人狼審問

- The Neighbour Wolves -

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(1221)村 : 8日目 (1)
村人は集会場に集まり誰を処刑すべきか話し合った……

見習い看護婦 ニーナ に、5人が投票した。
流れ者 ギルバート に、1人が投票した。

見習い看護婦 ニーナ は、村人の手により処刑された……
次の日の朝、見習いメイド ネリーが無惨な姿で発見された。
現在の生存者は、村長の娘 シャーロット、双子 ウェンディ、学生 ラッセル、流れ者 ギルバート、の4名。
流れ者 ギルバートは、浅い眠りから目を覚ました……――
2006/02/26 06:23:30
流れ者 ギルバート
   ――『お願い』――

ネリーが、昨日…オレに言った…。

「明日、一番にお墓か遺体安置所に私を迎えに来てくださいな。」と…

…行かなきゃ…な。

[そういって、ギルは『地図』を手に、2階の窓から飛び出した]
(0)2006/02/26 06:33:04
流れ者 ギルバートは、地図を見て、しばらく歩いたが地図が逆さまと気付き慌てた。
2006/02/26 06:35:25
流れ者 ギルバートは、地図を再度見て確認したが、現在地がわからなくなっていた。
2006/02/26 06:36:20
流れ者 ギルバートは、――やっぱり道に迷っていた――…とりあえず、道は勘だな。
2006/02/26 06:38:48
流れ者 ギルバート
[ギルは(奇跡的に)墓地にたどり着いた…――]

ネリィーー!!!

[…返事はなかった…ここには、いないのか?

そう思い、辺りを見回す…

…と、やたらと真新しい穴に気付く…]

…これは…?

――――………なっ!!!

[覗き込んだ穴の中に自分が昨日ネリーに手渡した物があった……]
(1)2006/02/26 06:46:18
流れ者 ギルバート
  ……ざわっ…

――胸騒ぎがした…――

行かないと…

―――遺体安置所へ…

[ギルは、本能の赴くままに走り出した…――]
(2)2006/02/26 06:49:30
流れ者 ギルバートは、途中で……あっ!墓地わかったから地図見ればよかった!と呟いた
2006/02/26 06:51:05
流れ者 ギルバートは、焦ってきて、右も左もわからなくなってきた。
2006/02/26 06:54:29
流れ者 ギルバートは、奇跡は2度起きる!と呟きながら、走り続けた。
2006/02/26 06:59:37
流れ者 ギルバート
[(本人も良くわかってないが)遺体安置所にたどり着いた。
人払いをしたのか、人の気配はせずに、ただ静まり返っていた――]

…ネリー…いるの…か??

[ゆっくりと…歩き始める……

すると、どこからともなく……臭いがした……

―――血の臭いだ…―――

胸騒ぎがする!まさか…まさか…そんな!!

臭いがする方へ、ギルは走り出した――]
(3)2006/02/26 07:06:21
流れ者 ギルバートは、叫んだ…―――ネリィィイ!!どこだよ!ネリィーー!!!
2006/02/26 07:07:21
流れ者 ギルバートは、立ち止まった。
2006/02/26 07:08:37
流れ者 ギルバートは、ネリーを…見つけた…。
2006/02/26 07:09:01
流れ者 ギルバート
[あかい

あのときとおなじ

あかい…あかい…

血の海…

横たわる緑の髪の女性

噛み切られた喉

コーネがせっかく縫ったのに
それもわからなくらいボロボロに引き裂かれた服

残ったのは

あかい…あかい…

――血の海…]
(4)2006/02/26 07:17:35
流れ者 ギルバート
……なぁ……おぃ……

うそだろ?

昨日…オレ…言ったよな?

『明日!またな!!』って……

どうして、それが、さよならにならなきゃいけないんだ……?

 ど う し て …

[…あの日のような思いになる…全てを失った…

 あの日の…  あの日の……――]

うぁぁあぁぁああぁああああぁああああっっっ!!!

     ―――叫んだ……―――
(5)2006/02/26 07:26:42
流れ者 ギルバート
[…どれだけの時間が経ったのかはわからなかった…

――ネリーの死を見て…悟った…――

『傍がいいんですよねぇ』

あの時は、この言葉がどんな意味かわからなかった…

けれど……あぁ…そうか…あの穴は…ネリーの……]

[ギルは、ネリーの『お願い』を叶える為

ネリーの亡骸を抱き……*墓地へ向かった*]
(6)2006/02/26 07:37:05
双子 ウェンディ
[希望の夜明けだった筈の一日の始まりは、実は絶望だった。]

……。

[少女は言葉を失っていた。
 己の見たものが、信じられなくて。]

……。

[半身を失った少女は、気配の喪失に敏感だった。
 だから気付いてしまった。
 ラッセルの気配が消えたことに。
 
 気付かなければ、昨日よりほんの少し幸せな一日を迎えられたかもしれないのに。]
(7)2006/02/26 09:17:27
双子 ウェンディ
[消えた気配を探して集会場を飛び出した。
 
 やがて、湿った森独特の匂いに混ざって漂う鉄の臭い。

 これ、は。

 ―――これは―――。]

ラッセルおにいちゃん…っ!

[これでラッセルまで失ったら、もう本当に生きていけない。
 一秒すら息をすることもできない。
 
 ―――少女は、ひたすらに”その場所”を探して、走った。]
(8)2006/02/26 09:17:50
双子 ウェンディ
[そして。

 ずたずたに引き裂かれた、元は人間だったらしいものの傍らに佇むラッセルを、見つけてしまった。
 見つけて、しまった―――。]

…あ、あ、あ、あ、あ…っ…!

[ラッセルは―――笑っていた。
 口元を皮肉に歪め、瞳もどこか愉しそうに転がり落ちた肉塊を見詰めている。

 ―――嘘よ―――

 絶叫しそうになる喉を叱咤して、少女は無理矢理に声を呑み込んだ。]
(9)2006/02/26 09:18:42
双子 ウェンディ
[それからどうやってここまで戻ってきたのか、もう覚えていない。
 断片化される、ここ数日の記憶、記憶、記憶。
 
 ―――何が真実で、何が幻なのか。

 今この闇の中にいるのは、果たして本当に自分なのだろうかと少女は思った。
 目に見えるものが信じられないことが一番怖い。
 けれど昨日から胸に突き刺さったままの、ニーナの言葉。
 なら、これは全部真実なのか。
 悪夢のような―――真実なのか。
 
 このまま、この悪夢に追われ続けて苦しみ続けるというのなら、もう生きていることに意味さえない。

 そんなことを思った。]
(10)2006/02/26 09:21:03
双子 ウェンディ
[上下左右の区別のない空間でぼんやり漂っているような、そんな感覚だった。
 バランスが取れない。立っていられない。
 倒れこむようにベッドに横たわった。
 眠ることなど出来るはずもなかったが。
 
 そしてやがて部屋に戻ったラッセルの気配。
 
 ―――少女は、何も起こらなかったふりをした。
 ただ、彼が動いた気配に偶然眼を覚ましたようなふりをして―――
 そしていつもと変わらない優しい笑みを浮かべながら自分の手の甲を取るとそこに口付けた彼に、微笑んだ。
 
 いっそ、嫌悪や怒りを感じられれば、良かったのに。
 
  ―――馬鹿馬鹿しくなる程、自分はラッセルのことが好きで。
 声にならない声で、少女は呟いた。

 ”ごめんなさい、リック”
 
 少女の中には、自分でも驚くほど頑なな意志があった。
 自分に…こんな強さがあったのだと思う程、*強い意志が*]
(11)2006/02/26 09:22:17
学生 ラッセル
[物音で起こしてしまったのか、ウェンディが身じろいだ。
微笑みながらそっと手を取ると、そっと口付けた。
半身の代わりにはなれないかもしれないが、埋める事は出来るかも知れない。
ラッセルは、そう信じて。信じた。ウェンディは、静かに微笑んだ。

ベッドに腰掛けたまま、そっと小さな肩を抱き寄せ。静かに過ごす。

とても静かだった。とても。]
(12)2006/02/26 12:14:48
双子 ウェンディ
[肩を抱き寄せられても、やはり思慕の念しか浮かばない。
 どうして。リックを殺したのはこの人なのに。
 ごめんなさい。
 少女はもう一度、声を出さないままにその言葉を口にした。
 
 静かに、緩やかに、流れる時間。
 その中でたった一つ明確に感じ取れる感情があった。
 
 それは、安堵。

 認めてしまえば、後は幕を引くだけだった。
 この悪夢を終わらせるべく。]

―――ラッセルおにいちゃん。

[沈黙を破るように、少女は彼を見詰め。
 そして、愛しい名を呼んだ。]
(13)2006/02/26 12:22:17
学生 ラッセル
[ここ数日、見ることが出来なかった表情。それは、安堵の表情で。
本当に久しぶりだったかも知れない。

そして、彼女の口は名前を告げた]


……どうした、ウェンディ?

[名前を呼び返す口調も、至極穏やかで]
(14)2006/02/26 12:27:30
双子 ウェンディ
[笑みの形に縁取られた、少女の口元と眦。
 彼女は、その表情とは酷く裏腹な言葉を口にした。]

――リックを殺したのは…どうして?
(15)2006/02/26 12:31:48
学生 ラッセル

……殺した…

[笑みのまま告げられた言葉は、ラッセルが理解するのに幾らかの時間を要した。]


ウェン……ディ?

[ラッセルは、名前をもう一度呼んだ。]
(16)2006/02/26 12:37:48
双子 ウェンディ
[目の前の彼の戸惑うような表情にも、少女の瞳は揺らぎすらしなかった。]

…そう。
理由を言いたくないのなら、それでも構わない。

私の望みは、あとたった一つだけ。
それをかなえるために…”今日は、私が処刑されるわ”。

[凛とした声で。
 少女は、自分の死を告げた。]
(17)2006/02/26 12:44:12
学生 ラッセル
理由…?……処刑される…?

何言ってるんだよ、ウェンディ。お前が何で処刑されなきゃ…?

[少女の言葉に、心底解らない顔をする。
リックを失ったショックが、まだ響いているのだろうか。
ラッセルは、解らなかった。]
(18)2006/02/26 12:53:58
双子 ウェンディ
[瞑目する。

 人を襲うことへの自覚がないのか。
 それとも知らないふりをしているのか。
 少女には解らない。

 けれど、自分の望みはもう決まっていた。
 変えようがない。これしか道がない。]

――この夢を、終わらせるために。

[ゆっくりと瞼を持ち上げると、少女は柔らかく笑んだ。]

私の望みは、たった一つ。




――――お願い。生きて。
私とリックの分まで――――――生きて。
(19)2006/02/26 12:59:38
学生 ラッセル
ウェンディ…?
望みって、何だよ……。ニーナが、最後の人狼だったんじゃないのか…?
俺は、一緒に……

[無意識の内にか、そっとウェンディの手を取った。
離してしまえば、何処か遠くへ行ってしまいそうなウェンディを。]
(20)2006/02/26 13:09:12
双子 ウェンディ
[取られた手に、もう片方の手をそっと重ねた。
 
 ニーナが最後の人狼。そうなら良かった。
 けど、そうではないことを少女はもう知っている。

 喉の奥に石が詰まったような圧迫感。
 それでも矢張り笑みを湛えたまま、少女は口を開いた。]

…今日は、ネリーさんが死んだわ。

まだ、終わっていない。
だから…私が、終わらせるの。
(21)2006/02/26 13:14:35
学生 ラッセル
[ネリーが死んだ。その言葉に、何かが引っかかった。
何かが解ける感覚を覚えるも、それが何かは解らないまま。]


残ってるのは、シャロと…ギル、バート…。

…ウェンディが、吊られる理由なんてないだろ…?
ウェンディが人狼な筈なんて無い。そうだろ…?そんなわけ、ない。
(22)2006/02/26 13:21:41
双子 ウェンディ
[多分彼には自覚がないのだろう、と思い当たった。
 そのほうがよかった。
 彼が意図的にリックを殺したのだとしたら、それだけが本当に辛かった。
 そうじゃないなら、もういい。]

…なら…誰が最後の人狼なの?

[少女は微笑んで立ち上がると、細い腕をラッセルの首へと回し、表情を見られないように肩口に顔を埋めた。]

…生きて。お願い…生きて、おにいちゃん…。

[彼の耳元で囁かれたその言葉は、今にも泣き出しそうなくらいに濡れていた。]
(23)2006/02/26 13:30:59
学生 ラッセル
まさか、ギルバート……でも、そんな…

[うわ言の様に呟くも、抱き付かれる形になって。
不意に、今まで何時もやっていた行為が、頭を過ぎった。
転がり、時に跳ね、ぶつかり。そんな日々が。

続けられた言葉は、耳にすうっと入っていって]
(24)2006/02/26 13:42:38
村長の娘 シャーロット
[目覚めてすぐ、自警団の知らせを受けた。

―――ああ。

覚悟は
していたつもりだったのに。]

……ネリー……

[両の掌で顔を覆い、俯く。
昨日見せた明るい笑顔が酷く鮮やかに思い出されて。

―――導いてくださいね
―――きっと、出来ますよ
―――笑っていてくださいね]
(25)2006/02/26 13:43:11
流れ者 ギルバート
[いつの間にか集会場に戻っていた。
服には、ネリーの血がまだ鮮明についていた…
ニーナが処刑され、ネリーが殺された。
ニーナは狼ではなかった。狼はまだ、いる――

オレは、最後まで戦うぜ…そして、守り抜くから…

――強く強く思った――]
(26)2006/02/26 13:49:39
双子 ウェンディ
[ラッセルの口から出た名前に、少女は顔をあげると穏やかな笑みを返した。]

違う。
ギルバートさんじゃない。
シャーロットさんのはずもない。

[回していた腕を解く。
 
 生きることを諦めた、二年前。
 けれど今は、諦めたのではなかった。
 少女は、強い決意で、死を見ていた。]

…行こうか。おにいちゃん。

[なんでもないことのように、少女はラッセルへと手を伸ばした。
 シャーロットに、自らの選択を告げに行くために。]
(27)2006/02/26 13:49:40
村長の娘 シャーロットは、広間のソファに座り、両の掌で顔を覆って俯いた。
2006/02/26 13:50:49
学生 ラッセル
でも、それ以上にウェンディの筈は無いだろ…?

[穏やかな笑みに、そんな言葉しか返せない。
解けて行く手が、何処か、愛おしく。
そして、差し出された手は、何処か、意思が篭り。

手を掴むも、どうしようも無かった。生きろと言われても、頷ける筈が無かった]
(28)2006/02/26 13:55:09
双子 ウェンディ
[ウェンディの筈がない。

 同じことを、自分もあの瞬間まで思っていた。
 ラッセルの筈はない、と。

 珍しく少女は、らしくない苦笑にも似たものを漏らした。]

……言うだけ無駄だと思うけど、一応言っておく。

これから私が何を言っても…口を出さないで。
黙っていてほしいの…。

[部屋の扉を背に、ラッセルの手を強く握り締めると、少女は強い眼差しを彼に向けた。
 それは、肯定の言葉しかいらない、と、ラッセルすら拒絶しているようにも見えた。]
(29)2006/02/26 14:01:31
学生 ラッセル
[珍しい、今までに数えるほど位しか見たことの無い、彼女の苦笑の様な表情。
前に見たのは、何時の日だったろうか。それすらも解らず。]


口を出すなって――

[力強い眼差しは、それ以上言葉を紡ぐことさえ許さなかった。
身を翻したウェンディの表情は見える事が無いまま、ドアが、静かに開いた。]
(30)2006/02/26 14:06:41
双子 ウェンディ
[ラッセルから視線を外すと、少女は部屋を後にした。
 追うように出てくるラッセルが、静かに扉を閉める。
 この時唐突に湧き上がったこの気持ちは、一体何なのだろう。
 嘘を吐き通せるかへの不安か。それともある種の高揚感。
 鼓動が逸る。

 ――自分に、人を騙すことが、本当にできるのか。

 けれど、やらなければならない。
 シャーロットは、きっとギルバートを疑えない。
 ならばラッセルか自分を疑うしかない。
 自分さえ上手くやれれば。

 少女は、ラッセルのほうを振り返ることなく、階下へと歩を進めた。]
(31)2006/02/26 14:14:57
学生 ラッセルは、ウェンディに引かれるように歩いて行く。静かに、静かに。
2006/02/26 14:19:05
村長の娘 シャーロット
[かたん、と階段が鳴る。
誰かが降りてくる気配に、顔を上げた。]

―――ウェンディちゃん…ラッセル…

[名を、呟いた。
現実が目の前に突きつけられるようで。]
(32)2006/02/26 14:19:08
流れ者 ギルバートは、ゆっくりと階段から降りてくる二人に気付いた――
2006/02/26 14:20:07
学生 ラッセル

シャロ……、……ギルバート。

[後者の名前に、やや力を入れて]
(33)2006/02/26 14:22:19
村長の娘 シャーロット
―――…おはよ…かな?

[弱々しく笑む。
ああ、何から話せばいい。

此の中の誰かが、人狼だなんて。]
(34)2006/02/26 14:24:21
流れ者 ギルバート
[ラッセルが自分を呼ぶ声が、明らかに違う事に気付く]

……ラッセル?
(35)2006/02/26 14:25:00
双子 ウェンディ
[集会場に辿り着けば、シャーロットとギルバートにスカートの裾を持ち上げて、少女は丁寧にお辞儀をした。
 それは、まるでこれから舞台の幕開けと言わんばかりに。]

おはようございます、シャーロットさん、ギルバートさん。

…二人に、お話があります。

今日は…私を処刑してください。

[少女は、静かに己の処刑を告げた。]
(36)2006/02/26 14:25:21
流れ者 ギルバート
>>36
[幼い少女からのいきなりの発言

頭の中が真っ白になった――]

……は…??なに…言って??
(37)2006/02/26 14:27:21
学生 ラッセル
[ラッセルは、シャーロットに挨拶を返そうとするも、
ギルバートの声に反応しようとするも。]
(38)2006/02/26 14:28:07
村長の娘 シャーロット
>>36

―――え?

[凍る。
――何を言っているのだ、と。
意味を、意図を理解できず]
(39)2006/02/26 14:28:29
学生 ラッセルは、「ウェンディ……?」と、もう一度、名を呼んだ。
2006/02/26 14:34:58
双子 ウェンディ
[周囲を見渡し、少女は微笑む。ただ静かに。]

今日は、ネリーさんが死んだ。

そうでしょう、シャーロットさん。

・・・どうして私がそれを知っているんだと思いますか?
(40)2006/02/26 14:38:44
村長の娘 シャーロット
>>40
―――!

[息を飲む]

……どうして、…って…
それは…

[―――見て、しまったか。それとも―――]
(41)2006/02/26 14:42:27
双子 ウェンディ
[顔を俯けるとくすりと笑い声を零した。
 そして再び顔を上げた少女の笑顔は、それまでの笑みとは明らかに雰囲気が違っていた。]

…それは?
思ったことを、言って下さい。

それとも私が言いましょうか。

”私がネリーさんを殺したんです。”
(42)2006/02/26 14:47:45
双子 ウェンディは、震えそうになる体を必死に押さえつけ。
2006/02/26 14:49:25
双子 ウェンディは、皆には気取られぬよう、掌を強く、強く、握り締めた。
2006/02/26 14:50:03
村長の娘 シャーロット
[笑みに。釘付けになる。
言葉は――――酷く遅れて理解に達した]


――――――――嘘。

[呆然と]
(43)2006/02/26 14:50:53
双子 ウェンディは、村長の娘 シャーロットに「嘘じゃありません」と、微笑みを湛えたままで。
2006/02/26 14:52:40
村長の娘 シャーロット
そんな。

そんな―――リックを、
…あなたが、

手に掛けられる筈……!

[泣き叫び、狂気の沙汰で微笑んだ姿を思い浮かべ]
(44)2006/02/26 14:54:50
村長の娘 シャーロットは、双子 ウェンディに話の続きを促した。
2006/02/26 14:54:51
流れ者 ギルバート
>>42

――は、ははっ……

なに、言ってんだ…

ウェンディが…ネリーを…??

[後ろによろめく。
ネリーの最後の姿が浮かび上がる
服は引き裂かれ…喉を噛み切られた姿を…

そんな事…この子が??――]
(45)2006/02/26 14:55:39
学生 ラッセル
[ウェンディは知っていた。ラッセルが知らない事を。
けど、そんな筈は無い。そんな筈が無い。]


そんな筈あるもんか… …そんな筈無いだろ…?

ウェンディの筈…無いだろ…?

[自然と、シャーロットへと、同意を求めていた。視線は、震えたまま]
(46)2006/02/26 14:55:55
村長の娘 シャーロットは、自分の上着を握り締めて手を震わせている。
2006/02/26 14:57:53
村長の娘 シャーロット
――――……

[ラッセルの視線に。
うまく、返すことが出来ない。]
(47)2006/02/26 14:58:45
双子 ウェンディ
[きた、と、心の中で深呼吸をする。
 自分が人狼なのだと告白すれば、リックのことは必ず追及されるだろうと解っていた。

 ――ごめんなさい。
 
 少女は、もう一度半身に届かぬ謝罪を送った。
 
 自分はこれから――汚物に塗れる。
 魂の片割れよりも、愛した男を選んだために。]

…どうして、そう思うのかしら。
私がリックを殺さないだなんて。

全部全部演技かもしれないじゃない。

[耳に良く通る幼い少女の声は、いつもと変わらない。
 けれど、口調が変わった。]
(48)2006/02/26 14:59:57
村長の娘 シャーロット
[血の気の失せた顔でソファから立ち上がり]

―――…演技……


[あの笑顔も、泣き叫んだのも―――嘘だと?]


そんなの…

[嘘。と唇だけで。
信じられない。信じたくなかった。]
(49)2006/02/26 15:05:01
学生 ラッセル
演技な訳無いだろ……?……演技なわけ……

[うわ言の様に言葉を繰り返す。
口調が変わったのにも気付かず、シャーロットの顔色にも気付かないまま]
(50)2006/02/26 15:08:40
双子 ウェンディ
[三人を見渡して、もう一度くすりと笑った。
 いや、その笑みはむしろ嘲笑にすら近いものだった。]

…だって、ずるいじゃない。

ねぇ、シャーロットさん。ギルバートさん。
私、本当は14歳なの。リックとは兄妹なんかじゃなくて、双子なの。
…見えないでしょう?

私の病気は、身体の時間が逆行する奇病。
どんどん時間が巻き戻って、いつか赤ちゃんになって卵になって、消えてしまうの。
私は、あと三年で消えるってお医者さまから言われているわ。

…ねぇ、どうして私だけが消えなくちゃいけないの。
リックだけが生き残って、ラッセルおにいちゃんと長い時間を過ごすだなんて、赦せない。

…だから、殺したの。
それだけよ。
(51)2006/02/26 15:11:33
流れ者 ギルバート
>>51
[息が詰まった…――

明らかに違う口調。冷たい微笑。]

…だからって?リックを…そ ん な…――

[それに…それなら…]

どうして…ネリーも……―――
(52)2006/02/26 15:15:10
村長の娘 シャーロット
>>51
―――逆行症候群…

[ぽつり、と呟く。
知識の上では知っていたけれど。
まさか、そんな。]

…ウェンディちゃん…

でも。
そんな。
リックは貴方を――ー
貴方は、リック、を……

[最早其れは願いでしかなかったのかもしれないが。

茫然自失の体でゆるゆると首を振る。
蒼い髪が微かに揺れた。]
(53)2006/02/26 15:17:35
双子 ウェンディ
[ギルバートに氷のような視線を向ける。]
>>52
だってあの人、自警団の人に変なことを言ったんだもの。
皆だって噂で聞いたでしょ?
ネリーさんが…先生の記憶から最後の狼を辿るって。
だから喉笛を噛み切って、ずたずたに切り裂いた。

…でもね。
失敗したわ。ラッセルおにいちゃんに、見られちゃったの。
(54)2006/02/26 15:23:26
村長の娘 シャーロット
…待って。

見られたって、――ラッセル…!?

[弾かれたようにラッセルを見る。]
(55)2006/02/26 15:27:37
双子 ウェンディ
>>53
…この病気のことは、戒厳令が敷かれている筈なのに。
やっぱり村長さんの娘ともなるとそんな情報も入ってくるものなのね。

ねぇ、シャーロットさん。
双子だからこそ強い繋がりがある。
だからこそ、沸き起こる憎悪というのもあるのよ。
殺しても殺しても殺し足りない憎悪がね。
(56)2006/02/26 15:29:12
流れ者 ギルバート
>>54
なぁ……ウェン…ネリーが引き裂かれていた事
―――どうして…知っているんだよ…

あの姿を知っているのは……
ネリーを最初に見つけたオレと……

―――狼だけのはずなのに…

そうなのか?…そうなのかよ!!ウェンディ!!!!!!

[叫ぶ…―そして…ウェンディを…『見た』―――]
(57)2006/02/26 15:31:22
村長の娘 シャーロット
>>56

―――……


わたし、…わたしは…
繋がりが憎しみを生むなんて思いたくない…!

[今や形見となってしまった懐中時計を握り締めて。]
(58)2006/02/26 15:33:07
村長の娘 シャーロットは、流れ者 ギルバートの言葉に息を飲む。
2006/02/26 15:36:25
双子 ウェンディ
[ギルバートの叫びを受け流すかのように、優雅に首を傾げて微笑む]
>>57
そうよ。
私が殺したから知っているの。
…ああ、そういえばネリーさんは見慣れない服を着ていたわね。
切り裂いてから気付いたんだけど。

…これで充分かしら、”第一発見者さん”。

[くすくすと笑い声を漏らすと、シャーロットへと視線を移し]
>>58
別に解ってもらおうだなんて思ってない。
ただ、理由を聞かれたから言っただけよ。
(59)2006/02/26 15:39:53
村長の娘 シャーロット
……

[ぎり、と拳を強く握り締める。
信じたくないのに。
信じたくない。

――――でも]


――――狼なの…ウェンディ…
――――貴方も、お兄様を殺したの…?

[押し殺した声で]
(60)2006/02/26 15:43:07
流れ者 ギルバート
>>59
[とっさに、シャロの前に庇うように近寄り…]

…シャロ……

……ウェンディが……―――

―――――最後の…狼だ……―――――

[強く…自分をも納得させるかのように…言った]
(61)2006/02/26 15:47:30
双子 ウェンディ
[どきりとした。
 ネリーのことは見ていたから解る。
 けれどナサニエルのことは解らない。
 でも、まだ折れるわけにはいかなかった。]

…ええ。
息の根を止めたのは私じゃないけれど。
喰らったという意味でならば私も貴方のお兄様を殺した一人ね。

[状況が解らない中で、精一杯の嘘を吐く。
 見破られないように。
 自分が処刑されるように。
 それだけを願って、罪深さに陥りながら、嘘を紡ぐ。]
(62)2006/02/26 15:48:04
学生 ラッセル
[呆気に取られていた。何を言っているんだ?ウェンディは。

自分が見たのは、赤。赤い――リック。――レベッカ。

――ネリー?]


おい…ウェンディ、何を言ってんだよ……?……俺は…

[ウェンディのものとは思えない視線が帰ってくる。口に出すなと言わんばかりの]
(63)2006/02/26 15:48:13
双子 ウェンディは、学生 ラッセルに抱きつくと、少女のものとは思えない笑みを浮かべ。
2006/02/26 15:51:46
村長の娘 シャーロット
>>61
[表情を殺して。ギルバートより一歩前に出る]

>>62

――――――…ならば

わたしは貴方を自警団に連行します。
ウェンディ。

[真っ直ぐに見て言う。

―――これが勤め。

震える拳はぎこちなく隠して。]
(64)2006/02/26 15:52:27
双子 ウェンディは、学生 ラッセルの耳元に唇を寄せると「お願い。黙って…聞いていて」と囁いた。
2006/02/26 15:52:34
学生 ラッセル
シャーロット…!
おい、待てよ…、ウェンディがそんな筈…!そんな筈……ッ!!

[抱き付いてきた小さな身体。囁かれた言葉。]
(65)2006/02/26 15:57:20
双子 ウェンディ
[ラッセルを黙らせるかのように彼に身体を摺り寄せたところで、シャーロットの声が届いた。
 ラッセルの背に回した腕が、微かに震えている。
 …恐いのか。
 自ら死ぬ運命を選択したくせに、情けない。
 あと少しなのだから、しっかりしなければ。]
>>64
…それでいいの、シャーロットさん。

けれど、最後に…お願いがあるの。
ラッセルおにいちゃんと…少しだけでいいから、二人だけで話をさせて…。

…私は絶対に逃げないけど、信じられないのなら部屋の前や集会場の出入り口、窓の下まで警備を固めてくれて構わない。
だから…少しだけ、時間が欲しいの。
(66)2006/02/26 15:57:39
学生 ラッセル
ウェン、ディ……?
(67)2006/02/26 16:02:14
学生 ラッセルは、双子 ウェンディに話の続きを促した。
2006/02/26 16:02:24
村長の娘 シャーロット
>>66
……

[硬い表情のまま頷くと、踵を返す]

……自警団には話をしておきますから。
―――時間を…もらえるよう。

[そのまま、自警団へ言葉を伝えるために集会場の扉を開け出て行った。]
(68)2006/02/26 16:02:39
双子 ウェンディ
[出て行ったシャーロットの背を見送り。
 そして、ステージは終わった、とばかりに、最初にここへ訪れた時と同じくスカートの裾を持ち上げて周囲に礼をした。
 あと少し。あと少し。部屋に戻りきるまで。そこでこの壮大な劇が終わる。]
(69)2006/02/26 16:06:52
双子 ウェンディは、しっかりとした足取りで、ラッセルと共に*二階の部屋へ*
2006/02/26 16:10:06
学生 ラッセルは、ウェンディと共に、二回の部屋へと*歩いて行った*。
2006/02/26 16:10:55
流れ者 ギルバートは、双子 ウェンディに話の続きを促した。
2006/02/26 16:33:12
流れ者 ギルバート
[ただ、自分に出来る事は傍にいてあげる事しかない…それが、どう思われていても…自分で決めた事だから―――]

[ギルバートは、シャーロットを追うように*外に出た*]
(70)2006/02/26 16:36:03
双子 ウェンディ
[部屋に入り、扉が閉まる音がした途端、へなへなとその場に膝を付いた。
 
 …終わった。そう思った。
 けれど違う。…まだ終わっていない。
 あと一つ、大事なことが残っていた。]

…ラッセルおにいちゃん…。

[最後の気力を振り絞って、少女はラッセルを見上げた。]

…おにいちゃんには…言わなければならないことがあるの。
聞いて、くれる…?
(71)2006/02/26 21:23:06
学生 ラッセル
ウェンディ……!

[崩れ落ちるように、床へと膝を付くウェンディに慌てて駆け寄る。]


何で、何であんな事を――

[問い質そうとするも、少女は静かに首を振る。
押し黙るように、自分を見上げる少女の言葉を待った。]
(72)2006/02/26 21:52:14
双子 ウェンディ
[ラッセルの腕に縋りつき]

…私を処刑しても、終わらない…。
そう、終わらないの。

[一度深く息を吸い込むと、真っ直ぐにラッセルを見詰め]

…お願い。逃げて…。
ここから…逃げて、おにいちゃん…。
(73)2006/02/26 21:54:41
学生 ラッセル
当たり前だろ!終わるはずなんて…今ならまだ、まだ……

[呟く言葉に関わらず、ウェンディは深く息を吸い込んで、ラッセルを見詰めて]


逃げ…る…?
馬鹿なこというなよ。……ウェンディ?
(74)2006/02/26 22:01:08
双子 ウェンディ
[緩く首を振ると]

…解らないでしょ。
おにいちゃんには…きっと解らない。

けれど、お願い。
私が死んで終わらなければ、明日はきっとおにいちゃんが…。
…そうなる前に…。

私は…生きてほしいの。
例えそれが罪であろうとも…おにいちゃんに生きてほしいの…。
(75)2006/02/26 22:04:35
学生 ラッセルは、半ば呆然とした面持ちで、ウェンディの目を見詰めている。
2006/02/26 22:09:52
双子 ウェンディは、学生 ラッセルにそっと笑み。ラッセルの頬に手を伸ばすと微かに口付けた。
2006/02/26 22:15:09
学生 ラッセル

…ウェン…ディ?

[小さな手。柔らかな唇。静かな微笑み。]
(76)2006/02/26 22:22:35
双子 ウェンディ
[恥ずかしそうに少し瞳を伏せると]

もう一つだけ…言わなくちゃ。

ずっと…好きだったの。
兄として見たことなんて、一度もなかった…。
いつか大人になったら、おにいちゃんの隣に居ても釣り合うかしらって夢を見ていた。

…大人になるどころか、子供に戻っちゃったけど。
(77)2006/02/26 22:27:32
学生 ラッセル
[ラッセルは、突然の告白に一瞬驚くも、その小さな身体を抱き締めて]


…俺も…好きだったんだ……好きなんだ。
……縮んで、昔見た姿に、なっていっても……。動かない、想いが残ってて…

…でも、だから!何で……
(78)2006/02/26 22:34:29
双子 ウェンディは、首を横に振ることしかできなかった。そして気丈に笑むしか。
2006/02/26 22:38:20
学生 ラッセル
何で…何も…

[何故、ウェンディが死ななければならないのか。
ラッセルは、考えていた。演技。明日。生きて。罪。

気丈な笑みを浮かべた少女は、何も語らない。]
(79)2006/02/26 22:53:19
双子 ウェンディ
…ごめんね、おにいちゃん。
これが…私に出来る、最後のことなの…。
だから…黙って受け入れて。
大差はないの…三年後に消えるか、今夜死ぬかだけ。

…本当なら、何か残したかったのに。
ごめんね。何も残せない。
遺体すら。

[くすくすと場にそぐわない笑い声を漏らすと]

今頃は…国が首を長くして待っているのね。
私が死ぬのを。

…本当に、何も、残せない。
(80)2006/02/26 22:58:08
双子 ウェンディは、泣き出しそうになるのを堪えるように、きゅっと唇を結び。
2006/02/26 23:02:11
流れ者 ギルバート
[外は風が痛いくらいに冷たかった――
それ以上に、あの日貰ったチカラは一体なんだったのか…?
ひたすら…あの日から守り続けてきた女性…
……彼女は今も生きている……

けれど…

けれども…

守れなかった命…

それに押しつぶされそうになっていた…――]

―――くっ……はっ……ははっ……

[なぜ笑ったのか…自分でも理解なんてできなかった――]
(81)2006/02/26 23:03:36
学生 ラッセル
受け入れられるわけ無いだろ…ッ!?
今夜、だなんて…

[くすくすという笑い声が聞こえる。部屋にだけ、微かに響く]


そんなこと…そんなこと…!

[唇を結んだウェンディ。何かを堪えるように、何かを噛み締めるように、何も言わずに]
(82)2006/02/26 23:09:41
村長の娘 シャーロット
[空虚な声が夜に掠れて途切れ途切れに]

―――ギル…

[嗤う。]
(83)2006/02/26 23:13:11
双子 ウェンディは、これ以上泣いている姿を彼に見せたくないと、笑みを携え。
2006/02/26 23:16:39
流れ者 ギルバート
[もう、二度と味わいたくなかった経験を…
 どうしてまた味わわされた?
 オレには死神でもついているのだろうか?]

  ―――…アハハハハッ………―――

[自分がどこにいるのか…もう、わからない……
 ――どこにいけばいいのかも…ワカラナイ…

 ただただ、彼女を守り通したかった…
  今度こそ…『守り』たかったんだ………―――]
(84)2006/02/26 23:19:11
双子 ウェンディ
[ラッセルの背に腕を回し]

…解らなくていいから、聞いて。

[静かな、穏やかな口調で、先を続ける]

どうせなら…私もリックと同じように食べられたかった。
そうしたら、一緒になれたのに。

[何と一緒に、とは、敢えて言わなかった。]

私が処刑で死ぬことだけが、とても哀しい…。
そして処刑されれば私は私の意志と無関係なところで切り刻まれるのね…。
この病気の正体を探るために。

…それなら本当に。
いっそ食べられたかった…。
(85)2006/02/26 23:21:16
村長の娘 シャーロット
[嗤っている。
―――嗤っている。

自警団の1人が訝しげに眉を顰めた。]

―――……。
…ッ…

[狂気の沙汰。

辛うじて己を繋ぎとめてをいるのは張り詰めた理性。
銀時計の感触と己の髪を結い上げる真紅のリボン。]
(86)2006/02/26 23:30:19
学生 ラッセル

俺はそんな姿…!…あんな姿になったウェンディなんて…

[目を瞑り頭を振る。必死に否定するように]


……そんな事…ウェンディを、好きになんて…!

[解らないままも、必死に、ただ必死に。]
(87)2006/02/26 23:31:10
双子 ウェンディ
[必死な様子のラッセルに、唇は笑みを形作り]

…なら。
私が処刑されたら、その半分だけでも捥ぎ取るといいんだわ。
あの人たちから、私の身体を。
そうして私を…

[食べて、とは、言えなかった。]
(88)2006/02/26 23:37:22
村長の娘 シャーロット
[ギルバートは。
こんな惨状を――生まれた村で味わったと言う。

2度目。
あんまりだ。
――こんなの。]

―――…

[ギルバートにそっと手を伸ばして背を撫ぜる。]
(89)2006/02/26 23:39:10
流れ者 ギルバート
「―――こんなチカラ!!
  何も意味がなかった!!!
   オレは何も『守れ』なかった!!!」

     ―――叫ぶ…―――

―――ずっと、オレに語りかけてきていた*声*に―――
――オレにしか聞こえない…*声*に…――
――オレに…チカラを与えてくれた*声*に…――



………?

[急に、真紅のリボン…青い髪…目に入る…]

――――――しゃーろっと……
(90)2006/02/26 23:45:41
村長の娘 シャーロット
[狂気の誘いを振り払うように己の掌に爪を立てた。

わたしは此処だ。
此処に居る。
笑顔で居なければいけない。
望まれたではないか。そう。
決めたではないか。そう。

―――確りしなければならない。


だから。

其の声に、微笑んで見せた。]
(91)2006/02/26 23:47:27
学生 ラッセル
[捥ぎ取る。その言葉を口に出して反芻することも出来なかった。]


…処刑だって…させない…。処刑なんて…

[ラッセルが繰り返す言葉は、変わらない。]
(92)2006/02/26 23:48:03
流れ者 ギルバートは、村長の娘 シャーロットの笑顔を見て……一筋の涙を流した…――――
2006/02/26 23:50:20
双子 ウェンディ
[時間だ、という無慈悲な声が扉の向こうから聞こえた。
 立ち上がる。]

…無理だわ。もう、決まったことだもの。
今からシャーロットさんとギルバートさんを説得するつもり?
(93)2006/02/26 23:56:38
流れ者 ギルバート
シャロ…ごめんな…。本当に…。

[呟く…ゆっくりと…]

オレは……サラを…あの村を守れなかった…。
だから、チカラを望んだ…。人を『守る』チカラを。

その願いは叶ったんだと思う。
けれど、最初はとても弱いものだったんだ…

けど、ずっと…

…ナサニエルが死んだ…あの日から…
シャーロット…君だけを守り続けた――

だけど…オレは…守れなかったんだ…

殺されていった、みんなを…

そして…君の『心』を…――――――
(94)2006/02/27 00:02:13
学生 ラッセル
[自警団員のものらしき声が聞こえる。
守るようにウェンディを抱き締めるも、ウェンディの方からそっと離されて]


…駄目だ…

駄目だ、ウェンディ…
(95)2006/02/27 00:06:43
双子 ウェンディ
[もう、笑うことしかできなかった。泣ける筈などない。
 自ら選んだ道なのに。]

…大好き。
ううん、そんな言葉じゃ言い表せない。

…お願い。私のこと、忘れないで。
そして――――お願い。

――――生きて。
(96)2006/02/27 00:12:48
双子 ウェンディは、天井を仰ぐと、長い息を吐き出した。気持ちを静めるかのように。
2006/02/27 00:14:59
村長の娘 シャーロット
…ちから。
――護る者…白き盾の守護者…

[いつか文献で読んだ一文を呟く。微かに俯いて]

…守って、くれていたのはギルだったの…

[ごめんね、ありがとう。と小さく呟く]

でもね。
わたしに1人で背負い込むなと言ったのはギルだよ…?
ギルも、そんな風に自分を…責めないで…

[言いかけ、僅かに苦笑して]

……なんて、わたしも人の事は言えないか…

[と、「時間だ」と自警団の声がする。
―――ウェンディを呼ぶ声。
表情を硬くし、集会場の扉を見つめた。]
(97)2006/02/27 00:18:34
村長の娘 シャーロットは、数歩、集会場の方へ近付いた。
2006/02/27 00:20:16
学生 ラッセル
[何故、何故、如何して。
そんな事を考える間も無く、返事をする間も無く。
自警団の声が、遠くに聞こえた気がした]


ウェン―――
(98)2006/02/27 00:20:55
双子 ウェンディ
[さよなら、と、短くラッセルに告げた。掠めるようなキスと共に。
 思い残すことはない。
 望みは…叶うと、信じたい。]

『行こう、ウェン』

[その時不意に片割れの声が聞こえ、小さく笑った。]

…居てくれるの、リック。
大丈夫…怖くないわ。

[ずっと傍に居てくれたのかな。
 ごめんね、気付かなくて。

 心の中で魂の片割れに語りかけながら、部屋の扉を開けた。]
(99)2006/02/27 00:27:00
学生 ラッセル
――ディ……

[認めることが出来なかった。たった四文字の言の葉さえも。
認めることは出来なかった。]
(100)2006/02/27 00:30:22
双子 ウェンディ
[唄いながら少女は階下へと降りる。
 口ずさんでいるのは、少女たちが初めてこの集会場に訪れた時に唄った歌。
 この世のものとは思えない美しき歌声で、魅了された船人を沈没させた黄金の髪の乙女の歌。
 まさに今の自分に相応しい歌だと思った。
 全てを破滅へと導こうとしている自分に。
 
 少女はただ真っ直ぐに、集会場を出る最後の扉へと向かう。]


Den Schiffer im kleinen Schiffe
Ergreift es mit wildem Weh;


[自分の歌声に合わせてリックも共に唄ってくれているような気がした。
 それは本当に気のせいだったのかもしれないけれど。]
(101)2006/02/27 00:33:08
双子 ウェンディは、学生 ラッセルに話の続きを促した。
2006/02/27 00:37:10
双子 ウェンディ
[集会場に、美しい歌声が広がる。緩やかに。]


Und das hat mit ihrem Singen
Die Lore-Ley getan.


[――――唐突に、歌が止んだ。

 最後に少女は、扉を前に集会場を振り返る。
 そうして、柔らかな微笑みを携えたまま、スカートの裾を持ち上げて綺麗にお辞儀をし。

 『うん。行こう、リック――――』
 
 終焉へ向かう舞台に、*幕を降ろした*]
(102)2006/02/27 00:42:20
流れ者 ギルバート
[歌声が聞こえる――
あの天使のような歌声…
集会場から…1人の少女が出てきた…――

お辞儀をした…

とても丁寧に…―

その姿は、目に焼きつくくらい綺麗だった…―]
(103)2006/02/27 00:49:53
村長の娘 シャーロット
……

[もう癖になるくらい何度目か。
唇を噛んで。
其の幼く可憐な姿を見送る。

これでよかったのだろうか。
よかったのだろうか…?

―――狼なのだから。
―――狼なのだから。

ローレライ。
破滅へ導く妖精の歌。
どうしてだろうか、酷く悲愴に聞こえて]
(104)2006/02/27 00:53:23
学生 ラッセル
[歌声。何度も耳にした、ウェンディの歌声。
ただ呆然としていたのか、聴き惚れて居たのか。
歌声が止むのと同時に、ふら付きながら立ち上がる。

ラッセルは、駆け出していた。]
(105)2006/02/27 00:57:02
学生 ラッセル

ウェンディを離せぇッ!!

ウェンが、ウェンディが、人狼な訳無いだろぉッ!!

[自警団相手に、掴み掛かり、殴り掛かる。
不意を突かれた自警団員の一人は倒れ、地に頭をぶつけ昏倒する。
異変は速やかに広がり、集まり来る自警団員達。
17歳程度の少年に、力は無かった。ラッセルには、力は無かった。]
(106)2006/02/27 01:00:23
村長の娘 シャーロット
―――ラッセル!!!!

[咄嗟に駆ける赤い髪を追う。

―――「ウェンディを離せ」
―――叩きつけるような叫び。

はっとして立ち止まる。
ああ。
自分がウェンディを殺したも同然。

何を彼に言えるだろう?]

……
(107)2006/02/27 01:03:23
流れ者 ギルバート
[ラッセルが飛び出してきた…――
自警団に飛び掛るなんて、ある意味自殺行為だ…]

おいっ!!ラッセルっ!!やめろっ!!!

[叫んだ…しかし、その声は届いていない――]
(108)2006/02/27 01:08:25
学生 ラッセル
[何も聞こえない。闇雲に腕を振るうも、警棒等で押さえ付けられて。
追いかけようとするも、道を阻まれて。]


ウェンディッ!!

ウェンディイッッ!!

[暴れながら、もがきながら、名前を叫ぶ。]


ウェン―――っふ……

[見兼ねた自警団員の一人が、腹部へと当身をした。
ずるずると、その場に崩れ落ちて。
何人かの自警団員が話し合うと、一人の自警団員がラッセルの身体を担ぎ上げた]
(109)2006/02/27 01:11:35
学生 ラッセル
[虚ろな感覚の中で、もうウェンディの姿は見えないのが解った。

薄れ行く意識の中で、自警団員の「連れて行け」という言葉が、やけにくっきりと*聞こえた気がした*。]
(110)2006/02/27 01:19:03
流れ者 ギルバート
……!ラッセル!!

[気付いた時には、自警団がラッセルの腹に当身をしていた…
そして、そのまま連行されていった……]

シャロ…あいつ…連れていかれたけど大丈夫なのかよ!?
(111)2006/02/27 01:21:53
村長の娘 シャーロット
[崩れ行くラッセルが見えた。
手加減はしただろうけれど――]

―――…ラッセル…。

[ふらり、と眩暈がするのを堪えた。
自分の決断がひとをひきさく。
ああ、眩暈がする。

時計を撫ぜた。
銀のひんやりとした感触が心地よい。]
(112)2006/02/27 01:27:08
村長の娘 シャーロット
―――…暴れたもの、逆らったものは
一時留置所に入れられる…はず。
大丈夫、酷い目には…遭ったりしないと思うから。

…一応…
…手荒な真似をしないように言っておくね…

[言うと、担当者らしき団員を探し、*其方へと歩いていった*]
(113)2006/02/27 01:33:28
流れ者 ギルバート
…そうか。シャロ…ありがとう。

…「ラッセル」…。

[名前を呼んだ途端、輝きを失ったはずの…あのレベッカの腕輪に取り付けられた石が、ほのかに輝き出した…。まるで、側にレベッカがいるかのように…。
 液体のような輝きが、ぐるり。と一周する。
 透明だったはずの輝きは、どろりと赤黒く変色していく。

 ―― こ れ は ??]

[――胸騒ぎが…する。
最後の…狼は……――――まさか??
だって、あの少女は…言ったじゃないか…自分が狼だと…
それならば…なぜ、レベッカの腕輪は反応した??

――答えは1つしかない…。]
(114)2006/02/27 02:11:56
流れ者 ギルバート
[瞬間…――まだ…終わらない…人が殺される…
誰が狙われる?――脳裏に過ぎった名前…それは…]

――シャロっ!!!!

[それだけは…絶対に避けなければいけない…――]
(115)2006/02/27 02:28:13
村長の娘 シャーロットは、流れ者 ギルバートの声に振り向いた。
2006/02/27 02:34:30
流れ者 ギルバートは、村長の娘 シャーロットに、思わず駆け寄った。
2006/02/27 02:36:04
流れ者 ギルバートは、村長の娘 シャーロットに腕輪を見せた…。これ…見てくれ…。
2006/02/27 02:38:03
村長の娘 シャーロット
―――ギル…?
なに、そんなに慌てて…

[と、差し出された腕輪を見る]

…?
…これ、レベッカの…

[占いの為の大切な腕輪。
見れば。
其の宝石は赤く赤く染まっていて―――]

…!?
(116)2006/02/27 02:40:07
流れ者 ギルバート
[腕輪を見せたまま…]

オレが…「ラッセル」…と…
そう言ったら…赤く…なったんだぜ。
どうして今まで何も反応しなかったのに反応したかは、わからない。
なんつーか、あの時にレベッカが側にいてくれたって思うしかないんじゃないか?ははっ。

でもな、シャロ…これが…どういう意味か…わかるか?

――…狼が…誰か……――

[ふと…1人の少女の顔が脳裏を過ぎった…
だが……もう…ウェンディは…きっと……

――思わず唇を噛む…――]
(117)2006/02/27 02:49:19
村長の娘 シャーロット
―――……ん、な…



[驚愕に目を見開く。襲い来る、震え。
両手で口を押さえて。]


わたし…わたし…なんてことを…
ウェンディ、…ラッセル…を庇って…!!

[ばっと処刑場の方へ顔を向ける。
時間はとっくに過ぎていた。


―――――手遅れ。]
(118)2006/02/27 02:57:16
流れ者 ギルバート
[震えるシャロをそっと抱き寄せ…――]

――まだ、間に合うかもしれない!!

[まるで自分にも言い聞かせるように…言った。]

[走り出そうとしたが…シャロを1人にする事なんて出来ない…]

シャロも…一緒に来るか?

大丈夫…。何があっても……

絶対に、オレが『守る』から!!!

[強く、強く、意志のある言葉をシャロに贈る]
(119)2006/02/27 03:05:05
村長の娘 シャーロット
……

[強い意志を持って頷いた。]

行きましょう。

[駆け出す。処刑場へ。もしも、もしかしたら。
一縷の望みを抱いて]

…ウェンディ…!!
(120)2006/02/27 03:12:19
流れ者 ギルバート
――よし…行こう!!

[可能性がある限り…進もう…

もう…後悔しないように……

駆け出すシャロへ追いつき、その手を取り…

――共に…最後の舞台へと*走り出した*]
(121)2006/02/27 03:21:24
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