- The Neighbour Wolves -
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履歴]
(555)宝探しツアー♪ : エピローグ
新米記者 ソフィーは吟遊詩人 コーネリアスに投票を委任しています。
村長の娘 シャーロットは冒険家 ナサニエルに投票しました
書生 ハーヴェイは村長の娘 シャーロットに投票しました
見習いメイド ネリーは村長の娘 シャーロットに投票しました
新米記者 ソフィーは冒険家 ナサニエルに投票しました
流れ者 ギルバートは冒険家 ナサニエルに投票しました
冒険家 ナサニエルは村長の娘 シャーロットに投票しました
吟遊詩人 コーネリアスは冒険家 ナサニエルに投票しました
村人は集会場に集まり誰を処刑すべきか話し合った……
村長の娘 シャーロット に、3人が投票した。
冒険家 ナサニエル に、4人が投票した。
冒険家 ナサニエル は、村人の手により処刑された……
吟遊詩人 コーネリアスは、冒険家 ナサニエルを襲撃しようとしたが出来なかった。
今日は犠牲者がいないようだ。人狼は襲撃に失敗したのだろうか?
もう人狼に立ち向かえるだけの人間は残っていない……
人狼は残った人間を全て食い尽くすと、新たな獲物を求めて去って行った……
真相は以下の通りだった。
名前 | ロール | 生死 | プレイヤー | 戦績 | 勝率 | 前回プレイ |
村長の娘 シャーロット | 人狼 | 生存 | snowe | 3/6 | 1/1 | 0/0 | 57% | |
農夫 グレン | 村人 | 死亡 | nanoha | 5/9 | 1/3 | 0/1 | 46% | |
書生 ハーヴェイ | 村人 | 生存 | bdheki | 1/5 | 0/1 | 0/1 | 14% | |
見習い看護婦 ニーナ | 結社員 | 死亡 | iwatobi | 1/4 | 1/3 | 0/0 | 28% | |
見習いメイド ネリー | 霊能者 | 生存 | yummy | 5/6 | 3/6 | 0/1 | 61% | |
双子 リック | 占い師 | 死亡 | yuma | 3/5 | 0/0 | 0/0 | 60% | |
双子 ウェンディ | 村人 | 死亡 | rabbit | 4/6 | 1/3 | 0/0 | 55% | |
新米記者 ソフィー | 狂信者 | 生存 | aurora | 7/8 | 2/2 | 0/0 | 90% | |
学生 ラッセル | 村人 | 死亡 | satomin | 1/3 | 1/3 | 0/0 | 33% | |
学生 メイ | 村人 | 死亡 | kandori | 2/3 | 1/1 | 0/0 | 75% | |
牧童 トビー | 村人 | 死亡 | morry | 5/6 | 2/5 | 0/0 | 63% | |
流れ者 ギルバート | 人狼 | 生存 | cipher | 4/5 | 2/2 | 0/0 | 85% | |
冒険家 ナサニエル | 結社員 | 死亡 | yukari | 2/4 | 0/0 | 0/0 | 50% | |
吟遊詩人 コーネリアス | 人狼 | 生存 | gimlet | 4/6 | 6/9 | 0/1 | 62% | |
墓守 ユージーン | 守護者 | 死亡 | skyline | 3/7 | 1/1 | 0/0 | 50% | |
| 人間 | 人狼 | 妖魔 |
| 吟遊詩人 コーネリアス 「力」は我が意思に従いナサニエルの生命を断ち切った。 いまや、父祖たちの遺産は私のものだ。
永遠に──。 |
(0)2005/06/10 22:56:17 |
| 吟遊詩人 コーネリアス この島でなすべき最後の仕事は、生き残りの者どもを黙らせておくこと。
だが、さて──。 |
(1)2005/06/10 22:59:18 |
吟遊詩人 コーネリアスは、四枚のコインをアクセサリーケースに収めると蓋を閉めた。
2005/06/10 22:59:56
| 吟遊詩人 コーネリアス いずれにせよ、迎えの船が来るまで二日ある。 しばし考えるとするか──。 |
(2)2005/06/10 23:02:39 |
吟遊詩人 コーネリアスは、ベッドの上で軽く横になった。
2005/06/10 23:08:29
| 新米記者 ソフィー ……っっ!!! ……あれ……、朝?
〔ソフィーは鍵がかからなくなった自分の部屋で目を覚ました。〕
相変わらず、人が死ぬ瞬間の夢を見るのは、つらいなぁ。 ……ナサニエル、か。
例え誰が呪いによって死んでも、コーネリアスさえいれば……、どうでもいいんだけどね。
〔ソフィーはくすっと笑って、眠ったままの頭を覚ますために集会場へ向かった。〕 |
(3)2005/06/10 23:11:24 |
新米記者 ソフィーは、集会場につくと、そのまま台所へ入っていった。
2005/06/10 23:12:12
| 新米記者 ソフィー ここの台所たったの初めてだからなーっ。 あ、コーヒー豆があるー♪ ……コーネリアスにも、もっていったら……飲んでくれるかなぁ。
〔ソフィーはお湯を沸かし始めた。〕 |
(4)2005/06/10 23:14:24 |
| 新米記者 ソフィー 愛が、ない……かぁ。 〔ソフィーはその場で体育座りをして自分の体を抱いた。両腕の交差点に顔をのっけてため息をつく。〕
相手に、いくら愛がなくても、いいんだよ……、かぁ。 ……全力で相手を想うからこそ、一方通行だと苦しいのにね……。
〔やかんがぴーっと音をたてて、ソフィーは我に返ったように立ち上がり、二つのカップにコーヒーを淹れだした。〕 |
(5)2005/06/10 23:21:36 |
| 新米記者 ソフィー 〔ソフィーは、流しの前についている鏡に向かって笑顔になってみる。〕
おはよ♪ コーヒー、いれたんだけど……良かったら飲んで?
……こ、こんな感じかなぁ。うぅ……、飲んで、くれるかなぁ。 よっし……♪
〔ソフィーは躊躇いがちにコーネリアス用のコップに軽く唇を当てた。〕
……好き……。
〔ソフィーは自分を励まして、コップを盆にのせて寝室の方へ歩いていった。〕 |
(6)2005/06/10 23:29:17 |
新米記者 ソフィーは、吟遊詩人 コーネリアスの部屋をノックした。「おっはよー♪」
2005/06/10 23:36:19
吟遊詩人 コーネリアスは、まどろみから醒めた。
2005/06/10 23:37:35
| 吟遊詩人 コーネリアス 寝ていたか。 私としたことが……。 一仕事終えて気が抜けているな。 |
(7)2005/06/10 23:38:25 |
吟遊詩人 コーネリアスは、ドアを開けた。
2005/06/10 23:39:15
| 吟遊詩人 コーネリアス ソフィーさんですか。 どうしました? |
(8)2005/06/10 23:39:35 |
| 新米記者 ソフィー あ、えっと……。 もしかしたら、起こしちゃいました……? ごめんなさい……。 |
(9)2005/06/10 23:41:17 |
| 吟遊詩人 コーネリアス いえ。少しうとうとしていただけです。 |
(10)2005/06/10 23:43:30 |
| 新米記者 ソフィー それなら、良かったっ。 昨日は色々あったし……、 疲れてて寝てたなら、起こしちゃったらすごい悪いなぁって……。 |
(11)2005/06/10 23:46:11 |
| 吟遊詩人 コーネリアス いいえ。お気になさらず。 何かお話がおありでしたら、どうぞ中へ。 |
(12)2005/06/10 23:48:04 |
| 新米記者 ソフィー あ、ありがとうございます♪ えっと……、あ、そうだ! コーヒー、淹れたんです。 飲んで……くれます、か? |
(13)2005/06/10 23:50:16 |
| 吟遊詩人 コーネリアス コーヒー? ええ。いただきます。 |
(14)2005/06/10 23:51:19 |
吟遊詩人 コーネリアスは、ソフィーを部屋に招き入れてテーブルをセットした。
2005/06/10 23:52:01
| 新米記者 ソフィー ほんとっ? 良かったー♪ 嫌いじゃないかなぁって不安だったの! |
(15)2005/06/10 23:53:26 |
新米記者 ソフィーは、とっても嬉しそうに言った。
2005/06/10 23:53:35
見習いメイド ネリーは、書生 ハーヴェイの傍らで目を醒ました。
2005/06/10 23:54:29
| 見習いメイド ネリー [上半身を起こして、ハーヴェイの呼吸を確かめる。]
………生きてる。 もう、この言葉を何回繰り返したかしら。
ネリーがふと傍を流れる渓流の方に目をやると、見覚えのある緑色の帽子が岩場にひっかかっているのがみえた。 |
(16)2005/06/10 23:54:41 |
見習いメイド ネリーは、書生 ハーヴェイを起こさないように立ち上がり、岩場へと歩いた。
2005/06/10 23:54:56
| 吟遊詩人 コーネリアス コーヒーは好きですよ。 私は少しブランデーを入れますがね。 |
(17)2005/06/10 23:55:04 |
見習いメイド ネリーは、帽子のすぐちかくに、ナサニエルの遺体を発見した。
2005/06/10 23:55:06
| 見習いメイド ネリー ああ、ナサニエル。 あなたは……。 |
(18)2005/06/10 23:55:17 |
見習いメイド ネリーは、指輪をぎゅっとにぎりしめた。
2005/06/10 23:55:24
| 見習いメイド ネリー ナサニエルが死んでいるという事は、ニーナももう…。 つまり、呪いに関わらない者で生きているのは、私とハーヴェイだけってことね。
[落ち着いた態度で、ナサニエルの遺体の左胸に呪いのマークを確認する。その次にネリーは、決然とした態度で、ナサニエルのリュックを開いた。]
…コンパス、ナイフ、縄、簡易食料、水筒。 多少濡れているものの、全部使えそうだわ。
[ネリーは、そっとナサニエルの手を組ませると、遺体にハンカチをかぶせた。リュックを持ってハーヴェイの方へ戻る。] |
(19)2005/06/10 23:55:43 |
| 新米記者 ソフィー ブランデーを? なんか、想像つかないなぁ。 どんな味になるんだろう? |
(20)2005/06/10 23:58:02 |
| 吟遊詩人 コーネリアス 試してごらんになりますか? シュガーを足すと飲みやすくなりますよ。 |
(21)2005/06/11 00:01:17 |
吟遊詩人 コーネリアスは、ベッドサイドからブランデーのボトルを持ち出した。
2005/06/11 00:01:37
| 書生 ハーヴェイ う、ううっ・・・・・・
【意識を取り戻したが、苦痛が口からただ息として漏れる】
ネリー・・・・・・
【まるでうなされているように、その名を呼ぶ】 |
(22)2005/06/11 00:02:22 |
見習いメイド ネリーは、書生 ハーヴェイの顔を心配そうに覗き込み、傍らにしゃがみこんだ。
2005/06/11 00:04:24
| 見習いメイド ネリー ………起きたのね。 ひどい汗だわ。 |
(23)2005/06/11 00:05:46 |
| 新米記者 ソフィー ほんとに? うん♪ お酒飲んだこと一回しかなくって、その時はすごく気分悪くなっちゃったんだー。 コーネリアスは、平気なの? |
(24)2005/06/11 00:07:21 |
| 書生 ハーヴェイ 【近くにネリーを感じ、少しほっとした】
ネリー・・・・・・無事か。
あと、何日で、船は着くんだ? |
(25)2005/06/11 00:07:29 |
| 吟遊詩人 コーネリアス 私は、酒無しでは生きていけませんのでね。 |
(26)2005/06/11 00:08:57 |
吟遊詩人 コーネリアスは、自分のカップになみなみとブランデーを注いだ。
2005/06/11 00:09:32
| 見習いメイド ネリー 船が来るまでは、後2日。でも……。 |
(27)2005/06/11 00:10:40 |
見習いメイド ネリーは、書生 ハーヴェイに頬笑むと、決意したようにナサニエルの死亡を告げた。
2005/06/11 00:11:41
| 見習いメイド ネリー ナサニエルが死んだ。 支流のどこかから、遺体が河に流れてきていた。 ニーナもおそらくもう……。
呪いに関わらない者で、今、生きているのは私たちだけだと思うの。 |
(28)2005/06/11 00:12:22 |
新米記者 ソフィーは、吟遊詩人 コーネリアスに驚いた。
2005/06/11 00:14:06
| 新米記者 ソフィー すごい、ですね……。
そういえば、これから……、どうするんですか? |
(29)2005/06/11 00:14:48 |
| 書生 ハーヴェイ ・・・・・・違う。 正確には、君だけだ。
【上着のボタンを外し、左胸をネリーに見せる。刻印がはっきりと浮かび出ている】 |
(30)2005/06/11 00:16:44 |
| 吟遊詩人 コーネリアス どうもしませんよ。 黙って、船が来るのを待つだけです。
今は……とりあえずコーヒーを飲みましょうか。 |
(31)2005/06/11 00:17:33 |
| 新米記者 ソフィー そっか、そうだよねっ。
何人が、この島を出れるんだろうねっ? あはは、いっそ……帰りたくないなぁ。 ……なんて☆……えへへ。 |
(32)2005/06/11 00:20:07 |
新米記者 ソフィーは、コーヒーカップを手の中でくるくるとまわした。
2005/06/11 00:20:21
| 吟遊詩人 コーネリアス この島で暮らすのも、案外悪くないかもしれませんね。 しかし、私にはこれからヨーロッパに戻って世界地図を書き換えるという仕事が残されています。いつまでも、ここでコーヒーを啜っているわけにはいきません。 |
(33)2005/06/11 00:23:38 |
| 新米記者 ソフィー ジョーダンだよ……♪ 〔ソフィーは少し残念そうに言った。〕 あたしも、仕事しないといけないしっ。
でも、世界地図を、書き換える……? |
(34)2005/06/11 00:25:45 |
| 見習いメイド ネリー ……ハーヴェイ、あなたは自分が呪いで死ぬと思ってるのね。 でも、それは違う。……あなたは死なないわ。 私があなたを生き延びさせる。
[ネリーは温かい声で確信に満ちてそういうと、ハーヴェイの左胸にそっと手を当てた。]
……思いついたことがあるのだけど、歩くのは苦しい? |
(35)2005/06/11 00:27:27 |
| 吟遊詩人 コーネリアス ええ。この力があれば、世界のパワーバランスを操作することすら容易ですからね。 |
(36)2005/06/11 00:29:03 |
| 吟遊詩人 コーネリアス それで、ソフィーさん。 私に何の御用でしたか? |
(37)2005/06/11 00:29:56 |
| 書生 ハーヴェイ 【ネリーの力強い意外な言葉を聞き、戸惑っている】
・・・・・・肩を貸してくれ。 そうすれば、歩いて、みせる。 |
(38)2005/06/11 00:30:26 |
| 新米記者 ソフィー コーネリアスは、すごいよね。 そんな力持ってたら、きっとあたしは、持ってるっていうだけで怖くなっちゃう……。
用事……。 あのね、コーネリアス……、 ……ううん、この後、どうするのかなって、思っただけ! |
(39)2005/06/11 00:35:18 |
| 見習いメイド ネリー ……ハーヴェイ。 |
(40)2005/06/11 00:37:07 |
見習いメイド ネリーは、書生 ハーヴェイと共に、ゆっくりと渓流を下り始めた。
2005/06/11 00:37:19
| 吟遊詩人 コーネリアス 私がこの力を持つことは、運命づけられていたのですよ。 その記憶が失われていたことも含めて。
……さて。このあと、ですか。 さしあたって、なすべきことはありませんね。 |
(41)2005/06/11 00:38:43 |
| 見習いメイド ネリー この辺りに、人の住んだ形跡があったように思うの。 ニーナが崖から落ちた時に、違うか角度から上をみて、古そうだけど建物が見えたの。呪いに効くかどうかわからないけど、解熱剤とか、なにか役に立つ物がないかと思って……。 |
(42)2005/06/11 00:42:58 |
見習いメイド ネリーは、書生 ハーヴェイ共に、ウェンディが入って行ったあの診療所にたどり着いた。
2005/06/11 00:43:12
| 書生 ハーヴェイ ・・・・・・人が、住んでいた、跡か。
【中に入り、腐りかけた椅子に座り込む】 |
(43)2005/06/11 00:46:00 |
| 新米記者 ソフィー コーネリアスは、強いなぁ。 ……島についたときね、守らなきゃって思った、って言ったでしょ? ホントの、気持ちなの。守りたいって思ったんだけど、でも……、何から守りたいのかも、どうやって守るのかも全然わからなくて。 ただ、それでもね、守りたいって思ったの。
だけど……、コーネリアスはあたしなんかがいなくても、全然、平気なぐらい強いよ、ねっ。 あは……♪
〔ソフィーの声は明るかったが、何処と無く元気がなかった。〕 |
(44)2005/06/11 00:46:59 |
| 吟遊詩人 コーネリアス ええ。私は強くあらねばなりません。 弱みを見せれば、呪いの束縛はたちまち私を堕落させます。 鋼の意思をもって進むしかないのですよ。 |
(45)2005/06/11 00:51:56 |
| 書生 ハーヴェイ 【背もたれにもたれかかりながら】
・・・・・・ネリー。
僕の名はハーヴェイ。ハーヴェイ=ウェールズだ。 |
(46)2005/06/11 00:52:28 |
| 見習いメイド ネリー ここはどうやら診療所跡みたいね。 ……ハーヴェイ? |
(47)2005/06/11 00:54:27 |
村長の娘 シャーロットは、左胸を抑えながらその場に膝をついた。
2005/06/11 00:54:32
| 書生 ハーヴェイ 【そんほ瞳は、少し遠くを見つめている】
君はもう、覚えていないのか。
小さい頃、同じ言葉を君に言った事。
君のお父さんが死んだ日、君と僕は出会っていた事を。 |
(48)2005/06/11 00:54:39 |
見習いメイド ネリーは、書生 ハーヴェイの傍に立ち、首を傾けた。
2005/06/11 00:54:49
| 書生 ハーヴェイ 君は、葬儀場の外で一人泣いていた・・・・・・
僕は、君に話し掛けた。
【懐から、擦り切れた古いハンカチをゆっくりと取り出す】
・・・・・・僕らは、出会っていたんだよ。もう。 |
(49)2005/06/11 00:57:46 |
見習いメイド ネリーは、書生 ハーヴェイの瞳と、見覚えのある古いハンカチを交互に見つめた。
2005/06/11 01:01:13
| 見習いメイド ネリー ………これは。 |
(50)2005/06/11 01:02:50 |
| 村長の娘 シャーロット はぁっ……。
[額から伝った汗が顎から滑り落ち、地面に落ちて黒い沁みを作る。息も絶え絶えに、最後の力を振り絞って微笑む]
ウェンディさん……。 今、あなたの、もとへ、参りますわ……。 やっと、また、会えますわね……。 |
(51)2005/06/11 01:02:59 |
見習いメイド ネリーは、書生 ハーヴェイと目線の位置が同じになるように、膝をついた。
2005/06/11 01:03:00
| 新米記者 ソフィー やっぱ、すごい……なぁ。
〔ソフィーは、コーネリアスの中での自分の存在の薄さを感じて悲しくなり、俯いた。〕
あと2日、かぁ……。 時間が止まればいいのになぁ。 |
(52)2005/06/11 01:03:26 |
| 書生 ハーヴェイ 君が・・・・・・あの時、涙を拭いた、ハンカチだ。
僕は、あれから、これをいつもお守り代わりに・・・・・・
【ネリーにそのハンカチを差し出そうとしたが、途中で力なく下に落としてしまった】 |
(53)2005/06/11 01:06:53 |
| 吟遊詩人 コーネリアス 残念ながら、時間を止める力はありませんね。 時間は有限だからこそ価値があるのですよ。 |
(54)2005/06/11 01:07:05 |
| 村長の娘 シャーロット ルシャス、は、私の願いを、叶えてくれました……。 財宝は、トレジャーハンター共の魔の手から、無事、守り切れましたわ……。 あとは、私の血族達に、全てを、託します……。
[傍らに立っていたギルバートの顔を見上げる] |
(55)2005/06/11 01:08:52 |
見習いメイド ネリーは、書生 ハーヴェイの落としたハンカチを拾い上げ、懐かしそうにじっと見つめた。
2005/06/11 01:13:05
| 見習いメイド ネリー ……いつ気がついたの? 私は言われるまで、忘れてた。 パパが死んだ後は、ママが…すごく大変だったから。
…そうね。 |
(56)2005/06/11 01:13:14 |
見習いメイド ネリーは、書生 ハーヴェイ頬に、左手をそっとあてた。
2005/06/11 01:13:38
| 村長の娘 シャーロット ……約束、でした、よね。 私が、死んだら、ウェンディさんの、横に、埋めてくださると。 お願いします……ギルバート。
[そこまで言って、ついに完全に地面に倒れる] |
(57)2005/06/11 01:13:58 |
| 新米記者 ソフィー ……。
〔ソフィーはコーネリアスの言葉には何も言わず、ぎゅっと唇をかみ締めたが、すぐにまた笑顔を作る。〕
そーいえば、ずっと思ってたんだけど……、コーネリアスの手、綺麗……だよねっ。羨ましい♪ |
(58)2005/06/11 01:14:53 |
| 吟遊詩人 コーネリアス そうですか。 私には見えませんので、わかりませんが。 あなたがそうおっしゃるのなら、そうなんでしょう。 |
(59)2005/06/11 01:16:04 |
| 村長の娘 シャーロット [荒く息を吐きながら、虚空を見つめて呟く]
ルシャス……。私の、声が、聞こえますか……? 望みを聞き入れて、くれて、ありがとうございました……。 これからの事……血族として、よろしく……お願いしますわ……。 |
(60)2005/06/11 01:17:44 |
| 書生 ハーヴェイ 君を抱いた後だった・・・・・・
僕達は、いつも、傷ついた時にしか、出会えないんだな・・・・・・
あの時も、そして今も。
違うのは、僕はもう、あの時のように、優しくない、事かな。 |
(61)2005/06/11 01:18:07 |
| 村長の娘 シャーロット ……ウェンディ、さん……。 愛して、いますわ。 今も……これからも……ずっと……。 |
(62)2005/06/11 01:19:31 |
村長の娘 シャーロットは、息を引き取った。
2005/06/11 01:20:00
| 吟遊詩人 コーネリアス ……シャーロット? |
(63)2005/06/11 01:20:08 |
吟遊詩人 コーネリアスは、ガタッと椅子を蹴った。
2005/06/11 01:20:38
新米記者 ソフィーは、吟遊詩人 コーネリアスに驚いた。
2005/06/11 01:21:09
| 吟遊詩人 コーネリアス ……あぁ、いえ。何でもありません。
お話を続けましょう。 |
(64)2005/06/11 01:22:19 |
吟遊詩人 コーネリアスは、深く溜め息をついて椅子に腰を下ろした。
2005/06/11 01:23:52
| 見習いメイド ネリー ハーヴェイ。 どうして、自分の事を優しくないなんて思うの……。 あなたの方が、私よりもっと傷ついたみたいな顔をしている。
私は、もう傷ついてはいないわ……。 なぜなら、あなたに再び会えたから。 |
(65)2005/06/11 01:26:56 |
| 流れ者 ギルバート [息絶えたシャーロットを見守り、哀れむように]
…お疲れ様。 あんたはたしかに血族の使命を果たした。 あんたの意思は俺が引き継ごう…
[そう呟くとシャーロットの遺体をウェンディの墓へと運ぶ] |
(66)2005/06/11 01:26:59 |
見習いメイド ネリーは、書生 ハーヴェイに、優しく、本当に優しく頬笑んだ。
2005/06/11 01:27:19
| 新米記者 ソフィー 〔ソフィーはコーネリアスの言葉を受けて、あることに気がついて、ゆっくり瞬きした後、悲しそうにつぶやいた。〕
……顔が、浮かばない。 日中はね、目を瞑ると、コーネリアスとギルバートと、シャーロットの顔がいっつも浮かぶんだ。 ……でも、シャーロットの顔が、浮かばなく、なっちゃった……。 |
(67)2005/06/11 01:28:00 |
| 吟遊詩人 コーネリアス シャーロットさんは、今しがた亡くなられました。 |
(68)2005/06/11 01:29:48 |
新米記者 ソフィーは、絶句して、目に涙が溜まってくるのを感じた。
2005/06/11 01:31:18
| 流れ者 ギルバート [シャーロットの墓穴を堀り、そこに遺体を横たえると]
お別れだ… あんたとはロクに面識もなかったがね、同じ血族と思えば感慨もある。 願わくばあんたの魂があんたの望む世界へと運ばれることを…
…そこはただ苦痛と絶望の世界だがね。 |
(69)2005/06/11 01:31:46 |
| 書生 ハーヴェイ 【ネリーの顔を見つめながら】
ふっ、僕も、そうだ。
君に、会えたから。
君を、愛して・・・・・・
【言葉は続かず、ハーヴェイはそのままネリーに倒れかかった。既に息は無かった】 |
(70)2005/06/11 01:33:05 |
| 吟遊詩人 コーネリアス ……どうやら、ハーヴェイさんも呪いに落ちましたね。 |
(71)2005/06/11 01:35:40 |
| 流れ者 ギルバート [どこか遠くを見つめながら]
使命は果たした… だが俺に残ったものはなんだ? 死の上に残った生、こんなものに意味はあるのか?
[自分の左胸を見る。そこには薄くではあるが呪いの証が浮かぶ]
…源泉にいすぎたな。 俺に残された時間はどれくらいあるんだ? 血族とは言え、そう長くはもたない、な。 数ヶ月?それとも何年かはもつのか? |
(72)2005/06/11 01:38:40 |
| 新米記者 ソフィー ハーヴェイ……も? ……この島にいるのは、もう、ネリーと、ギルと……、あたしとコーネリアスだけなんだ、ね……。 |
(73)2005/06/11 01:39:27 |
見習いメイド ネリーは、書生 ハーヴェイの体を目を閉じて抱きとめ、彼の死を受け入れた。
2005/06/11 01:42:20
| 吟遊詩人 コーネリアス そういうことになりましたね。
ふふ……。いっそ、全員処理してしまったほうが彼らのためかもしれません。 |
(74)2005/06/11 01:42:27 |
| 見習いメイド ネリー ………あなたを愛してる。 だから、私の中ではあなたは死なない。
[ハーヴェイの閉じられた瞼にそっと口づける。そして次に首筋、呪いの刻印の浮かびあがった左胸に、優しく口づけた。] |
(75)2005/06/11 01:42:48 |
| 流れ者 ギルバート [決意に満ちた目で]
…残った生を俺らしく生きる。 俺に残されたのはそれだけ、か。
俺にはなにもなかった。 ならばこの命が絶えるまでになにかを残そう。
…どれだけ持つかはわからない。 だが残った時間をただ汚く、俺は生き長らえてやる… |
(76)2005/06/11 01:42:53 |
| 見習いメイド ネリー …………ハーヴェイ。 |
(77)2005/06/11 01:43:07 |
見習いメイド ネリーは、書生 ハーヴェイの左胸から、呪いの刻印が消えていくのを頬笑んで見つめた。
2005/06/11 01:43:16
見習いメイド ネリーは、書生 ハーヴェイ診療所のベットに寝かせ、遺体をシーツで包んだ。
2005/06/11 01:44:45
| 見習いメイド ネリー [ハンカチを大切にポケットにしまう。そして、何かを決意するように顔をあげ、診療所の内部を見渡す。]
出来る事は、水を蓄えておくくらいね。 ……後は、私の予想があたっているといいのだけども。 |
(78)2005/06/11 01:49:17 |
流れ者 ギルバートは、煙草に火を灯すと、ぼんやりとシャーロットの墓を見た。
2005/06/11 01:49:32
見習いメイド ネリーは、診療所の裏手にまわった。
2005/06/11 01:49:57
| 新米記者 ソフィー 全員……。
〔ソフィーはネリーと、ギルバートの顔をぼんやりと思った。〕
なんかもう、誰が生きてても、生きて無くても、なぁんにも感じなく、なっちゃったかも。 涙はね、出てくるんだ。だけど、悲しいって思わないの。 胸が、痛まない……。
ユージィが死んだときも、リックが死んだときも。 ほかの誰が死んだときも、ね。
どうかしちゃったのかなぁ、あたし……。 |
(79)2005/06/11 01:53:09 |
| 吟遊詩人 コーネリアス どうもしていませんよ。 ソフィーさん。あなたは正しい。 |
(80)2005/06/11 01:56:11 |
| 新米記者 ソフィー ……正しい、の? ……これ、が? |
(81)2005/06/11 01:56:39 |
吟遊詩人 コーネリアスは、アクセサリーケースからコインを出してテーブルに並べた。
2005/06/11 01:56:49
| 流れ者 ギルバート [シャーロットの墓を見ながら]
血族であることになんの意味があるんだろうな… 使命を終えた俺に残ったのは力を手に入れたコーネリアスへの恐怖だけだ…
生き延びたい、生きて少しでもなにかを残したい。 俺の意志は満たされるのか…? 抵抗はする、最後の最後までな。 見守っててくれ、あんたとは違う生き様を選んだ血族の姿を、な。 |
(82)2005/06/11 01:56:56 |
| 見習いメイド ネリー ……本当はハーヴェイ、あなたと一緒がよかった。 でも、過ぎた事は仕方が無い。そもそも、ここに来なければ、あの時のあなたと再会する事もなかったかもしれない。それなら、私は後悔はしないし、泣かない…。 |
(83)2005/06/11 01:57:28 |
| 吟遊詩人 コーネリアス このコインの力は説明しましたね。
どうです? ソフィーさん。 あなたも一枚所有してみますか? 何かが見えるかもしれません。 |
(84)2005/06/11 01:59:59 |
見習いメイド ネリーは、泣かないと言った後で、ぽろぽろと涙をこぼして泣いた。
2005/06/11 02:00:25
| 新米記者 ソフィー ……。 〔ソフィーはコインをじっと見つめた。〕
……、あたしは怖いの。 だって、コーネリアスみたいに、強くないから……。 自分を滅ぼしてしまいそうで、怖い。 |
(85)2005/06/11 02:03:03 |
| 吟遊詩人 コーネリアス それもまた、一つの結末ではありますけれどね。 |
(86)2005/06/11 02:06:21 |
| 新米記者 ソフィー ……やっぱ、やめとくっ。えへへ。 何も見ない方が、幸せかもしれない、じゃない? 島に来てから……、人が呪いで死んでいくところがね夢で見えちゃうの。 コインを持ったら、島から出ることができたとしても、「何か」に悩まされるのかもしれないって思うと、やっぱりあたしは、怖いよ。
んふふ♪ でも、ありがと。 |
(87)2005/06/11 02:14:42 |
| 見習いメイド ネリー [ネリーは、診療所の裏手から、ボロボロになったボートを持ち出し川辺へ運んだ。リュックに防寒用に予備のシーツをいれ、水を入れたタンクも運び込む。]
………駄目ね。 あなたの体をここに置いて行くことが出来ない。 |
(88)2005/06/11 02:15:48 |
見習いメイド ネリーは、何度か躊躇った後、ハーヴェイの遺体をボートに運び込んだ。
2005/06/11 02:15:58
見習いメイド ネリーは、遺体とともに渓流をボートで下り、そのまま海に出た。
2005/06/11 02:16:09
| 見習いメイド ネリー どこかの客船に拾われるか、港町にたどり着くか。 その2つの低い可能性しか、私には残されていない。 でも、なにもせずにここで死ぬよりは良い。
……そういうことよ。 |
(89)2005/06/11 02:16:33 |
| 吟遊詩人 コーネリアス このコインを手にすれば、あらゆる生命は思いのままですよ? 手にとってみたいとは思いませんか? |
(90)2005/06/11 02:20:16 |
| 新米記者 ソフィー あたしは、あらゆる生命なんかに興味は、ないよっ。 あたしが手にすることで操れる命なんか、あってもなくても、どうでも、いいんだ。 ……さっき、言った通りだよ♪ |
(91)2005/06/11 02:22:36 |
| 流れ者 ギルバート 俺は帰りの船を待とう。 コーネリアスに呪いの矢が俺へと向くか。 それとも俺は生き延びるのか。
…面白いギャンブルじゃねぇか。 |
(92)2005/06/11 02:23:08 |
| 吟遊詩人 コーネリアス 変わった人ですね……。 他に二つとない財宝だというのに。 |
(93)2005/06/11 02:25:54 |
| 新米記者 ソフィー コーネリアスは、どうして? どうしてあたしに、持たせようとしてくれたの? |
(94)2005/06/11 02:27:17 |
| 吟遊詩人 コーネリアス この力を持った人間の心情を、少しでも理解してもらえるかと思っただけですよ。 |
(95)2005/06/11 02:28:40 |
| 新米記者 ソフィー コインを持つことで、コーネリアスの気持ちが完全にわかるようになるなら、持ちたいって思うけど♪ ……あはは。 そんなのは、無理、だしね。 |
(96)2005/06/11 02:32:24 |
| 見習いメイド ネリー [ボートが潮の流れにのり、よくやく島が小さくなりはじめた。]
呪いは場に依存するもの。 島を出れば、呪いは届かない。 あるいは例え、コーネリアスが力を持ってここを出ても、地中海を離れれば、その力は安定性を失い、ひとつ制御を間違えば即座に身を滅ぼすことになるでしょう。 って、きっとそんなことは力を手にした当人が分かっていることね。 |
(97)2005/06/11 02:36:04 |
見習いメイド ネリーは、吟遊詩人 コーネリアスの冷たい長身を思い浮かべ、首を傾けた。
2005/06/11 02:36:16
| 見習いメイド ネリー [続いて、ソフィの不器用な微笑みが目に浮かぶ。]
彼女は、彼の傍にずっといるつもりなのかしら。 彼らの間に、何かが芽生える事を期待して?
………って、私が何か、言うようなことではないけども。 |
(98)2005/06/11 02:36:28 |
| 吟遊詩人 コーネリアス 完全には理解できずとも、近づくことはできますよ。 それに──。 |
(99)2005/06/11 02:37:13 |
| 見習いメイド ネリー [ハーヴェイの髪を撫でながら頬笑んで、]
ギルバート…、シャーロット。 …呪いの島と呪われた人たち。
私が上手くどこに拾われ生き延びたとして、地中海にバカンスに来る事は二度と無いわね。 |
(100)2005/06/11 02:37:21 |
| 見習いメイド ネリー さようなら。 |
(101)2005/06/11 02:37:31 |
見習いメイド ネリーは、島が完全に見えなくなるのを確認すると、西の空に背を向けた。
2005/06/11 02:38:05
| 新米記者 ソフィー ……? それに……? |
(102)2005/06/11 02:40:54 |
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