酒場の看板娘 ローズマリー [落ち着いた様子のシャーロットに微笑んだ。あぁ、けれどこの笑みも彼女には見えていないのか――どこか寂しくも感じるけれど。代わりに、彼女の手を握り返し] ええ、行きましょう。 なるべく、私、シャーロットの目になるからね。 ―――世界は綺麗だから。 [ぽつり、零して、シャーロットの手を取って集会場の方へ歩んでいく。途中、レベッカの背が見えたけれど、声を掛けられる距離ではなく、遠かった。後で戻ってくるだろうかと危惧しつつ、集会場の扉の前に立ち] えと、感じる? 此処が集会場の扉。 [シャーロットに告げて、握った手を取り、彼女の手を老朽化した木の扉に触れさせた] | |
(200)2006/06/25 23:01:08 |
のんだくれ ケネス レベッカの返答にニヤリとして] よーし、んじゃそこ行って来るわ。 酒樽まであるんなら、行かねぇ理由がねぇなぁ。 ありがとよ、姉ちゃん。いっそう美人に見えてきたぜぇ。 [ニヤニヤしながら話しかけるものの、ローズマリーの冷たい視線に気付いて] ま、此処は嬢ちゃんの店じゃねえからな。 さっきも言った通り、アンタらにゃあまりお勧めはしねぇぜ。そうやって目も見えてねぇ嬢ちゃん連れてんなら、なおさらだ。 [すっと、睨みつける。が、すぐにだらしない表情に戻って] さーてっと、んじゃ酒でも取りに行くかねぇ? 浴びるほど飲むっつーか、実際に浴びれそうなもんじゃねぇか、オイ! [そう言うと、千鳥足で倉庫の方へと歩いていった。 *時々咳き込みながら。*] | |
(257)2006/06/26 00:14:23 |
踊り子 キャロル [神を信じない――否、神の存在そのものは肯定したとしても その力を、慈悲を全く当てにしない彼女に、与えられるものは何なのか] ■名前:キャロル・ミラー(Carole=Miller) ■年齢:28歳 ■備考: 流しの踊り子。あちこちの国のあちこちの街を渡り歩いては、酒場などで踊り食い扶持を稼ぐ。 出自をただせば、遠い異国の戦災孤児。何年か独り彷徨っていたところを、とある隊商に拾われて、芸を教え込まれ、踊り子となった。成人を機に独り立ちしてからもう随分経つ。 そんな身の上話を、仕事先で知り合い、酒を奢ってくれた旅人に打ち明けたら、彼はこう言った「アンタに面白い場所がある。行ってみないか?」 興味本位で誘いに乗った。それが、此処に来た理由。 | |
(276)2006/06/26 00:32:25 |
酒場の看板娘 ローズマリー でもね、酒場も楽しいのよ。 そりゃ確かにああいう問題児もいるけど…… 基本的に和気藹々としててね、お客さんと話すのも楽しくって。 [レベッカへ嬉々として話す、女の日常。続く言葉には、少し複雑そうな表情を浮かべ] うん、すぐ近くの町。まぁ近くって言っても流石に、この時間に今から歩いて帰れる距離じゃないけれどね。来てくれると嬉しい……でも、レベッカは旅の途中なのね。 あ、でも、私はいつもオーウェルズにいるから、暇な時に手紙でもよこしてよ?旅って私、したことないから。 [何故か彼女と芽生えた絆を繋ぎ止めるように、理由もこじつけのように、訴えた] | |
(281)2006/06/26 00:37:27 |
酒場の看板娘 ローズマリー クロスノーだったら、この村を中心にしたらオーウェルズの反対側にあるんじゃないかしら。……多分。 [地理には詳しくない様子で小首を傾げていたが、シャーロットが思わず零してしまったような、そんな言葉に、僅かに表情を曇らせた。けれど触れなかった――触れる方法が、判らなかった] きっと、ソフィーもどこかで迷ってるのよ……きっと。 オーヴェルズに帰ったら、一緒に働こう? ソフィーもちょくちょく来てくれるの。 ――だから。 帰る場所が、あるから、大丈夫よ。 [それが女にとっての精一杯の言葉で、それでも足りないような気がして、シャーロットをそっと抱きしめた] | |
(326)2006/06/26 01:18:43 |
酒場の看板娘 ローズマリー ちょ、キャロル…… [失敗談に少し慌てるも、懐かしい記憶にふっと笑って] もう、お互い不器用なんだもんねー。 でも懐かしいー!あの後ねぇ、大変だったのよ。町に綺麗な踊り子が居るって噂で店がすっごく忙しくなったのに、キャロル居なくなった途端、静かになっちゃうんだもの。 ……え、私? えっとね、私はソフィーと……ほら、私がいっつも喋ってた金髪の記者。あの子が「ホラースポットだから!」とかなんとか言って連れてこられたんだけど……はぐれちゃった。 [あはは、と困ったように笑んで、頬を掻く。けれど先程のような不安感は、既に消えているようだ。] 明日にはね、ソフィーと合流して、それからシャーロットと一緒にオーウェルズに帰るつもりなの。 ――って、シャーロットとキャロルも知り合い? [意外な接点に、きょとんと二人を交互に見た] | |
(383)2006/06/26 02:29:33 |
酒場の看板娘 ローズマリー [キャロルとシャーロットの会話に感嘆した様子で] へぇ……二人がうちの酒場で働いてくれれば売り上げ一気に上がっちゃいそうね。まぁシャーロットは無理にでも連れて行くけどね? [くすくすと笑って、傍に居るシャーロットの髪を指先で梳いた] ソフィーは迷ってるにしてはなかなか来ないし……何か見つけて一人でガサゴソやってるんじゃないかしら。好奇心の塊だし。うん、ソフィーもその内来ると思うわ。 [キャロルに笑みで返してから、ちらりと時間を気にしているハーヴェイを見遣って] 時計は無いから細かい時間はわからないけど……空の暮れ方でわかる、んじゃない?それじゃダメ? [軽く言っては、ん。と軽く伸びをし、置きっぱなしだった荷物を拾って、古びた長椅子に腰を下ろす。新たな出会いも、邂逅もあり、今宵はそれなりに楽しい夜になりそうだと、*思いを馳せた*] | |
(387)2006/06/26 02:44:19 |