自警団長 アーヴァイン
ふむ……まだ集まっていないようだな。 今のうちに、もう一度見回りに行ってくるとしよう。
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雑貨屋 レベッカ [――カツン。 雑貨屋の窓に、何かが当たった音がした。カウンターに頬杖をついていた女店主―レベッカは、其方へと目を向ける。不思議そうに目を細めては、席を立ち、窓の方へ歩んだ。窓の桟に引っかかっていたのは、紙飛行機だ。子供の悪戯だろうと軽く思いながら紙飛行機を開くと、そこには文字が並んでいた] ――――――――――――――――――――――――― この村は「重RP練習村」です。 キャラクターの視点に立ち、リアルなRPを心掛けて下さい。 キャラクターはRP、中の人は推理というのが前提です。 推理をおごそかにしないようにしつつ、RPも両立させて下さい。 用語制限にご注意下さい。 【アンカーは禁止】【メタ・COといった専門用語も禁止】 役職は用語制限には当て嵌まりませんので、 占い師・霊能者といった役職を口に出すのは問題ありません。 尚、独り言・墓下・エピローグは用語制限を受けません。 メモは中の人同士の相談等に利用して下さい。 中の人の質問はメモかwikiページでお願いします。 一日目のみ48h進行です。 二日目以降は24hコミット進行推奨。 終盤のコミットは臨機応変に。 必ず参加前に今一度 当企画のwikiページ記載ルールを一読して下さい。 カウントダウン企画wikiページ【http://z.la/d6z4j】 ――――――――――――――――――――――――― [其処に書かれていた文章に怪訝そうな表情を浮かべる。まるで異国の言葉のようだ。軽く肩を竦めては、紙飛行機を元の折り目に沿って折り直し、宙へ放った] | |
(0)2006/04/25 00:13:04 |
雑貨屋 レベッカ [客のいない雑貨屋で、女は暇を弄ぶように腕を組む。何処にでもありそうな普通の雑貨屋だが、一つ違うのはその店主の風貌だろうか。闇色のハイネックに、紅いショールを羽織る。漆黒と緋色の様相は、シュールでもある。そして何より目を引くのは、女の右目を覆う物。白いeye patch――眼帯] ……退屈ね。 一人の店番って本当に、退屈。 [呟きながら触れるのは、雑貨屋のカウンターに伏せられた写真立て。人目のある時には、此れを起こしてはならない。ちらりと店の入り口へ目を遣り、客が来そうにない雰囲気を見取ってから、そっと写真立てを起こした。二人の少女の姿。五年前のレベッカと、彼女より幾分幼いがレベッカに似た、もう一人の少女。エル。] | |
(1)2006/04/25 00:14:52 |
冒険家 ナサニエル [村外れに建つ、荒廃した家屋。主を亡くし、無人であったその家の窓からひそやかな灯りが覗けて見える。屋内で、埃がかったランタンの炎によってひとつの人影が照らされる。それは先日この村に訪れたばかりの旅人の姿だった。 村長の親切心――哀れみと言った方が正しいかもしれない――により与えられた仮住まいは、長らくの放置状態に耐えかね、到底人が満足に生活できる範疇のものではない。しかし男はそれに拘泥する素振りも見せず、傷み切った机に向かって静かに書を記している。冒険家とは名ばかりの、ある種の啓蒙活動を行う彼にとって必要不可欠な書面を作成するために。夜半をとうに過ぎ、夜明けが近くなっても尚、男はただ一心不乱に*机に向かっていた。*] | |
(8)2006/04/25 03:10:47 |
農夫 グレン [村外れに広がるちっぽけなジャガイモ畑。 彼は、そこを独りで耕した。 ある者は善意から、またある者は対価を求めて、彼に助力を申し出たというのに。 彼は、独りだった。 彼は、ある日突然この村に流れてきて、二束三文にしかならない荒地を買い取った。 岩を押し退け、木の根を掘り返し、凍りついたように硬い土にひたすら鍬を入れた。 表情一つ変えもしなかった。 そして、頑なに独りだった。 別に陰険なことをするわけでもない。 誰かに害をなそうとしたこともない。 むしろ、彼は村の行事には作物を提供することもあったし、 明日の食事に困っている者には最低限の食べ物を無償で与えたりもした。 それでも、彼は人を寄せ付けたがらなかった。] | |
(9)2006/04/25 06:15:13 |
双子 ウェンディ [いつも通り、リックとピアノの連弾の練習をしていた彼女を母が呼びに来た。微笑みを絶やさないその顔が、今日は何故か曇っている。] 『ウェンディ、ちょっといらっしゃい。お客様が来ているの』 お母さん、わたしだけ? …リックは? [尋ねるも答えはなく、客間へ連れて行かれた。 そこには、父と見慣れぬ自警団員の姿。 戸惑う彼女を余所に、二人は最近起きたと言う事件について語り出した] 『ウェンディ・ラヴェル嬢。集会所までご同行願います』 …もしかして、わたし一人で行かなくちゃいけないの? そんな…! リックは? リックと離れるのは嫌! 『もしかしたら、リックも後で行くかもしれない。とにかく荷造りをしなさい』 [厳しい顔のまま父に言われては大人しく従うしかなかった。 彼女は父に逆らったことは一度もない。 自室に戻り、トランクに荷物を詰める。 リックに会うことは許されなかった。 そのまま自警団員に付き添われ、集会所への道を歩き出す前に我が家を振り返る] リック…… | |
(28)2006/04/25 12:44:19 |
文学少女 セシリア [村はずれに、ひとつだけぽつんとあるさびしい家。 それが少女の家だった。 越してきてまだ1年とちょっと程度ではあったが、元々古かったのかくたびれた印象があるその家には、普段なら尋ねる人物など稀だった。 だがどういう訳か今日は珍しい来客が来たとかで、モーガンが対応している。 自分に関係ないのなら、と趣味でもある読書によって空想の世界へ浸っていた所に応接間に来るよう、声をかけられた] …私に、用事だったの? 珍しい事ね… [滅多に外出をしない為、知ってる人間など精々が村長や雑貨屋の女主人くらいのものだった。 訝しげに、読んでいた本に栞を挟む。 ――そして少女は、日常の終わりを告げられた] | |
(48)2006/04/25 13:35:35 |
文学少女 セシリア [あわただしく荷物をまとめさせられ、その日の内にはたずねてきた自警団の青年に集会場へ連れて行かれる事になった。 数日程はそこで過ごす事になりそうだったので、トランクケースに隙間なく本を入れたが、持てなかった為青年に抱えて貰っている。 少女自身が手にしているのは、衣類や身の回りのものを入れた大き目のボストンバッグだけだった] …それじゃあ、行ってくるね、おじいちゃん。 そんなに心配するなら、一緒に来る? [浮かない顔の老人を元気付ける為か冗談を言いながら、痺れを切らした自警団の青年に催促されて、じゃあと手を振って住み慣れた家を背に歩き出した] | |
(52)2006/04/25 13:48:32 |
酒場の看板娘 ローズマリー [集会場の扉を押し開けると荷物を降ろし] ……誰もいないのかしら。 それにしても汚いわねぇ。 しばらくまともに掃除してなかったでしょう? [入り口の自警団員に視線を向ける。 自警団員はお前には関係ないだろう、と短く呟き] ……大いにあるんじゃなくて? こんなところで寝泊りして健康を損なったら人狼以前に貴方たちを訴えるわよ? [口元には笑みを貼り付けているものの、目は笑いっていない。 逃げるように自警団員が出ていくのを見遣ると適当な場所に荷物を置き] ……自分で掃除しろって?随分な待遇だこと。 [倉庫からモップを引っ張り出してくるとあたりを掃除し始めた] | |
(62)2006/04/25 14:21:39 |
墓守 ユージーン [酒場に来たが無人だった。彼は舌打ちしたが、ふと見るとカウンターにバーボンのボトルが置きっぱなしになっている。] ふん、まあ、店主がいねえなら仕方ねえ。 これだけもらっていくか。 こんだけ置いておけば足りるだろ。 [カウンターに適当に小銭をぶちまけ、ボトルをありがたく拝借した。鼻歌交じりで外に出た。店から出ると集会室の方に人が集まっているのが目に入った。] あん? アーヴァインの野郎がなんか言ってたわな。 真に受けたバカどもが集まってるってわけかい。 くだらねえ。 [きびすを返して立ち去ろうとしたが、ふと気になって視線を戻す。] なんか物々しい動きだな。 噂だけで自警団があんなに出入りするもんかね。 ちっこいガキどもまで集められてやがる。 …ふん… | |
(63)2006/04/25 14:31:27 |
冒険家 ナサニエル [「村長氏にもこの一件に関しては許可を頂いている。君も彼には恩義があるだろう。反抗するようであれば我々も強硬手段を取らざるを得なくなる」――アーヴァインの台詞に男は眉をかすかに動かし、真っ直ぐにアーヴァインの顔を見据える。脅しにも似たその言葉に不快感は未だ隠し切れなかったが、口を閉ざしたままだった。団員たちが男を歩かせようと扇動するが、男は自ら歩こうとはせず、最低限の抗いを見せていた。引きずられるようにして連れられていく中、アーヴァインが見かねたように声を掛けた。「君の言う“異星人”とやらが人狼なのかもしれない」――その言葉によって男の顔色が変わった] | |
(93)2006/04/25 16:52:55 |
冒険家 ナサニエル そういうことか。異星人の精神感応攻撃によって脳に卵を植え付けられ、脳下垂体に異常を来たす。卵の成長とともに麻薬要素が分泌され、異星人の亜種として直接的な破壊活動担う存在にさせられるというわけだね。 確かにそれを未然に防ぐには僕しかいない。ふふ。ははは……! [独り言のように口中で難解な言葉をつぶやき、やがて合点が行ったように自ら歩き出した。団員たちは顔をしかめてかぶりを振り、男を見下すような視線を向けたが、アーヴァインは何も言わずに踵を返し、先導して集会場へと向かい始めた。その道程の中、団員たちは「うまく乗せましたね、団長」「こいつに違いない。人狼はこの気狂いに違いないんだ」などと会話していたが、己の世界に思考を閉じ込めた男の耳にはそれは*届かなかった。*] | |
(95)2006/04/25 16:55:05 |
農夫 グレン [神に祈りを捧げ、食事に手を伸ばそうとしたその時…… 「グレン・オブライエンはいるか?」 ドアの隙間から響く威圧的で焦りを含んだ声。] 「―――ああ、なんだ?あいにく、手伝いならいらん。食いっぱぐれたなら構わんが物の言い方ぐらいあるだろう。」 [そう淡々と告げると、ドアを開けた。 外には、自警団の使い走りの青年の姿。 「グレン・オブライエン、悪いが集会場に集まってくれ。それとだ、アンタの所に今備蓄してある作物は荒らされていないだろうな?」 ―――ああ、これは追い詰められた人間の顔だな。 そんなことを思った途端に、不愉快さは多少減った。] 「そんなことがあったら、真っ先に告げている。 そのくらいはわかるだろう。 あと、別に行くのは構わないが、もし泥棒でも出たのなら他を当たれ。この通り、当面の食事には―――なんとか困ってはいない」 | |
(111)2006/04/25 17:14:14 |
農夫 グレン [まあ、その程度の些細な事で呼びつけたわけではないだろうということは何となく理解している。 それを示すかのように、返答を遮って目の前の若者は早口で畳み掛ける。 「わかった、ならばアンタの所の食料を全て買い取りたい。値段は卸値じゃなくて小売り値をつけよう。 アンタ以外にも10数人集めなきゃいけないっていうアーヴァインさんのお達しだからな」 そう言って、昨年からの備蓄分を遥かに超える値段の小切手を掴まされる。] まあ、人が集まるというのならば構わん。 対価すら別に必要とはしないが……この時期に土に手を入れられないのは、来年に響くからな。迷惑料としてもらっておこう。 それじゃ、倉庫の鍵は開けておく。アンタらで適当に運べ。 [相変わらず淡々とした拍子で告げると、集会場に向かって歩き出した。 食卓の上では、*冷めたスープが主の帰りを待っている。*] | |
(117)2006/04/25 17:26:05 |
農夫 グレン [集会場に辿り着くと、中から騒がしい声が聞こえる。 どうやら、相当な人数が集められたらしい。 しかも、相当ろくでもない理由なのだろう。 あの若者は気が動転していたのか何も告げてはくれなかったが、 ―――あれは、生きるか死ぬかがかかっている顔だ。 そう直感的に理解し、幾分硬い面持ちでドアに手をかけたその時、 「悪いが、身体を調べさせてもらう。妙なものは持ち込んじゃいないだろうな?」 決定的な一言を浴びせられた。] ……ああ、構わん。耕す土が無い所に道具を持ち込む理由は無い。 ―――話は聞いていないが、人死にを喜ぶ趣味も無い。私が何故ここまで来たか、考えればわかるはずだ。 [そう呟くと、集会場のドアを開けた。] | |
(125)2006/04/25 17:34:58 |
文学少女 セシリア [すれ違うようにレベッカを見て、頭を下げる。 ほんの2、3回だけモーガンに連れられて雑貨屋に行った自分を彼女は覚えているだろうか? 今思えばその時彼女は自分の事が気になっている様子だったような気がしたので、覚えられているかもしれない。 ただの自意識過剰だったかもしれないが、珍しげに見られる心当たりが自分にはあった。 そもそも、モーガンはこの村で生まれ育った老人だ。 それがほんの1年ほど前にいきなり現れた孫娘と証する少女とともに、住み慣れた家を息子夫婦に明け渡して町外れの今は誰も住んでいない家に二人で住み始めたのだった。 彼は多くを語らず、誰に対しても外で作った孫だと説明していたが、それを納得している人物はそう多くはないのだろう。 少し不安そうに、レベッカに声をかけられる事のないよう視線を下にやった] | |
(133)2006/04/25 17:42:50 |
流れ者 ギルバート そうだな。 ……死に目に会えなくて残念だった。 でも会わなくて正解だったかもしれねえよ。 オレは立派になる気で村を出たのに…結局この有様だからな。 [自分だけに聞こえるような小さな声で言った] [「母様を治してあげられなくて」 「お義父さんもあたしも、随分手を尽くしたんだけど」に顔を上げ] ええ? 何だ……お袋、病院で死ねたのか………。 しかもニーナとオヤジさんに看病されて……はは。 良かった………。 そいつは悪くない。悪くない最期だよ。 [今の言葉では伝えきれない感謝を表す笑顔でニーナを 見つめたが、そのまま涙が溢れそうになったので俯いた。 誤魔化すように周りを見渡す。 いつの間にか、ずいぶん人も増えた] | |
(135)2006/04/25 17:44:59 |
流れ者 ギルバート [食料のことを考えたからなのか、グゥと腹が鳴った] ふう……ハラ減った。 [これから先、集められたこの集会場で何があるかわからない そんな時でもハラが減るのは生きてる証拠、と薄く笑って 何かないかと自分の荷物を探っている。 と、そこで 階上から降りてきてお辞儀をする育ちの良さそうな小さな子供、 壁に手形なんぞつけている真っ黒で顔もわからない男、 静かに佇んでいたものだからやっと気が付くことができた少女、 各々にようやく目をやった] あ……ああ?誰だよアンタ。 十年ぶりってことを差し引いてもそんな真っ黒じゃ……お、オイ。 [親しげに話しかけたはいいがそのまま行ってしまった真っ黒の 男をあきれた顔で見送ったが…あまりの汚れ具合に吹き出した] ふ、まあいい。また会ったら聞いてみりゃいいんだ。 | |
(149)2006/04/25 18:17:35 |