隠者 モーガン [ラッセルのメモに添え、モーガンはペンを綴る] 「まずは私を信頼してくれた事に礼を言おう。 しかし、残念ながら私は今日も皆の居る時間に 立ち合えない可能性が高いのだ・・・。 それでも私に任せると言うのならば… 処刑相手と占い相手は、 今現在のメモを見て考えて直してみよう・・・ 残念だが、今の私の希望がそのまま通るとは思えないのでね・・・ 全く以って、実に残念だ・・・・・・──」 [そこまで書くと、モーガンは顔を上げる] やあ、ユージーン君・・・ 今日はどうやら皆早起きらしい・・・ [ユージーンにニコリと微笑み、ペンを持たない左手を振る。] [・・・左手には、しっかりと銃が握られている・・・] | |
(202)2006/07/17 15:55:53 |
墓守 ユージーン [「可能な限り村人には生きて居て欲しい」の言葉に、 最初に挨拶を交わした時の優しい老人の声を聞いた気がして 縋りたい気持ちに突き動かされ顔を上げるとモーガンは言うのだ] あの余所者共は知った事では無い… [ニコリとした笑みはそれだけ見れば、何と心温まる笑い方だろう しかしその顔で言う。 あれほど動転していたカミーラの事も、親切なナサニエルの事も あの可哀想なヒュバートの事も、知ったことではないと。 自分の言った言葉を思い返せば、非難する資格など ありはしないが、それでもその微笑みからは目を逸らした] ぼくは元から…こういう人間です。 生き延びるためだったら、誰だって殺してみせる…殺せる。 [逸らしたまま、前言の根拠を話し始めた] | |
(208)2006/07/17 16:40:41 |
墓守 ユージーン 4人の中に化け物がいることは間違いない…そうですよね。 一人しかいないという、そういうチカラを持ったと自称する人達が こんなにたくさん出た…嘘をついてるからだ。 化け物…人狼を探すためのチカラなのに、 どうして人が嘘をつく必要に迫られるだろう。 嘘をついてるのは人狼だ。 奴らもまた生き延びたがって… 正体を暴かれることを嫌って、嘘をついてるに違いない。 人狼でなかったら…、人狼に与してもいいなんて考えてるような 馬鹿な狂った人間。 …要らない、そんなの。 たくさんの5人の中にいる人狼を見事引き当てて… いえ…、立場によっては6人の中ということになる。 ともかくその中からいきなり息の根を止めることよりも、 よほど容易く殺せる。 4人の中に、2匹だもの。 | |
(209)2006/07/17 16:42:42 |
墓守 ユージーン ぼく以外の人もそう言うように… 自分と同じチカラがあると名乗った人物、 ハーヴェイと同じ希望を出していると気付いたからと言って 簡単に自分の希望を変えてしまったトビー。 彼のその行動が…より疑わしいと、ぼくも思ったから。 ハーヴェイと同じ占いの希望を出したということが 問題なのではなく… それに気付いた時… それを指摘したハーヴェイ自身の言葉のまま、 あっさりと希望を変えることにしたことが問題…。 相手が偽物と知っているから、同じ希望である事に気付いた時 考え直したかったとトビーは言うでしょう。 でも矛盾する… それを指摘したのは…その偽物のハーヴェイ自身でもあるのに。 | |
(212)2006/07/17 16:45:26 |
墓守 ユージーン [モーガンとの会話に集中していた...は、気配なく現れ 思いのほか近くでカツリと響いた足音に、びくりと身構えた。 ――ナサニエル。 快活に笑うことのできる、親切な余所者。 冒険家であると名乗った彼に、一種の憧れをも持った日が ほんの暫く前だというのに嘘のようだ。今はあまりに遠い。 人間であることが証明されたモーガンとは違い、 そう、彼もまた人狼であるかもしれない。 その思いに持ったままのペンを強めに握りしめながら、 少しだけ滲ませた緊張の面もちで...は答える] 進展…。あなたの提案を、誰も……反対していない。 連なるメモを見ればわかるように、ナサニエル、 あなたの提案に則った意見を皆…出し始めてます。 …ぼくも。 | |
(222)2006/07/17 17:32:30 |
墓守 ユージーン [倒れそうなモーガンを見ると、 彼を気遣う気持ちが生まれてくるのがわかる。 素直にそれに心を任せて構わない立場にモーガンがあることを そっと、神とは意識せずとも何かに感謝しながら] …ええ。 それにそうしている間、誤って守護者を… ぼくらを守る存在であるところの…守護者を ぼくらの手で殺す、そういう悲劇が起こる可能性も無く それも含めて良さそうだと…思ったことも確かです。 でも…ぼくはぼくの考えに、それほどの自信があるわけでもなく そしてぼくもまた人狼と疑われる立場なら… どうして絶対に従えなんて、言えるでしょう。 もちろんあなたの判断が最も、信頼される。 あなたの意見が変わらなくとも…ぼくの意見も変わらないけど …それでいい、と思う。 無理はしないで下さい、モーガン。 | |
(226)2006/07/17 17:46:59 |
冒険家 ナサニエル [ユージーンの真っ直ぐ此方に向けられる視線が、駆けられる言葉が、どうしようもなく有り難く、同時に複雑だった] 貴方も、そうなのか。 ……人狼の事件が起れば――極限状態に置かれてしまえば、やはりそんな意見が出てこずには居られないのか。 私の、故郷がそうであったように。 [最後の一言だけ、口の中で呟くように言えば、迷いを振り切るように首を振る] それでも、有難うユージーン殿。 貴方の温かい言葉は、私にとっては救いになる。 [紡ぐ感謝の言葉は、本心からのもので――それなのに、皮肉じみて心が苦しい] 初めから――こんな忌まわしい事件など、起きなければ……。 [独白めかしてポツリと呟けば、再びメモに視線を落として*思案に沈んだ*] | |
(232)2006/07/17 18:09:11 |
墓守 ユージーン …故郷がそうであったように? [小さく呟かれた声に振り向けば、 ナサニエルは既にメモに視線を落として思案に沈んでいる。 そうだ。彼は何かを知っているはずだった。 床に座り込むカミーラを運んだ夜、何か知っていることが あるならと、無遠慮に話して欲しいと頼んだものだった。 ナサニエルの故郷もまた人狼に脅かされ、起こったのであろう 悲劇を、そして修羅場を、彼はくぐり抜けてきたのだろうか。 苦しげに、こんな忌まわしい事件など起きなければと呟く 彼の心を抉ることも構わず、尋ねてしまいたくなる。 「あなたは何を言い、どのように行動するかを選んだことで その地獄から生還することができたのか――」 自分が生き延びるため、少しでも役立つ情報を得るためだけに。 …感謝の言葉を紡ぐナサニエルの声にかろうじて、 生還マニュアルを引き出す為だけなんかに、 事細かに尋ねるべきではないと自戒できた] | |
(234)2006/07/17 18:36:16 |
墓守 ユージーン 温かい…ですか。…ぼくはあなたを、利用しているだけかも。 そんなふうに気遣ってやればまた… 一番嫌な役を、押しつけられるかもしれない。 何か知っていそうなあなたから、ぼくが生き延びるのに 役立つ良い情報を、引き出せるかもしれない。 ただそれだけのために… 言葉を発しているのかもしれないのだから…だから感謝なんか […されて、彼のみならず自分もまた温まっていては いつか殺すかもしれない時が、辛くなるだけなのだ] 「あなたも、そうなのか」? ええ…皆そうですよ。 それくらいの提案、皆できたに違いない。あなただけでなく。 大事だから…自分が一番、大事だから。 あなたも、素直に救われるなんて感謝せずせいぜい… 人を信じ過ぎないことだ。 [言うとグラスを洗うためにという顔で、台所へ*足をすすませた*] | |
(235)2006/07/17 18:40:30 |
修道女 ステラ [挟んであるメモを一瞥してから、溜息混じりに浴室へ行く。 ずっと広間にいたせいで、身体に血の匂いが染み付いたようで嫌だった。 修道服を脱ぐと白い滑らかな肌に刻まれた傷跡と、蠍のタトゥーが鏡に映る。 自嘲の笑みで自分の裸体を一瞥すると静かにお湯の中に体を沈めた。] …………ちらちら聞いた話を総合すると………… 一番最初に「霊能者」だと言ったのはトビー君? その次に占いの力があると言い出したのは……シャーロットさん、かしら。 その次にハーヴェイさんが霊能者だと言い出して…… 最後にラッセルさんが……占い師だと…… [ぱしゃりとお湯の中から腕を出す。飛沫が水面に散った。] ……4人。 言い出したのは、昨日の話ですわね、多分…… ……何も起こらないうちから、どうしてそんなことを言い出したのかしら。 特に口火を切った二人…… | |
(236)2006/07/17 19:29:07 |
牧童 トビー [...が、前を隠して大きな浴槽に入ると、ステラのしなやかな肢体が、嫌が上でも目に入る。正面から入ったため、背中の傷痕や刺青には気付いていない。] …ステラ…さん。 ありがとう…。ごめんね? [...は、おずおずと口を開きだす。] ステラさんは…ボクのこと…どう思う…? アーヴァインさんが…じゃって…。 このことが始まる前から知ってた人は…ボクはステラさん…と…ハーヴェイ…だけになっちゃった…。 ボクは…ステラさんを信じてる…。 …正直、シャーロットお姉ちゃんが占いできるって聞いた時期のことも…理由としては確かに大きいよ…。 でも何より…この五年間…同じ村で親しんできた人を…疑えないよ…。 [...は、堪えていたものが溢れ出したのか、涙を流し始めた。] | |
(243)2006/07/17 21:11:41 |
修道女 ステラ どう、というのは貴方が持つ能力のことかしらね? [ゆるりと首を傾げるとトビーを見つめ] 私からも聞いていいかしら? 貴方はどうして、その力があると一番に言い出したのかしら。 特殊な能力を持つものは人狼には邪魔になるのは明白。 そして、まだ死者が出ていない状況では貴方の力が発揮できないのもわかっているでしょう? それなのに、どうしてわざわざ自分の身を危険に晒すようなことを……? ……疑っているわけではないのだけれど。 貴方みたいな小さな子がそのような力を持っているとなれば尚更危ない気がして。 [浴槽から少し身を乗り出して手を伸ばすとトビーの涙を拭った。] | |
(244)2006/07/17 21:18:14 |
牧童 トビー ステラさんは… ボクが…霊が見えること…知らなかった…? ボク、パパの霊も…ママの霊も…見えるんだ…。 アーヴァインさんは…元から知ってたんだ…。 …パパが死んじゃったとき…ボクが…それでおかしくなっちゃったから…。 [...は、手を結んでお湯を掬い、顔を洗いながら、語り続ける。] 元々…なにか、呼ばれた時に…この力が関係あるのかなって…予感がしてた…。 そしたら…アーヴァインさんとカミーラさんが…占い師とか…霊能者とか…いいだして… だから、すぐに…ボクの事だって…思った…。 ハーヴェイがあんなこと言い出すなんて…思いもしなかったし…。 そもそもアーヴァインさんが…死んじゃうまで…人狼の存在自体、半信半疑だったもの…。 言っちゃダメだとか、思いもしなかった…。 | |
(247)2006/07/17 21:30:13 |
修道女 ステラ ……知りませんでしたわね、少なくともこの騒ぎまでは。 貴方がお父様の葬儀のときにとても取り乱していたのは憶えてましたけど…… そのせいでしたのね。 [葬儀の時を思い出したのか、少し悲しそうな目で見て] ……成る程。 まぁ確かに…… 誰かがそう言い出して自分にそんな力があれば黙ってはいられないでしょうね。 けれど、もう少し自分がどのような立場にあるか考えなければいけませんわね。 今現在、トビー君を含めて能力がある、と言った人は4人…… 人狼の邪魔を出来る守護者が1人含まれているとはいえ…… 4人のうち1人しか護れないのでは…… [その先は、流石に言葉にするのは躊躇われた。 ――トビー君が人狼でない限りは、貴方が襲われる可能性も高い、と] | |
(251)2006/07/17 21:43:16 |
書生 ハーヴェイ [...は、伏せていた顔をゆっくりと上げると、 村人達が話していた提案が、とても気に入らない様子だ。] ……また馬鹿が沸いて出てきたよ。 誰?いきなり4人共全員殺す、なんて非常識な事を言う人は。 あの声は、確かユージーン……?滅多に喋ったことがないけど。 まだ犠牲者が1人しか出ていないのに、 もう能力者達を次々と順に殺していくとか、意味不明だ。 現に私はまだ僕の能力で人狼を探していない…。 なのにその前にその機会を壊すお前が、特に怪しい人物。 第一、僕達はまだ1人も欠けていないのに、よくそんな事を。 狼達は必ず邪魔な僕達を狙ってくるのに、それも待てないのか。 占い希望、変更します。カミーラからユージーンです。 ……ここには、まともな人はいらっしゃらないの? [...は、とても不機嫌そうな顔を浮かべた。] | |
(254)2006/07/17 22:11:46 |
書生 ハーヴェイ [...は、色々と大変ショックであった。 村人よりも一足早く僕に占い師だと主張した、ラッセル。 僕が怪しいと書いただけで、急にあの顔が変わった。 トビーだって、そう。まだ自分の嘘を撤回しようとせず、 今でも普通に偽者として、大人気活躍中です――。 そしてお得意のお涙頂戴、で人々を惑わすのも、見えた。泣けばいいと思ってるのか。ハーヴェイは怒りを感じた。] もう…… 誰も信じない…… 誰も信じないから…… もう、二度と……。 [ヒューバート、特に衝撃的だったのは、彼だった。 あんな優しい声が怒鳴り声に、あの一瞬ドキ、とした事も あったあの爽やかな顔が、地獄の使者に。 何が、何がお前の精神年齢は、3年並だ。笑わすな!!] ………。 未来永劫、許してたまるものか……。 | |
(257)2006/07/17 22:22:40 |
村長の娘 シャーロット ――一通りメモを流して見ると …彼女はそこに立ち尽くしたままだった。 「……そうですね、モーガンさんの意向に合わせたいと思います… ……ですが、私はナサニエルさんの処刑には… 反対です…… 確かに…この処刑を提案したナサニエルさん自身が… 狼かもしれないという可能性もあります… ナサニエルさんはこれまで常に冷静に話を進めて来た方…… もしかしたら彼が狼だった場合…モーガンさんは手強い存在になると思ったのかもしれません… でも私は処刑にするよりも占って欲しい…… …出来ればラッセルと一緒に。 私だけが占っても、皆さんにとっては信用に足りませんでしょうから……」 | |
(266)2006/07/17 22:48:17 |