学生 ラッセル [キャロルの背後の者達を、 一瞬で血の海へと変えたあかい十字架は、 ひらりと踵を返すかの如く、 放たれた水の前でくるりと円を描き其れを弾く。] おや、見物ですか? [焦点を結ばぬままヘンリエッタへと視線を向け、 艶やかな三日月の笑みを浮かべた。] | |
2006/09/27 01:03:39 |
踊り子 キャロル [弾かれる氷柱を笑いながら見つめ、エントランスの陰に見知った顔を見つけ] あら、ヘンリエッタさんごきげんよう。 そんなところにいたら怪我するわよ? [そう、楽しげに囁く。そしてラッセルへ向き直れば] 随分と物騒なものをお持ちね。 [と言って、次の言の葉を紡ぐ。] | |
2006/09/27 01:10:48 |
お嬢様 ヘンリエッタ お●、見物%すカ? [ラッセルは、焦点を結ばぬままヘンリエッタへと視線を向け、 艶やかな三日月の笑みを浮かべた。・・・ように想像した] ええ、なんだかとても、楽しそう。 [微笑を浮かべ、目を合わせる] | |
2006/09/27 01:11:33 |
学生 ラッセル 十字架が物騒? 嗚呼、貴方は闇の力をお持ちでしたね。 [くすくす嗤いながら十字を切る。] そうですか? そうなのかも知れませんね? [ヘンリエッタに三日月の笑みを向けたまま、 柔らかな光を放つ十字架はあかい十字架と共に、 クルクル回転しながらキャロルへと宙を滑る。] | |
2006/09/27 01:21:15 |
お嬢様 ヘンリエッタ ええ、本当に楽しそう。 こんなことをこんなときに言うのもなんですけれど、頑張って下さいね。 [肉塊同士の戦いを、うっとりしながら観戦する] | |
2006/09/27 01:27:43 |
踊り子 キャロル 背後の惨状を考えれば、私じゃなくてもそう思うわよ。 [地に伏して、またも紙一重で十字架を避けたが、結い上げられた長い髪が僅かに軽くなるのを感じ、舌打ちをする。 闇の力の否定はせず、言霊を唱え終われば指先は身体を包むほどの大きな弧を描く。] ―――囚われよ。 [氷の塊がラッセルの身体を覆う。よく見ればそれは鏡。] | |
2006/09/27 01:38:45 |
学生 ラッセル [避けられた柔らかな光を放つ十字架はキャロルの背面で止まり、 更に動くあかい十字架はキャロルの腕を切り、 勢いは止まらずにヘンリエッタを見つめたままの主の傍へ戻る。] ありがとうございます。 けれど、言いませんでしたか? 私が壊れたらどうぞお逃げ下さいと。 [艶やかな三日月の笑みと共にあかい十字架はヘンリエッタへ向かい、 鏡に囚われればただ静かにゆっくりと瞬く。] 面白いですね。 『父と子と聖霊の御名によりて』 [口の中で小さく紡がれる言の葉。 瞬間―― 其の背より広がる純白の羽は鏡を砕く。 ふわり、ふわり。 鏡の破片と共に舞う羽根も矢張り白く。] | |
2006/09/27 01:44:11 |
冒険家 ナサニエル 何を羨ましいと思うんだろう 彼と対等であった事だろうか 彼に認められていた事だろうか | |
2006/09/27 01:52:51 |
踊り子 キャロル [左腕に鈍い痛みが走る。流れ落ちる鮮血は視界を赤く染める。 続く急激な喪失感に対して明らかな怒りの色を映して。] あ…あ……腕が…… よくも、僕のキャロルに傷を――― [肘から下がゴトリと床に落ち、それ右手で拾い上げるものの 鏡の砕ける音に視線をあげれば、そこには翼の生えた――。] ……っ! 君は一体……!? | |
2006/09/27 01:57:48 |
お嬢様 ヘンリエッタ [十字架を避けようともせず、その身で受ける] ・・・・・っ!! [鮮血が飛び散り、床を濡らす] ぴちゃぴちゃ ああ、おいしい…… [しかし次の瞬間には、その赤い液体を舌で掬い上げると、一心にそれを啜る] 素敵なプレゼントを、ありがとうございます。 ラッセルさん。 [自身を傷つけた十字架を眺めながら、虚ろな瞳で呟いた] | |
2006/09/27 02:03:55 |
学生 ラッセル [キャロルの腕より零れるあかに、 転がる腕の蠢く様子に、 眇める切れ長の双眸は碧。 眩いばかりの羽は瘴気をかき混ぜる様に、 羽ばたけばふわりと羽根が舞う。] 私は、私―― 貴女が貴女である様に、其れ以上も以下もありません。 [屋敷の気配が揺らぐのにゆるりと視線を移す。] 始めるのですか? [問いかけは此処に居る者に対してでは無く、 けれどキャロルに向き直れば首を傾げる。] ノエル、とキャロルさんは呼んで居ましたね。 大切な人を護りたいならば引きなさい。 私は行かねばなりません。 其れとも、貴女もいらっしゃいますか? | |
2006/09/27 02:16:38 |
学生 ラッセル [其れ以上はキャロルの様子を気にする事も無く、 踵を返せばヘンリエッタの血を舐めるのに、 あかい十字架をちらと見遣り、 切れ長の双眸を眇めゆるりと首を振る。] …いいえ、つまらないものですから。 もっと楽しいものが、見れそうですよ? [エントランスへと視線を移す頃には、 あかい十字架も柔らかな光を放つ十字架も空気に解け、 ふわりと羽ばたけば其の人の傍へと降り立つ。] 其の手の咲かせる花は、矢張り紅いのでしょうか? [あかいあかい魔法陣を前に、 煉獄の血の海も其れに呼応してざわりと蠢くか。] | |
2006/09/27 02:20:39 |
お嬢様 ヘンリエッタ わぁ、そうなんですかぁ [これ以上ないという表情で、ヘンリエッタは高く高く飛び跳ねる] うれしいっ [凶器の宿る両の眼が、一瞬紅く*光を放った*] | |
2006/09/27 02:27:25 |
踊り子 キャロル [唇を噛み締めて、少し勢いを無くした紫が彼を見る。] 僕は僕、キャロルはキャロル…… けれど僕は――嗚呼、見逃してくれるなら、ここで。 キャロルは、キャロルだけは―― [僕は元々存在しないものだから――言いかけて、トクンと心臓が鳴る。ゆっくりと目を閉じ、もう一度開けば深い深い海の青。] 行っていいのなら……私は、私は―― [様々な思いが込められた瞳は、ラッセルをまっすぐに見つめて。ふわりと去る彼の後を追い、エントランスへと。] | |
2006/09/27 02:30:47 |
お嬢様 ヘンリエッタ [ヘンリエッタは、この奇跡の*目撃者となった*] | |
2006/09/27 02:32:19 |
学生 ラッセル [其れは本来同質の甘い気配か、 咽返る様な薔薇の香りと闇の瘴気。 踊る茨は煉獄で蠢く血の海をも吸い上げ、 玉座に燈るあかい薔薇の蕾は微かに震えただろうか。] ――血に染まるあかい薔薇。 [桃色の薄い唇は小さく呟くか。] | |
2006/09/27 02:34:14 |
冒険家 ナサニエル [其の言葉は胸を締め付けるようで] | |
2006/09/27 02:36:06 |
学生 ラッセル [ノエルの言葉にキャロルの様子に、 ただ静かに憂いを帯びた碧の眸を眇める。] 其れでも、貴女は貴女です。 ヘンリエッタさんが、どれだけ居てもヘンリエッタさんであるように。 鏡の間の闇もまた、キャロルさん貴女です。 | |
2006/09/27 02:37:36 |
踊り子 キャロル 貴女は貴女―― 一体何度言われたのかしらね。 私は、私。そう、私よ。 [消え入りそうな笑みでそう呟いて。 エントランスに咲く薔薇を、ハーヴェイの様子をただ見つめる。] | |
2006/09/27 02:52:01 |
学生 ラッセル [其の人の声にネリーへと視線を移し、 首を傾げて切れ長の双眸を眇める。] 本当に茨の君でしたか。 煉獄は言わずもがな。 けれど地上も既に崩壊の兆しですか。 [深い憂いを帯びた微笑みを浮かべたままに、 ただ其の蕾を見つめて長い睫が震える。] | |
2006/09/27 02:53:33 |
学生 ラッセル お判りになりませんか? [視線だけをキャロルへと移す。] 闇を祓う力は本来誰しもが持ち合わせて居るのです。 ノエルさんを其の身に宿しているのは、他の誰でもなくキャロルさん、貴女ご自身の意思では無いのですか? | |
2006/09/27 02:54:55 |
学生 ラッセル [ふわり、ふわり。 6枚の純白の羽が揺らぐ度に、 はらはらと羽根が舞い散る。] 茨の君、貴女なら――黒羊に届きますか? [あかくあかく染まるネリーの唇。 小首を傾げ届かない声をかけネリーを見つめる。] 私の声も、私の腕も、届かないのです。 叶うなら―― [長い睫をおろしゆるりと首を振る。] | |
2006/09/27 03:04:23 |
学生 ラッセル ――大切な者を自らの手で穢すのはどんな心持ちなのでしょうね? [其の問いは、 誰に投げかけたのか。 桃色の薄い唇は小さく小さく吐息を溢す。] | |
2006/09/27 03:07:14 |
踊り子 キャロル [ラッセルの言葉に、ただ静かに耳を傾けて。] ……そうね。 どれだけ多くのことに言い訳しても、それが真実。 ノエルは、私の意思で、私の中に…… ……切り離して考えることは、最初から出来ない。 [ハーヴェイの様子に、ネリーの姿に、憂いを帯びた目を向けて。 ラッセルの方にも複雑な目線を送れども、声はかけず。] | |
2006/09/27 03:13:49 |
学生 ラッセル [キャロルの言葉にゆらりと顔を向ける。] 最初から出来ない? ノエルさんは「最初」鏡の中に居たのでしょう。 見つけて、縋って、引き寄せたのは寧ろ貴女の方では? ノエルさんは貴女を護ろうとしているだけです。 先ほども、ただ貴女の身を護りたくて私に水を向けた。 切られた腕に腹を立てたのも、其の水を引いたのも、偏に貴女の為です。 力の使い方を誤るのは闇だけではなく扱う者にも原因があるのです。 人は闇に惹かれ、摂り込み、都合が悪くなれば祓う。 そうして闇をただ恐ろしいものとしてしまう。 宵闇は、人々に安らぎを与える力もあるのですよ。 | |
2006/09/27 03:20:22 |
学生 ラッセル そうして闇は「創られる」のです。 [其の人の声にちらと其方を見遣り、 キャロルへと向き直る。] 神は「光あれ」と言いました。 光の在る所に闇が在るのは当然の理。 これは闇の一面に他なりません。 けれど貴女は身を持ってご存知の筈です。 ――光の力もまた人を傷つけ得る、と。 [すいと切られた十字の光は、 けれど薔薇の蕾の前で淡く解ける。] 此方側から手出し出来る訳もありませんか… | |
2006/09/27 03:27:02 |
踊り子 キャロル 返す言葉もないわ。 [瞳は憂いを濃くし、自嘲気味に息を吐いて。] 私は、逃げてた。 周りから、自分から、ノエルからすら―― 心地良い宵闇を、私はいつも与えてもらってたのに。 勝手な話よね。 今からじゃ遅いかな。 まだ間に合うかな。 ―光は暗闇の中で輝いている。 ―暗闇は光を理解しなかった。 ヨハネの福音書だっけ。 出来ないんじゃなくて、しなかったのなら…… [言葉はそこで終わり、瞳にはあどけなさを残して、*成り行きを見つめて*] | |
2006/09/27 03:47:10 |
学生 ラッセル 貴女とノエルさんは未だ別たれては居りますまい? ならば遅過ぎる事は無いのかも知れませんね。 [言い残しゆるりと視線を移せば、 其処へ腰を降ろした其の人を見つめ、 切れ長の双眸が揺れる前に、 ゆっくりと長い睫が瞬く。] ――玉座へと収まる闇の王の、なんと儚い事か。 [桃色の薄い唇は誰にも聞き取れないほど小さく呟き、 6枚の純白の羽はふわりと羽ばたき其の人の元へ。] | |
2006/09/27 04:05:32 |
学生 ラッセル [肘掛に凭れたままの其の人の前へ、 軽やかに降り立てば舞うは矢張り純白の羽根。] …黒羊。 [届かぬままに名を紡ぐ声は穏やかに。] ――貴方は一人ではありません。 | |
2006/09/27 04:12:08 |
学生 ラッセル 私は此処に―― [傅く事の無いままに玉座の前で姿勢良くすらりと立ち、 憂いを帯びた微笑みを浮かべ暫し其の人を見つめ、 ネリーの紡ぐ言葉にゆっくりと長い睫が瞬く。] ジルベールさんの言葉は時の方に届いたのですね。 [其の人の見据える扉へとちらりと視線をやり、 向き直りすいと伸ばした華奢な白い手は、 其の人の髪を撫ぜるふりをする。] | |
2006/09/27 04:39:19 |
学生 ラッセル ――貴方の傍に。 [引き戻した華奢な白い手を自身の胸元に置き、 舞う純白の羽根は薔薇色の瘴気にすら染まらず、 玉座に収まる闇の王を前にただ抱き締める様に、 ふわりと羽を揺るがし包み込む。] 独りにはしません。 [微かに悪戯な色の滲む笑みの理由は――] | |
2006/09/27 04:55:39 |
学生 ラッセル [手の中のあかいあかい染まった花弁を見つめ、 ふわりと羽を解けばはらはらと羽根が舞う。] 少し悪戯が過ぎたでしょうか? けれど私は、貴方には穢せません。 [ゆったりと一歩足を進め、 其の人の傍らへと寄り添えば、 咲き誇る時を待ち侘びる薔薇の蕾を見上げ、 切れ長の双眸を僅かに眇めた。] | |
2006/09/27 05:04:49 |
酒場の看板娘 ローズマリー 中/PC不調により、 顔出しなど微妙になりそうです。 | |
2006/09/27 15:50:26 |
学生 ラッセル [其の人の傍らで、 ゆるりと視線を巡らせ、 浮かぶは深い憂いと共に、 微かに艶を帯びた微笑み。] 貴方の望みは、叶うのかしら? 私の望みは−− [ゆっくりと長い睫毛をおろした。] | |
2006/09/27 21:34:35 |
学生 ラッセル [純白の羽は躊躇いがちに揺れ、 柔らかな羽毛が薔薇色の瘴気をかき混ぜる。] ――詮無い事ですね。 [俯き流れる髪に隠された表情は見えない。] | |
2006/09/27 22:20:17 |
見習いメイド ネリー ――――――第3方陣。 茨姫の名に置いて行使するは"荊"。 "開放せよ" 薔薇の主人の下に集え。 棘となり剣となり、盾と成れ。 "命じる" [鋏に施された銀細工の薔薇の模様。 口付けを落せばゆらりと鈍い煌めきを持ちながら。 やがて柄の部分から巻きつく薔薇と荊。 刃は伸び、細い剣のような形状に変われば両手で支えるように構えて。 同時に軽い地響きと共にうねる荊達。 勢いを増しながら薔薇園を突き破り、館を、全て荊で覆い尽くしていく。 絡み合うように縺れた荊はやがて大きなうねりに変わる。 勢いを増すそれは、仕留めるべくして襲い掛かる。 そう、彼らを討つ為に――――] | |
(31)2006/09/27 23:19:38 |
学生 ラッセル [目蓋を持ち上げればうねる茨に覆い尽くされていく館。] 人も闇の眷属も変わりませんね… [ネリーを見つめ憂いを帯びた眸は再び伏せられる。] | |
2006/09/27 23:22:39 |
書生 ハーヴェイ 茨の牢獄。 私をここに捉える茨をあれほど忌み、 嫌ったというのに。 今傍らに佇むは茨の主。 私が織り上げた儀式すら茨を模す事も ――なんて皮肉。 | |
2006/09/27 23:40:27 |
学生 ラッセル [声にゆるりと顔を向ければ、 其の人の口元が歪むのに、 切れ長の双眸を僅かに眇める。] | |
2006/09/27 23:44:17 |
冒険家 ナサニエル ―― 申し訳 ―― ありません ――― | |
2006/09/28 00:12:35 |
学生 ラッセル ――本当に、其れで良いのですか? [念を押す様に確認しようとも声は届かず。] | |
2006/09/28 00:13:22 |
学生 ラッセル 相容れないのは何故でしょうね。 痛みを知らぬ者ばかりではないのに。 少しのすれ違いがやがて大きな亀裂になってしまう。 [扉へと視線を移す。] | |
2006/09/28 00:35:27 |
冒険家 ナサニエル 私は――― どうせ消える運命――― | |
2006/09/28 00:38:44 |
踊り子 キャロル [すっと瞬きをすれば、紫水晶は4人の男女を眺める。 けれど言葉を発することはなく、ただ静かに。] | |
2006/09/28 00:40:26 |
学生 ラッセル [ジルベールとナサニエルの到来に、 開け放たれる扉。] 嗚呼… [桃色の薄い唇から溜息が零れ、 憂いを帯びた微笑みを浮かべたままゆっくりと瞬く。] もう―― [ふわりと羽ばたいた純白の羽は、 対峙する彼等の間に、 ひらひらと白い白い羽根を降らせた。] | |
2006/09/28 00:43:42 |
学生 ラッセル 残念ながらこの館の主は私が微塵にしてしまいました。 面も何もありますまい。 恐らくは――既に其方に。 [薔薇の蕾へと視線を移す。] | |
2006/09/28 00:57:37 |
踊り子 キャロル ……彼は―― [言いかけて、ゆるゆると首を振れば言葉を切る。 ひらひらと振る白い羽根に一度目線を向ければ瞼を伏せ、 もう一度視線を4人へと合わせる。 それぞれが、それぞれへ、武器を構える姿を――] | |
2006/09/28 00:57:51 |
学生 ラッセル ――愚かな。 [呟きは薔薇色の瘴気に解けるか。] | |
2006/09/28 01:01:43 |
学生 ラッセル 人も闇の眷属も変わらない。 変わらない。 駄々をこねて争って傷つけ合って… まるで――子供の様ではありませんか。 | |
2006/09/28 01:04:08 |
学生 ラッセル …黒羊。 [呼びかけても届かぬ声をかけ、 踏み出した闇の王へと向き直る。] 貴方の、本当の望みは何ですか? [首を傾げればさらりと髪が頬に流れ、 ゆるりと首を振れば一歩引いて、 彼等の様子をただ静かに見つめる。] 其れでも、私は――貴方の傍に。 | |
2006/09/28 01:08:45 |
学生 ラッセル 幸か不幸か私も混ざり合っては居りませんよ。 …微塵にはしてしまいましたけれど。 [薔薇の蕾を見上げ切れ長の双眸を眇めた。] | |
2006/09/28 01:10:07 |
学生 ラッセル 己の信念の為に、大切な者の為に、他者へと刃を向ける。 相容れないと、決めたのは誰かしら? 本当に判り合えないのなら、何故言葉があるの? 全てを壊せば、其処には闇も光も残らない。 無は―― | |
2006/09/28 01:16:02 |
学生 ラッセル 宵闇も。 向日も。 安らぎを与えてくれます。 本質は何も、変わらない。 | |
2006/09/28 01:17:50 |
冒険家 ナサニエル ジルベール様 アーヴァイン様がはじめて存在を認めてくださった方なら、 ジルベール様ははじめて私を愛してくださった方。 愛されれば道具は持ち主を愛す。 私は時計。私は道具。 愛してくれる主人を、どうして愛さずに居られるものだろうか。 アーヴァイン様を、愛していた。 ジルベール様を、愛していた。 | |
2006/09/28 01:20:09 |
冒険家 ナサニエル 幸せな未来を掴んで欲しいと思った。 アーヴァイン様には、もう、未来は無い。 自分がお止めできなかったから。 お止めする気もおこさなかったから。 けれども、ジルベール様は、違う。 生きて、幸せになれる。それを、つかめる。 私は時計――時を未来へと運ぶもの。 | |
2006/09/28 01:20:30 |
踊り子 キャロル [ラッセルから漏れ聞こえる言葉にふっと笑みを零せば、 それでも目の前の光景をじっと見据える。 自分には、口を挟むことなど出来ないと。 ただ静かに。見届けようと、佇んで。] | |
2006/09/28 01:24:14 |
学生 ラッセル 願わくば―― [桃色の薄い唇は音も無く言の葉を紡いだ。] | |
2006/09/28 01:28:23 |
学生 ラッセル 彼等に安息を。 貴方の心に――希望の光を。 | |
2006/09/28 01:29:47 |