人狼審問

- The Neighbour Wolves -

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(655)Pacific lagoon : プロローグ
学生 ラッセル
[突然、彼の世界に侵入していた雑音−人の声と思われるものの存在に気づき、ラッセルは声のしてきた方向に顔を向ける。少々不快ではあったが、それはおくびにも出さず一瞬で完璧な笑顔を作りながら相手の姿をを捉えた。小さな、少女らしき人影が一つ、彼の視界に飛び込んできた。何をしているのだろうとわずかな興味を持ちつつ、彼女のほうへと近づいていった]
(198)2005/07/03 18:11:48
美術商 ヒューバート
[デッキへ出る通路でカジノで私を負かしたあの男とすれ違った。たしか名はギルバートと言ったはずだ。
再戦を申し込もうと思ったが女性を連れていたので声をかけるのはやめた。野暮なことはしっこなしだ。]
(199)2005/07/03 18:12:25
流れ者 ギルバート
[ラウンジに入ると、ギルバートは近くの席に陣取りウェイトレスを呼んだ。]

俺は、ダージリンをホットで。
メイは、紅茶がいい?コーヒーがいい?
(200)2005/07/03 18:14:09
お嬢様 ヘンリエッタ
[人影は、こちらにまっすぐ近づいてきた。雨や揺れをものともしない歩みに、不安が募る。
姿がハッキリしてくると、人影の濡れた髪は、深紅に染まってみえた。]
(201)2005/07/03 18:15:27
学生 メイ
【ラウンジ】

珈琲がいいな。

[メイはギルバートに応えると、温かい部屋の中で暫し体を休める事にした。]
(202)2005/07/03 18:17:41
美術商 ヒューバート
[船室に戻るとヘンリエッタの姿は無かった。
入れ違いか。
私は部屋の灯りを消し、デッキへと向かった。]
(203)2005/07/03 18:18:30
学生 ラッセル
[近づくにつれて、彼女が何を叫んでいたかが聞こえてきた。どうやらラッセルの身を案じて声をかけていたらしい。内心で苦笑をもらしながら、彼は声の主のもとへとたどり着くと、逆に声をかけた。]

突然のご挨拶を失礼します、美しいお嬢さん。どうやらご心配をおかけしてしまったようで申し訳ない。貴女もこの嵐の中、お一人で大丈夫なのですか?ここはとても安全といえるような場所ではないですし。もしお困りでしたら部屋までお送り致しますが。
(204)2005/07/03 18:19:09
お嬢様 ヘンリエッタ
あ…、あの、大丈夫ですか?
怪我はされていませんか?
(205)2005/07/03 18:19:20
流れ者 ギルバート
[注文した飲み物が来るまでギルバートは考え事をしていた。]

―――さっき…廊下で髭のオヤジが睨んでたな…。
    見覚えがあるんだが…誰だ?
    !
    ああ…この前カードですっかりカモにしてやった奴か。
    くくっ、懲りてないらしいな。

    まぁ、機会があったらまた相手してやるよ。

[ギルバートは心の中でそう呟いた。そうこうしているうちに注文していた飲み物が来た。]

そういえば…メイっていくつ?

[ギルバートは少しのミルクを足して紅茶を飲みながら聞いた。]
(206)2005/07/03 18:21:20
お嬢様 ヘンリエッタ
[雨の中から戻ってきた紳士は、柔和な笑みを浮かべていた。いっとき怯えた自分が恥ずかしかった。]

あ、はい。わたしは大丈夫です。えっと、父を捜しているのですけど…
(207)2005/07/03 18:23:12
学生 メイ
[メイは頬を膨らませて、キッとした目でギルバートを見た。]

昨日教えたじゃん…。19歳だよ。
ロンドンの大学に留学してるんだ。セシリアはクラスメイト。
両親はニューヨークに居るよ。
(208)2005/07/03 18:27:52
学生 ラッセル
お父上を、ですか。しかしこの天候だ、外に出ている者など私くらいのものでしょう。
もう一度船内を探されたほうがいいと思いますよ。
よろしければ私もご協力いたしますが?
(209)2005/07/03 18:28:56
流れ者 ギルバート
メイ…くくく。違うよ。
砂糖の数だよ。

[ギルバートは笑いを噛み殺しながら、角砂糖の瓶をメイの前に置いた。]
(210)2005/07/03 18:31:15
お嬢様 ヘンリエッタ
お言葉に甘えてしまおうかしら…
よろしくお願いしますの。

あの、せめてこれをおつかいください。御髪も御洋服も、ひどく濡れていますわ。

[濡れ鼠の男性に、レースのハンカチを差し出した。]
(211)2005/07/03 18:33:34
美術商 ヒューバート
[外に出ると灰色の雨が水平線を霞ませていた。]

oO(まさか上のデッキにいるなんてことはないだろうな・・・)

[私は脇に居並ぶ救命ボートを右手に通路を船首の方へと歩いていった。]
(212)2005/07/03 18:34:36
学生 メイ
[メイは更に頬を膨らますと、角砂糖を断りそのまま飲み始めた。]

(苦い…でも、飲んでやる…)

砂糖…?そんなの入れないよ。
紛らわしい聞き方するギルがいけないんだよ。
(213)2005/07/03 18:35:42
学生 ラッセル
[少女からハンカチを受け取ると、水の滴り落ちる前髪を軽く拭い、もう一度ハンカチを整えて少女へと差し出す]

お気遣いありがとうございます、お嬢さん。
それではしばらくの間ご一緒させていただきますとしますよ。
まずは探しに行く前に、貴女のお父上の外見や、立ち寄りそうな場所など教えていただきたいのですが?
(214)2005/07/03 18:41:23
美術商 ヒューバート
ヘンリエッタ!
(215)2005/07/03 18:42:40
美術商 ヒューバートは、お嬢様 ヘンリエッタとその傍にいる男の元へと歩み寄った。
2005/07/03 18:43:01
お嬢様 ヘンリエッタ
あっ、ごめんなさい。
父は痩せて背が高く、髭の先を尖らせています。

カジノとか、酒場かしら。船室とレストランにはいなくて、ここにも居ませんし…
(216)2005/07/03 18:44:45
お嬢様 ヘンリエッタ
え?

[声に驚いて振り返ると、探していたお父様が早足で歩み寄ってくるところでした。]
(217)2005/07/03 18:46:43
流れ者 ギルバート
[明らかに苦いのを無理をしながら飲んでいるメイをギルバートは微笑ましく見ている。]

ふふふ、砂糖はいらないか。
ミルクくらい入れたらどうだ?

[メイの前に、ミルクの小瓶を置いてやった]
(218)2005/07/03 18:47:23
美術商 ヒューバートは、お嬢様 ヘンリエッタに微笑んだ。
2005/07/03 18:47:39
美術商 ヒューバート
随分さがしたよ。
(219)2005/07/03 18:47:44
お嬢様 ヘンリエッタ
お父様!

[お父様に、笑顔で手を振って答えました。]
(220)2005/07/03 18:48:35
美術商 ヒューバート
[私は娘の傍にいた男性に気がついて娘に尋ねた。]

・・・この方は?
(221)2005/07/03 18:48:45
学生 メイは、流れ者 ギルバートに「ミルクも入れないもん」と言うと、一気に飲み干した。
2005/07/03 18:49:15
お嬢様 ヘンリエッタ
ここでお知り合いになったかたよ。
わたしと一緒に、お父様を捜してくれようとしていたところなの。

[父に答えると、にっこり微笑んだ。]
(222)2005/07/03 18:52:36
学生 ラッセル
[突然降って来た声に振り返ると、今少女から聞いたとおりの特徴の男が早足で歩み寄ってきた。ラッセルは隣の少女−ヘンリエッタと呼ばれていたようだ、に語りかける。]

おや、どうやら私のほかにもデッキにいる人間はいたようですね。というよりもあちらも貴女を探していたようだ。

ともあれ見つかってよかったですね。それでは私はこれで失礼します。よい船旅を。

[ラッセルは二人にに洗練された所作で一礼し、*その場を立ち去っていった*]
(223)2005/07/03 18:53:22
お嬢様 ヘンリエッタ
さようなら。
よい船旅を。

[去って行く背に、ぺこりと一礼しました。]
(224)2005/07/03 18:55:34
美術商 ヒューバート
そうだったのか。そいつは良かった。

[娘の目線に腰を落としていた私は立ち上がり、男に向き直って挨拶をした。]

はじめまして、ロンドンで画商をしておりますヒューバート・チェスターフィールドです。
娘がお世話になりまして、ありがとうございました。
(225)2005/07/03 18:56:43
美術商 ヒューバート
良い船旅を。

oO(名前を聞く前に行ってしまったか・・・)
(226)2005/07/03 18:58:09
お嬢様 ヘンリエッタ
あのかた、このデッキで雨に打たれていたわ。
トーマが雨降りのときに、ずぶぬれのまま遊んでいたことがあったけど。濡れるのが楽しいのかしら。
(227)2005/07/03 19:01:09
流れ者 ギルバート
メイ…体、温まったか?
そしたら一旦部屋戻っておけよ。
あんまり離れてるとお友達が心配するぞ?

[ギルバートは立ち上がった。]
(228)2005/07/03 19:01:29
美術商 ヒューバート
ここの雨はロンドンほど汚れてはいないからね。

さあ、そろそろ中へ入ろう。・・・今夜は嵐になりそうだ。
(229)2005/07/03 19:03:35
学生 メイ
うん。そうだね。

ギル、ありがとう。
今度いつ逢えるか分からないけど、楽しかったよ。

[メイはギルバートにお礼を言うと、彼と共に船室に向かって*歩き出した。*]
(230)2005/07/03 19:03:40
お嬢様 ヘンリエッタは、父 ヒューバートの手を引いて、船室に歩きだしました。
2005/07/03 19:03:53
流れ者 ギルバート
さて…俺も一旦部屋に戻って服でも着替えるかな。
こんなところで風邪引いてもツマランしな。

[ギルバートはメイに続いて*船室に戻った。*]
(231)2005/07/03 19:06:05
お嬢様 ヘンリエッタ
はい、お父様。…嵐は恐ろしいわ。
お父様は、どこにいっていたの?
(232)2005/07/03 19:06:53
お嬢様 ヘンリエッタは、父と雑談しながら、(*船室に戻りました*)
2005/07/03 19:09:11
美術商 ヒューバート
[娘に手を引かれていると、3年前に連れていったコヴェント・ガーデンをふと思い出した。
あのときもこうしてヘンリエッタに手を引かれたな。3年前と比べて、随分背が伸びたもんだ。
*私は娘と船室へ戻った。*]
(233)2005/07/03 19:10:14
医師 ヴィンセント
[ヴィンセントは不意に眠りから覚めた。体が食事を求めているようだ。ヴィンセントはゆっくりと体を起こし自室をでた。]

ふう、こんなにもゆっくりとした日々が続くと体も慣れてしまうものらしい。とりあえずは何か食べ物を胃に流し込もうとしようかな。
(234)2005/07/03 20:56:20
逃亡者 カミーラ
[カミーラは従業員食堂にいた。チェックのシャツにチノパンという軽装で、お気に入りのハンチング帽を目深に被っている。
ここで出される料理は、上の階の乗客用ラウンジで出される料理とは違い、味も量もごく質素なものだ。手早く食事を済ませ、セルフサービスのコーヒーを飲みながら、他の人が置き忘れた雑誌に軽く目を通していた。]

。oO(は〜。せっかくのお休みだってのに、酷い嵐になっちゃったなぁ。天気さえ良ければデッキで日向ぼっこしながら昼寝する予定だったのに…。
明日からまた仕事かぁ、気が重いなぁ…。)
(235)2005/07/03 21:05:40
逃亡者 カミーラ
。oO(そうだ、そろそろキャロルが部屋に戻る頃さね。どうせあの娘も暇だろうし、一緒にポーカーでもして時間を潰すとしますか!)

[カミーラは席を立ち、てきぱきと料理皿を片付けると、自室へと向かった。]
(236)2005/07/03 21:06:23
見習いメイド ネリーは、先生の部屋から医務室へと、口を押さえながら廊下を歩いていた。
2005/07/03 21:07:08
医師 ヴィンセント
[ヴィンセントはレストランへ足を運んだ。足取りは速い。空腹が彼の足を急かしているのかもしれない]

今は何かありつけることができる時間帯だろうか…
(237)2005/07/03 21:07:37
逃亡者 カミーラ
[乗員用キャビンは船尾側のデッキ下5階にある。部屋に向かう通路は狭く、配管等が剥き出しになっている。
発電機が真下にあるため、床下からはごうんごうんという低い唸り声のような音が常に鳴り響いていた。]

全く、ここはいつ通っても嫌な雰囲気だよねぇ…。上の階と比べたら、まるで深海にいるような気分になっちまうよ。ま、貧乏人が文句言えた義理じゃ無いんだけどさ。
(238)2005/07/03 21:07:39
見習いメイド ネリー
うぅ、気持ち悪いです…。
(239)2005/07/03 21:07:56
逃亡者 カミーラ
[部屋に着き、ドアをノックした。自室なのだが、そこは相部屋なので一応の約束事になっている。
返事は無い。]

あれ?キャロルまだ戻って無いのかな?
(240)2005/07/03 21:08:21
逃亡者 カミーラ
[再度ノックしてみたが、やはり返事は無い。ドアノブに手を掛けると、あっさりとドアが開いた。鍵は掛かっていなかったようだ。]

…キャロル、寝てるの…?

[頭だけ部屋の中に入れ、そっと小声で囁いた。ドアが開いていたので誰か戻っているのかと思ったが、人の気配は感じられない。ただ、発電機の低い唸り声だけが狭い暗闇の中で反響していた。]
(241)2005/07/03 21:09:08
逃亡者 カミーラ
…無用心だなぁ。誰だろ、鍵を開けっ放しにして…。

[そう1人呟くと、電灯のスイッチを入れた。数回の点滅の後、電灯が部屋の中を照らし出した。]
(242)2005/07/03 21:09:46
逃亡者 カミーラ
[―――キャロルは、いた。
狭い部屋の床を覆い尽くすほどの膨大な血。その中にキャロルはいた。

その空ろな目線は中空の一点を見つめ、口元には血の泡が溢れ、頬には血飛沫がこびり付いていた。首から胸元にかけてざっくりと裂かれ、あばら骨が数本胸を破って突き出ていた。腹部から内臓がはみ出し、その幾つかは無造作に床上にばら撒かれていた。
左足は大腿部から切断され、まるで猛禽類が齧り取ったような歯型が見て取れた。]
(243)2005/07/03 21:15:32
逃亡者 カミーラ
[カミーラは数歩後ずさると、壁に背中をぶつける。必死に叫ぼうとしたが、眼前に広がる凄惨な光景にぱくぱくと口を動かすのがやっとだった。]

…キャ…キャロ…ル………ぃ…ぃやぁぁぁぁぁ!!

[やっとの思いで声を絞り出すと、無我夢中で部屋を飛び出して行った。]
(244)2005/07/03 21:16:23
医師 ヴィンセント
[ヴィンセントはレストランのチェアーに深く腰をおろそうとしたその時、どこからともなく激しい速度で、みみをつんざくような音を耳にした。 医者という職業には慣れてきた時分であるが、それでも自らの身には体験したことのない音だ]

なんだ? 何かあったのか? 喧嘩…いや、海賊でも出たとか? まさかな。
(245)2005/07/03 21:20:37
学生 メイ
[船室に戻ると、メイの視界に窓から外を覗き込むセシリアの姿が入ってきた。]

セシリア……?大丈夫…?

「ごめんね。だいぶ良くなったみたい。それにしても、外凄いね。」

[セシリアは幾分不安そうな表情を浮かべながら、メイに向かって呟いた。その後、メイはセシリアにアーヴァインから聞いた御伽噺を伝えた。]
(246)2005/07/03 21:21:03
医師 ヴィンセント
本当に海賊なら皆が危ない。気配を殺して様子を見るべきか。

[ヴィンセントは壁に自らの体を寄せ、気配をじっくり読むことにした。ヴィンセントの集中度が高まる。]
(247)2005/07/03 21:22:10
逃亡者 カミーラ
いやぁぁぁぁぁぁぁ!
誰かー!誰か助けてー!!
(248)2005/07/03 21:22:31
学生 メイ
「人が獣に姿を変えて、しかも人を喰らう…?あはは、そんな事あるわけないよ。メイ、まさか…信じてるわけじゃないよね。」

信じるわけないじゃん。私も御伽噺だと思ってるよ。セシリアを驚かせたくて話したんだけど…やっぱり無理だったか。

[メイは数日ぶりにセシリアと話せた事が嬉しくて、甲高い声で笑っていた。]
(249)2005/07/03 21:22:58
逃亡者 カミーラは、大声で助けを呼びながら階段を駆け上がっている。
2005/07/03 21:23:56
学生 メイ
[時折激しく揺れる船室の中で、メイはギルバートという男に逢った事、乗船してる人々の様子をセシリアに話した。セシリアは煙草を吸いながら――尤も、未成年だが――楽しそうにメイの話しを聞いている。]

あっ、また吸ってる…。

[メイはセシリアから煙草をマッチを取り上げ、彼女の頭を軽く叩いた。]
(250)2005/07/03 21:24:01
学生 メイ
ねぇ…今、何か聞こえなかった……?

「気のせいじゃない…?」

そうかなぁ…女の人の悲鳴が聞こえたような気がするけど…。
(251)2005/07/03 21:25:32
学生 メイは、セシリアにそう伝えると、船室を出て行った。
2005/07/03 21:27:28
学生 メイは、悲鳴が聞こえたと思われる方向に歩を進めた。
2005/07/03 21:28:21
学生 メイは、下に続く階段まで来たところで、濃緑色の髪の女に出会った。
2005/07/03 21:29:14
医師 ヴィンセント
[ヴィンセントはやや長く気配の感ずる所を五感を使って読もうとしていたが、何かが起こっていることを確信した。]

やはり、何かあったみたいだな…少し行ってみることにしようか。 ふう、まだ寝起きで身体も満足に機能してないんだが。しかしやはり何かあってからでは遅い。
(252)2005/07/03 21:31:05
学生 メイ
船員さん…? 何かあったんですか…?
今、悲鳴が聞こえたような気がしたんですけど…

[メイは出会った女の人に向かって声を掛けた。]
(253)2005/07/03 21:31:07
医師 ヴィンセントは、静かな足取りで悲鳴のあった方向へ足を運ぶ。
2005/07/03 21:31:25
お嬢様 ヘンリエッタ
【船室】
[船室にこもってすることもなく、父と7並べをして遊んでいる。♠7はどうやら停められているらしい…。思考を巡らせていると、ふと、甲高い声が聞こえたような気がした。]

お父様、いま廊下から人の声がしたわ。

物語の呪術師が、すぐ側まで来ているのかしら…
(254)2005/07/03 21:31:59
逃亡者 カミーラ
誰か、誰かぁー!

[大声で叫びながら走り回っているうち、ようやく2人の人影を見つけた。カミーラは涙を流しながらその人影に向かって走り寄って行った。]

そこの人!助けてぇー!
(255)2005/07/03 21:33:21
学生 メイ
……え?

な、何…?何が遭ったの…?
(256)2005/07/03 21:34:29
医師 ヴィンセントは、我を失った女性が駆け寄る姿を見つけた。
2005/07/03 21:34:51
学生 メイは、泣きながら助けを求めてきた女の人に、状況が掴めないでいた。
2005/07/03 21:34:57
医師 ヴィンセント
どうしたのですか? よろしければ何かあったのかゆっくり話してくれませんか? 
(257)2005/07/03 21:36:15
逃亡者 カミーラ
はぁ、はぁ、はぁ…。
キャ、キャロルが、キャロルがぁーーー!

[カミーラはようやく人を見つけた安堵から、嗚咽を漏らしつつその場に崩れ落ちた。]
(258)2005/07/03 21:36:43
医師 ヴィンセントは、女性の表情が蒼白であることを、直感的に受け取った。
2005/07/03 21:36:51
学生 メイは、もう1人、自分より少し年上に見える男の顔を黙って見つめた。
2005/07/03 21:37:46
逃亡者 カミーラ
…キャロルが…キャロルが…

…こ…殺…されて…
(259)2005/07/03 21:41:13
学生 メイ
キャロル……? その人がどうしたんですか…?

[メイはしゃがみ込んだ女の人の背を優しく撫で、事の状況を聞いた。]

―――殺された……?

[メイは初め耳を疑ったが、カミーラと名乗るその女の様子を見る限り、嘘を付いてるとは思えなかった。]

すいません、私はカミーラさんに付いてるので、様子を…見て来て貰えませんか?
(260)2005/07/03 21:42:26
学生 メイは、その場に居た男の人に声をかけた。
2005/07/03 21:42:33
逃亡者 カミーラは、恐怖のために錯乱状態になっている。
2005/07/03 21:42:46
医師 ヴィンセント
[ヴィンセントはへたりこんだ女性と、その場に居合わせた若い女性の間に入り込み、膝をおって女性に問いかけた。]

失礼ですが…何か恐ろしいことがあなたにあったのですか?それとも、海賊の襲撃でも…

まず、落ち着いて下さい。そしてもし、重大な何かがあるのならもちろん私達でも構いませんが、信用できる方を探してその方、あるいは船員の方に言ってください。 ところ構わず大声を上げ続けると船じゅうがパニックになってしまうかもしれません。
(261)2005/07/03 21:43:03
逃亡者 カミーラ
[カミーラは眼鏡を掛けた男性を見上げた。どことなく落ち着きのある物腰。その様子を見て少し落ち着いたのか、大きく息を吸い込んだ。]
(262)2005/07/03 21:46:42
医師 ヴィンセント
[ヴィンセントはへたりこんだ女性のか細い声を聞いて少し背筋になにかが走った]

こ、殺されて!? 誰にですか?
(263)2005/07/03 21:46:56
逃亡者 カミーラ
キャロルってのは私の同室の娘。その娘が殺されてたんだ。お願い、一緒に来て!
(264)2005/07/03 21:49:04
逃亡者 カミーラ
誰に?そんなの、そんなのあたしに分かる訳無いじゃないか!
あんな…あんな…いやぁぁぁぁぁ!!
(265)2005/07/03 21:49:55
お嬢様 ヘンリエッタ
[悲鳴が気になってくると、あの物語で頭がいっぱいになっていった。干しているハンカチのつくる影が、猛獣の乱杭歯に見えてくる。その牙は、わたしの影を頭から囓って、ランタンの揺れに合わせてにやにや笑っていた。
よくわからない悲鳴のまま、放っておくことは、もうできなかった。手近な巾着袋と、武器に日傘をつかんで、やみくもに船室を飛び出す。]

おとうさま、わたし、ちょっと見てきます!
(266)2005/07/03 21:50:18
医師 ヴィンセント
[ヴィンセントはややもあってうなずいた]

わかりました。行ってみましょう。
立てますか? もし無理なら、どこかで休んでもらって場所だけ教えていただけますか?

[また彼はそばにいた若い学生にも声をかけた]

私は行ってみようと思います。あなたはどうされますか?
(267)2005/07/03 21:51:43
お嬢様 ヘンリエッタは、ぱたぱた足音をたてながら悲鳴のもとを探している。
2005/07/03 21:51:51
学生 メイ
[メイは再び事が起きた場所へ向かおうとするカミーラを見て、何か違和感を感じていた。]

(私なら…戻れない……。友人が殺された現場でしょ…?)

二人が行くなら…私も行きます。
(268)2005/07/03 21:53:59
見習いメイド ネリーは、逃亡者 カミーラが目の前の扉から出て悲鳴を上げながら駆けてくのを見て…唖然。
2005/07/03 21:54:40
見習いメイド ネリー
何があったんでしょう…か?
(269)2005/07/03 21:55:13
逃亡者 カミーラ
ありがとう。た、立てるさ…。
(270)2005/07/03 21:55:20
逃亡者 カミーラは、2人に手を取られつつ、よろよろと立ち上がった。
2005/07/03 21:56:03
見習いメイド ネリーは、開放たれた扉の向こうをそっと覗こうとして…怖くて躊躇った。
2005/07/03 21:56:42
見習いメイド ネリー
えっと、え〜っと…。
(271)2005/07/03 21:57:58
学生 メイ
[―――この時、メイは考えてもなかった…

アーヴァインが冗談ながらに話した御伽噺…それが真に起こっていた事だとは―――]
(272)2005/07/03 21:57:59
見習いメイド ネリーは、名前は知りませんがキャロルさんの部屋の前で…おろおろ。
2005/07/03 21:58:18
見習いメイド ネリーは、両手を胸の前で握って、何をして良いか分からず足踏み状態。
2005/07/03 21:59:34
医師 ヴィンセント
[ヴィンセントは若い学生に小さい声で伝えた]

すみませんが私が先に行きますからお嬢さんはこの方を支えてもらえますか? この先に何か…危険なものが潜んでいるかもしれないので。 その時にもし殺人鬼がいたりしたら格闘になってしまうかもしれません。注意深く行きましょう。

[と言い、ヴィンセントは女性の指す部屋へゆっくりと進んだ]
(273)2005/07/03 22:01:51
逃亡者 カミーラ
…少し落ち着いた。案内するよ。
でも危険だから、何か武器を持った方がいい。

[カミーラは近くの掃除用具ボックスからモップを3本取り出し、2人に渡した]

あたしはカミーラ、あんた達は?
(274)2005/07/03 22:02:55
見習いメイド ネリー
誰か居ますか〜?
居たら返事してくださ〜い。
(275)2005/07/03 22:02:56
学生 メイは、共に向かう男の人に頷くと、カミーラを支えて後をついていった。
2005/07/03 22:02:59
見習いメイド ネリーは、キャロルの部屋を覗こうと、そっと顔を扉に近付けた。
2005/07/03 22:03:11
冒険家 ナサニエル
[ナサニエルは女性の悲鳴を聞き目覚めた…]

[欠伸をしながら]
ふぁぁぁぁ、なんだね穏やかじゃないね、痴漢でも出たかね?
(276)2005/07/03 22:03:12
医師 ヴィンセント
[ふと、ヴィンセントの足が止まった。そして思わずひとりで呟いてしまった]

……くそっ、嫌なにおいがするぞ!
………しかもこれは僕が知っている臭いだ!
(277)2005/07/03 22:03:53
お嬢様 ヘンリエッタ
[悲鳴を追って階段を下り、「Staff ONLY」の札の側を抜けた。
すぐ次の角を曲がると、目の前に緑色の背中があった。避けるまもなく、顔からその背中にぶつかってしまう。]
(278)2005/07/03 22:04:01
学生 メイ
私はメイ。

マンチェスターから友人とこの船に乗ったよ。
(279)2005/07/03 22:04:27
学生 メイは、逃亡者 カミーラからモップを受け取り、簡単に自己紹介した。
2005/07/03 22:04:38
冒険家 ナサニエルは、眠そうにしている。
2005/07/03 22:05:00
見習いメイド ネリー
きゃ〜!!
(280)2005/07/03 22:05:07
お嬢様 ヘンリエッタは、見習いメイド ネリーの背中にぶつかってしまった。
2005/07/03 22:05:40
見習いメイド ネリーは、お嬢様 ヘンリエッタが背中にぶつかった瞬間、悲鳴を上げた!
2005/07/03 22:05:49
お嬢様 ヘンリエッタ
きゃああああぁぁぁっ
きゃーっ
ぎゃーっ

[目の前のそれは、ひとを食べる人狼に違いない。
わたしは、巾着袋を振り回した。]
(281)2005/07/03 22:06:12
見習いメイド ネリーは、心臓が10秒間停止した。
2005/07/03 22:06:49
医師 ヴィンセント
[ヴィンセントは後ろを振り向かずにやや大きな声で言った]

まずい、ちょっと準備をしておいたほうがいいかもしれない。
……じゃなければいいんだがな。
(282)2005/07/03 22:07:03
見習いメイド ネリー
あん、痛いです〜。
止めて下さ〜い!
(283)2005/07/03 22:07:44
医師 ヴィンセントは、メイドの姿をした女性を見つけそしてゆっくりと部屋に近づいた。
2005/07/03 22:07:52
見習いメイド ネリーは、お嬢様 ヘンリエッタが振り回す巾着袋から、頭を両手で抱えるように庇った。
2005/07/03 22:08:21
学生 メイ
[メイは男が立ち止まった部屋の前に数名が群がっているのに気がついた。中には、悲鳴を揚げてる女の人も居る。]

う…っ。
な、何…この匂い……。
(284)2005/07/03 22:08:29
逃亡者 カミーラ
。oO(悲鳴!)

[カミーラはモップを構えると走り出した]

。oO(キャロルの仇!絶対に許せない!)
(285)2005/07/03 22:09:27
冒険家 ナサニエル
[悲鳴を聞きながら]
おいおい、いったいどうなってるんだ?さっきから悲鳴が続いているが…


とりあえず部屋から出てみるか。


[ナサニエルは部屋を出た。]
(286)2005/07/03 22:09:29
お嬢様 ヘンリエッタ
え…

[巾着袋を振り回すのをやめ、落ち着いてみると、レストランの給仕さんだった。
影に見た乱杭歯もないし、にやにや笑いも浮かべていない。…なんだか、急に恥ずかしくなった。]
(287)2005/07/03 22:09:53
見習いメイド ネリー
お嬢ちゃん…痛いです…。
(レストランの給仕さんじゃないです〜)
(288)2005/07/03 22:11:17
見習いメイド ネリーは、お嬢様 ヘンリエッタを涙目で…左手で目尻を拭いながら見た。
2005/07/03 22:11:40
医師 ヴィンセント
[ヴィンセントはキャロルと言う女性の姿を認めた。いやしかしヴィンセントはその姿を認めるのに躊躇しているのだろうか、顔が紅潮しているのが自分でもはっきりとわかった]

な、なんだ!?これは…?
(289)2005/07/03 22:12:37
お嬢様 ヘンリエッタ
あ、えと。

ごめんなさい…
こっちのほうから、恐ろしい悲鳴のような声が聞こえてきて…。その…
(290)2005/07/03 22:13:11
学生 メイは、モップを握り締めながら、そっと中を覗いた。
2005/07/03 22:13:24
見習いメイド ネリーは、医師 ヴィンセントが部屋にはいるのを見て…その肩越しに中を覗いた。
2005/07/03 22:13:29
お嬢様 ヘンリエッタは、給仕さんの視線の先を追いかけ、部屋の中を覗いた。
2005/07/03 22:14:46
見習いメイド ネリー
そうでした…部屋の中から女の人が聞こえて、悲鳴が駆けだして行ったんです…。
(291)2005/07/03 22:14:52
逃亡者 カミーラは、モップを握り締め、壁際で部屋から目をそむけている。
2005/07/03 22:15:44
見習いメイド ネリーは、キャロルを見て悲鳴を上げた。「きゃ〜!!」
2005/07/03 22:16:24
見習いメイド ネリーは、口を押さえて振返りると駆けだし…直ぐ後にいたメイに激突。
2005/07/03 22:16:51
お嬢様 ヘンリエッタ
この部屋に、なにが…?
(292)2005/07/03 22:17:00
医師 ヴィンセント
ちょっとみなさん待って下さい!

ここは危険です、よほどの事がない限りここは覗かない方がいい。

理由は…あれを見て下さい。

[ヴィンセントはそっとこの部屋の左側を指さした。少し使い古された部屋に、新しい紅いものがたくさんの滴となって流れているその壁を。]
(293)2005/07/03 22:17:31
お嬢様 ヘンリエッタは、男性と、その奥で倒れている女性に近づいていった。
2005/07/03 22:19:04
学生 メイ
きゃぁぁぁああああ!!

[部屋の中は、カミーラが言う通りの凄惨な光景だった。加えて、鼻を鈍く刺激するような血の匂いに、メイは気分を悪くし扉から体を離し壁に身を預けた。]
(294)2005/07/03 22:19:46
逃亡者 カミーラ
え…何…?壁…?
(295)2005/07/03 22:20:06
学生 メイは、ぶつかってきたネリーを受け止めると、力なくしゃがみこんだ。
2005/07/03 22:21:37
冒険家 ナサニエル
さて?悲鳴の元はどこかね…
(296)2005/07/03 22:22:47
見習いメイド ネリー
きゃ!
ご、ごめんなさい。
(297)2005/07/03 22:22:56
お嬢様 ヘンリエッタ
[眼鏡をした男性に制止され、びくりと足を止めた。
彼の指し示す先は…、赤く染まっていた。
そのとき初めて、部屋から漂う臭いの正体に気がつき、その場にへたりこんでしまった。
影になっていてわからないが、つまり、倒れている女性は…]

あ、ああ…
(298)2005/07/03 22:23:26
学生 メイは、鼻と口を手で押さえ、体の振るえを必死に抑えようとしていた。
2005/07/03 22:24:24
冒険家 ナサニエル
む?また悲鳴か…
[悲鳴の聞こえたほうへ走り出す]
(299)2005/07/03 22:24:27
見習いメイド ネリーは、お嬢様 ヘンリエッタが女性の方へ行くのを見付け、慌てて手を引き抱きしめた。
2005/07/03 22:25:28
見習いメイド ネリー
見ちゃ駄目です!
(300)2005/07/03 22:26:32
学生 メイ
あ、あの人が…キャロルさん…?
一体、誰が…あんな事……人の業とは思えないよ。

[―――人の業じゃなければ、何者が…?]
(301)2005/07/03 22:27:04
お嬢様 ヘンリエッタは、見習いメイド ネリーに引きずられるまま、力なく離されていった。
2005/07/03 22:27:29
学生 メイは、御伽噺を思い出すと、その場に居る人たちに声をかけた。
2005/07/03 22:27:45
見習いメイド ネリーは、お嬢様 ヘンリエッタを自らも支えが欲しいのか必要以上に抱絞めつつ廊下へ連出した。
2005/07/03 22:27:55
学生 メイ
ねぇ……昨日、船長さんが言ってた御伽噺、憶えてる…?
―――獣が、人を喰らう話……

これって……
あの御伽噺に出てくる『人狼』の仕業だったりしない…?
(302)2005/07/03 22:30:33
逃亡者 カミーラ
[カミーラは皆の背後から急速に近付いてくる人の気配を感じ、振り向きざまモップを振り上げ、大声でその人物を制止した。]

誰だっ!
(303)2005/07/03 22:30:58
冒険家 ナサニエル
[皆の下にたどり着く]
なんだい、この騒ぎは?なにがあったんだい?
(304)2005/07/03 22:31:33
医師 ヴィンセント
[ヴィンセントはキャロルの身体に近づき、片膝を折りそっと調べてみることにした。 素手であり手袋を用意してはなかったが躊躇してはならない、と直感が彼に教えた]

少し―――診るべきだろうか。 この船にも船医はいるとは思うが、そんなこと言ってられなさそうだな。
(305)2005/07/03 22:31:36
お嬢様 ヘンリエッタ
[わたしをくるんでいるなにかにしっかり掴まっていると、『人狼』と聞こえた。さっき見た乱杭歯の影を思い出して、恐くて堪らなかった。涙が、あとからあとから、ぽろぽろこぼれてきた。]
(306)2005/07/03 22:35:14
学生 メイ
[メイは泣き出した少女を優しく抱きしめると、つられて涙が出るのをじっと堪えていた。]

怖いよね…

さっき探してたお父さんは…?
(307)2005/07/03 22:37:49
学生 ラッセル
[ラッセルもまた、悲鳴を聞き、人の流れを見つけ、いつの間にか騒ぎの中に混じっていた。]

(血の匂い、だな・・・)

[何かあったらしく、恐怖に表情を凍らせる人間たちの間を無言で、特に急ぐでもない足取りで通り抜けると、ソレ、の存在する部屋にたどり着いた。男が一人、ソレの様子を調べている。ラッセルは部屋の片隅にすっと入り込むと薄笑いを浮かべつつその様子を観察していた。]
(308)2005/07/03 22:39:29
冒険家 ナサニエル
[モップを振り上げている女性に驚きながら]

おいおい、いきなりなんだい?まるで俺が化け物みたいな扱いだな…。
(309)2005/07/03 22:40:21
逃亡者 カミーラ
…あ、いや、すまないね。突然だったからさ、驚いたんだ。
人も増えて来たね。みんなありがとう。
あたしは上に報告して来るよ。すぐに戻る。
(310)2005/07/03 22:45:49
医師 ヴィンセント
(この傷あと…一度や二度、短剣で斬りかかったものではないな…いや、少し違和感がある。
短剣…いや、鉤爪のような…しかし僕は今日までこの船で長旅をしているがそんなものを持ち込むような者は見かけなかったし雰囲気もなかった。

そして、衣服などもお構いなし、若い女性であるにも関わらず、その顔にもお構いなし。

ただ手をかけるだけなら胸や首を突けばいい。しかし…これはそこからが問題だ。
手をかけた者はそこから確実にこの身体のひとつひとつを使い捨ての玩具のように遊んでいる。
わざわざ臓物を紐を引っ張るかのように引き出していたり、骨の硬さをを確かめるように無造作に砕いた部分もあるのだから。)
(311)2005/07/03 22:47:37
逃亡者 カミーラ
[階段を駆け上がりながら、さっきのメイの話を思い出していた。]

。oO(獣が人を喰らう…?人狼…?)
(312)2005/07/03 22:48:28
お嬢様 ヘンリエッタ
[やさしい手と、声を感じた。気持ちがだんだん落ち着いてくる。
きつく閉じていた目を開くと、さっき会ったおねえさんがいた。]

おとうさまは、船室に、います。わたし、飛び出し、たから…。
(313)2005/07/03 22:48:44
医師 ヴィンセント
(血の臭いも、身体を司る臓器も、それなりに見て感じたと自覚自信はあるのだが、これは人として行うべきものじゃない。何故ここまでする必要がある?)

[ヴィンセントはあまりの異常さに医師としての思考が止まりそうになるのを感じた。]
(314)2005/07/03 22:48:45
見習いメイド ネリー
あれ…お嬢ちゃんがいつの間にか、居ません…。
(315)2005/07/03 22:50:22
学生 メイ
そっかぁ、見つかったんだね。飛び出してきたんだったら…お父さん、心配してるんじゃないかな…?ここに居たら気分が悪くなるし、カミーラが報告に行ってるから…私は部屋に戻ろうかな。

あなたはどうする…?
そういえば、名前聞いてなかったね。

[メイは腕の中に居る少女に簡単に自己紹介し、彼女に名前を聞いた。]
(316)2005/07/03 22:52:54
冒険家 ナサニエル
そうか、驚かせてすまないな…、それでいったい何が起きてるんだ??


[部屋の中をみる]

な、なんだこれは!!どうして人が死んでいる!
この船は安全が売りじゃなかったのか!どうなってるんだよ!!
(317)2005/07/03 22:55:33
冒険家 ナサニエルは、は混乱している。
2005/07/03 22:55:51
学生 ラッセル
(しかし、面白い死体だね)

[壁に背を預けつつ、彼はそう思う]

(そこの彼も同じように感じているだろうけど・・・あまりにスマートではなさ過ぎる。殺す以外に目的があったとは思えないね、とても。ただ殺したかっただけか、怨恨か・・・そして、すさまじいパワーだ。薬物使用者の可能性が高そうだね。しかし、本当にこんな死体にはめったにお目にかかれないだろうな。そもそもこれで終わりかどうか・・・ふふっ。)
(318)2005/07/03 22:57:09
見習いメイド ネリーは、部屋の中を調べている男の人達を遠目に、廊下でおろおろと…。
2005/07/03 22:58:33
医師 ヴィンセント
[ヴィンセントは思わずつぶやいてしまった。]

どうなってるもなにも、こっちが教えてもらいたいですよ。

……この船には銃器愛好家の殺人鬼でも潜んでいる?
(319)2005/07/03 22:58:42
お嬢様 ヘンリエッタ
[部屋からはすぐにでも立ち去りたかった。
はじめての、死の臭い。それも、壁をあれほど赤く染める、無惨な死者の臭いに満ちた部屋では、平静でいられなかった。
腕を抜け出し、震える膝で廊下まで歩み出ると、おねえさん…メイさんに名を告げた。]

わたしはヘンリエッタ。
ヘンリエッタ・チェスターフィールドです。
(320)2005/07/03 22:59:07
見習いメイド ネリー
これじゃあ、先生の書いてる本みたいです…。
(321)2005/07/03 22:59:39
逃亡者 カミーラ
はぁ、はぁ…戻ったよ。
上に報告したから、もうすぐスタッフが沢山来るはずさ。
(322)2005/07/03 23:01:36
学生 メイ
ヘンリエッタか。エッタって呼んでもいい…?
私は…メイでいいよ。

とりあえず…部屋に戻ろうか。相変わらず船は凄い揺れだし…
(323)2005/07/03 23:01:37
お嬢様 ヘンリエッタ
そうだわ、わたし、おとうさまを置いて来てしまった。
船室に戻ります。メイさん、ありがとうございます。

それと、給仕さん、さっきは撲ったりしてごめんなさい。
(324)2005/07/03 23:02:52
学生 メイは、お嬢様 ヘンリエッタの手をとると、みんなに自室に戻ると伝え、足を前に進めた。
2005/07/03 23:03:57
学生 ラッセル
[振り向いた男に入ってきた男、二人を相手に特に気にすることなく言葉を発する]

どうしても何も人が死んでいるんですよ。ただ、それだけです。銃器、といっても銃声もなければ、部屋に銃弾の跡も見えませんね。死体の中に弾は見つかったのですか?私は薬物使用者の犯行かとも思っているのですがね。

[不自然なまでに冷静なラッセルであった。]
(325)2005/07/03 23:03:59
医師 ヴィンセント
[ヴィンセントは若い学生に目をとめた]

あ、君は…ここはあまり近づかない方がいい。それとも…君はこの姿に興味があるのかい?
(326)2005/07/03 23:04:39
逃亡者 カミーラ
メイ、ありがとう。
ヘンリエッタも巻き込んじまって済まなかったね…。
(327)2005/07/03 23:05:31
お嬢様 ヘンリエッタは、学生 メイに手を引かれ、歩を進めた。
2005/07/03 23:05:40
医師 ヴィンセント
[ヴィンセントはキャロルが身につけていた大事なものはあるのだろうか、とふと気になった。]
(328)2005/07/03 23:05:50
お嬢様 ヘンリエッタは、逃亡者 カミーラの声に返答する余裕のないまま、黙って去っていった。
2005/07/03 23:06:52
逃亡者 カミーラは、メイとエッタの後姿に頭を下げた。
2005/07/03 23:07:27
学生 メイは、お嬢様 ヘンリエッタを部屋まで送ると、自室に戻っていった。
2005/07/03 23:09:42
学生 ラッセル
興味・・・そうですね、実に興味深いですよ。なかなかお洒落な死体ではありませんか?そして、この後のことも。
死体がここにある。犯人は見つかっていない。さて、次はどなたがこうなるのやら。つまり、犯人を捜す必要がある、のですよ。おそらくこれで終わりということもないでしょうから。

(つかの間の平穏もいいかと思ったが、やはり命のかかった騙しあい(ゲーム)の魅力には勝てないね・・・我ながら度し難いものだ。)
(329)2005/07/03 23:10:19
お嬢様 ヘンリエッタは、父 ヒューバートに縋って、また*泣いてしまった。*
2005/07/03 23:13:52
医師 ヴィンセント
(ふうむ…冷静な判断力を持った若者だが、社会には馴染んでなさそうな感じだな)

そうだ、君の言うことは正しい可能性はあるね。
しかし君が彼女の姿に興味があるのは分かった。でも、そっと見るまでにしておいた方がいい。彼女の遺体を処置してあげたい人は必ずいるはずだからね。
(330)2005/07/03 23:14:11
逃亡者 カミーラは、怒りを露わにして赤毛の学生に詰め寄った
2005/07/03 23:14:34
冒険家 ナサニエル
取り乱してすまない、しかし若い君は冷静だね。
普通はこんな状況なら焦るものだ、若ければ尚更だが君は全く動じていないな、本当にたいしたものだよ…
(331)2005/07/03 23:14:35
逃亡者 カミーラ
「興味深い」?「お洒落」だって?
な、何言ってんだよ!人の死を何だと思ってんだ!あんた何様だい!
(332)2005/07/03 23:14:38
逃亡者 カミーラは、怒りを露わにして赤毛の学生に詰め寄った
2005/07/03 23:14:59
学生 メイ
[メイは船室に戻ると、セシリアに事の状況を話した。その時、船が大きく傾きメイは体のバランスを崩して床に叩きつけられた。廊下からは大きな悲鳴が聞こえる。]

―――大きな汽笛が数回鳴る。

[メイは床を這いながら、船室の扉を開けて廊下まで出てきた。廊下は狂乱した船客で溢れかえっており、大きく横に傾いた床を駆けていた。]
(333)2005/07/03 23:21:51
学生 ラッセル
[カミーラの怒りにも動じず、問われたことに答えていく]

私が何様か?私はただの伯爵様、だよ。
悪いが死体なんて嫌というほど見てきた身でね、他人の死体にいちいち感傷がわかなくなってしまっただけさ。彼女は君の知り合いだったのかい?だとしたら申し訳なかったね。

人の死、殺人には動機が存在する。犯人が存在する。そういうことさ。ただし、この死体からは目的が見えないんだけどね。殺すこと自体を目的にしていないのであれば・・・無駄が多すぎる。
(334)2005/07/03 23:21:56
学生 メイ
「メイ!大変だよっ!!船が…船が沈みかけてる…!!」

[セシリアは船室の窓の半分のところまで海面がきてるのを見て、メイに向かって大声で叫んだ]

セシリア!逃げよう…!!ここに居たら、危険だよ!早く!!
(335)2005/07/03 23:22:21
学生 メイ
[メイはセシリアの手をとると、甲板に向かって走り出した。途中、人込みでセシリアの手はメイから離れ、メイは彼女の姿を見失った。]

セシリアぁぁぁぁあ!!

[メイはセシリアを探そうとするが、再び船体は大きく傾き、そのまま甲板へと身を転がした。]
(336)2005/07/03 23:23:41
学生 メイ
[甲板はすでに海面に近いところまで沈んでおり、船客は狂うように泣き叫んでいた。どうやら、船は暗礁に乗り上げたらしい。既に海に投げ出されたものや、救命ボートに乗っているものが大勢いた。]
(337)2005/07/03 23:26:01
逃亡者 カミーラ
くっ…!

[カミーラは顔を真っ赤にして、学生の左頬目掛けて右手を振りかぶった。
その瞬間船が大きく揺れ、バランスを大きく崩してつんのめった。]

…な、何?
(338)2005/07/03 23:28:12
医師 ヴィンセント
[ヴィンセントは遺体について議論している二人に気を取られたり、遺体そのものに気を取られて船の異常に少し気づくのが遅れた。]

なんだ!?この揺れは?
(339)2005/07/03 23:28:39
医師 ヴィンセント
[船の傾き方、船の高度が異常に低いことに気がついたヴィンセントは素早く部屋の外に出た]

な、何? これは浸水か!?
くっ、急いで部屋に戻ってあれを取って来なければ…!
(340)2005/07/03 23:30:22
医師 ヴィンセントは、船の傾きに体をよろめなかが自室へかろうじて戻る。
2005/07/03 23:30:48
学生 メイ
人が殺され…この船は沈むの……?
呪術師の呪い……?

あの惨劇を…海の底へと葬るつもり…?

セシリア…セシリア……!!

[メイは沈みゆく船の上で、愛すべき友の名を何度も叫んでいた。その時、大きな波が彼女を飲み込み、メイは冷たい、海の闇の中に消えていった。]
(341)2005/07/03 23:30:59
資産家 ジェーン
[ジェーンは船が大きく傾くのに気づき、慌てて革張りのソファから身を起こした。]

…え?
何が起きているの?

[窓の外を見やるが、外は豪雨の様を示していて判断がつかない。
テーブルの上のウェッジウッドが滑っていき、床に落ちて割れた。]
(342)2005/07/03 23:32:21
逃亡者 カミーラ
水が…!
あんた達、話はひとまず後だ!とりあえず上に上がろう!
(343)2005/07/03 23:34:09
学生 ラッセル
[異常な船の揺れで、何が起こっているか勘付いたラッセルはさすがに一瞬表情を変えた。それでも冷静さを保つべく、抑え気味に声を発する]

まずいな・・・おそらくは沈んでいるぞ。

[そういって踵を返すと、焦らず、しかし足早にドアを出て自室へと向かっていった]
(344)2005/07/03 23:34:23
逃亡者 カミーラは、メイド服の少女の手を握り、上階へ向かって駆け出した。
2005/07/03 23:34:55
資産家 ジェーン
[すぐに身支度をしようと考えた。
だが、ジェーンの足元には既に水がくるぶしまで達している。]

…靴が、汚れてしまうわ。

[混乱の中でひどく場違いなことを考え、パニックに駆られたジェーンはトランクの中から銀のスプーンセットを取り出した。]
(345)2005/07/03 23:35:27
冒険家 ナサニエル
[パニックになる周りを見ながら]

(ったく、どうなってるんだよこの船は…、殺人があったと思ったら次は沈没かよ…)

[周りに呼びかけるように]
死体は気になるが、生きている命が優先だとりあえず上に避難するぞ。
(346)2005/07/03 23:36:48
医師 ヴィンセント
[ヴィンセントは自室に戻り一冊の書を手にした]

これだけはな…失うわけにはいかない。命と同じくらい大切なものだ。おっと!

[再び大きな揺れが襲い、ヴィンセントはよろめいた]
(347)2005/07/03 23:37:40
資産家 ジェーン
[そのとき船体がひときわ大きく揺れた。
開けたトランクは大きくバウンドし、トランクの中身がばさっと散らばって、水面に散った。
高価な洋服が水に濡れていく。]

うっ。

[もんどりうって転んだジェーンは、ぶつけた腰をさすりながら、船室のドアにたどり着き、なんとかドアを開けた。]
(348)2005/07/03 23:37:59
お嬢様 ヘンリエッタ
[父に縋り、肩をふるわせていると、船が大きく揺れ、倒れこんでしまう。ドレスの裾が、水気を吸って冷たい。
船室に水が入ってきている。]

冷たいっ…
水?そんな、どうしてっ。
(349)2005/07/03 23:40:04
医師 ヴィンセント
[ヴィンセントは軽い鞄をひっさげ脱出を試みる。 ふと裕福そうな女性が必死に外へ出ようとするのを見つけ、声をかける]

マダム!ここはかなり危険ですよ!荷物は少な目にしてすぐに脱出を計りましょう!
(350)2005/07/03 23:41:06
資産家 ジェーン
【一等船室の廊下、外に直結している。】
[ドアを開けると海水がとめどなく入ってくる。]

濡れるとかもう言っていられないわね。

[場違いなことを口走ったその時、一等船室の廊下に大量の海水が勢いよく入り込み、ジェーンの体を*攫っていった*]
(351)2005/07/03 23:41:17
美術商 ヒューバート
[ありえないほど大きく揺れる船体、おかしい。
気がつくと外が騒がしい。]

どうしましたか?

[船室のドアを開け通りすがる人に声をかけると彼は真剣な目でこう答えた。]

 「この船が沈みそうなんだとさ!あんたも早くにげな!」

ほんとうか?!
ヘンリエッタ!いそいで荷物をまとめるんだ!
(352)2005/07/03 23:42:22
美術商 ヒューバートは、お嬢様 ヘンリエッタにルイヴィトンの旅行鞄を渡した。
2005/07/03 23:44:01
お嬢様 ヘンリエッタ
お父様、窓の外、海があんなに近くに!

[扉は水圧で開かなくなった。お父様が思いきり体当たりすると、すこし隙間が開いて、そこから水が流れ込んでくる。椅子の脚をくさびに扉をこじあけ、わたしの手を引いてかけだす。なにを手に取る余裕もなく、船室を出たわたしの手には、さっきの巾着袋と日傘だけが残っていた。]
(353)2005/07/03 23:44:26
医師 ヴィンセント
くっ! マダムは見えない所まで流されてしまった…!このままでは私も危ない、早く外へ!

[ヴィンセントは津波のような浸水を押し分けて階段を目指す。]
(354)2005/07/03 23:44:46
学生 ラッセル
[自室に戻ると、脱出経路を確認し、次に拳銃を取り出すと木製の椅子の背の根元に向かって銃弾を発射した。そして、その椅子を壁にたたきつけると、椅子の背の部分がバッキリと折れて外れた]

こんなものでもないよりはましだろう。拳銃は・・・この嵐ではもうだめだな。手持ちはナイフのみか・・・。

[この場に似つかわしいのかそうでないのかよく解らない思考プロセスを踏むと、ラッセルはこの階にある、VIPである自分達用の非常用脱出用具の置かれている部屋へと急いだ。]
(355)2005/07/03 23:46:08
美術商 ヒューバート
[ヘンリエッタの手を引いて救命ボートの並ぶデッキへと出た。]

 「女子供が先だー!」

[船員がおろし終わったボートへと人を誘導している。]

ヘンリエッタ。先にあのボートへ乗るんだ。
(356)2005/07/03 23:48:59
お嬢様 ヘンリエッタ
[お父様に渡された鞄をしっかり抱えて、どうしようもなく流されていく他の荷物を、ただ眺めるしかなかった。お父様の指示に短く答えると、ボートにむかう。]

はい。
(357)2005/07/03 23:51:18
お嬢様 ヘンリエッタ
[ボートそばにむかう階段で、お父様を振り返る。]

…お父様は?お父様はどうするの?
(358)2005/07/03 23:52:49
美術商 ヒューバート
私と離ればなれになっても元気でいるんだぞ。ヘンリエッタ。

[私は船員に混じって救命ボートをおろす作業を手伝った。]
(359)2005/07/03 23:53:00
冒険家 ナサニエル
[デッキを目指す途中にて]

(いったん部屋に戻って、最低限の荷物だけでも持ってくるか…)

[ナサニエルは自室に急いで向かった。]
(360)2005/07/03 23:53:32
医師 ヴィンセント
[ヴィンセントは屋外に出た。激しい風雨が彼を襲う。ヴィンセントは眼鏡を鞄にしまい、あたりを見まわした。 我を忘れてボートに雪崩れ込もうとする乗客達を見る]

いかんな…あれだけ乗るとあれでは自滅するぞ。
(361)2005/07/03 23:53:44
冒険家 ナサニエル
[自室にて]

(よし、幸い荷物はたいした量じゃない…、さっさと持ってデッキまでいかなくては…)
(362)2005/07/03 23:54:50
お嬢様 ヘンリエッタ
そんな…、お父様!

お父様ー!

[おとうさまの元に引き返そうとしたら、人混みに押し流され、いつのまにか救命ボートの側に来ていた。
きっとこれは、望外の幸運。だけど、わたしは神さまに感謝する気持ちにはなれなかった。]
(363)2005/07/03 23:55:17
美術商 ヒューバート
女子供が先だ!男はボートをおろすのを手伝え!
(364)2005/07/03 23:56:09
美術商 ヒューバート
oO(生きていれば必ず会える・・・達者でなヘンリエッタ)
(365)2005/07/03 23:56:58
逃亡者 カミーラ
[デッキ上に出ると、辺りは悲鳴に満ち、パニック状態と陥っていた。次々と搬出される救命ボート。我先に助かろうとする人々。]

ちっ、どうせあたしみたいな貧乏人は後回しだろうさ!
でも、でもこんな所で絶対に死んでたまるもんかー!
(366)2005/07/03 23:57:47
お嬢様 ヘンリエッタ
[おとうさまの姿が人混みに消えた。
各ボートにひとりずついる、逞しい船員さんの腕で、ボートに引っ張り上げられる。わたしは、なすがままにしているよりほかに、なにもできなかった…]
(367)2005/07/03 23:57:47
冒険家 ナサニエル
[デッキまで走ってきて息を切らせている。]

はぁはぁ、やはり混乱しきっているな。これじゃ助かるものも助からんぞ…、俺の悪運もここまでかね…
(368)2005/07/03 23:59:50
お嬢様 ヘンリエッタ
[ボートは、女性や、わたしより若い子供たちでぎっしりだった。
高波におそわれるたび、大きく揺れて振り落とされそうになる。闇の中、荒れ狂う波はとがった岩のようで、きのうまでの穏やかで、青く美しい海とおなじものには、とても思えなかった…]
(369)2005/07/04 00:01:14
学生 ラッセル
[乗客たちの混乱を尻目にVIP用のボートを下ろさせると、定員よりもはるかに少ない人数でボートを動かし始めた。途中、こちらの動きに気づいた一般の船客を何名か撃ち殺しながら。そんな行為にも我が身が可愛いVIP達は何の非難もあげなかった。]

後は運次第だな・・・

[ラッセルはそう呟いた]
(370)2005/07/04 00:01:22
新米記者 ソフィー
[船の傾きに我に返ると慌てて船室へと戻ろうと外へと走り出る。
しかし甲板上は救命ボートへと移ろうとする乗客や船員に翻弄される]

お爺様ー!!お婆様ー!!
ウェンディー!!

[だが、その声は人々のおりなす悲鳴、叫び、
船の木材の軋む音の中に混じってしまった]
(371)2005/07/04 00:02:19
新米記者 ソフィー
[自室に戻り、隣の部屋を確認するが、中には人のいる気配はない。
荷物の中から使えそうなものだけ──筆記用具と一番好きだった本、そして散々迷った上に気付け用のブランデーの入ったスキットルを選んでポシェットに詰めた]

隣にはもう誰もいない…
もきっともう避難したのね…そうに違いないわ。
ああ…ウェンディ、お爺様、お婆様…どうぞご無事で…

[そして船室から廊下に出ようとしたところで
船は大きく揺れ、ソフィーは床に投げ出される]
(372)2005/07/04 00:03:39
美術商 ヒューバート
あとボートはまだ2艘ある!
手の空いている者はおろすのを手伝え!
女子供は先に下ろした船に乗せろ!
(373)2005/07/04 00:04:09
医師 ヴィンセント
くっ、ボートに乗るのはもちろん、ボートを降ろすのを手伝うには遠すぎる、とても沈むまでにはあそこまでは行けない…

仕方ない、多少は泳ぎには自信があるが…ええい儘よ!

[ヴィンセントは自らの鞄を浮き道具代わりに、荒れた海へ身を単身投げた]
(374)2005/07/04 00:04:14
新米記者 ソフィー
きゃぁぁぁー!!

[船体が大きく傾き、彼女はデッキの手すりを掴んだ。
どうにか身体を立て直すと、甲板の救命ボートの方へと傾いた通路を歩き始めた]
(375)2005/07/04 00:05:53
流れ者 ギルバート
【船室】
ん…なんだ、これは?

[不自然な揺れと傾きにギルバートは目を醒ました]

―――!

[数瞬の思慮と外の喧騒を元に最悪の事態を想定し、自分の荷物袋を掴みギルバートは船室の外に出た。]
(376)2005/07/04 00:06:09
お嬢様 ヘンリエッタ
[何度目の高波だろう。いつのまにか、ボートは足を崩せるくらい広くなっていた。
他の子供たちはどこに行ってしまったのか、わたしは、なぜか気付くことがなかった。]
(377)2005/07/04 00:07:45
流れ者 ギルバート
【3等船室前廊下】
くっ、こりゃあ…冗談かと思ったが本当に沈むのか?

[ごった返す人の波を突き飛ばして、ギルバートはデッキを目指した。]
(378)2005/07/04 00:07:58
流れ者 ギルバート
【デッキ】
船体の前半分が傾いてやがる…座礁したか?ってもうそんな事はどうでもいいな。ボート…は、無理だな。他人に足引っ張られて死ぬのは俺の性に合わない。自分で生きれる道を探るとしようか。

[ギルバートは周囲を見回して、救命具を発見した。]
(379)2005/07/04 00:10:05
資産家 ジェーン
[海水に飲み込まれながら、気を失っていたらしい。
気づくとジェーンは自分のトランクに捕まって、海面に浮いていた。
すぐ脇に乗っていた船が、静かに浮かんでいる。よく見るとゆっくり沈んでいるようだ。]

…オードリーは無事かしら。

[助かっているわけない、そんな解りきったことを考えながら友のことを思った]
(380)2005/07/04 00:10:23
医師 ヴィンセント
[ヴィンセントは体温体力の消耗を避けるため、鞄にしがみついて*嵐が過ぎるのを待つことにした*]
(381)2005/07/04 00:11:48
美術商 ヒューバート
 「まだ残っている者はいるかー?!」

[最後のボートをおろし終わった時、気がつくと私の隣には船長がいた。彼に続いて私も声を上げた。]

最後のボートだ!残っている者は早く来い!
(382)2005/07/04 00:13:53
新米記者 ソフィー
[ふらつく足取りで彼女は甲板へとたどり着いた。

…我先にと争うようにボートに乗り込む乗客、
親とはぐれてしまったのか、泣きじゃくる子供、
そして別れを惜しむかのように抱き合う老夫婦…

そこはまるで人の織り成す業の坩堝のようだった]

[辺りを見回し声の続く限り叫ぶ]

ウェンディー!!!お爺様ー!!!お婆様ー!!!
(383)2005/07/04 00:14:19
流れ者 ギルバート
―――!くそっ…

[救命具を掴んで、海へ飛び込もうとするが、そこでギルバートは、メイの言葉を思い出す…。]

何かあったら助けてやるって言ったが、この状況じゃあな…せめて俺の腕の届く範囲内にいれば助けてやれるんだが。

[周囲をざっと見回すが、エメラルドグリーンの髪の毛はどこにも見えない。]

―――ちっ、お嬢さん。お前に運があるように願っておくよ。

[ギルバートは1人呟くと、周りの人を突き飛ばして海へ飛び込んだ。]
(384)2005/07/04 00:14:59
新米記者 ソフィー
[最後のボート、という声を聞いて、ソフィーの手が引っ張られた]

『そんなところで何やってんだ、死にたくなけりゃ早く乗れ!!』

[力強い腕に手を引かれ、彼女は救命ボートの脇へと連れてこられた]
(385)2005/07/04 00:16:05
美術商 ヒューバートは、新米記者 ソフィーの姿を見つけ叫んだ。
2005/07/04 00:16:14
美術商 ヒューバート
これが最後のボートだ!早く乗るんだ!
(386)2005/07/04 00:16:42
新米記者 ソフィー
[と、救命ボートを下ろしている男とふと目があった。
ダイニングで見かけたあの男性だ]

…あなたは……

[何かを話しかけようとしたが、ヒューバートの言葉にボート内から手が伸びて、彼女はボートの中に納まった]
(387)2005/07/04 00:18:05
資産家 ジェーン
[船から、何人もの人が荷物を手に海に飛び込んでいくのをぼーっと見ている。]
(388)2005/07/04 00:19:15
冒険家 ナサニエル
(さてどうする?ボートは無理だ…、あれだけ人が殺到してりゃ無理だ、それにもし乗れたとしても助かる可能性なんてそう高くない…、荷物を浮にして普通に海に飛び込んだほうがまだ可能性は高いな…、それでいくしかないな。それでも分の悪い賭けだがそれも悪くないな…)

[ナサニエルはそんな不謹慎なことを考えつつも*海へ飛び込んだ*]
(389)2005/07/04 00:19:29
お嬢様 ヘンリエッタ
[同船の女性たち、子供たちも、わずかな手荷物と自分の身体が投げ出されないよう、必死にボートに掴まっている。その中に、パーティーで見かけた金髪の女の子も混じっていた。]
(390)2005/07/04 00:20:07
新米記者 ソフィー
これが最後のボートなんですよね?
…ヒューバートさん、あなたも、早く…!!

[ソフィーはヒューバートに向かって力の限り手を伸ばした]
(391)2005/07/04 00:21:22
お嬢様 ヘンリエッタ
[ひどい雨と、繰り返し揺さぶる高波で、方位はもちろん、天地の区別もはっきりしない。
叩きつけるような一撃がボートを大きく揺らすと、ふわりと浮き上がる感覚がした。]
(392)2005/07/04 00:23:53
美術商 ヒューバート
 「もういっぱいいっぱいだ!出すぞ」

[その言葉を聞きボートへ駆け寄ったがもうボートは船体から離れていた。]

 「…ヒューバートさん、あなたも、早く…!!」

[その声に私は精一杯手を伸ばしその手をつかんだ。]
(393)2005/07/04 00:24:14
逃亡者 カミーラ
ボートに乗るのは無理だね…どう考えても残り人数全員乗れる数は残ってなさそうだ。

[カミーラはそう判断するや、デッキ上の倉庫から救命用具を2つ取り出し、ロープで2つの救命用具を縛ってその内の一つをメイドに渡した。]

あんた泳げるかい?
あたしは…あんまり得意じゃないけど、まぁこの際贅沢は言ってられないね!行くよ!!

[そう言うや否や、メイドを抱えて*海中へ頭から飛び込んだ*]
(394)2005/07/04 00:24:15
美術商 ヒューバート
[私はぎりぎりいっぱいのところでボートに乗り込んだ。]

・・・ありがとう。
(395)2005/07/04 00:25:42
書生 ハーヴェイが参加しました。
書生 ハーヴェイ
 ――ひとつの船室の中。
 そこには二人の男の姿があった。
 四十を過ぎ、五十は越えぬと見える男と、二十代の半ば辺りと見える男。
 年かさの男の方はペンを生業とする者であった。もっとも、そうは言ってもそれで生活を賄っているわけではなく、むしろ、ペンで稼ぐ金など彼の生活から見れば雀の涙といった程度だ。しかし、先祖代々の家柄と土地があり、食うに困るなどという事とはまるで縁は無い。屋敷や事業の切り盛りは長年仕える執事に任せ、好きな文を書き気のままに旅歩いてと、悠々自適を絵に描いたような暮らしぶりであった。性格は奔放であり、言ってしまえば、良くも悪くも子供っぽいと言えるだろう。だが、それ故に鼻につくようなところは無く、人からは愛される男であった。
 ハーヴェイが彼の元に弟子入りしたのは、父の蔵書の中にあった彼の作品を読み感じるところがあったからだった。

 今回の旅行は、旧知の友人で船乗りであるアーヴァインから聞いた話に興味をそそられての事であった。南の島、呪術師、そして人狼……荒唐無稽な、正しく御伽噺と言って良いであろう話。だが、そこに何を感じ取ったのか、その話を聞くなり、彼は子供のように目を輝かせ今回の旅行を決めたのだった。その様子に、話をしたアーヴァイン自身が戸惑うような苦笑を見せたものだった。あなたらしい、と納得した風でもあったのだが。
 そして、彼は弟子であるハーヴェイと、メイドの一人のネリーを連れて、この「danse de lune」に乗船したのだった。

 航海が始まり、既に二月を越えた。
 彼――小説家は、その船旅を大いに楽しんでいたものであったが、しかし、航海が進むにつれ彼は変調をきたし始めた。彼は時折、熱に浮かされたうわ言のような言葉を口走るようになった。そして、その頻度は日々増すばかりであった。そして、彼自身はそれを覚えておらず、うわ言のようなものを口走る時以外は至って普段と変わらなかった。
 そして、今日。
 彼は眠り続けていた。そして、時折目を覚ましては、目をぎらつかせ、ハーヴェイに解らぬ言葉で何事かをわめき散らした。ハーヴェイは訳の解らぬまま、エレノラも部屋に入れずに彼の世話をしていた。
 甲板で耳にした話が、背中を伝うような厭な感覚と共に思い出される。
 
 ――揺れが大きくなる。
 そう言えば、嵐が来そうだと誰かが言っていた気がした。揺れの中、悲鳴らしき声が聞こえた。そして、暫らくして喧騒が始まる。
 (なんだって言うんだ……)
 ハーヴェイは思わず、一人ごちる。小説家の世話だけで手一杯だと言うのに、船の揺れも、聞こえてくる騒ぎもハーヴェイの心をかき乱すばかりだった。
 
 ――その時。
 それまでとは比べものとならぬ揺れが船を襲った。船室は揺れながら、少しずつ、明らかに傾いて行く。
 背筋を冷たいものが走る。
 額に汗が浮かんだ。
 ただの揺れや傾きでは無い。明らかに……船は沈もうとしていた。
 この大きさの船であれば、すぐに沈むような事はあるまい。だが、のんびりしていられる訳も無い。ハーヴェイは、手荷物の鞄を肩に引っ掛けると、眠り続ける小説家を背負って船室を飛び出した。

 通路は逃げ惑う人々でごった返した。小説家を背負ったハーヴェイは自由に動けず、人の流れを避けてゆっくりと進んだ。水が後を追うようにかさを増す。それに追われるようにハーヴェイは歩を進めた。
 そうして辿り着いた甲板は――狂騒の只中にあった。既に全てのボートは降ろされ、僅かに残った救命具を奪い合う者、泣き叫ぶもの、恐怖に震える者たちが溢れていた。

 ――最早、このまま船上にいても、いずれ船と共に海に飲まれるだけであろう。
 ハーヴェイは意を決し、手近の、軋み、剥がれかかった板を引き剥がすと、それを手に小説家を抱え直し沈み行く船から暗い海へと身を躍らせた。

 そして、その後「danse de lune」の船尾は大きく海に飲まれ、直立し――投げ出される人々諸共、暗い海の中へと飲み込まれて行った――
(396)2005/07/04 00:26:18
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発言数
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31
54
7
14
32
16
65
52
51
17
37
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