自警団長 アーヴァイン
あー、諸君、聞いてくれ。もう噂になっているようだが、まずいことになった。 この間の旅人が殺された件、やはり人狼の仕業のようだ。 当日、現場に出入り出来たのは今ここにいる者で全部だ。 とにかく十分に注意してくれ。 |
流れ者 ギルバート [子供とは思えない、自分よりよほど大人びた丁寧な口調で 自分に話しかけるウェンディを見、今度は失敗しないぞと 微笑みかける] 初めましてになるかな、オジョーチャン。 失礼、ウェンディさん。オレはギルバートと申します。 実は十年前まではこの村に住んでいましたが、あなた様に お近づきになれるような暮らし向きではございませんでしたので きっと初めてお目にかかったことでございましょう。 どうぞお見知りおきを。 [冗談めかして跪き、小さな手をとってキスでもしてやろうかと 行動しかけていたが…… さすがに軽薄に過ぎるかと、手早く紙と鉛筆を取り出し 下手くそだが特徴を掴んだ自画像を描いた。 下に「ギルバート」と書く。 ウェンディにも見えるほどの高さの壁にペタリと貼った] これでよもやお忘れはしますまい。 (他の会ったことない奴にも名前、覚えてもらえるだろう) | |
(8)2006/04/25 18:51:15 |
流れ者 ギルバート [それでは今は十四才。 子供扱いは失礼だったなと] ああ、よろしく頼むよウェンディさん。 [挨拶のやり直しは握手に決めた] [相変わらずの偉そうな口調で言いたい事だけ言って 去っていくアーヴァインの背を見ながら] 人狼、ねぇ……。 [思わずため息をつくが、自分に聞こえるだけのものだ] [降りてきたニーナを見て、手を振った] おおニーナ、うまい飯ができてるぞ! [ニーナは自分には辛すぎたアラビアータにどんな反応を するかなと意地悪く見守っている…が、 どうやら手伝いに行ってしまった] ああ、あいつも作る方なんだな…もうガキじゃないわけだし。 [ちゃんと冗談に笑えるセシリアに目を見開きつつ] 何だ、なかなか言えるんじゃん、アンタも。 [満足そうにニヤリと笑った] | |
(24)2006/04/25 19:25:58 |
学生 メイ [唐突に、集会場の緊迫した空気を引き裂き、玄関の方から甲高い怒声が響いて来た] 何よ何よ何よ――――っ! いい加減にしてよ、もうッ!! こんな所に呼び出して、突然身体検査をはじめるったって、納得できるワケないじゃない! お母さんが文句を言っちゃいけませんっていうから、大人しく付いてきたのに、何なのこの仕打ち! 信じらんない、アーヴァインさん! そーいう趣味があるなんて思わなかった、ヘンタイ! [口を挟む間も与えぬほどに勢い余った罵声の後に、低く不明瞭な男の声が何か言い返す声。一拍遅れてダンダンと、地団太を踏む音が空気を震わす] どっ、どうせぺっちゃんこですよ! それが何よッ! 私だって後10年もしたら、グラマーな美人になるんだもん! ほっといてよバカぁ! | |
(51)2006/04/25 20:59:44 |
学生 メイ [涙声になり始めた早口な文句を、呆れた男の声が遮る。 先の台詞と同じく不明瞭ではあるが、声は「あー、もういいから行け」と命じているように聞こえた。 数秒の空白を経て、足音も荒く集会場に踏み込んで来たのは、一人の少女だった] ふーんだッ、アーヴァインさんのバカ! 死んじゃえ! [玄関に向けて盛大にあっかんべーをしてから、少女はプイッと顔を背ける。 直後に少女は前方不注意で自警団員に激突し、鼻を押さえてそそくさと逃げ込んできた] う〜〜、今日ってば本当についてないよう〜〜。 [駄目押しのようにぼやいた言葉は、ぶつけて赤くなった鼻を押さえているためにくぐもっていた] | |
(52)2006/04/25 21:10:50 |
学生 メイ [そのまま、騒々しい少女は周囲に気付いた風もなく、ぶつぶつと口の中で何事か紡いでいる。 曰く、アーヴァインさんの老け顔、鳥の巣頭、幸薄そうな顔。 ……直球で、自警団団長の悪口だった。 ぐすんと鼻をすすった少女は、間を置いてきょとんとした顔で周囲を見回す。 物欲しげな視線がテーブルの上の食事を捉え、少女が顔を輝かせた] あ、ご飯だー! わーい、お腹すいてたんだぁ、いっただっきまーす! [手を叩いて喜びつつ、速やかにテーブルの側へ向かう。 が、その動作も唐突に、壊れた人形のように止まった。 我に返ったようにそろりと視線を持ち上げ、少女は集会場の先客たちのすがたを見回す] え、えーっと。 今晩は、本日はお日柄もよろしく……。 [ようやく紡いだ挨拶はベタだった] | |
(53)2006/04/25 21:21:47 |
農夫 グレン [レベッカの溜め息を聞いて] まあ、彼らも仕事だ。仕方あるまい。 それに、私の所に来た若者の表情を見るに……彼らは彼らで危機感があるのだろう。 まあ、集まってしまえば後は関係もない。 とりあえず、作物は持ってきた。 備蓄分だけだからふんだんにあるとは言えないが。 料理は、食える形にするくらいしか出来ん。 正直、手のこんだ料理などしたことがないのでな。 まあ、女性達に任せた方がいいだろう。 [「料理」のことについて思いを馳せながら呟く。 「……世の中には、御伽噺の方が幾らかマシな地獄もあるということだ」 そして、帽子を太股のところではたき、椅子の角にひっかけた] | |
(75)2006/04/25 23:37:52 |
雑貨屋 レベッカ [彼の傍に寄るも、男性と手を触れることに若干の躊躇いが生じ、視線を泳がせる――その時、壁に貼られた似顔絵と、その名前に、驚いたように目を見開いて] ギルバートって……もしかして、あのギルバート!? あはは、あの腕白な男の子でしょう? 私、レベッカよ、覚えている?ほら、雑貨屋でお母さんと妹と、三人で暮らしてたわ。……当時は、ね。 確か、貴方とは一つ違いだったわよね、私が十五の時に村を出たのね?あの時は心配したわよ、どこに行っちゃったんだろうって。 ――まさか、また会えるなんて。 [当時の想い出が蘇るようだった。そう親しかったわけではないけれど――自身が十五の少女だった頃、自由奔放で明るいあの少年に、どこか惹かれていた想いがあった。レベッカは表情を綻ばせて、ギルバートの手を握る] | |
(126)2006/04/26 06:36:18 |
流れ者 ギルバート [握手の習慣は好きじゃないかな...がと手を引っ込めかけた時…] あ、……え?レベッカ……。ああ、あの!雑貨屋の…。 [懐かしそうに目を細める。万引きなんぞをやらかす気でいて 通ったものだが、あの優しくそれでいてまっすぐな目の 母親に見つめられると結局手を出せないのだった。 安いものしか買えなかったが、いつしか常連になった。 一つしか違わないのにしっかりとした振る舞いの親切なレベッカ。 それからそのレベッカによく似た妹……確か、エル? しかし「……当時はね」の響きに含まれる不幸を思い、 ...は今は敢えて尋ねなかった。 久々の再開でいきなり、わざわざ顔を曇らせるようなことを 聞かなくてもいいじゃないか。 手を強く握り返す] 覚えてる。……女は化けるな。 きれいなのは相変わらずだが、ますます磨きがかかったよ。 | |
(130)2006/04/26 06:47:34 |
学生 ラッセル 。o(そういや10年前に村を出たって言ってたっけ?ってーと…俺が8歳の時?…駄目…覚えてない…。思い出せるのはメイやウェンディちゃんをからかっていたくらい…。あ、もしかして、ギルバートさんと直接会ったことがなかったのかな…。) [紅茶を飲みながらいろいろ考える。手近にあった紙を手に取り、12人の名前をゆっくり見直す。突如、紅茶を吹き出しそうになる] 。o(メイもいるの!?集めた基準は一体何!?学校絡みだったら他の人は違うわけだし…) [...は初めて詳細を読み始めた。早朝に一度見たはずの文だが、寝起きの頭で読んだ訳のわからんことだらけの文を覚えているはずがない。] 。o(ふーん…。つまり自警団は人狼騒ぎの犯人がこの中にいる、と疑ってるわけか。はんっ!大の大人が人狼だと?おまけに占いだの霊能だの、正気かよ。やってらんねぇ。俺はこの共同生活をのんびり楽しませてもらうよ。) [...は紙をテーブルの上に放り投げた] | |
(134)2006/04/26 08:31:36 |
流れ者 ギルバート (ともかく今は「占い」だ。言うなれば「占い師」。 ローズマリーさんが…そうなのか?) (人狼疑惑に「占い」ときた。 ますます本当に、ここに人狼がいる可能性は 高いのかもしれない) [色んな土地を転々としたが、どこにも似たような噂を聞いた。 いや、実際に死体を目にするはめになったことすらある。 確かに間違いなく人の手で殺されたとは思えないほどの 酷い有様だった。 そして噂には共通項があった。 人を喰う存在の現れる時、そいつに味方する人間すら現れ、 人狼と共に人を騙すが、同時に人の縋る希望となる――― そう、アーヴァインの言うところの占い師だの霊能者だの 守護者だのといった存在も、何故だか必ず現れるのだと] | |
(189)2006/04/26 19:04:26 |
流れ者 ギルバート (本物の神父かどうかも知れたもんじゃないが、 道端で最もらしく説教たれてる奴もいたっけ。 …落ちぶれた感じの姿や様子はともかく、 物はよく知ってる感じだった。暇つぶしに聞いたもんだ) [彼も各地の人狼伝説とやらを語って聞かせ、最後に こう締めくくった] 『…そう、それは神のご慈悲! かの方は試練の一方のみを我々にお与えにはならない。 その時には必ず、希望の光もまた、降り注いで下さる!』 神様なんぞろくに信心したことは無いが…とちらと天井を見る] 遠慮は要らんから、希望の光だけ降り注いでくれよ。 [実際…人狼なんかいなければいいと願いながら独りごちた] | |
(190)2006/04/26 19:08:09 |