新米記者 ソフィー 【公園→day/>>2:362under...】 [あの時から細い指を華奢な手を隠して―― 裸にされた指先に温かい唇とつるりとした歯の感触 ぴくりと噛まれていない指が動く] いつ何が起こるか判りまへんき、最低限の装備は必要どすえ…… [俯き紡がれるつまらない言い訳 伏せられた長い睫が震える] | |
(399)2006/07/30 04:00:24 |
冒険家 ナサニエル [差し込んだ手が白い肌を露にして、 やがて指先に当たるは布地の感触。 続くはずの肌が途絶えた事に訝しげに眉を寄せ、 指先に伝わるは包帯に似た伸身性のある生地。 相棒の顔を見て、怪我をしているのかと口を開きかける。 漏れたため息。その表情から目を離せないまま もう一度その布を確かめるように触れれば ――6年誤魔化し続けた違和感に思い当たる。 それはそれは、とても間抜けな顔をしていただろう。 言葉なんてとても出やしない。 理由もわからずにぼうっとした熱が頭にあがる事だけがありありわかって。 目を逸らしてはいけない気だけはしていて。 落ち着き無く目を瞬かせるばかり] | |
(408)2006/07/30 06:00:44 |
冒険家 ナサニエル [言葉も無いまましばらくまどろんでいたのだろうか、 目を覚ませばなんともいえない表情でぽふぽふと枕に顔を埋めては起し。 髪をくしゃりと掻くとひとつ息を吐いて体を起こす] ………………あー…。 食堂でお茶でも煎れてもらってくるよ。飲むだろう? [ぽふりと相棒の頭を撫でてからベッドを降りる] あまり変な顔をするな。…対応に困る。 [口をへの字に曲げて毛布を相棒の頭にひっ被せると部屋を後にした] 【day/>>2:362under→公園】 | |
(418)2006/07/30 08:06:39 |
学生 ラッセル 【湖の墓標】 [やがて、煙草を灰にすると、ヒューの後を追うように湖へと消えていった。 その様子を見届けると、墓標を一つずつ確認する。 目を瞑れば、まるでさっき起こったかのように、悪夢のような集会所での出来事が、脳裏に過ぎった。平穏の代償として、失われたのは12名もの命。否、自分も死んだ事になっているのだから、13名か……。 それはお互いにとっても、あまりにも辛い戦禍だった。 結果として村は滅びずに済み、人狼が死んだ。多くの仲間を失って。 だけど、残された人間はそれを喜べる筈がなく――。 今はただ、静寂の中で失われた絆を思い、悲しみに胸を翳らせているのだろうか……? 義眼が少し疼く。きっと、人狼だって村を滅ぼす事が出来たとしても―― 仲間を失った痛みに変わりはないのだから。] 戦争……か。 我ながら酷い例えだったなぁ。 | |
(464)2006/07/30 23:42:38 |
学生 ラッセル 【湖の墓標】 ヒューも結局死んじゃったし……。 [いや、正確にはフェンリルの力を封じた際に、一部が義眼に残ってはいるのだが] さて、どうするかな。 ……生きる為に食らうことに、善も悪も無いんだけどね、本当は。情が絡むと辛いね。 [かつて、生きる為に、日々の糧を得る為に、人狼を殺し、それを仕事にしていた稼業――狩人として、育てられていた頃を思い出す。 兄と呼び親しんでいた狩人は、親友の農夫――だった人狼と共に、自分の目の前で命を落とした。 狩人として食っていくというのは、そういう事だったんだと理解し……ヨア兄は、僕に言った。”俺は狩人にはなれなかったよ”と。 そして、僕は人狼を狩る道に絶望してしまった。 ただ流されるままに、結社に引き取られ、結局は守護者として人狼と対立する立場に身を置きながら、平穏を望んだ。 ……その道も、行き着く先は同じだという事に目を瞑って。 その結果が――] | |
(473)2006/07/30 23:56:54 |
吟遊詩人 コーネリアス 【湖畔】 [静かに風の流れを読むかようにその場に佇む。 真新しい白石が眩しく見えそっと目を細めた。 誰に聞かせるわけでもなく唇は音を奏で空を揺らす] 呼んでいる 胸のどこか奥で いつも心躍る夢を見たい かなしみは数えきれないけれどその向こうできっとあなたに会える 繰り返すあやまちのそのたび ひとはただ青い空の青さを知る 果てしなく道は続いて見えるけれど この両手は光を抱ける さよならのときの静かな胸 ゼロになるからだが耳をすませる 生きている不思議死んでいく不思議 花も風も街もみんなおなじ 呼んでいる 胸のどこか奥で いつも何度でも夢を描こう かなしみの数を言い尽くすより 同じくちびるでそっとうたおう 閉じていく思い出のそのなかにいつも忘れたくないささやきを聞く こなごなに砕かれた鏡の上にも 新しい景色が映される はじまりの朝の静かな窓 ゼロになるからだ 充たされてゆけ 海の彼方にはもう探さない 輝くものはいつもここに わたしのなかに 見つけられたから | |
(515)2006/07/31 01:33:57 |
医師 ヴィンセント [ソフィーの言葉に] ああ、じゃあ、ちょっとやってみようか? [そういうと、どこから持ってきたのか1キューブメータの立方体の中に自身を閉じ込め、蓋をウェンディに閉めてもらうと、ソフィーに渡してあった剣を突き刺してもらう] あ、痛っ! ・・・ふふっ、冗談だよ冗談。さあ、遠慮せずにどんどんいっちゃってくれ。 [ためらいながらもソフィーは言われたとおりにどんどんと剣を突き刺す] よし、それじゃあこの箱を ・・・それっ! [箱は剣が刺さったまま27個に分裂する。分裂した箱から突如として煙が噴出し] ひゅ〜〜〜〜どっかーーーん!! [箱の全てからきらびやかな花火が打ち上げられる。ヴィンスはソフィーとウェンディの後ろから顔を出すと] たーまやー。 [微笑んだ] | |
(544)2006/07/31 01:59:37 |