逃亡者 カミーラ −1階・広間− [金の髪の少女にも、先と同様軽く挨拶。促され広間に入ると、蒼い髪の男が目に入った。声をかけようかとも思ったが、ひとまずは空いているソファーに座り、先の少女―マーガレットと言うらしい―から渡された紙にペンを走らせた。] 【自己紹介用紙】 カミーラ。 現月闇王ダークの娘。 誕生して間もなく後継者に指定されていたが、50年ほど人間界へ修行と称して逃げていた。その甲斐があってか、精霊としての力は既に粗方完成している。 が、精霊としての力を振るうのはあまり好きではない。言葉や表情のやりとりで相手の感情が揺れる方が楽しい。 それ故に、人間界での生活を満喫していた。 | |
(204)2006/07/22 10:25:57 |
逃亡者 カミーラ [音のした方向に思わず視線を向け] どうやら騒々しい精霊がいるようだな。退屈しないで済みそうだ。 [そういいながらナサニエルのグラスをあわせ] お疲れ様。 火炎の方か。 何やら彼の王は面白き方とは噂を聞いているが詳しくは知らんのだよな。 [翠樹の言葉>>220に思わず] お嬢ちゃんは後10年後に、な? …あぁ。ここは人間界ではなかったのだよな。 ダメだな、どうも人間界の暮らしが長すぎて、どうも頭の切り替えが出来ていない……。 | |
(223)2006/07/22 11:25:42 |
新米記者 ソフィー [川のほとりにたどり着くと、しゃがみこんで中を覗く。透き通って冷たい川の水の中に、朝日を背びれに反射させて魚が泳いでいるのが見える。 その時、お腹の虫がぐ〜っと低い音をだし、空腹であることを自覚させた。 彼女は細い指を川の水につけ、くい、と持ち上げると、まるで水が生きのように細く立ち上がり、そのてっぺんにはピチピチと跳ねる魚が。 手を伸ばして魚を手に取ると、腹からあぐ、とかぶりついた。半分をティアに差し出すと、翼竜もその魚をつるりと飲み込む。 そうして魚を3匹も平らげると、川に頭からつっこんで水を飲む。そのうちくるりと一回転してそのまま川に落ちる様に入ってしまった。 冷たく、美しい水の感触を存分に楽しむと、ざばっと立ち上がり、ぺたぺたと宿舎に帰っていった] | |
(226)2006/07/22 11:29:24 |