人狼審問

- The Neighbour Wolves -

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(1813)上海娼館 死者看了的紅夢 : 2日目 (1)
次の日の朝、自警団長 アーヴァインが無惨な姿で発見された。
 ……そして、その日、村には新たなルールが付け加えられた。
 見分けの付かない人狼を排するため、1日1人ずつ疑わしい者を処刑する。誰を処刑するかは全員の投票によって決める……
 無辜の者も犠牲になるが、やむを得ない……

 そして、人間と人狼の暗く静かな戦いが始まった。
学生 メイは、鍛冶屋 ゴードンを占った……。
鍛冶屋 ゴードンは人間のようだ。
現在の生存者は、村長の娘 シャーロット、鍛冶屋 ゴードン、見習い看護婦 ニーナ、踊り子 キャロル、未亡人 オードリー、学生 ラッセル、学生 メイ、お尋ね者 クインジー、美術商 ヒューバート、墓守 ユージーン、ごくつぶし ミッキー、の11名。
墓守 ユージーン
黄さん、この人は本気だ。

[己の前を通り過ぎる時、がたいのいい男を振り返ってご主人様はいい、中庭へと降り立っていった。]

『どうしたら、このような傷と匂いになるのか。
 普通の傷の匂ゐではない…。』

中庭です。……お坊様?
(0)2006/09/03 23:06:47
踊り子 キャロル
─一階・中庭─

[阿瑪韵は、「すまん…」と小さく呟き、悠迅に支えられ階下へと降りて行く。追いかけて来る黄 力を、鉄錫を床に突き立て威嚇する様に追い払いながら。
辿り着いた中庭には、数人が既に集合している様だった。
やがて倒れている肖琅や、水盆の傍にる媚児の辺りまで阿瑪韵は辿り着き、一度怪我の苦痛に耐えかねた様に、膝を付いた。]

「…すまん。」

[阿瑪韵は肩を貸して貰っていた悠迅に朴訥とした礼を述べ、例の水盆に近付いた。──水鏡を覗き込み、カッと目を見開く。]
(1)2006/09/03 23:08:59
墓守 ユージーン
謝らずとも………いいです。
(2)2006/09/03 23:11:54
墓守 ユージーンは、阿瑪韵の傍で、水盆に手を添え邪魔にならぬよう覗き込んでみた。
2006/09/03 23:13:07
お尋ね者 クインジー
おい、こら、聞いてんのか。
ふざけるなよ…おい、悠迅とやら、てめぇ、こっちも怪我人だってんだよ!

[息を切らし、すぐ後を着いて行くのが精一杯で、自分でも何を言っているのかよくわかっていない。
…中庭の大きな水盆の前で不意に阿瑪韵が停止し、その背中に追突しそうになる]

な…
(3)2006/09/03 23:13:49
踊り子 キャロル
[阿瑪韵が中庭がそこである事が理解出来たのは、井戸に連なる霊力の力と、水盆の存在。──そして、悠迅の告げた「中庭です」と言う言葉だった。

阿瑪韵の傷は深かった。
それだけではなく、もう直ぐ自らの命が屍鬼によって尽きようとしている事も自覚していた。

…水盆を覗き込み、何事かをブツブツと阿瑪韵は呟く。
それは何か真言の様であったが、常人には耳慣れぬ理解の出来ない言葉であった。]
(4)2006/09/03 23:14:04
踊り子 キャロルは、阿瑪韵がちょうど黄力の正面に当たる位置に、唐突に振り返る。
2006/09/03 23:15:08
墓守 ユージーン

………小雪。
揺れに揺れ。そして顔が変わる…────。
 
2006/09/03 23:15:19
学生 メイ
──。

[悠迅に添われて現れた僧を凝と見る]
[確かに、先ほど水盆に映った姿]

[言葉も無く、ただ見詰めている]
(5)2006/09/03 23:15:56
未亡人 オードリー
[また声が聞こえる。錫杖の音が聞こえる]

これは……さきほどの……。

[中庭の水盆の前に人の姿が見える]

あの方々は……私が見えるのかしら……?

[サロンの扉から中庭へゆっくりと歩く]
(6)2006/09/03 23:16:25
見習い看護婦 ニーナは、踊り子 キャロルの傍にて一人じっと考え込んで居た。
2006/09/03 23:17:23
お尋ね者 クインジーは、阿瑪韵の行動に目を見開いて驚いた。
2006/09/03 23:18:34
墓守 ユージーンは、躊躇いがちに声をかける。「…お坊様。」
2006/09/03 23:20:47
見習い看護婦 ニーナ
サテ、厄介ナコトダナ。影見ナルモノガ誰カ皆ニ知レテシマッテハ困ルガ… 既ニ娘二人ガ己ヲ影見ト申シテオルナ。

狂人ガ出テ居ナラアリガタイコトダガ。
(*0)2006/09/03 23:21:00
踊り子 キャロル
[阿瑪韵の視線は目の前の黄力ではなく、この世ならざる場所、屍鬼の居るであろう血塗れた異界を見つめている。

真言であるのか、特別な呪術であるのか、阿瑪韵が何かを唱える声が次第に大きくなる。それと同時に僧の傷口から血液が滴り始めた。紅く温かな液体が阿瑪韵の衣や足を濡らし、徐々にその出血量は多く速度は速くなって行く。

気が付けば、中庭には大きな血溜まりで池の様な者が出来ていた。このままでは僧は出血多量で死んでしまうと思われる。けれども、僧は言霊の力を止めようとはせずに──。

呪文の力は、血液に向かっている様だ。
僧の身体から流れ出した血溜まりが生物の様に、中庭とメインホールを区切る一つの大きな壁面に向かって蠢き始めた。]
(7)2006/09/03 23:24:01
墓守 ユージーン

───…朱苑。

『何故、何故。狭間に落ちる前に見た時には、何も。』

─────!   血が……。
(8)2006/09/03 23:26:11
お尋ね者 クインジー
[鬼気迫る阿瑪韵の表情に、少々引き気味になりながらも]

…な、なんだ、
これから屍鬼退治でもおっぱじめるつもりか?

お、おい…おい、坊さん…!

[尋常ではない出血と、普通ではない目の前の僧の様子に、彼は大いに狼狽えていた。]
(9)2006/09/03 23:26:20
未亡人 オードリー
-1F 中庭-

あれは……。

[見慣れぬ僧の姿が見える。ぶつぶつと何かをつぶやいている。
キャロルが支えるように立っている。先ほど手当をした男も]

ウォンさん……でしたか?
まだ怪我が治りきっていないのに何をされているの?

[声をかけて、声が聞こえるかどうかもわからないことに気がついた]
(10)2006/09/03 23:27:26
墓守 ユージーンは、ぴちゃりと足が鳴る───。異様な様に動けず。
2006/09/03 23:27:28
墓守 ユージーンはメモを貼った。
2006/09/03 23:29:23
学生 ラッセル
『媚児と肖琅が持っているという力が同じものだというなら、片方は偽っているということになるのか!?』

[僕の見てきた二人の姿、そのいずれかが偽りのものだったのではと心の中で起こる疑念に心静かではいられない。

中庭には、いつの間にか多くの人が集まっていた。
僧が水盆の前で呪を口にしている]

悠迅さん…?

[僕は、僧の隣にあった悠迅の視線に気づく]
(11)2006/09/03 23:32:23
踊り子 キャロル
[阿瑪韵の血液が、壁面に辿り着く。
血液は、ずずずずずずと不定形生物が這いずる様な不快な音を立てて、噎せかえるような匂いをあたりに振りまきながら、血液は壁を這い登る。そして壁一面を真紅に染めてから、重力に負ける様にずるずるとまた流れ落ちた。

──流れ落ちた後には、赤色の文字が残った。


阿瑪韵
朱 苑 
媚児
悠迅 
王 裴妹 
蔡 肖琅 
御堂 小百合
范 主干 
黄力 
平松 剛
胡 宝童

血文字が並び示して居るのは、狭間に落ちた12名の名。]
(12)2006/09/03 23:32:24
見習い看護婦 ニーナは、/中/ 王裴妹さん、今どこにいらっしゃるのかしら…
2006/09/03 23:32:37
学生 ラッセル
影見…

最も恐れるべき存在。
厄介なことになったものだ。
(*1)2006/09/03 23:33:37
未亡人 オードリーは、/中/私も追加お願いいたします
2006/09/03 23:35:00
学生 メイはメモを貼った。
2006/09/03 23:35:56
お尋ね者 クインジー
[血液の軌跡を眺めつつ、理解し難い世界に呆然としていた]

…は、
なん、だ…ありゃあ…

[困惑とも苦笑いともつかない複雑な表情を見せ、片腕を傷付いた脇腹にあててぼうっと突っ立ったままだった。]
(13)2006/09/03 23:36:10
墓守 ユージーンはメモを貼った。
2006/09/03 23:38:06
踊り子 キャロルはメモを貼った。
2006/09/03 23:38:58
墓守 ユージーンはメモを貼った。
2006/09/03 23:39:44
お尋ね者 クインジーはメモを貼った。
2006/09/03 23:40:10
見習い看護婦 ニーナはメモを貼った。
2006/09/03 23:40:14
鍛冶屋 ゴードン
[普段豪胆な人物に限って、このようなとき呆然とするものだ.
それは虚張声勢の平松にとっても例外ではなかった。
一部始終を、言葉を一言も発することかなわずに立ち尽くすだけだった。]
(14)2006/09/03 23:41:37
踊り子 キャロルはメモを貼った。
2006/09/03 23:41:48
墓守 ユージーンはメモを貼った。
2006/09/03 23:41:57
学生 メイはメモを貼った。
2006/09/03 23:42:04
学生 ラッセルは、肖琅の体を支えたまま、事態を*見守っている*(少々離席
2006/09/03 23:43:04
お尋ね者 クインジー
[か細い女の声が自分の名を呼んでいることに気が付く。
ふと視線を中庭にめぐらせてみると、薄暗く不可思議な明かりの向こうに、ぼうっとなんとなく見覚えのある赤毛の女の姿が見えた]

あんたは…

[奇異な境遇に落ち込んだ者の中に、偶然に多少なりとも関わったことのある者がいたことに驚いた。]
(15)2006/09/03 23:43:57
墓守 ユージーンはメモを貼った。
2006/09/03 23:47:39
踊り子 キャロル
[阿瑪韵はカと目を見開いたまま絶命し、倒れた。

阿瑪韵の手を離れた鉄錫が、回転して空を舞う。
鉄錫は血文字が描かれた壁面の、ちょうど阿瑪韵の名の傍に突き刺さり、ガリと耳障りな音を立てて阿瑪韵の名を縦棒線で打ち消した。鉄錫はそれきり壁面に刺さって動かず。

変わりに血の染みが、打ち消された阿瑪韵の名の横にじわりと浮かび上がり、また消える。血痕が消えた後は名が書かれた文字より小さく、まるで補足を行う様に“屍鬼殺害”と言う不吉な*血文字が残った*。]
(16)2006/09/03 23:48:17
墓守 ユージーン
/中/

名前考えてなかったですよ…。。。
2006/09/03 23:48:30
お尋ね者 クインジーは、鉄錫の突き刺さる音に再びそちらに振り返った。
2006/09/03 23:50:07
墓守 ユージーン
『確りと、朱苑の顔がこの水盆の表に見えた。
 どこも可笑しい処はない。』

────!
お坊様………
(17)2006/09/03 23:51:50
学生 メイ
[見上げる]

なに、これ……。

[壁に浮かび上がったは、紛れも無く自分たちの名前]
[知らぬ名前がちらほらと認められた、その中に]

──御堂、……二姐?

[数年前に知り合った、友人の名]
[真逆、という思いでその名を見詰めていると、錫杖が中を舞い最初の名を消した]
(18)2006/09/03 23:52:13
踊り子 キャロルはメモを貼った。
2006/09/03 23:52:59
踊り子 キャロルはメモを貼った。
2006/09/03 23:53:10
墓守 ユージーンは、阿瑪韵の上半身を抱き起こし、鉄錫が刺さった壁の文字を追った。
2006/09/03 23:53:55
墓守 ユージーンはメモを貼った。
2006/09/03 23:56:12
学生 メイはメモを貼った。
2006/09/03 23:57:55
学生 メイ
[ちら、と水盆を見遣る]
[何かが映った気がした]

──、、、
(19)2006/09/03 23:58:28
学生 メイは、恐る恐る、水盆を覗き込み──。
2006/09/03 23:58:41
村長の娘 シャーロット
ぁ……。

[目蓋が痙攣する。
朱苑の腕の中で微かにもがいた。
金属を打ち合わせる音に、眼を開いた。

朱苑に身体を預けたまま、血の海と化した中庭を模糊と見渡す。
傾いた視界に、朱色の文字で埋められたその壁が映った。]
(20)2006/09/03 23:59:02
墓守 ユージーンはメモを貼った。
2006/09/04 00:00:35
踊り子 キャロルはメモを貼った。
2006/09/04 00:01:45
学生 メイ
[覗き込んだ水盆の中には、平松の姿]

(水鏡に映る屍鬼には、首が──)

[それは、遠い昔に御伽噺で聞いた]

──。

[水鏡に映る平松の姿には首が、──有った]
(21)2006/09/04 00:02:13
学生 メイはメモを貼った。
2006/09/04 00:02:24
お尋ね者 クインジー
[名前の末尾に見知った名を見つけ、更に驚きに目を見張る]

胡 宝童…胡…胡師父か…!?
師父もここに?
まさか…そうか、師父の気に入りの娼館だったか…

[中庭にいる者の顔を確かめようと、またぐるりと*見渡した。*]
(22)2006/09/04 00:03:18
学生 メイ

──この人は、違う。
2006/09/04 00:03:52
学生 メイは、へなへなと、水盆に手をかけたまま座り込んだ。
2006/09/04 00:04:03
学生 ラッセル
[壁面に血文字が描かれていく奇怪な現象に、僕は目を瞠る。それは、まさに奇々怪々としか言いようがなかった。

此処はまさしく、異界なのだ。]

お坊!

[血文字を描き終えると、僧の体は力を失い、寸動もしない。彼は、そこに力尽きていた。]
(23)2006/09/04 00:06:21
踊り子 キャロル
[オードリーが中庭での騒ぎに引き付けられる様に出て行く。キャロルは横で考え込んでいる小百合に、何かを頷く様にして、]

騒がしいわ…。
同じ様に、狭に落ち込んでしまった者達が集まっていたりするのかもしれない。中庭には水盆があるのですもの。

『既に誰かが殺された等の恐ろしい事がありません様に。』

[キャロルは中庭へ向かう。]
(24)2006/09/04 00:06:44
墓守 ユージーン
阿瑪韵 屍鬼殺害…朱苑、媚児、王 裴妹、蔡 肖琅、御堂 小百合、范 主干、黄力、平松 剛、胡 宝童…

これが全員の名前か。

『名前と姿が一致しない者がいるな。』


媚児さん…?
(25)2006/09/04 00:07:00
見習い看護婦 ニーナ
/中/ 動けませんわね。裴妹さんが動くまでは。彼女、中庭には居ないと思うのですけれど…
2006/09/04 00:07:54
鍛冶屋 ゴードン
[周囲を見回して、独り言にしては皆に聞かれる可能性を
孕んだ発言を漏らしてしまう。軽率だ。]

チャンコロめ…。
(26)2006/09/04 00:08:57
見習い看護婦 ニーナ
[小百合は小さく頷くと、王裴妹と共に中庭に向かった。]

血の… 臭いが…

[彼女の呟きは虚空に吸い込まれ、誰の耳にも屆くことはなかった。]
(27)2006/09/04 00:10:46
墓守 ユージーン
『私はこの異様な光景を……次第に受け入れて来てゐる。屍鬼が、この…おそらく阿瑪韵と呼ばれる僧を殺した。おぞましい出来事を、この赤い月は保障してしまっている。』
(28)2006/09/04 00:11:27
未亡人 オードリー
[赤黒い血が壁を伝う
一部のみを残し、下に流れ切ったとき、
壁に文字が浮かび上がっていた]

これは……名前……?

[見知った名前と共に自分の名前を見つける]

この中に……屍鬼というものが居ると……

[壁を呆然と見つめたあと、ふっと気付いて周りをみまわす]

この中に……本当に……?
(29)2006/09/04 00:11:41
墓守 ユージーンは、鍛冶屋 ゴードンの呟きに眼を向け
2006/09/04 00:12:07
学生 メイ
[名を呼ぶ声にのろのろとそちらを見た]

……?
(30)2006/09/04 00:12:17
学生 ラッセル
[水盆を眺める悠迅の姿が僕には奇異に見えた。媚児、肖琅の二人がなにかの力を持っていると言っていた。
悠迅は水盆に何をしようというのだろう。]

悠迅さん、どうかしましたか?

[その時、媚児の姿が崩れ落ちる。]

媚児! 誰か、彼女をお願いします。
(31)2006/09/04 00:12:41
学生 ラッセル
[肖琅が腕の中で微かに動く。気がついたのだろうか]

肖琅さん、大丈夫ですか?
(32)2006/09/04 00:16:07
墓守 ユージーン
媚児さん、気を確かに持って。
(33)2006/09/04 00:17:04
墓守 ユージーンは、媚児が影見の力があると謂っていた事を知らない。
2006/09/04 00:17:40
村長の娘 シャーロット
……私、未だ……生きているの?

[壁に書かれた名前に、そう呟いた。]
(34)2006/09/04 00:19:10
踊り子 キャロルはメモを貼った。
2006/09/04 00:20:20
ごくつぶし ミッキー
[ハンは中庭へと移動するキャロルの後ろにつき従う。]

姐さんにも影見や霊視の力は無いんですかい。
一体、誰なんでしょうね、そう言った力を持つ人は。
出来れば出てきて、指針を示して欲しいものです。
(35)2006/09/04 00:21:17
学生 メイ
[悠迅の言葉に頭を軽く振り]

あ、ああ──不好意思。ちょっと気が抜けて……。

[曖昧な表情のまま返し]

──おっちゃん屍鬼じゃ無いんだ。

[小さく呟いた]
(36)2006/09/04 00:21:46
学生 メイはメモを貼った。
2006/09/04 00:23:56
ごくつぶし ミッキーはメモを貼った。
2006/09/04 00:23:56
村長の娘 シャーロットはメモを貼った。
2006/09/04 00:24:38
学生 ラッセル
[僕は、肖琅の言葉に微笑む]

もしかしたら、ここが冥府で皆死んでるのかもしれませんね。

でも――

[壁面の血文字に視線を送る]

ここにはここの理があるようです。
貴女は生きていますよ。

ただ―あのお坊さんは――。

[その「理」によるなら、彼の死亡は確定しているのだろう]
(37)2006/09/04 00:25:25
踊り子 キャロル
[小百合と范 主干と共に移動して、中庭の中心に目を向ける。
サロンからも人が集合して何かが起きている様子は分かるのだが、詳細までは聞こえ見える訳では無く。
范 主干に相づちを打つ。]

お坊様は必ず1人ずつ居るのだとおっしゃられた…。
だから、きっと何処かに居るのだわ。

[三人が移動を終えた時、ちょうど壁面に移動した僧の血液が血文字を描きはじめ……そして、それが終ると力つきた様に阿瑪韵が倒れ絶命した。]
(38)2006/09/04 00:27:33
墓守 ユージーンはメモを貼った。
2006/09/04 00:28:47
村長の娘 シャーロット
[自分が朱苑に抱えられている事に、漸く気付いた。
ぱっと頬が紅潮する。]

……だ、大丈夫。
私、立てるわ……。
(39)2006/09/04 00:29:08
鍛冶屋 ゴードン
[媚児の呟きが耳に入る。支那人を疑っていたのに、
逆に支那人から疑われていた。その事実が許せなかった。
それが自分の潔白を証明するものであっても。]

このチャンコロめ!俺を愚弄するのか!
俺がそんなわけのわからんもんだと思っていたのか!

[激昂する。]
(40)2006/09/04 00:29:10
鍛冶屋 ゴードンはメモを貼った。
2006/09/04 00:29:35
墓守 ユージーン
屍鬼じゃない。………それが分かるのは影見だけ。

『では、私が見た時に朱苑が映っていたのは一体。』
(41)2006/09/04 00:31:34
見習い看護婦 ニーナ
[阿瑪韵が血の池に昏倒するのを見た小百合は、両の手を口元に当て、目を見開いた。]

あの方が… 裴妹さんの仰っていたお坊様ですの?
(42)2006/09/04 00:33:03
学生 メイ
[激昂する平松の声にびくりと肩を竦めた]

ご、ごめんなさ──、

[己の視た結果はどうあれ、疑ったのは事実]
[守るように体を丸め、ただ詫びる]
(43)2006/09/04 00:33:15
学生 ラッセルはメモを貼った。
2006/09/04 00:33:20
美術商 ヒューバート
―回想―
[中庭へと歩いていく平松大尉の背を見つつ、心中で呟く。まるで不吉な呪言のように繰り返して]

『帝国軍人め……お前達が……お前達が……』

[彼の姿は扉の向こうに消え、再び脳裏に響くは錫杖の音。強制的に意識を引き戻され――]

偽の、影見だと?

[思わず呟いた]
(44)2006/09/04 00:33:54
墓守 ユージーン
平松さん、そんな言葉を使ってはなりません。
………

『ぞっとする。
 媚児は、一体何を謂っている。
 阿瑪韵は一人だけだと謂ってゐた。』
(45)2006/09/04 00:34:22
墓守 ユージーンは、背中を冷たいものが流れ落ちた。
2006/09/04 00:34:49
学生 メイは、平松に怯え、悠迅の様子に気づかない。
2006/09/04 00:36:03
学生 ラッセル
ご、ゴメン…っ

[僕は、肖琅が立ち上がるに任せた]
(46)2006/09/04 00:36:39
墓守 ユージーン
媚児さん…
………

私も、朱苑さんの姿を水盆の上に見た。
どこも変わらず、普段の顔をして笑っていた。
(47)2006/09/04 00:37:31
墓守 ユージーンは、躊躇い、呻くように口にする。
2006/09/04 00:37:59
踊り子 キャロル
[小百合の言葉に頷いて、キャロルはふらふらと中庭の僧の方へ。]

…お坊様。

[目を見開いたまま既に絶命している僧の身体をそっと抱き起こす。想像していたよりも、身体が軽かったのは体内の血液のほとんどが失われてしまった所為だろうか。]
(48)2006/09/04 00:39:39
墓守 ユージーン
媚児さん、貴方は狂うてゐるのか。
それとも…



          屍鬼
 
 
 
(49)2006/09/04 00:40:17
見習い看護婦 ニーナ
[小百合は、静々と倒れ伏す阿瑪韵に歩み寄った。僧侶の血を全て絞り尽したかのような大量の血。地を掴むが鈎爪が如く開かれた手。小百合は目を伏せ、名すら思い出せぬ僧侶の冥福を祈った。]

[程なく、彼女は壁に書かれた血文字に目を移した。王裴妹の名、そして自分の名が白い壁に血で描かれている。この僧侶が書いたものか、それとも… 彼女は、周囲の人々の顔を見渡した。]
(50)2006/09/04 00:41:32
美術商 ヒューバート
[オードリーに続き、中庭へと向かう。今まさに血文字が壁面に描かれつつあった、怪奇なる呪法の現場に。立ち尽くす人々にではなく、水盆を覗き込む異相の僧侶に目を止めた]

『奴が、阿瑪韵か――』
(51)2006/09/04 00:42:28
学生 メイ
──其れが、

[何か、と言い差して"声"を思い出す]

『──影見一人』
……あの"声"が本当なら、影見は、一人だけ。

[瞳の奥に恐怖を滲ませて悠迅を見た]
(52)2006/09/04 00:42:38
鍛冶屋 ゴードン
[悠迅の指摘に、興奮を募らせる。]

悠迅君。俺はね、屍鬼が人を喰うって聞いたときから
チャンコロの中にそれがいると考えてたんだよ。
人喰いだとか便衣兵戦術だとか、支那人のやることじゃないか!

[懇願するような目付きで悠迅を見つめる。]

あのくたばった坊さんの話を考えると、
君か媚児のどちらかが嘘八百並べているか、
坊さんが2人いるものを1人と間違ったかのどちらかではないか。
君を疑いたくないんだ。だが、媚児から屍鬼でないと
保証されたところで、現状では確証に至らないんだよ。
どうしたもんかな。

[神経質に軍刀をガチャガチャ鳴らしながら、
わざとらしく悩むような素振りを見せる。]
(53)2006/09/04 00:43:57
見習い看護婦 ニーナ
カ、ハ、ハ、ハ… ヨウヤク死ンダカ。目障リナ坊主メ。
(*2)2006/09/04 00:44:25
学生 メイ
[屍鬼──その言葉に弾かれたように立ち上がり]

ち、違う!私は生きてる!!
死んでなんかない!屍鬼なんかじゃない!!

あんたが──、あんたこそ屍鬼じゃないのっ!?

[涙を滲ませて叫んだ]
(54)2006/09/04 00:45:27
村長の娘 シャーロット
[よろめき乍らも一人で立ち上がる。
僧の死に引きつけられるように、人々が中庭に集まってきた。

その死体を、何の感慨も無さそうに一瞥して、すぐ媚児と悠迅の遣り取りに視線を移した。]
(55)2006/09/04 00:46:12
学生 メイ
──落ち着け。

[どこか醒めた"私"が言ってる]

でも、でも!
2006/09/04 00:47:00
学生 ラッセル
「屍鬼じゃ無い」

[媚児の言葉と、支那人を侮蔑する平松の様子に、僕は複雑な想いを感じずには居られなかった。]

『本当だろうか…』

[いや、僕はどこかで平松大尉に歪な眼差しを向けそうになっているのかもしれない。だが、その真偽は気持ちの上でもなかなか落着しなかった]
(56)2006/09/04 00:47:02
ごくつぶし ミッキー
この血文字は館にいる者…と言う事でしょうか。

そしてメイとお客さんが影見を名乗っている……と言う事か。どちらかはここに仇なす者と言う事ですね。

[ハンはわずかに目を細める。]
(57)2006/09/04 00:48:25
墓守 ユージーン
ひ、平松さん!

『一体どうされたのだ。私には、平松さんが誰かを殺そうとしているように見えて仕方ない。』

………

『私は日本兵が中国の人々を大した事でもないのに呼びとめ、毛を焼き、拷問に処する場面を幾らも見てきた。』

…平松さんまで、そのように偏見な眼で彼らを見るとは思っていなかった。このような異界の場で一体何を謂われているのですか!
(58)2006/09/04 00:48:32
学生 ラッセル
へえっ!?

[僕は悠迅の言葉に、間の抜けた声を漏らす]

悠迅さん、水に人影が映るのは当然…
…あ、いや、そういうことではないのか――

[漸く、悠迅の言っている言葉の意味を呑み込む]

悠迅さん、影見の力を―?
(59)2006/09/04 00:48:54
美術商 ヒューバート
[悠迅の言葉が耳に入る。彼に厳しい視線を投げて一歩近付いた]

屍鬼? 媚児が、という意味で君は言ったのか?
(60)2006/09/04 00:51:00
ごくつぶし ミッキー
何にせよ、もし他に影を見られる方がいる場合は、今すぐ出てきて欲しいものです。

あとは霊視できる方にも出てきていただくとありがたい。
屍鬼を探し易くなりますからね。
(61)2006/09/04 00:51:21
美術商 ヒューバートは、媚児の名を短く鋭い声で呼んだ。
2006/09/04 00:51:34
学生 メイは、胡の声にびくりと肩を震わせ、振り返った。
2006/09/04 00:52:42
見習い看護婦 ニーナ
十二人… 此処には十二人居るのですね。

[小百合は血文字の人名を上から順に眺めた。阿瑪韵、朱苑、媚児… 矢張り、既に知る名は王裴妹と自分の二つだけだ。]

この中に、屍鬼が二人… 二人も…

[周囲に集う者達の中におぞましい怪物が紛れ込んでいる。小百合の背中に冷たいものが流れ落ちた。年頃の娘にしては動じぬ彼女にも、じわりじわりと恐怖が押し寄せて来る。しかし、それは未だ死の恐怖ではなく、未知のものに対する恐怖であった。]
(62)2006/09/04 00:53:21
学生 メイ
胡、大人……。
(63)2006/09/04 00:53:35
学生 ラッセル
媚児! お、落ち着いてくれ。
いや、落ち着いてる場合じゃないのか。

影見が三人? 二人?

肖琅さん、あなたは――二人をどう思う?
(64)2006/09/04 00:53:55
墓守 ユージーン
私は屍鬼ではない。
偽りと謂われるなら、この身を刺せば好い。


よくは、分かりません。
私自身、こんな力があるなど思ってもゐなかった。
水盆を上から覗き込むと、自分の姿が見えるでしょう。ですが、私の姿は見えず、朱苑さんの笑っておられる顔が見えました。

恐らく、影見の力だと。
(65)2006/09/04 00:54:07
美術商 ヒューバート
[怯えたような彼女の視線を追う。その先は日本人らしき青年と平松、そして――水盤]

媚児! 何を取り乱しているのかね。落ち着きなさい、何か“見た”のか?

『まさか……媚児に影見の異能が?』
(66)2006/09/04 00:54:41
墓守 ユージーンは、美術商 ヒューバートに首を振り、朱苑の顔が見えたと謂った。
2006/09/04 00:55:09
見習い看護婦 ニーナ
アノ陰気ナ男ガ影見トナ。

コノ娘ニモ水盆トヤラヲ覗カセテミルカ。ナニガ見エルカハ知ラヌガ。
(*3)2006/09/04 00:56:57
村長の娘 シャーロット
[朱苑の言葉を計りかねたように、眉をひそめた。]

……どう?
可哀想だと思うわ……。本当なら。
本当でないとしても、そんな事で虚言を言わなければならないなんて……。
(67)2006/09/04 00:57:08
学生 メイ
ひぐ、ぇ……。

[異界に落とされ、屍鬼と疑われた衝撃で涙が止まらない]

水盆に、……平松のおっちゃんが、視えて──。
(68)2006/09/04 00:58:31
墓守 ユージーン
『ほんに、知らなかった。
 ああもしや、』 あの時合った出来事は、影見の力だったのだろうか────…。


私が分かるのは、朱苑さんが屍鬼でなく人間である事。
媚児さんが…影見であると、偽りを謂っている事です。
(69)2006/09/04 00:58:57
墓守 ユージーンは、媚児が泣く姿にどうしたらいいか分からない。
2006/09/04 00:59:32
墓守 ユージーン
『ただの泣いている少女にしか………見えない。
 本当に狂ふてゐるのか、はては屍鬼であるのか。』
(70)2006/09/04 01:01:02
美術商 ヒューバートは、媚児の肩を抱き、落ち着かせるように背を軽く叩いた。
2006/09/04 01:01:36
学生 メイ
嘘なんて言ってない!!

[現実離れしていようが真実其れは視えている]
(71)2006/09/04 01:02:50
未亡人 オードリー
平松様、いい加減になさいませ。見苦しいですわよ。

[人を馬鹿にする怒鳴り声に反応し、冷静さを取り戻す]

あなたは戦う力を持っておられる。この中では強い方に入られるはず。
それなのに一番動揺を見せておられるとは。

[悠迅と媚児を見る]

お坊様は1人と言われておりましたが、このお二方が影身の力があると言われておりますね。
朱苑と平松様がどちらも屍鬼ではない……と言うことですか。それともどちらかが?
冷静さを失って動けば屍鬼の思うつぼのはずです。
落ち着いて動いて下さいませ。
(72)2006/09/04 01:04:02
未亡人 オードリーは、平松に「ご無礼をお許し下さいませ」とお辞儀をした
2006/09/04 01:04:20
踊り子 キャロル
[本来の血液ならば、生命等持ち得るはずが無い。血文字の示す名は、一部を除いてキャロルの良く見知った者ばかり。血の沁みが屍鬼によって、僧が殺された事を示す様にさらなる文字を描く。

嗚呼、屍鬼は人を殺すのだ。何故なら屍鬼は既にあの世に足を踏み入れ、人ならざる者に変化してしまっているのだから。おぞましき者に成り果てたが故に…餓え乾き…生者を殺め…その屍肉を喰らう事を渇望するのだから。]

…ご主人様、私達は何故にか酷い所へ来てしまった。
ご主人様に近しい場所へ行きたいと、少しでも望んだ事が…仇となたのでしょうか。
(73)2006/09/04 01:05:05
学生 ラッセル
[媚児、悠迅の二人に、僕は親しみの感情を感じていた。できれば、二人の言い争う姿を見たくはなかった。だが、残酷な運命は既にその歯車を回し始めている。

それに肖琅――彼女も何らかの力を持っているのだろうか。]

悠迅さんは、僕を「見た」んですね。

[その結果は偽りのものではない。僕は少なくとも、彼の人柄には信を置きつつあるのも事実だった。]
(74)2006/09/04 01:05:44
学生 メイは、胡の手に少しずつ落ち着きを取り戻していく。
2006/09/04 01:06:00
ごくつぶし ミッキー
しっかりしろ、メイ。
俺たちもこんな事になって、何をどうしたらいいかわからないんだ。
お前が本当のことを言っているというなら、胸をはってればいい。
店の者であるお前を信じてはやりたいんだが、俺も店を守るために見誤るわけには行かなくてな……すまん。
(75)2006/09/04 01:06:10
美術商 ヒューバート
[悠迅の言葉を聞きつつ、彼の表情を確かめようと面を上げた]

つまり、君も影見の力がある、と――そして朱苑が屍鬼でないと判別した、という訳か。ふむ。では、彼女の言っている事はどう思う?
平松大尉殿の姿を見極めた、というのは。
(76)2006/09/04 01:06:37
鍛冶屋 ゴードン
[悠迅の言葉に軍刀を奏でる音が激しくなった。]

悠迅君、君は売国奴なのか?
異界の地であっても、チャンコロはチャンコロだ。
先の事変で俺は友を奪われたんだ。
それだけじゃない、多くの仲間の血が流れたんだ。
それでも君はそんなことを言えるのか?

[唇が震えている。]
(77)2006/09/04 01:07:09
鍛冶屋 ゴードンは、未亡人 オードリーの指摘に肩を落とした。
2006/09/04 01:07:40
墓守 ユージーン

朱苑さん、見ました。
(78)2006/09/04 01:09:12
墓守 ユージーンは、凝っと見た。
2006/09/04 01:09:25
学生 メイ
范大兄……。

[漸くにして一応の落ち着きを取り戻した彼女は、范を見ると]

……あたしこそ、騒いだりしてごめんなさい。
あたしは嘘は言ってない。
信じてもらえないのは、悲しいけど──。

[言って、僅かに微笑む]
(79)2006/09/04 01:10:42
踊り子 キャロルはメモを貼った。
2006/09/04 01:12:28
美術商 ヒューバートはメモを貼った。
2006/09/04 01:12:29
学生 メイはメモを貼った。
2006/09/04 01:13:25
墓守 ユージーン
私は…媚児さんが、平松さんの姿を見極めた…見た…その事は偽りだと思います。屍鬼か人間か。………

知るには見るしかない。
ですが…屍鬼なら、もっと……

『私はこの能力がもたらした結果についていけていない。』
(80)2006/09/04 01:13:45
ごくつぶし ミッキーはメモを貼った。
2006/09/04 01:14:22
踊り子 キャロルはメモを貼った。
2006/09/04 01:15:11
学生 ラッセル
そうですね。
僕もそう…思いますが――

[僕たち全員が等しく残酷な運命に晒されている気はしたが、僕はひとまず肖琅の言葉を受けとめた]

媚児、ひとまず感情を沈めてくれ。

[中庭は騒然とした様相を呈している]
(81)2006/09/04 01:15:38
学生 ラッセル
「チャンコロ」

[平松大尉の何度目になるだろう、その侮蔑的な言葉が耳を打つ]

平松さん、貴方は国籍で人柄も判断するのですか?
では―僕が日本人だと言ったら、貴方の価値観はぐるりと反転するんでしょうかね。

[僕は薄く微笑むと、そう言った]
(82)2006/09/04 01:16:07
墓守 ユージーン
平松さん、それでも私は謂います。
あの事変の起こりは、日本にも因がありましょう。

復讐は復讐しか生みません。
(83)2006/09/04 01:16:23
学生 ラッセルは、媚児が静まり、「ほっ」と溜息をついた。
2006/09/04 01:17:03
墓守 ユージーンはメモを貼った。
2006/09/04 01:18:03
鍛冶屋 ゴードンは、顔を真っ赤にして*目線を逸らした*
2006/09/04 01:18:48
美術商 ヒューバート
[媚児から身を離し、その肩に手を置く。普段と変わらぬ穏やかな表情で眸を見つめ、諭す]

媚児、お前が嘘などつかんことは私も良く知っている。だが……お前の見ている真実が、私達にとっても変わりない事実かどうかは判らんのだ。
お前から見て、彼――名を聞いていないな――は何者だと考えるかね?
(84)2006/09/04 01:19:22
見習い看護婦 ニーナ
[何やら言い争う人々の輪に、小百合は静々と近付いた。]

影見とやらが二人いらっしゃると言うのね。どの方々かしら…

[周囲の話から察するに、影見を自称するのは悠迅という名の日本人男性と、媚児という名の少女の二人の様だ。]
(85)2006/09/04 01:20:19
鍛冶屋 ゴードンはメモを貼った。
2006/09/04 01:20:45
お尋ね者 クインジーはメモを貼った。
2006/09/04 01:21:42
踊り子 キャロル
[僧の遺体をそっと地面に横たえて、首を横に振る。
胡 宝童の腕の中に居る媚児に、]

…媚児は、何故平松さんを見たの?
只、見えた…のかしら。

嗚呼、それにしても。
胡 宝童……。
宝童さん、貴方まで此処に一緒に落ちてしまっていたなんて。
(2006/09/04 01:22:52、踊り子 キャロルにより削除)
学生 メイ
[胡の問いに平松をちらりと見て]

平松さんは生きてる人だよ。……首がちゃんと有った。
屍鬼じゃ、ない。
(86)2006/09/04 01:23:37
見習い看護婦 ニーナはメモを貼った。
2006/09/04 01:23:49
踊り子 キャロル
[僧の遺体をそっと地面に横たえて、首を横に振る。
胡 宝童が肩に手を添え、覗き込むその媚児に、]

…媚児は、何故平松さんを見たの?
只、見えた…のかしら。

嗚呼、それにしても。
胡 宝童……。
宝童さん、貴方まで此処に一緒に落ちてしまっていたなんて。

[力無く潤んだ瞳で宝童を見つめ。
それでも、近くにいる小百合に「媚児はお店の女の子、悠迅さんは今日はじめていらしたお客様なのよ」とそっと耳打ちをした。]
(87)2006/09/04 01:25:39
学生 ラッセル
胡大人…
貴方もこの騒動の渦中に――。

[僕は、一旦気持ちを切り替え、側にいる胡に部屋の鍵を渡しながら訊ねた]

先代から何かお聞きになってませんか?
或いは…巷間の噂ででも。

貴方なら、顔が広いですし様々な事情に通じてそうに思うのですが。
(88)2006/09/04 01:26:43
未亡人 オードリー
[悠迅と媚児を眺める]

【媚児は店の者、疑いたくない気持ちはある。
だけど……】

水盤にうつった者は朱苑と平松様ですわね?
他には見えていないのかしら?お互い一人だけですの?
疑った者だけが見えるのかしら?
お互いが見た者を逆に見直すことなどできるのかしら?

疑った者しか見えなくて、他に疑っている人がいるのであればそれに頼るしかないのだけれど……

[水盤をのぞき込む]

私には自分の姿と景色しかみえないわ。
あなた達のどちらかを信じなければならないの。
二つの答えからどちらかを選び取るのは難しい。少しでも確かな答えが欲しいわねえ……。

[水盤を見つめながら、静かにつぶやいた]
(89)2006/09/04 01:27:31
美術商 ヒューバート
[自分の言葉に、彼もまた己の名を知らぬだろうことに気付く。壁面に視線を投げ、自ら名乗った]

『黄 力だと? 唯の構成員に過ぎぬ奴がなぜ此処に居る。
 御堂 小百合とは誰だ……裴妹の客人だろうか。
 とすれば、彼は「悠迅」か。変わった名だ……」 
(90)2006/09/04 01:27:34
見習い看護婦 ニーナ
『悠迅さんは… あの方ね。日本人の様に見えるけれど、こちらの方なのかしら。』

『もう一人の媚児さんは…』

[媚児の姿を見て、小百合は驚きに目を丸くした。]

玉児ちゃん…? 貴女、玉児ちゃんではないかしら?

[媚児の傍に駆け寄ると、小百合は媚児の手をぐいと握り締めた。]
(91)2006/09/04 01:28:16
お尋ね者 クインジー
…なんなんだ、俺にわかるように説明しやがれってんだ。

[さっきから大声で少女に対して喚いている軍人に気がつく]

ちっ…日本人が…
吠えてんじゃねぇぞ、こら。
なんならここで屍鬼も狂人も関係なくやりあうか?
どうやらここじゃもう、租界も華界も関係ねぇみてぇだしなぁ。

人の家でデカい顔してんじゃねぇ!

[平松に詰め寄った]
(92)2006/09/04 01:28:18
学生 メイ
[ぐいと手を握られ、驚いた表情で小百合の顔を見た]

え、……あ。

[その顔に、壁に浮き出た名前の中に有った見知った名前が重なる]

二姐?
(93)2006/09/04 01:31:04
ごくつぶし ミッキー
こんな状況で日本人だの中国人だのと言った事が、それほど重要な事とは、俺には思えませんが……。
それにしても、互いの名が解らぬと言うのは不便なものですな。

俺は范(ハン)と言う者です。以後お見知りおきを。

[ハンはそう言うと、これからどうすべきかを*考え始めた。*]
(94)2006/09/04 01:35:04
美術商 ヒューバート
[裴妹に視線を合わせ、軽い苦笑で言葉を返した]
君と顔を会わせるのは先代の葬儀以来だね。彼の僧―阿瑪韵か―其の事が気掛かりで来たのだが、手遅れだったとはな。間の悪いことだ。
(95)2006/09/04 01:36:05
美術商 ヒューバートは、朱苑から鍵を受け取り、ふと顎に手を当てて思案した。
2006/09/04 01:36:16
見習い看護婦 ニーナ
[小百合は媚児の顔を覗き込み、その百合の花の如く清楚な口元を綻ばせた。]

この頃、ちっとも姿を見せてくれなかったから心配していたのよ。まさかこんな近くに居ただなんて…
(96)2006/09/04 01:37:49
鍛冶屋 ゴードンは、お尋ね者 クインジーの視線に、睨みを返した。
2006/09/04 01:39:12
お尋ね者 クインジーは、范の言葉にぴくりと反応した。
2006/09/04 01:40:51
鍛冶屋 ゴードン
[絡んできた男から視線を逸らし、腕組みをしたまま
范と名乗る男に応える。]

平松だ。帝国海軍の大尉だ。
(97)2006/09/04 01:42:53
学生 メイ
色々有って……。不好意思、二姐。
さっき壁で名前を見つけたときは真逆と思ったんだけど──。

[僅かの間、表情を翳らせるが、すぐに気を取り直し裴妹の方を見て問うた]

二姐、大姐と知り合いだったの?
(98)2006/09/04 01:43:40
踊り子 キャロル
…いいえ、貴方に来ていただけだと言う事実だけで、恐怖に強ばり掛けた心が少し暖まります。

[胡 宝童の言葉に首を振って、既に絶命している阿瑪韵へ視線を移す。]

──僧と怪異の噂では。
屍鬼だけを…殺す事が出来れば、良いのですけど。
巷の噂の恐ろしさは……それだけではありません…わよね。
(99)2006/09/04 01:44:15
お尋ね者 クインジー
…けっ

[この異常事態にそれもそうだと考えたのか、平松から手を引く。
目は変わらず鋭く平松の方を捕えながら…]

フン…しかし、全く御伽話どおりじゃねぇか。
──こうして、本当の影見の言葉を信じなかった村は、滅びてしまいましたとさ…ってか。
(100)2006/09/04 01:46:45
お尋ね者 クインジーは、阿瑪韵の遺体を調べている。
2006/09/04 01:48:19
鍛冶屋 ゴードン
[興奮の矛先が惑っている。本来ならこんな話を
している場合ではないのだから。
真っ赤な顔のまま、話題を逸らす。]

屍鬼ってのを殺さないといけないんだろ?
現状、コイツがそうだと告発された者はいないわけだ。
すると、アタリつけて殺さないといけないわけか。
……多少の犠牲は止むを得んな。

[軍人だから、殺す殺されるの類には慣れているはずだ。
だが、なぜか胸が痛む。表情は平然と言ったと思う。]
(101)2006/09/04 01:55:50
踊り子 キャロル
[媚児に小さく頬笑んで、]

小百合さんとは、仕事と関係の無い場所でのお友達なのよ。
私にしては珍しく…ね。
媚児こそ、彼女を知っているなんて吃驚だわ。

…此の様な場所へ来てしまうなんて、皆、奇妙な縁だこと…ね。

[自分の言葉の続きを引き継いだ様に毒づき、無遠慮に阿瑪韵の遺体を調べ始めた黄力を見つめる。彼は娼館の者でもなく、客人でも無い。女中の報告にあった范が助けたと言う中国人だろうか?]

…貴方は何者なのでしょう。
名と身分を名乗っていただける?

私は、この娼館の女主人。
キャロル、もしくは王 裴妹。

[仕事では無いのだ。王 裴妹の名を名乗らぬ理由が見当たらない。]
(102)2006/09/04 01:56:09
見習い看護婦 ニーナ
ホウ、アノ女主人ダケデハナク、コノ小娘トモ知己デアッタカ。

随分ト顔ノ広イ女子ヨノ、コノ娘ハ。

[小百合の顔をした生首が、ヒヒヒ、と短かく笑った。]
(*4)2006/09/04 01:57:02
墓守 ユージーンはメモを貼った。
2006/09/04 01:58:06
美術商 ヒューバート
[物思いから還り、朱苑に向かって口を開いた]
ふむ。私の聞いている噂というのは、こういうものだ。
 曰く、十数名の人間が一時に姿を消してしまう。
 曰く、其の中に落ち込んだ者は夜毎に一人づつ喰われていく。
 曰く、其の中から戻ってきた者も、屍鬼に成り果ててしまっている――と。

この水盤は、屍鬼を退治るためにとある道士が心血を注いで造り上げたものだというが。先代はともかく私はその様な話、真に受けては居なかったな……。
(103)2006/09/04 01:59:04
美術商 ヒューバート
[黄力に問いを発した裴妹に、傍らから耳打ちする]
裴妹、その者は私の見知りだ。幇の一員だよ。しかし……

[向き直り、早口で黄力へ問う]
何故、此処にお前が居る? それに其の傷。何事か騒ぎでも起こしたのか?
(104)2006/09/04 02:03:04
学生 メイ
二姐とは街で遇ったんだ。
食べる物も何も無かったあたしに色々分けてくれて。

──遇うなら、こんなところじゃなく。
ああ、なんか大変なことになっちゃったなぁ。

[どこかぼやくような口調]
[温かい手と懐かしい友人に遇ったことで、先ほどまでの激昂は嘘のように*落ち着いていた*]
(105)2006/09/04 02:04:59
踊り子 キャロルは、美術商 ヒューバートの耳打ちに、何時もの顔に戻った様に用心深く頷く。
2006/09/04 02:05:31
お尋ね者 クインジー
『血が…流れ出てる量が普通じゃない…これが屍鬼の殺り方か…?いや…話じゃそうとも限らんか…』

[敵の遣り口を模索していた最中に、背後から女が名を聞いてきた。
振り返ると金髪碧眼の女がこちらを見ている。もちろん知らない女だ。
しかしただの娼婦にしては堂々とした場を仕切る態度は、館の主人だと言われて納得した]

…俺は黄…そこの名前に有る黄 力ってのが俺の…

[女の横に居る紳士が視界に入る]


胡師父!
(106)2006/09/04 02:06:09
学生 ラッセル
胡大人、ありがとうございます。
先代はやはり…屍鬼の存在をずっと……

[僕は、胡に礼を言う。先代のことを思い出さずにはいられなかった。]
(107)2006/09/04 02:06:28
村長の娘 シャーロット
[御堂と安心したように話を始める媚児に、興味を失ったように、周囲に集まった人々を見渡す。

湖が、屍鬼の噂話を披露していた。
不意にその会話から顔を背けて、中庭を出た。

ふらふらと、時折壁に手を掛けながら、厠所へ向かった。]
(108)2006/09/04 02:06:31
学生 メイはメモを貼った。
2006/09/04 02:06:34
学生 ラッセル
キャロルさん…

[僕は、キャロルに近づく]

こんな事態になった今、意味のあるものかはわからないですが――
亡くなられた主が以前懇意にしていた人がいましてね。
その方が…「これを新しい主人に」と。

[僕は、絹のハンカチーフをキャロルの前で開き、蝉の抜け殻を差し出した。取るに足らないもので、一笑に付されるだろうとは思いながら。

その時、蝉の抜け殻の切れ目から、翠色の欠片が覗いているのが目に入る]

『そうか ――玉蝉か』

[甦ることを願って埋葬の折、死者の口に含ませて埋葬するものだ。そこに託された意味はわからないが――]
(109)2006/09/04 02:07:16
美術商 ヒューバートは、平松の言葉にふ、と息を吐き一同を見回した。
2006/09/04 02:08:25
お尋ね者 クインジー
師父…それが…

[周囲をちらりと見渡す。
ここで言ってしまってもよいものかと迷っているようだ。]
(110)2006/09/04 02:08:27
踊り子 キャロル
[それにしても、悪い夢の中にいるこの酩酊感。
この世ではない場所に来てしまったと言うのに、楽の音が続いているのは何故だろうか。

目眩が続く様なその感覚の中で、落ち着かなくては成らないと王 裴妹自分に言い聞かせる。例えば、目の前で日本刀をがちゃがちゃと鳴らしている日本軍人に対して、今自分はどう対処すれば良いのか。



──ふと見つめれば、中庭の火時計の炎がひとつ、今にも消えんとしている。]
(111)2006/09/04 02:09:31
鍛冶屋 ゴードンは、拳銃を装備している箇所を触っている。
2006/09/04 02:14:52
未亡人 オードリーはメモを貼った。
2006/09/04 02:17:26
学生 ラッセル
[視界の端に、装備を気にしているらしい平松の姿が目に入る。黄も確か武器を持っていた]

では、確かに―

[僕はキャロルに抜殻と玉蝉を渡すと、中庭からそっと出て行った]

『武器…か』
(112)2006/09/04 02:19:41
踊り子 キャロル
[黄 力の言葉と胡 宝童の言葉を照らし合わせる様に、頷く。
そして、未だに聞こえる楽の音や、こちらの様子等に気付かず、仕事を続ける女中や見慣れた娼婦達の幻影の様な姿を見遣り、くらりとした様に髪を掻きあげて、]

宝童さん。
夜毎と言っても、此処に正しく時間が流れているのかどうかは…わからないわ。

『火時計の炎が正しきを伝えてくれるなら良いのに。この時計とて、主人が集めた者なのですもの……嗚呼。』

只、屍鬼は既にあの世に一歩踏み入れたる者。
彼等が動くには動く為の刻──があるのだと。
その噂は私も聞いた事がありますわ。

元居た世界からすれば、それが夜毎に見えるのかもしれません。もしかして、私達も死すれば、身体のみがこの世に戻る事が出来るかしら…ね。
(113)2006/09/04 02:20:36
お尋ね者 クインジー
[さっと胡に近付くと、顔を近付けて声を顰めた]

…おそらく大八股党です…こっちの情報が漏れている可能性があります。
裏切り者が…

[昨日起こった出来事を簡潔に報告している]
(114)2006/09/04 02:20:44
見習い看護婦 ニーナ
[小百合は、媚児の手をしっかりと握っていた。小刻みに震えていた媚児の冷たい手が、次第に温かさを取り戻していく。小百合は媚児が落ち着いた所を見計らい、静かに囁いた。]

玉児ちゃん…

一緒に、元の世界に戻りましょうね。

裴妹さんと、私と、皆で…

[小百合は目を細めると、媚児をテラスの椅子に座る様促し、自らもその隣に*座った*。]
(115)2006/09/04 02:21:00
美術商 ヒューバート
[言いよどむ様子の黄に小さく頷き、彼の元に歩み寄った]

ああ、其方の問題か。この怪異とは関わりの無い別件ということだな? ……ふむ。だがまあ、この“狭間”では話してしまっても構うまい。其れよりは、無用の不審を生む事を私は警戒するよ。
(116)2006/09/04 02:21:33
踊り子 キャロルは、学生 ラッセルに手渡された物にそっと視線を落とし、嘆息。
2006/09/04 02:22:04
学生 ラッセル
[肖琅の姿を目で追う。中庭から遠ざかる、彼女の足取りはおぼつかない様子だった。]

大丈夫ですか?
部屋まで付き添いましょうか。

[そっと近づくと、声をかけた]
(117)2006/09/04 02:26:10
美術商 ヒューバート
[黄からの報告に唇を引き結ぶ。容易ならざる事態だた]
そうか、周大人が……危ぶんでいたのだが。裏切ったは趙だな? 判った、では――

[言いかけ、指示を出そうとも無為に過ぎぬと取り止めた]
(118)2006/09/04 02:29:22
お尋ね者 クインジー
[胡の言葉にうなづく]

是。
とにかく、ここを出る算段をつけなければならないですね…

ところで思ったのですが…影見とやらは自分で視たいと思った者の正体を視れるんですかね。
だったらどうして女は軍人を、日本人はあの子供のことを視たんでしょうかね…

[媚児がボスのお気に入りであるとは気が付いてないようだった。
顎に手をあて、考えながら*つぶやいた*]
(119)2006/09/04 02:30:48
村長の娘 シャーロット
[背後から朱苑が話しかける。
振り向くと、女中が彼の身体を通り抜けて歩いて行った。]

……まるで幽霊の中を歩いているみたい。
其れとも、私たちが幽霊なのか……。

少し気分が悪いだけなの。
冷たい水で顔を洗えばきっと良くなるわ。
(120)2006/09/04 02:33:17
学生 ラッセル
ひゃっ

[後ろから近づいた女中の姿は僕の体をすり抜ける。実害がないとはいえ、気味が悪いものだ。]

…そうですか。

では、後で部屋になにか滋養のある食べ物でも探して持っていきますよ。

[僕は無様な声を漏らしたことを苦笑に紛らわせながら、努めて明るく言った]
(121)2006/09/04 02:39:59
村長の娘 シャーロットは、朱苑の戯けた様子に、少し*微笑を浮かべた。*
2006/09/04 02:42:12
未亡人 オードリー
[ゆっくりとあたりを見回す。
胡と黄が何かを話しているらしい。側には裴妹もいる
平松が不自然に刀をならしている。范が口を結んで立っているのが見える。
裴妹の客人らしき女性———壁の文字から見ると御堂と言うのか———と媚児が話している。親しい知り合いのようだ。朱苑が裴妹に何かを渡し、去っていく。
猫をつれていた客———たしか悠迅だったか———は考え込んでいる。肖琅はどこに行ったのだろうか……姿が見えない]

どうしたら……。
どなたを信用したら……良いのかしら……?

[平松の刀を見る]

【私は武器を持っていない……
彼が刀を振り回しても対抗できない……
范も武器を持っているはず。黄様も胡様の知り合いならば武器を持っていると見ても良いでしょうね……
武器は持っておいた方が良いのかしらねえ……】
(122)2006/09/04 02:44:47
未亡人 オードリー
[ため息をつく。本来ならば武器など持ちたくはない。だが———]

裴妹さん、ちょっと……

[側に寄り、そっと囁くように]

私たちも武器を持っておいた方が良いのかしら?
男性はおそらく武器を持っているはず。私たちは普段守られてますから何も持っていない……
念のために武器庫から短剣か銃を持ってきておいた方が良いと思うのですけれど。

[昔からいて現在信用ができるのはおそらく裴妹であろう]
(123)2006/09/04 02:44:58
学生 ラッセルは、肖琅の微笑に安堵し、微笑みをかえす。その姿を*静かに見送った*
2006/09/04 02:46:38
踊り子 キャロル
『黄泉よりかえる事を願う…嗚呼。』

[手渡された抜殻を玉蝉ごと握りしめそうになる。
苑の背中を見つめてから、ちらりと平松にも視線を送り、]

『…苑。
貴方は目端が利くボーイだわ。
でも、今、もしこの場を抜け出して、武器庫に向かったりするならいただけない。

例えば、平松様が武器を持っているからと言って、安易にこちらも武器を出したり、武器庫の存在を…みだりに人に教える様な事があってもいけない。女は武器にも殺しにも不慣れなもの。
…彼女達を怯えさせては行けない。

安易にこの娼館を混乱の元、血の海に変えてはならない。』
(124)2006/09/04 02:49:12
未亡人 オードリーはメモを貼った。
2006/09/04 02:49:38
踊り子 キャロルはメモを貼った。
2006/09/04 02:53:02
未亡人 オードリー
[裴妹が苑にかけた言葉に考え込む]

確かに、安易に武器を持つのも考え物ですわねえ。
だけれど……。

[周りを見回しながら、頬に手を当てて*考え込んでいる*]
(125)2006/09/04 02:55:16
未亡人 オードリーはメモを貼った。
2006/09/04 03:02:57
学生 ラッセル
さて…誰を喰らうべきでしょうね。

僕たちの妨げとなりそうな…異能者は早々に始末してしまいたいところですが。

媚児は店の者だけに、悠迅よりも信を得やすいでしょうか。
影封じに守られているかもしれません。

肖琅が何らかの力を持っているなら、おそらくは霊を視れるのではないかと彼女の幽霊に怯える姿から推察するのですが。
未だ正確に名乗りをあげて保護を求めていませんから――守られている可能性も低いことでしょう。

影封じが聡い者なら、そこを敢えて守っているかもしれません。

はて――
(*5)2006/09/04 03:04:49
学生 ラッセル
しばらく成り行きを見守りましょうか。

僕は、媚児よりも、悠迅に信を置いて行動することになりましょうが。
(*6)2006/09/04 03:05:07
墓守 ユージーンは、一頻り、名前を名乗り。
2006/09/04 03:08:49
踊り子 キャロル
[懸念のままに、オードリーが話し掛けて来た事に、睫毛を伏せる。]

…オードリー。
自衛をするなとは私の口からは言えないのだけど。
お互いに怯え、身を守ろうとする事で…無駄な血が流れる事を私は避けたいのだわ。誰かが刃物を翳せば、無実の者同士でも殺意が湧くでしょう。誰だって死にたくは無い。

でも、狭間に落ちてしまったとは言え、此処は戦場ではないのよ。

[傍に佇み思案する范 主干の腕にそっと触れてから、労る様にオードリーの肩を抱いて見つめる。]

私達には、范 主干や胡 宝童が居る。
主干には、何時も私達の為に……。それに私も……この館の者を守る為なら、手を穢す事を厭わないわ、オードリー。
(126)2006/09/04 03:11:16
踊り子 キャロルは、未亡人 オードリーに「今はそれでいけないかしら…?」と良い手を*そっと降ろした*
2006/09/04 03:12:13
美術商 ヒューバート
然うだな……恐れからか、信を求めた故か。
だが、一方だけの言葉では我々には判別がつかぬ。媚児が朱苑を、青年は大尉殿を……と観じれば互いの食い違いが出るかもしれんが。

[ぽつりと洩れたのは黄への応え。庭から視線を上げると、見事な彫刻を施された四角い石柱が目に入った。遠く希臘より運ばれたというその火時計は、点る炎によって時を示す珍しい品だった]
(127)2006/09/04 03:14:01
美術商 ヒューバート
ふむ……今の刻限は。

[火時計とはただ、時間の経過を知らせるだけの器具に過ぎぬ。この二十世紀にあっては美術品としての価値しかないそれを作動するように手入れさせたのは先代の趣味の表れか。
そう回想しつつ、胡は右手に填めた腕時計を見やった。しかし――その秒針は寸毫たりとも動いてはいなかった]
(128)2006/09/04 03:20:57
墓守 ユージーン
『胡大人……間違いない。これ程近くで見るとは。』

私は、見ようと思って朱苑さんを見たのではない。
そも、今まで影見と呼ばれる力があった事すら知らなかったのだ。

私が平松さんを見ようとする事か。
………上手く出来るか分からないが、試すしかないようだ。
(129)2006/09/04 03:28:24
墓守 ユージーン
私が影見で見てゐる。
そして、媚児さん

『名前を紡がば喉乾く。』

              が、影見の力持たずとも、何がしかの力で正真正銘何かを見てゐる。私が謂えるのは、これだけ。

『奇奇怪怪。私だとて、こんな力があった事が急に分かって驚いてゐる。なのにまるで、………媚児は。屍鬼とぽつり洩らした時の反応、その順応の早さ…力を信じ込んでいるように見える。』
(130)2006/09/04 03:52:41
見習い看護婦 ニーナ
影見ナドトイウ邪魔ナモノハ早々ニ滅シテオキタイモノヨ。

封ジラレルノモ避ケタイトコロダガ。
(*7)2006/09/04 03:54:44
学生 ラッセル
媚児に僕が影を見られることになりそうなら、僕が霊視に成り済ましましょうか。

その場合、影見も霊視も襲わないで。

肖琅と争うことになるのは胸が痛みますが、彼女よりは多くの者と話しているだけに、信を得られるのではないかと思っているのですが。


その心づもりもしておきます。
(*8)2006/09/04 04:10:31
墓守 ユージーン
水盆で誰を覗くという話。
だが、私は平松さんが…屍鬼とあまり思えない。
平松さんの言葉は、侮蔑の色があります。
ですが、わざと敵を作るような……屍鬼は生前の形と同じと流言では謂われてゐるが、ご自身が屍鬼である自覚がもしあらば、ひそやかに血を啜る欲望に彩られるのではなかろうか。
平松さんは単に、血気に早っておられるだけのように見える。

それに、影を覗かば………

『水盆に映る朱苑の影が薄いように、私には感じられるのは気のせいか。ゆらりゆれ、くっきりと見えた顔が今は先程に比べ*微かだが揺らめゐている*───。』
(131)2006/09/04 04:19:56
学生 ラッセル
/中/ 悠迅さん、ありがとう。

優秀な狂人とお見受けします。

しかし僕、そんなに人狼臭がしてるんだろうか(笑)
やばっ
2006/09/04 04:24:01
美術商 ヒューバート
[悠迅の言葉に耳を傾け、その内容を吟味する。確かに、彼の言う論旨に頷ける部分はあると感じた。平松から受ける焦燥感、それは死者たる屍鬼のイメージからは遠いものに思えた]

成程。では、悠迅君―でいいのかな―は、その代わりに誰の影を観ずるべきだと考える? また、其の場合には媚児にも同一の者を念じて貰いたいものだが……ふむ。
すまないが、少し時間を取りたい。暫し此処は外させてもらうよ。
(132)2006/09/04 06:48:51
美術商 ヒューバートは、踊り子 キャロルに「媚児を頼む」と言い残し、サロンへと*去っていった*。
2006/09/04 06:49:41
美術商 ヒューバートは、踊り子 キャロルに話の続きを促した。
2006/09/04 06:49:50
見習い看護婦 ニーナ
屍鬼ハ儂トオ主ノミ。

影見ガ二人、霊視ガ一人ナラ、我等ハ表ニ出ズトモヨカロウテ。我等ガ影見ニ見ラレル前ニ霊視ヲ喰ライ、狂人トヤラニ後ヲ任セテハ如何カナ。
(*9)2006/09/04 09:34:27
踊り子 キャロル
/中/

>>111が不味かった様ね。
武器を持って対抗すると言う意味では無く。
女主人として暴れる客に対する対応を、この非常事態にどうするべきかと言うそう言う意味だったのだけど。
「女主人」と言う言葉を抜かして書いてしまった私が不味かったわ。

朱 苑は、其れを武器を配る為の伏線だと捕えた模様。
オードリーも。

序盤は女は男に頼んで殺害をしてもらう…で良いと思うのよね。
危機がひたひたと足下まで押し寄せてくれば、殺し合うかもしれないけども。でも殺し合うその手段も、出来れば、娼婦らしさや情緒を持って動いて欲しいのよ…。

要求している事が色々厳しいのかしら。
理想が高すぎるかしら。
後、私の言い方がキツくなって居ないかが気になるわ。
2006/09/04 09:39:42
見習い看護婦 ニーナ
朱苑トヤラ。

オ主ハ肖琅トイウ娘ヲ喰ライタイデアロウ?

アノ白イ肌ヲ引キ裂キ、臓腑ニ顔ヲ埋ズメ、肝ヲ味ワイタイデアロウ?
(*10)2006/09/04 09:41:08
踊り子 キャロル
/中/

で、范 主干はやっぱりつるぎさんなのかしら。
中身によって何を何処までやって良いものか、変わってきますからね。と言うのも、私はミッキーが余裕でR18対象になるのですが。[微笑]
2006/09/04 09:42:52
見習い看護婦 ニーナ
イヤ、悠迅トヤラガオ主ヲ人ダト言ッタカ。

ソウカ、オ主ノ言ウ通リ、今日影見ニ見ラレルガオ主トナレバ、霊視ヲ騙ルノモヨイカモ知レヌ。或イハ媚児トヤラヲ喰ロウテシマウカ…
(*11)2006/09/04 09:48:08
見習い看護婦 ニーナ
ハ、ハ、ハ…

媚児トヤラハ小百合ノ知己ラシイ。アノ娘ヲ貪リ喰ライ、後ニ自分ガソレヲ成シタト知レバ、コノ娘ハドノヨウナ顔ヲスルデアロウナ。

絶望スルカ、狂乱スルカ。
(*12)2006/09/04 09:57:38
見習い看護婦 ニーナ


ソレトモ、マダ心ヲ失ワヌカ。

 
(*13)2006/09/04 10:24:06
お尋ね者 クインジー
[彼は思索する。
生き延びるために考えるくらいは、それなりに理性的であり、強かだった。]

これまですべて御伽噺の粗筋通りだ。
笑えることに。
だが、そのとおりに起こっている以上、そういうことなんだろう。

ということは、だ。
婆が昔言ったとおり、影見は屍鬼が最も恐れるものであり、そいつを追い落とすためには何でもする…影見になりすまして人間を騙すことも。
女か日本人か…どちらかが屍鬼、あるいは気狂いってわけだ…

[ぶつぶつと何事かつぶやきながら考えている]
2006/09/04 10:42:07
踊り子 キャロル
[サロンへと去って行く胡 宝童の背中を、瞬きして見送る。
小百合に手を握られて落ち着きを少し取り戻した様に見える媚児の様子に、キャロルは小百合の持つ不思議な魅力を改めて感じる事となった。

ふと、考え直して傍らのオードリーに耳打ちを。]

…ねえ。
主干や宝童さんは店の者だから別として。
武器を持った男達に対して、身を守る為に私達が出来る事と言えば、何時もと同じ…“色”ではないかしら。

…銃を撃った衝撃ってね。撃った者自身に跳ね返って来る反動だけでもかなりのものなのよ。貴女が、例え慣れないナイフを持ったとしても、男の力ならねじ伏せられてしまうでしょう。

お坊様曰く、“屍鬼を滅ぼさねば、此処より戻る事は叶わず”。屍鬼は、私達の中に二名。…人の方が鬼よりも数が多い今なら、屍鬼を滅ぼす為にも、…女は男の力を利用する事が善だと思うの。
オードリー、貴女なら出来るでしょう?
(133)2006/09/04 10:50:14
お尋ね者 クインジー
[館へと立ち去る胡を頭を下げて見送る。
完全に姿が見えなくなった後、しばらく思わしげにその方向を見ていたが、やがて中庭に向き直って言った。]

さぁて、なるほどな…
仮にその女か日本人、どちらかが屍鬼であるとしよう。
本当の影見が視たのなら、そいつは疑いようもなく本物の人間様てことだ。
そして影見のフリした屍鬼がわざわざ選んで「視た」と言った奴もまた、おそらく人間だろう…

あ?それを俺に説明させるってか。
めんどくせぇ。

[そうは言いながらも、ぶつぶつと彼は思索している。
僧の遺体を見て事象を現実的に認識したのか、生き残るために持ち前の強かさを発揮していた。]
(134)2006/09/04 11:02:09
お尋ね者 クインジー
もっとめんどくせぇのは、気狂い野郎がまぎれてるかもしれねぇってやつだ。
その場合はもっと事態が複雑になるな…屍鬼の奴が坊さんの次に誰を狙うのかも気になる。

婆から聞いた御伽話が生き延びる手がかりだなんてぇのは、正直ぞっとしねぇが…

[振り返ろうと体をひねった瞬間、傷が痛むのか顔をしかめた。
その左目はいっこうに開く*気配はなかった*]
(135)2006/09/04 11:10:36
見習い看護婦 ニーナ
[小百合は媚児と共にテラスのベンチに腰掛け、中庭の喧噪を眺めている。]

そうね、貴女は嘘を吐く様な子ではないわ。ならば、貴女が影見なのね。そしてあの悠迅という殿方が、屍鬼か、それとも狂人か…

[悠迅の姿をしばしみつめる小百合。容姿だけ見れば物静かな文士にしか見えぬ。屍鬼はおろか狂人とも見えぬ。しかし昵懇であった媚児がその様なものとも到底思えぬ。]

屍鬼というのは…

[小百合は嘆息を漏らした。]

きっと顔を見ただけでは分からないのでしょうね。だから、あの水盆と媚児が必要なのね。
(136)2006/09/04 11:17:45
見習い看護婦 ニーナ
/中/ あらいやだ。媚児 →玉児ですわ。間違えてしまいました…
2006/09/04 11:20:05
見習い看護婦 ニーナは、媚児に相槌を打った。
2006/09/04 11:23:02
見習い看護婦 ニーナ
そう、貴女はあの軍人さんを見たのね。随分と騒々しい方… この館によくいらっしゃる方なのかしら。

[小百合は、中庭に居る他の人々にも目を遣った。誰が何者なのか分からぬのはいかにも気分が悪い。せめて娼館の者達だけでも媚児に教えて貰わねば。]
(137)2006/09/04 11:29:17
見習い看護婦 ニーナ
[朱苑、オードリー、肖琅、范主干、そして胡宝童。各々に極立った特徴があるため覚えるのにそう手間はかからぬ。初めて見る者達故に何れが屍鬼とも判別しかねるが、媚児と王裴妹を除く誰かには違いない。小百合はそう確信した。]
(138)2006/09/04 12:07:15
見習い看護婦 ニーナ
[媚児が名を知らぬのは、左目に怪我を負った若い男だけであった。壁の血文字から察するに、黄力が彼の名であろう。詳細は分からぬが、その態度からは彼が胡宝童の配下であろうことが見て取れた。]

娼館って… 色々な人が居るものなのね。

[小百合は、少し満足気に呟いた。未知の世界を知る喜び。今は屍鬼の恐怖より、好奇心の方が勝っているのであろう。]
(139)2006/09/04 12:16:29
墓守 ユージーン
私は……媚児を見ようとしては、なりませんか。

『今媚児が親しげにしてゐる御堂小百合。媚児が屍鬼なら小百合が屍鬼である事も考えられよう。しかし………座り慰める様子は知己の有様にも。』

私は、肖琅さんか小百合さんを見たいと思ゐます───。
(140)2006/09/04 12:24:23
墓守 ユージーンは、肖琅に何らかの能力がある事を知らない。
2006/09/04 12:24:56
墓守 ユージーン
『媚児が狂ふてゐるものでも、それに語りかけようとする屍鬼ではないかと私は懼れてゐる。
 ………あの親しげな様子では、喩え人間であろうと私を屍鬼か狂ふてゐるものと見ているだろう。私は──…安心をしたいのかもしれぬ。』

一つ、お尋ねしたいのですが、黄さんのあれらの傷は何時?
(141)2006/09/04 12:36:07
見習い看護婦 ニーナはメモを貼った。
2006/09/04 12:42:25
学生 メイ
[小百合に促され、テラスに腰掛ける]
[彼女に己の知る人を教え、欠けた一人──黄に目を向ける]

確かに、ここにはいろんな人が居るよ。
今回は特別級みたいだけど。

[僅かばかり満足気に呟いた小百合の様子にくすり、と笑い黙考]
(142)2006/09/04 12:44:17
学生 メイはメモを貼った。
2006/09/04 12:44:58
墓守 ユージーンはメモを貼った。
2006/09/04 12:46:45
学生 メイ
(屍鬼に狂人、か。影見が一人ならあの文士さんは、そのどちらかになるんだよね。
文士さんは苑を視たと言ってる。──本当なんだろうか。
苑は……人だと思いたい。……けれど)

──ああ、やだな。

[詳く知る人物まで疑わねばならない──、そのことに重い溜息を吐いた]
(143)2006/09/04 12:46:47
墓守 ユージーン
小雪…纏う気配は揺れてゐる。
水盆の影がくぅるりくぅるり。

私を誘うてゐるのかい…………
2006/09/04 12:50:43
墓守 ユージーン
[己はニィアと鳴いて、テラスに座り込む。
 中庭は血の匂いがプンプンした。]

平松さんの事は、もう暫し考えさせて頂きたい。

[少し離れた場所からご主人様の声が聞こえ、程近くの場所へ移動する音が聞こえた。ざりざりと靴底を幾度か擦りつける音がし、固い足音となり、どこかにもたれるような音がした。]
(144)2006/09/04 12:59:43
お尋ね者 クインジー
[生温い風に悠迅の独り言が断片的に耳に入って来る]

…は、嘘吐きの影見かそうでないかを見極めるだけなら、もっと手っ取り早い手段があるかもしれねぇぜ?

[首を掻っ切る仕草をすると、おどけたように舌を出す]

どちらの「影見」が先に殺られるかは…さあ、わからねぇがな。
(145)2006/09/04 13:03:27
お尋ね者 クインジー
そういえば、こんな時にもう一人不思議な能力者が出てくるはずだったな…

坊さんも言っていたが…何といったか。
(146)2006/09/04 13:05:08
お尋ね者 クインジーはメモを貼った。
2006/09/04 13:08:01
学生 メイ
[ニィア、と鳴く声。──猫が]

ソーセキ……。

[ひょい、と猫に手を伸ばして呟く]

お前の主人は、何者なの──?
(147)2006/09/04 13:10:46
学生 メイは、墓守 ユージーンに話の続きを促した。
2006/09/04 13:10:50
見習い看護婦 ニーナは、踊り子 キャロルに話の続きを促した。
2006/09/04 13:16:12
見習い看護婦 ニーナは、猫を戯れる媚児を見て微笑んだ。
2006/09/04 13:20:52
学生 メイ
──猫に聞いても、わかるわけないか。

[苦笑を漏らしたところで黄の声が聞こえた]

もう一人……霊視、だっけ。
そういえば肖琅姐姐が何か言いかけてたみたいだったけど……。
(148)2006/09/04 13:22:06
墓守 ユージーン
[己は少女が伸ばした指先をクンクンと匂った。
 己のご主人様は間が抜ける事があるご主人様である。]

黄さん、貴方も血に餓えているように見える。
それがご自身の性質なら良いが。


────霊視。
曰く、霊脈より死者の真実のみを見抜き得るものとか。
(149)2006/09/04 13:23:26
お尋ね者 クインジー
[自分の傷のことを訊かれて、憮然とした顔になる。
真っ当でない仕事のことであること、仲間の裏切り行為、そばにいる胡の存在、諸々の事情が彼をいらつかせた]

…仕事でドジをふんだだけだ。
あんたにゃ関係ねぇ。
(150)2006/09/04 13:24:50
学生 メイは、猫の仕草に目を細め、その喉を擽ってやった。
2006/09/04 13:25:06
踊り子 キャロル
[オードリーへの耳打ちは、側に立つ主干にも聞こえただろうか。確かな存在感を放つ傍らの大男を、親しみを込めて見上げる。]

『主干とは、私が先代のご主人様に連れられてこの館に来た頃からの、縁になる。あの頃の私は…何も知らない小娘だった。そして、主干はボーイだった。
どちらも、今からは想像もつかない。』

[夕刻に二階の部屋で“同志”と“鼠”に対面する時にチャイナ服のスリットの内側に忍ばせ、そのままになっていた──金属塊にそっと触れてみる。主人の仕事に近付きたくて、日本語を覚え、主干に武器の使い方を学んだ。その結果の繋がりが、キャロルを先代亡き後すぐに女主人の位置に付けたのだった。(勿論、キャロルが後釜に就く事に対して、反発するものが無かった訳ではないが。彼等は現世でキャロルが神隠しの様にあった事を祝っているかもしれない)

けれどまだ、直接的に手を血に染めた事は無い。]

主干。
この娼館の未来の為に。
否、この私の為に──。
また、手を汚してくれるかしら?
私はもしも例え貴方が屍鬼に成り果てていたとしても、私達の為に銃爪を引いてくれるのじゃないかと、信じてる。
(151)2006/09/04 13:27:24
踊り子 キャロル
ねぇ、范主干として…先代からこの娼館を守る用心棒としての、あなた自身の生身の言葉を聞かせて…。
私を安心させて?

[今この場で、色を使わなくて良い唯一の相手──*主干に*。]
(152)2006/09/04 13:27:45
墓守 ユージーン
[少女の細い指先が、己の喉を擽る。己は、ぐるりと喉を鳴らしたが、ふいに別のベンチに飛び乗り、身を丸めた。ここからは中庭の様子が一望出来た。]

『黄は青幇の一員か。事は荒立てなくないが、上着を染める程の血の量。して、阿瑪韵に対する…。』

………屍鬼は、黄泉還りと聞く。
黄さん、之をどう思われるか。
(153)2006/09/04 13:44:14
お尋ね者 クインジー
ふん…自分の血ならいざ知らず、他人の血ならいくら流してもかまわねぇと思ってる奴なんか、この世にごまんといるぜ。

阿片欲しさ、金欲しさにな。

霊視…霊視か。
ああ、そんな名前だったな。
肖琅…女か。娼婦の中の一人か。
(154)2006/09/04 13:50:37
学生 メイ
肖琅姐姐が霊視なのかどうか……わかんないよ。
姐姐が自分でそういったわけじゃないし、
──あたしに水盆なんて視るなって言って、倒れちゃって。

[辿るようにその場面を思い返す]

『──何も善い事なんてないわ。
 ……私みたいに。』

(あれは、どういう意味なんだろう)
(155)2006/09/04 14:03:26
鍛冶屋 ゴードン
[完全に目線を逸らしたまま声を漏らした。]

ああ…肖琅が、自分ではっきりと霊視だと言ったわけではない。
ただ、何か俺には計り知れぬ力を持っている素振りだったな。
まぁ、はったりかもしれんがな。真偽の程はわからねぇ。

[あくまでも懐疑的な含みを消していない。]
(156)2006/09/04 14:08:46
鍛冶屋 ゴードンはメモを貼った。
2006/09/04 14:11:06
墓守 ユージーン
/中/

黄さんは守護者、影封じっぽい。
死にかけ→あっちの世界に半分突っ込んでいる。
みたいな…。
2006/09/04 14:20:37
見習い看護婦 ニーナはメモを貼った。
2006/09/04 14:33:13
学生 ラッセル
[隠された武器庫へと向かいかけていた僕のささくれた心は、肖琅の微笑を前に、少し穏やかになっていた。

僕たちが郷里を失ったあの陰惨な内紛を思い出す。]

あんなことはもう…たくさんだ。

[武器が、人々の些細な食い違いを後戻りのできない破滅へと導いていく光景を、僕は何度も見てきた]
(157)2006/09/04 16:05:40
学生 ラッセル
『だが、大事な人はそれでどうやって守ることができる?』

[僕は手持ちのもので役に立ちそうなものを探る。刃の短い果物ナイフとアイスピックくらいだ]

はあ…

[いざという時は僕が身を挺して庇うほかない、と思った。
せめて、皆に武装解除を求めたいが、おそらくうまく行かないだろう]
(158)2006/09/04 16:06:36
学生 ラッセルは、回廊の柱に凭れ、裴妹とオードリー、范の姿を*眺めている*。
2006/09/04 16:12:52
お尋ね者 クインジー
…黄泉還りねぇ。
化物だろうが死人だろうが…あん?
てめぇ、俺のことを死んだ人間だと疑ってんのか?
いい加減なことを抜かしやがると…

[またしても喧嘩腰なりそうなところを、近くで猫がニィヤと鳴くのを聞いて、舌打ちすると拳を引込めた。]

…俺の傷のことはそこの白人女と…あの大男に*聞きやがれ。*
(159)2006/09/04 16:18:13
学生 メイは、肖琅の言葉を*思い返している*。
2006/09/04 16:26:09
鍛冶屋 ゴードンは、腕組みしたまま*立っている*
2006/09/04 16:28:18
学生 ラッセル
僕も、平松大尉のことばかり考えるのはよそう。

[落ち着いて周囲の人のことを考えてみる]

影見の力か…

僕は、裴妹さんの心を知りたいな。

[僕は、裴妹が屍鬼だったら…と不安なのだ。
彼女を疑っている、と皆の前で宣言する勇気はさすがにない。范にリンチにされた上で、胡やその部下に黄浦江に沈め……いや、皆ここから出られなかったか。
いずれにせよ、想像を絶する恐怖が待っている気がして仕方がない]
(160)2006/09/04 19:11:19
学生 ラッセル
でも、どうだろう。
裴妹さんを信じ切ってる人が多いのかな。

[もし仮に、影見と名乗る者が彼女を屍鬼と告発したとして、例えそれが真実だったとしても、その影見は多くの彼女の支援者の手にかかるようにも思われる。

ならば、最初から影見の力を用いず彼女を人と最後まで信じ切るか。
僕は、裴妹を信じる人たちの考えが知りたくなった。

僕には、彼女を信じ切る決断を今することはできない]
(161)2006/09/04 19:12:16
学生 ラッセル
力があるって言ってる三人は、そういえば誰も裴妹さんとさほど近しくしてないな…。

[一方で、それ以外の人は裴妹の力を頼みとし、信を向ける者が多いように思われた。
屍鬼は、大きな力に寄り添うように隠れているのではないか。屍鬼騒ぎが起きて、殊更に裴妹に自分の存在をアピールしたのは誰だっただろう]
(162)2006/09/04 19:13:04
学生 ラッセル
皆が裴妹さんを信じ切るというなら、僕はオードリーさんか范さんの影が気になるよ。
うーんと、今はオードリーさんかな。

[オードリーはプライドの高い女性だと思ってきた。だが、新しい女主人を立てる賢明さも同時に持った人だ。とはいえ、屍鬼騒動という想像を超えた新しい事態を前に、それでも裴妹を頼みとするものなのだろうか。
僅かほどの疑いもないのだろうか。

少々保身的な言葉や振る舞いも気になってしまった]
(163)2006/09/04 19:13:36
学生 ラッセルは、テラスの、媚児の隣に腰を降ろした。
2006/09/04 19:20:34
学生 ラッセル
メイアル、君はここから出られなかったんだな…

[僕は悠迅と共に、この場所から出られないことを知った。媚児の言葉も聞いてみたかった]
(164)2006/09/04 19:24:30
ごくつぶし ミッキー
姐さん…俺は先代のために引いたこの引き金を、姐さんのために引く事にためらいはございません。

ただ、同時に姐さんが知らぬ間に人ならぬ者になっている事を恐れる気持ちもまたあります。
人ならぬ者の走狗となりて、人を手にかけることは本意ではありませんが、今のところ姐さんは今まで通りの姐さんに見える……。

恥ずかしながら、引き金を引く事に対する良心の呵責はこちらの面々の中でも軽くてすむ方でしょう。
今はこの店のため、姐さんのために手を汚す事は厭わない気持ちです。
(165)2006/09/04 19:29:05
学生 メイ
[隣に座る苑を見て曖昧な笑みを浮かべた]

出られなかったよ……。
大路はいつもと一緒なのに、走っても走っても門に着かなくて、
……気が付いたら扉の前に戻ってた。
(166)2006/09/04 19:38:44
学生 メイはメモを貼った。
2006/09/04 19:40:16
学生 ラッセルは、「そうか…」と媚児の言葉に寂しげに呟いた。(同じだ…)
2006/09/04 19:43:43
学生 ラッセルはメモを貼った。
2006/09/04 19:45:38
学生 ラッセル
ねえ、メイアル。
オードリーさんほどには、裴妹さんと親しくしてないね。

ぶっちゃけ、仲悪かったりするの?(小声で

[僕は聞きにくいことを、冗談めかして聞いてみた。客の悠迅は裴妹とあまり接点がないのは当然だが、彼女は裴妹のことをどう思っているんだろう。少し、聞いてみたかった]
(167)2006/09/04 19:49:38
ごくつぶし ミッキー
[ハンは少し物思いにふけった後、言葉を紡ぐ。]

影見なのですが、俺としてはメイと悠迅さんには今日見た相手を逆にして影を見ていただきたい気持です。
偽の影見がどちらか解らぬまま、半端な結果が増えていくのを好まないと言うのもありますが、個人的にはユァンが気になっております。

ユァンは事態の収束に前向きのように思え、状況を整理しようとする動きが垣間見えるのですが、率先して状況を整理しようとする者は、他者から見た状況整理のため、まず自身の事をあきらかにしようとするのではと考えております。
ユァンにそう言った動きがあまり見られないのが気になりやした。
(168)2006/09/04 19:59:15
学生 ラッセル
/中/

うーん、「事態の収束」や「状況を整理」ってメタ的なゲーム進行のことなので、それを疑い理由にされるのはなんかなあ……
2006/09/04 20:05:56
村長の娘 シャーロット
[水に浸した手巾を絞って、顔を拭う。
鏡を覗くと、舞台のために強めに作った化粧が、暗がりの中でもそうと解る程乱れていた。]

私……、こんな顔で朱苑と話していたのね。

……鏡。
心ときめきするもの。唐鏡のすこし暗き見たる。
(169)2006/09/04 20:08:25
学生 メイ
まさか。仲悪いとかそんなの無いよ?
老板が死んじゃった後、追い出されるのかなって思ってたけどお店に置いてくれたし、面倒見てくれてるし、感謝してる。
……まあ、最近は忙しいみたいでしばらく喋ってなかったけど。

[しょんぼりと目を伏せた]
(170)2006/09/04 20:10:13
村長の娘 シャーロット
[背後に瞭然と、あの僧の気配を感じる。]

ねえ、貴方。
私に何をさせようと言うの?

貴方の好きな様に動くために、私居るのではないわ……。
絶対に……、違う。

此処にいれば……、もう見なくて済むと思っていたのに。
2006/09/04 20:10:25
学生 ラッセル
/中/

負けるために動くつもりもないけど、かといって勝つためにスタンス変えたくないので、ガチ方面にはがんばれません。

最初入った時、プロローグの時のワクワク感はなんかいろいろ……今はあやうくて。
モチベーションが上がらないのですが。

それでもなんとかやってみます。
2006/09/04 20:10:41
ごくつぶし ミッキー
あと霊視の方には、今日の影見や処刑が決まる前に出てきて欲しいと思っております。
もしユァンが霊視名乗ったならば、影見先は他者に統一するのが良いかと。
(171)2006/09/04 20:11:19
踊り子 キャロル
[主干の言葉に満足した様な笑みを浮かべる。]

私がこの店の為にならぬ者だと貴方がそう思った時は、勿論殺して…。店の為にならない私なんていらない。
(172)2006/09/04 20:11:50
村長の娘 シャーロット
なあに?

少なくとも、私の大切な人を救う事は出来る筈ですって?
ねえ。
私にはもう、大切な人なんて居ないのよ。
私なんていう物も、もう……居ないの。
そうではない?
2006/09/04 20:14:33
村長の娘 シャーロット
朱苑……。
2006/09/04 20:15:09
学生 ラッセル
そうか。
…なら、いいんだ。

[僕は微笑む]

メイアルには誰が屍鬼に思える?
力があると名乗りを挙げた者以外で。
(173)2006/09/04 20:15:16
墓守 ユージーン
范さん…と言いましたね。

[己がニィアと鳴くと、がたいのいい男が己を見た。ご主人様は、中庭を横切って、大柄な逞しい男へと近づかれる。]

いえ、少し。
あちらに黄さんという方がおわれるでしょう。
彼の傷を事を尋ねたくて。
何がしかあったようなのだが、直接は謂ってはくれない。

私は…黄泉還りの屍鬼ではないかと疑ってゐる。
(174)2006/09/04 20:15:54
村長の娘 シャーロット
[ふと、日本の古典にある言葉を思い浮かべた自分に苦笑する。]

如何して、こんな言葉を思い出すのかしら。
……でも、今の此処の有り様には善く合っているわ。

私たち皆が、あの鏡を見て、取り付かれてしまった……。
もうきっと……、後戻りできない。

[化粧を落とす。
そうして現われた容貌が、目尻の鋭さを強調した化粧よりも猶、険しく見える事に、溜め息をついた。

舞台へ出る時のように一瞬眼を閉じ、何か祈るように一言呟くと、決然と扉を開いた。
中庭へ戻るために。]
(175)2006/09/04 20:17:28
学生 ラッセルは、媚児に問いかけ、中庭を*見つめている*。/中/すいません。離席
2006/09/04 20:21:41
学生 メイ
あたし──、あたしは……。
大姐も姐姐も大兄も……、知ってる人が屍鬼だなんて思いたくない。
思いたくない、けど……。

知らない人より、知ってる人の方が遥かに多いんだ。
数の上では知ってる人の中に──。
おっちゃんは違ったし、黄さんは……わからない。
……どうしたら良いんだろう。

[ちらりとサロンの胡を盗み見た]
(176)2006/09/04 20:23:51
ごくつぶし ミッキー
影見をひとつに絞るならば、オードリーさんか胡さんを希望いたしやす。前者は多少疑っているユァンと重なってしまいますが、この御二方の物腰落ち着いた様子は気になりました。

……オードリーさん…いや店の者を推すのは内心複雑ではありますが、人であると判明して欲しい気持と共に、何もわからぬまま引き金を引くよりは……と言う思いもあります。

[ハンはキャロルに対して皆に聞こえる様、自身の望む指針を述べた後、銃の手入れを始める。]
(177)2006/09/04 20:27:12
墓守 ユージーン
[ご主人様は近づいた事によって、会話が耳に入ったのか、顎を親指でニ、三撫でると、大柄な男へこう話した。]

それは、───ひいては私を疑ってゐると。

………朱苑さんが、霊視だって?
彼が謂ったのですか。

して、范さんは平松さんの方は疑っておられないのですか?
私はああは言ったが、平松さんを人間であると思いきれてもいない。………。

[ご主人様は、大柄の男を探るように凝っと見ていた。]
(178)2006/09/04 20:30:33
村長の娘 シャーロットは、確りした足どりで、中庭に戻った。
2006/09/04 20:31:26
ごくつぶし ミッキー
悠迅さん、黄はどうも抗争に巻き込まれたようですね。
裏庭に行き倒れていましたよ。

彼が訪れる共に館が異界に落ちた事は気になりますが、ただ、死すほどの傷では無いように見えました。
黄泉返り…ですか…

思うのですが屍鬼はいつから屍鬼と化すんでしょうかね……。
館が異界に落ちる前からなんでしょうか、それとも落ちた後から?……
前からなら、人を欺き続けた結果として裁きを下す事に躊躇は無いのですが、後だとしたら酷くやり切れないですな……。

一体どのような気持で俺達の中にいるのか……。
いや、既に人の心など無くしているのかもしれませんがね。
(179)2006/09/04 20:36:40
見習い看護婦 ニーナ
ココロナラ残ッテイルトモ。

コノ娘ノココロガナ。

ククク…
(*14)2006/09/04 20:38:44
ごくつぶし ミッキー
平松さんの事がより知りたい気持はもちろんあります。
ただ…悠迅さんの前でこんな事を言うのもなんなんですが、あの方よりユァンの方が気になりましてね。
ああ言った言い方になりやした。
ご無礼は許してください。
(180)2006/09/04 20:41:03
ごくつぶし ミッキーは、銃の手入れを*続けている。*
2006/09/04 20:42:52
墓守 ユージーン
抗争……先程話していたのを聞けば分かる。
問題は、そこで死んだか否か。

そうか。死す程の傷ではなかったか。

屍鬼、屍鬼。
私も流言でしか知らない。
思うのは…阿瑪韵さんは屍鬼を追われていたようだ。
異界に……落ちる前にはもう。私はそう考えるのだが。

しかし、人を喰らう。本当なのだろうか。
阿瑪韵さんは何らかの怪しげな術で死んでしもうたように見える。
落ちた後………後なら、
死なせる事が、供養にもなるのではないか。
(181)2006/09/04 20:45:49
ごくつぶし ミッキーはメモを貼った。
2006/09/04 20:46:43
学生 メイ
大姐──老板の次に恩のある人。……ここに来てからも、落ち着いているように……見える。さすが大姐と思うけど、……ここまで落ち着いて居られるものだろうか。

胡大人──あたしを唯一指名してくれる、お客さん。大人が居なかったらとっくの昔に放り出されてたかもしれない。……こんな状況なのに、凄く落ち着いてる。大人が屍鬼だとは、思いたくない。

二姐──真逆、こんなところで遇うなんて思いもしなかった。……あの頃に較べて綺麗になったなぁ……。
拾われてから遇うまでの二姐をあたしは知らない。……でも、再会を歓んでくれた二姐の様子は噂に聞く屍鬼とは違うように──見える。

文士さん──一人しか居ない……あたししか居ないはずの"影見"だと言った。──嘘だ。彼は、何者なんだろう。狂人なのだろうか、それとも──屍鬼。……怖い。

苑──わからない。文士さんは彼を水盆で視たといった。"人"だと言った。……本当だろうか。文士さんが屍鬼だったとしても、狂人だったとしても、視ないことにはわからない。……視るべきなんだろうか。
2006/09/04 20:49:00
村長の娘 シャーロット
[范が、あからさまに銃を弄っているのを眼にして、眉をひそめた。
如何にこの街ではありふれた物であるとは言え、この建物の中では、殆ど見る必要のなかった武器だ。]

屍鬼が、何時から屍鬼になるのか……。
随分難しいお話をなさっておいでね。
(182)2006/09/04 20:50:11
学生 メイ
肖琅姐姐──……あの言葉は、一体どういう意味なんだろう。水盆を視るな──。何かを知っているのだろうか。

オードリー姐姐──落ち着いてる。全く姐姐たちは本当に落ち着いているように見えて──羨ましい。屍鬼かどうか、なんて。全くわからない。あたしにはいつもどおりの姐姐に見える。

范大兄──いつだって冷静で強くて大姐に忠実な范大兄。……どうなんだろう。冷静さはいつもと変わらない。今だって大姐に忠実だし、あたしたちを守るため……屍鬼を"滅する"ために動いているように見える。……それすら嘘なんだとは、思えない。

黄さん──初めて会った。お客さんじゃないみたい。……正直言って、かなり怖い。この人が屍鬼なんだって思いたい。もしこの人が屍鬼で、文士さんも屍鬼だったならお店の誰も疑わなくて済むから。

平松のおっちゃん──前はあんなじゃなかった。豪快に笑う、楽しいおっちゃんだった。……急にあんな怖くなっちゃって……。でも、おっちゃんは屍鬼じゃない。少なくとも、それだけは本当。きっとおっちゃんも……怖いんだ。
2006/09/04 20:56:13
墓守 ユージーン
曰く、異界の中から戻ってきた者も、屍鬼に成り果ててしまっている――…

屍鬼は、どうやって屍鬼と為ったのか。
屍鬼を滅ぼせたとて、私達は異界の影響を受けなゐのか。


いや、影見が二人。
私より、范さんはこの館のもの。常に接している媚児さんを信じる気持ちは強いでしょう。口惜しいですが。

朱苑さんは人間なのは間違いありません。
無用な疑いを誰彼に構わずかけてもおりません。
そして、肖琅さんの事を……とても好く気にかけている青年です。

[己だけが聞き分けれる、ご主人様の声の些細な違いに、苦みが混ざっていた。]
(183)2006/09/04 21:00:20
墓守 ユージーン
『私など………この銃で狙われればひとたまりもない。
 エィシアの礎になる覚悟は出来ていても、屍鬼のためなどに命を落としたくはない。』

[暗闇の中で己の眼は、確りした足どりで歩いてくる少女を捉えた。心に秘めるものがあるか、顔つきは凛としている。]

肖琅さん。
 
(184)2006/09/04 21:08:02
学生 メイ
[話し合う范や悠迅の様子に、おずおずと口を開く]

……あたしはお店の人とか知ってる人を疑いたく、ない。

[黄を見て]

黄さん──大人の部下の人を疑うのは悪いけど、……あたしは黄さんが屍鬼だったらどんなに良いかと思う。
黄さんが屍鬼で、文士さんも屍鬼だったとしたら、……お店の誰も疑わなくて良いから。

……でも。

(そんなに都合の良い話、あるんだろうか?)

──わかんない。わかんないよ。
(185)2006/09/04 21:09:58
村長の娘 シャーロット
[媚児の言葉に、僅かに微笑む。]

貴方、このお店が好きなの……?
一緒に生活しているから嫌に思うという事もあるでしょうに……。

……そうね。
良い事ばかりでないにしても、良い人たちね。
此処にいるのは。
(186)2006/09/04 21:22:46
学生 メイ
ここにしか、居るところが無いんだ。
放り出されたらまたあの冷たい道の上に行かなきゃいけないんだ。
あんな思いするのはもう──嫌なんだ。
(187)2006/09/04 21:28:47
学生 メイは、肖琅の言葉に頷いた。
2006/09/04 21:28:49
鍛冶屋 ゴードン
[拳銃の場所を触ったり、軍刀を忙しなく弄っている。]

誰それが気になるとは言っても、俺は矢張り
媚児、悠迅君にはそれぞれの主張の確度を上げて欲しいもんだ。

[自慢気な表情を見せる。この表情のとき、決まって
平松は、海軍に関する話をする。]

昔、ロスケとの戦争で陸軍の乃木大将はいただけなかった。
ただただ突撃突撃と、それ以外言葉を知らぬような有様で、
自軍に甚大な犠牲を出してしまったんだ。これはいただけない。
それに比べて、日本海海戦のときの東郷元帥は素晴らしかった。
相手に合わせて、確たる情報も駆使して勝ったんだ。
それと同じだ。俺たちも勝つために、情報の確度をあげるべきなんだ。

[それでもなお軍刀の音色はおさまらず。]
(188)2006/09/04 21:36:56
墓守 ユージーン
[ご主人様は、媚児という少女の話に耳を傾け。]

…………屍鬼や狂ふたものというのは、

『何と残酷なんだろうか。』

『自分がそれであると、もし気づかないなら。
 それらは残酷で、とても哀しいものがたりだ…。』

媚児は、とても辛い想いをしてきたのだな。
(189)2006/09/04 21:38:30
村長の娘 シャーロット
[媚児に頷く。]

……ええ。
私も、そう思っていたわ。
(190)2006/09/04 21:39:00
お尋ね者 クインジーは、学生 ラッセルに話の続きを促した。
2006/09/04 21:43:06
お尋ね者 クインジー
[そういえばと、外へ続いているのだろう門へと彼は歩いていった。
「出られない」とは聞いていたし、目の前で繰り広げられた出来事に圧倒され、出られない事情もなんとなく納得していた。しかし、やはり自分の身で確かめてみないことには気が済まない。
それでもこうやって歩いていけば案外するりと出て行けるのではないかと思ったのだ。]

はぁ…はぁ…

[一向に出口に…外の通りに出られそうな気配はなかった。]

くそ…っ

[腹立たしげに、綺麗に刈り込まれた茂みを蹴り散らす。
緑の葉が無惨にも飛び散り、悲しげに地面に舞い落ちた。]
(191)2006/09/04 21:44:44
学生 メイ
辛い……ううん。あたしは運良く老板に拾われた。
……道の上で死んじゃう子がいっぱい居て。
『自分の福気に感謝しなさい』って老板言ってた。

[がちゃりがちゃり。軍刀の重い音が耳に障る]

主張……情報の確度?
そういえばさっき、范大兄も言ってたよね。
あたしが苑を、文士さんがおっちゃんを水盆で見て欲しい、って。
──そうするのが、いいのかな。
(192)2006/09/04 21:46:50
鍛冶屋 ゴードン
[業を煮やしたかのように、ついに拳銃を露にする。
南部式拳銃で、ごくごく一般的なものだ。
媚児や肖琅を冷ややかに見つめつつ、拳銃の諸確認を行う。]

屍鬼の確たる情報がない以上、アタリつけるしかないわけだな。
利なしと見るや、その者を…とするしかないのか。
仕方ないな。
(193)2006/09/04 21:51:07
お尋ね者 クインジー
ちっ…

[「ひょっとして…」という思いも簡単に裏切られ、途中で放った考えをまたも頭からひっぱり出す]

…ならひとまず、「力」があるのだと言っている奴と、そいつが「人間だ」と判断した奴はおいておくしかねぇ。
殺るのは…それ以外からだ。

[頭の中でその対象を勘定する]
2006/09/04 21:51:17
村長の娘 シャーロット
此処に居れば、せめて生きている方たちを相手に出来るだろうって……。

嫌な人だわ。あのお坊様……。
あんな人の言葉が解るくらいなら、何も出来ない方がずっと増しなのに……。
あの人、私にだって大切な人たちを守る為に出来る事があるだろうなんて言うのよ。
まるで私に、まだ大切な人が居るみたいじゃない……。

でも此処はもう……、幽霊に取り囲まれて居る様な気分。
屹度、本当にそうなるのでしょうね。
(194)2006/09/04 21:52:55
村長の娘 シャーロット
[平松大尉の様子に、眉をひそめる。]

……媚児は、何を観るか、自分で決められるの?
もし屍鬼が誰なのか知りたくて水盤を見るのなら、あの人ではない方が善いと思うわ。
(195)2006/09/04 21:56:56
村長の娘 シャーロットはメモを貼った。
2006/09/04 21:57:42
学生 ラッセル
肖琅が霊の名乗りを上げましたね。

どうしましょうか。

媚児を襲いましょうか。
それとも、肖琅は襲えるでしょうか。


肖琅を襲うなら、媚児の影見如何によらず、僕は霊を名乗らずにいようと思いますが。
(*15)2006/09/04 22:01:19
墓守 ユージーン
主張の精度ですか。

[ご主人様は大尉殿の大方の主張に、今は論は不要であると思ってか言葉を返そうとせず、必要な事へ焦点をあてた。]

つまり、媚児さんが謂ったように
私が平松さんを見、媚児さんは朱苑さんを見ろと。

………。謂いにくいのですが、私達は……もしや異界というのは、現実から見れば影のようなものではないのでしょうか。…朱苑さんを見たらば、水鏡に映る影がやや、薄くなりました。

何らかの危険があるのでは、と。
朱苑さんを既に見てしまった後ですが…思います。
(196)2006/09/04 22:02:15
学生 メイ
……正直に言えば、わかんない。
肖琅姐姐は、苑もおっちゃんも生きてる人だと思ってるの?
(197)2006/09/04 22:02:52
学生 ラッセル
媚児…
ここしか居るところがない。
君にも辛い事情があったのか…

[メイの言葉に胸がふさがる]

だけどどうして…
それなら、ここから出ようとしたんだ。

それに、黄さんが屍鬼だなんて。
黄さんは君とやりあってた悠迅さんも屍鬼だと疑ってるんだぞ。
少しも変だと思わないのか?
君は悠迅さんのことを、どう思ってるんだ?
(198)2006/09/04 22:03:02
学生 ラッセル
媚児にも、悠迅さんにも、二人に屍鬼と疑われる黄さんは、人ではないかと僕は思いかけているんだが。
(199)2006/09/04 22:04:44
村長の娘 シャーロットは、墓守 ユージーンに話の続きを促した。
2006/09/04 22:04:58
村長の娘 シャーロット
悠迅先生。
それは……、如何言う事かしら……?
(200)2006/09/04 22:05:04
お尋ね者 クインジー
く…くくく…
誰を疑って、誰かを疑いたくないだと…?

娼妓の身とはいえ、拾われて正解だったな、おまえ。
くっくくく…

[頼みの影見の能力者かもしれない少女の、あまりにも子供じみた考えに、この場にいる人間の不幸の嘆きを通り越して笑いを漏らした]

…知らない奴が怪しいなら、俺は全員をぶっ殺せばいいわけか?

[開いている右目だけが鋭く周囲を伺っていた]
(201)2006/09/04 22:05:11
学生 ラッセルは、学生 メイに話の続きを促した。
2006/09/04 22:05:58
鍛冶屋 ゴードン
[影が薄くなった―悠迅の話は、真実であるのか、
それとも恐怖を高めるための戯言であろうか。]

つまり、君が本当に影見とかいうものができるのであれば、
そのことで俺の影も薄くなると言いたいのか?

[言うしかないんだ。直接命を賭ける仕事をしている
平松だからこそ説得力のある台詞だってある。]

…それで俺に危険が及ぶのであっても、気にかけるな。
悠迅君、俺は軍人なんだ。危険だとか言ってはいられないんだ。
たとえ、ここで果てたとしても俺の魂は、
英霊として日本という国を見守るんだ。
君が生きていれば、靖国まで足を運べば俺に会える。
君が俺に気を遣ってそういうことを言うのであれば、
心配はない。何の気兼ねもなくやってくれ。

[言葉とは裏腹に、得体の知れない黒い塊は
平松の中で肥大していく。ようやくこの正体がわかりかけた。]
(202)2006/09/04 22:11:51
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