人狼審問

- The Neighbour Wolves -

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(1879)【 EROTIC&HERETIC 】 : 7日目 (1)
見習いメイド ネリーは書生 ハーヴェイに投票を委任しています。
書生 ハーヴェイは美術商 ヒューバートに投票しました
見習いメイド ネリーは美術商 ヒューバートに投票しました
流れ者 ギルバートは美術商 ヒューバートに投票しました
冒険家 ナサニエルは美術商 ヒューバートに投票しました
美術商 ヒューバートは流れ者 ギルバートに投票しました
村人は集会場に集まり誰を処刑すべきか話し合った……

書生 ハーヴェイ は、美術商 ヒューバートに投票した
見習いメイド ネリー は、美術商 ヒューバートに投票した
流れ者 ギルバート は、美術商 ヒューバートに投票した
冒険家 ナサニエル は、美術商 ヒューバートに投票した
美術商 ヒューバート は、流れ者 ギルバートに投票した

美術商 ヒューバート は、村人の手により処刑された……
美術商 ヒューバートは人間だったようだ。
書生 ハーヴェイは、冒険家 ナサニエルに襲いかかった!
流れ者 ギルバートは冒険家 ナサニエルを護衛している……
流れ者 ギルバートは冒険家 ナサニエルの護衛に成功した!!
今日は犠牲者がいないようだ。人狼は襲撃に失敗したのだろうか?
現在の生存者は、書生 ハーヴェイ、見習いメイド ネリー、流れ者 ギルバート、冒険家 ナサニエル、の4名。
書生 ハーヴェイは、微かに傍らの彼女へと送る視線は、揺れて。
2006/09/27 01:00:59
学生 ラッセル
[キャロルの背後の者達を、
一瞬で血の海へと変えたあかい十字架は、
ひらりと踵を返すかの如く、
放たれた水の前でくるりと円を描き其れを弾く。]

おや、見物ですか?

[焦点を結ばぬままヘンリエッタへと視線を向け、
艶やかな三日月の笑みを浮かべた。]
2006/09/27 01:03:39
踊り子 キャロル
[弾かれる氷柱を笑いながら見つめ、エントランスの陰に見知った顔を見つけ]

あら、ヘンリエッタさんごきげんよう。
そんなところにいたら怪我するわよ?

[そう、楽しげに囁く。そしてラッセルへ向き直れば]

随分と物騒なものをお持ちね。

[と言って、次の言の葉を紡ぐ。]
2006/09/27 01:10:48
お嬢様 ヘンリエッタ
お●、見物%すカ?

[ラッセルは、焦点を結ばぬままヘンリエッタへと視線を向け、
艶やかな三日月の笑みを浮かべた。・・・ように想像した]

ええ、なんだかとても、楽しそう。

[微笑を浮かべ、目を合わせる]
2006/09/27 01:11:33
学生 ラッセル
十字架が物騒?
嗚呼、貴方は闇の力をお持ちでしたね。

[くすくす嗤いながら十字を切る。]

そうですか?
そうなのかも知れませんね?

[ヘンリエッタに三日月の笑みを向けたまま、
柔らかな光を放つ十字架はあかい十字架と共に、
クルクル回転しながらキャロルへと宙を滑る。]
2006/09/27 01:21:15
冒険家 ナサニエル
其の様なつもりは在りませんが、
もしご不快にさせてしまっていたら、
申し訳御座いません。

[そしてまた、一礼
 ただ静かな柔らかい空気]

別に目指すところで御座いますか。

[成程と一つ頷いて
 そして
 少しだけ瞳の色が変わる
 それは悲哀のような
 それは羨望のような
 それは――]

――私も、そう思います。
(0)2006/09/27 01:24:20
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/27 01:26:57
お嬢様 ヘンリエッタ
ええ、本当に楽しそう。
こんなことをこんなときに言うのもなんですけれど、頑張って下さいね。

[肉塊同士の戦いを、うっとりしながら観戦する]
2006/09/27 01:27:43
流れ者 ギルバート
[日に日に増えていく荒廃した扉。
館そのものも荒廃し見る影もない。

目指したのは館の主の部屋
中から微かに声が響く]
(1)2006/09/27 01:29:17
踊り子 キャロル
背後の惨状を考えれば、私じゃなくてもそう思うわよ。

[地に伏して、またも紙一重で十字架を避けたが、結い上げられた長い髪が僅かに軽くなるのを感じ、舌打ちをする。
闇の力の否定はせず、言霊を唱え終われば指先は身体を包むほどの大きな弧を描く。]

―――囚われよ。

[氷の塊がラッセルの身体を覆う。よく見ればそれは鏡。]
2006/09/27 01:38:45
学生 ラッセル
[避けられた柔らかな光を放つ十字架はキャロルの背面で止まり、
更に動くあかい十字架はキャロルの腕を切り、
勢いは止まらずにヘンリエッタを見つめたままの主の傍へ戻る。]

ありがとうございます。
けれど、言いませんでしたか?
私が壊れたらどうぞお逃げ下さいと。

[艶やかな三日月の笑みと共にあかい十字架はヘンリエッタへ向かい、
鏡に囚われればただ静かにゆっくりと瞬く。]

面白いですね。

『父と子と聖霊の御名によりて』

[口の中で小さく紡がれる言の葉。
瞬間――
其の背より広がる純白の羽は鏡を砕く。
ふわり、ふわり。
鏡の破片と共に舞う羽根も矢張り白く。]
2006/09/27 01:44:11
流れ者 ギルバート
[扉に手を触れたのとほぼ同じ瞬間
背筋をぞくりとしたものが伝う。

それがエントランスで行われている儀式のためとは知らず
まずは扉を叩いてみて]

───だれか…?

[不安にかられたままかちりと微かな音だけたてて扉を開く。

そこにはナサニエルとヒューバートの姿があり]
(2)2006/09/27 01:49:58
見習いメイド ネリー
[飾られた屍。
夢見るように眠ったのではない。
それらが現わす表情は絶望――――

血塗れの摩天楼のような。
それに見惚れてしまうのは己を包む瘴気の所為なのか。

魅入られてしまう以前の私ならば、
全てが恐ろしくてままならぬ現実の前に諦めしかなくて。]

ああ…。

[でも今は―――
目の前の光景に只々酔いしれた溜息を漏らすばかり。
あの方の声が。
仕草が。

目を捉えて離す事はない。]
(3)2006/09/27 01:52:34
冒険家 ナサニエル

何を羨ましいと思うんだろう

    彼と対等であった事だろうか

 彼に認められていた事だろうか
2006/09/27 01:52:51
書生 ハーヴェイ
[揺れる瞳はほんの一瞬。
視線を戻せば屍の山をただ見据え。

疾る血液は絨毯を焦がして円を描き、
分かれ、複雑に絡み合い文様を織り上げる。

地下室の真上、このエントランスホールに浮かび上がるのは

――赤い赤い蠢く紅の方陣]


……壊し捧げよ、
紡げ崩壊の茨。
その手に食らい花を咲かせよ。

[淀みない言の葉は血に乗り陣と呼応する。
ゆらりと方陣は浮かび上がり波を打って屍の山を覆い尽くさん。

伸びゆく赤い光はやがて蔓となり茨となり、
紅い茨は屍を絡め、食らい、屠り、うねる]
(4)2006/09/27 01:53:55
踊り子 キャロル
[左腕に鈍い痛みが走る。流れ落ちる鮮血は視界を赤く染める。
続く急激な喪失感に対して明らかな怒りの色を映して。]

あ…あ……腕が……
よくも、僕のキャロルに傷を―――

[肘から下がゴトリと床に落ち、それ右手で拾い上げるものの
鏡の砕ける音に視線をあげれば、そこには翼の生えた――。]

……っ! 君は一体……!?
2006/09/27 01:57:48
冒険家 ナサニエル
[其れを感じると扉の方を振り返る
 強い――気配がする

 大きく息が漏れる
 思わず額を押えた

 扉へと視線を向けていると
 声、音と共に見えた姿に目を見開く]

ジル、ベール様―――
(5)2006/09/27 01:59:01
お嬢様 ヘンリエッタ
[十字架を避けようともせず、その身で受ける]

・・・・・っ!!

[鮮血が飛び散り、床を濡らす]

ぴちゃぴちゃ
ああ、おいしい……

[しかし次の瞬間には、その赤い液体を舌で掬い上げると、一心にそれを啜る]

素敵なプレゼントを、ありがとうございます。
ラッセルさん。

[自身を傷つけた十字架を眺めながら、虚ろな瞳で呟いた]
2006/09/27 02:03:55
流れ者 ギルバート
[くらりと眩暈のしそうなほど濃い負の気配。
甘い甘い自分の名前を呟く声音。

けれど それよりも 身に迫る危険は目の前に]

[ゆらりとヒューバートの影が動いたかと思えば
ブランデーグラスはその手を離れ
離れた手はナサニエルの首を掴もうとするように伸ばされ]
(6)2006/09/27 02:06:45
見習いメイド ネリー
…い、ばら…。

[息を飲む。
瞳は見開かれ目の前の出来事を焼き付けるように。
方陣は開花し、あかくあかく其の場を染めてゆく―――

…―――美しいとさえ、思うような。
あかい血の、色。]
(7)2006/09/27 02:14:25
冒険家 ナサニエル
[後で何かが床へと落ちる音
 其れに振り返れば

 目の前へと迫る客人の一人
 首へと伸ばされた手を

 ただ見詰めた

 如何してか
 柔らかな色だけを込めて]
(8)2006/09/27 02:15:02
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/27 02:16:13
学生 ラッセル
[キャロルの腕より零れるあかに、
転がる腕の蠢く様子に、
眇める切れ長の双眸は碧。
眩いばかりの羽は瘴気をかき混ぜる様に、
羽ばたけばふわりと羽根が舞う。]

私は、私――
貴女が貴女である様に、其れ以上も以下もありません。

[屋敷の気配が揺らぐのにゆるりと視線を移す。]

始めるのですか?

[問いかけは此処に居る者に対してでは無く、
けれどキャロルに向き直れば首を傾げる。]

ノエル、とキャロルさんは呼んで居ましたね。
大切な人を護りたいならば引きなさい。
私は行かねばなりません。
其れとも、貴女もいらっしゃいますか?
2006/09/27 02:16:38
学生 ラッセル
[其れ以上はキャロルの様子を気にする事も無く、
踵を返せばヘンリエッタの血を舐めるのに、
あかい十字架をちらと見遣り、
切れ長の双眸を眇めゆるりと首を振る。]

…いいえ、つまらないものですから。
もっと楽しいものが、見れそうですよ?

[エントランスへと視線を移す頃には、
あかい十字架も柔らかな光を放つ十字架も空気に解け、
ふわりと羽ばたけば其の人の傍へと降り立つ。]

其の手の咲かせる花は、矢張り紅いのでしょうか?

[あかいあかい魔法陣を前に、
煉獄の血の海も其れに呼応してざわりと蠢くか。]
2006/09/27 02:20:39
流れ者 ギルバート
[ヒューバートの瞳が赤く染まっているのは
どこかから強く吹きあげる負の気配のせいなのだろう。

唇を歪めたように吊り上げ男はナサニエルの首を掴もうと。


けれどその動きは銃声と共に止まる。
眉間を貫くのは銀の弾丸]

───俺のものに触らないでもらおうか。

[呟く声音は低く
その手には薔薇の紋をあしらった銃]
(9)2006/09/27 02:24:05
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/27 02:25:02
お嬢様 ヘンリエッタ
わぁ、そうなんですかぁ

[これ以上ないという表情で、ヘンリエッタは高く高く飛び跳ねる]

うれしいっ

[凶器の宿る両の眼が、一瞬紅く*光を放った*]
2006/09/27 02:27:25
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/27 02:28:27
見習いメイド ネリーが「時間を進める」を選択しました
書生 ハーヴェイ
[地より出でるは甘い瘴気。
屍の山は絡め取られながらも中央から崩れるように
突き上がり姿を現すのは茨に押し上げられる薔薇の結晶。

鮮やかに煌くその巨大な蕾は屍の山を切り崩し
踊る茨は毀れる山を吸い尽くす。
絡み合い、うねり合い。

やがて血の海の上に鎮座するのは茨の柱。
根元に絡まる地下室の椅子は
朽ちかけた玉座のようですらあり
その頂きにはうす赤く燈る薔薇の蕾が掲げられていた。

微かにほころぶ蕾は未だ開花はせず。
けれどその開花の時は今にも感じられようか。]
(10)2006/09/27 02:28:43
流れ者 ギルバートが「時間を進める」を選択しました
冒険家 ナサニエルが「時間を進める」を選択しました
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/27 02:30:22
踊り子 キャロル
[唇を噛み締めて、少し勢いを無くした紫が彼を見る。]

僕は僕、キャロルはキャロル……
けれど僕は――嗚呼、見逃してくれるなら、ここで。
キャロルは、キャロルだけは――

[僕は元々存在しないものだから――言いかけて、トクンと心臓が鳴る。ゆっくりと目を閉じ、もう一度開けば深い深い海の青。]

行っていいのなら……私は、私は――

[様々な思いが込められた瞳は、ラッセルをまっすぐに見つめて。ふわりと去る彼の後を追い、エントランスへと。]
2006/09/27 02:30:47
お嬢様 ヘンリエッタ




[ヘンリエッタは、この奇跡の*目撃者となった*]


2006/09/27 02:32:19
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/09/27 02:32:42
学生 ラッセル
[其れは本来同質の甘い気配か、
咽返る様な薔薇の香りと闇の瘴気。

踊る茨は煉獄で蠢く血の海をも吸い上げ、
玉座に燈るあかい薔薇の蕾は微かに震えただろうか。]

――血に染まるあかい薔薇。

[桃色の薄い唇は小さく呟くか。]
2006/09/27 02:34:14
冒険家 ナサニエル
[銃声と共に崩れ堕ちる
 目の前の客人
 額には赤
 時間がゆるりと流れるような感覚
 ああ、また一つ、部屋が

 堕ちると共に
 床に更なる赤を撒き散らす
 それに少しだけ眉を寄せたけれど

 聞えた声に、
 彼の方をもう一度振り向く]

……ジルベール様、……。
(11)2006/09/27 02:35:44
冒険家 ナサニエル

 [其の言葉は胸を締め付けるようで]
2006/09/27 02:36:06
学生 ラッセル
[ノエルの言葉にキャロルの様子に、
ただ静かに憂いを帯びた碧の眸を眇める。]

其れでも、貴女は貴女です。
ヘンリエッタさんが、どれだけ居てもヘンリエッタさんであるように。

鏡の間の闇もまた、キャロルさん貴女です。
2006/09/27 02:37:36
流れ者 ギルバート
[伸ばされた彼の手が執事の首を掴むために
伸ばされたのかどうかは
躊躇いなく打った後の今ですら
微かな迷いとして残ったけれど

そんなことに躊躇して失うよりましだと思った。

こちらを振り向いた姿にただ浮かべられるのは



何ともいえない苦笑だけ]
(12)2006/09/27 02:39:27
書生 ハーヴェイ
[その様を静かに見届けて、
ゆっくりと彼女を振り返る。

手にしたナイフは己の血で濡れ、
手首から滴る血は未だ止まる事はなく。]

……茨姫。

[息を呑んだまま呆けるような彼女の名前を呼んで。
ナイフは懐へ、赤く染まる手袋を外せば
彼女の手を取り引き寄せて、血の伝う指先でその唇をなぞる]

まだ、そこに居ますか?

[瘴気に飲まれてはいないだろうか、と。]
(13)2006/09/27 02:41:14
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/27 02:43:27
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/27 02:44:41
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/09/27 02:44:56
踊り子 キャロル
貴女は貴女――
一体何度言われたのかしらね。
私は、私。そう、私よ。

[消え入りそうな笑みでそう呟いて。
エントランスに咲く薔薇を、ハーヴェイの様子をただ見つめる。]
2006/09/27 02:52:01
学生 ラッセル
[其の人の声にネリーへと視線を移し、
首を傾げて切れ長の双眸を眇める。]

本当に茨の君でしたか。

煉獄は言わずもがな。
けれど地上も既に崩壊の兆しですか。

[深い憂いを帯びた微笑みを浮かべたままに、
ただ其の蕾を見つめて長い睫が震える。]
2006/09/27 02:53:33
学生 ラッセル
お判りになりませんか?

[視線だけをキャロルへと移す。]

闇を祓う力は本来誰しもが持ち合わせて居るのです。
ノエルさんを其の身に宿しているのは、他の誰でもなくキャロルさん、貴女ご自身の意思では無いのですか?
2006/09/27 02:54:55
冒険家 ナサニエル
[彼の苦笑に、
 表情を歪ませて]

…どうして―――――。

[其れだけしか呟けず

 瞳には悲哀


 それに私は
 貴方のものなどでは


 寧ろそう呼んでもらう事すら
 資格がないと思って居るのに]
(14)2006/09/27 02:55:10
見習いメイド ネリー
はい、黒羊様……私、茨姫は此処に。

[うねる茨、そして薔薇の玉座。
それらからゆるりと視線をハーヴェイに向けて。
彼に見せる表情は憂いを帯びた、そう―――
柔らかな微笑みに似ていた。

熱が伝わる。
唇に捧げられる赤い血は紅を引いたようにあかくあかく濡れ、鮮やかに彩られる。
光栄だと思えば、そっと瞼を下ろし静かに息を漏らして。]

其処まで弱くはありません。
貴方様とは比べはできませんが、これでも闇の眷属の端くれ。

そして、貴方が私を導いて下さる限り――――
私は迷いなど、しませんから。
(15)2006/09/27 02:57:26
流れ者 ギルバート
…どうしてもこうしてもあるか。

[ゆるりとに手を差し伸べる。
ナサニエルとは逆にその表情は穏やかで
声音ははっきりと空気を揺らす]

俺がそう決めたんだよ。
お前が自分から動くのを待ってたら
時間がどれだけあっても足りないんだよ。

だから───さっさと気付いて俺のところに来い。
(16)2006/09/27 03:03:54
学生 ラッセル
[ふわり、ふわり。
6枚の純白の羽が揺らぐ度に、
はらはらと羽根が舞い散る。]

茨の君、貴女なら――黒羊に届きますか?

[あかくあかく染まるネリーの唇。
小首を傾げ届かない声をかけネリーを見つめる。]

私の声も、私の腕も、届かないのです。
叶うなら――

[長い睫をおろしゆるりと首を振る。]
2006/09/27 03:04:23
学生 ラッセル
――大切な者を自らの手で穢すのはどんな心持ちなのでしょうね?

[其の問いは、
誰に投げかけたのか。

桃色の薄い唇は小さく小さく吐息を溢す。]
2006/09/27 03:07:14
踊り子 キャロル
[ラッセルの言葉に、ただ静かに耳を傾けて。]

……そうね。
どれだけ多くのことに言い訳しても、それが真実。
ノエルは、私の意思で、私の中に……
……切り離して考えることは、最初から出来ない。

[ハーヴェイの様子に、ネリーの姿に、憂いを帯びた目を向けて。
ラッセルの方にも複雑な目線を送れども、声はかけず。]
2006/09/27 03:13:49
書生 ハーヴェイ
良いでしょう。

[うっすらと目を細めて、ただ微笑む。
彼女の唇を紅で染めた指は離れて]

間もなく――
具現化させた儀式の実りは甘い香をもって、
残る彼らをここへ呼ぶことになりますから。
全てが終わるまでは、迷う事なく。ただ淀みなく。
今ひととき、その時までは私に力を。

[彼女の手を取り恭しく口づければ
先を誘い、血溜りを行く。
茨を映す水鏡は波紋に揺れて、
歪な玉座に歩み寄れば一度触れて静かに目を閉じる。]

――……。

[ゆっくりと腰を下ろし深く背をもたせれば、待つのはその時。
最後の贄を捧げて、蕾を咲かす、その望みの時をただ。]
(17)2006/09/27 03:16:14
冒険家 ナサニエル
…―――気付く?

[手を差伸べられ身体が震える
 然し其の穏やかな表情に何故か
 思わず手を伸ばしそうになった手を
 無理矢理にも引き戻せば、銀時計の上で拳を作る]

私は、…私も、けれど、………。

[息を吐いて
 ゆるりと首を振る]

其れは、出来ません。
私は――、私も、決めたんです。

アーヴァイン様を、…そして、『彼女』を裏切らないと。

ジルベール様。お気付きでしょう?
私は闇の眷属、そして、此の空間を作った――張本人。
其の手を掴む資格など御座いません。
(18)2006/09/27 03:17:10
学生 ラッセル
[キャロルの言葉にゆらりと顔を向ける。]

最初から出来ない?
ノエルさんは「最初」鏡の中に居たのでしょう。
見つけて、縋って、引き寄せたのは寧ろ貴女の方では?

ノエルさんは貴女を護ろうとしているだけです。
先ほども、ただ貴女の身を護りたくて私に水を向けた。
切られた腕に腹を立てたのも、其の水を引いたのも、偏に貴女の為です。

力の使い方を誤るのは闇だけではなく扱う者にも原因があるのです。
人は闇に惹かれ、摂り込み、都合が悪くなれば祓う。
そうして闇をただ恐ろしいものとしてしまう。

宵闇は、人々に安らぎを与える力もあるのですよ。
2006/09/27 03:20:22
書生 ハーヴェイ
[ただ、――還す事など赦しはしない。
けれども、紅く甘い瘴気に酔うこの高揚は]

私こそが呑まれているのでしょうか――。

[狂喜に染まれば、染まりきれば。
赤くただ赤く染め上げることこそが
本当の願いなのかもしれないと錯覚すら覚える]
(*0)2006/09/27 03:24:05
学生 ラッセル
そうして闇は「創られる」のです。

[其の人の声にちらと其方を見遣り、
キャロルへと向き直る。]

神は「光あれ」と言いました。
光の在る所に闇が在るのは当然の理。

これは闇の一面に他なりません。
けれど貴女は身を持ってご存知の筈です。

――光の力もまた人を傷つけ得る、と。

[すいと切られた十字の光は、
けれど薔薇の蕾の前で淡く解ける。]

此方側から手出し出来る訳もありませんか…
2006/09/27 03:27:02
流れ者 ギルバート
……そう。

[自分でも驚くほど呟いた声音は軽く静かに宙に融け
そして差し伸べた手はゆるりと引きもどされる。
何かを呟こうとした唇は空気を食むに留まり]

気付いたさ…アレだけあからさまな反応を見ればな。
それでも俺はお前を愛しいと思ったし
闇の眷属だから殺そうとも思えなかった。
だから…お前がそう決めたのならそうすればいい。
俺はもう何も言わない。

[呟けばまだ弾のある銃を捨て背を向けて歩き出した。
ふと 思い出したように背を向けたまま呟く]


───お前にならいつ殺されてもいいとおもってたよ。


[微かに唇に笑みを浮かべ背を向けたまま再び歩き出そうと]
(19)2006/09/27 03:31:33
見習いメイド ネリー
―――ええ。
貴方様がそうお望みならば。
私は剣にも棘にもなりましょう。

[ただそう一言応え、
唇に与えられた熱は冷めてゆく。
紡がれる言葉に戸惑いも、迷いも無かった。
"彼ら"が誰を指すのかさえも。
あの人の返答次第では、きっと私は躊躇無く刃を向けることが出来るのだろうと。

手の甲に伝わる感触を感じつつもそんなことをぼんやりと考えて。
導かれるまま玉座へ赴けば、そこに座る"主人"の様子を只眺め―――


微かに身体が弾んだ。
ああ時移様、貴方は揺らいでいるのですか。]

……嘘ですよね。

[傍らにいる彼には聞こえなかったかもしれないけれど。]
(20)2006/09/27 03:42:34
踊り子 キャロル
返す言葉もないわ。

[瞳は憂いを濃くし、自嘲気味に息を吐いて。]

私は、逃げてた。
周りから、自分から、ノエルからすら――
心地良い宵闇を、私はいつも与えてもらってたのに。
勝手な話よね。

今からじゃ遅いかな。
まだ間に合うかな。

―光は暗闇の中で輝いている。
―暗闇は光を理解しなかった。

ヨハネの福音書だっけ。
出来ないんじゃなくて、しなかったのなら……

[言葉はそこで終わり、瞳にはあどけなさを残して、*成り行きを見つめて*]
2006/09/27 03:47:10
書生 ハーヴェイ
[紡がれる言葉に静かに息を吐いて。
閉ざした瞳はゆるく上げられる]

――ありがとう、ございます。

[僅かに跳ねる彼女の体、
肘掛に凭れたまま訝しげに視線を投げた]

どうかしましたか?
(21)2006/09/27 03:58:11
冒険家 ナサニエル
[引き戻された手を見詰めて
 寂しいと思うなんて馬鹿だと思う

 気付いていた事に矢張りと苦笑を浮かべ
 愛しいと言う事場には――目を伏せて

 けれど 呟きを聞けば、
 其の言葉にぽたりと 何かが頬を伝って

 ―― 漸く、漸く、迷いが、消えた ――

 自分にとっては此れ以上無い位の裏切りの理由
 自嘲を含むだろうか 静かな調べが凛と響く]

―――嗚呼、
私が貴方を殺せるはずなど、ある訳はないのに。

[彼を殺さずに済む方法など既に一つしかなくて]

…ジルベール様。――私は貴方に、生きて、欲しい。
(22)2006/09/27 04:00:43
冒険家 ナサニエル

   茨姫―――、

              ―――すまない。


[届くかも解らない言葉はただ小さく呟かれる]
(23)2006/09/27 04:02:22
学生 ラッセル
貴女とノエルさんは未だ別たれては居りますまい?
ならば遅過ぎる事は無いのかも知れませんね。

[言い残しゆるりと視線を移せば、
其処へ腰を降ろした其の人を見つめ、
切れ長の双眸が揺れる前に、
ゆっくりと長い睫が瞬く。]

――玉座へと収まる闇の王の、なんと儚い事か。

[桃色の薄い唇は誰にも聞き取れないほど小さく呟き、
6枚の純白の羽はふわりと羽ばたき其の人の元へ。]
2006/09/27 04:05:32
見習いメイド ネリー
…矢張り、貴方は裏切るというのですね。

[そうぽつりと答えて。
先に閉じてしまったのは私のほう。
だけど、貴方の気持ちは伝わってた。

時移様が揺れている事も。
ジルベール様か、アーヴァイン様を取るのか。
交わした約束さえも全て振りほどいて、あの方を取るのか。
ぽつりとそう呟いて。
悲しさと遣る瀬無さと、そして―――

どうにもならない程の、苛立ち。]
(24)2006/09/27 04:09:03
学生 ラッセル
[肘掛に凭れたままの其の人の前へ、
軽やかに降り立てば舞うは矢張り純白の羽根。]

…黒羊。

[届かぬままに名を紡ぐ声は穏やかに。]

――貴方は一人ではありません。
2006/09/27 04:12:08
流れ者 ギルバート
[扉まではそう遠くも無く
進むうちにそれは次第に近くなる。

ふと微かに感情を帯びた声に足を止め]

……だから早く気付けっていったんだ。

[ぽつりと呟く。
静かに彼の方を振り返り
微かに微笑む]

俺を生かしたいなら…どうすればいいか。



…わかるよな?
(25)2006/09/27 04:13:35
見習いメイド ネリー
私は、黒羊様に誓って。

――――――――――時移様、貴方を討ちます。

[あかい血で彩られた深紅の唇はそう告げて。
冷たいほどに凍る表情ままに。

静かに。静かに。
懐に忍ばせておいた、銀細工を施された銃を取り出して。
込められた弾丸は一発。
自分にしか使う事はない、自分を破滅させる物だと思っていた、其れ。
手に取り冷たさと重さを感じながらも、その銃口は自らに向いては居ない。

掲げるべくしてそれを構えれば緩やかな動作でそっと胸にしまう。
変わりにいつも忍ばせている美しい銀の装飾の成された鋏を取り出し、
薔薇の模様をそっとなぞった。]
(26)2006/09/27 04:23:34
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/27 04:24:27
書生 ハーヴェイ
[静かに、ただ静かに。

紡がれた言葉、
彼女の引き結ばれた唇と
冷たく或いは強い色をたたえる瞳を眺めて。

一度だけ瞼を下ろし、再び上げた。

見据えるのは、其の扉。

開かれる時を *――待ち望む*]
(27)2006/09/27 04:34:53
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/27 04:36:54
冒険家 ナサニエル
……はい。

[一歩、彼へと近付いて静かに、
 そして恭しく一礼を送る]

私は…貴方様の力と為りましょう。
剣にでも、盾にでも、……貴方様の望むように。

私の真の名は『 時移(ときうつし) 』。
此の名に懸けましても。

そして闇の眷族――、ハーヴェイ様らをお止めして、
このまやかしの永遠を…、破壊し、全てを解放致します。
(28)2006/09/27 04:37:29
学生 ラッセル
私は此処に――

[傅く事の無いままに玉座の前で姿勢良くすらりと立ち、
憂いを帯びた微笑みを浮かべ暫し其の人を見つめ、
ネリーの紡ぐ言葉にゆっくりと長い睫が瞬く。]

ジルベールさんの言葉は時の方に届いたのですね。

[其の人の見据える扉へとちらりと視線をやり、
向き直りすいと伸ばした華奢な白い手は、
其の人の髪を撫ぜるふりをする。]
2006/09/27 04:39:19
冒険家 ナサニエル
[其の表情はどのようなものだったのか
 ただ決意だけが込められていて

 言葉と同じような、凛とした静けさ

 全てを裏切った事は解っている


 棺へと振り向けば、告げられる言葉も無くただ目を伏せて]
(29)2006/09/27 04:40:22
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/27 04:44:36
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/27 04:51:08
学生 ラッセル
――貴方の傍に。

[引き戻した華奢な白い手を自身の胸元に置き、
舞う純白の羽根は薔薇色の瘴気にすら染まらず、
玉座に収まる闇の王を前にただ抱き締める様に、
ふわりと羽を揺るがし包み込む。]

独りにはしません。

[微かに悪戯な色の滲む笑みの理由は――]
2006/09/27 04:55:39
学生 ラッセル
[手の中のあかいあかい染まった花弁を見つめ、
ふわりと羽を解けばはらはらと羽根が舞う。]

少し悪戯が過ぎたでしょうか?
けれど私は、貴方には穢せません。

[ゆったりと一歩足を進め、
其の人の傍らへと寄り添えば、
咲き誇る時を待ち侘びる薔薇の蕾を見上げ、
切れ長の双眸を僅かに眇めた。]
2006/09/27 05:04:49
見習いメイド ネリーは、そっと*目を閉じた*
2006/09/27 05:06:54
酒場の看板娘 ローズマリー
中/PC不調により、
顔出しなど微妙になりそうです。
2006/09/27 15:50:26
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/27 21:23:16
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/27 21:24:34
学生 ラッセル
[其の人の傍らで、
ゆるりと視線を巡らせ、
浮かぶは深い憂いと共に、
微かに艶を帯びた微笑み。]

貴方の望みは、叶うのかしら?

私の望みは−−

[ゆっくりと長い睫毛をおろした。]
2006/09/27 21:34:35
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/27 21:37:41
学生 ラッセル
[純白の羽は躊躇いがちに揺れ、
柔らかな羽毛が薔薇色の瘴気をかき混ぜる。]

――詮無い事ですね。

[俯き流れる髪に隠された表情は見えない。]
2006/09/27 22:20:17
流れ者 ギルバート
[ナサニエルの言葉に微かに瞳を閉じ
そして呟く]

…では時移。
剣であることも盾であることも必要ない。


…おまえはただ俺の側で俺と共に生きろ。
それが俺の望みだ。

[そう静かに。
けれどはっきりと告げてそして扉を開く]

…あの男が何を考えているかは知らないが
やめさせる。

ついてこい。

[そう告げて歩き出す男の表情は
なんと晴れやかで強気だったことか]
(30)2006/09/27 22:54:58
見習いメイド ネリー
――――――第3方陣。
茨姫の名に置いて行使するは"荊"。
"開放せよ"
薔薇の主人の下に集え。
棘となり剣となり、盾と成れ。   "命じる"

[鋏に施された銀細工の薔薇の模様。
口付けを落せばゆらりと鈍い煌めきを持ちながら。
やがて柄の部分から巻きつく薔薇と荊。
刃は伸び、細い剣のような形状に変われば両手で支えるように構えて。

同時に軽い地響きと共にうねる荊達。
勢いを増しながら薔薇園を突き破り、館を、全て荊で覆い尽くしていく。

絡み合うように縺れた荊はやがて大きなうねりに変わる。
勢いを増すそれは、仕留めるべくして襲い掛かる。
そう、彼らを討つ為に――――]
(31)2006/09/27 23:19:38
学生 ラッセル
[目蓋を持ち上げればうねる茨に覆い尽くされていく館。]

人も闇の眷属も変わりませんね…

[ネリーを見つめ憂いを帯びた眸は再び伏せられる。]
2006/09/27 23:22:39
見習いメイド ネリー
[荊は揺らぎ、蠢き、狙いを定めるように。
或いは勢いを増し、或いは這うように緩やかで。

その先。
その先に立つ男―――ジルベールに、荊の蔓が、襲い掛かって―――]
(32)2006/09/27 23:31:36
書生 ハーヴェイ
――…茨。

[地響きと共にうごめく茨は、
屋敷をさらに強く絡め取り覆い尽くすその様は
まるで茨の城か牢獄か。

椅子に凭れ眺める瞳はただそれを映し続け、
虚ろなる表情、口元だけが薄く上がる]
(33)2006/09/27 23:34:08
書生 ハーヴェイ
茨の牢獄。

私をここに捉える茨をあれほど忌み、
嫌ったというのに。

今傍らに佇むは茨の主。
私が織り上げた儀式すら茨を模す事も

――なんて皮肉。
2006/09/27 23:40:27
学生 ラッセル
[声にゆるりと顔を向ければ、
其の人の口元が歪むのに、
切れ長の双眸を僅かに眇める。]
2006/09/27 23:44:17
冒険家 ナサニエル
……それは――。

[ジルベールの言葉に息を飲んで
 ただ柔らかな微笑みを送る

 其の言葉にだろうか
 ついてこいとの言葉にはだろうか
 礼を送れば]

畏まりました。

[そのジルベールの表情に笑みを浮かべる

    貴方は私の還る場所

 そうひっそりと思えば目を伏せて

 ―――何かを感じ]
(34)2006/09/27 23:52:08
冒険家 ナサニエル
時移の名に置いて命ずるは"刻"、
同胞たる我が言葉に "応えよ" 刻を刻むモノ――

[胸に手を当てれば其処には銀時計
 それには薔薇の刻印が刻まれている
 服の奥でただ鈍色に輝けば
 部屋にある狂った時計の一つより針が浮ぶ

 声に応え、其の針が手元へと来れば大きく長く
 剣のように――否、剣へと為ったそれを迫り来る茨へと]

――ジルベール様!

[咄嗟に彼の前へと出れば受止めるようにそれを切裂く
切裂いた欠片が飛べば頬に赤い線が走り]
(35)2006/09/27 23:53:04
流れ者 ギルバート
[それが迫っていたのは扉を開けた刹那
意志を持ったように襲ってくるそれに
小さく舌を打ち。

ふと自分を呼んだ声に一瞬自分の中の空気が
ぴたりと止まり
次の瞬間には目の前に彼の姿があって
切られて飛びゆく茨が後ろへ消えていくのと
同じタイミングで今更腰へと手を滑らせて
愛用のダガーを抜いた]

…実に恐ろしきは女の執念…といったところか?

[彼が闇のものであったのならおそらく
ネリーもそうなのだろうと
そんなことが頭をよぎりつつも
迫りくる茨をなぎ払い]
(36)2006/09/28 00:08:59
冒険家 ナサニエル
…私は――、彼女を、裏切りましたから。

[彼の声にぽつりと呟けばもう一度剣を振るい
 のたうつ茨の残りを足で踏みつけて]

けれど手加減は、出来ません。
…致しません。

[胸のうちで小さくもう一度呟いて――]

彼女の名は、"茨姫"。
此の空間を作り出した、もう一人。

恐らくハーヴェイ様と一緒に居るでしょう。
…其方へ、向かいましょう。
(37)2006/09/28 00:12:27
冒険家 ナサニエル

 ―― 申し訳 ―― ありません ―――
2006/09/28 00:12:35
学生 ラッセル
――本当に、其れで良いのですか?

[念を押す様に確認しようとも声は届かず。]
2006/09/28 00:13:22
流れ者 ギルバート
……なるほどね。

[呆れたように肩を竦めて溜息一つ。
進もうとすればその頬に走る朱に気がついて
肩を引き寄せれば傷口に微かに舌を這わせ]

……痕にでもなったりしたら一生後悔しそうだ。

[ふと小さく呟いてそれからくすりと笑い
その足はエントランスへと向かって]
(38)2006/09/28 00:19:01
見習いメイド ネリー
[―――――――告げる。


荊が微かに揺らいで。
其れと共に呼応するのは時計。

ふと扉の方向を見やって。
見据える瞳は冷たい眼差しを湛えて。
示すように鋏を掲げ先導するかの如く。
押し寄せる荊は止まらぬままに手を休めることはない。]

…来ます。黒羊様―――
(39)2006/09/28 00:20:17
書生 ハーヴェイ
……ええ。わかっていますよ、茨姫。

[未だゆるりと椅子に凭れ扉から視線は外さぬまま。
懐より再度取り出すは血に濡れていた銀のナイフ。
すでに白銀の面影もなく、
漆黒に染まった刃を手の中で弄ぶ。

近づく気配と足音は二つ。
足りない気配は――]

サマーセット伯……。
また、私の邪魔をするようですね。彼らは。

[声は微かに苛立ちを含む]
(40)2006/09/28 00:28:48
冒険家 ナサニエル
[抱き寄せられれば驚いたように
 頬への感触に身体を震わせて
 彼を見詰めた瞳には切なさを隠す]

…ジルベール様…。
大丈夫です。痕にはきっと、為りませんから。

[そう小さく笑みを返せばエントランスへと向かう
 攻撃の手が緩まぬ茨を切裂きながらも進む

 恐らくこれは消耗が目的なのだろうと判ってはいても

 そして――]
(41)2006/09/28 00:28:49
流れ者 ギルバート
きっとじゃなくて絶対だ。
そうでなくては俺の気がすまない。

[無茶な主張をしては小さく微笑み
そして進む間にも襲い来る茨を断ち切り薙ぎ払い。

エントランスへと辿りつけば
広がる視界いっぱいの茨と
階下に立つ男と女]

結構なご趣味で。

[微かな皮肉を添えて声を発して]
(42)2006/09/28 00:33:56
学生 ラッセル
相容れないのは何故でしょうね。
痛みを知らぬ者ばかりではないのに。

少しのすれ違いがやがて大きな亀裂になってしまう。

[扉へと視線を移す。]
2006/09/28 00:35:27
書生 ハーヴェイ
[そして――相見える]

こんばんわ、ジルベール、そしてバトラー。
最後の宴へようこそ。

[ゆるりと椅子から立ち上がり、
階上へと恭しく礼をしてみせる姿は、
この奇怪なエントランスの中でどう見えただろうか]

お褒めに預かり光栄ですよ。
貴方の伯父上ほどではありませんがね?

[片目を細めて肩を竦めた]
(43)2006/09/28 00:36:27
冒険家 ナサニエル
私は―――

どうせ消える運命―――
2006/09/28 00:38:44
流れ者 ギルバート
───それはそれは。
生憎と俺はあの人とは悉く趣味が合わなかったんでね。
そしてアンタの感性ともどうやら合わないようだ。

嬉しくて涙が出るね。

[椅子から立ち上がる男の言葉に
ゆっくりと階段を降りながら言葉を返す
その表情は話などどうでもいいというかのように]
(44)2006/09/28 00:40:10
踊り子 キャロル
[すっと瞬きをすれば、紫水晶は4人の男女を眺める。
けれど言葉を発することはなく、ただ静かに。]
2006/09/28 00:40:26
学生 ラッセル
[ジルベールとナサニエルの到来に、
開け放たれる扉。]

嗚呼…

[桃色の薄い唇から溜息が零れ、
憂いを帯びた微笑みを浮かべたままゆっくりと瞬く。]

もう――

[ふわりと羽ばたいた純白の羽は、
対峙する彼等の間に、
ひらひらと白い白い羽根を降らせた。]
2006/09/28 00:43:42
見習いメイド ネリー
[切り刻まれる荊。
ちり…と胸が痛むのを感じて。
蓄積するダメージは決して小さいものではなくて。
鋏を緩やかに下ろせば放たれた扉からは二人の男性。
その対峙は望む物ではなかったのだけれど――――――

ただ、その光景を眺めて。

階下へと降りるジルベールに気がつけば、
ハーヴェイの前に一歩出る形で、鋏を構えた。]
(45)2006/09/28 00:43:52
冒険家 ナサニエル
[ジルベールの言葉に小さく笑んで頷く
 そしてエントランスへと辿り着けば
 目の前に広がるは薔薇園のような
 そしてその薔薇園の主達

 此の空間では邪魔をしているのは自分達
 其れでも

 ジルベールの隣に着けばただ静かに視線を送る

 それは主へとだろうか
 それとも其の隣に佇む――姫へだろうか]
(46)2006/09/28 00:44:28
書生 ハーヴェイ
ええ、まったくもって同感ですよ。
貴方とは以前から気が合わないと思っていましたから。

特にその面影、公を思い出すようで――

[視線は外さず足を踏み出せば血の水鏡は揺れて]

――忌々しい。
(47)2006/09/28 00:46:38
冒険家 ナサニエルは、書生 ハーヴェイの言葉に静かに剣を構えながら、見据える。
2006/09/28 00:47:51
流れ者 ギルバート
は…やつあたりも甚だしいな……。
俺とて好んでこの顔になったわけではないのでね。

[微かに瞳を細めればくつりと笑う。


──そして疾駆]


あの世で伯父上に文句でも言ってくれ。
(48)2006/09/28 00:54:50
見習いメイド ネリー
………残念です。

[ナサニエルとジルベール。
二人にかけた言葉だろうか、そう一言呟いて。]

時移様。
貴方を討たねばならないなんて、思ってもみませんでしたから。
だけど、ああ、今ならば。

貴方にこの刃を向けることが出来る―――

[向けられた鋏の先は、ナサニエルに向いていて。]
(49)2006/09/28 00:55:43
学生 ラッセル
残念ながらこの館の主は私が微塵にしてしまいました。
面も何もありますまい。
恐らくは――既に其方に。

[薔薇の蕾へと視線を移す。]
2006/09/28 00:57:37
踊り子 キャロル
……彼は――

[言いかけて、ゆるゆると首を振れば言葉を切る。
ひらひらと振る白い羽根に一度目線を向ければ瞼を伏せ、
もう一度視線を4人へと合わせる。
それぞれが、それぞれへ、武器を構える姿を――]
2006/09/28 00:57:51
学生 ラッセル
――愚かな。

[呟きは薔薇色の瘴気に解けるか。]
2006/09/28 01:01:43
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/28 01:03:20
学生 ラッセル
人も闇の眷属も変わらない。
変わらない。

駄々をこねて争って傷つけ合って…

まるで――子供の様ではありませんか。
2006/09/28 01:04:08
書生 ハーヴェイ
……如何様にも。

[駆けるジルベール]

ご冗談を。

[足元の血だまりが立てるは微かな水音。
彼が此方へ届くよりも疾くその姿は視界から消え失せ。

次に現れるのはその頭上]

あの世で逢うなど、混ざり合うなど吐き気がしますよ。

[振りかざした漆黒の刃は彼の喉もとを掠めようと――]
(50)2006/09/28 01:04:19
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/28 01:04:35
書生 ハーヴェイが「時間を進める」を選択しました
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/28 01:06:37
学生 ラッセル
…黒羊。

[呼びかけても届かぬ声をかけ、
踏み出した闇の王へと向き直る。]

貴方の、本当の望みは何ですか?

[首を傾げればさらりと髪が頬に流れ、
ゆるりと首を振れば一歩引いて、
彼等の様子をただ静かに見つめる。]

其れでも、私は――貴方の傍に。
2006/09/28 01:08:45
学生 ラッセル
幸か不幸か私も混ざり合っては居りませんよ。
…微塵にはしてしまいましたけれど。

[薔薇の蕾を見上げ切れ長の双眸を眇めた。]
2006/09/28 01:10:07
冒険家 ナサニエル
――茨姫。
君に刃を向けられるのは仕方の無い事です。

けれども此の選択を択んだ以上――、
私も君に刃を向けます。

[ゆっくりとゆっくりと、
 其の切っ先をネリーの方へと向けて、見据え]

御互いの択んだ道の為に。
(51)2006/09/28 01:10:13
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/28 01:10:51
流れ者 ギルバート
笑わせる──人の顔を見て思ったのはそっちだろう?

[小さく空気を吐き出して嗤う。

空気が歪んだのは自分の頭上。
足はぴたりと止まり後方に大きく跳ね飛ぶ。

極僅かに襟元のループタイは黒い刃に傷つけられ]


…あーあ。
意外と気に入ってたのに…どうしてくれるんだか。

[静かにダガーを握りなおしながらハーヴェイを見据え]
(52)2006/09/28 01:11:50
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/09/28 01:14:52
学生 ラッセル
己の信念の為に、大切な者の為に、他者へと刃を向ける。
相容れないと、決めたのは誰かしら?
本当に判り合えないのなら、何故言葉があるの?

全てを壊せば、其処には闇も光も残らない。
無は――
2006/09/28 01:16:02
学生 ラッセル
宵闇も。
向日も。
安らぎを与えてくれます。

本質は何も、変わらない。
2006/09/28 01:17:50
見習いメイド ネリー
――――――第2方陣。
"荊"よ淀め。
刺せよ荊。
狂える蔓べよ流れるままに。

"命じる"

[真っ直ぐに伸びる荊達はナサニエル目掛けて真っ直ぐに突き進んでいく。
鋏の刃を構え、指し示すように。

続く。続く――――]
(53)2006/09/28 01:18:00
冒険家 ナサニエル

 ジルベール様


アーヴァイン様がはじめて存在を認めてくださった方なら、
ジルベール様ははじめて私を愛してくださった方。


愛されれば道具は持ち主を愛す。
私は時計。私は道具。

愛してくれる主人を、どうして愛さずに居られるものだろうか。


アーヴァイン様を、愛していた。
ジルベール様を、愛していた。


 
2006/09/28 01:20:09
冒険家 ナサニエル

幸せな未来を掴んで欲しいと思った。
アーヴァイン様には、もう、未来は無い。
自分がお止めできなかったから。
お止めする気もおこさなかったから。

けれども、ジルベール様は、違う。
生きて、幸せになれる。それを、つかめる。



       私は時計――時を未来へと運ぶもの。
2006/09/28 01:20:30
書生 ハーヴェイ
[空を切る漆黒の軌跡。
低く片手をついて着地すれば
目の前を掠め千切ったタイの端はひらりと舞う]

餞に新しいものをご用意致しましょうか?

[微かに身体は沈む。
踏み込み、彼の元へ一瞬で駆けようとするため]

――茨姫。

[短い呟き。
ジルベールの退路を閉ざせと。
その命令は届いただろうか]
(54)2006/09/28 01:20:41
書生 ハーヴェイは、冒険家 ナサニエルに向う茨を視界の端で捉えたけれども――
2006/09/28 01:23:22
踊り子 キャロル
[ラッセルから漏れ聞こえる言葉にふっと笑みを零せば、
それでも目の前の光景をじっと見据える。

自分には、口を挟むことなど出来ないと。
ただ静かに。見届けようと、佇んで。]
2006/09/28 01:24:14
流れ者 ギルバート
謹んで後辞退させていただくよ。

[唇を吊り上げて空気を振るわせ]

餞よりも───貴公を踏み越え外の世界に。

[ひゅんと微かに軽い音を添えて
白銀の刃の柄を逆手に持ち変え軽く構え]
(55)2006/09/28 01:25:48
冒険家 ナサニエル
"応えよ"

[ただ一言で背後に現れるは無数の時計
 掛け時計に置時計
 止まっている物も
 目まぐるしい物も
 様々で

 すいと手を掲げれば針は浮び
 周りは溶ける様に消える

 ざくりと床へ突き立てれば
 茨のうねりを繋ぎ止めるように
 阻むように]
(56)2006/09/28 01:25:59
見習いメイド ネリー
――――――第1方陣解除。

"茨は荊へと成らん"
紡げ、伸びろ、うねるままに。
盾となれ、流れとなれ―――――

"開放"

[ハーヴェイへの指示が来れば、
すぐさまに次の方陣を開放して。
流れるままにジルベールの行く末に伸びる荊。]
(57)2006/09/28 01:27:10
見習いメイド ネリーは、鋏が一瞬だけ、鈍く煌めいて。
2006/09/28 01:27:28
学生 ラッセル
願わくば――

[桃色の薄い唇は音も無く言の葉を紡いだ。]
2006/09/28 01:28:23
冒険家 ナサニエルは、ジルベールへと向かう茨の方へと針で止めようと――
2006/09/28 01:29:19
学生 ラッセル
彼等に安息を。

貴方の心に――希望の光を。
2006/09/28 01:29:47
書生 ハーヴェイ
――……外へ。

[彼の言葉にゆるく笑んで]

[地を蹴る靴は蹄のように鳴り響き

漆黒の刃を低く構え

迫る

迫る

迫る。]


[――爆ぜる赤は]
(58)2006/09/28 01:29:57
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