吟遊詩人 コーネリアス ―其の時 アーヴァイン― [彼はるんるん気分で広間の扉を開けた。矢張りその身に着けた服は……控えめに云っても万人受けするものではなく。 彼が口を開いた瞬間。 其の体に異変が起きた。 アーヴァインの目が、今まで捉えていなかった妖精を捕らえただろうか。 しかしその瞬間、彼女の力は発動した。] ――ポンッ! [面白い音だったかもしれない。なんか白い煙が上がったかもしれない。 その瞬間、くすくすという笑い声は、きっとその場に居た皆に届いただろう。少女の、幼い笑い声。 見えぬ少女は其れだけ残した。 煙が引いた後に、残ったものは…… 其の時の彼をてのひらサイズに縮めた、あみぐるみ。] | |
(0)2006/09/16 21:18:26 |
酒場の看板娘 ローズマリー あ!アーヴ!おは… [>>0姿を現した、ア(略)に、嬉しげに手を振って駆け寄ろうとした...は、突然目の前で上がった、ポンッ!という音と、白い煙に目を丸くした] あ、あれ? [きょろきょろと当たりを見回すその耳に、届く少女のような笑い声] | |
(2)2006/09/16 21:22:41 |
墓守 ユージーン ―1階・広間― [其の一連の出来事を、彼もまた、見ては居たのだが。 突然の事に、動けずに、只、驚いたように瞬きをして。 元はアーヴァインだったあみぐるみを抱き上げるローズ>>8を見て、漸く我に返り、其方へと] …………これは… [闇の魔力とは異なる、力を感じて。眉を寄せる] | |
(11)2006/09/16 21:47:39 |
酒場の看板娘 ローズマリー [>>16ユージーンの問いに、くるりと振り向いて、こくこくと頷く] こないだは、確か森の洞窟に封印されてたグレムリンを解き放って、お屋敷中に落書きされたの! もいちど封印するまで、大変だったんだよ! [言ってから、またア(略)の霊体に向き直る] アーヴ!ほんとにボク、心配したんだから!心配したんだからねっ! [編みぐるみを握りしめて、睨む目は、まだ、若干涙目だった] | |
(18)2006/09/16 22:02:19 |
酒場の看板娘 ローズマリー [ア(略)の霊体は、すっとぼけて、天井近くをふよふよしている] もうーー知らないよ!戻れなくなってもー! [絶対、この状態楽しんでるでしょう?と、じと目で見ながら、ネリー>>19に、うーん、と首を傾げてみせる] ボクにも良くは判らないよ。なんだか悪戯な妖精さんの魔法だとかアーヴは言ってるけど。妖精さんがどこにいるのかも判らないみたいだし。 心配は…しなくていいのかなあ? ミタは怖い?大丈夫? [ア(略)を問いつめるのは諦めて、ネリーに近付いた] | |
(24)2006/09/16 22:11:29 |
墓守 ユージーン [何か知らないのかとアの人に問おうとしたものの、其の姿は、何時の間にか消え失せていて。…散歩にでも、言ったのだろうか。暢気なものだ。 ラッセルの言葉>>22も気になりはしたが、当の本人はと言えば、気を失っているようで] 兎も角…、ちゃんと部屋に寝かせた方がいいだろうか。 病であれば、私が何とか出来るとは思うのけれども。 [髪の上から左の眼を押さえつ、ぽつ、と] | |
(27)2006/09/16 22:21:59 |
酒場の看板娘 ローズマリー [>>26ネリーの怖いという言葉に、編みぐるみをテーブルに置いてから、傍に跪き、ゆっくり、その頭を撫でる。昨夜、ユージーンにそうしてもらったように] そうなんだ。怖いんだね。うん、怖いよね。 でも、泣かないで。妖精さんだって何も悪い事してないミタを急に編みぐるみにしたりはしないと思うよ。 アーヴは…アーヴ本人も悪戯だから、きっと何か妖精さんを怒らせたんだと思うんだ。 ・・・・・とぼけてるけど。 [ちろと、ふよふよするア(略)を見て溜め息をついた] | |
(28)2006/09/16 22:25:08 |
酒場の看板娘 ローズマリー [>>29ネリーが少し落ち着いた様子になったので、嬉しそうに微笑んだ] うん、大丈夫だよ、きっとね。 アーヴはね…魔法だったら、きっと解く方法があると思うんだけど。時間が経ったら解けることもあるし。 でも、ボクにはどうしたらいいかは、判らないな…魔法使えないもの。 [困った顔で首を傾げた] | |
(30)2006/09/16 22:35:33 |
酒場の看板娘 ローズマリー [>>32ネリーに抱きしめられると、躊躇いなく、ふわと抱き返す] ううん、ボクが泣いちゃったから、ミタを不安にさせたのかと思って。気持ちが落ち着いたのなら、嬉しいな。 [ほう、と息をつくと、柔らかな薔薇の芳香、ネリーの香りと混じって、それは室内に広がっていく] | |
(33)2006/09/16 22:49:56 |
書生 ハーヴェイ [広間を出て行くユージーン>>35に、気をつけてな、と声をかけ。 自分は侍女を呼び、酒杯を用意してもらってゆっくりと傾ける。 金の瞳は、編みぐるみへと向けられて] 『これをなしたのは、あの力か。 さて、これから先、どうするつもりなのやら…』 | |
(37)2006/09/16 23:00:46 |
修道女 ステラ [おそらくは慰めの言葉>>42に小さく頷いて。無言のまま立ち上がり、しゅるしゅると編みぐるみの側へ。 変化してもなお悪趣味なそれに躊躇うかのように桜色の爪持つ指を伸ばし…微かに触れて、ぽつりと] ……なるほど…確かに”人形(ひとがた)”じゃ。 いま此処に…魂は宿ってはおらぬが、な… [編みぐるみになると同時に人形から抜け出て見えた極彩色の影。それを捕らえた瞳が色を濃くしていたのは一瞬―――見た者はいただろうか?] | |
(43)2006/09/16 23:54:03 |
吟遊詩人 コーネリアス [ハーヴェイに声をかけられても>>45今は全く意識が目覚める様子は無い。 開けば、恐らく此の城の昔の日記が読めるだろう。 其れは彼の妖精を封印した時代の。 異質な力を受け入れたから使えるように成った、内容を変える力…… 本人には、未だ、其の自覚は無い] | |
(46)2006/09/17 00:03:42 |
書生 ハーヴェイ [記されていた内容>>49に、やや、首を傾げ] 妖精…? 凶暴な妖精を封印した…この城の内部にか? 『つまり、この異質な気は、その妖精の物、という事か?』 …その場所は、城主の部屋から行ける…か。 [何となく、嫌な予感がするようなしないような] | |
(51)2006/09/17 00:17:00 |
冒険家 ナサニエル ―廊下→広間― [なにやら違和感を覚えて、廊下を歩いているとふわふわと飛んでいる極彩色の影…。思わず、壁に飛び去れば、その影は、何故かもう二度と聞きたくはないと思っていた声で話しかけてくる。] 妖精がどうかした…だの……?だから……? [耳を塞ぐのもままならなく、やがて、言いたいことだけ喋って気が済んだらしい影は突然、目の前から消えうせ…。...は暫く呆然と佇んでいたが] …アの人の言う事じゃ、さっぱりわからぬ… 皆に聞くべきか……? 『昨日から感じていた気の澱み、多分それが為したものであろうが』 [首を振って気を奮い起こすと広間に向かえば、皆に軽く会釈して] …こんばんはだ、皆……? [皆の視線がハーヴとその持つ本に向けられているのに 気づき、遠くから強く蒼き眼差しをそちらへと向ける] | |
(57)2006/09/17 00:25:59 |
書生 ハーヴェイ [行ってみるべきだろうか、という言葉>>56に] …何かしら、この騒動の手がかりはある…と思いたいしな。 [何となく望み薄のような気がしなくもないが、と思いつつ。 それから、ナサニエルに気づいて、そちらに軽く一礼] | |
(59)2006/09/17 00:33:20 |
墓守 ユージーン [ばさりと地に降り立てば、人の貌へと戻り。 やっぱり、とのローズの言葉>>58には、同様に、嗚呼、と嘆息するしかなく] 全員で行かない方が、良いだろうか… 手懸りが在るかもしれなくとも、封じられたのが危険なものであれば、尚更に。 [そう呟きつつも彼はと言えば、既に侍女からアの人の私室の場所を聞き、其方へ向かおうと] | |
(62)2006/09/17 00:44:40 |
冒険家 ナサニエル [広間に入ってくる最中、漏れ聞いた>>51に少し、顔を顰めて、先ほどのア(略)の言った事はさてはこのことかと、壁に寄りかかって大きく息を吐く。 ようやく落ち着いたと見えればハーヴとユージーンに聞こえるように呟く] 先ほどアの人の影らしき者に話しかけられたが、 妖精が幼生が、と喚き散らすだけでさっぱり分からなかったな…。何が城主の部屋で掴めればよいが…。 人手は足りるか? | |
(63)2006/09/17 00:45:03 |
冒険家 ナサニエル [無防備にするのも心配、との>>66ハーヴの声に大きく頷き] …ならば、そちらは任せた。我は、こちらで 待っていよう。多少の結界術の心得はあるゆえ。 よき報告でもあれば、良いがな… [にやりと笑ってみせたが、すぐに険しそうな顔に 戻り、腕を組んで壁に寄りかかっている] | |
(70)2006/09/17 01:02:03 |
見習い看護婦 ニーナ [何かがおかしい。 目を開ければ、眠る前に感じていたはずの柔らかな大気に、ちく、と肌を刺激すするような、そんな感覚にが混ざっているのを感じ。 空を見て、あたりを見て、その違和感を探すも、辺りはしんとした静寂につつまれていて、おかしなところは何もなく。原因はわからずに。しばしそのままに。 ふと、何かが体に触れているのに首を傾げ。 体にかかっているそれを肩からはずして、それを前にもってきて、両手で広げて見ると、どこかで見たことのある、黒い外套。] …これ、たしか。 [思い出すのは、薔薇園で低く歌っていた黒い雄鳥] ……ありがとう。 [穏やかに、変化のない、わかりにくい微笑を一人うかべた。] | |
(72)2006/09/17 01:05:07 |
冒険家 ナサニエル [ふと傍に控えていた侍女に白ワインを所望すると ゆっくりとグラスを傾けつつ>>76ステラの物憂げな 吐息が耳に入り] [静かに傍に近寄り、相変わらず壁に寄りかかって 静かに吐き出すのは] …これは、申し訳ない、余計な心配をさせてしまったか…?この場は女性の方が多いゆえ、男手が何かあったときには必要であろう?何もないとは思うが、念のための用心であるな。 [ステラにだけ、聞こえるように小さく呟き、またグラスに口をつける] | |
(80)2006/09/17 01:22:16 |
冒険家 ナサニエル [>>87ステラの呟きに気づかぬ振りをして、壁に寄りかかったままグラスを傾けつつも、視線は遠く、天を睨みつけてその蒼眼は険しいままに] 流石に…そう生半可に見つかるものでもないか… どうか……。 『我の口はどうも余計な事を言い過ぎて女人を傷付けかねんな…』 | |
(92)2006/09/17 01:49:39 |
墓守 ユージーン [ローズの反応>>97に、…嗚呼、と声を洩らして。 或る意味では予想通りだった訳だけれども] …力在る吸血鬼を変えたからこそ、今は、疲労しているのではないかな。 [根拠に乏しい言葉だったけれども。 其れから口に手を当てて、小さく咳き込み] | |
(98)2006/09/17 01:58:01 |
修道女 ステラ [切れ切れに届いた猫又殿の声>>95に、桜色の瞳を一つ瞬かせ。 頭を巡らし、ソファーに伸びた猫の姿に袖の下で小さな悲鳴を] 嗚呼…猫又殿、どうなされたのじゃ? [しゅるりと側に寄れば、聞こえるは小さな寝息。小さく安堵の吐息を零し、そっと桜色の爪持つ指を伸ばして頭を撫で] ………おつかれのようじゃな。 無理もない…いろいろあったゆえのぅ…… [部屋に運んだ方がいいのか悩みつつ、滑らかな毛並みを梳いて] | |
(99)2006/09/17 02:01:29 |
冒険家 ナサニエル [>>107ステラにふむ、と頷くとラッセルの頭をそっと撫でてやり] まだ、あの三人が戻ってきておらぬからな…。 暫く待つとしよう…。 [ソファの近くの壁に寄りかかり、今か今かとじっと広間の扉を見つめている] | |
(111)2006/09/17 02:39:46 |
修道女 ステラ [ローズの元気な報告>>113に桜色の瞳を細めるも、友人であろうアの人を心配していないわけではなかろうと、睫毛の影で色を濃くした瞳で見つめ、小さく言霊を呟き] | |
(115)2006/09/17 02:47:51 |
書生 ハーヴェイ [気落ちしているように、というステラの言葉>>121は意外なもので。今の自分はそう見えたのか、と思い、失敗したな、と内心で苦笑] いや、別にそういう訳じゃない。ちょっと、考え事をしてただけだ。 …余計な心配をさせたなら、すまなかった。 [できるだけ穏やかな笑みを浮かべつつ、軽く頭を下げ] | |
(125)2006/09/17 03:10:00 |
修道女 ステラ [ハーヴに穏やかに謝られて>>125余計にいたたまれなくなり、 袖の中で桜色の爪を手の平に立ててふるふると首を振る] い、いや……どうか頭を上げられよ。 わらわの勘違いであるのに…そなたに謝ってもらうは間違いぞ。 ………わらわも気がたっておるのかも知れぬな……。 広き心持ちて、許してたもれ。 [さらりと黒髪を肩から零しながら、頭を垂れた] | |
(129)2006/09/17 03:20:33 |
書生 ハーヴェイ [頭を下げられ>>129、苦笑しつつ] そちらこそ、頭を上げてくれ。 そも、こんな訳のわからない事が起きてる中で気を鎮めてるのも、難しいだろう。 だから、そんなに気にせずに…な? [静かな口調で告げ。 それから、手にした酒杯を干して、一つ息を吐き] さて…では、俺も休むとするか。 それじゃ、また後ほど。 [場にいる面々に一礼して、*広間を後にした*] | |
(132)2006/09/17 03:32:18 |
墓守 ユージーン ―庭園内・薔薇園近く― [十字架を握り締め、目を伏せて小さく歌を紡ぐ。色鮮やかな其の場所を穢すまいとするかのように、中には踏み入らずに。 と。視界に、薔薇とは違う極彩色が入った気がして。黒の眼を開き、其方へと視線を遣れば] …アーヴァイン殿? [ぽつりと口にすれば、其れはふよふよと彼の方に漂ってきて。曰く、何だか彼の歌を聴いていると、天にも昇る心地がするのだとかで。 ――詰まり、成仏してしまいそう、という事だろうか。 首から下げた十字架をべたと張りつけてみようかと思ったが、何だかやばいセンスとかがうつりそうなので、止めておく。 消滅されたらされたで、後味が悪い。「一応は」、哀しむものも居るのだし] …嗚呼。 ならば、貴殿のいらっしゃるところでは、歌わないようにしましょう。 [其れを聞いたアの人は心底残念そうだった。危機感がないのだろうか、此の生霊は。再び、ふらふらと何処かへ向かっていく半透明を見送って。嘆息] | |
(152)2006/09/17 15:08:58 |
冒険家 ナサニエル [>>166に嗚呼、なるほどと納得が行ったように首を振り] 『確かに、あの御仁に逢うと精気がどっと抜かれるような感触を覚えるな…。ふむ。』 何か、この先に珍しいものはあるか…? 暫く散歩でもと思うてな…。 [話題を変えようと別のことを尋ねる] | |
(171)2006/09/17 16:06:01 |
墓守 ユージーン [>>171尋ねられれば、思い浮かぶのは、矢張り] …薔薇園、だろうか。 色取り取りの薔薇が咲いていて、美しい場所だ。 後は、薬草園等もあったと。地龍たる君であれば、どちらも好む場所だろうか。 [考えつつ、言葉を紡ぎ。 城の中から出てくる影に其方へと顔を向け、今日和、と] | |
(173)2006/09/17 16:12:49 |
冒険家 ナサニエル [>>173の言葉にふむ、と頷けば、ユージーンが顔を向いたほうに気づく] …後で行ってみることにしよう。それほど美しい場所ならさぞや、保養になるであろうし…。 おや、こんにちわ、コーネリアス…。 貴公も散歩か…? | |
(174)2006/09/17 16:23:07 |
冒険家 ナサニエル [>>175に相づちを打ち、ゆったりと辺りを眺めつつ] やはり、皆あの御仁の気にでも当てられて気分転換 したくなるものか… 『それとも……?』 [なんとはなく、そこに立ち止まって言葉をかわすのを楽しむように] | |
(176)2006/09/17 16:35:25 |
墓守 ユージーン 其れがいいだろう。 けれど、余り遅くはならぬよう。私が言えた事ではないか。 [散歩かという言葉>>175に首を振り] 私は、今し方して来たところだよ。 今の時間ならば大丈夫だろうけれど、陽射しで、肌を傷めぬよう。 [其れから黒き眼を天へと向けて、目を眇め] …とは言え、もうすぐ日暮れ時か。 晴れた蒼穹も良いけれど、朱の混じった空も、また美しいな。 | |
(177)2006/09/17 16:35:56 |
吟遊詩人 コーネリアス あれに当てられない人なんて居るのかなぁ? 居るのだとしたらとても凄いと思うよ。 [さらり] 君も矢張りそうなの? [ナサニエルに尋ねて。ユージーンの言葉には>>177笑って] うん、大丈夫。そう簡単には痛まないよ。 綺麗だね、空。…あの人の趣味とは違うね [当然の事を] | |
(178)2006/09/17 16:39:47 |
墓守 ユージーン 否。…いるようだよ、如何やら。 [さらりと述べられた言葉>>178に思い浮かんだのは、昨夜、アの人の部屋でのローズの反応で。 其れと同時に視界の暴力を思い出して、つい、くらりとしそうになり。 忘れようと、額に手を遣り、頭をふるりと振った] | |
(179)2006/09/17 16:49:00 |
冒険家 ナサニエル [>>179に不思議そうにおもいつつも、またかの御仁かも知れぬなと勝手に納得し] [風の冷たさを感じれば、また空を見上げてもう朱に染まっているのに気づき眺めるも] む…散歩には遅かったか…?またあとにでもするか…。 [冷たい風に流されそうなほど小さく、呟く] | |
(183)2006/09/17 17:03:59 |