人狼審問

- The Neighbour Wolves -

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(1221)村 : 9日目 (1)
村人は集会場に集まり誰を処刑すべきか話し合った……

村長の娘 シャーロット に、1人が投票した。
双子 ウェンディ に、3人が投票した。

双子 ウェンディ は、村人の手により処刑された……
今日は犠牲者がいないようだ。人狼は襲撃に失敗したのだろうか?
現在の生存者は、村長の娘 シャーロット、学生 ラッセル、流れ者 ギルバート、の3名。
学生 ラッセル
[ラッセルが気付いたのは、処刑場の直ぐ近くだった。
いや、処刑場の一部だったのかもしれない。
遠巻きに、星月に似た色の髪の少女が、処刑される姿を――目の当たりにした。]
(0)2006/02/27 07:39:13
学生 ラッセル


[全てを失ったラッセルは、声にもならない慟哭を上げた]
(1)2006/02/27 07:39:57
学生 ラッセル


[そして、彼は"笑った"。]
(2)2006/02/27 07:40:45
学生 ラッセル


[爪が、牙が―――全てを、*屠る*。]
(3)2006/02/27 07:41:30
村長の娘 シャーロット
[――走る。
――走る、走る。

速く、もっと速く。
絡まりそうになる足がもどかしい。

望みを繋ぎたくて。
喩えそれが薄く脆いものであると理解していても。]

――ッ!
(4)2006/02/27 23:02:34
村長の娘 シャーロットは、乱れた息の合間に呟く。「お願い…間に合って…!」
2006/02/27 23:18:00
流れ者 ギルバート
[守護としてのチカラ…
アーバインが死んだ日。オレは、実は2階の窓から飛び出したんじゃなくて
実は、間違って落ちた。
けれど、体は大丈夫だった…。
普通ならば、骨の一本でも折ってもおかしくないというのに。
次の日からも、2階から飛び出る事が多かった。
自分の体の中にある、チカラを確かめるように、あえて、飛び出した。
日に日に、自分の中のチカラが強くなるのを感じた。

そして、あの日…ヴィンセントに投げたナイフ。
オレはあの時、ナイフなんて持っていなかった。
けれど、望んだ。すると…そこには"銀のナイフがあった"。
そして、感じる胸騒ぎと、狼を感じる瞬間…これも、チカラだったのかもしれない。
きっと、この身体能力と、武器としてのナイフ。それが、与えられたチカラ。

オレが、守れなかった村のみんなから託された、チカラ――

今度こそ、守り抜けと―最後まで決してあきらめるなと―ー]
(5)2006/02/27 23:29:07
流れ者 ギルバート
[シャロと処刑場へ走りながら…思っていた]

――シャロは、似ていた。
姿は違えど、サラに似ていた、そう思った。
しかし、何よりもあの『笑顔』が、まるで全てを癒してくれるようだった。
だから、どこか惹かれた―。
けれど、徐々に、シャロ自身に惹かれている事に気付く。
しかし訪れた突然の兄の死――
サラにも兄がいた。あいつも、サラを守れず…きっと悲しんだはずだ。
あいつの分も、ナサニエルの分も…守らなければと思った。
その後に、シャロが結社員とわかる。
どうして、兄の死を目の前にして、彼女は死に近い立場を歩んだのか。
ただただ、オレが思ったのは、シャロを守り抜こうと。
それしか、オレに出来る事はなかった…
あの日に消えた、笑顔を取り戻してあげたいと……――
(6)2006/02/27 23:37:37
流れ者 ギルバート
ま、いろいろだめだった時がありまくったけどな。

むしろ、シャロの方がしっかりしてて、オレが守られてるんじゃないかって思う時の方が多かったと思ってるよ。
ほんと、オレって守護者失格だよな。

[そう、走りながら呟いた…]
(7)2006/02/27 23:39:00
学生 ラッセル
[既に夥しい量の血が、処刑場を満たしていた。
所々の血の溜りには、何かのかけらも浮いている。

死したウェンディの身体は、血のない場所へ横たわってあった。
彼の無意識の中でなのか、何かがそうさせたのか。]
(8)2006/02/27 23:46:57
学生 ラッセル

[彼の―金色の―瞳は、至極穏やかに、気持ち良さそうに輝く。

何かを待ち受けるかの様に]
(9)2006/02/27 23:47:33
村長の娘 シャーロット
――そんなことないよ。

1人で背負い込むなって言ってくれたじゃない…
頑張ろうと思えたよ、わたし。

…ありがとう、ギル。

[微かに笑む。


錆びた鉄の匂いが――風に僅かに乗って居る]
(10)2006/02/27 23:52:50
流れ者 ギルバートは、ひたすら…走り続けている―もう迷ってる暇はない―!
2006/02/27 23:53:12
流れ者 ギルバート
>>10
[シャロの言葉に…どこか心が落ち着く…]

…お礼を言うのは、こっちだ…―――!!!

[匂いがした…
忘れる事ができない…あの…匂いが…]

……ちっ……。何暴れてんだぁ?
(11)2006/02/27 23:56:53
村長の娘 シャーロット
お互い様…かな。

[呟く声が微かに硬い。

纏わりつく様に濃くなっていく。
これは――]

…っ

[生々しく蘇る、あの赤。

――お兄様
――レベッカ
――リック

…内なる獣が引き裂いた]

――ラッセル…!
(12)2006/02/28 00:12:42
流れ者 ギルバート
[近づく…処刑場に…
それに伴って強くなる…匂い…――]

――……ウェンディ……!
くそっ!!…間に合わなかったのか……?――
(13)2006/02/28 00:17:58
学生 ラッセル

[笑っている。死肉の山の上で。

来訪者を、今か今かと待ちわびる]
(14)2006/02/28 00:29:49
村長の娘 シャーロット
[煌々と月明かり

其れは其れは美しい月夜で在りました―――]




[散らばる死肉と刺すような紅い髪]
[紅い紅い虚飾は最上級]


―――…ラッセル…

[其処に、  “いた”   ]
(15)2006/02/28 00:33:55
流れ者 ギルバート
[人だったものが…見えた…その上に、人影…―
月の光に照らされて最初に見えたのは…
…怖いくらい綺麗な金色の眼――]

……ラッセル……お前が……―――
(16)2006/02/28 00:39:13
学生 ラッセル
[名を呼ばれた事に、暫く気付かなかった。静かに二人に顔を向けると]


――良い、月夜だね。

[彼は"笑った"。金色の双眸を細めて。]
(17)2006/02/28 00:40:52
流れ者 ギルバートは、学生 ラッセルの笑みに…ぞくり、と背筋が凍った――
2006/02/28 00:44:46
村長の娘 シャーロット
―――…

[金色の瞳は闇夜に鮮やかだ。
浮かぶ笑顔はぞっとするくらいに美しい。

ひとならざるものの

美。]

…ええ。
―――…「ラッセル」。

[震える体を抑えて、獣の瞳を見据えた。]
(18)2006/02/28 00:46:00
学生 ラッセルは、二人に微笑むと、僅かな音と共に死体の山から下りる。
2006/02/28 00:48:38
村長の娘 シャーロットは、懐の銀の懐中時計をぎゅっと抑えた。見据えたままで。
2006/02/28 00:50:53
学生 ラッセル

はははっ。どうしたんだよ、シャロ。ギルバート。

[何時もの様に、笑った風にも見えた。]
(19)2006/02/28 00:53:08
流れ者 ギルバート
[近づくラッセル――
ギルバートは一歩前に出て、左手を出し
 それをシャーロットを庇うように伸ばす…]

…させねぇよ…。オレが…『守る』から…。
(20)2006/02/28 00:53:41
学生 ラッセルは、流れ者 ギルバートに、にこりと微笑む。
2006/02/28 00:54:51
村長の娘 シャーロット
…らっせる…


[笑顔。
不意に、懐かしい面影を見た気がして。
名を呼ぶ。

数日前なのに。
―――あんなに遠い。]
(21)2006/02/28 00:56:58
流れ者 ギルバートは、学生 ラッセルを、黙って見据えている。
2006/02/28 00:57:52
学生 ラッセル

そういえば昔、ここに忍び込もうとして怒られたっけなあ。

覚えてる?

[シャーロットに笑いかけた後、僅かな間を置いて]


アーヴァインにこっぴどく怒られたっけ。

[彼は、からからと笑う。]
(22)2006/02/28 01:01:42
村長の娘 シャーロット
[僅かな間を置き]

……うん。覚えてる。


…ちょっと、覗こうとしただけなのにね。
アーヴァイン…
ほんと、頭…かたいんだから…

[少しだけ笑い、泣きそうになる。]
(23)2006/02/28 01:05:01
学生 ラッセル
そうそう。
その後、ナサにも怒られたんだよな、確か。

[からからと笑ったまま。既に居ない者の名前を呟いた]
(24)2006/02/28 01:07:31
村長の娘 シャーロット
―――…おにいさま…

[俯いた。]

…うん。
ほんと、心配したんだぞ、って…ね…

[何を、しているのだろう。
昔話。
遠い幼い日々。

もういない。
もう戻れない。

―――ラッセル。]
(25)2006/02/28 01:10:43
学生 ラッセル
うん、そう……ナサ。ナサ……綺麗な赤だったなあ。

腕にも、沢山ナサの赤が付いたんだ。

[とても朗らかに笑う。
まるで、美しい星や月を見たのを喜ぶかの様に。
まるで、綺麗な花が咲いたのを喜ぶかの様に。]
(26)2006/02/28 01:16:51
村長の娘 シャーロット
…ッ…!!

[息が、詰まる



―――今、ラッセルは、何を]


―――――お兄様を…?

[体が底から冷えていく
喉が渇いて焼きつくようだ]
(27)2006/02/28 01:20:18
村長の娘 シャーロットは、ざり、と一歩。ラッセルに向けて踏み出した。
2006/02/28 01:21:05
学生 ラッセル
そうそう…あの人。…ええと、なんて言ったかな。
ドクター…そう、ドクター?


嘘吐くんだもんなあ。


[指を順番に折るのを繰り返し、懐かしむ様に目を細める。
今も、彼の手は血に塗れて赤い。とても赤い。]
(28)2006/02/28 01:23:37
流れ者 ギルバート
[ラッセルの言った言葉に思わず耳を疑った…

――ナサニエルを…殺したのは……??]

…ラッセル…だったのか?

[思い出す…

大樹の下で…――]
(29)2006/02/28 01:24:03
学生 ラッセルは、村長の娘 シャーロットに微笑む。
2006/02/28 01:24:23
村長の娘 シャーロット
―――…

[赤い。
赤い。
赤い。
赤い。

――――此の手に抱いた冷たい兄の体。

ヴィンセントの言葉が、嘘…?
それは、つまり―――]


あなた…

貴方がお兄様を……ッ!!!

[何も、考えられなくなる]
(30)2006/02/28 01:26:34
流れ者 ギルバート
[シャロが腕をすり抜け一歩前に出る…

 いけない――]

…シャロっ!!
(31)2006/02/28 01:26:38
学生 ラッセル


とても、綺麗だったよ?


[言葉も解さず、目を細めて微笑んだ]
(32)2006/02/28 01:28:37
村長の娘 シャーロット
――お兄様を…

おにいさまを、あんな風にしたのは――

[歩みを止め、ラッセルを見据える。
空には嘲笑う様な月]

―――ラッセル…
どうして…

どうしてよ…ッ!!!


おにいさまを返して!!!
わたしのお兄様を返してよッ!!!!!

返してよぉぉ!!!!
(33)2006/02/28 01:32:14
学生 ラッセル


[ただ、叫ぶ姿を見ていた。何も言葉を返す事無く、微笑んで]
(34)2006/02/28 01:39:47
学生 ラッセル

また、見たいんだ。あんな赤色。…シャロなら、きっと綺麗な赤だと思う。

[彼の右腕は、人狼の其れとなっていた。血に塗れた爪が微かに擦れる]
(35)2006/02/28 01:40:14
村長の娘 シャーロットは、涙が零れるのも構わず、ラッセルの金の瞳を睨み付けた。
2006/02/28 01:40:49
学生 ラッセルは、金色の瞳でシャーロットを見詰め返した。そして微笑む。
2006/02/28 01:41:51
流れ者 ギルバートは、学生 ラッセル視線の先…そして、その赤く染まった右手に気付く…――
2006/02/28 01:44:28
村長の娘 シャーロット
……ッ!!

―――…なんでよ、なんでなのよラッセル…!!


[咽返る赤に眩暈がする]
(36)2006/02/28 01:55:14
学生 ラッセル
[しなやかに四肢を動かした。其の速さは、人の動きではなく。
目にも留まらぬ速さで、肉薄する。

彼の赤い爪は、シャーロットを切り裂かんと振るい上げられた。

彼は、微笑みながら―――爪を振り降ろす]
(37)2006/02/28 01:56:40
村長の娘 シャーロットは、一瞬何が起きたのか分からず――残像を追う。「…ッ!!」
2006/02/28 01:57:33
流れ者 ギルバート
[…それは、瞬間の出来事…――
笑いながら、ラッセルが…
シャーロットに赤い爪を……――]

――――!!!!!!

[――体はそれがまるでわかっていたかのように勝手に動いていた…――]

―――『守る』!!今度こそ!!―――

[ギルバートはシャロの前へ飛び出る―――]


       …ザシュッ―――

[嫌な音が響く―ギルバートの左肩に深い痛み…
――そして…血がじわりと滲む…――]

……くっ…ぅぁっ………
(38)2006/02/28 02:08:31
村長の娘 シャーロット
―――ギル!!!!

[悲鳴。苦悶。赤い爪が―――]
(39)2006/02/28 02:10:13
学生 ラッセル

[割り込まれるとは思っていなかった。
ずっと笑みだった彼の表情は一瞬揺らぐも、新たなる赤に静かに笑んで]
(40)2006/02/28 02:12:00
学生 ラッセルは、其の腕に力を込める。
2006/02/28 02:12:26
流れ者 ギルバート
[痛みに一瞬、眩暈を覚えた…しかし…
 シャロを…守らなければ!!
目の前にいる狼を…倒さなければ…――]

[右手に、ひんやりと銀色のナイフの感触が甦る…]

[そして、そのまま、目の前にいるラッセルに向かって

 ……銀のナイフを突き刺す―――]
(41)2006/02/28 02:19:24
学生 ラッセル

……?

[酷い痛みが右腹を襲った。鈍く、重く、痛い。
傷口から血の様な霧がしゅわしゅわと空気に漂う。

魔を払う銀。彼の表情は呆然として、金色の瞳は銀色のナイフを見詰め。

左腕で、ギルバートの腕を払い、ナイフを投げ捨てた。
それでも未だ、傷口から湧き出る赤い霧は、しゅうしゅうと空気に漂う。]
(42)2006/02/28 02:26:16
学生 ラッセル


[笑う。]
(43)2006/02/28 02:28:40
村長の娘 シャーロット
…ッ!

[素早く視線をめぐらす。
目に付いたのは長剣。
屠られた自警団のものだろうか。
微かに血がついていたけれど構ってはいられなかった。

拾い上げて、構える。]

ギル、血が…!

[ラッセルを睨み付けた。
唇を噛む。

幼馴染の姿はそのままで。
ラッセル。
いっそ、ばけものであればどんなによかったか―――]
(44)2006/02/28 02:29:24
流れ者 ギルバート
[傷がズクンと痛む…思った以上に深い…]

[シャロの声…見ると…剣を構えている]

だめだ…お前の力で敵う相手じゃねぇっ!!
(45)2006/02/28 02:34:27
村長の娘 シャーロット
[笑っている。]

―――…ラッセル、

[剣の柄を握り締めた。
涙が滲む。

内緒で剣の稽古をした。あのときだって。
あの時だって―――]

ラッセル…ラッセル…!!!
なんでよ、ばかぁ…!!

[土を蹴り、ラッセルに斬りかかった。]
(46)2006/02/28 02:36:12
学生 ラッセル
[ギルバートの肩口に食い込ませた右腕を、力任せに引き抜く。鮮血が迸った。
金色の瞳を輝かせ、シャーロットへと見向く。今度こそ、彼女の赤を見ようと。

斬りかかって来るシャーロットの剣を、左腕で払った。

そして爪を揃えた右腕で―――]
(47)2006/02/28 02:39:17
村長の娘 シャーロット
―――っく!!!

[ひとならざるものの力。
抗う術なく剣の軌道が歪む。

睨み付けた視線の先に―――獣の爪。]
(48)2006/02/28 02:41:28
学生 ラッセルは、そして微笑む。待ちわびるは、アカ。あか。――赤。
2006/02/28 02:42:24
流れ者 ギルバート
[爪が引き抜かれた痛み…――
左肩に絶えられない痛みが襲う…――]

― ぐ ぁっ……

[しかし、その間にラッセルはシャーロットの剣を払う…そして…―]

――……!!シャーロット!!!!―――
――くそっ!…オレに…最後のチカラを…っ!――

[…走り出す!!…右手にナイフの感覚が甦る…――

 ――爪が振りおろされる…
  それと同時に、シャロの前にたどり着く…――

  再び爪がギルバートに突き刺さる…

  だが、その瞬間―――

 ギルバートはナイフをラッセルの心臓に突き刺した――]
(49)2006/02/28 02:55:44
学生 ラッセル
[口から何かが零れ出た。

こぽっ。

見た事の無い、濃い、とても濃い赤。
其れが自分の血だと、赤だと認識するのに、時間はそう掛からなかった。
傷口から、口から、赤い霧が漏れた――赤く、濃い霧が]
(50)2006/02/28 02:59:07
村長の娘 シャーロット
[爪。叫び。再び持ち上げようとした剣の重み。



びしゃり、と

あたたかなあかが顔を濡らした。
伝う。



時が



―――――――――止まる。]
(51)2006/02/28 03:00:47
村長の娘 シャーロットは、震える唇で名を呼ぼうとするも、声にならなかった。
2006/02/28 03:05:01
流れ者 ギルバート
[あかいあかい霧が見える…

銀のナイフは深く刺さっている…

……これならいくら狼でも……]
(52)2006/02/28 03:05:06
学生 ラッセル
[ふら付く身体で、動いていた。全てを振り払って。

右の瞳は、碧みが刺して。左の瞳は、金色に輝いたまま。


静かに、静かに、後退して行く。]
(53)2006/02/28 03:05:11
学生 ラッセル
[離れた所で、彼の身体は崩れ落ちた。
幾分離れた先に、ウェンディの身体が見える。
地面に爪を立て、這った。少しずつ、少しずつ。



漸くたどり着くも、未だに傷口から血は霧散する。赤い霧となって。

首から下げたロザリオの鎖を引き千切った。
そしてそのロザリオを、胸の上で組ませたウェンディの両手に持たせて。]
(54)2006/02/28 03:06:43
学生 ラッセルは、は、口を動かした。ひゅうひゅうと空気が漏れる。
2006/02/28 03:07:01
学生 ラッセル
[ラッセルは、静かにその場で息絶えた。
赤に塗れながら、ウェンディの両手に左手を添えて。

彼女の最後の願いを、叶える事も無く。*]
(55)2006/02/28 03:08:10
流れ者 ギルバート
[……ラッセルの気配が消えたのがわかった……]

…おわ…った…な……

[シャロの方を見ようと振り返っ…――]



――ぐらり

……なん…だ?

[世界が回る…

自分の中にあったチカラが失われていくのがわかる…]
(56)2006/02/28 03:16:29
流れ者 ギルバート
[……あぁ…そうか…

薄々気付いていた…
ナイフは俺の命から作られたもの…
守り抜けば…指名は終わり
そのチカラは失われる…

その後…オレに襲い掛かるのは何だ?――

だだの人間に戻って
命を削り…
深手を負ったオレ…

そう…それは…決まっていた…――]
(57)2006/02/28 03:17:57
村長の娘 シャーロット
―――ギ、ル……

[辛うじて、声を絞り出す。
―――血が、流れている。

斃れる体を支えようと、手を伸ばした。]
(58)2006/02/28 03:19:12
流れ者 ギルバート
[足のチカラがなくなる

肩が痛む

血が止まることなく流れ出る――]

[ゆっくり

ゆっくりと

――倒れる……

支えようと差し伸べられた手をすり抜けるように…]
(59)2006/02/28 03:21:53
村長の娘 シャーロット
[喪うのか。

また喪うのか。

虚しく腕は空を掴む]


嫌、ギル…!!!
(60)2006/02/28 03:24:27
流れ者 ギルバート
[視界が霞む…

あおいかみ…赤く染まってしまっている…]

――しゃ…ろ…

[言葉を発するのも、困難な事に気付いた…]
(61)2006/02/28 03:28:01
村長の娘 シャーロット
ギル…!!!

[地面に手をつき、顔を覗き込む。
ぴしゃり、と血溜まりが音を立てる。

守り手の其の顔は。
月明かりの下ですら血の気が失せて見えた。]
(62)2006/02/28 03:30:32
村長の娘 シャーロット
…血…止めないと…!


[自分の蒼いショールを解き、傷口を縛る。
止血を試みるも、血溜まりは広がっていくばかり]

…やだ…

[また、また喪うのか]
(63)2006/02/28 03:36:18
流れ者 ギルバート
[もう…これが最後だとわかっていた…]

…さ…いごに…守れて…良かった。

オレ…シャロに…出会えてよか…った。

……お前の笑顔に…出会えてよかった。

[ゆっくり…言葉を…発する…]
(64)2006/02/28 03:36:42
村長の娘 シャーロット
最後なんて、…いやだよ、

何言ってるの…
やだよ…

[手を握る。ギルバートの手はもう、冷たくて]
(65)2006/02/28 03:38:42
流れ者 ギルバート
[無駄だ…そう、わかっていても、止める力も残っていなかった…]


………っ……!!

かはッ!!……っっ!!

[痛む傷口…そして、口から血が…溢れてきた…]
(66)2006/02/28 03:39:17
村長の娘 シャーロット
―――ッ!!!

[自分の服の裾を破いて、溢れる血を拭う。]

喋ったら駄目なの…!!
だめ…!

[涙声で。もう、如何することもできないとわかっていても。]
(67)2006/02/28 03:41:55
流れ者 ギルバート
[伝えたくても伝えきれない事が出てくる…
グレンが言っていた、星空が綺麗な場所にいけなかった…どんなに綺麗な星空だったんだろう…

コーネリアス…お前の手紙を両親に届けられなかった…オレが、ちゃんと届けられるかなんてわかんねぇけどさ…


そして…彼女の気持ちに気付きながら…立場を利用して拒んでしまった……
―――ごめんな……ニーナ……]
(68)2006/02/28 03:43:53
流れ者 ギルバート
[視界が暗くなっていくのを感じた…――]

――…しゃろ……さいごに………

     ……おねがいだ……

―――…わらって…くれないか……―――
(69)2006/02/28 03:49:25
村長の娘 シャーロット
――――さいご、なんて。



[逡巡して。
震える腕で、涙を拭う。


ぎゅっと、目を閉じて。
耐えるように。


そうして。
涙に濡れてはいたけれど。
血に汚れてはいたけれど。

確かに。
――――――――微笑んだ。]
(70)2006/02/28 03:53:35
流れ者 ギルバート
[――見えた…確かに…あの微笑が…
 そして、声にはならない…けれど……
 …ゆっくりと唇を動かす…]

「あ」

「り」

「が」

「と」

「う」……

[そして、いつものあの笑顔で笑った…無垢な笑顔…
 ただ…いつもと違うのは…

  ―…その笑顔のまま…

―――…決して彼が目覚める事はないという事だった*]
(71)2006/02/28 04:01:24
村長の娘 シャーロット
ギル…?

―――…ねぇ


…ギル…?


[微笑んだまま。

眠るように。
体の力が抜けていった。]

―――いや…
いやだよ!!ねぇ!!!

[ぼろぼろと、涙が零れた。
ギルバートの顔に落ちて血を洗っていく]
(72)2006/02/28 04:04:58
村長の娘 シャーロット
[涙を流したまま、空を見上げる。
星が残酷なぐらい綺麗だった。
月が嗤っている様に空を裂いていた。]

……みんな……

みんな…いなくなっちゃったよ…

(73)2006/02/28 04:09:41
村長の娘 シャーロット
……

……おにいさまも……
ギルも…
ラッセルも…
レベッカも…
皆…
みんな…

[ふらりと立ち上がる。
蒼い髪は血に濡れて。

ぱらり、と。

真紅のリボンが解けて落ちた。]
(74)2006/02/28 04:13:50
村長の娘 シャーロット
……

[ちゃらり、と
銀の懐中時計の鎖が鳴った。

血に塗れた腕で。

残った自分は。

何が出来るだろうか。]


―――笑って。
―――わたしは…
(75)2006/02/28 04:22:07
村長の娘 シャーロット


[屍の山の上で。
幾多の犠牲の上で。
望まれたのは何だったのか。

まだ時間は掛かるかもしれないけれど。
それでも―――]
(76)2006/02/28 04:24:58
村長の娘 シャーロット
私は―――

――――生きなければ…

[伝えねばならない。
悲劇が二度と起こらないように。

残した想いを残せるように。

夜が、明ける。]
(77)2006/02/28 04:29:01
村長の娘 シャーロット
End credits


シャーロット―――azuma
グレン――――――kkr
レベッカ―――――itarutto
ヴィンセント―――jyouro_nosuke
ニーナ――――――nazuna
ネリー――――――snow
ステラ――――――ririnra
リック――――――lsydilo
ウェンディ――――rina
ラッセル―――――mege
ギルバート――――wallace 
ナサニエル――――oririn
コーネリアス―――greed
ユージーン――――aizukiya
ケネス――――――boss_akane
(78)2006/02/28 04:29:20
村長の娘 シャーロット


――――END――――
(79)2006/02/28 04:29:58
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