新米記者 ソフィー [ギリ] [奥歯を噛み締める 完全に自分のミスだ 一人だと言う事を忘れていた] | |
2006/07/24 01:51:27 |
冒険家 ナサニエル 【集会場】 [子猫が肩から降りる間際、どこからか呟きが聞こえる] 大丈夫、惑わされるな。大丈夫だ。 [微かに空気を震わすだけのそれは、誰の耳に届くことなく消えた] | |
2006/07/24 02:05:43 |
新米記者 ソフィー [其れは] [ふいに] [嗚呼] [――大丈夫……] | |
2006/07/24 02:08:47 |
文学少女 セシリア [デボラの言葉に敵意のこもった視線を返し、傍らで蹲るネリーの手を握って微笑む。 シャーロットに耳打ちするように、囁く。] シャロ、みんなに説明出来る? それともぼくが言おうか? | |
(2006/07/24 02:24:24、文学少女 セシリアにより削除) |
新米記者 ソフィー [昨夜此処で紅く散った人を想い奥歯を噛み締めた] | |
2006/07/24 02:32:19 |
見習いメイド ネリー [デボラとの間に塞がる、大きな背中。 それはいつも追っていた背中で。 庇ってくれているのだろうかと思えば。 やはり、涙が零れ落ちた] | |
2006/07/24 02:39:21 |
冒険家 ナサニエル 【集会場】 [壁に凭れた蒼い髪の少年は白いシャツの裾に手をいれ腹を掻く。 ひどく退屈そうに周囲を眺めていれば、あくびを一つ。 ネリーの足元に寄る白い子猫を眺めて、目が合う。 口元を、上げる。 そうしてするりと*壁に溶けた*] | |
2006/07/24 02:44:26 |
美術商 ヒューバート 何だ・・・何だこの感覚は・・・。 これが我か? いや、私か・・・? 俺は・・・誰だ・・・? | |
2006/07/24 02:46:37 |
牧童 トビー どいつもこいつも……。 まだ、使えなくならないで欲しいな。 | |
2006/07/24 02:49:36 |
牧童 トビー 本当に…どうしてしまったんだ。フェンリル…。 ハティよりは利用価値がある男だと思っていたが。 | |
2006/07/24 02:54:41 |
牧童 トビー やだなぁ。 何かが崩れるような、この感じ。 面倒だな。全く。 さっさと…皆殺しにしてしまいたくなってしまう。 | |
2006/07/24 02:56:19 |
美術商 ヒューバート 俺、私、我・・・。 私はヒューバートだ。 我はフェンリルだ。 俺は・・・俺は・・・。 なんだ、なんだこの焦燥感はっ・・・! いつか見た夢のような陰りはっ・・・。 | |
2006/07/24 02:56:30 |
牧童 トビー おにーさま…ねぇ。 デボラは…ほんと、何者なんだ…。 ま、誰だっていいさ。 どうせ今日…死ぬんだから。 | |
2006/07/24 03:01:14 |
牧童 トビー 意外と早いご帰宅…だな。フェンリル。 [くすりと哂う] | |
2006/07/24 03:11:34 |
美術商 ヒューバート うぉあああああああああああああああああああああ!!! [叫ぶ、声にならない叫びで。己の妹の死を嘆く叫びを] | |
2006/07/24 03:15:37 |
美術商 ヒューバート [闇夜の咆哮は輪廻転生を繰り返した一人の女性へ向けて・・・] | |
2006/07/24 03:16:24 |
美術商 ヒューバート [闇を駆けるその姿、狼] 妹よ、お前の思いはしかと俺に届いたぞ。 行こう、逝こう、往こう、 輪廻転生の時を越え、 再び我ら兄妹が天界に剣を立てる時がくる日に向けて!! | |
2006/07/24 03:27:53 |
美術商 ヒューバート これは別れではない、始まりだ。 この涙は悲しみの粒ではない、喜びの雫だ。 いつか必ず愛する妹と共に・・・。 今度は我が、私が、俺が、デボラに恩を返す番だ。 | |
2006/07/24 03:30:51 |
新米記者 ソフィー [地面に降りた仔猫は非難するような視線でちらりと此方を見上げてきた なんだか嬉しくなって相棒にするようにふふんと笑ってやる 暗い夜道を一人と一匹で歩き この時間までやっている数少ないジェラート屋へ] | |
2006/07/24 03:38:27 |
冒険家 ナサニエル 【遺体安置所】 [片の目を細めて見るは、蜂蜜色の髪。 置かれたのは………。 ………。 必死に抗議をしてみたが、 言葉として届く事は無かった] | |
2006/07/24 03:40:04 |
書生 ハーヴェイ [胸の中は怒りばかりが溢れていて。 ああ――、今なら―― 赤い瞳を押えるのが、精一杯で――] | |
2006/07/24 03:42:22 |
新米記者 ソフィー [――カラン ジェラート屋の扉をくぐる] ヨーグルト。 [足元の仔猫がちょいちょいと足にじゃれつくのを眺め] と、モカ。 ……チョコレートソースがけで。 [小銭を払いジェラートのカップを二つ受け取り席に着く 向かいの席にある筈の相棒の変わりか テーブルの上にちょこんと仔猫が落ち着き 当然のようにジェラートを食べて居る] ……コレからはずっとウチのおごりえ? | |
2006/07/24 03:43:11 |
新米記者 ソフィー [ジェラートをひと匙 爽やかな酸味が口に広がる] ……。 [俯き唇を噛み締めた] | |
2006/07/24 03:45:54 |
新米記者 ソフィー [猫が此方を覗きじゃれつくのに ひょいと抱き上げれば口元を舐められた ヨーグルトジェラートがついていたらしい 舐めておいて仔猫は厭そうな顔をした] ええ度胸やね。 [くすと笑み食べ終えたカップを片付け立ち上がる] ほな、行きますえ? [白い仔猫に向かって声をかけ宿を目指し 月明かりに照らされる夜道を歩く] | |
2006/07/24 03:51:35 |
冒険家 ナサニエル 【夜道】 [相棒の隣に並んで歩く。 いつもそうしたように月を見上げて] お疲れ様。 今日も大変だったな。 こういう時に相棒の有り難味がわかるだろう? [呟いた声も、やっぱり届かない。 少し俯く相棒の顔を覗き込んで] …なんてな。 ばかだな、辛気臭い顔するなって言っただろうにさ。 | |
2006/07/24 03:53:12 |
美術商 ヒューバート 愛すべき妹だ・・・。 | |
2006/07/24 03:53:44 |
新米記者 ソフィー [鳴かれてふと見上げた空には 相棒と見上げたのと同じ――明るい月] ……綺麗やね。 | |
2006/07/24 03:54:41 |
見習いメイド ネリー [普通の手で、繋いで帰りたかった。 そう思っても、口にはしないままに。] | |
2006/07/24 03:54:53 |
牧童 トビー やっぱり、少し変なフェンリル。 | |
2006/07/24 03:56:29 |
牧童 トビー まぁ…ボクには ―――関係のない事だ。 | |
2006/07/24 03:57:10 |
冒険家 ナサニエル …ああ、月が綺麗だな。 [ほんの少しだけ笑んで。見上げた空にはまあるい蜂蜜色の月。 さらりと頬を撫でる風に消えるように、*その声は途切れた*] | |
2006/07/24 03:58:13 |
冒険家 ナサニエル 【楽屋裏】 [モニターを眺めながら駄犬を枕にビールをちびり。 コンコンとノックの音がした] はーい。…あー、いい所だったんだけどなぁ。 [モニターをちらりと見てからドアを開けば宅急便。 楽屋裏に直でくるのかとかそういう細かい事は置いておいて] はぁ、配達? サインでいいですね。 えーと、クインさんとデボラさん、と俺宛? [――ちょっとだけ嫌な予感がした] | |
2006/07/24 04:04:48 |
冒険家 ナサニエル [差出人の名前を見る。 ガサリと袋を開ける。 もう一度差出人の名前を見る。 ビールの缶は3本あけてしまったていたから 周りに誰もいなかったから だから、ちょっとだけ袖を通して――もっそりと起きた駄犬と目が合う] ………、…………。 [長い、沈黙] …汝は、人狼なりや? ──そばか! [裂帛の気合いと共に、駄犬の背筋がびくりと仰け反った] | |
2006/07/24 04:14:34 |
冒険家 ナサニエル [チャイナに片足を突っ込んだまま、 見詰めあうひとりと一匹の間に言葉はいらなくて。 背後のモニターに映るはさらりと滑る蜂蜜色の髪。 眺める蒼い瞳はおやすみと呟いて*閉じられた*] | |
2006/07/24 04:19:01 |
美術商 ヒューバート せめて、一晩だけでも共に・・・。 [遺体をそっと自室のベットへ寝かす] 長い間、待たせてすまなかった。 ツラかっただろう、苦しかっただろう。 あの夜、俺は目覚めるべきだった。 目覚めていたら・・・こうなる事は・・・。 | |
2006/07/24 04:24:03 |
美術商 ヒューバート 今しばらく待ってくれ。 闇の眷属は未来永劫、永遠に。 [そっと組まれた両手に左手を添えると同胞のもとへ向かった] | |
2006/07/24 04:25:50 |
流れ者 ギルバート 窓の外を見る。 集会場でのことを思い出しながら。 ――デボラは何者だったのだろう、とか。 ――狼は、どこにいるのだろう、とか。 ――次は、次は誰が。 ああ。 こうやって。 あの日も。 色あせた記憶が蘇る。 血の色に塗れた、記憶が。 | |
2006/07/24 04:34:41 |
見習いメイド ネリー [エプロンを脱いで、ワンピースも壁に掛けて。 パジャマも着ないまま、ベッドに潜り、毛布に包まる。 指の先が僅かに疼いたが、手袋が抑えてくれる気がした。 ――夢ならば良いのにと思う気持ちと。 ――夢じゃないようにと思う気持ちと。 帰り路の微笑みを思い浮かべながら。 静かに、眠りに着いた。手袋が脱げないようにと、確りと手を握り締めて*] | |
2006/07/24 05:07:35 |
双子 ウェンディ …え…っ。 [ハーヴェイの目を、見据える。 赤い赤い瞳からそらせずにいた。 恐い。 恐い…?どうして…? だけど、肩に置かれた手の力が強くて、痛くて。 小さく呻くも肩に掛かる力は増していった。 その表情は、瞳は、何処となく迷いを秘めて。 赤から落ち着いた茶色へと瞳の変化していく様子に身体をぴくりとさせた。 ―――ハーヴェイ、お兄ちゃん?] | |
2006/07/24 05:18:11 |
書生 ハーヴェイ [ぴくり―――と、"声"が、聞えた。軽く頭を振って。 瞳が―――また、紅く――――。] 解って―――います――。邪魔は、しないでくださいね [月に照らされる。闇に魅せられる。 目撃者は居ない。闇が後押しする。 がふり、と、喉元に噛み付いた。ごり、と。 そのままそこを噛み砕こうかと思ったが―― 殺しては駄目だ―――頭の中で声が響く。 手加減をするように喉笛を噛切るだけに留め。返り血を浴びる。 血の味が口の中に広がる。噛切った皮を咀嚼し、飲み込んだ。 ――闇に酔う。 笑みの形に歪む口の端につく血を、ぺろりと舐め取ると、 ウェンディの瞳を、紅い瞳で見つめる。] | |
(*187)2006/07/24 05:34:57 |
双子 ウェンディ [でもそれは一瞬だけで。 再び瞳が赤く染まるのを見ると、 ぞわり、と背筋が震えれば容赦なくハーヴェイはウェンディの首筋に顔を埋めて――] …ぃ―――あぁああああああああああああああぁ…っ!!!!!!! [喉元に歯を突きたてられれば声にならない音を発し。 喉笛を噛み切られると、ひゅうひゅうとそこから漏れる呼吸音と、 血の泡がごぼごぼと首筋を滴り落ちた。 それはハーヴェイの唇を濡らし、まるで紅を引いたかのような――真紅だった。] | |
2006/07/24 05:35:56 |
書生 ハーヴェイ ―――ごめ、ん。 [口元には笑みを湛えたままなのに。 何故か口をついた、小さな、小さな、聞えないくらいの言葉と―――。 頬へとついた返り血が、少しだけ洗い流される。 しかし衝動は止まらない。 何時もの"調理"をはじめる―――。 殺さない、と言うのがやっとで。空腹に負け、自分自身のやり方で。 大丈夫。相手が死んでいると思えば、いつもの事。 相手が知らない人間だと思えば、いつもの事。 そっと目を伏せ、生きている相手に黙祷を捧げる。 まずは腕を。 千切り易いよう肘を叩き砕くと、そこから先をもぎとる。 それに鼻をつけ、血の匂いをかぐようにして、はくと噛み。 少しだけ肉を食いちぎると、それをスコルへと投げた。] | |
(*188)2006/07/24 05:36:09 |
双子 ウェンディ ――…! ………………!!! [ハーヴェイの頬を伝う涙が視界に入るも、 ただただ震えとは違った、身体の痙攣へと変化していく。 寒くて、何より痛くて、たまらない。 声を上げたいはずなのに、声にならない。 構わず覆い被さるのに気が付くのは、それほど時間は立たなかった。 再び襲い来る恐怖。 ぱくぱくと呟くも、ただひゅうひゅうと、口笛を拭いたような音だけがその場にに木霊した。] | |
2006/07/24 05:37:35 |
書生 ハーヴェイ [次は肩を。そして膝を。同じように、骨を砕いてからもぎとってゆく。 いつもは相手を殺してからする"調理"。大量の血が流れる作業。 小さい身体でどこまで持つのかは解らないけれど。] ウェン―――、まだ、生きてますか? [ふと、血に濡れる手で頬を撫でながら、そんな事を聞いてみた。 答える事が出来ないと言う事を、忘れて。 けれど微かにその瞳が動くのを見ると、それを返事と見て。] ――人間も、意外と強いものですね。 [彼女の瞳は見開いている。ただじっと、自分を見つめている。 彼女を食べる狼を――闇の生き物を、ただじっと。 ――頭の奥が、紅く、黒く。] ―――っ――。 | |
(*191)2006/07/24 05:38:51 |
流れ者 ギルバート 白檀の香り。 相棒、と言うナサニエルが居なくなって。 殺されて。 怒りが無いはずはない。 悲しみが無いはずはない。 ならば、 何か力に。 そう、思うのだけれど。 それは、余計なお世話なのだろうか。 | |
2006/07/24 05:40:36 |
双子 ウェンディ [その音と相まって、乾いたような、ぶちりと醜い音が―――肉を切る音が聞こえる。 一瞬何の音か理解できず、やがて来る痛みにエメラルドグリーンの瞳が見開いた。 ぶちりと腕をもがれ、目の前で肉を引きちぎられる。 それが自分の腕だと気がつくのに時間はさほど掛からなかった。 その光景が信じられなくて。 ハーヴェイお兄ちゃんが、私の喉を、腕を、だなんて。 ―――嘘。だ。 もう片方の腕を同じように引きちぎられれば現実に引き戻されて。 肩、膝………骨を砕く音と、肉の千切れる音。 迫り来る苦痛に表情をゆがめ、瞳を見開いて。 その視線は一点だけハーヴェイの瞳を見据え。 ――徐々に視界が白んでいくのを成す術も無く、ただ瞳を僅かに瞬かせて。] | |
2006/07/24 05:41:07 |
書生 ハーヴェイ [一度、ふるりと身体が震えた。静かに――、静かに笑みを浮かべ。 その頬を伝う雫はすぐに赤く染まり、もう元が何だったかは解らない。 彼女の腹部に爪を立てる。ふつり、と音を立てそれが沈む。 それを思い切り横へと薙ぐと、既に動きが弱々しくなった臓器。 ぬちゃりとそれを丁寧に取り出すと、はくとまた口に含んだ。 ―――頭の奥が赤く染まる。くらくらと。紅く。] 俺は――、人狼です。 [綺麗に、綺麗に。彼女の身体を切り開きながら。 彼女が身にまとっていた白のワンピースは 身体と同様切り裂かれ、すっかりと赤く染まり。 一つ一つ臓器を切り出し、取り出していく。 それをはくり、口に入れて。ぐしゅりと噛んで。味わって。 スコルにもいくつかそれを渡しながら。] これもどうぞ、スコル。 | |
(*192)2006/07/24 05:45:15 |
流れ者 ギルバート 「何の力も無いからな、俺には」 自嘲気味に呟く。 あの日から、力が欲しいと思ってきたのに。 幾つかの技を覚え、 狩る技を覚え、 それでも足りなくて。 「それでも――」 この手に残るものは、あっただろうか。 | |
2006/07/24 05:46:25 |
双子 ウェンディ ―――――…………!!!!!!!! [腹部から肉の切り裂かれる音。 ぐじゅり、と、本当に自分の身体から発せられるものなのかと思いながら。 瞳孔が開いたり閉じたりされながら。 開かれた唇は、声にならない叫び声を物語っていた。 ハーヴェイの口から人狼と言われれば…どうして? と、苦痛よりも、疑問のような表情を浮かべて。 赤い赤い――柘榴のような臓器は取り出されハーヴェイの口へと運ばれる。 噛み潰して舌で味わう様子を、ただ、ただ、瞳を見開いて見つめた。 心臓の辺りに手を伸ばされた頃にはもう、紡がれる声も、表情も目に映らなかった。聞こえてなかった。 ―――絶望を表情に宿したまま。] | |
2006/07/24 05:46:29 |
流れ者 ギルバート ベッドに寝転がって、 見るのは遠い日の夢。 繰り返し、繰り返し。 ああ。 今日も? どうか……叶うならば。 せめて。 あの緑色の髪の可憐な少女と、 蜂蜜色の髪の美しい青年に、 よい夢をと。 願いながら。 | |
2006/07/24 05:49:16 |
流れ者 ギルバート 血色の夢の中で せめて。叶うなら、と。 解いたバンダナ、 隠されていた額に刻まれた 消えない傷痕が、酷くうずいている。 | |
2006/07/24 05:52:32 |
牧童 トビー うん。 愉しめたよ。ハティ。 ――"ボク"がね。 | |
2006/07/24 05:54:35 |