人狼審問

- The Neighbour Wolves -

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(1879)【 EROTIC&HERETIC 】 : 4日目 (1)
書生 ハーヴェイは流れ者 ギルバートに投票しました
見習いメイド ネリーは冒険家 ナサニエルに投票しました
酒場の看板娘 ローズマリーは書生 ハーヴェイに投票しました
未亡人 オードリーはお嬢様 ヘンリエッタに投票しました
学生 メイは未亡人 オードリーに投票しました
お嬢様 ヘンリエッタは美術商 ヒューバートに投票しました
流れ者 ギルバートはお嬢様 ヘンリエッタに投票しました
冒険家 ナサニエルは見習いメイド ネリーに投票しました
美術商 ヒューバートはお嬢様 ヘンリエッタに投票しました
村人は集会場に集まり誰を処刑すべきか話し合った……

書生 ハーヴェイ は、流れ者 ギルバートに投票した
見習いメイド ネリー は、冒険家 ナサニエルに投票した
酒場の看板娘 ローズマリー は、書生 ハーヴェイに投票した
未亡人 オードリー は、お嬢様 ヘンリエッタに投票した
学生 メイ は、未亡人 オードリーに投票した
お嬢様 ヘンリエッタ は、美術商 ヒューバートに投票した
流れ者 ギルバート は、お嬢様 ヘンリエッタに投票した
冒険家 ナサニエル は、見習いメイド ネリーに投票した
美術商 ヒューバート は、お嬢様 ヘンリエッタに投票した

お嬢様 ヘンリエッタ は、村人の手により処刑された……
お嬢様 ヘンリエッタは人間だったようだ。
学生 メイは、冒険家 ナサニエルに襲いかかった!
流れ者 ギルバートは冒険家 ナサニエルを護衛している……
流れ者 ギルバートは冒険家 ナサニエルの護衛に成功した!!
今日は犠牲者がいないようだ。人狼は襲撃に失敗したのだろうか?
現在の生存者は、書生 ハーヴェイ、見習いメイド ネリー、酒場の看板娘 ローズマリー、未亡人 オードリー、学生 メイ、流れ者 ギルバート、冒険家 ナサニエル、美術商 ヒューバート、の8名。
学生 メイ
あーあーあーあーあー。

邪魔したの、だぁれ?

茨の王冠、作りたかったのに。
(*0)2006/09/21 01:05:48
書生 ハーヴェイ
本当に煩わしい。

主へしたためたカードは受け取れませんか。バトラー。
(*1)2006/09/21 01:09:24
学生 ラッセル
[『私の宝物』

[そう言って抱き締めてくれた腕は、
優しい穏やかな微笑みは、
余りにも心地良くて愛しくて哀しくて、
言葉にならなくてただ俯いた。]

「どうして、笑えるんですか?」

『他の何も無くても真紅が居れば良いの』

[無邪気な其の表情に碧の双眸は揺れ――]

「私も、貴女が笑ってくれれば嬉しいです」]
2006/09/21 01:13:36
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/21 01:20:48
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/21 01:35:22
美術商 ヒューバートはメモを貼った。
2006/09/21 01:36:52
踊り子 キャロル
[ほんのりと紫水晶が浮かび上がる頃、小さい頃を思い出していた。――いや、それは思い出さされていたのだろうか。

短く切ったショートヘアーに男の子の格好。
小さい頃は何の疑問ももたず、男と思って生きてきた。
されど、成長していけば嫌が応でも男女差ははっきりと、
くっきりと浮かび上がるもので――]

おかあさまが、おかあさまだけが……

[母だけが、彼女を女として育て始めた。
父はそんな母をよくぶったし、自身も男として振舞わなければ同様にぶたれた。
ゆえに女の子らしい服など一着も持っていなかったけど、
母は私を私として見てくれたから、それでよかった。

8歳の誕生日。あの日までは、辛かったけど幸せだった――]
2006/09/21 01:39:19
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/21 01:46:02
美術商 ヒューバート
―廊下―

[メイを寝かしつけた後。手燭も持たず、ひとり廊下を歩く。
アーヴァインが最期の時を迎えたサロンへ。
その道すがら、不意に廊下に姿を現した少女の姿]

…貴女は…

[ただ、無言で、蝋燭に照らされた暗闇に現れた少女は、
...の目には別の物に映ったのか]

…アリス…お前なのか?
私を……

[虚ろな目でそう呟いて、手を差し伸べようと、距離を縮める]
(0)2006/09/21 01:47:21
美術商 ヒューバート
[闇で微かに揺れる髪が。リボンが。ドレスが。レースが。
すべてが昔の記憶を呼び起こす]

「…お前は誰?」

[そう尋ねた少女の声が。
記憶を毛羽立たせ]

ああアリス…私を忘れたのか。
あれほど愛した私を。

[その呟きが己の脳幹に響くと同時に、
もう若くないその手が、少女の口を押さえ
筋張ったその腕が、少女の身体の自由を奪い]

ああ、愛しい我が娘よ。
永久に永遠にそのままで。

[少女を抱え上げ、少女の出てきたであろう扉を開き]
(1)2006/09/21 01:48:14
美術商 ヒューバート
[驚くほど軽いそのからだを、天蓋付きのベッドへ押し付けて。
抗う少女の腕を押さえつけ、見開いた目を、その手で覆い]

…永遠に、私のものであるように。

[そう呟いて、
薔薇の刻印の銃を未発達な胸元へ。]

さあ、最後の祈りを。

[少女の口から、湿った吐息が漏れると同時に。
無機質な鉛玉が鈍い音を纏い、その胸に吸い込まれた]
(2)2006/09/21 01:49:39
美術商 ヒューバート
[掌を、少女の生暖かい涙が濡らし、
...は我に返る]

…ああ、これは。
これも。

私の罪なのか。
私の求めるものは。

永劫与えられることはない…

[乾いた呟きを残して、忌々しい空間の扉は*閉じられた*]
(3)2006/09/21 01:50:48
流れ者 ギルバート
[掠めるような口付けは
砂糖菓子がとけるよりも甘く切なく
瞳に湛えた光をより際立たせる。

けれど昨日のようにその腕が解かれることはなく
切なげな色を浮かべるナサニエルを微かに見詰め
まるで言葉で告げられぬことがあるかのように
ゆるりと手を持ち上げると彼の頬へと指を滑らせる。

頬を指先がなぞれば
さらりとした感触が伝わるのを感じつつ
その指先はそっと頤へと添えられて
薄い唇はもう一度彼の唇へと静かに落とされて]
(4)2006/09/21 01:51:35
美術商 ヒューバートはメモを貼った。
2006/09/21 01:52:47
美術商 ヒューバートが「時間を進める」を選択しました
踊り子 キャロル
[ぞくりと全身の血が騒ぐのを感じる。]

――――っ

[瞳の色は怒りに満ち、世界を呪わんばかりの殺気が込められ。
あの時感じた以上の憤りを今感じるのは、館の呪いか。
彼女が囚われた檻は、果たして過去なのか、父なのか、性別なのか、自分自身なのか――館の檻は、ただのきっかけに過ぎないのかもしれない。]
2006/09/21 01:55:33
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/09/21 01:56:37
流れ者 ギルバートが「時間を進める」を選択しました
美術商 ヒューバートはメモを貼った。
2006/09/21 01:59:11
冒険家 ナサニエル
――…ジルベール、様…。
……此の様な事は。

[其の表情を見ぬように目を伏せ
 小さな声で呟いた

 もう一度口付けを落とされれば
 また彼を見詰めて

 抱込める腕を振り払う事も出来ず]
(5)2006/09/21 02:07:37
踊り子 キャロル
[紫水晶の中で時折ゆらめく深海の色。]

――いけない、のまれては。

[激しい悪寒に嫌な汗。
ちかちかとめまぐるしく変わる瞳の色。
休める所を求めて、またも自室へと歩む。]
2006/09/21 02:12:48
学生 ラッセル
[視界が歪む理由を、
自身は気付かない。

長い睫が幾度も瞬き、
無意識の内に飲み下す。
――生前と同じ様に。]
2006/09/21 02:13:28
踊り子 キャロル
[目に飛び込むは、未だ朽ちぬ遺体と3本の薔薇。]

こんな、薔薇があるから……!

[むしりとろうとしても、それは叶わずに手は空をきる。
不機嫌に眉根を寄せ、ベッドへ歩めば、うずくまって。]

……………。
ふ…ふふ、ふふふふ……あはははは……

[涙を流しながら、ただ笑い続けて。
ただ笑いながら、涙を流し続けて。

無情に過ぎた時の中で。もう動かない時の中で。
誰の耳にも届かない不気味な笑い声は、*悲しく響いて――*]
2006/09/21 02:14:37
流れ者 ギルバート
……何。

[ぽつりと尋ねる言葉は静かに。
彼の唇に三度重ねようとすればできる程の距離で
ただじっと蒼い瞳を覗いて]

…俺と…こうするのは……嫌…?

[微かな問いかけは囁きにも似ていて。
それでも抱く腕は解く気配をみせず]
(6)2006/09/21 02:15:03
書生 ハーヴェイ
―自室―

[空になったティーカップの中、
部屋の花瓶からつまれた薔薇の花弁に火を灯す。
一枚一枚と炎にくべてぼんやりと眺めるは揺れる炎。
絨毯に座り込み両手でカップを包む使用人は不思議そうに首を傾げた]

「楽しいですか?」

とりわけて愉快な事などありませんよ。

「…でも笑っておられます」

……気のせいですよ。

[戸惑いながらも、頷いて紅茶に口をつける使用人。
その様子を横目でみるも窘めるわけでもなく。
テーブルに頬杖をついたまま、くべる花弁は甘い香りを漂わせるか。
微かに細められた瞳はやがて*閉ざされた*]
(7)2006/09/21 02:21:09
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/21 02:23:04
冒険家 ナサニエル
[嫌かと問われれば
 あの方の面影を残している彼と

 当然嫌なはずなどはなくて
 けれど、駄目だと違うのだと]

そう言うわけでは、御座いません――。
ですが…、…。

[間近に迫る瞳から
 矢張り逃げるように
 切なげな色は逸らされて]
(8)2006/09/21 02:25:06
学生 ラッセル
[身を焦がす熱すら忘却の彼方に、
猫脚のソファに身を沈めたまま、
焦点の定まらぬ切れ長の双眸は、
ゆらゆらと物憂げに揺れる。]
2006/09/21 02:26:40
流れ者 ギルバート
……お前の前にいるのは俺だ。
伯父上じゃない。

[微かに苦いような
静かに苦しいような
そんなような囁きをこぼして]

…だけど…なんだと?

[微かに唇を歪めて言葉の先を促す。
瞳をそらされたなら
それを許さないとばかりに
添えた指先に微かに力を込めて]
(9)2006/09/21 02:33:20
書生 ハーヴェイ
[ひらりと手のなかから花弁は零れて。
白い花弁は炎に揺れども赤く染まることなく燃え尽きる。

こうする事に、とりわけて意味などないけれども。

一枚、また一枚とくべて。
慈しむようにその指は花弁を焔へと落として。
炎の底に沈む黒は奈落の其処か。

灰となった花弁の破片は波にゆられるように焔をたゆたう]
2006/09/21 02:42:25
冒険家 ナサニエル
…申し訳御座いません。……ジルベール様。
其れは重々、承知しております。

[逸らす事が許されなくなった視線を送り
 けれど何時もの柔らかい色は消えかけて

 言葉の先を促されれば口を暫し噤み
 開いても其の言葉は澱む様に]

…ですが――、私は使用人で御座います、し。
(10)2006/09/21 02:46:24
流れ者 ギルバート
[柔らかい光すら消えかけたその様子に
微かに痛みを覚えながら
それでもその瞳を覗こうと。

ただ彼の唇を揺らした音に
静かに言葉を失い
そしてゆるりと瞳を伏せかけて]

……それが…お前の答えだと?
(11)2006/09/21 02:54:25
冒険家 ナサニエル
……申し訳、御座いません。

[其れに重ねて見ている事は事実で
 其れだけではないのだけれども、事実で

 他にも思う事は沢山あるのだけれど
 如何にも言葉などには出来なくて

 ただゆるりと瞳を伏せた]
(12)2006/09/21 03:08:38
流れ者 ギルバート
謝られるくらいなら…罵り倒されでもするほうがマシだな。

[微かに零れるのは溜息とも何ともつかない吐息。
ゆるりと持ち上げられた瞳には色彩の欠片もなく]

……これは…伯父上の呪いなのかな。

[微かに自嘲気味に言葉をこぼせば
頬に滑らせた手は再び彼の身へと下ろされ
何の抵抗もなく荷物のように抱えあげれば
寝台へと歩き出してその身を若干手荒く降ろす。

その姿を見下ろす鳶色の瞳は
酷く泣きそうにも見えたし
酷く寂しそうにも見えた]
(13)2006/09/21 03:18:22
学生 ラッセル
私が、望むのは…

[焦点の定まらぬままに呟かれる言の葉。

其れは、無意識か。

ゆらりと力無く持ち上がる其の手は逆十字を切る。
柔らかな光に長い睫が振るえゆっくりと瞬けば、
眇める切れ長の双眸はひらりと紅く光を映す。]
2006/09/21 03:24:14
学生 ラッセル
ふふっ…

[浮かぶ笑みは底無しの魔性か。]
2006/09/21 03:30:37
冒険家 ナサニエル
ジルベール様を罵るだなんて、
其の様な事は出来るはずは。

[吐息に僅か眉を寄せ
 其の瞳に息を飲んだ]

…ジルベール様?
アーヴァイン様の……呪い?

[零した言葉に驚いて
 一体何の事だろうと見詰めていたけれど

 不意に身体が宙に浮き
 けれど暴れる訳にも行かず]

ジルベール様、一体…!

[乱暴に寝台へと下ろされただ彼を見上げる
 其の瞳には思わず心を摑まれそうで
 思わず伸ばしそうになった手を軽く握る]
(14)2006/09/21 03:33:33
学生 ラッセル
[すらりと身を起こせばタイピンは双と同じに紅く揺れ、
すうと白く華奢な指先が中空をなぞるのに応え、
テーブルにとまっていた蛾は羽ばたく。

ひらり、ひらり。

はらり。

紅い花弁が舞うのに切れ長の眸を眇め、笑む。]
2006/09/21 03:33:59
学生 ラッセル
[生前と同じくしなやかな獣を思わせる動きで、
窓際へと歩み寄り荊に覆われた世界を眺める。]

いい加減に諦めれば良いのに。

[愉しげな呟きは、
自身に対してか、
神に縋る者に対してか、
或いは神に対してか。]
2006/09/21 03:41:09
流れ者 ギルバート
…知ってるさ。
お前がそんなことしないってことは。

[声音は薄く静かに紡がれ
問う視線には微かに唇を吊り上げるのみ。

ゆるりと
けれど彼が逃げることができない程度の力を込めて
その肩を寝台に押し付ければ片眼鏡を外して
サイドボードに置けば
仰ぐ蒼い瞳を覗きこみ]

…さぁ?
俺も…ついにおかしくなったのかな。

[苦笑とも自嘲ともとれる
そんな曖昧な言葉だけ告げて深く口付ける]
(15)2006/09/21 03:42:23
学生 ラッセル
[ゆるりと振り返れば、
ひらり、ひらり。
紅い花弁が部屋を舞う。

すいと手を掲げれば、
呼びかけに応え舞い降りる蛾。]

良い子…
2006/09/21 03:51:48
冒険家 ナサニエル
[吊り上げられる口の端をただ眺め
 片眼鏡を外されれば少しだけ動揺するように
 手を伸ばし其れを取り戻そうとするけれど
 押え付けられていてそれも叶わず

 覗き込まれれば見上げ、ゆるりと首を振った
 深く口付けられれば抵抗をする事も無く受け入れて
 口付けに僅か吐息を漏らしながらも
 矢張りただ見詰めながら]

…ジルベール…様……。
…如何して私なんですか――…。
(16)2006/09/21 03:55:57
学生 ラッセル
[そうっとテーブルへと蛾を戻してやれば、
傍らの草臥れたクロスタイに目を留める。
切れ長の紅い双眸を眇め、
薄い唇が音も無く言の葉を紡ぐ。]
2006/09/21 04:06:09
流れ者 ギルバート
[片眼鏡を外した指先に注がれる視線に
静かに瞳を細めて。

言葉の割には抵抗の欠片もない様子に
あくまで口調は淡々としたもので]

…どうして?…さぁ…どうしてだろうな。
……きっと黒薔薇は白薔薇に引かれるんだろうよ。

[謎かけのような言葉と共に紡げば
頬から首筋へとゆるりと指先を這わせ
その行く手に邪魔なものがあれば
指先はタイを解き釦を外して
覗く白い肌に口付けを落としてゆく。

言葉の割にはその指先はひどく丁寧で
まるで精緻な硝子細工でも扱うかのように。
時折微かな笑みの端々に感情を浮かべたなら
鳶色の瞳は寂しそうな程に静かな光を浮かべ
悲しくなるほどに甘いくちづけだけ描いて──]
(17)2006/09/21 04:13:11
学生 ラッセル
[元々地に足はついているのか、
ふわりと飛んでベットへと身を沈め、
枕に顔を埋めてくすくすと忍び嗤う。]
2006/09/21 04:22:37
学生 ラッセル
嗚呼…

[其れは寝具より引き起こされる記憶か。

最早苦痛は感じないのか、
其の表情は恍惚。
薄い唇は桃色に色付き、
紅い眸は淫靡な色を浮かべる。]
2006/09/21 04:28:42
学生 ラッセル
[華奢な手はゆらりと、
自身の纏う服へと伸び、
スーツの釦を外し、
シャツの釦を外し、
ベルトの止め具を外し、
肌蹴た白い肌を細い指が這い、
薄い腹部から胸元辺り、
あかい逆十字の上をなぞる。]

嗚呼…

[熱を孕んだ甘い吐息が零れ、
長い睫が切なげに揺れる。]
2006/09/21 04:37:42
冒険家 ナサニエル
白薔薇ですか…。

[浮かべるは悲しげな苦笑
 其の言葉に思い出すのは
 白薔薇をくれた主人ただ一人で
 諦めるように目を伏せた

 彼の指先が動く度に息を吐く
 其れは徐々に熱を帯びたものへと

 丁寧な動作に逆に煽られるように
 けれど彼の表情を見れば
 胸を締め付けられるような思いで
 思わず手を伸ばせばその頬を撫で
 其れに自分が気付けば目を伏せて]

申し訳…在りません――。

[口に出るのは謝罪の言葉]
(18)2006/09/21 04:40:39
学生 ラッセル
[甘い甘い一人遊び。

咽返る薔薇の香りと、
艶やかな忍び笑いと、
熱を帯びた吐息と、

混じる啜り泣きは悦楽故か――]
2006/09/21 04:49:03
流れ者 ギルバート
[頬に触れる指先に微かに驚いたような瞳
そうとその手をとれば愛しむように唇を寄せる。
告げる謝罪の言葉にゆるりと首を横に振って
それ以上の言葉は今は欲しくないとばかりに
唇を奪って───。

──ゆるりと深く息をついたあと
少し長めの髪に指先を絡ませながら
控えめに腕の中に抱き込めたまま
声のトーンを変えぬままに呟き尋ねる]

…何故……謝った?
お前に詫びねばならないのは…俺なのに。

[純粋にその言葉の意味を背中越しに求める。
微かに彼の首筋に顔を埋めては
静かに瞳を閉じて]
(19)2006/09/21 04:52:58
学生 ラッセル
[仰向けにベットに横たわったまま、
顔の上に翳したぬらりと濡れる細い指を眺め、
ゆっくりと桃色の薄い唇に寄せ紅い舌を這わせる。]

…もっと。

[呟く声は愉しげで、
華奢な腕を伸ばせば、
長い睫を震わせ、
桃色の薄い唇は微かに開き、
そうして何も考えられなくなるまで、
ただ甘い一人遊び耽り――]
2006/09/21 05:06:38
冒険家 ナサニエル
[触れられる指先に胸を震わせ
 唇を寄せる様に瞳を奪われる
 心の底まで奪われぬ様に目を伏せて――

 ただ抱締められたまま
 尋ねられる言葉に少しだけ迷うように]

…手を、伸ばした事を。
自分から触れるなんて、恐れ多くて。

[小さく呟いて
 詫びねばと言う言葉には首を振った]

…ジルベール様がお気に病む事などは、
何一つ御座いません―――。

[首筋に埋まる彼の頭に静かに視線を送る
 其の眼差しに何かが宿りそうになり、
 また逃げるように目を伏せた]
(20)2006/09/21 05:13:15
流れ者 ギルバート
[微かな気だるさに睫毛を揺らすも
青年の呟く謝罪の理由に
思わず彼の片口に顔を埋めたまま小さく笑う]

…そんな事を?お前…本当に真面目だな。

[微かに首を横に振る様子に
少しだけ腕を解いて身を起こし
後ろからその表情を覗きこむようにしながら
微かに怒ったように眉根を寄せる]

…あのな。
普通はこれは詫びねばならないことだし
気に病んで当たり前のことだろうが。
……どこまでお人よしなんだ…。

[呆れたように紡げば瞳を伏せている様子に
微かに溜息をついて。
それでも両の腕は彼を抱き寄せたなら
その温かさに安堵したようにするりと*眠りに落ち*]
(21)2006/09/21 05:24:47
冒険家 ナサニエル
[言われれば僅か苦笑
 肩口で笑う様子に少しくすぐったいのか
 少しだけゆっくりと身体を揺らす]

…真面目なんでしょうか。

[怒ったような表情には何故か解らずに瞬いて
 御人好しと言われればゆるりと首を振った]

いいえ、本当に。
ジルベール様が気に病む事などは。
寧ろ気に病む必要があるのは―――私の方ですので。

[呟いて
 抱き寄せられたまま聞えてくる寝息に
 此れから如何しようかと一つ息を吐く
 腕を振り解く事も出来ない自分に苦笑した

 今は全てを忘れるように眠るのも*良いかと――*]
(22)2006/09/21 05:46:55
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/21 05:59:05
美術商 ヒューバート
>>0
このへん、昨日酔っ払って帰ってきてあわてて打ったので、正直内容を覚えてなかったんですけど、さっき読み返したらすばらしい電波ぶりで我ながらびっくりですた。
大丈夫か私。
2006/09/21 10:09:48
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/21 11:21:34
未亡人 オードリー
[噎せ返る薔薇の香りのなか、茨に侵食され朽ちはじめた部屋。
相変わることなく豪奢な天蓋付ベットはそのままで、その姿は廃墟には逆に異様で。
享楽の時間は、時の止まった空間で飽きることなく繰り返され。]

ふふふ………、

   ふふ……はぁ……ん……

[秘めやかな嬌声と甘い吐息が漏れ聞こえて部屋は薔薇と隠微で濃密な香りで満たされて]
(23)2006/09/21 13:40:24
未亡人 オードリーはメモを貼った。
2006/09/21 13:46:04
未亡人 オードリーが「時間を進める」を選択しました
酒場の看板娘 ローズマリー
[部屋に充満する濃密な匂いは薔薇のものかお互いが発する香りか、
部屋にただひとつ残ったベッドの中、
そこに二人だけの時間が流れていく]

んっ…あぁぁっ……はぁ…はぁ……

[唇からこぼれ出すのはどこまでも甘美な音色の声と淫靡な熱気に彩られた吐息、
静かな部屋の中ただ二人が立てる音だけが聞こえる]
(24)2006/09/21 13:54:30
酒場の看板娘 ローズマリーはメモを貼った。
2006/09/21 13:55:08
酒場の看板娘 ローズマリーが「時間を進める」を選択しました
未亡人 オードリー
[時の止まった部屋で、刻まれるのはただ隠微な吐息。
濃密な香りは空気の密度を変え、白き柔肌に纏わり。
爛れた時の流れが場を埋める]

……ローズ………ん……。

[愛しき者の柔肌に真紅の華を咲かせ、責め立て追詰め
終わりの無い享楽の時が流れる。]
(25)2006/09/21 14:07:00
酒場の看板娘 ローズマリー
[白い肌は今は赤く染まり、
互いに触れあうほどに香りより濃厚に密度を変えていき]

オードリー…さまぁ……。

[愛しき人より与えられる何時までも果てることなき享楽、
上り詰めていく心はいつまでも安らぐことなく追い詰められ、
またそれがなおいっそうに快楽を増し、ただ貪欲に求め貪る]
(26)2006/09/21 14:21:48
踊り子 キャロル
[一体どれくらいの時間が経ったのだろう。
動かぬ時の中でそれを考えるのは酷く滑稽だったけど。
横たわったまま、虚ろな目で朽ちた部屋の外を眺める。
瞳の色は、どうにか今は落ち着いて。]

気が、おかしくなりそう……。
死んでからも……折角死んだのに、こんな思いをするなんて。

[自分の身体を抱くようにして窓とは逆方向へ寝返りをうつ。]
2006/09/21 14:26:15
未亡人 オードリー
[豪奢な天蓋のレース越しに見える二つの白き肢体は、
優美な影をシーツに落とし、さながら睦み合う蛇の化生を思わせ。
いつ果てる事もなく時を*刻んだ*]
(27)2006/09/21 14:28:01
酒場の看板娘 ローズマリー
[心ごと身体を重ね合わせていき、
二つの白き肢体は絡み合い朱を交えて桜色に染まり、
長い時を刻み続ける。

どれだけの時間がたったか?
すでに時の感覚は薄れて、ぼんやりとする意識の中ベッドの上で二人ぐったりとして果てている]
(28)2006/09/21 14:40:27
美術商 ヒューバート
太陽の高いうちからこういう描写を見ちゃうと、東海テレビ製作の13:30の昼ドラを見ているような気持ちになるな…
2006/09/21 14:42:13
踊り子 キャロル
[いつも口に出していた。

ごめんなさい
ゆるして、おとうさま

いい子にするから、おかあさまをぶたないで]

……ごめんなさい……おとうさま

[膝を抱え、小さくそう、呟いて。
自分が殴られることよりも、母が殴られることが怖かった。]
2006/09/21 14:48:07
学生 ラッセル
[ゆらゆら]

[ゆらゆら]

[ゆらゆら]
2006/09/21 15:16:48
学生 ラッセル
[何も考えずにどれくらいそうしていたのか、
もう細い指先すら動かすのは億劫で、
枕に預けられた快楽に蕩けた微笑みだけ。]
2006/09/21 15:28:09
流れ者 ギルバート
[ゆるりとした目覚め
瞳を少しずつ開けばそこにあるナサニエルの姿に
微かにきょとんとしたあと二度三度瞬いて
そのあと納得ができた様子で
表情に浮かぶのは嬉しさとも寂しさともつかない
何ともいえない感情。

するりと腕を解いたなら
眠るその頬に小さく口付けシャワールームへ。
身支度を済ませてしまうと
昨日散らした彼の服を簡単に畳んで椅子の上に。

水分だけきちんととったならベッドに腰掛けて
本を片手に眠るその様子をのんびりと眺め]
(29)2006/09/21 15:28:50
学生 ラッセル
[紅い切れ長の双眸は焦点を結ばず、
或いは其れは既に無意識なのか、
桃色の薄い唇が音も無く名を紡ぐ。]
2006/09/21 15:33:07
踊り子 キャロル
[昔の記憶にとらわれて、そこから逃避するように徐々に瞼は重く――
さりとて意識を手放たところで何の解決にもなりはしなくて。]

……じゃあ、どうすればいいの?

[重たげに瞼をあげれば、何もない場所へと投げる問いかけ。

父を殺してから、女として堂々と生きたあの時。
血のつながらない父は実父と違って優しくて。
血のつながらない母もまた、彼女をわが子のように慈しみ。]

――つかの間の幸せ。
2006/09/21 15:45:50
学生 ラッセル
[肌蹴た服も其の侭に切れ長の眸はゆっくりと瞬く。]

闇を祓い続ければ良かったの?
彼等を祓えば他の人達は解放されるけど…

言われた通りに祓うだけで私は何も見て来なかった。
ただ貴女が笑ってくれれば其れで良かったから。

[でも、と桃色の薄い唇は音も無く紡ぐ。]

そうして私はどれだけ奪って来たのかしら?
誰も彼も私から何一つ奪わなかったのに。
2006/09/21 16:00:40
踊り子 キャロル
[ゆっくりと起き上がり、その先は思い出したくないとばかりに首を振った。独りでいることが怖くて、誰でもいいから話し相手がほしくて、隣人を思い浮かべる。]

……大丈夫だったのかしら。

[去り際の顔色を思い出し、隣をさえぎる壁をじっと見る。]
2006/09/21 16:10:21
学生 ラッセル
…最後まで私は奪ってしまいましたね。

[枕に頬を乗せてベットにうつ伏せに身を沈めたまま、
華奢な白い肩口が露わになる以外は、
傍からは其れほど服が乱れているのも見て取れないか。]
2006/09/21 16:11:17
冒険家 ナサニエル
[ゆるりと瞳を開けば何時もとは違う部屋
 昨日の事を思い出せば目元を軽く押える

 傍の温もりが無い事に気づけば
 身体を起し
 傍らに彼が座っている事に気づけば
 目を瞬かせた]

…ジルベール様。
―――お早う御座います。

[其方へと一礼を送るけれど
 どのような顔をしたら良いか解らない]
(30)2006/09/21 16:16:42
踊り子 キャロル
[そっとベッドから降りて、扉へと歩みかけ……
生きてた頃の習慣に縋る姿が酷く滑稽に思えて、歩みを止める。
あえて、扉の隣あたりにある壁からすぅっと外へ出て。]

入っても、大丈夫かしら……

[彼の部屋の前で少し躊躇したものの、ゆっくり中に入れば入ってすぐの所で止まって、ほんのり見えた彼に声をかける。]

……ノック、出来なかったから。
なんとなく来ちゃったけど、邪魔だったら、出る。
2006/09/21 16:20:07
学生 ラッセル
[声に、ゆらりと身を起こせば、
キャロルからは其の白い肩が見えるだろうか。]

御機嫌よう、キャロルさん。
少々お待ちを。

[背を向けたまま乱れた服を整えて、
手櫛でさらりと髪を整えればもういつも通りに、
振り向き切れ長の双眸は紅く煌くか。]

どうされました?

[首を傾げ浮かぶ微笑みは底無しに妖艶。]
2006/09/21 16:25:46
流れ者 ギルバート
[品のよい装丁の本に視線を落としていれば
彼が起きたことに気がついて微かに微笑む。

暫くその光景を眺めたあと
彼の手を引き寄せながら掠めるような口付けを
彼の目元に落として]

おはよう。
……よく眠れた?

[何とも自虐的な言葉だと思いながら
そんな言葉で彼に尋ねる。

どうにも困ったような様子を見て
微かに苦笑しながら肩をすくめた]

…俺はお前を困らせてばかりだな。
(31)2006/09/21 16:26:17
踊り子 キャロル
[昨日の様子に見えた肩口、着衣を整える姿を見て、
やはり来てはいけなかったかと考えがめぐる。
なれど、紅く煌く双眸を見て、僅かに眉を寄せる。]

独りでいたら、怖くなって。
闇に、過去に、押しつぶされそうだった。

[彼女の口調にはもう貴婦人のような上品さや丁寧さは残っておらず、入り口からは一歩も動かず置いていかれた子供のように、暗い瞳でそう告げた。]
2006/09/21 16:33:21
学生 ラッセル
そうでしたか。
其れは申し訳ありませんでした。
余り見苦しい所をお見せしたく無かったので。

[キャロルの眉を寄せるのを気にした様子も無く、
一人遊びの痕すら残さずに白いままの、
シーツをなぞるふりをしていた華奢な手を、
すいとキャロルに向け差し伸べる。]

今は落ち着いて居りますから、どうぞ。

[誘う様に声音は優しい。]
2006/09/21 16:42:05
冒険家 ナサニエル
[目元に口付けが落とされれば
 一瞬だけ目を瞑って
 間近で彼を見詰めながら小さく頷いて]

…はい。久しぶりに。

[苦笑を見れば眉を寄せ首を振る]

いいえ、其の様な事は…。
(32)2006/09/21 16:46:45
踊り子 キャロル
[優しい声音につられるように歩めば、差し伸べられた手をとろうと、手を伸ばし……]

ありがとう

[そう、一言囁いて。
憂いを含んだ瞳の色は今は透き通るように深い海。]

この館は、思ったよりも酷い場所みたい。
思い出したくないことばかり、見せてくる……。

[今は紅い、彼の目を見つめて苦しげに告げて。]
2006/09/21 16:50:37
流れ者 ギルバート
[微かに瞳を細めて
こちらを見る蒼い瞳を緩やかに見返しながら]

それはよかった。
……シャワーを浴びてくるといい。
いつまでも汗をかいたままも…嫌だろう?

[首を横に振るさまをほんの少しだけ
何ともいえないような表情を湛えて見やりながら
シャワーを勧めてシーツごと彼を両の腕に抱き上げ。
バスタブへとゆるりと降ろしながら]

…服とタオルは、外に置いておくから。
(33)2006/09/21 16:55:58
学生 ラッセル
…そうですね。

[差し伸べた手を其の侭に、
苦しげなキャロルの視線を受け止め、
切れ長の紅い双眸を僅かに眇める。]

其れもこの煉獄を創った方の思惑の為なのでしょう。
全てを狂わせてまで、何を望まれているかは存じませんけど…
2006/09/21 16:57:27
冒険家 ナサニエル
お気遣い有難う御座います。

[其の表情に何かを言い掛けたけれど
 でも何も言えずに口を噤む]

あ、ジルベール様…、一人で歩けますので――。
……申し訳、御座いません。

[抱上げられて降ろしてもらう前に
 其の場所へと辿り着かれ]

…畏まりました。
その、…申し訳御座いません。
有難う、御座います。
(34)2006/09/21 17:04:53
踊り子 キャロル
[差し伸べたられた手に掴まれば、安心したように息を吐く。]

独りで部屋にいると、暗いことばかり考えてしまう。
そしたら今度は、闇が私ごと飲み込もうとするの。

……部屋の外に人はいるけど……届かない声で叫ぶのも、
触れられない手を伸ばすのも、何だか余計に孤独でね。

[彼の白い手の甲にそのまま口付ければ、少しうつむいて]

あなたが死んだという事実は本来悼むべきなのに、
独りでも話せる人間がいるということを喜んでしまうわ。
ダメね、私。
2006/09/21 17:08:15
見習いメイド ネリー
[袖を通すは黒いワンピース。
熱を知った身体はもう一度熱を望まないのだろうか。

着替え終わればベットへちらりと目を向けて。
胸がざわめきを感じれば押さえるように、逃げるようにその部屋を後にする。]

…壊して欲しい…。

[そう一言呟いて。]
(35)2006/09/21 17:17:06
学生 ラッセル
部屋の外へは行って居ませんが、恐らく亡くなられた方達の魂も此方へいらしているのでしょうね。
彼女はまだ床の血を拭っているのかしら…

[目の前で執事に射殺されたメイドを想い呟き、
取られた手に口付けられるのをただ見守り、
其の手を握る手にそうっと僅かな力を篭め握り返す。]

私の死が少しでもキャロルさんの為になるならば嬉しく思います。

[奪うだけでは無かったと思えますから。]

誰の心も痛めずに消えてしまえれば良かったのですけど。

[ふいに浮かぶ憂いを帯びた微笑はしかし、
取った手を引き寄せ胸へと倒れ込むキャロルには見えなかったかも知れない。]
2006/09/21 17:17:18
流れ者 ギルバート
───いいから。

[有無を言わせずそのまま運び
重ねられる謝罪に苦笑し]

…そんなに謝らなくていい。

…謝るくらいなら別の言葉を。

[静かにそう告げて微笑み
彼の言葉に小さく頷いて
シャワールームの扉を外で閉めて]
(36)2006/09/21 17:25:58
踊り子 キャロル
……彼女?床の血……。

[思い浮かぶのは、エントランスで床を拭いていたメイド。
手伝おうかと話しかけても返事一つしなかったメイド。]

死んでからも、正気を保ててる人は少ないみたい。

[悲しそうな笑みを添えて、続くラッセルの言葉には耳を傾け]

私は、誰の力にもなれないから―――あ

[突然引き寄せられ、体勢を崩して彼の胸に倒れこむ。
僅かに動揺が見られる声で小さく名前を呼んだ。]

……ラッセルさん?
2006/09/21 17:32:59
学生 ラッセル
はい?

[呼ばれれば首を傾げ動揺するキャロルの顔を覗く。]

どうされましたか?

[細い指先は乱れた髪を梳きそうっと頬をなぞって、
顔の間近に迫ったまま囁く様に問い艶やかな笑みを浮かべる。]

温もりをお求めでしたのに応える事も叶わず、先ほどは失礼を。

[紅い双眸は蠱惑的に揺れ、
頬をなぞった指先は其の侭柔らかな唇へと滑る。]
2006/09/21 17:38:44
冒険家 ナサニエル
[扉が閉じられれば目を伏せて
 額に手を当てれば緩く長い息を吐いた

 片眼鏡がない
 そんな事を思うとゆるりと首を振って]

…別の、言葉――。
私は―――…。

[ざあとシャワーを浴びる
 取敢えずは頭を冷やして、それから

 浴び終えれば控えめに扉を開けて]
(37)2006/09/21 17:43:03
見習いメイド ネリー
[エントランスは未だに消えぬ血気を帯びて。
薔薇の香り色濃く残る中、朽ち行く建物と生気を失いつつある使用人の姿。

蹲りぶつぶつと嘆く者の横には殺されたのであろう血塗れのフットマン。
逃げるように其の場を後に後にすれば2階への階段を上る為に、
荊で包まれた螺旋階段を、登る、登る―――

瘴気と血と、それ以外の何か違うものもこの身に感じて。

漏れる吐息、悩ましくしなる肢体、絡まる腕。
館中の荊からこの身に流れ込む、その色めく欲望。

ああ、これはきっと快楽なのだと身を震わせると、
相まって身体は熱くなる。熱くなる。

手に巻かれた包帯は少し汗ばんでいただろうか。
擦ればあの指の感触を思い出しながらも、階段を上りつづけた。]
(38)2006/09/21 17:50:17
踊り子 キャロル
[顔を覗き込む紅い瞳に動揺は色濃く映し出され、身体は強張る。]

……ラッセルさん、何だかいつもと違う。

[髪を梳く細い指先が頬から唇へと動かされれば、ゆるりと首を振ってその指を掴む。蠱惑的に揺れる紅い眸を見つめて、先のように口付けをすれば]

――私は、これでも充分よ。
私よりもラッセルさんの方が、何だか心配だわ。

[控えめに顔を覗き込み、心配そうに見つめる瞳。]
2006/09/21 17:56:53
流れ者 ギルバート
[扉の外に彼の服とタオルを置いてから
窓際でぼんやりと物思いに耽り
その指先は片眼鏡のフレームを微かになぞる。

それに落とされた視線は限りなく
柔らかさと言い知れぬ思いに満ち
彼がシャワールームを出た様子にも気付かず]
(39)2006/09/21 17:59:00
学生 ラッセル
そうかも知れませんね。

[掴まれた指先に再び口付けられるのを見守り、
強張る肢体を空いた手でそうっと抱き寄せる。]

でも私の事でしたらご心配無く。
幾らか熱を冷ましましたから。

[取られた手を握り桃色の薄い唇に寄せ囁くも、
艶やかな笑みを浮かべ口付けるのは自身の細い指先で、
けれど囁く息遣いはキャロルの指先にもかかるか。]
2006/09/21 18:06:03
冒険家 ナサニエル
[置かれたタオルを取ろうとし
 彼の様子に気付いてしまう

 ――――ああ

 胸に思いが溢れてしまいそうで
 タオルを取ればまた扉を閉じる
 また、緩く息を吐けば身体を拭いて
 次に服を取ると其れを着込む

 手櫛で髪を整えればシャワールームの外に出た
 ジルベールが此方に気付けば一礼を送る]
(40)2006/09/21 18:11:07
踊り子 キャロル
[肯定ともとれる言葉に微かに身じろぎ、けれど抱き寄せられれば大人しくおさまり。]

……あなたも闇に、飲まれちゃったのかしら?

[指に口付け囁く彼の吐息が自身の指にもかかり、憂いを含んだ瞳をその口元に向ける。けれどそのまま肩に顔をうずめて空いた手を背中へと。]

それでも、傍にいてくれるだけで、こうしているだけで、
落ち着く私がいるのもまた事実。
……私もどうかしちゃったのかしら。

[既に思考の奥には先程見た記憶が見え隠れし、ぐっと目をつぶって雑念を払うべくぬくもりを感じようと。]
2006/09/21 18:23:41
流れ者 ギルバート
[静かに片眼鏡を置けば
そうと息をついてぼんやりと。
ナサニエルが出て来た姿に軽く柔らかく微笑み]
…髪はちゃんと乾かさないと風邪を引くよ。

[おいで、と小さく手招く]
(41)2006/09/21 18:29:56
学生 ラッセル
飲まれる?
いいえ、恐らく私があれに飲まれていたなら、今頃はこうしてキャロルさんと会話する事も叶わなかったでしょうから。

[脳裏を過ぎる記憶にももう声音は変わらず、
回される腕を其の侭に少しだけ抱き寄せる腕に力を篭め、
耳元へ顔を寄せ其の息遣いが感じられる程近くで囁く。]

本当に、こうしているだけで宜しいのですか?

[問う声は悪魔の甘言か。]
2006/09/21 18:29:59
冒険家 ナサニエル
[片眼鏡の行方をただ見詰め
 柔らかい微笑みに、微笑みを返す

 招かれれば
 少し途惑ったけれど素直にジルベールの傍へ行き]
(42)2006/09/21 18:33:24
踊り子 キャロル
[自分と同様、彼も飲まれかけたのだと気付けば息を吐いて。
抱き寄せられる腕に力が篭ったのを感じれば、
耳元へ寄せられる悪魔のような囁きはどこか淫靡で]

…………ええ。
こうしてるだけでも……大分、違うわ……

[僅かに声が震えるのは、記憶の波に抗っているからなのか
甘い言葉への抗いか。]

そうね、でも……

[深海の奥にはうっすらと紫色が光れば、身を起こし、彼の唇に唇を刹那重ねて。]

これくらいは、許してもらえるかしら。
2006/09/21 18:47:11
学生 ラッセル
[離れて行く唇に切れ長の紅い眸を僅かに眇め、
桃色の薄い唇をゆっくりと紅い舌がなぞる。]

問いかけは、先にするべきでは?

[小首を傾げ悪戯な口調で窘めるでもなく、
紫水晶を覗く紅い双眸はひらりと煌くか。]

肉体の拘束と精神の解放と言うのをご存知ですか?

[愉しげに問いかけながらキャロルを抱き寄せたまま身を捻り、
ふわとベットへと押し倒せば艶やかな笑みを浮かべた。]
2006/09/21 18:55:54
踊り子 キャロル
[先にするべきでは?と言われればそうね、と薄く笑んで。
その笑みには先程まで浮かべていた表情はなく。]

肉体の拘束と、精神の解放?
よく意味がわからないけど……?

[ふわりと押し倒されれば、先程までの海の青はすっかり禍々しい紫色に染まり、ラッセルの頬に手を添えればすぅっと唇をなぞって。]

あなたが魂の解放を与えてくれるとでも?
2006/09/21 19:08:36
学生 ラッセル
[唇をなぞる手を取りもう一方の手と共に片手で纏め、
蜂蜜色の髪の広がるキャロルの頭の上に纏める。]

現状ではこの煉獄に捕えられた魂を解放する事は叶いません。
けれど、心を蝕む記憶に別の視点をお見せするくらいは可能かと。

[空いた手で宙に切る逆十字が柔らかな淡い光を灯すは、
双眸が染まって尚も消える事の無い闇祓い――聖職者の力か。
光は消える事無くキャロルの両腕を拘束し、
其のベットへと縛り付ける。]

この力を生前に振るっていれば或いは魂の解放も叶ったかも知れませんね。

[されたのと同じ様にキャロルの頬に手を添え、
親指の腹でそうっと柔らかな唇をなぞり、
細い指は其の侭首筋から鎖骨へと滑る。]
2006/09/21 19:18:12
踊り子 キャロル
[何をされるのかと黙って腕の行方を見ていたが、頭上で左右の手を纏められれば僅かにゆがむ表情。]

何を……
記憶は記憶、別の視点など――

[そう抗議する合間にも、両腕の自由がなくなれば眉根を寄せる。]

解放など、必要ない。
私はこの子を失うわけにはいかないの。

[意味深な言葉で、冷徹な瞳をラッセルに向ける。
そこには生前のあどけなさや上品さなど皆無に等しく。
鎖骨のあたりまできた指をチラリと見れば、力をこめて腕を動かすも、白い光がはずれることはなく。]
2006/09/21 19:37:18
学生 ラッセル
[寄せられる眉根にそうっと人差し指を置き、
冷たい紫水晶を覗き切れ長の眸を眇める。]

そうやって、縛っておられるのですね。
貴女のお父様が否定されたご自身を。

[拘束を解こうとする様子を艶笑を浮かべ見守り、
無遠慮にワンピースの裾を其の胸元までたくし上げ、
キャロルの柔らかな太腿に体重をかけぬまままたがり、
露わになった白い肌へと細い指を這わせる。]

ならば女である事の悦びを、其の身にお教えしましょう。
快楽の海に溺れて自己否定等忘れてしまえば良いのです。

[浮かぶ笑みを其の眸の映す心を、
キャロルが見て取るより先に、
柔らかな肢体へと顔を埋めて――]
2006/09/21 19:48:30
流れ者 ギルバート
[戸棚から新しいタオルをだして
傍らにたつナサニエルをイスに座らせて
まだしっとりとした髪を手早く
けれど丁寧にタオルドライをすませ
乱れた髪を指で梳いて直し]

さ…これでいい。
(43)2006/09/21 19:56:57
冒険家 ナサニエル
[抵抗しても、
 また「いいから」と言われるのだろう
 大人しく椅子に座り
 髪を拭かれている間はそっと目を伏せて
 終わればゆるりと振り向いて
 申し訳無さそうに、矢張り瞳を伏せる]

その、…申し訳御座いません。
ジルベール様に此の様な事までさせてしまいまして。
(44)2006/09/21 20:01:04
踊り子 キャロル
[――貴女のお父様が否定されたご自身を――
頭に響く言葉に、怒りを含ませた瞳で彼を見上げ]

縛られないために、消したのよ。その手助けをした。
今はもう、この子は自由になったの。

[たくしあげられたワンピース。睨みつける紫の瞳。
彼女がおびえているのは――つかの間の幸せの続きか]

…………っ

[顔を埋められた場所に、甘い甘い熱をはらみ、
それでも首を振って耐えようと試みて。
養父と愛し合った日々を、彼を狂わせたことを
後悔しているのだろうか――]
2006/09/21 20:01:39
書生 ハーヴェイは、テーブルにうつ伏せたままぼんやりと目を覚ました。
2006/09/21 20:01:50
書生 ハーヴェイ
――夢を…見ていたような気がする。
久しぶりに見た夢は、懐かしくもうそ寒く。
それともそれは遠い記憶か。

一面の白に赤い…

雪面に横たわる赤い血を見下ろして。
小さな自分の手に残る赤に。振る雪は溶けても。

見開かれた少女の目。
青ざめたその唇は微かに動き、紡がれるのは――
2006/09/21 20:07:45
流れ者 ギルバート
[やはり謝る様子に微かに肩を竦め
タオルを畳みながら]

…だから。
謝らなくていい。

そういう時は素直にありがとうで良いんだよ…。
そうしたら俺も素直にどう致しましてっていってやる。

[畳んだタオルを置きながら
溜め息と共に告げるようすは
貴族の子息というよりも
市井のガキ大将のようで]
(45)2006/09/21 20:11:43
学生 ラッセル
自由の意味をご存知ですか?
本当に救われたならば貴女はもう記憶に苦しむ必要も無いでしょうに。

[言葉を紡ぐ合い間も其の指は肢体を這い回る。]

もう一つ先にお教えしましょう。
貴女のお義父は闇に魅入られただけ。
闇は人の心を虜にする。

――こうして、貪ったのでは無いのですか?

女である事の悦びは、
義母への罪の意識は、
秘め事の背徳の味は、
自身を否定した父親の代わり役の愛を一心に受けるのは、

[顔をあげれば小首を傾げ愉しげに妖艶な笑みが浮かぶ。]

――甘かったですか?
2006/09/21 20:11:56
見習いメイド ネリー
[2階の客室を歩く。
息を切らし壁伝いによろりと歩けば吐息を漏らして。

梳かれたままの髪が揺れる。
頬を寄せれば白く冷たい感触。
しかし燻った熱はそれで冷めることは無かった。]

…………して。

[熱を帯びた身体。
情欲に満ちた表情をよそに、たどり着いた先の扉、そこは―――]
(46)2006/09/21 20:12:31
見習いメイド ネリー
壊して。

壊して。

壊して。
2006/09/21 20:12:33
見習いメイド ネリーは、書生 ハーヴェイの部屋の扉をノックした。
2006/09/21 20:12:53
書生 ハーヴェイ
[ふるりと頭を振って体を起こす。
いつの間に掛けられていたのか、毛布は肩から滑り落ちて。

椅子に凭れゆるりと天井を見上げれば、
扉の外から聞こえてくるのか悲鳴かすすり泣きか銃声か。
満ちた狂気の声がする。

ひとつ息を零して、視線を下ろし部屋を見渡すと
絨毯の上、毛布に身を丸くしてもぐりこんでいる使用人の姿。
顔だけ覗かせて、ひとしきりおろおろとした後]

「おはようございます」

[ぺこりと頭を下げてまた毛布に引っ込んだ]

……おはようございます。
その遊びは愉しいですか?

[ふるふると首をめいいっぱい振る使用人にため息をつけばノックの音]
(47)2006/09/21 20:17:34
書生 ハーヴェイは、椅子を立ち扉を開く。
2006/09/21 20:18:36
冒険家 ナサニエル
[ジルベールの言葉に
 思わずまた謝りそうになる]

申し訳―――
……ありがとう、ございます。

[けれど途中で止め、礼に変え]

ああ、タオルを畳むくらいは私が。

[言う間に畳まれ終えて息を吐いて
 何も出来ていないなと
 矢張り申し訳なさそうな表情で]
(48)2006/09/21 20:26:03
見習いメイド ネリー
[本来ならば両の髪を綺麗に結い上げていたのだろうか。
癖のついた柔らかな髪をそのまま垂らして。

表情も笑みでは無くただ情欲に彩られ。
向き合えば加速するように、炎が爆ぜるように。
ますます艶を増していく。]

…ハーヴェイ様。

[束の間の対峙の後、ふら付いた足をよろめかせて。
彼に凭れるようにしな垂れかかれば心音のリズムは徐々に短くなってゆく。]
(49)2006/09/21 20:27:43
踊り子 キャロル
[目に涙をため、甘い息をもらしながら、
ラッセルの言葉を力なく否定する。]

違う……違う……
父が死んで、自由になったから、私は女として――

[続く言葉には頭の中がかき乱される思いで]

違う…ちが……

[否定をしかけるも、養父が狂った要因の要因は……]

…ぁ、だから、"私"が壊したのよ。
これは、幸せじゃないと、思……った。
――――まさか、お養母様を殺すとは思わなかった……けど。

[――甘かったですか?――
そう囁かれた時には涙がぽろぽろとこぼれ、止まらず、
微かに首を横に振ったのみで。]
2006/09/21 20:27:52
流れ者 ギルバート
[謝りかける言葉が感謝へと変われば
嬉しそうに瞳を細めて]
───どういたしまして。

[告げる声は僅かに弾んで。

タオルくらいはと言われても
既に終えてしまっていたからどうしたものかと。
少しの間を開けてから]

──少し…腹が減ったな。
甘い物も欲しいけれど。

[徐に呟く]
(50)2006/09/21 20:41:29
書生 ハーヴェイ
[ふわりと揺れる緑に視界を奪われて、
遅れて届くのは熱を持ったしなやかな体の重み。
胸元でしなだれかかる彼女に目を細めて]

いかがなさいましたか?

[低く囁く声は艶を含み。
白い首元へと顔を埋めれば、くすりとした笑みが首筋を撫でる。

背後で、使用人が「ネリー様…?」と呟いた]
(51)2006/09/21 20:41:34
見習いメイド ネリー
んぁあ…。

[首筋に掛かる吐息が更に情欲の炎を滾らせるのか。
ふるりと身体が揺れた後に艶かしい声を上げた。

許されないとは解っていてもその手は彼の服を滑らせ、
解く事などせずにただ低い声に酔いしれて。]

…この熱を鎮めてくださいますか。
あの時の様に、私を。
(52)2006/09/21 20:56:33
学生 ラッセル
[零れる雫を細い指がなぞるも止め処なく溢れるのに、
桃色の薄い唇は釣り上がり笑みを浮かべるか。]

望む愛情を手に入れた筈なのに何故幸せでは無かったんでしょうね?
殺さなくても優しいお義母様を傷つける事は判って居たでしょう?

[声をかけながらも、
其の手は、
其の舌は、
休む事無く柔らかな肢体に快楽を送る。]
2006/09/21 20:56:55
冒険家 ナサニエル
[ジルベールの様子に――ああ、と
 ひとつ目を伏せた
 そして柔らかい色を向ける]

甘いもの、でしょうか。

[其れを聴けば瞬いて
 キッチンの惨状を思い出し
 あのような場所で料理が出来るものなのかと
 キッチンメイドが未だ残っているかは解らず
 少し悩むように難しい顔]

熱すぎず甘すぎないショコラ――、は、
ご用意出来ませんが、
パウンドケーキ等なら寝かせてあったと思います。
お持ちいたしましょうか?
(53)2006/09/21 20:59:38
冒険家 ナサニエルは、流れ者 ギルバートに話の続きを促した。
2006/09/21 21:03:01
流れ者 ギルバート
[目を伏せる様子に微かに瞳は細められ
けれど彼が再び瞼を開けた時には
何もなかったかのようにただ微笑み]

ああ、あるもので構わない。
頼むよ。
(54)2006/09/21 21:09:12
書生 ハーヴェイ
[腕を伸ばし抱き寄せれば、白い足に這わされた手がワンピースをたくし上げ。
首筋から顔をあげ、寄せるは彼女の情欲に潤んだ柔らかな唇。
触れるか触れないか、その距離で唇を掠らせそっと呟く]

良いのですか?
人が、見ていますよ。

[促すように、横目で使用人の方を見れば、
振り返る気配に毛布の中で使用人の小さな肩はぴくりと震えて。
その顔は戸惑いを露にしているだろうか。]
(55)2006/09/21 21:11:30
冒険家 ナサニエル
畏まりました。

[丁寧に礼を送ると部屋を出て
 足早にキッチンへと向かう

 其の途中そっと胸に触れながら
 ゆるりと息を吐いた]
(56)2006/09/21 21:13:22
冒険家 ナサニエル
――駄目だ。

あの方に心を奪われてしまえば、
私はどのような行動に出るか解らない――

…アーヴァイン様…―――嗚呼―――…。

あんな風なのだろうか

温もりとは

あんな風なのだろうか

私は只の、時計―――
懐かしむ過去もないのに、懐かしいと思ってしまう――


―――― 温もり ――――
2006/09/21 21:18:28
踊り子 キャロル
[泣きたくなどないのに、こぼれる雫は言うことをきかず、
涙でゆがんだ視界に映るラッセルの表情までは見えなかった。]

それは……っ、お養父様が、愛していたのが、ん、
"この子"じゃないと、思ったから……

知ればまた、傷つくと思ったら、裏切りは許せなかった……

[熱を加えられればどんどん息はあがり、
この苦痛という快楽から逃れたい一身で必死に話すも……

実父に愛されなかったことが、実母が私を私として見てくれたことが、自分を見てもらえない悲しさを知るきっかけとなり――]

ぁ……お養母様……嗚呼……
わかってた……わからないフリをしていた……
私が、裏切っていたことも、自覚してた……
でももう、全てが…遅すぎた…
2006/09/21 21:18:31
美術商 ヒューバート
伝説の
「月が見てる…」

を思い出す。
2006/09/21 21:21:50
冒険家 ナサニエル
アーヴァイン様は私を拾ってくださった
アーヴァイン様は私をかってくださった

アーヴァイン様は私に役目をくださった

一緒に使命を果そうと仰ってくださった


あの方のためなら私は何でもする


では、ジルベール様は――――?
2006/09/21 21:22:06
見習いメイド ネリー
[抱きすくめられればますます吐息は熱を、艶を孕む。
彼の手の温度が冷たく感じるのは、自らの熱の所為。
指先の感触に震える脚は伝わっただろうか。

使用人が見ていると解るも一瞬だけ視線を向けるだけ。
情欲に満ちた表情は変わらない。
例え、此方を怯える目で見ていても。

構わずに彼の背へと熱で震える腕を回す。]

…構いません。
―――…して。あの時以上に。

私を、壊して―――――――。
(57)2006/09/21 21:26:49
学生 ラッセル
言いましたよね?
キャロルさん、貴女は貴女だ。
自分を切り離す事で其の罪を肩代わりしているおつもりですか?

享楽の時を過ごした肉体は一つだと言うのに。

[其の肢体が跳ねるのを見守りながら、
少しずつ少しずつ探り当てては、
キャロルの反応の大きなところへ、
滑らせる指は投げかける言葉とは裏腹に繊細で、
其の身を快楽の海へと誘う。]

遅い事等はありません。
人は悔い改める事が出来る。
尤も、死んでしまっては意味が無いのかも知れませんけれど。
この煉獄に囚われている間に懺悔でもしてみますか?
2006/09/21 21:33:43
流れ者 ギルバート
[丁寧な一礼と共に部屋を去る姿を見送って
扉が音を立てたならゆるりと息をつき]

…恨みますよ伯父上…。

[微かに呟いて椅子へと腰掛けて]
(58)2006/09/21 21:34:01
冒険家 ナサニエル
[ゆるりと首を振る
 キッチンへと辿り着けば矢張り惨状で
 けれど食器棚等は比較的無事で安堵する

 保管してあったパウンドケーキや
 ビスケットを取り出し共にプレートに乗せワゴンへと
 ティーセットやジャムも一緒に乗せる

 また来た道を戻る
 途中荒廃した部屋の扉を見つけると、
 ふと小さく、苦笑を浮かべた

 ジルベールの部屋に着けばノックをして]

失礼します、ジルベール様。
ナサニエルで御座います。ケーキをお持ちいたしました。
(59)2006/09/21 21:42:14
書生 ハーヴェイ
では、そのように。

[薄い笑いと共に扉の鍵は閉められる。
彼女の背を扉にもたせるようにすれば、掠めた唇は覆いかぶさり深く舌を絡め取る。
息も絶えるほど貪れば、唇の隙間から熱を帯びたと息は切なげに漏れて。

黒いワンピースにかけられた指は時間をかけてひとつまたひとつとボタンを外していく。
やがてふわりと床に落ちるワンピースの上に膝をつき、
下からネリーを見上げる目は哂っていただろうか。
その白い肢体に赤い花を散らして行きながら――

露になるものを覆うものはなく、
外気に触れる桜色の肌に使用人は頬を染めながらも瞳はネリーの目を捉えて離す事はなく]
(60)2006/09/21 21:51:52
踊り子 キャロル
[ぎゅっと目を瞑り、はぁ、と甘い息を吐いてから海の青と紫がない交ぜになったような瞳でラッセルを見つめる。]

ああ、違う……っ……肩代わりなんて……
ノエルは悪くない……全てをノエルのせいにした、私が……
私のために、ノエルが穢れてしまったことが、私は……

[彼女の中には、確かにもう一人住んでいたようで。
其れはもう一つの人格とも言えるべきものだろうか。
それとも―――]

ノエルは……ぁ、いつも、私を慰めてくれてた……
8歳の、お誕生日……私とノエルは、一人になったの……
一緒に苦しんであげるって、彼女には身体があったのに、
わざわざ私の――

[要領を得ない言葉、しどろもどろになったまま、告げて。
それは懺悔なのだろうか、*それとも*]
2006/09/21 21:54:09
流れ者 ギルバート
[ぼんやりとしていた時間は
多分それほど長くもなくて
扉をたたく音に小さく返事を]

どうぞ。

[かつりと靴を鳴らしながら
扉をひらいてやり]
(61)2006/09/21 21:55:33
冒険家 ナサニエル
失礼致します。

[扉が開き見えた姿に一礼をして
 中へと入るとテーブルにケーキと紅茶の準備をする

 準備が終われば椅子へと促して、
 また一礼を]

お待たせ致しました。
(62)2006/09/21 21:59:21
見習いメイド ネリー
んんっ…。

[湿った舌が口内を支配する。
小さく漏れた声は唇と唇が合わさり水音と共に解けていく。
息が苦しくて溺れたような錯覚すら覚えながら。

沈む人魚はそれでも更に堕ちる事を望むのか。
たどたどしく彼に応えていた舌先は、早くも彼の貪る舌に追いついていこうとして。
唇を離されれば紅い舌先は物欲しげにちろりと口内で震える。

滑り落ちたワンピース。
膝をつくハーヴェイに躊躇することなく見下ろすと、
身体を這う赤い花を滑るように眺めて。
堪らず声を上げると薔薇と茨のタトゥーの入る、桃色の双丘が健気に弾んだ。]

もっと…。

[望むのは快楽か。それとも壊れたいが為か。]
(63)2006/09/21 22:13:13
流れ者 ギルバート
うん…ありがとう。

[椅子に腰掛けてふと気付く。
一人分の用意しかされていないのではないかと。
卓に両肘をついて溜息一つ。
組んだ両の手に顎を乗せながら]

…ナサ。
お前も座って…一緒に食べよう?

[ちらりと自分の向かいの席を視線で示して]
(64)2006/09/21 22:18:38
学生 ラッセル
[既にキャロルの全身は薄紅に色づいて、
尚も快楽を呼び覚ます様に執拗に指は動き、
深海と紫水晶の混じった潤んだ眸を覗き、
紅い紅い双眸は艶やかに愉しげに――]

別人格ですか?其れとも――憑物ですか?

[声は冷たく甘い。]

良いですか、キャロルさん。
三度繰り返しますが結局は其れが貴女です、全て含めてご自身の罪だ。
目を背ける様な真似をしていて赦しが得られる筈も無い。

罰を、求めておいででしたね。
先ずは其の身体が貪った快楽との海で、ご自身の本当の罪と対峙してから求めると宜しいかと。

[言葉を切れば柔らかな肢体に顔を寄せ、
既にぬらりと濡れそぼる指先は蠢き、
其の肢体が幾度も跳ね、
遂にはくたりとキャロルが動かなくなるまで追い詰めて――]
2006/09/21 22:18:41
流れ者 ギルバートは、冒険家 ナサニエルに話の続きを促した。
2006/09/21 22:20:46
冒険家 ナサニエル
[礼を言われ、いえと答え
 一緒にと言われれば柔らかく微笑んで]

いえ、私は結構ですので。
お気持ちは、とても嬉しいです。
有難う御座います。

[一礼をして
 どうして準備が終わった時点で
 此処を出なかったのかと思う
 何かに思い当たってしまい苦笑する
 其れを振り払うようにひっそりと目を伏せ]

…其れでは、私はそろそろ。
長居をしてしまい、申し訳御座いませんでした。
(65)2006/09/21 22:27:43
冒険家 ナサニエル

無意識に一緒に居たいと思うなんて――
2006/09/21 22:30:33
書生 ハーヴェイ
[むせ返るような香。
頭上から漏れる淫らな声に、唇を離せばつぅと引いた糸は切れて。
零れた滴はワンピースに染みを作る。

わけがわからずついに泣き出した使用人のすすり泣く声を背後に聞きながら、ゆるりと立ち上がりネリーの唇をひと舐めすれば目を細めて静かに尋ねる]

アーヴァイン公はどのようにされていましたか?

[這う指先は乳房の薔薇をなぞった]
(66)2006/09/21 22:32:07
学生 ラッセル
[眠るという概念が魂にあるのか、
全く反応の無くなったキャロルの拘束した腕に触れれば、
光は解けて腕には痕すら残らない。]

神等、居ませんよ。
救われたければ先ずはご自身に赦しを。

[乱れた着衣を整えて、
解いた両の腕を胸の上に置いて、
ベットを降りる。]
2006/09/21 22:32:25
学生 ラッセル
[自身の亡骸の前に立ち切れ長の双眸を眇める。]
2006/09/21 22:38:24
学生 ラッセル
…罪深い。
けれど――

[桃色の薄い唇は何事かを呟き艶やかな笑みを湛える。]
2006/09/21 22:42:44
流れ者 ギルバート
[結構と跳ね返されてしまえば
少しだけ憮然としたような表情のあと
ゆるりと息を吐き出しながら]

じゃあ命令。
一人じゃ寂しいからつきあって。

[あまり使いたくない言葉ではあったけれど
そうするしか出来ない自分に内心自嘲し。

もしそう告げても相手が去ろうとするなら
そのときは素直に自分が引き下がるつもりで]
(67)2006/09/21 22:43:10
学生 ラッセル
[もとより犬以下の身。
何処まで堕ちようとも今更何を脅えると言うのか。]
2006/09/21 22:45:12
見習いメイド ネリー
ひ…っ。

[強い刺激に下唇を噛み、続くのは吐息。
半身に熱と、吐息と、水音。
それらだけが脳裏を支配し、身体も心も魂さえも徐々に均衡を無くしていく。

やがて与えられていた熱は余韻を残し、引いて行く。
息も絶え絶えに、未だその表情は更なる快楽を欲していたけれど―――

『アーヴァイン公はどのようにされていましたか?』

その一言に一瞬、表情の色めいた赤が引く。
ざわり。ざわりと胸に刺さる荊のような気がして。

彼の指先が乳房を、薔薇を這うと唇が震えだし、瞳は驚愕を帯びていく。]

…そ、んな。
知りません、そんな事なんて―――
(68)2006/09/21 22:51:54
冒険家 ナサニエル
[憮然とした表情に申し訳なさそうに
 そして命令と言われてしまえば
 少し途惑うような表情の後、一礼をする]

…畏まりました。
其れでは、失礼致します。

[普段ならご命令でも、と
 言ったかもしれないけれど

 向かいの椅子に座れば
 如何すれば良いだろうと思いつつ

 ふと窓辺に目を移せば自分の片眼鏡が在り
 其の事実に瞬いて、
 ――苦笑と共に息を吐いた]
(69)2006/09/21 22:52:00
学生 ラッセル
[猫脚のソファに身を沈め、
肘掛に肘を乗せてしな垂れる。
シンメトリの亡骸と魂は、
どちらも囚われたままに。
けれど亡骸の物憂げな微笑は、
其の魂にはもう残されていないのか、
艶然と笑みを浮かべた長い睫をおろした。]
2006/09/21 22:56:22
流れ者 ギルバート
[自分の向かいに腰を下ろす様子に満足そうに
けれどカップは一つしか用意されていなかったから
一度席を立って備え付けで置いてある
白磁に貴青のラインのカップを1セット用意して
彼が自分にしてくれたのと同じように
彼の前に紅茶を用意して]

…ああ…そういえば返さないとね。

[そのとき初めて自分が
眼鏡を奪ったままだったことに気付いて
けれど紅茶を飲むときに曇るだろうとそっと思い
あとで返そうと何となく]
(70)2006/09/21 23:04:42
書生 ハーヴェイ
[その表情の変化を見逃すわけもなく。
細めるは黒い双眸。
さらりと撫でた薔薇の刺青に唇を落とせば甘く噛んで]

ほんとうに?

[指先は滑り、焦らすように微かな水音をたてて]
(71)2006/09/21 23:05:36
書生 ハーヴェイ
アーヴァイン公は他にどんな良い趣味がおありなのですかね?

[くすくすと嗤う声は愉しげで]
(*2)2006/09/21 23:06:55
書生 ハーヴェイ
もしそれを知りうるならば。
踏みにじって差し上げましょうか。
2006/09/21 23:08:10
冒険家 ナサニエル
[紅茶まで飲むつもりはなく
 用意をしなければ用意をされてしまって]

あ、……ありがとう、ございます。

[また謝罪しそうになったけれど
 それは望む所ではないだろうと礼をして
 放って置けばケーキの取分けまでされそうで
 席を立ち備え付けの皿を持って来れば
 自分の分も取分けて、また椅子に座り

 片眼鏡の事を言われれば視線をまた其方へ]

…はい。あれは大切な物ですから――。
(72)2006/09/21 23:19:27
見習いメイド ネリー
本当、です…。
わたし、は、こんな――――――っ。

そうだったら、私はとっくに…ん、あ。

[言いかけた瞬間に指が、唇が嘲笑うかのように滑り出して。
堪らず声を上げれば再び表情は色めきだしていく。
扉に凭れかけていた身体は滑り、足が力無く震えだした。]
(73)2006/09/21 23:21:42
流れ者 ギルバート
どういたしまして。

[謝罪ではなく礼が返ってきた事に
返答と共に柔らかく瞳を細めて
ケーキがとりわけられれば慣れたような礼を一つ。

席に戻って紅茶のカップにそっと唇を寄せ
満足そうな表情ながらも
視線が窓辺の眼鏡へと向けられたままなら
微かに肩をすくめて苦笑して]

……あとで…ね。
(74)2006/09/21 23:25:29
学生 ラッセル
[頭の中で木霊する声は未だ止まず、
其の身を焦がす熱は衰えを知らず、
けれど其れすら心地良いと言わんばかりに、
ゆらりと華奢な長い足を組み、
細い指はなだらかな肘掛の感触を楽しむ様に、
なぞるふりをした。]
2006/09/21 23:26:36
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/21 23:55:32
書生 ハーヴェイ
[崩れおちかける彼女の体を抱きとめて。
そっと下に寝かせればその背中には毛足の長い絨毯の感触が伝わるだろうか。

彼女の返答を聞きながら、浮かぶは確信めいたうすい薄い笑み]

……バトラー。

[唇は音もなく、その言葉をかたちづくり。
一度だけ横目で使用人を見ればまたすぐに視線を戻し。
上着を脱ぎ捨て、タイをとく。
ほどけたタイは絨毯に広かる彼女の髪へと落ちて]

…嫉妬はしましたか?
同じように抱かれたいと願った事は?

[見下ろすその目は柔らかに。
揺れる照明の下、影は彼女に黒く落ちてやがて重なるだろうか。
微かな苦痛の声を聞く度に熱に浮かされたような吐息が漏れた。

そうして溺れて、堕ちてゆくのはどちらだろうかと――]
(2006/09/21 23:56:44、書生 ハーヴェイにより削除)
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/21 23:56:44
踊り子 キャロル
[深い深い水底から、ふわりと浮遊するような感覚にとらわれ
意識を徐々に取り戻す。
ぼんやりとした視界……ちょうど寝起きのような。]

―――ここは

[そっと起き上がれば、視界にうつるラッセルの姿。
けれど物言わず、ただ彼の姿を海の色でじっと眺めて。]
2006/09/22 00:09:15
学生 ラッセル
[気配に顔をあげれば深海の眸。]

お目覚めですか?

[首を傾げて艶やかに笑みを浮かべた。]
2006/09/22 00:12:10
冒険家 ナサニエル
[礼をされれば礼を返して
 其の表情に柔らかく微笑んで

 満足そうな様子に一息吐きながらも
 矢張り片眼鏡が気になるのか見詰め
 ジルベールの言葉が聞えれば、
 其の苦笑に少しだけ視線を下げて]

はい。
(75)2006/09/22 00:16:39
流れ者 ギルバート
[紅茶を口にしている間も
ナサニエルの視線が窓辺へと向いている様子に
微かに小さな息が零れて。

呪いは絶大だと頭の端でぼんやり思いながら
パウンドケーキを小さく切って口に運ぶ。

しっとりとした甘みと共に広がるブランデーの香りに
微かに頬を綻ばせながら唇をちろりと舐めて
ふと向かいの青年へと視線を向けつつ]
(76)2006/09/22 00:18:28
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/22 00:21:59
書生 ハーヴェイは、流れ者 ギルバートに話の続きを促した。
2006/09/22 00:22:44
見習いメイド ネリーは、冒険家 ナサニエルに話の続きを促した。
2006/09/22 00:23:42
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/22 00:23:56
書生 ハーヴェイ
[崩れおちかける彼女の体を抱きとめて。
そっと下に寝かせればその背中には毛足の長い絨毯の感触が伝わるだろうか。

彼女の返答を聞きながら、浮かぶは確信めいた薄い薄い笑み]

……バトラー。

[唇は音もなく、その言葉をかたちづくり。
一度だけ横目で使用人を見ればまたすぐに彼女へと視線を戻して、ゆっくりとした動作で上着を脱ぎ、タイをとく。
ほどけたタイは絨毯に広かる彼女の髪へと落ちて]

…嫉妬はしましたか。
同じように抱かれたいと願った事は?

[見下ろすその目は柔らかに。
揺れる照明の下、影は彼女に黒く落ちてやがて重なる。
白い肌に爪あとを刻み、微かな苦痛の声を聞く度に熱に浮かされた吐息は漏れて。

そうして溺れて、堕ちてゆくのはどちらだろうかと――]
(77)2006/09/22 00:25:29
冒険家 ナサニエル
[小さく息を吐いて
 紅茶を飲もうと視線を正せば
 目の前の彼と視線が合って

 思わず瞬いて一度目を伏せ
 柔らかな色を返し首を傾げる]

如何か、致しましたか?
(78)2006/09/22 00:28:49
踊り子 キャロル
……ええ。……おはよう。

[この場には酷く不似合いな挨拶をして、俯く。
まるで生きている時のように身体はだるく、声は掠れて。]

If you gaze for long into an abyss, the abyss gazes also into you...

[誰の言葉か、そう小さく呟けば、ためらいがちに開く口。]

――ノエルは鏡の中に住んでたの。
私が泣けば、いつも笑って励ましてくれてた。
だから私は、ノエルは"居る"と思ってたけど……
弱い心が作った幻影だったのか、本当に居たのか。

でもいつも鏡を覗いた時にいたわ……
ノエルがいてもいなくても、紛れもなく全て、私だったのね。
貴方の言った通り。

[ベッドから足だけ下ろせば、俯いた。]
2006/09/22 00:33:21
流れ者 ギルバート
[かちりと視線が合えばきょとんとして
それから逡巡の後に首を横に振る]

いや…何でもない。

[口に出しかけた言葉と思いは
柔らかい琥珀色と共に飲み込んで]
(79)2006/09/22 00:38:09
見習いメイド ネリー

[震える体。
やがて自分の身体に注がれるように熱はほとばしり自己を蹂躙する。
喘ぐ声の中に漏れる吐息、そして秘めやかに響く水音。

男女が睦言を交わし寄り添いあうとは違う、快楽を貪るだけの異様なシチュエーション。
使用人はただ怯え、耳を塞ぎながら光景に背くまま震え続ける。]

…は…っ。

[揺さぶられるままに見つめるは彼の黒い眼。
熱くなるのは心だったか。じわりと目尻に涙を浮かべれば、ゆるりと頬を伝う。
悲しいからなのか、それとも快楽に咽び泣いたのか。

それは自分にも、彼にも解らないことであって。
ただただ涙を流した―――]
(80)2006/09/22 00:40:26
学生 ラッセル
[俯くキャロルを切れ長の双眸は静かに見守る。]

…そうですね。
貴女は貴女です。
其れ以上も以下もありません。

赦すも赦さないも結局はキャロルさん、貴女次第でしょうね。
2006/09/22 00:41:05
冒険家 ナサニエル
それなら、宜しいんですが。
何か在れば仰ってくださいませ。

[そう微笑んで
 一礼をして紅茶のカップに口をつけて]
(81)2006/09/22 00:43:06
踊り子 キャロル
それでも私は……彼女を消すことは出来ないし
自分を赦すことも出来ない。
むしろ今度は、自分から逃げた罪でも背負おうか。
私と、もう一人の私。二人分の罪を。

[顔をあげ、クスクス笑う。
瞳の色は深海のままなのに、どこか愉しそうに。]

勿論、それも私が決めることだけど。
ノエルが壊れちゃったから、私が背負わないとね?
私の罪を。
2006/09/22 00:47:35
流れ者 ギルバート
……。

[微かな微笑に吸い寄せられるように
瞳は彼をじっと見て。

微かな響きを伴ってカップをソーサーに下ろせば
何の前振りもなく真っ直ぐに音にする]

──愛してるよ。
(82)2006/09/22 00:51:30
学生 ラッセル
……。

[クスクス笑うキャロルを見守り、
一拍の間を置いて長い睫が瞬く。]

其れはお好きな様に。
ただし他者に赦しを求めても与えられるのは憐れみだけです。
2006/09/22 00:58:49
書生 ハーヴェイ
[流れる涙を見下ろして。
途切れ途切れの吐息の合間に漏れるは歪んだ――不器用に歪まされたそれは笑みの出来損ない。

揺れる彼女の髪は茨の色。
揺れる乳房にたたえるのも茨の刻印。

落ちたタイのピンを掴み、彼女の刺青にあてがえば上から刻むは赤い×。
滲む血で茨を隠すように強く掴めば滑る手のひら。

ただ赤にまみれる様を見届ければ目を閉じて、
果てる時まで闇のなかにたゆたい続けた]
(83)2006/09/22 01:07:43
踊り子 キャロル
赦しも憐れみももういらない。
私を赦すことが出来るのはもはや私と彼女だけだから。
でも、彼女が返事をしてくれなくなっちゃった。

[淡々と、無表情に呟いて、ふわりと立ち上がる。]

――部屋に戻るわ。彼女を探しに。
またね……ラッセルさん。

[薄く微笑み、躊躇うことなく壁をすぅっと抜けて行く。
扉から出入りするという生前の行動など消えて。]
2006/09/22 01:08:37
冒険家 ナサニエル
[余りにも真直ぐな言葉に、
 動揺を顕にする様に少しだけ目を見開いて]

―――――…。

[言葉を失くし、ただ呆然と彼を見やる]
(84)2006/09/22 01:16:02
学生 ラッセル
[壁をすり抜けていくキャロルの後ろ姿が見えなくなるまで見送り、
肘掛に身を預けて桃色の薄い唇は釣り上がる。]

其の探しものも、恐らくはご自身の内に…
2006/09/22 01:16:37
流れ者 ギルバート
[言葉を失ったままこちらをじっと見る蒼い瞳に
微かに困ったようにただ微笑んで]

……何かあればって言ったから。

[鳶色の瞳を緩く笑ませて
悪びれる様子もなく
けれどその瞳は真っ直ぐに]
(85)2006/09/22 01:19:56
冒険家 ナサニエル
――愛してる?

ジルベール様が―――誰を

俺をなんて、
そんな事は在り得る筈はない
2006/09/22 01:20:04
見習いメイド ネリー
―――…痛いのですか?

[搾り出すように紡ぐ声。弱弱しい雲雀のような、声。
彼の笑みは自分にどう映っていたのだろうか。
霞む視界。]

…っ、あぁ、あああっ!!

[乳房に刻まれた荊の刻印に二筋の赤が刻まれる。
華奢な腰が浮く瞬間を彼は気が付いただろうか。

いたみ、傷み。痛み、其れが全てを支配していく。

ただ揺さぶられるままに貪られば、上り詰めるためにより昂ぶっていく。
やがてネリー自身が悲鳴に近い声を上げれば、
暫しの間を互いに漏らす息だけが其の場を包んだ。]
(86)2006/09/22 01:22:44
見習いメイド ネリー
―――――いやああああああ!!!!!

[耳を裂くような叫び。
それは彼に届いただろうか。

肌に刻まれた証は魂まで深く傷ついたのだろうか。
悲鳴だけ残して、彼女の声はもう聞こえなくなっていた。]
2006/09/22 01:25:33
冒険家 ナサニエル
―――私を、ですか?

[今更の様に口に出して
 真直ぐな瞳で見詰められれば
 目を逸らしそうになるけれど
 其れでもただ、見詰めて]
(87)2006/09/22 01:26:26
冒険家 ナサニエル
[不意に――聞える、絹を裂くような――叫び]

―――――茨姫?
2006/09/22 01:32:00
流れ者 ギルバート
当の本人以外を前にした愛の告白だなんて
随分間抜けだと思わないか?

…大体この部屋にいるのは俺とお前だけだろう。

[返す答えは限りなく純粋な想いに満ち
そらすことなく見詰める瞳に微かに笑んで]

……俺はお前が好きだよ。
吊橋効果でも間に合わせの気持ちでもなく。
(88)2006/09/22 01:33:49
書生 ハーヴェイが「時間を進める」を選択しました
学生 ラッセル
[キャロルの出て行った部屋には扉の外、
生きた者のか、
死した者のか、
叫びが、
悲鳴が、
呻きが、
笑い声が、
響いている。]
2006/09/22 01:35:59
学生 ラッセル
愚かな…

私も、愚かか…

[ぽつりと呟いた。]
2006/09/22 01:40:56
冒険家 ナサニエル
愛されるはじめての経験

同胞の苦痛の叫び


―― 私は ――
2006/09/22 01:41:52
冒険家 ナサニエル
…ジルベール様―――…。

[彼の言葉に呆然として
 自分の思いをどう伝えようかと迷うように

 けれど一瞬だけ、身体を震わせて
 緩く長く息を吐いた

 少しだけ何かを考えるように
 目を伏せ
 片手で顔を覆った
 其の手を外した時には
 何時もの様に
 ただ柔らかい色を湛えた微笑みで]

…ジルベール様。
お気持ちは――、とても、光栄に御座います。
私などには、本当に勿体のない御言葉で。
(89)2006/09/22 01:53:04
書生 ハーヴェイ
[汗で張り付く髪は黒い濡れ羽。
息が整うより先に体を離せば、余韻にひたる彼女の頬を撫で涙の痕に口付ける。
離れる手が残すのは白い頬に赤い跡]

……壊す事は出来たでしょうか。

[そっと尋ねて、けれども返事を待つわけではなく。
立ち上がり怯える使用人の横を通り過ぎ、
シャワールームへ入り扉を閉めた。
ただ息を吐き壁に背をもたせればコックを捻り降り注ぐ温水の雨に*目を閉じて*]
(90)2006/09/22 01:53:09
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/22 01:54:27
踊り子 キャロル
[しんと静まり返った部屋に戻れば、やはり目を引くのは自分の遺体。しかし、そんなものには今は興味がなく、真っ直ぐと姿見の前まで行けば弱弱しく問いかける。
今や自身の姿すら映らないその姿見の前で。]

ねぇ……いるんでしょう?
小さい頃はよく、こうやって話したじゃない。

[静まり返った部屋には彼女の声が響くだけ。]

ねぇ――

[鏡に触れようと手を伸ばしても、何一つ映らない。
後ろの風景がうつるのみ。]
2006/09/22 02:01:33
流れ者 ギルバート
[決して答えを待っているだとか期待しているとか
そんな気持ちは欠片もなかったはずなのに
いざ台本通りのような返答が目の前にあれば
声にはしなくとも微かに嘆息し]

……それが…答え?

[いつかも聞いた質問だと微かに思う。
けれどその答えに違和感を感じて
重ねて問わずにはいられなかった]

お前の心に住んでいるのは
……俺ではなくて…伯父上か……。
(91)2006/09/22 02:02:44
冒険家 ナサニエル
[答えかと問われれば迷うように瞳を伏せて
 違うと言えればどんなに良かっただろう
 けれど]

私の事などを思っていても、
ジルベール様は幸せになど為れません。
ですから――。

[主人かと問われれば、
 思わず視線は片眼鏡へと注がれて
 彼へと視線を戻せば
 其の色には自嘲的な物が含まれている]

…アーヴァイン様は、私の全ての根底です。
(92)2006/09/22 02:15:58
見習いメイド ネリー
[頬に柔らかな唇の感触。
やけに優しいと感じたのは気のせいなのだろうか。

まどろむ中、涙で濡れた睫毛はそのままに。
冷めていく余韻と共に重い上体を徐々に起こして。

シャワーの音が聞こえるとゆるやかな動作で黒のワンピースを着込めば、
だるさが残る体を引きずるように立ち上がった。

ふと使用人と目が合うも怯える眼差しは変わらない。
暫し立ち尽くしていたが、
掛ける言葉も無く其処から逃げ出すように部屋から走り去った。

瘴気と血と薔薇の香りが渦巻く長い回廊を、ただひたすらに。]
(93)2006/09/22 02:18:58
冒険家 ナサニエル
言って気付く
生贄に集められた客人の――


幸せを願うのは、何故だろう



 
2006/09/22 02:22:51
流れ者 ギルバート
幸せになれない…?
……それは俺の決めることだ。
お前の決めることじゃない。

…お前にやめろと言われたところで
俺はこの気持ちを捨てるつもりは欠片もない。

[否定とも肯定ともとれない答えに返す声は
真っ直ぐすぎるほどに静かな声で
一筋の歪みもなくナサニエルを見返す。

微かに片眼鏡へとそらされた視線が
引き戻されたなら
そこにあるかたちに微かに眉根を寄せ]
(94)2006/09/22 02:24:00
学生 ラッセル
貴女を言い訳にはしない。
私の罪は、私だけの罪だ。
他を顧みず祓い奪ったのは私。

嗚呼、まるで貴女は――

[紅い双眸は懐かしむ様に愛しむ様に、
虚空を見つめて、
浮かぶ笑みは聖母の様に穏やかで儚く、
けれど艶やかで何処かズレているのか。]
2006/09/22 02:30:16
書生 ハーヴェイ
[いつかシャワールームに残した血濡れの服はそのままで。
今さらどうにかしようもなく、そのまま置いておく事にした。

シャワーを浴び終えタオルで体を拭うと、真新しいシャツに着替えて部屋に戻る。
部屋の隅で蹲る使用人は、
毛布に包まり片手を耳にあてたまま何事か呟きながら、
絨毯の毛を引き抜いていた。
私の姿に気づくと肩をびくりと震わせるも泳いだ視線は虚ろなままで。]
2006/09/22 02:33:58
書生 ハーヴェイ
紅茶を。

[幼い彼女へそう呟いてみても、
もうテーブルにティーカップが用意される事も無く、
自分で湯を沸かし灰の積もるカップを洗い、二人分の紅茶を入れて彼女の隣に腰を下ろした。

小さく小さく、使用人の口からは童謡が聞こえて。
引き抜かれた絨毯の毛足は差し出した紅茶の上をはらはらと舞う。]

私が怖いですか?

[ぼんやりと彼女を見つめそう問うても、
返事の代わりに振られる首は条件反射のように無機質で。
私もゆるりと首を振り、ティーカップの横に添えたクッキーに一つを手にとり彼女へ差し出した。

虚ろな少女の目は暫くそれを眺めていたが、
ゆるゆると首を振って毛布を被ったきりもうそこから動こうとはしなかった。
静かな長い時間が過ぎて。
ソーサーにクッキーを戻せば私はゆるりと立ち上がる。]
2006/09/22 02:35:31
書生 ハーヴェイ
人は脆いものですね。

[私は部屋の隅で壊れてしまった使用人を見て、呟く]
(*3)2006/09/22 02:38:47
書生 ハーヴェイ
人は……

[真紅との――約束をたがえたわけではないけれども。
今しばらくの時はあまりにも短すぎて。
側にいれば壊れていく何もかもが悲しかった。]
2006/09/22 02:39:07
冒険家 ナサニエル
[ジルベールの言葉に小さく首を振る
 真直ぐな瞳で見られれば、俯いて]

……貴方に招待状等、送らなければ良かった。

[其れはどう言う意味だろうか
 小さく呟けば椅子を立ち
 自分の分の食器をワゴンへと乗せて

 片眼鏡を取りに行けば
 それを嵌め、一度俯き瞬いて

 そのままワゴンと共に
 部屋を出ようとしたけれど

 ジルベールへと近付いて、
 また其の手を取ると恭しく口付ける]
(95)2006/09/22 02:41:02
冒険家 ナサニエル
全てを裏切って貴方だけを愛せたなら、
私はどんなに楽でしょう―――…。

[そう紡ぐ声は悲しそうで
 そう紡いだ表情は泣き出しそうで

 相手の反応も待たぬまま、
 ただ逃げるように此の部屋を後にした]

…失礼致しました。

[そう、押し殺したような声を残して]
(96)2006/09/22 02:41:31
冒険家 ナサニエル
――茨姫…、私は――

[泣き出しそうな調べは彼女に届くだろうか
 あの慟哭を思えば自分の想い等―――]
2006/09/22 02:42:36
学生 ラッセル
[其の言葉の真意は自身にすら判ったのか定かでなく。]
2006/09/22 02:44:38
書生 ハーヴェイ
[壊れてしまった使用人は毛布に包まりながら、
小さく小さく歌を紡いでいたけれど。

私はその目を気にすることもなく地下室への扉を潜り、
儀式の痕を横目で眺めたまま通り過ぎる。
各部屋へと通じる通路へすすみ、開ける扉は朽ちた部屋。
闇にとけるように身を滑り込ませた]
(*4)2006/09/22 02:46:08
書生 ハーヴェイ
[部屋は変わらず朽ちて。
ソファーに眠る人だけがそのままに、
痛むことなどないかのように、その顔は綺麗なまま。

ソファーの側へ椅子を置き、腰を下ろせば朽ちた椅子は脆く揺れて。
私は息を吸い込み両手で顔を覆う。

静かに静かに、長い時間をかけて吐き出された吐息は空気にとけて消えて。]

真紅。

[名前を呼んでみたけれど]

真紅。

[返る声はない]
2006/09/22 02:50:48
踊り子 キャロル
[あらゆる方法で呼びかけたけれど、広がるは静寂。
虚ろな目で姿見を見つめれば、それに縋るようにしてそっと*目を閉じた*]
2006/09/22 02:57:15
学生 ラッセル
[室内で物音がすれば視線を向け、
其処に在る姿に長い睫が幾度か瞬く。

不思議そうに様子を見守っていれば、
其の人は此方へと向かって来てソファを軋ませ、
傍らの亡骸へと向かい声をかけるのに、
ただ其の様子を見守り切れ長の紅い双眸は揺れるか。]

黒羊、私は…

[眸から零れる雫に自身すら気付かぬまま。]
2006/09/22 02:57:46
流れ者 ギルバート
…ナサニエル……?

[告げられた言葉に
浮かべた表情に
浮かぶのはただ呆気にとられたようなそんな感情で。

口付けてはつぶやかれる言葉に
覚えたのは微かな期待で
けれどそれを尋ねる間もなく姿が消えれば
どうしていいかもわからず
ただ溜め息だけを残して。

すっかり冷めてしまった紅茶は
飲み込んでも味など感じられず]

…死んだ人間に負けるとは…。
……どうやら本格的に貴方の呪いのようですね。

[伯父上とぽつりと呟いて*深く溜息をこぼした*]
(97)2006/09/22 03:01:06
見習いメイド ネリー
[狂気に満ちた回廊に響くは自分の靴音。
緩やかなれど規則正しくリズムを刻んでいて。

ふと立ち止まり辺りを見回すもただ荊のうねりが広がるだけ。
数歩歩くと見慣れた姿の青年、ナサニエルの姿が。]

――――時移様。

[不意に靡く常磐の髪が揺れた。]
(98)2006/09/22 03:02:00
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/09/22 03:05:15
学生 ラッセル
[身を起こし立ち上がれば、
ソファの前に置いた椅子に座り、
項垂れる其の人へと一歩、
其の面には艶やかな笑みの欠片も無く。

白い頬を伝った雫は零れ落ちる事無く、
華奢な顎から伝い落ちて空気に溶ける。

項垂れる其の人へと伸ばしかけた手を引き、
自身の胸に手を当てる。]

私は、此処に。

[浮かぶ笑みは深い深い憂いを帯びて――]
2006/09/22 03:05:43
冒険家 ナサニエル
――――茨姫―――…。

[茨の刻印を持つ少女に声を掛けられれば
 ふと其方を振り向いて
 其の表情はまだ泣き出しそうなままだったけれど]

ああ、いや―――、申し訳ない。

[目元に軽く手を当てれば、
 何時ものような柔らかい色を取り戻して]

どうしました?
(99)2006/09/22 03:07:53
見習いメイド ネリー
あっ………御免なさい。
ナサニエル、さん。

[彼の目元に目が行く。
何処か今にも泣き出しそうなその瞳の意味を聞くことすらなく、
呼び名を変えれば申し訳無さそうに視線を逸らして。]

あの…何処が空き部屋か把握してらっしゃいますか?…この有り様ですから。
どこがどう使えるか、貴方なら解っていると思って…。

[長い髪を肩から胸に下ろして。
胸元を隠すように流すと自身を庇うように抱きしめた。]
(100)2006/09/22 03:11:51
学生 ラッセル
これもまた私の罪なのでしょうね。
なんと、愚かしい。

[其の人を見つめたまま、
自身の心が何を想ったのか、
ただ、静かに呟く。]
2006/09/22 03:16:01
冒険家 ナサニエル
いえ、構いませんよ。
今は誰も居ないようですしね。

[そう柔らかく微笑んで]

空き部屋ですか?
そうですね、確かこの先に一つ在りますよ。
案内しましょう。

[庇うような様子に視線は移したけれど
 特に気にする様子もなく先導をするように歩き出す]
(101)2006/09/22 03:16:35
書生 ハーヴェイ
[名を呼ぶ声はただ空気を震わせたただけで。
しばらくそのまま返る声を待ってみたけれども何処にもない。

ため息をついて手を顔からはがせば、
笑っているのだろうか、表情のぎこちなさだけが自分でわかる全て。椅子に凭れる真紅の頬を撫で、髪を梳く。]

約束は、貴女の望む形にはならなかったようです。
壊して……しまいました。いろいろと。
やはり悪魔の隣にいては気が触れるようですよ?

[くつりと笑って、尋ねてみても答えなどない。
視線を落とし、朽ちたテーブルの上を見れば、
変わらない姿であの夜のまま置かれていた。

薔薇と花弁――。
招待状の上に置かれた蛾の死骸は焦げていて]

誘蛾灯に触れてしまいましたか。

[そっと触れるだけで、あっけなく崩れ落ちてしまった]
2006/09/22 03:28:04
見習いメイド ネリー
…有難う御座います。

[一言だけそう応えて。
何も気取られてないだろうかと不安もあれど、
勘繰り合う事はしない人だからと思って。

どれほど時間が立っただろうか、二人長い廊下を歩いて。
案内された部屋へ促されるまま入れば、
ベットメイキングされてないベットと傍にある小さなリネン室。]

ごめんなさい…。

[掠れたような雲雀の声は確かに震えていて。]
(102)2006/09/22 03:30:12
学生 ラッセル
[其の表情を見れば、
其の人に手を伸ばしかけて逡巡し、
結局は華奢な白い手を握りこむか。]

嗚呼…

[自身の亡骸を、
其の人を見て、
長い睫は震える。]
2006/09/22 03:31:38
学生 ラッセル
…一緒でしたか?

[何がとも告げずに、
ただ其の人の髪を梳くふりを――]
2006/09/22 03:33:28
冒険家 ナサニエル
いえ。

[同じように返事は短く
 廊下を歩く間にも会話はない
 ただ歩いて

 辿り着けば中へ促し、
 中から聞える声に部屋の入り口から彼女を見詰める]

君が誰かに謝る必要なんてないでしょうに。
それにきっと、謝っても―――。

[ただ小さく声を掛ける]
(103)2006/09/22 03:36:40
学生 ラッセル
[伸ばした手に其の感触は無く、
ただ擦り抜けてしまう手を引けば、
細い指先に視線を落とし、
声に顔を上げ浮かぶ笑みは憂いを帯びて。]

そうでしたか。
いいえ、無理を言ったのは私の方ですから。
僅かな時でも、ありがとうございました。

そうなのかも知れませんね。
では、私も既に壊れているのでしょうか?

[小首を傾げ僅かに悪戯な声音が問い返すも、
届く筈も無い声に答える声がある筈も無く。]
2006/09/22 03:37:45
学生 ラッセル
[声に視線を移せば飛び立つ蛾は、

ひらり、ひらり、

はらり、

舞う花弁は純白――]
2006/09/22 03:39:04
学生 ラッセル
[其の羽は花弁の最後の一枚となりて、
其の侭空気に溶けるか。

舞い散る花弁の一片を華奢な掌で受け止め、
眇める切れ長の双眸は柔らかな碧の光を宿す。]
2006/09/22 03:41:05
学生 ラッセル
[花弁の消えぬ掌から其の人へと視線を戻す。]

ありがとうございます。
幻影もこれで還る事でしょう。
2006/09/22 03:44:21
書生 ハーヴェイ
[微かに目を伏せ、崩れ行く蛾を眺めてから。
テーブルの上に置かれたものに二度と触れることは無く、
椅子に凭れる真紅に手を伸ばせば、体の下のそっと腕を通して抱き上げた。

こんなに華奢な体でも死体は重く、
何処へゆく宛てもないというのに
ただそこから連れ去り隠し扉の奥の通路へと姿を消した]
2006/09/22 03:50:25
見習いメイド ネリー
解ってます…。

[ふるふると首を振ればさらりと髪が揺れる。
明かりの無い暗い部屋でも解るほどに。
何か言いかけるも部屋の奥へ入れば、
姿は闇に解けて声だけになる。]

最初から、全部決まっていた事だから…。

[そう呟くとそれ以上の言葉は掛けず、闇だけが二人を包んだ。]
(104)2006/09/22 03:52:37
学生 ラッセル
[其の人が亡骸を抱き上げるのに、
僅かに切れ長の双眸は見開かれ、
長い睫はゆっくりと瞬く。]

…黒羊?

[問う声は届かないから、
しなやかな獣を想わせる足取りで、
其の人の後を追って――]
2006/09/22 03:53:52
書生 ハーヴェイ
[私は真紅の体を抱き上げたまま部屋から通路へと戻る。
いくつかの扉の先を歩き、人気のない部屋を探しあてるとその中へ遺体を抱えたまま消える]
(*5)2006/09/22 03:55:20
学生 ラッセル
こんな所にこんなものがあったのですね。
矢張り、仕組まれていたと言う事でしょうか。

[其の人の背中を追い初めて知る通路を通り、
辿り着いた先は生前自身が使用して居たのと変わらぬ造りの客室。]
2006/09/22 03:58:40
書生 ハーヴェイ
[中に入ればその部屋は綺麗なままで。
真紅をそっとベッドに寝かせると、
表の通路と通じる扉を内側から施錠して、家具を運びさらに扉を閉ざした]

……何をしてるんでしょうね。私は。

[一人呟いて、額に手を当てゆるりと頭を振ってから、部屋に飾られた花瓶から赤い薔薇を手に取った。
綺麗に棘をとりはらわれている薔薇を滑稽だと薄く笑い。
ベッドに歩み寄り、胸の上で組まれた真紅の手にそっと添えた]

おやすみなさい。
――また何れの夜に。

[恭しく礼をすれば部屋を後にする。
隠し通路の扉が音も無く部屋を閉ざした]
2006/09/22 04:03:49
冒険家 ナサニエル
[扉を閉めれば闇に包まれる
 茨も時計も何も見えなくなる

 暗闇の中、互いにどんな表情をしているのか]

そうです、これは、最初から。
(105)2006/09/22 04:04:12
学生 ラッセル
[未だ朽ちぬ其の室内を見渡しゆっくりと瞬く。]

あの部屋だけが朽ちて居たのですね。
私が死んだ其の時から。
2006/09/22 04:05:36
冒険家 ナサニエル
此れは全て決められていた事。
こうでなければ為らない事。
アーヴァイン様が望まれた事。

だから私は――

以前言った言葉の通りに、
此の館で朽ち果てるのを待つ――

茨姫、君と一緒に
2006/09/22 04:06:39
書生 ハーヴェイ
[一人通路に戻る。
来た時と同じ足取りで儀式の部屋を横目に通り過ぎ、薔薇の刻印の扉を押して階段を登れば*自室へと戻った*]
(*6)2006/09/22 04:07:43
見習いメイド ネリー
……………。

[頬に涙が伝うままにベットへとしなだれ埋もれば。
シーツの掛からぬベットに染みを作って。

遠のく足音。
それを合図に全て服を脱ぎ捨てれば未だ真新しいシーツを上から被って。

暗い部屋。
ひと時の静寂は自身を更に追い詰めるのか。
ただ今は闇に身を預けるしか遺されて*いなかったけれど*]
(106)2006/09/22 04:13:18
学生 ラッセル
[呟く間に其の人は亡骸を寝かせて動き出し、
ただ其の様子を静かに見守って、
小首を傾げ憂いを帯びた微笑みを浮かべる。]

何、でしょうね?

ありがとうございます。
此処はあの部屋より優しい様です。

少なくとも目には。
2006/09/22 04:15:12
学生 ラッセル
[添えられる其れを見つめ、
切れ長の碧の双眸を眇めて、
亡骸にかけられる言葉に、
ゆっくりと長い睫が瞬く。]

ええ、きっと――

[掌に残る花弁をそうっと握る。]
2006/09/22 04:19:48
学生 ラッセル
[部屋の閉ざされる気配に、
其の人の後を追い、
辿り着いた先はまた客室なれど、
其処にはあの夜の使用人の姿。

虚ろな視線に気付き歩み寄り、
其の前にしゃがみこむも、
小さく口の中で何かを紡いでいる様子に、
憂いを帯びた碧の双眸を眇める。]
2006/09/22 04:23:03
冒険家 ナサニエル
私は裏切りません。

――アーヴァイン様を。
そして、君を―――。
2006/09/22 04:28:17
冒険家 ナサニエル
[そしてそれ以上は何も言わぬかのように
 扉に寄りかかれば一つ息を吐く

 それは同じタイミングで
 頬を伝う何かが在ったかも知れない
 其の意味は恐らく違うだろうけれど

 緩く首を振れば振り払い
 其の場所を置き去りにするかのように遠ざかる

 長い廊下
 足音だけが響くかと思えた永遠の空間
 其れは狂気を孕む何かに邪魔をされるのだけど

 狂気の中の足音はそのままエントランスへと*続いて行く*]
(107)2006/09/22 04:29:12
見習いメイド ネリー
―――時移様。

例え形がなくとも。
時計は壊れ、荊は枯れてしまっても。

…私は、アーヴァイン様と時移様と…。

[暫しの間。
彼はまだ聞いていてくれるだろうか。]

出来ることならば、安らかに眠りにつきたいです―――
2006/09/22 04:29:28
学生 ラッセル
[いつかの様に其の視線の前で指を振るも、
最早其れが見える筈も無くゆるりと首を振り、
小さく小さく息を吐く。]
2006/09/22 04:31:25
冒険家 ナサニエル
どうして涙が伝のか等、判り切っている事


裏切らないと言う事は、
ジルベール様を愛する資格が無いと言う事


そして、愛される資格も――無いと言う事


言葉にしないからこそ、言えます


ジルベール様――――、私も、お慕いしております―――
2006/09/22 04:32:38
冒険家 ナサニエル
[不意に聞える声に――]

私もです。
出来るのなら、許されるのなら、

どうか―――

[此の声が、
 彼女に届いているかは解らないけれど]
2006/09/22 04:34:57
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/22 04:35:21
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/22 04:35:35
学生 ラッセル
[先ほどの其の人の言葉を思い出して、
ベットで眠る其の人へと視線を移し、
すらりと立ち上がればベット脇へ。]

あの者の望みは生でした。
生きているならばあの時の様に還る事も叶いましょう。

もとより身勝手な約束の引継ぎですしね。
2006/09/22 04:36:49
冒険家 ナサニエル
ジルベール様との事は、望みません
きっと望む事すらおこがましい――

[混じるのは自嘲]

だからせめて―――どうか、眠る時くらいは―――
2006/09/22 04:41:31
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/22 04:42:49
学生 ラッセル
[暫くはそうして其の人の寝顔を見つめ、
遠慮がちに伸ばした華奢な手は、
矢張り暫く逡巡した後に、
手の甲で其の頬をそうっと撫ぜるふりをして、
触れ合わない感触に長い睫をおろし瞑目。]
2006/09/22 04:45:59
学生 ラッセル
[随分と長い事そうしてから目蓋を持ち上げ、
ゆっくりと瞬いて其の人の寝顔を覗く。]

…黒羊。

貴方は――

[桃色の薄い唇だけが問いかける。]
2006/09/22 04:49:35
学生 ラッセル
お休みのところお邪魔しました。
好き夢を。

[其の頬を撫ぜるふりをしていた手が放れ、
扉へと視線を移しゆっくりと瞬き小さく息を吐く。]
2006/09/22 04:57:40
学生 ラッセル
[仮令擦り抜けられるとしても、
其れはなんとなくあまりしたくなくて、
ゆるりと首を振り其の人に向き直る。]

一晩お邪魔させて頂いても?

[首を傾げ憂いを帯びた笑みを浮かべるも、
勿論、答える声がある訳も無く。]
2006/09/22 04:59:47
学生 ラッセル
[答えを期待している訳でもあるまいし、
ソファへと落ち着けば肘掛に其の身を寄せしな垂れ、
眠る必要も無いのにただ長い睫を下ろして――]
2006/09/22 05:03:55
学生 ラッセル
[咽返る薔薇の香りと闇の瘴気は其の侭に、
其の魂は益々闇に侵蝕されている筈なのに、
浮かぶは亡骸と同じく穏やかで儚げな微笑みか。]
2006/09/22 05:06:11
学生 ラッセル
[眸を伏せたままに言の葉は零れる。]

声は届かなくとも。
触れる事は叶わずとも。

こうして貴方の在る所に居れる事を嬉しく思います。
同時に自分の亡骸に鞭打ちたい気分にもなりますけれど。

[肘掛にしな垂れかかったまま、
薄っすらと長い睫を持ち上げ、
眠る其の人を見つめる。]

…ありがとうございます。
私は貴方から頂くばかりですね。
申し訳ないとは思っているのですが、如何せんお返しの仕様が無くて。
2006/09/22 05:31:01
学生 ラッセル
[首を傾げて瞬く。]

不思議です。
貴方は私の嫌うものを二つもお持ちなのに。
其れに、悪魔は祓うものと教えられました。
けれど貴方は宵闇の様に心地良い。

易々と闇に魅入られてしまう程に軟では無いつもりだったのですけれど。
…矢張り私は壊れてしまったのでしょうか?

[返る事の無い言葉を待つ訳でも無く、
ただ其の人の眠るのを見つめて、
憂いを帯びた笑みを浮かべればまた目蓋をおろした。]
2006/09/22 05:37:00
酒場の看板娘 ローズマリーはメモを貼った。
2006/09/22 08:15:09
酒場の看板娘 ローズマリー
[長い時から離れ気が付けば傍らに自分を抱き締め同じように乱れた様子のオードリーの姿。
口付けてその腕から抜け出し書き置きをのこし、軽い身仕度を整えて鍵を閉めて部屋をあとにした]

「屋敷の様子を調べてきます」

[心と体は昨晩からの熱は消えていなかったが気にはならず狂気と血に彩られた廊下を進む。
時折聞こえる悲鳴や争う音はすでに気にならず。
だんだんとその音が迫ってきており目の前で血を流し命乞いをするメイドと、襲い掛かる執事の姿が見える。
躊躇なく襲い掛かっている執事を撃ち殺し、救いを求めるメイドを見て首を振り一発。]

助かりませんよ。どうせ。

[折り重なる二人に手を触れて首を振り、
あてもなく*さまよいはじめた*]
(108)2006/09/22 08:34:27
酒場の看板娘 ローズマリーはメモを貼った。
2006/09/22 08:36:24
未亡人 オードリー
[噎せ返る薔薇の香りのなか、茨に侵食され朽ちはじめた部屋。
相変わることなく豪奢な天蓋付ベットはそのままで、その姿は廃墟には逆に異様で。
享楽の時間の名残に、しどけなく白い肢体を晒し。
重たげに漆黒の睫毛が瞬けば]

……ロー…ズ?

[腕の中にあった確かな温もりを求め、冷えたシーツに途惑いを隠せず。
薄絹を纏うとゆらりとベットを抜け出して]

…鍵?

[開かない扉の前でくすくすと狂気を帯びて。
そのまま沈み込んで、曖昧な世界を漂う]
(109)2006/09/22 10:35:30
酒場の看板娘 ローズマリー
[オードリーの部屋に行き鍵を開け、
ドアを開けるとすぐ傍にオードリーの姿があり、
慌てて駆け寄り]

オードリー様、大丈夫ですか?

[抱き締めベッドまで運び口付けて]

私はここにいますよ、オードリー様。
(110)2006/09/22 12:21:49
酒場の看板娘 ローズマリーはメモを貼った。
2006/09/22 12:23:31
酒場の看板娘 ローズマリー
[ベッドに横たえ口付けると抱き寄せられベッドに引き込まれ、
衣服を剥がれて顕になった白い素肌に口付けを落とされていく]

んっ…、オードリー様…

[理性は容易に奪われ、
自らも求めるようにオードリーに身を絡め、口付けを返した]
(111)2006/09/22 12:40:41
踊り子 キャロル
[姿見を見るのは諦めたのか、己が遺体の前で膝を抱えて座る。そしてその頬に触れるフリをして。]

私にはわかる……彼女は消えてない。
でも、どうして現れてくれないの……?

[涙をこぼし、目を閉じる。孤独でも孤独にならなかったのは
彼女がいたからこそだったのに。]

ノエルは―――
2006/09/22 12:56:13
酒場の看板娘 ローズマリーは、未亡人 オードリー*と……*
2006/09/22 12:57:08
踊り子 キャロル
[思えば彼女はずっと昔から居た。祖母にもらった鏡の中に。
魔性だったのかと言われればそうだったのかもしれない。
アメジストのように美しい紫の瞳が輝くのが印象的で。
いつも笑って励ましてくれたから、私も彼女の前ではなるべく笑っていようと思ったし、その努力をした。

――大丈夫、僕が護ってあげる――

私はノエルを受け入れた。]

……鏡の中には、もういない。
2006/09/22 13:07:53
踊り子 キャロル
[その日は私の8歳の誕生日……
母にもらった白いワンピース。初めての女の子の服。
部屋でこっそりと着て。
――ドアの開く音。ふわりと身体が浮けば、次いで激痛。]

嗚呼……あの時に……

[金縛りにあったかのように動かない父。
あれは……彼女の力だったのか、けれど彼女がしたことは
私をこれ以上殴れないようにしただけで。
手を下したのは――。]
2006/09/22 13:29:58
踊り子 キャロル
[紅く紅く染まる部屋。
赤く赤く染まる父。

ベッドの下にはいつでも
自らの命を絶つための剣を置いていた。

浮かべるは恍惚の顔。
腹に突き刺し、えぐるように引き裂けばぐちゃりと飛び出る臓物。叫ぶ父の歌を聴きながら、笑って皮膚をはぎ、最後には……男性の象徴たるものを切り落とし、心臓に剣を刺した。

赤く赤く染まった剣
紅く紅く染まったワンピース

血溜まりの中で笑う姿を見た母に「悪魔」と言われ
「悪魔は殺したよ」と答えたが……既に母はいなかった。]
2006/09/22 13:43:04
書生 ハーヴェイ
自室

[ベッドの上、薄く瞼を上げてまどろみから覚めれば使用人は椅子に腰掛けてテーブルに向かっている姿が見える。

ふわりと香るは焦げる薔薇の香で、頬杖をつく少女が眺めるティーカップの口からちろりと赤い炎が見えた。
此方に気がつく様子もないから声を掛けず見守れば、少女の足ぱたりぱたりと揺れていて、口ずさむ歌声が楽しそうだったから]

おはようございます。

[つい声を掛けてしまった。
少女の肩はぴくりと震えそれきり口は閉ざされたから、静かに息をついて再び*目を閉じた*]
(112)2006/09/22 13:49:45
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/22 13:50:26
踊り子 キャロル
[血溜まりに落ちた服のポケット。
こぼれた小さな箱にはピンクのリボンがついていた。
中にはピジョンブラッドの薔薇のブローチ。

狂ったように笑い叫ぶ少女。
それは彼女なりの啼き声だったのかもしれない。

白いワンピースに黒い返り血。
赤い薔薇のブローチを取り出せば、不似合いな其れにつけて。]
2006/09/22 13:55:21
学生 ラッセル
[物音にゆっくりと長い睫を持ち上げれば、
使用人はひらひらとティカップに薔薇の花弁を落とし、
火をつけゆらゆら燃える炎を見つめて愉しげに可愛らしい歌を紡ぐ。
リズムを取るようにはたりと足まで動かして、
其の双眸は何を見つめているのか、
或いは何も見つめたく無いからそうしているのか、
切れ長の眸は其の様子を静かに見守る。]
2006/09/22 14:04:58
踊り子 キャロル
[――僕が君を護る。そう言ったでしょう?――

うん、ノエルは充分護ってくれた。
お父様が動けなかったのは、ノエルの力でしょう?

――そう、"私"の力…その力で、あなたを動かした――
――私が貴女のお父様を殺したの……貴女じゃないわ――]

……違うよ、ノエル。私だよ。
私が殺したんだよ。
貴女は……貴方はそうやっていつも、
私の罪を赦してきたんだわ。

[鮮明に浮かぶ記憶に対し、声に出して否定をして。]
2006/09/22 14:07:35
学生 ラッセル
[身じろぐもう一つの気配にゆるりと身を起こし、
使用人の動きがぴたりと止まるのに視線を移し、
再び其の人へと顔を向ければ、
憂いを帯びた微笑を浮かべる。]

おはようございます。

[其の視線は自身では無く少しずれた所に居る使用人に注がれ、
声をかけてみても届く筈は無いと判っているのに。]
2006/09/22 14:09:39
踊り子 キャロル
私を赦して、罪を被り、けれど私は私を赦さなかった。
私が私を赦さないということは、貴方を赦さなかったということ。
私の罪を取り込んだ貴方を赦さなかったと――

[彼が見せた"別の視点"。それは正しい記憶だったのだろうか。
それとも――]

貴方は"私"になるために、自分まで捨ててくれたのに
私がしたことは、何?

[自身の亡骸の上に縋り、問うてみる。
弱った心に瘴気は容赦なく降りかかり、答えない自身の亡骸の髪を撫で続けて。]
2006/09/22 14:26:40
学生 ラッセル
[息を吐く其の人の様子をただ静かに見守る。]

人は、そんなに強くありません。
同じ様に痛みを知るならば闇の眷族も或いは。

[自身の胸に銀の銃弾を撃ち込んだ、
執事の表情を思い出してか、
切れ長の双眸を眇める。]

其の者は私が見つけた時にも壊れておりました。
闇の気配は肉体にも影響はありますが、混乱の中で自身を保てなかったのは其の者の弱さ故です。

其の者の脅える相手は貴方ではありますまい。
心は何時でも自身に壊されるのです。
2006/09/22 14:49:33
学生 ラッセル
怒りも、憎しみも、哀しみも、度を越すと笑いを齎す。
感情の昂ぶりの終着点は幸福を感じる時と同じ…

堪えられない心が其れを求めるのでしょうか?

[ちらと使用人を見やり其の人へ視線を移し、
憂いを帯びた笑みを浮かべる。]

まだ貴方が判るのです。
これからどうなるかも判りませんけれど。
2006/09/22 14:57:30
学生 ラッセル
[手の中の薔薇の花弁へと視線を落とす。]

…燃えるこの子は美しかった。
其の姿はまるで煉獄より舞い降りたかの様でした。

[うっとりと呟く。]

私の弱さが創り出した幻影でしょうか。
けれど未だ花弁の感触すらあるのです。
この掌で羽を寛げていた時と同じ様に。
2006/09/22 15:22:45
学生 ラッセル
[紡ぐ言の葉は一片も届かない。]
2006/09/22 15:25:30
学生 ラッセル
ナサニエルさんを祓わなかった事、後悔はしていません。
けれど矢張り少しだけ残念に思ってしまうのです。

闇を祓い解放しなかった事では無く…

[言葉を切り、
眠る其の人を見つめ小首を傾げ、
憂いを帯びた微笑を浮かべる。]

この言葉はまた――
2006/09/22 15:36:06
見習いメイド ネリー
[どれほど眠っていたのだろうか。
変わらぬ暗闇の中、閉ざされた窓には荊が絡みついて。

傍らのランプへと火を灯して辺りを照らせば白く浮かび上がる肢体。

ベットから抜け出せばシャワールームへと向かい、
張り付く汗を洗い流して。
水を吸って重たくなった長い髪は身体を這うようにうねり、
それは荊のような、そのもので。

滴り落ちる水をそのままに。
部屋に付属されたリネン室に赴き新しいシーツで包めば、
再びベットへと潜りだす。]
(113)2006/09/22 16:25:49
見習いメイド ネリーは、小さな肩を*震わせていた*
2006/09/22 16:32:23
踊り子 キャロル
[ふわりと飛べば、ベッドに座り、虚ろな目で虚空を見つめ
少しして、もう動くことのない遺体を見下ろす。]

鏡の中にいれば、死ぬこともなかったでしょうに。
鏡の中にいれば、檻に囚われることもなかったでしょうに。
鏡の中にいれば、穢れずにすんだでしょうに。

私の穢れを一心に背負い、
宿主の死により、貴方まで死ぬことになって、
……私をいっそ恨んでくれたらいいのに。

[呟く声はとても小さく、ふらりとベッドに倒れこめば瞳に精彩はなく、カタカタと震えて嫌な汗が肌を伝う。]
2006/09/22 16:48:55
学生 ラッセル
[すらりと立ち上がり、
ベットへと歩み寄れば、
ふわとベット脇に腰掛け、
小首を傾げ其の人の寝顔を覗く。]

…黒羊…

[桃色の薄い唇は其の名を紡ぐも、
空気を振るわせる事は無く、
其の人の耳に届く事も無く。
切れ長の双眸を眇める。]
2006/09/22 16:50:22
学生 メイ
[主の暖かな手は、いつしか消えて。
眠る人形の子は起き上がる。
ざわりざわりと漣の広がる心を持て余し。
白い足は赤い絨毯を裸足のまま踏みしめる。]

……マスター……

[かすかに開いた扉をそっと押し開けて、廊下へと。
足音すら立てずに歩くその先で、主の姿が扉へと吸い込まれる。]

誰の部屋……?

[好奇心のままに、ドアを小さく開けて。

――見慣れた後姿と、その下の少女。]
(114)2006/09/22 17:09:44
学生 メイ
[――アリス。

聴こえた声に、思わず手を握る。

――あれ程愛した…

握った手が震える。

――愛しい我が娘。

少女の貌から表情が抜け落ちて。]

……アリスって、だぁれ?

マスター?
貴方が愛しているのは僕ではないの……?

[――永遠に私のものであるように。

俯いた顔をターコイズブルーの髪が覆い]
(115)2006/09/22 17:14:37
学生 ラッセル
望むのはいつもあの人の笑顔だけで、私は他の何も見ませんでした。

…見たくなかったのです。

何か心に浮かぶとすれば全ては負の感情だったでしょう。
其れは私の弱さであり至らなさであり愚かさに他なりません。

あの人はただ微笑んで全てを赦して居たのですから。

[届かぬ言葉は懺悔か告白か。]
2006/09/22 17:18:02
学生 メイ
[銃声と同時に扉は閉められて。
後はどうなったのか知らない。

くすくすと笑みを零しながら部屋へと戻る。]

……駄目だよ、マスター。
僕だけを愛してくれなきゃ。

駄目だよ、マスター。
余所見なんかしちゃ。

アリスは死んだよ。
ケイトも死んだ。

ねぇマスター。
貴方は僕のものでしょう……?

[主の寝台。シーツの中に潜り込み。
かの人が戻るのを待つ。
無邪気な笑みを、秀麗な顔に*浮かべたまま。*]
(116)2006/09/22 17:23:33
学生 メイはメモを貼った。
2006/09/22 17:32:36
冒険家 ナサニエル
― エントランス ―

[茨の絡みつく逆周りの柱時計――
 余りにも、余りにも――で、思わず笑みが漏れる]

ああ、なんだ――。
矢張り此れは最初から決まっていた事――。
(117)2006/09/22 17:32:52
学生 メイが「時間を進める」を選択しました
美術商 ヒューバート
>>115
見られてタ━━━━・(゚∀゚)・∵━━━━.ン!!!!
2006/09/22 17:34:23
冒険家 ナサニエルは、そんな事を呟けば小さく首を振った。
2006/09/22 17:39:37
学生 ラッセル
貴方の気配も、ご同胞達の気配も、薄々とは感じておりました。
私はどれだけ闇に覆われようと闇の気配を視るのです。

任務以外で触れる闇の気配はただ其処に在るだけでした。
貴方に肩を叩かれ、ナサニエルさんへ向けた刃を納めた時点で、私は既に闇に――貴方に魅入られていたのかも知れませんね。

[憂いを帯びた碧の双眸は静かに其の人を見つめ、
相変わらず憂いを帯びた笑みを浮かべている。]
2006/09/22 17:43:09
酒場の看板娘 ローズマリー
オードリー様、私は必ず戻りますので、
安心してここでお待ちしていてください。

[優しく語りかけて名残惜しそうにその身を離し、下に穿いてキャミソールの上にカーディガンを羽織っただけの格好で外に出て鍵をかけて]

お気を付けくださいね、オードリー様。

[念を押してエントランスに向かいナサニエルの姿を見かける]

こんにちわ、お久しぶりですねナサニエル様。

[甘い濃密な香りをほのかに漂わせたままで特に気にした様子もなくナサニエルの方に歩み寄っていく]
(118)2006/09/22 17:47:18
学生 ラッセル
[其の微笑みは生前と同じに、
微かに艶かしく、
深い深い憂いを孕み、
薔薇の香気と闇の瘴気に蝕まれ、
音も無く崩壊していく気配すら感じさせず。]
2006/09/22 17:50:28
学生 ラッセル
[其れは、
あたかも自身が、
執事の手で、
銀の弾丸を、
撃ち込まれた時と、

同じ様に。]
2006/09/22 17:52:03
冒険家 ナサニエル
[声を掛けられれば振り向いて
 柔らかい色のみが籠められた瞳を向け一礼をする]

此れはローズマリー様。
申し訳御座いません、少々立て込んで御座いまして…。

[少しの間の後に
 ローズマリーを見詰めながら
 其の甘い香りには気にも留めず]

行き成り訊くのも失礼かと存じますが、
闇の眷属の方は見つかりましたでしょうか――?
(119)2006/09/22 17:54:47
学生 ラッセル
[伸ばした手は其の人の眠る先、
擦り抜ける手も構わずに、
枕の下へと純白の花弁を忍ばせる。]
2006/09/22 17:57:10
酒場の看板娘 ローズマリー
>>119
[静かに首を振って]

まったくですね。
ラッセル様もキャロル様も違いました。
その他のメイドや執事の方々など、どの人も違うようです。
このまま私達はただ生贄として消えていく運命なのでしょうか?
うふふふ。

[柔らかく微笑んだその顔には何処か妖艶さが漂い]

ナサニエル様もこの状況では忙しいのも仕方がない事かと。
(120)2006/09/22 17:57:36
冒険家 ナサニエル
そうですか…。
では、まだ潜んでいるのでしょうね。

そうならない為に貴方の様な闇を追う者が居て下さるのでしょう。
未だきっと、大丈夫ですよ。
此の様な空間とは言え、
まだ生きていらっしゃるのですから。

[其の微笑みを
 一度じっと見詰めたけれど
 其の後にまた微笑んで]

いえ、其れでも申し訳御座いません。

[そう一礼をした]
(121)2006/09/22 18:08:51
学生 ラッセル
[其の侭僅かに身を倒し、
間近に迫った其の人の寝顔を見つめ、
切れ長の碧の双眸を眇める。]

…黒羊。

[耳元で名を紡ぐ声も届かないか。]

闇は光と共に。
光は闇と共に。

其の理は無とは別物です。

[憂いを帯びた碧の双眸の揺れる前に目蓋をおろし、
桃色の薄い唇をそうっと其の唇に寄せれば、
ゆっくりと身を離して、
長い睫を震わせ其の頬をなぞるふり。]
2006/09/22 18:09:27
学生 ラッセル
[憂いを帯びた笑みは僅か、
悪戯な様相を浮かべる。]

触れられぬのも、届かぬのも、悪い事ばかりではありませんね。

[長い睫がゆっくりと瞬けば、
其の眸は刹那紅く煌き碧の光を取り戻す。]

余り、時間が無い様です。
煉獄の炎に焦がされようとも、贖罪には足りないでしょうけれど。

[眠る其の人の上ですいと十字を切る。]

願わくば、其の手が、其の刃が、其の身が――
其の心が、あかく染まりません事を。

[言葉と共に柔らかな光が溶ければ、
すらりと立ち上がる。]
2006/09/22 18:21:24
酒場の看板娘 ローズマリーは、冒険家 ナサニエルに話の続きを促した。
2006/09/22 18:27:52
酒場の看板娘 ローズマリー
ナサニエル様、そう畏まられますと…。

[困った顔をしてナサニエルの方を見ている]
(122)2006/09/22 18:28:01
学生 ラッセル
[扉を見据えて小さく息を溢す。]

死して尚も開く必要は無し、でしょうか。

[しなやかな獣を想わせる足取りで扉の前まで歩み、
其の手を翳せば何の抵抗も無く扉の向こうへ。]

いくら壁を創っても抗ってもこの魂を蝕む瘴気と同じかしら?
まるで其の心を嘲笑うかの様な仕組みですね。

[浮かぶは憂いと共に艶を孕んだ生前と同じ笑みか。]
2006/09/22 18:31:03
冒険家 ナサニエル
[困った顔の相手に
 柔らかな微笑みを零し]

そう言えば、あれから随分時間もたちます。
ラッセル様、キャロル様以外の方々は皆ご無事でしょうか。

長い間、見かけてないお客様もいらっしゃいますので。

私の方ではジルベール様のご無事は確認できて居ります。
其れと、目の前に居るローズマリー様ですね。
(123)2006/09/22 18:32:57
学生 ラッセル
[躊躇い無く扉をすり抜ければ其処は――

床にしゃがみ込み虚ろな視線を彷徨わせる着飾った女性、
遮二無二に折れたモップを振り回し壁を殴るフットマン、
其処此処の床や壁や果ては天井を彩るあかい血、
いくつもの朽ちた扉は自身の居た部屋と同じか。
呻き声、
叫び声、
笑い声、
嬌声、
悲鳴、
ただゆっくりと長い睫が瞬く。]
2006/09/22 18:36:10
学生 ラッセル
[其処は生存者と死者が入り混じり、
生きる者へと縋る死者へと歩み寄る。]

…彼に貴方の声は聴こえませんよ。
2006/09/22 18:38:03
学生 ラッセル
[縋られる生存者は最早、
生きる者の声すら届かないで在ろう。
そして声をかけた死者もまた、
かけられた声に気付かずに、
振り返らない者へと声をかけ続ける。]
2006/09/22 18:40:06
学生 ラッセル
[狂気と瘴気に切れ長の双眸を眇め、
すいと十字を切り死者の眉間に細い指を置く。]

崩壊の進行した魂は茨に絡め取られるか。

[正気の戻らぬ視線を覗き呟く。]
2006/09/22 18:48:32
酒場の看板娘 ローズマリー
>>123
私の方ではナサニエル様、オードリー様のみですね。
後は死体にしか会っていませんよ。
二人で探しにでも出かけて見ますか?
人知れず死んでいる者の中に闇の者がいるかもしれません。
(124)2006/09/22 18:49:21
学生 ラッセル
[小刻みに震える其の様子に身を離し、
足はエントランスへと向かい、
其処に在る人物達の姿に歩みを止める。]

お二人共ご無事で何よりです。
2006/09/22 18:50:39
学生 ラッセル
[ローズマリーの言葉にゆるりと首を振る。]

闇が緩められた気配は未だありません。
まだ彼等は健在です。

…闇を祓う以外の方法は、本当に無いのでしょうか?

[問う声もまた届く筈は無く。]
2006/09/22 18:52:12
学生 ラッセル
[茨に絡められた逆周りする時計に視線を移し、
桃色の薄い唇は微かに何事かを呟いた。]
2006/09/22 18:55:41
踊り子 キャロル
[このまま消えてしまいたい。
その願い空しく、無情な檻は無数の魂を囚えて離さず
流れ落ちる汗やこぼれ落ちる涙がシーツを汚すことはないけれど、震える体、纏う服にはじっとりと染み込んで。]

私は、何ということを……

[脳裏によぎるは赤い薔薇のブローチ。
自身の亡骸が纏う白と赤と黒の薔薇は、何の皮肉か
彼女を押しつぶそうとして。]
2006/09/22 18:55:58
冒険家 ナサニエル
オードリー様もご無事なのですね。
其れを聴けて少し安心致しました。

ええ、其れでは少し回ってみましょう。
そうであれば事態は好転するのでしょうかね…。

まずは皆様の御部屋へと行ってみましょう。
其れでは、参りましょうか。

[そう言って部屋の方向へとローズを促しながら
 歩き出す]
(125)2006/09/22 18:59:11
学生 ラッセル
矢張り貴女は力をお持ちだったのですか。
何も告げずにお力になれずに申し訳ありませんでした。

[ローズマリーを見つめ静かに告げる。]

とは言え私は貴女程は忠実ではありませんし、生きて居てもお役に立てたかは甚だ疑問ではありますね。

[微かに艶を孕む憂いを帯びた笑みは、
其の侭ナサニエルへと向けられる。]

余り無理をなさいませんように。
2006/09/22 19:04:07
踊り子 キャロル
[死んでからも
快感に喘いだり
悪寒を覚えたり
涙を流したり
汗をかいたり]

ココで……殺されたらどうなるのかしらね。

[自嘲めいた笑みをもらし、身体を抱くように身を起こし、
ベッドに座れば三色の薔薇を遠目に見て。]
2006/09/22 19:11:14
学生 ラッセル
[去って行く二人を追うでも無く、
茨の絡みつく柱時計へと歩み寄り、
切れ長の双眸は、
出鱈目な時を刻む様子をじっと見つめる。
過ぎる記憶はネリーとの会話か、
遠く聴いた気がするナサニエルの懐中時計か。]

茨の君と時の方ですか?

[首を傾げ艶やかに笑み、
切られる十字は時計の前で光を放つ。]

願わくはお二人の心に安息を。

[柔らかな光は消える事無く、
茨の絡まる柱時計を優しく照らす。]
2006/09/22 19:12:41
酒場の看板娘 ローズマリー
はい、まずは皆の部屋を訪れるのが確実でしょうね。

[ナサニエルと一緒に皆の部屋を回る事にし、
道を行きながら話を続ける]

このままではいずれにせよ後手後手、
私たちにここから逃れる術はないのでしょうか?
いっそこのまま……、一人ずつ殺して回りますか?

[微笑みかけるその顔には冗談とも本気ともつかない色が浮かんでいる]
(126)2006/09/22 19:29:07
学生 ラッセル
[柔らかな光は留まり続ける。
恐らくはこの煉獄に変化があるまで、
其処に在り続けるのだろう――]
2006/09/22 19:39:35
踊り子 キャロル
[薔薇を見つめればまた胸が痛くて
ベッドに横たわるもちっとも楽ではなく。

弱弱しい瞳の色は今にも消えそうで
一瞬だけノエルが見えた気がしたけれど
それはきっと幻で。]

――――ごめんなさい。

[虚空に投げかける謝罪の言葉は誰にも届かず
虚ろな瞳はそっと閉じられて。]
2006/09/22 19:41:40
冒険家 ナサニエル
[ローズマリーの言葉に静かに視線を送り
 そしてくすりと笑い声が漏れただろうか]

其れも一つの手と言う事でしょうか。
早い内に眷属に当たれば良い事でございますし。


さて、一人ずつ殺すとしたら――誰からでしょうね?


[柔らかい色を湛えたまま、
 そう首をかしげて尋ねながら、廊下を歩く
 もう直ぐ誰かの部屋に辿り着く頃合だろうか]
(127)2006/09/22 19:47:31
学生 ラッセル
[踵を返ししなやかな足取りで歩き始める。

柔らかな十字の光に迷える者達が集う。
彼等の表情は何処か呆けた様に幸福に満ち、
崩壊していく世界を恍惚の表情で見つめる。

優しい光に包まれて狂乱の時は直ぐに幕を開けるだろう。
傍らに寄り添う名も知らぬ使用人と生前は慇懃だった紳士とが、
血の繋がる高飛車な令嬢と我が侭な令息とが、
従順な従者と先ほどまで生きる者に縋っていた死者とが、
お互いを愛しむ様に寄り添い唇を合わせ、
そうして快楽を貪る水音と嬌声が木霊する。

血溜りと血痕と混じりあう薔薇の香気は、
咽返る様な血の香りにも似て、
狂乱の時はあかく、あかく、絶望から狂喜へと染まる。]
2006/09/22 19:54:30
学生 ラッセル
[切れ長の碧の双眸は深い憂いの中で揺らぐ度、
ひらり、ひらり、紅く煌いて――]
2006/09/22 19:57:36
学生 ラッセル
[しなやかな獣を想わせる足取りも足音は響かないまま、
其の気になれば恐らくは歩く必要も無いのだろうけれど、
そうするのは生前の名残なのかゆったりと歩を進める。]

神の救済等、期待するだけ無駄です。

[呟きながら姿勢良く歩を進める華奢な其の姿は、
言葉とはまるで裏腹に神の御使いの如く、
ともすれば其の背に羽が見えそうな程に。]
2006/09/22 20:08:01
学生 ラッセル
[いつかの使用人の様に其の足に縋る者を見下ろし、
首を傾げ浮かぶ微笑みは穏やかで儚い聖母の其れか。]

貴女はもう亡くなられたのです。
では生前の行いに一点の曇りも無かったと言えますか?

[口を噤み絶望へと其の表情が染まっていくのを見守り、
切れ長の双眸を眇めればひらりと紅く煌くか。]

此処は闇の煉獄。
罪深き魂は其の業火に心を焼かれ清められるのかも知れませんね?

…永劫に。

[縋る者の顔の前で十字を切りそうっと額に触れれば、
彼女の顔に浮かぶのは恍惚か幸福か悦楽か。]
2006/09/22 20:15:45
酒場の看板娘 ローズマリー
どうでしょうか?
闇の眷属の者を全員殺せば私達は解放されるのか?
あるいは…?

[微笑みかけて]

ナサニエル様は最後の方になりそうですね。
まずは…、

手近なところで特に身近でないものからでしょうか?

[多少の狂気の入り混じった微笑み、
妖艶さと淫靡な香りを漂わせ、
ヘンリエッタの部屋の前朽ちた扉が目についた]

ここの部屋はどなたのでしょうか?
(128)2006/09/22 20:20:00
酒場の看板娘 ローズマリーはメモを貼った。
2006/09/22 20:20:07
踊り子 キャロル
[外の音に多少変化を聴き、訝しげに身を起こす。
けれど身体はとても重くて、這うように扉付近へと。

耳を澄ませば悲鳴や叫びよりも享楽の声が増えていて。
けれど外に出られる状態でもなく、その場でへたり込んで。]

――馬鹿みたい、死んでから体調が悪いなんて。

[吐き捨てても体が軽くなるわけでもなし。]
2006/09/22 20:20:08
学生 ラッセル
ご存知ですか?
快楽と苦痛は浮かぶ表情が酷似しているのですよ。

[慈愛に満ちた微笑はしかし艶かしく、
首を傾げすいと其の髪を撫ぜてやれば、
迷える魂は悦びに打ち震え甘い溜息を溢すか。]
2006/09/22 20:32:50
学生 ラッセル
苦痛よりは快楽を、差し上げましょう。

[其の耳元に桃色の薄い唇を寄せ囁き首筋をなぞれば、
ただ其れだけでへなりと其の場へ崩れ落ちる。]

失礼、刺激が強すぎましたか?

[ひらり、ひらり、紅く煌く双眸。]

この身を焦がす熱をほんの少しお分けしただけなんですけどね。
2006/09/22 20:42:02
冒険家 ナサニエル
さあ、どうなのでしょう。
其れは私にも解りませんが…、解放されるとでも思わなければ、
希望もなくなってしまいますから。
此の館に希望と言う物が在るか等は解りませんけれど――。

身近ではない者ですか。
確かに、それは正しい選択かもしれませんね。

[矢張り小さく笑みを零して]

では若し、身近な者が眷属ならば――、如何致しますか?

[朽ちた扉へと視線を移せば]

此処はヘンリエッタ様の御部屋で御座いますね。
こうなっていると言う事は――。

[ゆっくりと其の扉を押して中へと
 目に映るはベッドに横たえられた少女
 頬には涙の跡、胸に咲誇るは血塗られた――]
(129)2006/09/22 20:47:05
酒場の看板娘 ローズマリー
>>129
オードリー様と私の気分次第でしょうか?
その時にならなければなんともいえませんね。
オードリー様以外であれば今なら躊躇なく引き金を引けるつもりではいますが。

[ほのかに照らされる薄暗い廊下の中薄く微笑みかけて]

ヘンリエッタ様の…、

[ナサニエルと共に中に入ると、
真っ赤な血で彩られた華を咲かせた少女が物言わぬ姿となっていた。
近寄り手を触れて目を瞑り……首を横に振る]

はずれですね。
(130)2006/09/22 20:55:00
学生 ラッセル
[平伏し、蹲り、小刻みに震える肩を静かに見下ろし、
切れ長の双眸を見上げる潤んだ眸からは涙が溢れるも、
其の面に浮かぶ笑みは憂いを帯びた艶やかなものか。]

恐れる事はありません。
其の心に巣食う恐怖より自身を解き放ちなさい。

[其の言葉を切欠にか縋る手が解かれ、
最早他の何も考えず己を慰め始めるのに、
またゆったりとした歩調で歩き始める。]
2006/09/22 20:55:33
学生 ラッセル
[内に孕む熱はうねり身を焦がし続け、
充満した瘴気は益々其の魂を蝕む。]

自身が正常か異常かも判断出来ぬ時点でもう壊れているのでしょうね。
不甲斐ない。

[愉しげに呟き桃色の薄い唇に艶やかな笑みを乗せる。]
2006/09/22 21:06:21
学生 ラッセル
[其の言葉は、誰に向けられたものか。]
2006/09/22 21:09:55
冒険家 ナサニエル
気分次第で御座いますか。
それは―――

[言葉を止めれば、微笑んで
 ただ、微笑んで

 ヘンリエッタへと近付くローズマリーの様子を見る
 其の様子に小さく息を吐いた]

…そうで御座いますか。それは、残念です――。
それにしても、彼女は此処で殺されたのでしょうね。

――部屋は安全だと言ってしまった手前、
此れは私にも責任はあるでしょうね。
(131)2006/09/22 21:15:29
見習いメイド ネリー
[濡れた身体は冷え切っていて。
震えるまま、青ざめた唇を余所にリネン室から糊の掛かった黒のワンピースを取り出し、
素肌に滑らせるように身に纏う。
長い髪は一つに纏め結い上げれば胸に垂らして。
まだだるさが残る身体を引き摺りながらも部屋から逃げるように出ると、
覚束ない足取りで長い廊下を歩き出した。]
(132)2006/09/22 21:20:11
酒場の看板娘 ローズマリー
どうでしょうか?
鍵がかかっていた形跡もありませんし。
ドアをあけてしまえば部屋も何も変わらないことと一緒。

ナサニエル様が責任に感じることではないかと。

[微笑みかけて]

他に探して回りましょう。
ヘンリエッタ様のことも何かわかるかもしれませんから。
(133)2006/09/22 21:21:38
学生 ラッセル
[覚束無い足取りで向こうから歩いてくる見知った顔に、
歩みを止めて憂いを帯びた笑みを浮かべ、
自身に気付かず脇を通り過ぎるのを見送る。]

茨の君も、時の方も――

[桃色の薄い唇を紡ぎ後姿に十字を切る。]

どうぞ、余りご無理はなさいません様に。
2006/09/22 21:30:27
見習いメイド ネリーは、冒険家 ナサニエルとローズマリーに声を掛けた。
2006/09/22 21:36:03
見習いメイド ネリー
ナサニエルさん‥。
ローズマリー‥様。


[壁に手を這わせながらも二人に声を掛けて。]
(134)2006/09/22 21:39:44
冒険家 ナサニエル
そう言っていただければ。

[そう微笑みを返す
 人の生死が掛かっている所なのに
 穏やかな会話が流れるように]

そうですね、他に確認が取れていらっしゃらない方は、
ヒューバート様、メイ様で御座いますでしょうか。

此の分だと、扉が無事なら其の方は無事…と言う事でしょうね。

[言いながら、廊下を歩いて
 其の部屋の扉が見えてくればローズマリーに振り返り]

どうやら、御二人ともご無事のようです。
(135)2006/09/22 21:43:38
学生 ラッセル
[類稀な能力故か、
其処の気配は朽ちた他の扉とも違うのに気付き、
其の侭に扉をすり抜ければ折り重なる亡骸の山と――

迷える魂達。]

「私の手が、手がっ!」

[叫ぶ者の亡骸は腕から先が無くなっていて、
惨状を見つめゆるりと首を振る。]
2006/09/22 21:47:05
学生 ラッセル
[これが闇の眷属の、貴方達の――

[切れ長の双眸はひらりと紅く光るか。]

貴方は、何を――]
2006/09/22 21:51:19
学生 ラッセル
手ならほら、ちゃんとありますよ。

[叫ぶ者へと近寄り其の手を取って、
本人の視線まで持っていけば、
不思議そうに瞬く様子を見守る。]

ね?

[浮かぶ笑みは神々しいのか、禍々しいのか。]
2006/09/22 21:53:51
見習いメイド ネリーは、青白い顔をそのままに。
2006/09/22 21:56:53
冒険家 ナサニエル
[新たに掛けられた声に振り返れば
 其の様子を少し見詰めて]

ネリー。
どうしました?
(136)2006/09/22 22:00:13
酒場の看板娘 ローズマリー
後はハーヴェイ様でしょうか?

[付け足しながら廊下を行き]

扉というよりも部屋全体が大きく…まるでその主と呼応するかのようでしたね。

[ナサニエルに微笑みかけて]

それなら何よりです。

[かけられた声にナサニエルと共に振り返り]

ネリー様?
大丈夫ですか?

[その様子に気遣わしげに声をかけて近寄っていく]
(137)2006/09/22 22:04:30
見習いメイド ネリー
ハーヴェイ様も、ご無事です‥。

[二人が安否の確認をしていたと分かれば、そう答えて。

‥扉の朽ちた場所は此処だけではないようですが‥。

倉庫や他の場所も荒廃が進んでいて、心なしか死傷者も増えて来てるようにも‥。

[そう告げると、ずるりと体を壁に凭れさせた。]

少し休めば‥大丈夫だと思います‥。
(138)2006/09/22 22:21:18
酒場の看板娘 ローズマリー
死傷者が増えているのは事実ですね。
どんどんとそこかしこで争いもおきているようですし。

[手を貸して支えて]

ネリー様、あまり無理はなさらぬように。
(139)2006/09/22 22:28:43
学生 メイ
[くすくすと微笑みながら、眠る主の手首を取る。]

ねぇ、マスター。
僕だけを好きだと言って?
嘘は厭だよ?

[浮き出る血管の上へと口付け、歯を立て。痕を残し。]

他の人なんか見ないように、いっそ目隠ししてしまおうか。
それとも僕の目を塞ごうか。
二度と貴方が他の誰かといるのを見ないように。

[拘束の痕のように、紅い痕がついた手首をぺろりと舐め]
(140)2006/09/22 22:31:55
学生 ラッセル
[新たな気配と言うだけで脅える者、
此処にも変わらず縋ろうとする者、
気付かず虚空を見つめて嗤い続ける者、
血走った眼光が視界の端に映り身を翻す。

襲い掛かって来た其の者へ向け十字を切る。]

奪われて尚も痛みを判らないのですか?
2006/09/22 22:32:39
見習いメイド ネリー
済みません、ローズマリー様‥有難う御座います‥。

[軽くため息をつき呼吸を整えて。
見上げるは青白い表情のまま礼を述べた。]
(141)2006/09/22 22:39:21
酒場の看板娘 ローズマリー
顔色もあまり優れないようですよ、ネリー様
お部屋までお連れしましょうか?
(142)2006/09/22 22:46:22
見習いメイド ネリー
いいえ‥。
お気遣い感謝致します。

‥だけど、一人にはまだなりたく無いのです。

[ゆるく首を振って。
手を貸して貰いながらそう述べた。]
(143)2006/09/22 22:51:06
学生 ラッセル
Eli,Eli,lamma sabacthani...

[桃色の薄い唇が紡ぐと同時に、
襲いかかって来た者は柔らかな十字架に磔に。]
2006/09/22 22:54:48
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/22 22:56:20
酒場の看板娘 ローズマリー
[静かに頷いて]

わかりましたネリー様。
では、このまま一緒に。
しかしご無理だけはなさらないでくださいね?

[肩を貸してネリーを支えて]

他の方の無事も確認できた事ですし、
後は今後をどうしていくかですね。
(144)2006/09/22 23:03:18
学生 ラッセル
[周囲の者のざわめくのを気にも留めず、
ただ磔にした者の前へとゆったりと歩み寄り、
憂いを帯びた艶やかな笑みを浮かべ首を傾げる。]

どうやって死にましたか?
痛かったですか?
苦しかったですか?
辛かったですか?
悔しかったですか?

――もう死にたいと、思いましたか?
2006/09/22 23:07:27
冒険家 ナサニエル
ハーヴェイ様もご無事なようで、其れは何よりです。
ではお亡くなりに為られたのは
ラッセル様、キャロル様、ヘンリエッタ様の三人ですね。
そして其の中に闇の眷属は居ない――、と。

さて…。

[廊下の先を見据えながら呟いて
 ネリーとローズマリーの様子を見つつ]

そうですね。ネリーも一緒に居た方が安全でしょうし。
今後は…、如何致しましょうか。
此れほどまでに使用人が減っていては、
私共だけでの原因の追究は出来ませんし。
(145)2006/09/22 23:11:21
見習いメイド ネリー
これから‥‥‥。

[言いかけて止める。
これからなんてあるのだろうかと思えば胸が軋んだ。
悟られないように小さく頷いて支えられるままに数歩歩けばナサニエルをちらりと見て。]
(146)2006/09/22 23:11:43
学生 ラッセル
[脅える様子に華奢な白い手を伸ばしそうっと頬を撫ぜ、
眇める双眸はひらり、ひらり、紅く煌く。]

もう脅える事はありますまい?
貴方はもう亡くなって居られるのですから。

[魅入る眸は少しずつ呆けて、
浮かぶは恍惚の微笑みか。]
2006/09/22 23:15:54
冒険家 ナサニエルは、見習いメイド ネリーの視線にただ柔らかい視線を返し。
2006/09/22 23:17:52
酒場の看板娘 ローズマリー
[二人の様子にはただ何も言わず]

やれることなどたかが知れているのかもしれませんが。

[二人に微笑みかけて]

どこかで少し休みましょうか。
(147)2006/09/22 23:31:14
冒険家 ナサニエル
[ローズマリーの言葉に頷いて]

そうですね。
疲れていては考えも纏まらないでしょうし。

客間へでも行きましょうか。
紅茶くらいでしたらご用意致しますが、如何しましょう。

どうせなら、皆様に集ってもらえれば良いのですが。
(148)2006/09/22 23:39:31
見習いメイド ネリーは、少し迷うも、小さくローズマリーへ頷いて。
2006/09/22 23:40:57
学生 ラッセル
[十字架の光が解け、
磔にした者はふらりと床に膝を着く。
祈るのは其の者だけでは無く、
周囲の者達もふらりふらりと吸い寄せられる様に、
取り囲み傅き祈る者達を見つめる。]

神は、居ませんよ。
2006/09/22 23:42:45
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/22 23:43:11
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/22 23:43:44
酒場の看板娘 ローズマリー
そうですね。
それでは客間へ。
紅茶…そういえばここしばらくまともな物を口にしていませんでした。
マダムの分も届けたいので後でご用意してもらってもよろしいですか?
もしくはこちらで作らさせて頂きますか…。

[ネリーに気遣いながら客間へと向かった]
(149)2006/09/22 23:48:27
冒険家 ナサニエル
畏まりました。
其れでは私は用意をしてくるので、
ローズマリー様方は先に其方でお待ちくださいませ。

[そう一礼をすれば
 客間へと向かうローズマリー達を見送り
 紅茶を用意するべく踵を返し]
(150)2006/09/22 23:54:11
学生 ラッセル
[ゆるりと首を振る。]

私は誰も救えません。
赦しはご自身の内に。

先ずは其の心の解放を。
ご自分を苛むのはもうおよしなさい。

[慈愛に満ちた微笑を浮かべたまま、
ひらり、ひらり、碧の眸は紅く煌く。]
2006/09/22 23:54:30
書生 ハーヴェイ
[使用人を部屋に残し、自室の扉を閉め鍵をかける。
廊下にある人の姿は何処かへ向かうのだろうか、
後を追えば背中越しに声をかけ歩み寄る]

これはこれは、ごきげんよう。
生きておられましたか。
(151)2006/09/22 23:55:20
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/22 23:59:41
学生 ラッセル
[恍惚の表情、
水音、
嬌声、
全てを残して扉をすり抜け、
しなやかな足取りで廊下を歩き、
其処に其の人の姿を見止めて立ち止まる。]

嗚呼…
2006/09/23 00:01:14
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/23 00:02:15
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/23 00:03:23
酒場の看板娘 ローズマリーはメモを貼った。
2006/09/23 00:03:49
酒場の看板娘 ローズマリーはメモを貼った。
2006/09/23 00:04:09
書生 ハーヴェイは、冒険家 ナサニエルの姿を認めると、軽く肩を竦めてから微笑んだ。
2006/09/23 00:04:37
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/23 00:05:35
酒場の看板娘 ローズマリー
ええ、分かりました。
よろしくお願いします。
ネリー様、私達は先に客間の方へ行きましょうか。

[ナサニエルに微笑みかけてネリーをつれて客間へ向かう。
途中ナサに話し掛ける声に振り向きハーヴェイの姿に気付き軽く一礼をするだけで、
客間へと向かう歩は緩めずに進んでいく。
客間に着くとネリーを椅子に座らせて、その隣に座った]
(152)2006/09/23 00:07:27
酒場の看板娘 ローズマリーはメモを貼った。
2006/09/23 00:07:37
冒険家 ナサニエル
[声を掛けられれば振り返り
 其処にある姿に一礼をする
 そして柔らかな微笑みを送りながら]

此れは、ハーヴェイ様。
ハーヴェイ様こそご無事で何よりで御座います。
(153)2006/09/23 00:07:56
美術商 ヒューバート
―自室―

[寝台で目を開ける。燕尾服の上衣を脱いだだけで、眠ってしまったらしい。
手首に僅かな痛みを感じ、確認すると、うっすらと紅く熱を持っていた]

……

[身体を起こし、頭を振る。
己の手にかけた少女のことなど、忘れたかのように]
(154)2006/09/23 00:09:11
学生 メイ
……お早う、マスター。
あまりいい寝覚めじゃなさそうだね。

[寝台の上に座って。
主の顔を覗き込むと、笑う]
(155)2006/09/23 00:12:54
書生 ハーヴェイ
[一礼をするバトラーへと会釈を返す、
ゆるりと辺りを見回せば他に人の姿もなく]

ええ、見ての通り生きてはおりますよ。
…お一人ですか。これからどちらへ?
(156)2006/09/23 00:14:40
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/23 00:16:15
書生 ハーヴェイは、遅れてローズとネリーに気づき軽く会釈をその場で返し見送る
2006/09/23 00:16:17
冒険家 ナサニエル
はい。
此れからティーセットを取りに、キッチンまで。
ローズマリー様も御疲れの様子ですので、
少しでも安らいで頂ければ、と想いまして。

ハーヴェイ様もご一緒に如何ですか?
(157)2006/09/23 00:20:17
見習いメイド ネリー
[視界にハーヴェイの姿が見えるも、
何かいいたげに目線を送るもそのままローズマリーに連れられるようにして客室へ。]

‥済みません。
本来ならば私が用意しなければいけないのですが‥。
(158)2006/09/23 00:22:13
書生 ハーヴェイ
安らぎですか…それもいいでしょうね。
何処にいたところで、

[一度言葉を区切り、ちらりと見るのは朽ちた扉のひとつ]

さほど変わりはありませんし。
(159)2006/09/23 00:23:49
美術商 ヒューバート
[先刻少女を押さえつけたのと同じ紅い傷跡の残る手で、傍らの少女の頬に触れる]

…夢は…見ていないのだがね。
お前は大丈夫かい?
あまり眠っていないのではないか?
(160)2006/09/23 00:24:52
酒場の看板娘 ローズマリー
[ネリーに微笑みかけて]

体調が優れないのならしかたがありませんよ。
無理をなされる方がなおさらに良くはないですしね。

それに、今のこの状況ですし、
それぞれの仕事も何もないのかもしれませんしね。
(161)2006/09/23 00:27:17
冒険家 ナサニエル
[ハーヴェイの視線を追って扉を見て]

…そうですね。

其れではローズマリー様達と、客間の方でお待ち頂けますか?
それとも見回りがてらにキッチンの方までご一緒いたしますか?
(162)2006/09/23 00:29:20
踊り子 キャロル
[虚ろな目、弱弱しい瞳、汗で濡れた体、そんな姿で扉の前にへたり込む姿は、艶かしく見えたかもしれない。
ふと気配を感じて扉を見上げれば、フットマンと思しき男が扉から顔だけを出していた。]

………呼んでないわ、出て行って。

[うんざりした顔でそう言ったつもりだが、男は無遠慮に中へ入って来る。睨みつけた所で、潤んだ弱弱しい瞳がその効力を果たしたであろうか。]
2006/09/23 00:31:28
書生 ハーヴェイ
見回りですか?
お一人で。
それはそれは、こんな時ですから危険でしょう。
いつ銃で胸を打たれるとも分かりませんからね。

[胸元に手を当て、ゆるりと礼をすれば、
顔だけおこしバトラーを見上げ]

私もついて行きますよ。
生憎武器など持ってはいませんが。
(163)2006/09/23 00:37:18
見習いメイド ネリー
‥そう‥ですね。

[たしなめられると、少し自嘲気味に微笑んで。

背もたれに身体を預ければ微かな吐息を吐き出せば、
緩く首を振った。]

これ以上、何事も起こらなければいいのですが‥。

[そう叶わないとしても、そう言わずにはいられなくて。]
(164)2006/09/23 00:38:10
学生 メイ
[頬に触れる手を愛しげに取ると口付けて]

……僕は大丈夫。
それよりもマスター。

……外はどうなっているのかな。

誰か死んだりしているでしょう?
ここにいても安全とは限らないんじゃ。
(165)2006/09/23 00:40:14
踊り子 キャロル
……一人になりたいの。
それ以上近寄ったら許さない。

[男を見上げてそう伝えるも、相手には聞こえていないようで。
気付けば視界が天井をとらえていて、自分が仰向けに倒れているのだということを悟る。]

―――っ、いい加減に……

[そのまま覆いかぶさる男に抵抗を試みても、今の状態で小柄な女性が勝てるはずもなく、男が笑うのをただ見上げて。]
2006/09/23 00:41:07
酒場の看板娘 ローズマリー
疲れていらっしゃるのですよ。
ネリー様はこのような立場ですし、ずっと気を張り詰めていらしたのですよね?
少し気を落ち着けてリラックスをするのも悪くないと思いますよ。

[柔らかく微笑みかけて]

このまま何も起こらないということは、
一生このままという事にも繋がりますからね。
難しいところです…。
(166)2006/09/23 00:43:23
流れ者 ギルバート
[すっかり空になったポットと皿は
きれいに片付けてワゴンの上に。
窓際に腰掛けながら一つ溜息をつけば
畳んで置いたままの地図に気がつき
それを手繰り寄せ微かな間の後にそっと口付け
席を立つ。

地図を頼りに館の中を進んで]
(167)2006/09/23 00:44:23
冒険家 ナサニエル
見回りと言っても何もする事は出来ませんけれど。
此の状況で御座いますしね。

[此の辺りには姿は見えない様子だけれど
 渦巻いている狂気の嘆きは聞えてくるようで
 それに耳を澄ますように周囲を見回して]

そうですね。
先ほどもヘンリエッタ様が銃で胸を撃たれておりましたし。

[礼をされれば礼を返して
 見上げる視線にも柔らかい視線を返す]

畏まりました。

武器を持っていないですか。
御渡しした武器は如何なさいました?
銃の方は、使ってしまわれたみたいですけれど。
(168)2006/09/23 00:45:08
学生 ラッセル
[矢張り気付いているのだろうと思えば、
其の人の言葉に撃たれた自身の胸元に華奢な白い手を置き、
切れ長の碧の眸がゆらりと揺れる前に長い睫がゆっくりと瞬く。]
2006/09/23 00:45:16
踊り子 キャロル
離して……離してったら!

[抵抗はあっさりと押さえつけられ、男の舌が首筋なぞる感覚に背筋が凍る。]

やだ…やだ……やめて……

[――気持ち悪い……やだ……吐きそう――

その首筋を堪能しながらワンピースの中に手を入れようとするのを今の自分には止められず、ただ泣き声を出して。

――助けてよ……誰か…… ノエル――]
2006/09/23 00:48:45
流れ者 ギルバート
[やっぱり迷ったけれど地図のおかげで
どうにか把握をすれば角を曲がり階段を降り
見つけたのはキッチン。
そろりとその惨状に眉を寄せながら]

…ワゴンも押して来ればよかった。

[そんなことを小さく呟く]
(169)2006/09/23 00:51:58
学生 ラッセル
同じく闇の力を持つ者同士。
けれど思惑は別の所に?

貴方達は一体――

[胸元に手を添えたまま二人を見守る。]
2006/09/23 00:53:57
流れ者 ギルバート
[そろりとベストのポケットに手を偲ばせる。
使い慣れた細いダガーは確かにそこにあった]

……。
誰かを守りたいなら……か。

[浮かぶのは蒼い瞳の青年。
まだ一度も本当の笑みを見ていない気がして
何だか少しだけ寂しかった]
2006/09/23 00:54:03
美術商 ヒューバート
[少し考えた後]

…そうだな。
では様子を見に行くか。
お前も来なさい。

それから食事を。
こんな状況だから気は進まんが、飢え死には美しくないからね。

[寝台から立ち上がると、服装を正し、メイに手を差し伸べる]
(170)2006/09/23 00:55:17
書生 ハーヴェイ
ヘンリエッタ…ああ、彼女がですか。
まだ幼いというのに惨い事をしますね。

[柔らかい視線を此方へ向ける執事へ僅かに眉を顰めて、
キッチンへと向かうべく廊下を連れ立って歩く]

さあ、ナイフは上着にでも入れたままだったでしょうか。
暫く部屋を出ていなかったもので、幸い今まで使う必要もありませんでしたし。

[さらりと自分のシャツを撫でて]

ところでバトラー、貴方は昨夜もこうして見回りに?
(171)2006/09/23 00:55:48
見習いメイド ネリー
‥お心使い、大変感謝します‥。

[言葉に甘えて。
暫くそのままにしていれば目元に手を当て涙が滲んだのは気がつかれただろうか。
何もなくても何か起こっても。
自分には抗うことすら出来なかったから。]

どうすれば‥。
(172)2006/09/23 00:57:22
学生 ラッセル
[聴いた名がナサニエルの口から零れれば、
切れ長の双眸は僅かに見開かれ長い睫は揺れるか。]

ヘンリエッタさんが…
惨劇は、終らないのでしょうか?

[ゆるりと首を振れば、
歩き出す二人の後を追い、
ゆったりと獣を想わせる足取りで歩み始める。]
2006/09/23 00:58:50
書生 ハーヴェイ
真紅の胸に咲いた赤い薔薇を思い出せど
昨夜の失敗を考えれば彼を狩る事さえままならず、
ここにこうしているのならば容易く摘めてしまいそうなのに。

一体誰が邪魔を――。
2006/09/23 00:59:17
流れ者 ギルバートは、キッチンの入り口の壁にもたれて地図を眺めて。
2006/09/23 00:59:31
踊り子 キャロル
[次の瞬間、男は動かなくなる。
動かなくなった男を震えながら見上げれば、男はおびえた瞳でこちらを見て。次の瞬間、男はふわりと浮き上がり、そのまま放り投げられたように扉の外へ。]

お父様の時と……同じ……?やっぱり、いた……。

     ―今の君じゃ、部屋でも安全とはいえないから。

どういう意味?

     ―僕に身体を預けてごらん。誰からも護ってあげる。

でも、またあなたが……

     ―いいよ。降りかかる火の粉は払わないとね。

……うん、ごめんなさい。

[そのまま瞳は紫に変わり、弱々しさなど消えて。]
2006/09/23 00:59:57
冒険家 ナサニエル
本当に。

[ゆるりと瞑目すれば呟いて
 廊下を歩きながらも会話は流れ]

其れは良かった。
使う必要が無いと言う事は良い事でしょう。

昨夜ですか?
いえ、昨夜は少し、……部屋に篭っておりまして。
見回れば何かを防げたかもしれないのに、申し訳御座いません。

[そうしてキッチンが見えてくる]
(173)2006/09/23 00:59:59
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