人狼審問

- The Neighbour Wolves -

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(321)閉ざされた村 : 1日目 (3)
逃亡者 カミーラ
ギルバート。
あたしは……知らないんだ。赤い雀の、正体を。赤い雀が、一体何なのかを。

相当ヤバい連中だ。そしてあたしを追っている。あたしを追い詰めようとしてる。長い時間をかけて、ゆっくりと、あたしをなぶり殺そうとしてる。

あたしに分かってるのはそれだけさ。
(398)2005/03/29 01:40:50
村長の娘 シャーロット
【村長の娘 シャーロットは、集っている人達のために紅茶を煎れた。】
(399)2005/03/29 01:41:08
逃亡者 カミーラ
あれは、ママが死んだ後……もう何年前になるだろうか。
あたしの元に一通の手紙が届いた。
中の紙切れにはたった一行、

「赤い雀を探し出せ」

それだけさ。
(400)2005/03/29 01:41:40
村長 アーノルド
なんという事だ!
キャロル、君は人狼について本当に無知だったのか!

……もういい。なんでもないんだ。気にしないでくれ。今までのことは済まなかった。今後も君の面倒は出来る限りみさせてもらうよ。……愛してるとは、もう言えないがね。

私は妻を捜しに行く。君は集会場にもどれ。

【アーノルドは、キャロルをから逃げるように、集会場を後にした】
(401)2005/03/29 01:43:58
牧童 トビー
ユージーンさん。僕は本当に記憶がないんです。でも、多分・・・覚えていないのではなく、思い出したくないんじゃないか、って自分で思います。だって、思い出そうとすると、とても怖い、悲しい気持ちになるからです。人狼という言葉を聞いたときも、同じような気持ちになったんです。多分、僕の記憶と人狼とは、何か関係があると思います。
(402)2005/03/29 01:44:40
墓守 ユージーン
霧が出てきた……。
腐った泥の匂いがする……。
地獄の猟犬の吐息のような……。
(403)2005/03/29 01:45:28
学生 ラッセルは、逃亡者 カミーラの横顔をちらりと伺ったまま、黙っている。
2005/03/29 01:45:30
逃亡者 カミーラ
意味が分からなかった。分からないだろう? 赤い雀なんて……見たことないものね? ふふふっ。
ただのいたずらか……そう、ハロウィンのパーティの招待状。あたしはそう思った。

でもその手紙は、それから毎日届いたんだ。

「赤い雀を探し出せ」

「赤い雀を探し出せ」

「赤い雀を探し出せ」

何年も、何年も。一日も休むことなく。
(404)2005/03/29 01:46:25
墓守 ユージーンは、トビーの言葉を聞いていないフリをした。
2005/03/29 01:46:30
牧童 トビーは、墓守 ユージーンの反応に少し涙目になった。
2005/03/29 01:48:05
踊り子 キャロル
屋敷はあたしの物よ!!
それは忘れないでよね!!
(405)2005/03/29 01:49:12
踊り子 キャロルは、村長 アーノルドの背中に向かって怒鳴りつけた。
2005/03/29 01:49:20
お嬢様 ヘンリエッタは、牧童 トビーの手を握ったまま、ラッセルに続いてカーミラの顔を見上げた。
2005/03/29 01:49:53
墓守 ユージーン
……なぁ?
こんな霧の夜のあとに、一体どんな朝日が昇る?

大地を焼き尽くす太陽か?
海を砂漠に変える太陽か?
昼を暗黒に染める太陽か?

……あぁ。太陽は昇らない。ヤツは死んだ。赤い月に滅ぼされたのさ。
(406)2005/03/29 01:50:23
墓守 ユージーン
だが、僕にはシャーロットがいる。
漆黒の暗霧の中でも、あなたさえいれば僕は迷わない。……そうだ。そうだとも。
(407)2005/03/29 01:52:23
踊り子 キャロル
【キャロルは涙を流しながら、屋敷に向かってふらふらと歩き始めた。

「ママ……」

 そうつぶやくと、声も殺さずに泣き始めた――】
(408)2005/03/29 01:52:25
村長の娘 シャーロット
【村長の娘 シャーロットは、集会場の窓を開け、何かを月にかざした。】
(409)2005/03/29 01:52:53
墓守 ユージーン
この右目は、シャーロット。あなただけを見ている。
他は見えない。何も。何も。何も……。
(410)2005/03/29 01:53:12
逃亡者 カミーラ
それは、あたしが村を出て、この道……どの道かは勝手に想像してくれ……に入ってもまだ続いたんだ。
信じられるか? どこの根気強い馬鹿が、そんなことをする?
警察に言っても取り合ってもらえない。当たり前だね。只の手紙だ。

そして、そうこうするうちに、外出先で尾行者に気づくようになった。常に、あたしを監視する目が存在する事に。

……喉が枯れそうだ。コーヒーでも飲ませてくれ。
(411)2005/03/29 01:53:22
墓守 ユージーン
シャーロット……。
あれは何だろう。
何をかざしている?

月明かりに……。あれは……。
(412)2005/03/29 01:54:45
流れ者 ギルバート
・・・・・・そうか。 大変だったな。

ここなら大丈夫だ。俺がいる。ほら。

【ギルはカミーラにコーヒーを差し出した】

たまにはこういうのも、いいだろ?
(413)2005/03/29 01:55:12
逃亡者 カミーラは、流れ者 ギルバートを一瞬見つめた後、コーヒーを煎れに一旦部屋を出た。
2005/03/29 01:56:03
逃亡者 カミーラは、流れ者 ギルバートの差し出したコーヒーに気づいて戻ってきた。
2005/03/29 01:56:34
流れ者 ギルバート
へっ、慌て者だな。ここにあるのにさ。

嫌いじゃないけどな。そういうの。
(414)2005/03/29 01:58:05
墓守 ユージーン
夜が……。あぁ。夜が昼を食い殺す。
果て無き月夜が、世界を統べるんだ……。
葬られた死者が……。
(415)2005/03/29 01:59:21
墓守 ユージーンは、ぶつぶつとつぶやき続けた。
2005/03/29 01:59:31
語り部 デボラ
村長よ、あわてるでない。

……時が来れば、目覚めるはずじゃ…。
(416)2005/03/29 02:00:04
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