酒場の看板娘 ローズマリー [ナサニエルから受け取った軽食をお盆に乗せ手にオードリーの元へと向かう。 近づいていくと部屋のドアがあいたままになっており、 そのドアの様子は…朽ちて…ナサニエルとの会話が脳裏に浮かびかけて中に入ると] オードリー様っ! [手にしたお盆を投げ捨てナイフの突き立ったままのオードリーの元へと駆け寄る] オードリー様っ!オードリー様っ! [抱き寄せ…直ぐにそれが手遅れなことは見て取れて、 顔を胸に雫がオードリーを濡らしていく] なぜ…なぜ……私は…オードリー様の傍に……。 オードリー様…今私が暖めます……。 [長い時を再びベッドの上で過ごした。 冷たくなったオードリーの身体を*抱き締めたままで…。*] | |
(43)2006/09/23 13:32:24 |
見習いメイド ネリー [自分はどんな表情をしていたのだろうか。 焦れ、羨望、欲情。それとも恐怖だったのか。 様々な色みを孕んだ其れは知っていたか? 彼の手、唇が触れればぴくりと身体を跳ねさせて、 甘さを含んだ吐息が漏れれば身体の熱は燻っていく。 途端、身体が軽くなる感触を覚えればその身は彼の腕の中で。 視線はナサニエルらへ向けたまま、 長椅子が、客間は闇に解ける如く遠のいていく。 簡単に一言二言説明し、使っていた自室へたどり着けば、 腕の温もりを身に宿したまま、皺になったシーツに預けられて。 それはまるでさながら溺れる前の人魚だったか。 衣擦れの音。 視線をそちらに向ければ揺らぐは情欲の炎。 彼の体温が自らの胸に伝わる時、切なげに声を漏らしていく。 刻まれた罰のような…その刻印は桃色に深く、突き刺さるように形を彩っていて。 未だ残る軋むような痛みと、ほんの僅かな甘さを遺して―――] | |
(57)2006/09/23 17:32:27 |
酒場の看板娘 ローズマリー >>106 オードリー様が……、 殺されました。 闇の者の手に違いありません。 この手で殺さなければいけません。 殺して見つけ出して…殺して…見つけ出して…殺して…… [呪文のように呟き始めて手にしたナイフを見つめてナサニエルの方を見て] 殺さなければいけません。 うふふふ…。 [血と狂気に彩られた廊下の中、 血にまみれた体、狂気に彩られた笑みを浮かべて] ナサニエル様は闇の者ですか? | |
(108)2006/09/24 02:31:07 |