人狼審問

- The Neighbour Wolves -

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(1122)BLOOD TEMPLE : 4日目 (1)
書生 ハーヴェイは学生 メイに投票しました
見習いメイド ネリーは墓守 ユージーンに投票しました
牧師 ルーサーは墓守 ユージーンに投票しました
修道女 ステラは吟遊詩人 コーネリアスに投票しました
学生 ラッセルは流れ者 ギルバートに投票しました
学生 メイは冒険家 ナサニエルに投票しました
文学少女 セシリアは吟遊詩人 コーネリアスに投票しました
牧童 トビーは墓守 ユージーンに投票しました
流れ者 ギルバートは学生 ラッセルに投票しました
冒険家 ナサニエルは学生 メイに投票しました
美術商 ヒューバートは吟遊詩人 コーネリアスに投票しました
吟遊詩人 コーネリアスは修道女 ステラに投票しました
墓守 ユージーンは牧童 トビーに投票しました
村人は集会場に集まり誰を処刑すべきか話し合った……

書生 ハーヴェイ は、学生 メイに投票した
見習いメイド ネリー は、墓守 ユージーンに投票した
牧師 ルーサー は、墓守 ユージーンに投票した
修道女 ステラ は、吟遊詩人 コーネリアスに投票した
学生 ラッセル は、流れ者 ギルバートに投票した
学生 メイ は、冒険家 ナサニエルに投票した
文学少女 セシリア は、吟遊詩人 コーネリアスに投票した
牧童 トビー は、墓守 ユージーンに投票した
流れ者 ギルバート は、学生 ラッセルに投票した
冒険家 ナサニエル は、学生 メイに投票した
美術商 ヒューバート は、吟遊詩人 コーネリアスに投票した
吟遊詩人 コーネリアス は、修道女 ステラに投票した
墓守 ユージーン は、牧童 トビーに投票した

墓守 ユージーン は、村人の手により処刑された……
墓守 ユージーンは人間だったようだ。
学生 メイは、書生 ハーヴェイを占った……。
書生 ハーヴェイは人狼のようだ。
吟遊詩人 コーネリアスは、見習いメイド ネリーに襲いかかった!
見習いメイド ネリーは墓守 ユージーンを護衛しようとしたが、墓守 ユージーンは既に死んでいた。
次の日の朝、見習いメイド ネリーが無惨な姿で発見された。
現在の生存者は、書生 ハーヴェイ、牧師 ルーサー、修道女 ステラ、学生 ラッセル、学生 メイ、文学少女 セシリア、牧童 トビー、流れ者 ギルバート、冒険家 ナサニエル、美術商 ヒューバート、吟遊詩人 コーネリアス、の11名。
書生 ハーヴェイは、墓守 ユージーンから視線を逸らせずに。
2006/01/20 23:02:32
書生 ハーヴェイは、が自分を見てくれていた*様な気がした*。
2006/01/20 23:03:51
書生 ハーヴェイは、冒険家 ナサニエルが自分を見てくれていた*様な気がした*。
2006/01/20 23:04:13
文学少女 セシリアはメモを貼った。
2006/01/20 23:05:24
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/01/20 23:05:35
冒険家 ナサニエル
>>3:363

[メイの足を南京錠が受け止める。体が全て空中に浮いたメイを食い込むようにトンファが支点にしている爪を一瞬にして元の指に戻すと、腕を掴み白砂に叩きつけた]
(0)2006/01/20 23:05:43
吟遊詩人 コーネリアス
[ステラがルーサーに詰め寄るのを見て、
彼女の体に向かって回転ノコギリを具現化する]

おっと・・・対峙する相手を間違えていないかな・・・?
牧師様は高見の見物でもしていてください。

[コーネリアスはステラに向かってノコギリを放った]
(1)2006/01/20 23:05:57
学生 ラッセル
爆撃………ナルホドね。

…けどよォ。逃げんなよ!

[互いの刃が激突。
大きな衝撃が腕から胴を抜け、足へ伝わる。
足元の地面と反発。更にそれを利用し、ギルバートを追って飛ぶ。]
(2)2006/01/20 23:06:56
牧師 ルーサーはメモを貼った。
2006/01/20 23:07:22
牧童 トビーはメモを貼った。
2006/01/20 23:08:31
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/01/20 23:09:48
吟遊詩人 コーネリアス
”鍵”は開かれた・・・ナサニエル、ハーヴェイ・・・
あとは2人の仕事だ・・・。
(*0)2006/01/20 23:10:25
流れ者 ギルバート
[壁を踏み台にして]
この期に及んで逃げるつもりなどない。

[ラッセルを正面に再び見据え、壁を蹴ってラッセルに突撃した。]
(3)2006/01/20 23:11:02
牧師 ルーサーはメモを貼った。
2006/01/20 23:11:12
学生 ラッセルはメモを貼った。
2006/01/20 23:11:27
文学少女 セシリアはメモを貼った。
2006/01/20 23:11:47
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/01/20 23:12:46
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/01/20 23:13:18
吟遊詩人 コーネリアスはメモを貼った。
2006/01/20 23:14:06
修道女 ステラ
[背筋がぞっとするような感覚に、本能に任せて体を捻る。
頬を回転ノコギリが掠めていき]

……心配しなくても貴様のことも忘れちゃいない!

[コーネリアスに向かって駆け出すと匕首を袖から引き抜き時間差で数本投げつける]
(4)2006/01/20 23:14:35
学生 メイ
[腕をつかんで白砂に叩きつけられる。ざり、とした感触を顔中に受けて瞬時、感覚が麻痺する。]

乙女の顔は
もっと大事に扱ってあげなきゃあ!

[腕を捕まれているのをいいことにナサニエルをの体を思った以上の力で引き寄せる。
使い物にならない左手を力任せに振るった。トンファは生きているようで黒の衝撃がをナサニエルの右頬に]
(5)2006/01/20 23:15:15
冒険家 ナサニエル
ネリーさん。
今までありがとうございました。
私はネリーさんの事を大切な友人と思っていましたよ。

[近くより鎌首を擡げる蛇を見ながら。ナサニエルの「Shadow」はひっそりとネリーの体の近くに潜んでいく]
(*1)2006/01/20 23:15:17
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/01/20 23:16:55
学生 メイはメモを貼った。
2006/01/20 23:17:21
牧師 ルーサーはメモを貼った。
2006/01/20 23:18:12
修道女 ステラはメモを貼った。
2006/01/20 23:18:19
学生 メイはメモを貼った。
2006/01/20 23:18:44
吟遊詩人 コーネリアスはメモを貼った。
2006/01/20 23:19:43
吟遊詩人 コーネリアス
[暴君の体を”鉄の処女”が覆う。
ステラの匕首は”処女”に防がれ虚しくはじき返される]

『そうか・・・"the Night Knocker"はあのときの・・・。
 ククククッ・・・”主”・・・か・・・そんなもん糞の役にも立たぬ・・・』

[暴君は当時のことを思い出している・・・]
(6)2006/01/20 23:20:55
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/01/20 23:21:00
文学少女 セシリアはメモを貼った。
2006/01/20 23:23:27
文学少女 セシリアはメモを貼った。
2006/01/20 23:24:03
修道女 ステラ
[匕首が跳ね返されたのを見るや否やコーネリアスに飛び掛るようにして接近する]

『……遠距離ではダメだ……近くで……狙わないと』

[散らばった匕首の一つを掴み、その鎧に僅かでも隙間がないかと突き立てようとし]
(7)2006/01/20 23:25:08
冒険家 ナサニエル
[メイを、白砂へ背中から叩きつけようとした。が…]

……ッ

[眩暈と胸底で脈動する気配を感じ、白砂へメイの顔から叩き込んでしまった。軽く頭を振ると同時体を引き寄せられ]

[ギリギリでトンファを右の爪で受け止めた]
(8)2006/01/20 23:25:59
書生 ハーヴェイ
[「shadow」の気配がネリーに近づくのが、ハーヴェイにも伝わる。地中を這う蛇の本体で在る鞭を振るっている為、蛇の動きは少し鈍い。]

……さようなら、ネリー。
(*2)2006/01/20 23:26:30
学生 メイはメモを貼った。
2006/01/20 23:26:58
牧童 トビー
[トビーはセシリアの腕の中で、言葉にならないあえぎをあげながらもがく。
ユージーンの前に毅然と立つネリーが、暴走する虚無の気が押し寄せるのを止めている。

「ユージーン様…! 駄目、そのままではあなた自身を飲み込んでしまう!」

荒れ狂う暴風の中に、凛とした声が響く。
新緑の瞳がきらめき、ユージーンの気を包みこむように、髪が宙に舞う。
その刹那。]
(9)2006/01/20 23:27:42
流れ者 ギルバート
『ラッセルにはただ戦いを挑んでみただけだった…。
別に恨みなどがあるわけでもない相手だが、ここまで興奮する戦いは久しぶりだ』

[ギルバートはラッセルに向かって正面から斬りつけるように刃を放った]
(10)2006/01/20 23:27:47
牧童 トビーはメモを貼った。
2006/01/20 23:28:29
吟遊詩人 コーネリアス
「お願いします、コーネリアス様・・・。
 貴方様のお力をどうか我々にお貸しください!」

[暴君は”魔女狩り”の記憶を呼び起こしつつ、
ステラが自分の”本丸”へ足を踏み入れたことを感じる]

ククククッ・・・あれだけ”結界”に毒され・・・
その上一番の勢力圏内に入ってくるとは・・・な・・・。

[暴君はステラの耳元にそっと囁いた]

『血ノヨウニ赤イ夢ヲ楽シムガ良イ・・・』
(11)2006/01/20 23:28:48
学生 メイ
はあああああっ!

[そのまま力任せにトンファを振り切る。黒い衝撃波と開いた腕からの鮮血が、ナサニエルの顔に散った。]
(12)2006/01/20 23:29:41
文学少女 セシリア
[腕の中でもがく、トビー。ネリーの声に、其のまま顔を向けて]

…ネリー!
(13)2006/01/20 23:29:47
吟遊詩人 コーネリアスはメモを貼った。
2006/01/20 23:29:52
牧師 ルーサー
[交戦するステラとコーネリアスを見やり]
おやおや、人の話も聞かないで始めてしまいましたか……。
ステラさんも、接近戦を挑んでネリーさんがどうなってしまったかくらい知っているでしょうに……全く、困った子ですね。
[苦笑しながら、周りを見渡す]
さて、他の皆さんも始めてしまったご様子で……
[ユージーン・トビー・ネリーの方に視線を向けて、そこで止まる]
……!?
(14)2006/01/20 23:30:08
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/01/20 23:30:16
文学少女 セシリアはメモを貼った。
2006/01/20 23:30:40
学生 ラッセル
そんでまた正面から、か。
…はッ 上等!


[正面からギルバートを受ける事無く、太刀で受け流すようにして空中でギルバートとすれ違う。
ギルバートの上、"背後"にまわり込み]
(15)2006/01/20 23:30:41
吟遊詩人 コーネリアス
「お願いします、コーネリアス様・・・。
 貴方様のお力をどうか我々にお貸しください!」

黒衣の男が手を取って懇願している。

「ふむ・・・なるほど・・・貴殿はあの修道院の土地を
 欲するか・・・ユフィール牧師よ?」

彼は我が領内の教会の主・ユフィール牧師。
牧師は”主の言葉を伝える職”・・・ふん・・・
この男にそのような崇高な理念など微塵も感じぬわ。
(16)2006/01/20 23:31:33
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/01/20 23:32:08
書生 ハーヴェイ
[ハーヴェイの鞭は、確かに少しだけユージーンの大鎌の軌道を逸らした。しかし、ユージーンの虚無の霧の暴走は止まらない。]

……駄目だ。
(17)2006/01/20 23:34:29
流れ者 ギルバート
[刃が空を斬りそのまま地上へと降下する中、背後を取られたのが分かり、身体の向きを変えようとするが、神経から発する命令に身体がついていかない]
(18)2006/01/20 23:35:05
書生 ハーヴェイは、今や虚無の霧の盾となっているネリーの方へ移動した。
2006/01/20 23:35:55
冒険家 ナサニエル
[勢いに任せて跳び距離をとる。右頬がザクリと切り裂かれ、メイの血が顔に飛び散っている]

………。

[強く頭を振ると意識を集中して「発作」を芽を押さえ込んだ]
(19)2006/01/20 23:36:19
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/01/20 23:36:40
牧童 トビーはメモを貼った。
2006/01/20 23:38:18
修道女 ステラはメモを貼った。
2006/01/20 23:38:24
修道女 ステラはメモを貼った。
2006/01/20 23:38:48
牧童 トビーはメモを貼った。
2006/01/20 23:39:15
吟遊詩人 コーネリアス
―回想・コーネリアスの居城―
[コーネリアスは目の前の男を冷淡に見つめている]

―ユフィール牧師は我が父の代から領内の教会を仕切っている。
我が民は彼に聖人だ君子だなどと賛辞をくれてやる。
・・・愚民どもめ・・・貴様らはこのユフィールという男が
どういう人間なのか・・・まったくわかっておらぬ。
その温厚そうな表情・・・優しさを感じさせる挙動・・・
”魔女狩り”を我が主導と思い込んでいる者どもには気付くまい。
ユフィール牧師こそがこの”魔女狩り”の真の黒幕だということに・・・―
(20)2006/01/20 23:39:17
吟遊詩人 コーネリアスはメモを貼った。
2006/01/20 23:39:55
学生 ラッセル
…真っ直ぐなのは良いことだぜ?戦闘機乗り。

[交差の際の反動を利用し、空中で回転。
太刀は突きの型に構え、自らの体を自由落下に任せてギルバートの背を追う。]
(21)2006/01/20 23:41:10
牧師 ルーサーはメモを貼った。
2006/01/20 23:41:20
修道女 ステラはメモを貼った。
2006/01/20 23:42:45
学生 ラッセルはメモを貼った。
2006/01/20 23:42:45
書生 ハーヴェイ
[鞭が手元に戻って来た途端に、地中に放っていたハーヴェイの蛇は恐ろしい速さで地中から這い出し、ネリーの体を登り……。ネリーのその白く凛とした首筋に毒牙を立てた。]
(*3)2006/01/20 23:43:01
学生 メイ
[立ち上がると、ふらりとからだが傾きそうになる。頬がすりむけたようにひりひりとしている。が、ナサニエルを視界にとらえるとふらつく体を制し、トンファを振るう。
距離を詰め、アリーナの白砂を蹴り上げる。不可視の薄い刃がナサニエルを縦断した]
(22)2006/01/20 23:43:43
文学少女 セシリアはメモを貼った。
2006/01/20 23:44:29
学生 メイ
[動作をしながら]

なにか辛いことでもあった?!

[頭を振るナサニエルに揶揄するように]
(23)2006/01/20 23:44:45
修道女 ステラ
[耳元で囁かれた言葉に突如視界が赤く染まる]

……っ!!

[ネリーが、セシリアが、捕らえられた赤い悪夢の中に自分も取り込まれたのだと気付く]

……ぁくっ……!!

[振り下ろした刃がどうなったかも分からぬままコーネリアスの前で膝をつき]
(24)2006/01/20 23:46:00
書生 ハーヴェイ
[ハーヴェイはネリーの方へ移動する速度を上げた。血の様に赤いローブが、ネリーに食らい付いた蛇とそっくりに、アリーナの白砂の上を滑った。……恐ろしい速度で。]
[自嘲気味に双眸を細める。]

……「shadow」を振り切ってまで。
此れが、私の欲望か。


……穢れている。
(*4)2006/01/20 23:46:47
冒険家 ナサニエル
[「Shadow」はネリーの体を誰にも分からぬようにその場に留め続ける。蛇が毒牙を剥く。……友人のネリーの首筋に]
(*5)2006/01/20 23:46:57
流れ者 ギルバート
[地面に衝突の瞬間、刃をブレーキにしてアンバランスな状態で着地。
突きの型で自由落下の状態で突っ込んでくるラッセルが、上空の目から"見えた"ので光の炎を纏ったまま横転して直撃を避けようと勤めた。]
(25)2006/01/20 23:47:16
吟遊詩人 コーネリアス
「えぇ!主は大聖堂の建設を望んでおられます。
 主の意志を最大限に汲める地・・・
 それがあの修道院のある土地なのです!!」

ユフィール牧師は先ほどから不自然なほどに
”主の意志”というフレーズを強調する。
ふん・・・笑わせるな・・・私には貴様の思惑はわかっておる。
知らぬとでも思ったのか?
貴様があの地に建設したいのは表向きは大聖堂・・・
だが、その裏の顔は大規模な賭博場であることを。

「そうか・・・”主の意志”か・・・それならば
 私も逆らうことはできない・・・なぁ」

口ではこう言っているが私自身に信仰心は微塵もない。
”主”・・・そのような者は弱者の気休めに過ぎぬ。
その存在が真実だとしたら、そもそも私は
この世界に生れ落ちることはなかったはずだ。
温厚な表情で虚言を述べるユフィール牧師に怒りを覚える。
(26)2006/01/20 23:48:05
吟遊詩人 コーネリアスはメモを貼った。
2006/01/20 23:49:04
文学少女 セシリアはメモを貼った。
2006/01/20 23:49:13
書生 ハーヴェイ
[……ふと「shadow」がネリーを縫い付けている事に気付く。]

ナサニエル……、君は。
………有り難う。
(*6)2006/01/20 23:49:19
冒険家 ナサニエル
[ナサニエルはその声に]

………。
(*7)2006/01/20 23:49:40
文学少女 セシリア
[駆け出していた。何かが、何かが危険を告げる。あの黒い嵐だろうか。
トビーから離れ、ネリーの元へ疾く駆ける。

―だが、黒い風が行く手を阻む。

駄目だ。

いけない。


ネリー。]


――ネリーッ!

(27)2006/01/20 23:50:58
冒険家 ナサニエル
いいえ。
ハーヴェイさん…こちらこそ、ありがとうございます。
誰かに気付かれる恐れよりも先に行動して下さって。
(*8)2006/01/20 23:51:27
吟遊詩人 コーネリアス
[ナサニエルに]

・・・済んだか?アンタも大したタヌキだな。
(*9)2006/01/20 23:53:14
学生 ラッセル
………僕らに翼は無いのさ、戦闘機乗り!


[ギルバートが地を転がる。
回避と攻撃、どちらが先に完了するかを考えるより先に射程、地面が近付いた。
最早何も考えず、突きを放つ。それは、落下が身の周りに巻き起こす風より速く]
(28)2006/01/20 23:53:48
牧童 トビー
[セシリアの腕が離れた瞬間、虚無の気がトビーの全身を打つ。
敵の気配を捉えた少年の眼は吊りあがり、その表面を金属光沢の輝きがおおっていく。

弾かれたように跳躍する。
獣の叫びをあげて。]
(29)2006/01/20 23:53:57
牧師 ルーサーはメモを貼った。
2006/01/20 23:55:03
吟遊詩人 コーネリアス
「大聖堂建設に際しましては、民衆から
 我が教会に多額の”布施”が贈られるでしょう。
 コーネリアス様がご決断なされた暁には・・・
 ”主の意向”を汲み取りなさった信仰者として
 ”主の施し”を・・・へっへっへ・・・」

”布施”・・・”賭場代”の間違いだろう?
私自身の”趣味”も決して他者とは相容れぬが、
このユフィールという男も相当歪んでいる・・・。
(30)2006/01/20 23:55:59
冒険家 ナサニエル
いいえ。
それよりもメイさん、

背後ががら空きです。

[眩暈から立ち直ったナサニエルは白砂を蹴り上げられた瞬間、ステップに近い跳躍を踏みメイの後ろへ。目晦ましの為に蹴り上げられたそれは双方にとっての目晦ましでもあった]

[脇腹から背中へかけて爪を振るった]
(31)2006/01/20 23:57:38
牧師 ルーサー
[封印されゆくネリー、トビーに倒されるユージーン、ネリーに駆け寄るセシリアを見ながら]
……主は正しくも、真の信仰者のみをお助けになられます。

……厄介な者から消えていきましたか。これは好都合。やりますね、彼らも……
[横目でナサニエル・ハーヴェイ・コーネリアスを眺めながら]
2006/01/20 23:57:42
書生 ハーヴェイ
[ネリーは虚無の霧に巻き込まれる苦痛の声すら上げずに、ずっとユージーンを見つめて耐えている。……守る為に。]

『間に合ってくれ……。』

二人掛かりなら或いは虚無の霧も。

[ハーヴェイの視界の中で、ネリーの姿に異変が起きた。]

!!
(32)2006/01/20 23:57:58
書生 ハーヴェイ
[スローモーションで突き刺さる毒牙。]

……ネリーを壊し穢したい気持ちと、守りたい気持ち。
彼女が誰かを守る事への憧憬と……清廉な美しさに対する嫉妬。
2006/01/20 23:57:58
牧童 トビー
[トビーの叫びに、ネリーは振り返った。
漆黒のドレスの裾が、風にひるがえる。

両腕を広げて、ネリーはトビーを受け止めようとする。

ネリーの全身が、陽炎の揺らめきに包まれる。]
(33)2006/01/20 23:58:42
冒険家 ナサニエル

ネリーさんという友人と目的とは別ですから。
(*10)2006/01/20 23:58:44
書生 ハーヴェイ
[ネリーが美しい澄んだエメラルドの瞳を驚愕に見開く。それは、虚無の霧に耐えるが故では無く……。ハーヴェイやユージーン達の目の前で、アーヴァインやノーマンの時の様にネリーの周囲の空間が歪み、身体が徐々に透明化し始めた。]
(34)2006/01/20 23:59:04
流れ者 ギルバート
俺が夢を求めた先が空だった…。
皮肉にも俺が生きていた時代は空も戦乱の部隊だったがな!

[ラッセルの放つ光速の突きが隣をかすめて行く、
そしてラッセルが地面への到達を迎える暴風。
ギルバートは数歩下がって、ラッセルと再び地上で対峙した。]
(35)2006/01/21 00:00:10
吟遊詩人 コーネリアス
私の笑顔もこの男の下品な笑みも・・・ともに”獣”のそれだ。
だが、私とユフィール牧師は種類を異にする”獣”・・・。
ユフィール牧師の品性のカケラもない笑い声は私の神経を逆撫でる。
・・・しかし、私の個人的感情と大聖堂建設は別だ。
それに今までの彼の要求を私は余すことなく飲んでいる。
私の目的は・・・”財”・・・これに尽きる。
他者の悲鳴は私にとって心地のいいエレジィだ。
だが、”財”は私の物欲を潤す至高の蜜だ。
ユフィール牧師と私の間にこのギブアンドテイクが成立する以上・・・
私はこの要求を飲むだろう・・・そこには”信仰心”は一切介在しない。
(36)2006/01/21 00:01:38
文学少女 セシリア
[私はまた暴君の毒気に当てられたのだろうか。

眼前の出来事は悪夢の続きなのだろうか。

緑が―――薄れて行く]
(37)2006/01/21 00:02:08
学生 メイ
[声が後ろから聞こえた]



[空気が動くのを感じ、とっさに体をひねってかわそうとするも、間に合わないことが本能的に知れた。自ら前に倒れ込むようにして攻撃をかわす。背中にちりと痛みが走ったのは無視し、白砂に両腕を着いた瞬間体を裏返し、ナサニエルに足払いをかける。
白砂が血を吸って赤く色を変えていく。]
(38)2006/01/21 00:02:56
書生 ハーヴェイ
[ネリーの透明化は進む、陽炎の様なゆらめきに包まれつつも尚、ユージーンとトビー間に守る様に立っている。]

[黒いドレスの揺らめき。……危機的な状況に心臓が痛くなってくる様な感覚を覚えながらも、ハーヴェイはネリーの姿に思わず、]

『──綺麗だ。』
(39)2006/01/21 00:03:41
冒険家 ナサニエル
[足払いをかけようとした足を蹴り上げる。
そのまま左の爪を蹴り上げたメイの足目がけて振るった]
(40)2006/01/21 00:06:36
吟遊詩人 コーネリアス
「よかろう・・・だが、土地を没収するためには
 それ相応の理由が必要だ・・・。
 今回、あの修道院の跡に大聖堂を建設するのであろう?
 それならばいつもの”魔女狩り”では都合が悪いのではないか?」

私は彼の要求を”魔女狩り”という行為を通して実現させてきた。
私にとって”魔女狩り”は異端者の摘発ではない。
”魔女狩り”によって主を失った”財”はどこへ行く?
”魔女狩り”を受けた名家の力はその後どうなる?
・・・私やユフィール牧師には”魔女狩り”は都合のいい道具だった。
だが、今回の最終目的は「大聖堂の建設」だ。
最終的な事実だけを見ればいくら愚民でも
ユフィール牧師がどんな男か・・・察しはつくだろう。
(41)2006/01/21 00:07:52
学生 ラッセル
[刃はただ砂を噛む。
激しい風が、焦げた髪を吹きちぎる。]


そんな事言って。空で戦争やってたお前は分かってるんだろ?戦闘機乗り。
空に夢なんか描いたって風吹いて消えるだけだって事。
空なんか見上げたって何処にも行ける訳じゃないって事。


[乱暴に、砂にめり込んだ太刀を引き抜く。
何度目かのギルバートとの対峙。
緊張感は、始めた時から今まで薄れもしないけれど。]

………だから、僕は、奴等の翼をもいでやった。馬鹿みたいに、飛んでばかりいるあの天使達の。どうせ僕らは、何処へも行けやしない。

[太刀を構え、口の中で呟く。]
(42)2006/01/21 00:10:21
修道女 ステラ
[赤い紅い緋い。弾けるようにいくつも記憶が蘇り。
流した血の色。燃え盛る炎の色。

声が聞こえる。懐かしい声。

――ステラ

いつも、傍にいてくれた、あの声]

……っ……姉さ……

[縋るように赤い夢の中、首をめぐらせ――

――ねぇ、助けて?ステラ……

――――見つけたのは、首の半分もげた、手足の欠損した哂う死体。
血に染まり、あのとき自分の前で死んだあの……]

いやァァァァァァァぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!
(43)2006/01/21 00:11:51
学生 メイ
[爪に対して、右腕のトンファを振るう。足に着く直前で弾き、距離を取るものの、左腕はもは肩から真っ赤に染まり、メイは荒い息を吐いてナサニエルをにらみつけた。]

君は…ほんとうに。
自分の「友人」じゃなきゃ、めちゃくちゃに出来るんだねえ。

あは。もう私、こっちの腕とか動かないよ。

[メイは赤く染まった左腕をぷらぷらと揺らした]

どう?楽しい?君の思うとおり?

他のみんなのこともこうやって殺していくの?
(44)2006/01/21 00:14:52
書生 ハーヴェイ
[陽炎と揺れる、揺れる、揺れる……黒いドレスにエメラルドの髪。ネリーの白い肌が、封印の時独特の水晶に似た煌めく結晶に覆われて行く。]

『彼女は恐らくユージーンの前から動く事を望まない。其れでも。』

[ハーヴェイの耳にユージーンの咆哮が聞こえた。
その声は向かい来るトビーへの抑えきれない殺意と、目の前で唐突に封印され様とするネリーへの驚愕が混じり、余りにも複雑で……。]

ネリー!!

[ハーヴェイはネリーを抱え逃がそうと三者の間へ飛び込んだ。]
(45)2006/01/21 00:16:13
流れ者 ギルバート
[左腕からうっすらと流れる血を拭い、再び刃を向ける]

さぁな…。人間やってた頃はいつかは飛行機を自作するのが夢だったからな。
細かい事なんて考えても無かったぜ。
気がついたら戦争が始まって戦闘機に乗っていて、撃墜王になっていて、気がついたら死神になっていた。
運命とか言うものの介入はいくらでもあったのかもしれないがね。

俺は、死神になった今でも大いなる女神から力を授かって、血の騎士になった。
そのおかげで空を翔る事だって出来る。
何処へにも行けないかどうかは試してみなければ分からないだろう。
(46)2006/01/21 00:18:23
牧童 トビー
[薄らいでいくネリーの身体を突き抜けて、トビーは虚無の気の中心へ飛び込んでいく。
ネリーの姿を愕然と見つめたまま、ユージーンはその攻撃を防がなかった。
鋭い爪はやすやすとその胸に滑り込んだ。

ユージーンの身体がゆっくりと傾く。
その唇が「彼女」に呼びかけるかのように動いて、わずかな血がこぼれた。


グリム・リーパーが白い砂の上に落ちる。]
(47)2006/01/21 00:18:24
牧師 ルーサー
[赤い夢に巻き込まれて絶叫するステラを横目で見て]
……だから言ったというのに。
全く、つくづく学ばない方ですね……
それにしても「姉さん」ですか。
そういえば、彼女も「妹が!妹が!」だなんて叫んでいましたね。
……まあ、異端の死などあんなものですが。あれ、何の話をしてましたっけ?……まあ、どうでもいいですね。
[消え行くネリーに視線を送り、胸の前で十字を切る]
……今日は、彼女ですか。
Requiem aeternam dona eis Domine
(主よ、永遠の安息を彼らに与え、)
et lux perpetua luceat eis.
(絶えざる光でお照らしください。)
In memoria aeterna erit justus:
(正しい人は永遠に記憶され、)
ab auditione mala non timebit.
(悪い知らせにも恐れはしないでしょう。)
......Amen.
(48)2006/01/21 00:19:12
文学少女 セシリア
[動く事ができない。

全てを否定する。目の前の現状を。

思考が。

意識が。

――心が。]
(49)2006/01/21 00:19:14
吟遊詩人 コーネリアス
「心配には及びません・・・。我が知り合いの牧師を
 この領内にどうかお招きください。
 彼は単純な男です。嗾ければ”主の意志”は現実のものとなります」

ユフィ―ル牧師はその牧師のことを詳しく聞かせてくれた。
・・・なるほど・・・それならば・・・ククククッ・・・。
その後、彼は限られた期間ではあるが、
我が領内の教会の運営に携わった。
私は驚いた・・・彼はユフィールの説明以上に単純な思考回路の持ち主であった。
そして、我々の思惑通りの結果をもたらしてくれた。

今、その牧師は私の前で”主”だ何だと不愉快なことをほざいている。

[コーネリアスは回想の最後に*ルーサーの方を見た*]
(50)2006/01/21 00:19:54
冒険家 ナサニエル
………。
メイさん、もう一度言います。
仲間と理由を言って下さい。お願いします。

そして、私に向かってくる以上…
もう、もう…動かないでくれませんか?

[眸を瞬かせる]
(51)2006/01/21 00:20:37
吟遊詩人 コーネリアスはメモを貼った。
2006/01/21 00:21:42
流れ者 ギルバート
俺は死神になった今でもやりたいように暮らしてきたし、これからも変わらない。
もし俺を縛る例外があるとしたら、大いなる女神の介入位だろう……。

[呟きはかき消され、再び光の炎を*纏った。*]
(52)2006/01/21 00:21:52
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/01/21 00:24:54
書生 ハーヴェイ
[既に封印が進んでいたネリーの体は、実体を失って居た。ネリーが居たであろう場所に向けられたハーヴェイの手は虚しく空を掴み、そのままアリーナの白砂に倒れた。
倒れたハーヴェイのすぐ上空をトビーがユージーンに向けて飛び込む。

───トビーの体は、実体を失ったネリーを突き抜け、金属質のその爪はユージーンの体に容赦なく減り込んだ。]
(53)2006/01/21 00:26:28
墓守 ユージーン
[渦を巻く虚無の嵐を必死で押さえ込もうとしながら、近付くネリーを目で止めようとした。
近付いてはいけない。
ボクは大丈夫だから。
虚無はボクを傷つけない。
恐れているのは、傷つけたくない人を傷つけること。

ネリー・・・      ]
2006/01/21 00:26:34
牧師 ルーサーはメモを貼った。
2006/01/21 00:27:05
学生 メイ
理由? 見えちゃったからだよ。君が。
それ以外に理由なんてないよ。こっちが知りたいんだもん。

…もうそこはいいや。堂々巡りだもん。
大体なんで私のことその、トリムなんとかだと思うの?その人達をかばってる人だーっては考えないの?

知りたいことは他にないの?
たとえば…ノーマンが、どれだけ、苦しんで死んでいったとか!!

[メイは涙をためてナサニエルに突っ込んだ。姿が掻き消えるものの腕の血は帯のようにラインを作ってメイの軌跡を示す。
直前で跳ぶ。
自由落下に任せてナサニエル目がけて突っ込む]
(54)2006/01/21 00:28:05
牧童 トビー
[暴風が収束していくその中心で。
半透明の結晶がユージーンを包み、そして消えた。

しだいに風の静まっていく闘技場に、ちぎれ飛んだ柔らかい緑の若葉が、はらはらと舞い落ちる。]
(55)2006/01/21 00:29:13
文学少女 セシリア
[糸が切れたように、その場に崩れ落ちる。
トビーが、ネリーを貫いた。

だがそれは間違いだった。

トビーの爪は、ネリーをすり抜け――ユージーンに、突き刺さった。


ネリーは  ]
(56)2006/01/21 00:29:45
牧童 トビーはメモを貼った。
2006/01/21 00:30:20
冒険家 ナサニエル
そうですね。
先程まででしたら或いは…

[言葉を切り]

メイさん、メイさんこそ何故……

[ナサニエルはメイに向かって跳躍し、途中南京錠を発現。それを蹴って直前軌道を修正、メイの側面から爪を振るった]
(57)2006/01/21 00:32:58
牧師 ルーサー
[消えてゆくユージーンを見つめて]
Qui Mariam absolvisti,
(マグダラのマリアを許し、)
et latronem exaudisti,
(盗賊の願いをもお聞き入れになった主は)
mihi quoque spem dedisti
(私にも希望を与えられました)

……さて、彼には一体何が残ったのでしょう?
唯一つの拠り所だった、仇討ちすら果たせずに……Amen.
[そう呟くと、コーネリアスに視線を合わせて笑みを返した]
(58)2006/01/21 00:33:54
見習いメイド ネリー
[虚無渦巻く中で。
ユージーンと対峙している。

   来るな、と言っている。


ハーヴェイが駆け寄ってくる。
セシリアが名を呼んでいる。
トビーの硬質のきらめきが迫る。


――――からだが。

自分のものでなくなってしまうような感覚。
これが封じられると、言うこと。
それでも。
それでも――

護りたいと、願ったのに。]
2006/01/21 00:34:12
墓守 ユージーン
[と、ネリーの周囲に煌めく水晶のような半透明の檻が出現し、それは急速に彼女に迫り。
ネリーの姿が薄れ。
叫びが無音となり。]

ネリィ────────────ッ!!

[傷ついた獣のような絶叫がユージーンの喉から迸った。]
2006/01/21 00:34:17
学生 ラッセルはメモを貼った。
2006/01/21 00:34:49
書生 ハーヴェイ
[ユージーンの武器、虚無を司るグリム・リーパーが、倒れたままで呆然とネリーの居た場所を見つめて居るハーヴェイの直ぐ傍に落下して来る。

──ever greenの若葉の香りがふわりとハーヴェイの鼻腔をくすぐった。]
(59)2006/01/21 00:35:51
学生 ラッセル
[ギルバートの刃を、じっと見つめる。
その微かな動きも、その兆候も見逃さぬよう]


大いなる女神から力を授かった?
…は。馬鹿じゃねえのお前。
本当にやりたいようにやってんのかよ?
人間でも何でもないイキモノになって、もう二度と、あっちの時の流れには入れない。歳とる事もなく、死ぬこともなくてそのうち僕達が生きてた頃に生きてた奴等も皆、ジジイババアになって僕達の事を忘れていって、死んでいって、それで僕達もそのうち千年、二千年経ってそいつらの事も忘れていって…。

…それがお前のやりたい事かよ。お前は、お前はそれでイイのかよ、戦闘機乗り。


[戦闘による昂ぶりが、ラッセルを饒舌にしていた。
普段は語るつもりのない言葉が、心が流れ出る。]
(60)2006/01/21 00:36:53
見習いメイド ネリー
[叫びが―――聞こえた、気がした。



   …ユージーン様。



其処から先は、透明な壁に覆われて、見えなくなってしまう。]
2006/01/21 00:37:43
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/01/21 00:38:11
文学少女 セシリア
[緑の葉が舞った。青々と、良く薫る若葉が。

ふわり。

セシリアの、膝の上へと一枚落ちた。
その薫りは、良く知る薫り。赤を払う薫り。――友の薫り。無二の、友の。

ぽとり。

透明な雫が、頬を伝って一滴落ちた。
葉の上に。朝露のように。]
(61)2006/01/21 00:38:43
墓守 ユージーン
[彼女が消滅した空間を呆然と見詰める。
トビーの爪が迫るのがはっきりと分かった。
が。


……視界が回る……。
何故、「寺院」のドーム状の天井が見えるのだろう…
ネリー……ネリーは何処だろう?…  ]
2006/01/21 00:39:28
学生 メイ
[メイは空中でナサニエルとぶつかる。
身動きの取れない空での爪。メイは瞬時判断すると左の腕を自ら爪に食い込ませた。]

あああああああああああああ!!

[痛みに覚醒する意識で無理矢理に右のトンファをナサニエルの腹に直接当てる。
ギリ、ときしんだトンファに力を込め、一気に横に引き抜くと黒い刃はナサニルノ視近距離で生まれた]
(62)2006/01/21 00:41:04
墓守 ユージーン
ネリー……
・・・・・・・・・・・・・・・・・・



[暗転]
2006/01/21 00:42:58
書生 ハーヴェイ
……嗚呼。
本当にさようならだ、ネリー。
貴方とはもう二度と会えない。

[ハーヴェイの胸に言い様の無い後悔が吹き抜け、もう戻れない……と言う絶望に似た感覚が重く苦しい胸にのしかかる。絶望を選択したのは自分自身で在ると言うのに。]
2006/01/21 00:44:21
文学少女 セシリア
[心を虚空が蝕んでいく。グリムリーパーの所為ではなく。

何処かで何かが必死に否定している。

赤い悪夢の続きと主張する。


だが、残り香は鼻に付く薔薇の香りではなく。新緑の若葉の薫り。


身体の方が先に現実を受け入れ、涙をほとほとと零させた。]
(63)2006/01/21 00:45:16
書生 ハーヴェイ
[封印されるネリーを見つめている。]

こうして自ら選び、破滅に向かって行く。
(*11)2006/01/21 00:47:00
冒険家 ナサニエル
[ナサニエルの爪はメイの左腕を輪切りに切り裂いた。空中に骨が見えた短い円筒がばら撒かれていった。血が白砂の上へと雨粒のように飛び散っていく]

…ぐぅ!!!

[至近距離で生まれた黒い刃。トンファがあてられた場所に強引に南京錠を発現。だが錠に護られていない脇腹が、横に振るわれた刃に切り裂かれた]
(64)2006/01/21 00:47:50
書生 ハーヴェイは、文学少女 セシリアが声も上げずに滂沱の涙を流している気配を感じた。倒れたまま。
2006/01/21 00:48:13
牧師 ルーサー
[周囲で吹き荒れる悲しみと怒りと嘆きの暴風。それらなど全く目に入らないかのように、笑顔を崩さずにその場に立っている]

[誰かに言うともなく]
あ、そうそう……ナサニエルさんの件ですが……気になったんで、主にお伺いを立ててみました。
そうしたら、主はこのように仰いました。
「汝、今宵の鶏鳴を待たずして、三度我を否むべし」と。つまり、貴方は自分が生き残る為に主すらも否定される「嘘吐き」だということです。
……ナサニエルさん、私も貴方に封印されるつもりはさらさらありませんのでね。
神罰は、そこのお嬢さんが落として下さるでしょう。
では、頑張って下さい……Amen.
[そう皆に通達すると、メイに対して笑顔を向けて、一礼した]
(65)2006/01/21 00:48:55
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/01/21 00:51:35
牧童 トビー
[敵を失ったトビーは、唐突に動きを止める。
全身をおおっていたメタリックな輝きが消えていく。
がくり、と砂の上に崩れ落ちた。

見開いたまま動かない瞳に、グリム・リーパーが姿を失っていく様子が映った。

その瞳には、表情がない。
戦闘の興奮も、生き残ったことへの安堵も、勝利の喜びも。]
(66)2006/01/21 00:52:06
学生 メイはメモを貼った。
2006/01/21 00:52:28
見習いメイド ネリー


――――…ぅ……。
2006/01/21 00:53:03
書生 ハーヴェイ
……私が手に掛けたと言う事実を知れば……。
セシリアももう。

[ハーヴェイは自分に酔っている。
血を流しメイと戦うナサニエルが、発作の苦痛を抑えながら、独り苦しんでいる事に気付かない愚かさで。
共にあるべき友よりも、憧憬に"まだ"浸り込んでいる。]
(*12)2006/01/21 00:53:09
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/01/21 00:54:36
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/01/21 00:55:33
牧師 ルーサー
[メイに一礼すると、泣き崩れるセシリアの傍に立ち聖書を開いて囁いた]

……ヨハネ福音書には次のようにあります。
「友のために自分の命を捨てること、これ以上に大きな愛はない。」と。

ネリーさんは、ユージーンさんを止める為に、トビーさんを止める為に、そして貴方の為に命を捨てました。
……ネリーさんは、貴方を愛されました。しかも、この上無く大きな形で。
その愛に貴方がどう応えるか、彼女の為に何を為さるか、ゆっくり考えなさい。
主は、絶望の淵にある者を必ずやお救いになられます。ですが、救われてもそれに気付かず、立ち上がることをしなければ生きていくことも出来ない……それが果たして彼女が喜ぶ事か否かをお考えになって下さい。
……Amen.
[そう呟くと、その場に跪き、ネリーの為に祈りを捧げた]
(67)2006/01/21 00:55:53
学生 メイはメモを貼った。
2006/01/21 00:57:43
冒険家 ナサニエルは、白砂に着地すると片膝をついた。
2006/01/21 00:57:46
文学少女 セシリア

…良い…、…良い、茶葉が、手に入ったんじゃなかったのか…

…ずっと……護り生きると……言っていただろう………?


……姿を…見せろ、ネリー………


…………答えろ………ネ……ィ…………



……ぅぁああああぁぁああああ―――――――ッッ!!



[掠れる叫びを、ネリーが消え去った*虚空へと向けた*。]
(68)2006/01/21 00:58:15
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/01/21 00:59:46
牧師 ルーサーはメモを貼った。
2006/01/21 01:00:36
書生 ハーヴェイ
[ハーヴェイは力無く立ち上がり、傍に座り込んだトビーがメタリックな輝きを失って行く様子をぼんやりと眺めた。]

……ユージーンが死んだのか。

[現実が上手くの見込めて居ない様に、首を振る。
舞い散った若葉の香りがネリーの喪失を示す様に、ハーヴェイ達の周囲で徐々に薄れて行った。]
(69)2006/01/21 01:00:57
学生 メイ
[トンファがからからと音を立てて握っている手首ごと白砂に落ちた。あたりは白砂と呼ぶのは最早相応しくはない色になっている。]

[メイは砂に足先だけ着地すると間髪入れずに蹲るナサニエルに足を振るった。不可視の刃は浅くナサニエルを傷つけ、髪を散らした。]
(70)2006/01/21 01:02:23
牧師 ルーサー
[絶叫するセシリアを見て]
……主に逆らう者、それを擁護する者、皆押しなべて滅ぶべし……Amen.
2006/01/21 01:02:29
見習いメイド ネリー
[小さく呻くと、腕で体を起こし――辺りを見渡す]


――――ここ、は。



[水晶の姿をし、大樹のように聳え立つ柱が眼に入った。]
2006/01/21 01:05:56
冒険家 ナサニエル
[ナサニエルは脇腹を襲う痛みよりも、溢れる血によりも…]

はッ……

[浅く額が切れ青い髪が舞う。その額の傷は傷ついた時より塞がりつつある。不可視の刃により現実に意識が呼び戻された]
(71)2006/01/21 01:07:50
書生 ハーヴェイ
「そうですね、飛び切りのお茶を用意しましょう。
永き時を渡れる私達だからこそ…
様々な書物に出逢えるのですよね。」

[ハーヴェイの言葉にふわりと笑んだネリーの言葉。其れにセシリアが穏やかな表情で目を閉じて言葉を返した。]

ほんの先刻の出来事なのに。

……遠い。
(72)2006/01/21 01:08:26
牧師 ルーサー
[喧噪と叫喚の渦の中、ルーサーは一人跪き、穏やかな笑顔で主に祈りを捧げている。
まるで、楽園に身を置いているかのように。*あくまでも、穏やかに。*]
(73)2006/01/21 01:09:54
冒険家 ナサニエル
[左の爪を解除し脇腹を押さえると右の爪を構えてメイに疾駆した]
(2006/01/21 01:10:36、冒険家 ナサニエルにより削除)
学生 メイ
[にこと笑ってナサニエルに駆け出そうとする。最早焦点を失った瞳がぼんやりとあたりを見つめるままに。
と。ぐらり、とメイのからだが傾く。支えるべき腕は失われ、そのまま砂に倒れ込む。
エメラルドグリンの髪が赤い砂に*映えた*]
(74)2006/01/21 01:10:51
牧童 トビー
[生身に戻った左腕には、骨が覗くほどの傷が開いている。
グリム・リーパーを受け止めた痕が。
流れ出す血が、砂を赤く染める。

苦痛が、同じ苦痛の記憶を呼び返す。]
(75)2006/01/21 01:11:54
牧童 トビー
―回想、禁域の森―
眼の前で消滅した死神の、斬戟に弾き飛ばされたその鎌の刃の破片が、ゆっくり宙を舞い落ちながら主を追うように透き通り、地表に届く前に消えてゆくのが視界の端に映る。
「……あ、あぁ……」
喉から、言葉にならないあえぎが漏れる。死がそれほど唐突で苛烈なものでありえるのだと、トビーははじめて知る。彼らの生命の核を受け止める暇などない。
(76)2006/01/21 01:12:02
学生 メイはメモを貼った。
2006/01/21 01:12:08
牧童 トビー
「坊や。もう君を庇ってくれる者はいないぞ」
彼女はどこか悲しむように微笑する。白い胸甲には亀裂が走り、汚れて輝きは褪せている。しかし、その気迫は衰えるどころではない。
「君を倒せば終わりだ。悪いが手を抜くつもりはない。君だって血の騎士だろう?」
その凄艶な笑みに、トビーは気圧される。彼のよく知っているもう薄れかけた死神、諦めと共に消滅を受け入れる妖魔たちとは、彼女は違いすぎている。死者の祭典で何度も見た、楽しむように刃を交わす血の騎士たちの、どこか計算高い様子とも違う。
「どうして……」
トビーはかろうじて言葉を絞り出すが、声は無様にひび割れている。
(77)2006/01/21 01:12:09
牧童 トビー
「君には解るまい。守らなければならないものがある、というのがどういうことか。生きることを知らないで、死ぬことがわかるはずがない」
彼女は、じっとトビーの眼を見すえたまま言う。つよい視線で彼をその場に縫いとめようとするかのように。
「戦闘形態になりなさい。変身もしていないこどもを殺したくはない」
言葉とほとんど同時に、その一撃が来る。トビーの速度をもってしても避けきれない速さで。とっさに受け止めた左手が、鈴を振るような響きと共に肘の先から無数の破片に砕ける。金属の輝きを撒き散らして。
全身の血管を灼熱した痛みが奔る。視界の隅が銀色にかすむ……。
(78)2006/01/21 01:12:18
冒険家 ナサニエル
………。

[やっと動きを止めたメイに
ナサニエルは左の爪を解除し脇腹を押さえると右の爪をそのままにメイに向かって歩き出した]

[赤い砂となった上に横たわるメイが完全に気を失っているのを見ると、右爪も解除しメイを抱き抱え肩に担ぎ上げる]
(79)2006/01/21 01:15:40
ちんぴら ノーマン
[ノーマンはヘンリエッタの足元近く、苦鳴を上げつつ横たわっている。]
2006/01/21 01:16:09
牧師 ルーサーはメモを貼った。
2006/01/21 01:16:30
書生 ハーヴェイ
[何時も控えめに感情を表すはずのセシリアの悲痛な絶叫。ハーヴェイはセシリアを見つめる。
元人間で有ったはずのハーヴェイは、痛む胸を抱えながらも何故か泣く事が出来ない。

そう思った瞬間、ハーヴェイの頬を一筋の涙が伝った。]
(80)2006/01/21 01:16:52
見習いメイド ネリー
[何処も彼処も半透明の水晶のようなものに覆われていた。
青い光がきらきらと、きらきらと揺らめいているのが見える。

――まるで、天球儀の中に居るようだ。

いつだったか、セシリアに見せて貰ったそれを思い出す。]


……ッ!?


[苦痛の喘ぎに、立ち上がる。眼を見開き]

ノーマン様…、ヘンリエッタ様…!?
2006/01/21 01:18:42
見習いメイド ネリー
[ノーマンの元に駆け寄る。]

ノーマン様、しっかりしてください…!
2006/01/21 01:21:59
文学少女 セシリア
[セシリアは崩れ落ちたまま、虚空を見続けている。
薫りが薄れた今も、止まる事の無い涙を*伴いながら*。]
(81)2006/01/21 01:22:42
ちんぴら ノーマン
[ノーマンはうっすらと目を開けた。]

…いやあ。私としたことが…。
2006/01/21 01:23:27
書生 ハーヴェイ
[牧師が張り付いた様な笑みを浮かべたままで何事かを語り出しながら、セシリアに近づいて行く。ハーヴェイは、無防備なセシリアを庇う様に傍に駆け寄った。生前にも聞き飽きた聖書の言葉が虚しく響く。]

……ふと、先刻のルーサーの言葉がただの単語では無く、ハーヴェイの中で意味を成す言葉となる。

『「嘘吐き」だということです。
……ナサニエルさん、私も貴方に封印されるつもりはさらさらありませんのでね。
神罰は、そこのお嬢さんが落として下さるでしょう。
では、頑張って下さい……Amen.』
(82)2006/01/21 01:23:29
文学少女 セシリアはメモを貼った。
2006/01/21 01:24:51
書生 ハーヴェイは、冒険家 ナサニエルを振り返った。
2006/01/21 01:24:55
ちんぴら ノーマン
…貴方はネリーさん…?貴方も封印されたのですか…。
[弱々しく笑う。]
2006/01/21 01:25:42
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/01/21 01:26:39
見習いメイド ネリー
[ノーマンの体は何枚もの鋭い刃で切り裂かれたかのようにずたずただった。
息を呑む。]

…酷い…
一体、何があったのですか…?
2006/01/21 01:26:40
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/01/21 01:27:27
牧童 トビーはメモを貼った。
2006/01/21 01:27:43
見習いメイド ネリー
[僅かに苦笑し]

……はい、そのようです。
トリムルティ……寺院の力を握る、彼らの手によって。
2006/01/21 01:28:11
書生 ハーヴェイ
私には、セシリアと同じ様に悲しむ資格等無い……。
私は願いを叶える為に、選択し行動したのだから。
2006/01/21 01:28:20
牧師 ルーサー
……疑い合いなさい。
私は何一つ虚偽など申していません。
ただただ、目で見た真実を伝えるのみ。
……隣人を愛さない者が潰し合うのは、当然の帰結。
2006/01/21 01:28:55
牧童 トビーはメモを貼った。
2006/01/21 01:29:34
ちんぴら ノーマン
[ノーマンは苦しい息の下からこれまでの経緯をネリーに説明した。

ネリーはノーマンの傷を診ながら、何とはなしに違和感を感じた。
どこか変だ。
何か普通でない。    ]
2006/01/21 01:30:54
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/01/21 01:31:31
ちんぴら ノーマン
[ふと気がつく。

傷が治らない。
或いはそれと分からないほど、回復が遅くなっている。
驚異的な回復力─もとい復元力を持つ死神ならば、僅かの間とはいえそろそろ血が止まっても良い筈。・・・・・・・]
2006/01/21 01:33:33
見習いメイド ネリー
……そう、なのですか…
此処が、『墓』…。

[ノーマンに頷きながら
ずっと感じている―――違和感が拭い去れない。

“柱”を、見た。]
2006/01/21 01:33:55
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/01/21 01:35:42
見習いメイド ネリー
[傷の治癒が――遅い。
いや、此れは、まさか。
もう一度、ノーマンの傷を見て]

……どうして?
…どうして、…傷が……

血が、止まらない…。

[言葉の端に、焦りが滲む]
2006/01/21 01:36:13
書生 ハーヴェイ
[血を流したナサニエルが気絶したメイの体を担ぎ、歩こうとしている。ナサニエルの立つアリーナの白砂は広範囲に及んで血に染まり、ハーヴェイがネリー達を注視している間に激しい死闘が繰り広げれられた事が伺い知れた。]
[ハーヴェイは深く眉根を寄せ、なんとか息を吐く様にナサニエルを見つめた。]

……ナサニエル。
(83)2006/01/21 01:40:32
お嬢様 ヘンリエッタ
[少女は自分の関節球体人形の体が、
以前の――硬質ではない人形の姿へと逆戻りするように戻っていくのに気付いた。周りの状況――ネリーがいるのには気付いたが、それ所ではない]
2006/01/21 01:41:54
書生 ハーヴェイ
私は酔っていた……。
……その間にナサニエル、君を傷つけた。
私が共に戦っていれば、メイを殺す事が出来たのに。
(*13)2006/01/21 01:43:24
ちんぴら ノーマン
そうか…やはり…こうしている間にも…わずかずつ生命力が吸い取られているのですね…。
あの…柱に。
2006/01/21 01:44:07
ちんぴら ノーマン
あの中のモノに手出しした…報いでしょうか…?

[苦しげに笑う]
2006/01/21 01:45:38
書生 ハーヴェイ
なんて事だ……。

[既にアリーナには若葉の清々しい香りは何処にも無い。
ナサニエルとメイが流した噎せ返る様な血の匂いが、ハーヴェイに迫る様に漂って来る。]
(84)2006/01/21 01:46:50
見習いメイド ネリー
それ、は…
では、此処に…『墓』に居る限り私達も、いずれ……

[言葉尻が、震える。
と、ヘンリエッタの様子がおかしい事に気付き]

……ヘンリエッタ…様?
2006/01/21 01:47:05
見習いメイド ネリー
ノーマン様!
……あまり、喋ってはいけない…!傷が…。
2006/01/21 01:48:24
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/01/21 01:48:36
学生 メイ
[メイはほとんど動かない体を無理に動かし、ナサニエルの首筋にトンファを当てる]

……触ん、ないで。

[からだがきしむ音がした。それよりも体に走った怯えの方が強かった。この男の近くにいるのは危険だ。【見え】た景色がメイに警鐘を鳴らす。]
(85)2006/01/21 01:49:21
ちんぴら ノーマン
多分…封印の力は…三者が奪ったせいで…分散され薄まっているのですよ……
だから、我々はあの棺に封じ込められずに済んだ……ですが。
2006/01/21 01:50:55
冒険家 ナサニエル
[ナサニエルはメイを担ぎ上げてアリーナの淵まで来る。階段を数段昇ってすぐにある踊り場にメイを一度横たえ]

………。

[その二の腕から先が欠けたメイの横顔を見た]
(86)2006/01/21 01:51:05
学生 ラッセルはメモを貼った。
2006/01/21 01:51:35
見習いメイド ネリー
[ノーマンの言葉に、もう一度辺りを見回す。
半透明の“棺”。
その中に封じられた数多の死神。

―――遠い昔に、見たことがある顔も…いる。]
2006/01/21 01:52:54
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/01/21 01:53:20
ちんぴら ノーマン
ここに居れば、いずれ力を失い…彼らのように。

[ノーマンは床一面に埋め込まれた死神たちの身体…或いは命を失った抜殻…を見やった]
2006/01/21 01:54:15
お嬢様 ヘンリエッタ
エッタの体が。
昔の体に…

[少女の体も顔も球体関節人形のそれではなくなってゆくものの、しかし可愛らしさと綺麗さは未だあり――]
2006/01/21 01:55:00
見習いメイド ネリー
……なんて、こと……

[弱々しく首を振り。]

……封印を解く方法は…ないのでしょうか…。
2006/01/21 01:55:15
ちんぴら ノーマン
そう言えば、ネリーさんはこの場所は…どう見えます・・・?
2006/01/21 01:55:19
冒険家 ナサニエル
[微笑んだ気配がする。受け入れるだけだ]

いいえ。
気になさらずに。

[「発作」――苦痛とこれは言えるのだろうか。内面との齟齬から来るとも言える、これは]
(*14)2006/01/21 01:57:04
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/01/21 01:57:41
墓守 ユージーン
[ユージーンは仰向けに倒れたまま、『墓所』に出現した。
その胸には未だトビーに受けた傷が残っていたが、それは徐々に塞がっていった。]
2006/01/21 01:57:56
見習いメイド ネリー
…え。

[ヘンリエッタの顔を見る。
球体関節人形の硬質さが、ゆっくりと、巻き戻っていくように消えていく。]

………これも、『墓』の…
2006/01/21 01:59:05
冒険家 ナサニエル
メイさん、もう一度だけ聞きます。
仲間と理由を教えて下さい。

[トンファを首筋にあてられたまま、
ナサニエルは微笑みを浮かべ穏やかに尋ねた]
(87)2006/01/21 02:00:25
冒険家 ナサニエルは、学生 メイの頬に手をあてた。出来るだけ刺激しないように、そっと。
2006/01/21 02:02:06
見習いメイド ネリー
[ノーマンの問いに首を傾げ]

…え。
……そう、ですね。天球儀のように…見えます。
大きな、水晶で出来た大樹のような柱があって…

…!!!

[気配がした。ばっと立ち上がり]

ユージーン様!!
2006/01/21 02:02:12
墓守 ユージーン
[しかしまだ、ユージーンは目覚めない。]
2006/01/21 02:02:29
学生 メイ
[大きく息を吸い呼吸を落ち着かせようとしたメイの瞳が見開く]

!!!

ーーーーーっ!!
やだ、もう【見たく】なっ…!!
いや、あああああああああ!!!!!
(88)2006/01/21 02:02:44
書生 ハーヴェイは、文学少女 セシリアを気に掛けながらも、ナサニエルの方に向かった。
2006/01/21 02:02:49
冒険家 ナサニエルは、学生 メイの悲鳴に手が直前で止まる。
2006/01/21 02:03:52
書生 ハーヴェイは、冒険家 ナサニエルを此のまま失う想像のリアルさに怯えながら。
2006/01/21 02:04:14
学生 メイ
[メイは片腕だけの状態でズリ、とナサニエルから距離を取る。階段を支えにして立ち上がると近付いてくるハーヴェイに息をのんで、トンファを向けた]

こっちに来ないで!!

ネリーを…ネリーを殺したのはあなたでしょう!!
(89)2006/01/21 02:05:50
見習いメイド ネリー
[ユージーンの傍に駆け寄り、跪いて]

…ユージーン様、……ッ

[傷が徐々に塞がっていくのを見て安堵して――だが。]

……わたし、…
私、は…護れなかったのです、ね…

…ごめんなさい。
ごめんなさい……

私は、何も…できなかっ…た…。
2006/01/21 02:06:00
冒険家 ナサニエル
………。
メイさん…

[それ以上ナサニエルは何も言う事が出来ず、
そっとメイの傍を離れる事にした]
(90)2006/01/21 02:06:35
冒険家 ナサニエル
…メイさん?

[メイが放つ言葉の意味に気付いて眩暈を覚えた。
メイはどこまで…]
(91)2006/01/21 02:08:08
冒険家 ナサニエルは、の狂乱に首筋を叩き意識を失わせた。
2006/01/21 02:09:33
冒険家 ナサニエルは、学生 メイの狂乱に首筋を叩き意識を失わせた。
2006/01/21 02:09:48
学生 メイ
[メイは這うように、ナサニエルとハーヴェイから距離を取る。トンファを構え、戦闘態勢を崩さぬまま]

信じられない…。

[一言言うと姿は階段を一足飛びに跳び、壁龕に飛び込んだ]
(92)2006/01/21 02:12:28
学生 メイはメモを貼った。
2006/01/21 02:13:29
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/01/21 02:13:48
学生 ラッセル
[語れば語る程に、心は激昂していく。
それは闘争心へと変換され、均衡を破ってギルバートへと駆け寄り、太刀を浴びせる。
防がれ、次撃を防ぎ、かわし、防がれ、二本の刃が二人の周りを乱舞する。

メイの悲鳴も、聞こえない。刃が打ち合う音、風を切る音、そして血管を血が巡る音だけが鳴り続け、全てを支配する。互いに激しく打ち合い、勝負は拮抗を続ける。]
(93)2006/01/21 02:14:00
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/01/21 02:15:45
学生 メイはメモを貼った。
2006/01/21 02:19:36
学生 メイ
-壁龕内-
[まっすぐ天井よりも、もっと遠くを見るような瞳から一筋、涙が溢れた。]

……ネリー。

[胎児のように体を丸めて小さくなりながら。]

ラッセル…

[不安に満ちた声音が壁龕内に小さく*響いた*]
(94)2006/01/21 02:20:53
冒険家 ナサニエル
[メイへの首筋への手刀は放たれる事がなかった]



[メイがハーヴェイに告げた時とは違う種類の眩暈が襲う。
思わず左手を額に押しあて俯いた。
メイはその隙に壁龕へ体を癒しに階段を飛び越えていった]
(95)2006/01/21 02:21:14
墓守 ユージーン
[ユージーンはうっすらと目を開けた]

──ネリー…?
2006/01/21 02:22:01
学生 ラッセルはメモを貼った。
2006/01/21 02:22:32
学生 ラッセル
[ギルバートの幾太刀かが掠め、頬に傷をつけ、血が舞う。
服が裂け、肌を覆う文様が覗く。血が流れ、碧い光の筋の上に赤で新たな模様を描く。
ギルバートの纏う炎が舞う。
傷は増え、酷使に筋繊維は悲鳴をあげ始める。
だが、ラッセルの体を覆う"Ancient Spirit"は肉体限界などを軽く無視して運動信号を送り続ける。剣舞は激しさを増すばかり。]
(96)2006/01/21 02:23:06
お嬢様 ヘンリエッタ
[Evergreenが見た事のある昔の少女の人形の体が見えている。ゆっくりと。前の段階が終わるとその前の段階の体。そしてそれが終わるとその前の――]

[ゆっくり、人形の体は変貌してゆく]
2006/01/21 02:24:02
書生 ハーヴェイ
[ナサニエルに追いついたハーヴェイは、叩き付けられる様なメイの言葉を聞く。]

……私がネリーを殺した?
ナサニエルに続いて今度は私ですか?

[メイは自分の言葉が正しいと確信した様な様子で、悲壮感に溢れている。まるで自分に酔うかの様に。其れとは対照的にハーヴェイは自分の心がある種の怒りに冷えて行くのを感じた。
ハーヴェイがメイを問い詰めようとした瞬間、ナサニエルが見覚えの有る仕草で目眩を起こし、その瞬間にメイが逃げた。]
(97)2006/01/21 02:26:19
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/01/21 02:26:25
見習いメイド ネリー
[ユージーンの唇が、自分の名を呼ぶ。
はっとして顔を覗き込み]

ユージーン様……!

[知らず、顔が綻んだ]
2006/01/21 02:26:30
ちんぴら ノーマン
封印を解く方法…。
まだ…命を失いきっていないものなら或いは…
ですが。
ここから出られない限り、開放は無駄でしょう…。

[失血に意識が遠のき始める。]
2006/01/21 02:27:19
墓守 ユージーン
[消えた筈のネリーが自分を見ている。
泣きそうな笑顔で。]
2006/01/21 02:29:28
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/01/21 02:29:30
冒険家 ナサニエル
[ナサニエルは階段に腰かけたまま俯いている。
少し肩が震え、それが止まると]

ハーヴェイさん…

[普段と変わらぬ笑みを向け、ナサニエルはハーヴェイを見つめた。脇腹から溢れ出た血は止まりつつあり、ナサニエルは自分の顔に飛び散った血を拭った]
(98)2006/01/21 02:30:51
書生 ハーヴェイ
メイが偽物だという事は、確信出来た。
彼女がトリムリティなのか、虚言を信じる様な性癖が有るのか、頭が可笑しいのかなにかは知らないが……。

[血を拭いながらも何時もの様に頬笑む、ナサニエルを心配そうに覗き込んだ。]

……今の目眩いは。
君の何時もの発作の前兆じゃないのか?
(99)2006/01/21 02:33:46
墓守 ユージーン
何だ…そこに居たのか…。
[ユージーンは小さく安堵の笑みを浮かべた。]
2006/01/21 02:34:18
学生 ラッセルは、流れ者 ギルバートと斬り結んでいる。 自身の動きに碧い軌跡を*残しながら。*
2006/01/21 02:36:15
見習いメイド ネリー
[ユージーンの笑顔に、眼の奥が熱くなる。]

……
はい、此処に…居ります…。

[小さく、囁くように]
2006/01/21 02:36:21
見習いメイド ネリー
[ノーマンの声に、ふと我に返る。
――ヘンリエッタの姿がゆっくりと変わっていく。
――ノーマンの顔色がどんどんと悪くなっていく。]

……此処から出られない、限り……
2006/01/21 02:37:18
冒険家 ナサニエル
[ハーヴェイの言葉に階段に視線を落とした]

………。

[「発作」の話題を紛らわすように]

メイさんは、トリムルティの1人です。
先程「Shadow」が、メイさんが纏う「封印の力」がネリーさん達と比べて大きい事を感じました。

[そう言い眸を瞑る]
(100)2006/01/21 02:37:50
書生 ハーヴェイ
[そもそも、ナサニエルは「発作」の事を語りたがらない。其れはハーヴェイにも分かっていた。だが、ナサニエル覗き込んだままのハーヴェイの琥珀色の瞳は、不穏な影を感じ取るかの様に揺れた。瞼を閉じたナサニエルにはハーヴェイの表情は見えない。]

……君は、メイの正体を見た…。
牧師は君の事を「嘘つき」だと見たと言う。

メイの言葉は今後の私には何の意味も持たないとしても。
(101)2006/01/21 02:43:30
冒険家 ナサニエル
[眸を瞑ったまま]

ハーヴェイさん…
ルーサーさんは私の事を「嘘吐き」だと、そう言ったのですか。

[「Shadow」はハーヴェイの「封印の力」を感じていない。
先程は友に向けた言葉に気が遠くなる想いだったが…。仲間が告発したという事も。ナサニエルの心は散り散りに乱れる。ハーヴェイを信じたい。だが信じ切れない自分がいる]
(102)2006/01/21 02:49:25
ちんぴら ノーマン
[うわ言の様に]
血…何故血…なのか…
碑文のあれは……
”そは…生けるものの血によりてのみ…開く”…
”なんびとたりとも出ることあたわず”…
2006/01/21 02:51:57
書生 ハーヴェイ
[アルバと言う過去に反逆罪を起こした死神の事を切っ掛けに戦い破れたユージーンの消滅、ハーヴェイの目の前でのネリーの封印、メイがハーヴェイに突きつけた理不尽な「ネリー殺し」の言葉……。
一瞬の間に様々な事が傍を駆け抜けて行った。
ハーヴェイは一旦眼を閉じると、再びナサニエルを見つめ首を振った。]

……君も戦闘で傷ついている。
目眩いも戦闘の所為かもしれない。
メイも入って行ったのだから、壁龕で君も休まなくては。
(103)2006/01/21 02:53:07
ちんぴら ノーマン
[ノーマンの意識は混濁しつつある]
2006/01/21 02:53:41
書生 ハーヴェイ
……ナサニエル。
もし、今後私をトリムルティだと告発したくなったら、してくれても良い。封印後の寺院の歪みを見る者はセシリアしか居ない。君が信用されて残る為に、私を捨てて呉れても構わない。

私は、自分の選択した結果起きた事に陶酔して居た……。
君を失うかもしれないのに。
(*15)2006/01/21 02:56:40
書生 ハーヴェイは、冒険家 ナサニエルの傍でそっと膝を付いた。
2006/01/21 02:57:23
墓守 ユージーン
[段々と意識がはっきりしてくる。
ネリーの頭越しに見える頭上の天蓋──それは。
どこか「女神の揺籠」のあの肉壁に似た。]

……ここは?!

[飛び起きる]
2006/01/21 02:57:55
見習いメイド ネリー
あっ…

[飛び起きたのを見て、眼を瞬かせ]


ユージーン様…此処は…

――――『墓』…です。

[ゆっくりと、言葉を紡ぐ。]
2006/01/21 03:00:26
冒険家 ナサニエル
私は…

ハーヴェイさん、貴方は悪くないです。
(*16)2006/01/21 03:01:33
見習いメイド ネリー
[掠れた声を聞きとめ、ノーマンの元へ。
言葉は既にうわ言の様で―――]

…っ…

[やはり、血が――止まらない。]
2006/01/21 03:02:31
冒険家 ナサニエル
[膝をついた衣擦れの音に眸を開いた]

………。
そうですね。

[考えていても仕方がない。
内傷は癒えつつある。それでも壁龕には入った方がいいだろう。扉があの時開いていれば…いや、時期近く来てしまったのだから祭典が長引けば元々「発作」が起こる事はありえたのだ]
(104)2006/01/21 03:05:12
墓守 ユージーン
?!
『墓』…?

[事態がよく飲み込めない。
だが、意識を失う直前の事は既に思い出していた。
突如ネリーが封印されたこと。
そのショックのあまり、恐らくはトビーに敗れたこと。
だが、ノーマンの話を殆ど聞いていなかった彼には、ここが「墓」であることは何処か非現実的なことであった。]
2006/01/21 03:05:13
見習いメイド ネリー
………
…ご説明いたします。

[ネリーは重い口を開くと―――
ノーマンに伝えられたことを、ユージーンに其の侭に告げた。

自分にも、もう一度言い聞かせるように。]
2006/01/21 03:07:13
書生 ハーヴェイ
君は何時も何も言わずにただ相手を受け入れる。
私はそのお陰で救われた……。
人間として死ぬ時、セシリアに命を狩られて安らぎを感じたのとはまた、別種の救い。

ただ、君の受容する様子を見ていると。
何も語らない様子を見ていると。

……時々、胸が掻きむしられる様に悲しくなるのは何故だろう。

…………。
(*17)2006/01/21 03:10:01
書生 ハーヴェイは、冒険家 ナサニエルの額に残っている血糊を静かに拭い、頷いた。
2006/01/21 03:10:59
書生 ハーヴェイ
肩を貸した方が良ければ、そうしよう……。
(105)2006/01/21 03:12:05
墓守 ユージーン
[ネリーの後に従って、重傷を負い横たわるノーマンの側にやっては来たが…。もはや手の施しようがなく、彼に出来る事は殆どない。

ふと周囲を見回すと、そこは彼が第二の生を得た「女神の揺籃」によく似た、巨大な生物の内部にいるかのような生々しい剥き出しの内臓で覆われた空間であることが分かった。]
2006/01/21 03:12:38
冒険家 ナサニエル
[ナサニエルはじっとその言葉を聞き]

私を悲しく思いますか?

[声は微笑んだようだった]

ハーヴェイさん、
今回の事を計画した時の事を覚えていますか?
(*18)2006/01/21 03:12:38
墓守 ユージーン
[違いは、繭が収められている筈の窪みには、半透明の水晶で出来た丸みを帯びたものが埋まっている、ということだけだ。
ただ、球形の空間の中心部に聳え立つ巨大な結晶質の柱だけが、異質であった。]
2006/01/21 03:16:57
書生 ハーヴェイ
……何故悲しいのかは分からない。
今でも感情という物は不可解なままだ。
きっと、あのユージーンと言う黒い死神もそうだったんだろう。

[頬笑みに顔を上げる。]

今回の計画をした時……か。
嗚呼、あの時も何時もの木陰に居た……。
(*19)2006/01/21 03:17:14
墓守 ユージーン
[ユージーンはネリーの説明を聞くと、大きく溜息をついた。]

……それでは結局ここからは…出られない?
2006/01/21 03:19:12
冒険家 ナサニエル
ありがとうございます。

……ッ  は

[微笑み立ち上がると…眩暈]
(106)2006/01/21 03:19:38
見習いメイド ネリー
……

[沈痛な面持ちでノーマンを見下ろし…ふと]

…そういえば。
ノーマン様が…不思議な、事を。

…ユージーン様。
この空間…どのように見えますか?

私には、水晶のようなもので覆われた…
天球儀のように見えるのですが…。
結晶質の…大樹のような柱が、あって。
2006/01/21 03:19:54
墓守 ユージーン
[戸惑いつつ]
…ボクには、ここは「女神の揺籃」によく似たところに見える。
確かに水晶みたいな柱は見えるけど…。
2006/01/21 03:21:50
書生 ハーヴェイ
[ハーヴェイは慌てて立ち上がりナサニエルの肩を支えた。そのまま、壁龕の方へとゆっくり向かう。]

……休もう。
(107)2006/01/21 03:22:38
冒険家 ナサニエル
自分の事を正確に全て理解する事はなかなか難しいですよ。
ハーヴェイさん自身も、まだ若いのですから。

そう、あの時、
静かな小鳥の囀りを聞きながら話していました。

ハーヴェイさん、私は貴方がたを巻き込んでよかったのかと今もまだ思う時があるのですよ。
(*20)2006/01/21 03:23:43
見習いメイド ネリー
[ユージーンの言葉に眼を伏せ]

―――分かりません。
何か、方法があるのかもしれない…。

ノーマン様が…仰るに、
まだ、命を失っていないものならば或いは…と。

[ノーマンのうわ言を思い出し、歌う様に呟く]

”そは…生けるものの血によりてのみ…開く”…
”なんびとたりとも出ることあたわず”
2006/01/21 03:23:47
墓守 ユージーン
命…でも死神には命はない…。
普通の意味での命は。
2006/01/21 03:25:09
見習いメイド ネリー
[首を傾げ]

――女神の、揺り籠…
…人によって、見え方が違うの…でしょうか?
水晶の柱だけが…共通して、る?

どうして…。
2006/01/21 03:25:44
墓守 ユージーン
ああ。蓄えられた、命がまだ残っているものは…か。
2006/01/21 03:26:13
冒険家 ナサニエル
………。
すみません。

[肩を借りながらナサニエルは壁龕へと向かった。眩暈と「発作」に耐える為に引き起こされる震えが*止まらなかった*]
(108)2006/01/21 03:27:05
見習いメイド ネリー
―――そう、ですね。
…私達はもう、ひとではない。
命のいろを、もう持たない。

……無理なのでしょうか。矢張り…。
2006/01/21 03:27:27
墓守 ユージーン
ヒトによって見え方が違う…そんなことがあるんだろうか?

[巨柱を見上げながら」
2006/01/21 03:27:46
書生 ハーヴェイ
[ナサニエルが何時も好んで昼寝をしていた木陰を思い出す。木漏れ日と小鳥の囀り。其れはとても平和な風景。ただ、計画されていた事だけが不穏だった。]

……巻き込んで良かったのかと思う。
其の理由は……何故?
(*21)2006/01/21 03:27:49
見習いメイド ネリー
[頷き]
―――…それならば、まだ…。

…動けるうちに。
あの、彼らのように――抜け殻になる前に。

[視線の先に、水晶の中眠るような死神の顔。]
2006/01/21 03:29:13
書生 ハーヴェイ
『最初にナサニエルが計画を話、私が其れを受け、最後にコーネリアスが加わった……。』
(*22)2006/01/21 03:29:50
墓守 ユージーン
いのちの、いろ…
[ユージーンの顔を恐れに似たものがよぎった。」
2006/01/21 03:30:08
書生 ハーヴェイは、冒険家 ナサニエルの震えについては*何も触れなかった*。
2006/01/21 03:31:03
見習いメイド ネリー
……わかりません。
でも、いま話した限り、
ユージーン様が見ているものと…
私が見ているものは…

違う…ようです。

[同じように柱を見上げて]

…見え方が違うのではなく…
そう見せられているのかも…しれませんが。
2006/01/21 03:31:45
冒険家 ナサニエル
これは私が個人的に計画した方がよかったかもしれないと思っただけです。
…リスクが大きいですから。

[小鳥のその指に止まらせながら、事もなげにナサニエルは普段通りの声で、そっと秘密の計画を語ったのだった]
(*23)2006/01/21 03:33:02
見習いメイド ネリー
……ユージーン様?

[いのちのいろ。
恐れに似た色を滲ませる呟き。
不思議そうに、横顔を見る。]
2006/01/21 03:33:42
書生 ハーヴェイ
世界の理と禁忌に触れている……。
自らの永遠の死を賭ける事になる。
其れらの事は構わない。

……私の望みが計画の過程で叶うのならば。
(*24)2006/01/21 03:36:42
書生 ハーヴェイ
そして、君の願いが叶うならば。
(*25)2006/01/21 03:38:27
墓守 ユージーン
[自分を見つめるネリーの視線に気付き、急に恥ずかしさがこみ上げてきた。
そう言えば、自分はネリーと会話していた。ごく普通に。
やっとそのことに思い至り、赤面した。]
2006/01/21 03:39:02
墓守 ユージーン
[傍にいるネリーをむやみに意識してしまう。…さっきまではごく自然に振舞えたのに。]
2006/01/21 03:40:46
冒険家 ナサニエル
禁忌…私達の願いは彼らには永遠に理解して頂けないかもしれませんね。しかし私は、いえ、私達は…

『ロランがかつて行なった事を…そしてそれ以上に…』
(*26)2006/01/21 03:41:56
見習いメイド ネリー
[急にユージーンの顔が赤くなっているのに気付いた。]

どうしました…?
あの…。ひょっとして、まだ傷が…

[一歩近付いて]
2006/01/21 03:42:18
冒険家 ナサニエル
私の願いですか。

[ナサニエルは反芻する。この願いの為に死神として生を受けた瞬間から生きてきた。魂の木に延々と離れる事なく在る1つの…]
(*27)2006/01/21 03:43:34
墓守 ユージーン
ひゃっ!!
[思わず奇声を上げつつ、*飛び退いてしまった。*]
2006/01/21 03:43:44
見習いメイド ネリー
ぇ…?

[ユージーンの声に、*きょとんとして眼を瞬かせた。*]
2006/01/21 03:49:24
書生 ハーヴェイ
あの木陰で、私の願いは姉に再び会う事だと言ったね……。

この血の寺院ではまだ見せた事の無い……私のもう1つ姿。其れを君は知っている。私が姉を普通では無い程、愛し、歪んでしまって居る事を君は既に知っていた。

何処かで転生しているであろう姉と、私は寺院の力を使い、再び相見え……。

真の死を姉に。

私は殺したいと願っている。
(*28)2006/01/21 03:50:15
書生 ハーヴェイ
若しくは、此の様な願いを捨てきれない私自身を、完全に殺す事。

……其れが望みだ。
(*29)2006/01/21 03:51:04
書生 ハーヴェイ
魂の木は美しいね……。
何時も何処かに生命の光が灯っている。

[ナサニエルの思う事も知らずに、ハーヴェイはふと思い出した様に呟いた。]
(*30)2006/01/21 03:53:23
冒険家 ナサニエル
[眩暈を抑えながら話すのも気力を大量に削がれる。次に目覚めた時、ナサニエルを、自分を、保てるか分からなかった]

初めて聞いた時はそれでも少し驚きましたよ。

[だが初めて聞いたその時も声に驚きの響きはなかった]

ハーヴェイさんの真の願いが叶えられない時、
私がハーヴェイさんの命を…奪いましょう。

それもあの時、言いましたね。
 
(*31)2006/01/21 03:56:57
冒険家 ナサニエル
そう。
あの1つ1つが人間へと転生し、
人と人が争い合う世界をつくりもします。

そして弱き者は死を選びます。
理解してしまった者も…

[遠い過去を思い出すように]

魂の木はとても…美しいです。
生まれる前の魂は皆美しい…とても私は分かっています。
(*32)2006/01/21 04:00:35
書生 ハーヴェイ
『私がハーヴェイさんの命を…奪いましょう。』

[其の言葉にそっと眼を閉じる。

ナサニエルの発する言葉の響きは、長い長い間彼が独りで1つの事を願い続けている事を象徴するかの様に、深い響きが有った。
今のナサニエル自身は震えているにも関わらず。]

『君の願いが叶う事は、私自身の願いでも在る。
何も知らないにも関わらず……。』
(*33)2006/01/21 04:06:04
書生 ハーヴェイ
……有り難う。

[ハーヴェイは何度目かの礼をただナサニエルに伝えた。]
(*34)2006/01/21 04:06:55
冒険家 ナサニエル
………。

[微か頭を左右に振った]

こちらこそ感謝しています。
(*35)2006/01/21 04:09:27
書生 ハーヴェイ
人は争い、殺し合う。
常に死ぬ事を前提として、生まれる。

だが、其の魂は常に美しい。

[震えているナサニエルを気にかけながら、溜め息の様に答える。]

壁龕の中へは、一人で入る方が良いかい?
もし付き添った方が良ければ、私は傍に居るが……。
(*36)2006/01/21 04:11:54
冒険家 ナサニエル
[ふと、
深い…古来の空気を擡げるような声で]

シュピトナムは何を望んでいたのでしょうね。
碑文を残したというシュピトナム…
(*37)2006/01/21 04:12:43
冒険家 ナサニエル
[笑ったようだ]

私と一緒に入ると傷つけるかもしれませんよ。
(*38)2006/01/21 04:15:56
書生 ハーヴェイ
シュピトナム。
5千年前に、ヒトの魂を得ようとした死神……。

[ナサニエルが笑った様な様子に少しだけ安堵を覚える。]
(*39)2006/01/21 04:18:31
書生 ハーヴェイ
シュビトナムは、人の生を生きたいと望んだのだろうか……。

分からないな。
(*40)2006/01/21 04:19:43
冒険家 ナサニエル
ですので構いません。
そして次に壁龕から出た時は…
ハーヴェイさんに気付けないかもしれません。

[眸を瞬かせた]
(*41)2006/01/21 04:20:08
冒険家 ナサニエル
シュピトナムは、人間になりたかったのでしょうか。
温かい血の通う人間に…

そしてもし、人間になったのでしたらどんな人と出会い、考え、行動をしたのでしょう。
(*42)2006/01/21 04:22:31
冒険家 ナサニエル

そして、また死神になりたいと思ったのでしょうか?
(*43)2006/01/21 04:24:28
書生 ハーヴェイ
[ハーヴェイは、緩やかに頬笑みながら首を振る。]

否、一緒に入るのは止めて置こう……。

幾ら知っていても、もしも知りたいと思ったとしても、発作を分かち合う事は出来ない。共感を感じた過去が有り、1つの目的を目指す事になった。其れ以上はもう……。

私は君には成れないのだから。


『次に壁龕から出た時は…
ハーヴェイさんに気付けないかもしれません。』

[ナサニエルの言葉の重みを感じながら。]
(*44)2006/01/21 04:27:04
書生 ハーヴェイ
人間から死神……か。
何故、人から死神になる事が有るのだろうと思う。

逆にナサニエル。
君が、死神から人間に成り、そしてまた死神に成ったとしたらどうする?

[ハーヴェイは問いかけながら、ナサニエルを見つめ様に、壁龕の入口に留まって居る。]
(*45)2006/01/21 04:29:01
冒険家 ナサニエル
私の「発作」は私自身の証…これだけは誰とも分かち合う事は出来ませんし、ハーヴェイさん…

貴方の負担をこれ以上増やしたくありません。

[壁龕の中へと体を滑らせごつごつした岩肌に凭れかかる]
(*46)2006/01/21 04:30:21
書生 ハーヴェイ
[ハーヴェイはナサニエルに無言で頷いた。]
(*47)2006/01/21 04:34:59
冒険家 ナサニエル
そうですね。
私なら…それは目的の為だったと考えますね。

死神で在りたくなかったから人間になり、そして死神でしか出来ない事をする為にまた死神になる事にしたと考えるのが、自然ではありませんか?
(*48)2006/01/21 04:35:39
書生 ハーヴェイ
……死神でしか成し得ない事をする為……か。
もし、シュビトナムが其れらの全てに成功していたなら、我々と同じ冥界に存在しているのかもしれないな……。

[答えながら、ゆっくりと壁龕の黒曜石の扉が閉じて行くのを見つめている。]
(*49)2006/01/21 04:41:22
冒険家 ナサニエル
[ふと微笑み]

………。
そろそろ休みます。
(*50)2006/01/21 04:43:36
書生 ハーヴェイ
………お休み、ナサニエル。

[ハーヴェイは殆ど閉じようとする扉の前で、まるで人間の様な仕草で*小さく手を振った*。]
(*51)2006/01/21 04:46:01
冒険家 ナサニエル
そうかもしれませんね。
私には信じる事が出来ませんが。

[普段と同じ穏やかな声が
閉鎖されていく黒曜石の扉の向こうから聞こえた]

もう5000年も昔の死神の話ですから。

[ナサニエルの姿はハーヴェイの*視界から消え去った*]
(*52)2006/01/21 04:50:22
冒険家 ナサニエル

お休みなさい…ハーヴェイさん……
(*53)2006/01/21 04:51:08
修道女 ステラ
[黒い服。カソック。僧衣。同じ信仰の道を辿る者。
なのに。
その口から紡がれるのは糾弾の言葉。

――オマエハ"魔女"ナノダロウ?

ちがうちがうちがう私は魔女なんかじゃない!

――妹は違う!妹はそんな子じゃない!

やめてやめてやめて私を庇ったら姉さんまで。



痛い苦しい辛い。赤い紅い緋い   流れる 血]

――っぁ……あぁぁ……っ!!
(109)2006/01/21 06:10:14
修道女 ステラ
[物心ついたときにはもう肉親は姉しかいなかった。
村の小さな修道院で2人、年老いたシスターに育てられた。
シスターが主の下に召されてからは2人きり。
ただ静かに時が移ろうのを祈りの回数で知るような生活。

なのに……

何故あの平穏は壊されたのだろう。

何もしていないのに。

何故鞭で打たれ、針に刺され、焼けた鉄の棒を押し付けられ、辱めを受けるような真似をされなければならなかったのだろう]
(110)2006/01/21 06:20:26
修道女 ステラ
[気を失うことも赦されない苦痛は主の名の下に与えられ。
潔白なら証明して見せよと言われ。
けれどそうすることも能わず。

そこに見たのは、「信仰」を妄信する人間の狂気。

神の名を騙り穢し、罪もない人々の苦痛の叫びを贄と捧げる狂人たちの饗宴。

そこに信仰などという尊いものはない。
聖書に書かれている言葉など、まるで嘘のように。



――神は、存在しないのだと思った]
(111)2006/01/21 06:35:45
修道女 ステラ
[人の狂気や欲望を信仰のいう言葉を借りて正当化しただけ。
人を殺すのは人。

姉を殺したのも、私を殺したのも、人。

この手に人の魂を刈り取る力が備わったのは――



もし神が本当に存在するのならば。
己の力でその憎い人間を滅せよ、と。
そう言っているのだと思った]
(112)2006/01/21 06:43:30
修道女 ステラ
[――ごめんね、守ってあげられなくて、ごめんね。

何故。どうして。姉さんが謝るの?守れなかったのは私なのに。

……違う、守ろうともしなかった。
私はただ自分に与えられた苦痛に泣き叫んでいただけ。
姉が、自分の無実を叫んでいるのを知りながら。





――そう、あなたは自分可愛さに私を見殺しにしたのよね?

                        ――死体が哂う]

違っ……違うっ……私はっ……!!
(113)2006/01/21 06:46:59
修道女 ステラ
[赤い。何故。こんなにも。私の血の色?

――違う。

ちりちりと。燻る煙が這うように昇ってきて。
それを追うように、炎の舌が身体を舐めるように這い上がってきて。



やがて目の前を覆うのは、

赤く、揺らめく、炎。



――視界の中で、赤が揺らめく]

……ぁぁぁぁああああああっ!!

[掻き毟るように頭を抱えると苦痛に耐えるように*身体をきつく折り曲げた*]
(114)2006/01/21 06:56:16
美術商 ヒューバート
落ち着かれよシスター
焦燥に飲まれるな。
(115)2006/01/21 06:56:42
修道女 ステラ
[――誰かの声が、聞こえたような気がする。

けれど、視界にあるのは、赤い色と哂う死体。

*何も、見えない*]
(116)2006/01/21 07:05:38
修道女 ステラはメモを貼った。
2006/01/21 07:06:47
修道女 ステラはメモを貼った。
2006/01/21 07:08:43
美術商 ヒューバート
落ち着かれよ!
[ヒューバートはステラの手を取った]
(117)2006/01/21 07:10:48
美術商 ヒューバートはメモを貼った。
2006/01/21 07:11:58
修道女 ステラはメモを貼った。
2006/01/21 07:14:02
修道女 ステラはメモを貼った。
2006/01/21 07:15:22
美術商 ヒューバート
過去の亡霊に囚われるな!
あの暴君に再び弑虐を許してよいのか!

何故、貴公は死してなお存在するのか!

思い出せ!
(118)2006/01/21 07:16:52
美術商 ヒューバートはメモを貼った。
2006/01/21 07:19:28
牧童 トビー
[白い砂が赤く染まる。
もとより色彩の乏しい肌は更に血の気を失っている。
倒れたまま身動きひとつしない身体は、砂の上にふと置き忘れられた陶器の人形か何かのようだ。]

『僕が、殺した……。僕が。
まだ生きようとしている彼を。
死ぬべき刻が訪れていない彼を。

死に還りたいのは僕の方なのに。』

[セシリアの叫びが、ひどく遠く感じられる。]

『ネリー。常葉の乙女。
僕はあなたが護ろうとした死神を殺した。
彼にとってアルバが大切な何かだったから……。

何かを護ろうとしてアルバが死を賭けたみたいに。
今度は、あなたも僕を殺そうとするんだろうか。
何だか、それはひどく正しいことのような気がする……。』
(119)2006/01/21 07:26:31
牧童 トビー
[メイの言葉が、薄れる意識のどこかに届く。

「ネリーを…ネリーを殺したのはあなたでしょう!!」

その意味を理解する力もなく、白い唇をそっと、ほほえみの形に曲げる。]

『違う。
彼女は死なない。
今度は僕が死ぬ番だから……。』
(120)2006/01/21 07:31:52
牧童 トビー
[虚ろな瞳をゆっくりと閉じ、*昏睡に落ちた。*]
(121)2006/01/21 07:47:03
美術商 ヒューバート
[ステラの手を引き”圏外”まで引き戻した]

人の世には干渉すまい。
非定命の繰人形にはすまい。
私はそう誓い、零した命があった。

私は貴公に安らかな死を与えてやれなかった死神よ。
(122)2006/01/21 07:54:43
牧童 トビーはメモを貼った。
2006/01/21 07:58:53
美術商 ヒューバート
神を呪う貴公が忘れられなかった。
私の愛した郷の民も信仰の名の下に死した。

それに関与したあの白い翼の者達が赦せなかった。

私は天使を屠る事で償おうとしていたのかも知れぬ。
(123)2006/01/21 08:03:03
美術商 ヒューバート
血の騎士と成り果せ、さらに多くの天使を屠ろうとも
貴公の事は忘れる事は出来なかった。

償いは償いにしか成らぬ。
事の前に止めるを出来ぬは私の不明。
(124)2006/01/21 08:07:21
美術商 ヒューバート
もう零しはせぬと誓った私が再び同じ過ちを繰り返してしまうとはな。
大義という重石は私の剣を随分重くしたものよ。

だが…本当にもう零しはせぬ。
目の前の者を見過ごして何が大義か。
(125)2006/01/21 08:12:32
美術商 ヒューバート
落ち着かれよ、シスター…
[ステラを抱きとめる]

我が剣に誓って貴公から何も失わせぬ。
(126)2006/01/21 08:17:59
美術商 ヒューバート
血の騎士が一柱 ヒューバート
まかり通らせて頂く!

夜の帳の奥
闇よりも暗き翼
猛る黒き死の司よ…

我が手に在れ冥府鴉!!!!!!
(127)2006/01/21 08:21:50
美術商 ヒューバート
[ステラを抱きとめたままのヒューバートを黒い無数の羽が覆う。]

[羽の奔流が次第に晴れ、鎧姿の騎士が現れた。騎士は腰の鞘から黒塗りの長剣を引き抜き叫んだ]
(128)2006/01/21 08:28:47
美術商 ヒューバート
[抱留めたままのステラの前に『冥府鴉』を掲げる]

抜いて斬らぬ刃無し!
(129)2006/01/21 08:31:28
美術商 ヒューバートはメモを貼った。
2006/01/21 08:36:18
ちんぴら ノーマン
[ノーマンは昏くなる視界の真ん中に水晶の巨柱を見た。
──影が。急に鮮明に。形を備え。


蒼白い、宝玉のような膚。
冴え冴えとしたうつくしい貌。
朱い口唇。
…そして異形の


招くような瞳が見つめて


『リリム…?』

すとん、と胸に収まるものがあったが。
その言葉は消え行く意識とともに潰え、終に音とはならなかった。]
2006/01/21 09:38:13
ちんぴら ノーマン
[ノーマンは完全に昏睡状態におちいった。]
2006/01/21 09:39:05
見習いメイド ネリー
……ユージーン様、どうし…

[どうしたのですか、と言いかけて――
ますます弱々しくなる気配に、振り向く。]

……

[眠る様にノーマンが瞳を閉じている。何事か唇が動いたが――音は成さず。

ネリーは、少しだけ唇を噛んだ。]
2006/01/21 11:06:07
見習いメイド ネリー
[思いを馳せる。

セシリアは、ハーヴェイは、無事だったろうか。
…トビーは……


メイとナサニエルは?
ギルバートは?
ラッセルは?
ヒューバートは?

……

皆、は]
2006/01/21 12:02:31
墓守 ユージーン
[無様な悲鳴を上げた自分が情けなくて、消え入るように恥ずかしい。
ネリーは不審に思っただろうか。怪しいヤツ、と。]

な…何でも、ありま、せ、

[ネリーの様子からノーマンの容態が悪化したのに気がついた。ノーマンはもう意識がないようだ。]
2006/01/21 12:44:17
見習いメイド ネリー
……

[祈る様に瞳を閉じ]

……こんなに永く存在しているのに…どうしたらいいのか、分からない……

[――何て、非力。
心の中で呟いて、ノーマンの元へ歩み寄る。
せめて、と若葉をノーマンの周りに敷き詰めた。

――これも、あの柱に吸われ枯れるのだろうか。]
2006/01/21 12:55:19
墓守 ユージーン
[一体どうしたらよいのか。
ユージーンは『墓』を見渡した。

壁や床一面に這い回る血管のようなこれが、ノーマンのいう死神から命を吸収して柱へと送り込む器官なのだろう。
魔を育む繭の代わりに、死神を封じ込めた水晶。
…ノーマンは「生けるものの血」が開くとはどこのことだろう?
…棺か?」
2006/01/21 12:57:44
墓守 ユージーン
ネリー…さん。力は、

[温存しておいた方が、と言いかけて止めた。
それはネリーの、斃れたノーマンへの心づくしの行為なのだろうから。
ユージーンは力なく項垂れるネリーを…ふと抱き締めたい衝動に駆られた。]
2006/01/21 13:03:51
墓守 ユージーン
[慌ててそれを心の中で打ち消す。
じっとりと手が汗ばんでくる。
頭の中に浮かんだ妄念を追い払おうとするかのように強く首を振った。]
2006/01/21 13:06:59
見習いメイド ネリー
[ユージーンの声に、顔を上げる。]

……すいません…
千年も血の騎士なのに……情けないですね。

[申し訳なさそうに微笑んだ。]
2006/01/21 13:15:19
見習いメイド ネリー
[と、首を横に振るのを見て、また不思議そうに]

……?
2006/01/21 13:19:55
墓守 ユージーン
[ますます赤面]
2006/01/21 13:27:59
お嬢様 ヘンリエッタ
[そんな2人のやりとりを全く無視している]

嫌…嫌。

[髪の毛は繊細な人の髪を移植したような…服は細かい刺繍が施された秀麗なものとなっている]
2006/01/21 13:34:28
お嬢様 ヘンリエッタ
[少女は鎌を握り締めると呆然とした面持ちで振り回した]
2006/01/21 13:39:16
墓守 ユージーン
[消え入りそうな声で」
………ネリーさんは情けなくないです…。
2006/01/21 13:40:08
見習いメイド ネリー
あ、えっと…

[さっきまで、普通に話していたのに。
困ったように、戸惑った様にユージーンを見つめる。

と]


……ヘンリエッタ様…?

[顔を向けた先、恐れる様な表情のヘンリエッタがいた。]
2006/01/21 13:43:26
墓守 ユージーン
!!
[突如鎌を振り回し始めたヘンリエッタに驚く。]

一体何を…!

[何とかヘンリエッタを押しとどめようとする。]
2006/01/21 13:43:37
見習いメイド ネリー
[ユージーンの声に、微かに驚いた顔を見せ――
それから小さく]

……ありがとう…ございます。
2006/01/21 13:46:36
お嬢様 ヘンリエッタ
嫌…!!

[自分の感情の捌け口を見出したように振るう鎌の動きは止まらない]
2006/01/21 13:47:04
墓守 ユージーン
[荒れるヘンリエッタから武器を取り上げようと*隙を窺う。*]
2006/01/21 13:48:51
見習いメイド ネリー
[ユージーンの後に続き、ヘンリエッタを止めようと]

…どうしたのです!
御止め下さい、ヘンリエッタ様…!!


[いつもとは違う様子。
必死に呼び掛ける。]
2006/01/21 13:52:46
お嬢様 ヘンリエッタ
いや…違う。
違うの。

[何か分からない胸の内の不安を紛らわすようにネリーを上段から振りかぶった鎌で斬ろうとした]
2006/01/21 14:01:30
お嬢様 ヘンリエッタ
[少女の手は球体関節のソレではなく既に柔らかい…しかし中に芯あるソレ…へと変貌をとげ]
2006/01/21 14:03:51
見習いメイド ネリー
違うとは、何…
ッ!


[振りかぶられた真紅の鎌を横に飛び退いて避け]

ヘンリエッタ様…ッ!
2006/01/21 14:41:36
見習いメイド ネリー
[見る。

少女が鎌を握る手――それは、もう人形のそれではなく]

……
2006/01/21 14:44:01
お嬢様 ヘンリエッタ
[赫い闇が真紅の鎌に垂れ下がり、瞬間、それが周囲全てを――空間を破壊する粘性の空間となる。近くの床を抉り、次は下段からネリーを襲った。

力を急激に膨大に使った事による為か、少女の体は先程よりも早い速度で変貌していく]
2006/01/21 14:55:21
見習いメイド ネリー
……くッ!

[狙いは自分の筈だ。
ユージーンから離れるように跳躍し、避ける。
闇が足を僅かに掠めた。

――少女の変貌の速さが上がって居る。]

…いけません!
力を使ってはいけない!!
2006/01/21 15:01:36
お嬢様 ヘンリエッタ
[何時しか少女が見えているこの『墓』の『部屋』の光景は――

暗澹たる恐怖と不安を少女に与えている]
2006/01/21 15:02:32
お嬢様 ヘンリエッタ
嫌…
怖い…怖いの。

[Evergreenの言葉に答えず内心を焦がすようにまで成長した――しかしその正体が分からない――負の感情を払うように尚も少女自体の特殊能力を使っていく]
2006/01/21 15:05:05
見習いメイド ネリー
怖い…?


[怯える少女。
何かに抗う様に力を使う。
闇を躱しながら]

…怖いのですか…?
この場所が…?
それとも…?

[穏やかに、聞く。
何とか安心させられないだろうか―そう思って。]
2006/01/21 15:22:56
お嬢様 ヘンリエッタ
[少女が死神として存在を許された原初の姿にまで急激に戻ると、カラン、と鎌を取り落として蹲った。

あまりにも多くの”力”を怯えの為に急激に使ってしまった。

蒼い燐光が少女の綺麗だが人形として古びた形である横顔を照らす]
2006/01/21 15:50:40
見習いメイド ネリー
ヘンリエッタ様!

[鎌を取り落としたのを見るや駆け寄る。
側に跪いて、そっと手を伸ばした。

淡い、青い光が――]
2006/01/21 16:18:14
墓守 ユージーン
[ネリーがヘンリエッタを引き付けようと自分から離れるのを見て、総毛立つ恐怖に襲われた。
この「墓」では血の騎士の武器の力はどう働くのか分からないが、時間が経つにつれ活力が喪われていくとすれば、怪我を負うのは危険だ。]

ネリーさん!
2006/01/21 16:34:43
墓守 ユージーン
[恐怖と不安を訴える少女人形が武器を取り落として蹲る。
憐れみを誘う姿だが……ネリーの身を思うと、ほっと安堵したのも事実だった。
急いでネリーの元に駆け寄る。]
2006/01/21 16:38:08
お嬢様 ヘンリエッタ
[床と壁から照らされた蒼い燐光。

微か、何かに怯える表情のままネリーの手を受け入れた。薔薇の匂いはまだ、辺りに*漂っている*]
2006/01/21 16:42:05
墓守 ユージーン
[蹲った少女人形は、既にあの妖しい魅力を備えた球体関節の姿ではなく、どこか脆さを感じる美しいが古びた人形へと変わっていた。
武器の力を使ったせいなのか。
そこまで消耗したと…いう事なのか。]
2006/01/21 16:45:23
見習いメイド ネリー
[優しく笑み、ヘンリエッタの髪をそっと撫でる。]

――…

[ユージーンの足音。
振り向いて見上げる。]

ヘンリエッタ様……消耗が、激しくて…

[俯いた]
2006/01/21 16:51:38
墓守 ユージーン
・・・・・。
[頷き、ネリーの横に片膝をついた。
あの驕慢な少女人形が怯えている。]
2006/01/21 16:59:10
見習いメイド ネリー
……大丈夫…苛めたり、しませんから…

[幼子に言うように、優しく優しく。

声はヘンリエッタに届くだろうか。]
2006/01/21 17:07:31
お嬢様 ヘンリエッタ
[少女の体はそして――]

い、やぁぁぁぁぁぁぁ!!!

[絶叫と共に”近づいたユージーン”に鎌が振るわれた。

絨毯が天球の絵画がそしてクマのぬいぐるみが記憶の底にある泥を掻き分け、醜悪で見たくのない過去を掘り起こそうとする。ほぼ本能的と言っていい程の恐怖を込めて、未だ理由分からぬ怯えのままその傍らの真紅の鎌を握り締め向けた]
2006/01/21 17:13:42
流れ者 ギルバート
[蒼い光と輝く光の衝突による金属音が辺りに響く。
何か声が聞こえるが、ギルバートの耳には届かない。]

さぁな。俺が馬鹿だったかどうかは後世に死神となる知識家どもにでも語らせておけば良いんじゃないか?
これは俺が決めた事だ。
俺が血の騎士になったのも、ナタリーを…その子孫を見守って行くと決めた事も…。

『お前の言うとおり既に老化が進行していてあの当時の俺の事など忘れられてるかもしれない。
それでも…守り抜きたいんだ。
アイツと…俺の血を引く子孫達を』
(130)2006/01/21 17:16:21
墓守 ユージーン
[突如自分に向けられた攻撃に咄嗟に飛び退き──本能的にグリム・リーパーを出そうとするのを何とか堪え、体術のみで鎌を避ける。]
2006/01/21 17:19:29
見習いメイド ネリー
ッ!!――危ない!!

[咄嗟にユージーンを庇おうと、体が動いた]
2006/01/21 17:20:03
見習いメイド ネリー
[ユージーンが避けたのを確認すると、
飛び退いてヘンリエッタに向き直り]

いけません、ヘンリエッタ様!
2006/01/21 17:21:51
流れ者 ギルバート
だから俺は生きて帰る。待っているかは分からない。
真実を打ち明けられなくても構わない。
それでも今を守り続ける。
存在意義を失った時は…自身が狩られる時だろう。
俺は…飛べる限り空を翔けるつもりだ。
2度は墜とされるつもりは無い。

[並外れたラッセルのパワーとスピードにギルバートの身体は既に限界に近づいていた。
炎を纏う事による障壁での防御をもってしても防ぎきれなかった刃や剣圧などで確実に傷は増えていき、足腰も立つことに対して警鐘を送り続けている]
(131)2006/01/21 17:24:48
お嬢様 ヘンリエッタ
[息荒くEvergreenを見つめた。
肩が上下に揺れている]

近づけないで。
嫌…嫌なの。絶対に嫌なの。
2006/01/21 17:29:35
修道女 ステラはメモを貼った。
2006/01/21 17:31:51
見習いメイド ネリー
嫌…?
ユージーン様が…?

[怪訝そうに呟くとユージーンを振りかえり。]
2006/01/21 17:35:52
お嬢様 ヘンリエッタ
[脳裏に蘇る。

人形の体が薄れ――それは1人の――血肉が通う――]

[ヘンリエッタはネリーが振り向けない背後に、ぎゅ、とその服の裾を持ちユージーンから見えないように怯え隠れている]
2006/01/21 17:40:43
文学少女 セシリア

… … … …。

[何時の間にか、涙は枯れ果てていた。伝った後が、ぱりぱりと張る。

生きたまま見る悪夢。覚める事のない悪夢。

失ってしまったと知ったとき。もう戻らないと悟ったとき。

頭を僅かに垂れたとき――手が、薄らいで見えた。]
(132)2006/01/21 17:42:26
文学少女 セシリア
[血の騎士になったばかりの頃。
名も知らぬ古き血の騎士が、心得として私に告げた言葉。


「存在する意欲を失った死神に、眠りを与えるのが我らの使命の1つ。

もしも見かけたならば…お前の手で、幕を閉じるのだ。

お前は、血の騎士になったのだから―――」


もし自分が、その両方に当て嵌まるとしたらどうすれば良いのだろう。
望んで消滅する事は許されない。今この手には、死神を封印する力がある。

――私は―   ]
(133)2006/01/21 17:42:52
文学少女 セシリアは、銀の栞を取り出そうと、懐に手を入れた。
2006/01/21 17:43:02
文学少女 セシリア
[何か、柔らかいものに触れた気がする。

ふわり。

それは、ネリーの手によって生み出されたものだった。
それは、本来ならば疾うに消え行き、光の燐片となるべきものだった。

それは、一輪の、白く小さな花だった。

何処からか戦ぐ風に、ゆらゆら揺れる。優しい薫りを残して。
何処からか戦ぐ風に、きらきら消える。懐かしい薫りを残して。

消え行く光の粒子を、手を伸ばし掴もうと――虚しく空を切った。]
(134)2006/01/21 17:43:38
文学少女 セシリア
[伸ばした手が、ゆっくりと白砂に落ちる。薫りも空気に飛散して。

封印されて尚、あの花が消えずに残っていたのは何故だったのだろう。

何かのメッセージだったのだろうか。

――私は―   ]
(135)2006/01/21 17:44:19
文学少女 セシリアは、そっと立ち上がった。銀の栞を胸へと掲げ。
2006/01/21 17:44:28
文学少女 セシリア

――まだ、消え入るわけには行かない…

[小さく呟かれた言葉。瞳に*光を取り戻す*。]
(136)2006/01/21 17:45:10
墓守 ユージーン
[ネリーに目配せし、ヘンリエッタを刺激しないように、二人から離れたところへ移動する。]
2006/01/21 17:45:28
学生 ラッセル
[筋繊維は崩壊を続けるばかり、幾度もの衝撃により既に骨格にもダメージは蓄積している。
最早、肉体は"Ancient Spirit"の傀儡と化しているがやはりそれすら、もう戦いを止める為の抑止力にはならない。

首を振って一打をかわす。右耳が切り裂かれ、血が後ろへ流れる。]


………好きにしろ、戦闘機乗り。
お前の空が、お前を迎え入れてくれる限り、お前は空を翔ければ良い。
でも…その空は、僕達が生きていた頃のモノとは違う。僕達はもう、あの頃の空とは違う空の下に立ってるんだ。…例えお前が"今"を守り続けたって、二度とそれは、その時間は僕達には戻らない…死神には………


[否定はしない。だが、決して肯定は出来無い。
自分だけが永久に取り残される事の苦しみ。
そしてそれは終わること無く。

…肉体が苦情を訴え続けている。
生前から兵士として鍛えられていたギルバートの肉体すらも、限界に近付いている。それでも隙は生まれない。
どちらかの肉体が限度を超えるか、それともその前に息の根を止めるか。決定打を打ち込む為の瞬間を探し続ける。]
(137)2006/01/21 17:49:57
流れ者 ギルバート
『そう…二度と墜される事は無い。
墜されるわけにはいかない。俺には守るべき存在がいるのだから…。
自ら敵艦への特攻による終焉を選んだ俺は一度アイツを泣かせてしまったんだから。
俺の愚かな選択で二度と泣かせるわけには行かない。

ま、生きて帰るって言葉はおかしいな。人としての死はとっくに迎えているのだから。死神としての終焉を迎えずに戻るって訂正しないと…。』

[ギルバートは気力だけでラッセルと*刃を交わしている。*]
(138)2006/01/21 17:51:39
見習いメイド ネリー
[ごめんなさい、ありがとうございます…とユージーンに頷いて。
ヘンリエッタの方を向いた。]

……分かりました。ヘンリエッタ様…

[屈んで、目線を合わそうと]
2006/01/21 17:52:37
墓守 ユージーン
『どうしてボクに怯えるんだろう?
彼女にはここはどんな風に見えてるんだ?』
2006/01/21 17:55:57
流れ者 ギルバート
[金属音にまぎれて声が聞こえる…]


月光…?
もう少し待ってろ、決着がつくから…。

[掌に火の玉、しかし全力には程遠い]
(139)2006/01/21 17:58:49
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/01/21 18:00:15
お嬢様 ヘンリエッタ
[ヘンリエッタはネリーとは目線を合わせる。
服を掴む手は人のそれとなり、蒼白な顔で唇を震わせている]
2006/01/21 18:00:32
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/01/21 18:01:55
墓守 ユージーン
[少し離れたところで、ネリーとヘンリエッタに背を向けて座っている。
これまでの出来事を整理しながら。]
2006/01/21 18:02:15
文学少女 セシリアはメモを貼った。
2006/01/21 18:04:02
見習いメイド ネリー
[目線を合わせて来てくれたヘンリエッタに優しく微笑みかけ。

柔らかい手にそっと自分の手を添えて、
もう片方の手でヘンリエッタの髪をそっと撫でた。]
2006/01/21 18:06:30
お嬢様 ヘンリエッタ
[興奮と恐怖入り混じる感情はネリーの行動によって落ち着いてくる。蒼白な顔は同じままだが、唇の震えはなくなり、じっと撫でられるまま。

ネリーの手に柔らかな人間の髪の感触が伝わる]
2006/01/21 18:10:52
見習いメイド ネリー
[…ふわりとやわらかい、人間の髪の毛。

――死神になる前のヘンリエッタ様…?

人だった頃の姿なのだろう。
では、彼女が怯えて居るのは…]

……

[でも、聞けない。
あんなに怯えて――

頬に手を当て、顔を覗きこむ]


…落ち着きましたか…?
2006/01/21 18:19:48
学生 ラッセルはメモを貼った。
2006/01/21 18:24:37
お嬢様 ヘンリエッタ
[その姿は人形とは違った人の姿だが。
それでも年相応の可愛さと気品が溢れ――

――今は怯えに表情が硬いものの。

こくり。

頷くものの部屋に次第に満ちてくる恐怖の匂い。
ヒタヒタとヘンリエッタの耳だけを打つ足音。]
2006/01/21 18:26:53
学生 ラッセル
[ギルバートが何かと会話を交わす。
そして掌に火の玉が生まれる。ヘンリエッタとの戦いで見せたそれには及ばないが、身を焼き溶かすには十分そうでもあり。

しかし、ギルバートが炎を生み出した、その一瞬が隙であり、ぼろぼろになった両腕で、太刀を振り上げる。全力で叩き込むべく。
間近で生み出された火球の眩しさに一瞬、目を細める。]
(140)2006/01/21 18:30:53
見習いメイド ネリー
[少女の小さな頷きに、小さく安堵の息を漏らす。

と。

可憐な少女に満ちてくる恐怖の色。
何かに怯える様に―――

何かいるのか。
辺りを見回す。]

…誰か…来るのですか…?
2006/01/21 18:31:54
お嬢様 ヘンリエッタ
[優しい自分を撫でる手は一回転するように、布を悲鳴のように切り裂く音。

護る手はいない。

いない。

いない。

助けはなく、溺れるように何かに縋るように上へあげた手を掴んでくれる人はおらず。]
2006/01/21 18:31:54
お嬢様 ヘンリエッタ
[脳裏に浮かぶヘンリエッタを壊した光景]

嫌…。

[零れるばかりに瞳を開き]
2006/01/21 18:32:54
お嬢様 ヘンリエッタ
[ネリーとユージーンには何も聞こえない。
ヘンリエッタのみにだけが見える光景と言っていいだろう。

この【部屋】は

過去の忘れたい

生々しいもの

を思い出させる場所…]
2006/01/21 18:34:55
見習いメイド ネリー
ヘンリエッタ様…ッ

[少女の、壊れそうな硝子の瞳。

あまりに痛々しく、傷だらけで――

せめて、せめて少女を抱き締めようと、腕を伸ばし――]
2006/01/21 18:39:44
お嬢様 ヘンリエッタ
[生温い息。
冷たいシーツと外気。

這う感触。

痛み。痛み。痛み。

ヘンリエッタの目から、
大粒の涙が零れ落ち、手を服を床を濡らす。

ガタリ、と体が傾き倒れていく]
2006/01/21 18:39:49
お嬢様 ヘンリエッタ
[そこはヘンリエッタが大好きな場所だった。

とても大好きな場所だった。

ヘンリエッタの為に作られた人形達がいた部屋だった。

精巧な精巧な、その時代の人形達――]
2006/01/21 18:41:53
流れ者 ギルバート
[ギルバートは炎の弾を地面に叩き込んで爆風を起こす。次の刃を受けきれるかどうか分からない…。
ならば爆風の反動による回避。それしかない]
(141)2006/01/21 18:45:15
見習いメイド ネリー
あっ…!

[伸ばした腕が、辛うじて少女を受け止める。

透明な雫。
とめどなく、とめどなく。]

……っ…

[ずきりと胸が痛む。
一体この少女は、何を…―見ているのか]
2006/01/21 18:45:22
学生 ラッセル
[予想もしなかった事態が起こった。
てっきり自分に向けて放たれると思っていた火球は地面へ。局地的に風が巻き起こり、白砂がラッセルを打つ。]

…逃げんなっつってんだろォ!


[回避なのか?
最後の脚力を全て動員し、跳躍。風を抜ける。]
(142)2006/01/21 18:50:31
お嬢様 ヘンリエッタ
ネ……

[何かを紡ごうとし、
柱にいる巨大なヘンリエッタが見えるそれ。

それは――

――その最中じっと見ていたぬいぐるみ]


[短い呼気]
2006/01/21 18:53:07
お嬢様 ヘンリエッタ
[ヘンリエッタは赫い闇を呼ぼうとし――

――だが、その能力はぬるい闇を呼び出すに留まり。



ヘンリエッタに”影”は覆い被さり。



大きく瞳を見開いたまま、絶叫して*気を失った*]
2006/01/21 18:56:17
流れ者 ギルバート
悪いな、これ以上の勝負も考えたが例えお前が勝ったとしても立っていられないだろう。生き残った方が次に狩られるのは明白。

…楽しかったぜ。俺は少し休ませてもらうとするか。
出来れば、次戦う時は次回の祭典であってもらいたいところだな。
別にお前が憎いという訳でもないからな…。じゃあな。
お前も、少しでも休むことをお勧めするぜ。

[手のひらに炎を宿そうとするが黒煙のみが虚しく上がったので、刀を構えつつ後退]
(143)2006/01/21 18:56:33
墓守 ユージーン
[ユージーンはネリーとヘンリエッタの声を背後に聞くが、少女の異変には*気がついていない。*]
2006/01/21 18:57:21
見習いメイド ネリー
[―――悲鳴。
その瞳は何を映すか。]

…っ

[気を失った、力ない華奢な体を抱き締める。]

……なにがあったと…言うのですか…

[知らず――声が掠れた。]
2006/01/21 19:02:33
見習いメイド ネリー
[俯いて、ただただ少女の体を*抱き締めている。*]
2006/01/21 19:04:11
墓守 ユージーン
[少女の絶叫が突如響き渡り、ユージーンは慌てて背後を振り返った。
そこには痛ましげな悲しみを浮かべたネリーに抱きかかえられる、ぐったりとした少女の姿。
何が起こったのか、彼には全く分からなかったが…ここの何かが少女を恐慌に陥れたのだけは理解した。]
2006/01/21 19:06:45
学生 ラッセル
っく…………ぁ…

[疾駆は届かず、遂に脚の筋が焼ききれた。
ギルバートの掌から、黒煙があがる。マッチが燃え尽きたような。
かくり、と膝の力が抜け、ラッセルは肩から地に倒れる。]


…楽しかった…さ。
だが…ね………生き残った方が次に狩られるだとか…どうでも良かったんだよ、僕は…ちょっと、残念だ。…次は逃げんなよ………?

[浅い息をつきながら、地に倒れたまま、首だけを持ち上げギルバートを見てにや、と笑う。

支える力を失ったように、頭も地に落ちる。
もう体が動かないのか、それとも周りが戦場である事を気にしていないのか。]
(144)2006/01/21 19:07:17
墓守 ユージーン
[気を失った少女を抱き締めるネリーの背中を*そっと見守るほかなかった。*]
2006/01/21 19:08:00
牧師 ルーサーはメモを貼った。
2006/01/21 19:13:34
流れ者 ギルバート
―血の寺院・外周回廊―
[刀を杖の代わりにして何とか壁龕までたどり着き、月光を外に飛ばして封鎖を念じる]
悪かったな、月光。
お前の声のおかげで何とか冷静になれた…。
お前も……俺が消滅したら悲しむんだな。済まない。
数刻で良い、休ませて貰う。
その間、外を探って…くれや。

[糸が切れた人形のように壁龕の中で*倒れこんだ*]
(145)2006/01/21 19:14:10
流れ者 ギルバート
ラッセル、お前との戦い……。
楽しかったぜ。

[疲労に思考する余裕を奪われ、そのまま闇へと飲まれていった]
2006/01/21 19:15:20
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/01/21 19:16:40
学生 ラッセルはメモを貼った。
2006/01/21 19:21:09
学生 メイ
―外周回廊―
[メイが壁龕から出てくる。左手をはじめとした体に欠損や傷跡はないものの、どこかまだ本調子でないように見えるのは、身体的なものだけではないのであろう。
回廊に立つと手足を振って体の調子を試すようにみたあと、少しの間目を閉じて、背筋をしゃんと伸ばした]

よし。

[小さく自分を鼓舞するようにつぶやいて、ぱちりと目を開くとそこにはいつものメイが居る。多少笑顔はぎこちないものだったかも知れないが]
(146)2006/01/21 19:24:48
学生 ラッセル
―血の寺院・アリーナ―

[視界がぼんやりと霞む。
何とか片腕を動かし、ポケットから煙草を取り出す。咥えて火を点ける。
紫煙が、ぼろぼろになった肺腑に染みる。
碧い光は薄れて行き、抑えられていた出血が始まる。白砂に血が滲みだす。

そのまま、戦場のド真ん中で横たわったまま、目を閉じる。]
(147)2006/01/21 19:28:33
学生 メイ
[アリーナは最早白砂というの表現を拒む様相であった。その真ん中に倒れながら煙草をくゆらす人影を見つけて、メイは一足飛びに跳ぶ]

ラッセル!

[嬉しいのか泣きたいのか分からない声でラッセルの傍らに座り込むと、そのまま抱きしめた]
(148)2006/01/21 19:34:23
学生 ラッセル
んが………

[一瞬、身を襲った衝撃の正体が分からず
咥えていた煙草を落す。]


……。 ………メイ?

[青い髪が視界に。
その名前を長く、長く忘れていたような気がする。]
(149)2006/01/21 19:39:16
吟遊詩人 コーネリアス
ふむ・・・最後に計画に加わった私が・・・
最後まで【見られずに】いるとは・・・。
私の願いはただ哀れなだけなのに・・・なぁ。
『私は愛したい。血ではなく大切な方を。
 一方通行の愛ではなく相互通行の・・・。
 どうしても欲しかった・・・でもただ1つ手に入れられなかった・・・。
 あのときの感情を・・・”今一度”・・・』
(*54)2006/01/21 19:41:30
学生 メイ
大丈夫?あの、部屋みたいなのに入った方がいい?

うー。痛そう。

[ラッセルをみて眉を顰めるのも、立て板に水に話すのもいつものメイの調子だ]
(150)2006/01/21 19:42:19
学生 ラッセル
ああ、痛い…。………痛いから揺するなっ

[メイに肩を揺すられ、顔を顰める。
小突いてやろうと思ったが、上手く腕が上がらなかった。]

…んー…悪ィ。なんかもう動けねーや。…上まで、運んでってくれるか?

[メイの声の調子はいつもの通りで、視界はまだ霞んでいてよく見えなかったがどうせいつものようにくるくると表情を変えてるんだろう。]
(151)2006/01/21 19:47:50
学生 メイ
ん。

[肩に手をかけるが、ラッセルが顔をゆがめたのを心配そうにのぞき込んで]

大丈夫?…跳ぶよ。

[ラッセルの体を支えたまま、一気に外周回廊まで跳ぶ。壁龕にその体を横たえると、メイは服に付いたラッセルの血にを見、*瞳を閉じた*]
(152)2006/01/21 19:52:02
学生 ラッセル
……… … さんきゅ。

[壁龕に横たえられ、再び目を閉じる。]

カッコ悪ィ…

[つぶやいて、軋む腕を持ち上げる。そっとメイの頬に触れてから、ぽたりと腕を*落した。*]
(153)2006/01/21 19:57:34
学生 メイ
ラッセル。私死にたくない。
ラッセルにも死んで欲しくない。

だから、どうしても戦わなくちゃ。
2006/01/21 20:56:07
文学少女 セシリア
[ステラが、己や―ネリーと同じように、暴君の赤い夢飲み込まれようとしていた。
そんな中ヒューバート卿が助け出し―鎧を纏う。
ステラを抱えたまま黒き長剣――『冥府烏』を掲げて。

呆然としている間に繰り広げられた死闘の後は、白砂を見れば覗えた。
各所が血に染まり、焦げ付き、抉られている。

僅かに頭を振り、銀の栞に意識を集中させる。
歪みは――依然として、1割ほども戻っていなかった。]


トリムルティは一角も欠けず…か…

…最も、ユージーンがその筈は無い…。……。

[ネリーを手に掛ける訳が無い。その言葉を、ただ辛そうに飲み込んだ。]
(154)2006/01/21 21:23:58
見習いメイド ネリー
[抱き締めていた腕の力を緩めて、
ヘンリエッタの顔を見た。涙が頬を濡らしている。]


………


[柔らかな若葉を茂らせ、そこにそっとヘンリエッタを横たえた。

此処の床は冷たいから。
そう思って。]
2006/01/21 21:34:54
修道女 ステラ
[赤い視界が不意に薄れ、その中にぼんやりと黒いものが浮かぶ]

……ぅ、ぁ……

[耳の奥で木霊する哂い声と男の声。
聞こえてはいるのに、頭の中で意味を成さない。

――何故、私は、死してなお、存在し続けている?]
(155)2006/01/21 21:38:25
牧童 トビー
[覚醒も、突然に訪れる。
はじめて味わった意識の途絶。
その余韻が、見当識を見失わせる。

ぎこちない動作で立ち上がろうとする。
だが失血で重くなった身体は容易には動かない。
赤い砂の上に座りこんだまま、呆然と周囲を見渡す。]

ああ……。

まだ僕は、ここにいるのか……。
(156)2006/01/21 21:47:25
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/01/21 21:52:46
文学少女 セシリア
[ふと、視界の端で何かが動いた。

――トビー。]
(157)2006/01/21 21:52:48
文学少女 セシリアは、ゆっくりとトビーに近付いた。
2006/01/21 21:59:22
牧童 トビー
[左手に眼を落とす。
傷はかろうじて表面だけは閉じているが、動こうとはしない。

休止状態の間に自分の上を通り過ぎていった情報が、ゆっくりと再構築されて、記憶の欠落を埋めていく。

足音が近づいてくる。]
(158)2006/01/21 22:02:47
文学少女 セシリア
[トビーの傍らに暫く立ち尽くした後、目線を合わせるかの様にその場に座る。]

… …。
(159)2006/01/21 22:08:33
見習いメイド ネリー
[―――寺院は、祭典は…どうなっているだろう。

少女の、安らかとはとても言えない表情に眼を落としながら、考える。]


……


[友の顔が、声が甦る。]
2006/01/21 22:12:02
冒険家 ナサニエル
―壁龕―

[ナサニエルの外傷と内傷は壁龕に入りややもすると完全に塞がり治っていった。「発作」による眩暈によって、時折遠のく意識を感じながらナサニエルは先程感じたネリーとユージーンの封印を思い起こしている]

………。

[血を吐くような痛みを感じる。
誰よりも優しかったネリーが、そして虚無の気を放出していたユージーンが、消えてしまった…]

[セシリアの絶叫がまだ耳を打つ]

[セシリアを抱きしめたかった。あまりにも大きな絶望を癒したかった。友を喪うという恐怖。半身を抉られるような…嘆き、生きる意欲すらなくなってしまう心の痛み…。「何故」と繰り返し問うしかなくなる鮮烈な穴。ナサニエルには理解が出来た]
(160)2006/01/21 22:13:09
牧童 トビー
[涙の跡が残るセシリアの頬を、不思議そうに見あげる。]

どうしたのですか?
ユージーンは、あなたにとっても大切な人だったのですか?
でも僕は、できれば常葉の乙女に斬られてあげたいな……。

[ふいに、歪んだ視界の中に見た揺らめく乙女の姿が、セシリアの叫びの記憶と結びいて、像を作る。]

封じられたのですか? 彼女が?
(161)2006/01/21 22:15:12
冒険家 ナサニエル
―壁龕―

[壁龕の外で呟くセシリアの声が…薄っすらと聞こえる。「Shadow」が拾ってくれたのだろう。その言葉に眸を瞬かせた]

……ッ

[気が遠くなる。ここで…意識を手放してはいけない。意識を手放してしまえばきっと…私は大切な人を傷つけてしまう]

[そう思った瞬間に、咳き込んだ。
口元へ霊液に似た液体が込み上げた]
(162)2006/01/21 22:17:36
文学少女 セシリア

…そうだ。

[トビーが投げ掛けた問いに、短く、ただ短く答えた。]
(163)2006/01/21 22:19:33
冒険家 ナサニエル
―壁龕―

ガハッ。…ゲホッ。

[何度も体験している「発作」を抑えるようとすると軋轢によって生じる。「発作」の前触れ。口元から液体が吐き出され壁龕の床に落ちた。滴が顎先まで流れ、到底他人に見せられたものではない]
(164)2006/01/21 22:24:03
牧童 トビー
……僕は、どうしたらいいんだろう?

[押し寄せる喪失感の理由も解らないまま、ぽつりとつぶやいた。]
(165)2006/01/21 22:24:21
文学少女 セシリアは、茫然とした様子のトビーに、呟くように話し出した。
2006/01/21 22:26:39
文学少女 セシリア
…トビー。

…お前は…昔の、私だ。…"the Marker"と呼ばれた頃の…

[目を閉じ、古き自分を思い出すように、言葉を紡いでいく。]


…目に映るもの全てが異様に思えてしまう。死神の全てに忠実な。とても若く。

そして…余りに、無垢すぎる。お前の異名の一部のように…
(166)2006/01/21 22:27:33
見習いメイド ネリー
[良い茶葉が見つかったのに。

またチェスをしようと言った。
カードゲームを教えてくれると言った。
新しい本の話をしようと言った。


―――果たせないまま。]


………

[ごめんなさい。
唇だけで呟いた。

願わくば、親愛なる友が此処に来てしまわない様に――祈る。]
2006/01/21 22:28:23
墓守 ユージーン
[ネリーはあまりにもか弱く頼りなげに見えた。

1千年を存在(いき)た血の騎士が。
誰よりも強い信念と、やさしさを持った彼女が。]
2006/01/21 22:31:16
冒険家 ナサニエル
―壁龕―

[ナサニエルは壁龕の凭れかかり喘ぐ。眩暈に加えて頭痛がし始める。自分を制御出来なくなっていく。無意識のうちに刃が伸び爪を作っていく]

[つぷ。

「発作」を食い止めるように左肩に爪を深々と食い込ませた。痛みはややもナサニエルの意識をハッキリさせたが止められる程ではない。青い爪を覆って肉が再生して癒着する]
(167)2006/01/21 22:34:25
牧童 トビー
いいえ。
僕はぜんぜん、無垢ではない……。
たぶん僕は、もう平穏な死をもたらす「女神」の刃として相応しい者ではない。
僕は消滅する死神たちの記憶を受け止める杯だから。
その記憶の重みに耐えられなくなったら、僕の機能は終わりです。

……。
僕は、もう夜の平穏に帰ってしまいたかった……。
この祭典で、その願いはかなうと思っていたのに……。
(168)2006/01/21 22:36:12
冒険家 ナサニエル
―壁龕―

は…ア…ガァァァァァァ!!!

[咆哮が喉より迸って両の爪を岩肌に叩きつけた。壁が抉られる。
何時からだっただろうか。「発作」が起きたのは…]
(169)2006/01/21 22:40:25
文学少女 セシリア

…お前の杯は、お前の物だよ。トビー。

[目を開くと、僅かに空間を歪ませ、掌ほどの長方形のケースを取り出した。]


お前は、辛いという事を知っている。だが、やはり無垢で…脆い。


知れ、世界を。恐れずに。そして。―――心を。


[セシリアは、眼鏡の入ったケースをトビーに手渡した。]
(170)2006/01/21 22:46:48
文学少女 セシリアは、異音のした方向を咄嗟に見やる。「…!?」
2006/01/21 22:47:23
学生 メイ
[ラッセルが触った頬の辺りが熱い。閉じた黒い壁にもたれるようにして呟く]

……私、死にたくない。
ラッセルにもセシリアにもギルにも他の人も、死んで欲しくない。死ぬのが、あんなに怖いことだなんて思わなかった。

…止めなきゃ。トリムルティを。
(171)2006/01/21 22:49:01
牧童 トビー
[セシリアの差し出したケースを、怪訝そうに受け取る。
その中には、なじみのない二つのレンズ。]

これは?
(172)2006/01/21 22:49:25
見習いメイド ネリー
……もっと、強ければ…


[守れただろうか。
馬鹿げた自問だと分かっている。
それでも。

――遠い日の約束を思い返して。

そっと、少女を起こさないように立ち上がる。]
2006/01/21 22:49:45
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/01/21 22:51:14
墓守 ユージーン
ネリーさん…
2006/01/21 22:51:56
文学少女 セシリア

私が何時も身に着けていた…形見のようなものだよ…とある、人間の。

何時か…トビー、お前に大切と思える物が出来たら…きっと、解かる。


其の時まで、預けるだけだ……壊さないようにな。

[どこか穏やかに呟くと、すっと立ち上がり異音のした方向を見据えた]
(173)2006/01/21 22:54:25
冒険家 ナサニエル
―壁龕―

[左肩の肉が…爪が動いた時に飛沫となった筋繊維や血管が再生する。岩を深く削る音を響かせて爪は上から下へと下りていく]

…グ ガァ… ッ …

[絶え絶えに口から耐える声が洩れる。
爪が狭い壁龕内で目標を求めるように壁龕を切り刻んでいく。時折意識が動くのか自分を止めようと爪がナサニエルの肉体を抉り切り裂く。血だまりが床に出来ていくが同時に再生が繰り返し*行なわれている*]
(174)2006/01/21 22:56:13
見習いメイド ネリー
[ユージーンの方を振り返り、少し微笑む。]
2006/01/21 22:57:20
学生 メイ
あと、誰なんだろう…三人居るって。
ナサニエルと、あのスーツの人と…

[メイは思いだしてみる。【見えた】アーヴァインの、ノーマンの、ネリーの最期を。
探るように痛みを伴う画像を]

分かんない。誰…?

[首をゆっくりと振り、その瞳を閉じる]
2006/01/21 22:57:36
学生 メイは、回廊にぺたんと座り込んでいる。
2006/01/21 22:58:45
牧童 トビー
預ける?
僕に?

あなたの大切なものなのでしょう?
あの……、僕にはそんな……。

[価値はない、と言おうとして、その横顔の静かさに気おされたように、語尾を飲み込んだ。]

……お預かりします。
(175)2006/01/21 22:59:33
墓守 ユージーン
[ユージーンはネリーを抱き締めた。]
2006/01/21 22:59:58
文学少女 セシリアは、トビーに静かに微笑み、頷いた。
2006/01/21 23:02:11
見習いメイド ネリー
――え…?

[一瞬、何がどうなっているのか分からずに、呆然として。]
2006/01/21 23:04:46
書生 ハーヴェイ
[ナサニエルを壁龕へ送り届けたハーヴェイはアリーナを見下ろす位置で、今さらグリム・リッパーの虚無に侵されたかの様な虚しさに襲われ、息を付いた。]

ナサニエルが次に扉を開けた時……。
私の事は分からないだろう。

……あの震えは発作の時の物だった。
彼は発作に苛まれるその姿を決して他人には見せない。

[溜め息をついてアリーナを見下ろす。]
(176)2006/01/21 23:14:54
書生 ハーヴェイ
[アリーナではラッセルとギルバートの若者の魂が燃える様な戦闘が終了し、コーネリアスとステラとヒューバートの因縁の有りそうな三者が戦いを続けて居た。
ナサニエル達が居た所だけではなく、アリーナのあらゆる場所に血で汚され、破壊されている。その光景は通常の「死者の祭典」に似て異なる物だった。]

此のまま、何時も君と相見える事は無く、私かナサニエルが死して……。
二度と会えないかもしれない。

ネリーを失った様に。

[ハーヴェイの指が、封印され行く陽炎の中で揺らめくネリーを突抜け、地面に叩き付けられた時の…喪失の感触を思い出す。涙はもう出ない。ただ、指が震えた。]
(177)2006/01/21 23:15:08
墓守 ユージーン
!!

[おのれのしでかしたことに愕然。
ネリーから自分の身体を引き剥がすと、耳まで真っ赤になりながら、あさっての方向に走って行く。]
2006/01/21 23:16:43
書生 ハーヴェイ
[アリーナのコーネリアスに、]

【見られない】代わりに、コーネリアスには敵が多い……。
其れはナサニエルも、此れからの私も余り変わりませんが、敵対する勢力を封印で削る事もそろそろ考えた方が良いかもしれませんね。

ナサニエルなら、ラッセル、ギルバート。
コーネリアスなら、ヒューバート辺りを……。
(*55)2006/01/21 23:18:11
書生 ハーヴェイ
見る者が触れている者なら、ラッセルかヒューバートでしょうね。
私は、ギルバートの使い魔が他者を護る力を持っている気がして、気のせいかもしれませんが気になっているのですが……。

……どうなのでしょう。
(*56)2006/01/21 23:21:12
書生 ハーヴェイ
そう……。
伝え忘れてしまってはいけない。
貴方には何時も感謝しています、コーネリアス。
(*57)2006/01/21 23:21:25
冒険家 ナサニエル
……は ッ 

グ…
(*58)2006/01/21 23:23:10
見習いメイド ネリー
ぁっ……

[あたたかさがはなれていく。


まだ呆然として、走り去るユージーンの姿を見送ることしかできずに。
―――頬が赤い。]
2006/01/21 23:24:44
冒険家 ナサニエル
[声が混じろうとしている。
もしも狙うならラッセルを…とその声は言いたかったのだろう。或いはセシリアを封印出来なければ、…メイかルーサーを戦略的に封印する事を]

[だが、何が抑えていた齟齬が解放されるように
軋んだ声をあげただけだった]
(*59)2006/01/21 23:29:27
冒険家 ナサニエル
ガ…
  ァア
[頭痛が鮮烈にナサニエルを襲っていた]
(*60)2006/01/21 23:31:01
墓守 ユージーン
[走ってもどうなるものでもないのだが。
いたたまれなかった。
ネリーの側に居たいと思うと同時に、とても居られないとも思う。]
2006/01/21 23:31:47
墓守 ユージーン
[他にも考えなくてはならないことが山程あるというのに。
何故かまともに考えられない。]
2006/01/21 23:35:56
吟遊詩人 コーネリアス
ふぅ・・・ヒューバート・・・か・・・。
私もいつ寝首を掻かれるかわからぬ。
気のせいならよいのだが・・・我が”結界”にも淀みが見られる。
カタをつけるなら早いうち・・・感触を味わうならメイの柔肌を。
(*61)2006/01/21 23:36:25
見習いメイド ネリー
[は、と我に返り]

…ま、待って…

[やっとそれだけ言えた。
でも、動悸が激しいのだ。――困った。]
2006/01/21 23:37:08
学生 メイはメモを貼った。
2006/01/21 23:39:27
墓守 ユージーン
[ネリーの呼びかけにぴたりと動きが止まる。
が、向こうを向いたままだ。]
2006/01/21 23:40:56
吟遊詩人 コーネリアス
[ステラがヒューバートに介抱されるのを黙って見ている]

―自分ノ刃デ命ヲ落トストハ・・・無様ダナ―

―親父ノト引キ換エニ俺ハ生キ残ルゼ―

『またおまえたちか・・・もうやめてくれ・・・』

[セシリアの時もネリーの時も追撃の手が出せず、
ステラが倒れてしまうと無意識に体が動かない]
(178)2006/01/21 23:41:21
牧童 トビーはメモを貼った。
2006/01/21 23:41:39
学生 メイはメモを貼った。
2006/01/21 23:42:01
文学少女 セシリアはメモを貼った。
2006/01/21 23:43:51
見習いメイド ネリー
[戸惑いながら、歩み寄って]

…あ、の…

……ええと…

[待って、と言ったのに上手く言葉が出てこない。
言うべき言葉は何だろう。
背の高い、漆黒の背中に視線を彷徨わせた。]
2006/01/21 23:44:53
吟遊詩人 コーネリアスはメモを貼った。
2006/01/21 23:45:20
学生 メイはメモを貼った。
2006/01/21 23:46:32
流れ者 ギルバートはメモを貼った。
2006/01/21 23:46:41
吟遊詩人 コーネリアスは、”処女”を解き、萎えた士気の中*立ち尽くしている*
2006/01/21 23:46:55
書生 ハーヴェイ
─外廊→階段─
[壁龕から、ナサニエルの発作に耐えるくぐもった異音が響いて来る。振り返っても何も見えない。]

……私がナサニエルに出来た事は、壁龕へ向かう事を補助しただけ。発作を彼が抑えきれるのか……、もし抑えきれなかった場合、ナサニエルがどうなるのか。私には分からない。

ナサニエルは、私をトリムリティでは無いと「shadow」が感じていると言ったが、ナサニエルが真の能力を持ち、もし最初にヒューバートとネリーを見て、先刻メイを見たばかりなら、其れはナサニエルの希望的観測と言う物だ。
(179)2006/01/21 23:47:28
吟遊詩人 コーネリアス
『私自身も・・・物書きの描く白昼夢のいち登場人物に・・・
 過ぎなかった・・・わけか・・・ククッ・・・籠の中の鳥・・・か』
(*62)2006/01/21 23:49:50
文学少女 セシリアはメモを貼った。
2006/01/21 23:49:52
書生 ハーヴェイ
私を慰めたかったのか、ナサニエル?
私がトリムリティかもしれないと、怖くは無いのか?
其れとも、次に君がメイの様に私をトリムリティだと言い放ち、私は君の裏切りを知る事になるのか?
(180)2006/01/21 23:49:58
書生 ハーヴェイ
『此れは虚言だ……。』
(*63)2006/01/21 23:50:46
書生 ハーヴェイ
……否、君は自分が何者であれ,私が何者であれ、私を恐れないのだろうな。何時もの穏やかな笑みを浮かべて。
(181)2006/01/21 23:52:50
墓守 ユージーン
[ネリーに向けた背中が、ぴくり、と震える。]
2006/01/21 23:54:15
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/01/21 23:56:00
学生 メイ
[メイは立ち上がってアリーナの方に歩き出す、とその途中でハーヴェイの姿を見つけぎょっとして立ち止まった]
(182)2006/01/21 23:56:45
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/01/21 23:57:28
文学少女 セシリアはメモを貼った。
2006/01/22 00:00:54
見習いメイド ネリー
……その。
…大丈夫…あの、逃げなくても…

ええ、と。

[しどろもどろになりながら。]
2006/01/22 00:01:02
墓守 ユージーン
ごめんなさい…。
2006/01/22 00:01:39
墓守 ユージーン
すっすみません。
[ものすごく小さな声で]
2006/01/22 00:02:22
牧童 トビーはメモを貼った。
2006/01/22 00:03:05
冒険家 ナサニエルはメモを貼った。
2006/01/22 00:04:26
見習いメイド ネリー
あ、謝らないでください……
その、だいじょうぶ、だから…

[言葉の最後の方が小さくなって]
2006/01/22 00:05:08
墓守 ユージーン
もうしませんから…
2006/01/22 00:06:03
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/01/22 00:06:11
文学少女 セシリア
―アリーナ 南側―

[壁龕の異音が気になったが、トビーの怪我の具合も好ましくない様だった。]

…壁龕へ入れば、身体の傷は直ぐに癒えるだろう…
…歩けるか?

[そっと手を差し出して、トビーに尋ねる]
(183)2006/01/22 00:06:35
書生 ハーヴェイ
[アリーナに眼を向ける。立ち尽くしているコーネリアスの姿……。]

コーネリアス?
貴方には不安が無くて安心していた。
大丈夫だろうか……。

私もメイを狙うのでも良い。狂信者よりはメイだろう…な。
(*64)2006/01/22 00:06:53
書生 ハーヴェイ
[アリーナの中で自然に視線はセシリアの方へ向く。]
[セシリアはネリーの死を悲しみながらも、自らの力で瞳に意志を宿していた。]

セシリア…。
ユージーンがトリムリティで無かったのなら、状況は悪くなっている。なおさら、貴方と話さなくては。
(184)2006/01/22 00:08:01
牧童 トビー
大丈夫。
歩けます。

[自力で立ち上がろうとしたが、大きくよろめく。
セシリアの手を借りてようやく歩き出した。]

……ごめんなさい。
(185)2006/01/22 00:09:01
見習いメイド ネリー
………




あたたかかった、です…よ。

[ぽつりと]
2006/01/22 00:09:33
墓守 ユージーン
・・・・・・。

[ぴくっ]
2006/01/22 00:10:39
墓守 ユージーン
[ためらいがちに振り返ると、おずおずとネリーの側へと戻ってくる。俯いて、顔は伏せたままだ。]
2006/01/22 00:12:49
文学少女 セシリア
[僅かに首を振り、トビーの身体を支えた。歩みは階段の方へと進み。
そして、視線に気付く。其れはハーヴェイのものだった。]
(186)2006/01/22 00:12:50
文学少女 セシリアは、ハーヴェイの背後、少し離れた位置にメイの姿を見つけた。
2006/01/22 00:14:27
書生 ハーヴェイは、文学少女 セシリアの方へ緩やかに首を振ると、彼等が登って来る方へ下り始めた。
2006/01/22 00:15:10
学生 メイ
[セシリアとトビーが階段を上がってくるのが見えた。ハーヴェイを気にしつつ、メイは二人にぱたぱたと歩み寄る。
トビーをのぞき込み]

だいじょぶ?
(187)2006/01/22 00:16:02
学生 メイはメモを貼った。
2006/01/22 00:16:58
学生 メイはメモを貼った。
2006/01/22 00:17:13
牧童 トビー
[メイの顔がすぐ近くに覗く。
少し驚いたように、頷く。]

はい。
大丈夫です。
(188)2006/01/22 00:17:52
見習いメイド ネリー
[ユージーンが戻ってきた。
安堵と共に、また頬が熱くなるような気がして。
出来る限り平静を保とうと息を深く吸った。]


…その、
…私…怒ったり、してませんから…。


[俯いたままのユージーンに、穏やかに言う。]
2006/01/22 00:18:07
文学少女 セシリア
―階段 南側―

[ハーヴェイを追い越すように階段を下りてきたメイ。]

久々に、声を聞いた気がするな…
(189)2006/01/22 00:18:59
書生 ハーヴェイは、学生 メイが現れ、同様に彼等の傍へ行こうとしている事に気付いた。
2006/01/22 00:21:08
流れ者 ギルバート
―壁龕の中―
[休息で傷や疲れは癒されていく…、あと少し待てば身体はほぼ癒えるだろう。
ギルバートは月光から戦闘中にあった出来事を聞いている。]
(190)2006/01/22 00:22:59
学生 メイ
[セシリアの言葉にえへへと笑い]

久々に戦ったりした。腕が取れちゃったよー。

[ハーヴェイを視界にとらえて一瞬表情を堅くするも、笑顔を向けた]
(191)2006/01/22 00:23:11
墓守 ユージーン
[「怒ったりしてませんから」という言葉。
やさしいネリーは多分自分の無礼を許してくれるのだろう。
胸がズキンと痛んだ。]
2006/01/22 00:25:34
学生 メイはメモを貼った。
2006/01/22 00:26:07
学生 メイはメモを貼った。
2006/01/22 00:26:20
文学少女 セシリア

…笑って言う事ではないだろうに…

[メイの笑顔に、僅かながら気が紛れる。ぱりついた頬が、苦笑で動いた。
一瞬メイの表情が変わる。其の先には、ハーヴェイの姿。]
(192)2006/01/22 00:27:23
書生 ハーヴェイ
?階段 南側?
[直ぐに追い付き、セシリアに声を掛けた。]

壁龕へ向かうのですね……。
確かに休んだ方が良いかもしれない。
セシリアがアリーナで、ユージーンがトリムリティではなかった、寺院の歪みは何も変化してないと告げた声は聞こえて居ました。

状況は厳しい……。
休める時に休むのが上策でしょう。

[メイが次に自分の顔を見た時は、途端に叫び出すのでは無いかと思っていたハーヴェイは、その笑顔に驚いた。]
(193)2006/01/22 00:27:43
文学少女 セシリアはメモを貼った。
2006/01/22 00:28:35
書生 ハーヴェイはメモを貼った。
2006/01/22 00:32:34
見習いメイド ネリー
[――どうしよう。

平静を保とうとするけれど、上手くいっているだろうか。
ともすれば、意識してしまって いけない。

あたたかかったのだ。
とても。]
2006/01/22 00:32:59
牧童 トビー
ユージーンは、トリムルティではない?

[一瞬、苦しげに眼を閉じた。]

……そうでしょうね。
彼は怒りに駆られてはいたけれど、最後に刃を引こうとした。
……僕は何てことをしてしまったんだろう。
(194)2006/01/22 00:33:04
文学少女 セシリア
[ハーヴェイの声に、ふと己の喉に手を当てる。ガロットの痕はまだ痛々しい。]

…自分の痛みなど、すっかり忘れていたよ…

[其の後の言葉に、僅かな間目を伏せて]


…ああ…依然として、トリムルティの三柱は崩れていない…
…次に…

[呟きかけたが、言葉を飲み、僅かに首を振る]
(195)2006/01/22 00:34:33
墓守 ユージーン
[無理に話題を変えようとして]
…ネリーさん。
ネリーさんが封印されたと言う事は、ネリーさんが三者ではないということですよね…?
2006/01/22 00:36:26
書生 ハーヴェイは、牧童 トビーを見つめ、次にセシリアを見つめた。
2006/01/22 00:37:00
見習いメイド ネリー
[はっ、と顔を上げて]

……はい、私はトリムルティではありません。

…私が、邪魔だったのでしょうか。
彼らにとって……
2006/01/22 00:38:39
文学少女 セシリア
[メイが「うわ、酷い傷…大丈夫?痛くない?」と心配そうに声を掛けてくる。
腕の取れたメイの方が酷い怪我だよと、再度僅かに苦笑した後]

… …。

[トビーの後悔の念。それは心の芽生えでもあるのだろうかと思いながらも、失った友の姿を思い起こす。触れることも出来ずに、消え行く姿をただ見て居るしか出来なかった、友の姿を。]
(196)2006/01/22 00:38:44
見習いメイド ネリー
[言って、ユージーンを見る]
2006/01/22 00:41:21
墓守 ユージーン
…何故…ネリーさんだったのでしょうか…?
2006/01/22 00:42:29
見習いメイド ネリー
……どうして、でしょうか。
彼らは――――私の力に、気付いていたのかも…。
2006/01/22 00:44:04
墓守 ユージーン
邪魔だった…から…ですか?

[見つめるネリーの視線に気づき]

・・・・・・・・。
2006/01/22 00:44:34
書生 ハーヴェイ
[後悔するトビーの姿は、戦闘形態になった時とは別人の様で、ただ少年に見えた。]

ユージーンを彼処まで思い詰めさせていたアルバとはどんな人物だったのでしょう。ヒューバート卿は、反逆者で有るに関わらずアルバと言う人物を讃える。嘗て、どんな事件が有ったというのか……。

否、ユージーンが潔白で有るからには、トリムルティとは無関係なのでしょうけども。

[セシリアに話すメイの声。「メイの事は分からない」とハーヴェイは思う。笑顔で居ない様な場面で笑顔で有ったり、痛みに酷く鈍感で有ったり、感情的なのか感情が無いのか、其の波がどうなっているのかが、不可解だった。]
(197)2006/01/22 00:47:31
墓守 ユージーン
ネリーさんの力…ですか?それは一体どういう…。
2006/01/22 00:51:29
冒険家 ナサニエル
―壁龕―

[衣服が上半身を中心に所々切り裂かれ壁龕に凭れかかっている。足元には血だまりが作られ靴底を濡らしている。呆然とした面持ちで虚空を見ている]

………。

[こぽり。と溢れる液体を隅に吐き出すと口を拭った。深呼吸を何度も行い、気持ちを落ち着けようとする。「Shadow」が感じた事をハーヴェイ以外にも伝えなければ…]
(198)2006/01/22 00:51:48
文学少女 セシリア
アルバ…。血の騎士となってからも、余り話す機会が無かったからな…
最早、知る術も…少ない…。

[僅かに目を伏せて、僅かに首を振る。振り払うように。]
(199)2006/01/22 00:54:02
書生 ハーヴェイ
……感情的な女は苦手だ。
人間だった頃を思い出す……。

[ハーヴェイは先刻、ナサニエルに自分の願望を打ち明けてしまった所為か、過去に対して徐々に冷めて行き視点が変わって来ている事を自覚し始めて居た。]

私は姉を愛していた。
私は姉を憎んでいた。

……憎しみの方が大きいのか?
2006/01/22 00:54:29
見習いメイド ネリー
……

[見つめたまま]

…私は、常葉の千年を渡る風。
永きに渡る護りの命を自らに課した騎士。

幾度となく繰り返される戦いの中で、
私は1つの護りの技を持つようになりました。


それは、深緑の盾。
幾重にも折り重なる葉のような強靭な盾。

―――不完全な封印の力ならば、
跳ね返すことができる程の、です。
2006/01/22 00:55:18
冒険家 ナサニエル
―壁龕―

[壁面至る所に切り裂かれた跡…
「発作」が一時去ってからどれだけの間、呆然としていたのかナサニエルには分からなかった。壁龕を見つめ、体力気力共に回復していくのを待つ。…いや、本来なら待たない方がいいのだろう。
逡巡の後、ナサニエルは黒曜石の開を希んだ]
(200)2006/01/22 00:59:12
牧童 トビー
アルバは、強い……。
彼女の記憶はまだ僕の中で叫びます。
自分は死ぬわけにはいかない。護らなければならないものがある、と。

彼女がどうして叛逆に至ったのかは、僕も知りません。
ロランという、やはり反逆者として地上で討たれた血の騎士がいて、彼女と親しかったのだそうです。
彼女はロランと通じている、と告発されました。
僕には、ほとんど根拠のない中傷のように思えました。
それなのに、彼女は裁きの庭に現れず、禁域の森に逃げ込んだ。
あの森に、逃げ場はないはずなのに。

ユージーンは、不思議な死神でしたね。
なんだか、懐かしいような……。
(201)2006/01/22 01:00:02
見習いメイド ネリー
―――元は一族の者を護るために編み出した力です。

常に傍に居なければならないため、
1人しか守れないのだけれど。


……
2006/01/22 01:00:44
冒険家 ナサニエル
ハーヴェイさん…

[その声は掠れている]

誰を封印する事にしましたか?
(*65)2006/01/22 01:03:05
学生 メイ
[メイはおとなしく皆の話を聞いている。
ただその体は怯えるように小さく震える。それを隠すようにぎゅっと腕を自らつかみ、笑顔で耐えているようだ]
(202)2006/01/22 01:05:24
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