文学少女 セシリア [ずるずると。 玄関先にしゃがみこむような姿勢になって思考する。 気は抜けない。当分ずっと。 先の見通し、など考えるだけでも 気分は鉛より重かった] …何も起こらなければ、それはそれで良いのでしょうが。 それでもどっちにしても、長丁場になるでしょうからね…。 こちらが後手に回っているのが痛すぎますよ。 否、回されているというべきですか…? せめてメイは…。 やはり上に早急に連絡すべきでしょうね。 [再度、大きく息を吐いて立ち上がる。 そのまま着替えすらせず、ただベッドに倒れこんだ] | |
2006/07/31 05:31:38 |
お嬢様 ヘンリエッタ 聞こえる。はっきりと。 目の前にいる、よく見知った……ううん。違う。 全然知らない姿の、ハヴェ兄から。 | |
2006/07/31 06:13:07 |
のんだくれ ケネス ちっ…。 エグいもん見ちまった。 | |
2006/07/31 07:04:21 |
村長の娘 シャーロット [再度呼吸を落ち着かせれば、広場を抜けて丘を駆け上がり、 墓地へと足を踏み入れる。 ひんやりとした空気の中に父さんの名前を呼んでみるも、その返事は帰っては来ずに] ここにも居ないなんて―― [無事であることを。ただそれだけを祈った。 帰りが遅くなったことも、約束を破ったことも怒るつもりなんかなかった。 ただいつものように、ただいまの声を聞いて、 父さんと一緒に遅くなった夕食を囲んで、笑えれば。 それだけでいいのに。 不安に耐え切れずに涙が溢れてきて。 それでも、泣いたら父さんがもう帰ってこないような気がしてまた走り出す。 全てが杞憂であるようにと] | |
(409)2006/07/31 07:19:34 |
書生 ハーヴェイ ……初めて、村の住人を手にかけた。 満月とはいえ、少し気が昂ぶりすぎていたように思う。 ………人狼。 そう呼ばれる自分を強く自覚する、食事の時間。 ………両親を奪った、憎き人狼。 それと同じものになっている自分を、強く…自覚する。 | |
2006/07/31 07:20:05 |
書生 ハーヴェイ ――吐き気がする。 | |
2006/07/31 07:20:37 |