人狼審問

ねえ、ネリー？
貴女の話は小耳に挟んでるの・・・若いのに
有能なのは・・・

[ギルバートは目を見開いた…先刻まで口をきいていたネリーが不意に歪みだし、変化しだした…]

ああ…もういい加減にしてくれ…。

[俺はネリーがおぞましい姿に変わるのを見た…
そして…]

そんな…嘘だろ…嘘だろ…嘘だ…嘘だ！
畜生畜生畜生ーーーーーーーーーー!!!!!

[俺は叫んだ声を限りに…]

ステ、ラ……？
［ウェンディは、突然崩れ落ちたステラを、不安の眼差しで見た］
…どうしたの…？

よかったじゃない、ノーマンさん・・・
ステラさん、人間ですって・・・
裏切られるより・・・よっぽど良いじゃない・・・。

[シャーロットにネリー？の鋭いナイフが飛び交う！]
痛くしないで・・・一撃で仕留めてよ？
[シャーロットは強くナイフを握るとネリー？に突撃した！]

[ギルバートはネリーだったモノに向き直った。
彼女の変化はまだ続いている…目からは血とも涙ともつかないモノが溢れ出している…

ギルバートは化け物の足元にナイフが落ちているのを見た。]

(ネリーのナイフ…!)

[ギルバートは転がりながらナイフを掴むと、それをネリーの腹に膝立ちで突き立て、上へ抉り上げた…]

>>5
ギルバート・・・やるじゃない！
あたしだって！
[シャーロットは、ネリーの後ろからネリー？の首筋を狙った！]

[ギルバートは自分の上に倒れ伏したネリーをどけると、ナイフを投げ捨てた…]

ステラ…。

えっと・・・なんだろ、コレ？
[シャーロットの首にナイフが突き刺さってる]
・・・・あ・・・！
[シャーロットの左目にナイフが突き刺さった！]
あたし・・・また、血を噴出してる！
それも、たまらなく、痛い・・・！
あはは・・・コレでやっと楽に・・・

[ギルバートはノーマンを睨み付けた]
ノーマン…!
お前だったのか…！お前がこんな…!
ただの頭の悪い狂犬だと思ってたが、とんだ考え違いだったぜ…!

おまけにステラを…そんなに自分のモノにしたかったのか?自分だけのモノに…!

[ギルバートはディを後ろ手に庇いながら叫んだ]

床がすごく近い・・・
あそっか、あたし、倒れてるんだ・・・。
*コレは、悪い夢・・・いや、良い夢だったよ・・・*

[俺は動かないステラを抱きしめた…

嘘だ、嘘だ、目を覚ませ…頼む…お願いだ…
又「俺」を殺すな…畜生…嘘だろ…

何度も何度も呼びかけている]

ネリーは、人間、よ…。
…ラッセルのところで、ゆっくりお休み……。

［ウェンディは、ネリーの目を閉じさせると、何かを恐れるように後ろを振り返った］
…ステラは？無事なの？

ギルの身体で、見えないわ…。
ねぇ、ギル…ステラは？

[ギルバートはディの身体を抱いてステラを見せまいとした…]

見るな…見るんじゃない…!
お前は…もう辛いものを見るな…!

>>9
[俺は、ギルバートを振り返った

ふざけやがって!!テメェは今ぶっ殺す!!
ふざけやがって!!クソ野郎が!!!!

叫んで殴った]

う、そ…。
嘘でしょう…？

だって、さっきまで一緒にいたのよ…？
私の為に、泣いてくれた……。

きゃあああぁ！

［ウェンディは、ノーマンがギルバートを殴った衝撃で、地面を転がった］

>>15
[ギルバートは背後から殴られ蹴られながら、ウェンディを庇って動かなかった。]

(どんなことでも、もうディに辛いことは何も見せたくない…!)

ステラ！…ステラ！
ねぇ、起きて！お願い！！

［ウェンディは、ステラの肩を必死に揺さぶり、ガクンとこちらを向いたステラの顔を正面から見た］

あ……あ………！
嫌よ…！こんなの…嫌…いやああぁっっ！！！

[ギルは必死でウェンディの腕を掴むと、胸元に引き寄せた…無残なステラの姿…それを既にディが見てしまったことは承知しながら…]

ディ…!
もう見るな!お願いだ…もう見るな…!

[俺はギルバートの胸倉を掴んで睨みつけた]

こっちを向けクソ野郎！
俺は、絶対オマエを殺す、殺してやる…

憎くて殺す、俺の意思で殺す、絶対に、だ

>>21
それは俺の台詞だ…ノーマン!

お前がステラを心から愛していたのは本当だと思う…でもこんな形で表現しなくてもいいじゃないか!

ディを見ろ!
お前はそこまでして、シスターを独占したかったのかよ!

ギル…、助けて……、もう、何も見たくない…！

［ウェンディは、ギルバートに縋り付くと、激しく泣き叫んだ］

[ギルバートはノーマンを突き転がした…その反動で自らもバランスを崩し、ディもろとも転がった…]

ディ…もう何も見るな…もうお前は嫌なものは見るな…!
俺が絶対に守ってやる、あいつを殺せばそれで終わりだ!

>>22
こんな形!?俺が望んだだと？
これからも生きてくれる事を望んだんだ！
これからも…

[俺は間で縋りつくウェンに遮られ、ギルを離した…]

ノーマン…お願い…ステラを、あのままにしておきたくないの。
…教会に、運んであげられないかしら…。
せめて、ステラが安心して暮らしていた場所に…。

お願い…ステラの目の前で、これ以上争っては駄目よ…。
ステラが、怖がるわ…！

>>27
[ギルバートは転がったまま気丈に言い放つディの顔を見た。
この子はこんな状況で、ステラのことを一番に考え、思いやりを示そうとしている…。
ギルバートは急に自分が浅ましいような気がしてノーマンから目を逸らした…]

…そうだな…教会に行こう…。
ステラが安心して暮らせた場所で…弔ってやろう。

[俺は…
>>26>>27
…ああ、そうだ
…ステラとクソ野郎の死体が今並ぶなんて許せねぇ…

ステラの元に歩み寄り、そっと抱きしめる…華奢な体
そのまま二人に背を向けると俺は教会に*向った*]

[ギルバートは松葉杖を付いて何とか立ち上がると、ステラの方を見た]

こんな俺じゃ、ステラを運べないな…。
ステラ…。

[ギルバートは己の無力さを噛締めるように項垂れた…]

…すまねぇ、ステラ
昨日全部許して貰ったのに…
俺はこれから罪を犯す…人生最大の罪科だ…

今まで私怨で誰かを殺った事はねぇ
だけど俺は>>9なんて言いやがったアイツが許せねぇ…
憎い…憎いんだ

もう組織も掟も絆も関係無い…俺にはもう何も無い…
残ってるのは醜い憎しみだけだ…
これでアンタと同じ処に行けるのか自信がねぇよ…

…もう既に地獄の炎に焼かれてるみたいだ…
ステラ…俺の為に…アンタも祈っててくれ

［ウェンディは、うつろな表情で身を起こした。殆ど眠ることが出来ず、全身が自分の身体ではないかのように重かった。また熱が上がっているのか、細かな震えが間断なく身体を包んでいた］

・・・・・
あたしは、死んだはずじゃ・・・？
なんなんなのよ！
もっと苦しめって！？
クソ・・・

ココ・・・下水・・・？

［ステラの衣服は丁寧に整えられ、手足は噴き清められていた。
ノーマンがどんな魔法を使ったのか、その表情は、夕べ見た苦悶の表情を失い、まるで眠っているかのように穏やかだった］

［ウェンディは、優しくステラの頬を撫でる］
ステラ…夕べは、ありがとう。
私を…最後まで見捨てないでいてくれて。
あなたが居てくれなかったら…私、ここまで正気を保てなかった。

でも…、でも、酷いわ…。
私に、心を開かせておいて、すぐに、死んでしまうなんて…！

［ウェンディは、顔をくしゃくしゃに歪めると、ステラの胸に顔を突っ伏した］
私の、せいだわ…。私の…わたしの…！

［ウェンディは、やがてのろのろと顔を上げると、ノーマンに話しかけた］

ノーマン、ステラが言っていたわ…。
世界は広がり、神様の愛だけじゃなくなったって。
私を守ろうとしてくれる人にも出会えたって…。
あれ…あなたのことよね？

ノーマン、私………ごめんなさい。
［ウェンディは、ふらりと立ち上がると、ノーマンに深々とおじぎした］

何故かしら…ステラが殺されるなんて、ちっとも考えてなかったわ。
まだ一緒に居られると…思い込んでた。

>>38俺もだ…ウェンディ

最初から臭いと睨んでたのに…俺は直感に従わなかった…クソ、どっちが甘ちゃんだ…俺じゃねぇか

その結果がこれだ…俺は自分も許せねぇ

憎い、憎い、憎い…畜生！俺が憎い！

「守る」なんてできやしなかったんだ！
…殺るしか能の無い男だ、俺は…
最初から決まってた…変わるはず無かったんだ…

俺の未来、俺の希望…何かを望んだのがバカだった

[俺はウェンディを見て宣言した]

俺は殺る…ギルバートを
ウェンディ…お前に甘言を囁いて説得する気は無いし、能もねぇ…俺を殺るなら好きにしろ

あなたは…何も悪くないわ。悪いのは…。
でも、私…もう………、何も考えたく、ないの……。
ごめんなさい…ごめんなさい、ごめん、な、さい…。

［うわ言のように呟くと、ゆっくり教会から出て行った］

・・・ラジオから彼の悲鳴が聞こえる。

ノーマンさん、ステラの言葉を忘れないで。
あなたは、ウェンディを守るのでしょう？
ステラの言葉を・・・思い出して。

ウェンディ・・・
リックを忘れないで。
彼は、あなたの助けを必要としている・・・
私の言葉を思い出して。
彼を救ってあげて。

ギルバート・・・

・・・・教会に向かえと言うの？
神の復活をこの眼であたしが見ろと？

神に捧げられた魂・・・
力を求める乾いた魂・・・
二つの魂が・・捧げられる・・・。

［ウェンディは、すすり泣きながら、ゆっくり歩いている。
熱で全身が痛み、揺れる足取りは覚束なげに地面を擦っている］
リック…リック…リック…、どこにいるの……？
もう、ここはいや…………。
あなたを見つけ出して…還りたい。

…？
あれは…遠くにいる、あの影は…。
リック…？リックなの……？
待って…行かないで…！

［ウェンディは、息を荒げながら、必死に何かの影を追っていった］

[ギルバートは憔悴し切った顔を上げて教会の壁を見上げた。
そこにはこう書いてある…
『ここには穴があった 今はもう無い』
…その文字は、それ自身が生き物であるかのように蠢き、壁を這い回っている…。

気がつけば教会の壁全体に血色の触手が幾つも這い回り、壁を撫で回している…]

(もうウンザリだ…もう俺達は終わりなのか…助かる術はないのか…?)

[壁に蠢く、文字とも触手ともつかないものを疲れ切った表情で凝視し、ギルバートは呟いた]

(ノーマン達の思うとおりになってしまうのか…。
狂ったシャーロットはこの街の滅びだけを願っているのか…?
でもディだけは助けたい…!)

[ギルバートはそれを心の底から願った]

［ウェンディは、自分の両腕が天井から吊るされていることに気がついた。
押し寄せて来る強い香の匂いと、ピチャピチャと膝下までを濡らす水、その床には、自分を中心に描かれた禍々しい魔法陣が見える。］
そんな…っ！どうして、こんな…！

［必死に鎖を引っ張るが、全く外れそうにない。がっくりと項垂れると、突然、暗い室内に暖かな蝋燭の灯りが生まれた。そこには、自分がずっと探し求めていた者が逆光の中立っていた］
…？！リック！！！
あぁ、良かった…こんな所にいたのね…。捜していたのよ…。
リック…リック？
どうしたの？こちらに来て…顔をもっと良く見せて？
なんとかこの鎖を外して…二人で逃げよう？

『…裏切り者』

えっ…？
リック……行かないで…違う…私…だって……。

>>45
シャーロット!
お前が俺と半分でも血を分け合っているなら、狂ったお前の心にも俺の声が届くはずだ!

お前は教団の味方をするのか?この街の滅びを心から願っているのか?

お前がそうなった訳が俺には分かる…お前は誰にも愛されず、呪われ利用されて生きてきたんだ。
だからお前は他人の幸せを呪う…。

「アタシがスキなのはアタシだけ!」
お前がこの台詞を絞り出した時、俺はお前を心から可哀想に思った…。
お前はまるで、罠に掛かって死ぬのを待っている獣みたいだ…。

俺はお前も助けてやりたい。
だから力を貸してくれ! それとももう手遅れなのか?!

ラジオからうるさいノイズが響く・・・
>>50
・・・あたし、神の力を手に入れて・・
にいなと二人で暮らしたかった・・・。
ギャングを我が物にして・・・
自分の好きな世の中にしたかった・・・。
でも、もう無理・・・そんな死に底無いに何の用？

>>49
[ラジオから、ウェンディの悲鳴が聞こえる・・・]
教会に行きなさい・・・。
もう一つの教会。
そこで、リックに会えるよ・・・。
魂を神に囚われながら・・・。
そこで、リックの名前を呼んであげなさいよ・・・。
その、リックの魂は開放されるかもね・・・
手遅れじゃなければ。

>>51
ニーナがお前の大切な人間だったのか?
ニーナと幸せに暮らしたかったのか?

それならわかるはずだ!俺にも大切な人間がいる!
お前にとってのニーナと同じだ!それがたとえ教団員であろうと普通の人間であろうと…。
どうかわかってくれ…!

『僕、言ったのに。…大人は信じちゃいけないって』

［ウェンディが、泣きじゃくりながら目を覚ますと、そこは教会裏手の墓地だった］
今の…夢…？……リック……。

>>53
解りました、協力します・・・。

と言えば、満足？
人間の力でどうこう出来る相手なのかしらね。
『神』を。
教団の連中がどうこうしてるだけ？
いいえ、コレは、神の意思の力よ。
あたしは、思い上がってた。
それと、同じように貴方も思い上がってるのよ。
『自分の力で解決出来る』
出来る訳が無い・・・。

方法はあるかもしれないけど・・・。

>>55
ああそうかもな…でもだからってそれが諦める理由にはならねぇよ。

俺はそもそも、まだ生きてる時点で思い上がりも甚だしい人間だ…どうせならとことん思い上がってやるよ!

解ってる。
アタシ、自分のやろうとした事は最後まで、責任を持つ。
うるさい唯の人（ストーカー）ナサニエルを謀殺したり・・・そもそも、皆をこんな目に合わせた責任をね。
もう一つの教会に書き写した地図でアタシは向かう。
自分に出来ることをやってみる。

貴方も来るなら、鞄に入ってた地図を見て追ってきなさいよ。
其処に、赤い薬もあるわ。
・・・ノーマンが手に入れる前にね。
ふふっ・・・。

>>56
最後に、ギルバート・・・
貴方に、ノーマンさんが殺せるの？
そんな、満身創痍で・・・？
何か、秘密道具でも、あるのかしらね・・・？

[ギルバートは足元に転がった鞄を探った。
そこにはペットボトルに入った赤い液体と、
下手糞に書き殴った地図が入っていた]

…ディ。
シャーロットを追おう…どこだ?

鼻が曲がりそうな汚水の臭い・・・
悪趣味な拷問道具が見える・・・
近い、もうすぐだ。

苦しみや悲しみや憎しみの中で生まれる神。

その、虐げられた怨念が今にも聞こえてきそう。

・・・墓場？
下水道のコンクリの壁なのに、地面はいつの間にか土に。
誰かが土を敷いたのね。
墓石に名前が刻まれてる・・・
[アーノルド][エレノア]・・・それに[リック]？

ウェンディ・・・？なんとなくウェンディが居そうな予感がした。
この腐敗した臭いが立ち込めるこの汚い墓場で。
それはやっぱり、ウェンディが言ってた[リック]と言う子の名前のある墓を見たからかしらね。

[ロッテの声が聞こえて来る]>>42
まだ俺の判断を揺さぶるのか？ロッテ
俺の心は固まった…ガチガチだ

ロッテ…オマエにゃ色々付き合い過ぎた
もっと引いて巧くやりゃ良かったんだ

…仕方ねぇ、仕方ねぇは、俺の言い訳だ

虎穴に入らずんば…の戦法のつもりだったのにヨ
オマエに付き合うのは結構楽しかったゼ

…でももう終わりだ

俺は奴を殺す
それでオマエとサヨウナラ、だ
元々信頼抜きの関係だ…オマエがつけた称号は全部返すぜ

>>63
ノーマンが・・・いや・・・
[街の白人の呪い]がやってくる！
それも、あたしに[呪い]をかけに。

あたしは、ノーマンの恐ろしさを知ってる。
だからこそ、ノーマンの気が変わらないようどうにかしたかったが・・・

あたしは、今二つの力を手に入れようとして
二つの[呪い]をかけられた・・・
コレが、[因果応報]・・・なの？

［ウェンディは、突然シャーロットの声が聞こえたように感じ、熱で重い頭を懸命に持ち上げた］
もう一つの、教会…？
リック…に、会える…なら、行きたい。私はそこへ…リック……。

［ウェンディの願いに応じるように、墓地の風景が歪み…気がつくと、目の前にシャーロットがいた］

ギルバートがあたしに、助けを求めるのも当然だ。
[溺れる者はワラをもすがる]
ノーマンは容赦しない。
徹底的だ。
仕事はやるとなったら、完璧すぎるほどやる。

あたしは、保守派教団幹部の惨状を笑いながら見てた。
その、理不尽な、惨状が、あたしに、降りかかる！？

確実に解ることがある。

神が目覚めなくとも、あたしは、助からない。
どちらにしろ、残虐な方法で、死ぬ。

>>65
ウェンディ・・・リックに会えた？
今のうちに、楽しいことしてた方がいいよ・・
今の状況が・・・きっと幸せと思えるから・・・
これから・・・起る・・事思えば・・。

>>64
俺もオマエが好きだったぜ？嘘じゃねぇ…
だがそれは昨日までの話だ

甘ちょろのバカノーマンは死んだ！

お前等が殺したんだ…
ステラと一緒に殺したんだ…俺は絶対許さねぇ

手遅れだよ、ウェンディ。
あの時のあたしのは間に合ったけど
リックは間に合わなかったみたいね。
その、魂は、永遠にココに縛り付けられたみたい。
きっと、助けてくれなかった・・・
名前を呼んでくれなかったリックは、貴女を恨んでるでしょうね？

シャーロット…、ううん、まだリックには…会えていないの。
これから何が起こるのか…シャーロットは知っているの？

コンクリの壁に…天井……下水の臭いと、…墓石？
リックの名前が、刻まれた墓石…？

シャーロット、何を言っているの？
この…おかしな墓石が、リックの物だっていうの？！

『見たから信じる。そういうものではなく、見ないでも信じるものになりなさい。見ないで信じるものこそ幸いだ。』

信じるも、信じないも貴女次第よ・・・
どうする？ウェンディ・・・
ふふ・・・貴女がギルバート、いちゃいちゃしてる間・・・
リックは、地獄を見せられてるのよ・・・あたしと同じ・・・いや
あたしの以上の！

ほら・・・リックが呼んでるわ・・・
リックはここに居るわ。
貴女が呼ぶのよ、リックを・・・
貴女が、名前を呼べば、眼を覚ますわ？
早く助けなきゃ・・・。
でも、どんな、姿でも、リックを、愛せるの？
あくまでもあいしてくれる？

>>69
嘘…嘘よ…！！
そんな…リックが、リックが私を恨んでいるなんて……。
［ウェンディは、直前まで自分が見ていたことを思い出し、瞳を大きく見開く］

違う……あれは夢…現実なんかじゃ、ないわ…！

肉体が朽ちても、魂は永遠・・・よね？
リックがどんな、姿でも・・・
心さえ、通じれば、愛し合えるよね？
愛し合いなさいよ・・・リックと！？
リックも貴女に会いたがってるわ・・・
貴女を殺したくて殺したくて、一緒の苦しみを共有したくてね！

呼べば…いいの……？
［ウェンディは、ぎゅっと強く目を瞑った。自分の口から出る言葉を恐れるように、両手で喉を強く押さえる］

どんな姿でもいい…愛しているわ……。
【リック…】

［固く目を閉じているウェンディの肩に、何かが触れた。そっと触り返したソレは妙に柔らかく、所々表面が崩れているようだった。ソレが、酷くしゃがれた声でウェンディの名を呼んだ気がした］
リック……あなたなの…？
一人にして、ごめんなさい…。
でも、もういいの…。私、あなたさえ側にいてくれれば、他に何もいらない…！

［ウェンディは、最初は軽く…やがてきつく抱きしめた。自分の全身が、何かに引き裂かれた気がしたが、気にならなかった］

ふふ・・・ギルバートはどうするの？
ウェンディ・・・？
リックは怒ってるわ・・・ギルバートの事でも・・・
[シャーロットはナイフを墓に置いた]
貴女にギルバートが殺せる？

[ギルバートはディを探して教会の周囲を周り、墓地にウェンディが佇んでいるのを見た
彼女の周りには誰もいない…なのに彼女の腕はは誰か(何か?)を抱くように伸ばされ、唇は何かを呟いている。
ギルは魂が千切れるような声で叫んだ]

ディーーー！

[ギルバートはウェンディの元へ精一杯の速さで駆け寄った。
彼女の目の焦点は合っておらず、ふと見ると手にはナイフが握られている]

ウェンディ！俺がわからないのか…！
しっかりしろ!

[ギルバートは危うくウェンディのナイフを避けた。
服の袖が破れ、微かな切り傷が二の腕に残された。

ギルバートは勢い余ってよろけたディの手を掴むと叫んだ]

しっかりしろ！これがお前の答えなのか!?

ウェンディ！
俺を信じられないか。
お前自身が俺を信じられないって言うなら仕方が無い…。

だが幻覚に惑わされて自分を見失うな！
今のお前に何が見えているかは俺にはわからない！
でもお前は俺をちゃんと見てるのか?!
ちゃんと考えてるのか?
それでステラは喜ぶと思うのか?!

いや…、触らないで！！

［ウェンディは、思い切りナイフを突き出すと、ギルバートがひるんだ隙に墓石を挟んで距離をおいた］

答え…？違うわ…。
初めから、こうすれば良かったのよ…。
心を許したりしては、いけなかった。

あんなに、リックにきつく言われていたのに…。
私は、愚かにも、ステラに全てを話し…あなたを…。

［何かを言いかけて、強く頭を振った。
少しずつ焦点の戻って来た目でギルバートを見つめ直す］

これは、リックを裏切った、…罰。

りっく…?
リックはここにはいない！
お前はリックの幻に何を言われたんだ?

心を許しちゃいけない?
お前のリックは、誰にも心を許すなとお前に言ったのか?
俺の言えたことじゃないが、随分傲慢な考えじゃねぇか?
それはリック自身にも心を許すなと言っているのと同じに聞こえるぞ…。

仮にリック以外の誰も…と言う意味だとしても、それはお前を縛り、自由を奪う呪いじゃないか。

お前は一生、誰にも心を許さずに生きていく積りなのか?

リックを悪く言わないで！
［ウェンディは、悲鳴のような声で叫んだ。
一瞬身体がぐらつくのを、立ち木にもたれ掛かることで、なんとか堪える］

ねぇ、知ってる…？
ステラの神様は、何度過ちを犯しても許してくれるんですって…。
私、それを聞いたとき…一瞬、とても嬉しくなった。
自分の全てが、許された気がした……。

でも、そんなの、嘘…！
いつだって、罪は…、私の目の前にある…。

[俺は俺の銃の行方を考えている…
今ならあれを誰が隠したのか解る…俺だ、俺自身だ

他に誰が出来る？

毎日見る悪夢から硝煙の匂いが消えてったのは
俺が甘くなってた証拠じゃねぇか

俺はこの街に長く居すぎた…]

[俺は懺悔室に隠してあった俺の銃
　　　　　【USSR STECHIKIN(APS)】を取り出した

そろそろ行くぜ、ステラ…
アンタをここに独りで置いて行く俺を赦してくれ
きっと戻ってくる…きっと…

[俺は立ち上がり背を向けかけて…]

アンタまだシスターだったな…赦してくれよ

[俺はそっとステラに接吻し、その場を去った…]

>>84
[ギルバートはウェンディの『罰』という言葉に言いようも無く悲しい顔をした]
…お前が考えているように、リックだけを愛し守ることができなくなったことが裏切りだとしたら、俺も同じ穴の狢だ。
俺もカレンを…。

そういう理屈で俺を断罪するのなら、俺は何も言うことはない、よ…。
でも俺は、お前自身がそのことで自分を責め続けては欲しくない…。
お前は生きろ！

ギルバートそうよ・・・早くウェンディを説得しなさいよ・・・そうしないと・・・呪いに・・
[白人の呪い]が迫って来るわ・・・？

ふふ・・はは・・・人間同士醜く争うが良い！

>>86
そんなことは当然だ！
お前は罪が一つも無い世界があると信じてるのか?
許してくれる奴だってきっといやしない、ただ俺達は黙って死ぬまで罪を背負っていくんだ！

罪が許されることを期待するなんてそれこそガキの理屈だ…。
それでも生きなきゃいけねーんだよ、わかったかディ！

［ウェンディは、ギルバートの言葉に、疲れたように顔を上げた］
生きて…生きて、どうするの？
誰もいない…私一人で…罪を、抱えたまま…？

［貧血を起こしたのか、ずるずると地面に崩れ落ちる］

どうするの、ウェンディ？
ギルバートを殺さなきゃ、リックは永遠に貴女を許してくれないよ？
ウェンディ・・・どうして、貴女が助かったのか・・・
そこに、理由があると思わないの？

よう！ご同業！！

[俺はギルに呼びかけた]

時間だ…この世とのお別れは済んだか？ああ？
俺はオマエを殺る…

言うまでもねぇが、本気だ

シャーロット…、お願い、やめて……。
［ウェンディは、両手で耳を塞いだ］

もう、いや…、このまま、死なせて…。

>>92
どうするかは自分で決めろ、生きる意味があるなんてのも俺はわからねーよ。

でも俺はお前の傍にいてやる、お前は一人じゃない、それだけが俺の約束してやれることだ！

ウェンディ・・・裏切ったのは、ギルバートよ！
ギルバートを殺すのよ！そのナイフで！
そうすれば、リックは貴女を許すわ・・・！

ノーマン・・・とうとう来たのね・・・
[白人の呪い]があたしにも・・・！
あたし・・・唯では死なない！

ギルバート！ノーマンが来たわ！
[シャーロットは叫んだ]
どうするのよ、ギルバート！？
早くしないと・・・神の前の・・・
人に殺されるよーーーー！？

貴方の後ろにほら！

[ギルバートはノーマンの押し殺したような声に振り返った…そこには銃を構えた彼が凝然と立っていた…]

銃…!

[ギルバートはウェンディを見た。彼女は墓石の間で蹲って泣いている。
ギルバートはとっさにウェンディに向かって身体を投げ出した…そこにはある名前が彫られた墓があり…]

［ウェンディは、ギルバートを見、次いでシャーロットを見た。
何度も頭を振り、苦しそうに地面を掻きむしる］
…ギル……。
［小さく呟いたが、ノーマンの姿を認めると、縋り付くようにナイフを握る手に力を込めた］

[墓の前にはベレッタM1934が何故か置いてあった。
ギルバートは夢中で銃を手に取ると、撃鉄を起こしてノーマンに向けた…]

この末期に及んでも子供をまだ誘惑か？
怖ぇ怖ぇ…「優しい男」は怖ぇぜ…

もう終わりだ、全部終わりにしてやるよ
お前等の罪も咎も全部まとめて背負ってやる
まとめて消してやる
「俺」を殺し、俺を敵に回した事を後悔させてやる
俺を残した事を後悔させてやる

この俺の憎しみで…[俺はAPSを構えて見せた]
武器は持ってるのか？あ？

フルオートで撃ってきてる・・・？
何で、ソ連の特殊部隊が持つような銃を持ってるのよ・・・！？
あんなもの・・・どこから・・・
後悔してるよ、ノーマン・・・
貴方は神ほどじゃないけど、間違いなく、この中では・・・いや、この街最強よ・・・

>>101
[暗い炎が俺の胸を焼いた]

よし、そうじゃなくちゃイケねぇ

…………殺り合おうゼ？

勝てないよ、ギルバート！
そんな年代物で！
あの、ノーマンの最新式に勝てる訳ないじゃないよ！
しかも・・・貴方その体で・・・

ノーマンが、弓矢でようやくイーブンの戦いじゃない・・・？

ふ・・ふふ・・神の前に・・・あの、[白人の呪い]に呪い殺されるの？
あ・・・ああ・・いやよ・・・怖いよーーー！

>>104
[ギルバートの銃は、ノーマンの額を狙っている]

…このまま俺達が死ぬのは容易い…。
俺はお前を道連れにできればいい。

…だからせめてお互い、言いたいことを言い合おうじゃねぇか。
あ?
それともここで終わりにするか?

神を目覚めさせる・・・
魂を捧げられた魂・・・・
力を求める魂・・・

その、名前を呼べば・・・
神に捧げられた魂・・・
『にいな』
力を求める乾いた魂・・・
『・・・・ギルバート』
ウェンディ・・・早く！早くギルバートを殺しなさい！
皆・・・皆死ぬわ！誰も助からない！何をしてるの・・・そのナイフで・・・早く！
ギルバートの魂を神に捧げるの！

>>106
ほぉー、オマエ俺に言いたい事なんてあるのか？

命乞いなら聞かねぇゾ
オマエは俺の逆鱗に火をつけたんだ

リックの魂の代わりにギルバートの魂を捧げるのよ！
リックはそれを望んでる！
このままじゃ、リックは永遠に煉獄よ！

うるさいうるさいうるさい！！！
大人なんて、みんな…みんな嫌い！
…私を、利用しようとして…！

［ウェンディは、最後の力を振り絞ると、シャーロットにナイフを繰り出した］

>>108
俺は…何もない。
お前のことはすべて分かった…。
それはお前も同じだと思うがな…。
でも狂犬の言葉を冥土の土産にするのもいいかと思ってさ…。
[ギルバートはノーマンを殆ど同情するような目で見た]

>>111
あの世で後悔しやがれ！

…だ、クソ野郎

・・・・・・・・・・・・・・覚えとけ

なにすんのよ・・・このクソガキ！
[シャーロットはウェンディを腕を掴み指をひねりまくる]

痛い…！

［ウェンディは、思わずナイフから手を離すと、ふらふらと後じさった］

ギルバートの話は・・・それは、常識での世界の話よ・・・
ココは、非常識の世界・・・
貴女の魂も・・・永遠にココに縛り付けられる・・永遠に・・・良いの？それでも・・・本当に良いの！？

うるせぇぞ！ロッテ！！！
さっきからグダグダグダグダ…漢の闘いに口を挟むな

ちょっとは黙ってろ！

[ロッテの足元に又銃弾を打ち込んだ]

常識…？
ふ、ふふふっ。

［ウェンディは、力尽きたように横になると、楽しそうにクスクス笑った］
シャーロット、あなたの口から…常識なんて…、笑っちゃうわ。

ディ！
ロッテの言うことに惑わされるな…！
あいつの言うことはつじつまがあっていない…でもあいつも葛藤しているんだ…。
お前はお前でいるんだ！

ギル…ギル……