人狼審問

- The Neighbour Wolves -

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(1879)【 EROTIC&HERETIC 】 : 3日目 (1)
書生 ハーヴェイは流れ者 ギルバートに投票しました
見習いメイド ネリーは学生 ラッセルに投票しました
酒場の看板娘 ローズマリーは流れ者 ギルバートに投票しました
踊り子 キャロルは酒場の看板娘 ローズマリーに投票しました
未亡人 オードリーは美術商 ヒューバートに投票しました
学生 ラッセルは冒険家 ナサニエルに投票しました
学生 メイは学生 ラッセルに投票しました
お嬢様 ヘンリエッタは未亡人 オードリーに投票しました
流れ者 ギルバートはお嬢様 ヘンリエッタに投票しました
冒険家 ナサニエルは学生 ラッセルに投票しました
美術商 ヒューバートはお嬢様 ヘンリエッタに投票しました
村人は集会場に集まり誰を処刑すべきか話し合った……

書生 ハーヴェイ は、流れ者 ギルバートに投票した
見習いメイド ネリー は、学生 ラッセルに投票した
酒場の看板娘 ローズマリー は、流れ者 ギルバートに投票した
踊り子 キャロル は、酒場の看板娘 ローズマリーに投票した
未亡人 オードリー は、美術商 ヒューバートに投票した
学生 ラッセル は、冒険家 ナサニエルに投票した
学生 メイ は、学生 ラッセルに投票した
お嬢様 ヘンリエッタ は、未亡人 オードリーに投票した
流れ者 ギルバート は、お嬢様 ヘンリエッタに投票した
冒険家 ナサニエル は、学生 ラッセルに投票した
美術商 ヒューバート は、お嬢様 ヘンリエッタに投票した

学生 ラッセル は、村人の手により処刑された……
学生 ラッセルは人間だったようだ。
学生 メイは、踊り子 キャロルに襲いかかった!
流れ者 ギルバートは冒険家 ナサニエルを護衛している……
しかし、その日冒険家 ナサニエルが襲われることはなかった。
次の日の朝、踊り子 キャロルが無惨な姿で発見された。
現在の生存者は、書生 ハーヴェイ、見習いメイド ネリー、酒場の看板娘 ローズマリー、未亡人 オードリー、学生 メイ、お嬢様 ヘンリエッタ、流れ者 ギルバート、冒険家 ナサニエル、美術商 ヒューバート、の9名。
書生 ハーヴェイ
ええ。我が身は可愛いものですから。

[紅い瞳に居抜かれるような錯覚を覚える。
それをやり過ごすかのように黒い双眸を細めれば、
床に描かれた方陣の周りをゆったりと歩く]

還る……ですか。

なるほど、なるほど。
ここならばそれもまた可能でしょうね。

[ふむ、と顎に手を当てて]

私はさしてそれ自体に興味はありませんから、貴女のお好きな様に。
――私は私の望むままに。
(*0)2006/09/19 01:03:31
美術商 ヒューバート
エエエー
なんでラッセル死亡wwwwwwww

しゃべる人死んだら面白くないべ
2006/09/19 01:03:32
美術商 ヒューバートはメモを貼った。
2006/09/19 01:06:45
学生 メイ
……そう。還る。

[方陣の上にしゃがみ、手を触れる。]

血が必要だね。
沢山の血が。

[ゆらりと立ち上がると血のように紅い瞳はゆらりと上を向き]

僕は僕の。
貴方は貴方の。
そのために。

――さぁ、狂宴に贄を捧げようか。
(*1)2006/09/19 01:06:46
書生 ハーヴェイ
そう、紅き血で染め上げる。
それだけは同じままに。

集う高貴な血は贄と成る事でしょう。

[顎に当てていた手は口元を隠し]

今宵の獲物は貴女のものですか?

[手の下で形作るは歪んだ微笑]
(*2)2006/09/19 01:11:38
酒場の看板娘 ローズマリーはメモを貼った。
2006/09/19 01:14:07
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/19 01:16:04
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/19 01:17:28
美術商 ヒューバートはメモを貼った。
2006/09/19 01:18:58
酒場の看板娘 ローズマリーはメモを貼った。
2006/09/19 01:21:59
美術商 ヒューバート
ちなみに
投票先エッタは、発言数低い中からその場に居ない人を選んでみましたwww
2006/09/19 01:24:17
酒場の看板娘 ローズマリーが「時間を進める」を選択しました
酒場の看板娘 ローズマリー
[エントランスに向かいながらメイドや執事達のことを思い出して、
比較的正気を保ってそうな人物を思い浮かべて]

まずはナサニエル様かネリー様にお話をして…、
昨日の様子ではネリー様よりは…、ナサニエル様ですね…。

[一人呟きながら歩を*進めている*]
(0)2006/09/19 01:24:44
学生 メイ
そうみたいだね?

[くすりと笑んでナイフで自分の手首を。
滲み出た血は床に落ちる前に茨へと変化し。
茨は複雑に絡みあい、金髪の女を模した人形へと変化する。]

――捧げよ。

[くすりと哂う少女は人形の心臓へと深く深く。
ナイフを沈めていく。
沈めたそこから、まるで生きているかのように紅いものが、流れ出す。]

……今頃彼女は部屋でどうしているだろうね?

[答えのわかりきった問いを、笑む唇に乗せ]
(*3)2006/09/19 01:26:28
美術商 ヒューバートはメモを貼った。
2006/09/19 01:27:25
冒険家 ナサニエル
[不意に、
 なんの前触れも無く

 ――エントランスに乾いた音が響いた――

 床を拭いていたメイドは
 もう床を拭いていない

 必死に拭いていた床をただ赤い海で汚している]

…此れはまた、怒られますね。
向うでも、頑張って下さい。

[ただ其れだけを呟いて
 手の中にあるのは薔薇模様のあしらわれた銃]

…さて、残りは4発ですか。
(1)2006/09/19 01:35:38
書生 ハーヴェイ
[茨が形作る女性の心臓へナイフが沈まるのを静かに見届けて。
毀れる紅いものが滴った陣は、生き物の様に蠢き赤を飲み込んでゆく。
その様を横目で見遣り]

…随分と淡白ですね。

[物足りない。とでもいいたげに片眉を上げて]

さあ、逝く先は天国か煉獄か。

[どちらかなのは分かりきっていたけれども]
(*4)2006/09/19 01:36:24
学生 ラッセル
[銃声に使用人は身を竦ませ背中辺りを掴む。
視線の先の捜し求めていた人物を見据え切れ長の双眸を眇める。]

御機嫌よう、ナサニエルさん。

[エントランスに響く声は静かで。]
2006/09/19 01:37:31
冒険家 ナサニエル
[静かな声が響く、
 振り返れば其処には客人の一人]

ああ、此れはラッセル様。
お見苦しい所をお見せいたしまして。

[隠す素振りも無く一礼をする]
2006/09/19 01:39:09
学生 メイ
僕は死体をぐちゃぐちゃにする趣味はないんだ。
解体したいんなら、部屋に行けばまだ暖かい彼女が出迎えてくれるんじゃない?

[哂って。
ぱちりと指を鳴らせば人形は茨へと。
そして茨は灰のように消えて。]

あんまり血の匂いをさせるとお父様にばれてしまうしね。
可愛いマリエールが血塗れではお父様に怒られてしまう。
(*5)2006/09/19 01:43:45
学生 ラッセル
[嫌悪を露わにした表情。]

貴方が其の様だからこの者も私に刃を向けたりするのです。
…お話がありますので部屋までいらして頂けますか?
2006/09/19 01:48:06
書生 ハーヴェイ
捧げてしまった贄に手をつけるほど無粋ではありあませんよ。
しかしそうですね……少し戯れておきましょう。

[消え去る茨に肩を竦めて]

いっそこの茨もそうして消え去ってくれるとありがたいのですがね。
血の匂い…ですか。
ええ、では私も貴女と会うときは血塗れでないように気をつけておきましょう。
レディ。

[胸元へと手を添えてくすりと笑む。
もう一度部屋を見渡せば、屋敷中の部屋につながる扉へと歩き出す]

――それでは良い夜を。

[振り向き、一礼をすれば扉の外へと姿を消した]
(*6)2006/09/19 01:52:56
冒険家 ナサニエル
[その表情は気にもせず、
 ただ穏やかな色を浮かべて首を傾げ]

…刃を?
其の者がラッセル様に失礼を行いましたか?

それは、申し訳在りません。

[言うと、
 使用人に静かに銃口を向けようと]

少しだけ避けてもらえると、嬉しいのですが。
お部屋へは、終われば直ぐに。
ラッセル様のご希望を断るはずが御座いません。
2006/09/19 01:53:46
お嬢様 ヘンリエッタはメモを貼った。
2006/09/19 01:54:16
学生 ラッセル
「ひっ!」

[脅えた使用人が背後で身を縮めるのに、
ただ静かにナサニエルを見据え桃色の薄い唇を開く。]

現状を見るだに私に銃口を向ける無礼は貴方の所業。
彼女には今後の私の身の回りの世話を頼んでおります。
混乱の中で中々に使用人をつかまえるのも手間ですからね。

[背後の手より小刻みに震えるのを感じ取り息を吐く。]

無駄な殺生をされるよりは早急にお話を。
2006/09/19 01:58:08
学生 メイ
この茨は僕が作り出したものだけど。
他のは僕の力じゃないからね。

[紅い瞳をハーヴェイに向けて]

……貴方も、よい夜を。

[微笑む。
小さな姿もやがて部屋へと*戻るだろう。*]
(*7)2006/09/19 01:59:37
冒険家 ナサニエル
確かに、此の現状ではそうで御座いますね。
申し訳ありません。

[そう微笑んで礼をすれば銃を懐へと収め、
 ラッセルの言葉に頷いた]

畏まりました。
其れではお部屋に伺わせて頂きます。

其れほどまでに早急なお話と言うのも、
気になりますので。

[そう言えば、
 ラッセル達と共にエントランスを出て
 向かう先はその客室]
2006/09/19 02:02:22
冒険家 ナサニエルは、*エントランスを後にした*
2006/09/19 02:05:02
踊り子 キャロル
[バトラーの様子を見に行ったヒューバートを見送り、
銃声に反応し、エントランスへ向かうラッセルを追うこともなく、部屋に戻り鍵をかける。ベッドに放り出されたままの銃とナイフを眺めながら、寂しげな瞳でため息を。]

――――マールブランシェの名を捨てた時から。
父をこの手で殺した時から。
逃げることなんて出来ない運命なのよ、キャロル。
ラピリエールの名をもらっても、結局私は……

[武器に施された薔薇模様を眺め、先日の赤い薔薇を思い出す。]

私は、神の血ではなく、人の返り血で汚れてしまった
赤い薔薇……
2006/09/19 02:05:43
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/09/19 02:09:37
学生 ラッセル
[部屋に戻れば扉の前で使用人に向き直る。]

大事な話ですので、少し外していて下さい。
…もし何かあったらお逃げなさい。

良いですね?

[不安気に頷く使用人の顔の前で十字を切り、
浮かべる物憂げな笑みは微かに優しく映るか。
こそりと何かを囁いて背中を押してやる。
扉を閉めれば執事に向き直りゆったりと歩み寄る。]

先ずは現状について把握している限りの報告をお願いできますか?
2006/09/19 02:14:29
踊り子 キャロル
[そのまま目を伏せて、ナイフと銃を抱きしめるように立ち尽くす。
――ふと左胸に生暖かいものを感じて、その色に目を見開く。]

赤……赤い……これは、薔薇……?
これが、私の……罪の行方……

[次いで襲う激しい痛み。それもつかの間、そのまま床にうつぶせに倒れれば、響く乾いた金属音。
――すでに彼女は事切れていた。
深海のように深く透き通ったブルーの瞳を見開いたまま、掴みえぬ薔薇へと手を伸ばしたまま。

左胸に咲く薔薇は、空気に触れて徐々に黒い薔薇へと――]
2006/09/19 02:14:43
冒険家 ナサニエル
[使用人とのやり取りを静かに眺め
 歩み寄られれば一礼をする]

現状について、ですか。
昨日お話した事も含まれておりますけれど。

まずアーヴァイン様の事については不明ですが、
アーヴァイン様の私室は、荒廃が進んでおりました。
そして薔薇園も同様。荊で覆われていて空も見えません。
このようになった理由は依然不明ですが、
何か関係あるものだと思われます。

そして使用人達の混乱ですね。
狂気に取り込まれたものが、矢張り大勢。
何時誰に刃を向けるか解らない者達です。

先程の使用人も、同じ事ですが。

館は今非常に危険な状況になっております。
矢張り皆様には部屋に居て貰うのが一番かと。
2006/09/19 02:38:37
学生 ラッセル
そうですか。

[長い睫が瞬き一拍の間を置く。]

一つ、情報を差し上げましょう。
現状は闇の力が働いて居ます。
誰の仕業かはまだ判りませんけれど。

…人は悪魔等と彼等を呼称する様です。
恐らくは其の者達を駆逐すれば或いは状況は回復するやも知れません。
2006/09/19 02:42:00
冒険家 ナサニエル
[その言葉に一度瞬く]

闇の力――、ですか?
それは、……また。

[様子を伺うような、穏やかな瞳
 片眼鏡を正すように主人から贈られた其れに手を添える]

どうしてそのような事を、お知りで?
2006/09/19 02:48:44
学生 ラッセル
[一歩、しなやかに歩み寄れば其の身は寄り添うように、
執事の頬に手を添えて浮かぶ笑みは妖婦の其れか。]

私にはもう一つの名があります。
以降は其の名で呼んでください。
――真紅、と。

[復唱を促すように小首を傾げ、
緑の双眸が穏やかな眸を覗く。]
2006/09/19 02:53:15
冒険家 ナサニエル
[頬に手を添えられ
 小さく首を傾げながらただ見詰めて]

――真紅、様、でいらっしゃいますか?
畏まりました。

[そう名を呼んで、
 ただ穏やかな色で緑を包み込むように]
2006/09/19 03:02:29
学生 ラッセル
[覗き込まれた眸を眇めればひらりと紅く煌くか。]

…気が変わりました。
矢張りラッセルと。

[身を離しテーブルの白い薔薇を手に取り、
執事を見据える視線は絶対零度。]

先ほどの質問にお答えしましょうか。
私は闇を祓う力を持つ者。

闇の力をお持ちの貴方に再度お聞きしましょう。
現在の状況を。

[桃色の薄い唇に其の花弁を寄せ一枚を食み、
空いた手で穢れ無き純白の花弁を摘み首を傾げた。]
2006/09/19 03:06:57
冒険家 ナサニエル
畏まりました、ラッセル様。

[小さく首を傾げ、
 意味は解らぬままに頷く

 白薔薇とラッセルを見据え、
 絶対零度の視線にも怯む事ない穏やかさで]

成程。闇を祓う力…ですか。
其れは素晴らしい事ですね。

貴方が居て下されば、
此の様な事は直ぐに解決が可能でしょうし。

[否定はしないまま、
 ゆるやかに目を細め微笑んだ]

先程と昨日、申しましたとおりで御座います。
解っている事以外の事は、私も知りません。
2006/09/19 03:14:45
学生 ラッセル
[純白の花弁を紅い花弁に添えて、
白い薔薇をテーブルに戻す。
テーブルに顔を向けたまま視線だけ執事を見据え、
其の言葉に形の良い眉を寄せる。]

ご自身の狂気にお気づきでは無いのですか?
他者は、弱者は、護りこそすれ傷つけるものではありません。

[しなやかな獣を思わせる足取りでテーブルから離れ、
執事に背を向ければ猫足の椅子へと深々と腰掛ける。
肘掛に肘をついて身をもたせかけ、
執事を見つめる視線にはもう怒りも侮蔑も無く、
ただ物憂げな碧の双眸が静かな光を放つ。]

亡くなられた方の事を悪く言うつもりはありませんが、私の見立てでは恐らくアーヴァイン氏も闇の力をお持ちだったのではないかと考えて居ます。
貴方が現状の打開策を本当にご存知無いなら、貴方を含め何名かの闇の力の持ち主を払わなければ此処から出る事は叶いません。
2006/09/19 03:29:40
書生 ハーヴェイ
人の香がこれほどまでに芳しいとは知りませんでしたよ。

[地下室から続く各部屋への隠し通路を使い、
私は生贄に捧げられた女性の部屋へと足を踏み入れる]
(*8)2006/09/19 03:42:33
書生 ハーヴェイ
真紅の部屋で限界までやり過ごしていた甘い香への誘惑は
地下室の甘き瘴気にあてられたのだろうか、留まる事を知らず。
されど捧げられたその肢体に手をつける事は憚られて。
2006/09/19 03:42:54
書生 ハーヴェイ
[甘い甘い血の香りが漂うのはうつぶせに倒れた彼女の胸元の黒薔薇からか。

側へと歩み寄れば落ちた薔薇の刻印の銃とナイフに気付く。
彼女の白い手はそれらを掴かもうとしているように見えたから、
うつぶせのままの彼女の身体を仰向けに寝かせて、
その手にそれらをひとつずつ握らせると部屋を後にした]
(*9)2006/09/19 03:43:47
書生 ハーヴェイ
『願わくば――あかく染まりません事を』

[何故だろう。
真紅の声が耳に蘇り。
それでも、私は、抗い難いこの渇きに。

手に入れた世界に]
2006/09/19 03:45:59
書生 ハーヴェイ
[私は再び隠し扉に身を滑らせると、
通路から続くうち一つの扉を選んだ。
中で犇く人の気配に自然と口元は薄い笑みを形作る。

館に満ちる狂気から身を潜めるように
使用人達が扉に鍵をかけて身を寄せ合う客間の一つ。

私の身体は闇に溶け部屋へと滑り込む。
部屋の灯りはふっと消え去り]
(*10)2006/09/19 03:46:53
冒険家 ナサニエル
[白薔薇の行方を追った後に、
 ラッセルの表情に少しだけ目を細める]

私の狂気、ですか?さぁ。其れはどうでしょうか。
どちらだと思いますか?

[――くすり、と
 僅か笑い声が口元から零れたかもしれず
 相手の動きに視線を送りながら、
 其の物憂げな瞳にただ首を傾げる

 矢張り微笑みは浮かべたままで]

…悪く、ですか。
もし、私が打開策を知っていたとしたら如何致します?
2006/09/19 03:48:00
書生 ハーヴェイ
[暗闇、ざわめき、そして靴音。

――カツリ。
足音が背後で響けば一人消える。

――カツリ。
声をあげようとすればその首は折れて。

――カツリ。
積み上げられるは、赤き屍。

――カツリ。
恐怖におののくその目が映すのは。

――カツリ。
血に濡れ、狂気と歓喜に歪んだ笑み]
(*11)2006/09/19 03:49:38
書生 ハーヴェイ
嗚呼――
2006/09/19 03:49:50
書生 ハーヴェイ
[甘い香に酔いしれて。
手も、顔も、シャツも肌も
ただ、赤に染まらぬは黒い濡れ羽の髪と。
浴びた血の重みにたゆんだ服の黒。

赤く赤く赤く赤く赤く赤く赤く赤く赤く赤く
赤く赤く赤く赤く赤く赤く赤く赤く赤く赤く
あかくあかくあかくあかく

真紅へと――

やがてそれは空気に触れて黒く濁るのだろうか。
渇きは潤い、血に満ちた口内から鼻へ抜ける芳醇な香り]
(*12)2006/09/19 03:50:21
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/19 03:50:49
書生 ハーヴェイ
嗚呼、でもそれだけ。

血の甘さは上等な酒のように私の中にありありと届き、
毛穴の一つ一つから歓喜が粟立つ。

それでも。

望んだものは――?

今ここにあるものは、

こんなにも私に歓喜を与えてくれるというのに、
何処かが寒寒としたままで。

何も、変わらない。

赤く血を浴びても
血の通わない――つくりものめいた。
2006/09/19 03:51:44
学生 ラッセル
私の知っている狂気を孕んだ信者達は貴方と同じ笑みを浮かべて居ました。
彼等は自身の狂気に気付きながら気付かない。
そして人は、否、全ては、自己を完全に把握等仕切れません。

貴方がご自分の狂気をどう解釈されて居るのかは私の与り知らぬところです。

[物憂げな眼差しが揺れる前に長い睫が瞬く。]

人によっては闇の力と聴くだけで悪と決め付ける。
別段に私はそう言うつもりはありませんけれど。
ただの一般論です。

…此方へ。

[すらりと片手を挙げ執事を呼ぶ。]
2006/09/19 03:55:02
冒険家 ナサニエル
と言う事は、今までにも見た事がおありに?
ラッセル様も、大変で御座いますね。

[知らぬ所と言われれば頷いて
 闇の力の事を聞けば、穏やかに微笑む]

闇を祓う力がおありなのに、
闇が悪いとは思わないのですね。

[呼ばれれば、
 そっと傍へと近寄って首を傾げ]

何で御座いましょう?
2006/09/19 04:03:26
書生 ハーヴェイ
そうして、部屋に血と死の香が満ちるまで。
浴びた血が黒くくすむまで、

私は自分の染まった両手を見て――ただ、悲しい。と。
2006/09/19 04:07:28
書生 ハーヴェイ
[使用人たちの白い手首は赤く染まり。
それはまるで手折れた花のようだったから。

積み上げられた屍の山から2つの手首を、
部屋の隅に活けられた花瓶からは一対の白と赤い薔薇を。
それぞれ持ち去り、通路を用いてあの部屋へと戻る。

すでに乾きはじめた靴底の血は後を残すことは無く。
赤い絨毯の上、胸に黒い薔薇を咲かせて眠る金髪の女性。
腹部に置かれたその手には先ほど握らせたナイフと銃が静かな光沢を称えて。
私は白い手首に一つずつ白薔薇と赤薔薇を握らせて。
彼女の胸の上、黒薔薇の隣に飾る。

捧げられるは薔薇への祈りのつもりか――]
(*13)2006/09/19 04:09:19
学生 ラッセル
…教会は迷える子羊達の寄る辺ですから。
本当に辛いのは私では無く其処から抜け出せぬ者達です。

[続く言葉にゆるりと首を振る。]

宵闇は人に休息を与えます。
闇を恐れるのは其処に人が恐怖を創り出すからに他なりません。

…望んでこの力を得た訳でも闇を祓って来た訳でもありませんから。

[傍らで首を傾げる執事を見上げ十字を切る。]

神は居ませんが私はこれ以外の方法を知らない。
願わくば、貴方の心に安息を。

ご存知ならば現状を打開する方法をお聞きしたいのですけれど、教えてくださる気はありますか?
2006/09/19 04:10:26
書生 ハーヴェイ
[何故悲しいのかと――。
どこまでもどこまでも空虚な。

望んだものは手に入れたはずなのに何故……。
望んだものは、赤き血潮の流れる世界だったでしょうに]

どうして……。
2006/09/19 04:14:11
書生 ハーヴェイ
[そして私は*自室へ戻る*]
(*14)2006/09/19 04:15:15
冒険家 ナサニエル
抜け出せぬ者達…ですか。

望んで祓った訳ではない、と。
では望まれもせず祓われた者は一体何だったのでしょう。

私の心は常に安息と共に。
私の心は常にあの方と共に。

[目を伏せ囁いて、
 開けばまた穏やかに見据え]

打開する方法が、私の死を持ってだとすれば、
貴方は私に手をかけるのでしょうか。
2006/09/19 04:19:04
学生 ラッセル
…判りません。
私は此方に伺うまで闇の力を持つ者達と関わりは持ちませんでしたから。
誰一人顔も覚えてなければ名前も知りません。
ただ、祓ってきただけです。

[静かな声は淡々と事実を紡ぎ、
憂いを帯びた切れ長の双眸は何処か哀しそうでもある。]

貴方を祓っても恐らく現状の打開は見込めないでしょう。
他にも闇の力を持った方が居るからです。

消滅以外の手段をご存知無いのであれば、最終的には或いは。
けれど今はまだその時では無いと考えて居ます。
私はまだ此方の状況を把握し切れていない。
貴方がご存知無いのであれば独自に調べます。

ですから悪戯に人を傷つけるのは控えて頂きたいのです。
2006/09/19 04:32:35
冒険家 ナサニエル
そうですか。
その同胞達の事を思い胸が痛くなる自分は、
矢張り狂っていると貴方は思うのでしょうか。

[穏やかさの中に別の色が混じる
 懐からゆるやかな動作で薔薇模様のそれを取り出すと、
 ラッセルの方へと、ただ其の口を向けて]

私を祓えば解放へ一歩近づくのは本当の事で御座います。
けれど、例え貴方が望まれても簡単にさせるわけには参りません。

そして、其の手段を調べられるのは辞めて下さいませんでしょうか?
私以外にも、危害が及んでしまいますので。

――悪戯になどは、しておりません。

ただ、必要だと思って居るだけでございます。
2006/09/19 04:53:29
学生 ラッセル
いいえ、其れこそは正常なる心でしょう。
私は闇の眷属が何であるかを知らずに祓ってきました。

[銃口を向けられても気に留めた様子も無く、
憂いを帯びた眸はただ別の色を交えた双眸を見据える。]

其れは知っています。
全てを祓えば解放は可能でしょう。
けれど私は其れをしたくは無い。

[桃色の薄い唇からは小さく息が零れる。]

では矢張り最終的な予測も当たっていると考えた方が良いのでしょうね。
招かれた人々は贄であると、そう言う事でしょうか?
2006/09/19 04:58:30
冒険家 ナサニエル
[正常なると言われ、苦笑する
 思う所があるのか何とも言えない笑みで]

其れをせずに解放をする事は不可能で御座います。
闇の眷属が誰で、
幾人いらしているのかは、私には……解りません。

[何か、
 言葉を飲み込むように]

さあ、其処までは、教える義理は御座いません。
2006/09/19 05:21:47
学生 ラッセル
[ただ其の苦笑に物憂げに切れ長の眸を眇める。]

闇の眷属と同じく人も痛みを知る。
ただ、其れだけです。

[紡がれる言葉にゆっくりと長い睫が下ろされ瞑目。]

…そうですか。
お話を、ありがとうございました。

[目蓋を持ち上げれば執事に向けられた憂いを帯びた笑みは、
恐らくは聖母の持つ慈愛に等しいのか穏やかに微かに儚げで。]
2006/09/19 05:31:01
冒険家 ナサニエル
―某客室―
[猫足の椅子に腰掛ける相手を、
 ただ穏やかな色を籠めた瞳で見詰めながら]

…痛みなんて、
忘れていた方が良かったのかもしれません。

[瞑目する様子にも、
 掲げたままの銃口は揺るぐ事はなく其の胸元へ]

いいえ、
大したお話もお聞かせする事が出来ず、
実に申し訳在りませんでした。

[慈愛の微笑みを見詰めれば僅か首を傾げ
 何とも言えぬ苦笑を浮かべたまま、

    静かに引き金を引いた

 乾いた音の一つ目が辺りに響き渡る]
(2)2006/09/19 05:48:27
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/19 05:59:24
学生 ラッセル
其れを知っているからこそ全ては尊いのです。

[一度だけ、長い睫がゆっくりと瞬く。]

そんな顔をさせてしまった事、貴方を祓わない私の身勝手を、許して下さい。

[引き金を引かれる瞬間すらも執事の双眸を見つめたままに、
胸元へ感じる衝撃に肢体は僅かに跳ね柳眉を寄せて、
切れ長の眸を眇め震える手を伸ばし執事を呼ぶか。]

…生憎と…私の心臓は此方です。
其の弾が無くなったらもう…およしなさい…

[切れ切れに言葉を紡ぐ。]

囚われた仔。
ナサニエルさん…どうか、心安らかに…

[銃を持つ執事の手を取り右胸へと導き、
ナサニエルの顔の前で十字を切り長い睫を下ろした。]
2006/09/19 06:05:43
冒険家 ナサニエル
[ゆるりと、首を振って]

許すも何も御座いません。
私は、其の様な事は望んでおりませんので。

[其の言葉を言う表情が、
 どんなものだったかなどは言われた本人しか解らないだろう]

此れを撃ったとしても、未だ弾は、無くなりません。
態々教えて下さって、有難う御座いました。

[そして其の睫が降ろされるのを見れば
  ―――もう一度引き金を引く

 二つ目の乾いた音も辺りに響き渡った]
(3)2006/09/19 06:22:53
学生 ラッセル
[霞みかかった視界に泣き出しそうなナサニエルの表情、
桃色の薄い唇からは嗚呼、と息が零れるか。]

ええ…だから…
…其れが尽きたらもう…還ってらして下さい。

…其の心に安息を…

[目蓋をおろし最後まで同じ言葉を繰り返し、
其の面には薄っすらと微笑みすら浮かべて、
己が心臓が壊れるのに肢体は跳ね、
猫脚のソファに身を沈めたまままるで眠るように――]
2006/09/19 06:31:44
学生 ラッセル
[意識を手放す寸前で脳裏を過ぎる人。

折角約束をしたのに。
まだお話したい事が沢山あったのに。

少しだけ残念だけど仕方ない。
願わくば――

桃色の薄い唇が微かに其の名を紡ぐも*音も無く*]
2006/09/19 06:35:51
冒険家 ナサニエル
[猫脚のソファで、
 眠るように息絶える其の様を眺め
 一度だけ頬を撫でるのは、
 もう動く事はない確認の為か]

私が還る場所は、ただ一つです。
其れでは、失礼致しました。

[小さく呟くと銃をしまい、一礼をし
 其の部屋を後にする

 其の部屋の持ち主の魂が煉獄へ囚われた瞬間、
 部屋の時計がぐるぐると早回しになってゆく
 回る時計に呼応するように部屋の荒廃は進む
 無機質な物達を犠牲にしながら

 胸元から銀の懐中時計を取り出せば
 其れをそっと撫でる
 そしてゆっくりと*歩いてゆく*]
(4)2006/09/19 07:05:30
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/19 07:08:27
学生 ラッセル
[遠く響く銃声にキッチンの隅で膝を抱えて震えて居たけれど、
静まり返った屋敷内にいてもたっても居られず其の人の部屋へと戻れば、
ノックに返事も無く恐る恐る扉を開けて、
ソファに身を沈める其の人を見てほっと胸を撫で下ろして歩み寄ろうとして、
室内の様子に、立ち込める血の香りに、眸を見開き其の人の亡骸を前に立ち尽くす。

眠る様にやすらかに微笑みすら湛えたままに、
けれど其の人の胸元には二輪の大輪の紅い紅い――

身じろぐ事も呼吸すらも忘れて其の人の最後に聴いた言葉がぐるぐると頭を巡る。]

「若し私の身に何かあったら、ハーヴェイさんと言う客人を尋ね『真紅よりの約束を受け継いだ』と告げなさい。」

[耳元で囁かれそうっと背中を押してくれたのは少し前で、
けれど目の前で猫足の椅子に身を沈める其の人は眠る様に死んでいて、
どうすれば良いのかも判らなくてただ其の人に言われた通りに、
ふらふらと部屋を出てハーヴェイと言う客人の部屋をノックした。]
2006/09/19 07:08:49
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/19 07:08:53
学生 ラッセル
[ゆらゆら]

[ゆらゆら]

[ゆらゆら]
2006/09/19 07:10:28
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/19 07:12:54
学生 ラッセル
[長い睫が小刻みに振るえ持ち上がる。]

此処は…

[草臥れた猫足の椅子に座ったままに、
周囲の変貌した様子に首を傾げて、
ゆっくりと瞬き記憶を手繰り寄せる。]

…嗚呼。

[桃色の薄い唇から零れる諦めの滲む溜息。]

父なる神を一度も慕わなかった仔には丁度良いかも知れませんね。
2006/09/19 07:15:09
冒険家 ナサニエル
残るは、2発―――
2006/09/19 07:21:21
学生 ラッセル
[泣き出しそうな最後の表情を想い出し瞑目。]

…大丈夫かしら。

[ひらり、ひらり。
気配に長い睫を持ち上げれば、
紅い、白い、薔薇の花弁を降らせながら、
傍らに舞い降りる蛾を見止め切れ長の双眸を眇め、
すぃと手を差し伸べれば其の蛾は掌に落ち着く。]

お前が息絶えた時はまだ封印は施されて居なかったのに。
わざわざ来るなんて随分と物好きな子。
2006/09/19 07:25:51
学生 ラッセル
[すらりと身を起こせば其の肉体から魂は抜け落ち、
胸元に咲いた大輪の紅い紅い傷も無くて、
其の掌でゆるゆると羽を動かし休む蛾に首を傾げ、
すぃと手を持ち上げればまた蛾は飛び立ち、
くるくると頭上を飛び回るのに、
ひらり、はらり、紅い、白い、花弁が舞う。]

一緒に此処に居るの?

[そう、と囁く声は微かに優しく響くか。
飛び回り花弁を降らす蛾に十字を切れば、
闇の眷属の創り出した煉獄にも関わらず軌跡が残るは、
其れでも矢張り神の加護を受けた者故なのか。]
2006/09/19 07:55:51
学生 ラッセル
[振り返り自身の亡骸を見つめ切れ長の眸を眇め、
矢張り静かに十字を切って浮かぶは苦笑か。]

自分に十字を切れるとは思いませんでした。

[柔らかな十字の光は暫くすればふわりと溶ける。]
2006/09/19 08:00:46
美術商 ヒューバート
ヒューバート設定めも
キャラ設定考えるのものすごく苦手だけどばんがってふりしぼった!(それでこれか

・ヒューバート・E・ウォルター(伯爵/45歳)
サマーセットの領主。アーヴァインとは縁故があり、知人である。サマーセット伯として領地を治めるが、現在は子爵となった長男に実務を任せ、社交界に顔を出しながらも気ままな日々を送っている。
養子のメイを常に手元に置き、実子以上の扱いをしている。

・妻は2歳年下。子供は23歳の長男を先頭に男が3人。一番上に娘がいたが、約15年前に10歳で病死。
表向きは温厚な父親として一家を支えていたが、溺愛していた娘を失った心の穴を埋めるため、いつしか密かに娘の代わりの人形を可愛がるようになる。
彼の人形に対する妄執は書斎の奥の隠し部屋でのみ表面化し、日常生活に支障がなかったため、家人はそれを知らない。
2006/09/19 17:30:47
美術商 ヒューバート
・メイ
人形に惹かれていくうちに、彼はいつしか「究極の人形」を求めるようになり、究極の人形とはすなわち魂のない人間であるという結論に辿り着く。(やや倒錯しかかっているため、本人は本末転倒していることに気がついていない)
そして数年前、人身売買の行われる闇オークションで、双子の女児を見つける。
何かをきっかけにして抜け殻のようになってしまい、何の反応も示さない双子。これこそが、自身の求めるものだと思い、屋敷へ連れ帰る。心のない双子に、マリエール(メイ)とカトリーヌ(ケイト)と名づけ、甲斐甲斐しく世話をする。
そしてある日。
メイに自我が宿り、その結果。ケイトは自我に目覚めた自分の片割れによって命を奪われた。

そしてヒューバートは、もう抜け殻でなくなったメイを養子とし、正式に子として家族に加えた。
しかし、彼のメイに対する執着は人一倍強く、常に目の届きところにおいておきたいと考えている。

とか考えてみた。
やや破綻してる気もするけど。
どれだけ出せるかな〜すぐ死にそうだしなあw
2006/09/19 17:32:15
書生 ハーヴェイ
[血に染まった服はシャワールームに脱ぎ捨てて、
血に濡れた身体は熱いシャワーで洗い流す。

乾きかけた血は再び赤みを取り戻し、
けれども排水溝へと流されていく。

シャワーを浴び終えれば、
新しいシャツを新しい三つ揃えの服と
新しいタイと新しい靴を取り出した。
使いものにならなくなった服はどこに置いておこうか]

……血を浴びすぎるのも考え物ですね。

[髪が乾くまでの間、暫く椅子にもたれていたが、
思い立ち椅子から腰を上げた]
2006/09/19 17:57:59
書生 ハーヴェイ
[部屋の扉を開き廊下へ出かけて使用人とぶつかる]

っ……失礼。

[胸元に収まる使用人を離そうと手をかけるも、
彼女はシャツを掴んで離さない。
微かに怯えたような、それでもすがるような目をこちらに向けた彼女は
掠れる声で呟く]

「どうか…」

[あの方が、と言葉に詰まる様子に首を傾げれば、
使用人にシャツを引かれるままに部屋を出て廊下を歩く]
(5)2006/09/19 17:59:30
書生 ハーヴェイ
[その部屋の扉は朽ちていた。
ノブに手をかけると鍵はかかっていない。

踏み入った部屋の中、朽ちたものに囲まれて、
唯一朽ちていないのは、その部屋の主]

――真紅?

[ソファーに眠る真紅の胸には、
真っ赤な薔薇のような2つの血だまり。

取った手は冷たく冷たく。
その手をそっと元の位置に戻すと、ソファーの端に腰を下ろした]
(6)2006/09/19 18:08:26
書生 ハーヴェイ
[冷たい。
冷たい。

冷たい。

ほんの少し前にあんなに確かに感じたあたたかなぬくもりは
もう何処にも無い]
2006/09/19 18:10:40
学生 ラッセル
[部屋の扉が開く音に視線を移せば、
憔悴しきった様子の昨夜の使用人と――]

黒羊…

[脇を通り抜けて自身の亡骸に触れる様子を見守り、
ソファに腰をおろすのにゆったりと歩み寄る。]
2006/09/19 18:11:38
学生 ラッセル
私は此処に。

[自身の胸元に華奢な白い手を添え、
聴こえる訳も無いのに声をかけて、
浮かぶは矢張り憂いを帯びた微笑みか。]
2006/09/19 18:14:32
書生 ハーヴェイ
誰が――?

[勝手に殺したのだ、と私は呟く]
(*15)2006/09/19 18:15:35
酒場の看板娘 ローズマリーはメモを貼った。
2006/09/19 18:25:04
酒場の看板娘 ローズマリー
===========================

ここまで読んだ。
2006/09/19 18:26:02
書生 ハーヴェイ
[赤い髪を一度だけ撫でて、ソファーの肘掛に凭れる。
と、使用人がおそるおそる真紅の顔に手を触れかけて、その手を払う]

触るな。

[びくりと、使用人が己の手を抱くように身体を縮こまらせた]

……誰が、…何か見ましたか?

「ナサニエル様が…お部屋に…それで銃声が」

[その言葉に横目で使用人の様子をうかがい、それから頷いた]
(7)2006/09/19 18:27:40
書生 ハーヴェイ
ナサニエル――

あのバトラーか。

…逐一、煩わしいですね。
2006/09/19 18:31:58
書生 ハーヴェイ
[ひとつため息をついてから身を起す。
真紅の耳元で何か囁けばソファーから立ち上がりその部屋を後にした]
(8)2006/09/19 18:34:48
学生 ラッセル
[使用人の手を払う黒羊の様子に切れ長の眸を眇め、
脅えて縮こまりながら事情を説明する使用人へ視線を移して、
ゆるりと首を振り桃色の薄い唇から息が零れる。]

黒羊に伝えなさいと教えた言葉はそんなものでは無かったでしょう?

[黒羊に向き直りゆっくりと瞬く。]

約束を違える代わりに叶うなら其の者を宜しくお願いします。
2006/09/19 18:34:53
書生 ハーヴェイ
――また、いずれの夜に。

[囁いた]
2006/09/19 18:35:16
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/19 18:38:58
書生 ハーヴェイは、後をついてくる使用人に訝しげに*振り返り*
2006/09/19 18:39:56
学生 ラッセル
[囁かれる言葉に憂いを帯びた碧の双眸は揺れ、
部屋を出る黒羊と追い縋る様に後を着いて行く使用人を見送る。]

――其れは、望んでも良いのでしょうか?

[其の扉に向かい二度十字を切って瞑目。]

其の手が、其の刃が、其の身が、其の心が、あかく染まりません事を。
2006/09/19 18:46:21
書生 ハーヴェイ
――何か?

[部屋を出てもなおついてくる使用人を振り返った]

「真紅よりの約束をっ……受け継ぎましたと。
  そう、伝えなさいとあの方に…」

[使用人の返答に出てくるのはため息。
しばしこめかみの辺りに手を当てる]

なるほど、…約束ですか。困った人ですね。
わかりました。では、部屋へ。
(9)2006/09/19 20:21:13
書生 ハーヴェイ
[部屋に使用人を残せば、屋敷の中をふらりと歩く。
屋敷の所々につけられた血痕は狂気の跡か。

三つ揃えのスーツを身に纏えど、
下ろされた髪は目元を隠したまま。
ポケットに手を入れて歩く仕草は紳士には程遠いか。

ただ、狂気の香る廊下を颯爽と歩く。]
(10)2006/09/19 20:29:15
書生 ハーヴェイが「時間を進める」を選択しました
踊り子 キャロル
[ただよっていた。
身体は軽くて、ふわふわゆらゆらただよって。]

ココは―――?

[来ている服は赤い染みがたくさんの白いワンピース。
そして、目の前に横たわる"自分の姿"に息を呑む。]

眠ってる……いや、死んでいる?
嗚呼、私は一体いつまで"檻"の中にいればいいの……?

[自分に寄り添い、手を伸ばす――ふと、自分の手がやけに小さいことに気付いて自らを冷静に見直す。]
2006/09/19 21:03:22
踊り子 キャロル
[結い上げることの出来ないショートヘアー、
見慣れた世界よりも低い眺め。
血まみれのワンピース。

ああ、コレは。
彼女がまだ、今の名前を手にしてはいなかった頃。
そして、手にする要因となったあの日。

……自分の手を見つめながら震える、8歳の少女。]

ああ、いや、違う……
私は、キャロル……L……ラピリエール……
もう、マールブランシェじゃない……

[うずくまって、頭を抱え、呟いて。]
2006/09/19 21:12:24
学生 ラッセル
若し叶うならば――

[扉を見つめ立ち尽くしたまま呟く。

闇の眷属は肉体を失っても消滅とは別の道を持つと。
そんな御伽噺を聞いた事があったっけ。
けれど其の時に魂の私はどうなってるのかしら?

ぐるりと見回すは荒廃の進んだ室内。
先ほど黒羊が掛けていた辺りをなぞる――ふりだろうか。
そうっと其処へ腰をおろして肘掛に身を預け瞑目。
倣う様に花弁を降らせながら舞い飛んでいた蛾はテーブルに。]
2006/09/19 21:33:29
見習いメイド ネリー
[手には血痕。彩る色は赤から黒へとすっかり変色してしまっていて。
傷口は塞ぎかかっていたけれど、肉色は未だに癒えずにいた。

2階の客室へと続けば騒がしく、
使用人らがざわめきだしているのを訝しげな表情で見つめ。
歩調は確かめるようにゆるやかと近づくと怯え、何事かと騒ぎ立てる声が聞こえてくる。

「…客人が…」「部屋が荒れて…」と、
パズルのピースのような単語が飛び交う。
傍の、人だかりのある部屋を見て確認すると―――]

…キャロル、L…ラピリエール…様。

[表情が僅かに凍った。]
(11)2006/09/19 21:35:39
学生 メイ
[ざわざわと、客室の外は騒がしく。
主の姿はまだ部屋には戻らない。]

……マスター……

[不安気に揺れる蒼い目でナイフを見つめ。
ぎゅっと刃を抱く。
ドアの隙間からは、鉄錆びた香り。

外へ出ようか。
言いつけを守るべきか。

扉の前で佇む。]
(12)2006/09/19 22:01:01
学生 ラッセル
[トクン]

…?

[肢体と言うにはもう実態は無いけれど、
生前と変わらずに内側を駆け巡る其の感覚に、
肘掛に身を持たせたままゆっくりと長い睫を持ち上げ、
物憂げな碧の双眸が揺れる。]

…闇に侵蝕されているのかしら。
薔薇の香気と、生前より強く――禍々しき瘴気。

死して尚も闇に犯される、か。
生前は聖職者で死後は闇とは出来すぎですね。

[朽ち果て草臥れたクロスタイに華奢な腕を伸ばしそうっとなぞる。]

貴方と交わって堕ちてしまったのでしょうか?
父の手より私を解き放って下さったのなら感謝しませんとね。
2006/09/19 22:01:25
見習いメイド ネリー
[客人に手を出した使用人の所為だろうかと逡巡すると、
朽ちたドアノブを回すと部屋の中へと進入する。
鍵はさび付いていたためか、その役目は既に果たされてなかったけれど。

荒廃した部屋の、部屋の赤い絨毯に美しく横たわるのは―――ブロンド髪の女性。

胸には妖しく咲き誇る黒い薔薇。
まるで彼女から生まれ出たようにも見て取れて。
すぐさま駆け寄り失礼の無いようにひざまつけば手を取るも、
昨日見たしなやかな腕は白磁と例えて良いほど白く、そして冷たかった。

それに慄けば、傍らに置かれた二つの手首が示すは、
意味を持つかの固く握られたそれらが持つ、白薔薇と赤薔薇。

これほどまでに異様な光景に憤りすら憶えそうになるも同時に、
何処か美しいと思うような背徳感も感じて。]
(13)2006/09/19 22:02:46
書生 ハーヴェイ
[エントランスから続く階段を上がれば、
個室の前にふたつの人だかり。
使用人たちがざわめく隙間を縫ってキャロルの個室の前まで足を運んだ]

…これはこれは。
ごきげんよう。どうなさいましたか?

[そう使用人に尋ねる瞳は細められて]
(14)2006/09/19 22:03:53
学生 メイ
――中々いい趣味だね。
次の贄の時には僕も少し趣向を凝らしてみようか。

悪趣味だと言われそうだけれど。

[紅い瞳はここではない、違う部屋を写し。
哂う声はひそやかに、けれど甘やかに。]
(*16)2006/09/19 22:09:14
書生 ハーヴェイは、見習いメイド ネリーの側へと歩み寄り「……どうかしましたか?」とそっと声を掛けた
2006/09/19 22:12:30
書生 ハーヴェイ
――お褒めに預かり至極光栄。
アーヴァイン公の趣味にあやかってみました。

悪趣味ですか…?
いいえ、いいえ。とんでもない、楽しみにしていますよ。

[生贄となった女性を見下ろして。
私は薄い笑いを隠して囁く]
(*17)2006/09/19 22:15:33
見習いメイド ネリー
――ハーヴェイ様。

[表情は僅かに曇りがちで。
彼の瞳を見据え再びキャロルの方を向くと、ハーヴェイに向きなおす。
睫毛を伏せて緩く首を振れば冷たい彼女の手を取っていた手をそっと戻して。

もう片方の手に握られた銀のナイフと銃が白い腕に、
酷く不釣合いだと思えばするりとそれらを引き抜き赤い絨毯の上に置く。]

…キャロル、様が。
(15)2006/09/19 22:21:43
書生 ハーヴェイ
ええ。死んでいますね。

[手から外された銃とナイフを眺めてから僅かな間、
その後に続く言葉は淡々としていて]

…彼も、死んでいましたよ。
赤い髪の教会の彼も。ご存知でしたか?
(16)2006/09/19 22:26:38
書生 ハーヴェイ
そういえば真紅という名しか覚えてませんでしたね…。
2006/09/19 22:29:01
書生 ハーヴェイ
――レディ。
あのバトラーをお見かけには?
(*18)2006/09/19 22:29:29
見習いメイド ネリー
…いいえ。
そうですか、ラッセル様も。
―――残念です。とても。

[もう一度キャロルに視線を向けながらそう答えて。]
(17)2006/09/19 22:31:54
美術商 ヒューバート
―昨晩・自室―

[やや肩を落とした様子で部屋に戻ってくる]

メイ、戻ったよ。
心細い思いをさせたな…
しばらくバトラーを探したのだが、見つからなくてね。

彼なら何か知っているかと思ったが…

[この日は得るものがなかったようで、...はそのまま床についた。先刻会話を交わした相手の翌日の惨状を知る由もなく。]
(18)2006/09/19 22:33:56
学生 メイ
……見かけていないね。僕は。

彼に、用事?
(*19)2006/09/19 22:35:44
書生 ハーヴェイ
ええ、本当に。

……彼女たちをどうするおつもりでしょうか。
このままという分けにもいかないのでは?

[女性の側でひざまずいたままのネリーへと手を差し出して問う]
(19)2006/09/19 22:38:16
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/19 22:38:52
書生 ハーヴェイ
ええ、ほんの些細な用事ですよ。
主の元へ伝言を届けさせようと思いまして。
(*20)2006/09/19 22:40:32
美術商 ヒューバートはメモを貼った。
2006/09/19 22:40:57
学生 メイ
ふぅん?
館のどこかにはいるんじゃない?

ついでだから、贄にしちゃう?
メッセージカードでも持たせてあげたらどう?

季節外れのクリスマスカードでも。

[無邪気に問う声]
(*21)2006/09/19 22:43:19
学生 メイ
―自室―

[ソファに掛けながら、主を見つめる。
特に収穫の無い様子で戻ってきたが、明らかに館の様子はおかしく]

……マスター、やっぱり何かあったのでは。
バトラーをお探しなら、僕も手伝おうか?
二人で探した方が早い。
(20)2006/09/19 22:46:02
学生 メイはメモを貼った。
2006/09/19 22:47:22
学生 メイが「時間を進める」を選択しました
書生 ハーヴェイ
ではもう少し探しておきましょう。

クリスマスですか…いいですね。
あの方は催し物が好きでしたから存外喜ぶかもしれません。

[くすくすと声は漏らさず瞳が嗤う]

プレゼントを運ぶ赤鼻のトナカイというには少し眉目秀麗な気もしますが。
(*22)2006/09/19 22:51:07
見習いメイド ネリー
[おずおずと手を伸ばすも、少し躊躇って触れるか触れないかの所で手が止まる。]

…解っております。
どうにかしたいとは思っておりますが…。

悲しい事に、狂いだした使用人も居ます故。
死者の冒涜を仕出かす可能性も有りますし…。

すみません。どうにかしたいのに、どうしたらいいかも…
解らなくなってきました。
(21)2006/09/19 22:55:22
流れ者 ギルバート
[相変わらず天才的な迷子ぶりを発揮しながら
その姿は一人の人物を探して。
擦れ違ったりする使用人たちの様子に
微かに不安を覚えながら
道程は果てしなく。

その名を呼んだらその姿は見つかるだろうかと
微かにそんなくだらないことが頭を掠める]
(22)2006/09/19 22:58:52
書生 ハーヴェイ
……なるほど。
では扉に鍵でも掛けておくしかないでしょうね。

[中途半端なところで留められていた手を一瞥してから、
取れば指は傷口をなぞり白い手袋は赤く滲んだ]

もっとも朽ちた扉の鍵など、役に立つかどうかも怪しいですけれど。
…どう、したら。ですか。
まずは他の客人へも知らせてみては如何でしょうか。
何か知っている者がいるかもしれませんよ?
(23)2006/09/19 23:02:31
美術商 ヒューバート
―自室―

[気だるげな目覚めを迎えてから、どれだけ時が経ったか。いつもどおり身支度を整えて時間をやり過ごしてはいたが、尋常ならぬ館内のざわめきと、メイの促しに片眉を上げる]

…そうだな。
どうも、良からぬことが起きている気配だ。尋常ではない。

仕方がないな、様子を見に行くか…。
メイ、私の傍から離れてはいけないよ。
お前は、銃の使い方すら知らぬのだからね。
(24)2006/09/19 23:06:42
見習いメイド ネリー
…取り合えず此処は動ける者の手に一時を任せる事に致します。

[そう言うと心痛な表情を帯びて駆け寄る使用人の姿。
2階は出来るだけ人払いをするように…と耳打ちを。
もっとも、人払い出来るかどうかなんて解らないけれど。]

…知っている方ですか。
いいえ、私には心当たりは…。
ハーヴェイ様は、お心当たりがありますでしょうか。
(25)2006/09/19 23:12:18
学生 メイ
クリスマスといえば聖誕祭だからね……

そうだね、茨の冠でも被ってもらったらどう?
かのキリストがそうしていたように。

手足はベッドに磔に。

あはは、磔刑だね。

トナカイに仕立てるには、ちょっと可哀想だよ、彼は。
(*23)2006/09/19 23:15:09
書生 ハーヴェイ
”お心当たりがありますでしょうか。”

[私は彼女の言葉をなぞり、薄い薄い笑みが漏れる]
(*24)2006/09/19 23:16:27
書生 ハーヴェイ
お心当たりは――ありますよ。

私と、バトラーに。
2006/09/19 23:17:34
学生 メイ
銃……

[言われてから、テーブルの上を見る。
フットマンが運んだ2丁のうち1丁は未だ手付かず。]

……うん、上手く扱える自信ないから。
これはマスターに預けるよ。

[立ち上がり、アビの裾を翻すと]

……行こうか、マスター?
(26)2006/09/19 23:17:43
学生 ラッセル
[咽返る様な薔薇の香気と瘴気との空間は、
若しかしたら色付いてさえ居るのでは無いかと思えて、
呼吸等もう必要は無い筈なのに、
魂は否が応にも其れ等を吸収している様で、
徐々に蝕まれていく感覚に物憂げに身じろぐ。
桃色の薄い唇から零れる息は微かに熱を孕み、
長い睫をおろしたまま薄く笑みを浮かべれば、
若し魂の見える者が其処に居れば、
遺体と魂のシンメトリの対が朽ちた部屋で異様に映ったろうか。]
2006/09/19 23:18:20
美術商 ヒューバート
ああ。
お前にそんなものは持たせたくないのだがね。
私から離れてはいけないよ。

[そう告げると、銃の1丁を腰に、残りの1丁はサイドボードの抽出に為舞うと、メイを伴って部屋を出た]
(27)2006/09/19 23:21:11
書生 ハーヴェイ
[独り言のように呟いた言葉へは、失礼。と呟いて]

赤鼻よろしく鼻でもそいであげようと思っていましたが、それは残念。

キリストですか。
祈りを捧げる聖職者はもういませんけれども…
いいですね、祈るものすらない十字もまた一興。
(*25)2006/09/19 23:22:29
書生 ハーヴェイ
[ネリーの手を取り、キャロルの部屋を後にする]

いいえ、いいえ。私も何も。

[扉の外にいざないネリーの背中を見るその口元は薄く上がっていただろうか]
(28)2006/09/19 23:25:06
学生 メイ
あははは。いいね。それもいいね。
けれどどうせなら綺麗に飾り立ててあげたいじゃない……?

茨の冠。
手には聖痕。
唇にはメッセージ。

……「kill the messanger」かな。
(*26)2006/09/19 23:28:18
学生 メイ
解っている、マスター。

[銃は持てぬけれど、せめて、とナイフをそっとポケットにしのばせ。
主の後をついて歩く。]

……何か、随分と雰囲気が違うね。
ずっと部屋の中にいたから解らなかった。

[廊下に出ると異様な雰囲気に瞬いて]
(29)2006/09/19 23:32:51
冒険家 ナサニエル
―アーヴァイン私室―

[棺を撫でると目を伏せる]

還る場所は―――、ひとつ
2006/09/19 23:33:39
見習いメイド ネリー
…そう、ですか。

[一言そう答えれば手を取られ部屋を後に。
何処かその手は震えていただろうか。

ワンピースの裾を靡かせるままに、連れられるように。]
(30)2006/09/19 23:33:59
見習いメイド ネリーは、書生 ハーヴェイに、「…どちらに伺うのでしょうか?」と一言。
2006/09/19 23:37:21
流れ者 ギルバートが「時間を進める」を選択しました
書生 ハーヴェイ
綺麗にと…それはずいぶんとお優しいのですね。
――「kill the messenger」

[響きを確かめるように呟いて]

良い夜になりそうですね。
(*27)2006/09/19 23:53:48
書生 ハーヴェイ
綺麗にと…それはずいぶんとお優しいのですね。
「kill the messenger」

[響きを確かめるように呟いて]

――無知な唇は滅びに落とされる。
愉しい夜になりそうですね。
(*28)2006/09/19 23:59:58
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/20 00:04:29
書生 ハーヴェイ
[朽ちた扉は軋んだ音を立てて閉じる。
今だその場にたむろする使用人を避けつつ、
少し離れた場所へ移れば取っていた手を解けば
何処へと問われても肩を竦めるばかり]

さあ、どちらと言われましても。
どこもかしこも同じようなものですからね?

[そう辺りを見回せば、廊下にいる人影に気づき恭しく礼をした]

これはこれはサマーセット伯。
そしてごきげんようレディ。
お二人ともいかがなさいましたか?
(2006/09/20 00:04:52、書生 ハーヴェイにより削除)
学生 ラッセル
[部屋の外が騒がしく感じ長い睫を持ち上げるも、
扉を一瞥して気だるげに再び目蓋をおろす。]

…益々混乱しているのでしょうね。
手の届く人すら護れず、この声も届かない。
尤も、生きて居ても何が出来たかは判りませんね。

[ナサニエルとの会話を思い出し小さく息を吐く。]

蝕まれるこの身はいつまで私を保ってくれるかしら?
2006/09/20 00:09:47
踊り子 キャロル
[使用人達が、ネリーが、ハーヴェイが、
自分の様子を、遺体を見るために荒廃した部屋に来る。

そんな"自分"のすぐ傍で、頭を抱えたままうずくまる少女。
遺体に添えられた白い薔薇と赤い薔薇。
――左胸に咲く黒い薔薇。]

…………。

[顔をあげれば瞳は紫水晶のように怪しい色を持ち、
ただ虚ろな目で彼らのやりとりを眺めて。
ネリーが部屋を出て行くのに、「待って」と声をあげるも
その声が届くはずもなく――。]
2006/09/20 00:10:48
書生 ハーヴェイ
中:
困りましたねぇ…
2006/09/20 00:11:40
未亡人 オードリー
[噎せ返る薔薇の香りのなか、茨に侵食され朽ちはじめた部屋。
相変わることなく豪奢な天蓋付ベットはそのままで、その姿は廃墟には逆に異様で。]

ん・・・・

[瘴気に当てられたのかひたすらに緩やかな眠りに身を置き。
気だるげな、様子が見て取れる]
(31)2006/09/20 00:12:17
書生 ハーヴェイ
[朽ちた扉は軋んだ音を立てて閉じる。
今だその場にたむろする使用人を避けつつ、
少し離れた場所へ移れば取っていた手を解けば
何処へと問われても肩を竦めるばかり]

さあ、どちらと言われましても。
どこもかしこも同じようなものですからね?

[そう辺りを見回せば、廊下にいる人影に気づき恭しく礼をした]

これはこれはサマーセット伯。
そしてごきげんようレディ。
お二人ともいかがなさいましたか?
(32)2006/09/20 00:12:22
酒場の看板娘 ローズマリーはメモを貼った。
2006/09/20 00:15:30
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/20 00:17:27
美術商 ヒューバート
[ハーヴェイとネリーに気付くと、さりげなくメイを庇うようにしながら、ハーヴェイを軽く手で制し]

やあ、ハーヴェイ君。
この状況だ、堅苦しいのは止そう。
如何も何も、この騒ぎは何だね?

…あれは…?

[やや離れた客室の扉が一夜で変貌していることに気付き、怪訝な顔をする]
(33)2006/09/20 00:18:18
美術商 ヒューバートはメモを貼った。
2006/09/20 00:18:29
美術商 ヒューバートが「時間を進める」を選択しました
冒険家 ナサニエル
―エントランス―

[エントランスへと辿り着けば
 辺りの様子を見る

 血に塗れたメイドはまだ横たわり
 自分は柱時計の隣に佇んだ

 その逆周りに動く時計をじっと見つめる]
(34)2006/09/20 00:19:01
酒場の看板娘 ローズマリーはメモを貼った。
2006/09/20 00:23:07
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/20 00:24:49
見習いメイド ネリー
[解かれた手を見ると白い手袋を汚すのは赤黒い血。
少しだけ視線を放し、ごめんなさいと呟いたのは聞き取れただろうか。]

何処か行く宛てがあったと思いましたので…。
……そうですね、失礼致しました。

[彼の視線の先を見れば二人の人影。
認識すると軽く会釈をして。]

ヒューバート様。メイ様…。

[ちら、と扉を見て二人へと視線を向けた。]
(35)2006/09/20 00:25:24
酒場の看板娘 ローズマリー
[エントランスに足を踏み入れると柱時計の隣に佇むナサニエルの姿と、
血にまみれたメイドの姿が見え]

こんばんわ、ナサニエル様。
すでに狂乱の宴は留まる事を知らず…。

[メイドにちらりと一瞥]

明日にはまた何人の人が死んでるのでしょうか…。
少しお話したいことがあるのですがよろしいですか?
(36)2006/09/20 00:25:37
酒場の看板娘 ローズマリーはメモを貼った。
2006/09/20 00:26:54
書生 ハーヴェイ
そうですね…。ではご好意に甘えて。

[顔を上げればゆるりと笑んで]

ええ、来客の一人…いえ、二人が死んでおります。
そちらと、あちらで。

[もう一つの同様に朽ちた客室の扉も示す]

状況は…中をご覧になられた方が早いかと思われますが。
(37)2006/09/20 00:27:51
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/09/20 00:29:02
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/20 00:32:58
学生 メイ
優しいんじゃないよ。
僕は綺麗なものが好きなんだ。
散らかすのは僕の美意識に反するんだよ。

……ああ、でも貴方のように飾り立てるために散らかすなら、仕方ないかな?

[くすりと微笑んで]

――ああ、とてもね。
(*29)2006/09/20 00:36:48
学生 メイ
――ああ、彼が来たんじゃない?
(*30)2006/09/20 00:37:38
酒場の看板娘 ローズマリーはメモを貼った。
2006/09/20 00:39:37
学生 メイ
[ヒューバートの後ろでネリーとハーヴェイを見つめ。
ネリーの視線を追って、その扉を目にすると瞬き]

……お父様。

[ヒューバートの服を握る。
ハーヴェイの発した言葉に思わず耳を疑い]

……死、んで?
(38)2006/09/20 00:39:40
美術商 ヒューバート
[ハーヴェイの言葉に、表情を強張らせる]

…死んでいる?
誰がだね。
それは、…殺されたということなのか?

[言いながらも、足は朽ちた扉の一つに向かって]

…メイ、おまえはここに居なさい。

[メイを置いて、ラッセルの部屋、キャロルの部屋をそれぞれ覗き、首を振りながら戻ってきた]

…なんと…いうことだ…
私は昨夜彼らの両方とこの廊下で顔を合わせたというのに。
(39)2006/09/20 00:40:09
冒険家 ナサニエル
[ローズマリーに話しかけられ
 其方を振り向くと丁寧に一礼を送る]

これはローズマリー様。
狂乱の宴ですか。まさに其の通りかも知れませんね。

[其の視線を追いメイドに視線を一つ
 けれどまたローズマリーへと視線を戻せば
 柔らかな色を湛えたまま]

其れは私にも解りません。

は、私でよければ。
何で御座いましょうか?
(40)2006/09/20 00:41:29
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/09/20 00:43:42
見習いメイド ネリー
メイ様…。

[一歩踏み出して手を伸ばそうとするも、空を切るだけで。]

ヒューバート様の言う通り、
余り見ぬほうが宜しいと思います。
(41)2006/09/20 00:43:48
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/20 00:44:58
流れ者 ギルバート
[微かに香る錆びた鉄の匂い。
鳶色の瞳を眇めて男はそれを辿りエントランスへ。
何やら話をしているらしい二人を認め
邪魔をしてしまっただろうかと微かに迷うも
身をはっきりと現してしまったがゆえに
もどるわけにもいかずどうしたものかと]
(42)2006/09/20 00:46:47
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/20 00:47:34
学生 ラッセル
[口に出したくも無いと自身が言い切る記憶ばかり、
幾ら他の事を考え様と試みても其の脳裏を過ぎるのに、
桃色の薄い唇に華奢な白い手を当て、
僅かに柳眉を寄せ熱ぽい息を溢す。

気配に顔をあげればヒューバートが部屋を覗いて行く。]

ムッシュ…
どうかお嬢様共々ご無事で。

[後姿に十字を切ればまた気だるげにソファに身を沈め。]
2006/09/20 00:49:33
酒場の看板娘 ローズマリーはメモを貼った。
2006/09/20 00:49:40
書生 ハーヴェイ
……行く宛てなど、ありませんよ。

[ネリーの呟きへは白い手袋を眺め、
それから彼女の手を見る]

傷を放っておくのはいけませんね。
救護室があるのならそちらを行く宛てにでも致しましょうか。

[視線を上げれば、
サマーセット伯の後ろで怯えるような少女の声]

ええ。
……怖がらせたようで申し訳ありませんレディ。
(43)2006/09/20 00:50:36
酒場の看板娘 ローズマリー
もう混乱もなにもないでしょうから一つ…。
今回起きてることの事件の張本人といいましょうか?
ナサニエル様には察しがついているのかもしれませんが…。

[視線を合わせたままで]

普通の人の手によってなされた事ではありません。
闇の眷属と言えばいいでしょうか?
貴方の主人アーヴァイン公もまたその闇の眷属の者…。

この屋敷の中に他にも闇の眷属の者が混じっており、私達を生贄としようとしています。
突然のお話、私の気が狂ったとでも思われるかもしれませんが……。
(44)2006/09/20 00:51:06
お嬢様 ヘンリエッタ
―自室―

[乱反射する水の中を、ゆっくり、ゆっくりと浮上していく。目覚めが近いのを感じる。
やがて意識が水面へと浮上し、目が覚めるはずだった。

と、不意に周囲が泡立つ。無数の泡が噴き出し、立ち上っていく。それが自分の口から出た空気だと気付いたとき、パニックが襲ってきた。

無我夢中でもがく。泡は視界を遮り、何も見えなくなる。息も…できない。
手の動きは思った以上に鈍く、水面に出るどころか、ますます深間に落ちていくような感覚に襲われる。

音はない。
泡も途絶えた。
光は、遥か遠くにある。 
もう・・・届かない。

死ぬと、そう思った]
(45)2006/09/20 00:51:12
お嬢様 ヘンリエッタ
[眼を閉じた。
パニックは失せ、静謐な世界の住人となる。
このまま死ねるなら、それで良いと思った。


―――人殺し。


声だけが聞こえる。
穏やかで緩やかな世界は一瞬にして崩壊し、渦のような激流が身体全体を包みこんだ。

違う、と叫びたかった。違う、と。
しかし声にはならない。身体をばらばらにされそうな水流の中で、必死に手を伸ばした。
誰かがその手を掴んだ。


―――人殺し!


攻め立てるその声とともに、意識は一気に引き上げられた]
(46)2006/09/20 00:51:29
書生 ハーヴェイ
綺麗なものは良いですね。
美しいものも好きですよ。

昨夜は少々悪戯が過ぎましたね。でも、そう言ってもらえれば。
どうにも血に酔いすぎる性質でして結果散らかしてしまうのですよ。

[”彼”と言われれば私の意識もその気配をとらる]

――エントランスですか。
他の気配が少々邪魔ですね。
(*31)2006/09/20 00:51:32
冒険家 ナサニエルは、流れ者 ギルバートに気付くと一礼を送る。
2006/09/20 00:51:48
酒場の看板娘 ローズマリーは、流れ者 ギルバートに気付いていたがナサニエルの方をみたままでいる。
2006/09/20 00:53:26
踊り子 キャロル
[ちらりと視線を扉にやれば、昨夜言葉を交わしたヒューバートを見つけ。ふらりと外に出ようと立ち上がる。]

……待って。行かないで。
私は、キャロル、L、ラピリエール。そうでしょう?
答えて。私は―――

[血濡れのワンピースを靡かせて、後を追う。
扉の外にはもう一つの朽ちた扉。
あれは確かラッセルの……
一歩後ずさり、表現しようのない眼で扉を見つめる。]
2006/09/20 00:54:17
流れ者 ギルバートは、冒険家 ナサニエルに軽く手をあげて応え壁にもたれて聴衆に回り。
2006/09/20 00:54:50
お嬢様 ヘンリエッタ
[目を開けると、もう見慣れた天井がそこにあった。
ゆっくりと、その身を起こす。胸を押さえる。動悸が酷かった。
心臓がその存在を忘れさせまいとするかのように、不規則な鼓動で自己主張している]

また・・・あの夢か・・・。

[起き上がり、汗でべとついた身体を洗い流そうと、シャワー室へ向かった]
(47)2006/09/20 00:56:08
お嬢様 ヘンリエッタはメモを貼った。
2006/09/20 00:58:27
学生 ラッセル
[部屋の主はソファに身を沈めたままなれど、
気配にテーブルに止まった蛾が飛び立ち、
ひらり、ひらり、紅い、白い、花弁が舞う。

蛾の散らす薔薇の香気は部屋を満たすものとは別物か。

人が入ってきても動かなかった蛾の行動に、
ふいに長い睫を持ち上げ首を傾げる。]

どうしたの?

[扉の前を舞い飛ぶ蛾に切れ長の眸を眇めた。]
2006/09/20 00:59:46
冒険家 ナサニエル
闇の眷属――で、ございますか。
いえ、此の異常な状況。
其の様な事実が在っても何等不思議では御座いません。

アーヴァイン様も、闇の眷属。
詰り、此の宴を催したのはまさに――
アーヴァイン様だ、と言う事でしょうか。

然し、生贄ですか…。
確かに其れが目的なのでしたら此の状況の説明もつきますね。

ですが、
ローズマリー様は如何して其の様な事がお判りに?
(48)2006/09/20 01:02:34
見習いメイド ネリー
…それでも、宛てを、救いを欲しいと思うのはいけないでしょうか。

[手のひらの傷を隠すように軽く握る。
じわ、と血が滲んで痛むけども。]

…救護室ならば一階にあります。
念のため、何時でも引き出せるようにしておきたいところですが。
(49)2006/09/20 01:03:15
踊り子 キャロル
[一歩ずつ、ゆっくりと扉に近づいて。
ネリーも、ハーヴェイも、全てをすり抜けて。
恐る恐る、扉に手をかけるも開くこと叶わず。

そぉっと扉に手を差し込めば、
先程人をすり抜けたように扉もすり抜けて。]

――――あ。

声が漏れる。中に入れば彼はいて。
急速に瞳の怪しさは消え、普段の深海の瞳に戻る。]
2006/09/20 01:04:01
美術商 ヒューバート
一体誰が…

[そう呟いたとき、階下のエントランスの人影に気付く]

おや、バトラーか。
あんなところにいたとはな。
…少々聞きたいこともあるので、私は彼のところに行くよ。

[ハーヴェイにそう告げると、メイを伴ってエントランスホールへ降り。神妙な面持ちの面々を一瞥して、遠巻きに話を聞いている]
(50)2006/09/20 01:07:08
学生 ラッセル
[視界の端、扉を擦り抜ける小さな手に視線を移し、
幾度か瞬いて其処に現れたショートヘアーの少女に、
憂いを帯びた笑みを浮かべる。]

御機嫌よう、でしょうか?
始めまして、マドモアゼル。
2006/09/20 01:07:51
書生 ハーヴェイ
そうですか……心中お察しいたします。

[ゆるりとサマーセット伯へと首を振り]

これから私達はどうすれば良いのでしょうね。
部屋にいた所で、魔の手は何処から伸びるともわかりますまい。

[微かに目を伏れば、バトラーの元へ行くという彼らを見送る。
傍らに残るネリーへと向き直り]

祈りは自由に。
思うことまでは誰も諌めることはできませんよ。
一階ですね。では後で手当てをしに行きましょう。
あまり触っては直るものも直りません。

[さする手をたしなめれば、続く言葉の意味に首をかしげる]

引き出せる…とは何を?
(51)2006/09/20 01:11:22
美術商 ヒューバートはメモを貼った。
2006/09/20 01:13:12
踊り子 キャロル
[声をかけられれば、半ば機械的に自然と丁寧なお辞儀をして。]

ごきげんよう。

[顔をあげれば今にも泣き出しそうな顔で、彼の顔を見つめ、
おそるおそる、近寄る。]

声が、聞こえるんだね。
姿が、見えるんだね。

[彼の元へ到達すれば、うつむいて袖をきゅっと掴んだ。]
2006/09/20 01:14:50
お嬢様 ヘンリエッタが「時間を進める」を選択しました
酒場の看板娘 ローズマリー
理解してくださり嬉しいです。
それならば話は早いですね。

[微笑みかけてから真剣な目で見つめ直し]

私が…その闇を追う側の人間。
そしてそのものが闇のものかどうかを知る力が私にはあるからです。

アーヴァイン公が何を考えていたかは今となっては知る術もありません…。
私も彼らの考えまではわかりませんので。
しかしながら私達を生贄とし何か目的をなそうとしていることだけは確かなようです。

[視線をヒューバートの方へ向けて]

こちらにいらしては?
(52)2006/09/20 01:20:43
学生 メイはメモを貼った。
2006/09/20 01:20:44
学生 ラッセル
[違和感の正体は少女が近寄ってくる頃には判って、
自身の纏う服には死亡時の血痕が残っていないのにと、
袖を掴まれたまま首を傾げて少女を見つめる。]

聴こえるし見えますよ。
私も貴女も死して尚もこの館に囚われている様ですね。
どうして今此処にご自身が在られるかはご存知ですか?

私はラッセル・S・クロートシャーレン。
マドモアゼル、お名前を伺っても宜しいですか?

[憂いを帯びた碧の双眸は静かに深海の眸を覗く。]
2006/09/20 01:20:55
見習いメイド ネリー
只絶望にまみれていたくないだけ。
ただ嘆くよりもそう思いたいだけ…です。

[窘められると僅かに手を開いて。
碧の瞳を細めれば手を下ろして微かに首を振った。]

…ご迷惑をお掛けいたします。
本当はお客様にしてもらうべきではないのでしょうけど。


ええ…怪我をする者も増えていると思います。
何時でも手当てが出来るように、薬品や包帯を確保したいと思いまして。
(53)2006/09/20 01:23:39
踊り子 キャロル
[聞こえる、見える、ほっとしたような笑みを浮かべて。
少女は自分の左の胸あたりを押さえて、答える。]

薔薇が、咲いたの。赤い薔薇。
神様の血じゃなくて、人の返り血で染まった、赤い薔薇で。
胸の痛みが、罪を犯した罰が、きっと私を殺したの。

[目はいつしか虚ろで、ただ一しずく涙がこぼれ。
さっきの紳士に聞こうとしたことは何だったかと考える。
しかし、思い出せず、"名前"という言葉に胸が痛む。]

名前……名前は……
キャロル…キャロル・マールブランシェ……ううん、違う。
いや、違わない?忘れちゃった。何だったっけ。

[頭をかかえてゆるゆると首を振る。]
2006/09/20 01:29:50
冒険家 ナサニエル
[微笑まれれば軽く微笑みを返し]

闇を追う側の人間――ですか。
其れが本当なら、心強い事です。

闇のものか如何かが解るのなら、
全員を調べて貰えば済む事ですしね。

…そうですね。
アーヴァイン様のお考えは、今となっては…。

[軽く瞑目して、
 ヒューバートに気付けば其方にも一礼を送る]
(54)2006/09/20 01:31:07
書生 ハーヴェイ
絶望ですか…。

絶望にまみれたくない?
ずいぶんと面白いことを言いますね。
2006/09/20 01:31:22
美術商 ヒューバート
[ローズマリーの言葉に眉根を下げ]

はは、すまないね。
お嬢さんがあまりに神妙な面持ちだったので、声をかけにくかったのだ。
では。お言葉に甘えて、私たちも聞かせてもらうとしよう。

[さ、とメイを連れ、会話に加わる]
(55)2006/09/20 01:32:09
酒場の看板娘 ローズマリー
ええ。
全員を調べる事ができれば…、

[そこで目を伏せて]

私がわかるのは死んだ人間に対してだけである事さえ抜かせばですが……。

端から順に殺してというわけには行きませんし、
何人の闇の眷属がいるのかもわかりません。

私1人の力は限りなく無力なものですね。
生きたままで分かる力をお持ちの人もいるという話は聞いたことはありますが、
そのものがこの中にいるという偶然は……、
期待はできませんね…。
(56)2006/09/20 01:33:40
冒険家 ナサニエル
[ポツリと思う]

――闇を追う者が何人入り込んでるか――

しかし、アーヴァイン様は如何して。
解っていて?

追う者こそを、生贄にと?
2006/09/20 01:35:28
書生 ハーヴェイ
嘆くよりも、ですか。

[すぃと細められた瞳は黒く黒く]

いいえ、いいえ。
手の手当は自分では難しいでしょう。
では参りましょうか。

[1階へと続く階段を降りながら、視界にはいるのはバトラー達の姿。
それを横目に救護室へと向かいながら]

…怪我で済めば良いのですがね。

[屋敷に点在する血痕を思い返し呟いた]
(57)2006/09/20 01:37:55
冒険家 ナサニエル
死んだ人間に――、

[主人が死んだ時の事を思い出す
 そう言えば、彼女は主人の亡骸へと近づいて]

…成程。そう言う事で御座いましたか。
其れでは確かに、流石に皆様を、と言う訳にも行きませんね。

[そう言うと、
 片眼鏡を正すように其れに触れる]

生きたままで判る……ですか。
其の様な方が居て下されば、確かに。
然しそう都合の良い偶然は恐らく無いでしょうね。
(58)2006/09/20 01:41:41
流れ者 ギルバートは、美術商 ヒューバートとメイに壁によりかかったまま軽い目礼を一つ。
2006/09/20 01:42:43
冒険家 ナサニエル
在りましたけれど。


然し既に其の方はいらっしゃいません。
同じ様な事です。
2006/09/20 01:42:53
学生 ラッセル
[血に塗れたワンピースを纏う少女を見つめたまま、
切れ長の双眸を僅かに眇める。]

返り血?どなたかを傷つけられたのですか?

罪を悔やむ心があるならば充分でしょう。
貴女の罪はもう赦されても良いと思いますよ。

[穏やかな声で告げ少女の顔の前で十字を切り、
頬を伝う雫を細い指がそうっと拭う。]

キャロル…?

[頭を抱え首を振る少女を見つめ思い当たるのは、
柔らかな蜂蜜色の髪に深海の眸――]

…キャロル・L・ラピリエール。

[桃色の薄い唇はただ呟くように其の名を紡ぐ。]
2006/09/20 01:43:53
酒場の看板娘 ローズマリー
いたとしても、
闇の者にしてみれば邪魔な存在、
早々に消されることが目に見えています。
その力を告げる事は用意ではないと思いますよ。
私にもそれは言えることではありますけど…。

[伏せた顔をあげて]

それでも…、伝えておくべきだと思いましたので…。

[倒れて物言わぬ姿となったメイドの傍により目を瞑り]

アーヴァイン公以外には今のところ闇の者は見つかっておりませんね。
(2006/09/20 01:46:53、酒場の看板娘 ローズマリーにより削除)
酒場の看板娘 ローズマリー
いたとしても、
闇の者にしてみれば邪魔な存在、
早々に消されることが目に見えています。
その力を告げる事は用意ではないと思いますよ。
私にもそれは言えることではありますけど…。

[伏せた顔をあげて]

それでも…、伝えておくべきだと思いましたので…。

[倒れて物言わぬ姿となったメイドの傍により手を触れて目を瞑り]

アーヴァイン公以外には今のところ闇の者は見つかっておりませんね。
(59)2006/09/20 01:47:10
酒場の看板娘 ローズマリー
[傍にきたヒューバートに微笑みかけて]

いずれにせよナサニエル様を通じて他の方にもお話していただこうと思ったお話です。
ついでに聞いていてくださると話が早くはなります。

[ジルベールに視線を向けて]

ジルベール様、納得はいただけましたでしょうか?
(60)2006/09/20 01:49:32
踊り子 キャロル
お父様を……お父様を、殺してしまった……。
ひどいことを、したの。私……私……。

[震える声で答えれば、もうひとしずくの涙がこぼれ
優しくぬぐわれた涙に、潤んだ目をあげて。

  ―――キャロル・L・ラピリエール―――

その名を呼ばれればはっと目を見開いて。]

ラッセル……ラッセルさん……

[そう呟いた少女は、気のせいだろうか、少しずつ、少女ではなくなっていく。]

私は……私は、キャロル・L・ラピリエール……。
マールブランシェじゃ、ない……。

[ワンピースはそのままだったけれど、赤い血は消えていた。
まだこぼれる涙を目にためて、ラッセルを見上げる。]
2006/09/20 01:55:22
お嬢様 ヘンリエッタ
[気持ち悪い。

この、ぐらぐらと視界がぼやけるような、
酩酊して、世界が揺れるような、
自分が生きているか死んでいるかわからなくなるような、
この、奇妙な感覚はなんだろう?

気持ち悪い。――とても。


おそらく部屋の外では、また何か良くないことが起こっている。自分には、そういうことがわかる「性質」がある。

しかし……どうしてもそれを確認しようと、解決しようとする気になれない。

もう自分は…絡めとられてしまったのだろうか?

この、不可解で不気味な館の瘴気に――


...はベッドに入り、目を瞑ると、いつの間にか意識を*失っていた*]
(61)2006/09/20 01:55:49
冒険家 ナサニエル
確かにそうですね。
では、若し居るのでしたら名乗らずに居てもらう方が賢明でしょうか。

…有難う御座います、ローズマリー様。
貴女の勇気に感謝致します。

[顔を上げた相手に柔らかな微笑み、
 そして丁寧な一礼を送った]

大丈夫ですよ。何か在れば、御護りさせて頂きますので。

[そしてメイドの傍へ寄る様子をただ見詰める
 其の後の言葉には静かに頷いた]

…そうですか…。
(62)2006/09/20 01:56:22
流れ者 ギルバート
…結構。

[ローズの言葉に静かに一言だけ返し]

……俺は今回の件を出来すぎた自殺だと思っていたが…
そういった話になるとなればまた考えを
改めねばならないようだな。

[微かにナサニエルのほうを見つつ
吐き出されるのは重みを伴う溜息]
(63)2006/09/20 01:56:23
見習いメイド ネリー
…………ええ。嘆きだけでは何も変わらないですから。

[申し訳なさそうに彼の背を眺め。
ゆるく頷き、1階の階段を下りてナサニエルらが視界に入ると一言。]

ナサニエルさん。
2階の件はお聞きになられたでしょうか。
ラッセル様とキャロル様が―――

[それ以上は口にせず2階を見上げて。
軽く皆に会釈をすると、救護室に向かうべく歩き出した。]

…では、失礼します。
(64)2006/09/20 01:57:07
お嬢様 ヘンリエッタはメモを貼った。
2006/09/20 01:58:15
美術商 ヒューバート
[ナサニエルとギルバートの礼に、片手を上げて返し。
 ついと顎鬚を撫でて呟く]

あのアーヴァイン公が…闇の…眷属?
闇の眷属に、それを追う者…だと?
普段なら、俄には信じ難いと一蹴するところだが。
状況が状況だけにな…

しかし…判別がつくのは死体のみ、とは…
…解ったところで、如何ともしがたい…
(65)2006/09/20 01:59:25
学生 ラッセル
人を傷つけるのは確かに良い行いではありません。
けれど私はキャロルさんの身に何があったのか、其のお心が何を思われたのかまでは判りませんし、ご自身が酷い事をしたと悔いているならば其の罪はもう赦されて良い筈です。

[再び零れる雫をそうっと手の甲で拭い、
自身の名を呼ぶ少女は少しずつ知っている人へと、
印象を違えていく様子を憂いを帯びた眸が見守る。]

キャロルさん…なんですね。

[視線を受け止め長い睫はゆっくりと一度だけ瞬いた。]
2006/09/20 02:02:25
酒場の看板娘 ローズマリー
ナサニエル様、私といたしましてはオードリー様の身の安全が第一としたいです。
私よりもオードリー様のことをよろしくお願いします。

[一礼をしてジルベールとヒューバートの様子に僅かに頷いた後に、
ネリーに気付き]

こんばんわ、ネリー様。
ラッセル様とキャロル様ですか?

[ネリーの様子からなんとなく察し]

心配をせずとも勝手に死体は増えていくようですが…。
少し調べに行って見ましょうか。

[そこにいた他の面々を見やり]

一緒にきますか?
(66)2006/09/20 02:07:09
書生 ハーヴェイ
[ネリーがバトラーの方へ歩む背中越しに見るは、
ラバクルト婦人の侍女。
目元に掛かる濡れ羽の髪はその視線を隠すだろうか。

バトラーの元からネリーが戻れば救護室へと案内されて、
部屋に入り薬品籠を受け取れば彼女に椅子を勧めて差し向かいに座る]

両の手のひらですか?

[消毒液のラベルを確かめながら怪我の詳細を尋ねる]
(67)2006/09/20 02:09:33
流れ者 ギルバート
[ネリーの声に
言葉に
微かに瞳を眇めてゆるりと息を吐き
それから少しの逡巡を伴って]

──ナサニエル…少し部屋に戻りたいんだが。

[天才的な迷子はそれ以上は口にせず
視線だけでナサニエルに望むことを伝えて]
(68)2006/09/20 02:11:13
冒険家 ナサニエル
[ジルベールと視線が合えば礼を送る
 ネリーが来れば視線をそちらへと向ける

 報告を聞けば僅かに眉を寄せ]

ラッセル様と、キャロル様が。
…いえ、まだ其の報告は聞いては居りません。

[視線を追うように二階の方を見詰め
 立ち去るネリーに小さく頷いた]

ご苦労様でした。
(69)2006/09/20 02:11:14
美術商 ヒューバート
[ローズマリーの言葉に首を振り]

いや、その2人なら私は先ほど確認したよ。
確かに…息を引き取っていた。

我々は部屋に戻るとしよう。
あれ…いや、あのような姿を、この子に見せたくはないのでね。

ラバクルト夫人に宜しく伝えてくれたまえ。

[では、とその場を辞して、メイを連れて自室へ*戻った*]
(70)2006/09/20 02:13:15
踊り子 キャロル
[ラッセルの言葉に、拭われた雫に、いつか使用人がしていたようにか、ラッセルの膝に縋って、しかしただ静かに目を伏せて。]

今の名前を持ち続けることが、罪なのかもしれない。
私は、"マールブランシェ"を、捨てたかった。
私の存在を否定してきた一族を。

[すっかり伸びた髪の毛を少量をとって束にして、苦しそうな面持ちで見つめる。]

――本当は、私はきっと、生まれてきてはいけなかった。
女だったから、男の子じゃなかったから、私は――。

[そこまで言えば口をつぐみ、ラッセルに身体を預けるように脱力して。虚ろに開かれた目は宙を見つめ。]
2006/09/20 02:13:59
書生 ハーヴェイ
あの侍女…名はなんといいましたか。
可哀想に人を見る目がない。

貴女の信頼の置いたバトラーは闇の眷属の忠実なる僕だというのに。

[自然と口元が上がる]
(*32)2006/09/20 02:18:22
書生 ハーヴェイ
忠実な僕だというのに――気に入りませんよ、バトラー。
2006/09/20 02:19:05
酒場の看板娘 ローズマリーは、美術商 ヒューバートにお休みなさいませと一礼をして見送った。
2006/09/20 02:20:34
冒険家 ナサニエル
[ローズマリーの言葉に頷く

 共に行くと言い掛けたけれど、
 ジルベールの声が聞え
 視線に言外を察し一礼を送る]

畏まりました。

[そしてまたローズマリーの方へと向き直り]

お供をさせて頂こうと思ったのですが、
後程其の現場へと伺わせて頂くか……、
御話を伺わせて頂く事にしても構わないでしょうか?
(71)2006/09/20 02:20:35
見習いメイド ネリー
[救護室に入ると真っ先に確認するは薬品の入った箱。
それらを確認し無くなっていない事に安堵を憶えて。
薦められた椅子に申し訳無さそうに座れば、
何処を怪我したのかと聞かれ利き腕の右手を見せて。]

…此処です。
右の手のひらと、あっ……左手は、指先を少し。

[そして左手を差し出すと、その指先を見つめて。]

…結構な時間、このままでしたから。
もしかしたら痕になって消えないかもしれません。
(72)2006/09/20 02:20:37
冒険家 ナサニエルは、美術商 ヒューバートに一礼を送る。「お休みなさいませ。お気をつけて。」
2006/09/20 02:22:31
流れ者 ギルバートは、酒場の看板娘 ローズマリーとナサの間で話がつくまでゆるりと待ち。
2006/09/20 02:22:40
学生 ラッセル
[ソファに身を沈めたまま縋るキャロルに身を起こし、
瞑目する様子を憂いを帯びた切れ長の双眸が見守る。]

其処に在る事は罪ではありません。
其れはキャロルさんも、キャロルさんを否定された方も。

人の心は虚ろい惑い易いものです。

[苦しげな表情にそうっと髪を梳くも、
続く言葉に碧の眸が揺れる前に長い睫はゆっくりと瞬き、
憂いを帯びた微笑みを其の面に乗せる。]

生れ落ちる命は須く尊い。
性差で其の本質的な価値は何一つ変わりません。

[小首を傾げ深海の眸を静かに覗く。]
2006/09/20 02:23:08
見習いメイド ネリー
―――貴方なのですか。
ラッセル様を手にかけたのは。

[澄んだ雲雀のような声はナサニエルに響くように伝えて。]
2006/09/20 02:30:57
酒場の看板娘 ローズマリー
ええそれで構いませんよ。
ジルベール様もナサニエル様もお気をつけて、お休みなさいませ。

[微笑みかけて1人でキャロルとラッセルのいる二階へと向かいその死体を調べ……]

二人共に闇の者ではありませんか…。
そう、うまく話がいくとは思ってもおりませんが。

[ため息をついてその場を後にしてオードリー待つ部屋へ行き鍵を開けて中で眠るオードリーの無事を確認しほっと一息]

ご無事で何よりです。

[ベッドで眠るオードリーの髪を掬うように撫でながら、
瞳に移るのは恋焦がれてやまないその姿と艶かしい肢体。
かすかに香るオードリーからの香りを感じ取り心が浮き立つのを感じて]

オードリー様……。
(73)2006/09/20 02:32:20
冒険家 ナサニエル
[ふと響くは思考を遮る様な雲雀の声
 柔らかな調べは其れに応えるように響く]

そうだと言ったら?
――あの方は、調べる力を持っていました。

邪魔だ、と判断しましたので。
2006/09/20 02:33:45
書生 ハーヴェイ
[薬品の瓶を置き、脱脂綿に浸せばまず右手からと、消毒を始める。
傷口の回りを丹念に洗い流せば濡れた脱脂綿は赤に染まり、その液体が染みこんでゆけば痛むだろうか。
右手が終われば差し出された左の指先を手に取り、傷跡を眼前まで持ち上げまじまじと眺め]

構わないのでは?
望むように負った傷ならば、その痛みは歓喜へと変わりませんか。

[薄く嗤い彼女の指先に寄せるは唇。
その跡を噛んで滲むは血の香り。
やおら唇から離して、黒い双眸を彼女の目を視る]

痛みは、証ではありませんか。
(74)2006/09/20 02:35:05
冒険家 ナサニエル
[ローズマリーへも一礼を送る]

有難う御座います。
其れではお休みなさいませ。
ローズマリー様の方こそ、お気をつけて。

[そして軽く胸元に触れた後に、
 ジルベールの方へ向き直り、礼を送った]

お待たせして申し訳在りません。
其れではご案内させて頂きます。
(75)2006/09/20 02:37:42
流れ者 ギルバート
[ヒューバートとローズの後姿をそれぞれ見送り
それからこちらに向き直るナサニエルの姿に
微かに鳶色の瞳に淡い光を乗せて]

いや…構わない。
俺こそお前を引っ張り回してすまないな。

[微かに肩を竦めてナサニエルの後を歩き始め]
(76)2006/09/20 02:40:00
冒険家 ナサニエル
[胸元の、
 触れるは銀の懐中時計]
2006/09/20 02:40:50
未亡人 オードリー
[漆黒の睫毛が重たげに揺れ、微かに瞬くと]

…ローズ?
(77)2006/09/20 02:42:04
踊り子 キャロル
――私は、キャロル・マールブランシェとして、お父様を殺し、
そして今度はラピリエールとして、お養父様を狂わせ、
結果お養母様を死に追いやってしまった。

……狂わせるつもりなんてなかった。
私とお養父様は愛し合っていたのに、愛し合って……
生まれてきたことに罪がないなら、
性差によって価値が変わらないのなら、
女であることを嫌い、次に女として生きて、望まぬ罪を犯す私は――。

[見上げる瞳はどこまでも悲しそうに、碧の瞳をとらえて。
父を殺した時から、彼女自身もまた狂っていたのかもしれないと。]
2006/09/20 02:42:28
酒場の看板娘 ローズマリー
起してしまいましたか?
申し訳ありません…。

[オードリーに詫びるように頭を下げてから手を取って握り]

ご無事で何よりです…。
体調が優れませんか?

[気遣わしげな目を向けた]
(78)2006/09/20 02:44:30
冒険家 ナサニエル
[廊下を通りながら、
 聞えたジルベールの声に首を振り微笑みを送る]

いいえ。
ジルベール様がお気に病む事は一切御座いません。

[部屋まで案内すれば、
 その扉の前で一礼をして]

其れではお休みなさいませ。
部屋の中は安全だと思いますが、どうかお気をつけて。
(79)2006/09/20 02:48:12
見習いメイド ネリー
[柔らかな調べが過ぎる。
羽根で撫でられるような錯覚すら覚えて。]

…何故です?何故ですか?
そうだと言って行動するなど私は未だに信じられません。
貴方らしく、ないです―――
2006/09/20 02:51:14
未亡人 オードリー
[ゆるりと頭を振ると、嫣然と微笑み]

…願いが叶ったの。
年を取ることもなく…衰えることもない世界。
ほら…時は止まっている。

朽ちる事のないこの寝台が私の世界?

[くすくすと笑いながらローズに手を伸ばし]
(80)2006/09/20 02:53:15
見習いメイド ネリー
[薬品の壜が置かれる音がやけに響く。
流れる血は赤く赤く。
アルコールに触れた黒は溶かすように赤へと色を変えていく。
湿った脱脂綿は花が咲くようにじわりと滲めば、
微かな痛みに身が震えた。]

消えない傷として遺るのは甘い痛みと、それと―――
歓喜か、絶望か。
それによって傷というものは二通りの意味を持ちますから。

[不意に指先に寄せられた指は柔らかな彼の唇。
その下に潜む歯で噛まれれば傷口が開かれていく。
甘さすら含むような痛みは何処か意味を持ち、艶めいていく。]

…痛みは魂に刻まれる物です。
その身に残る痕、その二つが揃うからこそ証ではないのかと。
(81)2006/09/20 02:53:42
冒険家 ナサニエル
[震える雲雀のような
 震えさせたのは恐らく自分で]

私らしく……、ないですか。

[僅か、ノイズが走るように
 其の声色は少しだけ、どこか]

何故と言われても、ラッセル様は危険だった。


ただ、それだけです――。
2006/09/20 02:53:57
流れ者 ギルバート
[部屋まで無事に到着すれば扉をくぐり
おそらく自分が扉を閉めるまではそのまま
そこに立ち続けるだろう姿をじっと見つめ]

…。

[ごく微かな逡巡はすぐに消えて
そこに立つナサニエルの手を取れば
ぐいと扉の中へと引き寄せて
腕の中へと抱き込めようと]
(82)2006/09/20 02:54:31
学生 ラッセル
[視線を受け止める切れ長の双眸には益々深い憂いが浮かぶ。]

キャロルさん、貴女は罪を犯したかも知れない。
死して尚も魂は囚われ、其れが貴女にとっての罰であったと、貴女がそう仰るのであれば、其れは一つの答えなのでしょう。
煉獄よりも貴女はご自身に囚われて居る様に見えます。

ラピリエールでもマールブランシェでも貴女は貴女です。
其れ以上も以下もありません。

[長い睫がゆっくりと瞬けば一拍の間を置いて、
切れ長の双眸は哀しそうな眸を真っ直ぐに見つめる。]

酷な言い方かも知れませんけれど、貴女の罪は女だからでは無く、貴女が貴女だから其処にあるのです。
2006/09/20 02:56:20
酒場の看板娘 ローズマリー
[オードリーに近寄り手を触れられれば、
目を潤ませてオードリーを見つめて]

オードリー様の願いが叶ったのは喜ばしいことです。
ですが、オードリー様の身の安全は……。

[悩んだ様子で寝台の上に身を移し]

それでも…、私の幸せはオードリー様の幸せ…。
すべてはオードリー様のために……。
たとえ他の誰の命を犠牲としようとも…。
この身さえもすべて…。

[オードリーに向けるその瞳には陶酔の色を浮かべている]
(83)2006/09/20 02:57:29
酒場の看板娘 ローズマリーはメモを貼った。
2006/09/20 02:58:16
未亡人 オードリーはメモを貼った。
2006/09/20 03:02:39
冒険家 ナサニエル
[扉が閉まるのを見送ろうと佇み
 けれど其れは叶う事無く扉の中に引き寄せられ
 抱き込まれ

 流石に驚いたのか声色に少し動揺が見て取れる
 ジルベールの表情を伺おうとしながら]

ジルベール様――?
(84)2006/09/20 03:04:27
見習いメイド ネリー
危険だからといって殺すなんて、益々貴方らしくありません。
時移、様―――――

[何処か焦りを含む声は小鳥のさえずり。
声を聞けば聞くたびに鳴くように自身は告げる。]

もっと別の方法があると思いました。
でも、もうそれは叶わぬことなのでしょうけれど。

本当に、貴方すら瘴気に囚われてしまったのですか―――?
2006/09/20 03:04:59
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/20 03:06:02
未亡人 オードリー
[寝台に寄り添うローズに微笑めばゆるりと抱き寄せ]

…ローズ。

[深紅の口紅がローズの体に花を咲かせていく]
(85)2006/09/20 03:12:05
流れ者 ギルバート
[腕の中に抱き込めた肢体は思ったよりも細くて
微かに眩暈すら感じながら]

…なぁ。
一晩…俺に付き合う気は無いか…?

[微かにナサニエルの瞳を覗きこんで
懇願でもなく命令でもない言葉。
表情を彩るのは微かな不安。
彼に拒否する気配が少しでもあれば
腕を解くつもりで]
(86)2006/09/20 03:13:26
書生 ハーヴェイ
[不意に漏れるはくつりとした笑い]

歓喜か絶望か。
良いでしょう、良いでしょう。

[それはやがて肩を揺らし、彼はゆらりと立ち上がる。
彼女の腕を無理に引いて立ち上がらせれば、
部屋の隅に置かれたベッドへと投げ捨てた]

ならば二つが揃わない出来損ないは如何いたしましょうか。
永遠に証を持たないとでも?

[カツリと靴音は響いて、彼女へと歩み寄るその表情は逆光で見えないだろうか]
(87)2006/09/20 03:14:32
踊り子 キャロル
この檻ではなく、私自身に―――

[ラッセルの言葉をただ静かに受け止めて。
貴女の罪は、貴女が貴女だから其処に……それは脳の髄まで響いて。]

……変ね、私。
その言葉を聞いて、悔い改めなきゃならないのに嬉しくなるなんて。
あなたは「キャロル」を見てくれるのね、ラッセルさん。

[浮かぶ笑みは穏やかで、普段のあどけなさも交え。]

――私は、どこかで罰を与えてくれる人を待っていた。
今、こうして私は死に、まだ檻の中にいるけれど、
一体誰が私を殺したのでしょうね。

誰もいなかったのよ、誰も。
突然左胸から血が溢れ出て、激しい痛みを一瞬感じてそれきり。
これが神の力でも悪魔の力でも、私はこれを奇跡と思いたい。

[瞳の奥には小さく光る紫水晶。自信も気付かぬ*小さな闇をはらみ*]
2006/09/20 03:17:10
酒場の看板娘 ローズマリー
あっ…、オードリー様…。

[その身を抱き寄せられ赤くなりながら、
鼻腔を擽る甘美な香りに心を蕩かせて、

オードリーから与えられる全てに…、
心を溶かしてただひとつ、オードリーに全てを捧げる]
(88)2006/09/20 03:21:12
冒険家 ナサニエル
[最初に表情を見て思ったのは、

 ――ああ、矢張り血縁なのか――

 そんな考えだった


 別に主人と関係があった訳ではないけれど
 彼の為ならば恐らく何でもやるであろう自分に、
 きっと主人の事を愛しているのだろうという自覚は在った

 ただ一つの還る場所に主人を択んだ時から
 彼の為に動こうと
 彼の為に時を刻もうと

 其れだけを望んでいて
 手に入れる事なんて、望んで等無くて]
2006/09/20 03:22:21
見習いメイド ネリー
――――――っ

[視界が揺れ、辺りは一転して見えるのを憶え、
トサリと音を立てるは沈むベット。
頬がさらりとシーツを滑れば軟らかな感触が襲う。

響く靴音に振り向くも彼の表情は見て取れない。
震える手はままなれど、視線を彼からそらす事など出来ずにいた。]

…貴方は、私に痛みと証を刻むのですか。
それとも―――また違う意味を教えてくださるとでも。
(89)2006/09/20 03:27:40
未亡人 オードリー
[妖艶な笑みでローズを捕らえれば、そのまま濃密な時を過ごし、
享楽の時間は、時の止まった空間で飽きることなく繰り返され。
部屋は薔薇と隠微な香りで満たされる]

あぁ・……ロー…ズ……

[秘めやかな嬌声と甘い吐息が漏れ聞こえて*いる*]
(90)2006/09/20 03:30:27
冒険家 ナサニエル
――っ、

[声が聞え、
 動揺を隠すように一つ息を吐く]

茨姫――…。

別の方法は、必ずあったと思います。
ラッセル様は、其の方法を見出せる方だったでしょう。

けれど、あの方は確実に、
生かして置けばアーヴァイン様の邪魔になる。
全てを包み込むように、此の宴を終わらせる。

そんな力を持っている気がして。

[そう、呟いた後に、
 やはり明らかに何かに動揺している気配が]

――――っ。
2006/09/20 03:32:13
書生 ハーヴェイ
[長い夢の間も、
与えられた世界ですらも。
満たすことは無く。
ただ一つ残された痛みですら、それは片端というならば。

ただ、哀しい、と――]

他に意味など……
2006/09/20 03:32:42
冒険家 ナサニエル
[動揺を落ち着けようと、
 また一つ息を吐いて――彼を見詰めて]
2006/09/20 03:32:45
学生 ラッセル
[ただ静かにゆるりと首を振ればさらりと髪が頬を撫ぜるか。]

私は家名には興味がありませんから、私にとってはキャロルさんはキャロルさんで在り、其れ以上にも以下にも成り得ないだけです。
其の罪を悔い改めるかどうかはご自身次第でしょう。

[見慣れた笑みに近しい笑みを静かに見つめる。]

其れが罰だったのか、或いは貴女にとっては救いだったのかは判りません。
けれど現状は貴女の仰るところの悪魔の仕業です。
あの屋敷にいらっしゃるどなたかの力である事は確かですけれど…

[言葉を切ったのは眷属の顔が過ぎったからか、
其れとも深海の眸に闇の気配を感じ取ったからか。
ただキャロルをソファへと促して、
いつの間にかテーブルへ戻っていた蛾を見つめて黙したまま。]
2006/09/20 03:33:02
冒険家 ナサニエル
[ジルベールの言葉や
 覗き込まれた瞳に、表情からも動揺が伝わるだろう

 思わず一瞬、迷うような表情を浮かべ
 けれど考えを改めるようになのか、
 ただ拒否をするためなのか、軽く首を振る

 ただ柔らかな微笑みを向けて]

…私などには、勿体無い御言葉です。
(91)2006/09/20 03:33:18
書生 ハーヴェイ
[その手を掴み、組み伏せれば彼女に影を落とし見下ろす顔は苦痛にゆがんで]

証などどこにありますか。
違う意味などどこにもありませんよ。

[口元だけが薄く笑みを浮かべても]

――或るのは享楽だけで良いでしょう。
(92)2006/09/20 03:37:04
酒場の看板娘 ローズマリー
[ただひとつ残った天蓋付きのベッドオードリーと過ごす時間はどこまでも甘美で、
何度も口にしたその禁断の果実をまた手にし、

漂う香りは心を溶かし、広がる味は体ごと全てを蕩けさせられ]

オードリー…様……もっと……、

[求める心と身体は留まる事を知らず、
ただただ、何時までもその時を*求め続ける*]
(93)2006/09/20 03:38:32
酒場の看板娘 ローズマリーはメモを貼った。
2006/09/20 03:40:19
酒場の看板娘 ローズマリーはメモを貼った。
2006/09/20 03:40:29
酒場の看板娘 ローズマリーはメモを貼った。
2006/09/20 03:40:34
流れ者 ギルバート
[彼の見せた微かな表情の変化に
唇が微かな音を紡ぎかける。

けれどその音は空気に解けて消えて
微かな苦笑と共に腕はゆるりと解かれた]

………そう…か。


…疲れているところを無理に引き止めて
悪かったな…忘れてくれ。

[静かな謝罪の言葉は
微かな微笑みと柔らかい視線によって
融けるように空気に放たれる]
(94)2006/09/20 03:42:54
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/09/20 03:46:10
見習いメイド ネリー
[苦痛に歪む表情を見つめ、
ひと時だけ返す表情は微かに笑んでいたように取れただろうか。]

貴方にとってはそうかもしれない。
でも、でも私には―――

[言葉は震えていた。
何処か甘さを含む囁きに酔い、頬を染め上げていたけれど。]
(95)2006/09/20 03:52:15
冒険家 ナサニエル
[浮かべる苦笑に、
 思わず眉を寄せて]

――其の様な表情は………為さらないで下さい。


…いえ、
ジルベール様がお気に病む事等は何一つ御座いませんので。
忘れろと仰られるのならばその通りに致します。

[そう一礼をして
 そして彼の手を取ると手の甲に口付けをする]

其れでは、お休みなさいませ。
どうか、…お気をつけて。
(96)2006/09/20 03:54:11
書生 ハーヴェイ
私には……何ですか?

[組み伏せたまま震える言葉の続きを促す]
(97)2006/09/20 03:58:01
見習いメイド ネリー
享楽という物をこの身が知れば、それに溺れてしまいますでしょう―――

[それは未だ染まらぬ花の色なのか、
開けぬ蕾のようだったのか。]
(98)2006/09/20 04:04:50
学生 ラッセル
[キャロルが落ち着けば再び気だるげに肘掛に身を預け、
長い睫をゆるりとおろして瞑目。
眠っている様にすら映る表情は穏やかでしかし、
目蓋をおろして尚も憂いを帯びたままに。

残る人たちの無事を願おうともきっと叶わない。
崩壊を止める術は、闇を祓わず解放する術は、本当に無いのかしら?]

……。

[ふいに過ぎる言の葉。
――とうに叶って……
物憂げに桃色の薄い唇から息が零れる。]
2006/09/20 04:05:14
学生 ラッセル
[トクン]
2006/09/20 04:11:57
書生 ハーヴェイ
溺れれば良いでしょう。
溺れ、落ちて、海の底をたゆたいなさい。

[下ろした瞼、黒い双眸を閉ざした睫毛は微かに震え、
体を重ね彼女の耳元で囁く]

水面を刺す光が恋しくなったら


――私が殺して差し上げましょう。
(99)2006/09/20 04:16:10
書生 ハーヴェイは、それでも享楽を望むなら――。
2006/09/20 04:17:25
学生 ラッセル
[幾ら引き止めようとも此処に居る限り全ては崩壊していく。
闇の欠片を持っている者はこの煉獄でどうなるのかしら?
其の心を、保てれば良いのだけど。

この身は、この心は、いつまで保てるだろう?

[繰り返す疑問に桃色の薄い唇から吐息が零れ落ちる。]

叶うと良いのに――

嗚呼でも。
もう叶って居るのなら矢張り其れは望んではいけないのかも知れない。

其処に在って満たされているのならば。
此処へ等、来ないで其の侭に。

これ以上は誰も――]
2006/09/20 04:29:32
見習いメイド ネリー
[瞳が見開く。
それはふるりと揺れてざわめいていたのが見えていただろうか。
身体を重ねられ体温と耳にかかる声。
吐息が響く度に頬を身体を熱くさせ朱が射していく。

瞼を涙が滲ませると、睫毛が濡れて。]

ならば、溺れさせて下さい。
何処までも落ちて、底なしに堕として。

いつか光を求め、浮かぶ時にはどうか身が光で焼き尽くす前に――
(100)2006/09/20 04:36:48
見習いメイド ネリー
…私は、何時かこうなる事は解ってました。
其れが許されぬ禁忌だったとしても。

時移様―――

何時か貴方が私に、最初に言った言葉に背けなければ、
こういうことにはならなかったでしょうか―――

あの方を。アーヴァイン様を止めると。

[ぐらり、と揺れる感覚。
時同じくして互いの心は揺れ動いていたのだろうか。]

―――っ
2006/09/20 04:37:40
学生 ラッセル
[悦楽の陰惨な記憶は拭い切れず形の良い眉を寄せ、
長い睫を持ち上げゆるりと頭を振り身を起こせば、
切れ長の双眸は僅かに潤み目尻は微かに熱を帯びて、
身を焦がす感覚には幾分慣れては居るけれど――]
2006/09/20 04:48:22
冒険家 ナサニエル
…解っていた、ですか。
どちらにしろ、全ては禁忌。

私達が闇に属する時点で変わらない。

其れに何が在っても、
私はアーヴァイン様の為したい事を手助けする心算です。

茨姫で在っても、其れの邪魔は、させません。

[重なる動揺の箍から
 先に抜け出すように、其の調べは柔らかな色を取り戻して]
2006/09/20 04:49:30
冒険家 ナサニエルは、流れ者 ギルバートの部屋を一礼して後にすると、再びエントランスへ――。
2006/09/20 04:50:02
学生 ラッセル
[喉も渇いていないのに清涼な水を欲するなんて不思議。
肉体を失って尚もこんな感覚があるなんて。]
2006/09/20 04:53:44
書生 ハーヴェイ
――では、そのように。

[もう一度だけ耳元で囁いて顔を上げる。
涙を舐めとり、掴んだ手首を解けば血の滲む手のひらに絡まるは指先。
痕をなぞるようにえぐるように指先は赤に埋められて。

苦痛に漏れる声があればうっすらとした笑みさえたたえる。
やがて血に濡れた手でワンピースの端を持てば歯を立て*引き裂いた*]
(101)2006/09/20 04:55:50
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/20 04:58:15
書生 ハーヴェイ
人の香は眩暈がする程甘美ですね――

[白い肌に顔を埋め私は*嗤った*]
(*33)2006/09/20 04:59:48
書生 ハーヴェイ
人の香は泣きたくなるほど恋しくて、ただ恋しくて。

虚ろなこの身が満たされないならば
――せめてひと時の痛みと享楽を。
2006/09/20 05:03:55
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/20 05:06:25
学生 ラッセル
[ゆらゆら]

[ゆらゆら]

[ゆらゆら]
2006/09/20 05:16:47
学生 ラッセル
[熱に魘されるかの如く歪む視界に細い指が目蓋を押さえて、
俯き零れる溜息は其の身の熱を追い出そうと、
けれど肉体すら持たないのに其れは叶う筈も無く、
其の魂は薔薇の香気と闇の瘴気に蝕まれ続けて。]
2006/09/20 05:33:14
見習いメイド ネリー
[望んでも、足掻いても叶わぬ事だったのならば。
ならば壊して。打ちのめして。戻れぬように深く沈めて。


背を這うような感触。
身じろげば容赦なく指先を責め立てられて。

微かに呻き声を上げれば愉しそうに嗤う彼の表情。
ぱたぱたと血が流れればシーツに落ちて紅く汚して。

ただ、耳に聞こえていたのは布を裂く音だけが*木霊して*]
(102)2006/09/20 05:34:35
学生 ラッセル
[俯けばさらりと落ちた前髪に表情は隠れ、
自身の白く細い指を見つめて長い睫が震えるのを、
誰も、本人すらも最早気付かないまま。]
2006/09/20 05:49:39
見習いメイド ネリー
時移様――

私は出来ればお止めしたかった。
けれど、私の声はあの方には届かなかったでしょう。

エゴなのでしょうか。
あの方が死ななくては成就しなかったからでしょうか。

…嘆くだけは何もままならぬと言います。
それに私はもう―――
この宴が終わる事には、身も心も荊に囚われてしまうでしょう。

所詮はまがい物。眷属を名乗るには遠すぎて。

[震える声は何時しか甘さを孕み、徐々に小さくなっていく。]

ん…っ。
だから…、誰かに壊して、欲しかった…。
2006/09/20 06:38:02
冒険家 ナサニエルは、エントランスで時計に触れれば何を思うかそっと*目を伏せ*
2006/09/20 06:55:42
冒険家 ナサニエル
茨姫――

私はあの方が命を懸けたからこそ…、
だからこそ、其の願いを叶えて差し上げたかった。

あの方が死なず、
願いを叶える事が出来る方法があるのだったら、
私も迷わず其方を択んでいたでしょう。

[一度、目を伏せて
 柔らかな調べはそれでも変わる事は無く]

――私も、恐らく――此の宴が終わる頃には。
其れでも私は、眷属の一員。
例え出来損ないで在っても、其れでも。

…お休みなさい、茨姫。
君が望むのなら私が壊してあげても良い――。

其れでも今はただ、互いの夢を。
2006/09/20 09:23:42
学生 ラッセル
[鼓膜の奥で響き渡る嬌声に表情を変えぬままなれど、
肉体の快楽は精神の苦痛と同質のものなのか、
目蓋をおろしたままの其の蒼白な面は、
ただ静かに猫足のソファに身を沈める姿は、
益々憂いを増し何処か艶かしくもあるか。]
2006/09/20 14:11:55
踊り子 キャロル
[遠のく意識が現世に引き戻される。
死んでも眠るものなのか、と釈然としない思いを抱えつつ
ソファに座ったままのラッセルに気付く。]

……どうか、した?

[いつもにも増して物憂げな姿を見、思わず声をかけて。
死した今でも瘴気は影響していることを肌に感じ、心配そうに深海の瞳で下から覗き込むようにラッセルを*見上げた*]
2006/09/20 14:35:29
学生 ラッセル
[かけられるキャロルの声すらも何処か遠く聴こえ、
目蓋を持ち上げるにも長い睫が震えて、
別段眠っていた訳でも無いのにまるで寝起きの様に、
ゆるりと首を捻りキャロルの方へ向き直れば、
覗き込まれる視線を受け止め切れ長の双眸が焦点を結ぶにも一拍の間を要し、
心配そうなキャロルの様子に其の面に憂いを帯びた微笑みを乗せる。]

すみません。
此処は余り気分の良い所では無いので。

…大丈夫です。

[蒼白な面はけれど切れ長の目尻は微かに熱を孕み、
潤んだ碧の双眸と相俟って淫靡ですらある。
白い華奢な手を伸ばしキャロルの顔の前で十字を切れば、
柔らかな光は少しの間だけ軌跡を残し消える。]
2006/09/20 15:20:08
学生 ラッセル
生憎と今の私にはこれくらいしかできませんけれど。
どうかこの闇に迷ってしまいませんように。

[儚く消えた導の光を見守って長い睫が瞬けば、
言葉とは裏腹に其の瞬き一つも其の囁く声も、
寧ろ誘うかの如く甘い色香を放つか。]

キャロルさんもお気をつけて。

[言い終えれば肘掛に乗せた自身の腕の上に頭を預け、
ゆったりとしな垂れ物憂げに長い睫をおろす。]
2006/09/20 16:10:47
学生 ラッセル
[これが闇の力?
なればこれは――

[キャロルにかけた言葉程には、
自身は闇を抗う気は無いのかも知れないけれど、
其れでも神の加護故か清廉な魂は容易くは染まらず、
ただじわりじわりと生きながらに喰われるかの如く。]

…まこと闇は魅惑的だこと。]
2006/09/20 16:29:19
学生 ラッセル
[テーブルで羽を休める蛾は、
傍らの継ぎ接ぎだらけの羽の崩れた亡骸とは違い、
美しい模様の羽と其の触覚を音も無く時折揺する。]
2006/09/20 16:38:50
踊り子 キャロル
[目の前できられた十字の白い軌跡が儚く消えていくのを
寂しげな目で見つめて。]

私は大丈夫。あなたが救ってくれたから。
けれどラッセルさん。
あなたこそ、今にも消えてしまいそうだわ。

[ソファの背後に回れば、後ろからラッセルを抱きしめるように包み込んで。既に肉体はないのに、いや、魂のみの者同士だからこそか少し暖かい気がして。]
2006/09/20 17:36:21
流れ者 ギルバート
[眠れぬ夜は再びめぐり
そして夕暮れ時に訪れる微かなまどろみ。
飾られた白い薔薇が朽ちぬ様を眺め
自分が現実とはかけ離れた世界にいることを
改めて思い知れば零れる溜息は深く深く。

ぼんやりと自らの手の甲を眺め
そして一つ息をつくと窓越しに空を仰ぐ]
(103)2006/09/20 17:37:44
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/09/20 17:38:01
学生 ラッセル
[眠る訳でも無くただ記憶の海を揺蕩う侭に、
頭の中で木霊する嘲笑も侮蔑も其の時と同じ様に、
ただ其の身を焦がす熱だけは祓う事も叶わず、
頭を預けた腕にはさらりと髪がかかり、
袖口ではアレキサンドライトキャッツアイが、
伏せられた双眸の代わりにか碧に煌く。]
2006/09/20 17:40:03
学生 ラッセル
[回される腕に桃色の薄い唇から零れる吐息は熱を帯び、
ゆっくりと震える長い睫を持ち上げ、
首を捻りキャロルの顔を覗く憂いを帯びた其の面には、
澱の如く身の内に溜まっていく其れが否が応にも滲み――

闇を孕む魔性の微笑みか。]

ご心配をおかけして申し訳ありません。
キャロルさんがご無事ならば良かった。

余り大丈夫とも言えませんけれど、取り敢えず意識はありますから。

[安心させようと首を傾げる仕草すら褥へと誘う様で、
寂しげな深海の眸を見つめ切れ長の碧の双眸は蠱惑的に揺れる。]
2006/09/20 17:51:08
美術商 ヒューバート
―自室―

[ソファに掛け、葉巻を吸う。この状況で、喫煙室に行く気にもならない。
懐中時計を取り出して時刻を眺め、ぱちん、と閉じて懐へ仕舞う。
文字盤の針は、見るたびに出鱈目な時刻を示していて、僅かに窓から差し込む光の量で、現在を推し量るしかなかった]

…闇の眷属、か。

[吐き出された紫煙はふわりと宙を舞い、部屋の空気を少し*澱ませた*]
(104)2006/09/20 17:52:05
美術商 ヒューバートはメモを貼った。
2006/09/20 17:52:19
踊り子 キャロル
[その瞳に、その表情に、その吐息に、その仕草に――
深海の奥に沈む紫水晶がやわらかくラッセルを見つめ、
まるで引き込まれるかのように、気付けばその唇に唇を寄せ。
ほんの一瞬、合わさったかと思えばすぐに離し。]

…………ごめんなさい。

[薄く息を吐いてそう一言告げるも、瞳の色は変わらず。
吸い込まれそうな海の宝石の光が、養父を狂わせたことを
彼女は知らない。闇に魅入られしは果たして*どちらか*]
2006/09/20 17:56:01
学生 ラッセル
[覗く深海の奥に沈む――浮かぶ――紫水晶を見て、
潤んだ切れ長の眸を僅かに眇めれば長い睫が揺れ、
刹那、微かに触れ合う柔らかな唇の感触。
自身の桃色の薄い唇をそうっと白い指がなぞる。]

…いいえ。

[ゆるりと首を振ればさらりと流れた髪が、
交わる視線を束の間だけ遮って、
落ちた髪の隙間から再び其の視線は絡み合う。]
2006/09/20 18:10:55
学生 ラッセル
[清廉な魂は闇に蝕まれつつも未だ染まり切らず、
自身の言葉通り其の意識はまだ清浄なままに、
けれど醸し出す淫靡な雰囲気は増すばかりで。]
2006/09/20 19:06:58
未亡人 オードリーが「時間を進める」を選択しました
踊り子 キャロル
あなたは、人を救う……いえ、人に精神の安息を与える力がある。
でも、自分を救うことには些か不器用みたいね。

[揺れる水底は潤んだ碧を捉らえたまま、お互いの鼻先が触れそうな程に顔を寄せたまま囁いて。
後ろから優しく髪をすけば、薄く息を吐きながら]

――あなたは、どうすれば救われる?
2006/09/20 19:13:20
学生 ラッセル
[煉獄に満ちる闇とは別の目の前の闇を前に、
眸を伏せれば長い睫が揺れ影を落とすか。]

私の方こそ申し訳ありません。

[俯き白い指のなぞる唇からはまた熱ぽい溜息が零れた。]
2006/09/20 19:13:40
学生 ラッセル
[髪を梳かれるのにただ黙して言葉を聴き、
ゆるりと首を振り目蓋を持ち上げれば、
上目遣いに潤んだ双眸が紫水晶を覗く。]

この身は、この魂は、神の慈悲に縋る気が無いのです。
ただこの様な場所であれ貴女の心が穏やかであればと願います。

[再び目蓋をおろせば憂いに満ちた面は艶かしく。]

憐れみを、ありがとうございます。
2006/09/20 19:22:15
踊り子 キャロル
――そう。

[短く答えれば、髪をすくのを止め、またそっと抱きしめて。
心なしか先ほどよりもやや強く。]

憐れんだつもりはないわ。

[首筋に頬を埋めれば顔は彼とは逆方向へ。]

もう少しこのままでも、いい?
人に触れていると落ち着くみたい。

[そう告げれば、そのままそこで*空を見つめて*]
2006/09/20 19:33:24
学生 ラッセル
[抱き締められれば再び熱を孕んだ吐息を溢し、
先程より強く感じる他者の温もりに眩暈にも似た感覚。]

それは、失礼しました。

[頬を埋められれば頬を、首筋を、撫ぜる蜂蜜色の髪に、
ざわざわと背筋を這い上がる熱に、
極僅か、見られぬ表情は気付かれぬままに眉根を寄せ、
けれど振り払うでも無く其の侭に。]

其れがキャロルさんの望みならば。

[目を閉じたまま耳元で囁く言の葉は、
熱を孕んだ吐息に混じり。]
2006/09/20 19:44:51
学生 ラッセル
[静かな時に微かにお互いの気配だけが温かくて、
抱き締められたまま抱き締め返すでも無く。

闇に抗わぬのも、
踏み止まるのも、
ただ――

ゆるりと顎を持ち上げて薄っすらと長い睫を持ち上げ、
荒廃した室内が焦点を結ぶより先にまた眸を閉じて、
触れ合うだけで其の身は益々熱を帯びる。]
2006/09/20 20:25:03
冒険家 ナサニエル
―エントランス―

[また昨日と同じように
 ただ時の流れに逆らう針を眺める

 息を吐けば目を伏せ
 思い出すのは誰の事だろうか]

……。

[僅か誰かの名を呼んで、
 踵を返しその場を後にした]
(105)2006/09/20 20:43:28
冒険家 ナサニエル
アーヴァイン様…
  茨姫……


―――ジルベール、様
2006/09/20 20:43:48
冒険家 ナサニエル
[館の中を歩き回る
 其の見回りをするように

 館中には様々な狂気が見え隠れしている

 エントランスのメイドだけではない
 廊下でも掃除を続けるメイド
 キッチンでは料理を続けるメイド
 ただ其の場所は包丁が散乱し、赤が散ばる

 武器庫周辺に行ってみれば
 其の場所は開放されており、幾つかの何かは無いかもしれない

 こんな時でも薔薇は咲き誇り
 血の香りと混ざり合い、其の香りに眩暈を覚えるような]
(106)2006/09/20 20:55:47
踊り子 キャロル
[彼女がラッセルの異変に気付いたのはつい今しがた。
明らかに熱を帯びた様子に、そっと傍を離れて。]

……もう、充分温まったわ。

[刺激しないように、頭をふわりと撫でれば薄く微笑み、
美しく舞う蛾を*ぼーっと見つめて*]
2006/09/20 21:00:54
冒険家 ナサニエル
[廊下を歩く時にも
 良く良く見れば其処彼処に諍いの跡

 物陰には物言わぬモノ
 飛び散る赤

 ふと思う
 此の空間で正常な思考回路を持っている人間なんて居ない
 通常通り過ごす事が出来る時点で、異常なのだと

 口の端が歪むのは
 笑みの形にするためか――それとも]
(107)2006/09/20 21:03:12
流れ者 ギルバート
[少しソファでまどろんだあとシャワーを浴び
身支度をすませて部屋を出る。
昨日通った記憶を頼りにそのルートを逆に辿れば
どうにかこうにかエントランスへと辿りつくことが出来て。
ただ、そこには朱を散らしていたメイドの姿はなく
そこにあるのは血液をどうにか拭い去ったようなあと。

少しの溜息と共にぽんとジャケットのポケットを叩けば
そこにある重みを確かめて館の探検を続けて]
(108)2006/09/20 21:05:55
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/20 21:10:04
流れ者 ギルバート
[どこをどう通ったのかはやはりわからなくて
不自然に廊下や物影に佇む人影や
強い鉄錆のような匂いに眉を潜めながら進む。

ふと階段をおりゆく途中
下を歩いていくナサニエルに気がついて
微かな逡巡の後に声をかける]

───ナサニエル。
(109)2006/09/20 21:17:54
冒険家 ナサニエル
[声を掛けられ立ち止まり
 振り向けば
 其処に居る人物に礼を送る]

これは、ジルベール様。
此の様な所で如何か致しましたか?
(110)2006/09/20 21:22:47
流れ者 ギルバート
[少しだけ早足で階段を降りれば
すぐに彼と同じフロアにたどり着いて]

何と言うことは特にないけど…
……そうだな…邸の探検と言うか…
少しでも確実に動けるルートの発掘…ってところだな。

[この館に訪れた時と何ら変わらぬ表情と様子で
微かに鳶色の瞳を柔らかく緩めて]
(111)2006/09/20 21:26:54
学生 ラッセル
そうですか…
余りお力になれず、すみません。

[身を離すキャロルの気遣いに気付いたのか、
白く華奢な手で目元を覆って呟き、
ゆるりと首を振り身を起こせば幾度か瞬き、
焦点を結ぶ視界にはテーブルから飛び立つ蛾。

ひらり、はらり。
舞うはあかい血に塗れた白の花弁。
漂う香気は蛾の主だけに嗅ぎ取れるのか。

潤んだ切れ長の双眸は見開いた後に眇められ、
己の腕を抱き締め俯いて華奢な肢体は小刻みに震える。]
2006/09/20 21:28:19
冒険家 ナサニエル
[確実にと言われると僅か微笑んで]

館の地図を御渡ししましょうか?
一枚しか御座いませんが私は道は覚えていますので。

然し、此の状況で探索は些か危険かと。

[少しだけ眉を寄せ相手を見詰める]
(112)2006/09/20 21:34:27
学生 ラッセル
[『どうか、この子だけは…』

『……』

母親は我が子を抱き締めて必死に懇願するも、
冷たく一瞥され願いが聞き届けられる事は無かった。]
2006/09/20 21:35:53
流れ者 ギルバート
[微かに肩を竦めて]

ああ…貰えるなら貰いたいね。

……危険でもやるしかないだろう。
自分が死にたくなければ。
…誰かを守りたいと思うなら。

だから…そう言う準備も必要ってことだ。

[微かに眉根を寄せる姿に
肩を小さく竦めたあと
心配しなくていいとでもいうように
微かに
ナサニエルの髪を撫でて]
(113)2006/09/20 21:40:43
見習いメイド ネリー
誰か…。


………誰を、呼ぼうとしていたの…?

[伸ばした手はベットのシーツを這い、力無く横たわる。
梳かれた常磐の髪はシーツの波をたゆたい海原を泳ぐ人魚のようで。

背を撓らせ濡れた瞼を瞬かせると薄い鎖骨が露になれば、
シーツが肌を滑り落ちた。

柔らかな桃色の乳房に宿るは薔薇と荊のタトゥー。
それらはますます荊の蔓を伸ばしたような感覚すら憶えて。
ざわりと蠢いた物を感じれば背筋がぞくりと慄いたけれど。]
(114)2006/09/20 21:41:36
学生 ラッセル
[目の前の残像と生々しい其の時の空気に、
其れが自身にしか感じられぬ記憶の領域と判って居ながらも、
半ば呆然と其の時に飲まれかけて――

気遣わしげなキャロルの視線に気付き、
なんとか顔を向ければゆるりと首を振る。
いつもは桃色の唇すら今は血の気が失せて、
浮かぶ微笑みは幽鬼の如き儚さか。]

すみません、お見苦しいところを。
…申し訳ありませんが少し外して頂けますか?

[扉の前までキャロルを送ろうと立ち上がりかけ諌められれば、
寄って来たキャロルの顔の前で十字を切り溶ける光。
去って行く後姿をただ黙して見送って後に、
震える手を羽ばたく蛾の方へ伸ばし掌を差し出す。]

おいで…
2006/09/20 21:48:16
冒険家 ナサニエル
はい。では今お持ちしますのでお待ち下さいませ。
其れとも後で御部屋にお届けした方が宜しいでしょうか?

…誰かを護りたいと、でしょうか。
……畏まりました。
ですが本当に、お気をつけて下さい。

[髪を撫でられれば
 少しだけ身体を震わせて]
(115)2006/09/20 21:50:39
学生 ラッセル
[主の呼びかけに蛾はひらりと舞い降りるのに、
掌の蛾が羽を休めるのに潤んだ双眸を眇め首を傾げる。]

忘れるな、と言う忠告かしら?

[――内に孕んだ赤に焦がされないよう。お気をつけ下さい。

[ふいに過ぎる言の葉にゆっくりと瞬く。]

…本当に。]
2006/09/20 21:59:26
流れ者 ギルバート
[小さく頷き
蒼い瞳に真っ直ぐに視線を合わせながら]

ああ…頼む。
どちらでも近いほう……いや
今一緒に取りに行く。

わかってるさ。

[静かに頷くも
こちらの伸ばした手に見せた相手の様子に
微かに苦笑して]

…悪い。
(116)2006/09/20 22:00:48
学生 ラッセル
[膝に置いた両掌で包むように蛾を抱き、
零れる吐息は其れでも熱を帯びて――]
2006/09/20 22:02:59
冒険家 ナサニエル
畏まりました。
では執事室の方までご案内いたします。

[そう礼をして
 苦笑を見れば眉を寄せて
 ゆるりと首を振った]

いいえ、ジルベール様が御気に病む事など何一つ御座いません。

…こちらこそ…申し訳、在りません。
其の様な表情を、させてしまいまして。
(117)2006/09/20 22:05:58
見習いメイド ネリーは、再びベットに埋もれた。
2006/09/20 22:08:12
学生 ラッセル
[『赦して…』

…懇願は誰の?]
2006/09/20 22:09:02
見習いメイド ネリー
――時移様。
私は荊へと近づいてしまったようです。

身も。
心も。
魂さえも。

荊になる事は解っていたけれど。
痛みすらも何時しか消えて、異形の物に成る事もさほど遠くはないでしょう。

この痛みだけが私の存在意味であり証。
それを支えにするのは、いけない事でしょうか。

[途切れ途切れになる小鳥のような声は彼へと声を送って。]
2006/09/20 22:11:55
学生 ラッセル
[手の中でゆるゆると羽を寛げる蛾に、
宙を彷徨っていた視線は掌へおりて、
浮かぶ妖艶な微笑みは憂いと共に何処か冷たい。]
2006/09/20 22:12:52
流れ者 ギルバート
頼む。

[頷きと共に短く告げて。
ゆるりと首を横に振る青年から視線を外しながら]

───謝らなくていい。
お前にそういう顔をさせているのは俺だ。

[癖のあるバスヴォイスで静かに紡ぐ。
それからふと
思いついたように]

一つ…聞いてもいいか。
……お前は…ここから出られたらどうするんだ?
(118)2006/09/20 22:18:06
学生 ラッセル
[覚えても居ないけれど忘れる筈も無い。

思い描かれたは果たして何の記憶なのか、
表情は変わらぬままなれど蛾を持った手は小刻みに震えたまま。]
2006/09/20 22:19:16
冒険家 ナサニエル
はい、それでは此方へどうぞ。

[道を促そうとしたけれど
 ジルベールの様子にまたゆるく首を振る]

…いいえ。謝らせて下さい。
本来ならばジルベール様に
其の様な表情等、させたくありませんので。

[尋ねられた言葉に
 思わず驚いたような表情を浮かべ
 けれど直ぐに、柔らかな色を取り戻し]

きっと、どうも致しません。
(119)2006/09/20 22:27:44
書生 ハーヴェイ
[誰か…と呼ぶ声があれど返事を返すわけでもなく。
救護室の扉を静かに閉める。

ランドリーから持った来たメイド服を手にベッドへ歩み寄れば、彼女が潜るシーツの上へとふわりと置いて。

救護箱を手にベッドの端に腰を下ろせば、シーツの波をたゆたうようなネリーの白い右手を取り消毒をしてガーゼを当て包帯を巻いてゆく]
(120)2006/09/20 22:34:34
冒険家 ナサニエル
――茨姫…

[弱々しい小鳥の囀りの様な
 そんな声が届けば僅か目を伏せて]

其れを支えにするのは悪い事等ではないでしょう。
消え行くものに縋りたくなるのは当然であり必然。

其れに既に禁忌を犯した身、
今更罪を重ねても其れは変わる事無く。

私も其の内に物言わぬ異形に為るでしょう。
其の時まで、ただ、あの方の為に尽力する心算です。
2006/09/20 22:35:09
流れ者 ギルバート
[促されるままに進もうとすれば
再び見せる表情に微かに肩を竦め]

…お前…結構一徹者なんだな。

[微かに呆れを含んだ口調ながらも
その割に表情は楽しげで。
けれど返ってきた返事と表情に面食らったように
瞳を瞬かせてじっと彼の瞳を少しだけ見下ろし]

……どうもしない?何故。
(121)2006/09/20 22:35:47
学生 ラッセル
[血の気を失った薄い唇は何事かを呟いたけれど、
其れは空気も震わさず誰にも届かない。]
2006/09/20 22:38:37
学生 ラッセル
[其の面には確かに妖艶な笑みが浮かんでいたけれど、
若し其れを見た者があれば泣いている様に映るか。]
2006/09/20 22:41:11
冒険家 ナサニエル
此のまやかしの永遠が終われば私は、
力を失い只の古びた時計へと為るでしょう。

そして此の館にずっと。
アーヴァイン様と共に―――。
2006/09/20 22:41:59
見習いメイド ネリー
…………………。

[身体を動かすのもままならぬのか。
視線だけちら、と流し見ながら取られた手を見て。
血塗れた手はアルコールで流され、赤を白い包帯で覆った。

色めいた吐息を漏らし、まどろむまま彼の動作を眺めるだけで。
いつしか顔が赤らんでいくのは享楽を憶えたものなのだろうか。]
(122)2006/09/20 22:48:03
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/20 22:48:43
冒険家 ナサニエル
申し訳御座いません。

[そう言ったけれど、
 彼の表情を見たからか、
 安堵したような、
 少し嬉しそうな微笑みを浮かべていて

 見下ろされれば瞬いて、
 柔らかな色を籠めて見詰め返し]

私が仕えるのはアーヴァイン様で御座います。
此の宴が終わっても其れは変わる事は御座いません。

アーヴァイン様が此の館で朽ち果てたのなら、
私もまた此の館で朽ち果てるのを待つのみです。
(123)2006/09/20 22:51:14
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/20 22:53:45
学生 ラッセル
[木霊する声は、
懇願か、
嬌声か、
嘲笑か、
怒声か、
呪詛か、
祈りか――]
2006/09/20 22:57:41
学生 ラッセル


[私は、何を望んだ?]
2006/09/20 23:00:49
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/20 23:01:04
書生 ハーヴェイ
左の手を。

[右手に包帯を巻き終えれば、そう短く促して。
左の手もよこすようにと、手の平を上に向けて差し出した]
(124)2006/09/20 23:03:47
見習いメイド ネリー
…はい。

[言われるままに右手がベットに降りれば、左手を差し伸べて。
淡々とただ動作をこなす指先を見つめては目を細めて。]

…溺れた人魚は沈むしかないでしょうね。
(125)2006/09/20 23:10:37
流れ者 ギルバート
[微かに首を横に振る。
けれど彼の告げる言葉に浮かぶ表情は険しく]

……そう…か…。

[微かに息を一つついて]
(126)2006/09/20 23:12:37
冒険家 ナサニエル
[ジルベールの仕草に表情に、眉を寄せて]

…如何か、致しましたか?
(127)2006/09/20 23:15:02
学生 メイ
[ソファに掛けた主が呟いた言葉に瞬く。
闇の眷属。
それは何を意味するのだろう。]

……マスター。
闇の眷属って何?

……一度死んで、蘇った僕も、闇の眷属?

[一度死んだ。
"マリエーヌ"は死んだ。
変わりに、"メイ"が生まれた。
人は生き返らない。]
(128)2006/09/20 23:15:10
学生 ラッセル
[『もう一つの名前をあげる、真紅よ。』

眸と同じ碧の光を放つアレキサンドライトキャッツアイと共に、
其の名を貰った時はまだ何も知らなかった――]
2006/09/20 23:15:56
書生 ハーヴェイ
[差し伸べられた指先も同様に手当てを終えて。
道具を戻し救護箱を手に立ち上がる]

泳ぎ方を忘れてしまったらそうでしょうね。
(129)2006/09/20 23:21:26
流れ者 ギルバート
[微かに険しい表情のまま歩を進め
ふと耳にナサニエルの声が届き
その表情があまり芳しくないものであれば
はっとして]

…ああ…何でもない。
大した事じゃないから……。

[そう告げて小さく息を吐く]
(130)2006/09/20 23:25:52
学生 ラッセル
[優しい微笑みが何故そんな憂いを帯びていたのか、
幼心にただ少しだけ心配になって不安になって、
子供の考え及ぶ範疇の不安等よりもずっと酷かった。]
2006/09/20 23:28:35
学生 メイ
[ふつりと途切れた記憶は何度思い返しても、思い返すことが出来ず。
己の始まりは、主に拾われたその日から始まる。]

……。
何だかよくわからないけど。

僕はマスターを守るよ。
マスターの傍にいる。

[主に、後ろから抱きつく。
この人が全てなのだと、確かめるように]
(131)2006/09/20 23:28:40
冒険家 ナサニエル
[どう見てもそうは見えず
 ただ何ともいえないような視線を送り
 けれど何でもないといわれてしまえば
 追求も出来ず]

…畏まりました。

[時折ジルベールの様子を伺いつつも歩を進め
 執事室の前まで辿り着くと]

それでは、少々お待ちくださいませ。

[一礼をして部屋へと入っていく]
(132)2006/09/20 23:31:35
学生 ラッセル


[私は、何を望んだ?]
2006/09/20 23:34:48
見習いメイド ネリー
初めから泳げないとしても…沈むのは変わりないのですね。

[手当てを終えられれば立ち上がる彼の背を見て。
ゆるく首を振った。]

溺れるのは甚く簡単でした。
其れに身を委ねれば、何処までも落ちていく気がして。
(133)2006/09/20 23:37:00
学生 ラッセル
[諦めた様な溜息は重く重く、
其の身を焦がす熱は尚も祓われず、
ゆるりと首を振れば手の中の蛾を見つめ、
潤んだ切れ長の眸を眇めて、
華奢な両腕を伸ばしそうっとテーブルへ放す。]
2006/09/20 23:37:28
流れ者 ギルバート
[こちらに向けられる視線の理由に
気付けないほど馬鹿でもなかったけれど
ただ唯一の言葉を切り札にして
青年が自室へと消えるのを見送る。

出てくるのを壁によりかかって待てば
遠くから響く女の微かな悲鳴だとか
時折響く銃声だとか
けれどそれらに表情が動くことはなく
ただナサニエルが戻るのを待つ]
(134)2006/09/20 23:40:56
学生 ラッセル


[愚かな…]
2006/09/20 23:42:16
冒険家 ナサニエル
[執事室――
 辺りを見回せば沢山の時計が見える
 それ以外は必要な物だけがただ置かれていて

 其れなりに作りの良い机の引き出しから地図を取り出せば
 先程の彼の表情を思い出したのか
 額に手を当て緩く長い息を吐いた
 軽く首を振れば思いを断ち切る様に
 もう一度息を吐いて片眼鏡を正し

 部屋を出れば其処に居るジルベールに一礼を送る]

お待たせして申し訳御座いません。
此れになりますので、どうぞご参考に。

[そして地図を彼へと渡した]
(135)2006/09/20 23:48:47
書生 ハーヴェイ
さあ、どうでしょうね。

[机にコトリと救護箱を置いて。
続く言葉に彼女の方をちらと見る目は細められたまま]

………そうですか。
(136)2006/09/20 23:52:27
学生 ラッセル
[蒼白の薄い唇は音も無く心の声を呟く。]
2006/09/20 23:52:30
踊り子 キャロル
[ラッセルの部屋を出てから、何となく自分の部屋には気が向かずに辺りをさまよって。
人と人が殺しあったり、あいつは狂っているんじゃないかと疑いあったり、いつ殺されるかとビクビクして隠れている使用人達の様子を見ては僅かに眉を寄せて。]

仮に今生きてたところで、
ここからいつまで生きれたかわかったもんじゃないわね。

[独り言を呟けば、一瞬ためらって、自分の部屋の扉へと歩む。すり抜けられるのだから扉から入る必要もないのだが、生前の癖か扉からそっと中に入る。]
2006/09/20 23:52:49
流れ者 ギルバート
[静かに息をゆるりと吐けば
手の甲へと微かに視線を落とし沈黙する。

そのままじっと無言だったけれど
やがて微かに手を引きあげて甲へと口付けるように
唇を微かに落として。

けれどそんな瞬間に現われた姿に微かに驚き
一瞬の躊躇の後差し出された地図を受け取って]

…すまない。助かった。
(137)2006/09/21 00:02:19
学生 ラッセル
[薄い唇が更に何か呟きそうになれば、
ただ噛み締めて俯き、
膝の上の手を握り締める。

唇も手も益々白く、白く――]
2006/09/21 00:02:51
踊り子 キャロル
[絨毯の上に横たえられたままの遺体。
遺体の傍に添えられたナイフと銃が使われることはなかった。
どこか安堵したかのように息を吐けば、しゃがみこんで。]

……死んだくせに、幸せそうね、貴女。

[別段笑っていたわけではないけれど、死という安息を得たためか、冷たくなった彼女はどこか満足そうな顔にも見えて。]
2006/09/21 00:06:31
見習いメイド ネリー
溺れるも壊れるも、私の望みでした。
貴方の言葉は何処か私には痛いのです。

[肢体は緩やかに上体を起こす。
彼に背くように真白の背中を晒し外の向こうの荊を見つめて。
自らを抱きしめるようにすれば常磐の髪はゆるゆると鎖骨に掛かる。]

胸を刺すような痛み。
貴方と話していると、何処まで自分が愚かしくなるかだなんて。
責め立ててくれればくれるほど痛みは増して、
まるで心臓に荊が巻きついたようで。

――――貴方が、怖いのです。
(138)2006/09/21 00:08:10
踊り子 キャロル
[それから視線を、2つの手首が持つ白薔薇と赤薔薇、
胸に咲く黒薔薇にうつし、手を黒い薔薇にそっと近づける。

どうせ触れやしないのに、触れそうな位置になるとビクリと手を止めて。その薔薇が、何故だかとても恐ろしく見えた。]

――部屋は荒廃してるのに、何故この薔薇たちは枯れないの?

[自分の遺体もまた、時が止まっているかのように綺麗なままで。]
2006/09/21 00:13:37
書生 ハーヴェイ
[鼓動は脈を打つ]
2006/09/21 00:14:45
書生 ハーヴェイ
嗚呼。
――その言葉は…
2006/09/21 00:15:07
書生 ハーヴェイ
それより先は。


――聞きたくない。
2006/09/21 00:17:02
冒険家 ナサニエル
[ジルベールの様子に僅か瞬いて
 どんな顔をすればいいか、判らないように

 彼が口付けた其の場所は――

 押えるように隠すように緩く息を吐いて、
 柔らかな眼差しを送り、丁寧に一礼を送る]

いいえ、お役に立てて幸いです。
(139)2006/09/21 00:18:12
踊り子 キャロル
[すくっと立ち上がれば、ベッドの上に寝転がるように仰向けに乗り、荒廃していく部屋の天井を見つめる。

お養父様はどうしているかしら。
お実母様はどうしているかしら。

お実父様には会いたくない。
お養母様には会えやしない。

彼女が館に来てから初めて、そんなことを考えた。
檻の中――詫びたい人に詫びることも出来ない。
何より、一番詫びたい人は、まだ生きている。
その人が死なねば会う可能性すら皆無に等しく。
けれど、生きててくれたらそれでいいとも思って。]
2006/09/21 00:24:37
流れ者 ギルバート
[ゆるりと手を下ろしながら
何ともいえないような瞳のまま
微かに微笑む。

全てを隠してしまうほどに鮮やかな笑みで。

蒼い瞳が浮かべる柔らかな瞳に微かに微笑んで]

…部屋まで…戻りたいんだけど。
(140)2006/09/21 00:26:43
書生 ハーヴェイ
―――――。

[息を吸えば喉の奥がヒュゥと乾いた音を立てて。
詰まるように漏れるは薄い哂いか]

――……。

[かすれた呟きは声にならずに。

床に響く足音だけは明瞭に。
最後に振り返り、何かを言いかけたけれどもやはり声にはならず。
歪な笑みだけを残して扉の外へと消えた]
(141)2006/09/21 00:27:08
学生 ラッセル
[きゅうと目をつむり何かを堪える様に震え。]
2006/09/21 00:28:06
冒険家 ナサニエル
[其の笑みを見て息を飲むけれど
 微笑まれれば微笑みを返し]

…畏まりました。
其れではお部屋までお送りさせて頂きます。
此方で御座います。

[また一礼を送れば
 部屋までの先導をするように歩き出す]
(142)2006/09/21 00:31:14
学生 ラッセル
[聖母は、娼婦は――]
2006/09/21 00:32:02
書生 ハーヴェイ
[言葉はただ埋め尽くされて。

哀しい、悲しいと。



ただ、それだけ。

――それでも痛む心が嬉しいと。笑みが零れる]
2006/09/21 00:33:34
学生 ラッセル
ごめんなさい…

[大聖堂を出る時に溢した言葉が溢れた。]
2006/09/21 00:35:32
見習いメイド ネリー
[壊してといえば壊してくれるのだろうか。
背を向いていたからその声は、表情は見えなかったし聞き取れなかったけれど。
扉が放たれ、再び閉じられる音がやけに響いた。]

………………。

[再びベットに音を立て横たわり微かに潤む目を余所に。
身体は熱を帯びて、しなやかにシーツの波に埋もれた。]
(143)2006/09/21 00:38:01
踊り子 キャロル
[こうして自分の部屋にいると、他の部屋よりもいやに瘴気の存在が感じられ、鬱陶しそうに身を起こす。
そうして、また扉からふっと外へ出れば、虚ろな瞳で佇んで。]

これも悪魔の仕業だというのなら、
感謝を通り越して余計なお世話だわ。

[忘れようとしたはずなのに、今まで忘れていたのに、
父に刃を向けた時の感覚が如実に思い出され、息を吐く。
殺さなければよかった、と思っているはずなのに、
呼び起こされる感覚は、あの日に抱いた安堵と恍惚。]

――彼の言う通り、私は私だから罪を犯したのかもしれない。

[後ろ手にノブに手をかければ、瘴気にのまれまいと瞳をキッと強く上げ、目に見ることの出来ぬ薔薇の香気を睨みつけた。]
2006/09/21 00:38:43
流れ者 ギルバート
…ああ…頼む。

[そう小さく呟いていつものように部屋へと
彼の後ろをついて戻る間
地図を片手に一言も声をこぼさず]
(144)2006/09/21 00:39:18
見習いメイド ネリー
[この痛みがあるからこそ、生きられるのだと―――

                           そう、思っていたから。]
(145)2006/09/21 00:41:54
冒険家 ナサニエル
[頼むといわれればまた礼を送り

 何も言わぬ彼に
 本当に其処に居るのかと幾度か振り返り
 姿を認めれば僅か胸の中で安堵して

 部屋に着けば、
 振り向いて、一礼を送った]
(146)2006/09/21 00:42:30
書生 ハーヴェイ
[くつりくつりと肩を揺らして私は嗤う]
(*34)2006/09/21 00:47:05
学生 ラッセル
[置いてきた筈の其れ等が纏わりつけば、
無防備になった其の心も瘴気は容赦なく蝕むか。]
2006/09/21 00:47:19
書生 ハーヴェイ
[くつりくつりと漏れる笑いは、泣き方を忘れたからだろうか]
2006/09/21 00:48:28
見習いメイド ネリー
[廻る廻る薔薇の荊。
           荊は棘を持ちて花弁を守る。

だけど棘を断ち切られれば零れ落ちた棘は何処へ消える?

地に落ちて朽ち果てる運命しか無いのだろうかと。]
(147)2006/09/21 00:48:29
学生 ラッセル
[拒む様にゆるゆると首を振って、
猫足のソファに身を沈め項垂れて――]
2006/09/21 00:50:09
流れ者 ギルバート
[地図をポケットに入れて
こちらを微かに振り返るそのたびに
視線が合えばゆるりと瞳を柔らかく笑ませる。

そうしているうちに部屋へとたどり着けば
そこにあるのは豪奢なまでに精緻な彫が施された扉
それを軽く押して溜息をつき。

ゆるりと振り向いた先の扉の隙間に見える姿
微かな逡巡の後小さく小さく呟く]

──ごめん。

[言葉と共にその手を掴んで
自らの部屋の中へとその姿を滑り込ませて
扉を閉めてしまうのと
腕の中へと抱き込めたナサニエルに口付けるのと
どちらが早かっただろうか]
(148)2006/09/21 00:52:22
踊り子 キャロル
[さりとて、睨みつける目も、対象が見えなければ持続させることは難しく。隣の部屋に目線をやれば、大丈夫かな、などまた心配して。]

死んでる相手を心配するというのは、なかなか不思議なことね……

[自室の扉前に座り込み、廊下を行きかう人をぼんやりと目で追う。死にませんように、死ねばいいのに、思考は徐々に危うく。]
2006/09/21 00:53:40
踊り子 キャロル
[ふと、自分のワンピースにまた赤い斑点がうっすらと出来ていくのを見て、首を振り。きつく目を閉じて、また目を開けば真っ白な姿に戻って。]

おかあさま……

[小さく紡がれた言葉は瘴気の海に掻き消えた。]
2006/09/21 00:54:37
見習いメイド ネリー
此処に存在している事が既に禁忌でしょうか。
私の身体は荊で満ちています。

―――時移様。

二人異形へと変わるならば。
どうか貴方と共にあれとそう望む事をお許しください。

私は此処に。貴方も此処に。
一人では余りにも寂しいのだから。
2006/09/21 00:55:12
流れ者 ギルバート
例え

例え傍にいられなくても
この願いが叶わなくても

俺は…俺はお前のことを──
2006/09/21 00:57:24
学生 ラッセル


[貴女は、何を望む?]
2006/09/21 00:57:58
冒険家 ナサニエル
―――、

[其の言葉に返事も出来ず
 ただ間近に在る彼を見詰めながら

 唇が離れれば、
 どんな顔をすれば良いか判らないような
 それでもどこか切なげな表情を浮かべ]
(149)2006/09/21 00:58:18
美術商 ヒューバート
―自室―

[背後から添えられた手に答えるようにそっと握り返し]

…残念ながら、私にもそれが何かは良く解らないのだよ。

[ひとりごちるように、ぽつりと呟いた]
(150)2006/09/21 00:59:13
冒険家 ナサニエル
[頭の端に――声が聞える]

…茨姫―――
2006/09/21 00:59:43
書生 ハーヴェイ
―自室―

[扉を開けば真紅より預かった使用人がはっと顔を上げる。
泣いていたのだろうか。
腫れた瞼をこすりれば此方に歩み寄り、ただ「おかえりなさい」と頭を下げた。

そんな使用人に返事をするでもなく、
窓辺の椅子に凭れて見る世界は茨に覆われたままで]

――紅茶を、いただけませんか。

[視線も合わせずに呟いた言葉。
やがてテーブルに漂うは茶葉の蒸す香りか。]
(151)2006/09/21 00:59:54
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