自警団長 アーヴァイン
あー、諸君、聞いてくれ。もう噂になっているようだが、まずいことになった。 この間の旅人が殺された件、やはり人狼の仕業のようだ。 当日、現場に出入り出来たのは今ここにいる者で全部だ。 とにかく十分に注意してくれ。 |
逃亡者 カミーラ [集会場の片隅のソファーで、眠るでもなく身を横たえていた女は、耳に流れ込む声に上体を起こす。女の姿、当然知り合いの筈もない、自分は余所者なのだから。――その後ろには、ヘルムを被った自警団の隊長の姿があった] ……なんだ。 [...の視線はレベッカと名を告げる女を通り越して、自警団長の方を向く。その声に、その言葉に、僅かに目を見開いた] ……いや、お前はいい、そこの自警団の野郎、お前―― 今、なんつった? ……人、狼? 人狼って、言ったのか? 人狼、……人狼、だと? [低い声で何度も問い返す。自警団長は唯頷く。その場に大して人も居ないに関わらず、占い師だとか霊能者だとか...には理解出来ない言葉を口走っているが、そんなもの、上の空だった。――人狼、……] | |
(4)2006/07/13 22:22:29 |
逃亡者 カミーラ [...は鞄を引っ掛けガッとソファーを蹴って猫のように自警団長の傍まで飛ぶと、その襟首を掴んで怒鳴る] 嘘吐け!! 人狼が此処に居るなんて俺は聞いてない――!! 何で人狼が、何でこんな村に居るんだよ、何で……! [人狼の存在を知っているその口調で、問う。問う。信じられないように問う。やがて語気弱まり、呆然と呟いた所で、レベッカの声が不意に耳に届く。処刑?] ……処刑。処刑か。処刑―― あぁ、そうだな、人狼なんて死ねばいい、でも でも、人狼なんてどうやって見つけんだよ!? そもそも此処に人狼が居る?本気で言ってるのか? ――嗚呼。 嘘だ、此処に人狼が居るなんて嘘だ。 [強く握った拳、爪が皮膚に食い込んで、痛んだ] | |
(8)2006/07/13 22:31:20 |
墓守 ユージーン [途切れ途切れにカミーラは、怯えの分かる声で説明してくれた。 顔を合わせた集会場に集められた面々の中では、 最も勇ましくも見えた人物。 その女性が肩を震わせ、嗤おうとして、それでも震える声で――] カミーラ… [真剣に語るその瞳は狂気を帯びているようにも見えず、 その震えが実在する化け物の恐ろしさを確かに物語って いるのだと、...も感じ始める。 それでも、こんな時昔の様にうまく笑えたらいいのにと 悔しい気持ちを抑え、彼女を落ち着かせようと、 笑みの形に表情をつくる] 大丈夫…。人間を食らう化け物…そんなのがいるとして、 ほら…自警団長だって、既にその事実を把握してる。 ここは村の中にある、自警団も知ってる建物の中。 大丈夫…きっと、安全。 きっと…守ってもらえる。 | |
(14)2006/07/13 22:52:10 |
冒険家 ナサニエル ……参ったな……。 本当に、参った。 [片手で目を多いながら、打ちひしがれたように呟く。 参った、と、それ以外の言葉が出てこない。 出しようが――ない。 偶然立ち寄った村で、そんな事件に遭遇するなんて、運が悪いにも程がある。 そんな……順調に癒えていた古傷を、抉るような事件に。 ……とはいえ、一人打ちのめされているわけにも行かない。 しっかりと気を持つようにと首を振ると、決然と顔を上げた。 そうして――、つい先日知り合ったばかりの、墓守へ視線を向ける。 彼も何かの用があるのか、此方に視線を向けていた。様子を伺い、状況を悟ると、そちらへ向かって歩を進める] ……手伝うよ、ユージーン。 何だか――ショックではあるけれど、私たちがしっかりしなければね。 [自身に言い聞かせるよう、呟いた] | |
(22)2006/07/13 23:16:04 |
冒険家 ナサニエル ……失礼、大丈夫かい? 女性に見知らぬ男が触れるのは不満かも知れないけれど、少々失礼するよ。 [ユージーンの傍らで足を止めると、座り込むカミーラへと声を落とした。 返事はない。……できる状態ではないのだろう。 そう判断すると、断りを入れながらも女性の身体をそっと抱かかえた。 ……瞬間、耳を打ったのは聞きなれない少年の声だ。 まだ幼い声音が、『霊能者』と単語を紡いだように聞こえ、思わずそちらを凝視した] ……霊能者? 君のような――幼い少年がかい? [能力者、と呼ばれる者達が実在しているのは知っている。 そうして彼らの能力を、実際に間近に見た事もある。 それでも、少年の申し出は予想外に過ぎた。] | |
(26)2006/07/13 23:23:23 |
墓守 ユージーン [実在を身を以て知っているらしい者は打ちひしがれ、 目の前の状況に疑念をぶつけられずにはいられない者、 そして、今の状況を把握することも難しそうな人物―― ...は混沌の中、やるべきことに意識を集中させることで どうにか混乱の中に精神が落とされるのを防ごうとする] 「ショック」…。 ナサニエル…あなたも何か、知っていそうですね。 [カミーラが陥った状態を思えば、尋ねるのは酷とも思えたが] ぼくたちに必要なのは…落ち着くこともだし、 それに情報…という気がする。 カミーラさんをソファーに運んだら、ぼくは厨房から パンとミルクくらい持ってきます。 きっと食事をとったら、人は落ち着ける… そしたら、何か事情がありそうなトビーとあわせてあなたも話を… そうだ、あの髭の男性にも状況を把握してもらわないと。 [言いながら、しっかりしなくてはねとのナサニエルの言葉に頷き カミーラに触れる腕に力を込めソファーへ運ぶのを手伝った] | |
(28)2006/07/13 23:27:34 |
墓守 ユージーン [...は厨房から、たくさんのパンやミルクを持ってくると 青い髪の少女もまた、説明を耳にしているようだ。 しかしまず状況の把握すら困難で、最も困惑しているであろう 髭の男性にそれを手渡しながら、声をかけようとする。 するとちょうど彼もまた...に話しかけてきたところで] ……え? [やはり、自分には意味の通らない言葉を発していて動揺するが 途中から、理解できる言葉へと変わりほっとして] あ、あなたは…カナダの、ケベックから。そこから、きたんですね。 ええと…ぼくは、ユージーン。 [胸に手を当て] ユー・ジー・ン。はかもり。あなたの、名前は? どうして慌てているかは…その。ぼくもまだ、よくは分からない。 でも…えっ…と。化け物。バケモノ、が出るらしい。 それで、みんな、こまってる。こわがってる。 バケモノに、慌ててる。人狼は、バケモノ。 [わかってもらえるかなと、不安そうな目で男性を見やる] | |
(33)2006/07/13 23:42:07 |
冒険家 ナサニエル [そうしてから広間の方へ振り向けば、新たに青い髪の少女の姿が見える。 異国の言葉を話す男性といい、亜麻色の髪をした好戦的そうな女性といい――出会いは財産というものの、妙に印象の暗い初体面になりそうだ。 そんなことを考えながら、少女へと視線を向けた] ……貴女も、動揺しているようだね。 大丈夫かい、ひとまず落ち着いた方が良い。 [男性の事は、ユージーンに任せて良いだろう。 そんな判断が半分、残りの半分は、どこか泣き出しそうにも見える少女への真剣な心配だ。 けれど、その気遣うような気持ちは、続く彼女の言葉に、一瞬押しのけられた] 貴方、「も」? それじゃあ、その少年と同じように、貴女も自分は霊能者だと言うのかい? [零れる声音は歓喜のそれではない。 寧ろ、その逆の] | |
(36)2006/07/13 23:52:18 |
墓守 ユージーン [どうにか言葉も通じて、何となく状況を把握できたらしい ヒューバートに、どうしてと聞かれても...にもわかることではなく] ヒューバート・ガーション。美術商…そう。覚えました。 どうして…バケモノの中にいるかは… 自警団が、どうしてあなたを疑ったかわからないけど…ううん [悲しそうに首を振って] 理由はわからないけど、あなたも、疑われているから。 [溜息をつくとヒューバートにテーブルに座るよう促すし自らも座り 拳銃を握り締めたままのトビーや、哀の表情で彼を見て笑う シャーロットも含めて、広間の面々に食事を勧めてから せめて空腹を満たして落ち着こうと、自らもパンを*囓り始める*] | |
(38)2006/07/13 23:58:44 |
村長の娘 シャーロット 振り向いた先にいたのは、先日修道女と話を交わしていた旅人風の青年だった。 さっきの自分の話を聞いたのだろう。 その目は何か疑いのこもった眼差しだった。 でもそんな物は気にも留めなかった。 長年、村人から同じような眼差ししか向けられなかった 彼女には―― 少女は向き直り、青年に挨拶を交わした。 「………シャーロット・グライアス。 私は、この村の村長の娘です……… 先程アーヴァインが申しました通り、この中に特別な能力を持った人間が集められているのは確かでしょう。 ………私はその一人…占いの能力を持つ者です。」 スカートをたくし上げ、小さな声ではあったが 他の皆にも告げるように挨拶をした。 | |
(42)2006/07/14 00:14:09 |
書生 ハーヴェイ [...は、パンを食べ終わると、どこからか、声がした。 私をいつまでもここに閉じ込める、あの自警団の声だ。 人々の話し声が、とても、とても五月蝿かった。 ある時はつぶやいたり、叫んだりと、なんて賑やか。 ハーヴェイは、駆け足で向かった。確認するために…。] 「この間の旅人が殺された件、やはり人狼の仕業のようだ。」 「どうやらこの中に、霊能者が1人含まれているようだ。」 霊能者……? 霊能者っていうのか……? 僕、幼い時から、よく幽霊を見るけど。 そしてその幽霊達がよく話しかけてく…… [...は、喋っている途中でピタリ、と声を止めた。 とてもショックだったのだろう。しかし、口を開いた。] それ…… きっと、僕の事だ……!!! | |
(52)2006/07/14 02:14:58 |
逃亡者 カミーラ ……そいつぁ失礼した。 [自分の勘違いにふっと一つ弱く笑ってから、ハーヴェイとトビーを交互に見遣り] ……そうか。そうだな。よくわかんねぇけど、妙な能力持ってんのは、自警団の奴が言うに、それぞれ一人か。……そうか。 そりゃ疑うのも、わからんではない。 [納得したように言うが、す、とハーヴェイから目を逸らし] まぁ――俺から見りゃ、どっちか嘘ついてんじゃねぇかって話だから、どっちもどっちだがな。 ……ちくしょう。 [わけわかんね。と呟いてから、軽く頭を抱えてソファーを立ち上がり] ちと考える……考える。倒せるもんなら倒す策をな。 考える―― [訥々と言って、ふらりと、二階の仮眠室へ*上がっていった*] | |
(65)2006/07/14 03:15:28 |
牧童 トビー −ぴくり。 …霊能者…? れいのうしゃ レイノウシャ… [...は、"霊"という言葉に再び反応し、シャーロットによせていた身を起こす。] ハーヴェイ…さんが…霊能者…なの…?それじゃ…ボクは…何? ボクが…嘘つき…?ボクが…あやしい…の? ボクは嘘なんか…ついてないよ…。パパもママも… 会った事がないおじいちゃんも…みえるんだもん…。 [...は、ハーヴェイとカミーラの顔色を交互に見ながら、自分に対する疑惑の目に恐怖し、青ざめたまま、自警団の男に擦り寄る。] ねえ、アーヴァイン…?ボクが…パパやママがみえるから…"霊能者"として呼んだんだよ…ね? [...自警団の男は、難し気な顔をして、トビーの正面を向くようにしゃがみこみ、呟く。] −わからないんだ、誰が本物か、は− | |
(68)2006/07/14 08:36:15 |
書生 ハーヴェイ [...は、ガバッ、とソファから起き上がった。 息がとても荒く、疲れが溜まっているのが分かる。 小学生時代の自分の夢を見て、外に環境になれてないのに、 更に追い討ちをかけられるように、ストレスがたまった。] はぁっ…… はぁっ…………。 [ソファから降りると、キッチンの方へ急いだ。 ハーヴェイの額からは、汗がたらたらと流れ落ちている。 彼は、自分の手と顔を必死で洗った。まるで、何か とても汚いものがついてるかのように、一生懸命、洗った。 蛇口の隣にかけてあったタオルを使って、手と顔を 念入りにふいたあと、やっと少しは落ち着いたようだ。] 私は…愚かだな……。今更、あんな夢を見るなんて。 | |
(71)2006/07/14 09:36:22 |
書生 ハーヴェイ [後ろから、嫌な空気が漂った。またこの感覚だ。 この集合所にいると、何かこの感覚を、よく体験する。 ハーヴェイは、後ろをゆっくりと振り返ると、 そこには、トビーが、明らかに自分を、睨んでいた。 爽やかな緑色の髪と目、その可愛らしい容姿には とても似合わないような、そんな目を、トビーはしていた。] ………………!!! [何も、言う事はできなかった。何故なら、あの怪物、 人狼の可能性が高い少年が、こちらを見て、睨んでいるからだ。 それか、その怪物の味方をする、頭がおかしい人物…… そう、狂人かもしれない。どちらにしても、怖すぎる。 異常な人間が私を見つめている……。これは、ヤバい。] | |
(72)2006/07/14 09:45:44 |
書生 ハーヴェイ [...は、モーガンの口調が変わったのが分かり、 緊張して、心臓の動きが、少しだけ早くなった。] モーガンさんは寝ていたので知らないのですね……。 実は…… とても信じがたい話なのですが、 自警団の方が、この中に2人、人狼がいるらしいです…。 その他にも、占い師、霊能者、守護者、狂人が この中に、1人づつ含まれているそうなのです……。 貴方は、この話、信じられますか…? まだ自警団長の話を、信じていない方は多いみたいです。 私は……信じています。 何故なら、自警団長がおっしゃった 霊能者というのは…… 私の事、だからです。 でも、でも…… トビーが、トビーが… [...は、思い出すだけでストレスが増えるが、仕方ない。] …… トビーまで、自分は霊能者だと言い出すんです。 | |
(79)2006/07/14 11:20:55 |
隠者 モーガン なる程・・・良く判ったよ。君とトビー君が・・・霊能者候補、か・・・ [...は、握っていたハーヴェイの手をようやく離した] ・・・いや、すまないね。君にこんな話をさせてしまって・・・ 実は20年ほど前、似た様な事件があってね・・・ [モーガンの目線が、少し逸れた] ・・・・・・私はその事件で妻を亡くしている。 だから良く判るんだ。 ・・・人狼に家族を殺された、遺族の気持ちが・・・ [...の手が、軽く握り締められた気がする・・・] 今度はなるべく・・・死人の少ない内にカタを着けたいんだ・・・ [少し沈黙したモーガンは、再びハーヴェイに向き直り] 君も・・・大勢の惨殺死体と会話する事になるのは嫌だろう・・・? [再び、観察するかの様な視線をハーヴェイに浴びせた] | |
(80)2006/07/14 11:39:54 |
書生 ハーヴェイ 良く知っています…… 20年前の悲惨な事件は。 貴方は、その時も、この辛さを経験していたんですね…。 奥さんを亡くされているんですか…? そんな… 人が死ぬなんて……。 なんて酷い……。 [...は、気づいた。なんで今まで気づかなかったんだろう。 こいつは、相当な歳だ。あの事件に関わっているのも、当然。 それに、この目…… 何か、只者じゃないこの目は…。 こいつ… できる。何者なんだ、こいつは、一体……。] 惨殺死体……。 僕… まだそんな… そんな心の準備… していません。 [本当はできていた。ハーヴェイは、死にたくは無かった。 自分が、嫌で嫌で仕方が無かった彼も、残虐死体は、ごめんだ。 それには、あの糞かまとと餓鬼…… トビーをどうにかしないと。 トビーに牛耳られたら、この村は、お終いと言っていいだろう。 私は、自分を、精一杯、守りたい。そう*誓ったのだ*] | |
(81)2006/07/14 11:53:14 |
美術商 ヒューバート [老人と青年が何やら話をしている。 当然、彼にはその内容を解することはない。 「レイノウシャ」という単語がやけに強調されて、 そこだけは耳に残る。重要な言葉らしい] Pourquoi?Pourquoi devenant une telle chose? Il n'est pas d'être le cas que je meurs et commence une telle chose mais... [俯いたまま、この事故のような出来事を振り返る。 彼は、こんなことをしに村を訪れたわけではない。 それなのにバケモノの疑いをかけられているなんて] | |
(82)2006/07/14 12:03:54 |
牧童 トビー [...は、ハーヴェイを、腫れ物に触るかのような、怯えを全面にだした表情で見つめて、声を震わせる。] …なんでハーヴェイは…人狼のこと…そんなに信じ…られる…の? …20年前に…本当にあった…から? [...は、20年前の事件について口にした、老人に振り向いて] 本当にそんなこと…あったんです…か? ボクは、人狼なんか…みたことないし…正直、とても…信じられない…です。 アーヴァインさんにはお世話になってるし、お爺さんを疑うわけじゃないけれど…。 [...は、ハーヴェイに向き直り、矢継ぎ早にまくし立てる。] 20年前、生まれてなかったはずのハーヴェイさんは、何で信じられるの? 人狼の霊をみたことがあるの? それとも、知らない人の霊まで…この地球ができてから、全ての霊が見えるの? 少なくともボクとはまったく見え方が違うみたい。 …でも、もしそうなら…よく生きてられるね。 | |
(91)2006/07/14 12:45:49 |
隠者 モーガン [・・・・・・マズったな・・・] 大丈夫。今は、大丈夫なんだ。バケモノ、夜に動き出す。 今は、何も、心配要らない。 [...はヒューバートの背に手を置き、軽く擦ってやった。] 順を追って、説明する。 バケモノの名前、ジンロウ。人狼と言う。 人狼、夜、人間を、食べる。 人狼、昼間、人間の姿。見分け付かない。 [モーガンは少しずつ、簡潔にこの状況を伝えた。] [・・・どこまで理解してくれるか、少々心配だが・・・] ウラナイシ、レイノウシャ、両方とも、人狼を、見つける為に、集められた 彼等が居れば、人狼、見つけられる。 私、寝ていた。ウラナイシ、誰か判らない。 君、ウラナイシ、知らないか? | |
(94)2006/07/14 12:58:25 |
美術商 ヒューバート [モーガンによって、この騒ぎの全貌がわかってきた。 この中には人狼という人を食うバケモノがいるらしい。 そして、人狼と人間を見分ける占い師、 死者と会話することができる霊能者、 人狼に味方をする人間・・・狂人。 言われなくてもわかることはただ1つ。 この騒ぎを終結させるには、人狼を仕留める必要がある] ・・・・・・わかった。モーガンさんありがとう。 私、ケベック・・・モンレアル帰りたい。 帰るため、人狼見つける、殺す・・・でしょ? [氷解した全貌に思わずくらっとする] ・・・疲れた。私、ここ来てずっと緊張。 疲れた。少し休むいい? [静かに言うと*近くの椅子に腰掛けた*] | |
(98)2006/07/14 13:23:08 |
書生 ハーヴェイ [...は、色々とこれからについて、考え事をしていると、 あの声が、聞こえた。とても、純粋な、少年の声。 ハーヴェイは、後ろに振り向きもせず、こう、答えた。] 僕は…… 20年前の、あの事件にとても興味があった。 だから、あの時の状況が書いてある資料も、読んだ……。 そう、20年前は、とても悲惨な状況だった。 トビー…… 沢山の犠牲者が出たのは、事実なんだよ? これでも、人狼がいないって、言い切れるの……? [...は、マシンガンの様に放たれる質問を、頑張って答える。] 僕は実際には、人狼の霊など、見たことない…。 それでも僕はあの事件の事を、読んで、ちゃんと学んだ。 僕は、目を閉じて集中すれば、他人の霊でも、見えます…。 こんな力、持ちたくなかったけど… これが僕の――運命なの。 | |
(100)2006/07/14 14:17:42 |
冒険家 ナサニエル ……どうして、こう起って欲しくない事ばかりが起きるのだろう。 [掌で顔を覆いながら、呟くように声を漏らした。 指の合間から覗くのは、薄く埃を積もらせた床板だ。 広間の静かなざわめきは、僅かに開いた扉から、細く小さな物音となって、二階のこの部屋に忍び込んでいる] [霊能者が、二人。 一人は、昨日見た青緑の髪の少年。 もう一人は、「ハーヴェイ」という名の青年らしい。 昨日、それらしき人物は広間にいたようにも思うが、此方の青年はまだ、「顔見知り」とも呼べない相手である。 あまりにも情報が足りない。判断材料など、まだ欠片ほどしか存在してない] 唯一の救いは、シャーロット嬢の他に占い師を名乗るやからが居ない事かな。 [まだ。 心の中で付け足せば、随分自嘲気味なものだと、自分で閉口せざるを得ない] | |
(118)2006/07/14 23:28:08 |
書生 ハーヴェイ [...は、ラッセルの真剣な眼差しを、じっと見て] 絶対… 絶対にあいつは持ってるはずだよ…。 少しでも隙を見せると、その瞬間撃ってくる可能性も 十分ありえる……。 あの子は、悪魔の子だから…。 注意したほうがいい…… 自分を守るためにね……。 [...は、そう言うと椅子に座り、またあの本を開く。 シャーロット、あの汚らわしい一家の、一人娘。 許せない、お前のせいだ。お前のせいでこんな……。 お前さえいなければ、この事件に巻き込まれなかった。] まず……。シャーロットの力を確認しないと、ね…。 あいつ、誰を占うか、意見が欲しいと言っていた……。 君も、じっくり考えてみては、いかがかな……。 [...は、今日も黒い小説を読んで、世界に*浸っている*] | |
(144)2006/07/15 02:45:31 |
書生 ハーヴェイ [...は、思った。シャーロットが占い師という話で 持ちきりだった時、確かに、その時ラッセルは居た。 それなのに、ラッセルは、ただ、黙ったままだった。 何故あの時反論しなかったのか、それが引っかかった。] 何故、今頃こんな事を言い出すの… ラッセル。 私は貴方の事を信じたいよ…… 一番に信じたい。 だって私、まだシャーロットの力、見ていないから… 全然、全く、信用していないんだもの……。 でも、今いきなり言い出すなんて、何か、変だ…。 そして、シャーロットは、そんな力、あるとは思えないし…。 どうすれば、どうすればいいんだろう……。 [...は、力が抜けたのか、その場で座り込んでしまった。] | |
(149)2006/07/15 11:10:07 |
修道女 ステラ [静かに階段を下りてくると扉を開ける。 すぐにすっ飛んできて中に押し戻そうとするアーヴァインの手をやんわり制止ながら] ……何となく話は見えてるのですけど。 一体何があったのか詳しくご説明願えませんこと? [静かに、けれどはっきりとそう告げれば男は忌々しいと言わんばかりの様子で、経緯を語り。わかったのなら中へ戻れと、無理矢理押し戻す。] ……あらあら、乱暴なこと。 [後ろで扉の閉まった気配にゆるりと首を傾げては嘆息して。] ……占い師、霊能者、守護者、か…… それに狂った人間に、人狼が2人…… [2人、ともう一度繰り返して太腿に触れ] ……弾丸が足りないわ。 [小さく呟いた。] | |
(151)2006/07/15 13:00:46 |
村長の娘 シャーロット ["Among the nonsense tragedies, what on earth you are looking for?"] (「意味の無い悲劇の中で、一体何をお探しですか?」) ["You only have to be honest to yourself and your own fate."] (「貴方は貴方自身とその運命に対し、 素直になりさえすればよいのです」) 遠い国の詩を口ずさみ続けては自分を慰め続けていた。 2階の部屋の小さなベッドに体を預け、眠りから目覚めてからも 天井をぼんやりと見ていた。 こうしている間にも、下の舞台では何かが変化しているとも まだ知らずに…… | |
(157)2006/07/15 13:25:37 |
書生 ハーヴェイ [話し声が聞こえた。老人、枯れそうな声なのに、 どことなく強そうなその声。そして、あの天使のように 透き通った美しい声。――モーガンと、ステラだ。 ...は、口を開こうとはしなかった。ステラ、とても憎い人物。 あの綺麗な輪郭、顔、目、そして、声…なにもかもが目障り。 そして見たことがある。一瞬、彼女の、素敵な、長い髪を。 どうして彼女はあんなに美しく見えるのか、とても不思議だった。] …………。 [...は、自分の頬を、軽く片手で、触れてみた。 ――少し、固い。当たり前、どんな環境に暮らしていても 所詮は男性。女より、柔らかい肌の男など、滅多にいない。 ……あの体が羨ましい…… あの顔が羨ましい……。 憎い、憎い…、憎い憎い憎い憎い憎い憎い!!!!] [...は、もの凄い速さで、二回へと*駆け上がっていった*] | |
(163)2006/07/15 13:55:30 |
隠者 モーガン [...は考え事をしいて、ユージーンに気付かなかった様だ。] [モーガンが気付いた時には、ユージーンは既にステラに話掛けていた] …彼は確か、村はずれの墓地の……! ………ここに呼ばれてしまったのか… [モーガンは、直接ユージーンと話した事は無かった。しかし、モーガンの妻の墓はユージーンの墓地にあるのだ。いつ訪れても、彼女の墓は綺麗に保たれて居る。きっと墓守であるユージーンが磨いてくれているのだろうと、モーガンは常々感謝していたのだ。] ……誠実そうな人間だと思って居たのだが… …もし彼が人間ならば…、是非とも生き延びて欲しいものだ… [モーガンは険しい表情のまま、ユージーンに祈りを捧げた。] | |
(176)2006/07/15 15:24:54 |
墓守 ユージーン そう…だって、そういうチカラがあるって言うなら 人間であることに間違いはなくて… それなのに、人狼なんていう化け物… その存在を信じるとしても、人を殺すと 疑いをかけた者と同じ建物の中に… 大した警護もつけずに、いっしょくたに閉じ込めて。 建物の外の人達は守られるかもしれないけど…でも 中の人はそれじゃあ…本当に守る気があるのかどうか。 妙な噂に惑わされて…ただ無害な人達を閉じ込めただけなら ますます…職務をまっとうしてるとは、とても思えない… だから [ステラに答ている時トビーが階下に降りてきたことに気付く。 自分が言っていることが、自警団と関わりのあるトビーを 傷付けることになると思い至り、そのまま言葉半ばに 続きを言う事は控える] | |
(182)2006/07/15 15:55:07 |
墓守 ユージーン [そして、何かに怯えるように銃を抱えたまま机に寄る トビーを目で追うと、ステラと話している間に 移動していたらしい老人の後ろ姿が目に入る] あの人… [直接声をかけたことはない。 墓の前で祈りを捧げる者の邪魔をするべきではないからだ。 しかし老人が、あのように静かに佇む姿はよく目にした。 4年という、墓守としてはそれほど長くない生活の中でも 彼は、覚えてしまう程の熱心さで墓場を訪れていたものだった もちろん、大切な者を亡くしたばかりの人間が頻繁に 墓を参ることは珍しくもない。 しかし年単位で時間が過ぎても、変わらぬペースで墓を訪れ 祈りを捧げる姿にはどこか胸を打つものがある。 そして正面から失った人の眠る墓に会いに行くことのできる 老人が羨ましくもあった。自分にはその資格は無いのだ。 彼が自分を知っているにせよ知らないにせよ―― あいさつはすべきだろう] | |
(186)2006/07/15 16:13:14 |