酒場の看板娘 ローズマリー [テーブルの上にクロスを広げると静かにカードを置く。 両手でカードをシャッフルすると三枚のカードを捲った ――正位置のDEATH ――逆位置のTHE FOOL ――逆位置のTHE MOON ふぅ、と息を吐いてカードを指先で弾き] ……貴方の時間は停滞したままなのね、ずっと。 多分……5年前のあの時間から。 そして……貴方時間が動かないことに焦ってない? 焦ると……良くないわね。多分。 でも迷いがなくなるって出てるから……貴方の時間は動くのかしら。そのうち。 月の逆位置は暖かい人の象徴。……いい人、できるのかしらね。 ……人狼を示すような変な、破壊的なカードは出てないわね。 レベッカは人狼じゃないわ。 | |
(1)2006/04/27 23:13:01 |
墓守 ユージーン [思考が停止しそうになる。身体がこわばる。あるはずのない事態を目の前にして、起きるはずのない被害を目にして、とまどっっている。死体など、それはいろいろと見てきた。惨殺死体もひとつやふたつじゃなく、見た。しかしこれは、ここまでやれるのか? ヒトがやるものなのか…? 違うだろう。彼は血が出るほどに唇を噛んで正気を保った。] おまえら、とりあえず、あっちに戻れ。 ローズ、メイ、こいつらを落ち着かせてくれ。 [震える声で、エッタとウェンディを促し、奥にいるローズマリーたちに声をかけた。] [自警団は外だからかまわない。かまうけれどどうする必要もない。まずは、アーヴァインを…どうにかしなけりゃならない。] | |
(49)2006/04/27 23:40:03 |
農夫 グレン [ふらふらと死に掛けた若者がこちらに寄ってくる。 手には大きな鍵と、角材。 何とか押し留めようとするが、今際の際の身体にどんな力が残っていたのか、どんどんと集会所の方に押し戻される] おい、いいから手当てをするんだ。 いや、ここで見てる皆のうちの誰かでもいい、この人の手当てを…… [その叫びは、村人たちの罵声にかき消される。 「人殺し!」「バケモノ!」「お前らの誰がやったんだ!」 「「「お前らさえいなければ、俺たちは万事解決なんだ!!」」」] [村人たちの怨嗟の叫び。そして、この若者が最期の力を振り絞る理由を急速に理解した。 その途端……グレンは玄関内に押し倒され、外ではガチャリという鍵の音がした] | |
(53)2006/04/27 23:43:37 |
流れ者 ギルバート [...はこれで良ければと、風呂上がりに髪を拭いたタオルを グレンに手渡した。 あの時間はほんのついさっきなのに、まるで夢の中のように 平和だったと、あの心地よさを苦しく思い出しながら。 だが何かを言いかけるグレンに、意思を肯定するように頷く] ……言うべきだ。 状況が何も分からないことが… ますますの錯乱や恐怖に繋がるかもしれないから。 見せる必要はない。ただ、言ってくれ。 [自分自身にも言い聞かせるように、どんなことを言われても 覚悟ができるように規則正しく息を吸うことを心がけながら グレンに話すことを促した] 落ち着いて聞けるなら、皆、聞こう。 [できるだけ他を勇気づけられるような声でありますようにと 祈りながら周りを見回し続けて言った] | |
(71)2006/04/27 23:59:56 |
雑貨屋 レベッカ [ラッセルから差し出されたグラスに、小さく礼を告げるも笑みは伴わない。スコッチをグラス半分程注ぎ、一口。余り味は感じない。セシリアの言葉に、目を細め] ――《けれど味方も敵になるんだ》―― ごめんね、セシリア。貴女が嘘吐きだと決め付けた訳じゃないの。ローズだって……私に見せてない想いが、沢山あると思う。――或いは殺戮だとか。 信じるって、怖い? 裏切られるかもしれない? ――、でも私、信じないと、孤独に殺されてしまいそう。 皮肉よね。私が人間だって皆知っている。 なのに私は皆が、人間かどうか判らない。 ……其れが、責任。 [噛み締めるように呟いて、瞑目する] | |
(162)2006/04/28 02:33:36 |