学生 ラッセル 次に目を覚ました時に兄が見たのは、真っ赤に染まった妹の身体。 兄の祈りは、天には届かなかったのです。 兄は元気になったけれど、妹にはもう二度と会えません。 残ったのはたくさん描いた妹の絵と、妹の付けていた十字架だけ。 兄は、たくさんたくさん泣きました。涙が涸れるくらい、泣きました。 気がつけば、妹の拾ってきた仔犬が、兄の傍らに座っていました。 兄には妹が傍に居るように思えて、仔犬に妹と同じ名前を付けたのでした。 それから兄は、ずっとその犬と一緒です。 けれど、神様に祈る事も、絵を描く事も止めてしまったそうです。 それから兄は、ずっと時が止まったままなのです。 [スケッチブックを置くと、ポケットの中から所々錆び付いた十字架を取り出す。 セイディが、蹲ったままじっと見上げていた] | |
(200)2006/04/19 02:00:10 |
学生 ラッセル >>202 昔話、だよ。お前が謝る事じゃない。 泣かせるつもりじゃ、無かったんだけどな。 …ありがと、聞いてくれて。 [十字架を再びポケットに仕舞い込むと、ヘンリエッタの背に腕を回し、一度強く抱き締め。それから、身体を離した] 長話になっちゃったな。…寝ようか。 | |
(203)2006/04/19 02:15:43 |
お嬢様 ヘンリエッタ >>206 [...は背伸びをしてラッセルの首に腕を回しぶら下がりそうになりながらも、頬にキスをした] えへへ。おやすみなさい、ラッセルさん。 [頬を染めながら...は逃げるように自分の部屋に走っていった@就寝] | |
(207)2006/04/19 02:34:18 |
美術商 ヒューバート >>204 の選択肢その1(研究所に戻るパターン) そうか、研究所に戻るか。 それでは、送っていこう。 手を繋いでも良いかね? [...は、年甲斐も無くそう言うと、返事も聞かずに手を繋ぐ。] ――研究所前―― これは、昨日の約束。[...は、髪を引き抜いて手渡す。] そして、出来れば君を護ってあげたいんだ。いいかね? 。o0(その後は、留めても引き返させてもOK。どこかで巻き戻してするのも一考かもしれません。こんな時間で失礼。) | |
(209)2006/04/19 02:43:59 |
文学少女 セシリア >>210の続き [...は目が覚めた。あまり馴染みのない部屋、そして傍らに眠るヒューバートに気が付く] また、いつの間にか寝てしまった、のか? ‥‥ヒュー、そんな寝方をしていると、いつか風邪を引くぞ。 [...は無理矢理ヒューバートをベッドに寝かせた] ふぅ、やっぱり男の人は重い。起きなくてよかったな。 [...は安堵した] | |
(211)2006/04/19 04:37:48 |