人狼審問

- The Neighbour Wolves -

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(1201)牢獄のレクイエム : 4日目 (1)
村人は集会場に集まり誰を処刑すべきか話し合った……

農夫 グレン は、美術商 ヒューバートに投票した
書生 ハーヴェイ は、酒場の看板娘 ローズマリーに投票した
医師 ヴィンセント は、美術商 ヒューバートに投票した
見習い看護婦 ニーナ は、美術商 ヒューバートに投票した
見習いメイド ネリー は、美術商 ヒューバートに投票した
牧師 ルーサー は、美術商 ヒューバートに投票した
酒場の看板娘 ローズマリー は、書生 ハーヴェイに投票した
踊り子 キャロル は、美術商 ヒューバートに投票した
流れ者 ギルバート は、美術商 ヒューバートに投票した
お尋ね者 クインジー は、美術商 ヒューバートに投票した
美術商 ヒューバート は、医師 ヴィンセントに投票した

美術商 ヒューバート は、村人の手により処刑された……
次の日の朝、見習い看護婦 ニーナが無惨な姿で発見された。
現在の生存者は、農夫 グレン、書生 ハーヴェイ、医師 ヴィンセント、見習いメイド ネリー、牧師 ルーサー、酒場の看板娘 ローズマリー、踊り子 キャロル、流れ者 ギルバート、お尋ね者 クインジー、の9名。
書生 ハーヴェイ
[どれくらいの時が経っただろうか、ローズマリーのぬくもりが、ハーヴェイに伝わるにはあまりにも十分すぎる時間だった。

忘れていた味…。その味に思わず我を忘れ…、そしてはたと気が付いた。]

っ…!

[唇を離すと、ローズマリーは目を開けていた。一瞬たじろいだ。]

は、はっ、どうやらお前には牙はなかったようだな…。今のところはお前を信じておいてやろう。

まだお前を完全に信用したわけじゃ…ないぞっ!
(0)2006/02/24 00:34:29
農夫 グレン
【夜/丸木橋】
[ 事故は、地図の束をほどいてひとつずつ運ぶときに起きた。大きな地図の中央を持ち、バランスを保ちながら橋を渡る。
ヒューバートとニーナが向こう岸、クインジーと俺が刑務所側で待機する橋を、ギルバートが渡りきった。
次はニーナだ。ヒューバートは殿。]

よーし、ギル。よく渡った。
…次はニーナだ!ゆっくりでいいぞ!慎重に、一歩ずつ歩いてきな!
(1)2006/02/24 00:37:07
農夫 グレン
【夜/丸木橋】
[ …返答はなかった。かわりに聞こえたのは悲鳴。
張りつめた高い声は、ニーナの苦しみ。怒号にも似た叫びは、ヒューバートの恐慌。丸木橋を駆ける革靴の音が響いてくる。向こう岸にとどかないランタンの光が苛立たしい…]

おいっ、どうした!
ニーナ!ヒューバート!
こちらへ来い!荷物など放り出して走れっ
(2)2006/02/24 00:42:10
酒場の看板娘 ローズマリー
【刑務所の外】

『まだお前を完全に信用したわけじゃ…ないぞっ!』

[ローズは、ハーヴェイの腕の中で暫し時を忘れていた。
ハーヴェイの言葉に、ふと我に返る。]

(一体、今…何が…?)

[ローズは激しく混乱した。思わず、落としたナイフを拾い、ハーヴェイに向ける。喰い殺される、とでも思ったのだろうか。]

そうよ、私は人狼なんかじゃない。

[ローズを見つめるハーヴェイの瞳は、何時しかの冷たい瞳ではなく、どこか温もりが感じられるものだった。]

(なんで…なんでこんな瞳を……
ハーヴェイ、貴方は…人狼じゃないの…?)

[ナイフを握る手が、再び震え出す。
ローズの震える手が、ハーヴェイを貫く事はなかった。]
(3)2006/02/24 00:43:44
農夫 グレン
【夜/丸木橋】
[ 橋上を駈け寄ってくるヒューバートの必死の形相が、不意に沈み込んだ。
足を踏み外したのだろう。伸ばした手に辛うじて届き、捕まえたヒューバートの長身は重く、引きずられて崖に投げ出される。
2人の男を支える俺の右手に、血が滲む。]

ぐぅ…あ。
(4)2006/02/24 00:45:51
書生 ハーヴェイ
【刑務所の外】

「そうよ、私は人狼なんかじゃない……………………」

[震える声でローズマリーが呟いた。氷のようなローズの瞳は、まるで雪解け水のように潤んでいた。雪のような白い肌は、まるで春咲く花のように火照っていた。]

……すまなかったな。

[そういうと、先ほど放り投げた銀のナイフを拾い、刑務所の中へと入っていった。]
(5)2006/02/24 00:50:49
農夫 グレン
【夜/丸木橋】
[ 右手にロープ。左手にヒューバート。
ぎりぎりと引き絞って聞こえるのは、食い縛った俺の奥歯か。命を支える橋のロープか。頭に血が上る。手が痺れる。
…不意に、手が楽になった。
遠ざかっていくヒューバートの悲鳴。
見下ろした橋の下、大地の顎に人がひとり、消えていった…]

…っ

…ヒューバート!
(6)2006/02/24 00:55:38
お尋ね者 クインジーは、農夫 グレンの声を聞いて何事かと戻った。
2006/02/24 00:59:00
農夫 グレンは、お尋ね者 クインジーと流れ者 ギルバートに、地面へ引き上げられた。
2006/02/24 01:04:52
お尋ね者 クインジー
[持った荷物をその場に置いて、引き返すクインジー。木々の向こう側…暗闇の中で光るランタン。向こう岸でも揺れているのが見えた。]

『キャーっ!!!』

…今の声は…ニーナ?

[対岸に崩れ落ちる影が一つ…そして…立ち尽くすもう一つの影があった。]
(7)2006/02/24 01:04:58
酒場の看板娘 ローズマリー
[ローズは、刑務所へ向かうハーヴェイの背を、暫し見つめていた。]

(……ハーヴェイ。
一体、貴方は何者なの…?
貴方が人間だというのなら、何故あんな笑みを浮かべていたの…?

信じない…何かの間違いよ…っ。
ハーヴェイに、牙がないなんて……
私は…人を殺そうとしていたなんて……)

[ローズは先程のハーヴェイとの口付けを思い出すと、心の中でそう呟いていた。]
(8)2006/02/24 01:08:29
お尋ね者 クインジー
[クインジーは目を凝らして対岸を見つめた。その向こう側には月が見える。]

…!?
(朱い月!?)
(9)2006/02/24 01:08:32
お尋ね者 クインジー
[クインジーは、川沿いに走り橋まで辿り着くと…そこではヒューバートが橋から落ちるところだった。そこではグレンが…ロープを掴みヒューバートを繋ぎとめていた。クインジーが橋に辿り着いた時…クインジーは間に合わずヒューバートは落ちていった。]

ヒューバート!!!

[あたりにはクインジーの叫び声が響いた。]
(10)2006/02/24 01:11:32
お尋ね者 クインジー
[クインジーはしばらく崖下を見ていたが、ギルバートがグレンを助けているのを見るとそれに手を貸した。グレンを引き上げると]

…対岸には…まだニーナがいたはずだよな。

[クインジーはそれだけ話し、まだ息の荒い両者を半ば連れるようにして対岸へ渡った。]
(11)2006/02/24 01:15:57
農夫 グレン
「…まだニーナがいたはずだよな。」

…ああ。ニーナがまだ渡ってこないんだ。
くそ、なんてこった。

行くぞ。ランタンを持ってくれ。
(12)2006/02/24 01:20:21
お尋ね者 クインジー
【夜半/対岸】
……。

[クインジーが対岸から見た崩れ落ちる影の辺りに急行すると…やはりそこにはニーナの無残な―――服は引き裂かれ肉は抉れ辺りは夥しい出血があった。]

『ニーナ!!!』

[ギルバートが駆け寄り、ニーナの遺体を抱き締める。クインジーはギルバートをしばらく眺めていたが…肩をぽんぽんと叩いた。]

…戻ろう。
このままではニーナも浮かばれぬ。弔ってやろう。

[ギルバートはこちらを向かずに黙って頷くと立ち上がってニーナを運んで刑務所の方へ向かって歩き出した。]
(13)2006/02/24 01:22:47
書生 ハーヴェイ
【夜/礼拝堂】

[ハーヴェイは誰もいない礼拝堂へとやってきた。薄っすらとした月明かりの中、長椅子へと腰掛ける。

ローズマリーの感触が思い出された。人狼と疑っていた女性に、氷と見えた女性に、心を奪われた。不覚だったと、ハーヴェイは自嘲した。]

はは、ははははは、ははははは…
(14)2006/02/24 01:25:29
書生 ハーヴェイは、そのまま天窓から差し込む月明かりを*眺めていた*。
2006/02/24 01:26:14
お尋ね者 クインジー
[ニーナを抱きかかえたギルバートとグレンと共にクインジーは、刑務所へ戻ってきた。道すがらクインジーは自分の見た光景を思い浮かべていた。そして…人狼というものについて考えていた。]

………。
アーヴァイン…トビー…ニーナ。

[遠くに灯りが見える…刑務所の入り口だ。そして入り口の傍にはローズが立ち尽くしていた。]
(15)2006/02/24 01:29:36
酒場の看板娘 ローズマリー
[ローズは、無心で朱い月を眺めていた。
厚い雲が、朱い光を遮った時、ローズは視線を地へと移した。

遠くの方から、人影が近寄ってくる。]

(ま、まさか…人狼……?)
(16)2006/02/24 01:34:01
酒場の看板娘 ローズマリーは、影の主がクインジーである事を確認した。
2006/02/24 01:34:20
酒場の看板娘 ローズマリー
[クインジーの傍には、二人の男が居た。
一人は疲れ果てたような顔をしているグレン。そして、もう一人は…腕に何かを抱えてるギルバートだった。

ローズと三人の間の距離が、次第に縮まる。
そして、雲が途切れ、朱い光が再び地に差し込んだ時―――]

ニーナ……っ!!

[ギルバートの腕の中に―――変わり果てた、ニーナの姿があった。]
(17)2006/02/24 01:39:53
酒場の看板娘 ローズマリー
ニーナ…?
嘘、でしょ…?

ねぇ、ギル…グレン…クインジー…

嘘、だよね…?
ニーナ、眠ってるだけだよね…?
(18)2006/02/24 01:41:19
お尋ね者 クインジー
…ローズか。

[クインジーはローズを見ると少しほっとした。が、一行の様子に気付いたのかローズは怪訝な表情をした。そして…]

『ニーナ……っ!!
 嘘、だよね…?
 ニーナ、眠ってるだけだよね…?』

[クインジーはローズの叫びに無言のまま頭を振った。]
(19)2006/02/24 01:46:23
酒場の看板娘 ローズマリー
いや…っ!!

ニーナ、起きてよ。ねぇ、ニーナ…っ!!

[ローズはクインジーの無言の答えに反発するかのように、ニーナの体を大きく揺さぶり、叫び続けた。]
(20)2006/02/24 01:50:56
お尋ね者 クインジー
[クインジーはローズの悲痛な叫びを身につままれるような気持ちで聞いていた。…戦地から物言わぬ遺体となって帰った部下の親がその身体に抱きついて泣き叫ぶ様を思い出した。]

………。

[クインジーはニーナを生きて連れ戻す事が出来なかったのだ。なんとローズに声を掛けてやれば良いか分からなかった。]
(21)2006/02/24 02:01:12
農夫 グレン
【夜/刑務所の前】
[ クインジーの後に従い、歩いているとローズがやってきてニーナに縋る。光を失い、虚空を見つめる蒼い瞳は、なにも映すことなく揺さぶられる。
瞼に添え、閉じさせた掌に触れた睫が湿っている。
ニーナの涙だった。
]

「ニーナ、起きてよ。ねぇ、ニーナ…っ!!」

もう、起きてくれないんだ。
…ニーナ。泣いて、いたんだな。
…痛かったろう。…苦しかったろう。
(22)2006/02/24 02:03:01
酒場の看板娘 ローズマリー
[閉じられたニーナの瞳が、再び開く事はなかった。]

一体、誰が…?

誰がニーナを……?

[震える声で、ローズはそう問う。それは、グレンとクインジーに向けての問いだった。ローズは、二人を鋭い視線で睨んだ。
―――ギルバートには聞けなかった。ニーナを抱くギルバートの腕はずっと震えており、その瞳は真っ赤に腫れ、光が溢れていたからだった。]
(23)2006/02/24 02:10:18
流れ者 ギルバート
[ まだ温みを残すニーナの体。
大きく裂かれた傷口から、血がぽたぽたとこぼれている。

……悪い冗談なら、どれだけいいか。

彼女も死ねと願ったはずだった。
切り捨てる覚悟はできたはずだった、自分のために。

なのに、この苦しさはなんだ? ]
(24)2006/02/24 02:13:59
農夫 グレン
【夜/牢獄玄関】
[ ニーナの遺体に背を向け、牢獄に戻る。
ローズの問いに答えしな、開けた鉄扉を力一杯殴りつける。
皮が裂け、鮮血が壁に撥ねて朱い染みを作る。
俺はそのまま牢獄に戻った。]

「誰がニーナを……?」
人狼だ。まだ残ってやがる。

(がごああああぁぁあぁぁぁぁん…)

…残ってやがる
(25)2006/02/24 02:16:19
酒場の看板娘 ローズマリー
……誰なのよ。
ニーナを殺したのは、誰なのよ…っ!!

許さない…っ!
絶対、許さない…っ!!

ニーナぁぁぁぁああ!!

[ローズは地に座り込み、ひたすら*泣き続けた。*]
(26)2006/02/24 02:17:04
農夫 グレンは、残っているはずの人狼を捜して*まわった*
2006/02/24 02:20:55
お尋ね者 クインジー
『一体、誰が…?
 誰がニーナを……?』

[クインジーは一度黙って頭を振った。
そしてひたすら泣きじゃくるローズをしばらく泣かせてやると落ち着いた頃にその手を引き屋内へ連れて行った。]
(27)2006/02/24 02:27:11
お尋ね者 クインジー
【深夜/女子8号房】
[クインジーはローズをベッドに寝かせると頭を撫でてやった。少し落ち着いたのか…ローズはゆっくりとした呼吸をし始めた。そして…]

『ねぇ、クインジー。ニーナを…ニーナを殺したのは誰?
貴方…貴方が殺したの?
違うのなら誰?誰が殺したの?
教えて、教えて欲しいの。
私は…あのコの敵を討ちたいの。』

……。

[それに対してクインジーは無言だった。]
(28)2006/02/24 02:34:05
流れ者 ギルバート
[ 濡れたニーナの髪をそっとはらう。
はらった指に残る血のあと。その時俺は理解した。

俺はこうやって彼女の髪に触れたかった。
こうなってほしくないと囁いたのは、お為ごかしの嘘だけじゃなかった。

あの時、先刻、それが分かっていれば。
偽りの言葉を吐いたりしなければ、皆の死を望んだりしなければ。

これは防げたんだろうか? それとも―― ]
(29)2006/02/24 02:34:24
お尋ね者 クインジー
『ねぇ、教えてよ!』

そんなに…知りたいか。
………。
…俺は知っている。

『えっ!?』

見てしまった…俺は知ってしまった。
ニーナが襲われる場面を…人型をとった狼が…ニーナを襲い…そしてまた人に戻るのを…。

[クインジーは恐ろしいものを思い出した心を落ち着けるように少し呼吸を落ち着けると…ローズに向けて*再び話し掛けた。*]

タダでは教えられない…一つ取引をしないか?
(30)2006/02/24 02:55:23
流れ者 ギルバート
【深夜/刑務所の前】

[ 泣きじゃくるローズをクインジーが連れて行く。
彼が、俺のことを放っておいてくれたのは、とても有難かった。

抱えたままのニーナの体はひんやりと冷え、
その膚はすっかり色をなくしている。
俺はぼんやりその頬をなでた。
(31)2006/02/24 03:02:29
流れ者 ギルバート
先ほどまで俺を縛っていた、疑心暗鬼と生存欲、
そして微かな躊躇はすっかりなりを潜めていた。

新しい目的を、ニーナが俺に与えてくれた。
どうすればいい、答えは簡単じゃないか?


俺は、ニーナを殺した狼を殺す。

ニーナのナイフを手に取った。使われなかったナイフ。
俺がこいつに狼の血をすわせてやればいい。

そうと決まれば早く。
ニーナのために寝所を拵えてやらないと。 ]
(32)2006/02/24 03:03:57
農夫 グレン
【夜明け前/医務室】
[ ヴィンセントが俺の右手を包帯で覆っていく。橋でのごたごたや扉を殴りつけたことで、右手は骨までぼろぼろだった。
治療に集中するヴィンセントに昨夜の事情を説明して。
人目を憚ることのない大声で俺は問いかけ、*睨みつけた*。]



ああ。そうだ。ヒューバートは橋に落ちた。ニーナは引き裂かれた。

人狼は残っていたのさ。あとどれだけ残っているのかは解らないが…
ローズ、ハーヴェイ、…ネリー、それにヴィンセント。あんたの行方を俺は知らない。

昨夜、あんたはどこで、なにをしていた?
(33)2006/02/24 08:02:15
酒場の看板娘 ローズマリー
【深夜/女子房8号室】

『タダには教えられない…一つ取引をしないか?』

[クインジーの答えは、意外なものだった。
人狼の正体を知ってる事も、取引をしようとする事も……]

取引…?

……いいわ。

早く、教えて。
ニーナを殺したのは…人狼は誰…?

[ローズの口調は再び荒くなり、クインジーをキッと*睨みつけた。*]
(34)2006/02/24 09:13:19
酒場の看板娘 ローズマリーは、お尋ね者 クインジーに話の続きを促した。
2006/02/24 09:13:26
お尋ね者 クインジー
『取引…?
 ……いいわ。』

…ローズ。
…お前の事を別に疑ってる訳じゃない。
昨日の厨房での出来事、ニーナを目にした時のお前の姿。いずれも信用に足るものだ。

…が、俺にも安心が欲しい。
お前が真に人間であるという証がね。

[クインジーはローズを…爪先から頭の先までじっくりと観察した。]
(35)2006/02/24 10:03:21
酒場の看板娘 ローズマリー
……それで。
私が人間である証、どう証明すればいいの?

[ローズは暫し考えた後、ポケットから銀のナイフを取り出した。]

今日こそ、これで傷つけてみる…?
(36)2006/02/24 10:09:34
お尋ね者 クインジー
…そんなものはいい。

[クインジーはローズのナイフを持った手をぞんざいに押し返すと…少しそっぽを向きながらローズに告げた。]

お前に…尻尾が…獣毛が無い事を確認させてくれ。
(37)2006/02/24 10:22:59
酒場の看板娘 ローズマリー
[ローズはクインジーの要求に、驚きを隠せなかった。
しかし、ニーナを殺した人狼の正体を知るために――自分が生き残るために―――
ローズはゆっくりと上下繋がってる囚人服を脱ぎ、白い肌を露にさせた。]

これで、満足…?

見ての通り、獣毛も…尻尾もないわ。

[そう言うと、ローズは足に掛かっている囚人服を、ゆっくりと上げていった。]

さぁ、今度は貴方の番よ。

人狼は、一体誰…?
(38)2006/02/24 10:38:06
酒場の看板娘 ローズマリー
[男の前で裸になるのは、これで何度目だろう。
服を脱ぐ事に抵抗はなかった。
それが、生きるために必要な事であるのなら―――

しかし、服を着込むローズの手は震えており、ローズはずっと俯いたままだった。]

……教えて。

早く、教えてよ。
(39)2006/02/24 10:45:49
お尋ね者 クインジー
[クインジーはしばしローズの白い肌に目を奪われていたが、ローズが震える手でまた服を上げるのを見ると…]

…ふん、無理しやがって。
俺はそこまで望んじゃいなかった。

が、お前の心は通じた。俺はお前を信じる。

…冷えただろ。

[そういうと、クインジーは震えるローズを包み込むように抱き締めた。]
(40)2006/02/24 10:57:40
お尋ね者 クインジーは、酒場の看板娘 ローズマリーの耳元に向かって囁いた。
2006/02/24 10:58:08
お尋ね者 クインジー
ニーナをやったのは…人狼は…グレンだ。

俺は…見た。
(41)2006/02/24 10:59:04
酒場の看板娘 ローズマリー
[クインジーに抱き締められ、ローズは緊張の糸が途切れたのか、クインジーの胸元は何かで湿り始めていた。

―――その時だった。]

え…っ?!

ニーナを殺したのはグレン…?!
(42)2006/02/24 11:04:43
酒場の看板娘 ローズマリー
[信じられなかった。ローズは何度も自分の耳を疑った。]

(ニーナのために、華を取ってきた…あのグレンが…?)

クインジー、本当なの…?
本当に…グレンがニーナを…?
(43)2006/02/24 11:07:16
酒場の看板娘 ローズマリーは、お尋ね者 クインジーから身を離すと、険しい顔でそう問い詰めた。
2006/02/24 11:07:42
お尋ね者 クインジーは、酒場の看板娘 ローズマリーの瞳を見つめ返した。
2006/02/24 11:09:35
お尋ね者 クインジー
…ああ、そうだ。
昨晩、対岸に残されたニーナを…人狼の形をしたグレンが…その爪で薙ぎ倒すところを俺は見た。


そして同時に…何者かが俺に訴えるように―脳に直接響くように…奴が人狼だと俺に伝えてきたんだ。

間違いない、グレンは…人狼だ。
(44)2006/02/24 11:15:48
酒場の看板娘 ローズマリーは、お尋ね者 クインジーの「間違いない。」という言葉に8号室を飛び出した。
2006/02/24 11:18:55
お尋ね者 クインジー
[さっきの言葉を聞くや否や房を飛び出そうとするローズをクインジーは抱きかかえて押し留めた。]

…どうするつもりだ。
お前1人じゃ…グレンに…人狼に返り討ちに会うのが関の山だ。
(45)2006/02/24 11:23:50
酒場の看板娘 ローズマリー
どうするつもり…?決まってるじゃない。
―――殺してやるわっ!

[ローズは険しい顔でクインジーにそう言った。]

貴方は、どうするつもりなの…?
グレンを…野放しにしておく気…?
(46)2006/02/24 11:26:41
お尋ね者 クインジー
まぁ…待て。1人で行っても犬死にするだけだ…。

俺が見るところ…ギルバート。奴も人間だろう。
ニーナを失った悼み…あの姿が偽だとは思えない。
俺はまずギルバートに話してみようと思っている。

ローズに信用できる奴の心当たりは…あるか?

[腕の中のローズを優しく抱き締め、落ち着かせるように頭を撫でた。]
(47)2006/02/24 11:39:52
お尋ね者 クインジーは、酒場の看板娘 ローズマリーに話の続きを促した。
2006/02/24 11:40:36
酒場の看板娘 ローズマリー
『1人で行っても犬死にするだけだ…。
信用できる奴の心当たりは…あるか?』

(信用できる人……)

[クインジーから与えられる温もりが、ハーヴェイを思い出させる。そう、ハーヴェイの瞳も、腕も…唇も温かかった。]

……ハーヴェイ。
あの人は…信用できるわ。

それから、ルーサーさん。
神に仕える人が、人を殺すなんて思えない。
(48)2006/02/24 11:50:14
酒場の看板娘 ローズマリーは、お尋ね者 クインジーにそう伝えた。
2006/02/24 11:51:56
お尋ね者 クインジー
ハーヴェイか…俺はそこまで信用していない。
ちょっと変わったタイプだからな。
…そう、俺が見たことが無いタイプだ。もう少し観察したい。

ルーサーか…ルーサーは信用できるかもしれん。
とりあえずはルーサーに話してみたらどうだ?
急いては事を仕損じる…人狼とやらがどれくらい紛れ込んでいるか分からんが、打ち明けた相手が人狼だったら…笑うに笑えん。少しずつ…増やしていこう、信用できる味方を。

[そこでクインジーはローズの頭をぽんぽんと叩いた。]

…もちろん俺はお前を信じている。
(49)2006/02/24 12:12:27
酒場の看板娘 ローズマリー
……分かったわ。
ルーサーさんに、話してみる。

[ローズはクインジーに、静かにそう言った。]

教えてくれて、ありがとう。
それから……
―――信じてくれて、ありがとう。

[そう言うと、ローズは「少し休むわ。」と言い、ベッドの中へと*入っていった。*]
(50)2006/02/24 12:23:53
お尋ね者 クインジー
[クインジーはローズがベッドの中に潜り込むのを確認すると、毛布をかけてやった。]

………。

[クインジーは隣の房から毛布を持ち出すと、ローズの房の前で毛布に包まって夜が明けるまで*そこで寝る事にした。*]
(51)2006/02/24 12:33:13
流れ者 ギルバート
【朝/牢獄外】

[ また日が昇る。
眩しい光に、俺は思わず目を細めた。

夜の冷気に冷やされていた俺の体はつめたく、
昨夜触れたニーナの肌を連想させた。
(52)2006/02/24 13:17:41
流れ者 ギルバート
ニーナの墓前で、まんじりともせず考えていた。

きっとまたあの月は昇る。
狼は間違いなくまだいる。ニーナを殺した狼は。

そいつを殺さなければ――だけれど如何すればいい?
狼の姿を俺は見なかった。……他の奴はどうだろうか。

いや、奴ら自身が"狼"か、
そいつに与するものかもしれない。
訊ねてみるのは一興だが、迂闊に信用はできないだろう。


それとも、姿を見なかったやつが怪しいのか?
キャロル。神父様。ネリー。ヴィンセント。
……この中にいるのか?
(53)2006/02/24 13:19:33
流れ者 ギルバート
何れにしても、俺達に残された時間はそう多くは無いんだろう。

殺戮のあの夜から、毎夜出る犠牲者。
やつらに"その気"があるだろう事だけは確かなのだから。]
(54)2006/02/24 13:20:11
書生 ハーヴェイ
【夜半/礼拝堂】

[天窓から差し込む月明かりが、明滅を繰り返していた。それは、怪しくなる雲行きを予感させた。ハーヴェイは長椅子から立ち上がると、おもむろに看守部屋の方向へと歩いていった。]

……?

[刑務所の入り口の扉が開いている…。扉を閉めようとした、その時だった。]

「…俺は、ニーナを殺した狼を殺す…」

[何者かのつぶやきが聞こえた。]
(55)2006/02/24 13:58:07
書生 ハーヴェイ
【夜半/刑務所の入り口】

[無為につぶやいたのであろうその声は、冷たく暗く、殺気立っていた。重い空気が扉の向こうから流れ込む。]

(ニーナが殺されたのか…?)

[声の主に聞けば分かるのだろう。しかし、近づくことのできないバリアーがあるように感じられた。ハーヴェイはそっと扉を後にし、自室へと向かった。]
(56)2006/02/24 14:01:33
書生 ハーヴェイ
【朝/刑務所の外】

[早くに目が覚めた。昨日のことを確かめるべく、刑務所の外へ出た。

入り口付近の壁には、血が付着していた。凍り付いているが、色はまだ新しい血のものだった。死体と思しきものは、付近には見当たらなかった。

トビーとカミーラの墓へ向かう。墓所に至る道は新雪に覆われていたが、すでに新しい足跡がついていた。

墓が、増えていた。新しい墓の前でギルバートがうなだれている。一瞬ためらったが、思わず声をかけた。]

ニーナが殺されたのか…?
(57)2006/02/24 14:10:56
書生 ハーヴェイは、朝の光が冷たく*感じられた*。
2006/02/24 14:11:09
見習いメイド ネリー
【回想/灯台】
[監獄の敷地を抜け僅かな記憶を頼りに歩を進めると空の片隅に突き出た灰色の建物が見える。
灯台は濁った空を背にそこにあり主がなき今も島を見守り続けていた。
私は奇妙な感慨に囚われ暫しそこで佇んでいたが、上方の窓に人影を認め中に入っていった。

冷たい空気を吸いながら曲りくねった階段を踏みしめ上っていくと、
そこにはギルバートとヒューバートの姿があった]

ギルバートさん、ヒューバートさん、こちらにいらしたのですね。
何か…お手伝いすることはありますか?

『ああ、ネリーも来たのか。グレンのやつとは会わなかったか?』

[私は先程のことを思い返しながら頭をふった。
どうやらふたりは使えそうな備品などを探しているらしい。
私も探索の輪に加わり、とりとめもない話をしながら手を動かした]
(58)2006/02/24 14:26:29
見習いメイド ネリー
これ…なんだろう………?

[1冊の本が位の高い者が使う室の奥の棚にひっそりと大切そうに置いてあった。
中をパラパラと捲ると宗教画めいた挿絵と何やら伝承のようなものが書かれているようだ。
妙に興味を惹かれ、私はそれを持ち帰ることにした]


『そろそろ戻ろう。暗くなる前に──』

はい、そうですね。
また何かあるといけません。皆のいるところに戻りましょう。


[ギルバートの呼びかけに頷くと私達は連れ立って灯台を後にした]
(59)2006/02/24 14:26:55
牧師 ルーサー
【回想/早朝/納屋〜看守側礼拝所】

「……サーさん……ルーサーさん!」

[ ――名を呼ぶ声。
 遠く聞こえているようだったその声は、やがてはっきりと、おして、ルーサーの意識を呼び戻した。
 うっすらと目を開ける。心配そうにルーサーの顔を覗き込むその顔。そう、それはネリーだった。]

「あ! ルーサーさん! 良かった……大丈夫ですか?
 もしかして、怪我の具合が――ヴィンセントさんに診ていただきましょう。」

[ しかし、ルーサーはその言葉に首を振る。しかし、己のみを案じてくれるネリーに対し、放っておいてくれとも言えなかった。]

いえ……大丈夫です。
そうですね……礼拝所に――厨房の隣の方の礼拝所です。あちらに行きましょう。

[ そう言って立ち上がろうとし……膝が折れる。
 ネリーは慌ててルーサーを支え、大丈夫じゃないじゃないですか、と珍しく語気強めにそう言った。]
(60)2006/02/24 14:45:58
牧師 ルーサー

大丈夫です……
申し訳ありませんが、できれば人にこの姿を余り見せたくないのです。お願いします……

[ 苦しげにそう言うルーサーに、ネリーは悩む様子を見せたが、心配そうに「仕方ないですね」と言うと、ルーサーに肩を貸す。
 そして、二人は看守側の礼拝所へと歩いて行った。]
(61)2006/02/24 14:46:08
見習いメイド ネリー
[監獄に戻る道で何人かと合流した。
灯台から運び出してきた荷物を分担して運ぶことにし並んで歩き始める。
少し早めに出てきたつもりであったが荷物のせいか丸木橋に差し掛かる頃には
すでにあたりは闇に包まれていた]

(よーし!光めがけて歩いてこい!)

[グレンが一足先に橋を渡り、光をかざしている。
不安定な足元に怯えながらも私は橋を渡り残りの人を待った]
(62)2006/02/24 14:50:11
見習いメイド ネリー
(おいっ、どうした!
 ニーナ!ヒューバート!
 こちらへ来い!荷物など放り出して走れっ)

[グレンの悲痛な声に驚き顔を上げると───悲鳴とともに何かが落ちていく様が見えた]

ヒューバートさんっ!!

『足を…滑らせたんだ……』

[グレンが首を振り、そう告げた。
そして続けさまに悲鳴が響く───ニーナの声のようだ]

[崖下からヒューバートさんの遺体、対岸からは変わり果てたニーナの遺体が見つかった。
私達はふたりの亡骸とともに監獄へと戻った。]
(63)2006/02/24 14:50:30
見習いメイド ネリー
【回想/早朝】
[ここ数日亡くなった者達の墓の横に並び、ニーナとヒューバートに亡骸が安置されていた。
土の中に安置するまでのことだとしてもふたりの遺体を晒して置くのは忍びなく
倉庫からシーツを探してくるとふたりの亡骸を包んだ]

カミーラさんがトビーを襲ったって…グレンさんはそういっていたけど…
ニーナは「人狼」に殺されたに違いない…よね
そうすると、まだ人狼はここに───私達に紛れているんだわ

誰が─── 一体、何のために?

そしてグレンさんはどうしてそんなことを言ったの…?
わからない… でもこのままだともっと犠牲が…殺されてしまう…
なんとかしないと…

[考えごとをするうちに灯台でみつけた本を思い出し、厨房に戻ると頁を捲り読み耽った。
その本は驚いたことに「人狼」の伝承について書かれた本であり、興味深いことが綴られていた]
(64)2006/02/24 15:03:38
見習いメイド ネリー
これは… この本に書いてあることが本当だとすると…
力を合わせれば人狼を倒すことができる。
早くこのことを伝えないと… 

………でも、一体、誰に?

[思えばまだこの監獄に来て日の浅い私は親しい友もなかった。
そのことを呪わしく思いながらある人物の顔が浮かんだ。
私は昨日の疑問の答えを確かめるため、また相談相手としてその人の姿を探した]
(65)2006/02/24 15:03:57
お尋ね者 クインジー
【朝/女子8号房前】
[クインジーは朝の帳が下りるのを感じると毛布を打ち捨てた。ふと後ろを振り返りローズを見た後、クインジーは歩き出した。]

(朝になれば…人狼どもも滅多な事はできまい。
 まずは…ギルバートを探さなくてはな。)
(66)2006/02/24 15:10:53
見習いメイド ネリー
【礼拝所】
[探していた人の姿は礼拝堂にあった。
ルーサーの姿を見つけると具合が悪そうだ。
私は心配そうに顔を覗き込みながら彼の肩を優しく揺さぶった]

牧師様… ルーサー牧師?

あ! ルーサーさん! 良かった……大丈夫ですか?
もしかして、怪我の具合が――ヴィンセントさんに診ていただきましょう。

[しかし、ルーサーは苦しそうに首を振るばかりであった]

『いえ……大丈夫です。
そうですね……礼拝所に――厨房の隣の方の礼拝所です。あちらに行きましょう』

[そういって立ち上がろうとしたルーサーの膝から力が失われ倒れこんでくる。
触れた肌はかなりの高熱を放っているようだった]
(67)2006/02/24 15:11:08
お尋ね者 クインジー
【朝/牢獄外】
(…ギルバート。)

[先日より1つ増えた塚の前に、ギルバートはいた。その悼み方を見ると何と声を掛けてよいやら分からなかった…。]

(…が、いつまでもこうしている訳にもいかぬ。)

ギルバート、…話がある。
(68)2006/02/24 15:11:14
見習いメイド ネリー
『大丈夫です……
申し訳ありませんが、できれば人にこの姿を余り見せたくないのです。お願いします……』

[逡巡したが、ルーサーの真剣な表情に「否」とはいえず、「仕方ないですね」と答えた。
そのまま肩を貸し、礼拝堂に行くと椅子に腰掛けさせた]

少し待っていてくださいね。
お水と…何か食べるものを持ってきます。

[そういうと厨房に行き、水とミルク、芋入りのパン粥を手に戻ってきた。
弱ったルーサーの背を支えながら、食事を摂るのを手伝った]
(69)2006/02/24 15:11:26
見習いメイド ネリーは、少しづつ食事を摂る牧師をみて少し安堵した。
2006/02/24 15:12:40
見習いメイド ネリー
牧師様… お加減が悪いときに申し訳ないのですが…
昨日の私の問いかけを覚えていらっしゃいますか?

なぜ… あの問いに答えて頂けなかったのでしょう…?
今なら誰も他にいません。答えて頂けないですか…………?

[食事を摂り終えたルーサーを楽な姿勢にすると真剣な顔でそういった]
(70)2006/02/24 15:18:40
見習いメイド ネリー
昨夜…ニーナと…ヒューバートさんが亡くなりました………。
ヒューバートさんは事故なのだと思います。

でも……ニーナは…………おそらく…人狼に。
グレンさんがカミーラさんを人狼だと言っていましたが、少なくともまだ人狼は…
私達の中に紛れています。

私は…ここにきてまだ浅く、信頼できる人がいないのです。
聖職者、というだけで牧師様を信じるわけではないですが…

[そこまでいうと口を噤んだ。
私の中では目の前の人物を信じたい気持ちと疑う気持ちが鬩ぎあっていた。
私はルーサーの答えを待つ間、彼の真意を計ろうと瞳を見詰めた]
(71)2006/02/24 15:23:56
牧師 ルーサー
【朝/看守側礼拝所】

[ 暖かな食事。
 ネリーの腕に支えられながら、ルーサーはゆっくりと粥を口に運んだ。そして、やはり暖められたミルクで喉を潤す。ミルクでなく、水も持って来てくれたネリーの気遣いに感謝しながら、水の入ったコップにも口を付けた。
 人心地がつく。もしかしたら、己はあのまま冷たくなっていたのかも知れない。だが、神はまだ生きろと言っているようであった。
 いや、それよりも、迷惑を掛けたくないと思っていたが、しかし、こうして人の心の温もりに触れる事は何よりも嬉しい事であった。
 ネリーを見遣る。
 彼女は気遣わしげに、そして、幾分か物言いたげな様子でルーサーを見ていた。ルーサーの様子に、自分の聞きたい事を問うて良いものかどうか逡巡しているようでもあった。]

ネリーさん。ありがとうございます。心より、感謝致します。

……ネリーさん。昨日あなたが問われた事への答えをお望みでいらっしゃいますか?

 
(72)2006/02/24 15:24:42
見習いメイド ネリーは、ルーサーの瞳を見詰めたまま頷き返した。
2006/02/24 15:28:30
牧師 ルーサーは、見習いメイド ネリーにゆっくりと頷いた。
2006/02/24 15:29:36
牧師 ルーサー
ネリーさん……こんな言い伝えを聞いたことはありませんか?

人狼に傷付けられた者は……人狼になるのだと。
(73)2006/02/24 15:31:14
見習いメイド ネリー
えっ…? それはどういう…


[ルーサーの意外な言葉に驚き言葉を詰まられた。
私の視界には苦しそうなルーサーの顔と彼の右肩の傷が目に入っていた]
(74)2006/02/24 15:33:24
見習いメイド ネリー
牧師様… その肩の傷…
(75)2006/02/24 15:33:47
見習いメイド ネリーは、ルーサーの肩に手を伸ばそうとしたまま動きを止めている。
2006/02/24 15:34:08
牧師 ルーサー
その言い伝えが真かどうかは分かりません。

しかし、もし真実であったなら……私はいずれ人狼と化すのかも知れません。
そうであったなら……私が皆さんの手を煩わせる事は、皆さんを危険に晒すだけの事になるかも知れません。
(76)2006/02/24 15:37:52
見習いメイド ネリー
(牧師様の肩の傷・・・あの晩の前にはなかった気がする…)
(ひょっとして… 人狼に傷つけられたというの…?)
(そして…「人狼に傷つけられたものは人狼になる」のだとすれば…)
(77)2006/02/24 15:38:10
見習いメイド ネリーは、ルーサーの苦しみを感じ、瞳を曇らせた。
2006/02/24 15:39:37
見習いメイド ネリー
牧師様が…人狼に…?



牧師様、私を………殺したい、ですか?

[再び瞳をあけ、静かに問いかけた]
(78)2006/02/24 15:42:39
牧師 ルーサーは、見習いメイド ネリーの瞳を真っ直ぐに見詰め……そして、首を振った。
2006/02/24 15:44:03
牧師 ルーサー
いいえ。
私は……皆さんに生きて欲しい。
もう……もう、誰にも死んで欲しくありません。
(79)2006/02/24 15:45:21
見習いメイド ネリーは、ルーサーの答えに息を吐き出した。
2006/02/24 15:46:07
牧師 ルーサー
人狼に傷付けられた者は人狼になる……それが真実か、そうでないのか。
それは私にも分かりません。

ただ、真実であったなら。それを思うと……私は皆さんと共にいるべきではないかも知れない。
ネリーさん。あなたの言葉に答える事ができなかったのは……それを迷っていたからです。
(80)2006/02/24 15:47:31
見習いメイド ネリー
人狼という存在がどんなものであるのか私にはまだよくわかりませんが、牧師様の様子を見ていると人狼ではないように思えます…。

私は…牧師様を信じてみようと思います。
まだ完全ではないですが…。
(81)2006/02/24 15:49:01
牧師 ルーサーは、見習いメイド ネリーに頷いた。
2006/02/24 15:50:10
流れ者 ギルバート
【朝/牢獄外】

[ 俺はハーヴェイに答えなかった。
どれだけ俺にそれを確認すれば気が済むんだ?
ニーナはもういない。

ハーヴェイはそのうちその場を去り、
入れ替わりに現れたのはクインジーだった。

――ギルバート、…話がある。

クインジーの言葉。俺はやつをどっちみつめた。 ]

……話?
俺に聞かせたいようなモンなのかよ?
(82)2006/02/24 15:50:19
見習いメイド ネリー
真実であるならば… 
では…私はそれまで牧師様とともに在りましょう。
私にとって信じるということはそういうことですから。


ところで…牧師様がであったのは本当に人狼だったのですか?
それは誰だったんですか?
詳しく聞かせてください。

[そういうとルーサーの前に椅子を引き寄せ*腰掛けた*]
(83)2006/02/24 15:51:55
牧師 ルーサー
――ネリーさん。
このような言葉があります。

人を信じたいのなら、まず疑ってみなさい。
疑ってみても、疑ってみても、それでも疑いきれなくなったなら、その時にこそ信じなさい。

これは、かつて希望を見失い、悲嘆と慙愧の念に塗れ生きていた私を導いてくれたシスターの言葉です。

信じるとは、容易く心を任せる事ではないでしょう。信じる為には、心からの努力が必要でしょう。信じるとは、自分の心を、そして命を相手に任せるという事なのではないかと私は思います。

――ネリーさん。
私を信じるというその言葉……あなたの言葉に、私は深い感謝を覚えます。
ですが、少しでも疑わしいと思うなら、まだ、信じると言うべきではないだろうと思います。
……私自身、私が人狼になるのではないか、いや、もうなってしまっているのではないかと疑問を持ち続けています。
どんなに疑っても、私が人狼だと思えなくなったなら……その時にこそ、私のことを信じてください。
(84)2006/02/24 16:09:06
牧師 ルーサー
[ ルーサーの言葉を受け、ネリーは目を瞑り俯いて、暫し考えに沈んだ。
 やがて、顔を上げ頷くと、「分かりました」と微笑みを見せた。
 ルーサーも微笑み、頷き返す。]
(85)2006/02/24 16:12:16
お尋ね者 クインジー
ああ、ギルバート。俺はお前に聞きたい。

…ニーナを殺した奴が憎いか?

[クインジーはギルバートの目を静かに見詰め、そう答えた。]
(86)2006/02/24 16:26:23
牧師 ルーサー
……暗闇の中で、赤く灯った二つの瞳……あれは……私には人狼だったのだろうと思えます。ただ、姿まで見ることは出来ませんでした。

あの時……私はその者に対し、反射的に十字架を翳しました。そう……銀で出来たこの十字架です。
もしかしたら、これが人狼から私を守ってくれたのかとも思えます。

[ そう言って、ルーサーは胸元に手をやり、首から下げられた十字架を取り出して見せた。
 そうだったのですかと頷いたネリーは、はっと思い出したように、そうです牧師様、これをと一冊の本を差し出した。
 そこにはルーサーの知らなかった伝承が記されていた。
 人狼、人の姿でいる時であればそれほど人と変わりはしない。傷付きもすれば、死にもする。
 本にはそう書かれていた。]

これは……そうですか、灯台に。
なるほど……ここに書かれている事が真実であれば……数人で力を会わせれば、必ずしも銀でなくとも、人狼に太刀打ちする事も出来るのですね。
後は……人狼を見分ける事ができるかどうか、でしょうか。

[ それから暫くの間、二人は礼拝堂で話を続けた。]
(87)2006/02/24 16:31:22
流れ者 ギルバート
>>86
つまんねぇこと聞くんだな……
憎くないわけがないだろ?

[ 俺はクインジーをみつめ返す。]

言いたい事はそれだけか?
(88)2006/02/24 16:39:13
流れ者 ギルバートは、お尋ね者 クインジーに話の続きを促した。
2006/02/24 16:48:54
酒場の看板娘 ローズマリー
【朝/女子房8号室】

[目を覚ますと、そこは自分の房のベッドの上だった。
房の外の廊下に、一枚の毛布がくしゃくしゃになって置かれていた。]

(クインジー…?)

[ローズはゆっくりと起き上がり、医務室へと向かった。]
(89)2006/02/24 16:56:12
酒場の看板娘 ローズマリー
【朝/医務室】

[自然と足が医務室へと向かう。医務室に行けば、ニーナに逢えるとでも思ったのだろうか。しかし、その期待はすぐに否定されるのであった。
医務室の窓からは、陽の光が差し込んでいた。グレンが生けた華は、その光を受けて綺麗に存在を示していた。
ローズは医務室内を見回す。そこで、ニーナの姿を発見する事はできなかった。]

(ニーナは死んだ……)

[その現実に、ローズは暫し立ち尽くした。
その時、背後のベッドから男の声が聞こえてきた。]

『おはよう、ローズ。』

[ヴィンセントだった。ローズは挨拶を交わした後、「今日はニーナと一緒じゃないのか」と言うヴィンセントに、昨夜の出来事について話した。]
(90)2006/02/24 17:06:38
お尋ね者 クインジー
ギルバート…
お前の…昨日の…ニーナへの想い…嘘ではないだろう。お前を…信じよう。

[クインジーはそこで一呼吸置いてから…ギルバートに向かい言い放った。]

ニーナを殺したのは…グレンだ。
俺は見た。奴は…人狼だ。
(91)2006/02/24 17:07:22
酒場の看板娘 ローズマリーは、医師 ヴィンセントと言葉を交わした後、医務室を出て外へと*向かった。*
2006/02/24 17:13:56
酒場の看板娘 ローズマリー
【昼/刑務所の外】

[低い太陽の光が、島の大地を照らしていた。刑務所の外に出たローズは、目の前の眩しさに手を翳した。
遠くの方に、盛り上がる土を囲うように二つの人影が見える。ローズはゆっくりと、そこへ歩を進めた。]


【刑務所の外・ニーナの墓前】

[トビーとカミーラの墓の隣に、立てられた新しい墓。恐らく、ギルバートが立てたのだろう。墓の前で呆然としているギルバートの手は土で汚れ、その中には銀色のナイフが握り締めれていた。]

ギルが、ニーナを休ませてくれたんだね。

ニーナ……
敵は、討つよ。

天から、見守っててね。

[ローズはニーナの墓に向かって、小さくそう呟いた。]
(92)2006/02/24 18:11:40
酒場の看板娘 ローズマリー
[ニーナの墓前には、クインジーの姿もあった。]

『よう。少しは休めたか…?』

うん。ずっと、傍に居てくれたの…?
ありがとう。

私は、これからルーサーさんに話に行くわ。
(93)2006/02/24 18:13:51
酒場の看板娘 ローズマリーは、そう言うと、ニーナの墓を後にした。
2006/02/24 18:14:06
酒場の看板娘 ローズマリー
【夕方〜夜にかけて/刑務所内】

[陽が暮れるのは早かった。刑務所の中に差し込む光は急速に弱まり、気づいた時には、微かに灯る光しかなかった。ローズは薄暗い刑務所の廊下を歩いていた。ルーサーが行きそうな場所―――あそこしかない。]


【夜/礼拝堂】

ルーサーさん、いる……?
(94)2006/02/24 18:20:32
酒場の看板娘 ローズマリーは、礼拝堂の中へと*入っていった。*
2006/02/24 18:21:29
書生 ハーヴェイ
【回想/朝/墓所】

[ギルバートは何も答えなかった。おそらく、ニーナは殺されたのだろう。そう察するしかなかった。

ニーナはどのように殺されたのか…。誰かが見てはいなかったのだろうか?昨晩ニーナとともに行動していたのは誰だ?

グレンか?クインジーか?

そう考えながら刑務所の中へと戻った。]
(95)2006/02/24 18:55:36
書生 ハーヴェイ
【回想/昼前/医務室】

[答えは意外なところから得られた。

開いている扉に気づき、医務室の中に入るとヴィンセントが一人、何かの作業をしていた。]

ドクター、ニーナが殺されたというのは本当か?

[問いかけるハーヴェイに対し、ヴィンセントは淡々と彼の聞いた昨夜の出来事を語った。何者かに追われ、ニーナは殺され、ヒューバートは落ちて死んだと。]

資本家殿もかっ…!?
(96)2006/02/24 19:01:25
書生 ハーヴェイ
[グレンは、ヒューバートを助けようとして彼の右腕を負傷したと、ヴィンセントは語った。]

……。他に誰がいたんだ…?

「ギルバートとクインジーと、他に誰かいたようだ。」

(ギルバートと……クインジー!?)

ありがとう、ドクター。

[礼を言うと医務室を後にした。]
(97)2006/02/24 19:06:16
書生 ハーヴェイ
【昼/自室】

[自室で考え事をしていたが、まとまらない。なぜ狼は、じわりじわりと俺達を殺して行くのだろう…。大殺戮のあと、一人一人と喰らうように殺していく…。

そしてそれに巻き込まれる者たち…。カミーラとヒューバート。一人はナイフで切られ、もう一人は落下し…。

と、ここで奇妙な一致を見つけた。]

ぐーっ

[とりあえず、腹が減ったので厨房に向かった。]
(98)2006/02/24 19:12:51
書生 ハーヴェイ
【回想/昼過ぎ/厨房】

誰か、いるかい?

「………………………。」

[返事がなかった。ハーヴェイは何か食べるものがないか*探し始めた*。]
(99)2006/02/24 19:14:28
流れ者 ギルバート
【夜/ニーナの墓前】

[ ――ニーナを殺したのは…グレンだ。
 ――俺は見た。奴は…人狼だ。

クインジーの言葉が、俺の中で渦巻いていた。
信じられるか? グレンは俺の傍にいたんじゃなかったのか?

……ああ、確かに声は聞こえた。それだけだ。
疑問はある。それでも、あてもないよりはましなのか?


ニーナのナイフを強く握る。
銀の煌きの中にうつる俺の姿。
その服に残る血の跡が、俺の背中を押した。

ニーナ、あいつを送ってやるよ。

違ったなら、クインジー、あいつもそうしてやればいい。
そうすれば、きっと"狼"を一人は殺れるだろ? ]
(100)2006/02/24 19:15:29
牧師 ルーサー
【夜(現時刻)/看守側礼拝所】

『ルーサーさん、いる……?』

[ 礼拝所で思案に暮れていたルーサーに、そう、声が掛かる。
 この声……ローズの声だ。]

ええ、ローズ。
どうしました?

[ 扉が開き、その姿が現れる。
 豊かに伸びた、幾分癖のあるその髪が、ランプの明かりを照り返し、翠に映えていた。]
(101)2006/02/24 19:21:55
酒場の看板娘 ローズマリー
【現時刻/礼拝堂】

『ええ、ローズ。どうしました?』

[ローズは礼拝堂の中を見回す。
他には、誰もいない。]

話があるの、ルーサーさん。
(102)2006/02/24 19:37:28
酒場の看板娘 ローズマリーは、牧師 ルーサーと共に長椅子に座ると、ゆっくりと口を*開き始めた。*
2006/02/24 19:37:46
牧師 ルーサーは、酒場の看板娘 ローズマリーに頷き、言葉を待った。
2006/02/24 19:40:22
酒場の看板娘 ローズマリー
ニーナが殺されたのは、もう知ってるよね。

ニーナを殺した犯人――人狼を、''見た''って言う人が居るの。
私は、その人が嘘を付いてるとは思えない。

私は、今日…その人を……
―――ニーナを殺した犯人を殺すわ。

ルーサーさん、力を…貸してくれない…?
(103)2006/02/24 20:21:39
牧師 ルーサー
【夜/礼拝所】

[ ローズの言葉に、ルーサーは顎に手をやると、俯き目を細めた。ローズの言葉を吟味しているようであった。そして、暫しそうしていたが、やがて顔を上げ口を開いた。]

ふむ……私は、何も分からぬままにすぐに返答する事はできません。
人狼を見たという方が誰であるか、そして、その方が人狼だと言うのは誰であるか。
まず、それを聞かせてください。
(104)2006/02/24 20:31:37
酒場の看板娘 ローズマリーは、牧師 ルーサーに頷いた。
2006/02/24 20:34:38
酒場の看板娘 ローズマリー
人狼を見たのは…クインジーよ。
彼は、昨日グレンやギル、ニーナ達と居た。ヒューバートが橋から落ちた後、ニーナの悲鳴が聞こえ、その時……

―――人狼の姿に変化したグレンが、ニーナに襲い掛かっていた、と言ってたわ。

クインジーからこの話を聞いた時、直ぐにでもグレンを殺してやろうと思った。でも、止められたの。一人じゃ無理だって…信用できる人に話して、手を貸し合うべきだって……。

私は、ルーサーさんを信じてる。
だから…話そうと思った。話して…力を貸して貰おうと思ったの。

この事は…まだ誰にも話さないで欲しい。
人狼に知られたら…きっと襲ってくると思うから―――。
(105)2006/02/24 21:18:22
酒場の看板娘 ローズマリーは、牧師 ルーサーにそう言うと、*反応を待った。*
2006/02/24 21:22:10
牧師 ルーサー
[ その、ローズの言葉。
 ルーサーはローズを見詰めた。穏やかな、だが、意志の光の宿った目であった。]

……なるほど。
まだ、クインジーさんからも、グレンさんからも、私は話を聞いておりません。そう、二人から話を聞かねば、私には答えを出す事は出来ません。
どちらかの話のみを聞き、一方的に答えを出す。それは……ローズ。あなたが見つけた本にか言ってあった事……そう、魔女裁判と変わりません。
……私自身でグレンさんに話を聞いてみましょう。ローズから聞いた話を伏せたままで。
(106)2006/02/24 21:32:28
牧師 ルーサーは、穏やかに、だがはっきりとローズにそう言った。
2006/02/24 21:35:00
酒場の看板娘 ローズマリー
[ルーサーは、ローズの頼みを、直ぐには承諾しなかった。]

(グレンに、話を聞く…?
如何して…?そんな事、必要ないじゃない…。)

[ローズの表情が少し曇る。
長い沈黙の後、ローズは再び口を開いた。]

……分かったわ。
でも、私から聞いた事…クインジーが見たという事…

言わないでね。
(107)2006/02/24 22:10:17
酒場の看板娘 ローズマリーは、牧師 ルーサーを見つめ、穏やかな口調で話し始めた。
2006/02/24 22:10:43
酒場の看板娘 ローズマリー
不思議…
ルーサーさんと話してると、思い出すのよ。

…天国に居る、父の事をね。

父は優しい人だった。
小さかった私を、よく肩車してくれたわ。
家は貧しかったけど、それでも私は倖せだった。

……やだ。
何でこんな話……

[ローズは少し俯き、口を閉ざした。]
(108)2006/02/24 22:26:30
酒場の看板娘 ローズマリー
……話し過ぎたわ。

祈りのところ、邪魔してごめんなさい。
(109)2006/02/24 22:32:09
酒場の看板娘 ローズマリーは、牧師 ルーサーにそう言うと、礼拝堂を*後にした。*
2006/02/24 22:32:17
牧師 ルーサー
そう……だったのですか。
ローズ。覚えていますか? 一年前、あなたがここに来た頃の事です。私は、ローズさん、と読んでいましたね。でも、あなたは、私がそう呼ぶ度にローズと呼んでくれと言って……結局、私は根負けして、ローズと呼ぶようになりました。
(110)2006/02/24 22:34:27
牧師 ルーサー
[ そう言ったルーサーに、しかし、ローズは俯いたまま答えなかった。]

『……話し過ぎたわ。

祈りのところ、邪魔してごめんなさい。』

[ そして、俯いたままそう言って、ルーサーに背を向けると礼拝所を後にした。]
(111)2006/02/24 22:38:52
牧師 ルーサー
[ ルーサーはローズの出て行った扉を、ただ眺めていた。
 ――その脳裏には、遠い日の我が家が浮かんでいた。]
(112)2006/02/24 22:44:44
牧師 ルーサー
……私が人狼であるかも知れない。人狼になるのかも知れない……しかし、ここに居る以上、ただ思い悩んでいるばかりで居ても仕方ないのだな。

……私に出来る事をやろう。

[ ルーサーは立ち上がる。
 ――朝よりは体は回復していた。厨房で食事の準備をしているであろうネリーに胸の内で感謝を述べると、ルーサーはグレンを探しに礼拝所を後にした。]
(113)2006/02/24 22:52:06
農夫 グレン
【回想/朝/医務室】
[ ヴィンセントを問い詰め、医務室を立った。
丸木橋になど近寄らなかったと言うばかりで、一向に埒があかないのだ。それでも、零した涙を信用してやりたくなってしまったのは…。甘いのだろうか?
ガキのころは食い残しのおこぼれにあずかるためだけに涙のひとつも零してみせたこともある。
だが…。]

…ちっ。
もういいよ。納得しておく。
(114)2006/02/24 23:10:01
農夫 グレン
【朝/反省房】
[ 表ではギルバートとクインジーが、ニーナの墓前で話し合っていた。
あいつらは、おそらく違う。あいつらはこちら…刑務所側の岸辺にいた。
ならば、ネリーか?ハーヴェイか?ローズマリーか?…あるいは、ルーサーなのだろうか。
朝飯にありつこうにもネリーが見当たらず、あてもなく牢獄をうろついていると、いつのまにか反省房にいた。ニーナはここを出られず、難儀していたっけな。分厚い扉を蹴飛ばすと、があん、と大きな音が立った。]
(115)2006/02/24 23:10:13
農夫 グレン
【昼/丸木橋】
[ 暗がりではあれほど危険で恐ろしかった丸木橋も、日の光のもとではなんてことのない通り道に過ぎない。ニーナが襲われた対岸を観察する。血の染みがこびりついた地面。半分砕けた双眼鏡。引き裂かれた海図。服の切れ端。]

ニーナ…。
(116)2006/02/24 23:10:37
農夫 グレン
【夜/墓所前】
[ 傾いた日差しが土饅頭にさしこみ、長い長い影をつくる。福寿草のちいさな黄色い花を
ニーナの墓に、そしてカミーラの墓に供えた。墓所に語りかけているうち、すっかり日が暮れた。]

ニーナ。おまえは誰にやられたんだ…?
カミーラは人狼じゃなかったのか…
あんな化け物が何人もいるのか…
(117)2006/02/24 23:10:48
書生 ハーヴェイ
【夜/刑務所側礼拝所】

[ハーヴェイは礼拝所を訪れた。薄っすら闇の部屋の中を進み、イコンの前で祈りを捧げた。]

今日も殺戮が繰り広げられるのだろうか…。

[長椅子に腰掛け、いろんなことを考え始めた。]
(118)2006/02/24 23:15:10
農夫 グレン
【夜/屋外】
[ 牢獄に戻ろうと歩きだすと、ルーサーが扉を開いて出てきた。
俺に用らしい。なにか、決心したような瞳。]

冷えて来やがった…
戻るか。

…?ルーサー。
どうした、俺に用か。ニーナがやられたこと、もう知ってるよな。そのときヒューバートは川に落ちた。
人狼はまだ残ってる。どこかで俺達を見て笑っていやがるんだ。
闇は危険だぜ。その奥にどんなものが潜んでいても、ひっそり押し隠しちまう。
(119)2006/02/24 23:16:04
農夫 グレン
【夜/屋外】
[ そのまま建物に向かおうとする俺をルーサーが呼び止めた。
話があるらしい。]

…どうした?
(120)2006/02/24 23:17:24
農夫 グレンは、牧師 ルーサーに話の続きを促した。
2006/02/24 23:18:14
牧師 ルーサー
【夜/屋外】

……グレンさん。
そう、人狼はいるでしょう。生き残った私たち九人の中に。人狼の意図は分かりません。何故、一思いに皆殺しにせず、敢えて一部を残したのか。そして、何故、一人ずつその牙に掛けて行くのか。

グレンさん。ニーナさんとヒューバートさんの死を目の当たりにされました。
何か……気付かれた事はありましたか?
(121)2006/02/24 23:27:14
牧師 ルーサーは、農夫 グレンに相づちを打った。
2006/02/24 23:27:57
牧師 ルーサーは、農夫 グレンに落ち着いたと口調でそう尋ねた。
2006/02/24 23:28:09
酒場の看板娘 ローズマリー
【現時刻(夜)/厨房】

[看守側礼拝堂を立ち去ったローズは、厨房へと向かった。これから''果たすべき事''のために、ローズは空腹を満たした。
―――カタッ、と。
物音が聞こえる……。]

誰……?

[そこに居たのは、ネリーだった。
ネリーとは、惨劇が起きてから、殆ど会話を交わしていなかった。
ネリーは、遅い夕食の準備をしているようだった。ネリーの食事は、看守達が生きていた頃の食事とは違い、味も量も…満足できるもので、生存している囚人達は、ネリーの食事を心待ちにしているようだった。]

お腹が空いたから、パンを食べていたの。
ネリーが居るなら…作って貰えば良かったわ。
(122)2006/02/24 23:28:21
書生 ハーヴェイ
(そもそもなぜ俺はこんな刑務所にいるのか…。

そうあれはいつかの冬の日だ…。雪の降る帝都で、俺は空腹だった。

売れない文学家、それが俺だった。
餓えと貧しさから、俺はボリシェビキの思想に傾倒していった。

いつしか、革命思想を題材に作品を作るようになり、出版社に投稿するものの、検閲され、差し止められ…。

食う宛もなく街を彷徨った。

ある日入った一軒の店。老夫婦の営むこの店で俺は懐かしい味を味わった。そしてお金のないことに気づき…。老夫婦はものすごい剣幕で俺をなじった。老夫婦はなまじ元気だったため、やがて揉め事になり…。

俺は殺していない、俺は、殺していないんだ!)
(123)2006/02/24 23:31:18
農夫 グレン
【夜/屋外】 >>121
いや…。
目の当たりといっても、対岸までのあの距離だ。ろくに見えなかったよ。

あのとき、ヒューバートを助けられれば…
せめて話くらい聞けたのにな。
ルーサーはずっとここにいたんだろう?
ヴィンセントやローズ、ハーヴェイの様子はおかしくなかったか?
…いや、はっきり聞く。いなくなっていた様子はなかったか?
(124)2006/02/24 23:33:08
酒場の看板娘 ローズマリーは、見習いメイド ネリーと暫くの間、何気ない会話を交わしていた。
2006/02/24 23:33:34
牧師 ルーサー
【夜/屋外】>>124

[ ルーサーは、グレンの問いに首を横に振った。]

……なるほど。そうでしたか。

私は、昨日の朝から今日の朝までのほぼ丸一日、皆さんと一緒には居なかったのです。ですから、聞いた話でしか皆さんの行動は分かりません。
(125)2006/02/24 23:38:53
農夫 グレン
【夜/屋外】 >>125
[ ルーサーは無念げに首を振った。]

…祈りでもしてたのか?
そんなことで、死体が蘇るわけでもねえだろーに。

今夜、月が昇るよりまえに。狼を見付けなくちゃならねえ。
(126)2006/02/24 23:44:18
農夫 グレンは、逃亡者 カミーラのものと計2本、銀のナイフを弄んだ。
2006/02/24 23:48:35
酒場の看板娘 ローズマリー
[次第に、話題はこの島で…刑務所内で起きている…人狼の話へと移っていく。]

(ネリー…
今日、グレンを殺す事…協力してくれるのかしら。)

ねぇ、ネリー…
貴女は昨日、グレンやニーナ達と一緒に居たのよね。
ニーナが殺された時、誰か…怪しい人は見なかった…?

一緒に居た、ギルやクインジー、それから…グレンの様子、何かおかしかったりしなかった…?

[ローズはクインジーから聞いた事を伏せたまま、ネリーの反応を待った。]
(127)2006/02/24 23:48:41
牧師 ルーサー
【夜/屋外】>>126

そうですね……人狼を見つけねばなりません。
私は……皆に生きて欲しい。
この中に人狼が居る以上……全員とは行かないでしょう。

それでも……私は一人でも多くの方に生きて欲しい。

――グレンさん。
あなたは……人狼かも知れないと思われる方はいらっしゃいますか?
(128)2006/02/24 23:51:50
牧師 ルーサーは、農夫 グレンの手に光るナイフを見詰めながら……そう尋ねた。
2006/02/24 23:52:23
酒場の看板娘 ローズマリーは、見習いメイド ネリーの反応の後、厨房を去り、医務室へと向かった。
2006/02/24 23:53:28
農夫 グレン
【夜/屋外】 >>128
[ ルーサーの、深刻な問いかけ。
しかし…今の俺には首を振るしかできない。]

わからん…。この状況からして、カミーラは恐らく、違ったんだろうな。
…カミーラはトビーを介抱してたんじゃないか。そんなふうにも思えてきたんだ。

俺は、夜に紛れての闇討ちが人狼の手口だと思ってる。だからこそ、何をしているか判らない奴等は疑わしい。
逆に、クインジーとギルバートは違うだろうな。あいつらはこちら岸に来ていた。

…ハハ。あんたが誰か、見ていれば絞り込みも容易かったのにな。

ルーサー。飯を食おうぜ。腹が減っちゃ、戦はできねえ。
(129)2006/02/24 23:59:56
農夫 グレンは、牧師 ルーサーを連れて厨房に向かった。
2006/02/25 00:01:00
牧師 ルーサーは、酒場の看板娘 ローズマリーに話の続きを促した。
2006/02/25 00:03:32
酒場の看板娘 ローズマリー
【医務室】

[医務室には誰も居なかった。ヴィンセントは何処に行ったのだろう……そう思ったローズであったが、誰も居ない事に、何故か心が落ち着いた。
小さなガラス製の瓶には、あの華が咲いている。
ローズは、グレンが華を持ってきた日の事を思い出していた。]

「墓掘りをしていたら、花が生えてたんだ。せめてもの罪滅ぼし…には、ならねーな。」

「…これで少しは気が紛れると…いいんだが。
ローズ、これのこと、ニーナには内証にしておいてくれないか?」

[ローズの瞳から、次々に光が零れ落ちる。
ローズは、瓶の中の華を掴むと、握りつぶそうとした。
―――その時。]

『綺麗……』

[ニーナの言葉が、それを制した。]
(130)2006/02/25 00:04:46
酒場の看板娘 ローズマリーは、瓶を手にし、医務室内の水道で、瓶の中の水を交換した。
2006/02/25 00:07:47
酒場の看板娘 ローズマリー
ニーナ、まだ…綺麗に咲いてるよ。

……安心して。
枯らしたりしないから。

本当、綺麗……
綺麗だよ、ニーナ……

[ローズは涙を流しながら、そう呟き、瓶の中に華を生けた。]
(131)2006/02/25 00:12:30
農夫 グレン
【夜/厨房】
[ 厨房では、ネリーが夕食の支度を始めてた。挨拶し、ばれないように2、3、手をつける。…たちまち見抜かれ、突きつけられた包丁が恐かった。すぐに手を引いて、柔らかい微笑みが戻ってきたが。]

よぉネリー。
飯はないのか…?しかたねえな。待つよ。
ネリーの飯は旨いからな。

(もぐもぐ…)
もぐ。ネリー、昨夜の川向こうの様子、なにか見えたか?
俺にはさっぱりなんで、手がかりが欲しい。
どんなことでもかまわないんだが…

『おいたはいけませんよグレンさん!
…約束どおり、行儀よく待ってくださいね。』

ああ!ああ。わかった。約束する。誓うよ…
(132)2006/02/25 00:12:53
牧師 ルーサー
【夜/屋外】 >>129

なるほど。
グレンさんの考えは分かったと思えます。

そうですね……皆さんの行動を把握する事が重要かも知れません。

[ そう言って、ルーサーは頷く。そして、飯を食おうぜと言ったグレンに何とは無しに苦笑を浮かべ……グレンと共に厨房へ向かった。]

思うのですが……出来るだけ、皆で集まっていた方が良いのかも知れませんね。それで、ある程度行動は把握できます。

[ 果たして、クインジーがの言ったというように、グレンは真に人狼であるのだろうか……グレンと歩きながら、しかし、ルーサーはいまだ答えを出す事は出来なかった。]
(133)2006/02/25 00:15:39
書生 ハーヴェイ
【夜/厨房】

こんばんは、食事はあるかい?

[グレンとルーサーがすでに食事を始めていた。]
(134)2006/02/25 00:17:43
書生 ハーヴェイ
グレン…
(135)2006/02/25 00:18:32
書生 ハーヴェイは、見習いメイド ネリーから席を促されたので、座って食事を始めた。
2006/02/25 00:22:27
農夫 グレン
【夜/厨房】
[ つまみぐいをしない誓いをたて、大人しく…こんどは本当に大人しく待っていると、ハーヴェイがやってきた。]

『グレン…』

どうしたんだ、ハーヴェイ?
(136)2006/02/25 00:23:06
農夫 グレンは、見習いメイド ネリーに礼を言うと、よそってもらったスープに口をつけた。
2006/02/25 00:23:25
牧師 ルーサーは、厨房に入ってきたハーヴェイに目を向けた。
2006/02/25 00:24:25
書生 ハーヴェイ
「どうしたんだ、ハーヴェイ?」

[きょとんとした様子でグレンが答えた。]

グレン…。

俺は昨夜の出来事をドクターから聞いたよ。
ニーナとヒューバートが死んだんだってな…。

ドクターはお前から聞いたと言っていた。
ドクターを信用しないわけじゃないが、でもその場に居合わせたお前から直接聞きたい。
教えてくれないか?
(137)2006/02/25 00:26:10
書生 ハーヴェイは、牧師 ルーサーに視線を送り軽くうなずき会釈した。
2006/02/25 00:26:46
牧師 ルーサーは、書生 ハーヴェイに頷いた。
2006/02/25 00:28:30
農夫 グレン
【夜/厨房】
[ ハーヴェイは俺をじっと観察すると、直接聞きたいと問うてきた。
思い返し言葉を紡ぐ。最後に思わず、包帯の巻かれた右手を睨む。]

ああ。ニーナは闇の中、人狼に襲われて…引き裂かれた。
ヒューバートは、俺が殺したようなもんだな。
橋があるだろう。あれを逃げてくる途中、足を踏み外したんだ。
いったんは掴めたんだが…
手、離しちまってな。
(138)2006/02/25 00:32:24
書生 ハーヴェイ
「いったんは掴めたんだが…手、離しちまってな。」

[グレンが申し訳なさげに答えた。]

他に行ったものは…、近くにはいなかったのか?
ヒューバートだけでも助けられなかったのか?

[思わず強い語気で問い詰めた。]
(139)2006/02/25 00:36:09
お尋ね者 クインジーは、腹が減った。
2006/02/25 00:37:56
農夫 グレン
【夜/食堂】
[ ハーヴェイが問い詰めてくる。…正論なのだろう。暗闇の渡河は素人目にも危険だった。転落のフォローもできないようでは、能無しきわまりない。]

『ヒューバートだけでも助けられなかったのか?』

…すまん。俺の落ち度だ。
同じ岸にクインジーとギルバートもいたが、2人とも間に合わなかった。
ほんの10秒、やつを支え続けていれば…
(140)2006/02/25 00:41:58
お尋ね者 クインジー
【夜/厨房近くの廊下】
[クインジーは空腹感を憶えた。ちょうど厨房の傍を通りかかると良い匂いがした。]

………。
(腹減ったな…)

[そのままクインジーは厨房に入っていった。]
(141)2006/02/25 00:42:20
牧師 ルーサーは、入ってきたクインジーに目を向けた。
2006/02/25 00:43:34
書生 ハーヴェイ
「同じ岸にクインジーとギルバートもいたが、2人とも間に合わなかった。ほんの10秒、やつを支え続けていれば…」

そうか…残念だ…。

[その瞬間、クインジーが厨房に現れた。]
(142)2006/02/25 00:43:57
書生 ハーヴェイは、お尋ね者 クインジーの方に振り返った。
2006/02/25 00:44:18
農夫 グレンは、お尋ね者 クインジーに手を振った。
2006/02/25 00:45:33
お尋ね者 クインジー
[厨房には、奥でネリーが料理をしていて…ここにはハーヴェイ、ルーサー…そしてグレンがいた。ちらと一同を見回した―グレンのところで一瞬止まった―が何も言わずに椅子に腰掛けた。]

………。
(ハーヴェイが…グレンに昨日の…ヒューバートが転落した状況を問い詰めているのか…)
(143)2006/02/25 00:47:07
お尋ね者 クインジーは、農夫 グレンが、手を振っているのに気がついた。
2006/02/25 00:47:32
医師 ヴィンセントは、ニーナが殺されたという言葉に一睡もできなかった【回想開始】
2006/02/25 00:49:33
医師 ヴィンセント
【回想/昨日→現時刻】

[昨日、ヴィンセントはカミーラとトビーの埋葬を手伝い、その後灯台にゆくという者たちを見送った。
ネリーにパンを幾漠か貰い、医務室でこれまでの物事を整理して紙に記録を始めた]

トビーにあった傷口は殺戮時の裂傷とほぼ同じ。
そこから『襲われた』と推測できる。
しかしカミーラの頸部にあった傷は刃物でつけられたもの…
致命傷となった外傷は、まずそこが決定的に違うところだな。

[ヴィンセントはペンを滑らせ簡潔に纏めていく。
カミーラとトビーの遺体が発見された場所にグレンが居合わせたこと、
そしてカミーラがトビーを襲ったかもしれない、とも書き加えた]
(144)2006/02/25 00:51:07
お尋ね者 クインジー
………。
(ここで事を荒立てるのは得策ではないな。まして向こうは気が付いていないのだ。
…だが正直馴れ合う気にもなれん。)

[クインジーはグレンをちらと見やると、懐から椀とサイコロを取り出した。]

やるか?
(145)2006/02/25 00:52:00
医師 ヴィンセントは、見習い看護婦 ニーナが今頃どうしているかが嫌に気になった。
2006/02/25 00:52:13
農夫 グレンは、椀とサイコロに驚いた。お前が持っていたのかよ…
2006/02/25 00:53:05
医師 ヴィンセント
[医務室には誰が活けたのだろう、真っ赤な花があった。
溢れんばかりの生命力を感じさせるその花に、ふとヴィンセントの目が止まる。
すらりと伸びた茎の上に、独特の形をした花冠が開いている。
紅い色彩(いろ)の雄蕊や雌蘂はまるで…]

oO(………)
(146)2006/02/25 00:53:54
医師 ヴィンセントは、沸き上がる嫌な予感を隠せずにいた。
2006/02/25 00:54:56
お尋ね者 クインジーは、農夫 グレンに頷いた。
2006/02/25 00:55:56
農夫 グレン
[…からから。1・2・3。負けの目だった。数度の勝負も、運はあちらにあるらしい。]

やるか。俺から振るぜ…
げ、ヒデエ目だ。



ちっ。サイコロは今夜は無理だな。俺の負けだよ。
こんなのはどうだ?
(147)2006/02/25 00:56:45
医師 ヴィンセント
[窓の外は既に北国特有の短い日も暮れ、暗闇が辺りを閉ざし始めていた。
ヴィンセントは貰ったパンもろくに口にせず、ただ灯台に向かった者たちの無事を願った]
(148)2006/02/25 00:57:16
農夫 グレン
[ 負けの苦し紛れに、椀をさっと机の下で振って、逆さに戻す。]

【蠅を放り込んだ。】
…信じるか?あるいは疑うか?
張れよ、クインジー。
(149)2006/02/25 00:57:41
医師 ヴィンセントは、牧師 ルーサーの傷のことが気になり、彼を探そうと医務室を出た。
2006/02/25 01:00:54
お尋ね者 クインジー
………。
何がいいたい?

[クインジーは椀とグレンを交互に見た。]
(150)2006/02/25 01:02:11
お尋ね者 クインジーは、書生 ハーヴェイをちらっと見た。
2006/02/25 01:03:28
酒場の看板娘 ローズマリー
【現時刻(夜)/医務室】

[ローズは医務室のベッドに横たわり、一人考え事をしていた。母の事…そして、今刑務所内で起きている事……。
暫し考えた後、ローズはうつ伏せとなって枕に顔を埋めた。]

………?

[枕の下に入れた手に、何かが触れる。
それは、ハーモニカだった。]

これ、ニーナの……

[恐らく、アルコールを飲んだ後、ここで休んでいた時に大事に入れておいたのだろう。
ローズは一度だけ、ニーナにハーモニカを吹いて貰った事があった。ニーナが奏でるハーモニーは、母と引き離され、沈んでいたローズにとって、少しではあったが、気分が晴れるものだった。

―――ゆっくりと、ハーモニカに息を吹き込む。
ローズが奏でるハーモニーはとても悲しく、窓から差し込む朱い光に溶け込んでいった。]
(151)2006/02/25 01:03:33
農夫 グレンは、お尋ね者 クインジーに笑いかけた。サイコロじゃ勝てねえからな。
2006/02/25 01:03:36
書生 ハーヴェイ
[ハーヴェイはクインジーの視線に気が付いた。]

信じるか、あるいは疑うか、難しい賭けだな。
(152)2006/02/25 01:07:04
牧師 ルーサーは、静かにそこに居る者達の言葉に耳を傾けていた。
2006/02/25 01:09:06
お尋ね者 クインジー
……俺は俺を信じる。
…グレン、お前は…

[クインジーはそこで言葉を一瞬詰まらせた。]
(153)2006/02/25 01:09:31
牧師 ルーサーは、お尋ね者 クインジーの言葉を*待った。*
2006/02/25 01:10:56
農夫 グレンは、お尋ね者 クインジーを見つめて、椀を押さえ続けている。
2006/02/25 01:11:28
お尋ね者 クインジー
『さぁ、できたわ。』

[ネリーが鍋を抱えて入ってきた。ほかほかと湯気が立っている。中身はホワイトシチューのようだ。ネリーは手際よくよそって皆の前に置いていく。]

………。
…まずは食べないか?
(154)2006/02/25 01:13:29
書生 ハーヴェイ
「…グレン、お前は…」

[クインジーの言葉が詰まった。]

……俺は賭け事というやつが苦手でな。
基本的にやりはしないのだが…、まあ、当たったことがない。

だから俺はグレンに「賭ける」ことはできないな。

(自分は自分を信じる、それは確かにその通りだ。)
(155)2006/02/25 01:14:56
書生 ハーヴェイ
「…まずは食べないか?」

[取り繕うようにクインジーが切り出した。]

悪いな、クインジー。もう先にいただいているところだ。

[軽く微笑を浮かべながら切り替えした。]
(156)2006/02/25 01:15:59
書生 ハーヴェイ
(ボルシチではなくホワイトシチューなのは、ボルシチの赤い色が血を連想させるからなのだろうか。)
(157)2006/02/25 01:17:18
お尋ね者 クインジー
[クインジーはホワイトシチューを食べている。額にはうっすらを汗が浮かんでいた。]

…グレン。
一つ…質問しても良いか?
(158)2006/02/25 01:18:14
農夫 グレン
>>156
そういうこった。俺はもうくっちまったしな。
こりゃ、賭は…お流れだな。

[蓋していた椀を開くと、雨蛙が一声鳴いて、流しに飛んでいった。]
(159)2006/02/25 01:19:16
農夫 グレンは、お尋ね者 クインジーに首を傾げた。…なんだ?
2006/02/25 01:19:35
お尋ね者 クインジー
…今回の一連の犯人はやはり人狼だと思うか?



…ふぅ、ごちそうさん。美味かったよ。

[クインジーは空になった皿をネリーに手渡した。]
(160)2006/02/25 01:23:38
流れ者 ギルバート
【夜/食堂前】

[ 漏れ聞こえてくる人の話し声。
聞きなれた"彼"のサイコロの音。

――ここにいるのか。

俺は食堂の扉を開けた。 ]

よう、……グレン。
(161)2006/02/25 01:26:51
農夫 グレン
【夜/厨房】 >>160
[ クインジーの問いかけにおざなりに返答し、空いた皿をかえすと、疼きだした右手を押さえて医務室に向かった。]

…人狼じゃなきゃ、なんだってんだ。トビーはともかく、ニーナはお前も見たろう?

ネリー、ごっそさん。…旨かったよ。
(162)2006/02/25 01:28:03
流れ者 ギルバートは、お尋ね者 クインジーを一瞥した後、視線をグレンへと戻した。
2006/02/25 01:28:32
流れ者 ギルバートは、農夫 グレンの肩をぐっと掴んで引き寄せた。
2006/02/25 01:29:56
農夫 グレンは、流れ者 ギルバートとすれ違いざまに挨拶。「俺の椅子つかってろよ」
2006/02/25 01:30:01
農夫 グレンは、流れ者 ギルバートを怪訝そうに見た。…どうした
2006/02/25 01:30:46
流れ者 ギルバート
ああ、グレン、悪ぃな。ちょっと用事があるんだ。
――時間はとらせない。

なんならお出かけにお供してやってもいいぜ?
(163)2006/02/25 01:30:53
流れ者 ギルバートは、農夫 グレンに話の続きを促した。
2006/02/25 01:32:16
農夫 グレンは、立ち上がった椅子に腰掛け、ギルバートに話の続きを促した。
2006/02/25 01:32:30
お尋ね者 クインジーは、流れ者 ギルバートの肩をぽんぽんと叩いた。
2006/02/25 01:34:38
流れ者 ギルバート
……そうだな、率直に訊こう。

グレン、あんたは狼か?
(164)2006/02/25 01:34:52
書生 ハーヴェイは、農夫 グレンの剣幕(>>162)に驚いた。
2006/02/25 01:36:27
農夫 グレン
>>163
いや…ちょうど人も集まってる。
ここで話しなよ。

事件に関係あるんだろ?
(165)2006/02/25 01:36:32
書生 ハーヴェイは、流れ者 ギルバート軽くうなずいて会釈した。
2006/02/25 01:37:09
医師 ヴィンセント
[ヴィンセントはルーサーの姿を探し、施設内を歩き回った。
だが、残っていたキャロル、ローズマリー、ネリーなに言葉をかけるも、一様に『解らない』との答えが返ってくるばかりだった]

ルーサーさんは我慢強い方だ。
だがあの傷をつけたものが人狼であるなら、その傷がじきに治るかどうかは解らない。
どこまで有効かは解らないが、できる限りの処置はせねば…
(166)2006/02/25 01:37:18
書生 ハーヴェイは、流れ者 ギルバートの直な質問に内心驚いたが冷静を装った。
2006/02/25 01:37:37
農夫 グレン
>>164

俺が…狼って。
ニーナを殺したのが俺だって言うのか?トビーも?

おい、ギルバート。トビーとカミーラの夜はともかく、昨夜はおまえも近くにいたろう。
(167)2006/02/25 01:38:24
医師 ヴィンセント
[ヴィンセントが監守用礼拝所の扉に手をかけたとき、外から慌ただしい人の出入りするような音を耳にした。
灯台に向かった者たちが帰って来たのだろうが、それにしては明らかに様子がおかしい。
胸騒ぎを感じ、彼は入り口へと歩を急いだ。

そこには…]
(168)2006/02/25 01:38:28
農夫 グレンは、流れ者 ギルバートを睨みつけ、立ち上がった。
2006/02/25 01:38:49
医師 ヴィンセントは、流れ者 ギルバートの腕の中のぐったりとした姿を認め、目を疑った。
2006/02/25 01:39:38
医師 ヴィンセント
…ギルバート、君の腕の中にいるのは……ニーナ君なのか?
(169)2006/02/25 01:41:04
お尋ね者 クインジー
………。

グレン。俺とギルバートが橋に戻った時、ヒューバートが落下するところだった。

そして…ニーナのところに向かった時、既にニーナは言切れていた。俺たちが橋を渡る前は確かに生きていた。

[クインジーは椅子に座ったまま、ぼそっと呟いた。]
(170)2006/02/25 01:41:49
お尋ね者 クインジーは、流れ者 ギルバートの率直さに驚きつつも、言葉を選んでそう呟いた。
2006/02/25 01:42:32
医師 ヴィンセント
[ギルバートの、泣き腫らして真っ赤になった瞳は、彼の予感が現実化してしまったことをしていたことを言葉よりも雄弁に語っている。
彼女の手は、二度と己の医学書のページを繰ることがないと。
そしてその腕の中のベルフラワー色の瞳はもう二度と光を宿すことはないと]
(171)2006/02/25 01:43:10
医師 ヴィンセントは、身体中の力が抜けたかのようにその場に崩折れた。
2006/02/25 01:44:18
医師 ヴィンセント

なんと…なんということだ…
ニーナ君までが……

[ヴィンセントは嗚咽混じりの呻き声を洩らした。
彼にとって…いや、誰にとっても俄かには信じ難い事実だが、
ギルバートの腕の中のニーナの身体に残された傷痕が、
彼女の命が既に失われてしまったことを他の何よりもはっきりと彼に語りかけていた]
(172)2006/02/25 01:45:38
流れ者 ギルバート
ああ、声は聞こえたな?
だけれど、"あの時"、お前の姿を見てはいないんだよ。


……ま、いいだろ?

[ 俺はクインジーをちらりと見た。]

俺に言うって事は、こんな覚悟くらいしてたよな。
――クインジーが、お前が狼になるのを見たって言ってんだよ。
(173)2006/02/25 01:45:43
医師 ヴィンセントは、ニーナの頬に触れ、必ず仇を討つと誓った【回想終了/現時刻へ】
2006/02/25 01:47:21
書生 ハーヴェイ
「ああ、声は聞こえたな?だけれど、"あの時"、お前の姿を見てはいないんだよ。」

………。
(174)2006/02/25 01:49:34
農夫 グレン
[ クインジーのぼそぼそした説明を、じっくり聞く。その内容は、ヒューバートの救助に間に合わなかったこととも符合した。
…が、その直後にギルバートが口にした内容には驚いた。]

…まあ、確かにな。ちっ。橋を駆けて暴れ回り、もういちど戻ることができたってわけか。

――クインジーが、お前が狼になるのを見たって言ってんだよ。

…なに?おい!クインジー、どういうことだ!
(175)2006/02/25 01:50:23
農夫 グレンは、お尋ね者 クインジーを不信の目で見た。
2006/02/25 01:51:52
書生 ハーヴェイ
「――クインジーが、お前が狼になるのを見たって言ってんだよ。」

[思わずクインジーの方に顔を向けた。]
(176)2006/02/25 01:52:55
お尋ね者 クインジー
……。
(仕方ない…か。)

…そうだ。
グレン、俺はお前が人狼になったところを見た。

[クインジーは覚悟を決めると、グレンに向き直り強い口調で言い放った。]
(177)2006/02/25 01:53:06
書生 ハーヴェイは、食事用のスプーンを手からこぼした。ガシャーン。
2006/02/25 01:53:18
農夫 グレンは、お尋ね者 クインジーの襟元を掴んで、引き寄せた。
2006/02/25 01:53:34
農夫 グレン
俺が人狼になっただと…?
クインジー、てめえ…なに血迷っていやがるよ…
(178)2006/02/25 01:55:34
お尋ね者 クインジー
『俺が人狼になっただと…?
クインジー、てめえ…なに血迷っていやがるよ…』

[クインジーは襟首を掴んでいるグレンの腕を振り払って話し続けた。]

昨晩…対岸で人狼に姿を変えたお前が…ニーナに爪を振り下ろし打ち倒すのを見た。

その後…お前がグレンの姿に戻るのも見た。
対岸だったが見間違えてなどおらん。

グレン…あれはお前だった。
(179)2006/02/25 01:58:06
流れ者 ギルバート
……ああ、俺はな?
クインジーを妄信してる訳じゃないさ、勿論。

可能性があるなら縋りたい、それだけだ。


で、お二人とも。何もみあってるんだ?
変身するならさっさとどうぞ。待っててやるから、な?
(180)2006/02/25 01:58:41
書生 ハーヴェイ
「グレン…あれはお前だった。」

クインジー、今の話は本当なのか…?
(181)2006/02/25 02:00:32
農夫 グレン
>>177
まだ言うか…
なぜ嘘を貫く?お前こそ、人間同士殺し合いさせたい人狼なんじゃねーの?

だいたい、あの暗闇でなにが見えるってんだ。
(182)2006/02/25 02:00:57
お尋ね者 クインジー
…グレン。
ニーナは…ランタンを持っていた。
暗闇などではなかった。

対岸で揺れるランタンの灯火…そしてそこに映し出される光景…目に焼き付いている。
見間違いなどするものか。
(183)2006/02/25 02:04:20
お尋ね者 クインジーは、書生 ハーヴェイに頷いた。
2006/02/25 02:05:35
流れ者 ギルバート
どっちが狼でも構わないさ。
どちらかは狼だろ? お前らがよっぽどいかれてなけりゃな。

もっとも、こんな状況じゃ、
いかれてても可笑しくはないかもしれねぇけど?
(184)2006/02/25 02:08:52
農夫 グレン
【夜/厨房】 >>183
[ クインジーを突き押し、襟から手を離して距離をとると、銀のナイフをひとつ抜きはなった。]
へっ。作り話並べやがって。
そこまで言うなら…、抜けよ。クインジー。
(185)2006/02/25 02:09:11
書生 ハーヴェイは、クインジーの頷きに、少し考え込んだ。
2006/02/25 02:10:41
医師 ヴィンセント
【現時刻/医務室】

[続けて、更にヒューバートが転落死したことを聴く。
ヴィンセントはショックのあまり、おぼつかぬ足取りで医務室に戻った。

そっと扉を開けると、ローズマリーが、ニーナが眠っていたベッドに座って己をみつめ、彼女のハーモニカをみつけたと静かに呟いた。

ローズマリーはまるでニーナにそうしているかのように、ハーモニカを幾度も優しく撫でる。
そして暫くすると、物悲しい、しかし優しい調べが辺りに流れ始めた。

彼はそれを聴きながら、彼女を驚かさぬように、椅子に腰を降ろした]

oO(殺戮の夜から既に4人が命を落としている…
 理由は様々だが、その中に襲われたものがいるというのが何よりも痛ましい…
ニーナ君…君の仇は必ず私が…)

[ヴィンセントはこの施設に残った人々について、
考えを巡らせ*始めた*]
(186)2006/02/25 02:12:15
書生 ハーヴェイ
[ギルバート、お前はどうなんだ、俺はお前も見ていない。そう思ったが、口には出さなかった。

グレンの話、そしてクインジーの話から、ギルバートがニーナを襲ったとは、あまり考えられなった。

しかし、大殺戮を行える程の瞬発力であれば、どうかはわからなかった。]

「そこまで言うなら…、抜けよ。クインジー。」

[グレンが、激しい剣幕でナイフを抜き放った。]

(ここでどちらが倒れるのなら、それもまたよいか…。しかし生き残った方が人狼だったとすれば…。)
(187)2006/02/25 02:17:52
流れ者 ギルバートは、ニーナのナイフを弄びながら、二人の様子をみつめた。
2006/02/25 02:18:50
お尋ね者 クインジー
…グレン、随分と自身満々だな。
おぬしが生身の人間であれば、ナイフの戦いなど俺には遠く及ばぬ。

…が、人狼であるおぬしには…いや…

[クインジーはそこまで言うと口を噤み、懐から銀のナイフを取り出し構えた。]
(188)2006/02/25 02:19:13
農夫 グレンは、お尋ね者 クインジーがナイフを握った瞬間、残りの目を狙って突き込んだ。
2006/02/25 02:20:00
お尋ね者 クインジーは、農夫 グレンの突き出したナイフを顔を振って避けた。
2006/02/25 02:21:43
書生 ハーヴェイ
グレンっ!

[グレンがナイフを突き出すのを見て思わず叫んだ。]
(189)2006/02/25 02:22:36
お尋ね者 クインジー
…っ!

[クインジーの頬に赤く線が入り…血が零れる。]

……完全に避けたと思ったのだがな。
(190)2006/02/25 02:23:39
書生 ハーヴェイは、立ち上がったショックでスープの皿を落とした。カランカラーン…
2006/02/25 02:24:35
流れ者 ギルバート
[ おかしな事になっちまった。最初に思ったのはそれだった。

でも、俺にとっては好都合か?
見分けがつかないのならば、元から二人とも殺ってやるつもりだった。


俺はただ、残って疲弊した奴の喉を掻っ切ってやればいい。 ]
(191)2006/02/25 02:24:45
農夫 グレンは、泳ぐ身体を立て直して、ナイフを持つ手首を斬りつけた。
2006/02/25 02:25:12
農夫 グレン
どうした、腰が引けてるぜクインジー!
[ 斬りつけぎわに、身体ごとクインジーに体当たりする。
押しつけた先は扉で、突き破り廊下に飛び出した。]
(192)2006/02/25 02:26:45
書生 ハーヴェイ
やめろ、二人とも!ネリーが怖がっている。
俺も人が傷つくのは見たくない!

[ハーヴェイは制止するかのように言った。しかし二人の耳に届いているかはわからない。]
(193)2006/02/25 02:27:27
書生 ハーヴェイ
[グレンがクインジーに体当たりをし、扉の向こうに飛び出していった。俺はネリーをかばうようにネリーの前に立った。]
(194)2006/02/25 02:28:42
酒場の看板娘 ローズマリー
【医務室】

[ニーナのハーモニカから流れ出るト短調のハーモニーが止む。
ローズはハーモニカをポケットに入れると、医務室を後にしようとした。]

ヴィンセント先生……

[ヴィンセントは、椅子に座り、何時しか眠りについていた。ローズはヴィンセントに毛布を掛け、静かにその場を立ち去った。]

(先生、瞼が濡れてる……
先生も、ニーナの死を知ったのね。)

[医務室を出ると、厨房の方から騒ぎ声が聞こえた。ローズは静かにそこへと向かう。
―――すると、勢いよくグレンとクインジーが倒れこんできた。]
(195)2006/02/25 02:30:17
流れ者 ギルバート
[ 二人がもつれながら廊下へと飛び出す。
俺はその後をあわてて追った。]
(196)2006/02/25 02:33:12
酒場の看板娘 ローズマリー
[クインジーの上に覆い被さるグレン。
よく見ると、クインジーの左頬からは、朱い血が流れ出ていた。]

クインジー…っ!
大丈夫…?

[グレンが起き上がった後、床に伏せるクインジーに駆け寄り、彼をゆっくりと起こした。]
(197)2006/02/25 02:34:27
お尋ね者 クインジー
……っ!

グレンの体当たりで一瞬息が止まる。そのまま扉を突き破り廊下に押し出される。
無我夢中でナイフを繰り出す。

―――グッ。

[クインジーが突き出したナイフはグレンの左腕に刺さった。]
(198)2006/02/25 02:35:44
流れ者 ギルバート
[ 二人は怪我を負ってはいるが、
致命傷はないようだった。俺は思わず舌打ちをする。

血まみれの腕を押さえるグレンと、
ローズに支えられたクインジー。……邪魔してくれたもんだ。]
(199)2006/02/25 02:39:04
農夫 グレン
【夜/医務室】
[ 勢いよく起き上がり、クインジーに突き込もうとする手から、ナイフがこぼれ落ちた。
ざっくりと切れた手首から鮮血がしたたる。
両手をやられた…
クインジーはその間に、ローズに助けられてゆっくりと起き上がっている。]
(200)2006/02/25 02:40:14
農夫 グレンは、【夜/医務室】→【夜/廊下】だな。逃げ道をくれw
2006/02/25 02:43:51
お尋ね者 クインジーは、酒場の看板娘 ローズマリーに話の続きを促した。
2006/02/25 02:46:42
お尋ね者 クインジー
[左腕にナイフが刺さったグレンはその場を逃げるように立ち去った。そしてローズがクインジーの傷を気遣う。]

…大丈夫だ。
こんなかすり傷、たいした事無い。

『いえ、ダメよ。医務室へ…』
(201)2006/02/25 02:46:43
農夫 グレン
【夜/廊下】
[ クインジーが緩慢に立ち上がる隙に、廊下のランタンを吹き消して逃げをうった。クインジーが立ち上がるころには、姿はない。]

ち…さすがは軍人。ってとこかよ。
覚えてやがれ!
(202)2006/02/25 02:46:44
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