酒場の看板娘 ローズマリー 死ねばいい――死ねばいいのにッ!! [銃を手にとって、その銃口をボブに向ける] 私はねぇ、貴方みたいな人ダイキライなの。 差別が何よ?差別される側が抗うから、こっちは苛めたくなるんじゃない。あははは、今までずっと我慢してきたのに。黒人だから、そんな劣等感を憤怒に変えて、逆に白人を憎む、それこそ醜いじゃない!! 白人は何とも思ってないのに、貴方みたいなバカな劣等感持ってる黒人が居るから、黒人そのものが疎まれるんでしょう!! [言って、引き金を引こうとすれど、銃は唸らない。あぁ、安全装置――銃に不慣れな女は、軽く歯噛みしつつ、カチャリと安全装置を外した] | |
(0)2006/06/30 01:09:22 |
のんだくれ ケネス [俯いたまま、ノーマンの返答に答える。 その口元には……歪んだ笑みが貼り付いている] 冗談が通じねぇってか、旦那? ククク……ヒャハハハハハ!!!! なぁに言ってやがるんだ、オイコラ!! [顔を上げると、視線がゆらゆらと泳いでいた] うちの女房とガキがおっ死んだドンパチ騒ぎによぉ、 てめぇとそのお仲間が関わってるこたぁわかってんだよ!!! ケッ、いつまでも馬鹿だと思ってたら大間違いだこのポコチン野郎がよぉぉ!!! ハハハハ……アレか、おおかたこんな目にあったのもバチが当たったんじゃねぇのかぁ!!?? [高笑いしながら、ポケットから出した白い粉を鼻から吸う。その量は、明らかにオーバードーズのそれ。] | |
(3)2006/06/30 01:19:35 |
のんだくれ ケネス [大量の麻薬が、意識を朦朧とさせる。 血しぶきに塗れて死にゆく男すら、自分には関係の無い靄の向こう側の出来事のように思えて] ケケケッ……ははははは……!! くくくくくくくく……くくく…… [笑いをこらえるようにしながら、水でも飲むかのように酒を流し込む。口の端から、ダラダラと酒交じりの唾液が垂れ流しになっているのにすら気付かない] ははは……パメラァ、ペーター……この調子じゃお父さんぼちぼちおっ死ぬぞぉ……。 くくくく……だれだぁ、俺を笑ってるやつはぁ? 畜生、髪の毛を口に入れるんじゃねぇ!! はははぁ……なんだって猫がこんなところでうろちょろしてるんだぁ?真っ赤になっちゃってよぉ? おいおい、そりゃぁ銀皿じゃねぇかよぉ…… [ぶつぶつと、呟き続ける] | |
(8)2006/06/30 01:27:37 |
酒場の看板娘 ローズマリー [床に背を叩き付けられる同時に、重力が。ビク、と僅かに身体を震わせながら、ボブを睨みつける] そうならさっさとそう言いなさいよね、最低―― 人間だから、殺されたくないから、あぁ、だから殺してやる、事前にそのくらい言ってみなさいよ、こっちだって考えてあげるわよ。 善人の仮面を外した瞬間武器を手に取って殺そうとするなんて考えが飛びすぎよ。 ……厭だ、私はまだ死にたくない――!! [無意識に指先に力を込めた。女が手にした銃がパンッ!と鋭く弾ける音を立てる。照準など定めていない、銃弾は何処に飛んでいくかなど判らない――。自らが放った銃声と、目の前で翳されたナイフ。混乱に陥り、唇を噛んできゅっと目を瞑った] | |
(10)2006/06/30 01:29:51 |
学生 ラッセル [哂っているのか下を向いて肩を小刻みに震わせながら少年は呟く。 だが声は次第に大きくなり人目もはばからずに叫び始めた] クックックック・・・ やっと・・やっと分かったよノーマンさん。 自分を・・他人を守るためには・・・殺人鬼を殺さないといけないってことが。 ああ、やってやるよ!!僕とセシリアが殺される前に!!! 奇麗事だけじゃ生き残れないってことがようやく分かった!! ノーマンさん、アンタが何者か分からないけどそれだけは感謝するよ。 疑わしい奴を邪魔な奴を全て殺して生き残る。 そうとも誰もセシリアは殺させない・・・そんな奴は僕が殺してやる。絶対にだ!!!! [そういいながら顔を上げた...の瞳は暗く澱んでいる。そしてその中には狂気の炎が燃えていた。] | |
(21)2006/06/30 01:48:11 |
のんだくれ ケネス [痛みこそ全くないものの、目には妙な違和感が。 視界がぼやけているが、自分が泣いているのかどうかもわからない―――ましてや、自分の眼球がどうなっているかなんて。] 目?俺ぁずーーっとメガネの世話にはなったこたぁねぇぜ? ほら、今も嬢ちゃんのキレーなツラがよく見えるぞ? つーかなんだ、嬢ちゃんイメチェンか?ん? しかも口元なんか押さえちゃってよぉ、つわりか? あのネェちゃんとの子供か?ん? [レベッカの死も、ボブとローズマリーの争いも、良くわかっていない。そもそも、目の前に立っている女性の名前すら出てこない。 陶然とした笑みを浮かべたまま、わしわしとそのざんばらになった髪を撫で……] へへへぇ……世界は綺麗だなぁ……緑だわ真っ赤だわ、しかもぼんやり煙りやがってよぉ……綺麗だなぁ…… [そう呟いて、もはや誰のものかもわからない血の海の中に、ヘラヘラと笑いながら*倒れた*] | |
(26)2006/06/30 01:59:33 |
酒場の看板娘 ローズマリー [ケネスの相変わらずの声。相変わらずの言葉。けれど何処か違う、再び彼に目を向けた瞬間、彼はその場に崩れ落ちる] ――! ケネスまで、あぁ、何よこれ…… [呆然と呟いてから、女は更に、息を呑む。いつの間に――息絶えたノーマンの姿。それは今まで見た殺人鬼から与えられた傷、ではなく、私刑による致命傷だと、悟った] どうなってるの…… セシリアはボブが人間だって言う…… わけわかんない、わからない、どうしたらいいの。 殺人鬼さえ、殺せば、殺せば――――誰が殺人鬼? ッ!ネリー? ねぇ、視えるんでしょ、ノーマンは?ノーマンは何者なの? [女はシャーロットの傍に座り込んだまま、不安げにネリーに*問いかけた*] | |
(28)2006/06/30 02:09:32 |
酒場の看板娘 ローズマリー [要らない子。何故そんな言葉を口走るのだろう。彼女の過去に何があったのだろう。自身が識り及ぶ所ではなかったけれど。―――少女の歌声を思い返しては、そっとシャーロットを抱きしめた] ……流れて行きなさい。 沈んでしまったものは、狭間で揺れる骸。 存在の闇がどれほど苦しくても 絶望だけは受け入れないで。 奪い続けながらも 忘れ続けながらも 失い続けながらも 幻想に騙され続けながらも 此処に留まっていてはいけない 行き先は選べずとも 淀んでしまう前に 忘レモノを探しに 忘れないで ――貴女の歌にも意味があることを―― [訥々と告げて、そうして一つ、*微笑む*] | |
(34)2006/06/30 05:26:07 |
学生 ラッセル [...は机の上にあった酒の瓶を持ってボブの傍にいった。パニックになりかけているセシリアに声を掛け傷の位置を確認する。 幸い・・・といっていいのか腕の付け根に近い位置でありなんとか包帯で縛ることが出来そうだった] これなら縛って傷口を押さえられるかもしれない。 [...は酒でボブの傷口を洗った。 そしてセシリアの方を一瞬だけみてから思いきって自分のシャツを脱いで傷口を押さえているセシリアのハンカチごとボブの肩をきつく縛り更にその上から両手で前後の傷口のある辺りを強く押さえた。 やっているラッセル本人にもこれで止まるのか全く確信がなかったが今のラッセルにはこれ以上の方法は思いつかなかった] | |
(38)2006/06/30 20:29:41 |
旅芸人 ボブ [意識のないまま、頭の中にはセシリアの言葉が 反芻される。―「ボブさんは殺人鬼じゃない」― 何度も何度も強調されている通り、彼は、 ナントカという勘が鋭いことや、ナントカという 死者の声が聞けるなどといったオカルトらしいことは 爪の先ほども信じてはいない。 しかし、そのセシリアの言葉は、信じる信じない以前の話。 ―心に染みた―・・・晴れ晴れとした気分。 周囲が明らかに壊れていく。普通が異常で異常が普通。 そんな世界の中で、一服の清涼剤のような台詞。 どんな悲劇のどんなヒロインの台詞よりも感動的] ・・・・・・ [意識の無いまま口だけは動く・・・その形は「ありがとう」] | |
(42)2006/06/30 21:35:15 |
旅芸人 ボブ [よくわからない暗い空間。そこに居る? それとも居ない?彼はどこに居る? だが、ただ1つだけわかることがある。 姿は見えないが、目の前には死神なのか、 悪魔なのか・・・そんな類のがいる気配がすることだ。 彼は無言、居るであろうソイツも無言。 こちらが一言発すれば、彼は楽になれる― そんな予感がする。うんざりだった。 このまま・・・このまま楽になれれば・・・ そんな思いの中口を開こうとした。 が、それを留める光の影。それは・・・あの絵の少女。 彼女に手を引かれて何もない空間から脱出する。 彼は少しだけ、あの絵の少女が本当にセシリアなのではと思った。 いや、常識的に考えてそんなことはありえないのだが] ・・・・・・・・・ [ゆっくりと目を開ける] | |
(49)2006/06/30 21:50:14 |
酒場の看板娘 ローズマリー [一寸セシリアに目を向けて、考える。真実、欺瞞、何を信じ、何を疑えばいい。膨れる懐疑心、それを向ける矛先を見失いかけていた] セシリアが、ボブが殺人鬼じゃないって言ったこと―― 意外だった。どうしたらいいのかわからなく、なった。 セシリアは本物かどうかわからない、けれど…… でも、もしセシリアが偽者なら、罪無きに疑いを掛けて殺させるんじゃないかって、そうも思う。でもセシリアは既に三人に、“違う”と。 これは本物の要素に成り得ると考えるわ。 唯、もし本物ではないのなら……何処かで誰かを庇っている、その可能性として高いのがケネスだけど……。 セシリアを信じるべきか、否か―― [わからない。ぽつり呟いて、顔を伏せる] | |
(60)2006/06/30 22:05:51 |
旅芸人 ボブ [双子の男の子の問いに、ゆっくりと答える] セシリアが、こんな派手なマネするとは思えないし、 思いたくない・・・赤髪の彼も、そうではないだろう。 君たち2人・・・子供は天使のような存在だ。 私はね・・・君たちが殺人鬼だなんて考えたくない。 仮に、セシリアの勘を信じるとしても・・・ 赤髪の彼じゃない、酔っ払いじゃない、 そして、もちろん私ではない・・・君たちでないと信じたい。 どうしても目が向くのは、あの3人じゃないか。 Mierda...あの青髪の女、私に死ねと・・・。 気狂い姉ちゃんに襲われても、無抵抗のうちに死ねと・・・。 [ボブの顔がゆるゆると震えている] | |
(64)2006/06/30 22:18:05 |
酒場の看板娘 ローズマリー [シャーロットの、キャロルの聲が聞こえる。自らを庇ってくれる聲が。――けれど今は、無垢なまでの瞳で、疑いを向ける幼い少年の聲が、脳を支配する] 違う……私は違う……! 私は武器を持つのは殺人鬼を殺すため。 あぁ、そうよ、レベッカを奪った殺人鬼を!! どうして私にレベッカを奪う必要があるの!私はレベッカを愛、し……たかった、のに。 [どさり、その場に崩れ落ちた。思い出す悲しみは、もう思い出したくもない、絶望に満ちたもの。嗚呼、レベッカの笑顔が脳裏に過ぎる。銃に刻まれたランカスターの紋章が光ったように見えた。――気の所為か] 私は……今はセシリアの占いを信じてる。 ケネスじゃなかった、ボブでもなかった。 キャロル?シャーロット?そんなの信じない。 ――じゃあ……? [リックを見つめ、乾いた笑み、浮かべる] | |
(156)2006/07/01 00:33:51 |