をノックした。] | |
2006/09/19 07:08:49 |
学生 ラッセル [ゆらゆら] [ゆらゆら] [ゆらゆら] | |
2006/09/19 07:10:28 |
学生 ラッセル [長い睫が小刻みに振るえ持ち上がる。] 此処は… [草臥れた猫足の椅子に座ったままに、 周囲の変貌した様子に首を傾げて、 ゆっくりと瞬き記憶を手繰り寄せる。] …嗚呼。 [桃色の薄い唇から零れる諦めの滲む溜息。] 父なる神を一度も慕わなかった仔には丁度良いかも知れませんね。 | |
2006/09/19 07:15:09 |
冒険家 ナサニエル 残るは、2発――― | |
2006/09/19 07:21:21 |
学生 ラッセル [泣き出しそうな最後の表情を想い出し瞑目。] …大丈夫かしら。 [ひらり、ひらり。 気配に長い睫を持ち上げれば、 紅い、白い、薔薇の花弁を降らせながら、 傍らに舞い降りる蛾を見止め切れ長の双眸を眇め、 すぃと手を差し伸べれば其の蛾は掌に落ち着く。] お前が息絶えた時はまだ封印は施されて居なかったのに。 わざわざ来るなんて随分と物好きな子。 | |
2006/09/19 07:25:51 |
学生 ラッセル [すらりと身を起こせば其の肉体から魂は抜け落ち、 胸元に咲いた大輪の紅い紅い傷も無くて、 其の掌でゆるゆると羽を動かし休む蛾に首を傾げ、 すぃと手を持ち上げればまた蛾は飛び立ち、 くるくると頭上を飛び回るのに、 ひらり、はらり、紅い、白い、花弁が舞う。] 一緒に此処に居るの? [そう、と囁く声は微かに優しく響くか。 飛び回り花弁を降らす蛾に十字を切れば、 闇の眷属の創り出した煉獄にも関わらず軌跡が残るは、 其れでも矢張り神の加護を受けた者故なのか。] | |
2006/09/19 07:55:51 |
学生 ラッセル [振り返り自身の亡骸を見つめ切れ長の眸を眇め、 矢張り静かに十字を切って浮かぶは苦笑か。] 自分に十字を切れるとは思いませんでした。 [柔らかな十字の光は暫くすればふわりと溶ける。] | |
2006/09/19 08:00:46 |
美術商 ヒューバート ヒューバート設定めも キャラ設定考えるのものすごく苦手だけどばんがってふりしぼった!(それでこれか ・ヒューバート・E・ウォルター(伯爵/45歳) サマーセットの領主。アーヴァインとは縁故があり、知人である。サマーセット伯として領地を治めるが、現在は子爵となった長男に実務を任せ、社交界に顔を出しながらも気ままな日々を送っている。 養子のメイを常に手元に置き、実子以上の扱いをしている。 ・妻は2歳年下。子供は23歳の長男を先頭に男が3人。一番上に娘がいたが、約15年前に10歳で病死。 表向きは温厚な父親として一家を支えていたが、溺愛していた娘を失った心の穴を埋めるため、いつしか密かに娘の代わりの人形を可愛がるようになる。 彼の人形に対する妄執は書斎の奥の隠し部屋でのみ表面化し、日常生活に支障がなかったため、家人はそれを知らない。 | |
2006/09/19 17:30:47 |
美術商 ヒューバート ・メイ 人形に惹かれていくうちに、彼はいつしか「究極の人形」を求めるようになり、究極の人形とはすなわち魂のない人間であるという結論に辿り着く。(やや倒錯しかかっているため、本人は本末転倒していることに気がついていない) そして数年前、人身売買の行われる闇オークションで、双子の女児を見つける。 何かをきっかけにして抜け殻のようになってしまい、何の反応も示さない双子。これこそが、自身の求めるものだと思い、屋敷へ連れ帰る。心のない双子に、マリエール(メイ)とカトリーヌ(ケイト)と名づけ、甲斐甲斐しく世話をする。 そしてある日。 メイに自我が宿り、その結果。ケイトは自我に目覚めた自分の片割れによって命を奪われた。 そしてヒューバートは、もう抜け殻でなくなったメイを養子とし、正式に子として家族に加えた。 しかし、彼のメイに対する執着は人一倍強く、常に目の届きところにおいておきたいと考えている。 とか考えてみた。 やや破綻してる気もするけど。 どれだけ出せるかな〜すぐ死にそうだしなあw | |
2006/09/19 17:32:15 |
書生 ハーヴェイ [血に染まった服はシャワールームに脱ぎ捨てて、 血に濡れた身体は熱いシャワーで洗い流す。 乾きかけた血は再び赤みを取り戻し、 けれども排水溝へと流されていく。 シャワーを浴び終えれば、 新しいシャツを新しい三つ揃えの服と 新しいタイと新しい靴を取り出した。 使いものにならなくなった服はどこに置いておこうか] ……血を浴びすぎるのも考え物ですね。 [髪が乾くまでの間、暫く椅子にもたれていたが、 思い立ち椅子から腰を上げた] | |
2006/09/19 17:57:59 |
書生 ハーヴェイ [冷たい。 冷たい。 冷たい。 ほんの少し前にあんなに確かに感じたあたたかなぬくもりは もう何処にも無い] | |
2006/09/19 18:10:40 |
学生 ラッセル [部屋の扉が開く音に視線を移せば、 憔悴しきった様子の昨夜の使用人と――] 黒羊… [脇を通り抜けて自身の亡骸に触れる様子を見守り、 ソファに腰をおろすのにゆったりと歩み寄る。] | |
2006/09/19 18:11:38 |
学生 ラッセル 私は此処に。 [自身の胸元に華奢な白い手を添え、 聴こえる訳も無いのに声をかけて、 浮かぶは矢張り憂いを帯びた微笑みか。] | |
2006/09/19 18:14:32 |
酒場の看板娘 ローズマリー =========================== ここまで読んだ。 | |
2006/09/19 18:26:02 |
書生 ハーヴェイ ナサニエル―― あのバトラーか。 …逐一、煩わしいですね。 | |
2006/09/19 18:31:58 |
学生 ラッセル [使用人の手を払う黒羊の様子に切れ長の眸を眇め、 脅えて縮こまりながら事情を説明する使用人へ視線を移して、 ゆるりと首を振り桃色の薄い唇から息が零れる。] 黒羊に伝えなさいと教えた言葉はそんなものでは無かったでしょう? [黒羊に向き直りゆっくりと瞬く。] 約束を違える代わりに叶うなら其の者を宜しくお願いします。 | |
2006/09/19 18:34:53 |
書生 ハーヴェイ ――また、いずれの夜に。 [囁いた] | |
2006/09/19 18:35:16 |
学生 ラッセル [囁かれる言葉に憂いを帯びた碧の双眸は揺れ、 部屋を出る黒羊と追い縋る様に後を着いて行く使用人を見送る。] ――其れは、望んでも良いのでしょうか? [其の扉に向かい二度十字を切って瞑目。] 其の手が、其の刃が、其の身が、其の心が、あかく染まりません事を。 | |
2006/09/19 18:46:21 |
踊り子 キャロル [ただよっていた。 身体は軽くて、ふわふわゆらゆらただよって。] ココは―――? [来ている服は赤い染みがたくさんの白いワンピース。 そして、目の前に横たわる"自分の姿"に息を呑む。] 眠ってる……いや、死んでいる? 嗚呼、私は一体いつまで"檻"の中にいればいいの……? [自分に寄り添い、手を伸ばす――ふと、自分の手がやけに小さいことに気付いて自らを冷静に見直す。] | |
2006/09/19 21:03:22 |
踊り子 キャロル [結い上げることの出来ないショートヘアー、 見慣れた世界よりも低い眺め。 血まみれのワンピース。 ああ、コレは。 彼女がまだ、今の名前を手にしてはいなかった頃。 そして、手にする要因となったあの日。 ……自分の手を見つめながら震える、8歳の少女。] ああ、いや、違う…… 私は、キャロル……L……ラピリエール…… もう、マールブランシェじゃない…… [うずくまって、頭を抱え、呟いて。] | |
2006/09/19 21:12:24 |
学生 ラッセル 若し叶うならば―― [扉を見つめ立ち尽くしたまま呟く。 闇の眷属は肉体を失っても消滅とは別の道を持つと。 そんな御伽噺を聞いた事があったっけ。 けれど其の時に魂の私はどうなってるのかしら? ぐるりと見回すは荒廃の進んだ室内。 先ほど黒羊が掛けていた辺りをなぞる――ふりだろうか。 そうっと其処へ腰をおろして肘掛に身を預け瞑目。 倣う様に花弁を降らせながら舞い飛んでいた蛾はテーブルに。] | |
2006/09/19 21:33:29 |
学生 ラッセル [トクン] …? [肢体と言うにはもう実態は無いけれど、 生前と変わらずに内側を駆け巡る其の感覚に、 肘掛に身を持たせたままゆっくりと長い睫を持ち上げ、 物憂げな碧の双眸が揺れる。] …闇に侵蝕されているのかしら。 薔薇の香気と、生前より強く――禍々しき瘴気。 死して尚も闇に犯される、か。 生前は聖職者で死後は闇とは出来すぎですね。 [朽ち果て草臥れたクロスタイに華奢な腕を伸ばしそうっとなぞる。] 貴方と交わって堕ちてしまったのでしょうか? 父の手より私を解き放って下さったのなら感謝しませんとね。 | |
2006/09/19 22:01:25 |
見習いメイド ネリー [客人に手を出した使用人の所為だろうかと逡巡すると、 朽ちたドアノブを回すと部屋の中へと進入する。 鍵はさび付いていたためか、その役目は既に果たされてなかったけれど。 荒廃した部屋の、部屋の赤い絨毯に美しく横たわるのは―――ブロンド髪の女性。 胸には妖しく咲き誇る黒い薔薇。 まるで彼女から生まれ出たようにも見て取れて。 すぐさま駆け寄り失礼の無いようにひざまつけば手を取るも、 昨日見たしなやかな腕は白磁と例えて良いほど白く、そして冷たかった。 それに慄けば、傍らに置かれた二つの手首が示すは、 意味を持つかの固く握られたそれらが持つ、白薔薇と赤薔薇。 これほどまでに異様な光景に憤りすら憶えそうになるも同時に、 何処か美しいと思うような背徳感も感じて。] | |
(13)2006/09/19 22:02:46 |
書生 ハーヴェイ そういえば真紅という名しか覚えてませんでしたね…。 | |
2006/09/19 22:29:01 |
書生 ハーヴェイ お心当たりは――ありますよ。 私と、バトラーに。 | |
2006/09/19 23:17:34 |
学生 ラッセル [咽返る様な薔薇の香気と瘴気との空間は、 若しかしたら色付いてさえ居るのでは無いかと思えて、 呼吸等もう必要は無い筈なのに、 魂は否が応にも其れ等を吸収している様で、 徐々に蝕まれていく感覚に物憂げに身じろぐ。 桃色の薄い唇から零れる息は微かに熱を孕み、 長い睫をおろしたまま薄く笑みを浮かべれば、 若し魂の見える者が其処に居れば、 遺体と魂のシンメトリの対が朽ちた部屋で異様に映ったろうか。] | |
2006/09/19 23:18:20 |
冒険家 ナサニエル ―アーヴァイン私室― [棺を撫でると目を伏せる] 還る場所は―――、ひとつ | |
2006/09/19 23:33:39 |
書生 ハーヴェイ [朽ちた扉は軋んだ音を立てて閉じる。 今だその場にたむろする使用人を避けつつ、 少し離れた場所へ移れば取っていた手を解けば 何処へと問われても肩を竦めるばかり] さあ、どちらと言われましても。 どこもかしこも同じようなものですからね? [そう辺りを見回せば、廊下にいる人影に気づき恭しく礼をした] これはこれはサマーセット伯。 そしてごきげんようレディ。 お二人ともいかがなさいましたか? | |
(2006/09/20 00:04:52、書生 ハーヴェイにより削除) |
学生 ラッセル [部屋の外が騒がしく感じ長い睫を持ち上げるも、 扉を一瞥して気だるげに再び目蓋をおろす。] …益々混乱しているのでしょうね。 手の届く人すら護れず、この声も届かない。 尤も、生きて居ても何が出来たかは判りませんね。 [ナサニエルとの会話を思い出し小さく息を吐く。] 蝕まれるこの身はいつまで私を保ってくれるかしら? | |
2006/09/20 00:09:47 |
踊り子 キャロル [使用人達が、ネリーが、ハーヴェイが、 自分の様子を、遺体を見るために荒廃した部屋に来る。 そんな"自分"のすぐ傍で、頭を抱えたままうずくまる少女。 遺体に添えられた白い薔薇と赤い薔薇。 ――左胸に咲く黒い薔薇。] …………。 [顔をあげれば瞳は紫水晶のように怪しい色を持ち、 ただ虚ろな目で彼らのやりとりを眺めて。 ネリーが部屋を出て行くのに、「待って」と声をあげるも その声が届くはずもなく――。] | |
2006/09/20 00:10:48 |
書生 ハーヴェイ 中: 困りましたねぇ… | |
2006/09/20 00:11:40 |
学生 ラッセル [口に出したくも無いと自身が言い切る記憶ばかり、 幾ら他の事を考え様と試みても其の脳裏を過ぎるのに、 桃色の薄い唇に華奢な白い手を当て、 僅かに柳眉を寄せ熱ぽい息を溢す。 気配に顔をあげればヒューバートが部屋を覗いて行く。] ムッシュ… どうかお嬢様共々ご無事で。 [後姿に十字を切ればまた気だるげにソファに身を沈め。] | |
2006/09/20 00:49:33 |
踊り子 キャロル [ちらりと視線を扉にやれば、昨夜言葉を交わしたヒューバートを見つけ。ふらりと外に出ようと立ち上がる。] ……待って。行かないで。 私は、キャロル、L、ラピリエール。そうでしょう? 答えて。私は――― [血濡れのワンピースを靡かせて、後を追う。 扉の外にはもう一つの朽ちた扉。 あれは確かラッセルの…… 一歩後ずさり、表現しようのない眼で扉を見つめる。] | |
2006/09/20 00:54:17 |
学生 ラッセル [部屋の主はソファに身を沈めたままなれど、 気配にテーブルに止まった蛾が飛び立ち、 ひらり、ひらり、紅い、白い、花弁が舞う。 蛾の散らす薔薇の香気は部屋を満たすものとは別物か。 人が入ってきても動かなかった蛾の行動に、 ふいに長い睫を持ち上げ首を傾げる。] どうしたの? [扉の前を舞い飛ぶ蛾に切れ長の眸を眇めた。] | |
2006/09/20 00:59:46 |
踊り子 キャロル [一歩ずつ、ゆっくりと扉に近づいて。 ネリーも、ハーヴェイも、全てをすり抜けて。 恐る恐る、扉に手をかけるも開くこと叶わず。 そぉっと扉に手を差し込めば、 先程人をすり抜けたように扉もすり抜けて。] ――――あ。 声が漏れる。中に入れば彼はいて。 急速に瞳の怪しさは消え、普段の深海の瞳に戻る。] | |
2006/09/20 01:04:01 |
学生 ラッセル [視界の端、扉を擦り抜ける小さな手に視線を移し、 幾度か瞬いて其処に現れたショートヘアーの少女に、 憂いを帯びた笑みを浮かべる。] 御機嫌よう、でしょうか? 始めまして、マドモアゼル。 | |
2006/09/20 01:07:51 |
踊り子 キャロル [声をかけられれば、半ば機械的に自然と丁寧なお辞儀をして。] ごきげんよう。 [顔をあげれば今にも泣き出しそうな顔で、彼の顔を見つめ、 おそるおそる、近寄る。] 声が、聞こえるんだね。 姿が、見えるんだね。 [彼の元へ到達すれば、うつむいて袖をきゅっと掴んだ。] | |
2006/09/20 01:14:50 |
学生 ラッセル [違和感の正体は少女が近寄ってくる頃には判って、 自身の纏う服には死亡時の血痕が残っていないのにと、 袖を掴まれたまま首を傾げて少女を見つめる。] 聴こえるし見えますよ。 私も貴女も死して尚もこの館に囚われている様ですね。 どうして今此処にご自身が在られるかはご存知ですか? 私はラッセル・S・クロートシャーレン。 マドモアゼル、お名前を伺っても宜しいですか? [憂いを帯びた碧の双眸は静かに深海の眸を覗く。] | |
2006/09/20 01:20:55 |
踊り子 キャロル [聞こえる、見える、ほっとしたような笑みを浮かべて。 少女は自分の左の胸あたりを押さえて、答える。] 薔薇が、咲いたの。赤い薔薇。 神様の血じゃなくて、人の返り血で染まった、赤い薔薇で。 胸の痛みが、罪を犯した罰が、きっと私を殺したの。 [目はいつしか虚ろで、ただ一しずく涙がこぼれ。 さっきの紳士に聞こうとしたことは何だったかと考える。 しかし、思い出せず、"名前"という言葉に胸が痛む。] 名前……名前は…… キャロル…キャロル・マールブランシェ……ううん、違う。 いや、違わない?忘れちゃった。何だったっけ。 [頭をかかえてゆるゆると首を振る。] | |
2006/09/20 01:29:50 |
書生 ハーヴェイ 絶望ですか…。 絶望にまみれたくない? ずいぶんと面白いことを言いますね。 | |
2006/09/20 01:31:22 |
冒険家 ナサニエル [ポツリと思う] ――闇を追う者が何人入り込んでるか―― しかし、アーヴァイン様は如何して。 解っていて? 追う者こそを、生贄にと? | |
2006/09/20 01:35:28 |
冒険家 ナサニエル 在りましたけれど。 然し既に其の方はいらっしゃいません。 同じ様な事です。 | |
2006/09/20 01:42:53 |
学生 ラッセル [血に塗れたワンピースを纏う少女を見つめたまま、 切れ長の双眸を僅かに眇める。] 返り血?どなたかを傷つけられたのですか? 罪を悔やむ心があるならば充分でしょう。 貴女の罪はもう赦されても良いと思いますよ。 [穏やかな声で告げ少女の顔の前で十字を切り、 頬を伝う雫を細い指がそうっと拭う。] キャロル…? [頭を抱え首を振る少女を見つめ思い当たるのは、 柔らかな蜂蜜色の髪に深海の眸――] …キャロル・L・ラピリエール。 [桃色の薄い唇はただ呟くように其の名を紡ぐ。] | |
2006/09/20 01:43:53 |
酒場の看板娘 ローズマリー いたとしても、 闇の者にしてみれば邪魔な存在、 早々に消されることが目に見えています。 その力を告げる事は用意ではないと思いますよ。 私にもそれは言えることではありますけど…。 [伏せた顔をあげて] それでも…、伝えておくべきだと思いましたので…。 [倒れて物言わぬ姿となったメイドの傍により目を瞑り] アーヴァイン公以外には今のところ闇の者は見つかっておりませんね。 | |
(2006/09/20 01:46:53、酒場の看板娘 ローズマリーにより削除) |
踊り子 キャロル お父様を……お父様を、殺してしまった……。 ひどいことを、したの。私……私……。 [震える声で答えれば、もうひとしずくの涙がこぼれ 優しくぬぐわれた涙に、潤んだ目をあげて。 ―――キャロル・L・ラピリエール――― その名を呼ばれればはっと目を見開いて。] ラッセル……ラッセルさん…… [そう呟いた少女は、気のせいだろうか、少しずつ、少女ではなくなっていく。] 私は……私は、キャロル・L・ラピリエール……。 マールブランシェじゃ、ない……。 [ワンピースはそのままだったけれど、赤い血は消えていた。 まだこぼれる涙を目にためて、ラッセルを見上げる。] | |
2006/09/20 01:55:22 |
学生 ラッセル 人を傷つけるのは確かに良い行いではありません。 けれど私はキャロルさんの身に何があったのか、其のお心が何を思われたのかまでは判りませんし、ご自身が酷い事をしたと悔いているならば其の罪はもう赦されて良い筈です。 [再び零れる雫をそうっと手の甲で拭い、 自身の名を呼ぶ少女は少しずつ知っている人へと、 印象を違えていく様子を憂いを帯びた眸が見守る。] キャロルさん…なんですね。 [視線を受け止め長い睫はゆっくりと一度だけ瞬いた。] | |
2006/09/20 02:02:25 |
踊り子 キャロル [ラッセルの言葉に、拭われた雫に、いつか使用人がしていたようにか、ラッセルの膝に縋って、しかしただ静かに目を伏せて。] 今の名前を持ち続けることが、罪なのかもしれない。 私は、"マールブランシェ"を、捨てたかった。 私の存在を否定してきた一族を。 [すっかり伸びた髪の毛を少量をとって束にして、苦しそうな面持ちで見つめる。] ――本当は、私はきっと、生まれてきてはいけなかった。 女だったから、男の子じゃなかったから、私は――。 [そこまで言えば口をつぐみ、ラッセルに身体を預けるように脱力して。虚ろに開かれた目は宙を見つめ。] | |
2006/09/20 02:13:59 |
書生 ハーヴェイ 忠実な僕だというのに――気に入りませんよ、バトラー。 | |
2006/09/20 02:19:05 |
学生 ラッセル [ソファに身を沈めたまま縋るキャロルに身を起こし、 瞑目する様子を憂いを帯びた切れ長の双眸が見守る。] 其処に在る事は罪ではありません。 其れはキャロルさんも、キャロルさんを否定された方も。 人の心は虚ろい惑い易いものです。 [苦しげな表情にそうっと髪を梳くも、 続く言葉に碧の眸が揺れる前に長い睫はゆっくりと瞬き、 憂いを帯びた微笑みを其の面に乗せる。] 生れ落ちる命は須く尊い。 性差で其の本質的な価値は何一つ変わりません。 [小首を傾げ深海の眸を静かに覗く。] | |
2006/09/20 02:23:08 |
見習いメイド ネリー ―――貴方なのですか。 ラッセル様を手にかけたのは。 [澄んだ雲雀のような声はナサニエルに響くように伝えて。] | |
2006/09/20 02:30:57 |
酒場の看板娘 ローズマリー ええそれで構いませんよ。 ジルベール様もナサニエル様もお気をつけて、お休みなさいませ。 [微笑みかけて1人でキャロルとラッセルのいる二階へと向かいその死体を調べ……] 二人共に闇の者ではありませんか…。 そう、うまく話がいくとは思ってもおりませんが。 [ため息をついてその場を後にしてオードリー待つ部屋へ行き鍵を開けて中で眠るオードリーの無事を確認しほっと一息] ご無事で何よりです。 [ベッドで眠るオードリーの髪を掬うように撫でながら、 瞳に移るのは恋焦がれてやまないその姿と艶かしい肢体。 かすかに香るオードリーからの香りを感じ取り心が浮き立つのを感じて] オードリー様……。 | |
(73)2006/09/20 02:32:20 |
冒険家 ナサニエル [ふと響くは思考を遮る様な雲雀の声 柔らかな調べは其れに応えるように響く] そうだと言ったら? ――あの方は、調べる力を持っていました。 邪魔だ、と判断しましたので。 | |
2006/09/20 02:33:45 |
冒険家 ナサニエル [胸元の、 触れるは銀の懐中時計] | |
2006/09/20 02:40:50 |
踊り子 キャロル ――私は、キャロル・マールブランシェとして、お父様を殺し、 そして今度はラピリエールとして、お養父様を狂わせ、 結果お養母様を死に追いやってしまった。 ……狂わせるつもりなんてなかった。 私とお養父様は愛し合っていたのに、愛し合って…… 生まれてきたことに罪がないなら、 性差によって価値が変わらないのなら、 女であることを嫌い、次に女として生きて、望まぬ罪を犯す私は――。 [見上げる瞳はどこまでも悲しそうに、碧の瞳をとらえて。 父を殺した時から、彼女自身もまた狂っていたのかもしれないと。] | |
2006/09/20 02:42:28 |
見習いメイド ネリー [柔らかな調べが過ぎる。 羽根で撫でられるような錯覚すら覚えて。] …何故です?何故ですか? そうだと言って行動するなど私は未だに信じられません。 貴方らしく、ないです――― | |
2006/09/20 02:51:14 |
冒険家 ナサニエル [震える雲雀のような 震えさせたのは恐らく自分で] 私らしく……、ないですか。 [僅か、ノイズが走るように 其の声色は少しだけ、どこか] 何故と言われても、ラッセル様は危険だった。 ただ、それだけです――。 | |
2006/09/20 02:53:57 |
学生 ラッセル [視線を受け止める切れ長の双眸には益々深い憂いが浮かぶ。] キャロルさん、貴女は罪を犯したかも知れない。 死して尚も魂は囚われ、其れが貴女にとっての罰であったと、貴女がそう仰るのであれば、其れは一つの答えなのでしょう。 煉獄よりも貴女はご自身に囚われて居る様に見えます。 ラピリエールでもマールブランシェでも貴女は貴女です。 其れ以上も以下もありません。 [長い睫がゆっくりと瞬けば一拍の間を置いて、 切れ長の双眸は哀しそうな眸を真っ直ぐに見つめる。] 酷な言い方かも知れませんけれど、貴女の罪は女だからでは無く、貴女が貴女だから其処にあるのです。 | |
2006/09/20 02:56:20 |
見習いメイド ネリー 危険だからといって殺すなんて、益々貴方らしくありません。 時移、様――――― [何処か焦りを含む声は小鳥のさえずり。 声を聞けば聞くたびに鳴くように自身は告げる。] もっと別の方法があると思いました。 でも、もうそれは叶わぬことなのでしょうけれど。 本当に、貴方すら瘴気に囚われてしまったのですか―――? | |
2006/09/20 03:04:59 |
踊り子 キャロル この檻ではなく、私自身に――― [ラッセルの言葉をただ静かに受け止めて。 貴女の罪は、貴女が貴女だから其処に……それは脳の髄まで響いて。] ……変ね、私。 その言葉を聞いて、悔い改めなきゃならないのに嬉しくなるなんて。 あなたは「キャロル」を見てくれるのね、ラッセルさん。 [浮かぶ笑みは穏やかで、普段のあどけなさも交え。] ――私は、どこかで罰を与えてくれる人を待っていた。 今、こうして私は死に、まだ檻の中にいるけれど、 一体誰が私を殺したのでしょうね。 誰もいなかったのよ、誰も。 突然左胸から血が溢れ出て、激しい痛みを一瞬感じてそれきり。 これが神の力でも悪魔の力でも、私はこれを奇跡と思いたい。 [瞳の奥には小さく光る紫水晶。自信も気付かぬ*小さな闇をはらみ*] | |
2006/09/20 03:17:10 |
冒険家 ナサニエル [最初に表情を見て思ったのは、 ――ああ、矢張り血縁なのか―― そんな考えだった 別に主人と関係があった訳ではないけれど 彼の為ならば恐らく何でもやるであろう自分に、 きっと主人の事を愛しているのだろうという自覚は在った ただ一つの還る場所に主人を択んだ時から 彼の為に動こうと 彼の為に時を刻もうと 其れだけを望んでいて 手に入れる事なんて、望んで等無くて] | |
2006/09/20 03:22:21 |
冒険家 ナサニエル ――っ、 [声が聞え、 動揺を隠すように一つ息を吐く] 茨姫――…。 別の方法は、必ずあったと思います。 ラッセル様は、其の方法を見出せる方だったでしょう。 けれど、あの方は確実に、 生かして置けばアーヴァイン様の邪魔になる。 全てを包み込むように、此の宴を終わらせる。 そんな力を持っている気がして。 [そう、呟いた後に、 やはり明らかに何かに動揺している気配が] ――――っ。 | |
2006/09/20 03:32:13 |
書生 ハーヴェイ [長い夢の間も、 与えられた世界ですらも。 満たすことは無く。 ただ一つ残された痛みですら、それは片端というならば。 ただ、哀しい、と――] 他に意味など…… | |
2006/09/20 03:32:42 |
冒険家 ナサニエル [動揺を落ち着けようと、 また一つ息を吐いて――彼を見詰めて] | |
2006/09/20 03:32:45 |
学生 ラッセル [ただ静かにゆるりと首を振ればさらりと髪が頬を撫ぜるか。] 私は家名には興味がありませんから、私にとってはキャロルさんはキャロルさんで在り、其れ以上にも以下にも成り得ないだけです。 其の罪を悔い改めるかどうかはご自身次第でしょう。 [見慣れた笑みに近しい笑みを静かに見つめる。] 其れが罰だったのか、或いは貴女にとっては救いだったのかは判りません。 けれど現状は貴女の仰るところの悪魔の仕業です。 あの屋敷にいらっしゃるどなたかの力である事は確かですけれど… [言葉を切ったのは眷属の顔が過ぎったからか、 其れとも深海の眸に闇の気配を感じ取ったからか。 ただキャロルをソファへと促して、 いつの間にかテーブルへ戻っていた蛾を見つめて黙したまま。] | |
2006/09/20 03:33:02 |
学生 ラッセル [キャロルが落ち着けば再び気だるげに肘掛に身を預け、 長い睫をゆるりとおろして瞑目。 眠っている様にすら映る表情は穏やかでしかし、 目蓋をおろして尚も憂いを帯びたままに。 残る人たちの無事を願おうともきっと叶わない。 崩壊を止める術は、闇を祓わず解放する術は、本当に無いのかしら?] ……。 [ふいに過ぎる言の葉。 ――とうに叶って…… 物憂げに桃色の薄い唇から息が零れる。] | |
2006/09/20 04:05:14 |
学生 ラッセル [トクン] | |
2006/09/20 04:11:57 |
学生 ラッセル [幾ら引き止めようとも此処に居る限り全ては崩壊していく。 闇の欠片を持っている者はこの煉獄でどうなるのかしら? 其の心を、保てれば良いのだけど。 この身は、この心は、いつまで保てるだろう? [繰り返す疑問に桃色の薄い唇から吐息が零れ落ちる。] 叶うと良いのに―― 嗚呼でも。 もう叶って居るのなら矢張り其れは望んではいけないのかも知れない。 其処に在って満たされているのならば。 此処へ等、来ないで其の侭に。 これ以上は誰も――] | |
2006/09/20 04:29:32 |
見習いメイド ネリー …私は、何時かこうなる事は解ってました。 其れが許されぬ禁忌だったとしても。 時移様――― 何時か貴方が私に、最初に言った言葉に背けなければ、 こういうことにはならなかったでしょうか――― あの方を。アーヴァイン様を止めると。 [ぐらり、と揺れる感覚。 時同じくして互いの心は揺れ動いていたのだろうか。] ―――っ | |
2006/09/20 04:37:40 |
学生 ラッセル [悦楽の陰惨な記憶は拭い切れず形の良い眉を寄せ、 長い睫を持ち上げゆるりと頭を振り身を起こせば、 切れ長の双眸は僅かに潤み目尻は微かに熱を帯びて、 身を焦がす感覚には幾分慣れては居るけれど――] | |
2006/09/20 04:48:22 |
冒険家 ナサニエル …解っていた、ですか。 どちらにしろ、全ては禁忌。 私達が闇に属する時点で変わらない。 其れに何が在っても、 私はアーヴァイン様の為したい事を手助けする心算です。 茨姫で在っても、其れの邪魔は、させません。 [重なる動揺の箍から 先に抜け出すように、其の調べは柔らかな色を取り戻して] | |
2006/09/20 04:49:30 |
学生 ラッセル [喉も渇いていないのに清涼な水を欲するなんて不思議。 肉体を失って尚もこんな感覚があるなんて。] | |
2006/09/20 04:53:44 |
書生 ハーヴェイ 人の香は泣きたくなるほど恋しくて、ただ恋しくて。 虚ろなこの身が満たされないならば ――せめてひと時の痛みと享楽を。 | |
2006/09/20 05:03:55 |
学生 ラッセル [ゆらゆら] [ゆらゆら] [ゆらゆら] | |
2006/09/20 05:16:47 |
学生 ラッセル [熱に魘されるかの如く歪む視界に細い指が目蓋を押さえて、 俯き零れる溜息は其の身の熱を追い出そうと、 けれど肉体すら持たないのに其れは叶う筈も無く、 其の魂は薔薇の香気と闇の瘴気に蝕まれ続けて。] | |
2006/09/20 05:33:14 |
学生 ラッセル [俯けばさらりと落ちた前髪に表情は隠れ、 自身の白く細い指を見つめて長い睫が震えるのを、 誰も、本人すらも最早気付かないまま。] | |
2006/09/20 05:49:39 |
見習いメイド ネリー 時移様―― 私は出来ればお止めしたかった。 けれど、私の声はあの方には届かなかったでしょう。 エゴなのでしょうか。 あの方が死ななくては成就しなかったからでしょうか。 …嘆くだけは何もままならぬと言います。 それに私はもう――― この宴が終わる事には、身も心も荊に囚われてしまうでしょう。 所詮はまがい物。眷属を名乗るには遠すぎて。 [震える声は何時しか甘さを孕み、徐々に小さくなっていく。] ん…っ。 だから…、誰かに壊して、欲しかった…。 | |
2006/09/20 06:38:02 |
冒険家 ナサニエル 茨姫―― 私はあの方が命を懸けたからこそ…、 だからこそ、其の願いを叶えて差し上げたかった。 あの方が死なず、 願いを叶える事が出来る方法があるのだったら、 私も迷わず其方を択んでいたでしょう。 [一度、目を伏せて 柔らかな調べはそれでも変わる事は無く] ――私も、恐らく――此の宴が終わる頃には。 其れでも私は、眷属の一員。 例え出来損ないで在っても、其れでも。 …お休みなさい、茨姫。 君が望むのなら私が壊してあげても良い――。 其れでも今はただ、互いの夢を。 | |
2006/09/20 09:23:42 |
学生 ラッセル [鼓膜の奥で響き渡る嬌声に表情を変えぬままなれど、 肉体の快楽は精神の苦痛と同質のものなのか、 目蓋をおろしたままの其の蒼白な面は、 ただ静かに猫足のソファに身を沈める姿は、 益々憂いを増し何処か艶かしくもあるか。] | |
2006/09/20 14:11:55 |
踊り子 キャロル [遠のく意識が現世に引き戻される。 死んでも眠るものなのか、と釈然としない思いを抱えつつ ソファに座ったままのラッセルに気付く。] ……どうか、した? [いつもにも増して物憂げな姿を見、思わず声をかけて。 死した今でも瘴気は影響していることを肌に感じ、心配そうに深海の瞳で下から覗き込むようにラッセルを*見上げた*] | |
2006/09/20 14:35:29 |
学生 ラッセル [かけられるキャロルの声すらも何処か遠く聴こえ、 目蓋を持ち上げるにも長い睫が震えて、 別段眠っていた訳でも無いのにまるで寝起きの様に、 ゆるりと首を捻りキャロルの方へ向き直れば、 覗き込まれる視線を受け止め切れ長の双眸が焦点を結ぶにも一拍の間を要し、 心配そうなキャロルの様子に其の面に憂いを帯びた微笑みを乗せる。] すみません。 此処は余り気分の良い所では無いので。 …大丈夫です。 [蒼白な面はけれど切れ長の目尻は微かに熱を孕み、 潤んだ碧の双眸と相俟って淫靡ですらある。 白い華奢な手を伸ばしキャロルの顔の前で十字を切れば、 柔らかな光は少しの間だけ軌跡を残し消える。] | |
2006/09/20 15:20:08 |
学生 ラッセル 生憎と今の私にはこれくらいしかできませんけれど。 どうかこの闇に迷ってしまいませんように。 [儚く消えた導の光を見守って長い睫が瞬けば、 言葉とは裏腹に其の瞬き一つも其の囁く声も、 寧ろ誘うかの如く甘い色香を放つか。] キャロルさんもお気をつけて。 [言い終えれば肘掛に乗せた自身の腕の上に頭を預け、 ゆったりとしな垂れ物憂げに長い睫をおろす。] | |
2006/09/20 16:10:47 |
学生 ラッセル [これが闇の力? なればこれは―― [キャロルにかけた言葉程には、 自身は闇を抗う気は無いのかも知れないけれど、 其れでも神の加護故か清廉な魂は容易くは染まらず、 ただじわりじわりと生きながらに喰われるかの如く。] …まこと闇は魅惑的だこと。] | |
2006/09/20 16:29:19 |
学生 ラッセル [テーブルで羽を休める蛾は、 傍らの継ぎ接ぎだらけの羽の崩れた亡骸とは違い、 美しい模様の羽と其の触覚を音も無く時折揺する。] | |
2006/09/20 16:38:50 |
踊り子 キャロル [目の前できられた十字の白い軌跡が儚く消えていくのを 寂しげな目で見つめて。] 私は大丈夫。あなたが救ってくれたから。 けれどラッセルさん。 あなたこそ、今にも消えてしまいそうだわ。 [ソファの背後に回れば、後ろからラッセルを抱きしめるように包み込んで。既に肉体はないのに、いや、魂のみの者同士だからこそか少し暖かい気がして。] | |
2006/09/20 17:36:21 |
学生 ラッセル [眠る訳でも無くただ記憶の海を揺蕩う侭に、 頭の中で木霊する嘲笑も侮蔑も其の時と同じ様に、 ただ其の身を焦がす熱だけは祓う事も叶わず、 頭を預けた腕にはさらりと髪がかかり、 袖口ではアレキサンドライトキャッツアイが、 伏せられた双眸の代わりにか碧に煌く。] | |
2006/09/20 17:40:03 |
学生 ラッセル [回される腕に桃色の薄い唇から零れる吐息は熱を帯び、 ゆっくりと震える長い睫を持ち上げ、 首を捻りキャロルの顔を覗く憂いを帯びた其の面には、 澱の如く身の内に溜まっていく其れが否が応にも滲み―― 闇を孕む魔性の微笑みか。] ご心配をおかけして申し訳ありません。 キャロルさんがご無事ならば良かった。 余り大丈夫とも言えませんけれど、取り敢えず意識はありますから。 [安心させようと首を傾げる仕草すら褥へと誘う様で、 寂しげな深海の眸を見つめ切れ長の碧の双眸は蠱惑的に揺れる。] | |
2006/09/20 17:51:08 |
踊り子 キャロル [その瞳に、その表情に、その吐息に、その仕草に―― 深海の奥に沈む紫水晶がやわらかくラッセルを見つめ、 まるで引き込まれるかのように、気付けばその唇に唇を寄せ。 ほんの一瞬、合わさったかと思えばすぐに離し。] …………ごめんなさい。 [薄く息を吐いてそう一言告げるも、瞳の色は変わらず。 吸い込まれそうな海の宝石の光が、養父を狂わせたことを 彼女は知らない。闇に魅入られしは果たして*どちらか*] | |
2006/09/20 17:56:01 |
学生 ラッセル [覗く深海の奥に沈む――浮かぶ――紫水晶を見て、 潤んだ切れ長の眸を僅かに眇めれば長い睫が揺れ、 刹那、微かに触れ合う柔らかな唇の感触。 自身の桃色の薄い唇をそうっと白い指がなぞる。] …いいえ。 [ゆるりと首を振ればさらりと流れた髪が、 交わる視線を束の間だけ遮って、 落ちた髪の隙間から再び其の視線は絡み合う。] | |
2006/09/20 18:10:55 |
学生 ラッセル [清廉な魂は闇に蝕まれつつも未だ染まり切らず、 自身の言葉通り其の意識はまだ清浄なままに、 けれど醸し出す淫靡な雰囲気は増すばかりで。] | |
2006/09/20 19:06:58 |
踊り子 キャロル あなたは、人を救う……いえ、人に精神の安息を与える力がある。 でも、自分を救うことには些か不器用みたいね。 [揺れる水底は潤んだ碧を捉らえたまま、お互いの鼻先が触れそうな程に顔を寄せたまま囁いて。 後ろから優しく髪をすけば、薄く息を吐きながら] ――あなたは、どうすれば救われる? | |
2006/09/20 19:13:20 |
学生 ラッセル [煉獄に満ちる闇とは別の目の前の闇を前に、 眸を伏せれば長い睫が揺れ影を落とすか。] 私の方こそ申し訳ありません。 [俯き白い指のなぞる唇からはまた熱ぽい溜息が零れた。] | |
2006/09/20 19:13:40 |
学生 ラッセル [髪を梳かれるのにただ黙して言葉を聴き、 ゆるりと首を振り目蓋を持ち上げれば、 上目遣いに潤んだ双眸が紫水晶を覗く。] この身は、この魂は、神の慈悲に縋る気が無いのです。 ただこの様な場所であれ貴女の心が穏やかであればと願います。 [再び目蓋をおろせば憂いに満ちた面は艶かしく。] 憐れみを、ありがとうございます。 | |
2006/09/20 19:22:15 |
踊り子 キャロル ――そう。 [短く答えれば、髪をすくのを止め、またそっと抱きしめて。 心なしか先ほどよりもやや強く。] 憐れんだつもりはないわ。 [首筋に頬を埋めれば顔は彼とは逆方向へ。] もう少しこのままでも、いい? 人に触れていると落ち着くみたい。 [そう告げれば、そのままそこで*空を見つめて*] | |
2006/09/20 19:33:24 |
学生 ラッセル [抱き締められれば再び熱を孕んだ吐息を溢し、 先程より強く感じる他者の温もりに眩暈にも似た感覚。] それは、失礼しました。 [頬を埋められれば頬を、首筋を、撫ぜる蜂蜜色の髪に、 ざわざわと背筋を這い上がる熱に、 極僅か、見られぬ表情は気付かれぬままに眉根を寄せ、 けれど振り払うでも無く其の侭に。] 其れがキャロルさんの望みならば。 [目を閉じたまま耳元で囁く言の葉は、 熱を孕んだ吐息に混じり。] | |
2006/09/20 19:44:51 |
学生 ラッセル [静かな時に微かにお互いの気配だけが温かくて、 抱き締められたまま抱き締め返すでも無く。 闇に抗わぬのも、 踏み止まるのも、 ただ―― ゆるりと顎を持ち上げて薄っすらと長い睫を持ち上げ、 荒廃した室内が焦点を結ぶより先にまた眸を閉じて、 触れ合うだけで其の身は益々熱を帯びる。] | |
2006/09/20 20:25:03 |
冒険家 ナサニエル アーヴァイン様… 茨姫…… ―――ジルベール、様 | |
2006/09/20 20:43:48 |
踊り子 キャロル [彼女がラッセルの異変に気付いたのはつい今しがた。 明らかに熱を帯びた様子に、そっと傍を離れて。] ……もう、充分温まったわ。 [刺激しないように、頭をふわりと撫でれば薄く微笑み、 美しく舞う蛾を*ぼーっと見つめて*] | |
2006/09/20 21:00:54 |
学生 ラッセル そうですか… 余りお力になれず、すみません。 [身を離すキャロルの気遣いに気付いたのか、 白く華奢な手で目元を覆って呟き、 ゆるりと首を振り身を起こせば幾度か瞬き、 焦点を結ぶ視界にはテーブルから飛び立つ蛾。 ひらり、はらり。 舞うはあかい血に塗れた白の花弁。 漂う香気は蛾の主だけに嗅ぎ取れるのか。 潤んだ切れ長の双眸は見開いた後に眇められ、 己の腕を抱き締め俯いて華奢な肢体は小刻みに震える。] | |
2006/09/20 21:28:19 |
学生 ラッセル [『どうか、この子だけは…』 『……』 母親は我が子を抱き締めて必死に懇願するも、 冷たく一瞥され願いが聞き届けられる事は無かった。] | |
2006/09/20 21:35:53 |
学生 ラッセル [目の前の残像と生々しい其の時の空気に、 其れが自身にしか感じられぬ記憶の領域と判って居ながらも、 半ば呆然と其の時に飲まれかけて―― 気遣わしげなキャロルの視線に気付き、 なんとか顔を向ければゆるりと首を振る。 いつもは桃色の唇すら今は血の気が失せて、 浮かぶ微笑みは幽鬼の如き儚さか。] すみません、お見苦しいところを。 …申し訳ありませんが少し外して頂けますか? [扉の前までキャロルを送ろうと立ち上がりかけ諌められれば、 寄って来たキャロルの顔の前で十字を切り溶ける光。 去って行く後姿をただ黙して見送って後に、 震える手を羽ばたく蛾の方へ伸ばし掌を差し出す。] おいで… | |
2006/09/20 21:48:16 |
学生 ラッセル [主の呼びかけに蛾はひらりと舞い降りるのに、 掌の蛾が羽を休めるのに潤んだ双眸を眇め首を傾げる。] 忘れるな、と言う忠告かしら? [――内に孕んだ赤に焦がされないよう。お気をつけ下さい。 [ふいに過ぎる言の葉にゆっくりと瞬く。] …本当に。] | |
2006/09/20 21:59:26 |
学生 ラッセル [膝に置いた両掌で包むように蛾を抱き、 零れる吐息は其れでも熱を帯びて――] | |
2006/09/20 22:02:59 |
学生 ラッセル [『赦して…』 …懇願は誰の?] | |
2006/09/20 22:09:02 |
見習いメイド ネリー ――時移様。 私は荊へと近づいてしまったようです。 身も。 心も。 魂さえも。 荊になる事は解っていたけれど。 痛みすらも何時しか消えて、異形の物に成る事もさほど遠くはないでしょう。 この痛みだけが私の存在意味であり証。 それを支えにするのは、いけない事でしょうか。 [途切れ途切れになる小鳥のような声は彼へと声を送って。] | |
2006/09/20 22:11:55 |
学生 ラッセル [手の中でゆるゆると羽を寛げる蛾に、 宙を彷徨っていた視線は掌へおりて、 浮かぶ妖艶な微笑みは憂いと共に何処か冷たい。] | |
2006/09/20 22:12:52 |
学生 ラッセル [覚えても居ないけれど忘れる筈も無い。 思い描かれたは果たして何の記憶なのか、 表情は変わらぬままなれど蛾を持った手は小刻みに震えたまま。] | |
2006/09/20 22:19:16 |
冒険家 ナサニエル ――茨姫… [弱々しい小鳥の囀りの様な そんな声が届けば僅か目を伏せて] 其れを支えにするのは悪い事等ではないでしょう。 消え行くものに縋りたくなるのは当然であり必然。 其れに既に禁忌を犯した身、 今更罪を重ねても其れは変わる事無く。 私も其の内に物言わぬ異形に為るでしょう。 其の時まで、ただ、あの方の為に尽力する心算です。 | |
2006/09/20 22:35:09 |
学生 ラッセル [血の気を失った薄い唇は何事かを呟いたけれど、 其れは空気も震わさず誰にも届かない。] | |
2006/09/20 22:38:37 |
学生 ラッセル [其の面には確かに妖艶な笑みが浮かんでいたけれど、 若し其れを見た者があれば泣いている様に映るか。] | |
2006/09/20 22:41:11 |
冒険家 ナサニエル 此のまやかしの永遠が終われば私は、 力を失い只の古びた時計へと為るでしょう。 そして此の館にずっと。 アーヴァイン様と共に―――。 | |
2006/09/20 22:41:59 |
学生 ラッセル [木霊する声は、 懇願か、 嬌声か、 嘲笑か、 怒声か、 呪詛か、 祈りか――] | |
2006/09/20 22:57:41 |
学生 ラッセル [私は、何を望んだ?] | |
2006/09/20 23:00:49 |
学生 ラッセル [『もう一つの名前をあげる、真紅よ。』 眸と同じ碧の光を放つアレキサンドライトキャッツアイと共に、 其の名を貰った時はまだ何も知らなかった――] | |
2006/09/20 23:15:56 |
学生 ラッセル [優しい微笑みが何故そんな憂いを帯びていたのか、 幼心にただ少しだけ心配になって不安になって、 子供の考え及ぶ範疇の不安等よりもずっと酷かった。] | |
2006/09/20 23:28:35 |
学生 ラッセル [私は、何を望んだ?] | |
2006/09/20 23:34:48 |
学生 ラッセル [諦めた様な溜息は重く重く、 其の身を焦がす熱は尚も祓われず、 ゆるりと首を振れば手の中の蛾を見つめ、 潤んだ切れ長の眸を眇めて、 華奢な両腕を伸ばしそうっとテーブルへ放す。] | |
2006/09/20 23:37:28 |
学生 ラッセル [愚かな…] | |
2006/09/20 23:42:16 |
学生 ラッセル [蒼白の薄い唇は音も無く心の声を呟く。] | |
2006/09/20 23:52:30 |
踊り子 キャロル [ラッセルの部屋を出てから、何となく自分の部屋には気が向かずに辺りをさまよって。 人と人が殺しあったり、あいつは狂っているんじゃないかと疑いあったり、いつ殺されるかとビクビクして隠れている使用人達の様子を見ては僅かに眉を寄せて。] 仮に今生きてたところで、 ここからいつまで生きれたかわかったもんじゃないわね。 [独り言を呟けば、一瞬ためらって、自分の部屋の扉へと歩む。すり抜けられるのだから扉から入る必要もないのだが、生前の癖か扉からそっと中に入る。] | |
2006/09/20 23:52:49 |
学生 ラッセル [薄い唇が更に何か呟きそうになれば、 ただ噛み締めて俯き、 膝の上の手を握り締める。 唇も手も益々白く、白く――] | |
2006/09/21 00:02:51 |
踊り子 キャロル [絨毯の上に横たえられたままの遺体。 遺体の傍に添えられたナイフと銃が使われることはなかった。 どこか安堵したかのように息を吐けば、しゃがみこんで。] ……死んだくせに、幸せそうね、貴女。 [別段笑っていたわけではないけれど、死という安息を得たためか、冷たくなった彼女はどこか満足そうな顔にも見えて。] | |
2006/09/21 00:06:31 |
踊り子 キャロル [それから視線を、2つの手首が持つ白薔薇と赤薔薇、 胸に咲く黒薔薇にうつし、手を黒い薔薇にそっと近づける。 どうせ触れやしないのに、触れそうな位置になるとビクリと手を止めて。その薔薇が、何故だかとても恐ろしく見えた。] ――部屋は荒廃してるのに、何故この薔薇たちは枯れないの? [自分の遺体もまた、時が止まっているかのように綺麗なままで。] | |
2006/09/21 00:13:37 |
書生 ハーヴェイ [鼓動は脈を打つ] | |
2006/09/21 00:14:45 |
書生 ハーヴェイ 嗚呼。 ――その言葉は… | |
2006/09/21 00:15:07 |
書生 ハーヴェイ それより先は。 ――聞きたくない。 | |
2006/09/21 00:17:02 |
踊り子 キャロル [すくっと立ち上がれば、ベッドの上に寝転がるように仰向けに乗り、荒廃していく部屋の天井を見つめる。 お養父様はどうしているかしら。 お実母様はどうしているかしら。 お実父様には会いたくない。 お養母様には会えやしない。 彼女が館に来てから初めて、そんなことを考えた。 檻の中――詫びたい人に詫びることも出来ない。 何より、一番詫びたい人は、まだ生きている。 その人が死なねば会う可能性すら皆無に等しく。 けれど、生きててくれたらそれでいいとも思って。] | |
2006/09/21 00:24:37 |
学生 ラッセル [きゅうと目をつむり何かを堪える様に震え。] | |
2006/09/21 00:28:06 |
学生 ラッセル [聖母は、娼婦は――] | |
2006/09/21 00:32:02 |
書生 ハーヴェイ [言葉はただ埋め尽くされて。 哀しい、悲しいと。 ただ、それだけ。 ――それでも痛む心が嬉しいと。笑みが零れる] | |
2006/09/21 00:33:34 |
学生 ラッセル ごめんなさい… [大聖堂を出る時に溢した言葉が溢れた。] | |
2006/09/21 00:35:32 |
踊り子 キャロル [こうして自分の部屋にいると、他の部屋よりもいやに瘴気の存在が感じられ、鬱陶しそうに身を起こす。 そうして、また扉からふっと外へ出れば、虚ろな瞳で佇んで。] これも悪魔の仕業だというのなら、 感謝を通り越して余計なお世話だわ。 [忘れようとしたはずなのに、今まで忘れていたのに、 父に刃を向けた時の感覚が如実に思い出され、息を吐く。 殺さなければよかった、と思っているはずなのに、 呼び起こされる感覚は、あの日に抱いた安堵と恍惚。] ――彼の言う通り、私は私だから罪を犯したのかもしれない。 [後ろ手にノブに手をかければ、瘴気にのまれまいと瞳をキッと強く上げ、目に見ることの出来ぬ薔薇の香気を睨みつけた。] | |
2006/09/21 00:38:43 |
学生 ラッセル [置いてきた筈の其れ等が纏わりつけば、 無防備になった其の心も瘴気は容赦なく蝕むか。] | |
2006/09/21 00:47:19 |
書生 ハーヴェイ [くつりくつりと漏れる笑いは、泣き方を忘れたからだろうか] | |
2006/09/21 00:48:28 |
学生 ラッセル [拒む様にゆるゆると首を振って、 猫足のソファに身を沈め項垂れて――] | |
2006/09/21 00:50:09 |
踊り子 キャロル [さりとて、睨みつける目も、対象が見えなければ持続させることは難しく。隣の部屋に目線をやれば、大丈夫かな、などまた心配して。] 死んでる相手を心配するというのは、なかなか不思議なことね…… [自室の扉前に座り込み、廊下を行きかう人をぼんやりと目で追う。死にませんように、死ねばいいのに、思考は徐々に危うく。] | |
2006/09/21 00:53:40 |
踊り子 キャロル [ふと、自分のワンピースにまた赤い斑点がうっすらと出来ていくのを見て、首を振り。きつく目を閉じて、また目を開けば真っ白な姿に戻って。] おかあさま…… [小さく紡がれた言葉は瘴気の海に掻き消えた。] | |
2006/09/21 00:54:37 |
見習いメイド ネリー 此処に存在している事が既に禁忌でしょうか。 私の身体は荊で満ちています。 ―――時移様。 二人異形へと変わるならば。 どうか貴方と共にあれとそう望む事をお許しください。 私は此処に。貴方も此処に。 一人では余りにも寂しいのだから。 | |
2006/09/21 00:55:12 |
流れ者 ギルバート 例え 例え傍にいられなくても この願いが叶わなくても 俺は…俺はお前のことを── | |
2006/09/21 00:57:24 |
学生 ラッセル [貴女は、何を望む?] | |
2006/09/21 00:57:58 |
冒険家 ナサニエル [頭の端に――声が聞える] …茨姫――― | |
2006/09/21 00:59:43 |