牧童 トビー [...は、カミーラの方を向いて、語り出す。] わからないけど…。 もしかしたら、シャーロットおねえちゃんのこと、きいてなかった人もいるかもしれないけど…。 ボクもずっとここにいたわけじゃないけど…。 もし、アーヴァインさんの話が本当なら…しゃーろっとさんのことは…とても大事な…話でしょ…? 大抵の人は…だれかから、聞いてたんじゃないかな…って… [...は、いいながら、カミーラが既にこちらを向いておらず、あらぬ方向を見て呆然と立ち尽くしているのに気付き、自分もそちらの方に視線を移す。] [そこには、アーヴァインの−赤い 紅い 緋い− 死体が、在った。] ア、アーヴァインさん… うあああああああああああああああああああ | |
(5)2006/07/15 23:16:34 |
墓守 ユージーン [あの飛び散ったものは血なんだろうか? 次第に広がる匂いはそうだと告げる。 動かない自警団長――あれは既に死体のそれ。 心臓が一度だけ大きく跳ね、僅かな間膝がわななき、 鋭い叫びをあげそうにもなるが、それだけ。 口の中にそれを噛み殺し、感情が大きく揺れ動いた時 いつもそうするように、何か別のもの、自分は別の存在であると 強く信じる。感じようとする。たとえば今は、空気] (ほら…大丈夫) [するともう、痛いほどに心臓が跳ね上げることもない。 自分は大丈夫。自分はもう落ち着いている。何も感じない。 ...はそれが職務だとでもいうように、表情を失った顔のまま 確かな足取りでアーヴァインに近付いた。 遠目に見てもそれは間違いない。それでも腕を掴んで脈をとり] …間違いなく、死んでる。 | |
(17)2006/07/15 23:32:44 |
逃亡者 カミーラ ――は、…… [掠れた声が漏れた。アーヴァインの亡骸を前に掠れた声が。] やっぱり居る、実在する、此処に居る、 人狼が居る、じんろうがいる、じんろうがいる ――ぅ、あ、ぁぁああああああ!! 来るな!!!! 誰も俺に近づくな!!! [チャッ。鞄から取り出した銃を握って震える。人々を睨んで後退る。――どん。背中に集会場の扉が当たった。嗚呼、このまま逃げ出せばいい、逃げ出せば] 「皆が、み、んな、が……ぁぁ、だん、ちょ、う?」 [窓から集会場内を見た自警団員が。振り向けば目が合った。――自警団員はまるで幽霊のようだった。顔も血塗れで、今にも倒れそうだった] | |
(18)2006/07/15 23:34:52 |
冒険家 ナサニエル [同じだ、と。 唇だけを動かして、声にならない言葉を紡いだ。 あの時と――かつての事件と、同じ。 母が死に、そしてまた愛するヒトを失った時と――。 人狼、と言う単語が出たときから、覚悟だけは決めているつもりで居た。 けれど――、けれど、目の前で起きたこれは、そんな覚悟を吹き飛ばすような衝撃に満ちて居る。 生々しい程に鮮明な、赤。 充満する、鉄錆の臭い――!] ……っ、どうしてだ。 どうして、こんな、酷い事を……! [遣り切れない思いで、呻くように唸った。 『今』に向けたものとも、『過去』に向けたものとも付かない問いかけ……! それが途絶えたのは、村人達の合間を彷徨う銃口に気付いたからだ。 それを握る持ち主たる青年の、理性を欠いた叫び声に] ……っ、止めるんだ! こんな時に打ち合いなんてしたら、人狼に付け入られるぞ!! | |
(20)2006/07/15 23:35:52 |
学生 ラッセル [次々に上がる叫び声に眩暈がする。 あの、外から来たらしい女も今は銃を構えていて] 落ち着けっていってるだろうっ!?? [叫び声に負けないように、こちらも叫ぶと、はぁと息を吐く。自分のポケットの中でも同じ鉄の塊が揺れるのが分かった。 そして、次の瞬間自分の背後でぐらりと少女の身体が揺れる] ちょっ、っと。 [床にぶつかる直前で、それを支えると。そのまま自分もしゃがみこむ体制になる。自警団の声が聞こえた気がしたがソレは遠く、小さく] …なんなんだよ。ちくしょう。 [飲み込みきれない状況に、吐き捨てるように言う。頭がズキズキと痛む。もう、何も考えたくない] | |
(29)2006/07/15 23:47:23 |
書生 ハーヴェイ [...は、座り込んだまま、トビーを睨みつけた。 その鬼のような形相は、未だに変わっていなかった。 そしてその目は、涙で溢れかえっていた。彼は口を開いた。] は……? ……貴様、何が、 何が……!!!! お前こそが真の黒幕のくせに、 畜生がぁぁぁ!!!!!!! [...は、今度はトビーに銃を向けた。その後、 彼は迷うことなく、トビーの胸の方に狙いを定めて 撃とうとした。――カチ。鉄と鉄が擦りあうような音がした。 この銃には、もう弾は、入っていなかったのに気づいた。] ……銃弾を……。 銃弾を補充しなきゃ………。 [...は、ふらふらと立ち上がった後、2階へと上がった。] | |
(32)2006/07/15 23:50:37 |
冒険家 ナサニエル 君は――、自分が何をやったのかわかっているのか! こんな状況で銃なんて持ち出せば、殺し合いになってもおかしくないぞ! そうなれば、人狼の思うツボだ! 彼らは人間同士、自滅するのを期待している――君自身だって危ないんだぞ! [座り込んだハーヴェイの、その男にしては華奢な肩に手を伸ばしつつ、咎めるように声を荒げた。 だが、伸ばした手よりも早く、トビーの憎悪めいた視線が彼を捉える] っ、トビー、君も……! [振り返った瞬間、視線の端でハーヴェイが再びトリガーを引くのが見えた。背筋が冷える感覚。 けれど――銃声は、しない。 うわ言の様に何か呟いて、おぼつかぬ足取りで歩みさる青年を、半ば呆然と見送った] | |
(36)2006/07/15 23:57:52 |
冒険家 ナサニエル [途方に暮れたよう、眉を下げた其処に――玄関の方から聞こえてくるカミーラの叫び] ……あぁ、なんて事だ。 [『閉じ込められた』――言葉を、脳裏で反芻した。 もっとも起きて欲しくない事が起ってしまった。 頭を抱えるように項垂れて、食いしばった歯の間から声を絞り出す。 集会場に集う人々が、閉鎖された空間の中、互いに疑心暗鬼に陥れば……犠牲は拡大しかねない。 苦々しさに顔を歪め、冷静さを保とうとするように目を伏せた] 彼を――彼らを、何とかしなくては。 [やがて、口元から零れた言葉は、現実から目を逸らすよう、焦点を欠いている。 ソファーの上に転がる『自警団長の残骸』へ、虚ろな視線を向けた。 その遺体を何処かに埋葬――いや、集会場から出ることは出来ないのだ。片付ける、というべきか――せんと、*重い足取りで歩み始める。* | |
(41)2006/07/16 00:19:30 |
墓守 ユージーン 止めましょう…カミーラ。 集会場の丈夫さは…村の人間なら皆知ってる。 人の手で壊せるような代物じゃない。 何か緊急の時には避難場所にもなってる。 まさに今は逆の用途で…使われてるけど。 無理だ…あなたの手で破壊することなんかできない。 壊れてしまうのは、あなたの手の方。 怪我なんか…するべきじゃない。 誰も助けてくれないし、守ってくれない… あなたが人間で、自分の身を自分で守らなくちゃいけないなら、 五体満足でいるのがいい。 だってそうでしょう…これから、人狼と一つ屋根の下暮らすんだ。 誰も助けてくれないなら、ぼくたちは… 自分達の手で、人狼を倒さなくちゃいけないってことでしょう。 人狼を…自分の身を守りながら、ぼくらを殺す、化け物を… [淡々とした声で相手を落ち着かせるために続ける言葉はしかし 尻すぼみとなりついには消えた。...もまた知れず訪れた限界に、倒れるように床に座り込むと、そのまま意識を*失った*] | |
(42)2006/07/16 00:21:38 |
書生 ハーヴェイ [...は、壁にかかってある鏡の方に歩いていった。 そして自分の顔をじっと見ると、片手で自分の頬を触る。] シャーロット……。 こんな時にも、あの女のことを思い出しちゃうなんて。 [アーヴァインの死体は大変衝撃的であったが、 彼にとって、シャーロットの、あの肌も気にしていた。 純白の、やわらかそうな彼女の肌。とても女性的な肌だった。 ハーヴェイはバッグから、今度は白いパウダーの入った化粧品を 取り出すと、ブラシでそれをこすり、自分の肌に塗りたくった。] ……ねぇ、………ママ……、 どうして……? 私…… パウダーつけても… 白い肌にならないよ…? [...の目から、また涙がこぼれると、パウダーを塗った頬が、 またハーヴェイの大嫌いな、薄い茶色の肌に変わった。] | |
(47)2006/07/16 08:35:51 |
牧童 トビー …そう…だ…。 "人狼"を…探さ…なきゃ…。 [...は、椅子の足につかまりながら立ち上がり、テーブルの椅子に座る。] おじいちゃんは…確か…大丈夫だって。 お姉ちゃんも…お兄ちゃんも…。 [...昨日、耳にはしていたもの、自警団の男の死のインパクトで脳裏からかき消されそうになっていた、"占い師"の言葉を思い出す。] 嘘つきはなんで…嘘をついて…お爺ちゃんを人狼だって…いわなかったの…かな…? [...は、ふと、アーヴァインの言っていた"人数"を思い浮かべる。昨日、アーヴァインの"霊"は言っていた。"自分の言ってることは全て本当だ"と。] アーヴァインさんは…すべて…正しいっていってた…から… …人狼は…二人… いや、二匹…? だったら…いきなり…嘘をつくのも躊躇われる…のかな…。 考えなきゃ…。 | |
(72)2006/07/16 15:17:12 |
牧童 トビー [...は、テーブルの上のモーガンのメモを、読み返す。] …お爺ちゃんが、占いになった…経緯…? ボクが…ハーヴェイと重なって…てて…カミーラさんから…髭の…ヒューバートさんに変えて…。 その時に、シャーロットお姉ちゃんが、お爺ちゃんを占いたいって…理由は…何だっけ…ラッセルさんがどうとか…。 [...は、思い出そうとするが、その時はヒューバートのことを考えていて流し聞きしていたため、正確には思い出せない。] あ、それで確かお姉ちゃんから…だった…かな…。同じ人を占った方が…いいんじゃないかって…。 そしたら、ラッセルさんが…"同じ人でいい"っていったん…だよね…。 ステラさんは…シャーロットお姉ちゃんが占いできるって話を…最後に聞いたんじゃじゃないかって…話をボクがしてて…。 [...は、思い出したことを、スラスラとモーガンのメモに書き加えていく。子供にしては、相当綺麗な字を書く。] | |
(73)2006/07/16 15:43:13 |
牧童 トビー …ハーヴェイの希望が、お爺ちゃんの希望より先にあったのを確認しなかったのは…ボクが…バカだった…。 でも…ボクは…カミーラさんに言われて…変えたけど…ハーヴェイ自身は気付いていながら…なんともおもわなかった…の?ハーヴェイからみれば…ボクの方が嘘つきなのに…。そして、昨日の…発砲…。 帽子の人… [...は、名簿を確認し] …ナサニエルさんが言ってたことは冷静で…お爺ちゃんは人間だったけど…。ナサニエルさんを疑ってたのは…誰だっけ…? レベッカ…さん?確か、顔が…どう…とか…。 あと…ボクが…ハーヴェイの希望を確認してなかったことを責めたのに…自分は…順番を未確認のまま…ステラさんを希望して…驚いてたカミーラさんは…? [...は、そこまでペンを走らせると、先ほどの嘔吐の影響か、激しい動悸に襲われた。] …く…はぁ…ちょっと…寝よう…。 [...は、ショックで熱でもでたのだろうか、赤く虚ろな表情で水を一口飲むと、*2階の部屋へ上がっていった*] | |
(74)2006/07/16 16:13:03 |
書生 ハーヴェイ [...は、ふと気がつくと、ソファの上で横になっていた。 そう、モーガンさん、私を運んでくれたんだね。 ハーヴェイは、少しだけあの老人に感謝をすると、 あの忌々しい――トビーの声が、した。一体なんだ…? 彼はトビーの放つ言葉を1つ1つ聞いて、苦笑した。] ……お前、偽者だけで済むと思ったけど、 頭も相当悪いみたいだね……、この下等種族が。 何故、カミーラが既に言った事を、 また僕がいちいち繰り返さなきゃいけないんだ……? もう他の人が指摘しているのなら、また言わなくても良いだろう。 それとも、何?君は「そうだ、そうだ、カミーラの言う通りだ」 とでも言ってほしいの…?冗談はその薄汚い顔だけにしておけ。 大体、その後、僕のメモを見逃してたのはおかしいって ちゃんと僕が指摘しているじゃないか…… 覚えてないのか? [...は、トビーの前の発言に、反論した。] | |
(75)2006/07/16 16:54:42 |
墓守 ユージーン [広間に下りると、悪夢の象徴の様に血にまみれていた筈の 床の色がずいぶんと元に戻っている] 誰かが…掃除をしてくれた? [そればかりか、最も見たくないアーヴァインの死体も いつの間にか広間からは消えている。 もちろん、僅かに残る染みの存在が、あの出来事は 夢だったのだと甘く縋る事を許しはしなかったが。 それでも、現実から逃れるように長い眠りに落ちていたその時も 誰かが悪夢を薄れさせようと頑張ってくれていた。 その事実に、少しだけ胸を打たれる思いがする] 食べ物を…。 [気力が充実しているとはとても言えず、 今自分に用意できるものなど、パンとミルクに過ぎない。 それでもせめてと、...は自分の分のみならず他の人間も口に できるよう、トレイにのせて台所から広間のテーブルへと向かった] | |
(94)2006/07/16 23:45:43 |
冒険家 ナサニエル ――嫌だ! まだ幼さの残る、子供じみた口振りの声が、泡が弾けるように甦った。 ――嫌だ! そんな残酷なやり方、間違えている! 自分達が生き残るために、無実かも知れない人間を一人ずつ殺していくなんて! 悲鳴に近い叫び声は、しかし冷たい沈黙を持って迎えられる。 『それでは、お前はただこのまま、人狼によって起こされる殺人を見守れと? 何の抵抗もせぬままに、ゆっくりと滅び行くべきだと言うのか』 岩のように硬い、説得の余地すら残らない拒絶の言葉。 『お前のように――生き残る為に非情になりきれない者は、真っ先に人狼に喰われてしまえば良い。やはり、あの愚かな娘の子供なだけはある。私をこんなにも失望させてくれるとは』 | |
(102)2006/07/17 01:06:51 |
冒険家 ナサニエル 対峙する祖父の――その無味乾燥な、落ち窪んだ青い双眸が、どうしようもなく恐ろしかった。 取るに足らないものを見るような、侮蔑すらも介在しない無感情な瞳。 見放されたいわけではなかった。 だから――、耐え切れずに背を向けた。 けれど狭い村の中、逃げ出す場所なんてどこにも無い。 部屋の隅にうずくまって怯える子供のように、村の外れで、祖父の目が届かない事を祈りながら、空を仰いでいるしか、ないのだ。 そうやって――、群れからはぐれた羊のように、一人佇んでいると、彼女が会いに来てくれると知っていたから。 誰よりも優しく、そうして聡明な、愛しいリュシエンヌ―― | |
(103)2006/07/17 01:08:09 |
冒険家 ナサニエル あの時も、彼女は側にやってきて、柔らかな声で呼びかけてくれた。 ネイト、と親しげに愛称を口にするその声も、風に踊る金の髪も、いとおしくてたまらなかった。 『ネイト、気を落とさないで。私は貴方が正しいと思うわ。いくらこの村の名士と言っても、お爺さまの仰る事は冷たすぎるもの。私は、ネイトの言葉に賛成よ』 直向な紫の瞳が、まだ血を流したままの心の傷を癒してくれる。 ――祖父は、私を好いていないのだろうと思うよ。母は、祖父の決めた婚約を拒絶して、駆け落ちした。 それなのに、僅か2年で戻ってきたんだ。そうして私を産み落とした。 どこの馬の骨とも知れぬ男の血を引いた子供を、愛してくれるはずがない。 諦めるように言いながらも、無条件に自分に味方してくれる彼女の言葉は嬉しかった。 だから、僅かではあるものの、強がりでも絶望でもなく、自然な笑みが零れた。 彼女が居れば、自分の信念を貫けるように思っていた。 子供故の直線的な情熱が、一生変わらないと信じていた。 | |
(104)2006/07/17 01:08:42 |
冒険家 ナサニエル けれど、悲劇は起こる。 翌朝発見された遺体は、女性のものだった。 恐怖と苦痛に彩られた、年老いた母の、顔。 信念など、それを目にした瞬間に粉々に打ち砕かれた。 その破片の上に膝を付きながら、後悔することしか出来なかった。 葛藤はあった。それが自分を裏切る事だと、正しく理解していた。 それでも――自分は、最終的には武器を握った。 そうやって、自分を信じてくれていたリュシエンヌをも裏切った。 ――仕方ないじゃないか。だって他に方法なんてないんだ……! 泣き出しそうな気持ちで、彼女にそう叫んだのを覚えている。 自分を正当化させるための、子供じみた言い訳を。 | |
(105)2006/07/17 01:10:00 |
冒険家 ナサニエル [言葉を書き記し、一度目を通してから眉を顰めた。 自分は今、かつて拒絶した祖父の提案と、全く同じ事をしようとしている。 その、皮肉な運命] 「……今日誰かを処刑するならば、私はレベッカ殿を、と考えている。 言葉を交わした事が少ない所為かもしれないが、彼女はあまり自分の意見を発表せず、何かを秘めているように思える。 私は、意見の聞き取れない者は恐ろしい。 このまま彼女に対する情報が増えないようであれば、彼女が人か狼か、全く判断できなくなる。 ……もしこのメモに目を通された場合は、レベッカ殿は何か少しでも言葉を残してくれると嬉しい。 そうすれば、また考え直す事も出来るだろうしね」 | |
(110)2006/07/17 01:45:53 |
書生 ハーヴェイ [...は、そろそろ起きなければ、とソファから降りた。 まず確認するのは、テーブルに置いてある、メモだ。 これで村人達は、情報交換をしているのだろう。 重大な事は、あの極悪、トビーが消しているのではないかと 気になったが、とりあえず見てみよう、と彼は机に向かった。 上には白い紙で、なにやら長い文章が書かれている。] そうだ……、今日、誰を占うか、決めなきゃね…。 [...は、メモを速読すると、1つの文章の所で、目が止まった。 それはナサニエルの文であったが、ハーヴェイは気づかない。] 一日に一人、処刑するものを………。 ………怪しい者を、処刑……。 [...は、一瞬、背筋がゾッとした――。] | |
(114)2006/07/17 03:36:33 |
書生 ハーヴェイ [...は、メモを残して去っていくラッセルを見た後、 自分もメモの隣にあったペンを取り、書き始める。] ラッセルと、シャーロットへ。 今日、僕が君達に占ってほしいのは、カミーラだ。 全くと言っていいほど、情報の材料が集まっていない。 もう時間も限られているので、昨日と同じ希望にする。 この占い先希望を変更する場合もあるかもしれない。 そして、皆さんへ。 私は、上の、この中の者を毎日、1人… 処刑していくのに、賛成です。もう、これしか方法は、無い。 そして私が今、最もその処刑に相応しいと思っているのは、 悪いけど、ヒューバートさんです。 彼は、無口で、僕達の言葉も、ろくに喋れない。 今、1つでも多くの情報を集めたい僕達にとって、不必要です。 [...は、ぽとり、とペンをテーブルの上に置いた。] | |
(128)2006/07/17 06:05:24 |
書生 ハーヴェイ [不必要――。16歳の少年として、あまりにも残酷な言葉だった。 しかし、ハーヴェイはもう、手段を選ばなかった。 彼は秀才だ。心の鬼にしないと、自分が殺されるという事実を 既に、他の村人達より一足先に、実感しているのだ。] 他に、無口な人物は…… レベッカ。 [...は、ぼそり、と声を出した。そう、他にもレベッカが居た。 そして、レベッカを処刑したいという文章も見ていた。 しかし彼女は用心棒だと、ハーヴェイは聞いたことがある。 そんなレベッカなら、必ずこの戦いの力になっていくだろう。 そこら辺をうろうろしているヒューバートよりは、十分戦力になる。 ハーヴェイはそう、推理した。その後、ゆっくりと*動き出した*] | |
(129)2006/07/17 06:12:42 |
村長の娘 シャーロット ――新しいページを捲る。 「…もし処刑をするとしましょう。 ならば今の所、レベッカさんを希望します… アーヴァインさんが殺されてから後、 彼女の姿が見えないからです…… ただし、彼女がこの後出てきて彼女の動向次第によっては、 それを考え直したいと思います… 占い先は……ヒューバートさんを。 狼は仲間を占いたいと言わない、と仰った人もいましたが… 裏をかいてあえて逆もあるのではないかと思ったからです。 ……考えすぎかもしれませんが。 ただ……今の時点でまだ皆さんが誰を占いたいのか、 ハーヴェイしか希望を出していませんので、 これも再考するかもしれません。」 | |
(134)2006/07/17 07:07:30 |
書生 ハーヴェイ 隣にあるメモ、僕にも、見せてください……。 [...は、他の人が何を書いたのか、気になっていた。 隣でモーガンが別のメモに何かを書いていたので、 ハーヴェイは、他の人達が書いたであろうメモを手にとった。 ページを次々とめくると、あの名前が目についたのだ。 Charlotte=Grius。あの腐れ外道の娘……。 またどうせ、悲劇のヒロインでも気取っているのだろう。 ああ、王子様、私を助けてください!――とか言っちゃって。 ハーヴェイは、鼻で笑いつつも、彼女の文章を読んだ。] …………!!!!! そ、そんな…… 馬鹿な……。 [...は、驚いて、ろくに声が出せなかった。 あのシャーロットが、占い師という名にかけて、 必死で占い先と、処刑先の投票を行なっていたのだ。] | |
(146)2006/07/17 10:13:53 |
書生 ハーヴェイ [認めたくない、絶対に認めたくは無かったが…… それは、占い師として、完璧な判断だ、と彼は思った。 あの女――できる。逆に、いつまでも部屋に引き篭もって 何も出来ない役立たずのラッセルより、上出来だった。] あの白豚……。 まさか…… まさか…… 本物…の? [...は、焦りながら、そうつぶやいた。 そう、推理に積極的に集中して、狼を探すのに強力する者は 何もしていない者より、よほど好感が持てられるのだ。 それに、ラッセルが、占い師と名乗りでたタイミングが、 未だに納得がいかなかった。あれでは、人狼共が裏で 相談した後に、遅れて出てきたとしか、思えなかった。] | |
(149)2006/07/17 10:21:06 |
書生 ハーヴェイ [...は、トビーを視界から外すと、 自分の推理に集中するために、ペンを手に取った。] 僕が考える、占い師と霊能者の正体をここに書きます。 まずは占い師達、シャーロットとラッセル。 僕は、シャーロットが占い師の可能性が高いと思います。 シャーロットがあの場で占い師と名乗り出たのにも関わらず ラッセルが、その場で黙っていたのは、見過ごせません。 シャーロットは真だとすると、多分ラッセルは狼でしょう。 ラッセルの名乗りまでの長い沈黙は、恐らく他の人狼の 仲間と相談でもしていた、と考えられます。相手は2匹ですから。 そして霊能者の、トビーと僕について。 まず、僕が本物の霊能者です。これだけは確定です。 そしてトビーは、多分、狂人の可能性が高いと見ました。 一番最初に霊能者と名乗りでて、人狼達に 「もう自分は偽者の霊能者として名乗り出ました。」という メッセージを送りたかったんでしょう。 後は人狼の中の1人が、占い師と嘘をつけば良い話です。 | |
(162)2006/07/17 12:57:44 |
書生 ハーヴェイ [...は、霊能者の正体、の文章にもう少し書き足した。] それと、トビーが矛盾な行動をしたのは、 占い先をカミーラにした事から、一目瞭然でしょう。 どうやら、トビー本人がカミーラの言ったことを また繰り返してほしいらしいので、繰り返します。 僕も、この部分はカミーラに同意ですしね。 僕は、トビーより先に占い先をカミーラと指定してきました。 すると、今度はあの子もカミーラに投票をした。 おかしいですね。トビーにとっては僕は偽者なのに 同じ人に投票するなんて、とても不思議な行動です。 「たまたま同じ人が怪しいと思った」と言い逃れできるのに、 昨日の彼の言い訳は「見ていませんでした。」でした。 まだ脳が成長していない彼は、ついに墓穴を掘ったみたいです。 | |
(166)2006/07/17 13:17:24 |
美術商 ヒューバート [さらにペンを進める] 私は部屋に戻らず、ずっとこの場所に坐っていました。 そして、故郷ケベックはモントリオールのことを考えて・・・。 その際、耳に入ってきた声は、自分が占い師である、 霊能者であると名乗り出た者のが当然多かったです。 付け加えるなら、声の様子から少し安堵を感じる モーガンさん・・・あの声色は、何らかの手段で 自分の疑いが晴れたということでしょうか。 残りの人は似たり寄ったりです。 羽根帽子の彼とユージーンさん。 この段階で、どっちが怪しい怪しくないと断じることはできません。 正直当たるも八卦当たらぬも八卦ということです。 現段階では根拠薄となりますが、羽根帽子の彼が 占われるといいと思います。 | |
(188)2006/07/17 14:16:52 |
学生 ラッセル 本物の占い師は僕だ。 まずシャーロットさんは人狼である可能性が考えている。 皆は僕が名乗りを上げるのが遅かったというけれど、アーヴァインさんが事件について語ったあの日あの場に僕はいなかった。そして、その後僕がここに来て挨拶をした時、だれもそれに答えてはくれなかった。 [それは確かだ。ハーヴェイが語るまで僕にアーヴァインさんの言葉を伝えた人はいない] もしあの場に二匹とも人狼が居合わせたのだとすれば、 狂い人や、本物の名乗り上げを待つほうが明らかに不自然。 それは―… [僕がこうして疑われている事で証明されているのだ。最後に書い3文字を消しさる] 自ら疑われる方法を取るだろうか。 次に彼女が狂人である可能性、それは今日書いたメモを参照して欲しい。彼女は占い師と名乗る事を一人決めた。人狼を助ける為に。 | |
(192)2006/07/17 14:50:59 |
美術商 ヒューバート [去っていく赤髪の少年の後姿を眺めながら、 ハーヴェイに厳しい表情で語りかける] アンタ・・・どうも見た感じは優等生を気取っているようだが。 [蔑むような表情になり] 心の中は、3歳児並のようだね。 こういうタイプは、大抵母親の愛情を求めて 完璧であろうとする傾向が多いが。 クククッ・・・やっぱりこの国の人は猿ばっかだな。 私のことを誰かに言ったら・・・どうなるかね? 人狼騒動で死人も出ている。 ここで無関係の死体が出ても・・・な? 自分を優等生だと思うなら賢い行動するんだな、マザコン君よ。 [いつもの不安げな表情に顔を戻して、 ハーヴェイから離れて*2階へ上がっていく*] | |
(197)2006/07/17 15:05:58 |
隠者 モーガン [ラッセルのメモに添え、モーガンはペンを綴る] 「まずは私を信頼してくれた事に礼を言おう。 しかし、残念ながら私は今日も皆の居る時間に 立ち合えない可能性が高いのだ・・・。 それでも私に任せると言うのならば… 処刑相手と占い相手は、 今現在のメモを見て考えて直してみよう・・・ 残念だが、今の私の希望がそのまま通るとは思えないのでね・・・ 全く以って、実に残念だ・・・・・・──」 [そこまで書くと、モーガンは顔を上げる] やあ、ユージーン君・・・ 今日はどうやら皆早起きらしい・・・ [ユージーンにニコリと微笑み、ペンを持たない左手を振る。] [・・・左手には、しっかりと銃が握られている・・・] | |
(202)2006/07/17 15:55:53 |