人狼審問

- The Neighbour Wolves -

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(1879)【 EROTIC&HERETIC 】 : 7日目 (1)
村人は集会場に集まり誰を処刑すべきか話し合った……

書生 ハーヴェイ は、美術商 ヒューバートに投票した
見習いメイド ネリー は、美術商 ヒューバートに投票した
流れ者 ギルバート は、美術商 ヒューバートに投票した
冒険家 ナサニエル は、美術商 ヒューバートに投票した
美術商 ヒューバート は、流れ者 ギルバートに投票した

美術商 ヒューバート は、村人の手により処刑された……
今日は犠牲者がいないようだ。人狼は襲撃に失敗したのだろうか?
現在の生存者は、書生 ハーヴェイ、見習いメイド ネリー、流れ者 ギルバート、冒険家 ナサニエル、の4名。
書生 ハーヴェイは、微かに傍らの彼女へと送る視線は、揺れて。
2006/09/27 01:00:59
冒険家 ナサニエル
其の様なつもりは在りませんが、
もしご不快にさせてしまっていたら、
申し訳御座いません。

[そしてまた、一礼
 ただ静かな柔らかい空気]

別に目指すところで御座いますか。

[成程と一つ頷いて
 そして
 少しだけ瞳の色が変わる
 それは悲哀のような
 それは羨望のような
 それは――]

――私も、そう思います。
(0)2006/09/27 01:24:20
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/27 01:26:57
流れ者 ギルバート
[日に日に増えていく荒廃した扉。
館そのものも荒廃し見る影もない。

目指したのは館の主の部屋
中から微かに声が響く]
(1)2006/09/27 01:29:17
流れ者 ギルバート
[扉に手を触れたのとほぼ同じ瞬間
背筋をぞくりとしたものが伝う。

それがエントランスで行われている儀式のためとは知らず
まずは扉を叩いてみて]

───だれか…?

[不安にかられたままかちりと微かな音だけたてて扉を開く。

そこにはナサニエルとヒューバートの姿があり]
(2)2006/09/27 01:49:58
見習いメイド ネリー
[飾られた屍。
夢見るように眠ったのではない。
それらが現わす表情は絶望――――

血塗れの摩天楼のような。
それに見惚れてしまうのは己を包む瘴気の所為なのか。

魅入られてしまう以前の私ならば、
全てが恐ろしくてままならぬ現実の前に諦めしかなくて。]

ああ…。

[でも今は―――
目の前の光景に只々酔いしれた溜息を漏らすばかり。
あの方の声が。
仕草が。

目を捉えて離す事はない。]
(3)2006/09/27 01:52:34
書生 ハーヴェイ
[揺れる瞳はほんの一瞬。
視線を戻せば屍の山をただ見据え。

疾る血液は絨毯を焦がして円を描き、
分かれ、複雑に絡み合い文様を織り上げる。

地下室の真上、このエントランスホールに浮かび上がるのは

――赤い赤い蠢く紅の方陣]


……壊し捧げよ、
紡げ崩壊の茨。
その手に食らい花を咲かせよ。

[淀みない言の葉は血に乗り陣と呼応する。
ゆらりと方陣は浮かび上がり波を打って屍の山を覆い尽くさん。

伸びゆく赤い光はやがて蔓となり茨となり、
紅い茨は屍を絡め、食らい、屠り、うねる]
(4)2006/09/27 01:53:55
冒険家 ナサニエル
[其れを感じると扉の方を振り返る
 強い――気配がする

 大きく息が漏れる
 思わず額を押えた

 扉へと視線を向けていると
 声、音と共に見えた姿に目を見開く]

ジル、ベール様―――
(5)2006/09/27 01:59:01
流れ者 ギルバート
[くらりと眩暈のしそうなほど濃い負の気配。
甘い甘い自分の名前を呟く声音。

けれど それよりも 身に迫る危険は目の前に]

[ゆらりとヒューバートの影が動いたかと思えば
ブランデーグラスはその手を離れ
離れた手はナサニエルの首を掴もうとするように伸ばされ]
(6)2006/09/27 02:06:45
見習いメイド ネリー
…い、ばら…。

[息を飲む。
瞳は見開かれ目の前の出来事を焼き付けるように。
方陣は開花し、あかくあかく其の場を染めてゆく―――

…―――美しいとさえ、思うような。
あかい血の、色。]
(7)2006/09/27 02:14:25
冒険家 ナサニエル
[後で何かが床へと落ちる音
 其れに振り返れば

 目の前へと迫る客人の一人
 首へと伸ばされた手を

 ただ見詰めた

 如何してか
 柔らかな色だけを込めて]
(8)2006/09/27 02:15:02
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/27 02:16:13
流れ者 ギルバート
[ヒューバートの瞳が赤く染まっているのは
どこかから強く吹きあげる負の気配のせいなのだろう。

唇を歪めたように吊り上げ男はナサニエルの首を掴もうと。


けれどその動きは銃声と共に止まる。
眉間を貫くのは銀の弾丸]

───俺のものに触らないでもらおうか。

[呟く声音は低く
その手には薔薇の紋をあしらった銃]
(9)2006/09/27 02:24:05
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/27 02:25:02
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/27 02:28:27
書生 ハーヴェイ
[地より出でるは甘い瘴気。
屍の山は絡め取られながらも中央から崩れるように
突き上がり姿を現すのは茨に押し上げられる薔薇の結晶。

鮮やかに煌くその巨大な蕾は屍の山を切り崩し
踊る茨は毀れる山を吸い尽くす。
絡み合い、うねり合い。

やがて血の海の上に鎮座するのは茨の柱。
根元に絡まる地下室の椅子は
朽ちかけた玉座のようですらあり
その頂きにはうす赤く燈る薔薇の蕾が掲げられていた。

微かにほころぶ蕾は未だ開花はせず。
けれどその開花の時は今にも感じられようか。]
(10)2006/09/27 02:28:43
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/27 02:30:22
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/09/27 02:32:42
冒険家 ナサニエル
[銃声と共に崩れ堕ちる
 目の前の客人
 額には赤
 時間がゆるりと流れるような感覚
 ああ、また一つ、部屋が

 堕ちると共に
 床に更なる赤を撒き散らす
 それに少しだけ眉を寄せたけれど

 聞えた声に、
 彼の方をもう一度振り向く]

……ジルベール様、……。
(11)2006/09/27 02:35:44
流れ者 ギルバート
[伸ばされた彼の手が執事の首を掴むために
伸ばされたのかどうかは
躊躇いなく打った後の今ですら
微かな迷いとして残ったけれど

そんなことに躊躇して失うよりましだと思った。

こちらを振り向いた姿にただ浮かべられるのは



何ともいえない苦笑だけ]
(12)2006/09/27 02:39:27
書生 ハーヴェイ
[その様を静かに見届けて、
ゆっくりと彼女を振り返る。

手にしたナイフは己の血で濡れ、
手首から滴る血は未だ止まる事はなく。]

……茨姫。

[息を呑んだまま呆けるような彼女の名前を呼んで。
ナイフは懐へ、赤く染まる手袋を外せば
彼女の手を取り引き寄せて、血の伝う指先でその唇をなぞる]

まだ、そこに居ますか?

[瘴気に飲まれてはいないだろうか、と。]
(13)2006/09/27 02:41:14
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/27 02:43:27
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/27 02:44:41
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/09/27 02:44:56
冒険家 ナサニエル
[彼の苦笑に、
 表情を歪ませて]

…どうして―――――。

[其れだけしか呟けず

 瞳には悲哀


 それに私は
 貴方のものなどでは


 寧ろそう呼んでもらう事すら
 資格がないと思って居るのに]
(14)2006/09/27 02:55:10
見習いメイド ネリー
はい、黒羊様……私、茨姫は此処に。

[うねる茨、そして薔薇の玉座。
それらからゆるりと視線をハーヴェイに向けて。
彼に見せる表情は憂いを帯びた、そう―――
柔らかな微笑みに似ていた。

熱が伝わる。
唇に捧げられる赤い血は紅を引いたようにあかくあかく濡れ、鮮やかに彩られる。
光栄だと思えば、そっと瞼を下ろし静かに息を漏らして。]

其処まで弱くはありません。
貴方様とは比べはできませんが、これでも闇の眷属の端くれ。

そして、貴方が私を導いて下さる限り――――
私は迷いなど、しませんから。
(15)2006/09/27 02:57:26
流れ者 ギルバート
…どうしてもこうしてもあるか。

[ゆるりとに手を差し伸べる。
ナサニエルとは逆にその表情は穏やかで
声音ははっきりと空気を揺らす]

俺がそう決めたんだよ。
お前が自分から動くのを待ってたら
時間がどれだけあっても足りないんだよ。

だから───さっさと気付いて俺のところに来い。
(16)2006/09/27 03:03:54
書生 ハーヴェイ
良いでしょう。

[うっすらと目を細めて、ただ微笑む。
彼女の唇を紅で染めた指は離れて]

間もなく――
具現化させた儀式の実りは甘い香をもって、
残る彼らをここへ呼ぶことになりますから。
全てが終わるまでは、迷う事なく。ただ淀みなく。
今ひととき、その時までは私に力を。

[彼女の手を取り恭しく口づければ
先を誘い、血溜りを行く。
茨を映す水鏡は波紋に揺れて、
歪な玉座に歩み寄れば一度触れて静かに目を閉じる。]

――……。

[ゆっくりと腰を下ろし深く背をもたせれば、待つのはその時。
最後の贄を捧げて、蕾を咲かす、その望みの時をただ。]
(17)2006/09/27 03:16:14
冒険家 ナサニエル
…―――気付く?

[手を差伸べられ身体が震える
 然し其の穏やかな表情に何故か
 思わず手を伸ばしそうになった手を
 無理矢理にも引き戻せば、銀時計の上で拳を作る]

私は、…私も、けれど、………。

[息を吐いて
 ゆるりと首を振る]

其れは、出来ません。
私は――、私も、決めたんです。

アーヴァイン様を、…そして、『彼女』を裏切らないと。

ジルベール様。お気付きでしょう?
私は闇の眷属、そして、此の空間を作った――張本人。
其の手を掴む資格など御座いません。
(18)2006/09/27 03:17:10
流れ者 ギルバート
……そう。

[自分でも驚くほど呟いた声音は軽く静かに宙に融け
そして差し伸べた手はゆるりと引きもどされる。
何かを呟こうとした唇は空気を食むに留まり]

気付いたさ…アレだけあからさまな反応を見ればな。
それでも俺はお前を愛しいと思ったし
闇の眷属だから殺そうとも思えなかった。
だから…お前がそう決めたのならそうすればいい。
俺はもう何も言わない。

[呟けばまだ弾のある銃を捨て背を向けて歩き出した。
ふと 思い出したように背を向けたまま呟く]


───お前にならいつ殺されてもいいとおもってたよ。


[微かに唇に笑みを浮かべ背を向けたまま再び歩き出そうと]
(19)2006/09/27 03:31:33
見習いメイド ネリー
―――ええ。
貴方様がそうお望みならば。
私は剣にも棘にもなりましょう。

[ただそう一言応え、
唇に与えられた熱は冷めてゆく。
紡がれる言葉に戸惑いも、迷いも無かった。
"彼ら"が誰を指すのかさえも。
あの人の返答次第では、きっと私は躊躇無く刃を向けることが出来るのだろうと。

手の甲に伝わる感触を感じつつもそんなことをぼんやりと考えて。
導かれるまま玉座へ赴けば、そこに座る"主人"の様子を只眺め―――


微かに身体が弾んだ。
ああ時移様、貴方は揺らいでいるのですか。]

……嘘ですよね。

[傍らにいる彼には聞こえなかったかもしれないけれど。]
(20)2006/09/27 03:42:34
書生 ハーヴェイ
[紡がれる言葉に静かに息を吐いて。
閉ざした瞳はゆるく上げられる]

――ありがとう、ございます。

[僅かに跳ねる彼女の体、
肘掛に凭れたまま訝しげに視線を投げた]

どうかしましたか?
(21)2006/09/27 03:58:11
冒険家 ナサニエル
[引き戻された手を見詰めて
 寂しいと思うなんて馬鹿だと思う

 気付いていた事に矢張りと苦笑を浮かべ
 愛しいと言う事場には――目を伏せて

 けれど 呟きを聞けば、
 其の言葉にぽたりと 何かが頬を伝って

 ―― 漸く、漸く、迷いが、消えた ――

 自分にとっては此れ以上無い位の裏切りの理由
 自嘲を含むだろうか 静かな調べが凛と響く]

―――嗚呼、
私が貴方を殺せるはずなど、ある訳はないのに。

[彼を殺さずに済む方法など既に一つしかなくて]

…ジルベール様。――私は貴方に、生きて、欲しい。
(22)2006/09/27 04:00:43
冒険家 ナサニエル

   茨姫―――、

              ―――すまない。


[届くかも解らない言葉はただ小さく呟かれる]
(23)2006/09/27 04:02:22
見習いメイド ネリー
…矢張り、貴方は裏切るというのですね。

[そうぽつりと答えて。
先に閉じてしまったのは私のほう。
だけど、貴方の気持ちは伝わってた。

時移様が揺れている事も。
ジルベール様か、アーヴァイン様を取るのか。
交わした約束さえも全て振りほどいて、あの方を取るのか。
ぽつりとそう呟いて。
悲しさと遣る瀬無さと、そして―――

どうにもならない程の、苛立ち。]
(24)2006/09/27 04:09:03
流れ者 ギルバート
[扉まではそう遠くも無く
進むうちにそれは次第に近くなる。

ふと微かに感情を帯びた声に足を止め]

……だから早く気付けっていったんだ。

[ぽつりと呟く。
静かに彼の方を振り返り
微かに微笑む]

俺を生かしたいなら…どうすればいいか。



…わかるよな?
(25)2006/09/27 04:13:35
見習いメイド ネリー
私は、黒羊様に誓って。

――――――――――時移様、貴方を討ちます。

[あかい血で彩られた深紅の唇はそう告げて。
冷たいほどに凍る表情ままに。

静かに。静かに。
懐に忍ばせておいた、銀細工を施された銃を取り出して。
込められた弾丸は一発。
自分にしか使う事はない、自分を破滅させる物だと思っていた、其れ。
手に取り冷たさと重さを感じながらも、その銃口は自らに向いては居ない。

掲げるべくしてそれを構えれば緩やかな動作でそっと胸にしまう。
変わりにいつも忍ばせている美しい銀の装飾の成された鋏を取り出し、
薔薇の模様をそっとなぞった。]
(26)2006/09/27 04:23:34
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/27 04:24:27
書生 ハーヴェイ
[静かに、ただ静かに。

紡がれた言葉、
彼女の引き結ばれた唇と
冷たく或いは強い色をたたえる瞳を眺めて。

一度だけ瞼を下ろし、再び上げた。

見据えるのは、其の扉。

開かれる時を *――待ち望む*]
(27)2006/09/27 04:34:53
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/27 04:36:54
冒険家 ナサニエル
……はい。

[一歩、彼へと近付いて静かに、
 そして恭しく一礼を送る]

私は…貴方様の力と為りましょう。
剣にでも、盾にでも、……貴方様の望むように。

私の真の名は『 時移(ときうつし) 』。
此の名に懸けましても。

そして闇の眷族――、ハーヴェイ様らをお止めして、
このまやかしの永遠を…、破壊し、全てを解放致します。
(28)2006/09/27 04:37:29
冒険家 ナサニエル
[其の表情はどのようなものだったのか
 ただ決意だけが込められていて

 言葉と同じような、凛とした静けさ

 全てを裏切った事は解っている


 棺へと振り向けば、告げられる言葉も無くただ目を伏せて]
(29)2006/09/27 04:40:22
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/27 04:44:36
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/27 04:51:08
見習いメイド ネリーは、そっと*目を閉じた*
2006/09/27 05:06:54
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/27 21:23:16
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/27 21:24:34
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/27 21:37:41
流れ者 ギルバート
[ナサニエルの言葉に微かに瞳を閉じ
そして呟く]

…では時移。
剣であることも盾であることも必要ない。


…おまえはただ俺の側で俺と共に生きろ。
それが俺の望みだ。

[そう静かに。
けれどはっきりと告げてそして扉を開く]

…あの男が何を考えているかは知らないが
やめさせる。

ついてこい。

[そう告げて歩き出す男の表情は
なんと晴れやかで強気だったことか]
(30)2006/09/27 22:54:58
見習いメイド ネリー
――――――第3方陣。
茨姫の名に置いて行使するは"荊"。
"開放せよ"
薔薇の主人の下に集え。
棘となり剣となり、盾と成れ。   "命じる"

[鋏に施された銀細工の薔薇の模様。
口付けを落せばゆらりと鈍い煌めきを持ちながら。
やがて柄の部分から巻きつく薔薇と荊。
刃は伸び、細い剣のような形状に変われば両手で支えるように構えて。

同時に軽い地響きと共にうねる荊達。
勢いを増しながら薔薇園を突き破り、館を、全て荊で覆い尽くしていく。

絡み合うように縺れた荊はやがて大きなうねりに変わる。
勢いを増すそれは、仕留めるべくして襲い掛かる。
そう、彼らを討つ為に――――]
(31)2006/09/27 23:19:38
見習いメイド ネリー
[荊は揺らぎ、蠢き、狙いを定めるように。
或いは勢いを増し、或いは這うように緩やかで。

その先。
その先に立つ男―――ジルベールに、荊の蔓が、襲い掛かって―――]
(32)2006/09/27 23:31:36
書生 ハーヴェイ
――…茨。

[地響きと共にうごめく茨は、
屋敷をさらに強く絡め取り覆い尽くすその様は
まるで茨の城か牢獄か。

椅子に凭れ眺める瞳はただそれを映し続け、
虚ろなる表情、口元だけが薄く上がる]
(33)2006/09/27 23:34:08
冒険家 ナサニエル
……それは――。

[ジルベールの言葉に息を飲んで
 ただ柔らかな微笑みを送る

 其の言葉にだろうか
 ついてこいとの言葉にはだろうか
 礼を送れば]

畏まりました。

[そのジルベールの表情に笑みを浮かべる

    貴方は私の還る場所

 そうひっそりと思えば目を伏せて

 ―――何かを感じ]
(34)2006/09/27 23:52:08
冒険家 ナサニエル
時移の名に置いて命ずるは"刻"、
同胞たる我が言葉に "応えよ" 刻を刻むモノ――

[胸に手を当てれば其処には銀時計
 それには薔薇の刻印が刻まれている
 服の奥でただ鈍色に輝けば
 部屋にある狂った時計の一つより針が浮ぶ

 声に応え、其の針が手元へと来れば大きく長く
 剣のように――否、剣へと為ったそれを迫り来る茨へと]

――ジルベール様!

[咄嗟に彼の前へと出れば受止めるようにそれを切裂く
切裂いた欠片が飛べば頬に赤い線が走り]
(35)2006/09/27 23:53:04
流れ者 ギルバート
[それが迫っていたのは扉を開けた刹那
意志を持ったように襲ってくるそれに
小さく舌を打ち。

ふと自分を呼んだ声に一瞬自分の中の空気が
ぴたりと止まり
次の瞬間には目の前に彼の姿があって
切られて飛びゆく茨が後ろへ消えていくのと
同じタイミングで今更腰へと手を滑らせて
愛用のダガーを抜いた]

…実に恐ろしきは女の執念…といったところか?

[彼が闇のものであったのならおそらく
ネリーもそうなのだろうと
そんなことが頭をよぎりつつも
迫りくる茨をなぎ払い]
(36)2006/09/28 00:08:59
冒険家 ナサニエル
…私は――、彼女を、裏切りましたから。

[彼の声にぽつりと呟けばもう一度剣を振るい
 のたうつ茨の残りを足で踏みつけて]

けれど手加減は、出来ません。
…致しません。

[胸のうちで小さくもう一度呟いて――]

彼女の名は、"茨姫"。
此の空間を作り出した、もう一人。

恐らくハーヴェイ様と一緒に居るでしょう。
…其方へ、向かいましょう。
(37)2006/09/28 00:12:27
流れ者 ギルバート
……なるほどね。

[呆れたように肩を竦めて溜息一つ。
進もうとすればその頬に走る朱に気がついて
肩を引き寄せれば傷口に微かに舌を這わせ]

……痕にでもなったりしたら一生後悔しそうだ。

[ふと小さく呟いてそれからくすりと笑い
その足はエントランスへと向かって]
(38)2006/09/28 00:19:01
見習いメイド ネリー
[―――――――告げる。


荊が微かに揺らいで。
其れと共に呼応するのは時計。

ふと扉の方向を見やって。
見据える瞳は冷たい眼差しを湛えて。
示すように鋏を掲げ先導するかの如く。
押し寄せる荊は止まらぬままに手を休めることはない。]

…来ます。黒羊様―――
(39)2006/09/28 00:20:17
書生 ハーヴェイ
……ええ。わかっていますよ、茨姫。

[未だゆるりと椅子に凭れ扉から視線は外さぬまま。
懐より再度取り出すは血に濡れていた銀のナイフ。
すでに白銀の面影もなく、
漆黒に染まった刃を手の中で弄ぶ。

近づく気配と足音は二つ。
足りない気配は――]

サマーセット伯……。
また、私の邪魔をするようですね。彼らは。

[声は微かに苛立ちを含む]
(40)2006/09/28 00:28:48
冒険家 ナサニエル
[抱き寄せられれば驚いたように
 頬への感触に身体を震わせて
 彼を見詰めた瞳には切なさを隠す]

…ジルベール様…。
大丈夫です。痕にはきっと、為りませんから。

[そう小さく笑みを返せばエントランスへと向かう
 攻撃の手が緩まぬ茨を切裂きながらも進む

 恐らくこれは消耗が目的なのだろうと判ってはいても

 そして――]
(41)2006/09/28 00:28:49
流れ者 ギルバート
きっとじゃなくて絶対だ。
そうでなくては俺の気がすまない。

[無茶な主張をしては小さく微笑み
そして進む間にも襲い来る茨を断ち切り薙ぎ払い。

エントランスへと辿りつけば
広がる視界いっぱいの茨と
階下に立つ男と女]

結構なご趣味で。

[微かな皮肉を添えて声を発して]
(42)2006/09/28 00:33:56
書生 ハーヴェイ
[そして――相見える]

こんばんわ、ジルベール、そしてバトラー。
最後の宴へようこそ。

[ゆるりと椅子から立ち上がり、
階上へと恭しく礼をしてみせる姿は、
この奇怪なエントランスの中でどう見えただろうか]

お褒めに預かり光栄ですよ。
貴方の伯父上ほどではありませんがね?

[片目を細めて肩を竦めた]
(43)2006/09/28 00:36:27
流れ者 ギルバート
───それはそれは。
生憎と俺はあの人とは悉く趣味が合わなかったんでね。
そしてアンタの感性ともどうやら合わないようだ。

嬉しくて涙が出るね。

[椅子から立ち上がる男の言葉に
ゆっくりと階段を降りながら言葉を返す
その表情は話などどうでもいいというかのように]
(44)2006/09/28 00:40:10
見習いメイド ネリー
[切り刻まれる荊。
ちり…と胸が痛むのを感じて。
蓄積するダメージは決して小さいものではなくて。
鋏を緩やかに下ろせば放たれた扉からは二人の男性。
その対峙は望む物ではなかったのだけれど――――――

ただ、その光景を眺めて。

階下へと降りるジルベールに気がつけば、
ハーヴェイの前に一歩出る形で、鋏を構えた。]
(45)2006/09/28 00:43:52
冒険家 ナサニエル
[ジルベールの言葉に小さく笑んで頷く
 そしてエントランスへと辿り着けば
 目の前に広がるは薔薇園のような
 そしてその薔薇園の主達

 此の空間では邪魔をしているのは自分達
 其れでも

 ジルベールの隣に着けばただ静かに視線を送る

 それは主へとだろうか
 それとも其の隣に佇む――姫へだろうか]
(46)2006/09/28 00:44:28
書生 ハーヴェイ
ええ、まったくもって同感ですよ。
貴方とは以前から気が合わないと思っていましたから。

特にその面影、公を思い出すようで――

[視線は外さず足を踏み出せば血の水鏡は揺れて]

――忌々しい。
(47)2006/09/28 00:46:38
冒険家 ナサニエルは、書生 ハーヴェイの言葉に静かに剣を構えながら、見据える。
2006/09/28 00:47:51
流れ者 ギルバート
は…やつあたりも甚だしいな……。
俺とて好んでこの顔になったわけではないのでね。

[微かに瞳を細めればくつりと笑う。


──そして疾駆]


あの世で伯父上に文句でも言ってくれ。
(48)2006/09/28 00:54:50
見習いメイド ネリー
………残念です。

[ナサニエルとジルベール。
二人にかけた言葉だろうか、そう一言呟いて。]

時移様。
貴方を討たねばならないなんて、思ってもみませんでしたから。
だけど、ああ、今ならば。

貴方にこの刃を向けることが出来る―――

[向けられた鋏の先は、ナサニエルに向いていて。]
(49)2006/09/28 00:55:43
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/28 01:03:20
書生 ハーヴェイ
……如何様にも。

[駆けるジルベール]

ご冗談を。

[足元の血だまりが立てるは微かな水音。
彼が此方へ届くよりも疾くその姿は視界から消え失せ。

次に現れるのはその頭上]

あの世で逢うなど、混ざり合うなど吐き気がしますよ。

[振りかざした漆黒の刃は彼の喉もとを掠めようと――]
(50)2006/09/28 01:04:19
見習いメイド ネリーはメモを貼った。
2006/09/28 01:04:35
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/09/28 01:06:37
冒険家 ナサニエル
――茨姫。
君に刃を向けられるのは仕方の無い事です。

けれども此の選択を択んだ以上――、
私も君に刃を向けます。

[ゆっくりとゆっくりと、
 其の切っ先をネリーの方へと向けて、見据え]

御互いの択んだ道の為に。
(51)2006/09/28 01:10:13
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/09/28 01:10:51
流れ者 ギルバート
笑わせる──人の顔を見て思ったのはそっちだろう?

[小さく空気を吐き出して嗤う。

空気が歪んだのは自分の頭上。
足はぴたりと止まり後方に大きく跳ね飛ぶ。

極僅かに襟元のループタイは黒い刃に傷つけられ]


…あーあ。
意外と気に入ってたのに…どうしてくれるんだか。

[静かにダガーを握りなおしながらハーヴェイを見据え]
(52)2006/09/28 01:11:50
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/09/28 01:14:52
見習いメイド ネリー
――――――第2方陣。
"荊"よ淀め。
刺せよ荊。
狂える蔓べよ流れるままに。

"命じる"

[真っ直ぐに伸びる荊達はナサニエル目掛けて真っ直ぐに突き進んでいく。
鋏の刃を構え、指し示すように。

続く。続く――――]
(53)2006/09/28 01:18:00
書生 ハーヴェイ
[空を切る漆黒の軌跡。
低く片手をついて着地すれば
目の前を掠め千切ったタイの端はひらりと舞う]

餞に新しいものをご用意致しましょうか?

[微かに身体は沈む。
踏み込み、彼の元へ一瞬で駆けようとするため]

――茨姫。

[短い呟き。
ジルベールの退路を閉ざせと。
その命令は届いただろうか]
(54)2006/09/28 01:20:41
書生 ハーヴェイは、冒険家 ナサニエルに向う茨を視界の端で捉えたけれども――
2006/09/28 01:23:22
流れ者 ギルバート
謹んで後辞退させていただくよ。

[唇を吊り上げて空気を振るわせ]

餞よりも───貴公を踏み越え外の世界に。

[ひゅんと微かに軽い音を添えて
白銀の刃の柄を逆手に持ち変え軽く構え]
(55)2006/09/28 01:25:48
冒険家 ナサニエル
"応えよ"

[ただ一言で背後に現れるは無数の時計
 掛け時計に置時計
 止まっている物も
 目まぐるしい物も
 様々で

 すいと手を掲げれば針は浮び
 周りは溶ける様に消える

 ざくりと床へ突き立てれば
 茨のうねりを繋ぎ止めるように
 阻むように]
(56)2006/09/28 01:25:59
見習いメイド ネリー
――――――第1方陣解除。

"茨は荊へと成らん"
紡げ、伸びろ、うねるままに。
盾となれ、流れとなれ―――――

"開放"

[ハーヴェイへの指示が来れば、
すぐさまに次の方陣を開放して。
流れるままにジルベールの行く末に伸びる荊。]
(57)2006/09/28 01:27:10
見習いメイド ネリーは、鋏が一瞬だけ、鈍く煌めいて。
2006/09/28 01:27:28
冒険家 ナサニエルは、ジルベールへと向かう茨の方へと針で止めようと――
2006/09/28 01:29:19
書生 ハーヴェイ
――……外へ。

[彼の言葉にゆるく笑んで]

[地を蹴る靴は蹄のように鳴り響き

漆黒の刃を低く構え

迫る

迫る

迫る。]


[――爆ぜる赤は]
(58)2006/09/28 01:29:57
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