吟遊詩人 コーネリアス −森の泉− [白き竜を追い、走る。 走りながら、何か─力の、不自然な流れのようなものを、感じていた。 そして、その力には微かに、覚えのある波動が込められていて。 それが、苛立ちを掻きたてた。 やがて仔竜が声を上げ、...は足を止める。 静かな泉は、何事もなかったかのように、静かに月を映し。 ただ、取り残されたような黒衣と、その場に残る魔力の残滓が、異常の痕を伺わせた] カミーラ殿が…捕らわれ…たのか? 教頭殿と、同じように…。 …だから、私なんぞのために、力を発現させて目立つなと! まったく…どいつも、こいつも! [苛立ちを込めて吐き捨てる。瞳に宿るは、深い、陰り] | |
(11)2006/09/11 00:30:40 |
吟遊詩人 コーネリアス −1階・広間− [広間に戻り、一礼。それから、言葉を無くすメイの様子>>16に、小さくため息をつき] …異常な力の浸蝕と、流れを感じたので、辿ってみたのですが…これだけが残され、カミーラ講師の姿は、どこにも、在りませんでした。 [ふわり、と椅子の背に黒衣をかけて広間を見回す。 自身の力への干渉に気を取られていた事もあり、...はリックの消滅には気づいてはいなかった] | |
(21)2006/09/11 00:49:21 |
流れ者 ギルバート [...自身も、酷く狼狽えて] 『おかしい。おかしい!ぜってーなんかが変だ!』 ”願いのカードの事なんか俺は知らねーし、 それで誰かがどうなろうと知ったこっちゃねー。 …第一、願いのカードなんてなくったって、 なんかの力、うんにゃ権力ってのかな。 そういうのがあれば何だってどーにでもなんだよ。" 『何?何?俺、何言ってんの?』 [栗色の瞳に黄色い炎のような光が混じる。 火鼠が異常に気付き、右のポケットに入り込む] あ、あだ…ッ [思わず右手はポケットからでてくる。 強く噛まれ深い傷ができ、血が出ている指は、 それでも金でできたダミーのカードを離していなかった] | |
(33)2006/09/11 01:03:50 |
冒険家 ナサニエル [カミーラもいなくなったと聞き、眉を顰めるも。 ハーヴェイの言葉>>28を次ぐようにして、コーネリアスに] …さっき、黒蝶に探らせた。 地下室の、封印。それが解けたみたいだった。 中には入れなかったから…、それ以上の事は、俺には解らなかったけれど。 [それだけ言って、ギルバートに歩み寄り] …………ギル? それ、離せ。 [何時になく鋭い視線を向け、言った] | |
(34)2006/09/11 01:05:09 |
隠者 モーガン >>28 ハヴ [かけられた問いに、はっと身体を強張らせ] ハーヴェイ君は…その手の感知能力が高いのかの。 リック君を連れ去った魔力は、わしが地下室で感じたものと一緒じゃった。 全く違うということは、地下室と、もうひとつ… 恐らくは…カードの力、なんじゃろうのう… | |
(35)2006/09/11 01:06:22 |
吟遊詩人 コーネリアス >>28 カミーラ講師を捕えた力は、「願いのカード」に由来する物と思われます…。 微かに…竜の力の残滓を感じましたので。 リック君も消えて…その力の質は、異なる…? [しばし、思考をめぐらせる。それから、ゆるりと微かな残滓を辿り] …この波動は…地下室を隔絶させていたもの…? 地下室が直接、彼を捕えた…というのは、さすがに…。 [荒唐無稽に過ぎる、とは思うものの。ふと、ある可能性が閃いて] 『…この場にいた者が、無意識に抱えていた疑念…それを、感知して捉えた…か? …だとしたら…なんつーシステム備えてやがりますか、あの超絶愉快人女傑…』 | |
(37)2006/09/11 01:07:50 |
村長の娘 シャーロット >>33 ギル [狼を抱きしめる力は強くなる。戸惑う少女に、 狼は擦り寄り、しっかりしろ、とささやきギルバートへと 視線を向けさせ、問題は向こうだ、と促した。] ………そう、ね。今の彼は彼じゃない…。止めなくちゃ…。 ギルバート、自分の声を聞きなさい。 自分の心を、身体に強く結び付けなさい。 自分の身体を、取り戻しなさい! | |
(38)2006/09/11 01:09:49 |
流れ者 ギルバート >>34 ナササ [離せ、という言葉にうんうんと何度も頷く。 が、傍目には離そうとしているようには見えない] ”…いやだ。どうせ俺が離したら他の誰かが飛びつくだろ? 離したら俺の物じゃなくなるなら、嫌だね。” …い、いやだ、いやだ、いやだ… 離してーけど、指がゆうこときかねーんだ…ッ [辛うじて、ぐっと体から右手を遠ざける。 が、指はカードを掴んでいて、ふるふると震えている。 握る力で震えているのか、それとも、 離そうとしているのにできないからなのかは、 傍目にはどちらなのかわからない。] | |
(39)2006/09/11 01:10:30 |
学生 ラッセル リックを捕らえたのは、内部の魔力。カードと別物の、そして曰くつきの封印されている地下室 願いのカードは被害者を更に増やした。それだけか…… >>39 ギルバート [...は右手に持つ金のカードを見て] どうも、それが怪しいな…… [...はどうするか悩みつつも風の呪符を出し、金のカードに狙いを定めている] | |
(41)2006/09/11 01:19:01 |
流れ者 ギルバート [肩を叩かれ、...の左手は、自分を叩いた腕をはたいた] 『ぅわッせんせ、すんませ…!』 [内心焦るが、表面にはその表情はでてこない。 火鼠は右手の指とカードの間に体を割り込ませ、 ぐいぐいと離させようとしている。 火鼠を潰してしまう。...の意識は、深呼吸をしようとする] ”深呼吸…?そんな事させようったって、そうは…” 『ティーを潰しちゃだめだ、だめだめ!』[すぅと息を吸う] ”金の魔力をおめーらはしらねーのか?なんて…” 『先生の言う事はきくべきだ!うん!』[はぁと息を吐く] ”離れろって言われてもな、離さないのはこいつだ” だ、だいぶ落ち着いたっぽい…[しかしごちゃごちゃだ] | |
(43)2006/09/11 01:25:03 |
書生 ハーヴェイ >>35 …一定量以上でないと俺は感知できません…ニーナは別ですけど… …今回は強すぎる魔力を一度に二つ感じ取りましたから… カードの力が大きすぎて…なおかつ発動が非常に短いです…あらかじめ所持者を監視でもしてないと…俺には特定できません… [眼を伏せて首を横に振りながら… 最も、根がお人よしの...にこの特講参加者の誰かを監視する等という芸当は到底出来ない訳であるが…] >>36 [札から癒しの力が発動されるのをぼんやりと見つめて] …ありがとう、ラッセル… ……そうだね、少し落ち着かないとね… [深くため息とも深呼吸とも取れる息を吐く] >>37 [...はコーネの話を聞き、続いてラッセルの>>14を聞いて頭を振った…まだ少し頭痛がする… そしてギルバートの豹変と、周囲の様子をぼんやりと見つめている] | |
(44)2006/09/11 01:25:28 |
学生 ラッセル [...は最悪ギルバートの手ごと吹き飛ばすことになってしまうことを承知で風の呪符で狙いを定めていたが、ナサニエルが間に入ったのを見て、手をとめた。そしてコーネリアスと、その傍らにいる白い幼竜に一瞬だけ目を向けると、結局] わりぃ。まかす。 [と言い、自分を落ち着かす意味も込めて、軽く深呼吸をした] >>44 ハーヴェイ ああ、疲労したり混乱したところで情報を詰めても意味はない | |
(45)2006/09/11 01:30:39 |
吟遊詩人 コーネリアス >>43 [叩かれた事は、特に気にした様子もなく、ぽんぽん、とギルの頭を叩いて] 君は、君ですよね? 君が君であろうとするなら、どうすればいいのかの答えは、自ずと、答えは出るはずですよ? [呼びかけの声は、静かに、諭すが如く] | |
(46)2006/09/11 01:30:58 |
冒険家 ナサニエル >>43 [金の魔力、という言葉に目を眇め] 知らない訳じゃないけれど、俺にはあまり関係ないの。 …賢者の石って知っている? なんて、ね。 [離させようとするティーを手伝い、ギルバートの指を掴んで。 そのまま、外させようと] | |
(47)2006/09/11 01:31:15 |
書生 ハーヴェイ [モーガンの>>49の言葉に一つ頷いて、まだ少し痛む頭を抑えながらふらりと立ち上がった…] …今日はもう休みます…… …おやすみなさい… [ギルバートの事に後ろ髪をひかれつつも、ニーナに促されながら*自室へ…*] | |
(53)2006/09/11 01:37:18 |
吟遊詩人 コーネリアス [落ち着いた様子のギルに、安堵の息をもらしつつ、カードの横に片膝をついて] >>56 それが、最も安全かと思いますが…。 念のため、封印を施しておきます。 [言いつつ、す、と自身の左上腕を掴み。小声で早口に祈りの言葉を紡ぎだす。 淡い翡翠色の光が舞い散り、黄金のカードをふわりと包み込んだ] | |
(62)2006/09/11 01:50:26 |
村長の娘 シャーロット >>64 ギル ただの、ものなんて無いわ。 物だって、作られて、そして今在るというこの時までに きっと沢山の物事をみて過ごしてきたの。いえ、過ごして、 あるいは共感して・・・。 [少女は目を伏せて、呟く。] なら、次は飲み込まれないで。自分を強く持つの。 貴方を利用とするものなんて蹴っ飛ばして、 貴方という存在をその身体に強く刻むの。 それができれば、何も無いわ。大丈夫。 | |
(68)2006/09/11 01:58:07 |
吟遊詩人 コーネリアス >>66 [袖に入っていく枝とカードを見つつ] ですが、どうぞお気をつけくださいね? 力は抑えましたが、何を引き寄せるか、わかりませんので。 [言い終えるのと前後して、微かな目眩を感じ、よろめいて] 『あらら…略式の儀式呪で済ますには、大掛かりでしたか…負荷が、かかっていますね…』 | |
(69)2006/09/11 01:59:21 |
流れ者 ギルバート [...は、ぽちが一緒に寝ても良いというのを聞いて] …どうしようかな、久しぶりにホントの大きさでねるかな。 ティーと同じくらいの大きさになっちまえば、 ティーもぽちぐらい頼りになるようにみえ…じゃなくて [火鼠はさらにぷいっとそっぽを向いた] …うーん、ぽちが良い様子だったら…。 >>69 コネ先生 あああ、先生大丈夫っすか。 [ちょっとおろおろとする] | |
(72)2006/09/11 02:05:15 |
冒険家 ナサニエル >>70 ギル [そんな様子を、にこにこと笑みながら眺めつつも] …潰されないようにね? [シャーロットが首を傾げる様子には、何でもないよと首を振り] ううん。 …「願いのカード」は如何しているんだろうね…、って。 | |
(73)2006/09/11 02:06:37 |
村長の娘 シャーロット >>70 ギル [少女は苦笑して首を傾げる。] 次はあってはいけないわ。カタチを変えられてしまうのは あってはいけないもの。カタチを変えるのは、ギルバート自身。 貴方が望んで、そのカタチを成長させてこそ、だわ。 大人…かしら。ただ、そう思うから。人にも、物にも、 歩いてきた大切な過去が、歴史がある・・・って。 私はそろそろ休むわ。ええ。ぽち。分かってる。 [ぽちは少女の足下からギルバートの方へと進み、 その肩を慰めるように叩く。その様子を見ると籠を抱き。] | |
(76)2006/09/11 02:12:52 |
隠者 モーガン >>75 コーネ ふむ… [心配げにコーネを見送り] …わしもそろそろ寝るとするかの。 皆、おやすみじゃ。 明日も元気な顔を見せてくれるのを楽しみにしておるぞい。 [残っている面々に微笑みかけ、ゆっくりと*二階へ*] | |
(77)2006/09/11 02:13:53 |
村長の娘 シャーロット >>74 ギル そうね。異性との眠りが許されるのは子供時代だけだわ。 ぽち、ギルバートをお願いね。 あ、ギルバートとティーとぽちと…ナサニエルが一緒に寝れば、 きっともっと、寂しくなくて、楽しいと思うわよ? 私もそろそろ眠るから…。 皆さん、お休みなさい…。良い夢を。 [少女は洗濯物の入った籠を両手に抱いて頭を下げると、 階段を登り、*自室の扉を閉めた*] ― 一階・広間→ 二階・自室 ― | |
(79)2006/09/11 02:16:25 |
流れ者 ギルバート う、うん…。だめだぁ、火事が…煙が…まいて… [...は、何やら夢を見ているのか、うなされている。 ティーはひょこっと起き、まだ眠るチョビにまずはご挨拶。 ...がうなされているので、まるで「しょうがないなぁ」 とでも言うように、...のお腹をぽんぽんと叩いた。] …ぅあ。…あー、夢。ティーあんがとー…。 [...は目を覚まし、火鼠の毛皮に自分の顔を埋める。 あたたかさを堪能したあとにふと顔をあげると、 目に入ったのは、...が小さくなった事から大きく見える 黒い蝶。ちょっと驚いてみせる。見回せば、 同じく大きく見える蝙蝠や、それよりももっと大きい狼も] …うわー…。なあティー、俺って愛されてる? [火鼠は、ふんと息をついて羽トカゲを撫でた。] | |
(86)2006/09/11 13:43:12 |
流れ者 ギルバート [...は、ぐたっと火鼠にもたれてまた眠っていたが、 火鼠がふるふると体を震わせたので落ち、目を覚ました] …ぅわッまた寝てた!?まじでか!! [そこに黒い蝶がひらりと寄ってくる。 「出かける」というナサニエルの声に、首をかしげ] 出かけるぅー?大丈夫なんかな、あいつ。 って、人の事言えねーか俺。うし、今日もカードさがしに… [と、言って思い出す昨日の事。自分の物でなくなった自分。 ...は思わずふるりと震え、唐突に火鼠の上に乗った。] うんにゃ、今日は宿舎で遊んでれば良ーや。 …ちょっとこのまま地下ってとこに行ってみようかな。 …先生は近づくなっていってたけど。…いーよな? [それを聞いて、火鼠は...を背に乗せたまま駆け出した] ー二階・個室→地下階段前ー | |
(93)2006/09/11 17:16:10 |
流れ者 ギルバート …でなー、こっから先は俺とリックの男同士の内緒話だ! リックは先生の耳を塞いでおくように![少し、間をおいて] …実はな、俺、リックと先生が一緒にどっかに行っちまって その時は何にも考えてなかったんだけどな? 二人は今、一緒にいるんだろ??で、俺が今思うと、だ。 …リック、ラッキーだったんじゃね? チャンスだ!いいか、これはチャンスだぞ! ほんのちょっとしたら先生二人とか、ラセとかが おめーらの事助けてくれんだ。あんまり凹むな! リック、おめーはもう、何の心配もいらねーから、 だから、…このチャンス逃すな!?んじゃまた! [結局何がしたかったのかわからないが、 ...なりにどうやらリックに伝えたい事があったらしい。 ただ、火鼠は首を傾げるのだった。 そんな火鼠にのっかって、火鼠も移動する] ー地下室階段前→一階・広間ー | |
(96)2006/09/11 17:37:46 |
流れ者 ギルバート >>100 メイ …あー、様子がおかしかったのはそうなんだけどよー。 俺、これが本当の大きさだから! エサースロンはちっちぇーの。 俺はまあ、一種の魔法なのかな、でっかくなってるけど。 [そういえばどういう仕組みなんだ?と自分も首を傾げる] | |
(101)2006/09/11 17:51:43 |
流れ者 ギルバート >>103 メイ [...は、小皿なのに食べきれなくってぐったりしている] 準備ー?[首は傾げるが、聞かない事にして手を振った] …だみだ。食べきれねー。 [大きく戻れば良いのだが、*思い浮かばないようだ*] | |
(104)2006/09/11 18:08:45 |
学生 ラッセル −広間− ちわ〜……って誰もいない?もしやまた遅刻か [...はテーブルの上で寝ているギルバートに気づいていない] にしても、静かだな……まっ、人数が減ったんだから静かになるのも当たり前か。 [...は軽くため息をつき、そしてカミーラが昨日書き残した>>2:589の張り紙を見て、考えこむ] ……カードのほうは知らないが、こちらは。 | |
(107)2006/09/11 20:51:03 |
学生 ラッセル [...は人が来たのに気付き、先程の呟きが聞こえたのか?と内心戸惑いながらも] ……おかえり。ってかおはよう。 [...といつも通りの間の抜けた挨拶をしつつ>>110のメイの姿を見て] なんか凄いな [と苦笑] | |
(114)2006/09/11 21:08:40 |
吟遊詩人 コーネリアス −北部・湖− [ぼんやりと湖畔に座り、物思い。 仔竜がぱしゃぱしゃと水を弾いて遊んでいるのを、ぼんやりと眺めていたが、もしかすると、何も考えていないのかもしれない。目が余りにも虚ろに過ぎる。 仔竜はそんな...の様子にも構わず、ぱしゃぱしゃと湖の中ほどまで進み…唐突に、首を傾げて、水の中にもぐりこんだ。 それからしばし時を置いて、仔竜は口に何かくわえて岸へと戻り、カードを...に押し付けて、きゃう! と鳴いた] …え? ああ、クィル…。 …これは? [仔竜に押し付けられたカード、そこから伝わる力に、微かに眉を寄せ。ズレた眼鏡を直しつつ、それをよく観察する] …「愚者」のカード…ですか。 これはまた…何とも、因果な。 | |
(119)2006/09/11 21:19:04 |
学生 ラッセル >>115 ナサニエル あ? [...は、聞こえていたのか。軽く舌打ちした後] ……信じてみる覚悟が…… [俺にはなかった、と言いかけるも、言っても仕方ないなと頭を振り] ま、無事だったんだからいいけどな [そう、軽い調子で言った] | |
(122)2006/09/11 21:23:10 |
隠者 モーガン >>120 ナサ エントも普通の植物と同じで、 水を必要以上上げすぎると、根が腐ってしまう。 ほどほどにせにゃならん。 が、このエントは過食症気味でのう。 必要以上に水を吸うが、吸収する前に枝先から出してしまうんじゃ。 病気じゃなくてわざとだとは思うがの。 [エントの枝先はぷいっとそっぽを向いた] | |
(125)2006/09/11 21:25:33 |
吟遊詩人 コーネリアス …竜紋を持ちて結びし盟約に基づき、我、偉大なる竜王に祈願せん…。 我は竜王の力の行使を許されし者。 均衡の竜王の使徒アムナス=クレイアクトの名において。 大地統べし竜王ヨルムンガンド、その領域たる「安定」の力を。 氷破統べし竜王ユルング、その領域たる「封印」の力を。 生命統べし竜王ティアマット、その領域たる「輪転」の力を。 天聖統べし竜王バハムート、その領域たる「悠久」の力を。 影輝統べし竜王イズマルームの領域たる、「均衡」の下。 我が魂魄の力を持ちて結び合い、一つの力とならん…。 [静かに紡がれる言葉、それに応じるように、様々な色彩の光が弾け。 乱舞の後、それは集約し、淡い紫に煌めく珠を創り出す] | |
(134)2006/09/11 21:37:05 |
村長の娘 シャーロット >>132 ラッセル 流石先輩だわ。素敵な休眠の取り方ね。 決められた眠りは機械の停止に酷似していて、 眠りに縛られてしまうも同然だもの。 先輩は眠りの理解者だわ。 [机の上に正義のカードを置き、ラッセルに頷いた。] | |
(135)2006/09/11 21:38:20 |
学生 ラッセル >>135 シャロ いや、そんな大層なものでもないと思うんだがな。素直に眠いときは寝る。んで、寝るのになんか飽きたら起きる。この繰り返しなだけだが…… ん?なんだそれ? [...はシャーロットが机の上においたカードに目を移す] | |
(138)2006/09/11 21:41:15 |
隠者 モーガン >>ハヴ・メイ いってらっしゃいじゃよ。気をつけてな。 >>139 ナサ ふむ、いつも叱ってると思うんじゃがの? [不思議そうに] 昼間かの? うむ、不用意に地下室に近付いておった。 [悪びれた様子が欠片もない] 講師が先に手を尽くしておけば、 生徒を危険な目に晒すこともないかと思ってのう。 …もっとも、わしの知識じゃ及ばない子もいるがのう。 [ちらりとラッセルを見やり] | |
(144)2006/09/11 21:47:25 |
吟遊詩人 コーネリアス [モーガンにただいま戻りました、と返しつつ、懐から「愚者」のカードと、先ほど作り出した珠を取り出し。 さて、どうしたものか、と言う感じで広間を見回す] >>151 [呼びかけに、刹那、笑みに立ち返って答えるものの、その表情はすぐに思案のそれへと代わり] | |
(153)2006/09/11 21:55:26 |
吟遊詩人 コーネリアス >>160 難しい事では、ないつもりですが。 [くすり、と笑って、手にした紫の珠を見せ] これを、預かっていただきたいのですよ。 そして、必要と感じたら、中の力を解放してもらいたいのです。 君は、この中では一番、アーティファクトの造詣が深いようですから。 | |
(162)2006/09/11 22:06:09 |
学生 ラッセル >>162 コーネリアス [...はコーネリアスの手にある紫の珠を見て一瞬、眼を細めたが彼の反応といえばそれだけで……だがいつもの若干とはいえあった敬語混じりが抜け] ま、預かるだけなら難しくない。 だが先に断っておく。基本は預かるだけだ。いずれ返す。 だからこれを俺が使用するような機会なんて作らないようにしてくれよ。返せなくなっちまうからな。 それでもいいなら預かろう | |
(167)2006/09/11 22:13:57 |
冒険家 ナサニエル >>168 [シャーロットを見詰め返す瞳は、穏やかな紺瑠璃で。 その質問を聞けば、ほんの少し困ったようにして] それを、俺に聞くんだ? [けれど直ぐに、柔らかな微笑に戻り。 吹く風は彼の衣服をも靡かせるも、矢張り、視線は逸らさずに] …そうだね。客観的に見れば、封印、するべきだろう。 誰もが傷付く事の無い世界なんて、ありがたいもの。 危険なものは消去して、安全なものを残す。 そうして世界は事も無く、平穏を―― [ふい、と視線を天に輝く月へと向けて] うん。でもね、これは、俺の本心じゃないと思う。 | |
(172)2006/09/11 22:23:25 |
学生 ラッセル >>170 コーネリアス ああ、本当にそれに越したことはないな。……本当に。それで構わないようだし、預かる。 [...はコーネリアスより珠を受け取ると、それをそっと懐に仕舞いと、なんか重い荷物背負っちまったな〜と思いながら、そういえば。と話題を変える] シャロが湖の妖精からもらったらしいです [...はテーブルの上に置かれた正義のカードのことを教える] | |
(173)2006/09/11 22:25:17 |
村長の娘 シャーロット >>172 ナサニエル 貴方だから…、聞くの。 [彼の口から紡がれた客観論には悲しげに目を伏せて。 予想は出来ていた、その言葉。少数の犠牲の上の幸福。 しかし、続いた言葉に彼の瞳を見つめたまま、問いかける。] 本心ではないのに…、それを述べるのね。貴方は。 貴方の言葉はたまに、嘘を感じたわ。優しい、嘘を。 自分を犠牲にする者の、白い嘘を。 私が聞きたいのは、そんな嘘じゃない、貴方の本心。 | |
(174)2006/09/11 22:29:20 |
吟遊詩人 コーネリアス >>170 [珠を受け取ってもらえて、安堵の笑みをもらし。 言われるまま、テーブルのカードへ目を向ける] 湖の…ですか。 では、見てみるとしましょうか。 [言いつつ、テーブルに近づいて。カードを手に取り、なにやら思案顔に] | |
(175)2006/09/11 22:31:34 |
学生 メイ >>171 ハヴィ先輩 あるんだ、先輩にも。 ……それって、ニーナさんに関係ある? [...は何気なくおもったことをぽろりと言ったが、 迷宮中に自分の声が響き渡るのを聞き、しまった!という顔をした] い、今のは聞かなかったことにしてくださいっ! き、気のせいです! [...は慌てて失言を取り消したけど気まずくて、押し黙った] | |
(176)2006/09/11 22:35:06 |
冒険家 ナサニエル >>174 …うん、俺は嘘吐きだよ。 俺が正直者なら、きっと…、こんな事にはならなかった。 [くすくす、と小さく笑って。けれどそれは、自嘲めいた笑い] これから言うのは、「どうするべき」という事じゃない。 俺の本心。子供みたいな、馬鹿みたいな。 …内緒に、してね? [そう前置きをして、浮かべる表情は幼子のように稚く、けれど愁いを帯びて] 封じられて、ひとりになるのは、怖い事、厭な事。 力があるなら、心なんて、欲しくない。 心があるなら、力なんて、欲しくない。 要らなかったんだ。 …だから、封印されたものを――解放したい。 そう、思っていた、んだろうね。 | |
(177)2006/09/11 22:39:55 |
書生 ハーヴェイ >>176 [...はニーナの名前が出たのできょとんとした表情をして見せたが、すぐに苦笑して] あぁ、ニーナとは関係ないよ。 あくまでも俺の個人的な願いなん… [言いかけ、途中で止まる。 明かりはライトヘルメットのものだけ…それで照らしきれない、闇の溜まった場所を見つめて] ……下がって、メイ [言うなり、表紙に装飾が施された鍵付きの本を空中から取り出して、其れを開いた。 ぱしゃん!と泡がはじけるように本についた鍵が消えた] | |
(179)2006/09/11 22:42:27 |
村長の娘 シャーロット >>177 ナサニエル [悲しい表情には、返す言葉も慰めるも出来ず、 口を結んだまま、ナサニエルを見つめて、秘密、に頷いた。] その力故に、封じられて、多勢の犠牲者になる… …貴方は、ルナと同じなのね。 ルナも…この湖の遺跡の中で泣いていたわ。 寂しかったと、悲しかったと泣いていたわ。 私たちの秘密も…教えるわ。この子がルナ…。 孤独故に二つに分かれた、アーティファクト、 「願いのカード」の片割れ…ルナよ…。 [少女は月の輝きを返すカードをナサニエルに向けた。] | |
(181)2006/09/11 22:54:45 |
書生 ハーヴェイ >>180 [闇がうねるように動き出し…飛び出してきた。 子鬼のような姿にコウモリの翼を生やしたモンスター。小型のグレムリン] ――来い!ビャッコ!! [両手、首、頬の辺りにまで光の紋様が一瞬で描かれ、ほぼ無詠唱で陣が発動する。 声に応じて白い虎を召喚。呼び出された聖獣は襲いかかってきたグレムリンを一度に数匹噛み砕く。 しかしそれだけでは全てを裁ききれず、2、3匹がメイの方へ] | |
(182)2006/09/11 22:54:52 |
冒険家 ナサニエル >>181 …俺は、何もしていなかったんだけれどね。 何をする事も、赦されていなかったから。 でも、怖かったんだろうね。俺を、封じた人達は。 それが正しいだとか、間違っているだとか。俺には、解らない。 [恨み言のようでもなく、只、淡々と言葉を紡ぐ] …うん。そっか。 黒蝶が感じていたのは、その子だったんだね。 [呟くと同時に、シャーロットの傍らの闇が蠢き、一羽の黒蝶へ。 彼の元に居た蝶の元へと寄り、二羽がひらひらと舞う。 それを見詰める彼の瞳と宝玉とは揺らめき、万の色を湛え] ルナ。初めまして。 [もう、表情は、何時もの柔らかい笑みで。 宜しくと挨拶をするように、そっと手を差し出し] | |
(183)2006/09/11 23:02:22 |
学生 メイ >>182 [...の方にグレムリンが来たのを知覚した瞬間、 身体が勝手に動いた。 剣術の授業で習ったように理想的な剣さばき] 一年・剣術大会4位のメイさんをなめんなよ! [手入れしたての剣がグレムリンの血で染まってゆく] | |
(185)2006/09/11 23:07:37 |
書生 ハーヴェイ >>185 [数匹のグレムリンがメイの方へ向かい、少々動揺してそちらを見るが、健闘しているようでほっとする。 白い虎に指示を飛ばし、グレムリンを片付け、メイの傍へ] 大丈夫か?メイ… ……? [そしてもう一つ…魔物とは異なる性質の魔力に反応…黒い眼に蒼が帯び…] | |
(187)2006/09/11 23:11:39 |
村長の娘 シャーロット >>183 ナサニエル 大勢は時として残酷だわ。その大を救うため、小を殺す… 私は貴方の事も、ルナの事も、あの子の事も解き放ちたい。 貴方たちは望んでその力を手に入れたんじゃないもの。 正しいとか、間違っているとか、安全策は嫌よ、嫌。 [二羽の蝶を目で追いかけ、彼の言葉に少しだけ笑った。] ナサニエルには、分かっていたのね。ルナの事も… 私が、ルナたちに呼ばれたという事も。 ルナ、あなたたちは一人では無いの。 例え上天に月が無くても、私やナサニエルが居るわ。 [ナサニエルが触れると、ルナは月のように柔らかい光を放つ。 流れ込むルナの意識は、穏やかで優しく、彼の人を迎えた。] | |
(188)2006/09/11 23:12:31 |
吟遊詩人 コーネリアス >>186 [振り返り、微かに笑んで] ええ…時が戻せぬものであるのは、何よりも強く、思い知っています。 [そう言う刹那の表情は、何故か泣きそうで。 しかし、次の言葉を紡ぐ際には、いつも通りの静かな表情に戻り] それでも、やはり、悔いてしまうのです。 あの時、「カードの願い」を叶えておけば、こんな事態にはならなかったのだと、そう考えてしまいますと、ね…。 | |
(189)2006/09/11 23:13:12 |
吟遊詩人 コーネリアス >>191 ええ…。 かつて、学院長のお嬢さんの事件を解決した後。 「願いのカード」は、「同種にして対極存在」である、私との同化を願いました。 ですが、私…私たちには、それを叶える事ができませんでした。 …カードに、カードのままで在って欲しいと、願う、声。 それを、無碍にする事が…どうしても、できなくて。 | |
(192)2006/09/11 23:20:29 |
書生 ハーヴェイ >>191 メイ!!血が… [ためらいも無く、自らが纏う黒い外套の裾を引き裂き、包帯代わりにしてぐるぐると巻きつける… 全てのグレムリンを退治した白い虎が傍にやってきて、心配そうに傷口を見ている] …とりあえず応急処置…宿舎に帰ったらちゃんと手当てをしよう… [きゅっと黒い帯を結んで…続けて蒼の帯びた目を暗闇へ向け、一点を指差す] …メイ…あれ… [其処にはカードがあった…幾重にも封印の施された…強い力を放つカード] | |
(193)2006/09/11 23:20:57 |
冒険家 ナサニエル >>188 うん…、ありがとう。 [シャーロットの言葉に、柔らかな笑みを向け。 その優しい意識に触れれば、万の色を放つ瞳を細めて] でも、俺はいいんだよ。今でも、充分に幸せだもの。 解き放たれるのは、その子たちだけでいい。 それにね。俺は、…まだ、迷っているよ。 カミーラが消えてしまって。リックが地下室に取り込まれて。考えた。 皆を傷付けてまで、解放したいんだろうか。されたいんだろうか。 …これで本当にいいんだろうか、って。 [こんな事を言ってごめんねと、ルナを撫ぜ] | |
(196)2006/09/11 23:22:18 |
学生 メイ >>193 ハヴィ先輩 [...が応急処置されていくのを見てきょとん] いつも人の怪我を治すばかりだから、こういうの新鮮ー ボクの治癒魔法で自分の怪我は治せないから不便だなー [...はふと真顔に戻り、ハーヴェイの視線の先を凝視して] やっぱりカードがあったねー 何のカード? | |
(198)2006/09/11 23:25:42 |
書生 ハーヴェイ >>198 [新鮮というメイの言葉になんだか安心した気持ちになって、少し笑う。 >>199に有難うと礼を述べて再びカードを見…とりあえず…これも回収すべきだろうと...は思っている。 しかし、解呪の法は本当に基本的で一般的なものしか使用できない。 自分の持っている力でこの封印を破る事は困難だろう…そう思った…その時。 頭に直接響く声があった…我を呼べ…] ……え…? 「我の名を呼べ…」 …誰だ…?お前は… 「我…汝は我…」 お前は…俺……? [...の眼に帯びた蒼がゆっくりとその色を変えて…血のような深紅に…] 「汝は我…」 ……我は精神(こころ)の闇より出し者… [白い虎が消え、身体に描かれていた白い紋様がその形を全く違うものとし、瞳と同じ深紅の色を持って身体に描かれる。 スッと前に突き出した手…そこに、宿舎に置かれているはずの死神のカードが現れる…] | |
(200)2006/09/11 23:31:07 |
隠者 モーガン >>192 コーネ ふむ…辛い選択をしたんじゃのう。 じゃが、その時はそれが正しいと思ったんじゃろう? 全てのものが幸せになれるとは限らん。 必ず何処かで犠牲が生じるじゃろう。 カードの願いを叶えていたら… コーネリアス先生自身が、犠牲とされていたかもしれん。 もしも、を言ってもきりがないがの。 思い悩んでは、いかん。 今はともかく、カードを探さないとの。 | |
(201)2006/09/11 23:31:24 |
村長の娘 シャーロット >>196 ナサニエル 貴方は、今そうやって自由に動ける。 望むならきっとなんだってできるわ。 でも、貴方は少し、謙虚だわ? [幸せ、という言葉に首を傾げて笑って。] ルナたちはまだ、囚われているの。この湖の遺跡の封印に… 目覚めたばかりのルナたちは魔力を求めていたわ。 魔力が満ちれば、ルナたちはこの島からも出られる… 先生たちには申し訳ないけれど、先生達は無事だわ。 少し…魔力を分けてもらっただけ。 ルナたちが、開放されれば、地下室の封印も…解けるわ。 [ルナは弱弱しく、まるで苦笑するように光った。] | |
(202)2006/09/11 23:31:59 |