人狼審問

にいな・・・
にいな・・・
にいな・・・
にいな・・・

なんだろ、あの子の名前。
さっきまで、覚えてたみたいだったのに。
なんかもう、忘れちゃったな。
足の痛みはなんだかもうない。
とたんに現実的な怒りが頭をもたげる。
アタシの足を刺したやつ・・・！
ココにはラッセルとアタシのストーカーがいそうな気がする。
ノーマンさんは、どこかしら。
早く、野蛮人を追い出してもらおっと。

犬のような獣…？
それは見ていないけれど…、体長1m位の、ヒルに似た生き物には襲われたわ。
…ギルバートが助けてくれたの。あと、…これにも、かな。

[一歩前へ踏み出すと、靴の先を何かが掠めた。恐る恐る拾い上げる。小さなペンライトだった。]

これは……アーヴァインさんのだ。（なら、きっとこの血も……？）
……ネリーさん、皆の所に戻ろう。ここは……危険だよ。

［ヴィンセントはベットから急に聞こえてきた声に驚いた］

（………ノーマン……ノーマン？）
まさか、あの、ノーマン……？

なんだぁ！？
ビックリするじゃねぇか…少しはこっちの心臓を心配しろ！

ヒルのような…！？
ウェンディ、本当に無事でよかった…

[震える指でウェンディに触れようとしたが、自分の指先が自らの血で汚れていることに気づいて手をひっこめる]

…私は、ネリーさんという方と…ノーマンさんに、助けていただいたのだと思うの。
そうですよね、ノーマンさん…？

[そっとノーマンの顔を見つめる]

・・・？
インセンスの香り。
あたしたちの好きな香り。
あたしの寝てたベッドやあたしの体にほのかに香る・・・
あの子の匂い。

・・・あたしの鼻はおかしくない。
ということは、朝のインセンスの香りがまだ残ってたのね。
早くノーマンさんと話して、野蛮な人を追い出して貰い、早く安全な所へ・・・。

[ネリーは、ラッセルの言葉>>400に、頷いた]

(ここはとても・・・とても嫌な感じがする・・・)

−−ネリーは、ラッセルと共に、今来た道を引き返し、皆のいる保健室を目指した

[――わたしは、ナサニエルと一緒に、その場から離れた。
おかしな犬の消えた場所など、動けるならば少しだって居たくはなかった。

足早にその場を離れたわたしたちは、道を迷って立ちすくむ。
殆ど気を失っていたわたしには、皆がどこへ行ったかなんてわからない。
ナサニエルに尋ねても、彼はゆっくりとかぶりを振るだけだった。

わたしは少し思案して、彼の手を引いて保健室へと向かう事にした。
あそこなら、わたしの頭を冷やす水くらいはあるはずだ。

ともすればシャーロット達が目を覚ましているだろうし、
倒れたステラが保健室に運ばれる可能性も、高いように思われた。

……とりあえず、保健室なら誰かいるだろう]

［ウェンディは、自分の背後に人の気配を感じて振り返った］

…ギルバート！

[ギルバートはウェンディの小さな姿を目に留めて、安心したように崩れ落ちた]

ああ…無事だったんだな…良かった…。
どこにいたんだ…?

ああ、ゴメンね♪
ねえ、ノーマンさん
【流れ者とは聞こえが良いが唯の、浮浪者を見て】
とりあえず、人の多い所って言ったけどなんか・・・
ロクなの、居ない気がするのよ。
だから、ノーマンさんとアタシの二人でこの街を出て
親分さんの所へ少しお世話になりたいの。
お父様の安否も気になるし・・・
ね？お・ね・が・い♪

[放送室を離れ、段々と喧騒に近づいてきたようだ・・・もうそこに見える保健室からは、人の話し声と明かりが漏れている。]

−−ネリーは、保健室の前までつくと、がらりとその扉を開けた。

[ラッセルは、息を切らせてまくし立てた。]

皆聞いて。大変なんだ。
アーヴァインさんが……！(血に塗れたペンライトを取り出し)
……っ、とにかく、早くここから逃げた方が良い。

[ふと嫌な予感に見舞われて、ラッセルは天井を見上げた。
放送室は……この上……]

だけど、その前に
街の[お掃除]が必要と思うのね。
この世には、必要のない生き物って居るのよ。

ラッセルやあたしのストーカーを殺してほしいの。
ノーマンさんに。

ギルバートさんっ！
また、傷が開いてるじゃないですか。
しかもすごい汗……ちょっと待って下さい、今痛み止めを…
［ヴィンセントは往診用の鞄を開けて薬を探っている］

>>409
また突飛な事言い出しやがって…（溜息）
……大丈夫か？

[ギルバートはウェンディを潰さない様にとっさに体を捻った。]

…!(痛っ)
……どこにいたんだよ…!
[痛みのせいか、詰問に近い口調でウェンディに話しかけた]

[――わたしたちは保健室へ歩いた。
歩みはやがて早足に、そして駆け足に変わった。
何かに追われでもしているように、わたしたちは駆けた。

わたしは置いていかれないように、ナサニエルの背中を追う。
わたしの足音がすこし遠のいたのを感じてか、彼はすこし走りを緩めた。

いくらもしないうちに、保健室が見えてきた。
扉の前には、ネリーとラッセルが佇んでいた]

(人が増えている・・・)

ヴィンセント・・・先生？
それから、・・・シャーロットさん？
そして・・・貴方は確か・・・
[ネリーはウェンディを見て、微妙に言葉を曇らせた]

(そういえば、ニーナがいないわ・・・一体、どこへ行ったのかしら・・・？)

ギルバートさん、ご無事で…！
ウェンディを助けてくださったんですね、ありがとうございます。

[もつれあうようにウェンディと寄り添っているギルバートに深々と頭をさげる]

>>412
……お掃除ねぇ…
さらっと簡単に言うじゃねぇの、お嬢さんよ

ノーマンは頭を抱えた