見習いメイド ネリー [驚かないのか、という言葉に――思う。 何故だろう。ずっと感じて来た懐かしさが。 すとんと、心に落ちて来たのだ。] ――どうしてでしょう… 自分でも、不思議です。 | |
2006/01/22 23:07:34 |
見習いメイド ネリー ……では、あの時ロラン様は… ユージーン様を…守ろうとして。 …ああ、あの方は…本当に… [小さく呟くと、目線を落とす。 あの日のロランの顔が、また脳裏を過ぎった。] | |
2006/01/22 23:10:29 |
墓守 ユージーン ボクが生まれることをどう思っていたのか、それは……アルバも知らないと言っていました。 親友のアルバにも秘密にしていたんだそうです。 …・・・母が収穫の時を迎える前に非道な死神によって命を奪われ、父は何とかそれを「魂の木」に捧げられる前に奪い返そうと冥界に行き・・・・・ でも間に合わなかった。 たとえ掟に反して奪われた命でも…一旦「魂の木」に捧げられればもうそれは戻すことは許されない・・・。 でも。 | |
2006/01/22 23:18:22 |
墓守 ユージーン 母が…死んでも…ボクはまだ生きていた…… だから。 父は・・・・・・どうしても、ボクを生かすために。 死なせないために。 母の魂を。 それがあの事件の、ボクがアルバから聞いた真相です。 | |
2006/01/22 23:21:17 |
見習いメイド ネリー それでも…ロラン様は、愛する方を甦らせようと…。 [真っ直ぐにユージーンを見つめ、耳を傾ける。] | |
2006/01/22 23:22:28 |
吟遊詩人 コーネリアス ―ごめんなさい・・・貴方とは単なる政略結婚・・・ 貴方には・・・そういう気持ちは抱けないの・・・― 『独リニシナイデ・・・独リニシナイデ・・・ 私ヲ・・・私ヲ・・・愛シテクレ・・・』 [ルーサーへ敵意を向けながら、亡き妻への想いを思い起こしている] ユフィールも・・・貴様も・・・そして私も同じよ・・・。 貴様の言葉を借りるとみな”哀れな仔羊”・・・。 | |
(2006/01/22 23:24:23、吟遊詩人 コーネリアスにより削除) |
墓守 ユージーン [でもアルバも父から全部聞いた訳じゃない。 彼女が後から知って、想像した事も含まれてる。 アルバは追っ手として、父の追撃に加わって。 父の死を見届けた。 出来るはずのない、自らの武器による自刃。 消滅する筈の死神が骸となって残ったという事実。 その理由がアルバにも長らく分からなかったと言っていたけど。] | |
2006/01/22 23:30:12 |
見習いメイド ネリー ……ロラン様… アルバ様… [遠い日を思い出すように、名を呟く。] ――話して下さって…ありがとうございます。 …ユージーン様。 [大切なものを呼ぶ様な響きを帯びて] | |
2006/01/22 23:31:13 |
墓守 ユージーン 何年かして……生き返った母がどうなったのか、気になったアルバが密かに母を訪ねていくと。 ボクが居たのだと。 ボクがロランの子だと…生まれる筈のない子供だと気が付いた彼女は、母の記憶を消し、ボクを連れて・・・・ それからはずっとアルバに死神として育てられました。 | |
2006/01/22 23:35:27 |
吟遊詩人 コーネリアス ―あんな無気力な領主様より・・・俺の方が”イイ”だろ? ん・・・あ・・・あんた・・・おい・・・やめろ・・・俺が悪かっ・・・― 『私ノ・・・私ノスル人ヲ・・・奪ウナ!殺シテヤル! 殺シテヤル!殺シテヤル!殺シテヤル! ・・・・・・心地ヨイ悲鳴・・・愛ヲ手ニ入レラレヌ 私ハ・・・獣トナリ下ガリ欲求ヲ満タスヨリ・・・』 [ルーサーの発言を嘲笑うように笑う] クククククッ・・・ハッハッハ・・・はぁ・・・はぁ・・・。 ハハ・・・虚しいヤツだ・・・夢は一時だからこそ輝くもの・・・ それが実生活に根付いた者は哀れとしか言えぬ。 [急に語気を強くして] ”我が民”から離れろ!彼女は我が血肉・・・ 汚らわしき者の手にゆだねるわけにはいかぬ! | |
(9)2006/01/22 23:37:39 |
墓守 ユージーン ・・・・・ボクはネリーさんを信じられなかった。 知られるのが怖かったんです。 | |
2006/01/22 23:37:57 |
墓守 ユージーン [ネリーの感謝の言葉が…逆にとても嬉しくてありがたくて、父とアルバをそこまで思ってくれる人がネリーであったという事実に感謝したくて] ・・・・・・・ネリーさん・・・・・・・。 [ネリーを見つめた。] | |
2006/01/22 23:40:36 |
見習いメイド ネリー …怖いのは、仕方がないと思います。 追っ手も…あったでしょうし。 ……けれども、ユージーン様はこうして話して下さった…。 [微笑み、ユージーンを見つめ返して、もう一度] ありがとうございます…。 | |
2006/01/22 23:52:27 |
墓守 ユージーン ボクは…ネリーさんを信じてもいいのでしょうか…? | |
2006/01/22 23:53:48 |
見習いメイド ネリー …… [真っ直ぐに見て、深く頷き] “常葉の乙女”の名に誓って。 | |
2006/01/23 00:00:37 |
墓守 ユージーン ・・・・・ありがとう。 | |
2006/01/23 00:01:39 |
見習いメイド ネリー [柔らかな微笑みを浮かべると、 そっとユージーンの髪を撫ぜた。] | |
2006/01/23 00:06:53 |
墓守 ユージーン [ネリーに髪を撫でられ頬が染まるが、緊張はほぐれたようだ。] | |
2006/01/23 00:29:03 |
墓守 ユージーン ・・・座りませんか、ネリーさん。 少しでも体力を温存しておかないと。 ちょっと休んで。そしたらまた、どうやったら外に出られるか、調べてみましょう。 『そう言えば、「寺院」はどうなったんだろう? ここへ来てからどのくらい時間が経ったのだろう』 | |
2006/01/23 00:41:47 |
見習いメイド ネリー ―――… [張り詰めていたものがほどけていくようだ。 優しい眼差しで見つめる。] | |
2006/01/23 00:42:22 |
見習いメイド ネリー …ええ、そうですね。 あの言葉の意味も、考えないと… [謂って、少し考える。] ―――寺院の…皆は…。 | |
2006/01/23 00:47:07 |
学生 メイ 流れてくる。のは よく知ったその気配。 ラッセル? | |
2006/01/23 00:48:46 |
墓守 ユージーン [ユージーンは、ヘンリエッタとノーマンの様子を確認すると、床に座ってネリーを*差し招いた。*] | |
2006/01/23 00:51:52 |
見習いメイド ネリー [招かれるまま、ユージーンの隣に腰を下ろした。] | |
2006/01/23 00:55:43 |
見習いメイド ネリー ―――… [俯きながら、考えている。 どうか、友が此処に来ないように…と祈る。 此処から抜け出す方法を見つけて。 また一緒に本を読みたい。 また一緒にお茶を飲みたい。 また一緒にチェスをしたい。 その時は、ユージーンも一緒に。] | |
2006/01/23 01:42:43 |
見習いメイド ネリー …… [無二の友を思う。 藤色の柔らかな髪。 時々見せる笑顔が嬉しい。 セシリア様――心配ばかりかけてしまった。] …… [眼を、閉じる。] | |
2006/01/23 01:51:07 |
牧師 ルーサー [ステラの匕首が首筋を狙うが、それをかわして手首を掴む] O bone Iesu, exaudi me. (おお、慈しみ深いイエズス、我が祈りを聞き入れ給え。) Intra tua vulnera absconde me. (汝の御傷の内にわれを隠し給え。) [そう唱えると、手首に巻かれていたストールがほどけ、ステラの手首を這い上がる] ……せっかく貴女の無実を証明して差し上げようというのに、いけない子ですね……主の御守りがあるように、十字架まで刻んで差し上げたというのに。 [ストールが体中に巻きつく。膝・足首・腰・手首に這い回り、その全てを拘束した。 ステラの腕を後ろ手に固定したストールの端を、握り締めながら、ルーサーは笑顔で見下ろす] ……本当に聞き分けの悪い子ですね……。 | |
(54)2006/01/23 01:57:19 |
学生 ラッセル [ハーヴェイが、メイに宣戦布告した。 メイが、ハーヴェイと対峙した。おどけた仕草で、一礼。全く、アイツはまだレディ気取りを止めないつもりらしい。 露払いなら、僕がやってやるって言ってるのに。 しかし、メイの目に宿った意思は、強く。 僕はどうしたら良いのか分からなくなって煙草に火を点けた。] | |
2006/01/23 02:20:46 |
学生 ラッセル [ハーヴェイが飛んだ。一直線にメイに向かって。 途端。 視界に変化が起こった。 何か、透明な壁が ────壁が──?] | |
2006/01/23 02:21:11 |
学生 ラッセル [メイの。 僕の目の色によく似た碧い、メイの髪が、視界で ─────碧い──髪が─? 全ての感覚が失われる。 細胞─死神の体を構成するものが果たして細胞なのか その一辺一辺が透けて、消えて、失せて、溶けて──────── | |
2006/01/23 02:22:35 |
学生 ラッセル ────此処───は──────? 僕は、気が付くと、見た事も無い場所へ、立っていた。 手にしたままの煙草から薄らと紫煙が立ち上る。] | |
2006/01/23 02:23:11 |
学生 ラッセル [青い、青い光が満ちている。 まるで、目に灼き付いたカメラのフラッシュみたいにちかちかと メイの碧い髪の残像みたいな、青い光が。] | |
2006/01/23 02:23:57 |
学生 ラッセル [丸い、天蓋。丸い、地殻。辺りに球体。 カプセルの中に入ったような────非現実的な空間── 既に非現実的な存在である自分が何を考えるかと自嘲気味に笑う。 紫煙の立ち上る先を見上げれば───────巨大な柱。それは、天蓋を支え───? ふ、と力を失い ラッセルはどさり、とその場に膝をついた。] | |
2006/01/23 02:25:25 |
見習いメイド ネリー …? [ふ、と。気配が増えた―――気がした。 床に手を付き、見回す。 ユージーンもまた同じように――辺りを警戒する。 と。 どさりという音。振り向く。 鮮やかな赤い髪。] ―――ぇ… | |
2006/01/23 02:27:31 |
学生 ラッセル [ラッセルは、膝をつきただ呆然と、宙を眺めている。 ───ちらちらと、煌めく──青い光を] | |
2006/01/23 02:32:03 |
見習いメイド ネリー [恐る恐る、歩み寄る。 其処にいたのは。] ―――ラッセル、様…? [ぼう、と天蓋を見上げる青年が。] | |
2006/01/23 02:34:15 |
学生 ラッセル ………………? [───声──────? ぼんやりとした視線を向ける。───みどり?] …………Ever Green …? ……は、封印され……たんじゃ? | |
2006/01/23 02:39:00 |
学生 メイ ラッセル… ずるいよ。おいていかないでよ。 ラッセル。 | |
2006/01/23 02:39:46 |
見習いメイド ネリー …… [また、ひとり。――来てしまった、此処へ。 戦いはまだ続いているのだ。 瞳に影が射す。] ………… ええ、確かに…私はトリムルティの手により――封印されました。 …此処は、『墓』です。 封印された死神の、辿り着く場所。 | |
2006/01/23 02:42:12 |
学生 ラッセル …………封印…された、死神の…… …………………墓? [ネリーに告げられた現実を、ゆっくりと反芻する。 ゆっくりと、ゆっくりと事実が飲み込まれてゆく。 驚愕と、諸々で、ゆっくりと目を見開きネリーを見た。何か答えを求めるように。] | |
2006/01/23 02:48:18 |
見習いメイド ネリー ………私も、ノーマン様より聞いたこと以外…分かりかねるのですけれど… [穏やかに、できるだけ穏やかに――言葉を紡ぐ。 ノーマンに告げられた事を、そのまま。 余さずに。] | |
2006/01/23 02:53:41 |
学生 ラッセル ………つまり 僕は……………死…… [死んだ、と言いかけてそれが適切では無い事に気付き] ………封印、されたのか。 ……放って置けば、消えるんだろ? 力、吸われてさ。 そんなまだるっこしい事しないで、消してくれれば良いのにね、一息に。 ………そうだ。Ever Green、アンタの友達はな… [投げ捨てるように、自嘲気味な笑みを浮かべながら寺院での出来事を語る。 メイの告発、ナサニエルとハーヴェイの変貌………。] | |
2006/01/23 03:03:17 |
見習いメイド ネリー ……消えて、しまいますね。 でも、出られる方法もあるかもしれない。 ……そんなことを仰らないで… メイ様だって… [と、ラッセルの言葉に眼を見開き] ――それは、それは本当なのですか…!? …そ、んな… [よろり、と一歩下がり――ゆるゆると首を横に振る。 ……心なしか、青ざめて。] | |
2006/01/23 03:08:51 |
見習いメイド ネリー …… 私は、…わたしは… [胸の前で手を重ね、ぎゅ、と握る。 変貌よりも――何よりも。 メイの告発が、激しく動揺を呼び起こす。] …どうして… | |
2006/01/23 03:12:03 |
学生 ラッセル ………嘘かもね。嘘じゃないよ。今更嘘ついたってどうなんだい。良い事無いぜ? [冗談めかして笑う。] …どうしてだろうね…そんな感じだ。 アンタの"お友達"はな。 …ここが墓だとしたら、当分、まだ何人か来るぜ? 賑やかになるなァ [あくまで軽く言って笑い、新しい煙草に火を点ける] | |
2006/01/23 03:16:25 |
見習いメイド ネリー ……そう、ですよね… 申し訳…ありません。 [何とか、自分を落ち着かせようと声を抑えて。] ……まだ、戦いは続いているのですね… [紫煙が揺らめいている。 何処か遠いところのことのように感じられた。 ――もしも。もしも近しい者が――― 振り払ってきた可能性。 けれど、けれど、それは。] | |
2006/01/23 03:22:22 |
見習いメイド ネリー ―――…ッ…。 [自分の体の震えを… 上手く、*止める事が出来ずにいる。*] | |
2006/01/23 03:26:48 |
学生 ラッセル [必死に動揺を押し隠そうとするネリー。だが、それはやはり隠しきれず、彼女の体は微かに震えている。 ラッセルは、ふ、と煙を吐き出し、ますます軽薄に笑い] ……ノーマンのオッサンが言ってた、何だっけ あの、クイズみたいな奴を解くなりなんなりして、こっから出りゃ良いさ。そんで、トリムルティとかいうのを驚かせてやれば良いよ。 [そう言って、ごろりと寝転ぶ。 手近な、過去の死神が眠る球体へと背を預け、丸い天蓋へと紫煙を吐きながら。] ………僕ァこのまま、消えるのを待つけどね。 [何故か、清々しい*穏やかな笑みを浮かべて*] | |
2006/01/23 03:37:47 |
墓守 ユージーン [ユージーンは無言のまま、震えるネリーの肩を抱いた。 ラッセルの言葉を反芻しながら、ネリーの心中を慮る。 ハーヴェイもナサニエルも、自分にとっては全く知らないと言って良い人物だ。その彼らがトリムルティとやらだったとしても…そうであったのか、と思うだけだ。真っ直ぐに、彼らに怒りをぶつけていたと思う。 だが……ネリーは。] | |
2006/01/23 07:06:18 |
墓守 ユージーン ・・・・・・・・・・・・。 [優しく、だが、想いを込めて抱くしか…できなかった。] | |
2006/01/23 07:16:07 |
墓守 ユージーン [ふと「消えるのを待つ」というラッセルの言葉が耳に入った。」 キミは…ここから出たいとは思わないのか? どうして消えたいんだ。 死にたくないとは思わないのか? [ラッセルを挑むように*ねめつけた*] | |
2006/01/23 07:21:23 |
見習いメイド ネリー [ユージーンの温もりが傍にある。 ほんの少しだけ、気持ちが鎮まった。 だが、すぐにラッセルの言葉が蘇り―― 滾々と湧き出るように、動揺が、震えが。] ……ごめん…なさい… [考えなければならないのに。上手く頭が働かない。 弱々しく詫びた。] | |
2006/01/23 13:39:41 |
見習いメイド ネリー [流れていく言葉。「消えるのを待つ」 手を握り締める。 これではいけない。いけないのに。 ハーヴェイの穏やかな声。 ナサニエルの優しい微笑み。 メイの元気一杯の笑顔。 ぐるぐると回る。 視線を落とし、ちらつく光を追うともなしに追う。 出るはずのない答えを*探すように。*] | |
2006/01/23 13:57:16 |
学生 メイ [壁龕の中で、メイはそっと傷がふさがったのを確認する。肌に触れ、それを皮膚で確かめる] いたいよ… [自分の声が震えているのを知って顔を覆う] いたいよ。ラッセル。 側にいてよ。 一緒にここを出るって言ったじゃない。 貸しにするよって。 わたしまだなんにも。 ラッセル。 ラッセルう [体を丸めて声を殺して泣いた] | |
2006/01/23 15:19:19 |
墓守 ユージーン ネリーさんが謝ることはないです… ネリーさん… ネリーさんが全部を背負うことはできないんですよ…? | |
2006/01/23 21:17:09 |
見習いメイド ネリー ……… [俯いたまま、小さく頷く。唇を噛み締めた。] | |
2006/01/23 21:18:22 |
墓守 ユージーン それでもどうしても…ネリーさんが、背負いたいというのなら…… ボクが。 ボクがネリーさんの代わりになります。 | |
2006/01/23 21:21:06 |
見習いメイド ネリー ……ぇ……? [驚いたように顔を上げ、ユージーンを見つめた。] | |
2006/01/23 21:22:36 |
墓守 ユージーン これからは、ボクがネリーさんを護ります。 | |
2006/01/23 21:23:52 |
墓守 ユージーン だから、だからネリーさんは…… いけませんか? | |
2006/01/23 21:24:43 |
見習いメイド ネリー …… いけないなんて…そんな、ことは… でも、私は… [戸惑いに瞳が揺れた] | |
2006/01/23 21:28:32 |
墓守 ユージーン [迷いのない、無垢な眸だ。] | |
2006/01/23 21:29:15 |
見習いメイド ネリー ―――…。 [無垢な双眸に、吸い込まれそうになる。 ――守るために、戦ってきた。 ずっと、ずっと。 無始曠劫より、このかた。 そのための、存在。 でも。] | |
2006/01/23 21:37:21 |
見習いメイド ネリー [誰も自分を覚えていなくても。 生きていた痕跡さえ消えても。 折れそうになりながら。 叫びそうになりながら。 それでも 立ってきたのに。 迷いのない瞳に、 縋りそうになる。 迷いそうになる。] | |
2006/01/23 21:48:18 |
見習いメイド ネリー ……ユージーンさま… [眼を離せないまま。] …わたし、は… | |
2006/01/23 21:58:11 |
墓守 ユージーン ボクでは代わりになりませんか? | |
2006/01/23 22:05:13 |
見習いメイド ネリー [何処か、泣きそうな顔で。 ユージーンを見つめて。] いいえ……いいえ。 ―――……ありがとう…ございます… [俯いて、消え入りそうな声で謂った。] | |
2006/01/23 22:10:50 |
墓守 ユージーン [泣きそうな顔で俯くネリーを見て、その痛々しさに居ても立ってもいられずに。] 何が…あなたを縛っているのですか? | |
2006/01/23 22:13:56 |
学生 メイ [メイは顔を覆っていた手を外す。ゆっくりと低い天井を見つめる。 体を起こす。口の端をきゅっと上げて笑顔を作る] 負けてなんか、やらないから。 [思わず唇を噛んだ。トリムルティに対する戦意でメイの目はきらきらしている] 私、もう行くね、ラッセル。 [目をつぶる。ラッセルがくれた最後の映像を思い出す。目を開けてゆっくり立ち上がる] | |
2006/01/23 22:14:19 |
見習いメイド ネリー …………私は。 ………約束、したから。 …人間だった頃…もうずっとずっと遠い昔… 約束、したんです…。 …守るって。 [俯いたまま] | |
2006/01/23 22:17:17 |
見習いメイド ネリー それから―――ずっと護って来ました。 違えることなく。 ずっと。 …護る事が私の理由…だから。 存在の 理由――だから。 | |
2006/01/23 22:24:31 |
墓守 ユージーン ・・・・・・・・・・・。 | |
2006/01/23 22:34:19 |
見習いメイド ネリー ―――だから、 …どうしたらいいのか、分からなくて… | |
2006/01/23 22:36:09 |
墓守 ユージーン その…約束した人が… 何となく、うらやましいです。 | |
2006/01/23 22:39:12 |
見習いメイド ネリー ……うらやま…しい? | |
2006/01/23 22:40:17 |
学生 ラッセル [思いつめた様子のネリーの上を、ラッセルの軽薄な笑みが虚しく滑る。 ユージーンの挑むような視線を微笑でかわし、紫煙を燻らせながらぼんやりと二人の様子を眺めている。 …なにやら自分の知らない間に色々あったようだ。] | |
2006/01/23 22:40:26 |
墓守 ユージーン [顔を背け] ネリーさんの心を…ずっと独り占めしているから・・・。 | |
2006/01/23 22:42:24 |
見習いメイド ネリー [眼を、ぱちぱちと何度か瞬かせて―――背けてしまった横顔を、見つめた。] ユージーン様…。 | |
2006/01/23 22:46:00 |
墓守 ユージーン [話を逸らすように] ラッセル。ハーヴェイがネリーさんを襲ったと…メイはそう言ったんだな? | |
2006/01/23 22:55:17 |
見習いメイド ネリー ―――… [どうしてだろう。 少しだけ、頬が熱くなっているような気がした。 少し、眼を伏せて] ……ずうっと、昔のことなのに… ユージーン様の言うとおり… 縛られている…だけなのかもしれませんね… [独り言のように、ごく小さく呟いた。 ユージーンがラッセルに言葉を投げかけている。 顔を上げ、其方を向く。] | |
2006/01/23 22:57:38 |
学生 ラッセル ん? …あ、ああ。メイは【見えた】らしい。ハーヴェイがEver Greenを封印する、それから封印されるEver Greenの、思いだか何だか忘れたけどそういうのが。 [ユージーンの言葉にぼんやりと、思い出す。 自分が封印された時の事を。 ―――メイは、"あれ"を何度も見させられてきたって言うのか。嗚呼。] | |
2006/01/23 22:59:57 |
見習いメイド ネリー ……。 …メイ様…。 [メイは、思いを【見る】という。 見えるなら。 見えたなら。 ――絶望 ――驚愕 ――悲哀 それは、なんて――酷い。] | |
2006/01/23 23:04:37 |
墓守 ユージーン ・・・ボクはメイをあまり知らないけど。 嘘をつくような子には見えなかった。 | |
2006/01/23 23:05:29 |
墓守 ユージーン ・・・ラッセル。何でキミはここに来たんだ。 メイを何故連れてきた。 [声にかすかな怒りがにじんでいる。] | |
2006/01/23 23:07:54 |
学生 ラッセル [ユージーンの言葉にくすり、と笑って] 違いねェや。アイツに他人様を騙すような頭がある訳無い。 しかし、見えるったァ…ロクなモンじゃ無いねぇ。全く。 [懐かしむように遠くを見、眉を顰める。] | |
2006/01/23 23:09:48 |
見習いメイド ネリー …… [「嘘をつくような子には見えなかった。」 その通りだ。 メイは、真っ直ぐで、明るくて―― 向日葵のような。] | |
2006/01/23 23:09:58 |
学生 ラッセル ………何故。 知るかよ。アイツが勝手についてきたんだ。 僕には止める権利も何も無いッ。 僕はただ軽い気持ちで此処に来たさ。だけど… [封印される前にメイが見せた、不安げな表情、泣きそうな声で抱きついてきた時の細い肩。 ぎり、と奥歯を噛む。] | |
2006/01/23 23:12:48 |
墓守 ユージーン 血の騎士になるってことがどんなことか考えもせずに、か。 それで自分はもう消えたいってか。 メイはどうなる?! | |
2006/01/23 23:19:48 |
見習いメイド ネリー ―――…っ [困ったように、どうすべきか、と。 激するユージーンと、対するラッセルを交互に見る。] | |
2006/01/23 23:25:16 |
学生 ラッセル ………は。 血の騎士になるってことがどんな事か? そんなの知る訳無いだろうがよ。なった事無かったんだからな! [徐々に声を荒げ、立ち上がる。] …メイはどうなる、だぁ? 知るか! アイツにはアイツの生き方があるし付いて来たのはアイツの勝手だっつってんだろ! [ユージーンに向かって、噛み付かんばかりに叫ぶ。しかしその碧い目は、深い深い後悔と、自責の念に揺れ。] | |
2006/01/23 23:29:18 |
墓守 ユージーン [ラッセルの瞳には指摘されたくない傷口をつつかれたような動揺が見えたが、その軽薄な物言いに苛立ちを感じたこともあり、尚も残酷に言い募る。] メイはお前が来るから付いて来たに決まってるだろう!? 大事に思うなら・・・何故止めなかった! 生き死にを・・・間単に考えるな!! | |
2006/01/23 23:35:59 |
見習いメイド ネリー お止めくださいっ… 罵り合っても何にもなりません…! [激しい剣幕の2人を止めようとするが] | |
2006/01/23 23:40:44 |
墓守 ユージーン ・・・・・・・・・・。 [ネリーの制止に、一応は口を噤む。 だが、ラッセルへの敵意はそのままだ。] | |
2006/01/23 23:43:42 |
牧師 ルーサー ―外周回廊上― [ステラをストールで拘束して笑顔で見下しながら、彼は語り始める] あの頃は素晴らしい時代でした……主に仕え、主の為に何かを為すことがちゃんと現世でも評価された時代。今となっては、テロリスト呼ばわりですか……何とも嘆かわしい。 魔女を蹂躙し、異端を排撃し、異教徒を撃滅する……主の栄光が最も地上に満ちていた時代……。 アレらは存在してはいけないものですから、存在するはずもなく、故に私の記憶になど有象無象としか認識されていませんが……貴女の目を見ていると、多少は思い返される方々もいるのでね…… そう、アレはコーネリアスさんの治世下、ユフィールさんの後を引き継いだ時のこと…… | |
(105)2006/01/23 23:43:57 |
学生 ラッセル [怒鳴る。叫ぶ。 しかしどんなに叫んでも後悔は先に立たない。 ユージーンは尚も言い募る。幾つもの言い訳が浮かんでは消え、ただ憤りだけが最後に残り ネリーの制止も構わず叫んだ。] 生き死にを………? 馬鹿野郎、僕はとっくの昔にもう死んでるんだよ!今更何が生き死にだ!!! 僕が消えたってどうせ、どっかの死人が死神になる!たったそれだけの存在が何を?! …大事だって言ったって、思ったって、僕らはどうせ全部、まやかしなんだろ!!! [そこまで吐露して、ようやく黙る。 俯き、再び奥歯を噛み締めた。] | |
2006/01/23 23:49:21 |
墓守 ユージーン お前に取っちゃあそうかも知れないが…… メイにはそうじゃない… メイは生きてるんだ。 人のそれとは違うかもしれないけど… | |
2006/01/23 23:55:03 |
見習いメイド ネリー [ラッセルは叫ぶ。 怒りを口にしながら、 彼の眸に揺れていたのは――後悔のいろ。] ……… そんな、 ……そんな悲しいことを…謂わないでください…。 [小さく、呟く] | |
2006/01/23 23:56:31 |
墓守 ユージーン まやかしじゃあない。 ボクら女神の仔にとって、この生だって生には違いないんだ。 それを何で分かってやらないんだ。 | |
2006/01/23 23:57:04 |
学生 ラッセル [ユージーンの言葉に微か、眉を顰め] ………黒んぼ。 お前、何て言った? ……………"ボクら"女神の仔 …? | |
2006/01/23 23:58:40 |
牧師 ルーサー [睨みつけるステラに、変わらぬ笑顔を向けて] 前任者のユフィールさんは、修道院の女性達を「ここに居る者は皆魔女だ」と仰っていました。 故に、この修道院の全てを弾劾した後に、新たなる神の家を建ててくれと…… ですが、彼から修道院を引き継ぐ際に、彼が良からぬ方々とつるんでいらっしゃる場面に出くわしましてね。 ……ええ、矮小な現世の利益にしがみついた異端に、その場で制裁を加えたのは言うまでもありません。 そして、私はその修道院をそのまま引き継いでいくことを決意しました。そこに住む方々は、皆敬虔でいらっしゃった。私は、何の問題も無く過ごせると思っていました……あの、黒髪のシスターがあんなことをするまではね。 | |
(114)2006/01/23 23:59:57 |
見習いメイド ネリー …!! ユージーン様、それは…! [静止するも遅い。 ラッセルは聞きとめてしまった。 それは、メイから、『内緒だよ』と謂われていたこと。] | |
2006/01/24 00:00:14 |
文学少女 セシリア …ネリー… お前もこんな心境だったのだろうか…? ……私は…。 | |
2006/01/24 00:00:27 |
墓守 ユージーン ・・・・・・? ・・・そうだ。メイも女神の血を引く闇の眷属だからな。 | |
2006/01/24 00:00:52 |
墓守 ユージーン [ネリーの悲鳴のような制止に気が付き] ……もしかして…知らなかった…のか? [ラッセルを見る] | |
2006/01/24 00:02:21 |
学生 ラッセル ……………… …………… ……は? [たっぷりと、間を置いて 間抜けな声を出した。] ………………知らん。 | |
2006/01/24 00:03:37 |
墓守 ユージーン [しまった、と言う様に口を閉ざし] ・・・・・・・・・・・・。 | |
2006/01/24 00:05:34 |
見習いメイド ネリー ……… [心底虚を突かれた。 そんなラッセルの声。 申し訳なさそうな表情になる。] | |
2006/01/24 00:06:22 |
書生 ハーヴェイ ─回想─ [今の体力で出来る事をやろうとした。 DUELを申し込む様に振る舞ったのは計算ずくで、現状のハーヴェイの体力の範囲内でメイを封印する方法は其れしかなかった。 同時にラッセルをナサニエル達が封印すれば、混乱で……。 感覚の鋭いメイには、さぞかしハーヴェイの双眸が冷酷に見えただろう。 メイに向かって跳ぶ。 ハーヴェイはメイの可愛らしい首を刎ねる為に、蛇と百合が絡み合うガリアンソードを容赦なく振るった。完全に当たらなくとも頭部を狙えば暫くの間、【見える】メイの口を封じる事が出来る……そんな算段も有った。] | |
2006/01/24 00:08:53 |
牧師 ルーサー [淋しい笑顔で、遠くを見ながら] ……あるとき、主はこのように仰いました。 「見よ、処女が妊娠し、男の子を産むだろう。」 私は歓喜に震えました……主は私に奇跡をもたらして下さったのだと。そして、彼女にそのことを告げると、私は彼女に恩寵を与えました……。 これは奇跡であり、肉の交わりではなく霊の交わりです。ですが、彼女は泣き叫び、何故か出血までしていました。……私はあまりに自らの魂が歓喜していたため、よく覚えていないのですが。 ……それからしばらくして、彼女の妊娠が発覚しました。ですが、彼女は処女ではなかった……。これはおかしい。主は「処女が妊娠する」と仰ったはず。つまり、彼女は私以外の誰かと姦通していた……なんとも嘆かわしい話です。主が嬰児を宿してくださったというのに。 故に、私は彼女を弾劾しました。神に仕える者でありながら姦通を行った、「黒髪の魔女」としてね……。そこから先は覚えていません。ですが、修道院の女性全てが私を吊るし上げようとしたので、主の御心に背く魔女の一味として告発致しましたがね…… [俯いて帽子を目深に被りなおしながら、呟く] | |
(119)2006/01/24 00:10:21 |
書生 ハーヴェイ [計算外だったのは、ギルバートが背後から放った強烈な閃光の散弾。Sunburstと言う名は伊達では無かった。 ……ナサニエルが援護してくれたのは分かった。 だが、ガリアンソードの軌道は大きく逸れた。剣の柄が飛び散りハーヴェイの体に刺さる。 身体の痛みに、赤くなる視界。 メイの悲鳴で、ナサニエルの「shadow」が、ラッセルの心臓と後頭部を刺したのも分かった。 『此の動揺の隙に追撃を……。』 だが、バランスを崩した体を起こす前に、メイの放つ黒い波動がハーヴェイを襲い、視界がさらなる深い深紅に染まった。 ……激痛。 スローモーションで叩き込まれるトンファが見える。 ハーヴェイの目の前に広がり始める透明の壁。] | |
2006/01/24 00:12:02 |
書生 ハーヴェイ [ハーヴェイの視界は赤から徐々にダイヤモンドダストの様に煌めく硬質な光に包まれ───光に包まれ───輝くばかりに白くなり、やがて明るさの限界に迄白くなった視界は、 ───闇に。] | |
2006/01/24 00:12:15 |
書生 ハーヴェイ 此の体はナサニエルに支えられて居るのだろうか。 痛みは既に感じない。 吐血する時特有の身体の熱さも。 只、崩れたままで氷の中を失墜する様な感覚が有った。 ……セシリアとは思えない程枯れた…しかしセシリアの、絞りだすような声が聞こえた。ハーヴェイに感覚が残っていれば小さく首を振ろうとしただろうか。 堕ちながら最後に呼んだのは、 ─────────ナサニエルの名前。 ……そして。] [暗転] | |
2006/01/24 00:12:59 |
書生 ハーヴェイ ─墓所─ [気が付くと、ハーヴェイの目の前には、見覚えの有る懐かしい景色が広がって居た。 ……何度通ったか分から無い、あの場所。 特徴の有る地面の傾斜、新緑の美しい小さな森、木漏れ日、掘り返されたばかりの土の香り、枯れた百合の花束、無数に並ぶ十字架、灰色の墓標……。 其処はハーヴェイの姉が眠るはずの墓地だった。] | |
2006/01/24 00:13:55 |
書生 ハーヴェイ ……姉さん? [歩き慣れた道を踏みしめても、何故か世界には音が無い。 小鳥はおろか……誰も居ない。 何より通い慣れたはずの道の先、有るべき場所に姉の墓が無い。 ……ハーヴェイが見間違える事等有り得無いのに。 ] | |
2006/01/24 00:14:42 |
書生 ハーヴェイ 空の光が青過ぎる。 土までに光が反射すると言うのは、どういうことだろうか。 此の光はまるで………。 それに、 彼処の木は、嘗て通った此の場所に有った物とは違って、 ……何かに似ている。 | |
2006/01/24 00:14:58 |
書生 ハーヴェイ [唐突にハーヴェイの背中にぞくっとする様な冷たい違和感が走った。] 「魂の木は美しいね……。 何時も何処かに生命の光が灯っている。」 [それはナサニエルと話している時、ハーヴェイ自身が言った言葉だ。] | |
2006/01/24 00:15:15 |
書生 ハーヴェイ ……嗚呼、 私は寺院で封印された。 ─────────ならば此処は、墓所。 [ハーヴェイの立って居た地面が突如反転した。] | |
2006/01/24 00:15:49 |
書生 ハーヴェイ [しばらく目眩の様な感覚が続いたが、漸くハーヴェイに視界が戻って来る……。] [ハーヴェイの琥珀色に光る双眸に映ったのは、 古代ローマのコロッセオに似た透き通る天井。 降り注ぐ青く淡い燐光の群れ。 魂の木に酷似した透き通る巨大な樹木。 先刻の墓標の群れはそのままに、氷の様に透き通る厚く傾斜地面と……、その下に見える無数の透明な冷たい棺の群れ。棺は地層の様に重なり、深い場所は青い光が時折天井からの反射で煌めく他は何も見えない。 棺の中には、凍り付いた人形の様に横たわる……血の騎士達の抜け殻。] [ハーヴェイは*目を見開いた*。] | |
2006/01/24 00:16:09 |
学生 ラッセル …………………。 [ネリーとユージーンを見比べ、異星人を見るような目で。 完全に呆けている。] | |
2006/01/24 00:19:30 |
牧師 ルーサー [回想に浸っていて、ヒューバートが剣を構えているのに気付かずに話し続ける] そういえば、あの魔女はずっと「妹が!妹が!」と狂ったように叫んでいましたね……。 もしかしたら、あの後に葬った有象無象の魔女どもの中にでも居たのかもしれませんが……まあ、等しく地獄に送って差し上げたはずなので、寂しくはないでしょう。 [にっこりとステラの方を見ながら、明るい調子でそう言った。だが、すぐに表情を曇らせ] それにしてもおかしいですよね……何故、私が霊の息吹を与えて差し上げたのに、彼女はあんなことを……。マリア様と同じ奇跡が彼女に降りたというのに。 あれから同種の奇跡は何度も起こりました……ですが、皆揃いも揃って処女懐胎はせず、不義の子ばかりを宿していく……奇跡の媒体として選ばれたはずの女性を、次々と大罪者として裁いていかなければならぬのは……何とも辛いことでした…… [沈痛な表情で、俯いている。が、口元は見えない] | |
(122)2006/01/24 00:20:11 |
見習いメイド ネリー ……… その……。 ……申し訳、ありません… [居た堪れなくなり、小さくラッセルに、――そしてメイに――詫びた。] | |
2006/01/24 00:21:12 |
墓守 ユージーン [まさかラッセルがここまで呆然とするとは予想していなかった。 メイは…あの少女はラッセルには秘密にしていたということなのだろうか。 ネリーの申し訳なさそうな顔を見ると、どうもそうらしい。 ・・・・・・そう言えば、メイが自分から闇の眷属だと言った訳ではなかった。 何となく直感的にそれが分かっていただけだ。同じ「揺籃」にいたものとして。] | |
2006/01/24 00:25:58 |
見習いメイド ネリー [――どうしよう。 ラッセルがこんなに衝撃を受けるとは。 ―――メイ様、ごめんなさい。 詫びる。 どう説明しよう。 ラッセルは、まるで心ここに在らずだ。] | |
2006/01/24 00:31:11 |
見習いメイド ネリー ……あ、あの… ――ラッセル、さま…? [おずおずと声を掛けてみる。] | |
2006/01/24 00:35:40 |
学生 ラッセル ……………。 アイツは…てっきり……………。 その、人間…結局、僕は……アイツ…笑って、拗ねて、凄い人間らしかったから…アイツと居ると、人間だった頃の事思い出して……… …闇の…眷属? [ネリーの言葉も届かず ぼんやりと、うわごとのように呟く。 宙を見つめながら。青い、光を見つめながら。] | |
2006/01/24 00:36:11 |
学生 ラッセル [声を掛けられたことには、と気付く。 微かに焦点定まらぬ目でネリーを見遣り] あ…ああ、何、Ever Green。 | |
2006/01/24 00:41:56 |
見習いメイド ネリー ……… …その。 メイ様も、悪気があったわけではなくて…。 … [どう説明したものか。 そもそも声は届いているのか。 分からずに、それでも言葉を捜す。] | |
2006/01/24 00:42:31 |
墓守 ユージーン ……キミは人間だよ、ラッセル。 今でも。 | |
2006/01/24 00:42:32 |
見習いメイド ネリー [此方を向いたラッセルに安堵の笑みを漏らし] ―――その、ご説明した方が…宜しいでしょうか? メイ様のこと…。 | |
2006/01/24 00:46:23 |
学生 ラッセル [ネリーとユージーンの言葉が、昔聞いたメイの言葉が頭の中で渦を巻く。] ………。 人間?僕が、今でも…? 僕も…お前……達みたいに、闇の眷属として生まれりゃ良かったのにな。 [そう言って自嘲気味に、笑う。 そしてネリーに軽く手を振り] …いいよ。 何かあるなら…アイツから聞く。…機会がありゃ、な。 | |
2006/01/24 00:52:12 |
牧師 ルーサー [ステラを足蹴にしながら、くすくすと苦笑い] ふふふ……私の信仰が妄想だというのならば、貴女が信じているものは一体何なのでしょうね、ステラさん? 人間を憎み、人間を殺し、人間から転生した者をまた殺す……それで救われていくと信じている貴女の其れは、果たして真実ですかな? 私にはわかりません。人が人の言葉でしか話せないように、私は主の御言葉でしか物事を理解できません。そして、それは真実に近いということ。 [ヒューバートに視線をやる] ヒューバートさん、天使を詐称する者どもを狩り、真っ先にトリムルティの撲滅を指揮した貴方が何故こんなことをなさるのでしょうね?貴方の真実とは何ですか? 何、私がトリムルティであるのと同じくらいの蓋然性を以って、貴方がトリムルティである結末も用意されているかもしれませんしね。 | |
(139)2006/01/24 00:53:32 |
見習いメイド ネリー ―――そう、ですか… [アイツから聞く。其の言葉に、柔らかく笑み] …そうですね、それが宜しいと思います。 | |
2006/01/24 00:54:11 |
墓守 ユージーン [『お前たち』と言う言葉に内心複雑な気持ちになりながら、ラッセルをじっと見つめた。 先程までの怒りは一応矛先を失った形だ。] | |
2006/01/24 00:54:25 |
学生 ラッセル [ネリーとユージーンを見比べ] ………何だよもう。 やたらと見るなよ僕のこと。…そんな仲良くなっちゃってお二人さんさあ、知らない間に。 [唐突に、口調を切り替え。それは先程までの態度、のような。並ぶユージーンとネリーを揶揄した。] | |
2006/01/24 00:59:06 |
見習いメイド ネリー ッ…!!! な、何を仰って…! [完全なる不意打ち。頬が熱くなった。] | |
2006/01/24 01:01:51 |
学生 ラッセル [くつくつと喉を鳴らして笑い] ………ま、仲良くやんな。 [また、煙草に火を点ける。 ユージーンとネリーに背を向け歩き出した。 この狭い墓所において何処に行ける訳でも無いのだけど。] | |
2006/01/24 01:05:22 |
墓守 ユージーン [仲良く…という言葉に頬が染まったが、あえて何も言い返さなかった。] | |
2006/01/24 01:09:28 |
見習いメイド ネリー ラ、ラッセル様!! からかわないでください! 〜〜……。 [よもやあのような事を謂われるなどとは思いもよらず。 背を向けたラッセルの背中に呼びかけるのが精一杯だった。] | |
2006/01/24 01:09:47 |
墓守 ユージーン [背を向けたラッセルに向かって呼び掛ける。] ラッセル!! 闇の眷属であることも、人間であることもさして違いはない!! ボクらはまだ生きている! | |
2006/01/24 01:12:51 |
美術商 ヒューバート 行くぞ牧師殿! [剣を片手に黒馬で突撃] | |
(2006/01/24 01:21:09、美術商 ヒューバートにより削除) |
学生 ラッセル [背後から。何か強い衝撃を受けたような気分だった。例えばそう、後ろから走ってきた何かが無遠慮に抱き着いてきたような。はっとするような。 ぴた、と足を止める。] | |
2006/01/24 01:22:02 |
墓守 ユージーン [今のユージーンには、数日前「寺院」に現れた時の、あのすべてを敵に回しているかのような張り詰めた面持ちは消えていた。 そこにあるのは──護るべき何かを得た者の、つよさとやさしさ。] | |
2006/01/24 01:29:16 |
見習いメイド ネリー [は、とユージーンの発した言葉に息を飲み。 彼を見つめた。 歩み去ろうとしていたラッセルの足が、止まった。] | |
2006/01/24 01:29:51 |
墓守 ユージーン [ユージーンはラッセルに向かって歩いていった。 何の衒いもなく、真っ向から真っ直ぐな眸で見つめる。 右手を差し出し、想いを込めて語りかける。] ──出よう。ここから。 一緒に。 生きるために。大切な人に会うために。 | |
2006/01/24 01:34:12 |
学生 ラッセル [………生きている? 頭蓋の中でその言葉を繰り返す。 僕らはまだ生きている。 …昔のそれとはきっと違うけれど。 生きている。 今まで、考えてもみなかった。 自分が生きているとしたら、生きている意味を。] | |
2006/01/24 01:35:19 |
学生 ラッセル [ふ、と振り返る。 ユージーンの右手。そして、真っ直ぐな眸。 ────生きるために。大切な人に会うために。 生きる──意味を──── 碧い光が、ちかちかと瞬く。 僕の目の色によく似た──────。] | |
2006/01/24 01:38:22 |
墓守 ユージーン まだ終わりじゃないんだ。 ボクらは。 だから。 一緒に行こう。 [そのまま静かにラッセルの答えを*待った。*] | |
2006/01/24 01:38:23 |
見習いメイド ネリー [歩みだす。 ユージーンの後につき従うように。 ユージーンが、ラッセルに向かって手を差し伸べている。 ―――一緒に行こう。 それは。 とれも、やさしく、つよく、響く。 数歩後ろで立ち止まって、見守った。] | |
2006/01/24 01:42:20 |
学生 ラッセル [精一杯のからかいを込め、ユージーンの真っ直ぐな眸を見返す。 差し出された手をぱし、と叩き] ……………お前さんは、Ever Greenと一緒に、な? 僕はせいぜいその後ろから付いて行って、お二人の前途を見守らせて貰うさ。 [取り敢えず、*軽口を叩いた。*] | |
2006/01/24 01:42:25 |
見習いメイド ネリー [ぱしん、という小気味良い音。 ラッセルの、軽口。 ユージーンの顔は見えないが、笑っているのだろうか。 確かに進んでいこう、と。 ネリーは嬉しそうに*微笑を浮かべた。*] | |
2006/01/24 01:46:18 |
牧師 ルーサー [ステラを吹き飛ばしたのを見ると、ヒューバートの乗る馬の首を左拳で打ち据え、強く蹴って飛び降りた] ふふっ……流石、流石血の騎士だけのことはある……。 嗚呼、主もこの神聖なる闘争にいたくお喜びのご様子…… [そう呟くと、はっきりと口の端を吊り上げて、嬉々として叫んだ] Sanctus! Sanctus! Sanctus! (聖なるかな!聖なるかな!聖なるかな!) Dominus, Deus Sabaoth! (万軍の神よ、主よ!) Pleni sunt caeli et terra gloria tua! (天と地は貴方の栄光に満ちています!) [そして、ストールが狂ったようにグルグルと渦を巻く] Hosanna, in excelsis! (天のいと高き所に、ホザンナ!) [そう叫ぶと、よろめくステラに向かって*突進した*] | |
(173)2006/01/24 02:14:41 |
書生 ハーヴェイ [ハーヴェイは、突如風景が一変した衝撃で、暫く固まって居た。] | |
2006/01/24 11:47:41 |
書生 ハーヴェイ [目を細めて、前髪を掻き揚げる。] 目眩の原因は、球形の壁が突如見えた事…の様だな。 平衡感覚が狂った……。 まるで、透明な球体の中に閉じ込められている様だ。 地面はさっきと同じ傾きだが……。 | |
2006/01/24 11:47:53 |
書生 ハーヴェイ [足元を見やった。 流石に棺の数は多すぎて、未だ比較的新しい血の騎士で有るハーヴェイの見知った顔は無い。だがよく見ると棺から、木の根の様な物が繋がり、先刻ハーヴェイが「魂の木だ」と直感的に理解した場所へと伸びているのが分かった。] 此の、死神には見慣れた蛍の様な光の瞬きの流れ。 あれがもし魂の木で有るならば、これらの光は何処へ放出されるのだろうか……。 冥界なのか、地上なのか。 そもそも墓所に二本目の魂の木があるのか。 ……其れとも同じ物……なのか? | |
2006/01/24 11:48:16 |
書生 ハーヴェイ [ハーヴェイはゆっくりと中央の木の方へ歩みを*進めて行く*。] | |
2006/01/24 11:48:52 |
見習いメイド ネリー …! [視線を辺りに走らせる。 ―――誰か居る。 否。 “誰か”ではない。 知っている。 知っている。 この、琥珀色の柔らかな気配。] | |
2006/01/24 12:09:18 |
見習いメイド ネリー [ネリーは表情を固くしたまま、*気配の方向を見つめて居る。*] | |
2006/01/24 12:11:18 |
書生 ハーヴェイ [(ヘンリエッタによって)暴かれた墓が有る。ちょうど1人分の人の皮膚だけが残った様な、ぐにゃぐにゃした物体が棺の中に転がっている。] ……抜け殻。 あの木に……生命が奪われていっている? | |
2006/01/24 12:54:05 |
書生 ハーヴェイ [さらに中央柱の方へ近づきながら眉根を寄せた。] しかし、此処が封印先の墓所で有るなら。 ……先に封印された者達が居ても可笑しくないのでは? 其れとも私が棺に入らず、こうして生きているかの様に歩いて居られるのは、私が寺院の理を歪めたトリムルティの1人だからだろうか? | |
2006/01/24 12:54:18 |
書生 ハーヴェイ ─中央柱近く─ [通常の世界では、遠景では不明瞭だった対象物も、近づくにつれ其れが何であるのか正体が明確になるはずで有る。が、最初ハーヴェイに「魂の木」と思えた物は、寧ろ近づく事で正体が増々分かりにくい物となって行った。 冥界の魂の木の様で有り、 只、寺院の柱の様で有り、 姉の墓所の近くに有った木の様で有り、 ───────其の墓地へ向かう途中に有った、 ナサニエルと出会った場所の、 ───────地上の「あの」木の様で有り。] | |
2006/01/24 12:55:23 |
書生 ハーヴェイ [木漏れ日の下、全てを受け入れる様なナサニエルの微笑みが見える気がした。] 此処からもし何処かへ行けるのならば、 私は……。 | |
2006/01/24 12:56:24 |
書生 ハーヴェイ [混乱しつつ呟きかけた其の時、 新緑の若葉の香りがふわりと、ハーヴェイの鼻腔をくすぐった。] ……ネリー? | |
2006/01/24 12:56:57 |
書生 ハーヴェイ [目を向けた其処に有ったのは、 血を流し倒れているノーマン。 そして其のすぐ近くに、 まぎれもなく、ネリーの力で表出した青葉が。 敷き詰められた其の上には、死んだ様に眠るヘンリエッタに良く似た儚げな少女の体。] | |
2006/01/24 12:58:13 |
書生 ハーヴェイ ……ネリーが居る。 私自身が裏切り、 此の手で封印したネリーが、今、此処に……。 | |
2006/01/24 12:58:26 |
見習いメイド ネリー [―――どうすれば、いい。 気配は近くなる。 ――――どうすれば。 苦しげに眸が揺れた。] | |
2006/01/24 13:03:19 |
見習いメイド ネリー [琥珀色の瞳。 穏やかな声。 木陰のお茶会。 他愛もない話。 嬉しそうに本について語ってくれたこと。 メイは謂ったという。 「―――が、ネリーを殺した」] | |
2006/01/24 13:46:26 |
書生 ハーヴェイ [ハーヴェイは緩やかに首を振った。 今さら、逃げ隠れする意味は無い。ノーマンやヘンリエッタが倒れている理由は分からないが、封印された者達が皆、此の様にして活動する事が出来るのならば、遅かれ早かれ、ネリーにハーヴェイの事を誰かが告げるであろう事は明瞭だったので。] | |
2006/01/24 13:47:48 |
書生 ハーヴェイ [気配を探せば、ネリーの姿は直ぐに見つかった。 ノーマン達からそう遠くない場所に。 ネリーの傍には、ユージーンとラッセル。 ……ハーヴェイの存在には気が付いて居ないが、ネリーは何かを感じ取ったのか、苦悩する様に纏うオーラが揺れている。 ……ハーヴェイは三人が居る方へ、足を進めた。] | |
2006/01/24 13:49:43 |
見習いメイド ネリー [近付いて来る――足音。 目を逸らせずに。 手を胸元で握り締める。 やがて。 青い燐光に影を落とし。 見慣れた、友の――姿が。] ―――… | |
2006/01/24 13:58:03 |
書生 ハーヴェイ [近づくハーヴェイを見つめる目の前のネリーの表情で、既にラッセルの話を聞いた後で有る事が、容易に伺い知れた。] ……ネリー。 [自分が名を呼ぶ事は許されるのだろうか? そう迷いながらも、ハーヴェイは口を開いた。] | |
2006/01/24 14:05:39 |
書生 ハーヴェイ 貴方に再び相見える事になるとは、 ……思いもよりませんでした。 想像だにしなかった。 私は……、 [今は動揺して居て、其れ以上の言葉は続かない……。] | |
2006/01/24 14:11:24 |
見習いメイド ネリー [柔らかな声。 それは、確かに変わらずハーヴェイのもので。 ―――まだ。 まだ信じたいと、叫んで居る。] ―――…ハ…ヴェイ…さま… [やっと絞り出した声は、掠れて。] | |
2006/01/24 14:19:37 |
書生 ハーヴェイ [自分を呼ぶネリーの声は掠れていた。 それを聞いて、ハーヴェイは再び首を振った。] ネリー。 [ネリーの方へ一歩歩みを進め、動揺する気持ちを抑えながら、再び名を読んだ。確かめる様に。──そして、] ……貴方を此処に封印したのは、私です。 | |
2006/01/24 14:26:55 |
見習いメイド ネリー ―――ッ…! [息が、止まる。 緑柱石の眼が見開かれ―― 揺れる。 突き落とされる様な、感覚。] ――― [どうして―― 声にならない。 ただゆるゆると首を横に振った。 見つめたまま。] | |
2006/01/24 14:42:32 |
書生 ハーヴェイ 貴方に守るべき一族が居る事も、 其れが貴方に対して、セシリアに対して、何より私自身に対して、余りにも酷い裏切りになる事が。 ……全て分かった上で、です。 [ネリーの動作を否定する様に、ハーヴェイも眉根を寄せたまま静かに首を振った。] ラッセルに話は聞きましたか? | |
2006/01/24 14:50:38 |
見習いメイド ネリー [静かなハーヴェイの声。 苦しげな、ハーヴェイの表情。 ひとつひとつ、鋭利な薄氷の刃の様に――刺さる。] ……はい。 …聞いて…います。 [小さく頷いた。] | |
2006/01/24 14:56:37 |
学生 ラッセル [現れた、殺戮の闖入者を見る。 琥珀の瞳と緑柱石の瞳。 古よりの友人たち。 始まろうとする独白…? 何も言うべきではない。僕は。] | |
2006/01/24 15:12:40 |
書生 ハーヴェイ [澄んだ緑柱石の瞳に見つめられている事が苦しくて、ハーヴェイは瞼を伏せる。] 私は、貴方とセシリアに隠し事をしていた。 穢れていて浅ましいもう1つの私自身を、貴方達の目の前に晒す事は出来なかった。……其れが,セシリアやラッセルが見た私の姿ですね。 もう1つ…と言う言葉は矛盾して居て正しくない。 どちらの姿も私自身なのですから。 | |
2006/01/24 15:21:56 |
書生 ハーヴェイ 私は………。 ネリー、貴方の事を敬愛していました。勿論、今も。 自分自身の手で、貴方を封印した事をとても……。 [ネリーを封印した前後に覚えた暗い感情、或いは後悔。 様々な事がハーヴェイの中を過る。] | |
2006/01/24 15:22:19 |
書生 ハーヴェイ 『穢れない貴方が羨ましかった……。』 | |
2006/01/24 15:24:32 |
書生 ハーヴェイ [しかし、再び開いたハーヴェイの双眸は……。] ………否。 感情論的な言い訳はすべきでは有りませんね。 私はトリムルティの1人で、私自身の欲望と、目的の為に……、貴方を封印したのです。 そして先刻は、メイを封印しようとして失敗した。 彼女が【見える】事が邪魔でしたから。 [ハーヴェイは其処で一旦、言葉を切った。] | |
2006/01/24 15:26:22 |
学生 ラッセル [私自身の欲望と、目的の為に。 邪魔だから。 まあ、確かにアイツは鬱陶しい。 …そうじゃなくて。 一度閉じ、再び開かれたハーヴェイの目を、見つめる。何か言ってやろうかと思ったが空気が重くて口が開かない。] | |
2006/01/24 15:30:50 |
書生 ハーヴェイ [ネリーを見つめ言葉を待ちながらも、ふとラッセルに、] メイは生きていますよ。 『……そして、メイの代わりに私が封印されたからには、セシリアは私がトリムルティの1人で有った事を知った事でしょう。既に。』 | |
2006/01/24 15:33:53 |
学生 ラッセル …………いいことだ。 [ラッセルにとってはただ一つの重要な事を確認するとこれ以上何も言う気は無いとばかりに煙草を咥えた。] | |
2006/01/24 15:40:06 |
見習いメイド ネリー ……どんな姿でも… ハーヴェイ様は、ハーヴェイ様です… お茶を美味しいと言ってくれた、 本について嬉しそうに語ってくれた、 …ハーヴェイ様です… セシリア様も、きっと… [小さく、だがしかし確かに透る声で、言う。] | |
2006/01/24 15:43:20 |
見習いメイド ネリー ……目的と…欲望…? [琥珀の瞳に霜が降りる。 『邪魔』とまで言い切って。 彼に、彼らに…何が。] ……ハーヴェイ様… 貴方…貴方達は…どうして…。 | |
2006/01/24 15:50:05 |
学生 ラッセル [どうして。 何かを願うような、ネリーの哀切の問い。 友には、何か理由があったのだろうと。それとも、絶望か。失望か。 ネリーの心はわからず黙ったまま、煙草に火を点ける。] | |
2006/01/24 15:57:28 |
書生 ハーヴェイ [ラッセルが其れ以上の関心を寄せない事に少し驚きながら、] [仲間で有った二人の事を思い返しながら、ネリーの正面を向く。] 目的の為には、血の騎士全員を封印する事が必要でした。 通常の祭典で、封印される騎士は2人だけ。 ……墓所がこうなっているとまでは理解していませんでしたが、2人だけでは無く、血の騎士全ての生命を捧げ切れば、通常ではなし得ない願いが実現する予定でした。 | |
2006/01/24 16:10:14 |
書生 ハーヴェイ [近くの地面から続く根を追って中央の柱を眺める。] 魂の木と似たシステム…或いは繋がった仕組みが此処に有る事には驚きました。血の騎士自身を女神に捧げる事が、世界を支えているのだと言う事は分かっていましたが。 | |
2006/01/24 16:16:37 |
書生 ハーヴェイ 我々が寺院の力を歪めて使ったが故に、封印が完全ではなくて、私達は直接棺の中に入らずに、此処にこうして立っているのでしょうね。 | |
2006/01/24 16:20:55 |
見習いメイド ネリー …… ――血の騎士は… 通常の死神よりも、遥かに多くの命をその身に宿して居る… その、いのちを… [ハーヴェイがしたように、水晶のような柱を見上げ] | |
2006/01/24 16:25:38 |
書生 ハーヴェイ [ハーヴェイは暫し沈黙した後、] 私自身が最初に願っていた事は、 ……もう既に必要がなくなりました。 二つ目の願いと、仲間達との約束は……私が此処で完全に消滅し、エネルギーが還元される事で叶う……かどうかは分かりませんが、一歩近づく事でしょう。 | |
2006/01/24 16:29:19 |
書生 ハーヴェイ [倒れたままのノーマンとヘンリエッタを振り返り、また柱を見上げ、最後にネリーに視線を移す。] 今、彼等の為に私が出来る事が有るとすれば、貴方達の生命を1人でも多く……完全に、此の柱に還元させ、私自身も死ぬ事。 ……約束の為にもそうした方が良いかもしれませんね。 でも、今の私は其れを実行しようとは思えない。 [ハーヴェイは首を傾けた。] | |
2006/01/24 16:37:37 |
学生 ラッセル [―――此処で完全に消滅し。 そんな事を言っていた自分を少し、遠く感じる。 ただじっと、ハーヴェイの言葉に耳を傾けている。] | |
2006/01/24 16:39:59 |
見習いメイド ネリー [消滅すれば、という言葉に弾かれたようにハーヴェイを見た。] …… [泣き出しそうな顔をして。] | |
2006/01/24 16:47:30 |
見習いメイド ネリー …今は、思わないのですか…? … [じ、と琥珀の瞳を見つめる。] | |
2006/01/24 16:50:43 |
書生 ハーヴェイ [ラッセルの気配。そして、泣き出しそうになりながら言葉を待ってくれているネリーの瞳。] 寺院に来てから……強くなった。 二つ目の願いの方が、大切なのでは無いかと思う。 計画を実行する以前に……其の事に気が付いていれば……。 貴方達を封印しようとは思わなかったのかもしれない。 そう、思い迷う……以上。 再び同じ事を繰り返す事は出来ない……。 [……ハーヴェイは誰にとも無く*頷いた*。] | |
2006/01/24 17:01:49 |
見習いメイド ネリー ―――…ハーヴェイ様…。 [誰にとも無く頷くハーヴェイを見つめたまま。 ネリーは小さく*友の名を呟いた。*] | |
2006/01/24 17:47:26 |
墓守 ユージーン ───言いたいことは、それだけか? [押し殺した、低い声。 炎のように揺らめく気。] | |
2006/01/24 18:08:15 |
墓守 ユージーン [ユージーンは誰が反応するよりも早く、 ハーヴェイの顔を、 渾身の力を込めて、 殴った。] | |
2006/01/24 18:10:18 |
学生 ラッセル [はっとして。 反射的に、ハーヴェイを殴ったユージーンの肩を後ろから掴む。 怒れる気が、身を焼く気がした。] | |
2006/01/24 18:18:36 |
学生 ラッセル …体力の無駄遣いだ。 | |
2006/01/24 18:21:03 |
見習いメイド ネリー [墓に響く音。 息を飲む。 咄嗟に動く事ができない。] …ぁ… | |
2006/01/24 18:21:25 |
墓守 ユージーン [ルーサーの非道に対して見せた狂的な怒り── それと同じものが今のユージーンの身体からも放射されている。] | |
2006/01/24 18:21:32 |
墓守 ユージーン ・・・・・・・・・・。 [ラッセルの言葉に、陽炎のように揺らめいていた闘気は跡形もなく消え失せたが、強い感情の放射は止まらない。 かえって強くなったようにさえ感じる。] | |
2006/01/24 18:25:06 |
学生 ラッセル [ユージーンから発せられた気が、一旦引く。 代わりに、やはり触れれば痛い程の怒りが。] ………止めとけ。 [ユージーンの肩を掴んだ手とは反対の手を、体の横できつくきつく握り絞め、震わせている。] | |
2006/01/24 18:27:51 |
墓守 ユージーン [ラッセルの手を乱暴に振りほどくと、地に倒れ伏したハーヴェイに向かって歩み寄る。] | |
2006/01/24 18:30:22 |
学生 ラッセル おい! ったく無駄だっつってんのが分かんねえのか!! ガキじゃねぇんだ、ソイツ殴って解決するなら今ごろミンチになるまで僕が殴ってんだよ!!! [手を振り払われ。ハーヴェイに近付いて行くユージーンの背に呼びかける。] | |
2006/01/24 18:34:47 |
見習いメイド ネリー [つよい、 強い――怒り。 触れれば焼けてしまいそうな。 触れれば斬れてしまいそうな。 ラッセルの声に、はっとして] っ、いけません…ユージーン様っ…。 | |
2006/01/24 18:38:31 |
墓守 ユージーン [自分に向けられた『ガキ』と言う言葉が突き刺さる。 確かに自分はこの死神たちとは・・・違う。 生きてきた時間。想いが。 でも。] ・・・・・・ガキでもいい・・・ それでも・・・それでもボクはコイツが許せないんだ!! | |
2006/01/24 18:41:45 |
学生 ラッセル 許せたぁ言わねえさ! …僕だって今すぐブッ殺してやりたいと思ってるさ!!! だがな…それで終わるのか!? それでこっから出られるのか? 大体お前自身がソイツに何をされたってんだ!? | |
2006/01/24 18:49:28 |
墓守 ユージーン …ネリーさんの信頼を裏切って…… メイに苦痛を与えて…… セシリアの気持ちを踏みにじって…… 話せばどうにかなったかもしれないのに、 勝手に何もかも自分たちで背負って、 勝手に終わらせて、 カタつけた気でいやがるコイツが許せないからに決まってるからだ!! それ以外に理由なんてないっ!! | |
2006/01/24 18:56:55 |
墓守 ユージーン [ハーヴェイの胸倉を掴み上げる] さあ、聞いてやるよ! 言えよ、そのご大層な目的とやらを!! 言えってんだよ!さあ!!! | |
2006/01/24 18:58:46 |
墓守 ユージーン [ユージーンは炎のような眼差しで、ハーヴェイを*睨んでいる。*] | |
2006/01/24 19:03:00 |
見習いメイド ネリー [――ユージーンが叫んで居る。 許せない。 許せない。 許せない。 彼らのしたことは許されるはずが無い。 許せるはずが無い。 禁を侵し、裏切って、血を流して、欺いて――] | |
2006/01/24 19:05:12 |
学生 ラッセル [ユージーンが叫ぶ度、封印された時の思いが甦り それから『こわい』と繰り返し叫んだメイの怯えた顔が。] | |
2006/01/24 19:09:07 |
見習いメイド ネリー [それでも。 それでも。 自分はどうすべきか分からないでいる。 セシリアを 血の騎士を 女神を 己自信さえも裏切った者だというのに。 木陰のお茶会。 穏やかな声。 どうして どうして――] …やめ…っ [上手く、声にならなかった。] | |
2006/01/24 19:12:23 |
冒険家 ナサニエル [その言葉に] セシリアさん…? | |
(2006/01/24 20:59:20、冒険家 ナサニエルにより削除) |
文学少女 セシリア [如何すれば良いのだろうと自分に問う。答えは返らない。 誰を信じれば良いのだろうと自分に問う。答えは返らない。 ナサニエルがトリムルティでは無いとしたら。 次は――私は――メイを疑わねばならないのだろうか? 答えなど、何処にも無かった。] | |
2006/01/24 21:13:46 |
学生 メイ [壁龕の中で意識を取り戻す。頬が濡れているのに気付いた。 眠っていないのだから目覚めも何もあったものではないが、最悪だ。 頭をぶるぶると振って悪い想像を追い払う。笑顔を作る。「メイ」をなくさないように。一緒にいた自分を失ってしまわないように] 行ってきます。 [名前は呼ばない] | |
2006/01/24 21:24:03 |
書生 ハーヴェイ ……ユージーン。 ラッセルとネリーは兎も角、自滅した貴方には関係の無い事では? 其れを言うなら、貴方を封印してしまった事をトビーは悩んでいましたし、貴方を守ろうとした事が、ネリーが封印される隙が出来た一因でも有るのですが。 [胸倉を掴まれて居ると言う事を感じさせない口調で、ハーヴェイは淡々と答えた。] | |
2006/01/24 21:25:02 |
書生 ハーヴェイ 話し合う余裕や何かしらの希望を持てる人物が、安直に禁を犯すでしょうか? 否、ですね。 我々は夫々に絶望していたのですよ、ユージーン。 | |
2006/01/24 21:25:14 |
書生 ハーヴェイ [怒りにさらなる火を着けそうな言葉を口にしながら、不意にハーヴェイはユージーンに向かって好意的な微笑みを浮かべた。] | |
2006/01/24 21:27:42 |