吟遊詩人 コーネリアス どうしても、人と人狼は一緒に生きられないの? | |
2006/07/22 23:16:55 |
酒場の看板娘 ローズマリー [ヒューバートの言葉に青ざめた表情のまま弱弱しく頷く] …戦ってくださったんですね……本当に真面目で…立派な方… [言葉を何とか搾り出すのに精一杯だった。心とは裏腹の言葉を搾り出すのは心苦しかった。 何で守ろうなどと…逃げてくれてよかったのに…命をかけて戦う必要なんてどこにもないのに…何で戦ったのか…そうアーヴァインに問いたい。 格好悪くてもいいから、逃げて欲しかった。生きていて欲しかった。情けなくてもいいから悲鳴をあげて助けを求めて欲しかった] ……ぅ……っ…… [こらえきれなくなった涙が溢れ出すが、皆の邪魔にならないよう声を殺して静かに泣いた] | |
(204)2006/07/22 23:18:02 |
お尋ね者 クインジー んで、俺はただ立ってりゃいいのか? さっさと終わって欲しいんだけどな。 | |
(2006/07/22 23:21:41、お尋ね者 クインジーにより削除) |
酒場の看板娘 ローズマリー [クインジーを涙に濡れた瞳で見つめる。 クインジーのことは疑ってはいなかった。だからと言って、じゃあ誰を占って欲しいのかと問われれば言葉に詰まってしまうから何も言えなかった。唯一の代替案として、私を占えば…?と立候補しようとも思ったが、それは無駄に混乱と邪推を招くだろうと思うと口も挟めなかった。 人間だと証明されますように… そんな思いで見つめるが、もし1人でも人間じゃないと結論付けたら?あるいは、占い師全員がクインジーを人狼だと言い出したら? ……誰かの…処刑が執り行われる… クインジーが人間であろうが、なかろうが…それは揺ぎ無い決定。 ただ、占い結果次第で対象が変わるだけで… 襲撃、人狼、処刑。この3単語がローズマリーの頭の中をぐるぐる巡った。想像するだけで気分が悪くなる。青ざめた表情のまま何度も遠のく意識を保つのに精一杯で何も話せなくなった] | |
(210)2006/07/22 23:31:25 |
語り部 デボラ まほうよまほうよ、うまれておいで。 おんまかしつりえいそばか [桃の花がさらりと揺れて、杖が独特の軌跡を描くとかがやきが残って模様を形作る。] なきふろうたらろりゅうにゃこばふろう [ローブがきらきらとひかりに包まれて消え、小柄な裸身が七色の輝きを放ってまわる。 桃の花びらがさらさらと集まると、脚を包んでは上品なブーツに、両手を包んではさらさらの長手袋に、] ひしゃふろあらきふろびりていなふろしゃちふろ [からだを包んでは華やかで上品なワンピースのドレスになって淑女の身を包む。] そばか! [くるくるくる、杖をバトンのように手先でまわすと、ひろがった桃の花が光の輪を描いてはきらきらとはじけていく。] | |
(233)2006/07/23 00:04:42 |
村長の娘 シャーロット 死んじゃう――… [そう言おうとして、フラッシュバックするように10余年前の光景が蘇る。 握られた手の力が段々と解けて。 最後に微笑んでから、そして――] | |
2006/07/23 00:29:03 |
学生 ラッセル [どちらが本当の事を言っているかは、現状ではまだわからない。 しかし……もしも、デボラが本当の事を言っていたとしたら。] …………。 | |
2006/07/23 00:32:50 |
学生 ラッセル [当然人狼の、クインの狙いは、間違いなく――――デボラ。] | |
2006/07/23 00:33:39 |
学生 ラッセル [大雑把にだがクインの境遇を知っていた。だから演技には見えなかったが……。その様子に細心の注意を払う。] | |
2006/07/23 00:46:41 |
書生 ハーヴェイ 俺が好きだった人間は―――こんなのじゃない 俺みたいな闇の眷属から見れば――まぶしくて、綺麗で。 優しくて。 そんな人間ばかりではないと知ってはいたけど。 けど、―――――これは。 | |
2006/07/23 00:49:50 |
村長の娘 シャーロット [生前母親に伝えられた言葉。 私たちには不思議な力があるの、と。 そう告げられた淡い記憶。 ある意味では、それは力でもなんでもなく。 ただの特異体質のように感じていた。 けれど、平和なときならともかく。 今この場で、自分のそれは力になり得るのだと。 そう考えると強い不安と焦燥感が生まれた。 だって私は、狼を見分けられる。 けれどそれは――それには、その為には誰かが――…] | |
2006/07/23 01:19:01 |
村長の娘 シャーロット [分かってはいた。 目をいくら強く瞑っても、関係なく見えてしまう。 だってそれは、目で見ている訳ではないのだから。 現に今だってそう。 セシリアの身体越しに、嫌でも――] | |
2006/07/23 01:21:57 |
村長の娘 シャーロット [クインジーと思しき“それ”が。 揺らぎ、震え、肉体という器を捨てる。 枷を失った“それ”はひときわ大きく、鮮やかになったようにシャーロットには感じられた。 色に例えるならそう、深い赤。 けれどそれはすぐに大気へと溶けるように四散する。 そうして、理解する。 クインジーは、クインジーだったものは、消えてしまった。 つまりそれは――死を意味するのだ、と] | |
2006/07/23 01:36:08 |
村長の娘 シャーロット [意識が混濁してゆく中。 クインジーの死と記憶の中の母の死がクロスするように重なり合って、交じり合う] | |
2006/07/23 01:38:06 |
村長の娘 シャーロット お母さん…嫌ぁ… 置いていかないで…っ [いくら泣き叫ぼうとも命のともし火が消える事を止める事は出来ず。 無力さに打ちひしがれながら、僅かに握り返されたその手に力が入ることは無くなった。 そしてその時、確かに自分は“見た”のだ。 何か光のようなものが母親の身体から抜け出して、そしてすぐに消えて行くのを。 それとまったく同じ光景。 その時、“それ”はもっとぼんやりとしか見えなかったけれど。 違いといえば色が――その者の質が、違う事くらいで] | |
2006/07/23 01:40:21 |
村長の娘 シャーロット [母の言葉が記憶に蘇る。 自分たちにはその人の本質が見える。 けれど、その力はとても弱くて。 普段はうっすらとしか見る事が出来ない。 一番はっきりと見えるのは、そう、魂と肉体が切り離された瞬間。 私はなんだか怖くなってしまって、そんなの嫌だと母を困らせた。 けれど私をあやしながら、母は言った。 時が来れば、それは大きな力になるのだと。 けれど、それを好まざる者に気づかれてはいけないから、その時まで公言してはいけないのだと。 そんな時が来なければ、それが一番いいのだけれど…と。 言って、苦く笑う母の表情は今でも鮮明に思い出せた] | |
2006/07/23 01:48:13 |
村長の娘 シャーロット [そしてそれが嘘でなかった事は、ほかならぬ母の死によって証明された。 見間違いだった、とはいえない。 だって、目が見えなくなってから―― うっすらと、本当にうっすらとだけれど、“見える”のだから。 母の死の際に見えた“それ”が。 肉に閉ざされて、辛うじて固体を識別出来る程にしか感じ取れずとも、母の言葉を忘れずに居るには十分過ぎた] | |
2006/07/23 01:55:31 |
新米記者 ソフィー ……。 [暗くなり虫たちの歌声が響き始め 夜風に煽られ視界の端を相棒の髪が掠める 無言のまま歩き続け煌煌と明かりの灯る店の扉を開き ―――カラン 店内に足を踏み入れながら振り向き] 今日はあんたはんの番え? [ふふんと目を細め返事を待たず身を翻す] ヨーグルトジェラート。 | |
2006/07/23 02:11:16 |
冒険家 ナサニエル [――カランとカウベルの音。 柔らかな照明、甘い香り。 革の手袋は外してポケットに入れて] ああ、たんと食え。 明日は我が身、食える時に食っておかないとな。 [そう苦笑して、相棒の背中越しに覗くショーケースに少し表情が和らいだ] モカ…と、バニラとキャラメル。チョコレートソース掛けで。 そう、トリプルで。いや、お持ち帰りじゃない。 [きょとんとする店員に首を傾げ、 トリプルを受け取れば店内の椅子に腰を下ろして息をつく] お疲れ様。 | |
2006/07/23 02:14:42 |
新米記者 ソフィー [――食える時に 其の言葉に浮かべた微笑みは何処か儚く 静かに頷き席に落ち着く] お疲れ様どす。 [相変わらず手袋を外さぬままテーブルの上に両手を組み 相棒の嬉しそうに持った物体を呆れ顔で眺める 慣れたとしか言いようがない] あんたはんの胃腸はどないな構造してはるんやろね。 [人心地ついて出てくるいつも通りの軽口を叩く ジェラートの甘い香りに硝煙の匂いも薄らぐ] | |
2006/07/23 02:16:46 |
冒険家 ナサニエル さてね。謎が多いほうがぐっとくるだろう? [山盛りのジェラートをスプーンで器用に切り崩しながら。 袖にのこる硝煙の匂いに僅かに眉をしかめ] お前こそ相変わらずの少食で、だからこんなにひょろちいのかねぇ [口の端を上げてにやりと笑う] | |
2006/07/23 02:19:08 |
新米記者 ソフィー あーはいはい、ぐっときますー。 [ジェラートを口に運び 微かに表情を変える相棒に目を細める] 何処ぞの大食漢と一緒にせんといて。 力だけで押し通さんとも此処がありますわ。 [小首を傾げ自分の頭を差し示し 莫迦には真似できまい?と言う視線を投げ口角をあげる] | |
2006/07/23 02:20:19 |
冒険家 ナサニエル 酷い話だな。好物以外にはきちんと節度を持っているつもりなんだがね。 [肩を竦めれば挑発的な相棒の仕草。鼻で笑って軽く受け流した。 頬杖をつきながら、もくもくとスプーンを動かし、 食べ終えれば相棒と共に席を立つ。 宿に戻る夜道を歩けば、懐から煙草を取り出し紫煙をくゆらせた] ああ、いい月だ。 | |
2006/07/23 02:21:54 |
冒険家 ナサニエル [酷い話、か ウェンディの泣き声を思い出す。 『結社なんか、人殺しと、人狼と変わらないよっ!!』 かつて、そう叫んだ自分を思い出す そうだよ。 俺は人殺しだ] | |
2006/07/23 02:26:01 |
新米記者 ソフィー 好物かて良くあれだけ食べて飽きひんもんどす。 不思議でなりませんわ。 [ごっそさんどすと言い残し店を後に 月明かりに照らされる夜道を並んで歩き 相棒の言葉に空を仰ぎ目を細める] ほんまやね。 | |
2006/07/23 02:27:12 |
新米記者 ソフィー [まざまざと脳裏に焼きついた紅い…… 少しだけ長い睫を下ろす] ……。 | |
2006/07/23 02:34:36 |
冒険家 ナサニエル [胸元に掛かる蜂蜜色の髪をくしゃりと撫ぜて。 華奢な肩に腕を回せば、抱き寄せるように。 凭れた頭、額を覆う黒革の手袋を詰まんで抜いた] | |
2006/07/23 02:37:32 |
新米記者 ソフィー [相棒の腕に包まれたまま小さく息を吐く するりと抜ける革手袋 ぴくと指が動くもさしたる抵抗もせず 少しだけ顎をあげ裸にされた己の手を見上げ きゅうと拳を握る] なにしはるん。 [口元を緩め随分と遅れて責めるでもなく静かに問う] | |
2006/07/23 02:39:26 |
新米記者 ソフィー [この手も――] | |
2006/07/23 02:40:07 |
冒険家 ナサニエル なにも。 [絡めた指先は拳を開かせ、冷たい指先を解す] …おおばかやろう。 [誰に呟いたのか、ぽつりと漏らした言葉を隠すように白い指先に唇を寄せ] | |
2006/07/23 02:41:17 |
新米記者 ソフィー [引き寄せられる腕を相棒に任せ 指先に感じる柔らかな感触に長い睫が微かに震える 手を預けたままころりと寝返りを打ち うつ伏せになっても矢張り其の胸を枕に そっと手を引き抜いて優しく相棒の髪を梳く] ……。 [トクントクンと脈打つ鼓動が聴こえた] | |
2006/07/23 02:42:11 |
冒険家 ナサニエル [髪を滑る指の感触に目を閉じる。 深く息を吐いて、口の端を上げて、笑ってみせる。 いつものように、いつも通りであるようにと] [乾いた音が、耳から離れない] | |
2006/07/23 02:43:33 |
新米記者 ソフィー 赤く錆びた月の夜に 小さな船を浮かべましょう うすい透明な風は 二人を遠く遠くに流しました どこまでもまっすぐに進んで 同じ所をぐるぐる廻って 星もない 暗闇で さまよう二人がうたう歌 波よ、もし、聞こえるなら 少し、今 声をひそめて 私の足が海の底を捉えて砂にふれたころ 長い髪は枝となって やがて大きな花をつけました ここにいるよ、あなたが迷わぬように ここにいるよ、あなたが探さぬよう 星に花は照らされて 伸びゆく木は水の上 波よ、もし、聞こえるなら 少し、今声をひそめて 優しく揺れた水面に 映る赤い花の島 波よ、もし、聞こえるなら 少し、今声をひそめて | |
2006/07/23 02:48:09 |
冒険家 ナサニエル [ただ、相棒の髪を撫でて、 知らず腕は華奢な身体を抱き寄せた] ……少し、借りる。 [コツリと蜂蜜色の髪に額を押し当てる] | |
2006/07/23 02:48:44 |
新米記者 ソフィー [撫でられ猫のように目を細め 長い睫がふるえるより前にゆっくりと瞼をおろし 背中の傷に障らないようそろりと細い腕を回す] ……どうぞ。 [温かい 鼓動が混ざり合う錯覚 微かに息を吐く ほんの一瞬だけこっそりと上目遣いに顔を覗き 遠慮がちに身を寄せた] | |
2006/07/23 02:51:03 |
学生 ラッセル ……ウェン……。どんなに死を悔やんでも、人狼を恨んでも、神に祈っても。 それでも、死んだ人は帰ってこないんだ。クインジーさんも、アーヴァインさんも。それに……。 …………。俺の家族も。ウェンの家族も。 ――もう、帰ってこないんだ。 人狼を退治するっていうのはただの幻想で…………現実(これ)は、誰かの大切な誰かを殺しあう、戦争なんだよ。 誰が悪いでもない。自分が生きるために誰かが死ぬ。……本当に、それだけなんだ。 仕方のない事で済まないとすれば――償うのは自分自身以外に無いんだ。 [まっすぐ、ただウェンの目を見て、穏やかにそう言った。 でも穏やかに言ったつもりでも、声は震えて。 何故か目の前は霞んで。 何故か視界が歪んで。 何故か目の奥がすごく熱くて。 何故か頬に熱が零れ落ちていて。 なんだ、仕方ないで割り切れてないのはウェンだけじゃなくて……。] | |
(347)2006/07/23 03:02:01 |
冒険家 ナサニエル [回された腕と抱き寄せた体の細さに こいつこんなに痩せてたっけななんて思って。 遠慮がちに寄せられた体に回す腕に力をこめれば鼓動が聞こえた。 背中が少しだけつきりと痛んで、 ため息がもれる] …らしくない真似してるのは、俺か。 [微かに笑って] | |
2006/07/23 03:05:13 |
新米記者 ソフィー [――らしくない…… とうに自分など捨ててしまった あの時に何一つ残らず 自分「らしい」ものとは どんなだっただろう?] | |
2006/07/23 03:07:04 |
新米記者 ソフィー [洩れる溜息の理由に思い当たり 少しだけ顎を持ち上げ顔を覗き 音を紡がぬままの唇と瞳が問いかける すぐ傍で鼓膜をくすぐるぐもった声 其の言葉に僅かに瞳を弧に得ませる 浮かぶは儚く優しい微笑] たまにはええんちゃいます? [殆ど空気を震わせずに紡がれる声 傷に障らぬよう気をつけながら 其の胸に顔を埋めなおした] | |
2006/07/23 03:15:26 |
流れ者 ギルバート ―――夢だろうか。 夢に違いない。 目の前には泣きじゃくる子供。 | |
2006/07/23 03:18:31 |
流れ者 ギルバート 血色に染まる緑の草は ざわざわと風に揺れている。 月の夜は静かだ。 横たわるのは女性。 赤茶色の髪の 眼を見開いた、女性。 喉笛は喰いちぎられて 手足は何処かに置いてけぼりだ。 | |
2006/07/23 03:20:08 |
流れ者 ギルバート ―――かあさん 幼い声は震えている。 ―――かあさん!! 幼い声は震えている。 | |
2006/07/23 03:20:40 |
流れ者 ギルバート …… それを、人事のように見ている青年の自分。 ああ、あれは俺だ。 無力で、何も出来なかった俺だ。 なにも。 なにも。 なにも。 | |
2006/07/23 03:22:10 |
流れ者 ギルバート ―――なぁ。 俺には何ができるだろう。 柘榴のように飛び散った赤がだぶる。 それは、あっけなく。 酷くあっけない。 鉛玉1つで 終わる、それ。 母を、父を殺した狼は あっけなく、死んだ。 | |
2006/07/23 03:23:31 |
流れ者 ギルバート 夢は、いつも繰り返し。 | |
2006/07/23 03:24:16 |
語り部 デボラ わたしは…もっともっと、悲しみを、苦痛を振りまきたいわねぇ。 そうしてお兄様に味わっていただいて、いつかは… あのころの、凛々しいお兄様に。 | |
2006/07/23 03:34:49 |
冒険家 ナサニエル [顔を埋める相棒の髪を梳き、長いおさげを弄びながら] クインジーは狼だと思うか? [かすれるほどの小声で呟いて、 指に絡め髪を解いていく] | |
2006/07/23 03:38:31 |
冒険家 ナサニエル [最後の声、微かに届いた諦めの入り混じったような笑い声。 ああ、きっと俺も、ああいう風に笑うだろう。 引き金を引かれる瞬間、きっと安堵するのだろう。 男の残した銃を手に取ってから、 初めて村人を撃ち殺した日から、 初めて人狼を撃ち殺した日から、 それとも片割れが狼になっていたあの日から 本当は不安で不安でたまらなかった。 いつか自分もああなるんだろうか。 双子なのに、ちっとも気付かなかった。 いつも同じだと思っていたのに、いつの間に変わってしまった。 我々結社員が戦う相手が誰だかわかるか? ずっと昔、あの男の変わりに結社員になった俺にボスはそう言った。 戦う相手は人狼だとマニュアル通りに答えた。 いつも己との戦いだ。 そう言ったボスの言葉が現実となってのしかかるのは始めての仕事を終えた後] | |
2006/07/23 03:39:49 |
冒険家 ナサニエル 不安を払拭するように、感情は殺して、ただ引き金を引いて。 こいつと出会って。 お互い今日も生き延びたとそれで良かったと思えて。 それでも時々不安になる。 俺は今、 ――ちゃんと人でいられているのだろうか?] | |
2006/07/23 03:40:06 |
新米記者 ソフィー [視界の端で三つ編みが解けていく 何かが解けていく気がして 少しだけ怖くなる 胸に顔を埋めたまま唇を噛み締める] | |
2006/07/23 03:45:13 |
新米記者 ソフィー [顔をあげ何か言葉を紡ごうとするも 其の唇は微かに震えるだけで 双眸を覗きこむ空色の瞳が微かに揺れ 慌てて長い睫をおろす] 堪忍え…… [先ほどと同じ言葉を小さく呟く] | |
2006/07/23 03:48:24 |
冒険家 ナサニエル [見慣れた相棒の瞳が揺れて、長い睫毛はおろされて、 続く言葉にああ、と頷いた] いや、いいよ。…構わない。 [ほどいた髪に指を絡めたまま、相棒の瞼に唇を落とす。 二度三度軽く触れれば、震える唇にそっと口付けた] | |
2006/07/23 04:02:07 |
新米記者 ソフィー ……ありがとう。 [其れ以上は言葉にならなくて 長い髪をくすぐられる感覚と共に ふわりと薄い唇が瞼に降りてきて 少しだけ離れたと思った時には 同じ感触が唇に降りてきた ゆっくりと瞼を持ち上げ蒼い双眸を見つめる 未だ揺れる瞳は微かに潤んで] ……。 [絡めていた腕を解き 両手で相棒の頬を包み引き寄せて 僅かに顎を持ち上げふわりと口付けを返した] | |
2006/07/23 04:13:22 |
冒険家 ナサニエル [返される口付けに少しだけびっくりして、 何故だかふわりと笑みがこぼれた。 ただ黙って頬に当てられた指を手にとる。 まだ冷たい指先を暖めるように。 しばらくそうしていれば やがて触れていた指を解いて、離れた腕から体を起こす] …食堂でお茶でも煎れてもらってくるよ。飲むだろう? [ぽふりと頭を撫でてからベッドを降りた] 辛気臭い顔してんなよ。 [にやりと、いつもの笑みで毛布を相棒の頭にひっ被せると部屋を後にした] | |
2006/07/23 04:23:24 |
新米記者 ソフィー [暫く待っても戻らない相棒 チャンパオも銃も置いたまま 階下に行っただけにしては遅すぎる ざわざわと胸が騒ぐ] | |
(2006/07/23 04:31:08、新米記者 ソフィーにより削除) |
書生 ハーヴェイ [一度コーネリアスを振り返る。 ――――。 何か、思いたいけれど、思えなくて。] | |
2006/07/23 04:49:20 |
牧童 トビー [口の周りに付いた血を長い舌で舐めり取り、にぃっと不敵な笑みを向ける。 ヒューヒューと空気が洩れる音が響く。] ねぇ、苦しい?痛い? 死ぬのが怖い? [鋭い爪を伸ばして、両手両足にずぶりと突き刺し、捻る様にして、爪を抜く。] これで、下手な抵抗はできないね。 あぁ、痛そうな顔だねぇ。 うん、もっとそんな顔……見せてよ。 ゾクゾクしちゃうからさっ。 [その顔を覗くと、ゆっくりと自らの爪で手の指一本一本を引き裂いていく。 そのまま、腹部へと腕を伸ばし、爪をそこに当てたと思うと勢いよくその身体を貫く。 腕が内部へとずぶずぶと侵入して行く。 引き抜く際に、まるで"ついで"のようにその内部の腸を引き抜いていく。 ずるずると、それらを引き摺り出すと、その一部を口に含み、ぶつりと喰いちぎる。] | |
(*117)2006/07/23 05:25:54 |
新米記者 ソフィー [見開いた空色の瞳は夜の闇の中で揺れる] ……。 [薄紅色の唇は半開きのまま震えるばかり 声を奏でる筈の喉はカラカラに枯れて 何の音も紡がないまま] | |
2006/07/23 05:57:56 |
新米記者 ソフィー [そっと、そっと 血に塗れた頬に触れる 覗いた顔は片目が抉られていた] ……。 [抱き寄せようと手を伸ばし 俯き唇を噛み締め立ち上がり ポケットに常備したペンライトを取り出し ゆらりと幽鬼のように力なく立ち上がる] | |
2006/07/23 05:58:08 |