雑貨屋 レベッカ [セシリアの悲しげな声は、女を現実へと向ける。もう悲しみを背負わない為に、見なければならないのは現実だ。セシリアが悲しまない為には。] 今、六人。 今までずっと、処刑と同時に、殺されていた。 もし明日、無罪の人を殺して、人狼と狂人が残ったら、きっとそれらは手を組むんでしょうね。2対2。 セシリアが襲われなかったのは、セシリアが狂人だと思わせる為じゃないかって、私はそう、思った。そして今日セシリアを処刑させるつもりじゃないかって―― ……そうはさせない。 [唯、この推理が全てでないことも判っている。セシリアが狂人で、此の侭残せば本当に2対2になる可能性も、有り得るのだ、と] | |
(22)2006/05/02 00:06:31 |
冒険家 ナサニエル [はっと瞳を開く。意識を失っていたらしい。状況を把握するために慌てて向けた目に映ったのは重なるようにして絶命しているグレンとギルバートの姿だった。] ……まだ続けなくてはならないのか。檻の中の生活を。 [舌打ちとともにそう吐き捨て、今は亡き2人の男の冥福を祈るでもなくただ虚ろな視線を向けたまま。そこで耳に入ったユージーンの言葉に反射的に顔を起こし] 成る程。僕には誰かを護る力などない。 自分の肉親さえも護れなかったのだからね。 他に名乗りを挙げる者はいないようだね。――君が、守護者ということか。 [そう告げれば、ユージーンの告白は信用に足るものだろうと頷き] | |
(36)2006/05/02 00:31:38 |
冒険家 ナサニエル ユージーンが人狼ならば昨日メイを襲撃する利点に欠ける。 多少の疑いは買いつつも、処刑からは遠かった存在だ。 隠れ蓑を減らすリスクを抱えても真の守護者候補である者を消しておくべきだっただろう。 彼を信頼しても構わないと感じる。 そしてセシリアが偽者だと思う点は僕も同感だ。今日まで襲撃を外され続けているのは不自然に思うね。 ただセシリアが人狼であり、レベッカが狂人であるというのはまだ少々考えにくいのが正直なところだ。 その説が正しければ完全に盲点を突かれたと言うのか……。 [ユージーンの推理には頷き納得の姿勢を示しながらも、首を捻って深く溜息を吐き、独り言のように呟いて] | |
(45)2006/05/02 00:48:01 |
雑貨屋 レベッカ ナサニエルも守護者じゃない。 ……そうね、ユージーンは疑う余地がない。 守護者だと、信じる。 [呟いた後、少しの間黙して] 皆、そんなにセシリアを殺したい? その手に掛けたい? ……ならば、今後は私を皆の意見をまとめる役目から外して頂戴。ギルバートを殺めたのも、ニーナも、全て間違いだった。私は正しい途へ導く自信がない。 セシリアを疑うのは簡単。だけど殺すなんて、出来ない。最初からずっとそのつもりだったのだけどね?皆は自分が思う人を、其の手に掛ければ、いいと―― [ふっと自嘲的な笑みを零し、眠るセシリアの傍に腰を下ろす] 私はセシリアすら、守れないの……? | |
(46)2006/05/02 00:55:05 |
冒険家 ナサニエル 確かにその可能性はありうる。 ただそれならばセシリアを生かし続けておくだけでも十分に効果的だったと思う。セシリアを偽者だと誤解させられることができれば、グレンも疑われていただろう。事実昨日も少なからず疑いを集めていたようだ。 グレンは隠れ蓑にしうる存在だったと感じている。それならばむしろ人狼が襲っておくのはレベッカ、君だったんじゃないのか? ――そう考えれば君が生き残されているのも不思議ではあるね。 ただ僕は君が自身で言ったように、まとめ役を買って出なかったことを人らしい――狂人ではない要素だと感じていた。 …………。 まあ僕はセシリアを偽者だと完全に決めているわけではない。 最期まで僕にできる限り思考を張り巡らせてやるさ。 [語気こそ強いものの、その言葉には未だ思考の低迷が大いに残っていることを示していた。言い終えると決心めいて呟き、視線を落として床を睨んだ] | |
(48)2006/05/02 01:05:13 |
墓守 ユージーン あともう一つ。 君が狂人であったら、今日は人狼判定を出さねばならないと考えている。そうすれば迷い無く、安全策として全会一致で君が処刑されるだろう。それにより隠れている人狼が確実に1日逃げられる。 そして、もし人狼が君以外であるならば、今日はむしろナサニエル、エッタ、ユージーンから襲撃をすべきだったと考えている。 グレンはそこそこ疑われてもおり、昨日はギルバートの処刑。そこで今まで占われてない者から襲撃するなら、ほぼ確実にセシリアの真偽は疑いの的になる。これは人狼として逃げ切る気ならベターだ。あえて運にかけるための人狼と狂人の協力に期待するより意味があろうよ。 | |
(60)2006/05/02 14:46:16 |
お嬢様 ヘンリエッタ まず、セシリア人狼の可能性…。 私はやはりこの可能性は考えられない。 セシリアが人狼という事は、人狼が占い師と霊能者を騙った事になるわ。 まず、一つ目の疑問。 セシリアが人狼で2騙りであるなら、セシリアが最後に占い師を名乗った事が解らない。 あの時のセシリアは、どうも様子見している様に思えたもの。 2騙りを決めていたなら、さっさと騙ったはず… そもそも、ウェンディが騙る方が都合が良いわ。 でもひょっとして、当初、占い師は狂人に任せる予定で、狂人が出なかった場合、2騙りを計画していたと考える事も出来るから、この疑問だけではあり得ないという考えには至らないわ。 | |
(65)2006/05/02 19:00:31 |
お嬢様 ヘンリエッタ 次の疑問、2騙りを計画していたなら、ウェンディが様子を見なかった事が解らない。 ウェンディはレベッカが霊能者を名乗って、すぐさま名乗り出てきたわ。人狼なら少し様子を見ないかしら。 最初から2騙りする気であれば、3人目に出るほうが盲点をつけるもの。 それは当時のメイの信用度からも解るとおりね。 そして、この方法は人狼と狂人の連携が相当とれていないと成立しないわ。 人狼たちがいくら考えていても、狂人が意図に気づかなければ能力者一掃で終わりだもの。 私が人狼2騙りの可能性を低くみてるのはこの理由が一番大きいわね。 だから、セシリア人狼の可能性は無いと考えてる。 | |
(66)2006/05/02 19:07:48 |
墓守 ユージーン エッタ、これは説得でなく解釈論の問題で俺が思うところをいっておく。 まずセシリアの様子見は狂人が占い師を名乗ることを期待していたため。そしてウェンディの即名乗りは2名でることで狂人が隠れることを期待したためと考えることはできる。つまり有り得ない動きとまでは言えない。 ただ基本的に俺ももともと2名しかいいない人狼が出てきているという可能性はほぼないと見ていたのでエッタの気持ちはよく分かる。 しかし考えてみれば、人狼が2匹名乗っているなら、占い師は本物がいてもずっと人間判定が続く。もしセシリアが人狼で偽の人狼判定をしたら、先に人狼判定下側から用済みとなる。ならば一人だけに減らした上で人間判定の方が妥当ではないか、と行き着いた。 あくまで、俺の解釈でしかないがな…。 | |
(67)2006/05/02 19:14:51 |
お嬢様 ヘンリエッタ セシリア決めうちの話に戻るわ。 結論から言うと、私は決め打てない。 占い結果を度外視して考えると、セシリアには大いに狂人の要素が見えるわ。 以前言った事の再確認になるけど… ローズが占い師と名乗った時に、その声が聞こえていた可能性が高い、でも、ホールに降りてこなかった点が一点。 私とほぼ同時にホールに現れたのに、私が占い師じゃないと言うまで、占い師だと言わなかった点が一点。 ユージーンとの口論の際、片方のレアケースを心配し、片方のレアケースを否定する考え方の偏りが一点。 これは、当時のユージーンも狂人に見えると言っていたわね。 そして、ユージーンと口論をした時に比べて、今のセシリアからは殆ど考察が聞けていない点が一点。 ま、これだけ色んな出来事が起これば、人間変わっちゃうかもしれないけど、気になるわ。 | |
(68)2006/05/02 19:16:44 |
雑貨屋 レベッカ [ソファーで黙していた女はゆるりと視線を上げた。人々の姿。嗚呼、彼等は皆、少女を――セシリアを殺そうとしているんだ] 偽者かもしれない。五分五分でしか考えられない。 確かに違和感が無いと言えば嘘になる――セシリアは弁が立つと思っていた、けれど、此処数日で主張が弱くなった。私が、セシリアを本物だと思い始めた頃から。 そしてグレンとギルバートが死んで、セシリアの今までの全ての結果が正しいことを示された。これが、ラッセル君からの合図だと……そうも、取れる。今日は自分を人間だと云え、という合図。 ――でも、でもやっぱり。 セシリアは本物の可能性だって、ある。 私達の為に、その力を精一杯使って、 疲れて、疲れて、それでもまだ頑張っている。 ……私はセシリアを信じる。 | |
(75)2006/05/02 20:39:20 |
雑貨屋 レベッカ 『安全策』でセシリアを殺すの? エッタも、ラッセル君も、ナサニエルさんも皆、セシリアが人狼じゃないって思ってるんでしょう?状況的にセシリアが人狼である可能性なんて限りなく低いでしょう? セシリアがlunaに狂わされているとして―― 人狼と狂人、そして人間と人間。 その状況になるのが、そんなに、怖い? どちらサイドの殺意が勝つかなんて判らない。 それはきっと神が示すことだと思っている。 私はそんな神に委ねる状況になったとしても構わない。 後二回、二回よね…… 男は狼、男はオオカミ―― 夢想で少女を孕ませ、人を喰らう人狼。 ――ナサニエル。 それで終わらなければ、ラッセル。 私の途は、これで決めた――。 | |
(76)2006/05/02 20:46:20 |
墓守 ユージーン [彼は冷淡に、言った。わずかの動揺も見えない視線は自分自身の詩を受け入れたがゆえのものでもある。] レベッカ、済まないが、ウェンディも狂人と思われて処刑されたんだよ。安全策じゃなく確実性だろう。残っている中でどのように見ても、状況的に最も疑わしい、普通の人間に見えないのはセシリアだ。 俺はこれで終わると思っている。しかし終わらなかったら、…ほぼ確実に俺が襲われるだろう。俺は自分自身の命を秤にかけて、俺が生きるために、セシリアを処刑する。 レベッカは、何を賭ける? 君が狂人でなく、それでいて今も生かされているのはなぜか。そこを考えるべきじゃないか。 君が真実に近い場所にいたなら、君こそが襲われるべき場所にいた。誰よりも疑われることのない、占い師を名乗った二人から人間と保証されている君が、なぜ生きており、なぜグレンやメイが襲われているのか。 [重々しくつぶやき、グラスのジンを口に含んだ。昨日はグレンがチェイサーを差し入れてくれたが、…今日ぐらいは正体無く酔ってしまいたい。そんな気分で、淡々とジンをあおる。] | |
(80)2006/05/02 22:03:33 |
冒険家 ナサニエル 無論そのタイミングだけですべてを判断するのは浅はかだろう。 ただ、セシリアが本物であるならば人狼はなぜ彼女を消そうとしなかった? 今までにやつらの手によって殺された者たちから考えればその気がなかったことが伺える。 守護者かもしれないレベッカを差し置いてまでメイを殺したのだからね。 ラッセルについては定かではないがセシリアは今まで正しい判定を続けていた。 セシリアが本物である場合、人狼からもセシリアとローズマリーのどちらが本物なのかわからなかったはずだ。 セシリアが狂人だという確信を抱ける発言があったのかと言われればそうではないだろう。 むしろ人間を人狼だと告発する転機が十分にありえたにも関わらず人だと言い続けたことで、セシリアが本物だと危惧してもおかしくはない。 それでも尚セシリアを消そうとする動きがなかったのはやはり不自然だと言わざるを得ない。 ただこれはセシリアが狂人の場合でも同じだ。彼女が正しい判定を続けていたのは事実だからね。 そう考えると僕はセシリアが人狼だとしてもおかしくはないと感じている。 その可能性が限りなく低いとまでは到底言えない。 | |
(81)2006/05/02 22:15:11 |
雑貨屋 レベッカ [ユージーンに睨むような視線を向ける。……けれど彼も又、死を覚悟している人間だと気づいて。一呼吸置いて、冷静に紡ぐ] 私が人間だから、私が狂っていないから、セシリアが狂人である可能性は認めても人狼である可能性は極めて低いと、そう思っているのよ。 セシリアを殺しても終わらないと私はほぼ確信している。 ――そうね。セシリアを殺さず、ナサニエルやラッセルを殺しても尚終わらなければ、又犠牲は生まれ、最悪全滅。自分の死も何もかもが、賭けるものかしら? [傍迷惑な話。と自嘲するように呟く] 私が生かされている理由なんて判る訳ないじゃない。殺す目標を選ぶのは人狼よ。……せいぜい、私が人狼の掌で踊らされているを見るのが楽しいって所じゃない? | |
(82)2006/05/02 22:15:17 |
冒険家 ナサニエル 僕はセシリアを殺すことが「安全策」だとは思っていない。 2対2になり、すべてが神に委ねられることなど望むところだ。僕は神など信じてはいないからね。 僕が恐れているのはむしろセシリアが人狼かもしれないという危惧を残したままこの殺戮劇が続けられることだ。 僕は今までラッセルもヘンリエッタも然程疑っていなかった。 それが僕の力不足ならば僕はそれを甘んじて受け入れなければならないが、セシリアを残したままでは最後の決断が極めて困難になるだけだと、思考を妨げられるだけだと感じている。 それだけセシリアの存在は僕にとって疑わしいものだ。 それすらも安全策だと言われればそれまでだが、僕はやはりセシリアの処刑を希望するよ。 [一頻り話し終えると息を吐いてソファに腰を下ろした。眠るセシリアの姿に明確な殺意を向けて、押し黙る] | |
(83)2006/05/02 22:24:03 |
墓守 ユージーン [掌で踊らされているのを見る、という言葉を聞いて] そう、だから君が踊らされているのだとしたら、まさに君だけがセシリアを信じているも同然の現状もそれに近いと言うことだ。君の信頼を裏であざ笑っている。それが人狼だろう? そこを考えてみたらどうだ。 [言い捨てるように語り、二階への階段を上がる。ギシギシときしむ階段がもの悲しさを誘う。] (静かになったもんだ) [数日前まで嬌声があがっていた集会所も、今ではめっきり寂しくなった。よくもまあこの二階で寝る気になるものだと、ラッセルなどには感心するぐらいだ。すでに6体の遺体がある。半数が、この2階で眠っているのだ。] | |
(84)2006/05/02 22:26:56 |
冒険家 ナサニエル セシリアが本物であるならば、尚更レベッカが生き残されている理由がわからない。強くセシリアを信用していたのはレベッカだろう。それは唯一と言ってもいいくらいに。 ただ一人明確に人間だと証明されているレベッカの発言に影響力があるのは事実だ。あの日ニーナが死んだのもそこから来ているのだろうしね。 そしてレベッカを襲う利点は誰が人狼であってもありえた。 レベッカを殺したからと言ってレベッカが信頼を寄せていたセシリアが本物だ、という流れになることもなかっただろう。 ――レベッカが生き続けているのは、やつらの意図によるとしか考えられない。 僕はレベッカを人狼であることは無論だが、狂人だとも疑ってはいなかった。 しかしセシリアの存在が、レベッカを疑わしいものにしている。 それだけ僕はセシリアを怪しんでいるんだ。 [薬瓶を片手にセシリアの傍らに腰掛けるレベッカを見遣りながら、どこか空言めいて呟く。] | |
(89)2006/05/02 22:41:47 |