人狼審問

- The Neighbour Wolves -

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(1879)【 EROTIC&HERETIC 】 : 6日目 (1)
冒険家 ナサニエルは書生 ハーヴェイに投票を委任しています。
書生 ハーヴェイは学生 メイに投票しました
見習いメイド ネリーは学生 メイに投票しました
酒場の看板娘 ローズマリーは書生 ハーヴェイに投票しました
学生 メイは酒場の看板娘 ローズマリーに投票しました
流れ者 ギルバートは学生 メイに投票しました
冒険家 ナサニエルは学生 メイに投票しました
美術商 ヒューバートは学生 メイに投票しました
村人は集会場に集まり誰を処刑すべきか話し合った……

書生 ハーヴェイ は、学生 メイに投票した
見習いメイド ネリー は、学生 メイに投票した
酒場の看板娘 ローズマリー は、書生 ハーヴェイに投票した
学生 メイ は、酒場の看板娘 ローズマリーに投票した
流れ者 ギルバート は、学生 メイに投票した
冒険家 ナサニエル は、学生 メイに投票した
美術商 ヒューバート は、学生 メイに投票した

学生 メイ は、村人の手により処刑された……
学生 メイは人狼だったようだ。
書生 ハーヴェイは、酒場の看板娘 ローズマリーに襲いかかった!
流れ者 ギルバートは冒険家 ナサニエルを護衛している……
しかし、その日冒険家 ナサニエルが襲われることはなかった。
次の日の朝、酒場の看板娘 ローズマリーが無惨な姿で発見された。
現在の生存者は、書生 ハーヴェイ、見習いメイド ネリー、流れ者 ギルバート、冒険家 ナサニエル、美術商 ヒューバート、の5名。
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/25 01:04:57
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/25 01:05:16
踊り子 キャロル
[ふと、一人の死者がナサニエルにすがろうと歩み寄る。
死んだことに気付いてないのか、認めたくないのか
必死に触れようと試みて、出来ずに、呼びかけ、救いを求めて。]

……邪魔よ。

[紫水晶が冷たく輝き、瞬き一つ。メイドは動かなくなる。
小さく言の葉を紡ぎ、人差し指で弧を描けば、悲鳴をあげて、けれど身体の自由はきかないせいで立たされたまま。
右足がなくなったことに気付いて泣き叫ぶも、お構いなしに数メートル先に飛ばして。ぐしゃりと転んで悲鳴をあげる。]

……どかせたはいいけど、興ざめしちゃった。

[独り言を呟けば、客間のあの席へ腰をかけ、*荊を見つめて*]
2006/09/25 01:26:50
冒険家 ナサニエル
[ハーヴェイの言葉にただ柔らかい視線を
 そして小さく首を振って]

いいえ、何も。
お気を悪くされたのなら失礼致しました。
(0)2006/09/25 01:45:28
書生 ハーヴェイ
いいえ、いいえ。
何に気を悪くするのかよくわかりませんね。

[執事を眺めて、それから時計に視線を戻し]

まあ、何処も変わりはありませんよ。
――何処も、こうして閉ざされている限りは。
(1)2006/09/25 01:54:29
学生 ラッセル
[足元の血溜り――]
2006/09/25 02:02:23
学生 ラッセル
[良く見れば脈打ち蠢いているのかも知れない。]
2006/09/25 02:02:49
学生 ラッセル
嗚呼…

[桃色の薄い唇から零れる――]
2006/09/25 02:19:18
美術商 ヒューバート
[ことり、とブランデーのグラスを置くと]

…やはり日の光が射さぬ場所というのは気が滅入るのか。
この狂った屋敷では、それがお似合いかもしれないが。

アーヴァイン公…あなたも罪作りな人だ。
私達を招いておいて一人、先に逝くなどと。
あなたとは昔語りがしたかったのだがね。

[冥府へ旅立った旧知の相手を思い浮かべて、*部屋を出た*]
(2)2006/09/25 02:21:38
美術商 ヒューバートはメモを貼った。
2006/09/25 02:22:30
美術商 ヒューバートが「時間を進める」を選択しました
学生 ラッセル
[嗤う]

[哂う]

[笑う]

[わらう]
2006/09/25 02:22:58
学生 ラッセル
[壊れた玩具の様にわらい続ける。]
2006/09/25 02:24:10
流れ者 ギルバート
[微かに笑む唇を表情には出さぬまでも
いぶかしげな様子で微かにハーヴェイを眺めつつ]

……。
お前な…俺を子供扱いでもしたいのか。

[ナサニエルの言葉に思わず零れた言葉がこれで]
(3)2006/09/25 02:25:03
学生 ラッセル
[ぐちゃりぐちゃりと蠢く血溜りを見つめ小首を傾げる。]

招待状を、ありがとうございました。

これでも貴方には感謝しているのです。
仮令堕ちようとも、口に出来る過去を得ましたから。
2006/09/25 02:31:29
冒険家 ナサニエル
そうですね。
不思議な空間ですから、此処は。

一体如何なっているのやら解りません。

[同じように時計を眺めて
 見詰める瞳には柔らかさと別の何か

 ジルベールの言葉が聞えると
 思わず小さく笑んでしまい]

そんな事は御座いませんよ。
ただ、幾度も注意したのは本当で御座いますし。
(4)2006/09/25 02:35:38
学生 ラッセル
[わらい続けて居た其の表情がふっと憂いを帯びる。]
2006/09/25 02:42:02
流れ者 ギルバート
…どうだか?

[微かに眉を跳ね上げてわざとらしく息をつき。
それからゆるりと時計から身を起こして
ちらりとハーヴのほうを見やって]

…そろそろ部屋に下がらせていただくよ。
(5)2006/09/25 02:47:06
書生 ハーヴェイ
判りません。……ですか。

[時計に向けていた視線を横に流し、執事を眺めて]

悪夢の主はもう既にいないというのに、
夢の続きを見ているのは一体誰なのでしょうね。

[ぽつりと呟いて再び時計に視線を戻す事しばし]

――では私はこれで失礼しましょう。
命があればまた何れの時に。
(6)2006/09/25 02:47:35
書生 ハーヴェイは、流れ者 ギルバートとバトラーへゆるりと礼をして、彼女の部屋へと赴いた。
2006/09/25 02:48:13
冒険家 ナサニエル
はい。
それではジルベール様、ハーヴェイ様、
御二方とも、どうかお気をつけて。

[二人に礼をして
 ハーヴェイの背中を見送って
 其の方向に僅か目を眇めたけれど]

……夢の続き―――ですか。
本当に、誰なのでしょうね。

[小さく小さく呟く]
(7)2006/09/25 02:54:23
流れ者 ギルバートは、書生 ハーヴェイを見送った後ナサニエルに軽い挨拶をして*部屋へ*
2006/09/25 02:57:37
見習いメイド ネリー
[拳銃の重みはそのままに。
鈍い煌めきを放つそれを部屋の片隅の陳列台へ置けば、
逃げるようにベットへと身を埋めた。

―――ああ。
こんな時に、真っ先に浮かぶのは。
あの人であって。

それは赤さに焦れるようにして咲いた花のようでもあって。
思わず吐息を漏らした。]
(8)2006/09/25 03:03:04
学生 ラッセル
其れも死んでは、意味が無いのかも知れませんけれど。

[ぽつりと呟く声は抑揚無く、
血溜りを見下ろす双眸は静寂か。]
2006/09/25 03:04:33
書生 ハーヴェイ
[廊下を歩く。
彼女の部屋へと続くその回廊は、
昨夜の赤を黒く天井に残していた。

廊下に響く靴音。
部屋の前までくれば、朽ちていない事に微かな安堵を覚え
静かに扉をノックした]
(9)2006/09/25 03:05:52
見習いメイド ネリー
………誰ですか?

[もしかしたらナサニエルだろうか?
不意に紡いだ言葉はノックの主を知らないでいたけれど。

暗闇の部屋。
小さなランプだけが揺れて。]
(10)2006/09/25 03:10:31
冒険家 ナサニエルは、柱時計へ近づくと――それに触れ、ただそっと目を*伏せる*
2006/09/25 03:11:08
流れ者 ギルバートが「時間を進める」を選択しました
学生 ラッセル
[ふいに脳裏を過ぎる少女に、
この煉獄の主である血溜りにはもう興味を失い、
足は自然と其の人の部屋へと向く。]

罪深き魂――

[そっと呟く桃色の薄い唇は艶やかな笑みを浮かべた。]
2006/09/25 03:16:29
書生 ハーヴェイ
[誰?]

[声が脳裏に蘇る]

[白い白い、一面の雪原]

[誰? 怯えた目が私を捉えて]

私は――。

[目を閉じて、次に浮かぶのは
赤い髪と白い肢体、刻まれた十字]

『けれど私にはもう一つの名があります。
 ――真紅、と。』

――黒羊…。

[けれどその名はもう]
2006/09/25 03:18:37
書生 ハーヴェイ
………、私です――。

[長い沈黙の後、扉の前で微かに俯き応えた]
(11)2006/09/25 03:19:28
見習いメイド ネリー
…ハーヴェイ様?

[声を聞けば胸は弾む。
待ちわびていたかのようにベットから降り、
緩やかな動作で扉へと向かって。

この扉越しに居るのだろうかと思えば胸は高鳴り、
頬は朱が射してゆく。]
(12)2006/09/25 03:25:18
学生 ラッセル
[廊下で昨夜の部屋をノックする其の人を見止め、
長い睫がゆっくりと瞬き一拍の間を置いて、
其の面には憂いを帯びた儚げな微笑みが浮かぶ。
歩み寄り首を傾げ、
すいと頬をなぞるふり。]

少し部屋にお邪魔させて頂きますね。

[届く筈も無い声をかけて、
其れ以上声をかける事も無く、
ゆるりと首は正面に向き直り、
しなやかな獣を想わせる歩調で、
其の人の部屋へと向かう。]
2006/09/25 03:26:46
書生 ハーヴェイ
開けても?

[短く問い、肯定の言葉があれば扉を開く。
部屋の入り口に佇む彼女の姿を見れば、静かに微笑んで]
(13)2006/09/25 03:29:20
学生 ラッセル
[扉を擦り抜ければ気配に顔をあげる少女。]

御機嫌よう、ウェンディさん。

[虚ろな視線を幾らか彷徨わせた後に、
少女の眸は光を取り戻して、
半ば這う様に駆け寄ってくれば、
いつかと同じ様に足元に縋られる。]

「助けて!頭がおかしくなりそうなの!」

[今にも涙の零れそうな大きな眸を覗き、
ゆるりと首を振って一度だけ瞬く。]

残念ながらこの瘴気は防げません。
魂は刻一刻と蝕まれていくでしょう。
2006/09/25 03:34:09
学生 ラッセル
「そんな…」

生憎と私も既に中てられております。

[怯えた様に大きな眸が揺れるのに、
切れ長の双眸を眇めればひらりと紅く煌くか。]

「ひっ…」

[尻餅を着く少女の様子を見守り、
首を傾げてくすくす嗤う。]

そんなに怖がらずとも何もしませんよ、今は。
けれど私の傍は決して安全ではありません。
今しがたも魂をばらしてきたばかりですから。

[事実を述べる声はいつも通り。]
2006/09/25 03:42:17
学生 ラッセル
此方へ。

[華奢な白い手を少女へと差し伸べ、
憂いを帯びた優しげな微笑を浮かべれば、
暫く躊躇った後に少女が手を取る。]

お連れする場所があります。

[躊躇い無く壁を擦り抜けて、
向かう先は亡骸の置かれた部屋。]

私には意味が無いのでどれくらいの効力があるかは判りませんけれど、コレを持って此処に居なさい。

[アレキサンドライトキャッツアイのタイピンを外し、
十字を切れば其の中に光は収まり、
少女の手にそうっと其れを握らせる。]

遺体があるのは複雑な心境かも知れませんが、此処がまだ一番喧騒からは遠いでしょう。
2006/09/25 03:50:59
学生 ラッセル
[亡骸を見て不思議そうな複雑そうな、
なんとも言えない顔をした後に、
掌で十字の光を宿し紅く煌く宝石を見つめ、
少女がぱちぱちと瞬く様子に、
切れ長の双眸を眇める。]

「…コレは?」

気休めの御守りです。

[生前よりずっと身につけてきた其れは、
一つ一つが闇を祓える程度の力を孕んで居るけれど、
少女にとっては殆ど意味の無い事と説明は省く。]
2006/09/25 03:59:48
書生 ハーヴェイは、部屋に足を踏み入れれば扉の閉まる音が静かな廊下に*響く*
2006/09/25 04:02:03
書生 ハーヴェイが「時間を進める」を選択しました
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/25 04:03:35
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/25 04:13:46
学生 ラッセル
[少女の前に膝を着いてしゃがみ込み、
目線を合わせればそうっと頬を撫ぜる。]

箱庭の創造主の魂すら矢張り祓う事は叶いませんでした。
この煉獄に終焉があるのかは判りません。
お力になれるのは此処までです。

闇に飲まれてしまわぬ様に意思を持って過ごしなさい。

「――貴方様は…」

[縋る眸に長い睫はゆっくりと瞬き、
ゆるりと首を振って少女の眸を覗く。]

お話しした通り私の魂は既に蝕まれ堕ちて居ります。
共にあればいつ貴方を壊してしまうかも判りません。
2006/09/25 04:16:56
学生 ラッセル
[俯く少女に掴まれた腕を振り解くでも無く、
ただ其方へと視線を流して小さく息を吐く。]

…判りました。
暫し共に過ごしましょう。

若し私に少しでも変化が見られたら直ぐにお逃げなさい。
判りましたね?

[頬に添えた手で少女の顔をそうっと持ち上げ、
首を傾げて念を押すように告げる。]

「はい…」

[泣き出しそうな少女を伴いソファへと身を沈め、
別段何か言葉をかけるでも無くただ少女を見守り、
ふいに想い出して切れ長の双眸を眇める。]
2006/09/25 04:22:53
学生 ラッセル
「我が侭を聞いて頂きありがとうございます。」

歌を…

[少女の様子を気にする事無く言葉をかけ、
不思議そうに顔をあげる少女に微笑む。]

「…え?」

歌を歌っていらっしゃいましたね。
ご記憶かどうかは定かではありませんけれど。

[ぱちぱちと少女の大きな眸が瞬くのに、
ゆっくりと長い睫がおろされる。]

もしご記憶でしたら歌って頂けますか?
2006/09/25 04:25:23
学生 ラッセル
[少女は躊躇いがちに歌声を紡ぎ始め――]

童は見たり 野なかの薔薇
清らに咲ける その色愛でつ
飽かずながむ 紅におう
野なかの薔薇

手折りて往かん 野なかの薔薇
手折らば手折れ 思出ぐさに
君を刺さん 紅におう
野なかの薔薇

童は折りぬ 野なかの薔薇
折られてあわれ 清らの色香
永久にあせぬ 紅におう
野なかの薔薇

[穏やかな旋律が、
鈴の音を想わせる声が、
目蓋をおろしたままに束の間の*安らぎを齎すか*]
2006/09/25 04:36:08
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/25 18:58:00
学生 ラッセル
[穏やかなメロディを紡ぎながら、
少女は目の前の人物を見つめていた。

ソファに沈められた華奢な肢体、
組まれた白い手の先、
貰った宝石と同じ両手首のカフスは紅く煌く。
血の気の失せた皇かな白い頬、
縋った相手は何処までも儚かった。

其れは朽ちた部屋で大輪の花を胸に咲かせていた、
あの時と同じく穏やかな憂いを帯びた微笑みか、
アルカイックスマイルを浮かべる桃色の薄い唇。

微かに震える長い睫は――濡れている気がした。

歌い終わっても声をかける事も出来ず口を噤み、
貰ったタイピンを握り締める。]
2006/09/25 19:31:50
学生 ラッセル
[咽返る様な薔薇の香気と闇の瘴気に、
歌声が溶ければゆっくりと目蓋を持ち上げる。
少女へと向き直り十字を切り、
柔らかな光が軌跡を残して溶けるのに、
切れ長の眸を眇め息を溢す。]

ありがとうございました。

[十字架の軌跡から視線を移す少女に、
憂いを帯びた微笑みを浮かべる。]
2006/09/25 19:32:16
学生 ラッセル
ハーヴェイさんを、覚えてますか?

[生前に精神の崩壊を招いた一件を思い出してか、
少女の表情が変わるのもただ静かに見守る。]

あの方とはこの館で初めてお会いしました。
薔薇の話を――

[懐かしむ様に切れ長の双眸を眇める。]

――やめておきましょう。

[少女へと向き直りそう告げる声音は穏やかで、
いきなり始まった脈絡の無い話に不思議そうな少女。]

誰かに想い出を話してみたかったんです。
でも駄目ですね。
いざ話すとなると惜しくなってしまいました。

[僅かに悪戯な色を滲ませて浮かぶ微笑は儚い。]
2006/09/25 21:18:45
お嬢様 ヘンリエッタ
[分裂と結合を繰り返しながら、ヘンリエッタは様々な場所に同時に存在する。

善と悪、明と暗、光と闇、プラスとマイナス、そして……生と死。

生前は、全ての人格がそれら両極の狭間にあって、確かな位置が特定されていた。

しかし現在のヘンリエッタ(達)にそれはない。
中庸を求めることなく、妥協することなく、両の極限に、同時に存在している]
2006/09/25 21:33:00
見習いメイド ネリー
[与えられる熱に待ち焦がれた身体は恍惚を浮かべていただろうか。
噎せるほどの吐息を重ね、いじらしく切なげに彼を求めるばかりで。

背中に軽く立てた爪が赤い痕を残す頃には、
柔らかなシーツに二人埋もれていたけれど。]

…ふ……。

[伸ばした白い華奢な腕はシーツの波をさまよわせながら、
ハーヴェイの頬にそっと這わせて。]
(14)2006/09/25 21:38:29
お嬢様 ヘンリエッタ
[ミィナが言った]

もうそろそろ、朽ちるの?

[エリィが答える]

どうかな?とても正気じゃ、絶えられないね。

[エッタが問う]

私はこの精神が崩壊するまで…ここに?
ここに閉じ込められた、まま…か?
2006/09/25 21:43:38
お嬢様 ヘンリエッタ
[リカが返す]

そうかもしれませんし、そうでないかもしれません。
朽ちる、散る、堕ちる…それらもまた、再生の第一歩です。

[ドルフェが続ける]

今は…今はただ、流れに身を、まかせましょう。

[そしてリーバが]

任せましょう。

[言い終える]
2006/09/25 21:43:56
書生 ハーヴェイ
ん……。

[まどろみの中で伸ばされた腕、頬を撫でる手。
静かに目を閉じてシーツに埋もれれば
微かな日向の匂いと、やわらかい肌触り]
(15)2006/09/25 21:55:21
学生 ラッセル
[すらりと立ち上がる。]

そろそろ参ります。

「…どちらへ?」

[大きな眸は不安気に見上げてくるのに、
静かに視線を受け止め首を傾げ長い睫が瞬く。]

紅と白、闇と光、生と死、ずっと別たれて居ます。
刹那の時すら叶いませんでした。

せめて――

[不思議そうにぱちぱちと瞬く少女に、
憂いを帯びた微笑みを残し踵を返せば、
扉を擦り抜けて廊下へと出る。]
2006/09/25 22:02:11
見習いメイド ネリー
[ふと、思わず背中に立てた爪。
詫びるように彼の頬から背中に掛けて指先を滑らせれば、
彼の表情は僅かに強張っただろうか。

未だ整わない荒い息づかいまま、済みませんと呟いて。]

痕に…ならなければ…。
(16)2006/09/25 22:09:36
お嬢様 ヘンリエッタ
[廊下で、エッタとエリィがラッセルを見つける]

御機嫌よう、ラッセルさん。
身体の調子はいかが?
そして…心の調子はいかが?
2006/09/25 22:11:14
学生 ラッセル
[嬌声に紛れる声に足を止め視線を移す。]

御機嫌よう、ヘンリエッタさん。
双方共に芳しくありませんね。

ヘンリエッタさんは如何ですか?
薔薇の香りと闇の瘴気に中てられて居ませんか?
2006/09/25 22:13:20
お嬢様 ヘンリエッタ
[視線を合わせ、問いに応える]

私は…そうですね、狂いつつ、あるのかもしれません。
堕ちつつ、あるかと。
今も…今も少しずつ、平静が、正常が、壊れていく音が、身体の内部から聞こえてきます。
2006/09/25 22:18:24
学生 ラッセル
…そうですか。

この煉獄に終わりがあるのか。
あるとして其れは崩壊なのか、或いは再生なのか。
未だ底の無い奈落へ堕ち続けているのかも知れません。

[愁いを帯びた笑みを浮かべ、
首を傾げればさらりと髪が頬を撫ぜる。]

…私が秘め事を約束したのは貴女だったのでしょうか?
2006/09/25 22:23:30
書生 ハーヴェイ
[滑る彼女の指の熱に染みるのは背中の爪あと。
シーツにうつ伏せて埋もれたまま、
薄く開けられた目は揺れる常葉色の髪を眺めて]

別に、構いませんよ。
(17)2006/09/25 22:26:54
お嬢様 ヘンリエッタ
ふふふ

[微笑を浮かべながら、ラッセルと視線を合わせる]

そうかも…そうかもしれませんね?
試して、みますか?

[髪をかきあげ、唇を舐める]

「私達」と。
2006/09/25 22:30:59
学生 ラッセル
[あどけない少女が、
長い髪をかきあげればさらりと流れ、
其の柔らかな自身の唇を舐める様を見守り、
華奢な白い手を顎に当て切れ長の双眸を眇める。]

試す、ですか?
2006/09/25 22:38:09
お嬢様 ヘンリエッタ
はい…
そうです。
試す・・・です。

[蝕まれながらも、未だ精悍な表情を見せる青年の、そのやさしい瞳を見つめながら、答えた]
2006/09/25 22:42:37
学生 ラッセル
[視線を受け止める切れ長の双眸はひらりと紅く煌く。]

如何、試すのか窺っても?

[首を傾げて浮かべる憂いを帯びた微笑みは――]
2006/09/25 22:46:39
見習いメイド ネリー
[熱が冷めぬ身体のまま、
いとおしむように彼の体温に触れるべく。
背中に這わせた指先はもう一度彼の頬を撫で、
胸元へとしなやかに落ちていく。

触れれば触れるほど焦がれて。
温かければ温かいほどいとおしくて。]

…温かさを求めても、宜しいですか?

[彼の視線を追えば、僅かに揺らした髪の一房が肩を滑り落ちて行く。]
(18)2006/09/25 22:47:17
お嬢様 ヘンリエッタ
[口元を大きく綻ばせ、目を細め、答える]

ラッセルさん、あなたに…
…あなたに興味が、あるからです。

どうですか?
これでは、これでは理由として認められませんか?
2006/09/25 22:51:59
流れ者 ギルバート
[鼓膜を揺らす雨のような音は頭から被ったシャワーのせいで
はっきりと纏まらない思考を纏めるために
捻ったコックは水をひくもので
彼是もう半時ほど近くそうしていたけれど
変わらない頭の中に

零れる微かなため息とコックを捻って水を止める音。
こつりと爪がかすかにタイルに触れて音を立てる。

服に着替えて部屋を出る。


本当にそれは些細な気まぐれ。
薔薇園へと出ることはできるのだろうかと]
(19)2006/09/25 22:55:04
学生 ラッセル
[花の綻ぶ様なヘンリエッタの微笑みに、
其の面に乗せられた笑みは微かに艶を孕むか。]

認めるも認めないも、其れがヘンリエッタさんの理由ならば…
ただ、私に興味を持たれても面白い事等ありませんよ。

[ヘンリエッタへと迫るフットマンに気付き、
十字を切れば柔らかな光はフットマンへと向かい、
ぐちゃりと音を立てて血溜りへと変貌するのを、
ただ静かに見つめてヘンリエッタに向き直る。]

ご覧の通り今の私は正常とは言い難いのです。
其れでも宜しければ少し場所を移しましょう。
此方に居てはゆっくりと話も叶いません。
2006/09/25 23:01:52
書生 ハーヴェイ
……どうぞ。

[寝返りを打ち、手を差し伸べる。
僅かに和らぐ表情はけれどどこか切なげに。
彼女の体をシーツの中へと手繰り寄せれば
あわせた肌の温もりに僅かな間眠りへと落ちた]
(20)2006/09/25 23:02:04
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/25 23:02:56
お嬢様 ヘンリエッタ
もちろんです。
この状況で「正常」に、どれほどの価値があるでしょう。

ええ、行きましょう。
ラッセル…様。

[ゆっくりと、歩き出す]
2006/09/25 23:14:37
冒険家 ナサニエル
― エントランス ―

[ただ時計に手を触れて
 ただ時計を見詰める
 其の間は動かずに

 どれ程そうしていたのかなんて――解らない]
(21)2006/09/25 23:19:40
学生 ラッセル
どうでしょう。
アレを見て何も想われないのであれば、失礼ですがヘンリエッタさんも正常とは言い難いでしょうし、既にそんなモノに価値はないのかも知れませんね。

[ヘンリエッタを伴い踏み入るは、
生前に宛がわれていた客室。
猫脚のソファには未だ血痕が残り、
テーブルには崩れた蛾の亡骸も其の侭に。]
2006/09/25 23:23:46
見習いメイド ネリー
[望んだのは痛みの他に欲しいと思ってしまったのか、
一時の温かさだったのだろうか。

肌が触れ合えば安堵を覚えたように腕を伸ばし。]

…貴方が愛しい。

[息が整い、和らぐ頃。
眠りに落ちた彼を一目見ると、続くようにして睫を伏せた。]
(22)2006/09/25 23:25:34
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/25 23:26:57
流れ者 ギルバート
[静かに靴音を響かせ男はエントランスへと再び現われる。
思い立ったのはほんの興味本位だったし
まさか彼がそこにまだいるとは思わなかったから
思わず踊り場で微かに足を止めて]
(23)2006/09/25 23:27:36
冒険家 ナサニエル

この時計は私―――
2006/09/25 23:31:17
冒険家 ナサニエルは、ジルベールには気付いていない様子で、ただじっと。
2006/09/25 23:36:38
お嬢様 ヘンリエッタ
ええ…そうですね。
正常では、ないのかもしれません。
でも…あなたさえいれば…他には何も、必要ありません。
あなたさえ…いてくれるのなら。

この想いは、正常なのか、異常なのか…もうそれすら、わかりませんけれど。

[血と骸と死臭と荒廃の只中を、ラッセルの温もりだけを、頼りに]
2006/09/25 23:39:25
学生 ラッセル
[ヘンリエッタを見つめ、
浮かぶ微笑は深い憂いを孕むか。]

生憎とこの魂と心を差し上げる事は叶いません。
けれど束の間の真似事を。

仮令狂って居ようとも、其れが今のヘンリエッタさんですから。

[ベットへと腰をおろして、
すいと手を差し伸べる。]
2006/09/25 23:43:01
書生 ハーヴェイ
[部屋を漂うのは静かな息遣い。
浅い眠りから覚めれば、
そっと体を離してベッドから身を起こす。

眠る彼女の頬に触れて、髪を梳き、一度だけ口付けた。
胸が微かに痛むのはきっと――似すぎていたから。
だから、ここに遺して。手を離す]

……惜しむくらいは構わないでしょう。

[誰にとも無く呟いて、
服を纏い、扉をそっとしめれば部屋へと戻る。
――戻らなければ。]
(24)2006/09/25 23:44:38
お嬢様 ヘンリエッタ
はい……
たとえ仮初めであろうとも、今のこの時は、真実です。

真似事でも、私にとっては、真実です。

[差し伸べられた手をぎゅっと掴むと、目を瞑り…]
2006/09/25 23:51:04
書生 ハーヴェイは、エントランスに彼らの姿があれば会釈を残し階段を上がる。
2006/09/25 23:52:18
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/25 23:54:42
冒険家 ナサニエル
[エントランスを横切る足音と気配
 そちらへと振り返り
 ハーヴェイの姿が見えれば
 丁寧に一礼をして

 ジルベールに気付けば、
 また丁寧に一礼を送った]
(25)2006/09/25 23:55:24
流れ者 ギルバートは、冒険家 ナサニエルの姿をそのままぼんやりと眺め。
2006/09/25 23:55:54
学生 ラッセル
無粋な発言を失礼しました。
仮初の時も真実には変わりないのかも知れませんね。

[取られた小さな手を引き、
ヘンリエッタを抱き寄せれば、
華奢な両腕そうっと包む様に、
其の背をあやして髪を撫ぜる。]
2006/09/25 23:58:19
流れ者 ギルバート
[ハーヴェイに軽く挨拶をするも視線は
ナサニエルへと静かに落としたままで。

やがてそのナサニエルがこちらに頭を下げる様子に
極僅かに表情を変えた後いつもどおりに応える]
(26)2006/09/25 23:59:00
書生 ハーヴェイ
―自室―

[部屋に戻り窓辺の椅子にもたれて見るのは、
茨に遮られた中庭。
組んだ足の上で組まれた両手は祈りに見えるか。

ゆっくりと、ゆっくりと瞬いて。]

――では、行きましょうか。
全ては望むもののために。

[椅子を立つその姿は*闇に溶けた*]
(27)2006/09/26 00:00:02
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/26 00:00:37
冒険家 ナサニエル
ジルベール様、どうかなさいましたか?
また、散策でしょうか?

[立ち止まったままの彼に
 柔らかな微笑みを向けながら]
(28)2006/09/26 00:03:09
流れ者 ギルバート
[声をかけられれば静かに息をついて
ゆるりと階段を降りながら答える]

…薔薇園を見に行こうと思って…な。
それだけだ。
(29)2006/09/26 00:07:57
お嬢様 ヘンリエッタ


ん…んんっ……。

はぁ、はぁ、はぁ……

[今はただ、ラッセルのその全てを記憶しようとするかのように、一心にその身を絡ませる]
2006/09/26 00:09:32
冒険家 ナサニエル
[近付いてくる姿を静かに見詰め]

薔薇園――、ですか。
…赤い薔薇は、もう、大丈夫でございますか?
(30)2006/09/26 00:11:37
学生 ラッセル
[其の人の足音に顔をあげる。
右袖口のカフスを外して、
十字を切れば光は宝石へと吸い込まれ、
そうっとヘンリエッタの手に握らせる。]

御守りです。
申し訳ありません、そろそろ行かなければ。
ひと時を、ありがとうございました。

[ゆっくりと瞬き其の頬をそうっと撫ぜる。]

次に私を見かけたら、どうか逃げて下さい。
2006/09/26 00:13:12
流れ者 ギルバート
……さぁ、どうだろうな。

[微かに唇を吊り上げて首を傾げる。
部屋にこもっていたせいか白い薔薇しか
見ていない数日を送ったために
この館の庭は赤い薔薇だったのだと
言われて思い出したようすで]

…別に…見たから倒れるというわけでもないしな。

[フロアへと降りればそう告げて]
(31)2006/09/26 00:16:44
お嬢様 ヘンリエッタ
[ラッセルは…やさしかった]


******


ありがとうございます。本当に。
これ、大事にしますから……。

[ラッセルの最後の言葉に]

ええ、そうまでして、生きながらえたいと思えば、
そうしましょう。

[答えた]
2006/09/26 00:18:55
冒険家 ナサニエル
[其の言葉に小さく笑って]

それは良かったです。

[然し薔薇園は荒廃しており
 赤の薔薇など見れるかどうか解らない

 薔薇園の方向へと視線を向ける]
(32)2006/09/26 00:24:31
学生 ラッセル
[ゆるりと首を振り物憂げな笑みを浮かべる。]

この煉獄では魂の浄化も消滅も望めません。
傷付けば傷は癒えず痛みは永劫のものとなります。
そんな風に貴女を苦しめたくは無いのです。

願わくば、貴女の魂に安らぎを。

[抱き締めていた身を離し、
すらりと立ち上がれば十字を切る。
柔らかな光はヘンリエッタの前で軌跡を残し、
空気に溶ける頃にはもう扉を擦り抜けて――]
2006/09/26 00:25:35
学生 ラッセル
[其の人の背を追い扉を擦り抜ければ、
其処にはまるで祈る様に両手を組んで、
椅子にもたれる姿があった。
其の人が瞬くのと同じ様に長い睫も瞬くか。]

参りましょう。
貴方を独りには、させません。

[其の人の溶ける闇へと足を踏み入れた。]
2006/09/26 00:31:49
書生 ハーヴェイ
―客室―

[開いた秘密の扉から流れ込む風は甘く淀んだ瘴気。
灯りは揺れて消えて。闇、闇、闇。

私は足音を響かせて、
その部屋の主に寄り添う彼女の側へ歩み寄れば
彼女ははっと顔を挙げこちらを振り返る。

――けれど遅い。

伸ばした手は既に彼女の口を塞ぎ、力のままにベッドへ沈める。
見下ろし嗤うは黒い双眸。
果たしてそれは闇の中で見えただろうか。]

私の邪魔をしたのは貴女ですか?

[返事を聞く気の無い問いを投げるだけ投げて。
彼女の傍らに眠る主のナイフを引き抜き
逆手に持てば深く深くその胸につき立てる。]
2006/09/26 00:33:08
踊り子 キャロル
[どれくらい、そうしていたか。
止まった時の中で考えるのは滑稽かもしれないけれど。]

死んじゃったら、紅茶も飲めないのね。
――美味しかったわ、ここで薔薇を見ながら飲んだ紅茶。

[それは生を懐かしんでいるのか、寂しく響いて。]
2006/09/26 00:34:30
学生 ラッセル
[次いで入った其の部屋には彼女が居た。]
2006/09/26 00:36:16
学生 ラッセル
[ゆったりと部屋の真ん中まで歩み寄り、
振り返れば向かってきた其の人の、
闇の双眸がひらりと紅い切れ長の双眸に映り込む。
其の人の双眸には紅い眸は映らないけれど――]
2006/09/26 00:38:20
書生 ハーヴェイ
[僅かな抵抗。
彼女は私の腕を振りほどこうと爪を立てれども、
やがてその力も失われて。解けて。

たやすく人の命は消え去った]
2006/09/26 00:39:58
書生 ハーヴェイ
[血でシャツを汚さぬようナイフは胸に残したまま、
ベッドに折り重なり絡み合うのは二つの肢体。
もの言わぬ華は淑やかに妖艶に死を彩った。]
2006/09/26 00:40:18
学生 ラッセル
[其の人がナイフを突き立てるのを見守り、
切れ長の双眸は深い深い憂いを孕む。]
2006/09/26 00:40:23
学生 ラッセル
[もつれ物言わぬ亡骸の様子を見つめゆっくりと瞬く。]
2006/09/26 00:42:01
書生 ハーヴェイ

[そして私は囁く]

そろそろ良い時間ですね。
――今宵も地下室で。

[同胞へと囁けば、
真鍮の鍵を回し開かれた道をゆく。
階段を下りて薔薇の刻印の扉を開けばまどろむ瘴気は甘く香る]
(*0)2006/09/26 00:42:32
流れ者 ギルバート
[浮かべた笑みに微かに視線をそらして静かに相槌を打って]

…ああ。そうだな。

[唇はシニカルな笑みで微かに彩られ
ナサニエルに続けて声をかける様子もなく
扉のほうへと歩きはじめて]
(33)2006/09/26 00:43:23
学生 ラッセル
[ゆるりと首を振って、
桃色の薄い唇だけが其の人の名を紡ぐ。
揺れる切れ長の双眸は歩き始めた其の人を見つめ、
小さく息を吐いて其の人の後を追う。

甘い甘い闇の瘴気に眉根を寄せ瞬く。]
2006/09/26 00:48:17
冒険家 ナサニエル

―――胸を掴まれる感覚
2006/09/26 00:48:46
学生 ラッセル
[其処には彼女が居た。]
2006/09/26 00:49:29
冒険家 ナサニエル



―――でも、駄目だ
2006/09/26 00:49:45
学生 ラッセル
[其の様子をただ静かに見守る。]
2006/09/26 00:49:57
書生 ハーヴェイ
ごきげんようレディ。

[同胞のヘテロクロミアの瞳が哂う。
今日はより沢山の血が必要だね。と]

ええ、本当に本当に。
今宵は誰を?

[紡がれる名はラバクルト婦人の侍女。
私が口元にたたえる笑みに気づかぬまま、
同胞は方陣の上、いつものように茨を織り上げる。

それはやがて侍女の形を模した人形になり、
彼女は銀のナイフを心臓へと突き立てた。深く、深く]
(*1)2006/09/26 00:50:30
学生 ラッセル
[ただ其の行為を見つめる。]

嗚呼…

[零れた吐息は甘い瘴気に溶ける。]
2006/09/26 00:52:47
書生 ハーヴェイ
[けれど、その刃の切っ先から赤いものが流れることはなく。]
(*2)2006/09/26 00:53:25
踊り子 キャロル
[周りでは相変わらず嬌声が聞こえて
自分が傷つけた魂は咽び泣き、更に死者達から暴行をうけて。

そんな様子を、色のない瞳で眺めれば、零れ落ちる雫。]

…………?
キャロル、泣いてるの?

[答える声はなく、自分のものではない涙が溢れるばかりで。
困惑する紫の瞳は、少し苦しそうに揺れた。]
2006/09/26 00:53:31
書生 ハーヴェイ
[瞬く瞳に私は哂う]

――私ですよ。
今宵の贄のひとつはもう捧げてしまいました。
……何故?
それが欲しくなったからですよ、レディ。

[私の瞳が映すのは、
同胞の傍ら、方陣の中央でつぼみを膨らませる
赤い――薔薇の結晶。儀式の実り]
(*3)2006/09/26 00:55:02
お嬢様 ヘンリエッタ
[ラッセルの言葉を反芻しながら、いつしかその身は、再び一つとなり]

魂に安らぎを、か……。
安らぎよりも甘美な痛みもあるというのに。
永劫の痛みを受け入れても、それでもほしいものもあるというのに。

あれが、今の狂いかけたラッセル殿の、限界の優しさなのだな…

[瞳を涙が伝い、淋しそうに*顔を伏せる*]
2006/09/26 00:55:33
学生 ラッセル
[異変に気付き其の人へと視線を移し、
視線の先にあるモノを見つめ、
切れ長の双眸はひらりと紅く煌く。]

其れが――
2006/09/26 00:55:36
学生 ラッセル
貴方の――

[ゆっくりと瞬く。]
2006/09/26 00:56:55
書生 ハーヴェイ
私は――

[ゆらりと足を踏み出して]

貴女の願いも、公の願いも拒絶する。
ええ、還る事などさせませんよ。

全てを還す事など、赦さない。
(*4)2006/09/26 00:57:26
書生 ハーヴェイ
――重なり溶け合う魂など、おぞましい。
この痛みも、この歪みも、私のもの。

穢れた色は他の何にも譲らない。
還る先など、混ざり合う先など何もいらない。
2006/09/26 00:58:28
学生 ラッセル
――黒羊?

[其の人をただ、見つめる。
言葉の意味は直ぐに理解できたから、
余計に意味が判らなくて――]
2006/09/26 00:58:55
学生 ラッセル
貴方は、何を――

[首を傾げ浮かぶは憂いを帯びた微笑みか。]
2006/09/26 01:00:31
冒険家 ナサニエル
[視線を逸らされると僅かに苦笑
 頷き返せばただ薔薇園までの道を見送る

 扉に鍵は掛かっておらず
 荊に囲まれた薔薇園には
 何の障害もなく行けるだろう

 もう一度礼を送ると
 また時計へと振り向いた]
(34)2006/09/26 01:02:53
書生 ハーヴェイ
では、さようなら同胞。

[それはあっけないほどの一瞬。

彼女が私の姿を茨で織り上げるよりも早く
隠し持った銀のナイフでその細い首をなぎ払う。

吹き上がる鮮血。

返る飛沫に染まる視界。

彼女の息は喉をしたたる赤い気泡となって]
(*5)2006/09/26 01:12:37
書生 ハーヴェイ
――壊し、捧げよ。
崩壊の茨を――織り上げよ。

[紡がれるのは新たな儀式。

彼女の手から零れたナイフが澄んだ音を立て落ちる。
ぱっくりと割れた喉元は深く深く。
皮一枚で繋がっていた頭部は傷口を滑り
切り倒される木のように傾げばもげ落ち転がった。

方陣の中央で贄の数を増やすたび
形を持つ薔薇の結晶は血を浴びて。
同胞の血に呼応するように一際強く輝けば
足元を転がる少女の顔をほの赤く照らした]
(*6)2006/09/26 01:13:50
学生 ラッセル
[眸を見開いて降り注ぐ血飛沫を見つめ長い睫が震える。]

そん…な…

[其の呟きは何故零れたのか。]
2006/09/26 01:16:48
学生 ラッセル
[其の薔薇を見つめ、
其の人へと視線を戻し、
物憂げな眸は揺れる。]
2006/09/26 01:17:44
学生 ラッセル
[程近くに転がった其れへ視線を落とし、
俯いたまま細い手は拳を作り震える。]
2006/09/26 01:20:12
踊り子 キャロル
[気の済むまでこぼれた涙を拭えば、静けさをたたえて
エントランスへと足を運ぶ。
バトラーの姿を認めれば、その様子をただボンヤリと眺めて。]

貴方は―――……

[言いかけた所で、狂喜の宴の参加者がこちらへもやってくる。
壊そうと、手を伸ばしかけたけれど、目を伏せてから手ひけば、
一度瞬きをして動きを止めただけで、そのまま2階へと上がり。]
2006/09/26 01:20:14
流れ者 ギルバート
[かちりと音をたてて扉は開く。
そのまま地図と過去の記憶をどうにか辿って薔薇園へ。
そこにあるのは茨の海。
所々にはまだ薔薇も咲いており
ここがかつて確かに薔薇の咲き乱れていた場所だとわかる。

そのまま進んでいってふと一つの光景を目にする]

…チューダーローズ…?

[赤と白の入り混じる薔薇の姿に気がついて
無意識にそれに手を伸ばす]
(35)2006/09/26 01:20:22
冒険家 ナサニエル
―― 時計 ――


  ―― 時計 ――



時を刻む事が、仕事



時を刻む事を止めた時計は
如何すれば良いのだろう
2006/09/26 01:22:15
学生 ラッセル
嗚呼…

[其の人の言葉に零れた息は、
面に浮かぶ表情は――]
2006/09/26 01:23:43
見習いメイド ネリー
[僅かに動く唇。
まるで夢見るようなその表情はどこか倖せそうで。

緩やかにシーツに滑る翠の長い髪。
さらりと揺れれば、もう傍らに居ない彼の居た場所に滑り落ちる。

暗闇に溶けた熱なんて知る由もなく。]
(36)2006/09/26 01:26:51
学生 ラッセル
[零れる血に手を伸ばし、
其の髪を撫ぜるふりをすれば、
其の人の踵を返すのに、
ただゆっくりと瞬き、
後を追って。]
2006/09/26 01:28:11
書生 ハーヴェイ
貴女のマスターも直ぐにお送りいたしますよ。
暫しの孤独をどうかお許しください。

[転がる首へと膝をつき、
一礼をすれば髪から滴る赤が床に落ちた。

蠢く方陣に薄く嗤えばゆらりと立ち上がり、
踵を返し鳴り響く靴音はやがて遠ざかる。

地下室に残るのは摘まれた花というには
あまりに歪な人形の躯。]
(*7)2006/09/26 01:30:35
冒険家 ナサニエル
[胸元に手を当てる
 懐中時計に触れる

 逆方向の柱時計
 正方向の懐中時計

 どちらにも薔薇の刻印
 柱時計には茨が
 懐中時計は証で

 柱時計の茨に触れる
 其れは絡み合いとても剥せない

 ああ、棘が――

 目を伏せる]
(37)2006/09/26 01:32:25
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/26 01:37:10
流れ者 ギルバート
……。

[柔らかそうなその薔薇の花弁に指を滑らせる。

幾許もない間。

それは静かに通り過ぎて
男の指は赤と白の入り混じる花を


くしゃりと握りつぶして
それは儚いと表すのも躊躇われるほど呆気なく]
(38)2006/09/26 01:42:48
冒険家 ナサニエルは、一瞬だけ、迷うような表情―――
2006/09/26 01:48:27
踊り子 キャロル
[空虚な色を伴って、自室へと戻ればベッドに腰掛けて。
紫色は、徐々に深い海を称えた、けれど濁った青へと。

ふぅっと後ろへ倒れこめば、何も映さないかのように、拒絶の色だけは伺えて。その表情はどこか人形のようで。
壊れた玩具のように、今は誰の声も*届かないだろう――*]
2006/09/26 01:52:09
流れ者 ギルバート
[指は握り潰した花をそのままに手を上へと持ち上げる。
そこに残ったのはみすぼらしい姿になった
萼や蕊だけで。

ゆるりと持ちあげた手がゆっくりと開かれれば
花弁は無残な姿でそこにあり
けれど微かにどこかから流れ込んできた
空気の流れによって

それらは掌からどこかへと舞い消える]

……。

[見送る鳶色の瞳に宿るのは微かな凶気]
(39)2006/09/26 01:53:54
学生 ラッセル
[其の人を見つめてゆらゆらと碧の双眸は揺れる。]
2006/09/26 01:55:57
書生 ハーヴェイ
―自室―

[誰もいない自室へ戻る。
血に濡れた服を脱ぎ捨てて、
そのままベッドに倒れこんだ。

白いシーツを赤が汚して。
微かに日向の匂いなどするわけもなく
錆びた血の香が甘く押し寄せるだけ。

やわらかな枕に顔を埋めて、目を閉じた。]
2006/09/26 01:59:04
学生 ラッセル
[後を追い辿り着いた其の部屋で、
其の人の様子を見守り、
ゆったりとした歩調で歩み寄る。]
2006/09/26 01:59:51
学生 ラッセル
――黒羊…

[届かない。]
2006/09/26 02:00:13
学生 ラッセル
…黒羊。

[声は、届かない。]
2006/09/26 02:01:00
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/26 02:01:51
学生 ラッセル
[そうっと手を伸ばす。]
2006/09/26 02:01:56
学生 ラッセル
[あかく染まった其の人は、
周辺をあかく染めて、
顔を埋めたまま――]
2006/09/26 02:03:20
学生 ラッセル
[伸ばした華奢な白い手は――]
2006/09/26 02:04:00
学生 ラッセル
[ゆっくりとベットへと身を倒して、
其の人を優しく包み込む様に、
ふわりと其の身を抱き締める。]

――黒羊…

[耳元で囁く。]

私は何時でも、貴方の傍に――
2006/09/26 02:08:49
流れ者 ギルバート



──白の対は紅とでも言いたいのですか、伯父上?

2006/09/26 02:09:40
流れ者 ギルバートは、そのまま薔薇園をぐるりと*散策*。
2006/09/26 02:17:24
書生 ハーヴェイ
[夢の中で、雪が舞う。

はらはらと、はらはらと。

それはまるで白い花びらのように。

そっと手の中に収めるとふわりと溶けて]

『――…。』

[名を呼ぶ声が――聞こえたのは気のせいだろうか。
肌を包む温かい温度は誰のものだろう。
優しい声は誰の。

手を何処に伸ばせばいいのかわからずに、
私は雪の中で立ち尽くす――]
2006/09/26 02:17:37
冒険家 ナサニエル

私は、決めました――
2006/09/26 02:18:38
冒険家 ナサニエル

[小さく何事か呟いて――     時計を見詰めて]
(40)2006/09/26 02:19:24
学生 ラッセル
[傍らに寄り添い、
そうっと頭を撫ぜる。

其れはまるで――]
2006/09/26 02:20:58
冒険家 ナサニエル

  決めたんです―――
2006/09/26 02:28:16
冒険家 ナサニエル

[そうっと薔薇園の方へと振り返って]
(41)2006/09/26 02:29:18
冒険家 ナサニエル

     だから――――
2006/09/26 02:29:21
学生 ラッセル
[其の人を見つめ、
長い睫がゆっくりと瞬く。]
2006/09/26 02:31:08
冒険家 ナサニエル


[静かに目を伏せた]
(42)2006/09/26 02:32:21
冒険家 ナサニエルは、静かに踵を返せば執事室へと*向かう*
2006/09/26 02:33:52
冒険家 ナサニエル

 ―― だから私を惑わすのは止めてください ――
2006/09/26 02:34:45
学生 ラッセル
…黒羊。

[枕の下に忍ばせた白い花弁は、
其の人に届くのだろうか。]

別たれようとも――

[ただそうっと頭を撫でて、
包み込む様に抱き締めたまま。]

――私は、此処に。

[あかく染まる其の人の手に華奢な白い手を重ね、
抱き締めた其の人の髪に桃色の薄い唇を寄せる。]

貴方の、傍に。

[頬を伝う雫は届かないもどかしさでは無く――]
2006/09/26 02:41:44
学生 ラッセル
[ただ、其の人が――]
2006/09/26 02:51:46
学生 ラッセル
[はらはら零れる温かな雫が、
其の人のあかく染まった頬に溶けた。]
2006/09/26 02:57:06
学生 ラッセル
…本当に、ままなりませんね。

[小さく呟く。]
2006/09/26 02:58:57
書生 ハーヴェイ
[体に触れた雪は赤く染まり。

こぼれた赤は足元に広がり染みこんで

世界を赤く赤く染め上げようと。

雪はただ穢れて。

穢れて。


穢れて。]
2006/09/26 03:00:55
書生 ハーヴェイ
『――別たれようとも、私は、貴方の傍に。』

[赤い世界の遠くから。けれど、
耳元で囁かれるようにはっきりと
その声を聞いて]

―――っ

[目を開ければそこは薄闇の中。
固く掴んだシーツ、鼓動は早い。
体を起こし、ゆるりゆるりと頭を振って。

震える息を吐けば、両手でただ顔を覆い隠した]
2006/09/26 03:05:48
学生 ラッセル
[ふいに其の人の様子に気付き、
身を離せば気遣う様に顔を覗く。]

…黒羊?

[其の様子にただ長い睫が瞬いて、
ゆるゆると首を振る。]

ごめんなさい。
2006/09/26 03:18:14
学生 ラッセル
[ゆらりと身を起こして、
そうっと其の人へと手を伸ばし――]
2006/09/26 03:20:28
学生 ラッセル
[躊躇い、苦笑めいたものを浮かべる。]

触れる事も叶わぬのに…

[伸ばしかけた手を引けば俯いて、
握った拳をもう一方の手で包む。]
2006/09/26 03:25:07
学生 ラッセル
叶わぬのに…

[俯いたまま繰り返す。]
2006/09/26 03:30:19
書生 ハーヴェイ
…――。

[微かに名前を呼んだけれども。
やはり顔を覆ったまま頭を振って。

頭を振って。

そっと手を離し、

シーツを握り

静かに身を横たえて。

窓をみたけれど、庭も空も月さえ見えなかった]
2006/09/26 03:36:46
学生 ラッセル
[気配にゆらりと顔をあげ、
其の様子に、
其の表情に、
桃色の薄い唇だけが言の葉を紡ぐ。]
2006/09/26 03:39:32
学生 ラッセル
[視線を追う様に其方へ顔を向け、
其の風景に切れ長の双眸を眇め、
振り返れば躊躇いがちに震える手を伸ばし、
そうっとそうっと其の人の頭を撫でて――]
2006/09/26 03:41:17
学生 ラッセル
[くすくす嗤う。]

[はらはら溢す。]
2006/09/26 03:51:51
学生 ラッセル
[嗤う]

[哂う]

[笑う]

[わらう]
2006/09/26 03:54:50
学生 ラッセル
[忍び嗤いと啜り泣きは、
快楽と苦痛の様に――]
2006/09/26 03:56:08
学生 ラッセル
[其の人を撫ぜて居た手は擦り抜けて、
枕の下に埋めた花弁を握り引き戻し、
握った掌を開けば其処に――]
2006/09/26 04:02:11
学生 ラッセル
[見開かれた切れ長の双眸。]
2006/09/26 04:02:45
学生 ラッセル
[戦慄く桃色の薄い唇。]
2006/09/26 04:02:58
学生 ラッセル
[掌のあかい、あかい、紅く染まった花弁。]
2006/09/26 04:03:41
学生 ラッセル
[歪んだ笑みを浮かべたまま、
ゆるゆると首を振る。]
2006/09/26 04:07:34
学生 ラッセル
[吐息で花弁が震えているのか、
乗せた掌と華奢な腕が震えているのか、
其れとも視界が震えているのか、

もう其れすらも判らない。]
2006/09/26 04:32:30
学生 ラッセル
[見開いた眸から止め処なく*雫が零れる*]
2006/09/26 04:35:05
酒場の看板娘 ローズマリー
[気が付くとオードリーに折り重なるようにして、ナイフを刺されて倒れている自分の姿が見えた
ただ笑いだけがこみあげてきた]

あははははっ!はははっ!
なんて滑稽に。
ははははははっ!

[そのまま*笑い続けている*]
2006/09/26 05:40:42
お嬢様 ヘンリエッタ
―昨夜―(ヘンリエッタの視点)
*見習いメイド ネリー(16)2006/09/25 22:09:36の直下より。

[廊下で、エッタとエリィが腐臭を放つ肉塊を見つける。粘ついた粘液を滴らせながら、おぞましい触手蠢くラッセルらしきものの顔に向かって言った]

御機嫌よう、ラッセルさん。
身体の調子はいかが?
そして…心の調子はいかが?

[内心の嘔吐感を必死で我慢しながら、エッタは微笑を浮かべた]

***

[ラッセルは、嬌声に紛れる声に足を止め視線を移す。]

御機%$よぐy、ヘン#&ッタ山。
双△共に芳し?@*せンね。

ヘ#&エッタsん@*何でスぐぅは?
薔薇◆香$ト闇ノ瘴気n@*ら●%居まセんカ?
2006/09/26 10:16:41
お嬢様 ヘンリエッタ
[視線を合わせ、問いに応える。辛うじて認識出来る言語を必死で理解する。その間も絶えることなく、エッタの嗅覚を酸味の強い腐臭が襲い続けていた]

私は…そうですね、狂いつつ、あるのかもしれません。
堕ちつつ、あるかと。
今も…今も少しずつ、平静が、正常が、壊れていく音が、身体の内部から聞こえてきます。

[もう、とうに壊れた感覚を必死で他者から隠しながら、エッタは、何事も無かったかのように、話し終える]

***

…そウ◆ス%。

kの煉獄$終@*がアるnが。
%&とシて其$#崩壊λのk、或βは再生nのカ。
未だソこの無i奈落へ堕ち続‘$#&のかm知れマ@*ん。

[ラッセルは愁いを帯びた笑みを浮かべ、
首を傾げればさらりと髪が頬を撫ぜる。]

…私ガ秘め%&約束シ●のハ貴女だっ$σで▼ょうカ?
2006/09/26 10:17:39
お嬢様 ヘンリエッタ
ふふふ

[無理に微笑を浮かべながら、(エッタの目や、鼻や、耳からは)完全に化け物と化したラッセルと視線を合わせる]

そうかも…そうかもしれませんね?
試して、みますか?

[髪をかきあげ、唇を舐める]

「私達」と。
2006/09/26 10:19:12
お嬢様 ヘンリエッタ




[――私は・・・狂ってなど、いない]


2006/09/26 10:19:29
お嬢様 ヘンリエッタ
[数年前に患った正体不明のウィルス性の病が原因で、感覚器に異常をきたしていた。
目に入るもの全て、知覚出来るもの全てが、醜く歪み始め、最後は、醜いものが美しく、美しいものを醜く感じる人間「らしきもの」だけが残った。

それが・・・ヘンリエッタだ]
2006/09/26 10:27:38
お嬢様 ヘンリエッタ
[――早く、死にたかった。

ここには、死にに来た。
感覚の全てが狂っているのに、精神はとうの昔に奈落へと堕ちているのに、人間との関わりだけが、世界との関連性だけが保たれているのなんて滑稽だ。

だからここへは・・・・・・死にに来た]
2006/09/26 10:29:50
お嬢様 ヘンリエッタ




しかし・・・


2006/09/26 10:56:10
お嬢様 ヘンリエッタ
―再び、昨夜―(ヘンリエッタの視点)

[ラッセルは其の人の足音に顔をあげる。
右袖口のカフスを外して、
十字を切れば光は宝石へと吸い込まれ、
そうっとヘンリエッタの手に握らせる。]

御守RIでス。
申シ訳アり$%ん、そろλろ逝βけ&ば。
ひt時Θ、あり蛾とウゴざ△◆シた。

[ゆっくりと瞬き其の頬をそうっと撫ぜる。]

次ニ私@見かkた羅、どウ%逃■テ下*イ。

***
2006/09/26 11:01:37
お嬢様 ヘンリエッタ
[ラッセルの言葉を反芻しながら、いつしかその身は、再び一つとなり]

魂に安らぎを、か……。
安らぎよりも甘美な痛みもあるというのに。
永劫の痛みを受け入れても、それでもほしいものもあるというのに。
あれが、今の狂いかけたラッセル殿の、限界の優しさなのだな…

[瞳を涙が伝い、淋しそうに顔を伏せる。

茨に覆われ、醜く、荒廃し続ける世界。それが、それこそが、今のヘンリエッタが求めていたもの。

ヘンリエッタの感覚では、血も、骨も、肉塊も・・・全てが、全てが甘美な美しさと芳香な香りで満ちている]

死に場所として定めたこの館で、よもやこのような幸福を手に入れるとは・・・
このまま、このまま私の視点で美しくなり続ける世界。
永遠に、完全に近づき続ける世界。

ここは・・・・・・楽園だ。

[ここ数年、決して見せられなかった穏やかな口調で、誰にとも無く、*そっと呟いた*]
2006/09/26 11:02:49
学生 ラッセル
[震える花弁が落ちてしまわぬ様に。
両手でそうっと包み手を組めば、
其れは祈っている様に見えただろうか。

無意識のうちに合わせた手を額に寄せる。]
2006/09/26 14:07:32
学生 ラッセル
[あかい、あかい、花弁。]
2006/09/26 14:18:39
学生 ラッセル
[あかい――]
2006/09/26 14:19:49
学生 ラッセル
[くすくす嗤う。]
2006/09/26 14:20:10
学生 ラッセル
[嗤う]

[哂う]

[笑う]

[わらう]
2006/09/26 14:21:16
学生 ラッセル
[零れる雫は――]
2006/09/26 14:23:31
学生 ラッセル
[血の涙を流している様に見えたかも知れない。]
2006/09/26 14:26:09
学生 ラッセル
[はらはら零れるあかい雫。]
2006/09/26 14:26:32
学生 ラッセル
[あげた面に、
深い深い憂いを帯びた微笑は、
切れ長の揺れる双眸は、
何処かずれて居るのか。]

言ったでしょう?
嗚呼…この声は届きませんものね…

[きらきらと空気に溶けるあかい雫。
伸ばした手はそうっと其の人を撫ぜる。]
2006/09/26 14:30:30
学生 ラッセル
仮令、貴方があかく染まろうとも。
仮令、私が自身を見失おうとも。

[優しく、優しく、
其の人を撫ぜる手は、
擦り抜けて――]

黒羊――貴方を、独りにはしません。

[繰り返される言の葉もまた、
あかい雫と同じく空気に溶ける。]
2006/09/26 14:34:07
学生 ラッセル
[忍び嗤いか、啜り泣きか。]
2006/09/26 14:35:36
踊り子 キャロル
[ぐるぐると、回り続ける記憶。

私は何をしてるんだろう。
何をしたんだろう。
何がしたかったんだろう。

空虚な瞳で、問いだけがぐるぐると回って。
何か必死に言っているノエルの言葉さえ*聞こえずに*]
2006/09/26 14:49:56
学生 ラッセル
何故、私は泣いているのかしら?
何故、私は嗤っているのかしら?
2006/09/26 15:22:27
学生 ラッセル
不思議――

[呟く声は本当に不思議そうで、
忍び嗤いも啜り泣きも止まぬままに。]

どうして?

[小首を傾げる。]
2006/09/26 15:25:54
学生 ラッセル
嗚呼…

[合点がいったのか零れる吐息。]

心は、思考は、もう手放したがっているんですね。
蝕まれ壊れかけた私を。
2006/09/26 16:13:11
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/26 16:19:47
学生 ラッセル
[くすくす嗤い、
はらはら零れ、
少しずつ少しずつ蝕まれて解けて――

焦点の定まらぬ視線は、
けれど其れでも其の人を見つめるか。]

泣き出しそうなナサニエルさんすら祓わず、貴方との折角の約束も守れず。

届かぬ声も、触れぬ手も、意味なんて無い。
こうしているのは全て私の自己満足です。
2006/09/26 16:42:56
学生 ラッセル
貴方が――

この世界を壊せば壊す程に。
あかく染まれば染まる程に。

この煉獄の全ては――
其処に囚われる私も、蝕まれ崩壊していきます。
2006/09/26 16:49:31
学生 ラッセル
――私は、貴方に壊されていく。
2006/09/26 16:50:56
学生 ラッセル
[くすくす嗤い、はらはら溢す。]

嬉しいのかしら?
哀しいのかしら?

もう其れすら、判らなくて。
2006/09/26 16:51:12
学生 ラッセル
でも――

[桃色の薄い唇は歪んだ笑みを浮かべたままなれど、
切れ長の双眸は虚ろに焦点を結ばぬままなれど、
憂い穏やかな微笑みが未だ其の面には浮かぶか。]

――貴方に私は穢せない。
2006/09/26 16:57:40
学生 ラッセル
…黒羊。

[伸ばした手は擦り抜ける。]

黒羊、黒羊、黒羊――

[紡ぐ名も届かない。]
2006/09/26 17:01:34
学生 ラッセル
[はらはら、

はらはら、

零れるあかは、

花弁の様で――]
2006/09/26 17:10:08
学生 ラッセル
貴方は、何を――

[問いかけは中途半端なまま俯き、
唇を噛み締め肩を振るわせるのは、
啜り泣きか忍び嗤いか。]
2006/09/26 17:18:55
学生 ラッセル
――矢張り届かないのでしょうか?

[ただ零れる呟きは何に対してか。]
2006/09/26 17:33:24
学生 ラッセル
[はらはら零れるあかい雫。]
2006/09/26 17:56:50
学生 ラッセル
[ひらひら煌くあかい双眸。]
2006/09/26 17:56:56
学生 ラッセル
[ふいに顔をあげれば、
もう泣いてなくて、
もう嗤ってなくて、
深い深い憂いの底へ。]

蝕まれ、狂って、壊れて――
彼女の笑顔まで奪ってしまった私には丁度良い最期かも知れません。

[虚ろな双眸は其の人を見つめる。]
2006/09/26 19:33:13
学生 ラッセル
誰も彼も私から何一つ奪えなかったのに。
何故私は奪うばかりで与えられなかったのかしら。

[小首を傾げればさらりと頬を撫ぜる髪はいつも通り。]

――傲慢なのは神ではなく私なのかも知れませんね。
今更そんな事に気付いても詮無い事。
2006/09/26 19:47:34
学生 ラッセル
[掌の花弁へと視線を落とす。]

…貴方からも奪ってしまいましたか?
2006/09/26 20:07:23
学生 ラッセル
[華奢な白い掌にあかいあかい花弁。]
2006/09/26 20:09:02
学生 ラッセル
[焦点を結ばない視界で、
其れはどんな風に映るのか。]
2006/09/26 20:11:53
学生 ラッセル
気付かぬうちにこの手は血に塗れて居たのですね。

[淡々と呟く。]
2006/09/26 20:15:22
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/26 20:20:20
学生 ラッセル
[長い睫が瞬けど視線は虚ろなまま。]

愚かな…
2006/09/26 20:23:56
学生 ラッセル
此処で幾ら切り刻もうとも誰一人解放も出来無い。
この手が血に塗れる事も無い。

ならばコレは生前よりの――
2006/09/26 20:29:50
書生 ハーヴェイ
―自室―

[目を覚ませど薄闇。
ゆるりとベッドから降りれば
シャワーで血を洗い流し服を着る。

血に濡れる度に捨てた服は新品の換えもなく、
片袖の千切れた立て襟シャツの上から燕尾服を身に纏った。

こうして髪を上げ、白いタイを襟元に止めて、
何も知らずパーティーに赴いたのは
何日前だったのだろうか]

……それももうすぐ。

[もう直ぐ、終わる。と呟いて。
最後に白い手袋を嵌めれば一度だけ瞬き、
ゆっくりとした足取りで部屋を後にした]
(43)2006/09/26 20:54:13
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/26 20:55:38
学生 ラッセル
[ぼんやりとしていれば其の人の動き出す気配に、
ゆらりと焦点の定まらぬ視線を投げて、
其の人を見守りすらりと立ち上がる。]

…そうですか。

[呟きに返した呟きは届かないまま、
ただ其の後を追って部屋を出る。
今更開いている扉をくぐるのが、
何故か少しだけ嬉しく感じた。]
2006/09/26 20:57:40
書生 ハーヴェイは、薄暗い廊下に靴音を響かせ歩いている。
2006/09/26 20:59:45
踊り子 キャロル
[眠る……というには些か不自然な状況だけど、
深遠の瞳はすぅっと閉じられて。
開いた瞼には、寂しそうな紫色が咲く。]

――なにを嘆くことがあるの?
僕は君がいてくれたら、他に何も要らないのに。
君は、僕だけじゃ嫌なの……?

[剣呑とした表情は、狂気を帯びて虚空を*見つめる*]
2006/09/26 21:05:26
学生 ラッセル
[しなやかな獣を想わせる足取りも変わらず、
ゆったりとした歩調で其の人の後を追いかける。

咽返る薔薇の香りと闇の瘴気の中、
溢れる嬌声と悲鳴と絶叫。

気に留め無いと言うよりは、
最早其の視界にも耳にも届かない様子で、
ただ其の人の背を見つめて。]
2006/09/26 21:18:56
お嬢様 ヘンリエッタ
―客室―(ヘンリエッタの視点)

[客室の一つで、芳醇な香りのする何かを一つ、床から救い上げる]

しゃく
しゃく、しゃく、しゃく…

[口に入れてみると、なんともいえない香りと旨みが、いっぱいに広がった]
2006/09/26 21:26:04
お嬢様 ヘンリエッタ
―客室―

[客室の一つで、血と肉の腐臭漂う「腕」の切れ端を、床から拾い上げる]

がりっ
じゅぐ、じゅぐ、じゅぐ…

[口の周りを真っ赤に染めながら、狂ったように、血を啜り、肉を貪った]
2006/09/26 21:30:55
学生 ラッセル
貴方が望むのであれば叶えば良いと思う。
けれど同時に叶わないで欲しいとも思う。

[其の人の背中に届かぬ言葉をかける。]
2006/09/26 22:04:06
学生 ラッセル
主を刻んでも変化の見られない煉獄。
蔓延る闇の気配を祓わなければ解かれない呪い。

次々と奪われていく命を前に、生きていたら私はどうしたのでしょうね。
ナサニエルさんを、ネリーさんを、メイさんを、キャロルさんを。
――貴方を、祓ったのでしょうか。

[意味も答えも無い自問。]
2006/09/26 22:14:16
学生 ラッセル
けれど本当に闇を祓う他に解放は望めないのかしら?

[ぐるりと周囲を見回す眸は虚ろで、
本当に其処に在る物が映っているのかすら定かで無く。]
2006/09/26 22:25:26
書生 ハーヴェイ
[カツリカツリと鳴り響く靴音。
朽ちていない扉のひとつひとつをノックしては回り、
返事があれどもなくともノブを押しては回す。

たとえ鍵が掛かっていようと、たやすく開かれた扉。
中に人の香を嗅ぎ分ければゆるりと礼をして。
顔を上げて囁く瞳は闇に弧を描く]

ごきげんよう。気分は優れませんか?
ええ、ええ。そうですね淀んだ空気は気が滅入りますから。
――私が何をしているのかと?

[燕尾服を訝しげに眺める
使用人或いは貴族がいれば大げさに両手を広げて]

ささやかなパーティーへの招待状を届けに参りました。
(44)2006/09/26 22:28:08
学生 ラッセル
今更でしょうか…

[呟き視線を戻せば其の人の後を追う。]
2006/09/26 22:28:38
美術商 ヒューバートはメモを貼った。
2006/09/26 22:29:44
学生 ラッセル
[其の人の奥に在る者へと一度だけ視線を投げ、
直ぐに其の人へと視線を戻せば、
其の笑みを見つめてゆっくりと瞬く。]
2006/09/26 22:30:22
書生 ハーヴェイ
[そうして再び大きく一礼をすれば
一瞬の後、私の姿は掻き消え、
あなたの背後より声は聞こえるだろうか]

宴の終わりへようこそ。

[――首を手折られてなお、耳に届くというのならば]
(45)2006/09/26 22:30:57
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/26 22:32:23
学生 ラッセル
殺すのかしら?

[抑揚の無い声が疑問を紡ぎ、
首を傾げればさらりと頬を髪が撫ぜる。]
2006/09/26 22:32:45
学生 ラッセル
[言葉が零れる音と首の折れる音は、
どちらが早かったのだろうか。]

本当に終るのですか?

[殺害現場を眺めても表情は変わらず、
首を傾げたまま其の人に問いかける。]
2006/09/26 22:34:53
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/26 22:36:09
学生 ラッセル
[零れるあかを見つめて、
ただゆっくりと長い睫が瞬く。]
2006/09/26 22:43:45
書生 ハーヴェイ
[手折った花を抱え、引きずり廊下を歩く。
着く先はエントランスホール。

階段の上よりホールを見下ろして無造作に放り投げる。
宙に踊るは首を折られた死体。死体、死体。
ホールの中央、鈍い音と共に降る人のなれの果て。

ひとつ、ふたつと積み上がり、
手の中が空になれば、再び摘に行き、
みっつよっつと折り重ね続けた。

いつしかエントランスホールには屍の山が築かれるだろう]
(46)2006/09/26 22:44:20
学生 ラッセル
[其の人が亡骸を引き摺って訪れた先には、
茨の絡みついた柱時計の上に煌煌と輝く十字架。
集まり慰めあう迷える魂達は時も忘れて、
水音と嬌声だけが響き渡る中に、
新しい魂が次々と運ばれる。

其の人に着いて歩いては、
ひとつ、ひとつ、ひとつ、ふたつ、
順に積み上げられていく亡骸から、
狂った魂達が這い出ては、
十字架の光を浴びて更に狂っていく。]
2006/09/26 22:47:45
学生 ラッセル
[トクン]
2006/09/26 22:47:57
学生 ラッセル
[トクン]

[トクン]

[トクン]
2006/09/26 22:48:10
学生 ラッセル
[煉獄へと魂が迷い込む度に、
自身は益々蝕まれて――]
2006/09/26 22:48:41
学生 ラッセル
[内包する狂気と熱は如何程のものか。]
2006/09/26 22:49:40
学生 ラッセル
[柔らかな光を放つ十字架を見つめくすくす嗤う。]

愚かな…
2006/09/26 22:54:33
学生 ラッセル
[木霊する嬌声と水音。]

[くすくす嗤う。]

[はらはら零れる雫には気付かない。]
2006/09/26 22:57:54
見習いメイド ネリー
[目覚めた少女はどんな表情をしていただろうか。
暗い部屋に揺らぐランプだけが、きっと知っていた。

ゆるりとベットから抜け出して、シャワーを浴びるべく浴室へと向かう。
上天から降り注ぐ温水。
白い肌を滑り落ちてタイルへと散らばる水滴達をただ見つめ、打たれるままに。


何か予感がして。
すぐさま黒のワンピースに袖を通し、エプロンドレスを身に纏う。
頭にはカチューシャを付ければ姿見の前で一礼して。

仕えるべき人はもう居ないけれど。

だけど。

何かが、迎えてくれるような、そんな気がして。]
(47)2006/09/26 22:59:55
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/26 23:00:06
学生 ラッセル
[嗤う]

[哂う]

[笑う]

[わらう]
2006/09/26 23:03:01
美術商 ヒューバート
―アーヴァインの私室―

[棺を前にソファに腰掛けて語り始める]

…貴方も人がお悪いですな。
我々を招待しておきながら、独り先に逝かれるとは。

この度は、貴方にお目に掛けたい者が居たのですよ。
公は覚えておられますかな…もう10年近く前になりますか、例のオークションで手に入れた双子のことを。
あの空虚なる生ける屍であったものの片方に魂が宿ったのです。
お見せしようと、連れて来たのですよ…

[戸棚からブランデーを取り出して2つのグラスに注ぎ、傾ける]
(48)2006/09/26 23:05:01
書生 ハーヴェイ
[やがて屍は高くエントランスホールに積み上げられた。

階段の手すりに凭れそれを眺め終えれば
私は彼女の部屋へと向かう。

静寂の中靴音は響き、
廊下の先でその音は止むだろう。

代わりになるのは扉を叩く小さなノックの音]
(49)2006/09/26 23:07:19
美術商 ヒューバート
[物言わぬ棺を、節くれ立った手で撫でて]

…あなたは私の苦悩を理解してくださった数少ない友人であったというのに。
ああ、残念だ。

…この狂える宴も公がお考えになられたのですかな?
くくく…さすが、良いご趣味をしておられる。

ご覧になられましたかな。
終わりのない時間の甘美さに、若者達は酔い痴れているようですよ。
永久や永遠を、無邪気にも信じているように見える。

…私?
私などは…残された時間で、あれを手に入れることだけを希い望みながら生きているだけ…

[自嘲気味に笑うが、目は虚ろに何かを見据えているようで]
(50)2006/09/26 23:08:01
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/26 23:17:02
見習いメイド ネリー
[予感がする。
足音と共に、ゆっくりと感じる鼓動。
部屋に近づけばどんどんそれは色濃くなって行く。

やがて足音はそこで止まる。
そして鳴り響くノック。

ああ。
やっと。

そうか、貴方が―――]

…お待ちしておりました。
私の、私だけのご主人様――――――
(51)2006/09/26 23:17:50
流れ者 ギルバート
[ぼんやりと薔薇園だったところを歩いて戻れば
扉を開けて呆気にとられたような表情。
そして男は微かに呟く]

……何なんだこれは…。

[堆く積み上がる死人の山。
先程出る前にはこんなものはなかったのに]
(52)2006/09/26 23:18:27
学生 ラッセル
[嬌声に混じりエントランスに高らか嗤い声が響き渡る。]
2006/09/26 23:18:28
美術商 ヒューバートはメモを貼った。
2006/09/26 23:19:47
学生 ラッセル
[呟くジルベールの声すら掻き消すかの様に、
ただひたすらに嗤い続ける声が響き渡り、
切れ長の双眸からはあかいあかい雫が止め処なく零れ――]
2006/09/26 23:22:05
学生 ラッセル
これが宴の終焉へと向かう道?
この、荒廃は、崩壊は――

[嗤う]

[哂う]

[笑う]

[わらう]

――絶望の色…
2006/09/26 23:24:36
学生 ラッセル
何処に望みが?
何処に光が?

本当に、貴方には見えるのですか?

[もう其処に居ない其の人へと届かぬ問いを投げる。]
2006/09/26 23:25:16
美術商 ヒューバート
公よ、貴方もこの世の生にはあまり執着されなかった。

確かに、この世には下らぬものが多すぎます。
余計なものを削ぎ落とし、美しいものだけを取り出す。
それが如何に甘い響きを持つことか…

しかして、この余興はいつまで続きますかな。
…私は、残念ながらまだ公のおられる場所には逝けぬのです。

もう一度あれを…アリスをこの腕に抱くまでは。
これが私の妄執…

[誰ともなくそう呟き、褐色の液体を一気に飲み干した]
(53)2006/09/26 23:27:50
学生 ラッセル
嗚呼…

[肩を震わせながら、
桃色の薄い唇は吐息を溢す。]

若しかして――

[見つけた答えは何だったのか。]
2006/09/26 23:27:51
美術商 ヒューバートはメモを貼った。
2006/09/26 23:29:52
学生 ラッセル
[嗤う]

[哂う]

[笑う]

[わらう]

あはははははははははははは…

[屋敷に響き渡る嗤い声。]
2006/09/26 23:31:14
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/26 23:31:42
冒険家 ナサニエル
― 執事室 ―

[動かない時計
 仕事を辞めた時計

 それらを見詰めていると
 頬を伝う物がある事に気付く
 其れが何かは解らない

 荒く息を吐くと銀時計を握り締めた

 荒廃して行く空間が在る事には気付いている
 また、二部屋

 残っている客人の部屋はあと、三つ

 誰かが言った言葉が思い出される]

世界の…終わり―――。
(54)2006/09/26 23:31:52
冒険家 ナサニエル

      それは汗

     嫌な汗

        頬だけじゃなく


      伝う
2006/09/26 23:32:45
学生 ラッセル
[宙に切られる逆十字は然し、
柔らかな十字架の光の前に解け、
誰も傷つける事無く掻き消える。]

嗚呼、面倒臭い。

[嗤いながらゆるりと首を振り、
微かに眉根を寄せる其の表情は苦しげで。]

どうせ全て壊すのに、何を躊躇う事があるんだろう?
2006/09/26 23:37:34
書生 ハーヴェイ
[扉は開かれる。
紡がれた言葉へは薄い笑みを零して]

…お待たせしました。
ようこそ、宴の終わりへ。

[汚れひとつない燕尾服を纏い、
差し出すその手には血の香が残るだろうか]

――約束の時まで、
迷わぬ導べが欲しいのならば私の手を。
(55)2006/09/26 23:39:06
学生 ラッセル
絶望の先に希望があるなら神は何処に?
何故、応えないのです?

何故?何故?何故?

[吐き捨てる様に溢して宙に切るは十字の光。]
2006/09/26 23:39:59
流れ者 ギルバート
[ふと思う。
積みあがった死体の中に見覚えのある顔はないことを。
まったくないかとと割れればそれは否だが
少なくともこの中に区分されるだろう人物の顔はなくて
微かな安堵の次にやってきたのは多いなる不安と焦り。

足はゆるりと
次第に速度を増して

向かうのは執事室]
(56)2006/09/26 23:40:12
学生 ラッセル
[消えぬ十字架はあかいあかい光を宿す。]
2006/09/26 23:42:04
冒険家 ナサニエル

    何を迷っているんだ
2006/09/26 23:43:08
冒険家 ナサニエル

      迷いは   消えたと



          決めたと
2006/09/26 23:43:34
冒険家 ナサニエル
[息を吐けば其の部屋を出る
 少しだけ眩暈に襲われる
 柔らかい色は消え掛けている

 もう一度息を吐くと
 急ぎ足で歩き始めた

 けれど、
 エントランスへと出る前に彼が居て
 少しだけ驚いたような表情を浮かべる]

ジルベール様―――。

[少し迷うように表情を歪めた後
 一礼をして通り過ぎた]
(57)2006/09/26 23:46:33
冒険家 ナサニエル
[エントランスに出れば屍の山
 其れに視線を移したけれど
 興味は無いと言う様に通り過ぎる

 決心が揺るがないように
 目指すのは一つの部屋で]
(58)2006/09/26 23:49:24
冒険家 ナサニエル
― アーヴァインの私室 ―

[何時ものように丁寧にノックをする
 返事は返って来ないとは解っているけれど]
(59)2006/09/26 23:50:05
流れ者 ギルバート
[微かに跳ね上がる心臓を押さえて
向かっていれば現われたその姿に思わず足を止め]

……ナサ…。

[呼吸を整えがちにその名前を呼ぶ。
けれど歪められた表情と
通り過ぎていく姿に

微動だにすることも引き止めることもできなくて]
(60)2006/09/26 23:58:44
学生 ラッセル
[ひらり、ひらり。
呼応する様に煌くあかいあかい眸。]
2006/09/27 00:04:05
見習いメイド ネリー
貴方は…高貴なる方にして私の主人。
私の本当の名は……茨姫と申します。

ご無礼をお許しくださいませ…どうか私に貴方の名を。

[そう言って差し出された手の甲に恭しく口付けを落して。
離せばそっと自分の手を重ね、湛える笑みは純粋で鮮烈な。]

ああ………ずっとずっとお逢いしたかった。
この日を、待ち焦がれていました…。

愛しいお方。
どうか、私を導いて下さいませ――――

その時まで。その時まで必ず。
(61)2006/09/27 00:06:48
美術商 ヒューバート
[不意に聞こえたノックに扉を振り返り]

…入りたまえ。
ここの主が、もう口を利けないことくらい、知っているだろう?
(62)2006/09/27 00:07:08
学生 ラッセル
[くすくす嗤う]

[はらはら零す]

[そしてあかい十字架は――]
2006/09/27 00:10:01
冒険家 ナサニエル
…。

[返事が聞えた事に息を飲む
 けれど声が違う

 静かに扉を開ければ
 其処に居る姿に一礼をして
 部屋へと入る]

…これは、ヒューバート様。
それは勿論承知しております。

然し其れはヒューバート様もご存知のはずですが、此処で何を?
(63)2006/09/27 00:11:17
学生 ラッセル
[嬌声は悲鳴に。]

[水音は水音に。]

[あかいあかい欠片。]

[飛び散り四散する。]
2006/09/27 00:12:19
学生 ラッセル
[あかい十字架はエントランスを踊り狂い、
其処で恍惚の表情を浮かべていた全てを前に、
完全なる聖母の微笑みを浮かべて見つめる。]

終焉は、近いそうですよ。

[首を落とし、腕を切り、腹を裂いて、
脳髄が、内臓が、血液が、肉体の破片が、
文字通り血の海へとなった水溜りに堕ちて堕ちて――]
2006/09/27 00:16:49
美術商 ヒューバート
[空のグラスにブランデーを満たしつつ、ナサニエルに微笑む]

なに、旧知の友と、語らいをな…
折角訪れたにも関わらず、昔話を楽しむ暇もなく逝ってしまわれたからね。

君は、公の末期を看取って差し上げたのか?
満足そうな顔をしておられたのではないかと思えるな。
(64)2006/09/27 00:17:03
学生 ラッセル
[全てを細切れに、
最早其れ等は液体に、
混ざり合う彼等の魂は、
時折ざわりと蠢き、
其れでもまだ消滅していない事を示すか。]
2006/09/27 00:20:20
書生 ハーヴェイ
[手袋越しに伝わる微かな温度。
重なる、柔らかな手のひら。
たたえられた彼女の笑みは艶やかに香る。

黒い双眸は揺れて、けれども――]

私の――、名は…。
(65)2006/09/27 00:23:22
書生 ハーヴェイ
けれども。
2006/09/27 00:23:43
学生 ラッセル
[嗤う]

[哂う]

[笑う]

[わらう]
2006/09/27 00:23:51
書生 ハーヴェイは、静かに目を閉じて――
2006/09/27 00:24:10
学生 ラッセル
[はらはら零れる――]

[あかいあかい雫]
2006/09/27 00:24:22
書生 ハーヴェイ
――嗚呼、重なるのはあの日の。
2006/09/27 00:24:27
冒険家 ナサニエル
語らいで御座いますか…。
楽しめましたでしょうか?

[静かに視線を棺へと向け
 ヒューバートへと移し少し見詰め

 質問をされれば小さく首を振る]

いえ、私共が駆け付けた時には、既に。
状態が状態でしたので…、表情も、解りませんでした。

ヒューバート様は、何故そのように思われるのですか?
(66)2006/09/27 00:24:48
書生 ハーヴェイ
それでも、

誰か、

名を…呼んで欲しいと。
2006/09/27 00:26:39
踊り子 キャロル
[暫くは物憂げに座り込んでいたけれど、ややもすれば立ち上がり、廊下へと出る。]

……まだやってるの?飽きないね。

[嬌声をあげて行為に没頭している者達を一瞥すると
手を叩いて注目を自分に集める。]

手を下せばまた、キャロルが泣くからさ……
壊しあうといいよ。永遠に。

[刹那、輝くアメジスト。その場に居た者達は、今までお互いを慰めあっていたことも忘れて暴力に飲まれるか。]
2006/09/27 00:27:47
学生 ラッセル
[遠くの喧騒にゆらりと視線を流す。]

壊して、壊して、壊すだけ。
無から新たに創り上げるのは、誰?

[虚ろな眸は血の海を映さないまま、
ゆったりとした歩調で其方へと向かえば、
其の背後には血に濡れたあかい十字架が従う。]
2006/09/27 00:32:46
書生 ハーヴェイ
…――黒羊。

[静かな呟き。

ゆっくりと瞼は上げられて。

浮かぶのは儚げな笑み]

それでは、今暫くこの手を離さずに。

[指先に微かに込められた力。
彼女の手を取り闇に誘えば、
暗闇に響くのはただ二つの足音。

――エントランスへと向う]
(67)2006/09/27 00:34:27
流れ者 ギルバート
[どうすればよかったのかさえもわからず
渇いた血の付着する壁に背を預けずるりと凭れ込む。

唇を突いたのは渇いた微かな笑い]

───どうしろってんだ。

[鳶色の瞳は瞼の奥に
浮かぶのは苦渋の表情

けれど前に進むしかない

そう思えば足取りは少し重くとも
青年の消えたほうへと進むだろうか]
(68)2006/09/27 00:34:50
美術商 ヒューバート
物言わぬ相手との語らいを、君は楽しいと思うか。
所詮は私の独白さ。

…そうか。そのような有様だったか。
何故かと、バトラーが私に問うのかね。
…まあ良かろう。
君も知っているのではないかね、公の一風代わったご嗜好を。
私は…あの方の賛同者ではないが理解者であり、あの方も私を理解して下さった。

[アーヴァインの棺の上に置かれたブランデー入りのグラスを指して]

…どうかね?
(69)2006/09/27 00:35:36
踊り子 キャロル
[そのままエントランスの方へ向かおうとすれば、見知った人影を見つけて立ち止まる。]

……これはこれは。
ラッセルさん、ごきげんよう……
と言ってる場合ではないのかしら?

[挨拶は口調のみで、雰囲気の変わった目の前の彼を見て微かに警戒の態勢をとって。]

――パーティーに参加したくなったの?

[首を傾げて、問う。]
2006/09/27 00:38:57
美術商 ヒューバート
>>69
代わったじゃなくて変わった、だよ!!
何言ってるか解らんなおっさんは…
2006/09/27 00:39:38
学生 ラッセル
[声に虚ろなままの視線を流し、
艶やかな三日月の笑みを浮かべる。]

御機嫌よう、キャロルさん。
そうですね、いつか言った通り今直ぐお逃げ下さい。

とは言え、逃がす気もありませんけれど。

[くすくす嗤い首を傾げれば、
髪が頬を撫ぜるのに、
切れ長の双眸を眇めて、
桃色の薄い唇は言の葉を紡ぐ。

背後のあかい十字架は、
一直線にキャロルへと向かう。]
2006/09/27 00:42:16
冒険家 ナサニエル
これは、失礼を致しました。

[丁寧に一礼を送る]

嗜好…でございますか。
どの事を仰っているかは、私には解りませんが――

ヒューバート様がアーヴァイン様の良きご友人だとは存じております。
失礼かとは存じますが、

…賛同は、出来なかったのでしょうか?

[柔らかい色を取り戻しつつある瞳で見詰め
 グラスを指されれば一礼をし]

いえ、私などには勿体無く。
お気持ちだけ頂こうと思います。有難う御座います。
(70)2006/09/27 00:49:26
お嬢様 ヘンリエッタ




[エントランスの陰から、キャロルとラッセルの二人をじっと見つめる]


2006/09/27 00:49:34
見習いメイド ネリー
…黒羊、様――――

[見上げれば焦れた想いを表情に浮かべ。
赤く染まる頬はそう物語っていて。
彼の儚くも甘い微笑みは自身の胸を締め付け、痛みに変わる。

導かれるままに手を引かれれば、
ああ、こんな光景は何度あっただろうか。
貴方に初めて手を取られたあの日。
それはこの気持ちを予感していたから?
締め付けられるようなこの胸の甘い痛み。
変わらぬあの日、あの薔薇園の――――

伝わる温度が、熱が。
全ていとおしくて。
それが、私を狂わせていく。
やがて辿りつくエントランスに掲げられた屍さえも、
何もかも。己の瞳には映らない。

ああ、もう貴方しか見えないのだと。]
(71)2006/09/27 00:51:56
書生 ハーヴェイ
伝わる温度が。

届く声が、

名を呼ぶ声が、ただ苦しくて。

けれども、

約束は果たさなければいけないから。

名を呼ぶ声が甘ければ甘い程に胸は痛んで。

惜しんでも、焦がれても。

望みは、もうすぐに――
2006/09/27 00:52:52
踊り子 キャロル
[くすくすと、楽しそうに笑う。]

あーあ、壊れちゃったのね。
今直ぐ逃がしてくれないの?残念ね。

[小さく言の葉を紡ぎ、指先で弧を描けば、紙一重で十字架は方向を逸らし、後ろにいた魂の方へと。
ふわりと長い髪が揺れ、冷たい紫水晶が彼をとらえる。]

手間が省けたわ……なんて言ってたら殺されそうね。

[もう死んでるけど、とつけたし、指で逆さまに五芒星を描けば氷柱のような塊が6本、ラッセルをめがけて飛ぶ。]
2006/09/27 00:53:14
書生 ハーヴェイ
[残るは4人――]

もう直ぐ、
もう直ぐ、終わります。

まずはサマーセット伯……あの方を彼女の元に。

[例えそれが、共に還る事を赦さないひと時の再会だろうとも]
(*8)2006/09/27 00:53:27
見習いメイド ネリー
壊して、狂わせて。

それが出来るのは、貴方だけ。

黒羊様――――
2006/09/27 00:54:42
冒険家 ナサニエル

 身体の中で何かが遠のいていくような、感覚



      ああ、茨姫




             君は、もう
2006/09/27 00:54:49
美術商 ヒューバート
君の丁重ぶりは、時に卑屈に映る。

[そう呟くとグラスを傾けて喉を潤し]

…賛同、か。
賛同者とは、それに付き従うべきものだ。
私には、別に目指すところがあったのでね。
公のお考えを理解はしたが、同じ道を歩むことはなかった。
公も同じく、そのような私を理解して下さったからこそ我々は友人たり得たということだ。

黙って従うだけならば従僕で十分だろう。
友人とは、道は違えど理解しあえるものこそを指すのだと私は思うがね。
(72)2006/09/27 00:54:54
学生 ラッセル
壊れた?
壊したのです。
全てを、壊す為に。

[三日月が笑みを深めたのは――]
2006/09/27 00:55:19
見習いメイド ネリー
この気持ちに名前を付けてしまうのは――――
2006/09/27 00:55:44
見習いメイド ネリー
きっと、出来ない――――
2006/09/27 00:55:55
美術商 ヒューバート
つられるよかん。
2006/09/27 01:00:05
書生 ハーヴェイ
[辿りつくエントランス。
屍の山を見上げて、傍らに彼女を置いたまま
燕尾服から取り出された銀のナイフ。

己の手首を切り裂き滴る血は絨毯を這い。
流れた血は屍の山を取り囲むように円を描き走る]

――捧げよ。

[呟かれた呪詛は低く艶やかに色をもち]
(73)2006/09/27 01:00:25
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