人狼審問

- The Neighbour Wolves -

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(1879)【 EROTIC&HERETIC 】 : 5日目 (1)
村人は集会場に集まり誰を処刑すべきか話し合った……

書生 ハーヴェイ は、学生 メイに投票した
見習いメイド ネリー は、未亡人 オードリーに投票した
酒場の看板娘 ローズマリー は、書生 ハーヴェイに投票した
未亡人 オードリー は、学生 メイに投票した
学生 メイ は、酒場の看板娘 ローズマリーに投票した
流れ者 ギルバート は、見習いメイド ネリーに投票した
冒険家 ナサニエル は、未亡人 オードリーに投票した
美術商 ヒューバート は、未亡人 オードリーに投票した

未亡人 オードリー は、村人の手により処刑された……
今日は犠牲者がいないようだ。人狼は襲撃に失敗したのだろうか?
現在の生存者は、書生 ハーヴェイ、見習いメイド ネリー、酒場の看板娘 ローズマリー、学生 メイ、流れ者 ギルバート、冒険家 ナサニエル、美術商 ヒューバート、の7名。
学生 メイ
[差し伸べられた手を取るものの、それを引っ張り。
ヒューバートをこちらへ引き寄せて、首に抱きつきながら、耳元で囁く。]

……ねぇ、マスター。
アリスって、だぁれ?
(0)2006/09/23 01:03:31
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/23 01:13:26
冒険家 ナサニエルは、キッチンの壁に凭れる人物に気付けば立ち止まり、一礼を送る。
2006/09/23 01:14:59
書生 ハーヴェイ
ええ、そうですね。
無意味な血ばかりが流れてもしかたありませんし。
昨夜は部屋に…ですか。
仕事熱心な貴方でもその様な事があるのですね。

……もし、何かお困りならば

[言い掛けて、
キッチンの前には壁に持たれ佇む男の姿]

これはこれは、アーヴァイン公の。

[ゆるりと礼をして微笑みかけた]
(1)2006/09/23 01:15:06
流れ者 ギルバート
[地図と睨みあいをしている間に
足音が複数近づけば微かに視線をそちらに
少しだけベストのポケットの重みを確認し
声をかけられたなら地図を畳みながら]

…クライトン伯の御長男。

[地図を胸ポケットにしまってからゆるりと会釈を。
彼の伴う執事の姿に少しだけ視線を揺らし]
(2)2006/09/23 01:19:38
書生 ハーヴェイ
[返る声に、薄く口元を上げて。
青年へと静かな微笑みを向ければ、キッチンの方へ視線を流して]

食事をお探しですか?
それとも、バトラーに何か御用でも?
(3)2006/09/23 01:28:14
冒険家 ナサニエル
[二人が挨拶をする様子に一礼をして]

其れでは、私はお茶の用意を済ませて参りますので。

ジルベール様も、ご一緒に如何ですか?
此れから客間の方で小さなお茶会を開こうと思っておりまして。
(4)2006/09/23 01:29:57
見習いメイド ネリー
‥‥‥‥‥‥。

[静かな時。
ただそこで佇み、何かを待っているようにも見え。]
(5)2006/09/23 01:31:21
流れ者 ギルバート
…ちょっと…迷子になっていて。

[微かに肩を竦め唇に湛えるのは
社交辞令そのもののような隙のない微笑。

ナサニエルの言葉に本当に極僅かな間のあと
微かに頷いて]

…ああ…折角だからよばれることにするよ。
(6)2006/09/23 01:34:42
酒場の看板娘 ローズマリーはメモを貼った。
2006/09/23 01:35:55
酒場の看板娘 ローズマリーは、見習いメイド ネリーと一緒にナサニエルたちが戻るのを*待っている。*
2006/09/23 01:36:30
冒険家 ナサニエル
[ジルベールの返答に一礼をして]

畏まりました。
其れでは少々、お待ち下さいませ。

[キッチンの方へと姿を消した
 時間をかけぬように心がけながらティーセットの用意をし]
(7)2006/09/23 01:38:23
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/23 01:40:19
書生 ハーヴェイ
[キッチンへと姿を消す執事を見送り。
ジルベールとは反対側の壁にもたれて腕を組む]

迷子ですか。
アーヴァイン公は悪戯が好きなお方ですから、
その姿を見てあちらで笑んでいると良いですね。

[にこやかな笑みを受けた後、薄暗い廊下の先を覗き見るように目を細めれば闇に浮かぶは窓に絡まる茨の棘]

もっとも、悪戯にしては少々度が過ぎていますがね。
(8)2006/09/23 01:43:04
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/23 01:44:52
書生 ハーヴェイは、(×笑みを受けた→向けた)
2006/09/23 01:46:11
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/23 01:46:22
流れ者 ギルバート
[微かに片眉をはねあげたあと
退屈そうな雰囲気のまま微かに首を傾げ]

…度がすぎる…以前の問題かと。
謎のままの意図もこの状況も悪戯では済まされない。

[低い音声に混じるのは呆れと微かな憤り]
(9)2006/09/23 01:49:05
見習いメイド ネリーは、長椅子へずるりと横にしなだれて。
2006/09/23 01:52:14
冒険家 ナサニエル
[人数分――念のためを考えて、
 残りの人数分のティーカップを用意して
 ティーポットと、
 パウンドケーキにビスケット、ジャムをワゴンへと

 キッチンを出ると二人に礼を送り]

お待たせ致しました。
其れでは客間の方へ向かいましょうか。
ローズマリー様もお待ちでしょうし。

[そう言えば促すように
 歩き出すのを待てばワゴンを押しながら客間へと向かう]
(10)2006/09/23 01:53:52
書生 ハーヴェイ
[壁に凭れ廊下の奥を見たたままだから
ジルベールの表情の変化に気づく事はなかったが。
声に混じるノイズは確かに耳に届いて]

失礼。気分を害されましたかな。

ええ、それで済まされる事ではないでしょうね。
けれどまるでここは悪夢のようですね。
現実味が無ければ、意図も状況もございませんでしょう。

[肩を竦めれば執事が戻り。
促されるままに客間へ向かう後ろ姿を見れば、
ジルベールの方を一度だけ見てから自分も歩き始める]
(11)2006/09/23 01:57:40
流れ者 ギルバート
いや…別に。

…悪夢…か…二昔前ならば
それで片付けることも出来たかもしれないが
そうも言ってられない状況のようだし。

[嘆息と共に言葉を吐き出せば
ナサニエルの姿に顔をあげて客間へと。
一度だけ振り返ったハーヴェイに微かに首を捻り]

…何か。
(12)2006/09/23 02:05:54
書生 ハーヴェイ
[先をゆくワゴンから流れる紅茶の香は、
荒廃してゆくこの悪夢には酷く不似合いなほど柔らかい。
客間へと続く道を歩きながら、
ジルベールに首を捻られれば短く首を振り返して]

いいえ、何も。

[そのまま何事もなく歩を進めれば、やがて客間にたどり着く]
(13)2006/09/23 02:18:05
見習いメイド ネリー
[うずくまるように長椅子に身を預けていると、
ローズマリーが心配そうな表情を時折見せて。

呼吸を整えるように息を吐けば胸に響く甘い痛み。

何時しか部屋の外から響く足音に気づけばそれに気を取られたけれど。]
(14)2006/09/23 02:23:33
流れ者 ギルバート
[ハーヴェイの少し後ろを歩くのは何となく。
緩く首をふり返すそのさまに微かに瞳を細め
それ以上は何もいわずに客間へとはいって
そこにある姿には軽い挨拶を]
(15)2006/09/23 02:23:52
冒険家 ナサニエル
[二人の会話は特に気にもとめぬように
 客間へとつけば
 其処に見える姿に一礼をして]

お待たせ致しました。

[近付けば
 テーブルへとティーカップを並べてゆく]
(16)2006/09/23 02:25:19
見習いメイド ネリーは、足音に気がつけば上体を上げた
2006/09/23 02:35:57
書生 ハーヴェイ
ごきげんよう。

[客間へと入ればすでに椅子に腰をおろす二人へと挨拶を交わす。
ネリーの表情を暫く眺めれば、
長椅子の背面に回り背もたれに手をつき寄り添うように]

あまり顔色が良くありませんね。

[呟いて。
僅かな間、白い首筋に顔を埋めた]
(17)2006/09/23 02:39:45
流れ者 ギルバート
[客間のソファに腰を下ろせば
ハーヴェイとネリーの様子を眺めながら
紅茶が置かれるのを待ち
その間は何となくといった雰囲気で
ナサニエルを眺めて]
(18)2006/09/23 02:44:37
冒険家 ナサニエル
[紅茶を注げばテーブルへと置いて
 ジャムやビスケットも一緒に
 パウンドケーキも取分ければそれぞれへ

 自分は礼をして一歩下がり
 邪魔にならぬよう佇んで]

お待たせ致しました。

[ジルベールの視線に気付けば
 柔らかい視線を返し]
(19)2006/09/23 02:52:36
見習いメイド ネリー
[姿が見えると微かに身体を震わせて。]

‥。済みません。
こんな所をお見せして‥。

[上体だけ上げきれば面々にそう謝罪して。
その刹那、ハーヴェイが首筋に顔をうずめれば、
ぴくりと身体を震わせた。
微かに漏れる喘ぎ声は彼にしか聞こえないだろうけど。

目元に浮かぶは情欲か、思い出せば力無く再び長椅子に身体を預けて。]
(20)2006/09/23 02:56:13
見習いメイド ネリーは、ふるふると首をゆるく振り。
2006/09/23 02:58:11
流れ者 ギルバート
[ナサニエルがあまりにいつもどおりすぎて
極微かに瞳を細め
すすめる様子に微かな礼を添えて
カップを静かに持ち上げる。

ハーヴとネリーの様子は
視界に入らなくもなかったけれど
何も見ていないかのように
涼しい顔をして]
(21)2006/09/23 03:04:25
美術商 ヒューバート
[逆に寝台へ引き戻され]

アリスか……
アリスというのは、人形の名前さ。

いつもお前の居た部屋に飾っていただろう。
あの、白い肌のビスクドールのことだ。

アリスが、どうかしたのかね?
(22)2006/09/23 03:06:19
書生 ハーヴェイ
無理はしない方が良いですよ。

[首元から顔を上げ、さらりとした頬を撫でてから身を離す。
やわらかな湯気をたてる紅茶がテーブルに並べば、
適当な椅子に腰を下ろしカップとソーサーを手に紅茶に口をつける]
(23)2006/09/23 03:08:30
学生 メイ
[腕を主の首にかけたまま、じっと顔を覗き込み]

……マスターは。
僕よりも、あの人形が大事?
あの人形が愛しい?

……僕よりもアリスのが、マスターを愛してる?
(24)2006/09/23 03:09:07
美術商 ヒューバート
[メイの詰問に、困った顔をして]

…おやおや、急にどうしたのだね?
人形と自分を比べるなど。

アリスは人形だよ。
お前の方が大切に決まっているだろう。

[メイの腰を腕で支え、そっと髪を梳く]
(25)2006/09/23 03:12:22
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/23 03:16:45
流れ者 ギルバートは、微かに呟きかけた何かを飲み込むように*カップに唇を寄せた*
2006/09/23 03:19:09
学生 メイ
……。
ほんとにそう思っている?

[主の耳元に唇を寄せて]

『愛しい我が娘』なんて言うくせに……?

[がり、とヒューバートの首筋に歯を立て]

……マスターは渡さないよ。
アリスなんかにマスターは渡さない。
永遠にマスターのものになるのは、僕だ。
(26)2006/09/23 03:23:08
見習いメイド ネリー
あっ…。

[囁かれた瞬間、ぞくりと背筋が這う感覚を覚える。

撫でられた頬は微かに熱を帯びたように仄かに赤く染まったのは、
決して明るくない部屋でどのように映っただろうか。
胸に甘い痛みとくすぶりを覚えながらも、
ナサニエルの煎れる紅茶の上品で優しい香りが漂えばいけないとすら感じて。]

…有難う御座います。
でも今は…。

[申し訳無さそうにナサニエルへ言うものの、視線はハーヴェイから逸らす事は出来なかったけれど。]
(27)2006/09/23 03:23:42
冒険家 ナサニエルは、流れ者 ギルバートへ、一度視線を送り――また逸らすように、伏せる。
2006/09/23 03:25:42
美術商 ヒューバート
[首筋の痛みに一瞬顔を蹙めながら、メイの言葉に目を見開く]

…おまえ…何故それを…

…ああ、いけない子だ。
いけない子には…お仕置をしなければ。

さあ、離しなさい。

…私の言うことが、信じられないのかな?

[脳裏に浮かぶのは、己の殺めた少女の姿]
(28)2006/09/23 03:29:03
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/23 03:43:37
学生 メイ
[様子の変わった主にぴくりと体を震わせ。おずおずと顔を見る。]

……マスター……?

[発せられた言葉に血の気が下がる。
無い筈の消えた筈の、自分の記憶が、ざわざわと漣のように心を揺らし。

――お仕置きだ。

首から手を離し、後退さる。]

マスター……?怒ってる……?
……違う、僕は、僕は……

[蒼い瞳に浮かぶ、恐怖の色。]

……ぁ……ぁぁ…
ぅぁぁぁぁぁぁあああああああああ!!

[ヒューバートを押しのけると、部屋を飛び出した]
(29)2006/09/23 03:47:19
学生 メイ
[逃げなきゃ隠れなきゃまた酷いことを。
カトリーヌはどこ?
探さなきゃ。
姉を。生まれる前から一緒だった姉を。
一緒に逃げなきゃ逃げなきゃ逃げなきゃ……――!!]

ケイト、ケイト……っ!!

[無我夢中で、誰のものかわからない部屋のドアを開ける。
豪奢な天蓋の付きのベッドで眠る、誰かの影。]

……ああ……

[薄いレース越しに見える、紅。
姉の髪の色と同じ――]

カトリーヌ、そこに……?

[薄布に手を伸ばしかけて、動きが止まる。]
(30)2006/09/23 03:56:47
美術商 ヒューバート
メイ…

[声を荒げることもなく、開いたままの扉をぼんやりと眺め。
ただ、首筋に触れるとくっきりと残る痕。
薄暗い部屋でぼんやりと呟く]

私は…怒っているわけではない…
ただ、あのことは。

アリスのことは。
お前にも触れさせはしない。
あれは、私だけのものだ。

……

[すっと寝台から立ち上がり、扉を開けてメイを探しに部屋を出た]
(31)2006/09/23 04:01:11
冒険家 ナサニエル
[今後の方針も何もなくなったな
 と小さく思う

 けれど元々休憩のつもりだったし良いかと息を吐き
 ジルベールの様子をまた、少し見て
 けれど何もなかったかのような顔をして

 皆が解散するまでは様子見をしようと*佇む*]
(32)2006/09/23 04:04:49
学生 メイ
[思い出す、最後の記憶。
姉の華奢な体は、紅い……紅い血溜まりの上。
飲んでいたミルクが零れて、赤い血と白い液体が渦巻いて。
そうしてカトリーヌは透明な存在になった。]

……あ、あは……あはははははははは!!
どうして?!
どうしてそこにいるのカトリーヌ?

貴方は僕が殺したじゃないか!!

駄目だよカトリーヌ……
ちゃんと死んでくれなきゃ。

[隠し持ったナイフを、握る。
レースの幕を退け、シーツの上から心臓目掛けて刃を突き立てる。

一度、二度、三度。鈍い音。

返り血が白い頬を紅く濡らして。]
(33)2006/09/23 04:04:52
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/23 04:08:54
学生 メイ
[血でぬらぬらと濡れた頬を、手で拭う。
手まで紅く染まると、嗚呼、と小さく息を吐いて]

おやすみ、カトリーヌ。
マスターは僕の物だよ。
誰にも渡さない……!

[手にしたナイフを、心臓に埋め込んで。
ふらふらと、半身を紅く染めたまま、部屋を後にした。]
(34)2006/09/23 04:12:21
学生 メイはメモを貼った。
2006/09/23 04:12:47
美術商 ヒューバート
[薄暗い部屋から、薄暗い廊下へ。
昏いトーンの背景に、ふらふらと彷う青い髪の少女]

…メイ。

[蝋燭の薄明かりに照らされたその白い顔や服には、朱い色がべったりとこびりついて]

ああ、お前は、まさか…
なんということだ…
…これでは、あの時と…

…さあ、来なさい。

[そっと近づいて、有無を言わせずに抱き上げ、部屋へ連れ帰る]
(35)2006/09/23 04:22:02
学生 メイ
[名前を呼ばれて視線を上げる。

――お仕置きだ。

先程の言葉が頭の中を過ぎり。]

……ぁ、違……ますた……

[一歩二歩と下がるもあっさりと捕まり、抱き上げられて。
部屋へと運ばれる。]

やだ……赦して……
ごめんなさい……!!

[細い手足はささやかな抵抗にもがき]
(36)2006/09/23 04:26:32
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/23 04:31:05
美術商 ヒューバート
[暴れるのを押さえたまま、部屋の扉を閉める]

…メイ

[そのまま床に立たせて血に濡れた手をとり]

お前は…なんということを…
とにかく、その血を流しなさい。

[そう言いながら、服をそっと脱がせ、シャワールームへ連れて行く]
(37)2006/09/23 04:42:01
学生 メイ
[一糸纏わぬ姿にされ、シャワールームに放り込まれても、狂乱状態は治まらず。
共に入ってきた主のシャツを掴み、首を振る。]

違う……違うよマスター!
だってケイトが……!!
ケイトがいたんだよ!!
駄目でしょう?!ケイトは死んだんだから。
ここに居ちゃ駄目でしょう?!
だから僕は何一つ悪いことなんか……!!

[薄っすらと涙すら滲んだ瞳で見上げる。
白いシャツに、血が移って紅く染まり]
(38)2006/09/23 04:47:49
美術商 ヒューバート
[蛇口をひねって熱めのシャワーを出し、メイの頭からかける。
縋り付くその手から、見上げる顔から、血が流されて滴り落ち、膝をついた...の白いシャツを染める]

ケイトが…?
…ケイトは…あの時、死んでしまっただろう?

[訴えかける瞳に、軽く首を振ると、
己が濡れることも厭わずに震える肩を抱きしめる]

落ち着きなさい。
…ケイトはここには居ない。

ここには、…私とお前しか居ないのだから。
(39)2006/09/23 04:56:43
学生 メイ
……ケイト……

ケイトは、居ない……?

[じゃあ自分が殺したのは誰?
さっき、心臓を突いて眠らせたのは、誰?]

……ま、すた……僕、僕……

[すっかり朱に染まりあがったシャツをくしゃりと掴み。
顔を埋めて嗚咽を漏らし始める。]

どうしよう……
(40)2006/09/23 05:03:51
美術商 ヒューバート
[濡れた髪をかきあげ、少女の頭に口付ける]

…ここでは、誰が死んでもおかしくは、ない。
大丈夫だ…

[そのまま額、涙を流す目の横へと唇を当て]

お前は私が居れば良かったのではないか?
…何も、案ずることはない。

狂ったこの館では、真実ですら虚偽になるのだから。

[そう言った...の表情は、どこか笑っているようで]
(41)2006/09/23 05:14:34
学生 メイ
僕は……

[濡れた肢体を見下ろす。
血の跡はすっかり消え、今はヒューバートのシャツにだけ、その痕跡を残すのみ。
ゆっくりと手を上げて、主のシャツのボタンを外し、肌蹴る。]

僕は……マスターがいればいいよ。
でも、マスターが他の人を見てるのは耐えられない。

ねぇ、僕だけを見て……?

[首を傾げて、覗き込む顔は女の顔。
顕になった肌に手を這わせると、*額を胸に押し付けた。*]
(42)2006/09/23 05:23:52
美術商 ヒューバートはメモを貼った。
2006/09/23 05:27:57
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/23 05:34:23
学生 メイはメモを貼った。
2006/09/23 05:34:49
美術商 ヒューバートはメモを貼った。
2006/09/23 05:39:43
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/23 09:25:51
酒場の看板娘 ローズマリー
[ナサニエルから受け取った軽食をお盆に乗せ手にオードリーの元へと向かう。
近づいていくと部屋のドアがあいたままになっており、
そのドアの様子は…朽ちて…ナサニエルとの会話が脳裏に浮かびかけて中に入ると]

オードリー様っ!

[手にしたお盆を投げ捨てナイフの突き立ったままのオードリーの元へと駆け寄る]

オードリー様っ!オードリー様っ!

[抱き寄せ…直ぐにそれが手遅れなことは見て取れて、
顔を胸に雫がオードリーを濡らしていく]

なぜ…なぜ……私は…オードリー様の傍に……。
オードリー様…今私が暖めます……。

[長い時を再びベッドの上で過ごした。
冷たくなったオードリーの身体を*抱き締めたままで…。*]
(43)2006/09/23 13:32:24
酒場の看板娘 ローズマリーはメモを貼った。
2006/09/23 13:32:50
冒険家 ナサニエル
お休みなさいませ、ローズマリー様。
お気をつけてくださいね。

[ローズマリーに一礼をして見送って

 僅か懐中時計のある胸元に手を当てる
 小さく微笑んだのは気のせいだろうか]
(44)2006/09/23 14:20:15
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/23 14:28:55
書生 ハーヴェイ
―客間―

[静かな茶会は特になんの会話が弾むでもなく、
ゆっくりと時間が流れる。
長椅子に横たわるネリーの視線に気づけば微笑みを返し。
窓の外へと視線を戻せばビスケットを手にとり齧る。

静かに静かにため息をついた]
(45)2006/09/23 15:18:38
見習いメイド ネリー
[羨望、それとも恐れか。
ハーヴェイに向ける眼差しは向けたままで。

瞳は潤んでいただろうか。
震える身体ままに長椅子に身を預けたままに、
笑みを返されれば華奢な肢体がぴくりと弾んだ。

長い睫毛を伏せれば暗がりの部屋、視界は益々暗闇に満ちて。
何処か心地よいとすら思ってしまうのは何故なのだろうか。

ローズマリーが出て行き、
ナサニエルの言葉をぼんやりと聞きながら。]

…静かですね。

[ぽつりと一言、そうこぼして。]
(46)2006/09/23 15:30:10
冒険家 ナサニエル
[ネリーの呟きを聴けば
 そちらへと視線をただ移して
 そして何となく窓の方を眺める]

そうですね……。

[静かながらも狂気の足音は消えず
 今も館の何処かで踊っているのだろうか]
(47)2006/09/23 15:39:43
書生 ハーヴェイ
ええ。静かですね…

[侍女が部屋を去るのを視界の端に認めながら。
椅子の肘掛に肘をついて、頬杖をしながら窓の外をぼんやりと眺め、呟く]

世界の終わりのようですね。
(48)2006/09/23 15:45:27
見習いメイド ネリー
[紡がれる言霊。
静かな息遣いさえも聞こえてしまう、そんな気がして。
息を潜める理由もないのに。

二人が荊で閉ざされた窓の外覗く間に、
自分は一人扉の方を向け、荊から背くように。

世界の終わりと聞こえれば、矢張り華奢な身体は震え上がり、弾んだけれど。]
(49)2006/09/23 15:59:32
冒険家 ナサニエル
世界の、終わりですか。
…それは一体どんなものなのでしょうね――…。

[聞えた言葉に
 思わずぽつりと呟きを返し]
(50)2006/09/23 16:00:59
書生 ハーヴェイ
――さあ、どんなものなのでしょうね。

[頬杖をついたまま退屈そうに]

朽ちて、いくのですかね。世界が。
(51)2006/09/23 16:14:52
見習いメイド ネリー
[微かにうねる荊。
自分と僅かに鼓動しているようで胸が跳ねるような。
長椅子の隅に顔を隠すように埋めても、身体の震えは収まる事はない。]

…怖い。
(52)2006/09/23 16:24:26
書生 ハーヴェイ
[ネリーの呟きにそちらへと視線を投げた]

………。

[ティーカップをテーブルに置いてパウンドケーキとビスケットをいくつかスカーフにつつむと席を立つ。
長椅子の端に腰を下ろし、横たわる彼女の顔を見下ろして震える体に気づけばその肩に手を置いた]

私はそろそろ部屋に戻りますが…
気分も優れないようですし、部屋までお送り致しましょうか。
(53)2006/09/23 16:46:00
見習いメイド ネリー
あ…。

[不意に顔を上げる。
何か言いかけそうになるも、
顔を合わせれば言葉は喉に棘が絡みついたように詰まってしまう。

肩に乗る手の感覚。
背を這うような甘い痺れは何と現わせばいいかとさえ思って。

開いた碧の瞳は彼を映し、揺らめいていただろうか。
促されるままに頷くと唇は震えながらも健気に形作って。]

…お願い、します―――
(54)2006/09/23 16:53:55
書生 ハーヴェイ
[彼女の返答に目を細め微笑むと、
頬を撫で、軽く唇に口付けた。
スカーフに包んだものは上着のポケットへと忍ばせてから、長椅子の側に片膝をつけば横たわる彼女の体を抱え上げて立ち上がる。
そのまま客間に残る二人へ振り返り]

では、お先に失礼を。……ご馳走様でした。

[会釈をして客間を立ち去った。
ネリーに案内を任せ彼女の部屋へとつけば彼女をベッドの上に下ろしてから、当たり前のようにタイを解き上着を脱いでテーブルの上に置き再び彼女の元へ戻る]

胸の傷でも痛むのでしょうか。

[バツを刻んだ胸元へと顔をうずめて]
(55)2006/09/23 17:12:12
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/23 17:13:16
冒険家 ナサニエル
[視線を静かに送れば
 客間を出て行く二人に礼を送る]

いえ、喜んでいただけたなら何よりで御座います。
それでは、お部屋までお気をつけてくださいませ。

[そうして二人になってしまえば
 さて如何しようかとジルベールへ視線を送るけれど
 其の視線は何かを隠すような柔らかさを湛え]
(56)2006/09/23 17:15:29
見習いメイド ネリー
[自分はどんな表情をしていたのだろうか。
焦れ、羨望、欲情。それとも恐怖だったのか。
様々な色みを孕んだ其れは知っていたか?

彼の手、唇が触れればぴくりと身体を跳ねさせて、
甘さを含んだ吐息が漏れれば身体の熱は燻っていく。
途端、身体が軽くなる感触を覚えればその身は彼の腕の中で。
視線はナサニエルらへ向けたまま、
長椅子が、客間は闇に解ける如く遠のいていく。

簡単に一言二言説明し、使っていた自室へたどり着けば、
腕の温もりを身に宿したまま、皺になったシーツに預けられて。
それはまるでさながら溺れる前の人魚だったか。

衣擦れの音。
視線をそちらに向ければ揺らぐは情欲の炎。
彼の体温が自らの胸に伝わる時、切なげに声を漏らしていく。
刻まれた罰のような…その刻印は桃色に深く、突き刺さるように形を彩っていて。
未だ残る軋むような痛みと、ほんの僅かな甘さを遺して―――]
(57)2006/09/23 17:32:27
見習いメイド ネリー
あっ…。

[制するわけでもない。
花の花弁を散らされるが如し、身に纏っていた物を全て取り去られていく。
残るのはただ幹のみなのか、それとも。]
(58)2006/09/23 17:33:22
書生 ハーヴェイ
[解いた彼女の体は白く、けれども朱を帯びて。
触れれば焦がれるのは己の手だろうか]

続きはどうなさいますか?

[彼女の隣に体を横たえると、濡れ羽の髪は目元をさらりと流れて、隙間から覗く双眸はうつろな黒。
彼女に触れる指先は今だ胸の薔薇を*なぞるだけ*]
(59)2006/09/23 17:59:04
見習いメイド ネリー
[指先の感触。
其れが赤みを与える為なのか。
触れられればそこは染まり、なだらかな身体のラインをあかく染め上げていく。

這う手の感触に震えながら健気に揺れる双丘。
薔薇の刻印が共に慄けばその反応は予想通りだったのだろうか。]

甘い囁きに抗えぬ筈も無く。
続きを望むのかとの彼の言葉に、自分は甘い吐息を*漏らすだけ*]
(60)2006/09/23 18:36:41
見習いメイド ネリー
…して。もっと、壊して―――

[望むのはただ一言。
壊して、狂わせて欲しいと。

それでも救いを求めるようなその手を伸ばし、
彼に望んだのは情欲のみだったのだろうか。

見つめる目はただ潤んで、何時しか覆い被さる彼の影に*隠れてしまったけれど*]
(61)2006/09/23 18:48:50
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/23 18:53:09
流れ者 ギルバート
[繰り返される会話と微かに遠く聞こえた悲鳴
どちらにもそれほど興味はなくてゆるりと息をつき
カップを静かにソーサーの上に置く]

…皆…飲み込まれているようだな。

[先程の少女の様子を思い描いて
ぽつりと小さく呟く]
(62)2006/09/23 21:06:24
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/09/23 21:11:28
冒険家 ナサニエル
[呟きが聞え、其方を向いて
 飲み込まれている――
 其の言葉に窓に絡まる茨を見詰める]

そのようですね。

……皆。
(63)2006/09/23 21:11:52
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/09/23 21:12:21
流れ者 ギルバート
[ソファにゆるりと身を預け首をそらせば
ナサニエルの姿が目に入りちらりと手招き]

……お前は?
(64)2006/09/23 21:22:03
冒険家 ナサニエル
[手招きをされれば、途惑うように
 一歩だけ彼に近づいたけれど足を止め]

私は―――――、

[そこで言葉を止めてしまうと
 また柔らかい微笑みをただ送った]

ジルベール様は、如何ですか?
(65)2006/09/23 21:34:53
流れ者 ギルバート
[足を止めてしまった様子に残念そうに。
けれど話の矛先が自分へと向けば小さく笑んで]

俺?
……俺はこの程度じゃ大丈夫だね。
血脈的にね…強いんだ。
こういった【ありえない状況と闇】に対しては。
(66)2006/09/23 21:39:27
冒険家 ナサニエル
血脈的に――で、ございますか?
闇に対して、強い?

[小さく、首を傾げる
 其れがどう言う意味かは解らなかったけれど]

けれど、大丈夫なら――――、良かった。

[良かったのか悪かったのか解らないけれど
 軽く一度目を伏せ開けば、また彼へと視線を送る]
(67)2006/09/23 21:46:33
流れ者 ギルバート
そう…血脈的に。

…デトワールというのは正しい発音をすると
ド・エトワール……【星】という意味でね。
【光の代行者】と呼ばれる能力者の多い一族なんだ。
光の代行者というのは闇の眷族を狩るために
存在するんだそうだが…俺は能力を持っていなくてね。
だがその代わり…とでも言うのかな?
闇そのものに対する耐性がとても高いんだ。

[もう一度だけナサニエルをひらりと手招き]

だからお前が俺を心配する必要性はないんだ。
もちろん…心配してもらえるのは嬉しいけどね?
(68)2006/09/23 21:58:26
冒険家 ナサニエル
光の―――。

[其れを聞けば彼を見詰めて

 それだけをただ呟いて
 手招きが見えても
 片手で顔を覆って、俯いて
 ゆるりと首を振った

 一体これは何の因果]
(69)2006/09/23 22:04:05
流れ者 ギルバート
[首を横に揺らして俯く姿に
微かに違和感を覚えてソファから立ち上がる]

───ナサニエル?

[微かに心配げな声と共に
彼に近づいてそうと手をとって]
(70)2006/09/23 22:10:18
酒場の看板娘 ローズマリーはメモを貼った。
2006/09/23 22:11:15
冒険家 ナサニエル
[手を取られ見上げた瞳には
 泣出しそうな悲しみが映る
 彼を観ぬように視線を逸らし]

――なんでも、ございません。
(71)2006/09/23 22:15:46
流れ者 ギルバート
…馬鹿。
何でもないやつがそんな瞳なわけないだろう。

[ゆるりと腕の中に抱き寄せて
軽くその背中を撫でながら]

…お前がここへ来る前はどこの誰だったかなんて俺は知らない。

俺は……今のお前がここにいてくれればそれで十分だ。

[そう呟いて微かに微笑む]
(72)2006/09/23 22:24:54
酒場の看板娘 ローズマリー
[どれだけの時間そうしていたであろうか。
見つめる相手…、
何度も甘美な声をかけてもらい、口付けを交わした柔らかい唇は生気を失って朱が落ち、
優しく撫でてくれた腕は二度と動く事はなく、
心地よい暖かな温もりはすでになく、
ただ冷たくなった体を横たえるだけのオードリーからゆっくり身を離し]

オードリー様…、
私は……。
うふふふ…、あははは…。

[狂気に満ちた笑みを浮べてナイフと銃、オードリーの分も手にもち、
血に濡れた体のままで部屋を後にする]
(73)2006/09/23 22:32:21
書生 ハーヴェイ
[ネリーの胸の切り傷を抉り広げた手は血に塗れていたから、
事が終わればベッドを降りシャワールームへと向かった。

温水を浴びて、暫く目を閉じる]

痛みを……欲してその先に何があるのでしょうね。

[呟いた言葉はシャワーの音に掻き消えた]
(74)2006/09/23 22:36:07
冒険家 ナサニエル
…申し訳、御座いません。

[抱き寄せられて途惑う
 でも矢張り振り払うなんて出来ず
 嬉しいのだろうか
 悲しいのだろうか
 恐らく其れは

 俯いたままに首を振り

 以前にも口にした言葉をもう一度
 其れには僅か悲痛な色が]

如何して、私なんですか――。
(75)2006/09/23 22:41:59
流れ者 ギルバート
…どうして?
………そんなの…お前だからに決まってるだろう。
誰かを好きになるのに理由なんて必要か?

[俯いたままの様子に頬に手を添えて
自分のほうを向かせて掠めるように
けれど柔らかな思いを込めて口づけて]
(76)2006/09/23 22:49:54
酒場の看板娘 ローズマリーはメモを貼った。
2006/09/23 22:56:01
冒険家 ナサニエル
ジルベール様――…。駄目、です。

[口付けられれば
 ただ悲しそうに見詰め]

其れでも私は、
貴方に愛される資格など御座いませんので―――。

愛される訳には――
愛する訳には―――…、

行かないんです―――。
(77)2006/09/23 23:03:22
流れ者 ギルバート
……駄目…?

[青い瞳の浮かべる色に微かに
いぶかしげな表情浮かべ]

……どうして。

[言葉に重なるのは悲しみと痛みと]
(78)2006/09/23 23:11:28
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/23 23:15:48
冒険家 ナサニエル
……如何しても。

其れはきっと、
――アーヴァイン様の、呪いでしょうか。

[抱締められる力が緩まれば
 少しだけ離れ
 柔らかい色を湛え丁寧な一礼を送る]

私はあの方に仕えております。
あの方の意向のままに―――。


此の館と…、
アーヴァイン様と、運命を共にする覚悟で。

[胸元に手を触れれば時計が動いているのを感じる
 客間には薔薇も咲誇っており
 窓には茨
 其れは全てを絡み取るように]
(79)2006/09/23 23:20:58
流れ者 ギルバート
……お前、まさか。

[ゆるりと自分を押しのける手の間隔もないほど
呆然と鳶色の瞳は目の前の執事を見て]

………。

[頭の中が上手く整理できなくて
答えを見つけるよりも先にただただ悲しそうな色を
瞳に浮かべるしかなくて]
(80)2006/09/23 23:33:53
冒険家 ナサニエル
[其の瞳の色を見て
 ただ苦笑を浮かべて

 一礼をすれば
 ジルベールとすれ違うようにテーブルへ向かい
 使い終わったカップ等の片付けを始める]
(81)2006/09/23 23:40:28
流れ者 ギルバート
[避けるように通り過ぎていく姿に
手は強く握られ僅かな音と共に赤い雫を床に落として]

……呪い…か…。

[かすかにぽつりと呟く]
(82)2006/09/23 23:47:40
冒険家 ナサニエル
………呪い、です。

[カチャリと音が立てられ
 カップがワゴンへと乗せられる

 一度ジルベールへと、振り向いて]

………。

[何かを言おうと口を開いたけれど
 噤み
 軽く首を振った]
(83)2006/09/23 23:55:04
流れ者 ギルバート
………。

……一つ聞きたい。

[ナサニエルに背を向けたまま
微かな低音をつむいで]

…お前にとっての幸せってなんだ?
(84)2006/09/23 23:58:36
冒険家 ナサニエル
私にとっての―――ですか?




勿論、
アーヴァイン様の願いを、叶える事―――。

[そう呟いた声は震えていたかもしれない
 如何してか涙が零れ落ちそうに
 それを堪え
 目を伏せて
 柔らかい色を、ただ湛え]
(85)2006/09/24 00:02:18
見習いメイド ネリー
………は、ぁ……………。

[まどろむ中、熱消えぬ身体は皺の上のベットで荒い息を吐いて。
広げられた傷口は薔薇と荊の刻印をあかく濡らし、シーツを汚す。

唇から漏れるのは痛みだったか、それとも余韻を引いたままだったのか。
焦点が合わない、うつろうようなその瞳は涙を浮かべていたけれど。

シャワーの音を背にゆるりと寝返れば胸に宿る痛みが走る。
苦痛に歪む顔は、シーツの波にただ埋れるだけで。]

…………ッ。
(86)2006/09/24 00:09:03
流れ者 ギルバート
……そう…。

[ただぽつりと呟く声はただ優しく。
微かな吐息の向こうにあるその表情は────。

背中越しの声が震えていることには気付いていたし
どんな表情をしているかぐらい
何となく想像はできたけれど
振り向くことはできなかった。

───彼をこれ以上傷つけたくなかったから]
(87)2006/09/24 00:12:13
書生 ハーヴェイ
[濡れた髪をタオルで拭いながらシャワールームから出る。
ネリーがシーツの上で身じろいだのだろうか、
微かにシーツが擦れる音。

脱ぎ捨てたままの服を拾い纏えば、
ベッドに手を付き背中を向ける彼女を見下ろした]

………、痛み、ますか。
(88)2006/09/24 00:16:43
冒険家 ナサニエル
[優しい声色に――また目を伏せて
 ワゴンを押し歩き出せば入口で立ち止まり
 振り返れば一礼を送る]

其れでは、――失礼致しました。
若し、何かご用が在れば、またお呼び下さいませ――。
(89)2006/09/24 00:19:32
見習いメイド ネリー
[なだらかで白い背は微かに震えていただろうか。
吐く息は変わらず荒く、呼吸に合わせて上下していた。

やがて大きな呼吸音と共に紡がれた、
弱弱しい雲雀のような声は聞こえていただろうか。

鳴くだけ鳴きぬいた、その、擦れた声は。]

……痛みが無いと。何処か可笑しく…なって。
自分が保てなくて…。

…ごめんなさい。

[何に許しを請うか、彼にはわかっていたのだろうか。]
(90)2006/09/24 00:23:37
流れ者 ギルバート
……ああ…悪いな。

[ぽつりと小さく呟く。
ワゴンの建てる微かな響きに思わず僅かな失笑が零れ]
(91)2006/09/24 00:24:39
冒険家 ナサニエル
[僅かな、微笑みをジルベールへと向けて
 また礼を送り客間を出る

 そのままただキッチンへと向かい片付けを
 キッチンで、緩く、長い息を吐く
 顔を片手で覆った]

――――…痛い―――…。

[ただ小さく呟いて
 其の後少しだけ壁に凭れ掛かるようにして天井を仰ぐ]
(92)2006/09/24 00:28:16
書生 ハーヴェイ
別に……いいえ、そうですか。

[謝られる覚えは無かったけれども、
その先を聞く気にはなれず。

ギシリと――
体重をかければベッドのスプリングが軋む音。
片膝をベッドの上に乗せ、片手は彼女の肩に触れ、
白い背に額を当てながら]

保っていたら…

[呟く]

保っていられたら、その先に何かあるのでしょうか?
(93)2006/09/24 00:33:43
酒場の看板娘 ローズマリー
[オードリーの部屋から持ち出した銃を構えて、
通りがかりに出会った執事やメイド、招待客を容赦なく撃ち殺していき、
手を触れて目を瞑り首を横に振り]

どこ?どこにいきましたか?
オードリー様を殺した人…どこに?
出てきなさい。
うふふふ。
闇の者なのでしょう?
私ではなく…殺す…殺してあげます…憎き闇の者。
あははは。

[直ぐに弾は切れて銃を投げ捨てて、笑い声を響かせながら屋敷内をうろついている]
(94)2006/09/24 00:34:05
書生 ハーヴェイは、冒険家 ナサニエルに話の続きを促した。
2006/09/24 00:35:45
流れ者 ギルバート
[ゆっくりと吐き出した息は重く。
青年の足音は遠ざかり表情に残るのは苦笑。
自分の手が赤く染まっていることに
漸く気付けば嘆息一つして
地図を頼りにどうにか自分の部屋へと戻っていく]

…こんな質の悪い呪いなんて認めてたまるか…。

[零れたのは微かなため息と憤り]
(95)2006/09/24 00:38:46
酒場の看板娘 ローズマリーは、流れ者 ギルバートに話の続きを促した。
2006/09/24 00:40:54
冒険家 ナサニエル
[狂気が聞える
 宴は未だ続いている

 片付けを終えれば廊下へと]

…笑い声。

[聞えてくる、
 矢張り狂気を纏う其れにただ呟いた]
(96)2006/09/24 00:44:26
見習いメイド ネリー
[貴方は私に痛みを、くれる人だから。


そうひとりごちたのはきっと、聞こえていなかっただろうけど。
やがて身体へ伝わる彼の手と熱――――
深い深い吐息を漏らすと、大きく息を再び吸い込んで。

背に掛かる息が、どうしてか名残惜しくも感じて。]

…保つ先に何かがある訳ではありません。
ただひと時でも…一分一秒でも…まだ痛みが、感覚があると…感じていたいから。

いつか…自分が自分で無くなるその時まで…生きてるって、思いたい…。
(97)2006/09/24 00:49:47
流れ者 ギルバート
[シャワー室で洗面台のコックを捻れば
赤が融けて薄くなり
かすかには知る痛みに眉を寄せ。
ふと響く銃声と女の笑い声に眉を寄せて]

……?
(98)2006/09/24 00:51:58
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/24 00:56:12
酒場の看板娘 ローズマリーはメモを貼った。
2006/09/24 00:59:54
酒場の看板娘 ローズマリーはメモを貼った。
2006/09/24 01:02:37
書生 ハーヴェイ
……そう、ですか。

[瞳を閉じて白い背中に頬を当てた。
肩に触れていた手は解かれ、
代わりに腕は彼女をそっと引き寄せて]

では……――約束を、致しましょう。

あなたがあなたで無くなるその瞬間でさえも、
――痛みがあなたを繋ぐというのなら。
私がきっと与えてあげましょう。

だから良いですね……勝手に殺されてはいけませんよ。
(99)2006/09/24 01:07:21
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/24 01:09:01
見習いメイド ネリー
[引き寄せられれば唇から漏れる声。
囁かれる言葉に酔うように、
力の入らぬ身体はくたりと彼に預けただろうか。

彼から紡がれる言葉は望んでいたものであって。
回された腕の体温が酷くいとおしく、焦れるような甘さをくれる。

ただ一筋涙を流し、頷くままに。]

…そうなれば…貴方を狂おしく求めてしまうかもしれません…。
ああ、宜しいのですか…そう望んでしまっても。

……宜しいのでしょうか?
(100)2006/09/24 01:24:37
書生 ハーヴェイ
ええ。

[抱き寄せた腕が、指先が、彼女の傷口を撫でる。
伝う赤は白い肌とシーツと袖口を濡らして。]

良いですよ――私がそう望むのですから。

[背中越しに伝わる鼓動に薄く目を開いた]
(101)2006/09/24 01:38:47
見習いメイド ネリー
[茨に伝うように血は流れ落ちる。
赤はそれを隠してくれてはいるけども。

じわりと赤が、血が滲む。
白を赤に染めるべくして、流れるままに。
涙が浮かぶその表情は微笑んでいたのだろうか。
痛々しいほどの、泣き笑い。


それは心から望んでいて。
胸の痛みは意味を持ち、甘い痛みへと変わる。

そう、貴方は私の――――薔薇の主人。]

嬉しい………ハーヴェイ様…。
(102)2006/09/24 01:53:54
冒険家 ナサニエル
[廊下を歩く
 投げ捨てられた銃が落ちている
 其れを拾うが弾は無く]

…さて、誰の物でしょうね。

[装填されてない其の銃の引き金をカチリと引く]
(103)2006/09/24 02:02:13
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/24 02:04:19
書生 ハーヴェイ
………。

[そっと背中に口付けてから頬を離す。
抱き寄せていた腕は解けて、
赤の残る手のままで、
頬を撫で、赤が白い肌を汚せば手の甲で拭い。
やがて体を起こせば傍らに座り彼女を見下ろしたまま
慈しむように髪を梳く]

……いいえ、いいえ。
どう…いたしまして。

[穏やかに微笑むその頬に涙が一筋、零れた]
(104)2006/09/24 02:10:05
酒場の看板娘 ローズマリー
どこに…どこに…いない…。
この人も違いました…。

[足元に転がる死体、手には血に濡れたナイフを握り。
狂気と血に彩られた廊下をさまよう。
少し虚ろな目はただ前方だけを見据えて。
目の前に人影を見つけてナイフを構えてふらりと近づいていくと見知った顔である事に気付き]

ナサニエル様ですか…。
こんばんわ。

[目には狂気の色ナイフを構えるのは止めるがしまわず手にしたまま、
頭から下は返り血を浴び血の化粧を全身に彩らせている]
(105)2006/09/24 02:15:01
冒険家 ナサニエル
ああ、これは――ローズマリー様。

[弾の籠められていない銃を持ったまま
 ローズマリーの方へと一礼をして]

どうかなさいましたか?
其の様な御姿で。
(106)2006/09/24 02:18:26
見習いメイド ネリー
…ずっと、ずっとお待ちしておりました。

[その言葉は待ち焦がれたように。雲雀の声は囀る。
その瞳は彼を映しては淀む、水鏡のように潤んで。
梳かれるままに彼の指先を流れる髪はさらりと音もなく隙間から流れ落ちて。]

泣いていらっしゃるのですか…?
ああどうか、涙を流さないで下さいませ…。

[彼の頬を伝う涙を自らの唇でそっと拭う。
舌に雫が降りればその味は自身にどう響いたのだろうか。]
(107)2006/09/24 02:27:48
酒場の看板娘 ローズマリー
>>106
オードリー様が……、

殺されました。
闇の者の手に違いありません。
この手で殺さなければいけません。
殺して見つけ出して…殺して…見つけ出して…殺して……

[呪文のように呟き始めて手にしたナイフを見つめてナサニエルの方を見て]

殺さなければいけません。
うふふふ…。

[血と狂気に彩られた廊下の中、
血にまみれた体、狂気に彩られた笑みを浮かべて]

ナサニエル様は闇の者ですか?
(108)2006/09/24 02:31:07
書生 ハーヴェイ
……いいえ、泣いてなどおりませんよ。

[ただ一筋零した涙は彼女の柔らかな舌に舐めとられ
吸い取られ。染みてゆくから。

もうそれ以上、涙が滴ることはない]

――笑って、いるのです。

[薄く口元を上げれば、一度だけ瞬きをして。
開かれる黒い双眸は揺れることなく迷うことなく。
再び彼女の体を抱き寄せ組み敷けば、ただ一瞬の享楽を求めた]
(109)2006/09/24 02:47:03
冒険家 ナサニエル
オードリー様が…。それは――。
お悔やみ、申し上げます。

闇のものの仕業…でございますか。
早く見付けられなかった事がこんな形で災いするなど。
私としましては謝る言葉も御座いません――。

[一礼をして
 ただ柔らかい視線を返す]

そうですね――。
殺さなければなりませんね。

[血と狂気に塗れる其の姿を暫し見詰め]

さあ、どうだと思いますか?
(110)2006/09/24 02:48:05
酒場の看板娘 ローズマリー
[ナイフを構えてから]

殺せばわかりますね。
私には。
うふふふ。あはははは。

[そのまま笑い出して、
しばらくしてナイフを放り投げて捨てて]

ナサニエル様を信じたくはあります。
今は信じます。

[顔を伏せて]

オードリー様は…私が……私のせいで………。

[床に雫をこぼしていく]
(111)2006/09/24 02:55:34
冒険家 ナサニエル
そうですね。ローズマリー様は、殺せば、解りますね。

[ナイフを投げ捨てたのが少し意外で
 思わず目を瞬かせて
 それでも柔らかい色は湛えたまま
 ローズマリーへと近寄ると
 そっと肩を叩いて]

ローズマリー様…。
有難う御座います。

いえ、ローズマリー様の所為などでは御座いませんよ。
全て、闇の眷属が悪いのですから――。
(112)2006/09/24 03:01:29
見習いメイド ネリー
ああ…。

[歓喜に満ちた表情を浮かべ、ゆるやかに頷くのは同意のみ。
流された涙の後を掠めるように唇で滑らせれば頬から離して。

向けられた薄い笑いに返すは痛々しい微笑みを。
彼の濡れ羽の髪も、黒い瞳も、その指先も全ていとおしく狂おしく感じれば、
体温を、熱を―――待ち焦がれた身体は受け入れた。

浮かぶは歓喜と快楽。
何時しか響く、喘ぎ声と息遣いだけが其の場を支配して。

痛みではない。
その享楽に飲み込まれるように、ただ落ちていく―――]

…お慕いして、います…。
(113)2006/09/24 03:06:55
酒場の看板娘 ローズマリー
>>112
[ナサニエルにすがりつき]

私がずっとオードリー様の傍にさえいれば…、
このような事には。
オードリー様は……、

[それ以上言葉は続かずただ嗚咽だけを漏らして泣き始めた]
(114)2006/09/24 03:11:25
書生 ハーヴェイ
[熱に浮かされる。ただそれだけが其処にある全て。
彼女の顔に浮かぶ歓喜を快楽を見下ろして、
紡がれる言葉に揺れるのは、俯き目元を隠す黒髪と肩。
――くつりと漏れた声。

やがてそれは確かな形を帯びて空気を震わす]

[笑う]

[嗤う]

[わらう]



[ああ、その声は――享楽に咽ぶ声に聞こえるだろうか。]
(115)2006/09/24 03:16:04
冒険家 ナサニエル
[ローズマリーを抱き寄せれば
 其の背をあやす様にただ撫でて]

そうですね。
いえ、
そうでは在りませんよ。

貴女だけでも無事ならば、
オードリー様もきっとお喜びに為ってくださいます。

貴女は闇の眷属を見つけられるんですから。
オードリー様のためにも、闇の眷属を、見つけましょう。

其の為には、ローズマリー様が眷属を見つけるためには――

[そっとローズマリーの髪を撫でる
 彼女から見えないであろう口元には
 笑みが浮かんでいるかもしれない]
(116)2006/09/24 03:21:09
見習いメイド ネリー
[沈む――
ゆるやかに堕ちていく。
飲まれていく。

全て。
全て。
全て。

ああ、これこそが本当に望んでいた事。
揺れる視界の中、底無しの快楽に落されて、
二度と上がって来れないように身体を絡め取って。

彼の声は届いていたのだろうか。

否。

圧倒的な快楽に身も心も魂さえも彼に奪われたままだったから。
そうして上り詰めた先、甲高い声が響いて―――

意識はそこで途絶えた。]
(117)2006/09/24 03:29:53
酒場の看板娘 ローズマリー
[そのまましばらく泣きついた後に目元を拭い、
かすかに赤くなった目でナサニエルの方を見てから]

失礼しましたナサニエル様。
取り乱してしまいました。

[詫びるように一礼をして]

私は…部屋に戻ります……。

[ふらりとおぼつかない足取りでオードリーの部屋へと戻っていき、
朽ちて変わり果てたベッドに、物言わぬ姿となったオードリーと共に*眠った*]
(118)2006/09/24 03:32:02
酒場の看板娘 ローズマリーはメモを貼った。
2006/09/24 03:32:35
冒険家 ナサニエル
いえ、取り乱すのは当然で御座います。
私も力に為れず、申し訳御座いませんでした。

[そう礼をしてローズマリーを見送る]

どうか、お気をつけて。

[そうして姿が見えなくなれば
 一つだけ息を吐いて

 手の中の空っぽの薔薇を見詰める]
(119)2006/09/24 03:44:08
書生 ハーヴェイ
[熱く熱く、背筋を駆け上がる一瞬の快楽に
焦げ付く脳漿、視界は白く染まり。
わらうその声すらいつしか枯れて。

糸の切れた人形のような彼女を見下ろせば、
ゆらりと立ち上がり服を正す。

今だ引かぬわらい声を引きずりながら、その部屋を後にした]
(120)2006/09/24 03:47:29
冒険家 ナサニエル
[何となく
 ただ何となく

 二発入っている自分の銃から
 空っぽの銃へと一つ、詰めなおした]
(121)2006/09/24 04:03:52
見習いメイド ネリー
[手放された意識。
遺した表情は快楽か、それとも―――

暗い部屋に残された肢体は白さが浮かび上がってシーツに埋もれる。
未だ荒い息をままに、深く深く意識は堕ちていく。

それでもその表情は僅かに笑みを浮かべていて。
自身の乱れた息が整う頃、既に彼は傍らには居なかったけれど。]
(122)2006/09/24 04:12:05
書生 ハーヴェイ
[ふらりふらりと薄暗い廊下を行く。
くつりくつりと漏れる嗤いは誰へと届くだろうか。

行く先には人の影、
其れは使用人だろうか貴族だろうか。
黒い双眸は薄闇の中で彼の人の怯えた瞳を捉え嗤う。
震える手、此方を捉えた銃口は乾いた音を立てて――。]
(123)2006/09/24 04:17:45
書生 ハーヴェイ
[弾かれる体を支えるのは、よろめき下げられた片足。
たった一歩下がるだけで、体は崩れ落ちることも無く、床を踏みとどまる。
澄んだ音を立てて落ちるのは潰れた銀の弾丸。

胸元に翳された手の平に硝煙と血が滲じむ。
でもそれだけ。

黒い瞳は獲物を捕らえ。
一瞬の後にはもうそこに姿はなく。
その人の背後より嘲笑う声と。

――響く靴音。

虚空を見つめるその人の視界はさかしま。
へし折れた首から鮮血が上がる。

赤く赤く、天井までを染め上げて。

降る雨は甘く香り、髪を服を絨毯を濡らした]
(124)2006/09/24 04:23:57
書生 ハーヴェイ
[滴る血肉に塗れた手を舐めれば、
痙攣と共に倒れる死体の横を通り過ぎ、
まるで何事もなかったかのように再び歩き始める。

エントランスホールの階段を上れば
手すりに残るは尾を引く血の手形]

――…よ。

[くすくすと揺れる哂いの合間に漏れた呟きは
押し寄せる乾いた笑みにすぐに紛れて消えた]
(125)2006/09/24 04:28:58
書生 ハーヴェイは、そのまま自室へと*姿を消し――*
2006/09/24 04:37:25
冒険家 ナサニエル
[其れを見た時に思った事は何だろうか

 喜び?
 悲しみ?
 恐怖?
 憤り?

 そのどれもが当て嵌まらないような]

そうですか、貴方が―――。

[既に候補は絞られていたから
 其の可能性は高かったけれど

 薄暗い廊下の先
 彼は自分に気付かなかったのか
 其れとも気にしなかったのか]
(126)2006/09/24 18:45:57
冒険家 ナサニエル
[それでも眼差しは柔らかく
 ただその柔らかさしか知らぬように

 エントランスホールへの道を歩けば
 赤黒い空間に眩暈を覚えたかもしれない

 血と薔薇と狂気の薫りに満たされる廊下
 本当にあの館なのかと疑いたくなる位で]
(127)2006/09/24 18:48:25
冒険家 ナサニエル

[口元に湛えられた其れは――]
(128)2006/09/24 18:49:21
冒険家 ナサニエル
― エントランス ―

[茨に呪縛されたへそ曲りの柱時計
 其の隣に佇む

 銀の懐中時計を取出すと其の時間を眺める]
(129)2006/09/24 19:05:56
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/24 19:52:38
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/24 20:15:37
冒険家 ナサニエル

まやかしの永遠――
 逆らおうとする時計――

[思わず言葉が漏れる]
(130)2006/09/24 20:32:43
流れ者 ギルバート
[手の傷の手当をすませると出窓の縁に軽く腰掛け
茨の覆い尽くす外を眺める。
こんな中でも水はあるし光は照明によって
確実に作られるのだから
長い夜だと思ったなら何とかなるのだろうか。

微かに瞳を伏せ窓硝子によりかかって
ゆるりと息をつく]
(131)2006/09/24 20:58:03
冒険家 ナサニエル
[懐中時計は正しい時刻を刻む
 けれど此の場所で其れに何の意味があるだろう]

――…アーヴァイン、様…。

[小さく呟けば
 血の跡の色濃いエントランスを後にする
 手すりに手を置けば自身の手にも血が滑る

 向かう先は――主人の私室]
(132)2006/09/24 21:12:26
冒険家 ナサニエル
― アーヴァインの私室 ―

[失礼しますと断って
 丁寧に礼をしてから部屋へと入り

 寝台に横たわる其の棺に触れれば
 大きく息を吐く

 荒廃した部屋
 止まった時計

 ゆるりと首を振った]
(133)2006/09/24 21:51:27
冒険家 ナサニエルは、一礼をして、其の部屋を後にする。薄暗い廊下を、歩く――。
2006/09/24 22:06:21
流れ者 ギルバート
[ぼんやりとガラス窓の外の茨に視線をやる。
きっと触れれば傷を負うのだろうけれど
硝子の向こうのそれは自分が手を伸ばしたところで
触れることもできず。
触れたところできっとこちらを拒否するかのように。

微かに、何ともいえない笑みがこぼれ空気を震わす]
(134)2006/09/24 22:11:51
見習いメイド ネリー
[深い深いまどろみの中、目を覚まして。
暗い部屋に淀むように梳かれた髪は華奢な肩を滑り落ちる。

吐息はシーツに溶ける。
顔を押し付けていれば眩暈がする息の苦しさに一瞬意識が遠のきそうになって。

この部屋は深海。
人魚の様にたゆたう姿は、他の人から見ればどう映るだろうか。
名残惜しむようにシーツは頬を滑らせていたけれど。]
(135)2006/09/24 22:26:50
書生 ハーヴェイ
―自室―

[血を洗い流しシャワールームから出れば、
濡れた髪を乾かし窓辺に寄り外を眺めた。
屋敷を覆う茨、割れた窓から入る風はどこか淀んでいる]

紅茶を…。

[言いかけて、もう使用人はいない事を思い出す。
窓を離れるとテーブルに手を付きその上を一度撫でて
ゆるりと頭を振れば部屋を後にした]
(136)2006/09/24 22:37:10
見習いメイド ネリーは、ゆるりと上体を起こした。
2006/09/24 22:37:37
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/24 22:38:36
見習いメイド ネリー
[肌寒さに身を震わせると、ゆるやかな動作で横のリネン室へと向かう。
行く宛てもない上狂気に彩られた館を歩く気も起こらないけれど。

でも一人にはなりたくなくて。
黒のワンピースを棚から引き出せば目の前に広げて――]
(137)2006/09/24 22:58:52
見習いメイド ネリーは、服を肌に纏えば、緩く髪を結って。
2006/09/24 23:09:44
流れ者 ギルバート
[せめて見分ける術でも持っていたのなら
そんな詮無いことをそっと思う。
零れるのは溜息だけで
このまま部屋にいても解決策もなさそうで
仕方なしといった雰囲気で部屋を出た]
(138)2006/09/24 23:16:27
冒険家 ナサニエル
[廊下を歩きながら
 まるで血の跡を辿るようだと思う
 通る廊下は死屍累々
 薔薇の薫りが血に負けそうで
 少しだけ眩暈を覚える

 目的の部屋へと辿り着けば軽くノックをする]

ネリー、居ますか?
(139)2006/09/24 23:17:51
書生 ハーヴェイ
[薄暗い廊下を歩く。
囚われた空間では、何処に行く宛てもないから、
行く先は彼女の部屋くらいだろうか。
階下に下りようと廊下を歩けば新たに朽ちた扉を眺めて。]

ラバクルト婦人でしたか…。

[呟くだけで通り過ぎ、
そのままエントランスホールへと降りる]
(140)2006/09/24 23:24:39
見習いメイド ネリー
[ノックをされれば身体はぴくりと跳ねて。

…ナサニエル…さん。

[安堵の他に、期待めいたものも同時にあっただろうか。
聞き覚えのあるその声だと解れば胸を撫で下ろす。
―――が、その期待めいたものはナサニエルと解れば、
ほんの少しだけ落胆の色を帯びて。

僅かな部屋に灯りが差し込めば双眸を細めた。]

何か、御用でしょうか…。
(141)2006/09/24 23:28:04
美術商 ヒューバート
―自室―

[ふと目を開ける。部屋は薄闇に沈んでいて、夜なのか昼なのかも解らない。
隣で寝息を立てる少女の髪を梳く様にそっと触れる]

…ケイトが死んだのがお前の罪ならば、
それはお前とケイトを手元に置いた、私の罪でもあるのだろう。

ケイトは私のために死んだのだ。
私の叶わぬ望みのために……

[そう呟くと、寝台から降り、ブランデーを手に取る]
(142)2006/09/24 23:33:26
流れ者 ギルバート
[朽ちた扉と未だ朽ちぬ扉。
その差は何なのかと少し首を捻って伯父の部屋を思い出す]

……そういうことか。

[ただ静かに呟いて男は今日は地図に頼らず
回廊を進んでゆく。
エントランスへと続く階段までやってくれば
ハーヴェイの後姿に気がついて]
(143)2006/09/24 23:36:03
書生 ハーヴェイ
[エントランスホール、
いつか銃で打ち抜いた
南京錠の掛かっていた扉の前に立つ。

茨に覆われた扉。
落ちた南京錠。
その先にあるはずの中庭を思い返し、
手を伸ばそうか、伸ばすまいか、躊躇して。

結局手を引けば踵を返し
彼女の部屋へ向かおうとしたところでジルベールに気がつく]

……ごきげんよう。
(144)2006/09/24 23:41:37
冒険家 ナサニエル
[扉から覗く彼女に柔らかい微笑みを送る]

はい。
一つだけ、渡したいものがありまして。

[取出したのは薔薇の刻印が刻まれた銃
 其れをネリーの方へと差し出した]

…これを。
君に持っていて欲しくて。

弾は一発だけ、込められています。
(145)2006/09/24 23:42:07
流れ者 ギルバート
[その背中の様子をぼんやりと
手すりによりかかりながら眺めるさまは
妙に絵になっていたかも知れない。

こちらに気付いたらしい気配に軽く手をあげて]

……どうも。
(146)2006/09/24 23:45:12
書生 ハーヴェイ
[軽く手をあげるジルベールを見上げ、肩を竦める]

その手すり、血がついてますよ。

[汚れませんか。と自分の袖を指し示す]
(147)2006/09/24 23:50:50
見習いメイド ネリー
[差し出されるままに手を伸ばして。
何かは解らなかったけれども、触れて、その冷たさを手に取れば―――

薔薇の刻印の成された銀の銃。
ずしりと両手にのしかかる重みで手が震えたのか。
それとも冷たさせ手が震えたのか。
人の命を奪う事の出きる、道具だからか―――

或いはどちらもだったのだろうか。
訳が解らぬまま首を横に振って。]
(148)2006/09/24 23:54:08
流れ者 ギルバート
[指し示された袖は既に赤く
けれどそれを見る瞳もそれほど驚いたものではなく]

…まぁ…別に汚れたなら洗うなり変えるなり。

[大したことではないとばかりに
さらりと言ってのけながら階段をゆっくり降りて]

…その先に何かご用事でも?
(149)2006/09/24 23:56:31
書生 ハーヴェイ
そうですか。まあ、そうですね。

[たいして気にした風ではない様子に、そう返答をして。
階段を降りながら用事はと問われれば、
扉の方をちらと向く]

さあ、あるような無いような、どうでしょうね。

[とぼけた様子で肩をすくめ]

ここは空気が淀んでいるので、
外の空気を吸いたいと思っただけですよ。

貴方は今からどちらへ?
(150)2006/09/25 00:06:30
冒険家 ナサニエル
[首を振るネリーに、柔らかい視線を送れば
 もう一つ、同じ銃を取出して]

これは私の銃です。
同じように、残りの弾数は1つ。1つだけ。

――意味は、

[一度そこで言葉を止めると、
 小さく曖昧な微笑を浮かべて]

在りません。…ただ、渡して置きたかっただけです。
使うのも使わないのも君の自由ですよ。

それでは、用事はそれだけですので。

[そう一礼を送ればこの場所を後にする]
(151)2006/09/25 00:09:24
流れ者 ギルバート
[惚けるというよりは
はぐらかされる
そんな感じの雰囲気だったけれど
その理由も納得できないわけではなかったので
微かな相槌に留まり]

…ああ…俺はただの散策に。
まぁ…あんまり気分のいい散策でもないけど。
(152)2006/09/25 00:14:57
見習いメイド ネリー
―――時移、様…。

[涙が流れた。
ああそうか。

私はきっと貴方に守られていたのだと。
今まで全て…時移様に、全て。

この銃を預けたのは、きっと二人の望む方向が違う方向を向いてしまっているから。

だからきっと、これは決別の徴でもあるのだろうか。
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい…。

言葉も何も無くて、掛ける言葉すら見つからなくて。

ただ何かに対して許しを請う事しか、無力な自分には何も出来なかったから―――]
(153)2006/09/25 00:17:27
見習いメイド ネリー
[銃の重みと冷たさと、意味。

彼の想い。


遠くなる背中が視界でぼやけてしまえば、ただ首を横に振って。
力が抜けたように其の場に座り込んだ。]
(154)2006/09/25 00:22:41
書生 ハーヴェイ
散歩ではなく散策ですか。

[ぐるりと屋敷を見渡せば、薔薇の香と血の匂い。
そこかしこに横たわる死体或いは血痕。
或いはすすり泣き、呟き、悲鳴、罵倒。
あらゆる負の感情に塗れた屋敷]

麗らかな午後の庭を散策というには程遠い。
この狂気の淵を散策してまで何かお探しですかな?
(155)2006/09/25 00:24:03
冒険家 ナサニエル
[一度立ち止まれば振り向かぬまま]

…茨姫―――。
例え道を違えたとしても、
行き着く先は同じでしょう。

[ただそう呟く
 彼女が望んだ事を
 自分が望んだ事を
 果たしたいと思う

 果たされる事は、
 無いかも知れないけれど

 1を2に分けた銀は
 本当に決別の徴だったのだろうか

 けれどそれ以上は言葉もなく
 また歩みを進めて]
(156)2006/09/25 00:29:08
流れ者 ギルバート
…別に。
伯父が亡くなってから昨日までほぼ
部屋にこもりきりだったものでね。
館の中の惨状を把握しておこうかと。

[微かに嘆息気味に柱時計に静かに寄りかかって]
(157)2006/09/25 00:33:06
書生 ハーヴェイ
惨状は、見ての通りですけれどもね。
どこもかしこも同じですよ、ミスター。
貴方が背を持たせるその時計ですら、狂っている。

[寄りかかる柱時計を眺める目は細められ]

――…歪なものを
把握した所で何を成せる事でしょうか。
(158)2006/09/25 00:43:44
学生 メイ
[目を覚まし、温もりの消えた隣に手を伸ばす。]

ま、すた……
厭だよ……
他の誰かを見るのは……
(159)2006/09/25 00:43:45
冒険家 ナサニエル
― エントランス ―

[廊下を抜ければ人影が見え
 其の二人の姿に丁寧な礼を送る]

これは、ジルベール様、ハーヴェイ様。
如何か為さいましたか?

[柱時計に寄掛かる、
 ジルベールの姿を少しだけ見詰めたけれど]
(160)2006/09/25 00:45:33
冒険家 ナサニエルは、書生 ハーヴェイの言葉が聞えれば柱時計を見詰める。
2006/09/25 00:47:55
書生 ハーヴェイ
こんばんわ、バトラー。

[恭しく礼をする執事へと会釈をして]

散策をなさると言うので、
物好きですねとお話していたところですよ。
(161)2006/09/25 00:48:41
流れ者 ギルバート
[背を割合のんびりとした表情で時計に預けながら]

…さぁ?
だが…為すことが出来ないというわけではなく
為せるかも知れないという可能性を探すぐらいは自由では?

[ちらりと視線を上げてナサニエルの姿に目を止め]
(162)2006/09/25 00:48:53
書生 ハーヴェイ
確かに、確かに。
為せるかもしれないと思う事は自由でしたね。
失礼しました。

[ゆるりとジルベールへと謝罪の礼をするも
その表情は行動と反したもので、
細めた双眸は嘲笑うかのように弧を描いた]
(163)2006/09/25 00:54:09
冒険家 ナサニエル
散策で御座いますか。
あまり危険な事は、と仰っては居るのですが。

ですが、
こうなってしまえば何処も変わりは在りませんでしょうけれど。

[周囲を見回せば赤が見える
 ふとハーヴェイの方へ視線を移した]
(164)2006/09/25 00:55:04
書生 ハーヴェイは、冒険家 ナサニエルの視線に気づき「私に何か?」
2006/09/25 00:59:13
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