人狼審問

- The Neighbour Wolves -

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(1201)牢獄のレクイエム : 7日目 (1)
村人は集会場に集まり誰を処刑すべきか話し合った……

医師 ヴィンセント は、流れ者 ギルバートに投票した
見習いメイド ネリー は、医師 ヴィンセントに投票した
酒場の看板娘 ローズマリー は、見習いメイド ネリーに投票した
踊り子 キャロル は、医師 ヴィンセントに投票した
流れ者 ギルバート は、酒場の看板娘 ローズマリーに投票した

医師 ヴィンセント は、村人の手により処刑された……
次の日の朝、酒場の看板娘 ローズマリーが無惨な姿で発見された。
現在の生存者は、見習いメイド ネリー、踊り子 キャロル、流れ者 ギルバート、の3名。
踊り子 キャロル
ギル…??

[光だと思ったのは――彼の涙だったのか。
それすらも解らないまま、極度の緊張の糸が切れる。気がつくとキャロルはギルバートの前にへたり込んでいた。頬にふたすじの涙が流れる。]

力が――

[力が入らない。考えが回らない。
キャロルは全身脱力したまま、ギルバートを見上げていた]
(0)2006/03/02 00:34:48
踊り子 キャロルは、紅い月と、ギルバートを*観ていた*
2006/03/02 01:20:52
見習いメイド ネリー
【厨房】

(ガタンッ)

「やっぱりここにいたのね… ネリー。」


[答えの出ない問いを繰り返す私の前にローズマリーが現れる。
髪と同じ色に輝く瞳が憎しみに染まり私を睨む。
手に握られた銀色のナイフが窓から零れる赤い光に照らされて不気味に光っている。
彼女の瞳に射抜かれて私は動くことができなかった]
(1)2006/03/02 02:14:17
見習いメイド ネリー
ローズ…… 私を殺すの…?
どうして………?

「あなたが最後の人狼だからよ。」

[ローズはきっぱりとそういうと銀色のナイフを私に向ける]
(2)2006/03/02 02:16:56
見習いメイド ネリー
違う… 私はそんなのじゃない…
どうしちゃったの…ローズ?

あなたのこと、信じたいって思ったのに…
あなたが人狼なの?
大切な人を失うふりをして、あなたが…?

[銀色のナイフをきつく握りしめたローズの瞳から涙が零れ落ちる]
(3)2006/03/02 02:18:33
見習いメイド ネリー
「違うわ。
 ネリー、あなたが人狼よ。
 クインジーを…ニーナを奪ったあなたを許せない。
 ───殺してやるっ」

[ローズマリーはそう叫ぶと私目掛けてナイフを振り回す。
命を奪われる恐怖に怯えながら、身体を捻り必死に交わした。
逃げる最中に床の窪みに脚をとられ、その場に転がる。
ローズマリーが勝ち誇ったように私に馬乗りになった]
(4)2006/03/02 02:19:23
見習いメイド ネリー
「これで…終わるわ」

どうして… わかってくれないの…?
ローズ…… お願い…

[私の頭を狙い振り下ろされるナイフを頭を捩ってかわすと私の髪が散った。
小さく舌打ちをしたローズに体当たりするように身体を当てる。
不意打ちだったのか不自然な体制でローズマリーが足を捻って呻き声をあげる。
私はその隙に厨房の扉をあけ、廊下へと*飛び出した*]
(5)2006/03/02 02:20:03
見習いメイド ネリー
【夜/礼拝堂】

今夜できっと赤い月は終わるわ。
早く、早く探さないと。

[命を奪われかけた恐怖と戦いながらその人の姿を探す。
医務室にはその姿はなく、探し求めるうちに礼拝堂へと辿り着いた]
(6)2006/03/02 02:57:24
見習いメイド ネリー
[礼拝堂では呆けたような表情のキャロルとギルバートの姿があった。
声をかけようとしてキャロルが泣いていることに気がついた]

キャロル… あなた泣いているの?
ギルバートさんに… 何か…された…の?


[昨日のギルバートとキャロルの怪しい会話を思い出し警戒しながらも彼女の傍に駆け寄った。
ギルバートの口から低い呟きが漏れるが何を言っているのかはよく聞き取れなかった]
(7)2006/03/02 02:57:49
見習いメイド ネリー
[首を振るばかりのキャロルに困惑しながら尚も話しかけようとすると礼拝堂に私が探し求めていた姿がやってきた。
私は弾かれたように立ち上がるとナイフを握り締めた。
先程まで生気を失っていたキャロルもゆらりと立ち上がりヴィンセントに近づいていく。
彼女の手には私同様、鈍く光るナイフが握られていた。

自らを狙うナイフを見詰めながらギルバートにヴィンセントが駆け寄る。
その瞳は憎悪に燃えているのが私にも*はっきりとわかった*]
(8)2006/03/02 02:58:07
流れ者 ギルバート
【医務室の外/回想】

キャロル……

[ せりあがりかけたものを飲み込むと、
へたり込んだキャロルの頭をそっとなでる。
ゆっくりと金の髪に指を沈ませ、絡めた。]

俺には俺の従うものがある。
あんたにはない?
……そんなわけないだろ、なあ?

[ 絡めた髪ごとキャロルの頭を鷲掴む。
強引に上向かせたその顔を、俺はじっと眺めた。]

俺は生きたい。あいつのため……俺のため。
死ぬなら最初から首でも吊ってるさ。

……今は、こうしか進めないんだよ。
(9)2006/03/02 03:06:29
流れ者 ギルバート
【医務室の外/回想】

[ 半ば突き飛ばすようにキャロルを離し、
俺は彼女に背を向けた。]

キャロル。
もしその気があるのなら、俺にナイフを預けろ。
……契約は守るよ。自分のためにね。

ま、あんたには期待しちゃいないがな?
(10)2006/03/02 03:06:52
流れ者 ギルバート
>>8
【夜/礼拝堂】

[ ナイフを腰だめに構え、突進してくるヴィンセントを、
半ばよろめきながらかわす。

俺と擦違うように立ち上がりナイフを構えたキャロルと、
同じくナイフを携えて、何処からかやってきたネリー。

たたらを踏むヴィンセントの体を、二人の刃が貫いた。 ]
(11)2006/03/02 03:16:48
踊り子 キャロル
【夜/礼拝堂】

[ギルバートに髪をつかまれ、彼の顔を見上げる。そこには――誰よりも人間らしい、誰よりもニーナを想うギルバートが居た。

この人は――

そこにネリーが逃げ込むようにして礼拝堂に駆け込んできた。]
(12)2006/03/02 09:13:44
踊り子 キャロル
「キャロル…貴女泣いてるの?
ギルバートさんに――何かされたの?」

[ネリーのその言葉に呼応するかのように、ギルバートがあたしを突き飛ばす。
葬る心の余裕すら無くした皆に――弔われることのなかったルーサーの座る椅子に、キャロルは腰をうちつけた。]

「その気があるのなら、俺にナイフを預けろよ。
――契約は守る。
――期待しちゃいないがな?」
(13)2006/03/02 09:19:41
踊り子 キャロル
[そこに、ヴィンセントが駆け込んできた。ギルバートを見つけ、駆け寄ってくる。キャロルの目にもヴィンセントがいつもと違うのは解った。なにか――ギルバートと通じるものがある。]

危ない!

[キャロルがそう叫ぶ間もなく、ギルバートがヴィンセントの突進を交わす。ヴィンセントの手には、ナイフが握られていた――銀のナイフが。

ふと横を見る。
ネリーが、ヴィンセントを、熱い目で見ていた。]

ネ……リー。

[その手には、ひときわ光るナイフが―――]
(14)2006/03/02 09:27:59
踊り子 キャロル
[紅い光を受けて光るナイフを見てあたしは確信した。

――期は満ちた。


あたしは囚人服のポケットからナイフを取り出した。
できればこの瞬間は――ドレスを着て、ルージュを引いて、ガーターベルトを着けていたかったわ。


ナイフの刃先は――ネリーのものと、同じ方向へ。]
(15)2006/03/02 09:32:16
踊り子 キャロル
[ヴィンセントはギルバートと対峙している。
その躰の左側に、ネリーが寄った。あたしは後ろから。]

「ぐあああぁぁぁぁぁっっ………!!!」

[月明かりの礼拝堂に、ヴィンセントの声が響いた。
あたしは、うつ伏せに倒れたヴィンセントの背中に、三たびナイフをつきたてた。

それはまるで――ルーサーがグレンに施したのと同じ止めを、ヴィンセントに与えたかのように。]
(16)2006/03/02 09:37:28
踊り子 キャロル
[ヴィンセントの背中に耳を近付ける。]

「ロ…………ナ………」

[とどめを刺されたヴィンセントは虫の息だった。放っておいてもそのうち――息たえるだろう。
立ち上がる。月明かりの逆光になっているギルバートと、あたしの横に立つネリーの顔を、長い間見つめた。]

ナイフを――預けたりしないわ。一人だけ丸腰になる訳にはいかないの。
自分の意思で、生きていくために――

[一部始終を見つめていたギルバートに語る。僅かな*笑みを浮かべて*。]
(17)2006/03/02 09:48:15
見習いメイド ネリー
【夜/礼拝堂】

「その気があるのなら、俺にナイフを預けろよ。
――契約は守る。
――期待しちゃいないがな?」

[低い声で囁き続けていたギルバートの声が礼拝堂に木霊する。
私はヴィンセントを狙うナイフに意識を集中しながらその言葉を聴く]
(18)2006/03/02 12:27:21
見習いメイド ネリー
契約……?
そんなものに何の意味があるっていうの?

私たち、みんな罪を背負っているじゃない。
それなのに……そんなの……ひどく………滑稽だわ。

私は…もう前の私とは違う。
私が背負う罪は晴れることはないわ。

[そして何かを振り払うように頭を軽く振るとヴィンセントににじり寄った]
(19)2006/03/02 12:27:47
見習いメイド ネリー
「ネ……リー。」
 
キャロル………?

[キャロルが熱を帯びた声で私の名を呼ぶ]

「――期は満ちた。」

[時を告げる鐘のように高らかな声でキャロルが謳う。
ヴィンセントを包み込むように私とキャロルの銀刃が彼を貫いた。

彼の身体から溢れる血を全身で感じながら力を失っていく彼を優しく抱きとめる。
背ではキャロルが大きく息をつきながら3度刃を彼に突き立てた。
彼の口が何かを発しようとして何度か動くが意味を持つ言葉を発することはできなかった]
(20)2006/03/02 12:28:10
見習いメイド ネリー
[ヴィンセントの躯を礼拝堂の床に横たえ私はゆっくりと辺りを見渡した。
私の横では同様に血を浴びたキャロルが微笑みを浮かべ佇んでいる]

「ナイフを――預けたりしないわ。一人だけ丸腰になる訳にはいかないの。
 自分の意思で、生きていくために――」

[赤い月のせいだけではない赤。
キャロルの髪は濡れた赤に染まり光を受けて輝いていた。
その光景に見惚れながら黙って彼女を眺めていたが、血を洗い流すために*礼拝堂を後にした*]
(21)2006/03/02 12:29:19
踊り子 キャロルは、流れ者 ギルバートに対峙する。
2006/03/02 20:57:58
踊り子 キャロル
――最初のうちは震えていた貴方が――嘘のようね。

貴方は、この惨状でも、立派に信じるべきものを見つけてる。
ニーナを想う自分。

少しだけ、もっと利己的な貴方になってくれたら――ニーナのことなんかお釜いなしに、惹かれてたかも。

でも、貴方の心は美しすぎる。
(22)2006/03/02 21:08:03
踊り子 キャロル
ならば――あたしも、素のあたしに戻るわ。

[髪をほどいた。
ヴィンセントの血を吸った髪は広がることなく、しかし重たさも*感じなかった*。]
(23)2006/03/02 21:15:49
踊り子 キャロル
【夜/礼拝堂】

ギルバート。
あたしは、貴方に一つ、嘘をついた。

生き延びたい理由なんて、ないって。
あなたもそうでしょう?なんて唆すためよ。

ほんとは最初はそう思ってたのよ。理由なんてないって。

でも、今は立派な理由があるの。
(24)2006/03/03 00:08:46
踊り子 キャロル
[月明かりの下に、ギルバートの目があたしを見つめた。]

あたしは、この悲劇が続くうちに――そう、血に魅せられてしまった。
最初は、血が流れるサマを見るのがとても苦手だったのに。

いつの間にか、血が流れて、あたりが紅くなる――
そのことがとても綺麗に思えて。

そして、あたしは、心を売った。
(25)2006/03/03 00:13:28
踊り子 キャロルは、流れ者 ギルバートを悲しそうな目で見つめた。
2006/03/03 00:13:30
踊り子 キャロル
もう――いろんな人が口にしているけれど。
あたしは、グレンに魂を売った。

あの人が寂しそうだったのは本当。
だけれども、あたしは――もっと血を見せて欲しかったの。

囁いたわ。あの人に。
でもあたしの囁きは――気づかれなかっただろうけれど。

クインジーさえいなければ、
あたしはあの人をもっと人間らしく――
演じさせてあげることができたのかもしれない。
(26)2006/03/03 00:16:31
踊り子 キャロル
あの人は刺されたわ。
何より清浄な神父様に。

ニーナの死も心につきささったけれど、
あたしにとても響いたのは、ハーヴェイの死だった。

あの、小屋――
あたしが、人狼を感じることができる、秘密の場所だったの。

あの人がジャンに似てたから、ショックだったってのもあるわ。
だけれども――その彼の血で、小屋が染められたことが――あたしを、完全にのめりこませた。
(27)2006/03/03 00:21:55
踊り子 キャロル
そして、あたしが今、従うべき人は――

[清浄な身なりをしたネリーが礼拝堂の扉に立っていた。
月明かりを浴びて、グリーンの豊かな髪が艶めいている。
それは―――ローズに似て。]

…ネリー。

貴女――ローズは??

[戸口に佇むネリーを見て、キャロルはくすっと笑った。]
(28)2006/03/03 00:27:57
見習いメイド ネリーは、礼拝堂に静かに現れ、キャロルの言葉を聴いている。
2006/03/03 00:29:14
見習いメイド ネリー
「…ネリー。

 貴女――ローズは??」

[不敵に笑いながらキャロルが私のほうを振り向く]

───ママに会いたくて泣いていたわ。


[キャロルの言葉に呼応して答えるとくすくすと楽しそうに笑った]
(29)2006/03/03 00:33:19
踊り子 キャロル
[ネリーの言葉をきいて、くすくす笑いを大きくする。
ギルバートのほうに向き直る。

緑の髪の清潔な身なりの、ネリー。
血に濡れて紅い身なりの、キャロル。
2人のコントラストは紅い月光に映えた。
イコンの前で佇むギルバートは――今、何を思っているのだろう?]

ギルバート。
あなたは――罪人でありながら、綺麗な心を持っている。

ニーナの側に行ってあげるのを拒んでいたけれど。
側に行くのが正当だとはあたしも思わないけれど。
でも、貴方はニーナを慰める資格が、あると思うわよ――
(30)2006/03/03 00:37:20
見習いメイド ネリー
もうお話はすんだのかしら?
ずいぶんとグレンは想われていたみたいね。
それとも───彼が纏っていた血の香りに、かしらね?

[ゆっくりとキャロルに近づき、血が固まりはじめたハニーブロンドに優しく手を添えた]
(31)2006/03/03 00:38:15
踊り子 キャロルは、見習いメイド ネリーのグリーンアイを正面から見つめた。
2006/03/03 00:40:55
見習いメイド ネリー
[ギルバートのほうをみて可笑しそうに笑った]

慰める資格… そんなものが必要なんて、厄介なのね。
もっとも…ニーナがあなたを待ってるかはわからないけれど…

ふふふ。
あなた達がグレンを送ったんだから仕方ないわよね。

可哀想な、可愛いニーナ。
罪を犯してこの牢獄に来ても尚、彼女は高潔だったわ。
でも──彼女が望んでいたものは何だったのかしらね。

[キャロルに再び向き直ると彼女のブルーアイと視線を絡めた]
(32)2006/03/03 00:43:12
踊り子 キャロル
ネリー…
貴女だって、十分に。酷い人だわ。

[キャロルはギルバートに注視しながらも、ネリーの豊かな髪をふわりと押さえるように触れた。]

あなたにこんなに近くで触れられる日が来るなんてね。
(33)2006/03/03 00:45:09
見習いメイド ネリー
酷い人……?
ありがとう、褒め言葉ね。

でも… 今日のあなたもとても素敵よ。キャロル。
綺麗だとは想っていたけれど… あなたって赤が似合うのね。

[そういいながら指で紅がさされた彼女のふくよかな唇をなぞった]
(34)2006/03/03 00:50:01
踊り子 キャロル
貴女は――血に濡れた様子を見せないできたから。
そんなに、綺麗な格好して――それでいて血の匂いは消せないものよ。

…おっと、無駄話が過ぎたわ。

ネリー。お願いがあるの。

貴女が綺麗になってきたのを賞賛して、あたしが、ギルバートを――殺すわ。
だから、最後は――

あたしを殺して、この牢獄を紅く染めて頂戴。
(35)2006/03/03 00:55:23
見習いメイド ネリーは、キャロルの申し出に瞳を紅く輝かせた。
2006/03/03 00:59:24
踊り子 キャロル
[キャロルはギルバートのほうに向き直った。
窓からの逆光を浴び立ちすくむギルバートは…どんな表情をしているのだろう?]

ねぇ、ギルバート…
ニーナのもとに行くのは…怖くないわよね?

あたしも、すぐに後を追うから。
(36)2006/03/03 01:06:23
見習いメイド ネリー
わかったわ… キャロル。
それがあなたの望みなら……

あなたを紅く、───染めてあげる。

[恍惚とした表情のキャロルの耳朶に囁きかけた]
(37)2006/03/03 01:25:33
踊り子 キャロル
「わかったわ… キャロル。
それがあなたの望みなら……

あなたを紅く、───染めてあげる。」

[ギルバートに対峙するあたしの耳に、ネリーが語りかける。]


それだけで、あたしが生きてきた意味があったわ――
(38)2006/03/03 01:28:35
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